JPH10340602A - 車両用灯具及びその成形方法 - Google Patents

車両用灯具及びその成形方法

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JPH10340602A
JPH10340602A JP9146686A JP14668697A JPH10340602A JP H10340602 A JPH10340602 A JP H10340602A JP 9146686 A JP9146686 A JP 9146686A JP 14668697 A JP14668697 A JP 14668697A JP H10340602 A JPH10340602 A JP H10340602A
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JP
Japan
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housing
gas
space
places
lamp
Prior art date
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Pending
Application number
JP9146686A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Obara
仁 小原
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Publication date
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  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】安価且つ軽量とすることができるばかりでな
く、ヒケの発生を防止することができる車両用灯具を提
供する。 【解決手段】合成樹脂製のハウジング2に前面開口2
e,2fが成形され、レンズ3,4に前面開口2e,2
fが閉成され、ハウジング2の反射部2g,2hにバル
ブ挿入開口2a,2bが形成され、ハウジング2の厚肉
部にハウジング2を形成する際に注入されたガスによっ
て空間部Eが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用灯具、特
に、樹脂製のハウジングを有する車両用灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、リヤコンビネーションラ
ンプ等の車両用灯具には、前面開口を有するハウジング
を合成樹脂から成形し、前面開口をレンズによって閉成
すると共に、ハウジングの後壁にバルブ挿入開口を形成
したものが知られている。
【0003】また、このようなリヤコンビネーションラ
ンプにあっては、一つのハウジングに複数のバルブ挿入
開口を一体に形成すると共に、そのバルブ挿入開口を取
り巻くように周壁を形成し、その周壁先端によって形成
された複数の前面開口毎をレンズで閉成することで複数
の灯具を一体化している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
構成された車両用灯具、特に、上述したハウジングは、
各灯具の特性や配光、或いは、車体や車体取付部の形状
等を考慮して複雑な形状とならざるを得ないため、部分
的な厚肉部分(蛇肉部)ができてしまう。
【0005】このような蛇肉部は、ハウジングの材料を
多く使用するためにコストが高くしかも重い灯具となっ
てしまうばかりでなく、成型時のヒケとなってしまうと
いう問題が生じていた。また、このようなヒケの発生
は、見栄えを損なったり配光領域が狭くなるなどの問題
が生じていた。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みなされたもので
あって、安価且つ軽量とすることができるばかりでな
く、ヒケの発生を防止することができる車両用灯具を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、前面開口を有するハウジ
ングが合成樹脂から成形され、前記前面開口がレンズに
よって閉成され、前記ハウジングの後壁にバルブ挿入開
口が形成された車両用灯具において、前記ハウジングの
厚肉部に前記ハウジングを形成する際に注入されたガス
によって空間部が形成されていることを要旨とする。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の車両用灯具の実施
の形態を、リヤコンビネーションランプに適用し、図1
乃至図4に基づいて説明する。
【0009】図1において、リヤコンビネーションラン
プ1は、合成樹脂製のハウジング2と、このハウジング
2に装着されたレンズ3,4と、ハウジング2に保持さ
れたバルブ5,6とを備えている。
【0010】ハウジング2は、バルブ5,6が挿入され
ると共に、図2に示すように、そのバルブ5,6を保持
するバルブホルダ7,8が装着されるバルブ挿入開口2
a,2bと、そのバルブ挿入開口2a,2bを取り巻く
周壁2c,2dとが樹脂の一体成形に形成されている。
また、周壁2c,2dの先端部によって形成された複数
の前面開口2e,2fをレンズ3,4で閉成することに
よって複数の灯室9,10が形成される。さらに、ハウ
ジング2には、バルブ5,6から出射された照明光束を
レンズ3,4に向けて反射する反射部2g,2hと、反
射部2g,2hとは別に、図3,図4に示すように、意
匠上の関係から車体側方へと回り込んだ意匠部2i,2
jとが一体に形成されている。尚、反射部2g,2h
は、ハウジング2の後壁を兼ねている。
【0011】周壁2c,2dの先端部には、前面開口2
e,2fの開口縁部に沿って延びる係合溝2k,2lが
周壁2c,2dから略L字形状に突出されたフランジ2
m,2nによって形成されている。また、係合溝2k,
2l内には、ホットメルト材料等のシール剤11が充填
された状態でレンズ3,4から突出された脚部3a,4
aが係合される。
【0012】一方、ハウジング2を成型する際には、図
2の矢印a,bに示すように、車体下方で且つ車幅方向
の左右2か所に位置する噴射ノズル(図示せず)からガ
スが導入され、図示2点鎖線で示すように、バルブホル
ダ7,8を回り込むように、すなわち、ハウジング2の
蛇肉部分に沿ってガスが流入し、矢印c,dに示すよう
に、車体上方で且つ車幅方向の左右2か所からガスが抜
けることによって蛇肉部分に空間部Eが形成される。
【0013】尚、上述したように、本実施の形態では、
ガス注入及びガス抜きをそれぞれ2か所(矢印a,b,
c,d)から行っている。
【0014】これは、例えば、ガスの注入及びガス抜き
を各1か所から行った場合、そのガス注入部からガス抜
き部に至る経路中に比較的薄肉の蛇肉部が介在している
と、その比較的薄肉の蛇肉部によって断面積の狭い空間
部が成形され、しかも、それ以降のガス抜き部に至る空
間部においても蛇肉部の肉厚に反して断面積の狭い空間
部が形成されてしまうからである。
【0015】従って、上述したように各2か所から行う
ことによって、蛇肉部の肉厚と空間部の断面積との割合
を効率よくすることができる。尚、ハウジング2の形状
や設定される蛇肉部の位置に応じてガス注入及びガス抜
きの箇所を任意に設定することができることは勿論であ
る。
【0016】また、空間部Eは、ハウジング2を形成す
るための金型設計やガスの圧力設定により、例えば、図
3に示すように、車体側方に廻り込んだ部分に形成され
た意匠フランジ2pやリヤコンビネーションランプ取付
用車体パネルSに螺合する埋め込みボルト12の周辺の
厚肉部2q、図4に示すように、フランジ2n等におい
ても形成することが可能であり、その設定により、寄り
一層ハウジング2の軽量化に貢献することができる。
【0017】この際、上述したように、車体下方側から
ガスを注入し、車体上方からガス抜きを行うと共に、ガ
ス抜きによって形成された開口(図示せず)を閉成すれ
ば、空間部E内への水滴の侵入を防止することができ
る。また、例え水滴が侵入しても、ガス注入を車体下方
から行うことにより排水を容易且つ確実に行うことがで
きる。
【0018】さらに、上述した埋め込みボルト12の代
わりに、図4に示すように、エア連通路13aを有する
固定部材13を設けると共に、エア連通路13aの先端
を空間部E内に臨ませ、反射部2hや意匠部2jに呼吸
穴2r,2sを形成する異によって灯室10と大気とを
連通させることも可能である。この際、固定部材13は
車体取付用のものとしても兼用するため、従来より公知
の灯具呼吸構造のように、ハウジング2に呼吸用の突起
を設けると共に、この突起に略U字形状のグロメットを
設ける必要がなくなり、一層の軽量化並びに部品点数の
削減を実現することができる。
【0019】尚、図3に示したバルブ5は、リヤコンビ
ネーションランプ1を構成するテールストップランプと
して用いられ、図4に示したバルブ6はリヤコンビネー
ションランプ1を構成するターンシグナルランプとして
用いられている。
【0020】このように、ハウジング2の蛇肉部分に空
間部Eを形成したことにより、見掛け上の蛇肉部分の材
料を少なくすることができ、これにより、ハウジング2
を成形するための材料を少なくし得て、安価なハウジン
グ2とすることができる。
【0021】また、空間部Eによって見掛け上は従来と
同様の蛇肉部分が中空となるため、軽量なハウジング2
とすることができる。
【0022】さらに、蛇肉部分が従来と見掛け上は同じ
であるものの、その内部は空間部Eによって中空である
ため、成形時のヒケの発生を防止することができる。こ
のヒケの発生防止は、見掛け上の蛇肉部分が反射部2
g,2hに位置していた場合には、ヒケの発生に伴う反
射領域の損失を防止することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用灯
具にあっては、ハウジングの厚肉部にハウジングを形成
する際に注入されたガスによって空間部が形成されてい
ることにより、安価且つ軽量とすることができるばかり
でなく、ヒケの発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる車両用灯具を示
し、リヤコンビネーションランプの縦断面図である。
【図2】同じく、リヤコンビネーションランプの背面図
である。
【図3】同じく、リヤコンビネーションランプを構成す
るテールストップランプの横断面図である。
【図4】同じく、リヤコンビネーションランプを構成す
るターンシグナルランプの横断面図である。
【符号の説明】
1…リヤコンビネーションランプ(車両用灯具) 2…ハウジング 2a…バルブ挿入開口 2b…バルブ挿入開口 2e…前面開口 2f…前面開口 2g…反射部(後壁) 2h…反射部(後壁) 3…レンズ 4…レンズ E…空間部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面開口を有するハウジングが合成樹脂か
    ら成形され、前記前面開口がレンズによって閉成され、
    前記ハウジングの後壁にバルブ挿入開口が形成された車
    両用灯具において、 前記ハウジングの厚肉部に前記ハウジングを形成する際
    に注入されたガスによって空間部が形成されていること
    を特徴とする車両用灯具。
  2. 【請求項2】前面開口を有するハウジングを合成樹脂か
    ら成形する際、ガスインジェクションにより、前記ハウ
    ジングの車体下方側の周壁からガスが注入されると共
    に、車体上方に位置する前記周壁からガス抜きを行うこ
    とによって前記ハウジングの厚肉部に空間部を形成する
    ことを特徴とする車両用灯具の成形方法。
  3. 【請求項3】前記ガスの注入は前記ハウジングの車体下
    方側の周壁の複数か所から行うことを特徴とする請求項
    2に記載の車両用灯具の成形方法。
JP9146686A 1997-06-04 1997-06-04 車両用灯具及びその成形方法 Pending JPH10340602A (ja)

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