JPH10339702A - 半導体ウエハ等の欠陥観察装置 - Google Patents

半導体ウエハ等の欠陥観察装置

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JPH10339702A
JPH10339702A JP11414398A JP11414398A JPH10339702A JP H10339702 A JPH10339702 A JP H10339702A JP 11414398 A JP11414398 A JP 11414398A JP 11414398 A JP11414398 A JP 11414398A JP H10339702 A JPH10339702 A JP H10339702A
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JP11414398A
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Kazuo Moriya
一男 守矢
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Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 試料の表面に存在する傷及び付着粒子と内部
の欠陥を正確に観察する。 【解決手段】 直線偏光又はランダム偏光を照射するレ
ーザ照射手段102と、前記レーザ照射手段102より
のレーザ光105を主にp偏光成分119のみまたは主
にs偏光成分121のみあるいは両成分を一定比率で混
合して試料101に照射するように調整可能とした照射
側偏光板117と、前記照射側偏光板117で偏光した
レーザ光105を集束し且つ半導体等の試料101に対
し斜めの入射角度θで照射する集光レンズ107と、前
記レーザ光105の正反射光129よりも垂直に近い位
置に配置された試料表面の欠陥の散乱光又は試料内部の
欠陥の散乱光を観察する観察レンズ111と、ウオラス
トンプリズム等の偏光プリズム701と、結像レンズ1
13と、撮影素子115とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ウエハ等の欠陥
観察装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、公知の特開平3−291552号公
報(第1公知例)の第1図及び第6図には、p偏光成分
とs偏光成分とを斜めの入射角度θで照射する装置と、
前記両偏光成分を所定の割合いにする偏光板と、前記両
偏光成分を集光して試料に照射する集光レンズと、前記
入射角度θと同じ角度θで反射した正反射光に含まれる
試料表面の欠陥の散乱光を観察する装置について記載さ
れている。また、従来、公知の特開昭64−88240
号公報(第2公知例)の第4図には、p偏光成分を斜め
の入射角度θで照射する装置と、同じ角度θで反射した
正反射光よりも垂直に近い位置に配置された試料表面の
傷の散乱光を観察する撮影素子について記載されてい
る。また、従来、公知の特開平3−264912号公報
(第3公知例)の第1図及び第2図には、第1公知例と
同様に、p偏光成分とs偏光成分とを斜めの入射角度θ
で照射する装置と、前記両偏光成分を所定の割合いに混
合する偏光板と、前記両偏光成分を集光して試料に照射
する集光レンズと、試料の入射角度θと同じ角度θで反
射した正反射光に含まれる試料表面の欠陥の散乱光を観
察する装置について記載されている。また、従来、公知
の特開昭61−182553号公報(第4公知例)の第
3図には、試料内をレーザビームを透過させ、試料の内
部欠陥を観察する構成について記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】半導体ウエハ等の欠陥
や粒子を評価する装置として、半導体内部に透過して屈
折光になり易いp偏光成分と半導体表面で反射し易いs
偏光成分を用いるものは周知であるが、周知の装置は、
レーザ光の正反射光に含まれる欠陥の散乱光を観察する
ものが多く、それゆえ、強い反射光に影響されて、良好
な観察がなし得ない課題があった。半導体ウエハ等の内
部欠陥や表面の傷又は粒子を良好に観察する装置として
は、p偏光成分とs偏光成分の両方を斜めに照射し、こ
れをレーザ光の正反射光より外れた位置で観察するよう
にして正反射光の影響より遠ざけ、且つ、得られた欠陥
の散乱光は、p偏光成分とs偏光成分とを含むので、こ
れを差別化する観察側偏光子を用いて観察するとよい。
その意味で公知の第1公知例の第1図及び第6図を見る
と、第1公知例は試料に対する入射角度θと同じ角度θ
で反射した正反射光中に含まれる試料表面の欠陥の散乱
光を受光部により観察するようにしている。これでは、
強い正反射光に影響されて、内部や表面の欠陥を確実に
観察することはできない。また、第1公知例は、得られ
た欠陥の散乱光をp偏光成分とs偏光成分とに差別化す
る観察側偏光子は用いられていないので、試料の内部と
表面の欠陥が重合し、良好な観察はできない。また、公
知の第3公知例も、第1図及び第2図よりすると、第1
公知例と同様に、試料に対する入射角度θと同じ角度θ
で反射した正反射光中に含まれる試料表面の欠陥の散乱
光を、カメラにより観察するようにしているが、前記と
同様、反射光が強すぎて内部や表面の散乱光を確実に観
察することはできないし、第3公知例も、得られた欠陥
の散乱光をp偏光成分とs偏光成分とに差別化する観察
側偏光子は用いられていないので、試料の内部と表面の
欠陥が重合し、良好な観察はできない。また、公知の第
4公知例のものは、その第3図より明らかなごとく、試
料内をレーザビームを透過させて試料の内部欠陥を観察
する構成であるから、屈折光は生じないので屈折光によ
る観察はできないばかりでなく、試料表面の欠陥と試料
内部欠陥とが重合して見え、良好に観察できない。な
お、公知の第2公知例の第4図に記載されたものは、p
偏光成分を斜めの角度θで照射する装置と、試料の入射
角度θと同じ角度θで反射した正反射光よりは外れた垂
直に近い位置に試料表面の傷の散乱光を観察する撮影素
子を配置したものであるから、第1公知例及び第3公知
例とは異なり、正反射光の影響は受けないで欠陥の観察
はできるが、該第2公知例は、観察側に、観察レンズで
集束された散乱光を、p偏光成分とs偏光成分との夫々
に区別する観察側偏光子を有していないから、試料表面
の欠陥と試料内部の欠陥を区別して観察し、これを比較
することはできないので、充分な観察はできない。
【0004】
【発明の目的】試料の表面に存在する欠陥と試料内部の
欠陥とを、それぞれ差別化し、両者を比較して観察する
ことにより、正確な欠陥の分布状態を知る。
【0005】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、直線
偏光又はランダム偏光を照射するレーザ照射手段102
と、前記レーザ照射手段102よりのレーザ光105を
主にp偏光成分119のみまたは主にs偏光成分121
のみあるいは両成分を一定比率で混合して試料101に
照射するように調整可能とした照射側偏光板117と、
前記照射側偏光板117で偏光したレーザ光105を集
束し且つ半導体等の試料101に対し斜めの入射角度θ
で照射する集光レンズ107と、前記レーザ光105の
正反射光129よりも垂直に近い位置に配置された試料
表面の欠陥127の散乱光又は試料内部の欠陥123の
散乱光を観察する観察レンズ111と、前記観察レンズ
111のつぎに設けた前記観察レンズ111により集束
された散乱光を前記p偏光成分119と前記s偏光成分
121とに分離するウオラストンプリズム等の偏光プリ
ズム701と、前記偏光プリズム701のつぎに設けた
前記偏光プリズム701により分離された前記p偏光成
分119と前記s偏光成分121とを同時に結像させる
結像レンズ113と、前記結像レンズ113のつぎに設
けた撮影素子115とからなる半導体ウエハ等の欠陥観
察装置としたものである。また、前記装置において、前
記照射側偏光板117は、偏光回転子とした半導体ウエ
ハ等の欠陥観察装置としたものである。
【0006】
【実施例】本発明の半導体ウエハ等の内部欠陥又は表面
の欠陥の観察装置を図面により説明すると、図7は本発
明の実施例の構成を示す模式図であり、図1はその前提
となる全体の模式図である。まず、図1により、本発明
の前提となる全体の構成について説明すると、試料10
1の観察表面103にレーザ光105を集光レンズ10
7を介して斜めに照射するレーザ照射手段102と、レ
ーザ光105の試料内の屈折光109により試料内部の
欠陥や粒子から生じる散乱光を観察表面103を介して
観察するための観察レンズ111、結像レンズ113、
および撮像素子115、ならびにレーザ光105を集光
レンズ107の前において偏光させて主にp偏光成分1
19のみまたは主にs偏光成分121のみあるいは両成
分を一定比率で混合した光が照射されるようにする照射
側偏光板117、観察レンズ111と結像レンズ113
との間の観察側偏光子118を備える。129はレーザ
光105の正反射光である。
【0007】前記装置において、照射側偏光板117
は、光軸の回りで回転角度が調整されることによって、
主にp偏光成分119のみまたは主にs偏光成分121
のみあるいは両成分を一定比率で混合した光が照射され
るように構成される。前記観察側偏光子118は、照射
された光が一定比率で混合した光のときは勿論である
が、主にp偏光成分119とした場合であっても若干の
s偏光成分121を含み、または主にs偏光成分121
とした場合であっても若干のp偏光成分119を含むか
ら、これを差別して別々に観察するためのものである。
【0008】また、散乱光は観察表面103全体に拡散
するが、前記観察レンズ111は、レーザ光105の正
反射光129よりも垂直に近い位置に配置されて、正反
射光129の影響のないところで観察するように構成す
る。
【0009】以上が本発明の前提となる観察装置である
が、以上の装置は、あくまでもp偏光成分とs偏光成分
とを差別化して観察するから、別々に観察するものであ
って、同時に観察するものではない。同時に観察すれば
一層良好に観察できるばかりでなく、観察時間も短縮で
きる。同時に観察しうる装置を図7に示す。
【0010】図7は、図1の観察側偏光板118の代り
に、ウオラストンプリズム等の偏光プリズム701を配
置したものである。図7の場合は、試料に入射されるレ
ーザ光はs偏光成分とp偏光成分を一定比率で含むと好
都合である。偏光プリズム701は、観察レンズ111
と結像レンズ113との間に配置される。この場合、試
料101に入射されるレーザ光105は、s偏光成分1
21とp偏光成分119を一定比率で含むから、それに
よって生じる内部の欠陥123や表面の欠陥127等か
らの散乱光は、p偏光成分119とs偏光成分121と
を含んでおり、これが偏光プリズム701によって分離
され、撮像素子115上に、図8に示すように、同時に
p偏光成分による画像521とs偏光成分による画像5
22を形成する。
【0011】
【実施例の作用】図7の本願装置の説明の前に図1につ
いて述べる。図1のもので、p偏光成分光で観察する場
合は、照射側偏光板117を、種々の偏光方向成分を含
むレーザ光105のうち、主にp偏光成分119が通る
ように光軸の回りで回転角度を調整すると、偏光板11
7によりレーザ光105は主にp偏光成分119のみが
通るように偏光され、集光レンズ107を介して集光さ
れて試料101の観察表面103にθ角度の入射角度で
照射される。照射されたp偏光成分119よりなるレー
ザ光105は、図2に拡大して示すように、主にp偏光
成分119であるからその多くは観察表面103を通過
し、屈折光109となって試料101内を透過する。特
に、図1に図示した入射角θが、ブリュースター角(図
4の74°付近)の場合は、図4のp偏光曲線41で示
したように透過率が100%であるから、殆どすべてが
透過する。透過した屈折光109は試料内部の欠陥12
3や粒子に当ると図2のように散乱光を生じ、その散乱
光が観察表面103を介して若干の正反射光129に邪
魔されない垂直に近い位置の矢印125で示す方向に設
けた観察レンズ111で集束され、ついで、観察側偏光
子118で差別化され、結像レンズ113で結像され、
撮像素子115で観察される。このとき、観察表面10
3に欠陥127があるときは若干のs偏光成分によって
散乱光を発生させるが、主にp偏光成分119による観
察だからs偏光成分は弱いことと、観察側偏光子118
で差別化されることが相俟って、観察表面上の傷等12
7よりも内部の欠陥や粒子123の方が顕著に観察され
る。
【0012】逆に、図1の装置で、s偏光成分121で
観察する場合は、照射側偏光板117を、種々の偏光方
向成分を含むレーザ光105のうち、主にs偏光成分1
21が通るように光軸の回りの回転角度を調整すると、
照射側偏光板117によりレーザ光105は偏光され
て、主にs偏光成分121のみが集光レンズ107で集
光されて試料101の観察表面103にθ角度の入射角
度で照射される。照射されたレーザ光105は、図3に
拡大して示すように、主にs偏光成分121であるから
その多くは観察表面103で反射して正反射光129と
なり、屈折光109となって試料101内を透過するp
偏光成分は極く僅かであるから、観察表面103上の傷
等の欠陥127から生じる散乱光の方が試料内部の欠陥
123や粒子からの散乱光よりも強く、観察表面上の欠
陥127の方が内部の欠陥123よりも顕著に観察され
る。
【0013】図5はこのようにして観察される画像の様
子を示す模式図であり、同図において、上半分は側面図
であり下半分は俯瞰図である。しかして、p偏光成分1
19で観察する場合は、図5(a)に示すように、観察
方向の矢印125に対し試料101の表面に照射される
レーザ光の領域51においては、殆どが試料内に透過す
るから、内部の欠陥123や粒子の像523が表面の傷
等の欠陥127の像527より大きく観察される。ま
た、前記表面の領域51より外れた領域53において
は、内部の欠陥123や粒子の像523のみが強く観察
される。
【0014】これに対し、s偏光成分121で観察する
場合は、図5(b)に示すように、観察方向の矢印12
5に対し試料101の表面に照射されるレーザ光の領域
51においては、強く反射するから、内部の欠陥123
や粒子の像523よりも表面の傷等の欠陥127の像5
27が大きく観察される。また、前記表面の領域51よ
り外れた領域53においては、内部の欠陥123や粒子
の像523が弱く観察される。図6(a)は図5(a)
の画像から内部欠陥や粒子の像523のみ抽出した画像
を示す。図6(b)は図5(b)の画像から傷等の像5
27のみを抽出した画像を示す。このような抽出は、公
知の画像処理手段等を用いて行なうことができる。例え
ば、図5(a)と図5(b)の各画素の強度Ia とIb
に対し、内部欠陥や粒子の像523の強度と傷等の像5
27の強度とを区別できるような閾値(しきいち)kを
設定し、Ia >kIb であるような強度Ia の各画素の
画像データはそのまま残し、Ia <kIb なる強度Ia
の画像データを0とすることにより内部欠陥の抽出を行
なうことができる。また、逆の操作により、表面欠陥を
抽出することができる。また、入射レーザ光が直線偏光
の場合は、図1の照射側偏光板117に代えて、偏光回
転子を用いる。
【0015】しかして、上記に説明した図1のものは、
上記のように観察側偏光子118によって、p偏光成分
119とs偏光成分121とを差別して、別々に観察す
るものであるが、図7の本願は、p偏光成分119の像
とs偏光成分121の像とを同時に観察するものであ
る。この装置は、p偏光成分119とs偏光成分121
とをウオラストンプリズム等の偏光プリズム701を用
いて観察する。前記偏光プリズム701は観察レンズ1
11と結像レンズ113との間に配置されているから、
試料101に入射されるレーザ光105がs偏光成分1
21とp偏光成分119を一定比率で含んでいても、偏
光プリズム701によって分離され、撮像素子115上
に、図8に示すように、同時にp偏光成分119による
画像521とs偏光成分121による画像522が形成
される。なお、画像521の領域には内部欠陥123や
粒子からの散乱像523が強く、画像522の領域には
表面の傷等の欠陥127からの散乱像527が強く観察
される。これによれば、偏光子118を回転したりする
ことによってレーザ光のビーム位置が変化したりするこ
とがないため、正確な計測が行なえるという利点もあ
る。また、偏光子118等の回転位置を調整する等の必
要がないため、計測時間が短かいという利点も有する。
【0016】
【発明の効果】本発明は、直線偏光又はランダム偏光を
照射するレーザ照射手段102と、前記レーザ照射手段
102よりのレーザ光105を主にp偏光成分119の
みまたは主にs偏光成分121のみあるいは両成分を一
定比率で混合して試料101に照射するように調整可能
とした照射側偏光板117と、前記照射側偏光板117
で偏光したレーザ光105を集束し且つ半導体等の試料
101に対し斜めの入射角度θで照射する集光レンズ1
07と、前記レーザ光105の正反射光129よりも垂
直に近い位置に配置された試料表面の欠陥127の散乱
光又は試料内部の欠陥123の散乱光を観察する観察レ
ンズ111と、前記観察レンズ111のつぎに設けた前
記観察レンズ111により集束された散乱光を前記p偏
光成分119と前記s偏光成分121とに分離するウオ
ラストンプリズム等の偏光プリズム701と、前記偏光
プリズム701のつぎに設けた前記偏光プリズム701
により分離された前記p偏光成分119と前記s偏光成
分121とを同時に結像させる結像レンズ113と、前
記結像レンズ113のつぎに設けた撮影素子115とか
らなる半導体ウエハ等の欠陥観察装置としたから、 (イ)照射側に、レーザ照射手段よりのレーザ光105
を主にp偏光成分119のみまたは主にs偏光成分12
1のみあるいは両成分を一定比率で混合して試料101
に照射するように調整可能とした照射側偏光板117を
設けたから、該照射側偏光板117を調整することによ
り、レーザ光105を主にp偏光成分119にして試料
101の内部を主に観察したり、または主にs偏光成分
121のみにして試料101の表面を主に観察したり、
あるいは両成分を一定比率に混合して内部と表面とを同
時に観察することができる。 (ロ)また、前記観察レンズ111の位置は、レーザ光
105の正反射光129よりも垂直に近い位置に配置さ
れたから、試料表面の欠陥127の散乱光又は試料内部
の欠陥123の散乱光を、強い正反射光129に影響さ
れることなく、観察できる。 (ハ)また、前記観察レンズ111で集束された散乱光
をp偏光成分119とs偏光成分121とに差別するウ
オラストンプリズム等の偏光プリズム701を設けたか
ら、該偏光プリズム701により、主としてp偏光成分
119による観察のときでも僅かに含まれるs偏光成分
121を別像にして観察でき、逆に主としてs偏光成分
121による観察のときでも僅かに含まれるp偏光成分
119を別像にして観察でき、また、p偏光成分119
とs偏光成分121を一定割合で混合させたときはp偏
光成分119による画像521とs偏光成分121によ
る画像522を同時に撮影素子115に結像させるか
ら、両画像を比較しながら同時に観察できるので、一層
正確に観察できる。 (ニ)また、前記偏光プリズム701のつぎに前記偏光
プリズム701により分離された前記p偏光成分119
と前記s偏光成分121とを同時に結像させる結像レン
ズ113を設けたから、試料101内部の欠陥123と
試料101表面の欠陥127を結像レンズ113により
分離して結像することができる。 (ホ)また、前記結像レンズ113のつぎに撮影素子1
15を設けたから、撮像素子115に、図8に示すよう
に、同時にp偏光成分119による画像521とs偏光
成分121による画像522が形成され、両画像を比較
しながら同時に観察できるので、一層正確に観察でき
る。 (ヘ)また、前記装置において、前記照射側偏光板11
7は、偏光回転子とした半導体ウエハ等の欠陥観察装置
としたものであるから、操作容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の前提となる欠陥観察装置の模式図。
【図2】 図1の装置において主にp偏光成分を用いて
観察したときの様子を拡大して示す説明図。
【図3】 図1の装置において主にs偏光成分を用いて
観察したときの様子を拡大して示す説明図。
【図4】 p偏光成分およびs偏光成分について入射角
θに対する透過率の変化を夫々示すグラフ図。
【図5】 観察状態の側断面と俯瞰図の模式図。
【図6】 図5の画像から欠陥内部や粒子の像のみを抽
出した画像を示す模式図。
【図7】 本発明の装置の側面図。
【図8】 本発明の装置で観察される状態図。
【符号の説明】
101…試料、102…レーザ照射手段、103…観察
表面、105…レーザ光、107…集光レンズ、109
…屈折光、111…観察レンズ、113…結像レンズ、
115…撮像素子、117…照射側偏光板、118…観
察側偏光子、119…p偏光成分、121…s偏光成
分、123…粒子、125…矢印、127…傷、129
…正反射光、521…p偏光成分による画像、522…
s偏光成分による画像、523…内部欠陥の散乱像、5
27…表面の欠陥の散乱像、41…p偏光曲線、42…
s偏光曲線、51…表面に照射されるレーザ光の領域、
53…領域51から外れたレーザ光の領域。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線偏光又はランダム偏光を照射するレ
    ーザ照射手段102と、前記レーザ照射手段102より
    のレーザ光105を主にp偏光成分119のみまたは主
    にs偏光成分121のみあるいは両成分を一定比率で混
    合して試料101に照射するように調整可能とした照射
    側偏光板117と、前記照射側偏光板117で偏光した
    レーザ光105を集束し且つ半導体等の試料101に対
    し斜めの入射角度θで照射する集光レンズ107と、前
    記レーザ光105の正反射光129よりも垂直に近い位
    置に配置された試料表面の欠陥127の散乱光又は試料
    内部の欠陥123の散乱光を観察する観察レンズ111
    と、前記観察レンズ111のつぎに設けた前記観察レン
    ズ111により集束された散乱光を前記p偏光成分11
    9と前記s偏光成分121とに分離するウオラストンプ
    リズム等の偏光プリズム701と、前記偏光プリズム7
    01のつぎに設けた前記偏光プリズム701により分離
    された前記p偏光成分119と前記s偏光成分121と
    を同時に結像させる結像レンズ113と、前記結像レン
    ズ113のつぎに設けた撮影素子115とからなる半導
    体ウエハ等の欠陥観察装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記照射側偏光板1
    17は、偏光回転子とした半導体ウエハ等の欠陥観察装
    置。
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