JPH10339444A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JPH10339444A
JPH10339444A JP15089297A JP15089297A JPH10339444A JP H10339444 A JPH10339444 A JP H10339444A JP 15089297 A JP15089297 A JP 15089297A JP 15089297 A JP15089297 A JP 15089297A JP H10339444 A JPH10339444 A JP H10339444A
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JP
Japan
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heating
cooking
additional
mode
additional heating
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JP15089297A
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Inventor
Yuki Takahashi
由紀 高橋
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な操作により追加加熱行程を実行させる
ことができ、追加加熱としての高い効果を得る。 【解決手段】 使用者による調理種類の選択等が行われ
スタートが指示されると(S1)、加熱調理行程が加熱
時間Ta実行される(S2,S3)。加熱調理行程にお
いては、調理種類に応じたパターンの複数の加熱モード
による加熱が順に行われる。加熱調理行程が終了すると
(S4)、追加加熱システムがスタートされ(S5)、
使用者は、実際の調理物の出来具合(焼き色等)を見て
追加加熱を行わせたい場合には、所定時間Td以内に
(S7)、ダイヤルを操作して時間設定を行うと共にス
タートキーをオン操作することにより(S6)、設定時
間Tbの追加加熱行程を実行させることができる(S
8,S9)。追加加熱行程では、調理種類に応じた適切
な加熱モードによる加熱が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用者が調理の出
来具合を加熱不足と判断した際に追加加熱行程を実行す
ることを可能とした加熱調理器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】加熱調理器例えばオー
ブン機能付きの電子レンジにおいては、複数の調理種類
(調理メニュー)に応じた調理プログラム(加熱モード
のパターンや時間等)を予め記憶し、使用者の操作パネ
ル上の選択操作に基づいて、自動調理の実行が可能なも
のが供されている。具体例をあげると、「シュークリー
ム」の自動調理が選択されると、まず設定温度210℃
のオーブン調理の加熱モードにより20分加熱を行い、
次に設定温度160℃のオーブン調理の加熱モードによ
り15分加熱を行うといったパターンで加熱調理が実行
される。
【0003】また、例えば冷凍コロッケ等の「解凍あた
ため」の自動調理では、レンジ強の加熱モード、上,下
双方のヒータをオンする加熱モード、下ヒータのみをオ
ンする加熱モードといった順のパターンで加熱調理が実
行される。使用者が、加熱手段の種類(例えばレンジ調
理かヒータ(オーブン)調理か)や、加熱温度,加熱時
間等を手動設定して加熱調理を実行させることも可能と
されていることは勿論である。
【0004】ところで、上述のような加熱調理が終了し
た後、使用者が、実際の調理物の出来具合(焼き色等)
を見て加熱不足(焼き色不足)であると判断し、もう少
し加熱したいと思う場合がある。このような場合には、
手動設定を用いる他なく、使用者が、適切な加熱手段の
種類や加熱温度,加熱時間等を手動設定し、その上で再
度加熱調理をスタートさせる必要があった。
【0005】ところが、使用者は、特に自動調理を行っ
た場合には、再加熱を行うための適切な加熱手段の種類
や加熱温度が判らず、どのように手動設定を行えば良い
かを、わざわざ料理集等を見て探さなければならなくな
る。また、加熱手段の種類、加熱温度、加熱時間等いく
つもの設定操作を行わなければならないので、操作が面
倒なものとなり、設定ミスに起因する調理の失敗も起こ
りやすくなってしまう。さらには、オーブン調理等の場
合、再加熱を開始するまでに時間がかかると、庫内温度
が低下してしまい、再加熱の十分な効果が得られなくな
る虞もある。
【0006】そこで、近年では、特開平5−15724
9号公報に示されるように、追加加熱の機能を設けるこ
とが考えられている。このものは、操作パネルに追加加
熱を指示するための追加加熱キーを設け、調理終了後
に、その追加加熱キーがオン操作されると、前回の加熱
調理行程の最後の加熱モードによる再加熱を自動的に実
行するようにしたものである。
【0007】しかしながら、このような従来考えられて
いた追加加熱の機能は、いわば加熱調理行程の最後の加
熱モードによる加熱を時間延長して行うという考え方な
ので、必ずしも追加加熱としての効果が十分得られるも
のではなかった。例えば上記した冷凍コロッケ等の「解
凍あたため」の調理の場合、追加加熱行程において、下
ヒータのみをオンするようにした最終の加熱モードによ
る加熱をいくら追加しても、コロッケの下面側のみが余
分に加熱されるだけで、全体としての追加加熱の効果は
少ないものとなる。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、簡単な操作により追加加熱行程を実行
させることができると共に、追加加熱としての高い効果
を得ることができる加熱調理器を提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の加熱
調理器は、調理物を加熱するための加熱手段と、この加
熱手段を制御して調理種類に応じたパターンの複数の加
熱モードによる加熱を順に行って加熱調理行程を実行す
る加熱調理制御手段と、加熱調理行程終了後の使用者の
キー操作に基づいて、加熱調理行程における最終加熱モ
ードに至る途中の加熱モードによる追加加熱行程を実行
する追加加熱実行手段とを具備するところに特徴を有す
る。
【0010】これによれば、加熱調理行程終了後に使用
者が追加加熱を実行させたい場合には、キー操作を行う
ことにより、追加加熱実行手段により追加加熱行程が実
行されるようになる。このとき、追加加熱行程では、加
熱調理行程における最終加熱モードに至る途中の加熱モ
ードによる加熱が行われるようになる。ここで、本発明
者の研究によれば、追加加熱行程に好適する加熱モード
が、最終の加熱モードであることは少なく、最終加熱モ
ードに至る途中の加熱モードに、追加加熱としてのより
適切な加熱モードがある場合が多い。従って、より適切
な加熱モードでの追加加熱が行われるようになるのであ
る。
【0011】この場合、調理種類毎に、追加加熱行程に
おける加熱モードを設定するような構成とすることがで
き(請求項2の発明)、これによれば、より適切な加熱
モードが選ばれ、追加加熱としての効果をより一層高め
ることができる。
【0012】本発明の請求項3の加熱調理器は、調理物
を加熱するための加熱手段と、この加熱手段を制御して
加熱調理行程を実行する加熱調理制御手段と、加熱調理
行程終了後の使用者のキー操作に基づいて、調理種類に
応じた加熱モードによる追加加熱行程を実行する追加加
熱実行手段とを具備するところに特徴を有する。
【0013】これによれば、加熱調理行程終了後に使用
者が追加加熱を実行させたい場合には、キー操作を行う
ことにより、追加加熱実行手段により追加加熱行程が実
行されるようになる。このとき、追加加熱行程では、調
理種類に応じた加熱モードによる加熱が行われるように
なるので、適切な追加加熱が行われるようになり、追加
加熱行程の時間短縮も図ることができる。
【0014】本発明の請求項4の加熱調理器は、調理物
を加熱するための加熱手段と、この加熱手段を制御して
加熱調理行程を実行する加熱調理制御手段と、加熱調理
行程終了後の使用者のキー操作に基づいて、加熱調理行
程中の加熱モードとは異なる追加加熱用の加熱モードに
よる追加加熱行程を実行する追加加熱実行手段とを具備
するところに特徴を有する。
【0015】これによれば、加熱調理行程終了後に使用
者が追加加熱を実行させたい場合には、キー操作を行う
ことにより、追加加熱実行手段により追加加熱行程が実
行されるようになる。このとき、追加加熱行程では、追
加加熱用の加熱モードによる加熱が行われるようになる
ので、適切な追加加熱を行うことができ、追加加熱行程
の時間短縮も図ることができる。
【0016】このとき、上記した各加熱調理器におい
て、追加加熱行程の実行を指示するためのキーが、複数
個存在するように構成することができ(請求項5の発
明)、これによれば、使用者が追加加熱行程の実行を指
示するべくキー操作を行うにあたって、複数個のキーの
うちいずれかを操作すれば良くなり、利便性が高くなる
と共に、操作ミスも少なくすることができる。また、加
熱調理行程に関する選択や指示を行うためのキーが、追
加加熱行程の実行を指示するためのキーを兼用している
構成としても良く(請求項6の発明)、これによれば、
追加加熱指示用の専用のキーを設ける必要がなくなり、
キーの数を少なく済ませることができる。
【0017】そして、追加加熱行程においては、加熱調
理行程における加熱温度よりも高い加熱温度が設定され
るように構成したり(請求項7の発明)、追加加熱行程
においては、加熱手段としてのヒータがオンされるよう
に構成することができる(請求項8の発明)。これらに
よれば、追加加熱行程においてより高温で調理物が加熱
されるようになるので、加熱調理行程での調理物の焼き
色が不足していた場合に有効となり、追加加熱によって
十分な焼き色とすることができる。
【0018】さらには、追加加熱行程の実行を指示する
キー操作を、加熱調理行程終了後の所定時間に限って有
効とするように構成することができる(請求項9の発
明)。これによれば、加熱調理行程終了後所定時間が経
過すれば、キー操作があっても追加加熱行程が実行され
なくなるので、例えば前回とは別の新たな調理を行うよ
うな場合に、使用者の意思に反して追加加熱行程に入っ
てしまうといった誤使用を未然に防止することができ
る。
【0019】また、調理種類毎に追加加熱行程の最大実
行時間を制限するように構成しても良い(請求項10の
発明)。これによれば、追加加熱行程を実行したことに
よって調理物を加熱し過ぎてしまうことを防止すること
ができ、このとき、最大実行時間は調理種類毎に設定さ
れるので、調理種類に応じた適切な時間とすることがで
きる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明をオーブン(ヒー
タ)機能付き電子レンジに適用した一実施例(請求項
1,2,3,6,7,9,10に対応)について、図面
を参照しながら説明する。図2は、本実施例に係る加熱
調理器(オーブンレンジ)の外観を示している。
【0021】ここで、加熱調理器の本体1内には、図示
しない調理物が収容される調理室(オーブン庫)2が設
けられていると共に、その右側に位置して図示しない機
械室が設けられている。前記調理室2の天井部には、上
ヒータ3(図3にのみ図示)が配設され、調理室2の床
部には下ヒータ4が配設されている。そして、前記機械
室内には、調理室2内にマイクロ波を供給するためのマ
グネトロン5(図3にのみ図示)が設けられている。こ
れら上,下ヒータ3,4及びマグネトロン5が、調理物
を加熱する加熱手段として機能するようになっている。
【0022】また、前記調理室2内の床部中央部には、
回転軸6が突出状態に設けられている。この回転軸6に
は、調理物が載置されるターンテーブル(図示せず)が
セットされるようになっており、ターンテーブルモータ
7(図3にのみ図示)の駆動によってそのターンテーブ
ルが回転されるようになっている。さらに、この回転軸
6には、重量センサ8(図3参照)も接続されている。
なお、本体1内には、調理室2内の温度を検出するため
のサーミスタ9(図3参照)も設けられている。
【0023】一方、本体1の前面には、前記調理室2を
開閉する扉10が設けられ、その右側(前記機械室の前
面)に位置して、操作パネル11が設けられている。こ
の操作パネル11には、上部側に位置して各種の表示を
行うための表示部12が設けられ、その下部に操作部1
3が設けられている。この操作部13には、加熱調理行
程に関する選択や指示を行うためのいくつかのキー、具
体的には、自動調理に係る調理種類を選択する選択キー
14や、調理時間等を設定するためのダイヤル15、調
理開始を指示するスタートキー16等が設けられてい
る。本実施例では、後述するように、前記スタートキー
16が、追加加熱の実行を指示するためのキーを兼用し
ている。
【0024】そして、図3に示すように、前記操作パネ
ル11の裏面側(機械室の前面側)には、マイコンを含
んで構成される制御部17が設けられている。この制御
部17には、前記操作部13からのキー操作信号が入力
されるようになっており、さらに、前記重量センサ8の
重量検知信号や、サーミスタ9の温度検知信号が入力さ
れるようになっている。
【0025】この制御部17は、上記各種入力信号に基
づき予め記憶された制御プログラムに従って、前記マグ
ネトロン5,上ヒータ3及び下ヒータ4、ターンテーブ
ルモータ7を制御すると共に、操作パネル11の表示部
12の表示を制御するようになっている。これにて、使
用者が、例えば操作部13の選択キー14にて調理の種
類(調理メニュー)を選択し、スタートキー16をオン
操作すると、制御部17は、調理種類に応じたパターン
の複数の加熱モードによる加熱を順に行って加熱調理行
程を実行するようになっており、もって、加熱調理制御
手段として機能するようになっている。
【0026】さて、後のフローチャート説明にて詳述す
るように、制御部17は、そのソフトウエア的構成によ
り、上記加熱調理行程の終了後に、使用者の所定のキー
操作(この場合、ダイヤル15の回動操作による時間設
定及びその後の該スタートキー16の押圧操作)がある
と、それに基づいて、調理物に対する設定された時間の
追加加熱行程を実行するようになっており、もって、追
加加熱実行手段として機能するようになっている。
【0027】このとき、追加加熱行程における加熱モー
ドは、調理種類毎にそれに応じたものに自動設定される
ようになっており、後述するように、加熱調理行程にお
いて途中に実行した加熱モードが設定されたり、加熱調
理行程になかった加熱モード(加熱調理行程よりも設定
温度が高い等)が設定されるようになっている。また、
本実施例では、追加加熱行程の実行を指示するキー操作
は、加熱調理行程の終了後所定時間内(例えば1分ある
いは2分以内)に限ってのみ受付けられるようになって
いる。さらに、本実施例では、追加加熱行程の最大実行
時間が調理種類毎に制限されるようになっている。
【0028】図4は、代表的な3つの調理種類について
の、加熱調理行程における加熱モードの進行パターン、
及び追加加熱行程における加熱モード、並びに最大設定
可能時間を示している。ここで、「カラッとグルメ」調
理(フライやコロッケ等の冷めたあるいは冷凍の揚げ物
をカラッと揚げたてのように加熱する調理)の場合に
は、加熱調理行程においては、レンジ強加熱(例えば2
分)、上,下ヒータ3,4による加熱(例えば7分)、
下ヒータ4による加熱(例えば1.5分)の3つの加熱
モードによる加熱が順に実行される。追加加熱行程にお
いては、そのうちの途中の上,下ヒータ3,4による加
熱の加熱モードが設定される。また、追加加熱行程の最
大設定可能時間が例えば5分に制限されている。
【0029】「生解凍」調理の場合には、加熱調理行程
においては、調理物の重量検知に基づいて加熱時間が決
定され、残り加熱時間の変化に応じてレンジ加熱の出力
の異なる加熱モードによる加熱が段階的に実行される。
一例をあげると、例えば加熱時間が18分と決定された
場合には、出力200W相当のレンジ加熱の加熱モード
が3分間実行され、出力180W相当のレンジ加熱の加
熱モードが5分間実行され、出力160W相当のレンジ
加熱の加熱モードが5分間実行され、出力100W相当
のレンジ加熱の加熱モードが5分間実行される。追加加
熱行程においては、そのうちの途中の出力160W相当
のレンジ加熱の加熱モードが設定される。また、追加加
熱行程の設定可能最大時間が例えば10分に制限されて
いる。
【0030】「シュークリーム」調理(オーブン調理)
の場合には、加熱調理行程においては、設定温度210
℃のオーブン調理の加熱モードが例えば20分間実行さ
れ、その後、設定温度160℃のオーブン調理の加熱モ
ードが例えば15分間実行される。追加加熱行程におい
ては、その加熱調理行程には存在しなかった設定温度2
20℃のオーブン調理の加熱モードが設定される。ま
た、追加加熱行程の最大設定可能時間が例えば5分に制
限されている。
【0031】次に、上記構成の作用について、図1も参
照して述べる。図1のフローチャートは、制御部17が
実行する加熱調理の制御手順を示している。まず、使用
者の操作パネル11(操作部13)における設定(調理
種類の選択等)が行われ(ステップS1)、スタートキ
ー16がオン操作されると、制御部17は、上,下ヒー
タ3,4やマグネトロン5、ターンテーブルモータ7等
を制御して加熱調理行程を開始する(ステップS2)。
【0032】この加熱調理行程は、自動あるいは手動に
て設定された加熱時間Ta実行される(ステップS
3)。この加熱調理行程においては、上述のように「カ
ラッとグルメ」,「生解凍」,「シュークリーム」等の
調理が選択されると、図4に示すように、その調理種類
に応じたパターンの複数の加熱モードによる加熱が順に
行われるのである。設定された加熱時間Taが経過する
と(ステップS3にてYes)、加熱調理行程が終了す
る(ステップS4)。
【0033】そして、加熱調理行程が終了すると追加加
熱システムがスタートされ、スタートキー16が点滅さ
れる(ステップS5)。ここで、使用者は、実際の調理
物の出来具合(焼き色等)を見て加熱不足(焼き色不
足)であると判断し、もう少し加熱を加えたいと思う場
合がある。このような場合には、使用者がダイヤル15
を操作して時間設定を行うと共に、スタートキー16を
オン操作することにより、追加加熱行程を実行させるこ
とができる。
【0034】即ち、ステップS6では、時間設定がなさ
れてスタートキー16が操作されたかどうかが判断され
る。このとき、使用者によるキー操作がないままで、所
定時間Td(例えば1分)が経過すると(ステップS7
にてYes)、使用者に追加加熱行程実行の意思がない
ものとして、そのまま追加加熱システムが終了する。つ
まり、追加加熱行程の実行を指示するキー操作は、加熱
調理行程終了後の所定時間Tdに限って有効とされてお
り、もって、例えば前回とは別の新たな調理を行うよう
な場合に、使用者の意思に反して追加加熱行程に入って
しまうといった誤使用を未然に防止することができるの
である。
【0035】一方、使用者がダイヤル15を操作して時
間設定を行うと共に、スタートキー16をオン操作する
と(ステップS6にてYes)、設定時間Tbの追加加
熱行程が開始されるようになる(ステップS8)。尚、
上述のように、追加加熱行程の設定時間Tbは、調理種
類毎に最大時間が制限されており、使用者は、その範囲
内での時間設定を行うようにする。これにて、設定時間
Tbが長過ぎて調理物が過加熱状態となることを未然に
防止することができるのである。
【0036】この追加加熱行程では、上述の図4に示す
ように、調理種類に応じた適切な加熱モードによる加熱
が行われるようになり、設定時間Tbが経過すると(ス
テップS9にてYes)、追加加熱行程が終了する。而
して、この実施例では、追加加熱行程における加熱モー
ドを、加熱調理行程において途中に実行した加熱モード
や加熱調理行程になかった加熱モード(加熱調理行程よ
りも設定温度が高い)が設定されるので、従来考えられ
ていたような最終加熱モードによる加熱を追加するもの
に比べて次のようなメリットを得ることができる。
【0037】まず、「カラッとグルメ」調理の場合、最
終加熱モードである下ヒータ4による加熱を追加して
も、調理物の下面側のみが余分に加熱されるだけで、全
体としての追加加熱の効果は少ないものとなる。これに
対し、本実施例のように、上,下ヒータ3,4による加
熱の加熱モードを設定すれば、調理物の両面側を加熱す
ることができ、短時間で調理物を全体的に十分に追加加
熱することができる。
【0038】次に、「生解凍」調理の場合、最終加熱モ
ードでは、煮えの防止等のためレンジ加熱の出力をかな
り低いもの(100W相当)としているが、追加加熱行
程でもその低出力のレンジ加熱を継続すると、加熱に極
めて長い時間かかってしまうことになる。これに対し、
本実施例のように、それよりもやや出力の大きい(16
0W相当)のレンジ加熱による加熱モードを設定すれ
ば、短時間で良好な解凍仕上りを得ることができるので
ある。
【0039】また、「シュークリーム」調理の場合、最
終加熱モードでは、設定温度(加熱温度)を160℃と
低くしているが、加熱調理行程の終了により一旦調理室
2内の庫内温度が低下していることもあり、そのような
低温度のオーブン加熱を追加しても、時間がかかるばか
りか十分な焼き色は得られなくなってしまう。これに対
し、本実施例のように、加熱調理行程に現れた加熱モー
ドの加熱温度よりもさらに高い加熱温度(220℃)の
加熱モードを設定すれば、短時間で庫内温度を上げるこ
とができ、調理物の焼き色を十分に濃いものとすること
ができるのである。
【0040】このように本実施例によれば、使用者が、
調理物の出来具合(焼き色等)を見て加熱不足であると
判断しもう少し加熱したいと思う場合には、ダイヤル1
5により追加加熱の時間を設定した上でスタートキー1
6を操作することにより、追加加熱行程が実行されるの
で、従来のような加熱手段の種類や加熱温度等を使用者
が手動設定するものと異なり、ごく簡単なキー操作によ
り追加加熱行程を実行させることができる。
【0041】そして、従来例考えられていたような最終
の加熱モードによる加熱を追加するようにしていたもの
と異なり、追加加熱行程における加熱モードとして、加
熱調理行程において途中に実行した加熱モードや加熱調
理行程になかった加熱モード(加熱調理行程よりも設定
温度が高い加熱モード)を設定するようにしたので、調
理種類に応じた最適な加熱モードで追加加熱行程を実行
することができると共に、追加加熱行程の時間短縮も図
ることができ、追加加熱としての高い効果を得ることが
できるものである。
【0042】尚、本発明は上記した実施例に限定される
ものではなく、次のような拡張、変更が可能である。即
ち、追加加熱行程における加熱モードとして、加熱調理
行程の加熱モードとは異なる追加加熱専用の加熱モード
を設定するようにしても良い(請求項4に対応)。これ
により、やはり適切な追加加熱を行うことができ、追加
加熱行程の時間短縮も図ることができる。また、追加加
熱行程においては、必ずヒータがオンするような構成と
しても良い(請求項8に対応)。
【0043】上記実施例では、スタートキー16が追加
加熱実行を指示するキーを兼用するものであったが、調
理種類選択に用いた選択キー14例えば「カラッとグル
メ」調理の場合には「カラッとグルメ」キーが追加加熱
実行を指示するキーを兼用するというように、複数のキ
ーにより追加加熱行程の実行を指示することができるよ
うにしても良い(請求項5に対応)。さらにこのとき、
スタートキー16及び選択キー14のいずれを操作して
も追加加熱行程が実行されるようにしても良い。これに
より、使用者にとっての利便性が高くなると共に、操作
ミスも少なくすることができる。
【0044】その他、追加加熱行程の実行時間が自動設
定(調理種類に応じて予め決められた時間等)されるよ
うに構成したり、操作部13に追加加熱行程の実行を指
示するための専用のキーを設けるようにしても良い。ま
た、追加加熱行程において複数の加熱モードによる加熱
を順次行う構成とすることもでき、さらにはオーブン機
能付きの電子レンジに限らず各種の加熱調理器に適用す
ることができるなど、本発明は要旨を逸脱しない範囲内
で適宜変更して実施し得るものである。
【0045】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
の加熱調理器によれば、追加加熱実行手段を設けたこと
により、簡単な操作により追加加熱行程を実行させるこ
とができると共に、追加加熱としての高い効果を得るこ
とができるという優れた実用的効果を得ることができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、制御部の実行
する制御手順を示すフローチャート
【図2】オーブン機能付き電子レンジの外観を示す斜視
【図3】電気的構成を概略的に示すブロック図
【図4】加熱調理行程及び追加加熱行程における加熱モ
ードの例を示す図
【符号の説明】
図面中、1は本体、2は調理室、3は上ヒータ(加熱手
段)、4は下ヒータ(加熱手段)、5はマグネトロン
(加熱手段)、11は操作パネル、13は操作部、14
は選択キー、15はダイヤル、16はスタートキー、1
7は制御部(加熱調理制御手段、追加加熱実行手段)を
示す。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 調理物を加熱するための加熱手段と、 この加熱手段を制御して調理種類に応じたパターンの複
    数の加熱モードによる加熱を順に行って加熱調理行程を
    実行する加熱調理制御手段と、 前記加熱調理行程終了後の使用者のキー操作に基づい
    て、前記加熱調理行程における最終加熱モードに至る途
    中の加熱モードによる追加加熱行程を実行する追加加熱
    実行手段とを具備してなる加熱調理器。
  2. 【請求項2】 調理種類毎に追加加熱行程における加熱
    モードが設定されることを特徴とする請求項1記載の加
    熱調理器。
  3. 【請求項3】 調理物を加熱するための加熱手段と、 この加熱手段を制御して加熱調理行程を実行する加熱調
    理制御手段と、 前記加熱調理行程終了後の使用者のキー操作に基づい
    て、調理種類に応じた加熱モードによる追加加熱行程を
    実行する追加加熱実行手段とを具備してなる加熱調理
    器。
  4. 【請求項4】 調理物を加熱するための加熱手段と、 この加熱手段を制御して加熱調理行程を実行する加熱調
    理制御手段と、 前記加熱調理行程終了後の使用者のキー操作に基づい
    て、加熱調理行程中の加熱モードとは異なる追加加熱用
    の加熱モードによる追加加熱行程を実行する追加加熱実
    行手段とを具備してなる加熱調理器。
  5. 【請求項5】 追加加熱行程の実行を指示するためのキ
    ーは、複数個が存在することを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれかに記載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 加熱調理行程に関する選択や指示を行う
    ためのキーが、追加加熱行程の実行を指示するためのキ
    ーを兼用していることを特徴とする請求項1ないし5の
    いずれかに記載の加熱調理器。
  7. 【請求項7】 追加加熱行程においては、加熱調理行程
    における加熱温度よりも高い加熱温度に設定されること
    を特徴とする請求項3又は4に記載の加熱調理器。
  8. 【請求項8】 追加加熱行程においては、加熱手段とし
    てのヒータがオンされることを特徴とする請求項3又は
    4に記載の加熱調理器。
  9. 【請求項9】 追加加熱行程の実行を指示するキー操作
    は、加熱調理行程終了後の所定時間に限って有効とされ
    ていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに
    記載の加熱調理器。
  10. 【請求項10】 調理種類毎に追加加熱行程の最大実行
    時間が制限されていることを特徴とする請求項1ないし
    9のいずれかに記載の加熱調理器。
JP15089297A 1997-06-09 1997-06-09 加熱調理器 Pending JPH10339444A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20180039719A (ko) * 2015-10-22 2018-04-18 가부시키가이샤 아이호 재가열 장치
JP2019148387A (ja) * 2018-02-28 2019-09-05 シャープ株式会社 加熱調理機および加熱調理システム
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