JPH10338936A - 無受圧版のアンカーとその工法 - Google Patents

無受圧版のアンカーとその工法

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JPH10338936A
JPH10338936A JP9108841A JP10884197A JPH10338936A JP H10338936 A JPH10338936 A JP H10338936A JP 9108841 A JP9108841 A JP 9108841A JP 10884197 A JP10884197 A JP 10884197A JP H10338936 A JPH10338936 A JP H10338936A
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浩之 中村
Katsuhiro Kobori
勝弘 小堀
Toshiaki Tsurumi
利明 鶴見
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嘉宏 形山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、地盤の緩みやすい場所において法
面の地滑りを防止するために設けられるアンカーに関
し、受圧版を法面から無くすことで既存木等をそのまま
活かして、アンカー工の自然調和を図ることである。 【解決手段】 不動層11と移動層10に亘って緊張材
が配設され、その両端に定着体が設けられてなるアンカ
ー1であって、前記移動層10側の定着体は地表面13
に露出しないように移動層10内に埋設されている無受
圧版のアンカーとしたことである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地盤の緩みやすい
場所において法面の地滑りを防止するために設けられる
アンカーとその工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、法面の地滑りを防止する目的で設
けられるアンカーは、図12に示すように、定着地盤
(不動層)30に至る孔を削孔し、緊張材31を挿入
し、少なくとも定着地盤側の孔内に注入パイプからグラ
ウト材を注入・充填しこれを硬化させてアンカー体を形
成し、その後、地表面32に受圧版33を設け、これに
セットされるジャッキなどの緊張手段で前記緊張材31
を緊張させて、該緊張材の端部を定着ナットやウエッジ
などの定着部材で定着させてなるものが知られている。
【0003】前記緊張材31による受圧版33の押圧力
で、移動層34の地滑りを防止しようとするものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のアンカー工法においては、前記受圧版を設け
ることが避けられず、例えば、図13に示すように、各
々独立した矩形状の受圧版33を格子状に多数配設した
り、図14に示すように、地盤補強しようとする法面の
全体に一体型の法枠体35による受圧版を設けたりする
ことが行われている。
【0005】従って、隣り合う受圧版の間に、厚層基材
吹き付け工法等により緑化を行い、法面を出来る限り自
然状態に近い形にしようとしても、前記法面の全体を覆
うような受圧版の存在により自然に調和したものとは言
い難いと言う問題点がある。また、受圧版を有するアン
カー工法の施行であるので、法面における既存木をその
まま保全して工事を行うのは事実上不可能であり、自然
状態を維持したままでアンカー工を施行するのは困難で
あると言う問題がある。このように、従来の受圧版を使
用したアンカー工法には、自然との調和において解決す
べき課題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る無受圧版の
アンカーの上記課題を解決し上記目的を達成するための
要旨は、不動層と移動層に亘って緊張材が配設され、そ
の両端に定着体が設けられてなるアンカーであって、前
記移動層側の定着体は地表面に露出しないように移動層
内に埋設されていることである。
【0007】前記移動層側の定着体には、該定着体の先
端部から略地表面に至って切断された仮緊張材が設けら
れていることである。
【0008】本発明に係る無受圧版のアンカーの要旨
は、不動層と移動層に亘って緊張材が配設され、該緊張
材の不動層側の端部には定着体が設けられ、緊張材の移
動層側の端部は略地表面に至って切断されて配設されて
いることである。
【0009】本発明に係る無受圧版のアンカーの工法の
要旨は、地盤に不動層に至る孔を掘削した後に、緊張材
を介して連結された定着体を前記孔に挿入して不動層と
移動層との両層に配設し、不動層の孔内にグラウト材を
注入して充填し、前記孔の地表面に仮受圧版をセット
し、移動層内の定着体の先端部から地表面に突出させた
仮緊張用部材を前記仮受圧版における緊張手段で緊張さ
せることで前記両定着体間の緊張材を緊張させ、移動層
の孔内にグラウト材を注入して充填し、前記仮受圧版を
撤去すると共に前記仮緊張材を略地表面で切断すること
である。
【0010】また、本発明に係る無受圧版のアンカーの
工法の要旨は、定着体と、該定着体に連結され地表面に
至る長さの保護管と、定着体の先端部から地表面に至る
長さで前記保護管内に配設される緊張材とからなるアン
カーを形成し、地盤に不動層に至る孔を掘削した後に、
前記アンカーをその定着体が不動層に至るまで前記孔に
挿入し、孔内で保護管の外側の空間にグラウト材を注入
して略地表面まで充填し、前記孔の地表面に仮受圧版を
セットし、前記緊張材を前記仮受圧版における緊張手段
で緊張させ、前記保護管内にグラウト材を注入して充填
し、前記仮受圧版を撤去すると共に前記仮緊張材を略地
表面で切断することである。
【0011】本発明に係る無受圧版のアンカーとその工
法によれば、不動層の定着体により移動層の地滑りを防
止するとともに、地表面には受圧版が無いので、法面の
自然をそのまま生かして任意の場所にアンカー工を施行
することが出来るようになり、また、法面を人工造した
後でも自然に近い形に容易に再生することができるもの
である。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る無受圧版のア
ンカーとその工法について図面を参照して説明する。本
発明の第1実施例に係る無受圧版のアンカー1は、図1
に示すように、PC鋼より線を複数本束ねてそれをポリ
エチレン(PE)で被覆した緊張材(以下、これをタイ
ブルと言う)2と、該タイブル2の両端に設けられて固
定された金属製で外周部にネジ溝が刻設された固定部材
(以下、これをマンションと言う)3,3と、該マンシ
ョン3のそれぞれに取り付けられる金属製の定着体4
a,4bと、該定着体4a,4bの両端部間に固着され
前記タイブル2の全長を覆うようにして設けられる伸縮
自在な筒状のスライドパイプ5と、前記マンション3,
3のうちの片側に螺着されるカプラー6と、該カプラー
6に仮設緊張用マンション7を介して連結される仮緊張
用部材(PC鋼より線でなる)8とから構成されてい
る。
【0013】前記無受圧版のアンカー1を、図2に示す
ように、法面の既存木9をそのまま生かして、移動層
(風化岩)10から不動層(基岩)11に至って削孔し
た孔12に挿入し、グラウト材を充填して、地表面(法
面)13には受圧版のないアンカーとするものである。
以下、その工法について説明する。
【0014】まず、図3(a)に示すように、法面の任
意の場所において、移動層10から不動層11に至る孔
12を掘削機で削孔する。この孔12の孔径は、例えば
φ135mm程度である。
【0015】また、孔12の掘削長は、アンカー1を設
ける場所の地盤構造により異なるもので、約30m〜5
0m程度である。なお、不動層11の孔12の掘削長
は、約3m〜5m程度である。無受圧版のアンカー1の
全体の長さ(仮緊張用部材8を除く)は、例えば、略9
m〜16m程度である。タイブル2の直径は、例えば、
約47mm程度で、スライドパイプ5の直径は略61m
m程度である。定着体4の直径は、例えば、略70mm
程度である。
【0016】次に、図3(b)に示すように、仮緊張用
部材材8の無い側の定着体4bを先端として前記孔12
に挿入する。この時に、無受圧版のアンカー1の先端側
のマンション3には、孔12の周壁面との間隙を維持す
る金属製のネジ式スペーサー14が設けられたり(図4
参照)、スライドパイプ5の外周にも金属製のちょうち
んスペーサー15が設けられたりするものである(図5
参照)。
【0017】そして、孔12に差し込まれた一次注入用
パイプ16(図6参照)でもって、不動層11における
孔12部分にグラウト材(例えば、セメントペースト、
W/C=50%程度)17aを注入して充填する。
【0018】このグラウト材17aを、孔12の不動層
11の範囲に充填するために、例えば、図6に示すよう
に、スライドパイプ5に嵌装させたエアーパッカー18
を使用して、不動層11と移動層10との境のすべり面
19にほぼ位置する箇所に当該エアーパッカー18をセ
ットして、前記グラウト材17aを充填するのが好まし
いものである。このようにして、孔12の不動層11側
にアンカー体を形成する。
【0019】前記不動層11におけるグラウト材17a
が所要の強度発現した後に、図3(c)に示すように、
この孔12の地表面13に、コンクリート製,鋼板製等
の高強度板の仮受圧版20をセットする。該仮受圧版2
0は1辺が1.2m以下の小型矩形状であるので、セッ
トした状態でも自然木の保全が容易で自然に調和したも
のである。更に、仮緊張用部材8の緊張手段21とし
て、例えば、センターホール型ジャッキ、若しくは、前
記仮緊張用部材8にネジ溝付のマンションがある場合に
はこれに螺合する仮定着ナット等をセットする。
【0020】仮緊張用部材8は、移動層10の孔12内
の定着体4aの先端部から地表面13に突出させるに十
分な長さであり、その一端側を前記仮受圧版20の中央
部の貫通孔に挿通させて、緊張手段21に連結する。
【0021】そして、前記緊張手段21で図3(c)中
の矢印で示す方向に引張って仮緊張部材8を緊張させ、
これに連結されているタイブル2を緊張させる。該タイ
ブル2が伸張するとともに、該タイブル2を保護すべく
軟質ポリエチレン製のスライドパイプ5も定着体4aに
引っ張られて移動層10側の部分が伸張する。この緊張
作用による不動層11におけるアンカー体のグラウト応
力を図3(c)に示す。
【0022】仮緊張部材8を緊張させた後に、図3
(d)に示すように、移動層10の孔12内に差し込ん
だ二次注入用パイプ22からグラウト材17bを注入し
て、地表面13の仮受圧板20に至るまで充填する。
【0023】そして、移動層10における孔12内に充
填したグラウト材17bが、養生されて所要強度を発現
した後に、図3(e)に示すように、緊張手段21によ
る緊張を解いてこれを仮受圧板20から撤去し、続いて
仮受圧板20も地表面13から撤去する。
【0024】その後、地表面13から突出している仮緊
張用部材8を切断する。こうして、移動層10側の定着
体4aがこの移動層10内に埋設され、その地表面13
には受圧板のないアンカー1が孔12に形成されるもの
である。
【0025】本発明の第1実施例の無受圧版のアンカー
1により、移動層10において一体となったグラウト材
17bと定着体4aとが、プレテンションが付与された
タイブル2の縮力により、不動層11側のアンカー体
(定着体4bとこれに一体のグラウト材17a)と互い
に引張り合い、すべり面19を境にして移動層10及び
不動層11がアンカーとの周面摩擦抵抗で圧縮され、ア
ンカー力が移動層10におけるすべり面19の近傍に直
接的に作用して、移動層10の滑動である、例えば、岩
滑りや法面全体規模の地滑りを効率的に防止するもので
ある。
【0026】また、この無受圧版のアンカー1は、法面
の既存木9をそのまま活かして任意の場所にセットする
ことができて自然破壊を招くことがないものである。更
に、移動層10側の定着体4aが埋設されていること
で、樹木の根付きが良くなるものである。
【0027】更に、この第1実施例では、無受圧版のア
ンカー1を移動層10と不動層11とに亘って水平面に
対して斜めに設けるようにしたが、第2実施例として、
例えば、孔12の掘削長を斜めに掘削した場合よりも短
くできる場合には、図7に示すように、鉛直方向に孔1
2を掘削し、その後は前記第1実施例と同様にしてアン
カー1を設けるのが好ましいものである。
【0028】これにより、掘削コストが低減され、アン
カー1を孔12に挿入する際にも自然挿入が可能で手間
が掛からず容易となる等、アンカー作業自体が能率的と
なってアンカー工全体のコストを低減させることが出来
るものである。
【0029】また、前記第1実施例または第2実施例に
おいて、移動層10の孔12に二次注入パイプ22によ
ってグラウト材17bを注入しているが、第3実施例と
して、例えば、移動層10が土砂等による比較的弱い地
盤であれば、図8に示すように、孔12の孔周壁面に沿
って所要長さの布パッカー27をセットして、二次注入
パイプ22によるグラウト材17bの注入圧力により、
孔12の半径方向へ向かって前記布パッカー27を膨出
させ、孔12の長手方向における一部分,複数箇所若し
くは全体に亘り、孔壁を拡径させることが出来る。これ
により、機械的な引抜き抵抗力の増大を図ることが出来
るものである。
【0030】本発明の第4実施例は、図9に示すよう
に、定着体4と、該定着体4に連結され地表面13に至
る長さの保護管23と、定着体4の先端部から地表面1
3に至って更に突出するに十分な長さで前記保護管23
内に配設される緊張材2aとからなるアンカー24を形
成する。
【0031】前記定着体4は前記第1実施例と同様であ
り、緊張材2aはPC鋼より線を複数本束ねたものであ
って第1実施例のものと同じであるが、グラウト材との
付着強度を得るために、緊張材2aの周囲に一体的なP
E被覆は施していない。
【0032】よって、アンカー体となる不動層11の孔
12内における範囲の緊張材2aには保護材25(図1
1参照)を設けても良いが、その場合には緊張材2aと
の間はアンボンドとする。
【0033】また、緊張材2aの端部を固定しているマ
ンション3も前記第1実施例と同様である。前記保護管
23は、グラウト材との付着強度を強くするため、波付
のコルゲート管で、スレンレス製等の金属製や、その
他、合成樹脂製(例えば、ポリエステル製)のものであ
り、一端側が前記定着体4の端面に固定されている。
【0034】第2実施例に係るアンカー24による工法
を、図10を参照して説明する。まず、図10(a)に
示すように、法面の任意の場所において、移動層10か
ら不動層11に至る孔12aを掘削機で削孔する。この
孔12aの孔径は前記第1実施例における孔12の孔径
よりも若干大きいものである。孔12aの掘削長は第1
実施例と同様の長さである。
【0035】そして、図10(b)に示すように、アン
カー24における定着体4を先端として前記孔12aに
挿入する。定着体4が不動層11の孔12a内に至った
後、一次注入用パイプ16(図11参照)でもって、孔
12aとアンカー24との空間部にグラスト材17cを
注入し、地表面13に至るまで充填する。
【0036】前記グラウト材17cが養生されて所要強
度を発現した後に、図10(c)に示すように、この孔
12aの地表面13に仮受圧版20をセットし、更に、
緊張材2aの緊張手段21として、例えば、センターホ
ール型ジャッキ等で、第1実施例と同様のものをセット
する。
【0037】そして、前記緊張材2aの仮受圧版20か
ら突出している部分を前記緊張手段21に仮定着させ、
該緊張手段21を作用させて緊張材2aを緊張する。そ
の後、図10(d)に示すように、前記保護管23内に
二次注入用パイプ26でグラウト材17dを注入して、
地表面13に至るまで充填する。
【0038】前記グラウト材17dが養生されて所要強
度を発現した後に、図10(e)に示すように、緊張手
段21の緊張作用を解除し、該緊張手段21を仮受圧版
20から撤去する。
【0039】そして、仮受圧版20を地表面13から撤
去する。また、地表面13から突出している緊張材2a
を切断する。
【0040】このような工法で地盤に埋設される無受圧
版のアンカー24により、前記第1実施例と同様にして
地表面に受圧版のないアンカーが構築される。また、緊
張材2aと一体になったグラウト材17c,17d,保
護管23が、プレテンションを付与され、その後、一端
側が開放されて縮長する緊張材2aの縮力により、プレ
ストレスが与えられて、移動層10側が摩擦引張型とな
り不動層11側が摩擦圧縮型となる。この第2実施例の
無受圧版のアンカー24も前記第1実施例と同様の作用
・効果が得られるものである。
【0041】また、前記第1,第2実施例による無受圧
版のアンカーは、従来型の受圧版を有するアンカーに比
較してほぼ同じか安価なコストで提供されるものであ
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の無受圧版
のアンカーは、不動層と移動層に亘って緊張材が配設さ
れ、その両端に定着体が設けられてなるアンカーであっ
て、前記移動層側の定着体は地表面に露出しないように
移動層内に埋設されいるので、移動層におけるすべり面
の近傍にアンカー力が直接作用して岩滑り等の滑動が防
止されると共に、地表面には受圧版がないので既存木を
そのまま活かしてアンカー工事を施行でき、アンカー場
所も任意に配置することが出来るので自然状態に近い法
面となるという優れた効果を奏するものである。
【0043】また、本発明に係る無受圧版のアンカー
は、不動層と移動層に亘って緊張材が配設され、該緊張
材の不動層側の端部には定着体が設けられ、緊張材の移
動層側の端部は略地表面に至って切断されて配設されて
いるので、これも地表面に受圧版のないアンカーとする
ことができる。
【0044】本発明に係る無受圧版のアンカーの工法
は、地盤に不動層に至る孔を掘削した後に、緊張材を介
して連結された定着体を前記孔に挿入して不動層と移動
層との両層に配設し、不動層内にグラウト材を注入して
充填し、前記孔の地表面に仮受圧版をセットし、移動層
内の定着体の先端部から地表面に突出させた仮緊張用部
材を前記仮受圧版における緊張手段で緊張させることで
前記両定着体間の緊張材を緊張させ、移動層内にグラウ
ト材を注入して充填し、前記仮受圧版を撤去すると共に
前記仮緊張材を略地表面で切断する工法なので、移動層
の滑動を防止するとともに、法面を自然状態に近い状態
にして自然との調和を保ち、任意の場所にアンカーを施
行することが容易に出来るという優れた効果を奏するも
のである。
【0045】本発明に係る無受圧版のアンカーの工法
は、定着体と、該定着体に連結され地表面に至る長さの
保護管と、定着体の先端部から地表面に至る長さで前記
保護管内に配設される緊張材とからなるアンカーを形成
し、地盤に不動層に至る孔を掘削した後に、該アンカー
をその定着体が不動層に至るまで前記孔に挿入し、孔内
で保護管の外側にグラウト材を注入して略地表面まで充
填し、前記孔の地表面に仮受圧版をセットし、前記緊張
材を前記仮受圧版における緊張手段で緊張させ、前記保
護管内にグラウト材を注入して充填し、前記仮受圧版を
撤去すると共に前記仮緊張材を略地表面で切断する工法
なので、法面を自然状態に近い状態にして、任意の場所
にアンカーを施行することが出来るという優れた効果を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る無受圧版のアンカー
1の正面図である。
【図2】同無受圧版のアンカー1の使用状態の説明図で
ある。
【図3】同無受圧版のアンカー1の施行順序を示す説明
図(a),(b),(c),(d),(e)である。
【図4】ネジ式スペーサーの正面図(イ)と、側面図
(ロ)である。
【図5】無受圧版のアンカー1に使用される、ちょうち
んスペーサーの正面図(イ)と、側面図(ロ)である。
【図6】無受圧版のアンカー1の緊張材2にプレテンシ
ョンを付与する状態の説明図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る無受圧版のアンカー
1の使用状態の説明図である。
【図8】本発明の第3実施例に係る無受圧版のアンカー
1の一部を示す説明図である。
【図9】本発明の第4実施例に係る無受圧版のアンカー
24の正面図である。
【図10】同無受圧版のアンカー24の施行手順を示す
説明図(a),(b),(c),(d),(e)であ
る。
【図11】無受圧版のアンカー24の緊張材2aにプレ
テンションを付与する状態の説明図である。
【図12】従来例に係るアンカーの施行状態を示す説明
図である。
【図13】同従来例に係るアンカーと受圧版の配置例を
示す説明図である。
【図14】同従来例に係るアンカーと受圧版の配置例を
示す説明図である。
【符号の説明】 1,24 無受圧版のアンカー、2,2a 緊張材、3
マンション、4 定着体、 5 スライドパイプ、6
カプラー、7 仮緊張用マンション、8 仮緊張用部
材、9 既存木、10 移動層、11 不動層、12,
12a 孔、13 地表面、16 一次注入用パイプ、
17 グラウト材、18 エアーパッカー、19 すべ
り面、20 仮受圧版、21 緊張手段、22,26
二次注入用パイプ、23 保護管、27 布パッカー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 形山 嘉宏 東京都千代田区西神田1丁目3番6号 株 式会社エスイー東京支店内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不動層と移動層に亘って緊張材が配設さ
    れ、その両端に定着体が設けられてなるアンカーであっ
    て、前記移動層側の定着体は地表面に露出しないように
    移動層内に埋設されていること、 を特徴とする無受圧版のアンカー。
  2. 【請求項2】移動層側の定着体には、該定着体の先端部
    から略地表面に至って切断された仮緊張材が設けられて
    いること、 を特徴とする請求項1に記載の無受圧版のアンカー。
  3. 【請求項3】不動層と移動層に亘って緊張材が配設さ
    れ、該緊張材の不動層側の端部には定着体が設けられ、
    緊張材の移動層側の端部は略地表面に至って切断されて
    配設されていること、 を特徴とする無受圧版のアンカー。
  4. 【請求項4】地盤に不動層に至る孔を掘削した後に、 緊張材を介して連結された定着体を前記孔に挿入して不
    動層と移動層との両層に配設し、 不動層の孔内にグラウト材を注入して充填し、 前記孔の地表面に仮受圧版をセットし、 移動層側の定着体の先端部から地表面に突出させた仮緊
    張用部材を前記仮受圧版における緊張手段で緊張させる
    ことで前記両定着体間の緊張材を緊張させ、 移動層の孔内にグラウト材を注入して充填し、 前記仮受圧版を撤去すると共に前記仮緊張材を略地表面
    で切断すること、 を特徴とする無受圧版のアンカー工法。
  5. 【請求項5】 定着体と、該定着体に連結され地表面に
    至る長さの保護管と、定着体の先端部から地表面に至る
    長さで前記保護管内に配設される緊張材とからなるアン
    カーを形成し、 地盤に不動層に至る孔を掘削した後に、 前記アンカーをその定着体が不動層に至るまで前記孔に
    挿入し、 孔内で保護管の外側の空間にグラウト材を注入して略地
    表面まで充填し、 前記孔の地表面に仮受圧版をセットし、 前記緊張材を前記仮受圧版における緊張手段で緊張さ
    せ、 前記保護管内にグラウト材を注入して充填し、 前記仮受圧版を撤去すると共に前記仮緊張材を略地表面
    で切断すること、 を特徴とする無受圧版のアンカー工法。
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