JPH10338194A - 浮力調整用ウェットスーツ及びドライスーツ類 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】煩わしい手間や特別な部材を必要とせずに、浮
力を調整することを可能としたウェットスーツ及びドラ
イスーツ類を提供する。 【解決手段】クロロプレン等の合成ゴム原料中に鉛粉
（７）を混ぜ込むとともに独立気泡（６）を含有させる
ことにより浮力調整用独立発泡性ゴムシート体（４）を
構成し、必要に応じて該浮力調整用独立発泡性ゴムシー
ト体（４）の外面にナイロンもしくはポリエステル等か
らなる伸縮性編生地（１０）を貼着することにより、独
立気泡（６）を有するゴム層（５）に鉛粉（７）が分散
された浮力調整用ウェットスーツ及びドライスーツ用素
材（２）を準備し、該浮力調整用ウェットスーツ及びド
ライスーツ用素材（２）を全体的にもしくは部分的に用
いてウェットスーツ及びドライスーツ類を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本願発明は、水上や水中、水
辺等で遊んだり作業したりする際に全身や身体の一部に
纏うこととなるウェットスーツ及びドライスーツ類に係
り、詳しくは、人体やウェットスーツ及びドライスーツ
類自身が有する浮力を調整するようにしたウェットスー
ツ及びドライスーツ類に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】水上や水中、水辺等で行動する際に身体
に纏うこととなるウェットスーツ及びドライスーツ類と
しては、独立発泡性ゴムシート材を主体として用いて構
成したワンピース型ウェットスーツやツーピース型ウェ
ットスーツ、ドライスーツ、作業用もしくは釣り用ブー
ツ付きタイツ、ブーツ、釣り用足袋、等が知られてい
る。

【０００３】これらのウェットスーツ及びドライスーツ
類を装着した場合、陸上で行動する際には特に支障は無
いが、水中で行動する際には装着する人自身及びウェッ
トスーツ及びドライスーツ類自体が有する浮力により、
行動するのに好ましくない状況を作り出してしまうこと
がある。例えば、ワンピース型ウェットスーツもしくは
ツーピース型ウェットスーツや、ドライスーツを装着し
た場合、水中に潜るのにその浮力が邪魔をしてしまい好
ましい潜水が出来ないことがあるため、身体の一部に錘
体を装着することにより浮力を調整することが行われて
いる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、身体に錘体を
装着する手段は、錘体を内包したベスト型やベルト型等
をした特別な部材をウェットスーツ及びドライスーツ類
の上から装着することにより行うものであるため、ウェ
ットスーツ及びドライスーツ類を装着した後、更に別途
錘体を装着するという別の装着作業が潜水の度に必要と
なり、非常に煩わしいものであるとともに忘れがちなも
のである。また、錘体としては塊状のものが一般的に用
いられているため、身体に触れる部分に痛みや圧迫感等
の違和感を覚えるものでもある。特に錘体を腰部に取り
付けた場合、該錘体が腰骨に当たることによって非常に
大きな痛みを覚え、動作に支障をきたしてしまう場合が
ある。

【０００５】この場合、シート状の錘体や小塊状の錘体
をウェットスーツ及びドライスーツ類に予め一体的に装
着しておくことも考えられるが、単に、シート状の錘体
や小塊状の錘体をウェットスーツ及びドライスーツ類の
表面に取り付けることとしたのでは、上述のように身体
に触れる部分に痛みや圧迫感等の違和感を覚えることに
なってしまうとともに、ウェットスーツ及びドライスー
ツ類自体が硬くなって動き辛いものとなってしまうため
好ましくない。

【０００６】さらに、ドライスーツの場合、体勢により
該スーツ内に予め溜まっていた空気がブーツの先端方向
にまとまって溜まってバランスを崩してしまい、水中で
逆さ宙吊りの危険な状態を作り出してしまう恐れがあ
る。このようなことは、川辺で釣りを行う際に装着する
ブーツ付きタイツにおいても、川の流れに足を取られて
転倒した際にブーツの先端方向に空気が溜まってしまう
ことにより、なかなか起きあがれないという危険な状態
を作り出してしまうものである。

【０００７】しかも、ブーツ付きタイツの場合、上述の
ようにそれ自体大きな浮力を有していることからバラン
スが悪く、正常な状態で立っていても川の中ではその流
れに押されて転倒しやすい環境を作り出してしまうので
ある。

【０００８】本願発明は、このような課題に対処しよう
とするものであり、以下に記載の発明の完成により、今
までのような煩わしい手間や特別な部材を必要とせず、
きわめて簡易な手段によりその目的を成し得ることがで
きたものである。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本願発明は、比重が水よ
りも大きくて、身体に触れても違和感を生じることの無
いような形状、大きさをした部材を、予めウェットスー
ツ及びドライスーツ類を構成する素材中に混ぜ込み分散
させておくこととしたものである。そして、このような
部材が含まれた素材を用いることにより、ウェットスー
ツ及びドライスーツ類を構成する素材が有する柔軟性や
保温性といったの基本的な性質に何ら影響を与えること
なく、ウェットスーツ及びドライスーツ類を装着する人
自身及びウェットスーツ及びドライスーツ類自体が有す
る浮力を調整することが出来るようにしたものである。
ここで、本願発明でいうウェットスーツ及びドライスー
ツ類とは、従来の技術の項で述べたとおり、ワンピース
型ウェットスーツやツーピース型ウェットスーツ、ドラ
イスーツ、作業用もしくは釣り用ブーツ付きタイツ、ブ
ーツ、釣り用足袋、等を意味するものである。

【００１０】

【発明の実施の形態】本願発明は、水より大なる比重を
有する部材として、例えば、鉛粉のような粉体をウェッ
トスーツ及びドライスーツ類を構成するゴム原料中に混
ぜ込み分散させるとともに、無数の独立気泡を生じさせ
て独立発泡性ゴムシート材とした素材を用いてウェット
スーツ及びドライスーツ類を構成したものである。

【００１１】また、本願発明は、上記比重の大なる粉体
が混ぜ込まれた独立発泡性ゴムシート材を全体的に用い
るようにすることはもちろんのこと、部分的に用いるこ
とによりウェットスーツ及びドライスーツ類を構成した
ものでもある。この際、該独立発泡性ゴムシート材を部
分的に用いる形態としては、胸部表面から背部表面をベ
スト状に一体的に覆うようにしたり、腋下部表面から脇
腹部表面を縦長帯状に一体的にそれぞれ両側を覆うよう
にしたり、腹部表面から腰部表面をベルト状もしくは腹
巻状に一体的に覆うようにしたり、脚部の側面部表面を
縦長帯状に一体的にそれぞれ両側を覆うようにしたり、
脚部の下方部表面をブーツ状に一体的にそれぞれ覆うよ
うにしたりすることが出来る。

【００１２】また、本願発明は、上記比重の大なる粉体
が混ぜ込まれた独立発泡性ゴムシート材における混ぜ込
む粉体の比重を異なるものとしたり、混ぜ込む粉体の量
を変えたりすることによりそれぞれ構成した、比重を異
にした複数の独立発泡性ゴムシート材を適宜組み合わせ
て独立発泡性ゴムシート材として用いたものでもあり、
このシート材を全体的にもしくは部分的に用いることに
よりウェットスーツ及びドライスーツ類を構成したもの
でもある。

【００１３】さらに、本願発明は、比重の大なる粉体が
含まれた独立発泡性ゴムシート材をウェットスーツ及び
ドライスーツ類の下方部分、例えば、脚部下方等に用い
たりすることにより、ウェットスーツ及びドライスーツ
類全体としての重心が下方に位置するようにしたもので
あり、比重の大なる粉体が含まれた一種類の独立発泡性
ゴムシート材を用いて配置する場合はもちろんのこと、
比重の大なる粉体をそれぞれ異にして含んだ数種類の独
立発泡性ゴムシート材を適宜組み合わせ用いてそれぞれ
配置した場合も含むものでもある。

【００１４】水より大なる比重の粉体が混ぜ込まれた独
立発泡性ゴムシート材を用いてウェットスーツ及びドラ
イスーツ類を構成すると、主原料としてのゴム材の一部
が粉体に置き換わることで単位体積中の重さが増大し、
該粉体が錘体として働くことで浮力を調整することとな
る。

【００１５】また、比重の大なる粉体が混ぜ込まれた独
立発泡性ゴムシート材を部分的に用いることとすると、
単に比重を大きくするだけでなく全体的なバランスをと
ることが可能となり、装着時の動作に支障をきたす恐れ
が無くすことが出来る。この際、比重を異にした複数の
独立発泡性ゴムシート材を適宜組み合わせたものとした
り、比重の大なる粉体が混ぜ込まれた独立発泡性ゴムシ
ート材を重心が下方に位置するように配置することで、
より一層好ましい全体的なバランスをとることが可能と
なる。

【００１６】

【実施例】以下、本願発明の実施例について説明する。
まず、クロロプレン等の合成ゴム原料中に鉛粉（７）を
混ぜ込むとともに独立気泡（６）を含有させることによ
り浮力調整用独立発泡性ゴムシート体（４）を構成し、
必要に応じて該浮力調整用独立発泡性ゴムシート体
（４）の外面にナイロンもしくはポリエステル等からな
る伸縮性編生地（１０）を貼着することにより、独立気
泡（６）を有するゴム層（５）に鉛粉（７）が分散され
た浮力調整用ウェットスーツ及びドライスーツ用素材
（２）を準備するとともに（図２参照）、クロロプレン
等の合成ゴム原料中に鉛粉等の錘体は何ら加えず、単に
独立気泡を含有させた通常の独立発泡性ゴムシート体を
構成し、必要に応じて該独立発泡性ゴムシート体の外面
にナイロンもしくはポリエステル等からなる伸縮性編生
地を貼着することとしたウェットスーツ用素材（３）を
それぞれ準備しておく。

【００１７】次いで、浮力調整用ウェットスーツ及びド
ライスーツ用素材（２）を用いて、胸部表面から背部表
面にかけてを一体的に覆うベスト体（９）を形成すると
ともに、該ベスト体（９）に続く各両袖部とパンツ部を
通常のウェットスーツ用素材（３）を用いてそれぞれ形
成し、これらを互いに断面接着しすくい縫いして一体的
に組み合わせることによりウェットスーツ（１）とする
（図１参照）。なお、図中８は、互いの素材同士の断面
接着すくい縫い部を示す。

【００１８】また、本願発明の第二の実施例としては、
前述のように準備した通常のウェットスーツ用素材
（３）を用いてワンピース型のウェットスーツを一旦形
成し、該ワンピース型のウェットスーツの各側の腋下部
から脇腹部にかけてを縦長帯状に一体的にそれぞれ切除
するとともに、前述のように準備した浮力調整用ウェッ
トスーツ用素材（２）を用いて形成した該切除部分の形
状、大きさとほぼ等しい縦長帯状体（１９ａ，１９ｂ）
を該切除部分にそれぞれ互いに断面接着しすくい縫いし
て一体的に組み合わせることにより、該腋下部表面から
該脇腹部表面にかけてを浮力調整用ウェットスーツ用素
材（２）を用いて覆ったワンピース型のウェットスーツ
（１１）とする（図３参照）。なお、この場合、材料の
無駄を無くすために、後で切除してなる箇所を前もって
除去したワンピース型のウェットスーツを初めから形成
し、該除去部分に上述のように浮力調整用ウェットスー
ツ用素材を用いて覆うようにしても良いものである。ま
た、図中１８は、第一の実施例と同じく互いの素材同士
の断面接着すくい縫い部を示す。

【００１９】また、本願発明の第三の実施例としては、
前述のように準備した通常のウェットスーツ用素材
（３）を用いてワンピース型のウェットスーツを一旦形
成し、該ワンピース型のウェットスーツの腹部から腰部
にかけてをベルト状もしくは腹巻状に一体的にそれぞれ
切除するとともに、前述のように準備した浮力調整用ウ
ェットスーツ用素材（２）を用いて形成した該切除部分
の形状、大きさとほぼ等しいベルト体もしくは腹巻体
（２９）を該切除部分にそれぞれ互いに断面接着しすく
い縫いして一体的に組み合わせることにより、該腹部表
面から該腰部表面にかけてを浮力調整用ウェットスーツ
用素材（２）を用いて覆ったワンピース型のウェットス
ーツ（２１）とする（図４参照）。また、図中２８は、
第一の実施例と同じく互いの素材同士の断面接着すくい
縫い部を示す。

【００２０】また、本願発明の第四の実施例としては、
前述のように準備した通常のウェットスーツ用素材
（３）を用いてワンピース型のウェットスーツを一旦形
成し、該ワンピース型のウェットスーツの各側の脚部の
側面部分を縦長帯状に一体的にそれぞれ切除するととも
に、前述のように準備した浮力調整用ウェットスーツ用
素材（２）を用いて形成した該切除部分の形状、大きさ
とほぼ等しい縦長帯状体（３９ａ，３９ｂ）を該切除部
分にそれぞれ互いに断面接着しすくい縫いして一体的に
組み合わせることにより、該脚部の側面部表面を浮力調
整用ウェットスーツ用素材（２）を用いて覆ったワンピ
ース型のウェットスーツ（３１）とする（図４参照）。
また、図中３８は、第一の実施例と同じく互いの素材同
士の断面接着すくい縫い部を示す。

【００２１】また、本願発明の第五の実施例としては、
前述のように準備した通常のドライスーツ用素材（３）
を用いてワンピース型のドライスーツを一旦形成し、該
ワンピース型のドライスーツの各側の脚部の下方部分ブ
ーツ状に一体的にそれぞれ切除するとともに、前述のよ
うに準備した浮力調整用ドライスーツ用素材（２）を用
いて形成した該切除部分の形状、大きさとほぼ等しいブ
ーツ体（４９ａ，４９ｂ）を該切除部分にそれぞれ互い
に断面接着しすくい縫いし一体的に組み合わせることに
より、該脚部の下方部表面を浮力調整用ドライスーツ用
素材（２）を用いて覆ったワンピース型のドライスーツ
（４１）とする（図６参照）。また、図中４８は、第一
の実施例と同じく互いの素材同士の断面接着すくい縫い
部を示す。

【００２２】さらに、本願発明の第六の実施例として
は、前述のように準備した通常のウェットスーツ用素材
（３）を用いて脚部の下方部分が予め除去されたタイツ
を形成するとともに、該タイツの両裾部分に連続する筒
状脚巻体（５９ａ，５９ｂ）を前述のように準備した浮
力調整用ウェットスーツ用素材（２）を用いてそれぞれ
形成し、これらを互いに断面接着しすくい縫いし一体的
に組み合わせることによりウェットタイツ（５１）とす
る（図７参照）。また、図中５８は、第一の実施例と同
じく互いの素材同士の断面接着すくい縫い部を示す。

【００２３】なお、本願発明におけるウェットスーツ及
びドライスーツ類は、上述した各実施例に記載のものに
限らず、全体を浮力調整用ウェットスーツもしくはドラ
イスーツ用素材（２）を用いて構成したり、浮力調整用
ウェットスーツもしくはドライスーツ用素材（２）を用
いる箇所を変更したり、複数箇所としたりしたものも当
然含むものであることは言うまでもない。

【００２４】

【発明の効果】以上のように構成した本願発明のウェッ
トスーツ及びドライスーツ類は、単に、特別な部材を装
着するという煩わしい手間が省けた浮力調整用のウェッ
トスーツ及びドライスーツ類となっただけのものではな
く、素材中に粉状の錘体が分散されて含まれているの
で、素材自体の柔軟性が損なわれることなく伸縮性に富
み動き易く、装着し辛かったり、装着中に違和感を覚え
たりすると言うことが全くない、今までのウェットスー
ツ及びドライスーツ類と同様に用いることが出来るもの
である。

【００２５】しかも、構成するのに用いる素材を全体的
にもしくは部分的に変更するだけで、今までのウェット
スーツ及びドライスーツ類と何ら変わりの無い同様の工
程により構成することが出来るものであるので、比重を
大きくする箇所やその量を装着する人に合わせて任意に
設計することが容易に行えるものでもあり、部分的に異
なる素材を用いた箇所をそれぞれ異なる色彩とすれば、
デザイン的に面白味のあるものとすることが出来る。

【００２６】また、素材中の独立気泡を潰してしまった
りすることがないので、独立発泡性の素材が有する保温
性を損なう恐れもない。

【００２７】さらに、ウェットスーツ及びドライスーツ
類における重心が下方に位置するように設計すること
で、遊んでいる時や作業を行っている時にバランスを崩
して危険な状態を作り出してしまう恐れを無くすことが
出来るものでもある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本願発明におけるウェットスーツ及びドライ
スーツ類を示す正面図。

【図２】 本願発明における類の浮上調整用ウェットス
ーツ及びドライスーツ用素材の構造を説明する断面概略
図。

【図３】 本願発明におけるウェットスーツ及びドライ
スーツ類の他の実施例を示す正面図。

【図４】 本願発明におけるウェットスーツ及びドライ
スーツ類の他の実施例を示す正面図。

【図５】 本願発明におけるウェットスーツ及びドライ
スーツ類の他の実施例を示す正面図。

【図６】 本願発明におけるウェットスーツ及びドライ
スーツ類の他の実施例を示す正面図。

【図７】 本願発明におけるウェットスーツ及びドライ
スーツ類の他の実施例を示す正面図。

【符号の説明】 １・・・ウェットースーツ ２・・・浮力調整用ウェットースーツ用素材 ３・・・通常のウェットスーツ用素材 ４・・・浮力調整用独立発泡性ゴムシート体 ５・・・ゴム層 ６・・・独立気泡 ７・・・鉛粉 ８・・・断面接着すくい縫い部 １０・・・伸縮性編生地

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 水より大なる比重の粉体が混ぜ込まれた
   独立発泡性ゴムシート材を用いて構成したことを特徴と
   する浮力調整用ウェットスーツ及びドライスーツ類。
2. 【請求項２】 比重の大なる独立発泡性ゴムシート材
   は、部分的に用いられてなることを特徴とする請求項１
   に記載の浮力調整用ウェットスーツ及びドライスーツ
   類。
3. 【請求項３】 比重の大なる独立発泡性ゴムシート材
   は、比重を異にした複数の独立発泡性ゴムシート材を組
   み合わせたものであることを特徴とする請求項１又は２
   に記載の浮力調整用ウェットスーツ及びドライスーツ
   類。
4. 【請求項４】 比重の大なる独立発泡性ゴムシート材
   は、重心が下方に位置するよう配置されていることを特
   徴とする請求項１乃至３の何れかに記載の浮力調整用ウ
   ェットスーツ及びドライスーツ類。
5. 【請求項５】 水より大なる比重の粉体は、鉛粉である
   ことを特徴とする請求項１乃至４の何れかに記載の浮力
   調整用ウェットスーツ及びドライスーツ類。