JPH10337960A - 感熱性像形成材料及びそれを用いる平版印刷版の製造方法 - Google Patents

感熱性像形成材料及びそれを用いる平版印刷版の製造方法

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JPH10337960A
JPH10337960A JP10151823A JP15182398A JPH10337960A JP H10337960 A JPH10337960 A JP H10337960A JP 10151823 A JP10151823 A JP 10151823A JP 15182398 A JP15182398 A JP 15182398A JP H10337960 A JPH10337960 A JP H10337960A
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ink
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JP10151823A
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Rompuy Ludo Van
ルド・ヴァン・ロンピユイ
Peter Ceyssens
ペテル・セイサンス
Luc Leenders
ルク・ランデルス
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Agfa Gevaert NV
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物のない方法によって製造される高品質
の乾式平版印刷版を製造するための感熱性記録材料を提
供する。 【解決手段】 均質インク受容相及びインク不粘着相を
含有する記録層を支持体上に有する感熱性記録材料にお
いて、前記インク不粘着相がシリコンベースのポリマー
を含むことを特徴とする感熱性記録材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は給湿のない平版印刷
に使用するための平版印刷版を製造するための感熱性記
録材料に関する。さらに本発明はレーザーによって前記
感熱性記録材料を像形成するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】平版印刷は特別に製造された表面から印
刷する方法であり、それらの表面のある領域はインクを
受容することができ(親油性領域)、他の領域はインク
を受容しない(疎油性領域)。親油性領域は印刷領域を
形成し、一方疎油性領域は背景領域を形成する。
【0003】二つの基本的なタイプの平版印刷版が知ら
れている:第1のタイプ(いわゆる湿式オフセット印刷
版)によれば、水又は水性給湿液及びインクの両方が親
水性及び疎水性領域を含む版表面に適用される。親水性
領域は水又は給湿液で飽和され、それによって疎油性に
され、一方疎水性領域はインクを受容するだろう。第2
のタイプの平版オフセット印刷版は給湿液の使用なしで
操作し、乾式平版印刷版と呼ばれる。このタイプの印刷
版は高インク反発領域と親油性領域を含む。一般に高イ
ンク反発領域はシリコン層からなる。
【0004】乾式平版印刷版は写真材料の写真露光で像
に従ってインクを受容又は反発させる写真材料を使用し
て製造することができる。しかしながら、像に従った熱
に対する暴露及び/又は続く現像で表面を像に従ってイ
ンクを受容又は反発させうる感熱性記録材料も乾式平版
印刷版を製造するために知られている。
【0005】例えばDE−A−2512038には、親
油性表面を有する支持体上に(i)自己酸化性結合剤
(例えばニトロセルロース)及び放射線を熱に変換しう
る物質(例えばカーボンブラック)を含有する感熱性記
録層及び(ii)表面層として非硬化シリコン層を含む感
熱性記録材料を開示している。開示された感熱性記録材
料はレーザーを使用して像に従って露光され、次いで露
光領域中のシリコン層を溶解しうる現像液を使用して現
像される。この現像に続いてシリコン表面層が硬化され
る。現像液としてのナフサの使用によってその方法は生
態学的に不利である。さらに表面層は硬化されていない
ので、感熱性記録材料は取扱い中に容易に損傷されう
る。
【0006】FR−A−1473751は親油性表面を
有する支持体、ニトロセルロース及びカーボンブラック
を含有する層及びシリコン層を含む感熱性記録材料を開
示する。レーザーを使用する像に従った露光後、像形成
された領域は親油性にされる。露光領域上で分解された
シリコン層は圧力で除去される。得られた版のインク受
容性は劣り、印刷耐久性及びコピーの解像度の如き印刷
特性はかなり劣る。
【0007】1980年4月のResearch Disclosure
19201は感熱性記録層としてビスマス層を与えたポ
リエステルフィルム支持体及びその上部にシリコン層を
含む感熱性記録材料を開示する。開示された感熱性記録
材料はアルゴンレーザーを使用して像形成され、ヘキサ
ンを使用して現像される。
【0008】EP−A−573091は親油性表面を有
する支持体上に(i)レーザービーム線を熱に変換しう
る物質を含有し、3μm以下の厚さを有する記録層及び
(ii)硬化された疎油性表面層(前記記録層と疎油性表
面層を同じ層にしてもよい)を含む感熱性記録材料を必
要とする平版印刷版の製造方法を開示する。露光された
材料はこすり落とす工程によって処理される。
【0009】GB−1387542はシリコン層上の電
子写真トナー像の製造を開示する。トナー像は熱的に溶
融される。インク受容相が連続相であることは全く述べ
られていない。
【0010】JP 63−22687はフッ素及び結合
剤樹脂を含有する熱可塑性樹脂からなる粒子を含有する
分散層を支持体上に被覆し、テトラフルオロエチレン樹
脂及びフッ素含有アクリル酸のポリマーをフッ素を含有
する熱可塑性樹脂の粒子に適応する平版印刷版を開示す
る。前記結合剤がインク受容性であることは開示されて
いない。
【0011】US−P 4010687は印刷マスター
及び次の工程を含む印刷マスターの製造方法を開示す
る:シリコーンエラストマー及び不均質相ポリマー組成
物からなる群から選択されたインク遊離性材料の層で好
適な支持体を被覆する。非シリコーン層は連続相である
ことは述べられていない。
【0012】US−A 4686138は耐水性支持体
及びその上に設けられた像受容層(それは無機顔料、及
び水溶性ポリマー化合物と合成ポリマーラテックスを含
む混合された結合剤を含む)を含むオフセット印刷のた
めの印刷版を開示する。インク不粘着相が存在すること
は述べられていない。
【0013】WO 97/175は支持体、第1水ベー
ス乳剤から実質になる赤外線吸収層及び第2水ベース乳
剤から実質的になる上部赤外線融蝕性層を含む印刷版を
開示する。前記上部層は2相からなることは開示されて
いない。
【0014】EP−A 755803は親水性膨潤層の
非像領域を含む平版印刷版を開示し、それは水吸収性が
1〜50mg/m であり、像領域の水吸収性が非像
領域のそれより低いものである。前記印刷版はインク不
粘着相を含むことは開示されていない。
【0015】US−P 4012254は次の工程を含
む非像光導電性無水平版印刷マスターの製造方法を開示
する:ポリシロキサン基の不粘着種及び有機熱可塑性基
の像形成材料不粘着種を含有する不均質コポリマーを与
え、前記種の一つを好ましくは溶解する溶媒を与え、非
溶解性種がミセルを形成する前記溶媒中に前記コポリマ
ーを入れ、光導電性顔料を与え、生じた溶液中に前記顔
料を分散し、好適なマスター支持体を与え、前記マスタ
ー支持体上に生成した懸濁液を被覆し、溶媒を蒸発さ
せ、これによって溶解性種が顔料を分散するマトリック
スを形成する。それはインク受容均質相の存在を開示し
ない。
【0016】上記から感熱性記録材料を使用して乾式平
版印刷版を製造するための多数の提案がなされてきたこ
とを理解することができる。全てのこれらの版は処理さ
れなければならない又は融蝕によって製造される欠点を
有する。両方の場合において前記版の製造に廃棄物を生
じる。実際に廃棄物のない方法によって製造される印刷
版は印刷産業において解決されていない課題として残っ
たままである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明によれば廃棄物
のない方法によって製造される高品質の乾式平版印刷版
を製造するための感熱性記録材料を提供することにあ
る。
【0018】さらに本発明の目的は廃棄物のない方法に
よって製造される感熱性記録材料を使用して高品質の乾
式平版印刷版を得るための方法を提供することにある。
【0019】本発明のさらなる目的は以下の記述から明
らかになるだろう。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、均質イ
ンク受容相及びインク不粘着相(ink abhesive phase)
を含有する記録層を支持体上に有する感熱性記録材料に
おいて、前記インク不粘着相がシリコンベースのポリマ
ーを含むことを特徴とする感熱性記録材料が提供され
る。
【0021】本発明によれば、下記工程を含む給湿液を
全く要求しない平版印刷版の製造方法も提供される: − 上記の感熱性記録材料を熱又は化学線に像に従って
露光する。
【0022】
【発明の実施の形態】上記感熱性記録材料は現像工程が
ない又は廃棄物がない印刷版を生みだし、経済的かつ生
態学的利益を生じることがわかった。
【0023】本発明では親水性ポリマーは支持体上に被
覆され水と油の混合物と接触したときに水が前記ポリマ
ーに付着するようなポリマーを意味する。しかしなが
ら、かかる親水性ポリマーの層は水のない油状溶液と接
触したとき油に付着することができる。また本発明では
親油性ポリマーは支持体上に被覆され水と油の混合物と
接触したときに油がポリマーに付着するようなポリマー
を意味する。
【0024】第1の具体例ではインク受容層は連続親水
性結合剤、好ましくは硬化された親水性連続結合剤を含
む。本発明に関連して前記具体例に使用するために好適
な親水性結合剤は水溶性(コ)ポリマー(例えばポリビ
ニルアルコール、ポリ(メタ)アクリル酸、ポリ(メ
タ)アクリルアミド、ポリヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、ポリビニルメチルエーテルの如き合成ホモ
又はコポリマー)又は天然結合剤(例えばゼラチン、デ
キストラン、プルラン、セルロース、アラビアガム、ア
ルギン酸の如きポリサッカライド)である。
【0025】親水性結合剤はフェノール性ヒドロキシ基
及び/又はカルボキシル基を有する不溶性、アルカリ可
溶性又は膨潤性樹脂であることもできる。
【0026】好ましくは本発明の本具体例と関連して使
用される水不溶性、アルカリ可溶性又は膨潤性樹脂はフ
ェノール性ヒドロキシ基を含む。本発明と関連して像形
成層に使用するために好適な水不溶性、アルカリ可溶性
又は膨潤性樹脂は例えばALNOVOL(Reichold Hoechst の
登録商標)及びDUREZ(OxyChem の登録商標)の如き合
成ノボラック樹脂及びMARUKA LYNCUR M(Dyno Cyanamid
の登録商標)の如き合成ポリビニルフェノールであ
る。
【0027】特に好適な架橋親水性層はホルムアルデヒ
ド、グリオキサール、ポリイソシアネート又は加水分解
テトラ−アルキルオルトシリケートの如き架橋剤で架橋
された親水性結合剤から入手してもよい。
【0028】この具体例によればインク不粘着相はシリ
コンベースのポリマーのインク不粘着ラテックスを含
む。インク不粘着ラテックスと親油性結合剤の量の間の
比は1:5〜5:1、より好ましくは1:2〜2:1に
ある。
【0029】第2の具体例ではインク受容相は親油性ポ
リマーのラテックスを含む。本発明の本具体例と関連し
て使用するための親油性ポリマーラテックスの特別な例
は好ましくはポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リアクリロニトリル、ポリビニルカルバゾールなど、そ
れらのコポリマー又は混合物である。最も好ましく使用
されるものはポリスチレン、ポリメチルメタクリレート
又はそれらのコポリマーである。前記ポリマーラテック
スは硬化されてもよい。
【0030】この具体例によればインク不粘着相はシリ
コンベースのポリマーのインク不粘着ラテックスも含
む。インク不粘着ラテックスと親油性結合剤の量の間の
比は1:10〜10:1、より好ましくは1:5〜5:
1、最も好ましくは1:2〜2:1の範囲である。
【0031】これらの二つの具体例はそれらを水性分散
液から被覆できるという利点を有する。第3の具体例で
はインク受容相は連続親油性結合剤を含む。本発明の本
具体例と関連して前記結合剤に使用するための親油性ポ
リマーの特別な例は上述のような親油性ポリマーであ
る。前記親油性結合剤は硬化されてもよい。
【0032】この具体例によればインク不粘着相はシリ
コンベースのポリマーのインク不粘着ラテックスも含
む。インク不粘着ラテックス及び親油性結合剤の量の間
の比は1:10〜10:1、より好ましくは1:5〜
5:1、最も好ましくは1:2〜2:1である。この具
体例では記録層の被覆は親油性ポリマーのための有機溶
媒から適用される。
【0033】記録層の厚さは好ましくは0.2〜25μ
m、より好ましくは1〜10μmの範囲である。
【0034】インク受容又はインク不粘着ポリマーの重
量平均分子量は5000〜1000000g/molの
範囲であることができる。
【0035】ポリマー格子は0.01μm〜50μm、
より好ましくは0.05μm〜10μm、最も好ましく
は0.05μm〜2μmの粒径を有してもよい。
【0036】感熱性記録材料は光を熱に変換しうる化合
物を含むことが好ましい。光を熱に変換しうる化合物は
記録層に隣接する層に存在させることができるが、記録
層に存在させることが好ましい。光を熱に変換しうる好
適な化合物は赤外線吸収成分を含むことが好ましいが、
吸収の波長は使用される化合物の吸収が像に従った露光
のために使用される光源の波長範囲にある限りあまり重
要でない。特に有用な化合物は例えば色素であり、特に
赤外色素、カーボンブラック、金属カーバイド、硼化
物、窒化物、窒化炭素( carbonitrides)、ブロンズ構
造酸化物及びブロンズ系に構造的に関連するがA成分を
欠く酸化物(例えばWO2.9 )である。ポリピロー
ル又はポリアニリンベースの導電性ポリマー分散液の如
き導電性ポリマー分散液を使用することもできる。カー
ボンブラックは極めて良好な結果を生じることがわかっ
た。
【0037】感熱性記録材料の支持体は平版印刷版材料
のために好ましい支持体であればいずれのものであって
もよい。前記支持体はポリマー、金属又はガラス層の如
き親水性又は疎水性表面を有する層であることができ
る。
【0038】本発明の一つの具体例によれば、平版ベー
スは水性被覆層の接着に好ましい影響を与える親水性表
面を有する。親水性表面を有する特に好ましい平版ベー
スは電気化学的に粒状化され陽極酸化されたアルミニウ
ム支持体である。本発明によれば、陽極酸化されたアル
ミニウム支持体はその表面の親水性を改良するために処
理されてもよい。例えば、アルミニウム支持体は高温
(例えば95℃)でケイ酸ナトリウム溶液でその表面を
処理することによってケイ酸化させてもよい。あるい
は、無機フッ化物をさらに含有してもよいリン酸溶液で
酸化アルミニウム表面を処理することを含むリン酸処理
を適用してもよい。さらに、酸化アルミニウム表面をく
えん酸又はくえん酸塩溶液でリンスしてもよい。この処
理を室温で実施してもよく、又は約30〜50℃の室温
よりわずかに高い温度で実施することもできる。さらに
重要な処理は二炭酸塩溶液で酸化アルミニウム表面をリ
ンスすることを含む。さらに、酸化アルミニウム表面は
ポリリン酸ビニル、ポリメチルリン酸ビニル、ポリビニ
ルアルコールのリン酸エステル、ポリスルホン酸ビニ
ル、ポリベンゼンスルホン酸ビニル、ポリビニルアルコ
ールの硫酸エステル、及びスルホン化脂肪族アルデヒド
との反応によって形成されるポリビニルアルコールのア
セタールで処理されてもよい。さらに1以上のこれらの
後処理を単独で又は組合せて処理してもよいことは明ら
かである。
【0039】疎水性支持体は不透明又は透明であっても
よく、例えば紙支持体又は樹脂支持体であることができ
る。紙支持体が使用されるとき、アルファ−オレフィン
ポリマーで片側又は両側を被覆したもの(例えば耐ハレ
ーション色素又は顔料を所望により含有するポリエチレ
ン層)が好ましい。好ましくは有機樹脂支持体が使用さ
れ、例えば酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース及
び酪酸セルロースの如きセルロースエステル;ポリ(エ
チレンテレフタレート)の如きポリエステル;ポリ酢酸
ビニル、ポリスチレン、ポリカーボネート;ポリ塩化ビ
ニル又はポリエチレン又はポリプロピレンの如きポリ−
アルファ−オレフィンを挙げることができる。
【0040】1以下の下塗り層を、本発明に従って使用
するための記録層と支持体の間に被覆し、これらの二つ
の層の間付着性を改良してもよい。
【0041】平版印刷版を得るために本発明による感熱
性記録材料は像に従って加熱され化学線に露光され、次
いでさらなる現像なしで印刷版として使用される。
【0042】熱はサーマルプリンターによって適用され
ることが好ましい。
【0043】化学線は光を熱に変換する化合物によって
吸収される光である。
【0044】本発明に関連する像に従った露光はレーザ
ー又はL.E.D.の使用を含む像に従った走査露光で
あることが好ましい。赤外(IR)及び/又は近赤外で
放射するレーザー、即ち700−1500nmの波長範
囲で放射するレーザーを使用することが本発明では特に
好ましい。本発明に関連して使用するために特に好適な
ものは近赤外で放射するレーザーダイオードである。
【0045】第1及び第3具体例による感熱性記録材料
では露光された領域はインク不粘着性になり、一方未露
光領域はインク受容性のままである。第2具体例ではイ
ンク不粘着格子の量に対する親油性格子の量によって露
光領域はインク不粘着性になり、一方未露光領域はイン
ク受容性のままであるか、又は露光領域はインク受容性
になり、一方未露光領域はインク不粘着性のままであ
る。
【0046】
【実施例】下記実施例によって本発明を説明するが、本
発明はそれらに限定されるものではない。全ての部は特
記しない限り重量部による。
【0047】実施例 1 27.2gの5.5%ポリビニルアルコール溶液を3.
0gの50%シリコーン乳剤(Wacker−Chemie GmbH ,
ドイツからのDehesive 410 E)及び0.62gの
37%のメチル水素シロキサン架橋剤(Wacker−Chemie
GmbH ,ドイツからのV 72)と混合することによっ
て水性分散液を製造する。この分散液を水を用いて50
mlの最終体積にし、これをドクターナイフで下塗りP
ETポリエステル支持体上に50μmの未乾燥厚さに被
覆し、50℃の温度で2時間乾燥した。
【0048】ポジ像は67mWの出力レベルを有するサ
ーマルプリンター(Agfa−GevaertN. V. ,ベルギーか
らのDRYSTAR ITT 917)でこの材料を像に従って加
熱することによって形成される。この像形成材料はHost
man−Steinberg ReflectaDryインク(マゼンタ)を使用
してAB DICK 9860印刷機上の無水印刷版として使
用される。100以下のコピー画像が満足に印刷され
た。
【0049】実施例 2 2.5gの20%ポリスチレン分散液を4.0gの50
%シリコーン乳剤(Wacker−Chemie GmbH ,ドイツから
のDehesive 410 E)及び0.81gの37%のメ
チル水素シロキサン架橋剤(Wacker−Chemie GmbH ,ド
イツからのV72)及び0.12gの下記式を有する赤
外線吸収色素と混合することによって製造する。
【化1】
【0050】その分散液を水を用いて20mlの全体積
にして充分混合する。分散液をドクターナイフで下塗り
PETポリエステル支持体上に20μmの未乾燥厚さに
被覆し、60℃の温度で10分間乾燥した。
【0051】像は305mWの出力レベル及び8m/s
のドラムスピードを有する外部ドラムダイオードレーザ
ー(830nm)で形成される。ネガ像材料はHostman
−Steinberg Reflecta Dry インク(マゼンタ)を使用
してAB DICK 9860印刷機上の無水印刷版として使
用される。100以下のコピー画像が満足に印刷され
た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペテル・セイサンス ベルギー国モートゼール、セプテストラー ト 27 アグファ・ゲヴェルト・ナームロ ゼ・ベンノートチャップ内 (72)発明者 ルク・ランデルス ベルギー国モートゼール、セプテストラー ト 27 アグファ・ゲヴェルト・ナームロ ゼ・ベンノートチャップ内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 均質インク受容相及びインク不粘着相を
    含有する記録層を支持体上に有する感熱性記録材料にお
    いて、前記インク不粘着相がシリコンベースのポリマー
    を含むことを特徴とする感熱性記録材料。
  2. 【請求項2】 前記感熱性記録材料が光を熱に変換しう
    る化合物を含むことを特徴とする請求項1記載の感熱性
    記録材料。
JP10151823A 1997-06-05 1998-06-02 感熱性像形成材料及びそれを用いる平版印刷版の製造方法 Pending JPH10337960A (ja)

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