JPH10337718A - 型枠の仕切板 - Google Patents

型枠の仕切板

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JPH10337718A
JPH10337718A JP16805097A JP16805097A JPH10337718A JP H10337718 A JPH10337718 A JP H10337718A JP 16805097 A JP16805097 A JP 16805097A JP 16805097 A JP16805097 A JP 16805097A JP H10337718 A JPH10337718 A JP H10337718A
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JP
Japan
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mold
partition plate
formwork
plate
size
Prior art date
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Application number
JP16805097A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Iida
好孝 飯田
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 型枠への着脱作業が容易で、仕切部の寸法精
度も高く、仕切部からの原料スラリーの漏出を防止でき
る仕切板の提供。 【解決手段】 型枠に原料スラリーを注入してALCパ
ネル等を製造する方法に用いる仕切板として、型枠の内
面寸法よりやや小さい大きさを有し、その裏面には鉄板
が貼着された仕切板本体の外周部に、型枠の底面および
内側両側面に当接する膨縮体からなる外面寸法可変構造
体を備え、前記膨縮体への圧縮流体供給系を具備してい
ることを特徴とする。 【効果】 型枠から取出した中間製品の寸法精度、品
質、原料の歩留りを向上できる。中間製品を取出した後
の型枠や仕切板の付着物除去作業に手間がかからない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば軽量気泡
コンクリート(ALC)パネル等の製造技術に係り、よ
り詳しくは箱状の型枠を用いて前記ALCパネル等を製
造する場合に、型枠に内嵌し、その内面寸法すなわちパ
ネルの寸法を調整する手段に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばALCパネルを製造する場
合は、内面寸法が長さ約6000mm、幅1500m
m、深さ600mm程度の長方形の箱状の型枠に、パネ
ル数に対応する補強鉄筋をセットした後、原料スラリー
を注入して発泡させ、この原料スラリーが半可塑性状態
に硬化した時点で型枠から取出し、所望の寸法に切断す
る。所望の寸法に切断された半可塑性体は、その後オー
トクレーブに装入し、高温高圧で水蒸気養生し、しかる
後必要に応じて外面を切削加工して製品にしている。こ
の場合、ALCパネルの製品の高さは、コーナー部等特
殊な例以外は型枠の深さと同程度の600mmであり、
幅は37〜15mmである。一方、長さは、型枠長さの
6000mmが最長であり、それよりも短いパネルが必
要な場合は、長い製品パネルを所望寸法に切断するか、
型枠に仕切板を挿入して内面寸法長さを調整する方法が
とられる。
【0003】型枠に仕切板を挿入して内面寸法長さを調
整する方法としては、複数のアングルを格子状に溶接し
た骨組に鉄板を固着した構造となした仕切板を型枠内に
挿入して、当該仕切板の上部両端部に水平に突設したブ
ラケットを介して型枠の上縁に懸架し、該ブラケットに
螺着したボルトを型枠の上縁に締付けて固定する方法が
一般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、型枠や
仕切板は長期間使用しているうちに歪みが生じ、型枠に
対する仕切板の着脱が円滑に行えなくなって作業に難渋
したり、仕切り部の寸法精度が低下するといった問題が
ある。また、型枠と仕切板との間に部分的に隙間が生じ
てスラリーが洩れることがあり、その状況によっては製
品の品質にも影響することもあり、さらに半可塑体を取
出した後の型枠や仕切板の付着物の除去に多くの手間と
時間がかかるといった問題もある。かかる対策として、
仕切板の両側面や底面等、型枠の内面に接触する部分に
軟質のパッキングを取着して、仕切板着脱の簡便化やス
ラリーの洩れ防止をはかっているが、その効果は十分で
ないのが実状である。
【0005】この発明は、このような従来の問題を解決
するためになされたもので、型枠への着脱作業が容易
で、仕切部の寸法精度も高く、仕切部からの原料スラリ
ーの漏出を防止できる仕切板を提供しようとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る仕切板
は、仕切板本体を型枠の内面寸法より小さい大きさに形
成するとともに、型枠内面に当接する部分が可動となす
外面寸法の拡縮機構を設けたもので、その要旨は、箱状
の型枠内に、該型枠の一方の内側面と平行に挿入して固
定し、型枠内の寸法を調整する仕切板であって、該仕切
板は型枠の内面寸法よりやや小さい大きさを有し、その
裏面には鉄板が貼着され、外周部には型枠の底面および
内側両側面に当接する膨縮体からなる外面寸法可変構造
体を備え、前記膨縮体への圧縮流体供給系を有している
ことを特徴とし、さらに、この仕切板には前記外面寸法
可変構造体を膨張させた状態で型枠内面に押圧する流体
圧シリンダーを設けたりするものである。
【0007】また、前記仕切板の外面寸法可変構造体と
しては、仕切板の底面および両側面に囲むように取着さ
れ、内部に圧縮流体を導入することにより膨張し、圧縮
流体を抜くと収縮する中空の軟質管で構成され、該軟質
管内部の圧縮流体を抜いて収縮させると仕切板の寸法が
型枠の内面寸法よりやや小さくなり、軟質管内部に圧縮
流体を導入して膨張させると当該軟質管が型枠の底面お
よび内側両側面に密接可能となす構造のものを用いるこ
とができる。
【0008】また、この発明は上記のものとは異なる構
造の外面寸法の拡縮機構を持つ仕切板として、型枠の内
面寸法よりやや小さい大きさを有し、裏面に鉄板を貼着
した平板と、外周部に型枠の底面および内側両側面に当
接する弾性体が貼着され、前記平板の背面側上部に横設
した水平杆の両端部に、該平板の正面の底部端面および
両側端面に沿うように上端部が回動自在に枢着され、か
つ、下端部を上下方向に屈曲自在に連結した一対のL字
形部材と、前記水平杆の中央部に垂設され、前記L字形
部材の下端部連結部に接続されて当該L字形部材を上下
方向に回動させる流体圧シリンダーとから構成され、型
枠にセットする際は、前記流体圧シリンダーにてL字形
部材の連結部を上方に屈曲させた状態で型枠に挿入して
固定し、型枠にセット後は流体圧シリンダーにて前記屈
曲状態の連結部を押し下げて当該L字形部材の外面弾性
体を型枠内面に密接させるようにしたもの、型枠の内面
寸法よりやや小さい大きさを有し、裏面に鉄板を貼着し
た中央および左右の3個の平板で構成され、かつ、中央
の平板には下端面に、左右の平板には下端面と外側面
に、それぞれ型枠の底面および内側両側面に当接する弾
性体が貼着され、左右の平板はその内側面を中央の平板
に前後方向に回動自在に連結され、かつ、背面側に配設
した流体圧シリンダーにて前記連結部を支点に正面側に
屈曲させるごとく支持され、型枠にセットする際は、前
記流体圧シリンダーにて左右の平板を正面側に屈曲させ
た状態で型枠に挿入して固定し、型枠にセット後は流体
圧シリンダーにて前記屈曲状態の左右の平板を前側に回
動させてその外側面の弾性体を型枠内面に密接させるよ
うにしたもの、型枠の内面寸法よりやや小さい大きさを
有し、裏面に鉄板を貼着した平板で構成され、かつ、下
端面に型枠の底面に当接する弾性体が貼着され、該平板
の正面側の一側面または両側面に型枠の内側面に当接す
る丸棒状の弾性体を前後動可能に取付け、該平板の正面
に横設した流体圧シリンダーにてリンク機構を介して前
記丸棒状の弾性体を前後動させるごとく設け、型枠にセ
ットする際は、前記流体圧シリンダーにて丸棒状の弾性
体を内方向に後退させた状態で型枠に挿入して固定し、
型枠にセット後は流体圧シリンダーにて前記丸棒状の弾
性体を伸長させて型枠内面に密接させるようにしたもの
を特徴とするものである。
【0009】この発明における仕切板本体は、複数本の
角管を用いて矩形に組立て、その表面に鉄板を溶接して
構成したものや、平板を組合わせて構成したものを用い
る。また、軟質管としては、シール性や耐久性、コスト
等を考慮すると塩化ビニール製のものが好ましく、ま
た、弾性体としては、シール性や耐久性、コスト等を考
慮するとゴム製が好適である。さらに、使用する圧縮流
体としては、空気等の気体、水等の液体のいずれでもよ
いが、圧縮空気が好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施例を示す
仕切板の正面図、図2は図1AーA線上の縦断側面図、
図3は同じくこの発明の他の実施例を示す仕切板の正面
図、図4は同上仕切板の側面図、図5は図3AーA線上
の縦断側面図、図6は同じくこの発明の他の実施例を示
す仕切板の正面図、図7は同上仕切板の平面図、図8は
同上仕切板の側面図、図9は同じくこの発明の他の実施
例を示す仕切板の正面図、図10は同上仕切板の平面
図、図11は同上仕切板の要部を拡大して示す平面図で
あり、1、11、21、31は仕切板本体、2、22
a、23a、32は角管、3、13、22b、23b、
33は鉄板、4、37、38は断面コ字形のチャンネル
材、5は軟質管、6、16、28、40はブリッジ、
7、17は圧縮空気貯蔵タンク、8は押圧用エアーシリ
ンダー、9は押圧ロッド、12は平板、13は鉄板、1
4はL字形部材、15は水平杆、18、25、34はゴ
ム製の弾性体、19、26、35は拡縮用エアーシリン
ダー、22は中央の固定平板、23は左右の可動平板、
27はリンク、36はリンク機構、37aはゴム製の丸
棒状弾性体、39は支持部材である。
【0011】図1、図2に示す仕切板は、複数本の角管
2を溶接して四角な枠状に組立て、その裏面に鉄板3を
溶接にて貼り付けて仕切板本体1を構成する。この仕切
板本体1の大きさは、型枠Kの内面寸法より小さい寸法
となっている。この仕切板本体1の両側面と下端面(底
面)には、断面コ字形のチャンネル材4が外側に開口し
て溝を形成するように固着されており、このチャンネル
材4の溝に1本の塩化ビニール製の軟質管5が嵌め込ま
れている。したがって、仕切板本体1の最大寸法は前記
チャンネル材4を含む寸法となるが、型枠Kの内面寸法
よりは若干小さい寸法となっている。前記軟質管5の一
端は仕切板本体1の上部に配設した一方の圧縮空気貯蔵
タンク7に接続され、他端は閉塞されており、通常はチ
ャンネル材4の溝内に収納された状態にあり、圧縮空気
を供給して軟質管5を膨張させるとその一部がチャンネ
ル材4の溝より突出するごとくチャンネル材4の溝に取
着されている。仕切板本体1の上縁両側には、型枠Kの
上縁に懸架するブリッジ6が固着されており、その両外
側には仕切板本体1を型枠Kに固定するためのボルト6
aが螺着されている。
【0012】さらに、仕切板本体1の下縁両隅部には、
当該隅部の角管2を貫通してロッド先端部で前記軟質管
5を隅部に向って押圧する一対の押圧用エアーシリンダ
ー8が傾斜設置され、仕切板本体1の上部に配設した他
方の圧縮空気貯蔵タンク7より圧縮空気が供給されるよ
うに配管されている。なお、ここでは圧縮空気の供給配
管構成は省略しているが、圧縮空気の供給配管系には、
開閉バルブ等が設けられていることはいうまでもない。
【0013】上記構造の仕切板を使用する場合は、まず
軟質管5内の圧縮空気を完全に抜いて当該軟質管5が収
縮した状態で、図示していないクレーンによりブリッジ
6を介して当該仕切板を懸吊し、型枠Kの所望位置に降
下させて上縁に垂直に載置した後、ボルト6aにて型枠
Kに固定する。この時、仕切板は型枠Kの内面寸法より
小さくなっているので、円滑にセットすることができ
る。しかる後、圧縮空気貯蔵タンク7より圧縮空気を軟
質管5に供給すると、チャンネル材4の溝内で軟質管5
が膨張することにより仕切板が型枠Kの内面に密着固定
される。したがって、型枠K内にスラリーを注入しても
仕切板の位置がずれたり、型枠内面との当接部よりスラ
リーが漏出することがない。さらに、押圧用エアーシリ
ンダー8を作動させれば、膨張して型枠Kの内面に密着
している軟質管5が型枠Kの隅部に押圧されてより気密
が保持される。
【0014】型枠K内に注入されたスラリーが硬化して
仕切板を型枠Kより取出す際は、仕切板を型枠に固定し
ているボルト6aを緩めると共に、2基の圧縮空気貯蔵
タンク7を解放して軟質管5および押圧用エアーシリン
ダー8内の圧縮空気を抜き、軟質管5を型枠Kの内面よ
り離間せしめた後、クレーンにより仕切板を吊り上げて
型枠Kより離脱させる。この時も、仕切板は型枠Kの内
面寸法より小さくなっているので、円滑に取出すことが
できる。
【0015】次に、図3〜図5に示す仕切板は、型枠K
の内面寸法より小さい寸法の平板12の裏面に鉄板13
を溶接にて貼り付けて仕切板本体11を構成しており、
この仕切板本体11の正面側上部に横設した水平杆15
の両端部に、外周部に型枠Kの底面および内側両側面に
当接する弾性体18が貼着された一対のL字形部材14
を該仕切板本体11の正面の底部端面および両側端面に
沿うように上端部を支軸14−2にて回動自在に枢着
し、該L字形部材14の相対向する下端部には長孔14
−1が設けられており、この双方の長孔14−1が相重
なった状態で、前記水平杆15の中央部に垂設した拡縮
用エアーシリンダー19のロッド先端と屈曲可能に連結
され、該拡縮用エアーシリンダー19を伸長させるとL
字形部材14の連結部が押し下げられて拡がり水平状と
なることにより、当該L字形部材14の外周に貼着した
弾性体18が型枠Kの底面および内側両側面に密着する
ごとくなし、また、前記拡縮用エアーシリンダー19を
縮小させるとL字形部材14の連結部が引き上げられる
ことによりL字形部材14が連結部から上側に屈曲し、
弾性体18が型枠Kの底面および内側両側面より離間す
る仕組みとなっている。圧縮空気貯蔵タンク17は、水
平杆15に吊設されている。仕切板本体11の上縁両側
には、前記のものと同様、型枠Kの上縁に懸架するブリ
ッジ16が固着されており、その両外側には仕切板本体
11を型枠Kに固定するためのボルト16aが螺着され
ている。
【0016】この仕切板の使用に際しては、拡縮用エア
ーシリンダー19を縮小させてL字形部材14を連結部
より上方に屈曲させた状態で、前記と同様図示していな
いクレーンによりブリッジ16を介して当該仕切板を懸
吊し、型枠Kの所望位置に降下させて上縁に垂直に載置
した後、ボルト16aにて型枠Kに固定する。この時L
字形部材14は支軸14−2を支点に引上げられて仕切
板本体11の内側に位置し、また、仕切板本体11の型
枠Kの内面寸法より小さい大きさとなっているので、型
枠Kに円滑にセットできる。しかる後、拡縮用エアーシ
リンダー19を伸長させると、L字形部材14の連結部
が押し下げられて左右に拡がり水平状となることによ
り、当該L字形部材14の外周に貼着した弾性体18が
型枠Kの底面および内側両側面に密着した状態で固定さ
れて気密が保持される。したがってこの場合も、型枠K
内にスラリーを注入しても仕切板の位置がずれたり、型
枠内面との当接部よりスラリーが漏出することがない。
【0017】型枠K内に注入されたスラリーが硬化して
仕切板を型枠Kより取出す際は、仕切板を型枠に固定し
ているボルト16aを緩めると共に、拡縮用エアーシリ
ンダー19を縮小させてL字形部材14を連結部より上
方に屈曲させて弾性体18を型枠Kの底面および内側両
側面より離間させ、しかる後クレーンにより仕切板を吊
り上げて型枠Kより離脱させる。この時も、仕切板は型
枠Kの内面寸法より小さくなっているので、円滑に取出
すことができる。
【0018】図6〜図8に示す仕切板の構造は、複数本
の角管22aを溶接して四角な枠状に組立て、その裏面
に鉄板22b溶接にて貼り付けて構成した中央の固定平
板22と、該固定平板と同様、複数本の角管23aを溶
接して四角な枠状に組立て、その裏面に鉄板23b溶接
にて貼り付けて構成した左右の可動平板23の3個の平
板とからなり、中央の固定平板22に左右の可動平板2
3をそれぞれ連結軸22−1を支点に前後方向に回動自
在に連結して仕切板本体21を構成し、かつ中央の固定
平板22には下端面に、左右の可動平板23には下端面
と外側面に、それぞれ型枠Kの底面および内側両側面に
当接する弾性体25が貼着されている。この3個の弾性
体付き平板で構成した仕切板本体21の幅は、型枠Kの
内面寸法より弾性体25の厚み分大きい寸法となってい
る。
【0019】また、左右の可動平板23は、当該仕切板
本体21の正面側中間に配設した拡縮用エアーシリンダ
ー26の両端部にそれぞれ両側に相対する一対のリンク
27を介して接続されている。23−1は左右の可動平
板23に突設したリンク連結用のブラケットである。す
なわち、左右の可動平板23は、拡縮用エアーシリンダ
ー26を伸長したときにはそれぞれ連結軸22−1を支
点に同時に裏面側に向って回動し、その表面は中央の固
定平板22の表面と面一となって一枚板状となり、拡縮
用エアーシリンダー26を縮小すると左右の可動平板2
3はそれぞれ連結軸22−1を支点に同時に正面側に向
って約30度回動し屈曲することにより、当該仕切板本
体21の幅が型枠Kの内幅より小さくなるようになって
いる。
【0020】なお、この仕切板も同様、仕切板本体21
の上縁両側には、前記のものと同様、型枠Kの上縁に懸
架するブリッジ28が固着されており、その両外側には
仕切板本体21を型枠Kに固定するためのボルト28a
が螺着されている。また、図示していないが、必要に応
じ圧縮空気貯蔵タンクを仕切板本体21に配設してもよ
い。
【0021】この仕切板の使用に際しては、まず拡縮用
エアーシリンダー26を縮小させて左右の可動平板23
を正面側に向って約30度屈曲させた状態で、前記と同
様図示していないクレーンによりブリッジ28を介して
当該仕切板を懸吊し、型枠Kの所望位置に降下させて下
端面に取付けた弾性体25を型枠Kの底面に密着した状
態で該型枠Kの上縁に垂直に載置した後、ボルト28a
にて型枠Kに固定する。この時、左右の可動平板23が
正面側に屈曲しているので、仕切板の幅は型枠Kの内幅
より小さくなっており、円滑にセットできる。その後、
拡縮用エアーシリンダー26を伸長させると、左右の可
動平板23が裏側に回動して中央の固定平板22の表面
と面一となって、当該可動平板23に取着した弾性体2
5が型枠Kの底面および内側両側面に密着した状態で固
定されて気密が保持される。したがってこの場合も、型
枠K内にスラリーを注入しても仕切板の位置がずれた
り、型枠内面との当接部よりスラリーが漏出することが
ない。
【0022】型枠K内に注入されたスラリーが硬化して
仕切板を型枠Kより取出す際は、仕切板を型枠に固定し
ているボルト28aを緩めると共に、拡縮用エアーシリ
ンダー26を縮小させて左右の可動平板23を再び正面
側に屈曲させて弾性体25を型枠Kの内側両側面より離
間させ、しかる後クレーンにより仕切板を吊り上げて型
枠Kより離脱させる。この時も、仕切板は型枠Kの内面
寸法より小さくなっているので、円滑に取出すことがで
きる。
【0023】また、図9〜図11に示す仕切板の構造
は、複数本の角管32を溶接して四角な枠状に組立て、
その裏面に当該枠体より長い幅を有する鉄板33を溶接
にて貼り付けて仕切板本体31を構成し、その下端面に
は全長にわたってゴム製の弾性体34が取着されてい
る。この仕切板本体31の鉄板33を含む最大幅は、型
枠Kの内面寸法より小さい寸法となっている。この仕切
板本体1の両側面には、断面コ字形のチャンネル材38
が外側に開口して溝を形成するように、前記鉄板33の
両端突出部に前後動可能に取付けられており、このチャ
ンネル材4の溝にゴム製の丸棒状弾性体37aが型枠K
の内面に密着するように取着された断面コ字形のチャン
ネル材37が前後に摺動可能に嵌合されている。上記断
面コ字形のチャンネル材37は、仕切板本体31の角管
32に前後動可能に貫通支持された2本のロッド37−
1に支持され、かつ、前記2本のロッド37−1は仕切
板本体1側に垂直に配した支持部材39に接続されてい
る。この両側の支持部材39は、該仕切板本体31の正
面側に横設した拡縮用エアーシリンダー35にてリンク
機構36を介して前後動する仕組みとなっている。リン
ク機構36は、仕切板本体31に回動自在に枢着された
中央部のリンク36−1と、この中央部のリンク36−
1に一端を回動自在に枢着し、他端を前記支持部材39
に回動自在に枢着した一対の長尺リンク36−2とから
なり、中央部のリンク36−1に連結した拡縮用エアー
シリンダー35の伸縮動作により、両側の支持部材39
に軸着されたチャンネル材37が同時に前後動して、当
該チャンネル材37に取着されたゴム製の丸棒状弾性体
37aを介して仕切板本体31の幅が伸縮するようにな
っている。
【0024】なお、この仕切板も同様、仕切板本体31
の上縁両側には、前記のものと同様、型枠Kの上縁に懸
架するブリッジ40が固着されており、その両外側には
仕切板本体31を型枠Kに固定するためのボルト40a
螺着されている。また、必要に応じ圧縮空気貯蔵タンク
を仕切板本体31に配設してもよい。
【0025】上記仕切板を型枠Kにセットする際は、前
記拡縮用エアーシリンダー35を縮小して両側のゴム製
の丸棒状弾性体37aを内側に没した状態で前記と同様
図示していないクレーンにより型枠Kの所望位置に挿入
し、下端面に取付けたゴム製の弾性体34を型枠Kの底
面に密着した状態で固定する。この時、仕切板の幅は型
枠Kの内幅より小さくなっているので円滑にセットでき
る。しかる後、拡縮用エアーシリンダー35を作動させ
てチャンネル材37を押出してゴム製の丸棒状弾性体3
7aを型枠Kの内側面に押圧して密着させる。したがっ
てこの場合も、型枠K内にスラリーを注入しても仕切板
の位置がずれたり、型枠内面との当接部よりスラリーが
漏出することがない。
【0026】仕切板を型枠Kより取出す際は、前記のセ
ット時と反対に拡縮用エアーシリンダー35を作動させ
てチャンネル材37を引き込んでゴム製の丸棒状弾性体
37aを型枠Kの内側両側面より離間させ、しかる後ク
レーンにより仕切板を吊り上げて型枠Kより離脱させ
る。この時も、仕切板は型枠Kの内面寸法より小さくな
っているので、円滑に取出すことができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明しごとく、この発明の仕切板
は、仕切板本体を型枠の内面寸法より小さい大きさに形
成するとともに、型枠内面に当接する部分を可動となし
た外面寸法可変機構を備えているので、型枠に対する着
脱を円滑に行うことができ、着脱作業の手間と時間を節
減できる効果を有する。また、型枠内面とは流体圧シリ
ンダーにより塩化ビニール製の軟質管やゴム製の弾性体
を介して密着させる構造となっているので、型枠K内に
スラリーを注入しても仕切板の位置がずれたり、型枠内
面との当接部よりスラリーが漏出することがない。その
ため、型枠から取出した中間製品の寸法精度や品質と、
原料の歩留りを向上させることができる上、半可塑性体
を取出した後の型枠や仕切板の付着物除去作業も簡単に
行うことができるといった効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す仕切板の正面図であ
る。
【図2】図1AーA線上の縦断側面図である。
【図3】この発明の他の実施例を示す仕切板の正面図で
ある。
【図4】同上仕切板の側面図である。
【図5】図3AーA線上の縦断側面図である。
【図6】この発明の他の実施例を示す仕切板の正面図で
ある。
【図7】同上仕切板の平面図である。
【図8】同上仕切板の側面図である。
【図9】この発明の他の実施例を示す仕切板の正面図で
ある。
【図10】同上仕切板の平面図である。
【図11】同上仕切板の要部を拡大して示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1、11、21、31 仕切板本体 2、22a、23a、32 角管 3、13、22b、23b、33 鉄板 4、37、38 断面コ字形のチャンネル材 5 軟質管 6、16、28、40 ブリッジ 7、17 圧縮空気貯蔵タンク 8 押圧用エアーシリンダー 9 押圧ロッド 12 平板 13 鉄板 14 L字形部材 15 水平杆 18、25、34 ゴム製の弾性体 19、26、35 拡縮用エアーシリンダー 22 中央の固定平板 23 左右の可動平板 27 リンク 36 リンク機構 37a ゴム製の丸棒状弾性体 39 支持部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱状の型枠内に、該型枠の一方の内側面
    と平行に挿入して固定し、型枠内の寸法を調整する仕切
    板であって、該仕切板は型枠の内面寸法よりやや小さい
    大きさを有し、その裏面には鉄板が貼着され、外周部に
    は型枠の底面および内側両側面に当接する膨縮体からな
    る外面寸法可変構造体を備え、前記膨縮体への圧縮流体
    供給系を具備していることを特徴とする型枠の仕切板。
  2. 【請求項2】 箱状の型枠内に、該型枠の一方の内側面
    と平行に挿入して固定し、型枠内の寸法を調整する仕切
    板であって、該仕切板は型枠の内面寸法よりやや小さい
    大きさを有し、その裏面には鉄板が貼着され、外周部に
    は型枠の底面および内側両側面に当接する膨縮体からな
    る外面寸法可変構造体を備え、前記膨縮体への圧縮流体
    供給系を有し、さらに前記外面寸法可変構造体を膨張さ
    せた状態で型枠内面に押圧する流体圧シリンダーを備え
    ていることを特徴とする型枠の仕切板。
  3. 【請求項3】 仕切板の外面寸法可変構造体は、仕切板
    の底面および両側面に囲むように取着され、内部に圧縮
    流体を導入することにより膨張し、圧縮流体を抜くと収
    縮する中空の軟質管で構成され、該軟質管内部の圧縮流
    体を抜いて収縮させると仕切板の寸法が型枠の内面寸法
    よりやや小さくなり、軟質管内部に圧縮流体を導入して
    膨張させると当該軟質管が型枠の底面および内側両側面
    に密接可能となすことを特徴とする請求項1または2記
    載の型枠の仕切板。
  4. 【請求項4】 箱状の型枠内に、該型枠の一方の内側面
    と平行に挿入して固定し、型枠内の寸法を調整する仕切
    板であって、該仕切板は型枠の内面寸法よりやや小さい
    大きさを有し、裏面に鉄板を貼着した平板と、外周部に
    型枠の底面および内側両側面に当接する弾性体が貼着さ
    れ、前記平板の正面側上部に横設した水平杆の両端部
    に、該平板の正面の底部端面および両側端面に沿うよう
    に上端部が回動自在に枢着され、かつ、下端部を上下方
    向に屈曲自在に連結した一対のL字形部材と、前記水平
    杆の中央部に垂設され、前記L字形部材の下端部連結部
    に接続されて当該L字形部材を上下方向に回動させる流
    体圧シリンダーとから構成され、型枠にセットする際
    は、前記流体圧シリンダーにてL字形部材の連結部を上
    方に屈曲させた状態で型枠に挿入して固定し、型枠にセ
    ット後は流体圧シリンダーにて前記屈曲状態の連結部を
    押し下げて当該L字形部材の外面弾性体を型枠内面に密
    接させるようにしたことを特徴とする型枠の仕切板。
  5. 【請求項5】 箱状の型枠内に、該型枠の一方の内側面
    と平行に挿入して固定し、型枠内の寸法を調整する仕切
    板であって、該仕切板は型枠の内面寸法よりやや小さい
    大きさを有し、裏面に鉄板を貼着した中央および左右の
    3個の平板で構成され、かつ、中央の平板には下端面
    に、左右の平板には下端面と外側面に、それぞれ型枠の
    底面および内側両側面に当接する弾性体が貼着され、左
    右の平板はその内側面を中央の平板に前後方向に回動自
    在に連結され、かつ、正面側に配設した流体圧シリンダ
    ーにて前記連結部を支点に背面側に屈曲させるごとく支
    持され、型枠にセットする際は、前記流体圧シリンダー
    にて左右の平板を正面側に屈曲させた状態で型枠に挿入
    して固定し、型枠にセット後は流体圧シリンダーにて前
    記屈曲状態の左右の平板を前側に回動させてその外側面
    の弾性体を型枠内面に密接させるようにしたことを特徴
    とする型枠の仕切板。
  6. 【請求項6】 箱状の型枠内に、該型枠の一方の内側面
    と平行に挿入して固定し、型枠内の寸法を調整する仕切
    板であって、該仕切板は型枠の内面寸法よりやや小さい
    大きさを有し、裏面に鉄板を貼着した平板で構成され、
    かつ、下端面に型枠の底面に当接する弾性体が貼着さ
    れ、該平板の正面側の一側面または両側面に型枠の内側
    面に当接する丸棒状の弾性体を前後動可能に取付け、該
    平板の正面側に横設した流体圧シリンダーにてリンク機
    構を介して前記丸棒状の弾性体を前後動させるごとく設
    け、型枠にセットする際は、前記流体圧シリンダーにて
    丸棒状の弾性体を内方向に後退させた状態で型枠に挿入
    して固定し、型枠にセット後は流体圧シリンダーにて前
    記丸棒状の弾性体を伸長させて型枠内面に密接させるよ
    うにしたことを特徴とする型枠の仕切板。
JP16805097A 1997-06-10 1997-06-10 型枠の仕切板 Pending JPH10337718A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110744686A (zh) * 2019-11-19 2020-02-04 安徽科达机电有限公司 模具挡板、模具挡板转运装置及其使用方法

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