JPH1033762A - パチンコ機製造の下穴形成用ポンチ - Google Patents

パチンコ機製造の下穴形成用ポンチ

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JPH1033762A
JPH1033762A JP20070096A JP20070096A JPH1033762A JP H1033762 A JPH1033762 A JP H1033762A JP 20070096 A JP20070096 A JP 20070096A JP 20070096 A JP20070096 A JP 20070096A JP H1033762 A JPH1033762 A JP H1033762A
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司郎 黒田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セルシートの一部を打ち抜いたり、又はセル
シートの周囲に切れ目を入れて、応力分散を図り、セル
シートの剥離、浮き上がりを阻止する。 【解決手段】 ポンチ1を遊技盤2のセルシート2a側
より遊技基板2b側に打ち込むことで、打抜刃部1cが
セルシート2aの特定部分2a−1を押圧すると共に周
囲のセルシート2aを遊技基板2bに引き込んだ後に、
打抜刃部1cが特定部分2a−1を剪断して打ち抜き、
遊技盤2にポンチ1の截頭円錐部1bと打抜刃部1cと
に対応する形状の下穴3を形成させる。又、截頭円錐部
1b又は打抜刃部1cを角錐形の切刃部として形成し、
当該切刃部の相互に隣接する外周面が交わる角縁を刃先
として形成することで、ポンチ1の打ち込みで、セルシ
ート2aに切れ目を入れて、切れ目で分離された各部分
を、遊技釘が遊技盤に進入するのに伴って、遊技釘4と
遊技基板2bとの間に引き込むこともできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ機を製
造する際に、パチンコ玉の動きを作り出す遊技釘を遊技
盤に打ち込む場合の下穴を形成するポンチに関する。
【0002】
【従来の技術】図12は従来のポンチ10を示してい
る。ポンチ10は円柱状のポンチ本体10aの先端より
截頭円錐形のポンチ先端部10bを同軸に突設し、ポン
チ先端部10bの先端より頂角の大きな短円錐状の案内
部10cを同軸に突設した形状に形成されている。図1
3は同従来のポンチ10で遊技盤20に下穴21を形成
する工程を示し、ポンチ10をその案内部10cより遊
技盤20の釘打位置にセルシート20a側より遊技基板
20b側に向けて垂直に打ち込むことで、ポンチ先端部
10bが案内部10cを進入案内としながらセルシート
20aを突き破って遊技基板20bに数ミリメートル程
度押し込まれる。この後、ポンチ10が打ち込み動作と
逆方向に真上に上昇して、ポンチ10が遊技盤20より
抜き去られることで、下穴21が遊技盤20に形成され
る。この下穴21を形成する工程は、図12に示す形状
のポンチ10が遊技盤20に設定された多数の釘打位置
と対応するように図外の鋼板製のベース板の一表面に植
立されたプレスゲージと呼ばれる下穴形成工具を使用し
て行われるのが一般的である。図14は同従来の下穴2
1の形成された遊技盤20に遊技釘22を打ち込む工程
を示し、遊技釘22の尖端部22bを下穴21(図13
参照)にセルシート20a側より遊技基板20b側に向
けて所定の傾斜角度(例えば遊技盤がパチンコ店で島に
取り付けられる上側に向けて5°程度傾斜する角度)を
以て入れた後に、遊技釘22の頭部22cに上方より遊
技釘22の軸心と同軸となるハンマー力を1回又は数回
繰り返して与えることで、遊技釘22の尖端部22b側
がセルシート20aを経由して遊技基板20bに所定量
打ち込まれる。この遊技釘22が遊技盤20に打ち込ま
れた状態においては、遊技釘22の円柱状の釘本体22
aの尖端部20b側に形成されたスパイラル状の捩り部
22eが遊技基板20bに食い込んで遊技釘22が遊技
盤20より抜けにくくする保持力を発揮している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図13に示すように、
ポンチ10を遊技盤20に打ち込んだ際、セルシート2
0aが円錐形に形成されたポンチ先端部10bでその中
心から外側に向かって押し広げられ、ポンチ先端部10
bの周囲で、セルシート20aが環状に波打って盛り上
がり、その盛上部20a−1が遊技基板20bより剥が
れて、セルシート20aと遊技基板20bとの間に環状
の隙間23が形成されることがある。又、図14に示す
ように、遊技釘22を遊技盤20に打ち込んだ際も、セ
ルシート20aが円錐形に形成された遊技釘22の尖端
部22bでその中心から外側に向かって押し広げられ、
打ち込まれた遊技釘22の根元の周囲で、セルシート2
0aが環状に波打って盛り上がり、その盛上部20a−
2が遊技基板20bより剥がれて、セルシート20aと
遊技基板20bとの間に環状の隙間24が形成されるこ
とがある。要するに、ポンチ10による下穴形成工程で
環状の隙間23が発生した場合、その後の釘打工程で当
該隙間23が発展的に拡大して隙間24になることが多
く、釘打工程で隙間24が発生しなくても、隙間24が
発生する方向の応力歪みがセルシート20aに残ってい
て、後で、隙間24が発生することがある。又、下穴形
成工程で環状の隙間23が発生しなくても、その後の釘
打工程で隙間24が発生することもある。更に、下穴形
成工程で隙間23が発生せず、釘打工程でも隙間24が
発生しなくても、隙間24が発生する方向の応力歪みが
セルシート20aに残っていて、後で、隙間24が発生
することもある。これらの図13〜14に示した環状の
盛上部20a−1,20a−2においては、セルシート
20aが光透過性を有するセルロイドに意匠図を描いた
ものである場合は、セルシート20aの剥がれは小さく
少ないが、セルロイドに代えてペットフィルム(PE
T;ポリエチレンテレフタレートフィルム)等のような
粘りの高い基材を用いた際には、セルシート20aの剥
がれがセルロイドに比べて大きく発生する傾向にある。
これは、ポンチ10又は遊技釘22が遊技盤20に打ち
込まれる際、ポンチ10又は遊技釘22がセルシート2
0aと遊技基板20bとを外側に押しやることで、ポン
チ10又は遊技釘22の周囲に位置するセルシート20
aに応力歪みが残り、その応力歪みがセルシート20a
と遊技基板20bとの結合強度の最も弱い部分に進行
し、セルシート20aの遊技釘22まわりが剥離して浮
き上がることによるものと思われる。又、セルシート2
0aとして、ペットフィルムのような表面層の裏面に透
明電極、発光層、背面電極、保護層等からなるエレクト
ロルミネセンスのような面発光体に構成されたもの、
又、当該面発光体を一部に有するもののいずれかを使用
した場合も、同様に、透明電極と発光層との間、発光層
と背面電極との間、背面電極と保護層との間、保護層と
それに裏打ちされたケント紙のような定着用紙との間等
の中で、結合強度の最も弱い部分に剥離を生じる。
【0004】そこで、この発明はポンチで遊技盤に下穴
を形成する際に、セルシートの一部を打ち抜いたり、又
はセルシートの周囲に切れ目を入れて、応力分散を図
り、セルシートの剥離、浮き上がりを阻止して、品質信
頼性を向上することができるパチンコ機製造の下穴形成
用ポンチを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1のポンチは、柱
状のポンチ本体、截頭円錐部、打抜刃部を同軸に上から
下に順に連接したことを特徴としている。この請求項1
の構成によれば、ポンチを遊技盤のセルシート側より遊
技基板側に打ち込むことにより、打抜刃部がそれに対応
するセルシートの特定部分を押圧すると共にその周囲の
セルシートを遊技基板に引きずり込むと共に、打抜刃部
がセルシートの特定部分を剪断して打ち抜くことができ
て、セルシートと遊技基板との間に環状の隙間や盛上部
が形成されることなく、遊技基板に下穴をポンチの截頭
円錐部と打抜刃部とに対応する形状に形成することがで
きる。この下穴に遊技釘を打ち込むことで、その遊技釘
が打ち込まれる際の摩擦力で、セルシートの遊技釘まわ
りが当該遊技釘の打ち込まれるのに伴い伸びて遊技釘の
外周面に沿ってセルシートによる皮膜を作り、セルシー
トと遊技基板との間に環状の隙間や盛上部を形成するこ
となく、遊技釘まわりのセルシートが遊技基板に密接し
た平面度を保持することができて、遊技釘がパチンコ玉
からの衝撃を繰り返し受けても、パチンコ玉の反発具合
や道筋をいつまでも適切な状態とし、好適な遊技性を確
保することができる。請求項2のポンチは、柱状のポン
チ本体、角錐状の切刃部を同軸に上から下に順に連接し
たことを特徴としている。この請求項2の構成によれ
ば、ポンチを遊技盤のセルシート側より遊技基板側に打
ち込むことにより、セルシートに切れ目が入り、セルシ
ートの基材がセルロイドの場合はもとより、ペットフィ
ルムのような粘りの高い基材の場合でも、切れ目の部分
は応力集中により切れ目が拡大、進行するために、遊技
釘のまわりのセルシートの応力が分散し、かつ、セルシ
ートの切れ目で分離された各部分が遊技釘が遊技盤に進
入するのに伴って、遊技釘と遊技基板との間に引き込ま
れるので、剥離、浮き上がりを阻止して、品質信頼性を
向上することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態を示してい
る。この第1実施形態はポンチを遊技盤に打ち込む際
に、セルシートの一部を打ち抜く態様である。図1のa
〜b図において、ポンチ1は、円柱状のポンチ本体1
a、截頭円錐部1b、小径な短円柱状の打抜刃部1cを
同軸に上から下に順に連接した形状に形成されている。
截頭円錐部1bは直径がポンチ本体1a側より打抜刃部
1c側に行くに従って徐々に小さくなる形状を有してい
る。打抜刃部1cは截頭円錐部1bの最も直径が小さい
下端と同径の直径を備えている。打抜刃部1cの下端面
と外周面とが交わる環状の外周縁は刃先1dとして形成
されている。
【0007】このポンチ1で遊技盤2に下穴を形成する
には、図1のc図に示すように、ポンチ1をその打抜刃
部1cより遊技盤2の釘打位置にセルシート2a側より
遊技基板2b側に向けて垂直に打ち込むことで、打抜刃
部1cの下端面がセルシート2aと遊技基板2bとを釘
打位置の中心を中心とする小円形の範囲を押圧して、そ
の周囲のセルシート2aを遊技基板2bに引きずり込む
にように侵入する。そして、セルシート2aの伸びが限
界に達すると、打抜刃部1cの刃先1dがセルシート2
aを剪断して打ち抜く。この剪断過程において、截頭円
錐部1bが伸びの誘起されたセルシート2aを遊技基板
2bとの間に挟み付けるような形態で遊技基板2bを摺
鉢状に窪ませる。この後、ポンチ1が打ち込み動作と逆
方向に真上に上昇して遊技盤2より抜き去られること
で、下穴3が遊技盤2に形成される。この下穴3の上部
はセルシート2aが遊技基板2bに密接した摺鉢状に形
成され、その底部は打抜刃部1cの短円柱状と同じ形状
で、その底面にはセルシート2aの剪断部分2a−1が
残存している。
【0008】次に、前記ポンチ1で形成された下穴3を
有する遊技盤2に遊技釘4を打ち込むには、図1のd図
に示すように、遊技釘4の尖端部4bを下穴3にセルシ
ート2a側より遊技基板2b側に向けて所定の傾斜角度
(例えば遊技盤がパチンコ店で島に取り付けられる上側
に向けて5°程度傾斜する角度)を以て入れた後に、遊
技釘4の頭部4cに上方より遊技釘4の軸心と同軸とな
るハンマー力を1回又は数回繰り返して与えることで、
遊技釘4の尖端部4b側をセルシート2aを経由して遊
技基板2bに所定量打ち込む。この遊技釘4が遊技盤に
打ち込まれる際、セルシート2aの剪断部分2a−1及
び下穴3の摺鉢状の底部側周縁は、遊技釘4とセルシー
ト2aとの間に働く摩擦力で伸び、伸びの限界に達した
後に、粉々に破砕されて、遊技釘3の侵入に伴って遊技
基板2bにばらばらに埋没する。上記セルシート2aの
伸びの結果形成された下穴3の摺鉢状の開口側周縁2a
−2は、遊技釘4の釘本体4aと遊技基板2bとで挟み
付けられて遊技基板2bに密接して摺鉢状に窪んだ形態
を保持している。遊技釘4の尖端部4b側に形成された
スパイラル状の捩り部4dは遊技基板2bに食い込んで
遊技釘4が遊技盤より抜けにくくする保持力を発揮して
いる。
【0009】この実施形態によれば、截頭円錐部1bの
小径側に短円柱状の打抜刃部1cを同軸に備えたポンチ
1で下穴3を形成すると、打抜刃部1cがそれに対応す
るセルシート2aの特定部分2a−1を押圧すると共に
その周囲のセルシート2aを遊技基板2bに引きずり込
むと共に、打抜刃部1cの刃先1dがセルシート2aの
特定部分2a−1を剪断して打ち抜くことにより、セル
シート2aと遊技基板2bとの間に環状の隙間や盛上部
が形成されることなく、遊技基板2bに下穴3をポンチ
1の截頭円錐部1bと打抜刃部1cに対応する形状に形
成することができる。このような形状の下穴3に遊技釘
4を打ち込むことで、その遊技釘4が打ち込まれる際の
摩擦力で、セルシート2aの遊技釘4まわりが当該遊技
釘4の打ち込まれるのに伴い伸びて遊技釘4の外周面に
沿ってセルシート2aによる皮膜を作り、セルシート2
aと遊技基板2bとの間に環状の隙間や盛上部を形成す
ることなく、遊技釘4まわりのセルシート2aが遊技基
板2bに密接した平面度を保持することができて、遊技
釘4が図外のパチンコ玉からの衝撃を繰り返し受けて
も、パチンコ玉の反発具合や道筋をいつまでも適切な状
態とし、好適な遊技性を確保することができる。
【0010】図2〜6は第2〜5実施形態を示してい
る。これらの第2〜5実施形態はポンチ1を遊技盤2に
打ち込む際に、セルシート2aに切り込みを入れる態様
である。
【0011】図2に示す第2実施形態のポンチ1は、円
柱状のポンチ本体1a、截頭角錐状の切刃部1e、短円
錐状の案内部1fを同軸に上から下に順に連接した形状
に形成されている。切刃部1eは外形がポンチ本体1a
側より案内部1f側に行くに従って徐々に小さくなる形
状を有している。切刃部1eの相互に隣接する外周面が
交わる角縁は刃先1gとして形成されている。案内部1
fは切刃部1eの頂角よりも角度の大きい頂角を備えて
いる。
【0012】図3に示す第3実施形態のポンチ1は、円
柱状のポンチ本体1a、截頭円錐部1b、短角錐状の切
刃部1hを同軸に上から下に順に連接した形状に形成さ
れている。切刃部1hは截頭円錐部1bの頂角よりも角
度の大きい頂角を備えている。切刃部1hの相互に隣接
する外周面が交わる角縁は刃先1iとして形成されてい
る。
【0013】図4に示す第4実施形態のポンチ1は、円
柱状のポンチ本体1a、六角等のような短角柱部1j、
短角柱部1jと同角数の角錐状の切刃部1kを同軸に上
から下に順に連接した形状に形成されている。切刃部1
kは、短角柱部1jの多角形断面に整合する多角形底面
を有する。切刃部1kの相互に隣接する外周面が交わる
角縁は刃先1mとして形成されている。
【0014】図5に示す第5実施形態のポンチ1は、円
柱状のポンチ本体1a、切刃部1n、短円錐状の案内部
1fを同軸に上から下に順に連接した形状に形成されて
いる。切刃部1nは外形がポンチ本体1a側より案内部
1f側に行くに従って徐々に小さくなる截頭円錐状の外
周面に8個の凹条1n−1と8個の凸条1n−2とが周
方向に交互に連接形成された多角形に形成されている。
凸条1n−2の相互に隣接する外周面が交わる8本の角
縁は刃先1pとして形成されている。
【0015】これらの第2〜5実施形態のポンチ1で遊
技盤に下穴を形成する場合、ポンチ1を遊技盤2の釘打
位置にセルシート側より遊技基板側に向けて垂直に所定
量打ち込むことで、各ポンチ1の切刃部1e,1h,1
k,1nがセルシートを通過する過程で、それぞれの刃
先1g,1i,1m,1pがその周囲に存在するセルシ
ートに切れ目を入れる。例えば、図6のa図に示すよう
に第2実施形態のポンチ1を遊技盤2に打ち込むこと
で、図6のb図に示すように切刃部1eの刃先1gがセ
ルシート2aに切れ目5を入れる。
【0016】これらの実施形態によれば、ポンチ1を遊
技盤2に打ち込むことで、セルシート2aに切れ目5が
入ることにより、セルシート2aの基材がセルロイドの
場合はもとより、ペットフィルムのような粘りの高い基
材の場合でも、切れ目5の部分は応力集中により、切れ
目5が拡大、進行するために、遊技釘4(図1のd図参
照)のまわりのセルシート2aの応力が分散し、かつ、
セルシート2aの切れ目5で分離された各部分2a−3
が遊技釘4が遊技盤2に進入するのに伴って、遊技釘4
と遊技基板2bとの間に引き込まれるので、剥離、浮き
上がりを阻止して、品質信頼性を向上することができ
る。
【0017】図7〜11は第6〜10実施形態を示して
いる。これらの実施形態はポンチ1の先端部の形状に特
徴がある。
【0018】図7に示す第6実施形態のポンチ1は、第
1実施形態のポンチ1における短円柱状の打抜刃部1c
(図1参照)に代えて、円柱状のポンチ本体1aより下
方に向けて同軸に連接された截頭円錐部1bの下端面に
より形成された打抜刃部1qを備え、打抜刃部1qが截
頭円錐部1bの外周面と交わる環状の外周縁を刃先1r
としている。
【0019】図8に示す第7実施形態のポンチ1は、円
柱状のポンチ本体1aより下方に向けて截頭角錐状の切
刃部1sを同軸に連接し、切刃部1sの相互に隣接する
外周面が交わる角縁を刃先1tとしている。
【0020】図9に示す第8実施形態のポンチ1は、円
柱状のポンチ本体1aより下方に向けて角錐状の切刃部
1uを同軸に連接し、切刃部1uの相互に隣接する外周
面が交わる角縁を刃先1vとしている。
【0021】図10に示す第9実施形態のポンチ1は、
第6実施形態のポンチ1における打抜刃部1qに凹部1
wを截頭円錐部1bと逆向きの截頭円錐形に形成し、凹
部1wの内周面と截頭円錐部1bの外周面とが交わる三
角形断面からなる環状の刃先1xを備えている。凹部1
wの深さは、セルシート2a(図6参照)の厚さよりも
浅くするか、又は深くしてもよいが、深くする場合に
は、ポンチ1を遊技盤2b(図6参照)に打ち込む下穴
形成を行うことで形成された1枚又は2枚以上のセルシ
ート2aの打抜残渣が凹部1wに詰まり、その詰まった
打抜残渣に、新しい打抜残渣が重なり、その重なった打
抜残渣が刃先1xより外側に突出するように、1枚のセ
ルシート2aの厚さを基準に設定すれば、凹部1wの目
詰まりを防ぐことができる。
【0022】図11に示す第10実施形態のポンチ1
は、第9実施形態のポンチ1における凹部1wの底面と
同径の中抜孔1yを凹部1wと同軸に連接したパイプ状
に形成して、打抜残渣をポンチ1の上方に排出するよう
にしてある。この場合、中抜孔1yはポンチ本体1aを
上方に貫通せずに、行止まり形状に形成し、ポンチ本体
1aの中間部の外周面と中抜孔1yとに貫通する仮想線
で示す排出孔1zを形成し、打抜残渣を中抜孔1yより
排出孔1zを経由してポンチ1の側方に排出することも
可能である。
【0023】尚、第9又は第10実施形態を第1又は第
7実施形態に組み合わせることも考えられる。
【0024】前記各実施形態はポンチ1の単体形状を図
示して説明したが、各実施形態のポンチ1のいずれか1
種類または複数種類を遊技盤2に設定された多数の釘打
位置と対応するように図外の鋼板等のような剛体のベー
スの一表面に植立したプレスゲージと称呼される下穴形
成工具としてのポンチにも適用しても同様の作用効果が
ある。
【0025】セルシート2aは、その裏面に意匠図を印
刷したもの以外に、ペットフィルムのような表面層の裏
面に透明電極、発光層、背面電極、保護層等からなるエ
レクトロルミネセンスのような面発光体に構成されたも
のを使用しても、同様の作用効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態のポンチを示し、a図は側面
図、b図は底面図、c図はポンチを遊技盤に打ち込んだ
断面図、d図は遊技盤に遊技釘を打ち込んだ断面図。
【図2】 第2実施形態のポンチを示し、a図は側面
図、b図は底面図。
【図3】 第3実施形態のポンチを示し、a図は側面
図、b図は底面図。
【図4】 第4実施形態のポンチを示し、a図は側面
図、b図は底面図。
【図5】 第5実施形態のポンチを示し、a図は側面
図、b図は底面図。
【図6】 第2実施形態のポンチを遊技盤に打ち込んだ
断面図。
【図7】 第6実施形態のポンチを示し、a図は側面
図、b図は底面図。
【図8】 第7実施形態のポンチを示し、a図は側面
図、b図は底面図。
【図9】 第8実施形態のポンチを示し、a図は側面
図、b図は底面図。
【図10】 第9実施形態のポンチを示し、a図は縦断
面図、b図は底面図。
【図11】 第10実施形態のポンチを示す縦断面図。
【図12】 従来のポンチを示し、a図は側面図、b図
は底面図。
【図13】 従来のポンチを遊技盤に打ち込んだ断面
図。
【図14】 従来の遊技盤に遊技釘打ち込んだ断面図。
【符号の説明】
1 ポンチ、1a ポンチ本体、1b 截頭円錐部、1
c,1q 打抜刃部、1d,1g,1i,1m,1p,
1r,1t,1v1x 刃先、1e,1h,1k,1
n,1s,1u, 切刃部、1w 凹部、1y 中抜
孔、1z 排出孔、2 遊技盤、2a セルシート、2
b 遊技基板、3 下穴、4 遊技釘。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ玉の動きを作り出す遊技釘を意
    匠図が描かれたセルシートの結合された遊技盤に打ち込
    む場合の下穴を形成するポンチであって、柱状のポンチ
    本体、截頭円錐部、打抜刃部を同軸に上から下に順に連
    接したことを特徴とするパチンコ機製造の下穴形成用ポ
    ンチ。
  2. 【請求項2】 パチンコ玉の動きを作り出す遊技釘を意
    匠図が描かれたセルシートの結合された遊技盤に打ち込
    む場合の下穴を形成するポンチであって、柱状のポンチ
    本体、角錐状の切刃部を同軸に上から下に順に連接した
    ことを特徴とするパチンコ機製造の下穴形成用ポンチ。
JP20070096A 1996-07-30 1996-07-30 パチンコ機製造の下穴形成用ポンチ Expired - Fee Related JP3789559B2 (ja)

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