JPH10337071A - モータの回転速度制御装置 - Google Patents

モータの回転速度制御装置

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JPH10337071A
JPH10337071A JP9143950A JP14395097A JPH10337071A JP H10337071 A JPH10337071 A JP H10337071A JP 9143950 A JP9143950 A JP 9143950A JP 14395097 A JP14395097 A JP 14395097A JP H10337071 A JPH10337071 A JP H10337071A
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Akinobu Asahara
章伸 浅原
Yoshio Fujikawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ制御装置の処理の増加は最小限に抑え
て回転周期成分を補正除去することを目的とする。 【解決手段】 位相比較器1によって回転角度検出セン
サ9からの検出信号と基準信号とを比較して位相誤差信
号を出力し、この位相誤差信号を偏差検出回路2によっ
て角度に比例した偏差信号に変換し、読出回路6によっ
てメモリ5から回転同期成分を補正する値を読出し、偏
差信号からメモリの値を減算器7で減算し、それに補償
回路3で位相補償などを行なって電流指令値をモータ駆
動回路4に出力し、モータ8を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はモータの回転速度
制御装置に関し、特に、精密加工機や精密検査装置など
のスピンドルを駆動するモータの回転速度制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】高精度の回転速度が要求されるスピンド
ルの制御には従来よりPLL制御が用いられている。
【0003】図7はそのようなPLLの制御回路構成を
示すブロック図であり、図8は図7の各部の信号波形図
である。
【0004】図7において、モータ8の回転軸には1回
転内に等間隔角度で複数の角度検出信号を出力する回転
角度検出センサ9が取付けられている。この回転角度セ
ンサ9の出力信号bと基準信号aとが位相比較器1に入
力され、位相比較器1は図8に示すように2つの入力信
号の位相差に応じた位相誤差信号cを出力する。この位
相誤差信号cの低周波成分はローパスフィルタ15で取
出され、偏差信号dとして補償回路3に入力される。補
償回路3の出力信号eは電流指令値としてモータ駆動回
路4に入力され、このモータ駆動回路4の出力信号fで
モータ8を駆動することにより、スピンドルの回転はセ
ンサ出力bと基準信号aの位相差が0になるように制御
される。実際は、位相差が0になると電流も0になるの
で、機械損に応じたモータのトルクを発生する位相差を
保つように制御される。
【0005】位相差が基準信号の1周期以内であれば、
スピンドルは基準信号周波数を1回転中に出力される回
転角度検出センサ9の検出信号数で割った回転数で回転
する。また、その回転周期の変動は、基準信号の±1周
期以内になる。したがって、摩擦などの回転に対する抵
抗がほぼ0になる静圧気体軸受支持のスピンドルとブラ
シレスACサーボモータと非接触の回転角度検出センサ
9の組合せで、水晶発振器などを利用して周波数精度と
安定度の高い基準信号を作り、PLL制御を使用すれ
ば、位相差が一定値に近づくほどモータ電流,すなわち
トルクの変動が小さくなるので回転数の変動も小さくな
り、高精度な回転数制御が可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図7に示した回転角度
検出センサ9としては、従来より光学式ロータリエンコ
ーダが使用されており、このような光学式ロータリエン
コーダを静圧気体軸受スピンドルと組合せた例について
以下に説明する。静圧気体軸受の軸と固定部が非接触と
いう特徴を生かすために、図7のモータ8はブラシレス
ACサーボモータが使用される。
【0007】ロータリエンコーダは、図9に示すように
ボス付き目盛ディスク91と走査ユニット92とに分離
された構成のものが使用される。通常軸とボス付き目盛
ディスク91は、隙間ばめでセットボルトなどで固定さ
れるので、目盛ディスク91の放射線状の目盛格子93
の中心と軸の回転中心が一致しない。したがって、図9
に示すように目盛ディスク91は偏芯して回転するた
め、走査ユニット92から見た目盛格子93の間隔が変
化し、出力される信号の周期も変動する。これに伴い、
基準信号との位相差も変動し、またこの変動の符号と大
きさは回転角度に依存するので、回転同期成分として偏
差信号に図8dのように現れる。
【0008】したがって、たとえスピンドルが一定の角
速度で回転していても、偏差信号に回転同期成分が現れ
て制御系はこれを打消そうと制御するので、電流指令値
とモータ電流にも図8eのように回転同期成分が現れて
1回転中の角速度が変動する。この角速度の変動は従来
の要求精度に対しては十分小さく、特に問題になること
はなかったが、最近の精密加工機や精密検査装置などで
は、改善が必要になってきた。
【0009】仮に、目盛ディスクの偏芯が0で、かつ角
速度が一定で回転していれば、位相差は一定になるの
で、偏差信号と電流指令値も一定値となり、モータ電流
にも回転同期成分が現れないため、角速度の変動はなく
なるはずである。したがって、偏差信号に現れる回転同
期成分を補正し除去することによって、さらに高精度の
回転数制御が可能になると考えられる。
【0010】また、従来では、位相比較器1の出力信号
をローパスフィルタ15を通して偏差信号を得ている
が、ローパスフィルタ15は周波数に対する位相特性が
一定ではないので、回転数によって出力の原点信号に対
する位相が変化してしまう。したがって、偏差信号に対
して回転角度によって決まる補正値を加えて回転同期成
分を除去しようとした場合、回転数による偏差信号の位
相変化を考慮して補正値を操作した後に加えるか、ある
いは回転角度と回転数によって決まる補正値をすべて持
つ必要がある。前者は、位相を操作する処理が余分に必
要になり、後者は使用する回転数全部をカバーしようと
すると巨大な補正値テーブルが必要になる。
【0011】それゆえに、この発明の主たる目的は、モ
ータ制御装置の処理の増加は、最小限に抑えて、回転周
期成分を補正除去することで高精度な回転制御ができる
ようなモータの回転速度制御装置を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
モータの回転数を一定に制御するモータの回転速度制御
装置において、モータが1回転する毎に複数個の検出信
号を等角度間隔で出力する回転角度検出手段と、回転角
度検出手段から出力された検出信号と基準信号との位相
を比較し、位相誤差信号を出力する位相比較手段と、位
相比較手段から出力された位相誤差信号を角度に比例し
た値に変換する偏差検出手段と、回転角度検出手段の偏
芯成分の補正値を回転角度に対応した番地に格納する記
憶手段と、記憶手段に格納されたデータを回転角度に対
応した番地から読出し、補正値として出力する読出手段
と、読出された補正値により偏差検出手段の出力に補正
を加える偏差信号補正手段と、偏差信号補正手段の出力
に制御上の安定を増すために位相補償を加える補償手段
と、補償手段の出力に基づいてモータの電流を制御する
駆動手段とを備えて構成される。
【0013】請求項2に係る発明では、請求項1の偏差
信号補正手段は、偏差検出手段の出力信号から記憶手段
の値を減算する減算手段を含む。
【0014】請求項3に係る発明では、請求項1または
2の偏差検出手段は、位相比較手段出力の位相誤差信号
のパルス幅を測定した結果を、基準信号周期を測定した
結果で割算した結果を絶対値とし、位相誤差信号に含ま
れる位相の進み遅れの情報に応じた符号を付けて偏差信
号として出力する。
【0015】請求項4に係る発明では、請求項1ないし
3のいずれかの記憶手段に記憶する偏芯成分補正値は、
補正しないときの偏差信号を近似できる周期関数の振
幅,位相,オフセットなどのパラメータを変更して、補
償手段の出力振幅が最小となるように決定される。
【0016】請求項5に係る発明は、モータの回転数を
一定に制御するモータの回転速度制御装置において、モ
ータが1回転する毎に複数個の検出信号を等角度間隔で
出力する回転角度検出手段と、回転角度検出手段から出
力された検出信号と基準信号との位相を比較し、位相誤
差信号を出力する位相比較手段と、位相比較手段から出
力される位相誤差信号のパルス幅を位相の進み遅れに応
じた符号付きで測定する位相測定カウンタと、基準信号
の周期を測定する周期カウンタと、回転角度検出手段の
出力に基づいて回転角度を測定する回転角度カウンタ
と、測定された位相と回転角度とに基づいてモータの回
転速度を制御するための演算をする演算制御手段と、そ
の演算出力に基づいてモータを駆動する駆動手段とを備
えて構成される。
【0017】請求項6に係る発明では、さらに回転角度
検出手段で測定された回転角度に対応した番地に偏芯成
分補正値を格納する記憶手段を含み、請求項5に係る演
算制御手段は、位相測定カウンタから出力された位相測
定値を周期カウンタで測定された基準信号の周期測定値
で割算した偏差信号から、測定された回転角度測定値に
応じた補正値を減算し、その結果に対して位相補償演算
を行なう。
【0018】請求項7に係る発明では、請求項6の演算
制御手段は、記憶されている回転角度検出手段の偏芯成
分の補正値の最適値を、偏差信号を近似できる周期関数
と振幅,位相,オフセットのパラメータの変更範囲を入
力することによって、1回転中の位相補償演算の出力の
最大値と最小値の差が最小となるパラメータを自動的に
探し出すソフトウェアを含む。
【0019】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態の構
成を示すブロック図である。この図1に示したモータの
回転速度制御装置は、前述の図7の従来例と同様にし
て、位相比較器1と補償回路3とモータ駆動回路4とモ
ータ8と回転角度検出センサ9とを含み、さらに偏差検
出回路2とメモリ5と読出回路6と減算器7とを備えて
構成される。回転角度検出センサ9は原点信号付きの回
転角度検出信号を出力し、位相比較器1と読出回路6と
に与える。位相比較器1は回転角度検出センサ9からの
センサ出力信号と基準信号とを比較して位相誤差信号を
偏差検出回路2に与える。偏差検出回路2は位相誤差信
号を角度に比例した偏差信号に変換するものであり、そ
の偏差信号を減算器7に与える。メモリ5は回転同期成
分を補正するテーブルを予め記憶しており、読出回路6
は回転角度検出センサ9のセンサ出力信号に基づいて、
回転位置に応じた値をメモリ5から読出す。減算器7は
偏差検出回路2から出力された偏差信号から読出回路6
によって読出されたメモリデータを減算し、その減算出
力を補償回路3に与える。補償回路3は減算器7の出力
に位相補償などを施して電流指令値をモータ駆動回路4
に出力する。モータ駆動回路4は電流指令値に応じてモ
ータ8を駆動する。
【0020】図2は図1の各部の波形図である。次に、
図2を参照しながら図1での具体的な動作について説明
する。位相比較器1は角度検出信号bと矩形波で入力さ
れる基準信号aとの位相差を両信号の立上がりエッジ間
の時間に等しい幅のパルスで出力する。このパルス幅
は、回転数が一定であれば位相差の角度に比例するが、
回転数すなわち基準信号周期が変化すれば、位相差角度
が同じでもパルス幅も比例して変化する。そこで、偏差
検出回路2は位相誤差信号cのパルス幅を基準信号の周
期で割算することにより、回転数に影響されることなく
位相差の角度に比例した偏差信号を出力できる。
【0021】なお、偏差信号の符号は位相誤差信号に含
まれる基準信号に対する角度検出信号の位相の進み遅れ
情報に応じて付けられる。
【0022】メモリ5には、回転同期成分から推定した
補正テーブルの値が回転位置に応じた番地に格納されて
いる。読出回路6は回転角度検出センサ9の原点信号を
基準に角度検出信号bの出力数を計数することにより回
転角度を検出し、メモリ5のそれに対応した番地のデー
タを読出し、回転角度に対応した補正値gを出力する。
その補正値gを減算器7で偏差信号dから減算すること
により、回転同期成分を補正して除去できる。したがっ
て、モータ8に流れる電流に回転同期成分がなくなるの
で、1回転中の角速度の変動が小さくなり、より高精度
な回転速度制御を実現できる。
【0023】メモリ5に記憶される補正テーブルは、補
正しない状態で現れる回転同期成分を周期関数で近似
し、その振幅,オフセット,位相などを変えてテーブル
を作り、補正した状態での電流指令値の回転同期成分が
最小となるものを選ぶのが好ましい。これは、補正しな
い状態での回転同期成分を近似したものをそのまま補正
テーブルとすると、制御ループ内の他の要素の影響で、
振幅,オフセット,位相などが純粋な偏芯成分によるも
のと変化している可能性があるので、必ずしも最適値と
はならないからである。他の補正テーブルの作成方法と
しては、組み込んだ状態での回転角度検出センサ9の精
度を測定して決定するなどの方法が考えられる。
【0024】図3はこの発明の他の実施形態を示すブロ
ック図である。図3において、図1と同様にして位相比
較器1とモータ駆動回路4とモータ8と回転角度検出セ
ンサ9とが設けられ、さらにこの実施形態の特徴として
位相差カウンタ10と回転角度カウンタ11と基準信号
周期カウンタ12とコンピュータ13とDAコンバータ
14とが設けられる。位相差カウンタ10は位相比較器
1から出力される位相誤差信号のパルス幅を測定する。
回転角度カウンタ11は回転角度検出センサ9の出力を
測定して回転位置を検出する。基準信号周期カウンタ1
2は基準信号の周期を測定する。各カウンタ10〜12
の出力はコンピュータ13に入力される。コンピュータ
13は各カウンタの出力を演算して電流指令値をDAコ
ンバータ14に出力する。DAコンバータ14は電流指
令値をアナログ信号に変換してモータ駆動回路4に供給
し、モータ駆動回路4はたとえば3相ブラシレスのAC
サーボモータ8を駆動する。
【0025】次に、この発明の他の実施形態の動作につ
いて説明する。位相比較器1は回転角度検出センサ9か
らの出力信号と基準信号の立上がりエッジ間の時間に等
しい幅のパルスを位相誤差信号として出力する。位相誤
差信号の符号は、回転角度検出センサ9の出力信号が基
準信号よりも位相が進んでいると−となり、遅れていた
ら+となる。
【0026】位相差カウンタ10は位相誤差信号のパル
ス幅を、基準信号周期カウンタ12は基準信号周期を、
基準信号周波数より十分高い周波数のクロック信号を使
用して測定する。なお、位相差カウンタ10は位相誤差
信号が+パルスであれば正数,−パルスであれば負の数
として出力する。
【0027】図4は図3に示したコンピュータ13の内
部で行なわれる処理の流れを示す図である。コンピュー
タ13の内部では、予め内部メモリに偏心補正テーブル
131を格納しており、回転中は一定時間間隔で、位相
誤差信号のカウント値を基準信号周期カウント値で割算
した結果を偏差信号とし、同時に回転角度カウンタ11
からの回転位置に対応する補正テーブル値を偏芯補正テ
ーブル131から読出し、偏差信号からその補正テーブ
ルを減算し、その減算結果に対して位相補償演算を行な
ってDAコンバータ14に出力する。
【0028】図4に示した偏芯補正テーブル131は補
正なしの状態での偏差信号から回転同期成分が正弦波で
近似できると判断して、正弦波の振幅とオフセットと位
相を変えた複数のテーブルを用意し、補正した状態での
電流指令値の回転同期成分が最小となるテーブルを選ん
だ。
【0029】図5および図6は電流指令値eとモータ電
流fとの波形を示す図であり、特に図5は補正ありの状
態を示し、図6は補正なしの状態を示す。
【0030】モータ電流fはリニア駆動のため、回転周
波数にモータの磁極数をかけた周波数の正弦波状の電流
が流れる。図6に示した補正なしの状態では、電流指令
値eは回転周波数の正弦波になり、モータ電流fは回転
同期成分が重畳されていることが明らかである。これに
対して図5の補正を加えた状態では、正弦波状の回転同
期成分がほとんどなくなり、補正の効果が明らかであ
る。
【0031】また、偏差検出,補正テーブル,減算器,
位相補償をコンピュータを使用してソフトウェアで行な
うことによって、補正テーブルの作成も使用者がパラメ
ータを逐次変更しながら入力して決定するものではな
く、ソフトウェアで自動的に行なうことも、たとえば以
下に示す方法によって可能になる。まず、近似周期関数
とパラメータの変更範囲と変化幅を最初に入力する。そ
の後は、ソフトウェアによって1回転以上の周期でパラ
メータを自動的に変更し、そのときの電流指令値となる
位相補償演算結果の1回転毎の最大値と最小値を検出し
て振幅を求める。パラメータの全変更範囲内で、電流指
令値の振幅を測定する。測定毎にその振幅がより小さく
なるパラメータを残していくことで、補正テーブルの最
適値を得ることができる。または、全測定終了後に振幅
を最小にするパラメータを見つけるようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、回転角度検出
出力の偏芯成分の補正値を予め記憶しておき、回転角に
対応して補正値を読出し、その補正値により偏差検出出
力に補正を加えるようにしたので、比較的簡単な構成で
複雑な補正処理を要することなくモータの回転数を制御
できる。
【0033】請求項5に係る発明では、位相誤差信号の
パルス幅と基準信号の周期と回転角度をそれぞれカウン
タで測定し、演算制御手段によりモータの回転速度を演
算してモータを駆動するようにしたので、正弦波状の回
転同期成分をほとんどなくすことができ、補正の効果を
高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の各部の波形図である。
【図3】この発明の他の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図4】図3に示したコンピュータ内部で行なわれる処
理の流れを示す図である。
【図5】補正をしたときの電流指令値とモータ電流の波
形を示す図である。
【図6】補正なしの電流指令値とモータ電流の波形を示
す図である。
【図7】従来のモータ回転速度制御装置の概略ブロック
図である。
【図8】図7に示した各部の波形図である。
【図9】ロータリエンコーダに含まれる目盛ディスクと
目盛格子を説明するための図である。
【符号の説明】
1 位相比較器 2 偏差検出回路 3 補償回路 4 モータ駆動回路 5 メモリ 6 読出回路 7 減算器 8 モータ 9 回転角度検出センサ 10 位相差カウンタ 11 回転角度カウンタ 12 基準信号周期カウンタ 13 コンピュータ 14 DAコンバータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの回転数を一定に制御するモータ
    の回転速度制御装置において、 前記モータが1回転する毎に複数個の検出信号を等角度
    間隔で出力する回転角度検出手段と、 前記回転角度検出手段から出力された検出信号と基準信
    号との位相を比較し、位相誤差信号を出力する位相比較
    手段と、 前記位相比較手段から出力された位相誤差信号を角度に
    比例した値に変換する偏差検出手段と、 前記回転角度検出手段の偏芯成分の補正値を回転角度に
    対応した番地に格納する記憶手段と、 前記記憶手段に格納されたデータを回転角度に対応した
    番地から読出し、補正値として出力する読出手段と、 前記読出手段によって読出された補正値により前記偏差
    検出手段の出力に補正を加える偏差信号補正手段と、 前記偏差信号補正手段の出力に制御信号の安定を増すた
    めに位相補償を加える補償手段と、 前記補償手段の出力に基づいて、前記モータの電流を制
    御する駆動手段とを備えた、モータの回転速度制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記偏差信号補正手段は、前記偏差検出
    手段の出力信号より前記記憶手段から読出された値を減
    算する減算手段を含む、請求項1のモータの回転速度制
    御装置。
  3. 【請求項3】 前記偏差検出手段は、前記位相比較手段
    出力の位相誤差信号のパルス幅を測定した結果を、前記
    基準信号周期を測定した結果で割算した結果を絶対値と
    し、前記位相誤差信号に含まれる位相の進み遅れの情報
    に応じた符号を付けて偏差信号として出力することを特
    徴とする、請求項1または2に記載のモータの回転速度
    制御装置。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段に格納する偏芯成分補正値
    は、補正しないときの偏差信号を近似できる周期関数の
    振幅,位相,オフセットなどのパラメータを変更して、
    前記補償手段の出力振幅が最小となるように決定される
    ことを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のモ
    ータの回転速度制御装置。
  5. 【請求項5】 モータの回転数を一定に制御するモータ
    の回転速度制御装置において、 前記モータが1回転する毎に複数個の検出信号を等角度
    間隔で出力する回転角度検出手段と、 前記回転角度検出手段から出力された検出信号と基準信
    号との位相を比較し、位相誤差信号を出力する位相比較
    手段と、 前記位相比較手段から出力される位相誤差信号のパルス
    幅を位相の進み遅れに応じた符号付きで測定する位相測
    定カウンタと、 前記基準信号の周期を測定する周期カウンタと、 前記回転角度検出手段の出力に基づいて回転角度を測定
    する回転角度カウンタと、 前記位相測定カウンタで測定された位相と、前記周期カ
    ウンタで測定された周期と、前記回転角度カウンタで測
    定された回転角度とに基づいて、前記モータの回転速度
    を制御するための演算を行なう演算制御手段と、 前記演算制御手段の出力に基づいて前記モータの回転速
    度を制御する駆動手段とを備えた、モータの回転速度制
    御装置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記回転角度検出手段で測定さ
    れた回転角度に対応した番地に偏芯成分補正値を格納す
    る記憶手段を含み、 前記演算制御手段は、前記位相測定カウンタから出力さ
    れた位相測定値を前記周期カウンタで測定された基準信
    号の周期測定値で割算した偏差信号から、前記回転角度
    カウンタで測定された回転角度測定値に応じた前記回転
    角度検出手段の補正値を減算し、その結果に対して位相
    補償演算を行なうことを特徴とする、請求項5に記載の
    モータの回転速度制御装置。
  7. 【請求項7】 前記演算制御手段は、前記記憶手段に記
    憶されている前記回転角度検出手段の偏芯成分の補正値
    の最適値を、偏差信号を近似できる周期関数と振幅,位
    相,オフセットのパラメータの変更範囲を入力すること
    によって、1回転中の位相補償演算の出力の最大値と最
    小値の差が最小となるパラメータを自動的に探し出すソ
    フトウェアを含むことを特徴とする、請求項6のモータ
    の回転速度制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005160276A (ja) * 2003-11-28 2005-06-16 Ntn Corp モータの回転速度制御装置およびスピンドル装置

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JP4518783B2 (ja) * 2003-11-28 2010-08-04 Ntn株式会社 スピンドル装置におけるモータの回転速度制御方法

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