JPH10335417A - 基板搬送機構およびこれを利用した基板処理装置 - Google Patents
基板搬送機構およびこれを利用した基板処理装置Info
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- JPH10335417A JPH10335417A JP14234297A JP14234297A JPH10335417A JP H10335417 A JPH10335417 A JP H10335417A JP 14234297 A JP14234297 A JP 14234297A JP 14234297 A JP14234297 A JP 14234297A JP H10335417 A JPH10335417 A JP H10335417A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】基板をスムーズに搬送することができる基板搬
送機構を提供する。 【解決手段】第1および第2シリンダ室11,12 に対して
空気を流入/流出させるための第1および第2空気流通
路21,22 の途中部には、第1および第2流量調節部25,2
6 がそれぞれ介装されている。ピストン4bを第2ストッ
パ16に向けて移動させる場合、ピストン4bが移動始端付
近の第1変位位置17に達したことがセンサMS1 にて検出
されると、第2電磁弁26b が開成され、ピストン4bの移
動速度が向上させられる。ピストン4bが移動終端付近の
第2変位位置18に達したことがセンサMS2 にて検出され
ると、第2電磁弁26b が閉成され、ピストン4bの移動速
度が低下させられる。これにより、第2ストッパ16に当
たる際の衝撃がピストン4bに加わるのを和らげることが
できる。また、速度切替時にはバッファタンクAT2への
空気の待避によって、いわゆるハンマリング現象の発生
を防止できる。
送機構を提供する。 【解決手段】第1および第2シリンダ室11,12 に対して
空気を流入/流出させるための第1および第2空気流通
路21,22 の途中部には、第1および第2流量調節部25,2
6 がそれぞれ介装されている。ピストン4bを第2ストッ
パ16に向けて移動させる場合、ピストン4bが移動始端付
近の第1変位位置17に達したことがセンサMS1 にて検出
されると、第2電磁弁26b が開成され、ピストン4bの移
動速度が向上させられる。ピストン4bが移動終端付近の
第2変位位置18に達したことがセンサMS2 にて検出され
ると、第2電磁弁26b が閉成され、ピストン4bの移動速
度が低下させられる。これにより、第2ストッパ16に当
たる際の衝撃がピストン4bに加わるのを和らげることが
できる。また、速度切替時にはバッファタンクAT2への
空気の待避によって、いわゆるハンマリング現象の発生
を防止できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、液
晶表示装置用ガラス基板およびPDP(プラズマディス
プレイパネル)用基板などの各種の被処理基板を搬送す
るための基板搬送機構に関する。また、この基板搬送機
構を用いた基板処理装置に関する。
晶表示装置用ガラス基板およびPDP(プラズマディス
プレイパネル)用基板などの各種の被処理基板を搬送す
るための基板搬送機構に関する。また、この基板搬送機
構を用いた基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、半導体ウエハ(以下単に「ウ
エハ」という。)に対して処理を施すためのウエハ処理
装置が知られている。この種のウエハ処理装置には、通
常、複数の処理部が備えられ、これら複数の処理部間に
おいてウエハを搬送することにより、ウエハに一連の処
理が施されるようになっている。また、1つの処理部内
においても、ウエハの搬送が行われる場合がある。たと
えば、処理槽に貯留された処理液に複数枚のウエハを浸
漬させて処理する処理部では、未処理のウエハを処理液
に浸漬させたり処理済みのウエハを処理液から引き上げ
たりする動作が行われる。このようなウエハの搬送に
は、通常、シリンダ駆動機構が用いられる。
エハ」という。)に対して処理を施すためのウエハ処理
装置が知られている。この種のウエハ処理装置には、通
常、複数の処理部が備えられ、これら複数の処理部間に
おいてウエハを搬送することにより、ウエハに一連の処
理が施されるようになっている。また、1つの処理部内
においても、ウエハの搬送が行われる場合がある。たと
えば、処理槽に貯留された処理液に複数枚のウエハを浸
漬させて処理する処理部では、未処理のウエハを処理液
に浸漬させたり処理済みのウエハを処理液から引き上げ
たりする動作が行われる。このようなウエハの搬送に
は、通常、シリンダ駆動機構が用いられる。
【0003】図8は、シリンダ駆動機構の構成例を示す
空気圧回路図である。このシリンダ駆動機構は、片側ロ
ッド式のシリンダ90を有している。シリンダ90のロ
ッド90aの一端には、たとえばウエハを保持するウエ
ハ保持装置(図示せず)が取り付けられており、ロッド
90aの他端にはピストン90bが取り付けられてい
る。ピストン90bが往復移動すると、これに伴ってウ
エハ保持装置が往復移動する。このようにして、ウエハ
の搬送が行われる。
空気圧回路図である。このシリンダ駆動機構は、片側ロ
ッド式のシリンダ90を有している。シリンダ90のロ
ッド90aの一端には、たとえばウエハを保持するウエ
ハ保持装置(図示せず)が取り付けられており、ロッド
90aの他端にはピストン90bが取り付けられてい
る。ピストン90bが往復移動すると、これに伴ってウ
エハ保持装置が往復移動する。このようにして、ウエハ
の搬送が行われる。
【0004】ピストン90bのストローク長は予め設定
されており、そのストローク長の端部には、ピストン9
0bを停止させるための第1ストッパ91および第2ス
トッパ92がそれぞれ配置されている。ピストン90b
の往復移動時の速度制御は、メータアウト式制御によっ
て行われる。すなわち、シリンダ90内の第1シリンダ
室93および第2シリンダ室94への空気の流入/流出
路である第1空気流通路95および第2空気流通路96
の途中部には、それぞれ、メータアウト回路を構成する
第1スピードコントローラ97および第2スピードコン
トローラ98が介装されている。
されており、そのストローク長の端部には、ピストン9
0bを停止させるための第1ストッパ91および第2ス
トッパ92がそれぞれ配置されている。ピストン90b
の往復移動時の速度制御は、メータアウト式制御によっ
て行われる。すなわち、シリンダ90内の第1シリンダ
室93および第2シリンダ室94への空気の流入/流出
路である第1空気流通路95および第2空気流通路96
の途中部には、それぞれ、メータアウト回路を構成する
第1スピードコントローラ97および第2スピードコン
トローラ98が介装されている。
【0005】たとえば、ピストン90bを図8において
右方向に移動させる場合、マスタバルブ99により、空
気供給源に接続された空気供給路100と第1空気流通
路95とが接続されるとともに、第2空気流通路96は
大気に接続される。その結果、第1スピードコントロー
ラ97では空気のスムーズな流通が許可されるから、第
1シリンダ室93の空気圧は速やかに上昇する。一方、
第2シリンダ室94から流出する空気は第2スピードコ
ントローラ98によってその流量が絞られる。その結
果、ピストン90bは、この絞り量に応じた速度で右方
向に向けて移動する。この場合、移動開始から移動終了
まで、ピストン90bの速度はほぼ一定に保たれる。そ
して、ピストン90bは、第2ストッパ92にて停止さ
せられる。
右方向に移動させる場合、マスタバルブ99により、空
気供給源に接続された空気供給路100と第1空気流通
路95とが接続されるとともに、第2空気流通路96は
大気に接続される。その結果、第1スピードコントロー
ラ97では空気のスムーズな流通が許可されるから、第
1シリンダ室93の空気圧は速やかに上昇する。一方、
第2シリンダ室94から流出する空気は第2スピードコ
ントローラ98によってその流量が絞られる。その結
果、ピストン90bは、この絞り量に応じた速度で右方
向に向けて移動する。この場合、移動開始から移動終了
まで、ピストン90bの速度はほぼ一定に保たれる。そ
して、ピストン90bは、第2ストッパ92にて停止さ
せられる。
【0006】一方、マスタバルブ99において、空気供
給路100と第2空気流通路96とを接続し、第1空気
流通路95を大気に接続すれば、ピストン90bは図に
おいて左方向に移動する。この場合、ピストン90bは
第1ストッパ91にて停止させられる。
給路100と第2空気流通路96とを接続し、第1空気
流通路95を大気に接続すれば、ピストン90bは図に
おいて左方向に移動する。この場合、ピストン90bは
第1ストッパ91にて停止させられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ピストン90
bは移動開始から移動終了までほぼ一定速度で移動する
から、ピストン90bをストッパによって停止させる場
合には、その際の大きな衝撃がピストン90bに作用す
る。その結果、当該衝撃がロッド90aを介してウエハ
保持装置に伝達される。この場合、ウエハ保持装置に保
持されているウエハが暴れ、ウエハの安定保持を維持す
ることができなくなる。そのため、ウエハをスムーズに
搬送することができないという問題がある。
bは移動開始から移動終了までほぼ一定速度で移動する
から、ピストン90bをストッパによって停止させる場
合には、その際の大きな衝撃がピストン90bに作用す
る。その結果、当該衝撃がロッド90aを介してウエハ
保持装置に伝達される。この場合、ウエハ保持装置に保
持されているウエハが暴れ、ウエハの安定保持を維持す
ることができなくなる。そのため、ウエハをスムーズに
搬送することができないという問題がある。
【0008】しかも、ウエハ保持装置内に保持されてい
るウエハが暴れると、ウエハとウエハ保持装置との衝突
やウエハ同士の衝突により、パーティクルが発生する。
そのため、ウエハ汚染の原因となっていた。これに対処
するため、たとえば、ピストン90bの移動速度を遅く
することが考えられる。しかし、この場合には、搬送タ
クトが低下するという別の問題が生じることになり、あ
まり好ましくない。
るウエハが暴れると、ウエハとウエハ保持装置との衝突
やウエハ同士の衝突により、パーティクルが発生する。
そのため、ウエハ汚染の原因となっていた。これに対処
するため、たとえば、ピストン90bの移動速度を遅く
することが考えられる。しかし、この場合には、搬送タ
クトが低下するという別の問題が生じることになり、あ
まり好ましくない。
【0009】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、基板をスムーズに搬送することができる基
板搬送機構を提供することである。また、本発明の他の
目的は、パーティクルの発生を抑えつつ、基板を搬送す
ることができる基板搬送機構を提供することである。さ
らに、本発明の他の目的は、搬送タクトの低下を抑制し
つつ、基板を搬送することができる基板搬送機構を提供
することである。
題を解決し、基板をスムーズに搬送することができる基
板搬送機構を提供することである。また、本発明の他の
目的は、パーティクルの発生を抑えつつ、基板を搬送す
ることができる基板搬送機構を提供することである。さ
らに、本発明の他の目的は、搬送タクトの低下を抑制し
つつ、基板を搬送することができる基板搬送機構を提供
することである。
【0010】さらにまた、本発明の他の目的は、上述の
ような基板搬送機構を用いることにより、パーティクル
の発生を抑制して基板を良好に処理できるとともに、処
理タクトの向上を図ることができる基板処理装置を提供
することである。
ような基板搬送機構を用いることにより、パーティクル
の発生を抑制して基板を良好に処理できるとともに、処
理タクトの向上を図ることができる基板処理装置を提供
することである。
【0011】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達成するための請求項1記載の発明は、基板保持手
段に保持された基板を搬送するための基板搬送機構であ
って、ピストンによって第1シリンダ室と第2シリンダ
室とに区切られたシリンダ室、上記第1シリンダ室に接
続される第1ポート、および上記第2シリンダ室に接続
される第2ポートを有し、上記基板保持手段を移動させ
るためのシリンダ手段と、上記第1ポートに接続され、
上記第1シリンダ室に対して気体を供給/排出するため
の第1気体流通路と、上記第2ポートに接続され、上記
第2シリンダ室に対して気体を供給/排出するための第
2気体流通路と、気体供給源に接続された気体供給路
と、上記第1気体流通路および第2気体流通路とを選択
的に接続するための切替えバルブと、上記第1気体流通
路を流通する気体の流量を少なくとも2段階に調節する
ための第1流量調節手段と、上記第2気体流通路を流通
する気体の流量を少なくとも2段階に調節するための第
2流量調節手段と、上記第1気体流通路に関連して設け
られ、第1気体流通路を流通する気体を一時的にバッフ
ァするための第1バッファ手段と、上記第2気体流通路
に関連して設けられ、第2気体流通路を流通する気体を
一時的にバッファするための第2バッファ手段と、を備
えたことを特徴とする基板搬送機構である。
的を達成するための請求項1記載の発明は、基板保持手
段に保持された基板を搬送するための基板搬送機構であ
って、ピストンによって第1シリンダ室と第2シリンダ
室とに区切られたシリンダ室、上記第1シリンダ室に接
続される第1ポート、および上記第2シリンダ室に接続
される第2ポートを有し、上記基板保持手段を移動させ
るためのシリンダ手段と、上記第1ポートに接続され、
上記第1シリンダ室に対して気体を供給/排出するため
の第1気体流通路と、上記第2ポートに接続され、上記
第2シリンダ室に対して気体を供給/排出するための第
2気体流通路と、気体供給源に接続された気体供給路
と、上記第1気体流通路および第2気体流通路とを選択
的に接続するための切替えバルブと、上記第1気体流通
路を流通する気体の流量を少なくとも2段階に調節する
ための第1流量調節手段と、上記第2気体流通路を流通
する気体の流量を少なくとも2段階に調節するための第
2流量調節手段と、上記第1気体流通路に関連して設け
られ、第1気体流通路を流通する気体を一時的にバッフ
ァするための第1バッファ手段と、上記第2気体流通路
に関連して設けられ、第2気体流通路を流通する気体を
一時的にバッファするための第2バッファ手段と、を備
えたことを特徴とする基板搬送機構である。
【0012】本発明では、第1気体流通路および第2気
体流通路を流通する気体の流量を調節することができる
から、たとえば基板保持手段の移動終了直前に基板保持
手段の移動速度が遅くなるように気体の流量を調節すれ
ば、ストッパなどに当たって停止する際の衝撃が基板保
持手段に加わるのを和らげることができる。しかも、第
1気体流通路および第2気体流通路にはバッファ手段が
設けられているから、基板搬送速度が切り替わる際のハ
ンマリング現象による衝撃をも和らげることができる。
したがって、基板が基板保持手段内で暴れるのを抑える
ことができるから、基板をスムーズに搬送することがで
きる。
体流通路を流通する気体の流量を調節することができる
から、たとえば基板保持手段の移動終了直前に基板保持
手段の移動速度が遅くなるように気体の流量を調節すれ
ば、ストッパなどに当たって停止する際の衝撃が基板保
持手段に加わるのを和らげることができる。しかも、第
1気体流通路および第2気体流通路にはバッファ手段が
設けられているから、基板搬送速度が切り替わる際のハ
ンマリング現象による衝撃をも和らげることができる。
したがって、基板が基板保持手段内で暴れるのを抑える
ことができるから、基板をスムーズに搬送することがで
きる。
【0013】また、基板搬送をスムーズに行えることに
関連して、基板と基板保持手段との衝突や基板同士の衝
突を回避できるから、パーティクルの発生を抑えること
ができる。請求項2記載の発明は、上記基板保持手段の
位置を検出するための位置検出手段と、この位置検出手
段により検出された位置に基づいて、上記第1流量調節
手段または第2流量調節手段を制御し、上記第1気体流
通路または第2気体流通路を流通する気体の流量を調節
するための流量制御機構と、をさらに備えたことを特徴
とする請求項1記載の基板搬送機構である。
関連して、基板と基板保持手段との衝突や基板同士の衝
突を回避できるから、パーティクルの発生を抑えること
ができる。請求項2記載の発明は、上記基板保持手段の
位置を検出するための位置検出手段と、この位置検出手
段により検出された位置に基づいて、上記第1流量調節
手段または第2流量調節手段を制御し、上記第1気体流
通路または第2気体流通路を流通する気体の流量を調節
するための流量制御機構と、をさらに備えたことを特徴
とする請求項1記載の基板搬送機構である。
【0014】本発明によれば、基板保持手段の位置を検
出する手段が設けられているから、たとえば、基板保持
手段が移動終了直前であるか否かを確実に把握できる。
そのため、流量調節を確実に行うことができる。請求項
3記載の発明は、上記流量制御機構は、上記位置検出手
段により上記基板保持手段が移動終端付近に位置するこ
とが検出された場合に、上記第1流量調節手段または第
2流量調節手段を制御し、上記第1気体流通路または第
2気体流通路を流通する気体の流量を減少させるもので
あることを特徴とする請求項2記載の基板搬送機構であ
る。
出する手段が設けられているから、たとえば、基板保持
手段が移動終了直前であるか否かを確実に把握できる。
そのため、流量調節を確実に行うことができる。請求項
3記載の発明は、上記流量制御機構は、上記位置検出手
段により上記基板保持手段が移動終端付近に位置するこ
とが検出された場合に、上記第1流量調節手段または第
2流量調節手段を制御し、上記第1気体流通路または第
2気体流通路を流通する気体の流量を減少させるもので
あることを特徴とする請求項2記載の基板搬送機構であ
る。
【0015】本発明では、たとえば、基板保持手段が第
1シリンダ室側から第2シリンダ室側に向けて移動する
場合、基板保持手段が移動終端付近に達したときに、第
2気体流通路を流通する気体の流量を減少させることが
できる。また、基板保持手段が上述とは逆方向に移動す
る場合、基板保持手段が移動終端付近に達したときに、
第1気体流通路を流通する気体の流量を減少させること
ができる。つまり、シリンダ室から気体が流出する側の
気体流通路を流通する気体の流量が減少させることがで
きるから、基板保持手段の移動速度を低下させることが
できる。また、シリンダ室に気体を流入する側の気体流
通路を流通する気体の流量を減少させても、基板保持手
段の移動速度を低下させることができる。そのため、ス
トッパなどに当たって停止する際の衝撃が基板保持手段
に加わるのを和らげることができる。
1シリンダ室側から第2シリンダ室側に向けて移動する
場合、基板保持手段が移動終端付近に達したときに、第
2気体流通路を流通する気体の流量を減少させることが
できる。また、基板保持手段が上述とは逆方向に移動す
る場合、基板保持手段が移動終端付近に達したときに、
第1気体流通路を流通する気体の流量を減少させること
ができる。つまり、シリンダ室から気体が流出する側の
気体流通路を流通する気体の流量が減少させることがで
きるから、基板保持手段の移動速度を低下させることが
できる。また、シリンダ室に気体を流入する側の気体流
通路を流通する気体の流量を減少させても、基板保持手
段の移動速度を低下させることができる。そのため、ス
トッパなどに当たって停止する際の衝撃が基板保持手段
に加わるのを和らげることができる。
【0016】請求項4記載の発明は、上記流量制御機構
は、上記位置検出手段により上記基板保持手段が移動始
端付近に位置することが検出された場合に、上記第1流
量調節手段または第2流量調節手段を制御し、上記第1
気体流通路または第2気体流通路を流通する気体の流量
を増加させるものであることを特徴とする請求項2また
は請求項3記載の基板搬送機構である。
は、上記位置検出手段により上記基板保持手段が移動始
端付近に位置することが検出された場合に、上記第1流
量調節手段または第2流量調節手段を制御し、上記第1
気体流通路または第2気体流通路を流通する気体の流量
を増加させるものであることを特徴とする請求項2また
は請求項3記載の基板搬送機構である。
【0017】本発明では、基板保持手段が第1シリンダ
室側から第2シリンダ室側に向けて移動する場合、基板
保持手段が移動始端付近に達したときに、第2気体流通
路を流通する気体の流量を増加させることができる。ま
た、基板保持手段が上述とは逆方向に移動する場合、基
板保持手段が移動始端付近に達したときに、第1気体流
通路を流通する気体の流量を増加させることができる。
つまり、シリンダ室から気体が流出する側の気体流通路
を流通する気体の流量が増加することができるから、基
板保持手段の移動速度を向上させることができる。ま
た、シリンダ室に気体を流入する側の気体流通路を流通
する気体の流量を増加させても、基板保持手段の移動速
度を向上させることができる。
室側から第2シリンダ室側に向けて移動する場合、基板
保持手段が移動始端付近に達したときに、第2気体流通
路を流通する気体の流量を増加させることができる。ま
た、基板保持手段が上述とは逆方向に移動する場合、基
板保持手段が移動始端付近に達したときに、第1気体流
通路を流通する気体の流量を増加させることができる。
つまり、シリンダ室から気体が流出する側の気体流通路
を流通する気体の流量が増加することができるから、基
板保持手段の移動速度を向上させることができる。ま
た、シリンダ室に気体を流入する側の気体流通路を流通
する気体の流量を増加させても、基板保持手段の移動速
度を向上させることができる。
【0018】したがって、基板保持手段に衝撃が加わる
心配のない移動途中において基板保持手段の移動速度を
向上できるから、基板搬送タクトの向上を図ることがで
きる。請求項5記載の発明は、上記第1流量調節手段
は、上記第1気体流通路の途中部に介装され、第1気体
流通路内の気体の流通を許可/禁止するための開閉可能
な第1バルブ、上記第1気体流通路の上記第1バルブの
両側にその両端がそれぞれ接続された第1バイパス路、
および、この第1バイパス路の途中部に介装され、第1
バイパス路を流通する気体の流量を調節するための第1
流量調節バルブを含むものであり、上記第2流量調節手
段は、上記第2気体流通路の途中部に介装され、第2気
体流通路内の気体の流通を許可/禁止するための開閉可
能な第2バルブ、上記第2気体流通路の上記第2バルブ
の両側にその両端がそれぞれ接続された第2バイパス
路、および、この第2バイパス路の途中部に介装され、
第2バイパス路を流通する気体の流量を調節するための
第2流量調節バルブを含むものであることを特徴とする
請求項1記載の基板搬送機構である。
心配のない移動途中において基板保持手段の移動速度を
向上できるから、基板搬送タクトの向上を図ることがで
きる。請求項5記載の発明は、上記第1流量調節手段
は、上記第1気体流通路の途中部に介装され、第1気体
流通路内の気体の流通を許可/禁止するための開閉可能
な第1バルブ、上記第1気体流通路の上記第1バルブの
両側にその両端がそれぞれ接続された第1バイパス路、
および、この第1バイパス路の途中部に介装され、第1
バイパス路を流通する気体の流量を調節するための第1
流量調節バルブを含むものであり、上記第2流量調節手
段は、上記第2気体流通路の途中部に介装され、第2気
体流通路内の気体の流通を許可/禁止するための開閉可
能な第2バルブ、上記第2気体流通路の上記第2バルブ
の両側にその両端がそれぞれ接続された第2バイパス
路、および、この第2バイパス路の途中部に介装され、
第2バイパス路を流通する気体の流量を調節するための
第2流量調節バルブを含むものであることを特徴とする
請求項1記載の基板搬送機構である。
【0019】本発明では、第1バルブが開成している場
合、気体は第1気体流通路および第1バイパス路の両方
を流通する。一方、第1バルブが閉成している場合に
は、気体は、当該第1バルブが介装されている第1気体
流通路を避けて第1バイパス路に流れ込む。すなわち、
第1バルブが開成している場合には気体流量が増加し、
第1バルブが閉成していれば気体流量が減少する。この
ことは、第2バルブについても同様であって、第2バル
ブが開成していれば気体流量が増加し、第2バルブが閉
成していれば気体流量が減少する。
合、気体は第1気体流通路および第1バイパス路の両方
を流通する。一方、第1バルブが閉成している場合に
は、気体は、当該第1バルブが介装されている第1気体
流通路を避けて第1バイパス路に流れ込む。すなわち、
第1バルブが開成している場合には気体流量が増加し、
第1バルブが閉成していれば気体流量が減少する。この
ことは、第2バルブについても同様であって、第2バル
ブが開成していれば気体流量が増加し、第2バルブが閉
成していれば気体流量が減少する。
【0020】このように、上述の構成によれば、簡単な
構成で、気体流量を2段階に確実に調節することができ
る。請求項6記載の発明は、上記基板保持手段の位置を
検出するための位置検出手段と、この位置検出手段によ
り検出された位置に基づいて、上記第1バルブまたは第
2バルブの開閉を制御することにより、上記第1気体流
通路または第2気体流通路を流通する気体の流量を調節
する制御回路を含む流量制御機構と、をさらに備えたこ
とを特徴とする請求項5記載の基板搬送機構である。
構成で、気体流量を2段階に確実に調節することができ
る。請求項6記載の発明は、上記基板保持手段の位置を
検出するための位置検出手段と、この位置検出手段によ
り検出された位置に基づいて、上記第1バルブまたは第
2バルブの開閉を制御することにより、上記第1気体流
通路または第2気体流通路を流通する気体の流量を調節
する制御回路を含む流量制御機構と、をさらに備えたこ
とを特徴とする請求項5記載の基板搬送機構である。
【0021】本発明によれば、第1バルブまたは第2バ
ルブの開閉を制御することによって流量調節が行われる
から、流量調節を自動的に行うことができる。請求項7
記載の発明は、上記基板保持手段の移動両端付近をそれ
ぞれ検出するための位置検出手段をさらに備え、上記第
1バルブは、上記位置検出手段により上記基板保持手段
が第1シリンダ側の端部付近に位置することが検出され
た場合に、当該検出結果が機械的に伝達されて開閉する
第1メカニカルバルブであり、上記第2バルブは、上記
位置検出手段により上記基板保持手段が第2シリンダ側
の端部付近に位置することが検出された場合に、当該検
出結果が機械的に伝達されて開閉する第2メカニカルバ
ルブであることを特徴とする請求項5記載の基板搬送機
構である。
ルブの開閉を制御することによって流量調節が行われる
から、流量調節を自動的に行うことができる。請求項7
記載の発明は、上記基板保持手段の移動両端付近をそれ
ぞれ検出するための位置検出手段をさらに備え、上記第
1バルブは、上記位置検出手段により上記基板保持手段
が第1シリンダ側の端部付近に位置することが検出され
た場合に、当該検出結果が機械的に伝達されて開閉する
第1メカニカルバルブであり、上記第2バルブは、上記
位置検出手段により上記基板保持手段が第2シリンダ側
の端部付近に位置することが検出された場合に、当該検
出結果が機械的に伝達されて開閉する第2メカニカルバ
ルブであることを特徴とする請求項5記載の基板搬送機
構である。
【0022】本発明では、基板保持手段が第1シリンダ
室側から第2シリンダ室側に移動する場合、基板保持手
段が移動終端付近に達したことが検出されたときに、当
該検出結果は第2バルブに機械的に伝達される。したが
って、この場合に第2バルブが閉成するようにしておけ
ば、第2シリンダ室から流出する気体流量を減少させる
ことができる。そのため、基板保持手段の移動速度を低
下させることができる。
室側から第2シリンダ室側に移動する場合、基板保持手
段が移動終端付近に達したことが検出されたときに、当
該検出結果は第2バルブに機械的に伝達される。したが
って、この場合に第2バルブが閉成するようにしておけ
ば、第2シリンダ室から流出する気体流量を減少させる
ことができる。そのため、基板保持手段の移動速度を低
下させることができる。
【0023】一方、基板保持手段が反対方向に移動して
いる場合には、基板保持手段が移動終端付近に達したこ
とは第1バルブに機械的に伝達されるから、この場合に
第1バルブが閉成するようにしておけば、基板保持手段
の移動速度を低下させることができる。このように、基
板保持手段が移動終端付近に達した場合に基板保持手段
の移動速度を低下させることができるから、移動終端の
ストッパなどに当たって停止する際の衝撃が基板保持手
段に加わるのを和らげることができる。
いる場合には、基板保持手段が移動終端付近に達したこ
とは第1バルブに機械的に伝達されるから、この場合に
第1バルブが閉成するようにしておけば、基板保持手段
の移動速度を低下させることができる。このように、基
板保持手段が移動終端付近に達した場合に基板保持手段
の移動速度を低下させることができるから、移動終端の
ストッパなどに当たって停止する際の衝撃が基板保持手
段に加わるのを和らげることができる。
【0024】また、基板保持手段が第1シリンダ室側か
ら第2シリンダ室側に移動する場合、基板保持手段が移
動始端付近に達したことが検出されたときに、当該検出
結果は第1バルブに機械的に伝達される。したがって、
この場合に、第1バルブが開成するようにしておけば、
第1シリンダ室に流入する気体流量を増加させることが
できるから、基板保持手段の移動速度を向上させること
ができる。基板保持手段が反対方向に移動する場合に
は、基板保持手段が移動始端付近に達したことは第2バ
ルブに機械的に伝達されるから、この場合に第2バルブ
を開成するようにしておけば、基板保持手段の移動速度
を向上させることができる。したがって、基板保持手段
に衝撃が加わる心配のない移動途中において基板保持手
段の移動速度を向上させることができるから、基板搬送
タクトを向上できる。
ら第2シリンダ室側に移動する場合、基板保持手段が移
動始端付近に達したことが検出されたときに、当該検出
結果は第1バルブに機械的に伝達される。したがって、
この場合に、第1バルブが開成するようにしておけば、
第1シリンダ室に流入する気体流量を増加させることが
できるから、基板保持手段の移動速度を向上させること
ができる。基板保持手段が反対方向に移動する場合に
は、基板保持手段が移動始端付近に達したことは第2バ
ルブに機械的に伝達されるから、この場合に第2バルブ
を開成するようにしておけば、基板保持手段の移動速度
を向上させることができる。したがって、基板保持手段
に衝撃が加わる心配のない移動途中において基板保持手
段の移動速度を向上させることができるから、基板搬送
タクトを向上できる。
【0025】このように、この請求項7記載の発明によ
れば、位置検出手段とメカニカルバルブとが協同するこ
とにより、流量制御機構の機能が実現される。さらに、
位置検出手段の検出結果が第1バルブおよび第2バルブ
に機械的に伝達されるから、第1バルブおよび第2バル
ブの開閉動作を迅速に行うことができる、また、バルブ
の開閉に電力を使用していないから、停電時などの非常
時においても、基板保持手段の移動速度を確実に切り替
えることができる。
れば、位置検出手段とメカニカルバルブとが協同するこ
とにより、流量制御機構の機能が実現される。さらに、
位置検出手段の検出結果が第1バルブおよび第2バルブ
に機械的に伝達されるから、第1バルブおよび第2バル
ブの開閉動作を迅速に行うことができる、また、バルブ
の開閉に電力を使用していないから、停電時などの非常
時においても、基板保持手段の移動速度を確実に切り替
えることができる。
【0026】請求項8記載の発明は、基板を保持するた
めの基板保持手段と、上記請求項1ないし7のいずれか
に記載の基板搬送機構と、基板に対して所定の処理を施
すための処理部と、この処理部に対して基板を受け渡す
ために、上記基板搬送機構を動作させる搬送制御手段
と、備えたことを特徴とする基板処理装置である。本発
明によれば、基板を搬送する場合に、パーティクルの発
生を抑制でき、しかも基板保持手段に対して衝撃が加わ
るのを和らげつつ、基板搬送タクトの向上を図ることが
できるから、基板汚染を防止しつつ基板を効率よく処理
することができる。そのため、高品質な基板を効率よく
生産することができる。
めの基板保持手段と、上記請求項1ないし7のいずれか
に記載の基板搬送機構と、基板に対して所定の処理を施
すための処理部と、この処理部に対して基板を受け渡す
ために、上記基板搬送機構を動作させる搬送制御手段
と、備えたことを特徴とする基板処理装置である。本発
明によれば、基板を搬送する場合に、パーティクルの発
生を抑制でき、しかも基板保持手段に対して衝撃が加わ
るのを和らげつつ、基板搬送タクトの向上を図ることが
できるから、基板汚染を防止しつつ基板を効率よく処理
することができる。そのため、高品質な基板を効率よく
生産することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の第1実施形態の基板処理装置であるウエハ処理装置
の構成を示す概念図である。このウエハ処理装置は、複
数枚のウエハWを処理槽1に貯留された処理液に浸漬さ
せ、この状態において処理液をオーバーフローさせるこ
とによりウエハWを処理(ウエハWの表面を洗浄する洗
浄処理や、ウエハWの表面に形成された薄膜をエッチン
グするエッチング処理等)するものである。このウエハ
処理装置は、複数枚のウエハWを一括して保持できるウ
エハ保持装置2と、このウエハ保持装置2を昇降させる
ためのシリンダ駆動機構3とを備えている。
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の第1実施形態の基板処理装置であるウエハ処理装置
の構成を示す概念図である。このウエハ処理装置は、複
数枚のウエハWを処理槽1に貯留された処理液に浸漬さ
せ、この状態において処理液をオーバーフローさせるこ
とによりウエハWを処理(ウエハWの表面を洗浄する洗
浄処理や、ウエハWの表面に形成された薄膜をエッチン
グするエッチング処理等)するものである。このウエハ
処理装置は、複数枚のウエハWを一括して保持できるウ
エハ保持装置2と、このウエハ保持装置2を昇降させる
ためのシリンダ駆動機構3とを備えている。
【0028】シリンダ駆動機構3は、未処理のウエハW
を図示しない搬送ロボットから受け取る場合、および処
理済みのウエハWをこの搬送ロボットに渡す場合に、ウ
エハ保持装置2を上昇させる。また、シリンダ駆動機構
3は、搬送ロボットから受け取ったウエハWを処理液に
浸漬させる場合に、ウエハ保持装置2を下降させる。シ
リンダ駆動機構3は、ウエハ保持装置2に取り付けられ
たロッド4a、およびロッド4aの下端部に取り付けら
れたピストン4bを有するシリンダ4と、空気圧によっ
てピストン4bを上下方向に往復移動させるための空気
圧回路部5とを備えている。
を図示しない搬送ロボットから受け取る場合、および処
理済みのウエハWをこの搬送ロボットに渡す場合に、ウ
エハ保持装置2を上昇させる。また、シリンダ駆動機構
3は、搬送ロボットから受け取ったウエハWを処理液に
浸漬させる場合に、ウエハ保持装置2を下降させる。シ
リンダ駆動機構3は、ウエハ保持装置2に取り付けられ
たロッド4a、およびロッド4aの下端部に取り付けら
れたピストン4bを有するシリンダ4と、空気圧によっ
てピストン4bを上下方向に往復移動させるための空気
圧回路部5とを備えている。
【0029】図2は、シリンダ駆動機構3の構成を示す
空気圧回路図である。シリンダ4の内部に形成されたシ
リンダ室10(たとえば、内径32(mm))は、ピストン
4bによって第1シリンダ室11と第2シリンダ室12
とに区切られている。第1シリンダ室11および第2シ
リンダ室12には、それぞれ、空気の流入/流出口であ
る第1ポートP1および第2ポートP2が設けられてい
る。ピストン4bは、第1シリンダ室11および第2シ
リンダ室12の各空気圧の差により、第1基準端13と
第2基準端14との間のストローク長(たとえば300(m
m) )の範囲で移動できるようになっている。シリンダ
4の第1基準端13および第2基準端14には、それぞ
れ、ピストン4bの移動を停止させるための第1ストッ
パ15および第2ストッパ16が設けられている。
空気圧回路図である。シリンダ4の内部に形成されたシ
リンダ室10(たとえば、内径32(mm))は、ピストン
4bによって第1シリンダ室11と第2シリンダ室12
とに区切られている。第1シリンダ室11および第2シ
リンダ室12には、それぞれ、空気の流入/流出口であ
る第1ポートP1および第2ポートP2が設けられてい
る。ピストン4bは、第1シリンダ室11および第2シ
リンダ室12の各空気圧の差により、第1基準端13と
第2基準端14との間のストローク長(たとえば300(m
m) )の範囲で移動できるようになっている。シリンダ
4の第1基準端13および第2基準端14には、それぞ
れ、ピストン4bの移動を停止させるための第1ストッ
パ15および第2ストッパ16が設けられている。
【0030】シリンダ4には、ピストン4bの位置を検
出するために、第1マグネットセンサMS1および第2
マグネットセンサMS2が設けられている。第1マグネ
ットセンサMS1は、第1基準端13よりも所定距離r
1(たとえばr1=10(mm))だけシリンダ4の内側に変
位した位置(以下「第1変位位置」という。)17に配
設されている。第1マグネットセンサMS1は、ピスト
ン4bが第1変位位置17に位置する場合にオンし、位
置検出信号を出力するものであり、ピストン4bが第1
変位位置17に位置していない場合にはオフする。第2
マグネットセンサMS2は、シリンダ4の第2基準端1
4よりも所定距離r2(たとえばr2=r1=10(mm))
だけシリンダ4の内側に変位した位置(以下「第2変位
位置」という。)18に配設されている。第2マグネッ
トセンサMS2は、ピストン4bが第2変位位置18に
位置する場合にオンし、位置検出信号を出力するもので
あり、ピストン4bが第2変位位置18に位置していな
い場合にはオフする。
出するために、第1マグネットセンサMS1および第2
マグネットセンサMS2が設けられている。第1マグネ
ットセンサMS1は、第1基準端13よりも所定距離r
1(たとえばr1=10(mm))だけシリンダ4の内側に変
位した位置(以下「第1変位位置」という。)17に配
設されている。第1マグネットセンサMS1は、ピスト
ン4bが第1変位位置17に位置する場合にオンし、位
置検出信号を出力するものであり、ピストン4bが第1
変位位置17に位置していない場合にはオフする。第2
マグネットセンサMS2は、シリンダ4の第2基準端1
4よりも所定距離r2(たとえばr2=r1=10(mm))
だけシリンダ4の内側に変位した位置(以下「第2変位
位置」という。)18に配設されている。第2マグネッ
トセンサMS2は、ピストン4bが第2変位位置18に
位置する場合にオンし、位置検出信号を出力するもので
あり、ピストン4bが第2変位位置18に位置していな
い場合にはオフする。
【0031】またその他、ピストン4bの移動速度の条
件として一例を示すと、たとえば、第1基準端13と第
1変位位置17との間の移動速度が5(mm/sec)、第1変
位位置17と第2変位位置18との間の移動速度が70
(mm/sec)、および第2変位位置18と第2基準端14と
の間の移動速度が5(mm/sec)となるように、後述するこ
の空気圧回路の各要素部品を設定している。すなわち、
ピストン4bは第1基準端13と第1変位位置17との
間の10(mm)の距離を2(sec) 、第1変位位置17と第
2変位位置18との間の280(mm)を4(sec) 、および
第2変位位置18と第2基準端14との間の10(mm)を
2(sec) で移動することとなり、よって、ピストン4b
が移動し始めてから停止されるまで、合計8(sec) かか
ることとなる。
件として一例を示すと、たとえば、第1基準端13と第
1変位位置17との間の移動速度が5(mm/sec)、第1変
位位置17と第2変位位置18との間の移動速度が70
(mm/sec)、および第2変位位置18と第2基準端14と
の間の移動速度が5(mm/sec)となるように、後述するこ
の空気圧回路の各要素部品を設定している。すなわち、
ピストン4bは第1基準端13と第1変位位置17との
間の10(mm)の距離を2(sec) 、第1変位位置17と第
2変位位置18との間の280(mm)を4(sec) 、および
第2変位位置18と第2基準端14との間の10(mm)を
2(sec) で移動することとなり、よって、ピストン4b
が移動し始めてから停止されるまで、合計8(sec) かか
ることとなる。
【0032】空気圧回路部5は、第1ポートP1に接続
され、第1シリンダ室11への空気の流入路および第1
シリンダ室11からの空気の流出路として機能する第1
空気流通路21と、第2ポートP2に接続され、第2シ
リンダ室12への空気の流入路および第2シリンダ室1
2からの空気の流出路として機能する第2空気流通路2
2とを備えている。各空気流通路21、22は、マスタ
バルブ23の所定の2つのポートにそれぞれ接続されて
いる。マスタバルブ23の他のポートには、空気供給源
ASに接続された空気供給路24が接続されている。マ
スタバルブ23は、第1空気流通路21および第2空気
流通路22と空気供給路24とを選択的に接続するため
のものである。マスタバルブ23は、第1空気流通路2
1および第2空気流通路22のうち、空気供給路24と
接続されない側の空気流通路を大気と接続する。
され、第1シリンダ室11への空気の流入路および第1
シリンダ室11からの空気の流出路として機能する第1
空気流通路21と、第2ポートP2に接続され、第2シ
リンダ室12への空気の流入路および第2シリンダ室1
2からの空気の流出路として機能する第2空気流通路2
2とを備えている。各空気流通路21、22は、マスタ
バルブ23の所定の2つのポートにそれぞれ接続されて
いる。マスタバルブ23の他のポートには、空気供給源
ASに接続された空気供給路24が接続されている。マ
スタバルブ23は、第1空気流通路21および第2空気
流通路22と空気供給路24とを選択的に接続するため
のものである。マスタバルブ23は、第1空気流通路2
1および第2空気流通路22のうち、空気供給路24と
接続されない側の空気流通路を大気と接続する。
【0033】第1空気流通路21および第2空気流通路
22の途中部には、ピストン4bの移動速度を決定する
ための第1スピードコントローラSP1および第2スピ
ードコントローラSP2がそれぞれ介装されている。第
1および第2スピードコントローラSP1、SP2は、
シリンダ4から流出する空気の流量を調整するメータア
ウト回路を構成している。
22の途中部には、ピストン4bの移動速度を決定する
ための第1スピードコントローラSP1および第2スピ
ードコントローラSP2がそれぞれ介装されている。第
1および第2スピードコントローラSP1、SP2は、
シリンダ4から流出する空気の流量を調整するメータア
ウト回路を構成している。
【0034】第1空気流通路21および第2空気流通路
22の途中部には、それぞれ、空気の流量を2段階に切
り換えることができる第1流量調節部25および第2流
量調節部26が設けられている。第1流量調節部25
は、第1空気流通路21において、第1スピードコント
ローラSP1よりもマスタバルブ23側の途中部に介装
された第1電磁弁25aと、第1空気流通路21の第1
電磁弁25aの両側にその両端がそれぞれ接続された第
1バイパス路25bと、第1バイパス路25bの途中部
に介装された第1絞り弁25cとを含む。この構成によ
り、第1電磁弁25aを開成すれば多量の空気が流通
し、第1電磁弁25aを閉成すれば少量の空気が流通す
る。すなわち、空気の流量を2段階に調節できる。
22の途中部には、それぞれ、空気の流量を2段階に切
り換えることができる第1流量調節部25および第2流
量調節部26が設けられている。第1流量調節部25
は、第1空気流通路21において、第1スピードコント
ローラSP1よりもマスタバルブ23側の途中部に介装
された第1電磁弁25aと、第1空気流通路21の第1
電磁弁25aの両側にその両端がそれぞれ接続された第
1バイパス路25bと、第1バイパス路25bの途中部
に介装された第1絞り弁25cとを含む。この構成によ
り、第1電磁弁25aを開成すれば多量の空気が流通
し、第1電磁弁25aを閉成すれば少量の空気が流通す
る。すなわち、空気の流量を2段階に調節できる。
【0035】同様に、第2流量調節部26は、第2空気
流通路22において、第2スピードコントローラSP2
よりもマスタバルブ23側の途中部に介装された第2電
磁弁26aと、第2空気流通路22の第2電磁弁26a
の両側にその両端がそれぞれ接続された第2バイパス路
26bと、第2バイパス路26bの途中部に介装された
第2絞り弁26cとを含む。この構成により、第2電磁
弁26aを開成すれば多量の空気が流通し、第2電磁弁
26aを閉成すれば少量の空気が流通する。すなわち、
空気の流量を2段階に調節できる。
流通路22において、第2スピードコントローラSP2
よりもマスタバルブ23側の途中部に介装された第2電
磁弁26aと、第2空気流通路22の第2電磁弁26a
の両側にその両端がそれぞれ接続された第2バイパス路
26bと、第2バイパス路26bの途中部に介装された
第2絞り弁26cとを含む。この構成により、第2電磁
弁26aを開成すれば多量の空気が流通し、第2電磁弁
26aを閉成すれば少量の空気が流通する。すなわち、
空気の流量を2段階に調節できる。
【0036】第1絞り弁25cおよび第2絞り弁26c
の絞り量は、たとえば、ピストン4bからロッド4aを
介して連結されたウエハ保持装置2が移動した後に停止
する際に、ウエハWに対して衝撃を与えないように、か
つ、ウエハWの搬送タクトに影響を与えないように適切
に設定される。第1空気流通路21の途中部の第1スピ
ードコントローラSP1と第1流量調節部25との間に
は、第1エアバッファタンクAT1が接続されている。
同様に、第2空気流通路22の途中部の第2スピードコ
ントローラSP2と第2流量調節部26との間には、第
2エアバッファタンクAT2が接続されている。これら
各エアバッファタンクAT1、AT2は、空気の流量を
変化させる際におけるピストン4bからロッド4aを介
して連結されたウエハ保持装置2の振動(ハンマリング
現象)を和らげるために空気を待避させるためのもの
で、たとえばチューブにより構成される。この場合、チ
ューブの長さおよび径は、たとえばピストン4bの設定
スピードを考慮し、それぞれ、1(m) および8(mm)に設
定されている。
の絞り量は、たとえば、ピストン4bからロッド4aを
介して連結されたウエハ保持装置2が移動した後に停止
する際に、ウエハWに対して衝撃を与えないように、か
つ、ウエハWの搬送タクトに影響を与えないように適切
に設定される。第1空気流通路21の途中部の第1スピ
ードコントローラSP1と第1流量調節部25との間に
は、第1エアバッファタンクAT1が接続されている。
同様に、第2空気流通路22の途中部の第2スピードコ
ントローラSP2と第2流量調節部26との間には、第
2エアバッファタンクAT2が接続されている。これら
各エアバッファタンクAT1、AT2は、空気の流量を
変化させる際におけるピストン4bからロッド4aを介
して連結されたウエハ保持装置2の振動(ハンマリング
現象)を和らげるために空気を待避させるためのもの
で、たとえばチューブにより構成される。この場合、チ
ューブの長さおよび径は、たとえばピストン4bの設定
スピードを考慮し、それぞれ、1(m) および8(mm)に設
定されている。
【0037】図3は、ウエハ処理装置の電気的構成を示
すブロック図である。このウエハ処理装置は、制御中枢
としての制御部40を備えている。制御部40は、たと
えばマイクロコンピュータで構成され、予め設定された
制御プログラムに従って、ピストン移動処理を含む種々
の処理を実行する。制御部40は、制御プログラムに従
って、マスタバルブ23の接続状態を制御する。また、
制御部40は、第1マグネットセンサMS1および第2
マグネットセンサMS2から出力される位置検出信号に
基づいて、第1電磁弁25aおよび第2電磁弁26aの
開閉を制御する。
すブロック図である。このウエハ処理装置は、制御中枢
としての制御部40を備えている。制御部40は、たと
えばマイクロコンピュータで構成され、予め設定された
制御プログラムに従って、ピストン移動処理を含む種々
の処理を実行する。制御部40は、制御プログラムに従
って、マスタバルブ23の接続状態を制御する。また、
制御部40は、第1マグネットセンサMS1および第2
マグネットセンサMS2から出力される位置検出信号に
基づいて、第1電磁弁25aおよび第2電磁弁26aの
開閉を制御する。
【0038】図4は、制御部40におけるピストン移動
処理を説明するための概念図である。ピストン4bが第
1基準端13に位置している場合において(図4(a)
)、このピストン4bを第2基準端14に向けて移動
させるとき、制御部40は、マスタバルブ23の接続状
態を制御し、第1空気流通路21を空気供給路24に接
続させる。この場合、第2空気流通路22は大気に接続
される。また、第1電磁弁25aを開成するとともに、
第2電磁弁26aを閉成する。その結果、空気供給源A
Sからの空気は、第1空気流通路21および第1バイパ
ス路25bの両方を通って第1シリンダ室11に流れ込
む。一方、第2シリンダ室12内の空気は、第2空気流
通路22からいったん第2バイパス路26bを流れた後
第2空気流通路22に戻って大気中に排気される。この
場合、第2シリンダ室12から排出される空気流量は、
第2スピードコントローラSP2によって絞られている
うえに第2流量調節部26の第2絞り弁26cによって
さらに絞られるから、ピストン4bは、第1基準端13
から第2基準端14に向けてゆっくりと移動する。これ
により、急激に移動を開始させる場合に比べて速度変化
が滑らかであるから、ピストン4bの振動を防ぐことが
できる。よって、ウエハ保持装置2の振動を防止できる
から、ウエハWの安定保持に寄与できる。
処理を説明するための概念図である。ピストン4bが第
1基準端13に位置している場合において(図4(a)
)、このピストン4bを第2基準端14に向けて移動
させるとき、制御部40は、マスタバルブ23の接続状
態を制御し、第1空気流通路21を空気供給路24に接
続させる。この場合、第2空気流通路22は大気に接続
される。また、第1電磁弁25aを開成するとともに、
第2電磁弁26aを閉成する。その結果、空気供給源A
Sからの空気は、第1空気流通路21および第1バイパ
ス路25bの両方を通って第1シリンダ室11に流れ込
む。一方、第2シリンダ室12内の空気は、第2空気流
通路22からいったん第2バイパス路26bを流れた後
第2空気流通路22に戻って大気中に排気される。この
場合、第2シリンダ室12から排出される空気流量は、
第2スピードコントローラSP2によって絞られている
うえに第2流量調節部26の第2絞り弁26cによって
さらに絞られるから、ピストン4bは、第1基準端13
から第2基準端14に向けてゆっくりと移動する。これ
により、急激に移動を開始させる場合に比べて速度変化
が滑らかであるから、ピストン4bの振動を防ぐことが
できる。よって、ウエハ保持装置2の振動を防止できる
から、ウエハWの安定保持に寄与できる。
【0039】制御部40は、第1マグネットセンサMS
1から位置検出信号が出力されたか否かを監視してい
る。第1マグネットセンサMS1から位置検出信号が出
力されれば、ピストン4bが第1変位位置17に達した
と考えられる(図4(b) )。そこで、制御部40は、ピ
ストン4bの移動速度を上昇させるために、第2電磁弁
26aを開成する。その結果、第2空気流通路22を流
通する空気流量が増加する。すなわち、第2シリンダ室
12から排出される空気量が増加するから、ピストン4
bの移動速度が上昇する。
1から位置検出信号が出力されたか否かを監視してい
る。第1マグネットセンサMS1から位置検出信号が出
力されれば、ピストン4bが第1変位位置17に達した
と考えられる(図4(b) )。そこで、制御部40は、ピ
ストン4bの移動速度を上昇させるために、第2電磁弁
26aを開成する。その結果、第2空気流通路22を流
通する空気流量が増加する。すなわち、第2シリンダ室
12から排出される空気量が増加するから、ピストン4
bの移動速度が上昇する。
【0040】この場合、第2空気流通路22を流通する
空気の一部は第2エアバッファタンクAT2に待避する
から、第2シリンダ室12からの空気排出量の急激な増
加による急激な速度変化が緩和される。その結果、ピス
トン4bの移動速度は滑らかに上昇する。そのため、ピ
ストン4bの速度変化時にピストン4bが振動したりす
ることがなく、いわゆるハンマリング現象の発生を防止
できる。
空気の一部は第2エアバッファタンクAT2に待避する
から、第2シリンダ室12からの空気排出量の急激な増
加による急激な速度変化が緩和される。その結果、ピス
トン4bの移動速度は滑らかに上昇する。そのため、ピ
ストン4bの速度変化時にピストン4bが振動したりす
ることがなく、いわゆるハンマリング現象の発生を防止
できる。
【0041】その後、制御部40は、第2マグネットセ
ンサMS2から位置検出信号が出力されたか否かを監視
する。第2マグネットセンサMS2から位置検出信号が
出力されれば、ピストン4bが第2基準端14の手前の
第2変位位置18に達したと考えることができる(図4
(c) )。そこで、制御部40は、ピストン4bの移動速
度を低下させるために、第2電磁弁26aを閉成する。
その結果、第2空気流通路22を流通する空気流量が減
少するから、ピストン4bの移動速度が低下する。
ンサMS2から位置検出信号が出力されたか否かを監視
する。第2マグネットセンサMS2から位置検出信号が
出力されれば、ピストン4bが第2基準端14の手前の
第2変位位置18に達したと考えることができる(図4
(c) )。そこで、制御部40は、ピストン4bの移動速
度を低下させるために、第2電磁弁26aを閉成する。
その結果、第2空気流通路22を流通する空気流量が減
少するから、ピストン4bの移動速度が低下する。
【0042】この場合、第2シリンダ室12から流出す
る空気の一部は第2エアバッファタンクAT2に待避す
るから、第2シリンダ室12からの空気排出量の急激な
減少による速度変化が緩和される。したがって、ピスト
ン4bの移動速度は滑らかに低下する。そのため、ピス
トン4bの減速時においても、いわゆるハンマリング現
象の発生を防止できる。
る空気の一部は第2エアバッファタンクAT2に待避す
るから、第2シリンダ室12からの空気排出量の急激な
減少による速度変化が緩和される。したがって、ピスト
ン4bの移動速度は滑らかに低下する。そのため、ピス
トン4bの減速時においても、いわゆるハンマリング現
象の発生を防止できる。
【0043】その後、ピストン4bは、最終的に第2ス
トッパ16にて停止させられ、ウエハ保持装置2の移動
が停止される(図4(d) )。この場合、ピストン4bの
移動速度は低くなっているから、ピストン4bは、第2
ストッパ16に緩やかに当たる。これにより、ロッド4
aの振動を防止できるから、ウエハ保持装置2の揺れも
防止できる。よって、ウエハWの振動を阻止できる。
トッパ16にて停止させられ、ウエハ保持装置2の移動
が停止される(図4(d) )。この場合、ピストン4bの
移動速度は低くなっているから、ピストン4bは、第2
ストッパ16に緩やかに当たる。これにより、ロッド4
aの振動を防止できるから、ウエハ保持装置2の揺れも
防止できる。よって、ウエハWの振動を阻止できる。
【0044】一方、ピストン4bを第2基準端14から
第1基準端13に向けて移動させる場合には、上述の場
合とは逆に、マスタバルブ23の接続状態を制御し、第
2空気流通路22を空気供給路24に接続させ、さら
に、第2電磁弁26aを開成するとともに第1電磁弁2
5aを閉成する。その後、第2マグネットセンサMS2
から位置検出信号が出力されたことに応答して第1電磁
弁25aを開成し、ピストン4bの移動速度を上昇させ
る。さらに、第1マグネットセンサMS1から位置検出
信号が出力されたことに応答して第1電磁弁25aを閉
成し、ピストン4bの移動速度を低下させる。その結
果、ピストン4bは、第1ストッパ15にて停止させら
れ、ウエハ保持装置2の移動が停止される。
第1基準端13に向けて移動させる場合には、上述の場
合とは逆に、マスタバルブ23の接続状態を制御し、第
2空気流通路22を空気供給路24に接続させ、さら
に、第2電磁弁26aを開成するとともに第1電磁弁2
5aを閉成する。その後、第2マグネットセンサMS2
から位置検出信号が出力されたことに応答して第1電磁
弁25aを開成し、ピストン4bの移動速度を上昇させ
る。さらに、第1マグネットセンサMS1から位置検出
信号が出力されたことに応答して第1電磁弁25aを閉
成し、ピストン4bの移動速度を低下させる。その結
果、ピストン4bは、第1ストッパ15にて停止させら
れ、ウエハ保持装置2の移動が停止される。
【0045】図5は、時間tに対するピストン4bの移
動速度vの変化を示すグラフである。一方の基準端に位
置しているピストン4bの速度は、初速度0から上昇し
ていき、第1中間速度v1に達して、この速度で推移す
る。ピストン4bが一方の基準端近傍の変位位置に達す
るタイミングt1において、最高速度v2に滑らかに立
ち上がる。その後、最高速度v2で推移した後、ピスト
ン4bが他方の基準端近傍の変位位置に達するタイミン
グt2において低下し始め、たとえばv1よりも低い第
2中間速度v3に達して、この速度で推移する。最終的
に、ピストン4bが他方の基準端に達するタイミングt
3において停止させられる。
動速度vの変化を示すグラフである。一方の基準端に位
置しているピストン4bの速度は、初速度0から上昇し
ていき、第1中間速度v1に達して、この速度で推移す
る。ピストン4bが一方の基準端近傍の変位位置に達す
るタイミングt1において、最高速度v2に滑らかに立
ち上がる。その後、最高速度v2で推移した後、ピスト
ン4bが他方の基準端近傍の変位位置に達するタイミン
グt2において低下し始め、たとえばv1よりも低い第
2中間速度v3に達して、この速度で推移する。最終的
に、ピストン4bが他方の基準端に達するタイミングt
3において停止させられる。
【0046】以上のようにこの第1実施形態によれば、
ピストン4bの移動終端の手前においてピストン4bの
移動速度を低下させているから、ピストン4bを滑らか
に停止させることができる。しかも、ピストン4bの加
減速時には、ピストン4bへの衝撃をエアバッファタン
クAT2に空気を一時的に待避させることによって回避
している。したがって、このようなシリンダ駆動機構3
によって昇降駆動されるウエハ保持装置2の振動を防止
できる。そのため、ウエハWをスムーズに搬送すること
ができる。また、パーティクルの発生を防止できるか
ら、ウエハWを良好に処理することができる。
ピストン4bの移動終端の手前においてピストン4bの
移動速度を低下させているから、ピストン4bを滑らか
に停止させることができる。しかも、ピストン4bの加
減速時には、ピストン4bへの衝撃をエアバッファタン
クAT2に空気を一時的に待避させることによって回避
している。したがって、このようなシリンダ駆動機構3
によって昇降駆動されるウエハ保持装置2の振動を防止
できる。そのため、ウエハWをスムーズに搬送すること
ができる。また、パーティクルの発生を防止できるか
ら、ウエハWを良好に処理することができる。
【0047】また、ピストン4bの移動初端付近から移
動終端手前まではピストン4bの移動速度を速くしてい
るから、ウエハWの振動発生を防止しつつ、ウエハWの
搬送速度を向上できる。そのため、ウエハWの搬送タク
トの向上を図ることができる。図6は、本発明の第2実
施形態の基板処理装置であるウエハ処理装置の構成を示
す概略図であり、図7は、このウエハ処理装置に適用さ
れるシリンダ駆動機構の構成を示す空気圧回路図であ
る。図6および図7において、図1および図2と同じ機
能部分については同一の参照符号を使用する。
動終端手前まではピストン4bの移動速度を速くしてい
るから、ウエハWの振動発生を防止しつつ、ウエハWの
搬送速度を向上できる。そのため、ウエハWの搬送タク
トの向上を図ることができる。図6は、本発明の第2実
施形態の基板処理装置であるウエハ処理装置の構成を示
す概略図であり、図7は、このウエハ処理装置に適用さ
れるシリンダ駆動機構の構成を示す空気圧回路図であ
る。図6および図7において、図1および図2と同じ機
能部分については同一の参照符号を使用する。
【0048】上記第1実施形態では、ウエハ保持装置2
を昇降させるためのシリンダ駆動機構3において、片側
ロッド式のシリンダ4を使用している。また、ピストン
4bの位置を第1マグネットセンサMS1および第2マ
グネットセンサMS2で検出し、この検出結果に基づい
て第1電磁弁25aおよび第2電磁弁26aを電気的に
開閉制御して空気の流量を調節している。
を昇降させるためのシリンダ駆動機構3において、片側
ロッド式のシリンダ4を使用している。また、ピストン
4bの位置を第1マグネットセンサMS1および第2マ
グネットセンサMS2で検出し、この検出結果に基づい
て第1電磁弁25aおよび第2電磁弁26aを電気的に
開閉制御して空気の流量を調節している。
【0049】これに対して、この第2実施形態では、ウ
エハWが収容されているカセットCを、ウエハWを処理
するための2つの処理部50、51間で搬送するための
搬送装置52を駆動する機構として、ロッドレスシリン
ダ53を使用している。また、ピストン70aに連結さ
れたスライダ67の移動両端付近の位置をそれぞれ検出
するとともに、各検出結果がそれぞれ機械的に伝達され
ることにより開閉動作をする第1メカニカルバルブMV
1および第2メカニカルバルブMV2を使用することに
より、空気の流量を調節している。
エハWが収容されているカセットCを、ウエハWを処理
するための2つの処理部50、51間で搬送するための
搬送装置52を駆動する機構として、ロッドレスシリン
ダ53を使用している。また、ピストン70aに連結さ
れたスライダ67の移動両端付近の位置をそれぞれ検出
するとともに、各検出結果がそれぞれ機械的に伝達され
ることにより開閉動作をする第1メカニカルバルブMV
1および第2メカニカルバルブMV2を使用することに
より、空気の流量を調節している。
【0050】さらに具体的には、ロッドレスシリンダ5
3は、第1基準端61に配置された第1ストッパ62
と、第2基準端63に配置された第2ストッパ64と、
第1ストッパ62および第2ストッパ64を接続する2
本のガイド軸65、66と、ガイド軸65、66が挿通
し、ガイド軸65、66に沿って往復移動するスライダ
67とを備えている。スライダ67の上部には、ウエハ
Wが収容されているカセットCを載置するためのテーブ
ル68が取り付けられている。
3は、第1基準端61に配置された第1ストッパ62
と、第2基準端63に配置された第2ストッパ64と、
第1ストッパ62および第2ストッパ64を接続する2
本のガイド軸65、66と、ガイド軸65、66が挿通
し、ガイド軸65、66に沿って往復移動するスライダ
67とを備えている。スライダ67の上部には、ウエハ
Wが収容されているカセットCを載置するためのテーブ
ル68が取り付けられている。
【0051】一方のガイド軸65の内部には、チューブ
69が挿通されている。チューブ69の内部はシリンダ
室70となっており、このシリンダ室70は、スライダ
67に対して連結されたピストン70aによって第1シ
リンダ室71および第2シリンダ室72に区切られてい
る。第1シリンダ室71の第1ストッパ62側の端部に
は、第1空気流通路21が接続された第1ポートP1が
設けられており、第2シリンダ室72の第2ストッパ6
4側の端部には、第2空気流通路22が接続された第2
ポートP2が設けられている。
69が挿通されている。チューブ69の内部はシリンダ
室70となっており、このシリンダ室70は、スライダ
67に対して連結されたピストン70aによって第1シ
リンダ室71および第2シリンダ室72に区切られてい
る。第1シリンダ室71の第1ストッパ62側の端部に
は、第1空気流通路21が接続された第1ポートP1が
設けられており、第2シリンダ室72の第2ストッパ6
4側の端部には、第2空気流通路22が接続された第2
ポートP2が設けられている。
【0052】第1ストッパ62よりも第2ストッパ64
側に所定距離r1だけ変位した第1変位位置75には、
第1メカニカルバルブMV1が配設されている。また、
第2ストッパ64よりも第1ストッパ62側に所定距離
r2だけ変位した第2変位位置76には、第2メカニカ
ルバルブMV2が配設されている。第1メカニカルバル
ブMV1および第2メカニカルバルブMV2は、第1ロ
ーラレバーRL1および第2ローラレバーRL2を有し
ている。第1ローラレバーRL1および第2ローラレバ
ーRL2は、通常は起立しており、スライダ67が第1
ローラレバーRL1および第2ローラレバーRL2の配
設位置に位置している場合に、スライダ67によって倒
されるようになっている。第1メカニカルバルブMV1
および第2メカニカルバルブMV2は、第1空気流通路
21および第2空気流通路22の途中部にそれぞれ介装
されており、第1ローラレバーRL1および第2ローラ
レバーRL2の状態に機械的に連動して、第1空気流通
路21および第2空気流通路22をそれぞれ開閉するよ
うになっている。すなわち、メカニカルバルブのローラ
レバーが起立された状態のときは、そのバルブは開成さ
れ、ローラレバーが倒された状態のときは、閉成される
ようになっている。
側に所定距離r1だけ変位した第1変位位置75には、
第1メカニカルバルブMV1が配設されている。また、
第2ストッパ64よりも第1ストッパ62側に所定距離
r2だけ変位した第2変位位置76には、第2メカニカ
ルバルブMV2が配設されている。第1メカニカルバル
ブMV1および第2メカニカルバルブMV2は、第1ロ
ーラレバーRL1および第2ローラレバーRL2を有し
ている。第1ローラレバーRL1および第2ローラレバ
ーRL2は、通常は起立しており、スライダ67が第1
ローラレバーRL1および第2ローラレバーRL2の配
設位置に位置している場合に、スライダ67によって倒
されるようになっている。第1メカニカルバルブMV1
および第2メカニカルバルブMV2は、第1空気流通路
21および第2空気流通路22の途中部にそれぞれ介装
されており、第1ローラレバーRL1および第2ローラ
レバーRL2の状態に機械的に連動して、第1空気流通
路21および第2空気流通路22をそれぞれ開閉するよ
うになっている。すなわち、メカニカルバルブのローラ
レバーが起立された状態のときは、そのバルブは開成さ
れ、ローラレバーが倒された状態のときは、閉成される
ようになっている。
【0053】スライダ67が図6に示すように第1スト
ッパ62の近傍に位置している場合、第1メカニカルバ
ルブMV1の第1ローラレバーRL1は傾いている。こ
の場合、第1メカニカルバルブMV1は閉成している。
一方、第2メカニカルバルブMV2の第2ローラレバー
RL2は起立しており、この場合、第2メカニカルバル
ブMV2は開成している。
ッパ62の近傍に位置している場合、第1メカニカルバ
ルブMV1の第1ローラレバーRL1は傾いている。こ
の場合、第1メカニカルバルブMV1は閉成している。
一方、第2メカニカルバルブMV2の第2ローラレバー
RL2は起立しており、この場合、第2メカニカルバル
ブMV2は開成している。
【0054】ここで、図7の空気圧回路図を用いて説明
する。この状態において、制御部40は、マスタバルブ
23の接続状態を制御し、第1空気流通路21と空気供
給路24とを接続させ、第2空気流通路22を大気に接
続させる。この場合、第1空気流通路21を流通する空
気の流量は第1流量調節部25において絞られているか
ら、第1シリンダ室71に流入する空気量は少ない。し
たがって、スライダ67はゆっくりと移動を開始する。
する。この状態において、制御部40は、マスタバルブ
23の接続状態を制御し、第1空気流通路21と空気供
給路24とを接続させ、第2空気流通路22を大気に接
続させる。この場合、第1空気流通路21を流通する空
気の流量は第1流量調節部25において絞られているか
ら、第1シリンダ室71に流入する空気量は少ない。し
たがって、スライダ67はゆっくりと移動を開始する。
【0055】移動開始後スライダ67の後端が第1メカ
ニカルバルブMV1を通過すると、第1ローラレバーR
L1が起立する。これに応答して、第1メカニカルバル
ブMV1は開成する。その結果、第1空気流通路21を
流通する空気の流量が増大するから、スライダ67の移
動速度は上昇する。この場合、第1シリンダ室71に流
入する空気の一部は第1エアバッファタンクAT1に待
避するから、スライダ67の移動速度は滑らかに上昇す
る。
ニカルバルブMV1を通過すると、第1ローラレバーR
L1が起立する。これに応答して、第1メカニカルバル
ブMV1は開成する。その結果、第1空気流通路21を
流通する空気の流量が増大するから、スライダ67の移
動速度は上昇する。この場合、第1シリンダ室71に流
入する空気の一部は第1エアバッファタンクAT1に待
避するから、スライダ67の移動速度は滑らかに上昇す
る。
【0056】さらに、スライダ67が移動し、第2メカ
ニカルバルブMV2の配設位置に達して第2ローラレバ
ーRL2が倒されると、これに応答して第2メカニカル
バルブMV2が閉成する。その結果、第2空気流通路2
2を流通する空気の流量は第2流通調節部26において
絞られるから、スライダ67の移動速度は低下する。こ
の場合においても、第2シリンダ室72から流出する空
気の一部は第2エアバッファタンクAT2に待避するか
ら、スライダ67の移動速度は滑らかに低下する。これ
により、スライダ67は低速で移動し、最終的に、第2
ストッパ64にて停止する。
ニカルバルブMV2の配設位置に達して第2ローラレバ
ーRL2が倒されると、これに応答して第2メカニカル
バルブMV2が閉成する。その結果、第2空気流通路2
2を流通する空気の流量は第2流通調節部26において
絞られるから、スライダ67の移動速度は低下する。こ
の場合においても、第2シリンダ室72から流出する空
気の一部は第2エアバッファタンクAT2に待避するか
ら、スライダ67の移動速度は滑らかに低下する。これ
により、スライダ67は低速で移動し、最終的に、第2
ストッパ64にて停止する。
【0057】第2ストッパ64の近傍にスライダ67が
位置している場合に、スライダ67を第1ストッパ63
に向けて移動させる場合には、空気供給路24に接続さ
れる空気流通路が第1空気流通路21から第2空気流通
路22に切り替わるとともに、流路の開閉パターンが上
述とは反対になるだけである。したがって、その説明は
省略する。
位置している場合に、スライダ67を第1ストッパ63
に向けて移動させる場合には、空気供給路24に接続さ
れる空気流通路が第1空気流通路21から第2空気流通
路22に切り替わるとともに、流路の開閉パターンが上
述とは反対になるだけである。したがって、その説明は
省略する。
【0058】このようにこの第2実施形態によれば、移
動終端手前においてスライダ67の移動速度を低下させ
ているから、スライダ67がストッパに当たる際の衝撃
の発生を抑え、その結果カセットCに収容されているウ
エハWの暴れを防止することができる。したがって、ウ
エハWをスムーズに搬送させることができる。しかも、
スライダ67の速度切替えは機械的に行われるから、バ
ルブの開閉を迅速に行える。また、電力を使用しないか
ら、停電時などの非常時においても、スライダ67の移
動速度を確実に切り換えることができる。よって、高信
頼性の装置を提供できる。
動終端手前においてスライダ67の移動速度を低下させ
ているから、スライダ67がストッパに当たる際の衝撃
の発生を抑え、その結果カセットCに収容されているウ
エハWの暴れを防止することができる。したがって、ウ
エハWをスムーズに搬送させることができる。しかも、
スライダ67の速度切替えは機械的に行われるから、バ
ルブの開閉を迅速に行える。また、電力を使用しないか
ら、停電時などの非常時においても、スライダ67の移
動速度を確実に切り換えることができる。よって、高信
頼性の装置を提供できる。
【0059】なお、この第2実施形態においては、スラ
イダ67の位置を検出するための手段としてリミットス
イッチであるローラレバーを用いている。しかし、スラ
イダ67の位置を検出する手段としては、たとえば、イ
ンピーダンスの変化を利用した近接スイッチ、光の変化
を利用した光電スイッチ、および磁気の変化を利用した
シリンダスイッチなどの種々のものを適用することがで
きる。
イダ67の位置を検出するための手段としてリミットス
イッチであるローラレバーを用いている。しかし、スラ
イダ67の位置を検出する手段としては、たとえば、イ
ンピーダンスの変化を利用した近接スイッチ、光の変化
を利用した光電スイッチ、および磁気の変化を利用した
シリンダスイッチなどの種々のものを適用することがで
きる。
【0060】また、この第2実施形態においては、スラ
イダ67の移動開始時の移動速度は遅くなるようにして
いる。しかし、たとえば図7に示すように、第1流量調
節部25の第1絞り弁25cに並列に、かつロッドレス
シリンダ53側からの空気の流通を禁止するように、逆
止弁81を取り付けるとともに、第2流量調節部26の
第2絞り弁26cに並列に、かつロッドレスシリンダ5
3側からの空気の流通を禁止するように、逆止弁82を
取り付ければ(すなわち、絞り弁25c、26cに代え
て、それぞれスピードコントローラを取り付けることと
同等)、スライダ67の移動開始時の移動速度を向上で
きる。すなわち、移動開始時には、第1空気流通路21
および第2空気流通路22を流通する空気流量が増加す
るから、スライダ67の移動速度を向上できる。
イダ67の移動開始時の移動速度は遅くなるようにして
いる。しかし、たとえば図7に示すように、第1流量調
節部25の第1絞り弁25cに並列に、かつロッドレス
シリンダ53側からの空気の流通を禁止するように、逆
止弁81を取り付けるとともに、第2流量調節部26の
第2絞り弁26cに並列に、かつロッドレスシリンダ5
3側からの空気の流通を禁止するように、逆止弁82を
取り付ければ(すなわち、絞り弁25c、26cに代え
て、それぞれスピードコントローラを取り付けることと
同等)、スライダ67の移動開始時の移動速度を向上で
きる。すなわち、移動開始時には、第1空気流通路21
および第2空気流通路22を流通する空気流量が増加す
るから、スライダ67の移動速度を向上できる。
【0061】以上、本発明の2つの実施形態について説
明しているが、本発明は上述の実施形態に限定されるも
のではない。たとえば、上記実施形態では、第1スピー
ドコントローラSP1および第2スピードコントローラ
SP2の回路構成としてメータアウト回路を採用する例
について説明しているが、たとえばメータイン回路を採
用してもよい。メータイン回路は、メータアウト回路に
備えられている第1スピードコントローラSP1および
第2スピードコントローラSP2の逆止弁の向きを反転
させることによって構成することができる。この場合、
空気が排出する側の流量調節部に備えられている弁の開
閉を制御するのではなく、空気を流入する側の流量調節
部に備えられている弁の開閉を制御する必要がある。
明しているが、本発明は上述の実施形態に限定されるも
のではない。たとえば、上記実施形態では、第1スピー
ドコントローラSP1および第2スピードコントローラ
SP2の回路構成としてメータアウト回路を採用する例
について説明しているが、たとえばメータイン回路を採
用してもよい。メータイン回路は、メータアウト回路に
備えられている第1スピードコントローラSP1および
第2スピードコントローラSP2の逆止弁の向きを反転
させることによって構成することができる。この場合、
空気が排出する側の流量調節部に備えられている弁の開
閉を制御するのではなく、空気を流入する側の流量調節
部に備えられている弁の開閉を制御する必要がある。
【0062】また、上記実施形態では、エアバッファタ
ンクをスピードコントローラと流量調節部との間に分岐
接続する構成を例にとっているが、エアバッファタンク
は、たとえば流量調節部に備えられている絞り弁の直前
のように、空気流通路のうち流量調節部に備えられてい
る絞り弁よりもシリンダ側に分岐接続すればよい。ま
た、エアバッファタンクは、空気流通路に分岐接続され
る必要はなく、たとえば空気流通路の途中部に介装する
ようにしてもよい。要するに、エアバッファタンクは、
空気流通路に関連して設けられて、空気流通路を流通す
る空気が一時的に待避させ、バッファさせることができ
るものであればよい。
ンクをスピードコントローラと流量調節部との間に分岐
接続する構成を例にとっているが、エアバッファタンク
は、たとえば流量調節部に備えられている絞り弁の直前
のように、空気流通路のうち流量調節部に備えられてい
る絞り弁よりもシリンダ側に分岐接続すればよい。ま
た、エアバッファタンクは、空気流通路に分岐接続され
る必要はなく、たとえば空気流通路の途中部に介装する
ようにしてもよい。要するに、エアバッファタンクは、
空気流通路に関連して設けられて、空気流通路を流通す
る空気が一時的に待避させ、バッファさせることができ
るものであればよい。
【0063】また、上記実施形態では、エアバッファタ
ンクをチューブで構成する例を取って説明しているが、
チューブのような管状のものではなく、俵形や球形の容
器であってもよく、要するに、必要所定量の空気を収容
することのできるものであればよい。さらに、上記実施
形態では、第1および第2空気流通路21、22を流通
する空気の流量を2段階に調節する場合について説明し
ているが、たとえば3段階以上に調節するようにしても
よい。空気の流量を調節する段階を多くすればするほ
ど、ピストン4bやスライダ67の移動速度変化時の速
度差を小さくすることができるので、さらに、前述のハ
ンマリング現象の発生を抑え、ウエハWに与える振動の
影響を防止することができる。
ンクをチューブで構成する例を取って説明しているが、
チューブのような管状のものではなく、俵形や球形の容
器であってもよく、要するに、必要所定量の空気を収容
することのできるものであればよい。さらに、上記実施
形態では、第1および第2空気流通路21、22を流通
する空気の流量を2段階に調節する場合について説明し
ているが、たとえば3段階以上に調節するようにしても
よい。空気の流量を調節する段階を多くすればするほ
ど、ピストン4bやスライダ67の移動速度変化時の速
度差を小さくすることができるので、さらに、前述のハ
ンマリング現象の発生を抑え、ウエハWに与える振動の
影響を防止することができる。
【0064】さらにまた、上記各実施形態では、ピスト
ン4b、スライダ67がいずれの方向に移動する場合で
あっても空気流量を調節するようにしているが、たとえ
ば一方向に移動する場合にのみ空気流量を調節するよう
にしてもよい。また、上記各実施形態では、マグネット
センサMS1、MS2やローラレバーRL1 、RL2な
どの位置検出手段は、ピストン4bやスライダ67の位
置を検出するものとなっているが、たとえば、テーブル
68やカセットC自体の位置を検出するものであっても
よい。要するに、位置検出手段は、ウエハWを保持する
部材(基板保持手段)に対して機械的に連結された部材
の位置を検出するものであればよい。
ン4b、スライダ67がいずれの方向に移動する場合で
あっても空気流量を調節するようにしているが、たとえ
ば一方向に移動する場合にのみ空気流量を調節するよう
にしてもよい。また、上記各実施形態では、マグネット
センサMS1、MS2やローラレバーRL1 、RL2な
どの位置検出手段は、ピストン4bやスライダ67の位
置を検出するものとなっているが、たとえば、テーブル
68やカセットC自体の位置を検出するものであっても
よい。要するに、位置検出手段は、ウエハWを保持する
部材(基板保持手段)に対して機械的に連結された部材
の位置を検出するものであればよい。
【0065】さらに、上記実施形態では、ウエハWを浸
漬処理するためのウエハ処理装置に用いられるシリンダ
駆動機構3やウエハWに一連の処理を施すためのウエハ
処理装置に用いられる搬送装置52に本発明が適用され
る場合を例にとっているが、本発明は、たとえば液晶表
示装置用ガラス基板を搬送する装置やPDP用ガラス基
板を搬送する装置に対しても適用することができる。
漬処理するためのウエハ処理装置に用いられるシリンダ
駆動機構3やウエハWに一連の処理を施すためのウエハ
処理装置に用いられる搬送装置52に本発明が適用され
る場合を例にとっているが、本発明は、たとえば液晶表
示装置用ガラス基板を搬送する装置やPDP用ガラス基
板を搬送する装置に対しても適用することができる。
【0066】その他、特許請求の範囲に記載された範囲
で種々の設計変更を施すことが可能である。
で種々の設計変更を施すことが可能である。
【図1】本発明の第1実施形態の基板処置装置であるウ
エハ処理装置の構成を示す概念図である。
エハ処理装置の構成を示す概念図である。
【図2】シリンダ駆動機構の構成を示す回路図である。
【図3】ウエハ処理装置の電気的構成を示すブロック図
である。
である。
【図4】制御部におけるピストン移動処理を説明するた
めの概略図である。
めの概略図である。
【図5】時間に対するピストンの移動速度の変化を示す
グラフである。
グラフである。
【図6】本発明の第2実施形態の基板処置装置であるウ
エハ処理装置の構成を示す概念図である。
エハ処理装置の構成を示す概念図である。
【図7】ウエハ処理装置の回路図である。
【図8】従来のシリンダ駆動機構の構成例を示す回路図
である。
である。
1 処理槽(処理部) 2 ウエハ保持装置(基板保持手段) 4 シリンダ(シリンダ手段) 4b ピストン 10、70 シリンダ室 11、71 第1シリンダ室 12、72 第2シリンダ室 13、61 第1基準端(移動始端、移動終端、第1シ
リンダ側の端部) 14、63 第2基準端(移動始端、移動終端、第2シ
リンダ側の端部) 17、75 第1変位位置(移動始端付近、移動終端付
近) 18、76 第2変位位置(移動始端付近、移動終端付
近) 21 第1空気流通路 22 第2空気流通路 23 マスタバルブ(切替えバルブ) 24 空気供給路(気体供給路) 25 第1流量調節部(流量調節手段、第1流量調節手
段) 25a 第1電磁弁(第1バルブ) 25b 第1バイパス路 25c 第1絞り弁(第1流量調節バルブ) 26 第2流量調節部(流量調節手段、第2流量調節手
段) 26a 第2電磁弁(第2バルブ) 26b 第2バイパス路 26c 第2絞り弁(第2流量調節バルブ) 40 制御部(流量調節手段、第1流量調節手段、第2
流量調節手段) 50、51 処理部 53 ロッドレスシリンダ AS 空気供給源(気体供給源) AT1 第1エアバッファタンク(第1バッファ手段) AT2 第2エアバッファタンク(第2バッファ手段) C カセット(基板保持手段) MS1 第1マグネットセンサ(位置検出手段) MS2 第2マグネットセンサ(位置検出手段) MV1 第1メカニカルバルブ(第1バルブ) MV2 第2メカニカルバルブ(第2バルブ) P1 第1ポート P2 第2ポート RL1 第1ローラレバー(位置検出手段) RL2 第2ローラレバー(位置検出手段) W ウエハ(基板)
リンダ側の端部) 14、63 第2基準端(移動始端、移動終端、第2シ
リンダ側の端部) 17、75 第1変位位置(移動始端付近、移動終端付
近) 18、76 第2変位位置(移動始端付近、移動終端付
近) 21 第1空気流通路 22 第2空気流通路 23 マスタバルブ(切替えバルブ) 24 空気供給路(気体供給路) 25 第1流量調節部(流量調節手段、第1流量調節手
段) 25a 第1電磁弁(第1バルブ) 25b 第1バイパス路 25c 第1絞り弁(第1流量調節バルブ) 26 第2流量調節部(流量調節手段、第2流量調節手
段) 26a 第2電磁弁(第2バルブ) 26b 第2バイパス路 26c 第2絞り弁(第2流量調節バルブ) 40 制御部(流量調節手段、第1流量調節手段、第2
流量調節手段) 50、51 処理部 53 ロッドレスシリンダ AS 空気供給源(気体供給源) AT1 第1エアバッファタンク(第1バッファ手段) AT2 第2エアバッファタンク(第2バッファ手段) C カセット(基板保持手段) MS1 第1マグネットセンサ(位置検出手段) MS2 第2マグネットセンサ(位置検出手段) MV1 第1メカニカルバルブ(第1バルブ) MV2 第2メカニカルバルブ(第2バルブ) P1 第1ポート P2 第2ポート RL1 第1ローラレバー(位置検出手段) RL2 第2ローラレバー(位置検出手段) W ウエハ(基板)
Claims (8)
- 【請求項1】基板保持手段に保持された基板を搬送する
ための基板搬送機構であって、 ピストンによって第1シリンダ室と第2シリンダ室とに
区切られたシリンダ室、上記第1シリンダ室に接続され
る第1ポート、および上記第2シリンダ室に接続される
第2ポートを有し、上記基板保持手段を移動させるため
のシリンダ手段と、 上記第1ポートに接続され、上記第1シリンダ室に対し
て気体を供給/排出するための第1気体流通路と、 上記第2ポートに接続され、上記第2シリンダ室に対し
て気体を供給/排出するための第2気体流通路と、 気体供給源に接続された気体供給路と、上記第1気体流
通路および第2気体流通路とを選択的に接続するための
切替えバルブと、 上記第1気体流通路を流通する気体の流量を少なくとも
2段階に調節するための第1流量調節手段と、 上記第2気体流通路を流通する気体の流量を少なくとも
2段階に調節するための第2流量調節手段と、 上記第1気体流通路に関連して設けられ、第1気体流通
路を流通する気体を一時的にバッファするための第1バ
ッファ手段と、 上記第2気体流通路に関連して設けられ、第2気体流通
路を流通する気体を一時的にバッファするための第2バ
ッファ手段と、を備えたことを特徴とする基板搬送機
構。 - 【請求項2】上記基板保持手段の位置を検出するための
位置検出手段と、 この位置検出手段により検出された位置に基づいて、上
記第1流量調節手段または第2流量調節手段を制御し、
上記第1気体流通路または第2気体流通路を流通する気
体の流量を調節するための流量制御機構と、をさらに備
えたことを特徴とする請求項1記載の基板搬送機構。 - 【請求項3】上記流量制御機構は、上記位置検出手段に
より上記基板保持手段が移動終端付近に位置することが
検出された場合に、上記第1流量調節手段または第2流
量調節手段を制御し、上記第1気体流通路または第2気
体流通路を流通する気体の流量を減少させるものである
ことを特徴とする請求項2記載の基板搬送機構。 - 【請求項4】上記流量制御機構は、上記位置検出手段に
より上記基板保持手段が移動始端付近に位置することが
検出された場合に、上記第1流量調節手段または第2流
量調節手段を制御し、上記第1気体流通路または第2気
体流通路を流通する気体の流量を増加させるものである
ことを特徴とする請求項2または請求項3記載の基板搬
送機構。 - 【請求項5】上記第1流量調節手段は、上記第1気体流
通路の途中部に介装され、第1気体流通路内の気体の流
通を許可/禁止するための開閉可能な第1バルブ、上記
第1気体流通路の上記第1バルブの両側にその両端がそ
れぞれ接続された第1バイパス路、および、この第1バ
イパス路の途中部に介装され、第1バイパス路を流通す
る気体の流量を調節するための第1流量調節バルブを含
むものであり、 上記第2流量調節手段は、上記第2気体流通路の途中部
に介装され、第2気体流通路内の気体の流通を許可/禁
止するための開閉可能な第2バルブ、上記第2気体流通
路の上記第2バルブの両側にその両端がそれぞれ接続さ
れた第2バイパス路、および、この第2バイパス路の途
中部に介装され、第2バイパス路を流通する気体の流量
を調節するための第2流量調節バルブを含むものである
ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の
基板搬送機構。 - 【請求項6】上記基板保持手段の位置を検出するための
位置検出手段と、 この位置検出手段により検出された位置に基づいて、上
記第1バルブまたは第2バルブの開閉を制御することに
より、上記第1気体流通路または第2気体流通路を流通
する気体の流量を調節する制御回路を含む流量制御機構
と、 をさらに備えたことを特徴とする請求項5記載の基板搬
送機構。 - 【請求項7】上記基板保持手段の移動両端付近をそれぞ
れ検出するための位置検出手段をさらに備え、 上記第1バルブは、上記位置検出手段により上記基板保
持手段が第1シリンダ側の端部付近に位置することが検
出された場合に、当該検出結果が機械的に伝達されて開
閉する第1メカニカルバルブであり、 上記第2バルブは、上記位置検出手段により上記基板保
持手段が第2シリンダ側の端部付近に位置することが検
出された場合に、当該検出結果が機械的に伝達されて開
閉する第2メカニカルバルブであることを特徴とする請
求項5記載の基板搬送機構。 - 【請求項8】基板を保持するための基板保持手段と、 上記請求項1ないし7のいずれかに記載の基板搬送機構
と、 基板に対して所定の処理を施すための処理部と、 この処理部に対して基板を受け渡すために、上記基板搬
送機構を動作させる搬送制御手段と、を備えたことを特
徴とする基板処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14234297A JPH10335417A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 基板搬送機構およびこれを利用した基板処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14234297A JPH10335417A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 基板搬送機構およびこれを利用した基板処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10335417A true JPH10335417A (ja) | 1998-12-18 |
Family
ID=15313138
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14234297A Pending JPH10335417A (ja) | 1997-05-30 | 1997-05-30 | 基板搬送機構およびこれを利用した基板処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10335417A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100400034B1 (ko) * | 2001-02-10 | 2003-09-29 | 삼성전자주식회사 | 반도체 제조장치에서의 에어밸브 시스템 |
JP2005056905A (ja) * | 2003-08-05 | 2005-03-03 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 基板処理装置 |
JP2012501533A (ja) * | 2008-08-28 | 2012-01-19 | セメス カンパニー リミテッド | 移送部材の速度調節方法、これを利用した基板移送方法及び基板処理装置 |
JP2013234045A (ja) * | 2012-05-09 | 2013-11-21 | Honda Motor Co Ltd | 移載システム |
CN103545234A (zh) * | 2012-07-11 | 2014-01-29 | 上海华虹Nec电子有限公司 | 升降装置、半导体芯片生产金属刻蚀设备及方法 |
JP2014219213A (ja) * | 2013-05-01 | 2014-11-20 | 株式会社神戸製鋼所 | タイヤ試験機 |
CN105090139A (zh) * | 2014-05-22 | 2015-11-25 | 北京北方微电子基地设备工艺研究中心有限责任公司 | 上盖控制装置及半导体加工设备 |
CN111341720A (zh) * | 2018-12-19 | 2020-06-26 | 江苏鲁汶仪器有限公司 | 一种晶圆卸载和压紧装置 |
-
1997
- 1997-05-30 JP JP14234297A patent/JPH10335417A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100400034B1 (ko) * | 2001-02-10 | 2003-09-29 | 삼성전자주식회사 | 반도체 제조장치에서의 에어밸브 시스템 |
JP2005056905A (ja) * | 2003-08-05 | 2005-03-03 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 基板処理装置 |
JP2012501533A (ja) * | 2008-08-28 | 2012-01-19 | セメス カンパニー リミテッド | 移送部材の速度調節方法、これを利用した基板移送方法及び基板処理装置 |
US8690516B2 (en) | 2008-08-28 | 2014-04-08 | Semes Co., Ltd. | Method of adjusting velocity of transfer member, method of transferring substrate using the method, and substrate-processing apparatus |
JP2013234045A (ja) * | 2012-05-09 | 2013-11-21 | Honda Motor Co Ltd | 移載システム |
CN103545234A (zh) * | 2012-07-11 | 2014-01-29 | 上海华虹Nec电子有限公司 | 升降装置、半导体芯片生产金属刻蚀设备及方法 |
JP2014219213A (ja) * | 2013-05-01 | 2014-11-20 | 株式会社神戸製鋼所 | タイヤ試験機 |
CN105090139A (zh) * | 2014-05-22 | 2015-11-25 | 北京北方微电子基地设备工艺研究中心有限责任公司 | 上盖控制装置及半导体加工设备 |
CN105090139B (zh) * | 2014-05-22 | 2018-01-19 | 北京北方华创微电子装备有限公司 | 上盖控制装置及半导体加工设备 |
CN111341720A (zh) * | 2018-12-19 | 2020-06-26 | 江苏鲁汶仪器有限公司 | 一种晶圆卸载和压紧装置 |
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