JPH10334595A - 記録装置、再生装置、伝送装置及び記録媒体 - Google Patents

記録装置、再生装置、伝送装置及び記録媒体

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JPH10334595A
JPH10334595A JP8315997A JP8315997A JPH10334595A JP H10334595 A JPH10334595 A JP H10334595A JP 8315997 A JP8315997 A JP 8315997A JP 8315997 A JP8315997 A JP 8315997A JP H10334595 A JPH10334595 A JP H10334595A
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JP
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signal
sub
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band
recording
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JP8315997A
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Fumitaka Nishio
文孝 西尾
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • G11B20/10527Audio or video recording; Data buffering arrangements
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/00007Time or data compression or expansion
    • G11B2020/00014Time or data compression or expansion the compressed signal being an audio signal
    • G11B2020/00065Sigma-delta audio encoding

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  • Multimedia (AREA)
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  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Television Systems (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のディジタルオーディオフォーマットで
は、メインのオーディオデータ以外の音声信号や映像信
号又は文字情報等のサブデータ情報を記録するには、別
途記録領域を確保するか、メインのオーディオデータの
記録領域の一部を転用しなければならなかった。 【解決手段】 加算器3は、音源2が出力する可聴帯域
のアナログオーディオ信号とこの可聴帯域と充分離間し
た例えば16×44.1KHzを中心周波数(キャリア
周波数)としたアナログFM変調信号とを加算する。1
ビットΣΔ変換器7は、上記加算出力を1ビットディジ
タルデータに変換する。記録処理回路8は、1ビットΣ
Δ変換器7が出力した1ビットディジタルデータに記録
処理を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サブデータ信号が
メイン信号に重畳されて記録された記録媒体、上記記録
媒体を再生する再生装置、上記記録媒体に上記サブデー
タ信号を記録する記録装置、及びサブデータ信号がメイ
ン信号に重畳されたディジタル信号を伝送する伝送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、アナログオーディオ信号をディ
ジタル信号に変換して記録、再生及び伝送する方法は、
従来からコンパクトディスク(CD)を代表とする光デ
ィスク、ディジタルオーディオテープ(DAT)を代表
とする磁気テープ等を記録媒体とした記録再生装置や、
衛星放送等のディジタル放送で実施されている。
【0003】上記のような従来のディジタルオーディオ
伝送装置では、ディジタル信号の変換に際して、サンプ
リング周波数として48kHz、44.1kHz等、ま
た量子化ビット数として16ビット又は20ビット等の
フォーマットが規定されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のディ
ジタルオーディオフォーマットでは、シャノンのサンプ
リング定理に従って伝送に必要な帯域の2倍を満たすサ
ンプリング周波数で標本化し量子化していたので、メイ
ンのオーディオデータ以外のサブオーディオ信号や映像
信号又は文字情報等のサブデータ情報を記録するには、
別途記録領域を確保するか、メインのオーディオデータ
の記録領域の一部を転用しなければならなかった。
【0005】このようなサブデータ情報をメインのオー
ディオデータ領域と区別して記録することは同時再生を
困難にし、更に記録可能データ容量の低下を招くことに
なってしまう。
【0006】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、記録容量や伝送容量の増加を不要としながらも
メインのオーディオ信号の他、サブオーディオ信号や映
像信号又は文字情報などのサブデータ情報を記録媒体に
記録できる記録装置、記録媒体から再生できる再生装
置、伝送できる伝送装置及び記録媒体の提供を目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る記録装置
は、上記課題を解決するために、第1の帯域を有すメイ
ン信号と、上記第1の帯域と十分離間した第2の帯域中
に含まれる所定周波数を有するサブデータ信号とを加算
手段で加算し、この加算手段からの加算結果をΣΔ変調
手段で1ビットディジタル信号に変換し、この1ビット
ディジタル信号を記録手段により記録媒体に記録する。
【0008】ここで、上記サブデータ信号は、上記メイ
ン信号に対して、十分離間した帯域中に含まれるので、
メイン信号に影響を与えることがない。また、再生時に
は、上記メイン信号をオーディオとして取り出すのとは
別に、上記サブデータ信号を取り出すことができる。
【0009】本発明に係る再生装置は、上記課題を解決
するために、上記記録装置により上記メイン信号と上記
サブデータ信号とが加算され、シグマデルタ変調されて
得られた1ビットディジタル信号を記録媒体から再生す
る際に、再生手段にて再生した1ビットディジタル信号
から第1の抽出手段によりメイン信号を抽出し、第2の
抽出手段によりサブデータ信号を抽出し、それぞれ抽出
したメイン信号とサブデータ信号とを別々に出力する。
【0010】このため、上記記録媒体に記録された1ビ
ットディジタル信号から上記メイン信号と上記サブデー
タ信号とを互いに影響を及ぼさせることなく取り出すこ
とができる。
【0011】本発明に係る伝送装置は、上記課題を解決
するために、第1の帯域を有すメイン信号と、上記第1
の帯域と十分離間した第2の帯域中に含まれる所定周波
数を有するサブデータ信号とを加算手段で加算し、この
加算手段からの加算結果をΣΔ変調手段で1ビットディ
ジタル信号に変換し、この1ビットディジタル信号を伝
送手段により伝送する。
【0012】ここで、上記サブデータ信号は、上記メイ
ン信号に対して、十分離間した帯域中に含まれるので、
メイン信号に影響を与えることがない。また、再生時に
は、上記メイン信号をオーディオとして取り出すのとは
別に上記サブデータ信号を取り出すことができる。
【0013】本発明に係る記録媒体は、上記課題を解決
するために、第1の帯域を有するメイン信号に、上記第
1の帯域と十分離間した第2の帯域中に含まれる所定周
波数を有するサブデータ信号が重畳された後、この信号
にΣΔ変調処理が施されて得られる1ビットディジタル
信号を記録してなる。このため、記録可能データ容量の
低下を防ぐことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。
【0015】先ず、第1の実施の形態として、図1にア
ナログオーディオ信号をシグマデルタ(ΣΔ)変換処理
により1ビットディジタルオーディオデータとし、磁気
テープに記録するオーディオデータ記録装置1を示す。
【0016】オーディオデータ記録装置1は、音源2が
出力する可聴帯域のアナログオーディオ信号とこの可聴
帯域と充分離間した例えば16×44.1KHzを中心
周波数(キャリア周波数)としたアナログFM変調信号
とを加算する加算器3と、この加算器3の加算出力を1
ビットディジタルデータに変換する1ビットΣΔ変換器
7と、この1ビットΣΔ変換器7が出力した1ビットデ
ィジタルデータに記録処理を施す記録処理回路8とを備
えて成る。
【0017】通常、1ビットΣΔ変換器7は、上記アナ
ログオーディオ信号の周波数帯域(可聴周波数帯域)に
対して非常に高いサンプリング周波数で上記アナログオ
ーディオ信号を標本化し1ビットに量子化する。ここで
は、現行のCDのサンプリング周波数fS(=44.1
KHz)の64倍のサンプリング周波数(=64fS
で上記アナログオーディオ信号を標本化している。
【0018】この1ビットΣΔ変換器7は、図2に示す
ような構成である。入力端子11から入力されるアナロ
グオーディオ入力信号は加算器12を介して積分器13
に供給される。積分器13からの積分出力は、比較器1
4に供給され、上記入力信号の中点電位と比較されて1
サンプル期間ごとに1ビット量子化処理され、1ビット
ディジタルオーディオデータとして出力端子17から出
力されると共に、1サンプリ遅延器15に供給されて、
1サンプル期間分遅延される。この遅延データが1ビッ
トのD/A変換器16でアナログ信号に変換されて加算
器12に供給され、入力端子11からの上記入力信号に
加算される。
【0019】図3にはこの1ビットΣΔ変換器7が出力
する1ビットディジタルオーディオデータの周波数特性
を示す(audio signalとして図示する)。1ビットΣΔ
変換器7は、ΣΔ変換処理により入力信号のノイズ成分
(noise floorと図示する)を可聴帯域よりも高い帯域
に追いやることができる。そして、この1ビットΣΔ変
換器7が出力する1ビットディジタルオーディオデータ
の場合、通過帯域を100KHzまで確保し、さらにエ
リアシング防止のためナイキスト周波数32fSまでに
緩やかな減衰特性を持たせたフィルタを介したとして
も、図3に示すようにダイナミックレンジはそれほど大
きくないものの、周波数16fS近辺からナイキスト周
波数32fSまでに使用されていない帯域が広く存在す
る。この帯域は、通常、再生装置側のD/A変換器でア
ナログ信号に変換して再生する際にアナログローパスフ
ィルタによって除去される。
【0020】第1の実施の形態となるオーディオデータ
記録装置1は、1ビットディジタルデータに影響がない
周波数である周波数16fS近辺からナイキスト周波数
32fSまでの帯域に、メインの1ビットディジタルオ
ーディオデータとは異なるオーディオ信号や映像信号又
は文字情報等のサブ信号をアナログFM変調したFM変
調信号を重畳(加算)し、その加算出力を1ビットΣΔ
変換器7でΣΔ変換する。そして、1ビットΣΔ変換器
7からの1ビットディジタルデータに記録処理回路8に
て記録処理を施した後、記録ヘッド9を介して磁気テー
プ10に1ビットディジタルデータとして記録する。
【0021】上記FM変調信号は、サブデータ生成器4
が生成した例えばオーディオ信号や映像信号又は文字情
報等のサブ信号を、エンコーダ5で符号化した後、アナ
ログFM変調器6でFM変調して得られる。アナログF
M変調器6は、現行のコンパクトディスク(CD)のサ
ンプリング周波数(fS=44.1KHz)の16倍
(=16×44.1KHz)を中心周波数(キャリア周
波数)としてエンコーダ5の符号化出力をFM変調す
る。
【0022】このFM変調信号のスペクトラムは、図4
のようになる(FM signalと図示する)ので、このFM
変調信号を重畳した1ビットディジタルオーディオデー
タのスペクトラムは図5のようになる。この図5に示す
ように、FM変調信号は、ノイズフロア(noise floo
r)にマスクされる1ビットディジタルオーディオデー
タ(audio signal)の帯域より上の、再生する際にアナ
ログローパスフィルタによって除去される帯域内にあ
る。
【0023】したがって、このオーディオデータ記録装
置1では、オーディオ信号や映像信号又は文字情報等の
サブ信号を記録容量の増加を不要としながらも磁気テー
プ10に記録できる。例えばメインのオーディオデータ
ほどのクオリティが要求されないサラウンド用のサラウ
ンド音声をサブ信号とすれば、磁気テープ10の容量を
増やすことなく、再生側でサラウンド再生が可能とな
る。また、静止画像等の映像信号をサブ信号とすれば、
磁気テープ10の容量をあまり増やすことなく、映像再
生機能を備えた再生側に静止画を再生させることができ
る。また、上記サブデータ信号をメインのオーディオ領
域と区別して記録する必要がないので、再生側に同時再
生を可能とさせる。
【0024】次に、第2の実施の形態について説明す
る。この第2の実施の形態は、磁気テープ10に例えば
上記オーディオデータ記録装置1が記録した1ビットデ
ィジタルデータを再生する図6に示すようなオーディオ
データ再生装置20である。
【0025】このオーディオデータ再生装置20は、再
生ヘッド21が読み出した上記1ビットディジタルデー
タに生成処理を施す再生処理回路22と、この再生処理
回路22からの1ビットディジタルデータをアナログF
M変調の中心周波数16fsとその近傍の周波数を十分
減衰させながらD/A変換する4タップのアナログFI
Rフィルタ23と、アナログFIRフィルタ23のフィ
ルタ出力をアナログオーディオ信号とするアナログロー
パスフィルタ24と、上記1ビットディジタルデータを
アナログFM変調信号に復調するアナログバンドパスフ
ィルタ(BPF)26と、このアナログFM変調信号を
アナログFM復調するアナログFM復調器27と、アナ
ログFM復調器27の復調出力をデコードするデコーダ
28とを備えて成る。
【0026】アナログFIRフィルタ23は、図7に示
すように、カスケード接続された4個のDフリップフロ
ップD-FF1,D-FF2,D-FF3,D-FF4と、この
DフリップフロップD-FF1,D-FF2,D-FF3,D
-FF4にそれぞれ接続された4個の抵抗器R1,R2,R
3,R4とを有し、この4個の抵抗器R1,R2,R3,R4
よりの電流を加算することによってアナログのFIRフ
ィルタを形成し、FIRフィルタの出力をコンデンサC
で平滑して出力端子33から導出している。
【0027】1ビットディジタルデータが供給される入
力端子31をDフリップフロップD-FF1のデータ入力
端子Dに接続し、このDフリップフロップD-FF1の出
力端子QをDフリップフロップD-FF2のデータ入力端
子Dに接続し、このDフリップフロップD-FF2の出力
端子QをDフリップフロップD-FF3のデータ入力端子
Dに接続し、このDフリップフロップD-FF3の出力端
子QをDフリップフロップD-FF4のデータ入力端子D
に接続している。
【0028】そして、クロックCKの供給されるクロッ
ク入力端子32を各DフリップフロップD-FF1,D-
FF2,D-FF3,D-FF4の各クロック端子にそれぞ
れ接続する。
【0029】また、DフリップフロップD-FF1の出力
端子Qに抵抗器R1の一端を接続し、Dフリップフロッ
プD-FF2の出力端子Qに抵抗器R2の一端を接続し、
DフリップフロップD-FF3の出力端子Qに抵抗器R3
の一端を接続し、DフリップフロップD-FF4の出力端
子Qに抵抗器R4の一端を接続している。
【0030】そして、これら抵抗器R1,R2,R3,R4
の他端を接続し、その接続点より出力端子33を形成す
ると共に、その接続点とグランド間に挿入されたコンデ
ンサCを用いて上記アナログ出力を平滑する。
【0031】このアナログFIRフィルタ23は、出力
を平滑してアナログ信号を得るようにしたので、上記F
M変調信号である補助信号をディジタル−アナログ変換
過程において除去できる。
【0032】アナログFIRフィルタ23からのアナロ
グ信号は、アナログLPF24を通ることにより、アナ
ログオーディオ信号とされて、出力端子25から導出さ
れる。
【0033】一方、アナログBPF26は、アナログF
M変調信号の中心周波数16fsを中心とした所定の通
過帯域幅を持ち、上記1ビットディジタルデータをアナ
ログFM変調信号に復調する。
【0034】このアナログFM変調信号は、アナログF
M復調器27とデコーダ28を介してオーディオ信号や
映像信号又は文字情報などの補助信号に復調される。
【0035】したがって、このオーディオデータ再生装
置20は、記録容量の増加を不要としながらも磁気テー
プ10に記録されたオーディオ信号や映像信号又は文字
情報等のサブ信号を取り出すことができる。例えば、サ
ラウンド音声をサブ信号とすれば、サラウンド再生が可
能となる。
【0036】次に、第3の実施の形態について説明す
る。この第3の実施の形態もアナログオーディオ信号を
ΣΔ変調処理により1ビットディジタルオーディオデー
タとし、磁気テープ10に記録する図8に示すようなオ
ーディオデータ記録装置40である。
【0037】このオーディオデータ記録装置40が上記
第1の実施の形態であるオーディオデータ記録装置1と
異ならせるのは、上記オーディオデータ記録装置1がア
ナログオーディオ信号にFM変調された補助信号を加算
してからその加算出力を1ビットΣΔ変換したのに対し
て、アナログオーディオ信号及びFM変調信号をそれぞ
れ1ビットΣΔ変換してから加算し、その加算出力をさ
らに1ビットΣΔ変調する点である。
【0038】このオーディオデータ記録装置40は、音
源41からのアナログオーディオ信号を1ビットディジ
タルオーディオデータに変換する1ビットΣΔ変換器4
2と、この1ビットΔ変換器42からの1ビットディジ
タルオーディオデータを一旦記録する1ビットデータレ
コーダ43と、メインのアナログオーディオ信号とは異
なるオーディオ信号や映像信号又は文字情報等のサブデ
ータを生成するサブデータ生成器45と、このサブデー
タを符号化するエンコーダ46と、エンコーダ46から
の符号化出力にアナログFM変調処理を施すアナログF
M変調器47と、アナログFM変調信号をΣΔ変調する
1ビットΣΔ変換器48と、1ビットデータレコーダ4
3からの1ビットディジタルオーディオデータに1ビッ
トΣΔ変換器48からの1ビットディジタルデータを加
算するディジタル加算器44と、このディジタル加算器
44からの加算出力を1ビットディジタルデータに変調
する1ビットΣΔ変調器49と、この1ビットΣΔ変調
器49からの1ビットディジタルデータに記録処理を施
す記録処理回路50を備えて成る。
【0039】音源41からのアナログオーディオ信号
は、1ビットΣΔ変換器42によりCDのサンプリング
周波数fS(=44.1KHz)の64倍のサンプリン
グ周波数64fSでΣΔ変換される。この1ビットΔ変
換器42からの1ビットディジタルオーディオデータ
は、1ビットデータレコーダ43に一旦記録された後、
ディジタル加算器44に供給される。
【0040】サブデータ生成器45が生成したサブデー
タは、エンコーダ46により符号化された後、アナログ
FM変調器47でCDのサンプリング周波数fSの16
倍を中心周波数(キャリア周波数)としてアナログFM
変調される。このアナログFM変調信号は、1ビットΣ
Δ変換器48によりサンプリング周波数64fSでΣΔ
変換されてから、ディジタル加算器44に供給される。
【0041】ディジタル加算器44は、1ビットデータ
レコーダ43からの1ビットディジタルオーディオデー
タと1ビットΣΔ変換器48からの1ビットディジタル
データとを加算する。このディジタル加算器44からの
加算出力(64fS/2ビット)は、1ビットΣΔ変調
器49により1ビットディジタルデータに変調されて、
記録処理回路50に供給される。記録処理回路50で記
録処理が施された1ビットディジタルデータは、記録ヘ
ッド51により磁気テープ10に記録される。
【0042】このオーディオデータ記録装置40でも1
ビットディジタルオーディオデータの帯域に対して、F
M変調信号に1ビットΣΔ処理を施して得られた1ビッ
トディジタルデータの帯域を、充分離間して記録するこ
とができる。
【0043】したがって、このオーディオデータ記録装
置40でも、オーディオ信号や映像信号又は文字情報等
のサブ信号を記録容量の増加を不要としながらも磁気テ
ープ10に記録できる。例えばメインのオーディオデー
タほどのクオリティが要求されないサラウンド用のサラ
ウンド音声を補助信号とすれば、磁気テープ10の容量
を増やすことなく、再生側でサラウンド再生が可能とな
る。
【0044】なお、本発明に係る記録装置の記録手段の
代わりに、ΣΔ変調手段にて変調された1ビットディジ
タル信号を伝送する伝送手段を設ければ、伝送装置を構
成することができる。例えば、図1において、記録処理
回路8の前段までを同一とし、記録処理回路8の代わり
に伝送部を備えた構成にすればよい。この伝送装置にお
いては、オーディオ信号や映像信号又は文字情報等のサ
ブ信号を伝送容量の増加を不要としながらもオーディオ
信号と共に伝送できる。
【0045】また、本発明に係る記録装置により第1の
帯域を有するメイン信号と、この第1の帯域と十分離間
した第2の帯域中に含まれる所定周波数を有するサブデ
ータ信号とを、ΣΔ変調された1ビットディジタル信号
として記録された記録媒体は、メインのオーディオ領域
とサブデータ信号とを区別して記録する必要がないの
で、再生側に同時再生を実現させ、さらに記録可能デー
タ容量の低下を防ぐことができる。
【0046】
【発明の効果】本発明に係る記録装置は、記録容量の増
加を不要としながらもメインのオーディオ信号以外のオ
ーディオ信号や映像信号又は文字情報等のサブデータ信
号を記録できる。
【0047】また、本発明に係る再生装置は、記録容量
の増加を不要としながらも記録媒体に記録されたオーデ
ィオ信号や映像信号又は文字情報等の補助信号を取り出
すことができる。
【0048】また、本発明に係る伝送装置は、記録容量
の増加を不要としながらもメインのオーディオ信号以外
のオーディオ信号や映像信号又は文字情報等のサブデー
タ信号を伝送できる。
【0049】また、本発明に係る記録媒体は、記録容量
の増加を不要としながらもメインのオーディオ信号以外
のオーディオ信号や映像信号又は文字情報等のサブデー
タ信号を記録できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態となるオーディオデ
ータ記録装置のブロック図である。
【図2】上記第1の実施の形態に用いられれる1ビット
ΣΔ変換器の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】1ビットオーディオデータとノイズ成分の周波
数特性図である。
【図4】上記第1の実施の形態に適応されるサブデータ
信号の周波数特性図である。
【図5】上記第1の実施の形態で用いたΣΔ変調器にて
変調した1ビットディジタル信号、サブデータ信号及び
ノイズ成分の周波数特性図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態となるオーディオデ
ータ再生装置のブロック図である。
【図7】上記第2の実施の形態に適応されるアナログF
IRフィルタのブロック図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態となるオーディオデ
ータ記録装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 オーディオデータ記録装置、2 音源、3 加算
器、4 サブデータ生成器、5 エンコーダ、6 アナ
ログFM変調器、7 1ビットΣΔ変換器、8記録処理
回路、9 記録ヘッド、10 磁気テープ、20 オー
ディオデータ再生装置、21 再生ヘッド、22 再生
処理回路、23 アナログFIRフィルタ、24 アナ
ログローパスフィルタ、26 アナログバンドパスフィ
ルタ、27 アナログFM復調器、28 デコーダ

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の帯域を有するメイン信号と、上記
    第1の帯域と十分離間した第2の帯域中に含まれる所定
    周波数を有するサブデータ信号とを、シグマデルタ変調
    された1ビットディジタル信号として記録媒体上に記録
    する記録装置であって、 上記メイン信号と上記サブデータ信号とを加算する加算
    手段と、 上記加算手段にて加算された加算結果を1ビットディジ
    タル信号に変換するシグマデルタ変調手段と、 上記シグマデルタ変調手段にて変換された1ビットディ
    ジタル信号を記録媒体に記録する記録手段とを備えてな
    ることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 上記メイン信号を1ビットディジタル信
    号に変換する第2のシグマデルタ変調手段と、 上記サブデータ信号の発生源として、上記第1の帯域と
    十分離間した第2の帯域中に含まれる所定周波数にて上
    記サブデータ信号に変調を行う変調手段とをさらに備え
    てなることを特徴とする請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 上記メイン信号はメインチャンネルのオ
    ーディオ情報であり、上記サブデータ信号はサブチャン
    ネルのオーディオ情報であることを特徴とする請求項1
    記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 上記メイン信号はオーディオ情報であ
    り、上記サブデータ信号は上記オーディオ情報に関連す
    る文字情報であることを特徴とする請求項1記載の記録
    装置。
  5. 【請求項5】 上記メイン信号はオーディオ情報であ
    り、上記サブデータ信号は上記オーディオ情報に関連す
    る画像情報であることを特徴とする請求項1記載の記録
    装置。
  6. 【請求項6】 第1の帯域を有するメイン信号と、上記
    第1の帯域と十分離間した第2の帯域中に含まれる所定
    周波数を有するサブデータ信号とが、シグマデルタ変調
    された1ビットディジタル信号として記録された記録媒
    体を再生する再生装置であって、 上記記録媒体から1ビットディジタル信号を再生する再
    生手段と、 上記再生手段にて再生した1ビットディジタル信号から
    上記第1の帯域を有するメイン信号を抽出する第1の抽
    出手段と、 上記再生手段にて再生した1ビットディジタル信号から
    上記第2の帯域中に含まれるサブデータ信号を抽出する
    第2の抽出手段と、 上記第2の抽出手段にて抽出したサブデータ信号を出力
    する出力手段とを備えてなることを特徴とする再生装
    置。
  7. 【請求項7】 上記メイン信号はメインチャンネルのオ
    ーディオ情報であり、上記サブデータ信号はサブチャン
    ネルのオーディオ情報であることを特徴とする請求項6
    記載の再生装置。
  8. 【請求項8】 上記メイン信号はオーディオ情報であ
    り、上記サブデータ信号は上記オーディオ情報に関連す
    る文字情報であることを特徴とする請求項6記載の再生
    装置。
  9. 【請求項9】 上記メイン信号はオーディオ情報であ
    り、上記サブデータ信号は上記オーディオ情報に関連す
    る画像情報であることを特徴とする請求項6記載の再生
    装置。
  10. 【請求項10】 第1の帯域を有するメイン信号と、上
    記第1の帯域と十分離間した第2の帯域中に含まれる所
    定周波数を有するサブデータ信号を加算する加算手段
    と、 上記加算手段の加算出力を1ビットディジタル信号に変
    換するシグマデルタ変調手段と、 上記シグマデルタ変調手段にて変調された1ビットディ
    ジタル信号を伝送する伝送手段とを備えてなることを特
    徴とする伝送装置。
  11. 【請求項11】 上記メイン信号はメインチャンネルの
    オーディオ情報であり、上記サブデータ信号はサブチャ
    ンネルのオーディオ情報であることを特徴とする請求項
    10記載の伝送装置。
  12. 【請求項12】 上記メイン信号はオーディオ情報であ
    り、上記サブデータ信号は上記オーディオ情報に関連す
    る文字情報であることを特徴とする請求項10記載の伝
    送装置。
  13. 【請求項13】 上記メイン信号はオーディオ情報であ
    り、上記サブデータ信号は上記オーディオ情報に関連す
    る画像情報であることを特徴とする請求項10記載の伝
    送装置。
  14. 【請求項14】 第1の帯域を有するメイン信号に、上
    記第1の帯域と十分離間した第2の帯域中に含まれる所
    定周波数を有するサブデータ信号が重畳された後、この
    信号にシグマデルタ変調処理が施されて得られる1ビッ
    トディジタル信号を記録してなることを特徴とする記録
    媒体。
  15. 【請求項15】 上記メイン信号はメインチャンネルの
    オーディオ情報であり、上記サブデータ信号はサブチャ
    ンネルのオーディオ情報であることを特徴とする請求項
    14記載の記録媒体。
  16. 【請求項16】 上記メイン信号はオーディオ情報であ
    り、上記サブデータ信号は上記オーディオ情報に関連す
    る文字情報であることを特徴とする請求項14記載の記
    録媒体。
  17. 【請求項17】 上記メイン信号はオーディオ情報であ
    り、上記サブデータ信号は上記オーディオ情報に関連す
    る画像情報であることを特徴とする請求項14記載の記
    録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008103950A (ja) * 2006-10-18 2008-05-01 Sharp Corp 信号多重化システムおよび信号多重化分離方法
JP2013500544A (ja) * 2009-07-24 2013-01-07 ディジマーク コーポレイション 改善された音声/映像の方法及びシステム

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