JPH1033409A - 簡易トイレ - Google Patents

簡易トイレ

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Publication number
JPH1033409A
JPH1033409A JP19435496A JP19435496A JPH1033409A JP H1033409 A JPH1033409 A JP H1033409A JP 19435496 A JP19435496 A JP 19435496A JP 19435496 A JP19435496 A JP 19435496A JP H1033409 A JPH1033409 A JP H1033409A
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JP
Japan
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opening
box
plastic bag
upper chamber
chamber
Prior art date
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Application number
JP19435496A
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English (en)
Inventor
Atsushi Aoki
淳 青木
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AOKI SEIMITSU KOGYO KK
Original Assignee
AOKI SEIMITSU KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 高分子吸収凝固剤で固化した糞尿を衛生的に
処理する。 【解決手段】 箱体2を上室3と下室4に分ける隙間5
に中敷板6を水平状に差し込んで保持することにより上
室3と下室4とを遮断する一方、該中敷板6を外方へ引
き出すことによって上室3と下室4とを開通し、上室3
の上面には開口3aを設けてその周辺を座面7とし、上
室3内に収納する中箱8には内方の開口部8aへ向けて
勾配を有する内側勾配9aが設けられ、該中箱8を上室
3の側面に設けた開口10から引き出してその内側勾配
9aにビニール袋を開設した状態で上室3内に収納し得
る便器形状を成し、上室3内のビニール袋内に用便を為
して高分子吸収凝固剤を散布してから該ビニール袋を閉
じ、中敷板6を引き出すことによって下室4に落下させ
たビニール袋を下室4の開口から取り出すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、用便のための簡易
な便器であり、糞尿を高分子吸収凝固剤で固化して使用
する簡易トイレに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、地震等の緊急非常時や、キャンプ
等におけるトイレの非設置箇所の用便に使用するため、
糞尿を高分子吸収凝固剤で抗菌しつつ固化して収容する
ようにした簡易トイレが案出されている。
【0003】このような簡易トイレの従来例としては、
段ボールによって座部と箱形の収納部とを構成し、座部
に設けた開口を通して用便を行い、糞尿を収納部内に排
出させる。そして、座部の開口から、収納部内の糞尿
に、高分子吸収凝固剤を散布して糞尿を固化させるので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の簡易トイレは、高分子吸収凝固剤によって固化し
た糞尿を、収納部内に順次蓄積させる形式としてあるた
め、糞尿が収納部内にある程度蓄積された段階で処分す
る必要がある。
【0005】従来の簡易トイレは、糞尿を収納部内に直
接落とし込むため、その処分は固化した糞尿を包装して
いない状態で廃棄しなければならず、不衛生であって、
水洗式トイレに慣れた者にとって使用感覚が近代的では
ないという欠点があった。
【0006】また、収納部内の糞尿を廃棄した後にも、
収納部内に汚れが付着し、これを清掃する必要があるた
め、従来の簡易トイレは、段ボールの表面に合成樹脂を
コーティングして水洗いができるようにしてあるが、地
震等の非常時や山間部での屋外使用等においては、水洗
いのための水の入手が困難であり、その作業自体、嫌悪
されるものである。
【0007】なお、従来の簡易トイレにおいて、収納部
内にビニール袋を広げておき、このビニール袋内に用便
を為すこともあり得るが、開封したビニール袋の上縁を
座部に広げておくこととなり、使用者はこのビール袋の
上縁に腰を下ろすこととなり、使用時の感触に優れない
ものである。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みて成され
たもので、緊急非常時の臨時的な使用、野外への携帯、
さらには病院または家庭療養時の常設用として衛生的な
用便を行うため、段ボールまたは合成樹脂等の軽量かつ
安価な材料で構成することができ、高分子吸収凝固剤で
固化した糞尿を衛生的に処理するようにした簡易トイレ
を提供することを目的とする。
【0009】また、本発明は、高分子吸収凝固剤をトイ
レ本体に収納可能とし、使用の際には、簡単な操作でこ
の凝固剤を衛生的に散布することができるようにした簡
易トイレを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の簡易トイレは、箱体を上室と下室に分け
る隙間に中敷板を水平状に差し込んで保持することによ
り前記上室と下室とを遮断する一方、該中敷板を外方へ
引き出すことによって前記上室と下室とを開通し、前記
上室の上面には開口を設けてその周辺を座面とし、前記
上室内に収納する中箱には内方の開口部へ向けて勾配を
有する内側勾配が設けられ、該中箱を前記上室の側面に
設けた開口から引き出してその内側勾配にビニール袋を
開設した状態で前記上室内に収納し得る便器形状を成
し、前記上室内のビニール袋内に用便を為して高分子吸
収凝固剤を散布してから該ビニール袋を閉じ、前記中敷
板を引き出すことによって前記下室に落下させた前記ビ
ニール袋を前記下室の開口から取り出すようにした。
【0011】また、前記ビニール袋の開口周縁に挿通孔
を設け、該挿通孔に挿通した紐を前記箱体の側部から引
き出す一方、前記中箱の上縁を外方に向けて傾斜した外
側勾配を設け、前記ビニール袋の開口周縁を折り返して
前記中箱の外側勾配に開設しておくことにより、前記箱
体の側部から引き出した紐を引っ張ることによって、該
ビニール袋を前記中箱に設置したままの状態で閉封する
のが好ましい。
【0012】さらに、前記上室の上面の後部に、前記中
箱の勾配面の上方に解放した高分子吸収凝固剤の収納箱
を設け、側部に開口を有する筒栓を前記収納箱の内部下
方に回動自在に設けて該収納箱を閉塞し、前記筒栓の開
口を上方に回動することによって、前記収納箱内に収容
した高分子吸収凝固剤を該筒栓の開口から収容し、さら
に前記筒栓の開口を下方に回動することによって、該筒
栓内の高分子吸収凝固剤を前記中箱に開設したビニール
袋内に排出するようにしてもよい。
【0013】さらにまた、前記高分子吸収凝固剤の収納
箱の下部に前記中箱の勾配面の上方に向けた延長片を設
け、該延長片に複数の孔を千鳥状に設けることによっ
て、前記筒栓の開口から排出された前記高分子吸収凝固
剤を分散して落下させるようにしてもよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下の本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。
【0015】図1は本発明による簡易トイレの全体斜視
図である。図2は図1のA−A線に沿う縦断面図であ
る。図3は図1の上面図である。図4は図1の前面側の
側面図である。図5は図1の背面側の側面図である。図
6は高分子吸収凝固剤の収納箱の部分側面図である。図
7は図1の高分子吸収凝固剤の収納箱の横断面図であ
る。図8は収納箱の下部の延長片を説明するための縦断
面図である。図9は図8の延長片の平面状況を示す平面
図である。
【0016】本実施例における簡易トイレの全体構成
は、図1に示すように、箱体2を上室3と下室4に分
け、下室4の上面には開口4b(図2参照)が設けてあ
り、上室3と下室4の略中間の水平位置に設けられた隙
間5に中敷板6を差し込むことにより、下室4の開口4
bを遮断し、中敷板6を外方へ引き出すことによって上
室3を下室4の開口4bと連通するようにしてある。
【0017】また、上室3の上面には開口3aを設けて
その周辺を座面7としてある。
【0018】上室3内には中敷板6の上面に中箱8が収
納してある。この中箱8の内周には、その内方の開口部
8aへ向けて勾配を有する内側勾配9aが設けてある。
そして、この中箱8を上室3の側面に設けた蓋付き開口
10から引出して内側勾配9aにビニール袋12(図2
参照)の開口周縁を掛止した状態で上室3内に収納する
ことができる。
【0019】さらに、上室3の上面の後部に高分子吸収
凝固剤のための収納箱13を設け、該収納箱13を中箱
8の内側勾配9aの上方に開口すると共に、収納箱13
の内部下方を閉塞する位置に設けた開口16を有する筒
栓14を回動することによって、収納箱13の内部下方
を閉塞したり、この収納箱13内に収容した高分子吸収
凝固剤15を中箱8の内側勾配9aに開設したビニール
袋12内に排出するようにしてある。
【0020】このような本実施例の簡易トイレは、緊急
非常時の使用や携帯の便宜を考慮すれば、段ボール材料
によって軽量かつ簡易な取扱いができるように作成する
のが好ましい。このような段ボール材料によって形成し
た場合、展開及び組み立て可能な構成として平状にして
おき、倉庫または押入等に収納したり、野外に携帯する
ときは車のトランク等の狭いスペースに収納することが
可能である。
【0021】さらに、プラスチック等の合成樹脂材料等
によって作成すれば、耐用年数を長期にわたって確保す
ることも可能であり、病院あるいは家庭療養の際の衛生
的なトイレとして病室または寝室等に常設しておくこと
ができる。
【0022】以下、上記のような本実施例の簡易トイレ
について詳細に説明する。
【0023】図2において、箱体2は、下室4の前面上
端にて後方水平方向へ折り曲げた天板4aと上室3の前
面下端との間に隙間5を開け、この隙間5の前方から中
敷板6を挿通可能としてある。また、下室4の天板4a
の中央には開口部4bを設けると共に、この天板4aの
後端は下方へ折り曲げて(折曲片4c)、マジックテー
プ等の接着手段17によって箱体2の背面の内側に付着
することにより、下室4の天板4aの水平性を保持する
ようにしてある。
【0024】また、上室3の前面には蓋10a付き開口
10を形成して、蓋10aに取り付けた取手20を引っ
張ることによって蓋10aを開け、この開口10から上
室3内へ中箱8を収納したり引出したりすることができ
る。
【0025】中箱8の内周には、上記のように内方に設
けられた開口部8aへ向けて勾配を有する内側勾配9a
が設けてあり、この内側勾配9aの上面にビニール袋1
2を開口した状態で載置する。また、中箱8の外側前面
には引出穴8b(図1及び図4参照)を設け、上室3の
蓋10aを解放して中箱8を引出す際に用いることがで
きる。
【0026】ビニール袋12は、一般的に信玄袋と称せ
られる形式に構成してある。即ち、ビニール袋12の上
縁を折り返した挿通孔12aを形成し、挿通孔12aの
対称二か所を開孔して二本の紐18、18を互い違いの
方向に挿通することによって夫々の開孔から紐18、1
8の両端部を二本ずつ引き出し、箱体2の側部の適当位
置から引き出して、これらの紐18、18を互いに遠方
側へ引っ張ることによって、二本の紐18、18がビニ
ール袋12の上縁全周を互い違いに絞り込んで閉封する
ようにしてある。
【0027】このようなビニール袋12の設置は、上室
3の前面の蓋10aを開けて開口することにより、この
開口10から中箱8を外方へ取り出して行い、中箱8の
内側勾配9a上にビニール袋12を開封状態に設置した
後、上室3の前面の開口10から上室3内へ収納し、蓋
10aを閉じる。なお、蓋10aの内側面に上記と同様
のマジックテープ等の付着手段17を固着してある。
【0028】また、ビニール袋12は、上方を広く開口
し得るものなら使用可能であるが、上記のように信玄袋
形式のものを使用する場合には、中箱8の上縁を外方に
向けて傾斜した外側勾配9bとし、この外側勾配9bに
ビニール袋12の紐18の部分を折り返しておき、箱体
2の側部に形成した孔または蓋10aの隙間から引き出
した紐18、18を引っ張ることによって、紐18、1
8は外側勾配9bに沿って挿通孔12aの周部を収束
し、ビニール袋12を中箱8内に設置したままの状態で
閉封することができる。
【0029】また、従来の簡易トイレは、座面にビニー
ル袋の上縁を敷設するものであり、座面がビニール袋で
包覆されてしまうが、本発明の簡易トイレにおいては、
ビニール袋12の設置及び開封は中箱8に対して行わ
れ、開封したビニール袋12の上縁が座面7に敷設され
ることがないため、使用者は露出した座面7に腰を下ろ
すこととなる。従って、本発明においては、従来のよう
にビニール袋12の上縁に腰を下ろすことがないばかり
か、座面7にクッション性の材料を付設したり、シート
を付設したりして、座面7の感触性を向上した構成とす
ることも可能である。
【0030】中敷板6は薄厚に形成し、図2に示すよう
に、その外端近傍の中央で切り込んだ片を下方へ折り曲
げることによって掛止片6aを形成し、この掛止片6a
の形成に伴って開口した穿孔部を引出穴6b(図3参
照)としてある。このような構成により、中敷板6を隙
間5内へ挿通した際に掛止片6aが箱体2の側面に係止
されることによって引出穴6bを常に外方へ露出してお
くことができる。
【0031】また、図2に示すように、中敷板6を下室
4と上室3の間の隙間5に挿通しておくことにより、下
室4の開口4bを中敷板6で閉塞して、中箱8内に開設
したビニール袋12の底面を中敷板6上に載置すること
ができる。
【0032】さらに、本実施例においては、図5乃至図
7に示すように、上室3の開口3aの後方位置に、高分
子吸収凝固剤15を収納し、一定量を排出するようにし
た収納箱13を設けてある。
【0033】この収納箱13は、上方に開閉蓋19を設
けると共に、下方を開放した周囲の端部に複数の挿入片
21を設け、これらの挿入片21を箱体2の後方上面に
設けた挿入孔22に差し込むことによって取り付ける。
収納箱13の内部には、上方から前方に傾斜する傾斜面
23が設けられ、下方に収縮した内部空間を有し、その
内部空間を下方にて閉塞する位置に筒栓14が設けてあ
る。
【0034】筒栓14は、円筒形を成して側部に開口1
6を有し、片側端部に設けた把手24を収納箱13の外
方へ突出して、この把手24を回動することによって内
部における筒栓14を回動する。
【0035】このような収納箱13用箱体の構成によ
り、上方の開閉蓋19を開けて収納箱13内に高分子吸
収凝固剤15を投入し、筒栓14の開口16を下方に向
けておいて、筒栓14の側壁で高分子吸収凝固剤15の
落下を封止し、把手24を回動することにより筒栓14
の開口16を上方に向けると、該開口16から筒栓14
内に凝固剤15が収容され、次いで把手24を回動する
ことにより筒栓14の開口16を下方に向けると、この
開口16から筒栓14内の凝固剤15が排出され、中箱
8に開設したビニール袋12内に排出される。
【0036】さらに、この収納箱13の他の実施例とし
て、図8に示すように、収納箱13の下部に設けられた
傾斜面23の下端を延長して中箱8の内側勾配9a内の
上方に指向された延長片25を設け、該延長片25に複
数の孔26を千鳥状に設けることによって、筒栓14の
開口16から排出された高分子吸収凝固剤15を複数の
孔26を介し分散して排出させるようにすることができ
る。
【0037】ただし、このように収納箱13の下方に延
長片25を設けた場合、中箱8の引出し及び収納を可能
とするため、中箱8の後方高さを低くした状態で内側勾
配9aと外側勾配9bとを形成する必要がある。
【0038】上記の構成の簡易トイレを使用するには、
上室3の蓋10aを開けて中箱8を上室3から取り出
し、この中箱8の内側勾配9a内にビニール袋12を開
口して設置する。
【0039】そして、隙間5の入口から中敷板6を挿入
して下室4の開口4bを閉塞すると共に、中箱8を中敷
板6上の上室3内に収納すると、中箱8に開設したビニ
ール袋12は上室3の開口3aにて口を拡げる。そし
て、座面7に腰を下ろして用便を行うと、糞尿はビニー
ル袋12の底面上に至り、用便を終了してから、高分子
吸収凝固剤5をビニール袋12内の糞尿の上に散布す
る。この散布によって、糞尿は匂いを消失し、抗菌され
ながら固化する。
【0040】上記のように収納箱13を設けてある場
合、把手24により筒栓14を回動することによって高
分子吸収凝固剤15の定量的な散布を行うことができ
る。また、使用者が高分子吸収凝固剤15を直接ふり掛
けるのに比べて、衛生的であり、使用感に優れたものと
なる。
【0041】そして、ビニール袋12を中箱8内に設置
したままの状態で、ビニール袋12の開口を閉じる。こ
のビニール袋12を閉封するには、紐18を上記のよう
に引っ張ることによって行う。
【0042】ついで、中敷板6の引出穴6bを用いて、
中敷板6を外側に引っ張ると、中箱8の開口8aと下室
4の開口4aとが開通して、閉封したビニール袋12が
下室4内に落下し、収納される。
【0043】そして、中敷板6を、再び隙間5内に収納
しておけば、下室4内の開口4bは中敷板6で閉塞され
て、下室4内のビニール袋12を目隠しの状態にするこ
とができる。次の使用者は、再び中箱8を上記のように
引き出し、新しいビニール袋12を開口して中箱8内に
開設し、上室3内に収容する。
【0044】また、下室4内に収納された閉封後のビニ
ール袋12は、下室4の容積にもよるが、使用者がその
つど、または数個をまとめて下室4の蓋11aを開け
て、開口11から取り出して処分することができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の簡易トイ
レは、上室の中箱と下室の開口が中敷板によって隔離さ
れた構成を有し、使用者がそのつど新しいビニール袋を
中箱内に開封して用便を為し、高分子吸収凝固剤を散布
して固化した後に、このビニール袋を閉封して下室に収
容しておくことができるため、糞尿は使用者が自分で簡
易かつ衛生的に処理することができ、他人の目に入るこ
ともなく、極めて衛生的かつ使用感に優れた簡易トイレ
となる。
【0046】また、座部の下方に設置した開口状態のビ
ニール袋に用便を為して処理するようにしてあるため、
糞尿が簡易トイレの本体に付着することがなく、水洗い
を行わなくても長期間にわたって衛生的なトイレ本体を
保つことができ、非常時または携帯等の使用において、
非常に利便な簡易トイレを提供することができる。
【0047】さらに、高分子吸収凝固剤の定量を把手の
回動操作によって定量的に散布するようにした収納箱を
設けることにより、簡単な操作で衛生的に高分子吸収凝
固剤を散布することが可能となる。
【0048】また、本発明の簡易トイレは、地震等の緊
急非常時の使用、野外への携帯時の使用に利便であるば
かりでなく、病院または家庭療養等において、病室また
は寝室等の常設用簡易トイレとしても利便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明による簡易トイレの全体斜視図で
ある。
【図2】図2は図1のA−A線に沿う縦断面図である。
【図3】図3は図1の上面図である。
【図4】図4は図1の前面側の側面図である。
【図5】図5は図1の背面側の側面図である。
【図6】図6は高分子吸収凝固剤の収納箱の部分側面図
である。
【図7】図7は図1の高分子吸収凝固剤の収納箱の横断
面図である。
【図8】図8は収納箱の下部の延長片を説明するための
縦断面図である。
【図9】図9は図8の延長片の平面状況を示す平面図で
ある。
【符合の説明】
2…箱体、3…上室、3a…上室の開口、4…下室、4
a…下室の天板、4b…天板の開口部、5…隙間、6…
中敷板、6a…中敷板の掛止片、6b…中敷板の引出
穴、7…座面、8…中箱、8a…中箱の開口、8b…中
箱の引出穴、9a…内側勾配、9b…外側勾配、10…
上室の開口、10a…上室の蓋、11…下室の開口、1
1a…下室の蓋、12…ビニール袋、12a…ビニール
袋の挿通孔、13…収納箱、14…筒栓、15…高分子
吸収凝固剤、16…筒栓の開口、17…接着手段、18
…紐、19…収納箱の開閉蓋、20…取手、21…挿入
片、22…挿入孔、23…傾斜面、24…把手、25…
延長片、26…延長片の孔。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体を上室と下室に分ける隙間に中敷板
    を水平状に差し込んで保持することにより前記上室と下
    室とを遮断する一方、該中敷板を外方へ引き出すことに
    よって前記上室と下室とを開通し、前記上室の上面には
    開口を設けてその周辺を座面とし、前記上室内に収納す
    る中箱には内方の開口部へ向けて勾配を有する内側勾配
    が設けられ、該中箱を前記上室の側面に設けた開口から
    引き出してその内側勾配にビニール袋を開設した状態で
    前記上室内に収納し得る便器形状を成し、前記上室内の
    ビニール袋内に用便を為して高分子吸収凝固剤を散布し
    てから該ビニール袋を閉じ、前記中敷板を引き出すこと
    によって前記下室に落下させた前記ビニール袋を前記下
    室の開口から取り出すようにしたことを特徴とする簡易
    トイレ。
  2. 【請求項2】 前記ビニール袋の開口周縁に挿通孔を設
    け、該挿通孔に挿通した紐を前記箱体の側部から引き出
    す一方、前記中箱の上縁を外方に向けて傾斜した外側勾
    配を設け、前記ビニール袋の開口周縁を折り返して前記
    中箱の外側勾配に開設しておくことにより、前記箱体の
    側部から引き出した紐を引っ張ることによって、該ビニ
    ール袋を前記中箱に設置したままの状態で閉封するよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の簡易トイレ。
  3. 【請求項3】 前記上室の上面の後部に、前記中箱の勾
    配面の上方に解放した高分子吸収凝固剤の収納箱を設
    け、側部に開口を有する筒栓を前記収納箱の内部下方に
    回動自在に設けて該収納箱を閉塞し、前記筒栓の開口を
    上方に回動することによって、前記収納箱内に収容した
    高分子吸収凝固剤を該筒栓の開口から収容し、さらに前
    記筒栓の開口を下方に回動することによって、該筒栓内
    の高分子吸収凝固剤を前記中箱に開設したビニール袋内
    に排出するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    簡易トイレ。
  4. 【請求項4】 前記高分子吸収凝固剤の収納箱の下部に
    前記中箱の勾配面の上方に向けた延長片を設け、該延長
    片に複数の孔を千鳥状に設けることによって、前記筒栓
    の開口から排出された前記高分子吸収凝固剤を分散して
    落下させるようにしたことを特徴とする請求項3記載の
    簡易トイレ。
JP19435496A 1996-07-24 1996-07-24 簡易トイレ Pending JPH1033409A (ja)

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JP2006141790A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Nippon Safety Kk 処理材付きトイレ装置
JP2020063023A (ja) * 2018-10-19 2020-04-23 株式会社アイビルド 自動車

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JP2006141790A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Nippon Safety Kk 処理材付きトイレ装置
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