JPH10333719A - プログラマブルコントローラのプログラミング装置 - Google Patents

プログラマブルコントローラのプログラミング装置

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JPH10333719A
JPH10333719A JP9138399A JP13839997A JPH10333719A JP H10333719 A JPH10333719 A JP H10333719A JP 9138399 A JP9138399 A JP 9138399A JP 13839997 A JP13839997 A JP 13839997A JP H10333719 A JPH10333719 A JP H10333719A
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JP
Japan
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program
programmable controller
user program
information table
programming device
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JP9138399A
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Masahiko Sato
雅彦 佐藤
Shinya Ishibashi
伸也 石橋
Takashi Moriuchi
孝 森内
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プログラマブルコントローラとプログラミン
グ装置との間におけるユーザプログラムデータの送受信
を、効率的に且つ短時間に行うことが可能なプログラマ
ブルコントローラのプログラミング装置を提供する。 【解決手段】 プログラミング装置の制御部は、プログ
ラム全体及び当該プログラムを構成する各ルーチンに対
応させたプログラムID及び要素IDからなるID情報
テーブルを作成し、入力されたプログラムをプログラマ
ブルコントローラ(PC)側にアップロードする時は、
そのID情報テーブルをも併せて送信する。そして、各
ルーチンの何れかが修正されるとその修正されたルーチ
ンに対応する要素IDの情報を更新し、その一部が修正
されたプログラムをPC側にアップロードする時は、P
C側及びプログラミング装置側に記憶されているID情
報テーブルを比較し(ステップU1〜U3)、内容が更
新されている要素IDに対応するルーチンのみをアップ
ロードする(ステップU4)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プログラマブルコ
ントローラに実行させるユーザプログラムを作業者が作
成する場合に用いる、プログラマブルコントローラのプ
ログラミング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プログラマブルコントローラ(以
下、PCと称す)の制御対象となる設備は大規模になる
と共に複雑化しており、それに伴って、ユーザが作成す
るPCの制御プログラム、即ちユーザプログラム及びそ
れに付随するデータも大容量化してきている。
【0003】ところで、プログラムの開発時には、作業
者が、プログラミング装置側で作成したプログラムをP
C側に送信し、PCに実行させて評価を行い、その評価
結果に基づいてプログラムを修正するといった所謂デバ
ッグ作業が行われる。この時、PC側とプログラミング
装置との間で、プログラムデータの送受信が頻繁に行わ
れることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常、ユーザプログラ
ムは、メインルーチンやサブルーチンなどの各機能毎に
分割された複数の要素部分からなっている。また、1つ
のユーザプログラムは、複数の作業者が同時並行的にデ
バッグを担当するようになっている。従って、デバック
作業中には、ユーザプログラム中の各要素部分が他の作
業者によって書替えられている場合もある。
【0005】このことを理由として、各作業者は、自分
がユーザプログラムを修正する場合には、PC側に記憶
されている最新の状態にあるユーザプログラムを全てプ
ログラミング装置側にダウンロードしてから修正を行う
ようにしている。このため、修正作業毎に一々大容量の
ユーザプログラムを転送しなければならず、その転送作
業だけに多大な時間を費やしており、ユーザプログラム
の修正作業の効率を低下させるという問題があった。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、プログラマブルコントローラとプロ
グラミング装置との間におけるユーザプログラムデータ
の送受信を、効率的に且つ短時間に行うことが可能なプ
ログラマブルコントローラのプログラミング装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のプログラ
マブルコントローラのプログラミング装置によれば、入
力手段は、記憶手段に記憶されているユーザプログラム
中の何れかの要素部分について修正(追加,削除などを
含む)が行われると、ユーザプログラムと共に記憶され
ているID情報テーブルの内修正された要素部分に関す
るID情報を更新し、通信制御手段は、要素部分が修正
されたユーザプログラムをプログラマブルコントローラ
に送信する場合には、当該プログラマブルコントローラ
側に記憶されているID情報テーブルと記憶手段に記憶
されているID情報テーブルとを照合して、ID情報が
更新されている要素部分のみを送信する。
【0008】従って、更新されたID情報に基づいて、
ユーザプログラム中の修正が行われた要素部分のみがプ
ログラマブルコントローラ側に送信されることになり、
ユーザプログラムの送信に要する時間を短縮することが
でき、ユーザプログラムの修正作業の効率を向上させる
ことができる。
【0009】請求項2記載のプログラマブルコントロー
ラのプログラミング装置によれば、通信制御手段は、ユ
ーザプログラム全体について付されているID情報が変
更されている場合は、当該ユーザプログラム全体を送信
するので、ユーザプログラム全体が新たに作り直された
時は、その新たなユーザプログラム全体を、自動的にプ
ログラマブルコントローラ側に送信することができる。
【0010】請求項3記載のプログラマブルコントロー
ラのプログラミング装置によれば、通信制御手段は、プ
ログラマブルコントローラ側に記憶されているユーザプ
ログラムを通信手段に送信させる場合は、プログラマブ
ルコントローラ側に記憶されているID情報テーブルと
記憶手段に記憶されているID情報テーブルとを照合し
てID情報が更新されている要素部分のみを送信させる
ので、他の作業者によって修正が行われた要素部分のみ
が送信されることになる。従って、ユーザプログラムを
プログラマブルコントローラ側から送信させる時間を短
縮することができ、ユーザプログラムの修正作業の効率
をより向上させることができる。
【0011】請求項4記載のプログラマブルコントロー
ラのプログラミング装置によれば、通信制御手段は、ユ
ーザプログラム全体について付されているID情報が変
更されている場合は、ユーザプログラム全体をプログラ
マブルコントローラ側に送信させるので、他の作業者に
よりユーザプログラム全体が新たに作り直された時は、
その新たなユーザプログラム全体を、自動的にプログラ
マブルコントローラ側に送信させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図3及び図4は、プログラマ
ブルコントローラ及びそのプログラミング装置の構成を
示す機能ブロック図である。
【0013】図4において、プログラミング装置1は、
例えばパーソナルコンピュータによって構成されてお
り、キーボード(入力手段)2,マイクロコンピュータ
を中心とする制御部3(入力手段,通信制御手段),デ
ィスプレイ4などからなるものである。制御部3には、
プログラマブルコントローラ(以下、PCと称す。図3
参照)5のユーザプログラムを入力,修正するためのソ
フトウエアであるエディタ3aが、ハードディスク(記
憶手段)6から読み出されて、図示しないワークエリア
たるRAM上に常駐しているものとする。
【0014】プログラミング装置1は、更に、PC5と
の間でデータ転送を行うための通信用インターフェイス
7などを有している。通信用インターフェイス(通信制
御手段)7は、RS−232C若しくはRS−485な
どのシリアル通信方式によって、通信用ケーブル8を介
してデータ転送を行うようになっている。また、プログ
ラミング装置1は、複数の作業者に対応して複数台設け
られており、夫々がPC5に対して通信用ケーブル8を
介して接続されている。
【0015】一方、図3に示すように、PC5側は、C
PU9,そのCPU9にシステムバスを介して接続され
ているROM10及びRAM11,プログラミング装置
1側の通信用インターフェイス7と通信ケーブル8を介
して接続され、CPU9とも通信用バスで接続されてい
る通信用インターフェイス(通信手段)12などから構
成されている。
【0016】ROM10には、CPUの基本的な制御を
行うプログラムであるファームウエアが記憶されてお
り、RAM11には、プログラミング装置1側から送信
されるPC5のユーザプログラム(以下、単にプログラ
ムと称す)及びデータが記憶されるようになっている。
ここで、プログラムは、メインルーチン及び複数のサブ
ルーチンから構成されている。また、CPU9には、他
の外部装置との通信を行うために、I/Oバスを介して
図示しない他のI/O装置が接続されている。
【0017】次に、本実施例の作用について図1及び図
2並びに図5乃至図7をも参照して説明する。図5は、
プログラミング装置1のエディタ3aを用いて、例えば
図6に示すようなプログラムを作成する場合における、
制御部3の制御内容を示すフローチャートである。先
ず、エディタ3aが起動されると、「エディット」の処
理ステップS1においてプログラムの編集が行われる。
【0018】尚、ここで言う“編集”とは、プログラム
を新規に作成する場合及び一度作成したプログラムの一
部を修正する場合の両方を含むものである。また、“修
正”とは、内容の追加や削除なども含むものとする。そ
して、一度作成したプログラムの一部を修正する場合に
は、そのプログラムのファイル名を入力することによ
り、ハードディスク6に記憶されているプログラムの一
部を、制御部3のRAM上に読み出した後、編集を行
う。
【0019】即ち、作業者は、ディスプレイ4の表示を
見ながらキーボード2を操作することによって、プログ
ラムの編集を行う。ステップS1におけるプログラムの
編集処理は、次の「ルーチン確定?」及び「プログラム
確定?」の判断ステップS2及びS3において「YE
S」と判断されるまで行われる。
【0020】作業者は、図6に示すプログラムを、メイ
ンルーチン,サブルーチンA,サブルーチンB,…とい
った各ルーチン(要素部分)毎に作成して行く。そし
て、1つのルーチンを入力し終えると、作業者が、例え
ばキーボード2の『確定キー』を操作することによって
入力の“確定”処理を行うようになっている。
【0021】何れかのルーチンについて入力確定処理が
行われると、制御部3は、判断ステップS2において
「YES」と判断して、「エラー有り?」の判断ステッ
プS4に移行する。判断ステップS4において、制御部
3は、入力が確定された1つのルーチンについてプログ
ラムの文法などについてのエラーチェックを行う。ここ
で、制御部3が何らかのエラーを検出した場合には「Y
ES」と判断して、エラーの内容に応じたメッセージを
ディスプレイ4に表示させると共に、ステップS1に移
行して作業者にエラーの修正を促す。
【0022】また、判断ステップS4において、制御部
3がエラーを検出せず「NO」と判断すると、「要素I
D有り?」の判断ステップS5に移行する。判断ステッ
プS5において、制御部3は、ステップS2において入
力が確定されたルーチンの要素IDが既に存在するか否
かを判断する。当該ルーチンの要素IDが存在せず「N
O」と判断すると、「要素ID付与」の処理ステップS
5aに移行する。
【0023】ここで、要素IDとは、プログラムの各ル
ーチンに対応して付与されるものであり、当該ルーチン
の修正が行われた時刻及び修正が行われた回数を示す情
報である。そのID情報は、例えば図7に示すフォーマ
ットを有するものである。
【0024】即ち、処理ステップS5aにおいて、制御
部3は、図示しないリアルタイムクロックICによって
計時されている年月日時分秒のデータを読み出して、そ
のデータを当該ルーチンの作成若しくは修正時を示すタ
イムスタンプとして書込むと共に、それに当該ルーチン
が修正されることにより更新された回数を示すインクリ
メンタルコード(初期値は“0”)を付加してなるもの
である。この様なID情報が、プログラムの全体及びそ
のプログラムの各ルーチンについて付与され、一覧とし
て形成されたものが図6に示すID情報テーブルであ
る。
【0025】処理ステップS5aの次は、判断ステップ
S3に移行する。また、判断ステップS5において、既
に当該ルーチンの要素IDが付与されており制御部3が
「NO」と判断すると、「要素ID更新」の処理ステッ
プS6に移行する。処理ステップS6において、制御部
3は、当該ルーチンのID情報のタイムスタンプを更新
すると共に、インクリメンタルコードをインクリメント
する。そして、ステップS1に移行する。
【0026】作業者は、現在入力中であるプログラムの
全てのルーチンを一通り入力し終えた時に、当該プログ
ラムの入力確定処理を行うようになっている。通常、こ
の入力確定処理は、当該プログラムについて最初の入力
作業が行われた時に1回だけ行われるものである。そし
て、判断ステップS3において、制御部3は、上記の入
力確定処理が行われると「YES」と判断して、「エラ
ー有り?」の判断ステップS7に移行する。
【0027】判断ステップS7において、制御部3は、
ステップS4と同様のエラーチェックをプログラムの全
体について行い、何らかのエラーを検出した場合には
「YES」と判断して、同様にエラーの内容に応じたメ
ッセージをディスプレイ4に表示させた後ステップS1
に移行する。
【0028】また、判断ステップS7において、制御部
3がエラーを検出せず「NO」と判断すると、「プログ
ラムID有り?」の判断ステップS8に移行する。判断
ステップS8において、制御部3は、ステップS3で入
力が確定されたプログラム全体について付与されるプロ
グラムIDが既に存在するか否かを判断する。当該プロ
グラムのプログラムIDが存在せず「NO」と判断する
と、「プログラムID付与,ID情報テーブル作成」の
処理ステップS9に移行する。
【0029】処理ステップS9において、制御部3は、
当該プログラムのプログラムIDを付与するが、このプ
ログラムIDは、要素IDとは異なりプログラム自体を
識別するための情報であって、例えば当該プログラムの
ファイル名称と同一のテキストコードが与えられる。ま
た、このステップS9で、付与したプログラムIDと各
ルーチンについて作成された要素IDとをまとめてID
情報テーブルを作成し、図6に示すように、プログラム
の例えば末尾部分に配置する。
【0030】ID情報テーブルは、最初にプログラムI
Dが配置され、それ以降は、各ルーチンが配置されてい
るアドレスの低い方から順に、各要素IDが配置される
ようになっている。
【0031】判断ステップS8において、プログラムI
Dが既に存在する場合は制御部3は「YES」と判断し
て、特に処理を行うことなくステップS1に移行する。
また、処理ステップS9を実行した後も、ステップS1
に移行する。
【0032】また、ステップS1において、1つのルー
チン、即ち要素単位での削除が行われた場合は、制御部
3は、削除されたルーチンに対応するID情報をID情
報テーブルから削除するようになっている。
【0033】以上のようにして、プログラムの作成が行
われると共に、ID情報テーブルが作成される。また、
作成されたプログラムは、作業者によって“セーブ”コ
マンドが入力されると、制御部3のRAMからハードデ
ィスク6に書き込まれて記憶される。
【0034】図1は、プログラミング装置1側において
作成されたプログラムをPC5側に送信する場合、所謂
アップロードを行う場合の制御部3の制御内容を示すフ
ローチャートである。このアップロード処理は、プログ
ラミング装置1において“アップロード”コマンドが入
力された場合に実行される。
【0035】先ず、「PC側のID情報テーブルを読み
出す」の処理ステップU1において、制御部3は、通信
用インターフェイス7を介してPC5側の通信用インタ
ーフェイス12に制御コマンドを送信し、その時点でP
C5側のRAM11上に記憶されているプログラムに関
するID情報テーブルをプログラミング装置1側に送信
させる。送信されたID情報テーブルは、制御部3内の
RAMに書込まれて記憶される。次に、「プログラムI
D一致?」の判断ステップU2に移行する。
【0036】判断ステップU2において、制御部3は、
PC5側から送信されたID情報テーブルのプログラム
IDと、ハードディスク6に記憶されており、これから
アップロードしようとするプログラムのID情報テーブ
ルのプログラムIDとを照合して、両者が一致するか否
かを判断する。
【0037】判断ステップU2において、両者が一致せ
ず「NO」と判断すると「全要素アップロード」の処理
ステップU5に移行して、制御部3は、ハードディスク
6に記憶されているプログラムの全要素を通信用インタ
ーフェイス7を介してPC5側に送信し、PC5側のR
AM11上に記憶させる。すると、アップロード処理を
終了する。また、両者が一致して「YES」と判断する
と,「要素ID照合」の処理ステップU3に移行する。
【0038】処理ステップU3において、制御部3は、
PC5側から送信されたID情報テーブルの各要素ID
と、ハードディスク6に記憶されているID情報テーブ
ルの各要素IDとを照合する。そして、「ID不一致要
素のみアップロード」の処理ステップU4に移行して、
ステップU3における照合の結果ID情報が不一致であ
った、即ち、ID情報のタイムスタンプ及びインクリメ
ンタルコードが更新されている要素IDに対応するルー
チンのみをPC5側に送信する。その後、アップロード
処理を終了する。
【0039】この様に、PC5側に記憶されているプロ
グラムに関するID情報テーブルと、プログラミング装
置1側に記憶されているプログラムに関するID情報テ
ーブルとを比較することによって、その時点においてプ
ログラミング装置1側で修正が行われたプログラムのル
ーチンのみがPC5側に送信される。この時、内容が更
新されているID情報テーブルも、併せてPC5側に送
信される。
【0040】また、図2は、PC5側に記憶されている
プログラムをプログラミング装置1側に送信させる場
合、所謂ダウンロードを行う場合の制御部3の制御内容
を示すフローチャートである。このダウンロード処理
は、プログラミング装置1において“ダウンロード”コ
マンドが入力された場合に実行される。
【0041】基本的には、図4に示したアップロード処
理と同様の手順である。先ず、処理ステップD1におい
て、制御部3は、ステップU1と同様に、その時点でP
C5側のRAM11上に記憶されているプログラムに関
するID情報テーブルをプログラミング装置1側に送信
させる。
【0042】また、判断ステップD2及び処理ステップ
D3において、制御部3は、プログラミング装置1側か
ら送信されたこれからダウンロードさせるプログラムに
関するID情報テーブルのプログラムID及び各要素I
Dを、ハードディスク6に記憶されているID情報テー
ブルと比較して照合する。
【0043】そして、判断ステップD2において「N
O」と判断すると「全要素ダウンロード」の処理ステッ
プD5に移行して、制御部3は、PC5側に記憶されて
いるプログラムの全要素をPC5側に送信させる。ま
た、処理ステップD3の次は、「ID不一致要素のみダ
ウンロード」の処理ステップD4に移行して、ステップ
D3における照合の結果ID情報が不一致であったプロ
グラムのルーチンのみをPC5側に送信させる。また、
内容が更新されているPC5側のID情報テーブルも、
併せてプログラミング装置1側に送信される。その後、
ダウンロード処理を終了する。
【0044】この様に、PC5側にあるプログラムの何
れかのルーチンを自分以外の作業者が修正している場合
でも、PC5側のID情報テーブルとプログラミング装
置1側のID情報テーブルとを照合することによって、
その修正されているルーチンのみをプログラミング装置
1側にダウンロードさせることができる。
【0045】以上のように本実施例によれば、プログラ
ミング装置1の制御部3は、プログラム全体及び当該プ
ログラムを構成する各ルーチンに対応させたプログラム
ID及び要素IDからなるID情報テーブルを作成し
て、入力されたプログラムをPC5側にアップロードす
る場合には、そのID情報テーブルをも併せて送信する
ようにした。そして、プログラミング装置1において各
ルーチンの何れかが修正されると、その修正されたルー
チンに対応する要素IDのタイムスタンプ及びインクリ
メンタルコードを更新して、その一部が修正されたプロ
グラムをPC5側にアップロードする場合には、PC5
側に記憶されているID情報テーブルとプログラミング
装置1側に記憶されているID情報テーブルとを比較
し、内容が更新されている要素IDに対応するルーチン
のみをアップロードするようにした。
【0046】従って、従来とは異なり、プログラムの修
正が行なわれる毎に、そのプログラム全体がPC側に送
信されることがなく、プログラムの送信に要する時間を
短縮することができ、プログラムの修正作業の効率を向
上させることができる。
【0047】また、本実施例によれば、制御部3は、プ
ログラム全体について付されているプログラムIDが変
更されている場合は、当該プログラム全体をPC5側に
送信するので、プログラム全体が新規に作成された時
は、その新たなプログラム全体を、自動的にPC5側に
送信することができる。
【0048】更に、本実施例によれば、制御部3は、P
C5側に記憶されているプログラムをダウンロードさせ
る場合は、PC5側に記憶されているID情報テーブル
とハードディスク6に記憶されているID情報テーブル
とを照合して、ID情報が更新されているルーチンのみ
をダウンロードさせるので、他の作業者によって修正が
行われたルーチンのみがダウンロードされることにな
る。従って、プログラムをPC5側から送信させる時間
を短縮することができ、プログラムの修正作業の効率を
より向上させることができる。
【0049】加えて、本実施例によれば、制御部3は、
プログラムIDが変更されている場合は、当該プログラ
ム全体をPC5側にダウンロードさせるので、他の作業
者がプログラム全体を新たに作り直した時は、その新た
なプログラム全体を、自動的にPC5側に送信させるこ
とができる。
【0050】本発明は上記し且つ図面に記載した実施例
にのみ限定されるものではなく、次のような変形または
拡張が可能である。「要素ID付与」の処理ステップS
5aを削除して、例えばプログラムの新規作成時に、判
断ステップS4において制御部3が「NO」と判断した
場合は、その時点での要素IDの付与は行わず、各要素
IDは、処理ステップS9において一括で付与するよう
にしても良い。PC5側へのプログラムのアップロード
は、必ずしもプログラムをハードディスク6に記憶させ
てから行う必要はなく、制御部3のRAM上にある状態
からアップロードを行っても良い。
【0051】ID情報のタイムスタンプ及びインクリメ
ンタルコードは、何れか一方のみを付与しても良い。プ
ログラム全体について付与するプログラムIDは、必要
に応じて設ければ良い。また、PC5側からプログラム
をダウンロードさせる機能についても、必要に応じて設
ければ良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、プログラマブルコン
トローラ側にプログラムをアップロードする場合におけ
る、プログラミング装置側の制御部の制御内容を示すフ
ローチャート
【図2】プログラマブルコントローラ側にプログラムを
ダウンロードする場合における図1相当図
【図3】全体構成を示す機能ブロック図
【図4】プログラミング装置の詳細な構成を示す機能ブ
ロック図
【図5】プログラミング装置においてプログラムを入力
する場合に、制御部のエディタの制御内容を示すフロー
チャート
【図6】プログラム及びID情報テーブルの一例を示す
概念図
【図7】ID情報のデータフォーマットの説明図
【符号の説明】
1はプログラミング装置、2はキーボード(入力手
段)、3は制御部(入力手段,通信制御手段)、5はプ
ログラマブルコントローラ、6はハードディスク(記憶
手段)、7は通信用インターフェイス(通信制御手段)
を示す。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラマブルコントローラのユーザプ
    ログラムを入力または修正するための入力手段と、この
    入力手段により入力または修正されたユーザプログラム
    を前記プログラマブルコントローラに送信すると共に、
    前記プログラマブルコントローラ側に記憶されているユ
    ーザプログラムを前記プログラマブルコントローラ側に
    設けられている通信手段を介して受信可能に構成されて
    いる通信制御手段とを具備してなるプログラマブルコン
    トローラのプログラミング装置において、 前記入力手段は、ユーザプログラムの入力または修正が
    行われると、前記ユーザプログラムの全体及び各要素部
    分毎の更新回数を示す情報を含むID情報テーブルを作
    成して記憶手段に記憶させると共に、前記記憶手段に記
    憶されている前記ユーザプログラム中の何れかの要素部
    分について修正が行われると、前記記憶手段に記憶され
    ているID情報テーブルの内前記修正された要素部分に
    関するID情報を更新し、 前記通信制御手段は、前記入力手段により入力されたユ
    ーザプログラムを前記プログラマブルコントローラ側に
    送信する場合には、前記ID情報テーブルをも併せて送
    信し、前記要素部分が修正されたユーザプログラムを前
    記プログラマブルコントローラに送信する場合には、前
    記プログラマブルコントローラ側に記憶されているID
    情報テーブルと前記記憶手段に記憶されているID情報
    テーブルとを照合して、ID情報が更新されている要素
    部分のみを送信することを特徴とするプログラマブルコ
    ントローラのプログラミング装置。
  2. 【請求項2】 前記通信制御手段は、前記ユーザプログ
    ラム全体について付されているID情報が変更されてい
    る場合は、前記ユーザプログラム全体を送信することを
    特徴とする請求項1記載のプログラマブルコントローラ
    のプログラミング装置。
  3. 【請求項3】 前記通信制御手段は、前記プログラマブ
    ルコントローラ側に記憶されているユーザプログラムを
    前記通信手段に送信させる場合は、前記プログラマブル
    コントローラ側に記憶されているID情報テーブルと前
    記記憶手段に記憶されているID情報テーブルとを照合
    して、ID情報が更新されている前記ユーザプログラム
    の要素部分のみを送信させることを特徴とする請求項1
    または2記載のプログラマブルコントローラのプログラ
    ミング装置。
  4. 【請求項4】 前記通信制御手段は、前記ユーザプログ
    ラム全体について付されているID情報が変更されてい
    る場合は、前記ユーザプログラム全体を送信させること
    を特徴とする請求項3記載のプログラマブルコントロー
    ラのプログラミング装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002099310A (ja) * 2000-09-25 2002-04-05 Toyoda Mach Works Ltd 制御装置
WO2011089688A1 (ja) 2010-01-20 2011-07-28 三菱電機株式会社 プログラマブルコントローラシステムおよび開発システム

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