JPH10332336A - 計測対象物における基準点の設定方法およびその装置 - Google Patents

計測対象物における基準点の設定方法およびその装置

Info

Publication number
JPH10332336A
JPH10332336A JP9142813A JP14281397A JPH10332336A JP H10332336 A JPH10332336 A JP H10332336A JP 9142813 A JP9142813 A JP 9142813A JP 14281397 A JP14281397 A JP 14281397A JP H10332336 A JPH10332336 A JP H10332336A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reference point
plane
setting
contact
bottom edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9142813A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Murata
眞司 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP9142813A priority Critical patent/JPH10332336A/ja
Publication of JPH10332336A publication Critical patent/JPH10332336A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 計測対象物の基準点の位置設定における誤差
の発生を少なくし、基準点の設定労力を軽減し、計測の
正確性を向上し、作業工程数の減少を図り、作業効率を
高める。 【解決手段】 溶接開先が形成された被計測板における
平面と側面とにL型具を面接触状態に配し、L型具の先
端部を溶接開先の底縁部に接触させて、該底縁部に接し
かつ平面および側面に対して直交状態の仮想面上に、平
面および側面の接合線との交点を求め、該交点に所定寸
法を付加して基準点とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計測対象物におけ
る基準点の設定方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】橋梁各部材の寸法等を光学式計測器等に
より計測する場合、梁材の各部に計測場所を設定するた
めのターゲットを直接張付方法等により配し、得られた
計測データと設計データを比較することにより梁材の3
次元的な位置関係を求めるようにしている。ターゲット
の計測に関する技術例として、特開平5−120413
号公報「大型構造物の計測解析装置」が提案されてい
る。
【0003】梁材の端部には、長手方向に順次溶接によ
り接続するための溶接開先が形成されているものもあ
る。その場合、梁材の端部に前述のターゲットを配する
ためには、溶接開先を形成している平面と梁材の側面と
に対して直交する仮想面を想定し、これら平面,側面お
よび仮想面の交点等を基準点として設定することが必要
である。
【0004】この基準点を明確にするためには、基準点
からある一定量オフセットした溶接開先の面上にマーキ
ングを施す方法や、該マーキングに代えてシール状のタ
ーゲットを貼り付ける方法があるが、これらのマーキン
グやターゲットの位置を一定量オフセットする際、誤差
が生じる可能性が増える。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】また、マーキングやタ
ーゲットを配する場合には、その精度が個人の技能に大
きく依存し、作業員による誤差を生じる可能性があると
ともに、さらに、基準点の設定までの労力が多大なもの
となる。
【0006】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、以下の目的を達成しようとするものである。 基準点の設定労力を軽減すること。 計測対象物の基準点の位置設定における誤差の発生を
少なくすること。 作業工程数の減少を図ること。 作業効率を高めること。
【0007】
【課題を解決するための手段】溶接開先が形成された被
計測板における平面と側面とにL型具を面接触状態に配
し、L型具の先端部を溶接開先の底縁部に接触させて、
該底縁部に接しかつ平面および側面に対して直交状態の
仮想面上に、平面および側面の接合線との交点を求め、
該交点に所定寸法を付加して基準点とする。基準点が、
計測位置を設定する十文字状の位置設定マークを有する
ターゲット部に配される。位置設定マークが、仮想面と
平行状態に配される技術か、または、仮想面に対して4
5度に配される技術が選択される。L型具に、被計測板
の平面,側面の少なくとも一方に磁着されるマグネット
が配される。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る計測対象物に
おける基準点の設定方法およびその装置の第1実施形態
を、図面に基づいて説明する。図1ないし図4におい
て、符号1は計測対象物(梁材)、2は他の計測用ター
ゲット、3は基準点、4はL型具、5はターゲット部、
6は光学計測装置、11は被計測板(外板部)、12は
端部、13は溶接開先、14は側面、15は平面、16
は底縁部、17は仮想面、18は接合線(稜線)、47
は先端部(平板)である。
【0009】計測対象物(梁材)1は、図1、図3、お
よび図4に示すように、例えば断面形状がH字状とさ
れ、梁材1の外側の被計測板(外板部)11は、平面1
5と側面14とが直交状態とされ、平面15には、溶接
開先13が形成される。
【0010】溶接開先13は、その底縁部16が、図3
に矢印Lで示される長手方向の端部12に形成され、該
底縁部16に接し、かつ、平面15および側面14に対
して直交状態の仮想面17が設定され、該仮想面17上
に、平面15および側面14の稜線18との交点30を
求め、該交点30に所定寸法を付加して基準点3とす
る。基準点3としては、例えば、所定寸法を付加するこ
となく、基準点3と交点30とを同一点として設定す
る。
【0011】L型具4は、図1ないし図2に示すよう
に、被計測板11における平面15と側面14とに面接
触状態に配された際に、先端部47を溶接開先13の底
縁部16に接触させて、該底縁部16に接しかつ平面1
5および側面14に対して直交状態の仮想面17上で、
かつ平面15および側面17の接合線18との交点30
に、所定寸法を付加して基準点3を配するものとされ、
例えば、3枚の平板44,45,47を直交状態に組み
合わせた構造である。
【0012】基準点3は、計測位置を設定する十文字状
の位置設定マーク51を有するターゲット部5に配さ
れ、該ターゲット部5が、3枚の平板44,45,47
の交差する付近の先端部47に配される。
【0013】L型具4には、図2に示すように、平板4
4,45の内側に、平面15,側面14の少なくとも一
方に磁着されるマグネット48aが配され、例えば、平
面15に当接する位置に平板45と面一状態に複数配さ
れる。
【0014】ターゲット部5には、図1に示すように、
計測位置を設定する十文字状の位置設定マーク51を有
するターゲットシール52が配される。該ターゲットシ
ール52には、例えば一辺の大きさが10mm〜30m
mのマイクロプリズム反射シートが用いられる。ターゲ
ット部5がターゲット面53に配され、該ターゲット面
53に配された位置設定マーク51が、図1に示すよう
に、前記仮想面17と平行状態に配される。
【0015】光学計測装置6は、図4に示すように、梁
材1から間隔を持ってターゲット部5の距離および角度
を計測するものとされ、例えば近赤外線光波距離方式を
採用するものとされる。該光学計測装置6は、計測デー
タの演算処理を行いターゲット部5の3次元位置を算出
するものとされる。
【0016】以下、このようなL型具4等による梁材1
の基準点3の設定について説明する。
【0017】まず、図3ないし図4に示すように、梁材
1の端部12における設定予定位置Vに、複数のL型具
4を配置する。このとき、それぞれのL型具4を、図1
ないし図2に示すように、平板44,45が、被計測板
11における平面15と側面14とに面接触状態として
配し、L型具4の先端部47を溶接開先13の底縁部1
6に接触させて、マグネット48aにより平面15に固
定する。マグネット48aにより平面15に固定するた
め、計測対象物1の下側に対しても固定することが可能
である。
【0018】上述のようにL型具4を設定することで、
図1に示すように、平板44,45が平面15および側
面14と一致することにより、稜線18上に基準点3が
設定され、かつ、先端部47が仮想面17と一致するこ
とにより、該仮想面17上にターゲット部5が位置さ
れ、したがって、基準点3が、17上における平面15
および側面14の接合線18との交点30に示される位
置に設定される。
【0019】基準点3の位置が位置設定マーク51によ
って示されるため、図4に示すように、ターゲット部5
を、光学計測装置6によって計測することにより、基準
点3の位置が計測される。
【0020】この基準点3の位置に対する計測データ
を、複数のL型具4から計測するとともに、図3に示す
他の計測用ターゲット2の位置に対する計測データを計
測し、これらの計測データを光学計測装置6によって演
算処理することにより、梁材1の3次元的形状を計測す
ることができる。
【0021】なお、ターゲット部5をL型具4に複数設
けることも可能であり、マグネット48aを側面14に
当接する位置に平板44に面一に配することも可能であ
る。また、L型具4の平板44,45,47を、例えば
複数の棒状体等により構成することも可能である。
【0022】以下、本発明に係る計測対象物における基
準点の設定方法およびその装置の第2実施形態を、図面
に基づいて説明する。
【0023】第2実施形態において第1実施形態と異な
る点は、位置設定マーク51が、図6に示すように、仮
想面17に対して例えば45度に配される点である。し
たがって、溶接開先13が長手方向に対して45度に形
成されている場合でも、第1実施形態と同様に基準点3
の位置を設定することができる。また、計測対象物1の
長さ方向以外の方向から計測することができる。
【0024】なお、底縁部16と平面15と側面14と
が直交状態にない場合には、平板44,45,47を所
定の角度で交わるようにL型具4を設定することも可能
であり、また、側面14と平面15と仮想面17と の
交点30に任意の所定寸法を付加して基準点3を設定す
ることも可能である。
【0025】
【発明の効果】本発明の計測対象物における基準点の設
定方法およびその装置によれば、以下の効果を奏する。 (1)被計測板にL型具を取り付けることにより基準点
が設定されるため、基準点の設定労力を軽減することが
できる。(2)L型具を、被計測板における平面と側面
とに面接触状態に配し、L型具 の先端部を溶接開先の底縁部に接触させて、マグネット
により固定するため、計測対象物の基準点の位置設定に
おける誤差の発生を少なくすることができる。 (3)マーキング、ターゲットシール貼り付け等におけ
る誤差修正が簡略化されて時間短縮が可能なため、作業
工程数の減少を図ることができる。 (4)作業工程数の減少と、設置にかかる時間の短縮に
より、作業効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る計測対象物における基準点の設
定方法およびその装置の第1実施形態を示す斜視図であ
る。
【図2】 図1におけるL型具のマグネットを示す斜視
図である。
【図3】 計測対象物を示す斜視図である。
【図4】 計測時における計測対象物の位置関係を示す
平面図である。
【図5】 本発明に係る計測対象物における基準点の設
定方法およびその装置の第2実施形態を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…計測対象物(梁材) 2…他の計測用ターゲット 3…基準点 4…L型具 5…ターゲット部 6…光学計測装置 11…被計測板(外板部) 12…端部 13…溶接開先 14…側面 15…平面 16…底縁部 17…仮想面 30…交点 44…平板 45…平板 47…先端部(平板) 51…位置設定マーク 52…ターゲットシール 53…ターゲット面 48a…マグネット L…長さ方向 V…設定予定位置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接開先(13)が形成された被計測板
    (11)における平面(15)と側面(14)とにL型
    具(4)を面接触状態に配し、L型具の先端部(47)
    を溶接開先の底縁部(16)に接触させて、該底縁部に
    接しかつ平面および側面に対して直交状態の仮想面(1
    7)上に、平面および側面の接合線(18)との交点
    (30)を求め、該交点に所定寸法を付加して基準点と
    することを特徴とする計測対象物における基準点の設定
    方法。
  2. 【請求項2】 溶接開先(13)が形成された被計測板
    (11)における平面(15)と側面(14)とに面接
    触状態に配されるL型具(4)と、L型具の先端部(4
    7)に配され溶接開先の底縁部(16)に接触させて、
    該底縁部に接しかつ平面および側面に対して直交状態の
    仮想面(17)上でかつ、平面および側面の接合線(1
    8)との交点(30)に所定寸法を付加して配される基
    準点とを有することを特徴とする計測対象物における基
    準点の設定装置。
  3. 【請求項3】 基準点(3)が、計測位置を設定する十
    文字状の位置設定マーク(51)を有するターゲット部
    (5)に配されることを特徴とする請求項2記載の計測
    対象物における基準点の設定装置。
  4. 【請求項4】 位置設定マーク(51)が、仮想面(1
    7)と平行状態に配されることを特徴とする請求項3記
    載の計測対象物における基準点の設定装置。
  5. 【請求項5】 位置設定マーク(51)が、仮想面(1
    7)に対して45度に配されることを特徴とする請求項
    3記載の計測対象物における基準点の設定装置。
  6. 【請求項6】 L型具(4)に、平面(15),側面
    (14)の少なくとも一方に磁着されるマグネット(4
    8a)が配されることを特徴とする請求項2から5のい
    ずれか記載の計測対象物における基準点の設定装置。
JP9142813A 1997-05-30 1997-05-30 計測対象物における基準点の設定方法およびその装置 Pending JPH10332336A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9142813A JPH10332336A (ja) 1997-05-30 1997-05-30 計測対象物における基準点の設定方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9142813A JPH10332336A (ja) 1997-05-30 1997-05-30 計測対象物における基準点の設定方法およびその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10332336A true JPH10332336A (ja) 1998-12-18

Family

ID=15324234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9142813A Pending JPH10332336A (ja) 1997-05-30 1997-05-30 計測対象物における基準点の設定方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10332336A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5908147B1 (ja) * 2015-06-22 2016-04-26 三菱日立パワーシステムズ株式会社 ターゲット保持冶具及び測定装置並びにターゲット保持方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5908147B1 (ja) * 2015-06-22 2016-04-26 三菱日立パワーシステムズ株式会社 ターゲット保持冶具及び測定装置並びにターゲット保持方法
WO2016208583A1 (ja) * 2015-06-22 2016-12-29 三菱日立パワーシステムズ株式会社 ターゲット保持冶具及び測定装置並びにターゲット保持方法
JP2017009424A (ja) * 2015-06-22 2017-01-12 三菱日立パワーシステムズ株式会社 ターゲット保持冶具及び測定装置並びにターゲット保持方法
CN107430001A (zh) * 2015-06-22 2017-12-01 三菱日立电力系统株式会社 靶保持夹具、测定装置及靶保持方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR890012521A (ko) 부품 배치기 설치 방법
JPH10332336A (ja) 計測対象物における基準点の設定方法およびその装置
JPH02194302A (ja) 視覚ロボットの座標系校正方法およびその方法に用いる座標系校正用変位計測装置
JP2013148375A (ja) 三次元形状測定装置に用いられる校正方法、校正器およびプログラムならびに三次元形状測定装置
CN110553603B (zh) 一种钢轨轴向测量定位指示用的辅助校准装置
JPH1089957A (ja) 構造部材の三次元計測方法
JPS6255502A (ja) 三次元測定機による物体形状の測定方法
JPH0221210A (ja) 心出し装置および方法
JPH1038573A (ja) 中心座標測定用ターゲット
JP5724235B2 (ja) 接続方法及び構造物
JPH0522814Y2 (ja)
JP2005181023A (ja) 平面間の高低差と傾斜角度の測定装置及び方法
JPH11194030A (ja) 鉄骨柱の芯出治具
GB1598785A (en) Gauging cracks in buildings
JP2500081Y2 (ja) 基準点設定用治具
JP2002081931A (ja) 段差測定方法および装置
JP2022180159A (ja) 測定治具および測定方法
JP2003065752A (ja) 3次元板材形状測定装置
JPH0343172A (ja) マトリツクスボードの指定穴検出方法
JP2721578B2 (ja) 建築部材およびその施工方法
JPH1157999A (ja) 開先切断装置および方法
JPH03125901A (ja) 条材の曲り測定治具
JPH02284016A (ja) ワーク面の傾斜検出方法及び装置
JP2024083942A (ja) 三次元レーザースキャナー測量用ターゲット
JPH01153902A (ja) 3次元測定機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040423

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051220

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060411