JPH10332303A - テーパ雌ねじ内径用検査ゲージ - Google Patents
テーパ雌ねじ内径用検査ゲージInfo
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- JPH10332303A JPH10332303A JP14500397A JP14500397A JPH10332303A JP H10332303 A JPH10332303 A JP H10332303A JP 14500397 A JP14500397 A JP 14500397A JP 14500397 A JP14500397 A JP 14500397A JP H10332303 A JPH10332303 A JP H10332303A
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Abstract
容易にかつ短時間に発見できるテーパ雌ねじ内径用検査
ゲージを提供する。 【解決手段】 テーパ雌ねじ内径用検査ゲージ1は、本
体軸2の先端側に内径検査子3を設け、本体軸2の後端
側がホルダ4により保持され、本体軸2の左端には、内
径測定面5が設けられ、当該内径測定面5の左側には内
径検査子3を被検査物たるテーパ雌ねじに挿入するとき
にスムースな挿入を可能にする案内面6が設けられてい
る。内径測定面5と案内面6には、テーパ雌ねじの内径
の良否を判定するときに使用する判定部10が形成され
ている。
Description
流体を流す為の機密性の必要な配管に利用されるテーパ
雌ねじの内径検査用に使用する検査ゲージに関する。
機密性の必要な配管に利用されるテーパ雌ねじ、例え
ば、JISB0203の規格で製作された管用テーパ雌
ねじでは、その雌ねじの精度を検査するには、JISB
0253規格の管用テーパねじゲージが使用されてい
た。
ねじの製作について説明する。
穴51を加工形成した被加工物であるワーク52に、テ
ーパねじ用タップ53を旋回しながら規定の深さまで入
れ、その後タップ53を逆回転してワーク52から取り
出す。すると図10に示すように、テーパ雌ねじ54が
形成される。
JISB0253規格の管用テーパねじゲージを使用し
て雌ねじの精度を検査して良品と不良品を識別してい
た。
テーパ雌ねじ54では、タップ53を挿入して雌ねじ形
成、及び逆転して戻すときに、軸方向の送りがタップ5
3の1回転に対して1ピッチであれば、規格を満たす雌
ねじの山が形成されるが、タップ53の回転に対して、
送りが速すぎたり、遅すぎたりした場合、図11に示す
ように、雌ねじ54の山やせ55が発生していた。この
山やせ55は、上記の場合以外に、タップ53に切粉や
構成刃先が付着した場合、タップ53の刃先の逃げが大
きく自己案内性に劣る場合にも発生していた。図11に
示すように、山やせ55は、正確な山形形状が形成でき
なかったり、部分的に正確な山形形状ができない現象で
あり、ワーク52の端面56に近いほど発生する傾向に
ある。
じ54をJISB0253規格の管用テーパねじゲージ
用いて検査した場合には、テーパ雌ねじ54の外径やピ
ッチ等が正確であれば山やせ55に係わらず、管用テー
パねじゲージが規定の位置まで入ってしまい良品と識別
されてしまう問題点があった。
まうという問題点もあった。
固定等に使用される場合であれば、山やせ55の影響は
それほど生じない場合もあるが、空気や水、油等の流体
を流す為の機密性の必要な配管に利用される場合には、
山やせ55の部分で機密が保たれず、流体の漏れを生じ
るという問題点がある。
認する方法も考えられるが、山の形状を見分けることか
ら多大な経験を必要とし、拡大鏡等を使用しても確度が
低く時間も多くかかる問題点がある。
8図に示されるような、一端部に通り側ゲージを備え、
他端部に止まり側ゲージを備えた管用平行ねじゲージ
(JISB0254)を用いて検査することも考えられ
るが、テーパ雌ねじ54では、ねじがテーパを有してい
るので、ワーク52の端面56からの深さが特定できず
に検出がうまくいかない問題点がある。
を有する不良品のテーパ雌ねじを容易にかつ短時間に発
見できるテーパ雌ねじ内径用検査ゲージを提供すること
を目的とする。
ことのできるテーパ雌ねじ内径用検査ゲージを提供する
ことを目的とする。
に請求項1に記載の発明のテーパ雌ねじ内径用検査ゲー
ジでは、テーパ雌ねじの内径を測定する円筒面からなる
内径測定面と、当該内径測定面を被検査物であるテーパ
雌ねじに挿入したときに、当該テーパ雌ねじの良否を判
定するための判定部とを備えている。
ねじに内径測定面が端部から挿入され、当該内径測定面
が被検査物であるテーパ雌ねじに侵入が不可能になった
ときの判定部の位置で、被検査物であるテーパ雌ねじの
精度の良否が判定される。従って、テーパ雌ねじの山や
せによる不良の発見も容易になる。
じ内径用検査ゲージでは、上記の構成に加えて、判定部
は内径測定面に設けられた構成になっている。この構成
により、請求項1に記載の発明の作用に加えて、判定部
が内径測定面に設けられているので、当該内径測定面が
被検査物であるテーパ雌ねじに侵入が不可能になったと
きの判定部と被検査物であるテーパ雌ねじが形成されて
いるワークの端面との位置関係によりテーパ雌ねじの精
度の良否が判断される。従って、テーパ雌ねじの山やせ
による不良の発見も容易になる。
ねじ内径用検査ゲージでは、請求項1又は2に記載の発
明の構成に加えて、内径測定面の先端部には案内面が設
けられた構成になっている。
発明の作用に加えて、当該案内面により、内径測定面が
被検査物であるテーパ雌ねじ内へ案内されるので、テー
パ雌ねじ内径用検査ゲージのテーパ雌ねじ内への挿入が
容易にできる。
じ内径用検査ゲージでは、請求項1乃至3のいずれかに
記載の発明の構成に加えて、使用者が把持又は自動加工
機が把持するホルダ部材を備えた構成になっている。
ゲージが、ホルダ部材により確実に使用者又は自動加工
機に保持される。
ねじ内径用検査ゲージでは、請求項4に記載の発明の構
成に加えて、前記ホルダ部材の一端部には前記内径測定
面を備え、他端部には管用ねじプラグゲージを備えた構
成になっている。
ねじの外径やピッチは管用ねじプラグゲージにより精度
が検査され、また、内径については、内径測定面により
精度が検査される。従って、一本の検査用ゲージによ
り、テーパ雌ねじ精度の検査が確実にできる。
じ内径用検査ゲージでは、請求項1乃至5の何れかに記
載の発明の構成に加えて、内径測定面は表面硬化処理が
された構成となっている。この構成により、内径測定面
は、耐摩耗性が向上し、且つ表面粗さが向上できる。
内径用検査ゲージを具体化した実施の形態を図面を参照
して詳細に説明する。
内径用検査ゲージを図1乃至図3を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態のテーパ雌ねじ内径用
検査ゲージ1の側面図であり、図2はテーパ雌ねじ内径
用検査ゲージ1の正面図であり、図3はテーパ雌ねじ内
径用検査ゲージ1の裏面図である。
ージ1は、空気や水、油等の流体を流す為の機密性の必
要な配管の接続部に使用されるテーパ雌ねじの精度を検
査する為に用いられる検査用ゲージである。
査ゲージ1は、丸棒の鋼材からなる本体軸2の先端側
(図1における左側)に内径検査子3を設け、本体軸2
の後端側(図1における右側)がホルダ4により保持さ
れている。
円筒面からなる内径測定面5が設けられ、当該内径測定
面5の左側には内径検査子3を被検査物たるテーパ雌ね
じに挿入するときにスムースな挿入を可能にする案内面
6が設けられている。この案内面6は円錐台の側面状に
形成され、そのテーパ角度は測定するテーパ雌ねじの9
のテーパ角度の5倍程度の傾斜を有するように形成され
ている。また、案内面6の先端部(図1における左端)
には、面取部7が形成されている。
び図4を参照して詳述する。ここで、図4は、被加工物
であるワーク8に形成されたテーパ雌ねじ9に本実施の
形態のテーパ雌ねじ内径用検査ゲージ1を挿入した状態
を示す縦断面図である。
形成された被検査物たるテーパ雌ねじ9の内径を測定す
る円筒面からなる内径測定面5が形成され、その表面は
均一に仕上げられている。
内面6の上部には、切欠部10が形成されている。この
切欠部10は、テーパ雌ねじ9内に内径検査子3を挿入
したときに、図4に示すワーク8の端面8aとの位置関
係で、テーパ雌ねじ9の内径の精度が合格か否かを判断
する為に設けられているものである。
に形成されているが、この円錐台の側面の加工を行うに
は円錐台の前端部径6a、後端部径6b、及び円錐台の
高さLを決定する必要があるが、これは、図4に示すワ
ーク8に形成するテーパ雌ねじ9の規定の内径とテーパ
角度により決定される。その一例としては、案内面6の
テーパ角度が、テーパ雌ねじ9のテーパ角度の5倍の傾
斜を有するようにする場合は、上記の前端部径6a、後
端部径6b、円錐台の高さLは、案内面6のテーパ角度
が、テーパ雌ねじ9のテーパ角度の5倍の傾斜を有する
値に決定される。
面の円柱の断面半径は、内径検査子3をワーク8のテー
パ雌ねじ9内に止まるまで挿入したときに、当該テーパ
雌ねじ9の内径の精度が規定値内であれば、上記の切欠
部10の範囲内にワーク8の端面8aが来るように設定
されている。
図4を参照して説明する。
ので、内径検査子3をテーパ雌ねじ9内に止まるまで挿
入したときに、図8に示すワーク8の端面8aが切欠部
10の範囲内にあれば、テーパ雌ねじ9の内径の精度は
規定範囲内であり、良品と判断できる。即ち、切欠部1
0の前端部10aで止まったときには、テーパ雌ねじ9
の内径は規定値の公差の最小限度内にあり、切欠部10
の後端部10bで止まったときには、テーパ雌ねじ9の
内径は公差の最大限度内にあることになり、この範囲内
にあるものが良品と判断される。
工具鋼から削り出して一体に形成されている。また、上
記の内径検査子3には、硬度を向上して耐摩耗性を確保
し、また、表面粗さを良くするための表面硬化処理がな
されいる。具体的には、各種の焼き入れ等によるもの
か、化学蒸着法による処理が行われる。化学蒸着法によ
る場合は、炭化物(例えばTiC)、窒化物(例えばT
iN)、炭窒化物(例えばTiCN)、セラミック酸化
物(例えばAl2O3)などの超硬質化合物をコーティン
グすればよい。
照して説明する。
ジ1を使用者が手で把持したり、自動加工機のチャック
がクランプする部分である。ホルダ4は、図1及び図3
に示すように、本体軸2より一回り太い鋼材の丸棒から
加工された断面略六角形の棒材であり、その各側面4a
は、平面に削られて形成されている。また、このホルダ
4には、図1に示すように前記本体軸2が打ち込まれる
本体軸2の外径より僅かに小さい軸穴13が形成されて
おり、本体軸2が当該軸穴13に打ち込まれることによ
り、ホルダ4と本体軸2が一体化され、内径検査子3が
ホルダ4により保持されることになる。
じ内径用検査ゲージ1の使用法について、図4及び図5
を参照して説明する。図4(a)は、テーパ雌ねじ9が
良品の場合を示す図であり、図4(b)はテーパ雌ねじ
9が不良品の場合を示す図であり、図5は図4(b)の
部分拡大図である。
9の開口部9aにテーパ雌ねじ内径用検査ゲージ1の内
径検査子3を当該テーパ雌ねじ9の穴方向の軸線と当該
テーパ雌ねじ内径用検査ゲージ1の長さ方向の軸線が一
致するようにして案内面6から挿入する。すると、内径
検査子3の内径測定面5がテーパ雌ねじ9の内面に接し
て、内径検査子3がそれ以上挿入不可能になる。このと
き、ワーク8の端面8aと内径検査子3の切欠部10と
の位置関係を比較する。図4(a)に示すようにワーク
8の端面8aが切欠部10の前端部10aと後端部10
bとの間にあればテーパ雌ねじ9の内径は規格内の精度
であると判断できる。この場合に、より高い精度が必要
なときは、切欠部10の前端部10aと後端部10b間
の長さを短くすればよい。また、非常に高い精度が必要
なときには、切欠部10の前端部10aとワーク8の端
面8aが一致したときのみ合格とすることもできる。
9に山やせ12が生じている場合はテーパ雌ねじ9の内
径が規格の規定値より大きくなり、内径検査子3の内径
測定面5がテーパ雌ねじ9のねじ山に接触する位置がテ
ーパ雌ねじ9のねじ穴の奥の位置になる。従って、図4
(b)及び図5に示すように、テーパ雌ねじ内径用検査
ゲージ1の内径検査子3の切欠部10はテーパ雌ねじ9
内に入ってしまい当該テーパ雌ねじ9は規格外であるこ
とが容易に判断でき、不良品が容易に識別できる。
査ゲージ1では、特に機密性を必要とする配管用のテー
パ雌ねじにおいて、タップによるテーパ雌ねじの形成後
に容易に内径の精度の測定ができ、不良品を良品と判断
することがないので、当該テーパ雌ねじ9が使用される
機器で機密漏れが生じることがない。さらに、経験の浅
い作業員でも正確に良品と不良品の判断ができる。
図6を参照して説明する。第2の実施の形態のテーパ雌
ねじ内径用検査ゲージ1では、図6に示すように第1の
実施の形態と同様の内径検査子3がホルダ4の左端部4
cに本体軸2により接続されており、ホルダ4の右端部
4dには、管用テーパプラグゲージ14が第2本体軸1
5により接続されている。この管用テーパプラグゲージ
14は、表面にテーパ雄ねじが切られており、ワーク8
に形成されたテーパ雌ねじ9の有効径やピッチを検査す
るものである。その使用に当たっては、回転させながら
テーパ雌ねじ9に挿入して止まる位置までねじ込むもの
である。
も、被検査物たるテーパ雌ねじ9の良品、不良品の判定
部となる切欠部16が設けられおり、内径検査子3と同
様に当該切欠部16とワーク8の端面8aとの位置関係
により良品、不良品の判断ができる。
に、ホルダ4の一端部に内径検査子3を設け、他端部に
管用テーパプラグゲージ14を設けたので、この両方の
検査ゲージを用いてテーパ雌ねじの検査を行うことがで
き、ねじ検査の精度を向上することができる。また、内
径検査子3と管用テーパプラグゲージ14とを一体化し
たので、両方の検査ゲージを用意する必要がなく、検査
用具を収納するスペースも節約できる。
る。第3の実施の形態は、上記第1の実施の形態のテー
パ雌ねじ内径用検査ゲージ1を図示外のNC工作機械や
ボール盤等へ応用するものである。例えば、図示外のマ
シニングセンタの工具の一つとして第1の実施の形態の
テーパ雌ねじ内径用検査ゲージ1を工具マガジンにセッ
トしておく。このとき、テーパ雌ねじ内径用検査ゲージ
1のホルダ4は、当該マシニングセンタ1の主軸にクラ
ンプできる所定のホルダで保持しておく。
具マガジンからドリルをマシニングセンタの主軸にセッ
トしてワークに下穴加工を行う。その後、工具マガジン
からテーパねじ用タップを主軸にセットして前記の下穴
にテーパ雌ねじ加工を行う。最後に、前記テーパ雌ねじ
内径用検査ゲージ1を工具マガジンからマシニングセン
タの主軸にセットして主軸をワークに向けて移動し、テ
ーパ雌ねじ内径用検査ゲージ1の内径検査子3を被検査
物であるテーパ雌ねじに止まるまで入れる。このときの
テーパ雌ねじ内径用検査ゲージ1の位置を検出すること
によりテーパ雌ねじの良否が判断できる。即ち、合格と
する主軸の移動範囲の上限と下限を設定しておき、この
範囲内で主軸が停止したときに良品と判断し、この範囲
外のときに不良品と判断することができる。そして、不
良品の場合には警告音又は警告表示をするようにしても
よい。
の位置を検出する方法としては、マシニングセンタの主
軸の移動量を主軸モータの回転量(ステップ数)から判
断しても良い。例えば、合格となる主軸の移動範囲のス
テップ数の上限と下限を設定しておき、その範囲内であ
れば合格と判定し、範囲外であれば不合格と判定すれば
よい。
移動量を検出するエンコーダをマシニングセンタに設け
ても良い。この場合には、主軸を上下動する主軸ヘッド
にラックを設け、マシニングセンタの本体側にエンコー
ダを設け、当該エンコーダの回転軸にピニオンギアを接
続し、前記ラックによりピニオンギアを回転させてエン
コーダを回転するようにすればよい。この場合には、主
軸ヘッドの上下動、即ち、主軸の上下動に応じてエンコ
ーダが回転され、主軸の移動量がエンコーダからのパル
スとして検出できる。
トスイッチをマシニングセンタの本体に設けて、テーパ
雌ねじ内径用検査ゲージ1を保持した主軸が規定量以上
移動した場合には、当該スイッチがオンされ、警告音又
は警告表示を行い不良品と判断するようにしても良い。
グセンタを例にとって説明したがテーパ雌ねじ内径用検
査ゲージ1は、マシニングセンタ以外の工作機械にも使
用可能なことは言うまでもない。たとえば、ボール盤に
ドリルの代わりにテーパ雌ねじ内径用検査ゲージ1を固
定して、チャックを上下動して検査に使用すれば(この
場合には主軸は回転させない)、当該ボール盤をテーパ
雌ねじ内径の検査専用機とすることもできる。
れるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲におい
て以下のように実施することもできる。
では、内径検査子3の切欠部10を内径測定面5及び案
内面6に渡って設けていたが、図7に示すように、内径
検査子3の切欠部10を内径測定面5の厚み方向の一部
に設けてもよい。また、図8に示すように、内径検査子
3の切欠部10を内径測定面5の厚み方向の全体に設け
てもよい。
発明のテーパ雌ねじ内径用検査ゲージでは、内径測定面
を被検査物であるテーパ雌ねじに挿入すれば、判定部の
位置により容易にテーパ雌ねじの内径精度の良否が判定
できる。従って、テーパ雌ねじの山やせによる不良の発
見も容易になる。また、特に機密性を必要とする配管用
のテーパ雌ねじにおいては、タップによるテーパ雌ねじ
の形成後において容易に内径の精度の測定ができ、不良
品を良品と判断することがないので、当該テーパ雌ねじ
が使用される機器で機密漏れが生じることがない。さら
に、経験の浅い作業員でも正確に良品と不良品の判断が
できる。
じ内径用検査ゲージでは、請求項1に記載の発明の効果
に加えて、判定部が内径測定面に設けられているので、
当該内径測定面が被検査物であるテーパ雌ねじに侵入が
不可能になったときの判定部と被検査物であるテーパ雌
ねじの端面との位置関係によりテーパ雌ねじの精度の良
否が判断できる。従って、テーパ雌ねじの山やせによる
不良の発見も容易にできる。
ねじ内径用検査ゲージでは、請求項1又は2に記載の発
明の効果に加えて、案内面により、内径測定面が被検査
物であるテーパ雌ねじ内へ案内されるので、テーパ雌ね
じ内径用検査ゲージのテーパ雌ねじ内への挿入が容易に
できる。
じ内径用検査ゲージでは、請求項1乃至3のいずれかに
記載の効果に加えて、使用者が把持又は自動加工機が把
持するホルダ部材を備えた構成になっているので、ホル
ダ部材により、テーパ雌ねじ内径用検査ゲージが確実に
使用者又は自動加工機に保持される。
ねじ内径用検査ゲージでは、請求項4に記載の発明の効
果に加えて、ホルダ部材の一端部には前記内径測定面を
備え、他端部には管用ねじプラグゲージを備えているの
で、被検査物であるテーパ雌ねじの外径やピッチは管用
ねじプラグゲージにより精度が検査でき、また、内径に
ついては、内径測定面により精度が検査できる。従っ
て、一本の検査用ゲージにより、テーパ雌ねじの精度が
確実に検査できる。また、二種類の検査ゲージを一体化
したので、両方の検査ゲージを用意する必要がなく、検
査用具を収納するスペースも節約できる。
じ内径用検査ゲージでは、請求項1乃至5の何れかに記
載の発明の効果に加えて、内径測定面は表面硬化処理が
なされているので、内径測定面は、耐摩耗性が向上し、
且つ表面粗さが向上できる。
用検査ゲージの側面図である。
用検査ゲージの正面図である。
用検査ゲージの裏面図である。
用検査ゲージの使用状態を示す図である。
ジの使用状態の部分拡大図である。
用検査ゲージの側面図である。
例を示す側面図である。
例を示す側面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 テーパ雌ねじの内径を測定する円筒面か
らなる内径測定面と、 当該内径測定面を被検査物であるテーパ雌ねじに挿入し
たときに、当該テーパ雌ねじの良否を判定するための判
定部とを備えたことを特徴とするテーパ雌ねじ内径用検
査ゲージ。 - 【請求項2】 前記判定部は前記内径測定面に設けられ
ていることを特徴とする請求項1に記載のテーパ雌ねじ
内径用検査ゲージ。 - 【請求項3】 前記内径測定面の先端部には案内面が設
けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
テーパ雌ねじ内径用検査ゲージ。 - 【請求項4】 使用者が把持又は自動加工機が把持する
ホルダ部材を備えたことを特徴とする請求項1乃至3の
何れかに記載のテーパ雌ねじ内径用検査ゲージ。 - 【請求項5】 前記ホルダ部材の一端部には前記内径測
定面を備え、他端部には管用ねじプラグゲージを備えた
ことを特徴とする請求項4に記載のテーパ雌ねじ内径用
検査ゲージ。 - 【請求項6】 前記内径測定面は硬化処理がなされてい
ることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の
テーパ雌ねじ内径用検査ゲージ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14500397A JP3645687B2 (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | テーパ雌ねじ内径用検査ゲージ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14500397A JP3645687B2 (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | テーパ雌ねじ内径用検査ゲージ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10332303A true JPH10332303A (ja) | 1998-12-18 |
JP3645687B2 JP3645687B2 (ja) | 2005-05-11 |
Family
ID=15375211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14500397A Expired - Lifetime JP3645687B2 (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | テーパ雌ねじ内径用検査ゲージ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3645687B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103398652A (zh) * | 2013-08-09 | 2013-11-20 | 浙江万金机械有限公司 | 制冷螺母专用螺纹规 |
CN108458641A (zh) * | 2018-03-30 | 2018-08-28 | 安泰天龙(天津)钨钼科技有限公司 | 一种用于外螺纹检测的板式开口型螺纹规及其使用方法 |
CN111637816A (zh) * | 2020-06-11 | 2020-09-08 | 中国航发航空科技股份有限公司 | 一种航空发动机导管锥面着色检测装置及检测方法 |
-
1997
- 1997-06-03 JP JP14500397A patent/JP3645687B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3645687B2 (ja) | 2005-05-11 |
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