JPH1033222A - 装身具用チェーンの製造方法 - Google Patents
装身具用チェーンの製造方法Info
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- JPH1033222A JPH1033222A JP20034696A JP20034696A JPH1033222A JP H1033222 A JPH1033222 A JP H1033222A JP 20034696 A JP20034696 A JP 20034696A JP 20034696 A JP20034696 A JP 20034696A JP H1033222 A JPH1033222 A JP H1033222A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 貴金属製チェーンとしての柔軟性・屈曲性お
よび捩じれに対する撚り戻しの対応性を損なうことな
く、しかも空所を無くして、線材に近づけて高級感を持
たせることができる。 【解決手段】 輪体を連続させてなる貴金属製チェーン
を長手方向から圧縮し、この圧縮体をさらにハンマリン
グ機で前記長手方向と直交する方向から周面に圧力をか
けて圧縮して内部の空隙を潰した。
よび捩じれに対する撚り戻しの対応性を損なうことな
く、しかも空所を無くして、線材に近づけて高級感を持
たせることができる。 【解決手段】 輪体を連続させてなる貴金属製チェーン
を長手方向から圧縮し、この圧縮体をさらにハンマリン
グ機で前記長手方向と直交する方向から周面に圧力をか
けて圧縮して内部の空隙を潰した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネックレス、ブレ
スレット等の身装品に使用する装身具用チェーンの製造
方法に関するものである。
スレット等の身装品に使用する装身具用チェーンの製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】18金、14金などの金合金やプラチナ合金
などの貴金属製装身具用チェーンは、喜平を初めとし
て、スクリュー、小豆、ベネチアン、ボールチェーンそ
の他のデザインチェーンなど種々あるが、その多くはチ
ェーンであるので輪体を連続させるように結合させたも
ので、これにより柔軟性や屈曲性と捩じれに対する撚り
戻しの対応性を備えている。
などの貴金属製装身具用チェーンは、喜平を初めとし
て、スクリュー、小豆、ベネチアン、ボールチェーンそ
の他のデザインチェーンなど種々あるが、その多くはチ
ェーンであるので輪体を連続させるように結合させたも
ので、これにより柔軟性や屈曲性と捩じれに対する撚り
戻しの対応性を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、輪体を連続さ
せるいわゆるチェーン(鎖)は、必然的に輪体の有する
空間の多いものであり、高級感が少ない。一方、チェー
ン(鎖)ではなく、針金状にした線材とすれば、空間が
ないものとなるが、これでは柔軟性・屈曲性に乏しく、
破断し易く、また、使い勝手の悪いものである。
せるいわゆるチェーン(鎖)は、必然的に輪体の有する
空間の多いものであり、高級感が少ない。一方、チェー
ン(鎖)ではなく、針金状にした線材とすれば、空間が
ないものとなるが、これでは柔軟性・屈曲性に乏しく、
破断し易く、また、使い勝手の悪いものである。
【0004】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、貴金属製チェーンとしての柔軟性・屈曲性および捩
じれに対する撚り戻しの対応性を損なうことなく、しか
も空所を無くして、線材に近づけて高級感を持たせるこ
とができる装身具用チェーンの製造方法を提供すること
にある。
し、貴金属製チェーンとしての柔軟性・屈曲性および捩
じれに対する撚り戻しの対応性を損なうことなく、しか
も空所を無くして、線材に近づけて高級感を持たせるこ
とができる装身具用チェーンの製造方法を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、第1に、輪体を連続させてなる貴金属製チェ
ーンを長手方向から圧縮し、この圧縮体をさらにハンマ
リング機で前記長手方向と直交する方向から周面に圧力
をかけて圧縮して内部の空隙を潰して円形としたこと、
第2に、さらに、ダイヤモンドカッターで周面を削り、
平坦面を長手方向に形成したこと、第3に、輪体を連続
させてなる貴金属製チェーンは、ダブル喜平であること
を要旨とするものである。
するため、第1に、輪体を連続させてなる貴金属製チェ
ーンを長手方向から圧縮し、この圧縮体をさらにハンマ
リング機で前記長手方向と直交する方向から周面に圧力
をかけて圧縮して内部の空隙を潰して円形としたこと、
第2に、さらに、ダイヤモンドカッターで周面を削り、
平坦面を長手方向に形成したこと、第3に、輪体を連続
させてなる貴金属製チェーンは、ダブル喜平であること
を要旨とするものである。
【0006】請求項1記載の本発明によれば、第1段階
として輪体を連続させてなる貴金属製チェーンを長手方
向から圧縮したときには、チェーン表面での空所は無く
なるが、径は大きくなり、断面形状は8の字形で、内部
に空隙が2条長手方向に形成される。これだけでは周面
は空所がないが、内部に空所があるので密に乏しい。そ
こで、第2段階としてこの圧縮体をさらにハンマリング
機で前記長手方向と直交する方向から周面に圧力をかけ
て圧縮して内部の空隙を潰すことで、完全な密のものと
することができるが、輪体を寄せ集めたものであること
は変わらず、針金状の線材と異なり、貴金属製チェーン
としての柔軟性・屈曲性および捩じれに対する撚り戻し
の対応性を損なうことはない。
として輪体を連続させてなる貴金属製チェーンを長手方
向から圧縮したときには、チェーン表面での空所は無く
なるが、径は大きくなり、断面形状は8の字形で、内部
に空隙が2条長手方向に形成される。これだけでは周面
は空所がないが、内部に空所があるので密に乏しい。そ
こで、第2段階としてこの圧縮体をさらにハンマリング
機で前記長手方向と直交する方向から周面に圧力をかけ
て圧縮して内部の空隙を潰すことで、完全な密のものと
することができるが、輪体を寄せ集めたものであること
は変わらず、針金状の線材と異なり、貴金属製チェーン
としての柔軟性・屈曲性および捩じれに対する撚り戻し
の対応性を損なうことはない。
【0007】請求項2記載の本発明によれば、前記作用
に加えて、さらに、ダイヤモンドカッターで周面を削
り、平坦面を長手方向に形成したことで、このカットさ
れた平坦面は光輝く鏡面となり、一層装飾性が向上す
る。
に加えて、さらに、ダイヤモンドカッターで周面を削
り、平坦面を長手方向に形成したことで、このカットさ
れた平坦面は光輝く鏡面となり、一層装飾性が向上す
る。
【0008】請求項3記載の本発明によれば、前記第1
段階として長手方向から圧縮する輪体を連続させてなる
貴金属製チェーンがダブル喜平であれば、通常のシング
ルの喜平などに比べて、輪体が密に組み合わさったもの
であり、圧縮後の密度が高いものが得られる。
段階として長手方向から圧縮する輪体を連続させてなる
貴金属製チェーンがダブル喜平であれば、通常のシング
ルの喜平などに比べて、輪体が密に組み合わさったもの
であり、圧縮後の密度が高いものが得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1〜図3は本発明の装身具
用チェーンの製造方法の1実施形態を示す各工程の説明
図である。
の形態を詳細に説明する。図1〜図3は本発明の装身具
用チェーンの製造方法の1実施形態を示す各工程の説明
図である。
【0010】図1において、1は18金の金合金の貴金属
製チェーンとしてのダブル喜平チェーンである。ダブル
喜平チェーン1はチェーンとして一つの輪体2が2つの
輪体2と結合して、かつ、輪体2を一つ先のものに結合
させて連続さた、いわゆるダブルと称せられるものであ
り、また、輪体2は偏平なものとした喜平と称せられる
チェーンである。
製チェーンとしてのダブル喜平チェーンである。ダブル
喜平チェーン1はチェーンとして一つの輪体2が2つの
輪体2と結合して、かつ、輪体2を一つ先のものに結合
させて連続さた、いわゆるダブルと称せられるものであ
り、また、輪体2は偏平なものとした喜平と称せられる
チェーンである。
【0011】本発明はこのようなダブル喜平チェーン1
を造り、圧縮機を用いて図2に示すように長手方向から
圧縮した。この状態では外周部では輪体2の持っている
空所3aは無くなり、全体の径はダブル喜平チェーン1
よりも大きくなる。
を造り、圧縮機を用いて図2に示すように長手方向から
圧縮した。この状態では外周部では輪体2の持っている
空所3aは無くなり、全体の径はダブル喜平チェーン1
よりも大きくなる。
【0012】しかし喜平による輪体2が前後方向に潰れ
るため、断面形状は8の字形で、内部に空隙3bが2条
長手方向に形成される。
るため、断面形状は8の字形で、内部に空隙3bが2条
長手方向に形成される。
【0013】本発明は、この図2に示す圧縮体をさらに
ハンマリング機で前記長手方向と直交する方向から周面
に圧力をかけて縮小した径となるように圧縮して内部の
空隙3bを潰すようにした。これにより円柱状の連続体
4のものとなる。
ハンマリング機で前記長手方向と直交する方向から周面
に圧力をかけて縮小した径となるように圧縮して内部の
空隙3bを潰すようにした。これにより円柱状の連続体
4のものとなる。
【0014】このようにして製作した本発明のチェーン
は、蛇の鱗状の周面を有するラウンドコンパクトチェー
ンであり、端部にクラスプを取り付ければ、ネックレス
やブレスレットとなる。
は、蛇の鱗状の周面を有するラウンドコンパクトチェー
ンであり、端部にクラスプを取り付ければ、ネックレス
やブレスレットとなる。
【0015】さらに、第2実施形態として前記図3に示
す段階からさらにダイヤモンドカッター(バイト)で周
面を削り、平坦面5を長手方向に形成した。この平坦面
5は円柱状の連続体4に対して輪体2相互の継ぎ目6が
ない上下部を選んで形成するものであり、光輝く鏡面と
なる。
す段階からさらにダイヤモンドカッター(バイト)で周
面を削り、平坦面5を長手方向に形成した。この平坦面
5は円柱状の連続体4に対して輪体2相互の継ぎ目6が
ない上下部を選んで形成するものであり、光輝く鏡面と
なる。
【0016】なお、前記実施形態ではダブル喜平チェー
ン1を使用したが、これをダブルの小豆チェーン等に変
えてもよく、また、貴金属としては金合金の代わりにプ
ラチナ合金等の他の貴金属の使用も可能である。
ン1を使用したが、これをダブルの小豆チェーン等に変
えてもよく、また、貴金属としては金合金の代わりにプ
ラチナ合金等の他の貴金属の使用も可能である。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明の装身具用チェ
ーンの製造方法は、貴金属製チェーンとしての柔軟性・
屈曲性および捩じれに対する撚り戻しの対応性を損なう
ことなく、しかも空所を無くして、線材に近づけて高級
感を持たせることができるものである。
ーンの製造方法は、貴金属製チェーンとしての柔軟性・
屈曲性および捩じれに対する撚り戻しの対応性を損なう
ことなく、しかも空所を無くして、線材に近づけて高級
感を持たせることができるものである。
【図1】本発明の装身具用チェーンの製造方法の1実施
形態を示す第1工程の説明図である。
形態を示す第1工程の説明図である。
【図2】本発明の装身具用チェーンの製造方法の1実施
形態を示す第2工程の説明図である。
形態を示す第2工程の説明図である。
【図3】本発明の装身具用チェーンの製造方法の1実施
形態を示す第3工程の説明図である。
形態を示す第3工程の説明図である。
【図4】本発明の装身具用チェーンの製造方法の他の実
施形態を示す第4工程の説明図である。
施形態を示す第4工程の説明図である。
1…ダブル喜平 2…輪体 3a…空所 3b…空隙 4…円柱状の連続体 5…平坦面 6…継ぎ目
Claims (3)
- 【請求項1】 輪体を連続させてなる貴金属製チェーン
を長手方向から圧縮し、この圧縮体をさらにハンマリン
グ機で前記長手方向と直交する方向から周面に圧力をか
けて圧縮して内部の空隙を潰したことを特徴とする装身
具用チェーンの製造方法。 - 【請求項2】 輪体を連続させてなる貴金属製チェーン
を長手方向から圧縮し、この圧縮体をさらにハンマリン
グ機で前記長手方向と直交する方向から周面に圧力をか
けて圧縮して内部の空隙を潰して円形とし、さらにダイ
ヤモンドカッターで周面を削り、平坦面を長手方向に形
成したことを特徴とする装身具用チェーンの製造方法。 - 【請求項3】 輪体を連続させてなる貴金属製チェーン
は、ダブル喜平である請求項1または請求項2記載の装
身具用チェーンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20034696A JP2961301B2 (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 装身具用チェーンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20034696A JP2961301B2 (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 装身具用チェーンの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1033222A true JPH1033222A (ja) | 1998-02-10 |
JP2961301B2 JP2961301B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=16422772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20034696A Expired - Lifetime JP2961301B2 (ja) | 1996-07-30 | 1996-07-30 | 装身具用チェーンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2961301B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100463458B1 (ko) * | 2002-04-23 | 2004-12-29 | 김익수 | 액세서리용 체인 및 그 제조방법 |
KR20220040080A (ko) * | 2020-09-23 | 2022-03-30 | 박보승 | 보석류를 포함하는 장식용 커넥터 |
-
1996
- 1996-07-30 JP JP20034696A patent/JP2961301B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100463458B1 (ko) * | 2002-04-23 | 2004-12-29 | 김익수 | 액세서리용 체인 및 그 제조방법 |
KR20220040080A (ko) * | 2020-09-23 | 2022-03-30 | 박보승 | 보석류를 포함하는 장식용 커넥터 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2961301B2 (ja) | 1999-10-12 |
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