JP3077916U - 装身具 - Google Patents

装身具

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啓政 並木
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株式会社並木製作所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貴金属製ネット筒体の編み目から、この貴金
属製ネット筒体に挿入した装飾チェーンがキラキラと乱
反射して輝いて見えるように構成されたネックレスやブ
レスレット等の装身具を提供することにある。 【解決手段】 貴金属線で編製した貴金属製ネット筒体
1と、この貴金属製ネット筒体の中に挿入する前記貴金
属製ネット筒体と異なる輝きを有する多面カットされた
小片2aを連接して形成した装飾チェーン2とより構成
された装身具、また、前記貴金属線で編製した貴金属製
ネット筒体1は、編み目を荒目に編製した装身具、ま
た、前記装飾チェーン2は、多面カットされた反射面を
有するミラーボール体2bを連接して形成され、また、
前記装飾チェーン2は、多面カットされた反射面を有す
るパイプ体2cを連接して形成され、また、装飾チェー
ン2は、複数本のもので形成され、また、前記装身具を
数本撚って構成した装身具である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、貴金属線で編製した貴金属製ネット筒体の中に挿入した装飾チェ ーンの前記貴金属製ネット筒体と異なる輝きが、前記貴金属製ネット筒体の編み 目から、キラキラと乱反射して輝いて見えるように構成されたネックレスやブレ スレット等の装身具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、金やプラチナ等の貴金属線で編製した長尺の貴金属製ネット筒体の両端 に金属環およびこの金属環に引掛金具(クラスプ)を取り付けたネックレスやブ レスレット等の装身具(アクセサリー)があった。
【0003】 また、特開平11−299514号公報に記載されたようなアクセサリー用材 料が開発されていた。これは、貴金属で形成した複数のボールをピンで長さ方向 に連結した貴金属製ボールチェーンの複数本を横方向に並べ、横に隣接するもの のボール同士をその連結箇所が千鳥状に配設されるように連結して貴金属製ネッ トを形成し、この貴金属製ネットで他の物体をくるんだことを特徴とするアクセ サリー用材料である。 また、前記他の物体は紐状物であり、前記貴金属製ネットは筒状に形成して、 その中にこの紐状物を挿入する請求項1に記載のアクセサリー用材料である。 また、前記紐状物は合成樹脂製で可撓性があるものである請求項1または請求 項2に記載のアクセサリー用材料である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の前者のネックレスやブレスレット等の装身具は、長尺の貴金属製ネット 筒体が、外部からの圧力により凹んだり、潰れるなどの変形が起きやすい問題が あった。 また、従来の後者(特開平11−299514号公報)のアクセサリー用材料 では、直径の小さい筒状の貴金属製ネットを形成することはできないので、これ によって作られるネックレスやブレスレット等の装身具(アクセサリー)は、全 体的に太めのものとなり、細めの上品なものを作ることができない、といった問 題があった。
【0005】 この考案は、前記のような問題をなくし、貴金属製の線で編製した直径の小さ い、例えば直径1〜3mm程度の貴金属製ネット筒体の中に挿入した、前記貴金 属製ネット筒体と異なる輝きを有する多面カットされた小片を連接して形成した 装飾チェーンが、前記貴金属製ネット筒体の編み目から、キラキラと乱反射して 輝いて見えるように構成された豪華なネックレスやブレスレット等の装身具を提 供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に係る考案は、貴金属線で編製した貴金属 製ネット筒体1と、この貴金属製ネット筒体1の中に挿入する前記貴金属製ネッ ト筒体1と異なる輝きを有する多面カットされた小片2aを連接して形成した装 飾チェーン2とより構成されたことを特徴とする装身具3としたものである。
【0007】 また、請求項2に係る考案は、前記貴金属線で編製した貴金属製ネット筒体1 は、編み目を荒目に編製したことを特徴とする請求項1に記載の装身具3とした ものである。
【0008】 また、請求項3に係る考案は、前記装飾チェーン2を、多面カットされた反射 面を有するミラーボール体2bを連接して形成したことを特徴とする請求項1に 記載の装身具3としたものである。
【0009】 また、請求項4に係る考案は、前記装飾チェーン2を、多面カットされた反射 面を有するパイプ体2cを連接して形成したことを特徴とする請求項1に記載の 装身具3としたものである。
【0010】 また、請求項5に係る考案は、前記装飾チェーン2を、複数本のもので形成し たことを特徴とする請求項1に記載の装身具3としたものである。
【0011】 また、請求項6に係る考案は、前記請求項1乃至請求項5に係る考案の装身具 3を数本撚って構成したことを特徴とする装身具としたものである。
【0012】 このように構成された装身具3は、前記貴金属製ネット筒体1に挿入された前 記装飾チェーン2が、貴金属製ネット筒体1の編み目からキラキラと乱反射して 輝いて見えるので、豪華なネックレスやブレスレット等の装身具として提供する ことができる。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、この考案の装身具の具体的な実施の形態について図面を参照して詳細に 説明する。図1は請求項1に係る考案の装身具としてネックレスを実施の形態に して示したものであり、金線や銀線や白金(プラチナ)線等の貴金属線で編製し た貴金属製ネット筒体1と、この貴金属製ネット筒体1の中に挿入する前記貴金 属製ネット筒体1と異なる輝きを有する多面カットされた小片2aを連接して形 成した装飾チェーン2とより構成された装身具3としたものである。 なお、前記貴金属製ネット筒体1の編み目の寸法(大きさ)は任意であるが、 これを荒目とすることにより、内部の装飾チェーン2の輝きを外部へより一層効 果的に発揮させることも可能である。
【0014】 また、図2の(a)は請求項3に係る考案の装身具としてネックレスを実施の 形態にして示したものであり、前記装飾チェーン2を、多面カットされた反射面 を有するミラーボール体2bを連接して形成したものである。図2の(b)はミ ラーボール体2bの拡大図である。このミラーボール体2bの中心部に貫通孔2 dが設けられ、強靱な連結線4に貫通孔2dを通してミラーボール体2bを連接 して前記装飾チェーン2が形成される。
【0015】 また、図3の(a)は請求項4に係る考案の装身具としてネックレスを実施の 形態にして示したものであり、前記装飾チェーン2を、多面カットされた反射面 を有するパイプ体2cを連接して形成したものである。図2の(b)は前記多面 カットされた反射面を有するパイプ体2cの正面図であり、同(c)は平面図で ある。このパイプ体2cの中心部の貫通孔2dに強靱な連結線4を通して、前記 装飾チェーン2が形成される。
【0016】 また、図4は請求項5に係る考案の装身具としてネックレスを実施の形態にし て示したものであり、前記装飾チェーン2を、符号2′と2″で示すように、複 数本のもので形成したものである。
【0017】 また、図5は請求項6に係る考案の装身具としてネックレスを実施の形態を示 したものであり、前記請求項1乃至請求項5に係る考案の装身具3を数本撚って 構成したことを特徴とする装身具としたものである。
【0018】 このように構成された装身具3は、前記貴金属製ネット筒体1に挿入された前 記装飾チェーン2が、貴金属製ネット筒体1の編み目からキラキラと乱反射して 輝いて見えるので、豪華なネックレスやブレスレット等の装身具とすることがで きる。
【0019】 また、各図に示す符号5は、前記貴金属製ネット筒体1と装飾チェーン2の両 端に取り付けた金属環、6はこの金属環5に取り付けた引掛金具(クラスプ)で ある。また、前記小片2aやミラーボール体2bやパイプ体2cを装飾チェーン 2を形成するように連接するのに、金属線のような強靱な連結線4を用いる他に 、周知の繋ぎ駒(図示しない)を用いることができる。
【0020】
【考案の効果】
請求項1に係る考案の装身具は、前記のように、すなわち、貴金属線で編製し た貴金属製ネット筒体と、この貴金属製ネット筒体の中に挿入する前記貴金属製 ネット筒体と異なる輝きを有する多面カットされた小片を連接して形成した装飾 チェーンとより構成されているので、前記多面カットされた小片が、貴金属製ネ ット筒体の編み目からキラキラと乱反射して輝いて見えるので、豪華なネックレ スやブレスレット等の装身具とすることができる。
【0021】 また、請求項2に係る考案の装身具は、前記のように、すなわち、前記貴金属 線で編製した貴金属製ネット筒体の編み目を荒目に編製したことにより、内部の 装飾チェーンの輝きを外部へより一層効果的に発揮させ、豪華なネックレスやブ レスレット等の装身具とすることができる。
【0022】 また、請求項3に係る考案の装身具は、前記のように、すなわち、前記貴金属 線で編製した貴金属製ネット筒体に挿入された装飾チェーンを形成する、多面カ ットされた反射面を有するミラーボール体が、貴金属製ネット筒体の編み目から キラキラと乱反射して輝いて見えるので、豪華なネックレスやブレスレット等の 装身具とすることができる。
【0023】 また、請求項4に係る考案の装身具は、前記のように、すなわち、前記貴金属 線で編製した貴金属製ネット筒体に挿入された装飾チェーンを形成する、多面カ ットされた反射面を有するパイプ体が、貴金属製ネット筒体の編み目からキラキ ラと乱反射して輝いて見えるので、豪華なネックレスやブレスレット等の装身具 とすることができる。
【0024】 また、請求項5に係る考案の装身具は、前記のように、すなわち、貴金属製ネ ット筒体と異なる輝きを有する多面カットされた小片を連接して形成した複数本 の装飾チェーンを、前記貴金属線で編製した貴金属製ネット筒体に挿入して構成 することにより、前記多面カットされた小片の反射面が、より多く貴金属製ネッ ト筒体の編み目に対向し、より多くキラキラと乱反射して輝いて見えるので、豪 華なネックレスやブレスレット等の装身具とすることができる。
【0025】 また、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4および請求項5に係る考案の 装身具は、共に、直径の小さい貴金属製ネット筒体の中に装飾チェーンを挿入し て構成することができ、このようにすると細めの上品な装身具を作ることができ る。また、貴金属製ネット筒体の中に装飾チェーンを挿入しているので、外部か らの圧力により装身具が凹んだり、潰れるなどの変形が起きない。また。前記貴 金属製ネット筒体と装飾チェーン共に金属であるので、これらの両端に加熱ろう 付けによって金属環や引掛金具を取り付けることが容易に行える。
【0026】 また、請求項6に係る考案の装身具は、前記のように、すなわち、請求項1乃 至請求項5に係る考案の装身具を数本撚って構成した装身具としたので、貴金属 製ネット筒体の編み目からキラキラと乱反射して輝いて見える装身具をさらに豪 華にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る考案の装身具としてネックレス
を実施の形態として一部破断して示した図である。
【図2】(a)図は請求項3に係る考案の装身具として
ネックレスを実施の形態として一部破断して示した図で
あり、(b)図はミラーボール体の拡大図である。
【図3】(a)図は請求項4に係る考案の装身具として
ネックレスを実施の形態として一部破断して示した図で
あり、(b)図は多面カットされた反射面を有するパイ
プ体の正面図、(c)図は同平面図である。
【図4】請求項5に係る考案の装身具としてネックレス
を実施の形態として一部破断して示した図である。
【図5】請求項6に係る考案の装身具としてネックレス
を実施の形態として示した図である。
【符号の説明】
1 貴金属製ネット筒体 2 装飾チェーン 2′ 装飾チェーン 2″ 装飾チェーン 2a 多面カットされた小片 2b ミラーボール体 2c 反射面を有するパイプ体 2d 貫通孔 3 装身具 4 強靱な連結線 5 金属環 6 引掛金具

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貴金属線で編製した貴金属製ネット筒体
    と、この貴金属製ネット筒体の中に挿入する前記貴金属
    製ネット筒体と異なる輝きを有する多面カットされた小
    片を連接して形成した装飾チェーンとより構成されたこ
    とを特徴とする装身具。
  2. 【請求項2】 前記貴金属線で編製した貴金属製ネット
    筒体は、編み目を荒目に編製したことを特徴とする請求
    項1に記載の装身具。
  3. 【請求項3】 前記装飾チェーンは、多面カットされた
    反射面を有するミラーボール体を連接して形成したこと
    を特徴とする請求項1に記載の装身具。
  4. 【請求項4】 前記装飾チェーンは、多面カットされた
    反射面を有するパイプ体を連接して形成したことを特徴
    とする請求項1に記載の装身具。
  5. 【請求項5】 前記装飾チェーンは、複数本のもので形
    成したことを特徴とする請求項1に記載の装身具。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5に係る発明の装身
    具を数本撚って構成したことを特徴とする装身具。
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