JPH10332044A - 管路の敷設方法及び、管路支持装置及び、ねじれ修正装置 - Google Patents
管路の敷設方法及び、管路支持装置及び、ねじれ修正装置Info
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- JPH10332044A JPH10332044A JP9155819A JP15581997A JPH10332044A JP H10332044 A JPH10332044 A JP H10332044A JP 9155819 A JP9155819 A JP 9155819A JP 15581997 A JP15581997 A JP 15581997A JP H10332044 A JPH10332044 A JP H10332044A
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- laying
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- laid
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L1/00—Laying or reclaiming pipes; Repairing or joining pipes on or under water
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Supports For Pipes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】敷設管への管路の敷設を、手間をかけず、敷設
管を傷つけずに行う。 【解決手段】フレーム16及び、該フレーム16に設け
られ、該フレーム16を、敷設管7の内表面7b上をそ
の伸延方向にスライド移動自在に、かつその周方向に回
動自在に支持するスライド手段18を有する管路支持装
置15を、敷設管7内に複数配設すると共に、これら管
路支持装置15により、管路9を敷設管7の伸延方向に
支持させ、複数の管路支持装置15をスライド移動させ
ることにより、これら管路支持装置15により支持され
た管路9を所定の敷設位置に移動させて配置すると共
に、該管路9に生じた敷設管7の周方向におけるねじれ
を、1つの管路支持装置15を前記周方向において回転
させることにより、該管路支持装置15に支持された管
路9を、前記ねじれの方向とは反対方向にねじり回転さ
せる形で修正するようにして構成する。
管を傷つけずに行う。 【解決手段】フレーム16及び、該フレーム16に設け
られ、該フレーム16を、敷設管7の内表面7b上をそ
の伸延方向にスライド移動自在に、かつその周方向に回
動自在に支持するスライド手段18を有する管路支持装
置15を、敷設管7内に複数配設すると共に、これら管
路支持装置15により、管路9を敷設管7の伸延方向に
支持させ、複数の管路支持装置15をスライド移動させ
ることにより、これら管路支持装置15により支持され
た管路9を所定の敷設位置に移動させて配置すると共
に、該管路9に生じた敷設管7の周方向におけるねじれ
を、1つの管路支持装置15を前記周方向において回転
させることにより、該管路支持装置15に支持された管
路9を、前記ねじれの方向とは反対方向にねじり回転さ
せる形で修正するようにして構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーブル管路等の管路
を敷設管中に敷設する際に適用する、管路の敷設方法及
び、該敷設方法において使用する管路支持装置及びねじ
れ修正装置に関する。
を敷設管中に敷設する際に適用する、管路の敷設方法及
び、該敷設方法において使用する管路支持装置及びねじ
れ修正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ケーブル管路等の管路を地中の敷設管中
に敷設する、管路の敷設作業が行われている。このよう
な管路の敷設作業のうち従来の方法としては、懸垂式工
法や牽引式・車両式工法などが知られている。即ち、懸
垂式工法では、敷設管内の天端部付近にモノレール桁を
取り付け、敷設すべき管路の束を該モノレール桁に、こ
のモノレール桁に沿って移動自在に懸垂させる。そして
適宜なけん引装置により、懸垂された前記管路の束を敷
設管内の所定の敷設位置までけん引して設置する。ま
た、牽引式・車両式工法では、敷設管内の底部等にレー
ルを敷設し、敷設すべき管路の束を、或いはこれら管路
の束を搭載した台車を、該レールに移動自在に載せる。
そして適宜なけん引装置により前記管路の束を敷設管内
の所定の敷設位置までけん引して設置する。
に敷設する、管路の敷設作業が行われている。このよう
な管路の敷設作業のうち従来の方法としては、懸垂式工
法や牽引式・車両式工法などが知られている。即ち、懸
垂式工法では、敷設管内の天端部付近にモノレール桁を
取り付け、敷設すべき管路の束を該モノレール桁に、こ
のモノレール桁に沿って移動自在に懸垂させる。そして
適宜なけん引装置により、懸垂された前記管路の束を敷
設管内の所定の敷設位置までけん引して設置する。ま
た、牽引式・車両式工法では、敷設管内の底部等にレー
ルを敷設し、敷設すべき管路の束を、或いはこれら管路
の束を搭載した台車を、該レールに移動自在に載せる。
そして適宜なけん引装置により前記管路の束を敷設管内
の所定の敷設位置までけん引して設置する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のような
懸垂式工法や牽引式・車両式工法では、敷設管内にモノ
レール桁やレールを設置しなければならず手間がかか
る。特に、敷設管にヒューム管を採用する場合にはアン
カーボルト等の取付手段を該敷設管に取り付けなければ
ならず、これによりヒューム管を傷つけることになるの
で都合が悪い。
懸垂式工法や牽引式・車両式工法では、敷設管内にモノ
レール桁やレールを設置しなければならず手間がかか
る。特に、敷設管にヒューム管を採用する場合にはアン
カーボルト等の取付手段を該敷設管に取り付けなければ
ならず、これによりヒューム管を傷つけることになるの
で都合が悪い。
【0004】そこで本発明は上記事情に鑑み、手間がか
からず、敷設管を傷つけずに済む管路の敷設方法及び、
該敷設方法において使用する管路支持装置及びねじれ修
正装置を提供することを目的とする。
からず、敷設管を傷つけずに済む管路の敷設方法及び、
該敷設方法において使用する管路支持装置及びねじれ修
正装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち本発明のうち第1の
発明は、敷設管(7)内の所定の敷設位置に管路(9)
を敷設する際に、前記敷設管(7)内で前記管路(9)
を支持し得る支持フレーム(16)及び、該支持フレー
ム(16)に設けられた、前記敷設管(7)内で該敷設
管(7)の内周面(7b)上を該敷設管(7)の伸延方
向に前記支持フレーム(16)をスライド移動自在に、
かつ前記敷設管(7)の周方向に回動自在に支持するス
ライド手段(18)を有する管路支持装置(15)を、
前記敷設管(7)内に、該敷設管(7)の伸延方向に複
数配設すると共に、これら管路支持装置(15)によ
り、前記管路(9)を前記敷設管(7)の伸延方向に支
持させ、前記複数の管路支持装置(15)を前記敷設管
(7)内で該敷設管(7)の伸延方向にスライド移動さ
せることにより、これら管路支持装置(15)により支
持された前記管路(9)を前記所定の敷設位置に移動さ
せて配置すると共に、該管路(9)に生じた前記敷設管
(7)の周方向におけるねじれを、前記複数の管路支持
装置(15)のうち少なくとも1つの管路支持装置(1
5)を前記周方向において回転させることにより、該管
路支持装置(15)に支持された前記管路(9)を、前
記ねじれの方向とは反対方向にねじり回転させる形で修
正するようにして構成される。
発明は、敷設管(7)内の所定の敷設位置に管路(9)
を敷設する際に、前記敷設管(7)内で前記管路(9)
を支持し得る支持フレーム(16)及び、該支持フレー
ム(16)に設けられた、前記敷設管(7)内で該敷設
管(7)の内周面(7b)上を該敷設管(7)の伸延方
向に前記支持フレーム(16)をスライド移動自在に、
かつ前記敷設管(7)の周方向に回動自在に支持するス
ライド手段(18)を有する管路支持装置(15)を、
前記敷設管(7)内に、該敷設管(7)の伸延方向に複
数配設すると共に、これら管路支持装置(15)によ
り、前記管路(9)を前記敷設管(7)の伸延方向に支
持させ、前記複数の管路支持装置(15)を前記敷設管
(7)内で該敷設管(7)の伸延方向にスライド移動さ
せることにより、これら管路支持装置(15)により支
持された前記管路(9)を前記所定の敷設位置に移動さ
せて配置すると共に、該管路(9)に生じた前記敷設管
(7)の周方向におけるねじれを、前記複数の管路支持
装置(15)のうち少なくとも1つの管路支持装置(1
5)を前記周方向において回転させることにより、該管
路支持装置(15)に支持された前記管路(9)を、前
記ねじれの方向とは反対方向にねじり回転させる形で修
正するようにして構成される。
【0006】また本発明のうち第2の発明は、第1の発
明による管路の敷設方法において、前記管路(9)は可
撓性を有した管路である。
明による管路の敷設方法において、前記管路(9)は可
撓性を有した管路である。
【0007】また本発明のうち第3の発明は、第1の発
明による管路の敷設方法で使用する前記管路支持装置
(15)において、前記スライド手段(18)は、前記
支持フレーム(16)の外周部(16e)に設けられて
おり、前記スライド手段(18)は、前記敷設管(7)
の内周面(7b)上を、前記支持フレーム(16)を該
敷設管(7)の伸延方向にスライド移動自在に、かつ該
敷設管(7)の周方向に回動自在に支持していることを
特徴として構成される。
明による管路の敷設方法で使用する前記管路支持装置
(15)において、前記スライド手段(18)は、前記
支持フレーム(16)の外周部(16e)に設けられて
おり、前記スライド手段(18)は、前記敷設管(7)
の内周面(7b)上を、前記支持フレーム(16)を該
敷設管(7)の伸延方向にスライド移動自在に、かつ該
敷設管(7)の周方向に回動自在に支持していることを
特徴として構成される。
【0008】また本発明のうち第4の発明は、第1の発
明による管路の敷設方法において、前記管路(9)をね
じり回転させる形で修正をする際に使用するねじれ修正
装置(40)であって、前記敷設管(7)内で該敷設管
(7)の伸延方向に移動自在な移動手段(41)を有
し、前記移動手段(41)に、前記敷設管(7)内で該
移動手段(41)を前記敷設管(7)に対して固定・固
定解除自在な固定手段(44)を設け、前記移動手段
(41)に管路支持装置回転手段(48)を設け、前記
管路支持装置回転手段(48)は、前記敷設管(7)内
の前記管路支持装置(15)に対して接続され得る回転
力作用部(47a、47a)及び、該回転力作用部(4
7a、47a)を介して前記管路支持装置(15)を前
記敷設管(7)の周方向に沿って回転駆動自在な作用部
駆動装置(46A、46B)を有して構成される。
明による管路の敷設方法において、前記管路(9)をね
じり回転させる形で修正をする際に使用するねじれ修正
装置(40)であって、前記敷設管(7)内で該敷設管
(7)の伸延方向に移動自在な移動手段(41)を有
し、前記移動手段(41)に、前記敷設管(7)内で該
移動手段(41)を前記敷設管(7)に対して固定・固
定解除自在な固定手段(44)を設け、前記移動手段
(41)に管路支持装置回転手段(48)を設け、前記
管路支持装置回転手段(48)は、前記敷設管(7)内
の前記管路支持装置(15)に対して接続され得る回転
力作用部(47a、47a)及び、該回転力作用部(4
7a、47a)を介して前記管路支持装置(15)を前
記敷設管(7)の周方向に沿って回転駆動自在な作用部
駆動装置(46A、46B)を有して構成される。
【0009】また本発明のうち第5の発明は、第4の発
明によるねじれ修正装置において、前記管路支持装置
(15)の、前記敷設管(7)内における該敷設管
(7)の周方向での傾斜方向(QH1)を検知し得る傾
斜方向検知手段(55、62)を、前記管路支持装置
(15)に設置し得る形で有し、前記傾斜方向検知手段
(55、62)により検知された前記傾斜方向(QH
1)に基づいて、前記敷設管(7)の周方向における前
記管路支持装置(15)の前記傾斜方向(QH1)とは
反対方向である修正回転方向(QH2)を検出する修正
回転方向検出部(63)を設け、前記修正回転方向検出
部(63)により検出された前記修正回転方向(QH
2)に基づいて、前記作用部駆動装置(46A、46
B)を駆動させる駆動装置制御部(65、66、67)
を設けて構成される。
明によるねじれ修正装置において、前記管路支持装置
(15)の、前記敷設管(7)内における該敷設管
(7)の周方向での傾斜方向(QH1)を検知し得る傾
斜方向検知手段(55、62)を、前記管路支持装置
(15)に設置し得る形で有し、前記傾斜方向検知手段
(55、62)により検知された前記傾斜方向(QH
1)に基づいて、前記敷設管(7)の周方向における前
記管路支持装置(15)の前記傾斜方向(QH1)とは
反対方向である修正回転方向(QH2)を検出する修正
回転方向検出部(63)を設け、前記修正回転方向検出
部(63)により検出された前記修正回転方向(QH
2)に基づいて、前記作用部駆動装置(46A、46
B)を駆動させる駆動装置制御部(65、66、67)
を設けて構成される。
【0010】なお、括弧内の番号等は、図面における対
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「作用」の欄についても同様である。
応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「作用」の欄についても同様である。
【0011】
【作用】上記した構成により本発明のうち第1の発明で
は、支持フレーム(16)がスライド手段(18)を介
して、敷設管(7)の内周面(7b)上を該敷設管
(7)の伸延方向にスライド移動自在となるばかりでな
く、敷設管(7)の周方向に回動自在にもなる。
は、支持フレーム(16)がスライド手段(18)を介
して、敷設管(7)の内周面(7b)上を該敷設管
(7)の伸延方向にスライド移動自在となるばかりでな
く、敷設管(7)の周方向に回動自在にもなる。
【0012】また本発明のうち第2の発明では、剛性が
比較的低く、従って敷設管(7)の周方向におけるねじ
れがより一層生じやい管路(9)に対し、そのねじれを
修正する形で該管路(9)の敷設を行う。
比較的低く、従って敷設管(7)の周方向におけるねじ
れがより一層生じやい管路(9)に対し、そのねじれを
修正する形で該管路(9)の敷設を行う。
【0013】また本発明のうち第3の発明では、スライ
ド手段(18)により支持フレーム(16)は、敷設管
(7)の内周面(7b)上を該敷設管(7)の伸延方向
にスライド移動自在に、かつ該敷設管(7)の周方向に
回動自在になる。
ド手段(18)により支持フレーム(16)は、敷設管
(7)の内周面(7b)上を該敷設管(7)の伸延方向
にスライド移動自在に、かつ該敷設管(7)の周方向に
回動自在になる。
【0014】また本発明のうち第4の発明では、固定手
段(44)を介して移動手段(41)を敷設管(7)に
対して固定し、作用部駆動装置(46A、46B)によ
り、回転力作用部(47a、47b)を介して管路支持
装置(15)を敷設管(7)の周方向に沿って回転させ
るようにする。
段(44)を介して移動手段(41)を敷設管(7)に
対して固定し、作用部駆動装置(46A、46B)によ
り、回転力作用部(47a、47b)を介して管路支持
装置(15)を敷設管(7)の周方向に沿って回転させ
るようにする。
【0015】また本発明のうち第5の発明では、第4の
発明による効果に加えて、傾斜方向検知手段(55,6
2)により管路支持装置(15)の傾斜方向(QH1)
を検知し、この傾斜方向(QH1)に基づいて修正回転
方向(QH2)を検出し、この修正回転方向(QH2)
に基づいて作用部駆動装置(46A、46B)を駆動さ
せる。
発明による効果に加えて、傾斜方向検知手段(55,6
2)により管路支持装置(15)の傾斜方向(QH1)
を検知し、この傾斜方向(QH1)に基づいて修正回転
方向(QH2)を検出し、この修正回転方向(QH2)
に基づいて作用部駆動装置(46A、46B)を駆動さ
せる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、本発明による管路の敷設方法を適用して管
路の敷設を行っている様子を示した断面図、図2は、図
1における修正装置40付近を示した拡大図、図3は、
図2のX1−Y1線断面図、図4は、図2のX2−Y2
線断面図、図5は、図2のX3−Y3線断面図、図6
は、制御装置の内容を示したブロック図である。
る。図1は、本発明による管路の敷設方法を適用して管
路の敷設を行っている様子を示した断面図、図2は、図
1における修正装置40付近を示した拡大図、図3は、
図2のX1−Y1線断面図、図4は、図2のX2−Y2
線断面図、図5は、図2のX3−Y3線断面図、図6
は、制御装置の内容を示したブロック図である。
【0017】管路の敷設現場1は図1に示すように、地
盤2に形成された立坑3、5を有しており、これら立坑
3、5間には、地盤2を水平方向である図の矢印A、B
方向に貫通した水平坑6が、これら立坑3、5を連通接
続する形で形成されている。水平坑6には、これを掘削
形成する際に使用された推進管である敷設管7がそのま
ま覆工として設置されており、敷設管7は図3乃至図5
に示すように円環状断面をし、矢印A、B方向に伸延し
たヒューム管となっている。なお、水平坑6の図1にお
ける矢印A側の一部(立坑3に隣接した部位)は、これ
以外の一般部6cに比べて径が拡大した拡大部6aにな
っており、従って該拡大部6aに設置されている部位の
敷設管7も、一般部7cに比べて径が拡大した拡大部7
aになっている。
盤2に形成された立坑3、5を有しており、これら立坑
3、5間には、地盤2を水平方向である図の矢印A、B
方向に貫通した水平坑6が、これら立坑3、5を連通接
続する形で形成されている。水平坑6には、これを掘削
形成する際に使用された推進管である敷設管7がそのま
ま覆工として設置されており、敷設管7は図3乃至図5
に示すように円環状断面をし、矢印A、B方向に伸延し
たヒューム管となっている。なお、水平坑6の図1にお
ける矢印A側の一部(立坑3に隣接した部位)は、これ
以外の一般部6cに比べて径が拡大した拡大部6aにな
っており、従って該拡大部6aに設置されている部位の
敷設管7も、一般部7cに比べて径が拡大した拡大部7
aになっている。
【0018】敷設管7内には管路敷設装置11が設けら
れており、該管路敷設装置11を介して、ケーブル管路
等の複数の管路9の束90が敷設されつつある。本実施
例では各管路9はジャバラ付きの可撓性チューブからで
きている。管路敷設装置11は複数の管路支持装置15
を有しており、各管路支持装置15は、図2乃至図4に
示すようにフレーム16を有している。フレーム16
は、敷設管7の伸延方向である図の矢印A、B方向に対
して略垂直に配置された基本的に壁状の形状をなしてお
り、図3及び図4に示すようにフレーム16は、矢印
A、B方向に貫通した複数の支持孔17を有した格子状
の壁になっている。
れており、該管路敷設装置11を介して、ケーブル管路
等の複数の管路9の束90が敷設されつつある。本実施
例では各管路9はジャバラ付きの可撓性チューブからで
きている。管路敷設装置11は複数の管路支持装置15
を有しており、各管路支持装置15は、図2乃至図4に
示すようにフレーム16を有している。フレーム16
は、敷設管7の伸延方向である図の矢印A、B方向に対
して略垂直に配置された基本的に壁状の形状をなしてお
り、図3及び図4に示すようにフレーム16は、矢印
A、B方向に貫通した複数の支持孔17を有した格子状
の壁になっている。
【0019】またフレーム16の外周部16eには、図
3及び図4に示すように、スライド手段18が設けられ
ている。スライド手段18は、前記外周部16eのうち
上端部16a、下端部16b、右端部16d(図3及び
図4におけるフレーム16の矢印C側の部位)、左端部
16c(図3及び図4におけるフレーム16の矢印D側
の部位)に、それぞれ適宜な支持部材19を介してコロ
20が設けられている。各コロ20は、その軸心20a
を含む平面による断面が略長円形(又は球形でもよい)
となった球面コロであり、該軸心20aを中心に回転自
在となる形で前記各支持部材19に支持されている。そ
して、各コロ20の軸心20aは矢印A、B方向に対し
て略垂直に配置されていると共に、上端部16a及び下
端部16bの各コロ20の軸心20aは略水平に、右端
部16d及び左端部16cの各コロ20の軸心20aは
略鉛直に配置されている。
3及び図4に示すように、スライド手段18が設けられ
ている。スライド手段18は、前記外周部16eのうち
上端部16a、下端部16b、右端部16d(図3及び
図4におけるフレーム16の矢印C側の部位)、左端部
16c(図3及び図4におけるフレーム16の矢印D側
の部位)に、それぞれ適宜な支持部材19を介してコロ
20が設けられている。各コロ20は、その軸心20a
を含む平面による断面が略長円形(又は球形でもよい)
となった球面コロであり、該軸心20aを中心に回転自
在となる形で前記各支持部材19に支持されている。そ
して、各コロ20の軸心20aは矢印A、B方向に対し
て略垂直に配置されていると共に、上端部16a及び下
端部16bの各コロ20の軸心20aは略水平に、右端
部16d及び左端部16cの各コロ20の軸心20aは
略鉛直に配置されている。
【0020】各管路支持装置15は、通常の状態では、
フレーム16の下端部16bのコロ20を敷設管7の内
表面7bに接触させ載置させた形で該敷設管7内に配置
されている。即ち、フレーム16は、このスライド手段
18の下端部16bのコロ20の軸心20aを中心とす
る転動により、敷設管7内で該敷設管7の内表面7b上
を矢印A、B方向にスライド移動自在に支持されてい
る。また、上述したようにスライド手段18のコロ20
は球面コロになっているので、フレーム16は、このス
ライド手段18の各コロ20による敷設管7の内表面7
b上の摺動により、敷設管7の周方向である図の矢印
E、F方向に回動自在になっている。なお各図では、各
管路支持装置15において、下端部16b以外の3つの
コロ20、即ち上端部16a、右端部16d、左端部1
6cの各コロ20が敷設管7の内表面7bに接触してい
ない状態(通常の状態)を示している。
フレーム16の下端部16bのコロ20を敷設管7の内
表面7bに接触させ載置させた形で該敷設管7内に配置
されている。即ち、フレーム16は、このスライド手段
18の下端部16bのコロ20の軸心20aを中心とす
る転動により、敷設管7内で該敷設管7の内表面7b上
を矢印A、B方向にスライド移動自在に支持されてい
る。また、上述したようにスライド手段18のコロ20
は球面コロになっているので、フレーム16は、このス
ライド手段18の各コロ20による敷設管7の内表面7
b上の摺動により、敷設管7の周方向である図の矢印
E、F方向に回動自在になっている。なお各図では、各
管路支持装置15において、下端部16b以外の3つの
コロ20、即ち上端部16a、右端部16d、左端部1
6cの各コロ20が敷設管7の内表面7bに接触してい
ない状態(通常の状態)を示している。
【0021】なお敷設管7の拡大部7aでは、その他の
一般部7cに比べて径が拡大している分、該敷設管7内
の底端のレベルが下がっている。しかし、拡大部7aと
一般部7cとの間で段差ができると都合が悪いので、拡
大部7a内の底部付近には、図1に示すように略水平な
板状部材である床板70が一般部7cの底端のレベルに
整合対応した形で設置されている。これにより、拡大部
7aに配置された管路支持装置15は、その下端部16
bのコロ20を介して床板70上に載置され、従って拡
大部7aと一般部7cとの間で、管路支持装置15を載
置するレベルが等しくなっている。なお本実施例では、
床板70は拡大部7aから更に矢印A側にも突出してお
り、従って該床板70は立坑3内にも設置されている。
一般部7cに比べて径が拡大している分、該敷設管7内
の底端のレベルが下がっている。しかし、拡大部7aと
一般部7cとの間で段差ができると都合が悪いので、拡
大部7a内の底部付近には、図1に示すように略水平な
板状部材である床板70が一般部7cの底端のレベルに
整合対応した形で設置されている。これにより、拡大部
7aに配置された管路支持装置15は、その下端部16
bのコロ20を介して床板70上に載置され、従って拡
大部7aと一般部7cとの間で、管路支持装置15を載
置するレベルが等しくなっている。なお本実施例では、
床板70は拡大部7aから更に矢印A側にも突出してお
り、従って該床板70は立坑3内にも設置されている。
【0022】また複数の管路支持装置15は、図1及び
図2に示すように矢印A、B方向において所定の間隔L
1を空けて一列に並んで配置されており、矢印A、B方
向に隣接する管路支持装置15、15間は、同一の長さ
の複数のワイヤ21で接続されている。即ち、矢印A、
B方向に隣接する管路支持装置15、15間の上述した
間隔L1は、これらを接続するワイヤ21が矢印A、B
方向にいっぱいに張った状態での間隔であり、従ってこ
れらワイヤ21により隣接する管路支持装置15、15
間の間隔はこれ以上広がらないようになっている。逆
に、隣接する管路支持装置15、15間の間隔は、これ
らを接続するワイヤ21をたるませることにより前記間
隔L1よりも狭くすることができる。なお、ワイヤ21
は管路支持装置15のフレーム16に着脱自在に接続さ
れているものとする。
図2に示すように矢印A、B方向において所定の間隔L
1を空けて一列に並んで配置されており、矢印A、B方
向に隣接する管路支持装置15、15間は、同一の長さ
の複数のワイヤ21で接続されている。即ち、矢印A、
B方向に隣接する管路支持装置15、15間の上述した
間隔L1は、これらを接続するワイヤ21が矢印A、B
方向にいっぱいに張った状態での間隔であり、従ってこ
れらワイヤ21により隣接する管路支持装置15、15
間の間隔はこれ以上広がらないようになっている。逆
に、隣接する管路支持装置15、15間の間隔は、これ
らを接続するワイヤ21をたるませることにより前記間
隔L1よりも狭くすることができる。なお、ワイヤ21
は管路支持装置15のフレーム16に着脱自在に接続さ
れているものとする。
【0023】一方、各管路支持装置15の各支持孔17
には、上述した各管路9が矢印A、B方向に貫通した形
で支持されている。また、矢印A、B方向に隣接する管
路支持装置15、15間では、各支持孔17が矢印A、
B方向に対応しており、従って各管路9は、矢印A、B
方向に並んだ各管路支持装置15の、互いに対応する支
持孔17において支持されている。即ち、図では敷設管
7が矢印A、B方向に伸延しているので、支持された各
管路9も矢印A、B方向に沿って略水平に配置されてい
る。なお、各管路支持装置15の支持孔17のうち、上
端部16a付近に存在している支持孔17には、図3及
び図4に示すように管路9が支持されておらず、その代
わりに複数のコンクリート注入管22が支持されている
(但し、図1及び図2においては図示の便宜上、これら
コンクリート注入管22が図から省略されている。)。
には、上述した各管路9が矢印A、B方向に貫通した形
で支持されている。また、矢印A、B方向に隣接する管
路支持装置15、15間では、各支持孔17が矢印A、
B方向に対応しており、従って各管路9は、矢印A、B
方向に並んだ各管路支持装置15の、互いに対応する支
持孔17において支持されている。即ち、図では敷設管
7が矢印A、B方向に伸延しているので、支持された各
管路9も矢印A、B方向に沿って略水平に配置されてい
る。なお、各管路支持装置15の支持孔17のうち、上
端部16a付近に存在している支持孔17には、図3及
び図4に示すように管路9が支持されておらず、その代
わりに複数のコンクリート注入管22が支持されている
(但し、図1及び図2においては図示の便宜上、これら
コンクリート注入管22が図から省略されている。)。
【0024】また管路敷設装置11は、複数の管路支持
装置15のうち最も矢印B側(先頭)の管路支持装置1
5の矢印B側に接続されたけん引装置ユニット30を有
している。けん引装置ユニット30は、図2に示すよう
に、けん引車31を有しており、けん引車31は複数の
車輪等により敷設管7(敷設管7の底端)内を走行移動
自在な車体32を有している。車体32内にはウインチ
ユニット33が内蔵されており、該ウインチユニット3
3には巻取り・繰出し自在にワイヤ35が設置されてい
る。ウインチユニット33から出たワイヤ35の先端側
は、図1に示すように敷設管7内を該車体32から矢印
B方向に伸びて立坑5内に到達している。立坑5内には
該立坑5の側壁等に固定された固定滑車50が設けられ
ており、該立坑5に到達した前記ワイヤ35は、この固
定滑車50に掛けられている。固定滑車50に掛けられ
たワイヤ35の先端側は、再び該立坑5から敷設管7内
に矢印A方向に戻り、前記車体32の前端部32aに接
続固定されている。つまり、ウインチユニット33を駆
動してワイヤ35を巻取ると、該ワイヤ35の先端が接
続された車体32が矢印B方向に引かれ、これによりけ
ん引車31が矢印B方向に走行駆動されるようになって
いる。
装置15のうち最も矢印B側(先頭)の管路支持装置1
5の矢印B側に接続されたけん引装置ユニット30を有
している。けん引装置ユニット30は、図2に示すよう
に、けん引車31を有しており、けん引車31は複数の
車輪等により敷設管7(敷設管7の底端)内を走行移動
自在な車体32を有している。車体32内にはウインチ
ユニット33が内蔵されており、該ウインチユニット3
3には巻取り・繰出し自在にワイヤ35が設置されてい
る。ウインチユニット33から出たワイヤ35の先端側
は、図1に示すように敷設管7内を該車体32から矢印
B方向に伸びて立坑5内に到達している。立坑5内には
該立坑5の側壁等に固定された固定滑車50が設けられ
ており、該立坑5に到達した前記ワイヤ35は、この固
定滑車50に掛けられている。固定滑車50に掛けられ
たワイヤ35の先端側は、再び該立坑5から敷設管7内
に矢印A方向に戻り、前記車体32の前端部32aに接
続固定されている。つまり、ウインチユニット33を駆
動してワイヤ35を巻取ると、該ワイヤ35の先端が接
続された車体32が矢印B方向に引かれ、これによりけ
ん引車31が矢印B方向に走行駆動されるようになって
いる。
【0025】けん引車31の車体32の矢印A側には、
図2に示すように適宜な連結部材36を介して修正装置
40が、該けん引車31によりけん引自在に連結されて
いる。修正装置40は複数の車輪等により敷設管7内を
走行移動自在な台車41を有しており、この台車41が
前記連結部材36を介してけん引車31と連結されてい
る。台車41上には、図2及び図5に示すように、適宜
なフレーム42が設置されており、該フレーム42には
固定装置44が設けられている。固定装置44は、フレ
ーム42に固定された2つの上部アクチェータ43、4
3と2つの下部アクチェータ45、45を有している。
各上部アクチェータ43はロッド43aを、略鉛直方向
において上方に向けて突出させ、下方に向けて後退させ
得るようになっており、各下部アクチェータ45はロッ
ド45aを、略鉛直方向において下方に向けて突出さ
せ、上方に向けて後退させ得るようになっている。なお
上部アクチェータ43、43は図5に示すように、図の
左右に、即ち図の矢印C、D方向に並んで配置されてお
り、下部アクチェータ45、45も図の矢印C、D方向
に並んで配置されている。また、各下部アクチェータ4
5は台車41を上下に貫通したような形で設置されてお
り、従ってそのロッド45aは台車41の下方に突出で
きるようになっている。
図2に示すように適宜な連結部材36を介して修正装置
40が、該けん引車31によりけん引自在に連結されて
いる。修正装置40は複数の車輪等により敷設管7内を
走行移動自在な台車41を有しており、この台車41が
前記連結部材36を介してけん引車31と連結されてい
る。台車41上には、図2及び図5に示すように、適宜
なフレーム42が設置されており、該フレーム42には
固定装置44が設けられている。固定装置44は、フレ
ーム42に固定された2つの上部アクチェータ43、4
3と2つの下部アクチェータ45、45を有している。
各上部アクチェータ43はロッド43aを、略鉛直方向
において上方に向けて突出させ、下方に向けて後退させ
得るようになっており、各下部アクチェータ45はロッ
ド45aを、略鉛直方向において下方に向けて突出さ
せ、上方に向けて後退させ得るようになっている。なお
上部アクチェータ43、43は図5に示すように、図の
左右に、即ち図の矢印C、D方向に並んで配置されてお
り、下部アクチェータ45、45も図の矢印C、D方向
に並んで配置されている。また、各下部アクチェータ4
5は台車41を上下に貫通したような形で設置されてお
り、従ってそのロッド45aは台車41の下方に突出で
きるようになっている。
【0026】各上部アクチェータ43のロッド43aの
先端側(即ち上端側)には当接部43bが設けられてお
り、ロッド43aを上方に突出させることにより該当接
部43bを敷設管7の内表面7bに当接させ得るように
なっている。なお、ロッド43aの当接面43cは敷設
管7の内表面7bに対応した曲面になっており、当接部
43bと内表面7bとの当接が、該当接面43cを介し
て面接触により行われるようになっている。また、各下
部アクチェータ45のロッド45aの先端側(即ち下端
側)には当接部45bが設けられており、ロッド45a
を下方に突出させることにより該当接部45bを敷設管
7の内表面7bに当接させ得るようになっている。な
お、ロッド45aの当接面45cは敷設管7の内表面7
bに対応した曲面になっており、当接部45bと内表面
7bとの当接が、該当接面45cを介して面接触により
行われるようになっている。
先端側(即ち上端側)には当接部43bが設けられてお
り、ロッド43aを上方に突出させることにより該当接
部43bを敷設管7の内表面7bに当接させ得るように
なっている。なお、ロッド43aの当接面43cは敷設
管7の内表面7bに対応した曲面になっており、当接部
43bと内表面7bとの当接が、該当接面43cを介し
て面接触により行われるようになっている。また、各下
部アクチェータ45のロッド45aの先端側(即ち下端
側)には当接部45bが設けられており、ロッド45a
を下方に突出させることにより該当接部45bを敷設管
7の内表面7bに当接させ得るようになっている。な
お、ロッド45aの当接面45cは敷設管7の内表面7
bに対応した曲面になっており、当接部45bと内表面
7bとの当接が、該当接面45cを介して面接触により
行われるようになっている。
【0027】台車41上には回転装置48が設けられて
いる。回転装置48は、図5に示すように、左右に(即
ち図の矢印C、D方向に)並んだ形で台車41上に設け
られた2つのウインチユニット46A、46Bを有して
おり、各ウインチユニット46A、46Bには巻取り・
繰出し自在にワイヤ47、47が設置されている。ま
た、回転装置48は、フレーム42に設けられた2つの
固定滑車49A、49Bを有しており、これら固定滑車
49A、49Bは左右に(即ち図の矢印C、D方向に)
並んだ形で、かつ前記各ウインチユニット46A、46
Bの矢印A側の上方に位置する形で配置されている。そ
して、前記各ウインチユニット46A、46Bからのワ
イヤ47、47の先端側は、各ウインチユニット46
A、46Bの矢印A側の上方に対応した各固定滑車49
A、49Bに掛けられている。各固定滑車49A、49
Bに掛けられたワイヤ47、47の先端側は、該固定滑
車49A、49Bから矢印A側の下方にそれぞれ繰り出
されている。
いる。回転装置48は、図5に示すように、左右に(即
ち図の矢印C、D方向に)並んだ形で台車41上に設け
られた2つのウインチユニット46A、46Bを有して
おり、各ウインチユニット46A、46Bには巻取り・
繰出し自在にワイヤ47、47が設置されている。ま
た、回転装置48は、フレーム42に設けられた2つの
固定滑車49A、49Bを有しており、これら固定滑車
49A、49Bは左右に(即ち図の矢印C、D方向に)
並んだ形で、かつ前記各ウインチユニット46A、46
Bの矢印A側の上方に位置する形で配置されている。そ
して、前記各ウインチユニット46A、46Bからのワ
イヤ47、47の先端側は、各ウインチユニット46
A、46Bの矢印A側の上方に対応した各固定滑車49
A、49Bに掛けられている。各固定滑車49A、49
Bに掛けられたワイヤ47、47の先端側は、該固定滑
車49A、49Bから矢印A側の下方にそれぞれ繰り出
されている。
【0028】修正装置40の台車41の矢印A側には、
図2に示すように、適宜な連結部材13を介して上述し
た先頭の管路支持装置15が連結されている。つまり、
けん引車31により修正装置40をけん引することによ
り、該修正装置40を介して前記先頭の管路支持装置1
5がけん引され、更にワイヤ21等により互いに接続さ
れた複数の管路支持装置15が、該先頭の管路支持装置
15に連なってけん引され得るようになっている。ま
た、修正装置40の2つの固定滑車49A、49Bから
矢印A側の下方にそれぞれ繰り出されている上述したワ
イヤ47、47の先端部47a、47aは、前記先頭の
管路支持装置15のフレーム16に接続固定されてい
る。各ワイヤ47の先端部47aの、フレーム16にお
ける接続位置P1は、図2及び図3に示すようにフレー
ム16の外周部16e近傍であり、かつ右端部16dと
下端部16bの間或いは左端部16cと下端部16bの
間に位置し、これら接続位置P1、P1はともに前記固
定滑車49A、49Bの位置よりも下方に存在してい
る。また接続位置P1、P1は左右に(即ち図の矢印
C、D方向に)並んだ形で配置されており、矢印C側の
固定滑車49Aから繰り出されたワイヤ47の先端部4
7aが矢印C側の接続位置P1に、矢印D側の固定滑車
49Bから繰り出されたワイヤ47の先端部47aが矢
印D側の接続位置P1にそれぞれ接続されている。
図2に示すように、適宜な連結部材13を介して上述し
た先頭の管路支持装置15が連結されている。つまり、
けん引車31により修正装置40をけん引することによ
り、該修正装置40を介して前記先頭の管路支持装置1
5がけん引され、更にワイヤ21等により互いに接続さ
れた複数の管路支持装置15が、該先頭の管路支持装置
15に連なってけん引され得るようになっている。ま
た、修正装置40の2つの固定滑車49A、49Bから
矢印A側の下方にそれぞれ繰り出されている上述したワ
イヤ47、47の先端部47a、47aは、前記先頭の
管路支持装置15のフレーム16に接続固定されてい
る。各ワイヤ47の先端部47aの、フレーム16にお
ける接続位置P1は、図2及び図3に示すようにフレー
ム16の外周部16e近傍であり、かつ右端部16dと
下端部16bの間或いは左端部16cと下端部16bの
間に位置し、これら接続位置P1、P1はともに前記固
定滑車49A、49Bの位置よりも下方に存在してい
る。また接続位置P1、P1は左右に(即ち図の矢印
C、D方向に)並んだ形で配置されており、矢印C側の
固定滑車49Aから繰り出されたワイヤ47の先端部4
7aが矢印C側の接続位置P1に、矢印D側の固定滑車
49Bから繰り出されたワイヤ47の先端部47aが矢
印D側の接続位置P1にそれぞれ接続されている。
【0029】また修正装置40は制御装置60を有して
いる。制御装置60は、図6に示すように主制御部61
を有しており、主制御部61にはバス線を介して傾斜検
出部62、修正方向検出部63、第1ウインチ制御部6
5、第2ウインチ制御部66、判定部67、入力部6
8、表示部69が接続されている。また修正装置40
は、図2及び図3に示すように、上述した複数の管路支
持装置15のうち、先頭の管路支持装置15のフレーム
16に設置された形で、該フレーム16の傾斜、例えば
図3に示すように敷設管7の断面における周方向を矢印
E、F方向とした際の、フレーム16の矢印E方向或い
は矢印F方向への傾斜を検知し、検知信号KS1を出力
する傾斜計55を有している。そして、前記傾斜検出部
62には該傾斜計55が接続されている。また、第1ウ
インチ制御部65及び第2ウインチ制御部66には、そ
れぞれ矢印C側のウインチユニット46A及び矢印D側
のウインチユニット46Bが接続されている。
いる。制御装置60は、図6に示すように主制御部61
を有しており、主制御部61にはバス線を介して傾斜検
出部62、修正方向検出部63、第1ウインチ制御部6
5、第2ウインチ制御部66、判定部67、入力部6
8、表示部69が接続されている。また修正装置40
は、図2及び図3に示すように、上述した複数の管路支
持装置15のうち、先頭の管路支持装置15のフレーム
16に設置された形で、該フレーム16の傾斜、例えば
図3に示すように敷設管7の断面における周方向を矢印
E、F方向とした際の、フレーム16の矢印E方向或い
は矢印F方向への傾斜を検知し、検知信号KS1を出力
する傾斜計55を有している。そして、前記傾斜検出部
62には該傾斜計55が接続されている。また、第1ウ
インチ制御部65及び第2ウインチ制御部66には、そ
れぞれ矢印C側のウインチユニット46A及び矢印D側
のウインチユニット46Bが接続されている。
【0030】更に、けん引装置ユニット30のけん引車
31の車体32上には、図1及び図2に示すように、テ
レビカメラ25が設置されており、該テレビカメラ25
はけん引装置ユニット30に連結された前記先頭の管路
支持装置15の様子を写すようになっている。そして、
該テレビカメラ25には電気ケーブル26aを介して、
該テレビカメラ25からの画像を表示するモニタ26が
接続されている。このモニタ26は地上の詰め所80等
に設置されており、このモニタ26によって地上の作業
員が敷設管7内の前記先頭の管路支持装置15の様子を
目視確認することができるようになっている。
31の車体32上には、図1及び図2に示すように、テ
レビカメラ25が設置されており、該テレビカメラ25
はけん引装置ユニット30に連結された前記先頭の管路
支持装置15の様子を写すようになっている。そして、
該テレビカメラ25には電気ケーブル26aを介して、
該テレビカメラ25からの画像を表示するモニタ26が
接続されている。このモニタ26は地上の詰め所80等
に設置されており、このモニタ26によって地上の作業
員が敷設管7内の前記先頭の管路支持装置15の様子を
目視確認することができるようになっている。
【0031】敷設現場1及び管路敷設装置11等は以上
のように構成されているので、該管路敷設装置11を用
いて敷設管7内に複数の管路9の束90を敷設するには
以下のように行う。まず、立坑3内の床板70上にけん
引装置ユニット30を載置し、けん引装置ユニット30
のけん引車31からのワイヤ35を、敷設管7を通して
立坑5に設置された固定滑車50に掛ける。
のように構成されているので、該管路敷設装置11を用
いて敷設管7内に複数の管路9の束90を敷設するには
以下のように行う。まず、立坑3内の床板70上にけん
引装置ユニット30を載置し、けん引装置ユニット30
のけん引車31からのワイヤ35を、敷設管7を通して
立坑5に設置された固定滑車50に掛ける。
【0032】次いで、けん引車31のウインチユニット
33を巻取駆動させてけん引装置ユニット30を矢印B
方向に移動させ、敷設管7内に進入させる。この際、け
ん引装置ユニット30の修正装置40からの連結部材1
3が立坑3と敷設管7の境界付近に位置する程度でけん
引装置ユニット30を停止させる。次いで、立坑3にお
いて設置できる長さ(例えば立坑3の直径以下の長さ)
の管路9の束90(及びコンクリート注入管22)及
び、これらを支持するための複数の管路支持装置15
(但し、管路支持装置15どうしはワイヤ21で接続さ
れている)を、これら管路支持装置15に各管路9(及
びコンクリート注入管22)を支持させた形で、該立坑
3内の床板70上に載置し、載置したうちの最も矢印B
側(即ち先頭)の管路支持装置15を、敷設管7内に挿
入されている前記けん引装置ユニット30の修正装置4
0と連結部材13を介して連結する。この際、修正装置
40のウインチユニット46A、46Bからのワイヤ4
7、47の先端部47a、47aを、固定滑車49A、
49Bを介して前記先頭の管路支持装置15の所定の接
続位置P1、P1に接続する。該先頭の管路支持装置1
5には上述した傾斜計55が取り付けられている。
33を巻取駆動させてけん引装置ユニット30を矢印B
方向に移動させ、敷設管7内に進入させる。この際、け
ん引装置ユニット30の修正装置40からの連結部材1
3が立坑3と敷設管7の境界付近に位置する程度でけん
引装置ユニット30を停止させる。次いで、立坑3にお
いて設置できる長さ(例えば立坑3の直径以下の長さ)
の管路9の束90(及びコンクリート注入管22)及
び、これらを支持するための複数の管路支持装置15
(但し、管路支持装置15どうしはワイヤ21で接続さ
れている)を、これら管路支持装置15に各管路9(及
びコンクリート注入管22)を支持させた形で、該立坑
3内の床板70上に載置し、載置したうちの最も矢印B
側(即ち先頭)の管路支持装置15を、敷設管7内に挿
入されている前記けん引装置ユニット30の修正装置4
0と連結部材13を介して連結する。この際、修正装置
40のウインチユニット46A、46Bからのワイヤ4
7、47の先端部47a、47aを、固定滑車49A、
49Bを介して前記先頭の管路支持装置15の所定の接
続位置P1、P1に接続する。該先頭の管路支持装置1
5には上述した傾斜計55が取り付けられている。
【0033】その後、再びけん引車31のウインチユニ
ット33を巻取駆動させてけん引装置ユニット30を更
に矢印B方向に移動させ、これに連結された複数の管路
支持装置15を、これら管路支持装置15により支持さ
れている管路9の束90(及びコンクリート注入管2
2)とともに敷設管7内に進入させる。この際、連結さ
れている最も矢印A側(即ち最後尾)の管路支持装置1
5が立坑3と敷設管7の境界付近に位置する程度でけん
引装置ユニット30を停止させる。そして、立坑3にお
いて設置できる長さの新たな管路9の束90(及びコン
クリート注入管22)及び、これらを支持するための複
数の管路支持装置15を、これら管路支持装置15に各
管路9(及びコンクリート注入管22)を支持させた形
で、該立坑3内の床板70上に載置し、載置したうちの
最も矢印B側の管路支持装置15を、立坑3と敷設管7
の境界付近に位置している前記最後尾の管路支持装置1
5とワイヤ21を介して接続する。この際、前記最後尾
の管路支持装置15に支持された各管路9(及びコンク
リート注入管22)の端部と、立坑3内に新たに設置さ
れた各管路9(及びコンクリート注入管22)の端部を
接続する(つまり各管路9及びコンクリート注入管22
を継ぎ足す。)。
ット33を巻取駆動させてけん引装置ユニット30を更
に矢印B方向に移動させ、これに連結された複数の管路
支持装置15を、これら管路支持装置15により支持さ
れている管路9の束90(及びコンクリート注入管2
2)とともに敷設管7内に進入させる。この際、連結さ
れている最も矢印A側(即ち最後尾)の管路支持装置1
5が立坑3と敷設管7の境界付近に位置する程度でけん
引装置ユニット30を停止させる。そして、立坑3にお
いて設置できる長さの新たな管路9の束90(及びコン
クリート注入管22)及び、これらを支持するための複
数の管路支持装置15を、これら管路支持装置15に各
管路9(及びコンクリート注入管22)を支持させた形
で、該立坑3内の床板70上に載置し、載置したうちの
最も矢印B側の管路支持装置15を、立坑3と敷設管7
の境界付近に位置している前記最後尾の管路支持装置1
5とワイヤ21を介して接続する。この際、前記最後尾
の管路支持装置15に支持された各管路9(及びコンク
リート注入管22)の端部と、立坑3内に新たに設置さ
れた各管路9(及びコンクリート注入管22)の端部を
接続する(つまり各管路9及びコンクリート注入管22
を継ぎ足す。)。
【0034】なお、複数の管路9を支持した複数の管路
支持装置15が矢印B方向に移動する際には、各管路支
持装置15の敷設管7内での位置が上下左右に揺れるこ
とがある。図示されていないが、敷設管7が上下や左右
に屈曲しているような場合には特に各管路支持装置15
が上下左右に揺れやすくなる。しかし本実施例では管路
支持装置15には、その上下左右にコロ20がそれぞれ
設けられており、該管路支持装置15が上下左右に揺れ
た際には、これらコロ20が敷設管7の内表面7bと適
宜接触するようになっている。従って、各管路支持装置
15と敷設管7の内表面7bとの間の接触による摩擦抵
抗は極力小さく抑えられており、各管路支持装置15の
矢印B方向への移動はスムーズに行われる。また、これ
らコロ20により、管路支持装置15の敷設管7内での
上下左右への揺れが極力小さく抑制されており、更に敷
設管7の内表面7bとの衝突による衝撃もコロ20を介
して極力小さく抑制されるので、各管路支持装置15の
移動がスムーズに行われるばかりでなく、不用意な破損
や故障も防止できる。
支持装置15が矢印B方向に移動する際には、各管路支
持装置15の敷設管7内での位置が上下左右に揺れるこ
とがある。図示されていないが、敷設管7が上下や左右
に屈曲しているような場合には特に各管路支持装置15
が上下左右に揺れやすくなる。しかし本実施例では管路
支持装置15には、その上下左右にコロ20がそれぞれ
設けられており、該管路支持装置15が上下左右に揺れ
た際には、これらコロ20が敷設管7の内表面7bと適
宜接触するようになっている。従って、各管路支持装置
15と敷設管7の内表面7bとの間の接触による摩擦抵
抗は極力小さく抑えられており、各管路支持装置15の
矢印B方向への移動はスムーズに行われる。また、これ
らコロ20により、管路支持装置15の敷設管7内での
上下左右への揺れが極力小さく抑制されており、更に敷
設管7の内表面7bとの衝突による衝撃もコロ20を介
して極力小さく抑制されるので、各管路支持装置15の
移動がスムーズに行われるばかりでなく、不用意な破損
や故障も防止できる。
【0035】また、隣接する管路支持装置15、15ど
うしがワイヤ21で接続されているので、けん引による
引張り力で、隣接する管路支持装置15、15の間隔が
不用意に広がり、これによりこれら管路支持装置15、
15に支持されている管路90に対して不用意に大きな
引張り力が加わってしまうようなことは防止されてい
る。更に、敷設管7が上下左右などに屈曲している場合
(図示せず)には、これら管路支持装置15、15に支
持されている管路90を屈曲させて移動させなければな
らない。つまり、隣接する管路支持装置15、15の間
隔を該屈曲の内側と外側で異ならせる必要がある。しか
し、本実施例のように管路支持装置15、15の接続用
にワイヤ21を用いると、屈曲の内側のワイヤを適宜た
るませる形で、隣接する管路支持装置15、15の間隔
を屈曲の内側と外側で異ならせることができるので便利
である。
うしがワイヤ21で接続されているので、けん引による
引張り力で、隣接する管路支持装置15、15の間隔が
不用意に広がり、これによりこれら管路支持装置15、
15に支持されている管路90に対して不用意に大きな
引張り力が加わってしまうようなことは防止されてい
る。更に、敷設管7が上下左右などに屈曲している場合
(図示せず)には、これら管路支持装置15、15に支
持されている管路90を屈曲させて移動させなければな
らない。つまり、隣接する管路支持装置15、15の間
隔を該屈曲の内側と外側で異ならせる必要がある。しか
し、本実施例のように管路支持装置15、15の接続用
にワイヤ21を用いると、屈曲の内側のワイヤを適宜た
るませる形で、隣接する管路支持装置15、15の間隔
を屈曲の内側と外側で異ならせることができるので便利
である。
【0036】以降、けん引装置ユニット30を更に矢印
B方向に移動させ、新たな管路9の束90(及びコンク
リート注入管22)及び、これらを支持するための複数
の管路支持装置15を立坑3内の床板70上に載置し、
載置したうちの最も矢印B側の管路支持装置15を、既
に設置されている最後尾の管路支持装置15とワイヤ2
1を介して接続し、該最後尾の管路支持装置15に支持
された各管路9(及びコンクリート注入管22)の端部
と、立坑3内に新たに設置された各管路9(及びコンク
リート注入管22)の端部を接続する、という一連の作
業を繰り返す形で、管路9の束90(及びコンクリート
注入管22)を継ぎ足しながら敷設管7内に送りこんで
いく。この一連の作業は、けん引装置ユニット30が立
坑5内に到達し、管路9の束90が所定の敷設位置に配
置されるまで、従って敷設管7を管路9の束90が貫通
した状態になるまで行う。以上で管路9の敷設が完了す
る。なお、管路9と共に敷設されたコンクリート注入管
22は、後に敷設管7内を(従って敷設管7と管路9の
間を)コンクリートで充填する作業を行う際に、該コン
クリートの輸送・注入用として使用される。
B方向に移動させ、新たな管路9の束90(及びコンク
リート注入管22)及び、これらを支持するための複数
の管路支持装置15を立坑3内の床板70上に載置し、
載置したうちの最も矢印B側の管路支持装置15を、既
に設置されている最後尾の管路支持装置15とワイヤ2
1を介して接続し、該最後尾の管路支持装置15に支持
された各管路9(及びコンクリート注入管22)の端部
と、立坑3内に新たに設置された各管路9(及びコンク
リート注入管22)の端部を接続する、という一連の作
業を繰り返す形で、管路9の束90(及びコンクリート
注入管22)を継ぎ足しながら敷設管7内に送りこんで
いく。この一連の作業は、けん引装置ユニット30が立
坑5内に到達し、管路9の束90が所定の敷設位置に配
置されるまで、従って敷設管7を管路9の束90が貫通
した状態になるまで行う。以上で管路9の敷設が完了す
る。なお、管路9と共に敷設されたコンクリート注入管
22は、後に敷設管7内を(従って敷設管7と管路9の
間を)コンクリートで充填する作業を行う際に、該コン
クリートの輸送・注入用として使用される。
【0037】ところで上述したような管路9の敷設作業
中には、管路9の束90がけん引の途中でねじれること
がある。そこで本実施例では、けん引装置ユニット30
でけん引する際、例えば上述した手順では新たな管路9
の束90及び複数の管路支持装置15を立坑3内の床板
70上に載置する際に、けん引装置30ユニットが停止
する毎に、ねじれ修正作業を行うものとする。即ちねじ
れ修正作業は、修正装置40の固定装置48において、
各上部アクチェータ43のロッド43aを上方に突出さ
せることにより当接部43bを敷設管7の内表面7bに
当接させると共に、各下部アクチェータ45のロッド4
5aを下方に突出させることにより当接部45bを敷設
管7の内表面7bに当接させ、更に各アクチェータ4
3、45でロッド43a、45aを押圧して、当接部4
3b、45b間で突っ張ることにより、修正装置40を
敷設管7に対して固定する。
中には、管路9の束90がけん引の途中でねじれること
がある。そこで本実施例では、けん引装置ユニット30
でけん引する際、例えば上述した手順では新たな管路9
の束90及び複数の管路支持装置15を立坑3内の床板
70上に載置する際に、けん引装置30ユニットが停止
する毎に、ねじれ修正作業を行うものとする。即ちねじ
れ修正作業は、修正装置40の固定装置48において、
各上部アクチェータ43のロッド43aを上方に突出さ
せることにより当接部43bを敷設管7の内表面7bに
当接させると共に、各下部アクチェータ45のロッド4
5aを下方に突出させることにより当接部45bを敷設
管7の内表面7bに当接させ、更に各アクチェータ4
3、45でロッド43a、45aを押圧して、当接部4
3b、45b間で突っ張ることにより、修正装置40を
敷設管7に対して固定する。
【0038】次いで、作業員が制御装置60の入力部6
8(入力キーボード等)を介して修正作業開始の命令を
入力する。この命令は主制御部61に伝送され、該命令
を受け取った主制御部61は以下の処理を実行させる。
また、該命令を受け取った主制御部61は表示部69
(表示モニタ等)に「修正実行中」などの表示を行わせ
る。(なお、作業員の操作の便宜上、制御装置60のう
ち少なくとも入力部68及び表示部69は地上、具体的
には上述した詰め所80等に配置しておくものとす
る。)
8(入力キーボード等)を介して修正作業開始の命令を
入力する。この命令は主制御部61に伝送され、該命令
を受け取った主制御部61は以下の処理を実行させる。
また、該命令を受け取った主制御部61は表示部69
(表示モニタ等)に「修正実行中」などの表示を行わせ
る。(なお、作業員の操作の便宜上、制御装置60のう
ち少なくとも入力部68及び表示部69は地上、具体的
には上述した詰め所80等に配置しておくものとす
る。)
【0039】即ち、前記先頭の管路支持装置15のフレ
ーム16に設置された傾斜計55では、現在の該フレー
ム16の傾斜が検知され、その検知信号KS1が制御装
置60の傾斜検出部62に逐次伝送されている。そこ
で、傾斜検出部62は逐次受け取った検知信号KS1に
より、現在、フレーム16がどの方向(図3の矢印E方
向又は矢印F方向)に傾いているかを検出し、その傾斜
方向QH1を逐次算出する。傾斜方向QH1は主制御部
61を介して修正方向検出部63に逐次伝送され、修正
方向検出部63では逐次伝送された傾斜方向QH1に基
づいて修正方向QH2を逐次検出する。即ち、この修正
方向QH2は、傾斜方向QH1が矢印E方向を示す場合
には矢印F方向を示すものとなり、傾斜方向QH1が矢
印F方向を示す場合には矢印E方向を示すものとなる。
この修正方向QH2は主制御部61を介して判定部67
に逐次伝送され、該判定部67では、修正方向QH2が
矢印F方向を示す場合には第1ウインチ制御部65に巻
取駆動信号MK1を、第2ウインチ制御部66に繰出し
信号KK2をそれぞれ伝送し、修正方向QH2が矢印E
方向を示す場合には第1ウインチ制御部65に繰出し信
号KK1を、第2ウインチ制御部66に巻取駆動信号M
K2をそれぞれ伝送する。
ーム16に設置された傾斜計55では、現在の該フレー
ム16の傾斜が検知され、その検知信号KS1が制御装
置60の傾斜検出部62に逐次伝送されている。そこ
で、傾斜検出部62は逐次受け取った検知信号KS1に
より、現在、フレーム16がどの方向(図3の矢印E方
向又は矢印F方向)に傾いているかを検出し、その傾斜
方向QH1を逐次算出する。傾斜方向QH1は主制御部
61を介して修正方向検出部63に逐次伝送され、修正
方向検出部63では逐次伝送された傾斜方向QH1に基
づいて修正方向QH2を逐次検出する。即ち、この修正
方向QH2は、傾斜方向QH1が矢印E方向を示す場合
には矢印F方向を示すものとなり、傾斜方向QH1が矢
印F方向を示す場合には矢印E方向を示すものとなる。
この修正方向QH2は主制御部61を介して判定部67
に逐次伝送され、該判定部67では、修正方向QH2が
矢印F方向を示す場合には第1ウインチ制御部65に巻
取駆動信号MK1を、第2ウインチ制御部66に繰出し
信号KK2をそれぞれ伝送し、修正方向QH2が矢印E
方向を示す場合には第1ウインチ制御部65に繰出し信
号KK1を、第2ウインチ制御部66に巻取駆動信号M
K2をそれぞれ伝送する。
【0040】即ち、第1ウインチ制御部65では、巻取
駆動信号MK1を受け取った際にウインチユニット46
Aを巻取駆動し、繰出し信号KK1を受け取った際にウ
インチユニット46Aを繰出し駆動させる。また、第2
ウインチ制御部66では、巻取駆動信号MK2を受け取
った際にウインチユニット46Bを巻取り駆動し、繰出
し信号KK2を受け取った際にウインチユニット46B
を繰出し駆動させる。つまり、判定部67が矢印F方向
を示す修正方向QH2を受け取ることにより、第1ウイ
ンチ制御部65に巻取駆動信号MK1が伝送され、第2
ウインチ制御部66に繰出し信号KK2が伝送された場
合、ウインチユニット46Aが巻取駆動され、ウインチ
ユニット46Bが繰出し駆動されるので、ワイヤ47、
47の先端部47a、47aを介して前記先頭の管路支
持装置15が矢印F方向に回転され、該先頭の管路支持
装置15の傾きが矢印F方向に修正される。また、判定
部67が矢印E方向を示す修正方向QH2を受け取るこ
とにより、第1ウインチ制御部65に繰出し信号KK1
が伝送され、第2ウインチ制御部66に巻取駆動信号M
K2が伝送された場合、ウインチユニット46Aが繰出
し駆動され、ウインチユニット46Bが巻取駆動される
ので、ワイヤ47、47の先端部47a、47aを介し
て前記先頭の管路支持装置15が矢印E方向に回転さ
れ、該先頭の管路支持装置15の傾きが矢印E方向に修
正される。
駆動信号MK1を受け取った際にウインチユニット46
Aを巻取駆動し、繰出し信号KK1を受け取った際にウ
インチユニット46Aを繰出し駆動させる。また、第2
ウインチ制御部66では、巻取駆動信号MK2を受け取
った際にウインチユニット46Bを巻取り駆動し、繰出
し信号KK2を受け取った際にウインチユニット46B
を繰出し駆動させる。つまり、判定部67が矢印F方向
を示す修正方向QH2を受け取ることにより、第1ウイ
ンチ制御部65に巻取駆動信号MK1が伝送され、第2
ウインチ制御部66に繰出し信号KK2が伝送された場
合、ウインチユニット46Aが巻取駆動され、ウインチ
ユニット46Bが繰出し駆動されるので、ワイヤ47、
47の先端部47a、47aを介して前記先頭の管路支
持装置15が矢印F方向に回転され、該先頭の管路支持
装置15の傾きが矢印F方向に修正される。また、判定
部67が矢印E方向を示す修正方向QH2を受け取るこ
とにより、第1ウインチ制御部65に繰出し信号KK1
が伝送され、第2ウインチ制御部66に巻取駆動信号M
K2が伝送された場合、ウインチユニット46Aが繰出
し駆動され、ウインチユニット46Bが巻取駆動される
ので、ワイヤ47、47の先端部47a、47aを介し
て前記先頭の管路支持装置15が矢印E方向に回転さ
れ、該先頭の管路支持装置15の傾きが矢印E方向に修
正される。
【0041】このように前記先頭の管路支持装置15の
傾きが回転により修正されると、該管路支持装置15に
支持された管路9の束90の後端側がねじり回転され、
これにより該管路9の束90に生じていたねじれが修正
されるようになる。なお、前記先頭の管路支持装置15
の傾きの修正を行う様子は、上述したテレビカメラ25
により随時撮影されており、よって詰め所80等にいる
作業員は、モニタ26を介して前記先頭の管路支持装置
15の傾きの修正の様子を目視確認しながらこの作業を
進めることができるので都合がよい。
傾きが回転により修正されると、該管路支持装置15に
支持された管路9の束90の後端側がねじり回転され、
これにより該管路9の束90に生じていたねじれが修正
されるようになる。なお、前記先頭の管路支持装置15
の傾きの修正を行う様子は、上述したテレビカメラ25
により随時撮影されており、よって詰め所80等にいる
作業員は、モニタ26を介して前記先頭の管路支持装置
15の傾きの修正の様子を目視確認しながらこの作業を
進めることができるので都合がよい。
【0042】また以上の処理を続けることにより、前記
先頭の管路支持装置15の傾きが修正されると(従って
管路9の束90のねじれが修正されると)、傾斜検出部
62は傾き無しを示す検知信号KS1を受け取る。これ
により傾斜検出部62は、傾き無しを示す傾斜方向QH
1を修正方向検出部63に伝送し、修正方向検出部63
では該傾斜方向QH1に基づいて修正不要を示す修正方
向QH2を判定部67に伝送する。判定部67では、該
修正方向QH2に基づいて第1ウインチ制御部65及び
第2ウインチ制御部66に駆動停止信号KT1、KT2
をそれぞれ伝送すると共に、主制御部61に処理の終了
を示す信号を伝送し、更に表示部69に「修正完了」な
どの表示を行わせる。つまり、駆動停止信号KT1、K
T2を受け取った第1ウインチ制御部65及び第2ウイ
ンチ制御部66がウインチユニット46A、46Bの駆
動を停止させるので、前記先頭の管路支持装置15が、
その傾きを修正された状態(従って管路9の束90のね
じれが修正された状態)で静止する。以上でねじれ修正
作業が完了する。
先頭の管路支持装置15の傾きが修正されると(従って
管路9の束90のねじれが修正されると)、傾斜検出部
62は傾き無しを示す検知信号KS1を受け取る。これ
により傾斜検出部62は、傾き無しを示す傾斜方向QH
1を修正方向検出部63に伝送し、修正方向検出部63
では該傾斜方向QH1に基づいて修正不要を示す修正方
向QH2を判定部67に伝送する。判定部67では、該
修正方向QH2に基づいて第1ウインチ制御部65及び
第2ウインチ制御部66に駆動停止信号KT1、KT2
をそれぞれ伝送すると共に、主制御部61に処理の終了
を示す信号を伝送し、更に表示部69に「修正完了」な
どの表示を行わせる。つまり、駆動停止信号KT1、K
T2を受け取った第1ウインチ制御部65及び第2ウイ
ンチ制御部66がウインチユニット46A、46Bの駆
動を停止させるので、前記先頭の管路支持装置15が、
その傾きを修正された状態(従って管路9の束90のね
じれが修正された状態)で静止する。以上でねじれ修正
作業が完了する。
【0043】以上のように本実施例では、管路支持装置
15のフレーム16がスライド手段18を介して、敷設
管7の内表面7b上を該敷設管7の伸延方向にスライド
移動自在となるばかりでなく、敷設管7の周方向に回動
自在にもなるようにしておくので、従来の懸垂式工法や
牽引式・車両式工法で使用するようなモノレール桁やレ
ールなどのガイド手段(即ち、フレーム16などが敷設
管7の周方向に回動しないようにガイドするような手
段)は必要としない。つまり、このようなガイド手段を
敷設管7等に設置しないで済むので手間がかからず、ま
たこれにより、敷設管7には前記ガイド手段を設置する
ためのアンカーボルト等の取付手段を取り付けないで済
むので、これにより該敷設管7を傷つけずに済み都合が
よい。また、管路支持装置15を介して管路9を移動さ
せる際に、該管路9に生じるねじれは、上述したように
修正装置40を介して修正するので不都合は生じない。
なおフレーム16が敷設管7の周方向である矢印E、F
方向に回動自在になっているので、管路支持装置15を
敷設管7の周方向において回転させて管路9のねじれを
修正する作業はスムーズに行える。
15のフレーム16がスライド手段18を介して、敷設
管7の内表面7b上を該敷設管7の伸延方向にスライド
移動自在となるばかりでなく、敷設管7の周方向に回動
自在にもなるようにしておくので、従来の懸垂式工法や
牽引式・車両式工法で使用するようなモノレール桁やレ
ールなどのガイド手段(即ち、フレーム16などが敷設
管7の周方向に回動しないようにガイドするような手
段)は必要としない。つまり、このようなガイド手段を
敷設管7等に設置しないで済むので手間がかからず、ま
たこれにより、敷設管7には前記ガイド手段を設置する
ためのアンカーボルト等の取付手段を取り付けないで済
むので、これにより該敷設管7を傷つけずに済み都合が
よい。また、管路支持装置15を介して管路9を移動さ
せる際に、該管路9に生じるねじれは、上述したように
修正装置40を介して修正するので不都合は生じない。
なおフレーム16が敷設管7の周方向である矢印E、F
方向に回動自在になっているので、管路支持装置15を
敷設管7の周方向において回転させて管路9のねじれを
修正する作業はスムーズに行える。
【0044】なお上述した実施例では、スライド手段1
8が管路支持装置15の外周部16eの上下左右に配置
された4つのコロ20を有した形になっているが、この
コロ20の数や配置はそれ以外にも可能である。例えば
管路支持装置15の外周部16eで120度の角度ピッ
チで3つのコロ20を配置してもよい。またスライド手
段はコロを採用したもの以外にも各種のものが可能であ
る。例えばキャスターやボール等を採用したりしてもよ
い。
8が管路支持装置15の外周部16eの上下左右に配置
された4つのコロ20を有した形になっているが、この
コロ20の数や配置はそれ以外にも可能である。例えば
管路支持装置15の外周部16eで120度の角度ピッ
チで3つのコロ20を配置してもよい。またスライド手
段はコロを採用したもの以外にも各種のものが可能であ
る。例えばキャスターやボール等を採用したりしてもよ
い。
【0045】また上述した実施例では、ねじれ修正装置
である修正装置40の、管路支持装置回転手段である回
転装置48は、管路支持装置15に対して接続され得る
回転力作用部である、ワイヤ47、47の先端部47
a、47a及び、該先端部47a、47aを介して前記
管路支持装置15を敷設管7の周方向に沿って回転駆動
自在な作用部駆動装置であるウインチユニット46A、
46Bを有して構成されているが、本発明におけるねじ
れ修正装置の管路支持装置回転手段はその他の構成であ
ってもよい。例えば管路支持装置回転手段は、管路支持
装置15に対して接続され得る回転力作用部であるアー
ム先端部(図示せず)及び、該アーム先端部を回動駆動
することにより前記管路支持装置15を敷設管7の周方
向に沿って回転駆動自在な作用部駆動装置であるアーム
駆動装置(図示せず)などを有して構成されてもよい。
である修正装置40の、管路支持装置回転手段である回
転装置48は、管路支持装置15に対して接続され得る
回転力作用部である、ワイヤ47、47の先端部47
a、47a及び、該先端部47a、47aを介して前記
管路支持装置15を敷設管7の周方向に沿って回転駆動
自在な作用部駆動装置であるウインチユニット46A、
46Bを有して構成されているが、本発明におけるねじ
れ修正装置の管路支持装置回転手段はその他の構成であ
ってもよい。例えば管路支持装置回転手段は、管路支持
装置15に対して接続され得る回転力作用部であるアー
ム先端部(図示せず)及び、該アーム先端部を回動駆動
することにより前記管路支持装置15を敷設管7の周方
向に沿って回転駆動自在な作用部駆動装置であるアーム
駆動装置(図示せず)などを有して構成されてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明のうち第1の
発明は、敷設管7等の敷設管内の所定の敷設位置に管路
9等の管路を敷設する際に、前記敷設管内で前記管路を
支持し得るフレーム16等の支持フレーム及び、該支持
フレームに設けられた、前記敷設管内で該敷設管の内表
面7b等の内周面上を該敷設管の伸延方向に前記支持フ
レームをスライド移動自在に、かつ前記敷設管の周方向
に回動自在に支持するスライド手段18等のスライド手
段を有する管路支持装置15等の管路支持装置を、前記
敷設管内に、該敷設管の伸延方向に複数配設すると共
に、これら管路支持装置により、前記管路を前記敷設管
の伸延方向に支持させ、前記複数の管路支持装置を前記
敷設管内で該敷設管の伸延方向にスライド移動させるこ
とにより、これら管路支持装置により支持された前記管
路を前記所定の敷設位置に移動させて配置すると共に、
該管路に生じた前記敷設管の周方向におけるねじれを、
前記複数の管路支持装置のうち少なくとも1つの管路支
持装置を前記周方向において回転させることにより、該
管路支持装置に支持された前記管路を、前記ねじれの方
向とは反対方向にねじり回転させる形で修正するように
して構成される。従って本発明では、支持フレームがス
ライド手段を介して、敷設管の内周面上を該敷設管の伸
延方向にスライド移動自在となるばかりでなく、敷設管
の周方向に回動自在にもなるようにしておくので、従来
の懸垂式工法や牽引式・車両式工法で使用するようなモ
ノレール桁やレールなどのガイド手段(即ち、支持フレ
ームなどが敷設管の周方向に回動しないようにガイドす
るような手段)は必要としない。つまり、このようなガ
イド手段を敷設管等に設置しないで済むので手間がかか
らず、またこれにより、敷設管には前記ガイド手段を設
置するためのアンカーボルト等の取付手段を取り付けな
いで済むので、これにより該敷設管を傷つけずに済み都
合がよい。またこのように、前記ガイド手段等を用い
ず、支持フレームを敷設管の周方向に回動自在にしてお
くことにより、管路支持装置を介して管路を移動させる
際には、該管路に敷設管の周方向におけるねじれが生じ
るようになる。しかし本発明では、複数の管路支持装置
のうち少なくとも1つの管路支持装置を敷設管の周方向
において回転させることにより、該管路支持装置に支持
された管路をねじり回転させる形で、該管路に生じたね
じれを修正するので不都合は生じない。なお支持フレー
ムを敷設管の周方向に回動自在にしているので、管路支
持装置を敷設管の周方向において回転させて管路のねじ
れを修正する作業はスムーズに行える。
発明は、敷設管7等の敷設管内の所定の敷設位置に管路
9等の管路を敷設する際に、前記敷設管内で前記管路を
支持し得るフレーム16等の支持フレーム及び、該支持
フレームに設けられた、前記敷設管内で該敷設管の内表
面7b等の内周面上を該敷設管の伸延方向に前記支持フ
レームをスライド移動自在に、かつ前記敷設管の周方向
に回動自在に支持するスライド手段18等のスライド手
段を有する管路支持装置15等の管路支持装置を、前記
敷設管内に、該敷設管の伸延方向に複数配設すると共
に、これら管路支持装置により、前記管路を前記敷設管
の伸延方向に支持させ、前記複数の管路支持装置を前記
敷設管内で該敷設管の伸延方向にスライド移動させるこ
とにより、これら管路支持装置により支持された前記管
路を前記所定の敷設位置に移動させて配置すると共に、
該管路に生じた前記敷設管の周方向におけるねじれを、
前記複数の管路支持装置のうち少なくとも1つの管路支
持装置を前記周方向において回転させることにより、該
管路支持装置に支持された前記管路を、前記ねじれの方
向とは反対方向にねじり回転させる形で修正するように
して構成される。従って本発明では、支持フレームがス
ライド手段を介して、敷設管の内周面上を該敷設管の伸
延方向にスライド移動自在となるばかりでなく、敷設管
の周方向に回動自在にもなるようにしておくので、従来
の懸垂式工法や牽引式・車両式工法で使用するようなモ
ノレール桁やレールなどのガイド手段(即ち、支持フレ
ームなどが敷設管の周方向に回動しないようにガイドす
るような手段)は必要としない。つまり、このようなガ
イド手段を敷設管等に設置しないで済むので手間がかか
らず、またこれにより、敷設管には前記ガイド手段を設
置するためのアンカーボルト等の取付手段を取り付けな
いで済むので、これにより該敷設管を傷つけずに済み都
合がよい。またこのように、前記ガイド手段等を用い
ず、支持フレームを敷設管の周方向に回動自在にしてお
くことにより、管路支持装置を介して管路を移動させる
際には、該管路に敷設管の周方向におけるねじれが生じ
るようになる。しかし本発明では、複数の管路支持装置
のうち少なくとも1つの管路支持装置を敷設管の周方向
において回転させることにより、該管路支持装置に支持
された管路をねじり回転させる形で、該管路に生じたね
じれを修正するので不都合は生じない。なお支持フレー
ムを敷設管の周方向に回動自在にしているので、管路支
持装置を敷設管の周方向において回転させて管路のねじ
れを修正する作業はスムーズに行える。
【0047】また本発明のうち第2の発明は、第1の発
明による管路の敷設方法において、前記管路は可撓性を
有した管路であるので、該管路の剛性は比較的低くなっ
ている。従って、管路支持装置を介して管路を移動させ
る際には、該管路に敷設管の周方向におけるねじれがよ
り一層生じやすくなる。しかし本発明では、上述したよ
うに管路のねじれを修正する作業を行うようになってい
るので、第1の発明による効果に加えて、このような可
撓性を有した管路であってもねじれ無しに正確に敷設で
きるので効果的である。
明による管路の敷設方法において、前記管路は可撓性を
有した管路であるので、該管路の剛性は比較的低くなっ
ている。従って、管路支持装置を介して管路を移動させ
る際には、該管路に敷設管の周方向におけるねじれがよ
り一層生じやすくなる。しかし本発明では、上述したよ
うに管路のねじれを修正する作業を行うようになってい
るので、第1の発明による効果に加えて、このような可
撓性を有した管路であってもねじれ無しに正確に敷設で
きるので効果的である。
【0048】また本発明のうち第3の発明は、第1の発
明による管路の敷設方法で使用する前記管路支持装置に
おいて、前記スライド手段は、前記支持フレームの外周
部16e等の外周部に設けられており、前記スライド手
段は、前記敷設管の内周面上を、前記支持フレームを該
敷設管の伸延方向にスライド移動自在に、かつ該敷設管
の周方向に回動自在に支持していることを特徴として構
成されるので、本発明による管路支持装置を敷設管内で
移動させるには、従来の懸垂式工法や牽引式・車両式工
法で使用するようなモノレール桁やレールなどのガイド
手段(即ち、支持フレームなどが敷設管の周方向に回動
しないようにガイドするような手段)を必要としない。
従って、このようなガイド手段を敷設管等に設置しない
で済むので手間がかからず、またこれにより、敷設管に
は前記ガイド手段を設置するためのアンカーボルト等の
取付手段を取り付けないで済むので、これにより該敷設
管を傷つけずに済み都合がよい。更にスライド手段によ
り支持フレームが、敷設管の周方向に回動自在になって
いるので、管路支持装置を敷設管の周方向において回転
させて管路のねじれを修正する作業はスムーズに行え
る。
明による管路の敷設方法で使用する前記管路支持装置に
おいて、前記スライド手段は、前記支持フレームの外周
部16e等の外周部に設けられており、前記スライド手
段は、前記敷設管の内周面上を、前記支持フレームを該
敷設管の伸延方向にスライド移動自在に、かつ該敷設管
の周方向に回動自在に支持していることを特徴として構
成されるので、本発明による管路支持装置を敷設管内で
移動させるには、従来の懸垂式工法や牽引式・車両式工
法で使用するようなモノレール桁やレールなどのガイド
手段(即ち、支持フレームなどが敷設管の周方向に回動
しないようにガイドするような手段)を必要としない。
従って、このようなガイド手段を敷設管等に設置しない
で済むので手間がかからず、またこれにより、敷設管に
は前記ガイド手段を設置するためのアンカーボルト等の
取付手段を取り付けないで済むので、これにより該敷設
管を傷つけずに済み都合がよい。更にスライド手段によ
り支持フレームが、敷設管の周方向に回動自在になって
いるので、管路支持装置を敷設管の周方向において回転
させて管路のねじれを修正する作業はスムーズに行え
る。
【0049】また本発明のうち第4の発明は、第1の発
明による管路の敷設方法において、前記管路をねじり回
転させる形で修正をする際に使用するねじれ修正装置で
あって、前記敷設管内で該敷設管の伸延方向に移動自在
な台車41等の移動手段を有し、前記移動手段に、前記
敷設管内で該移動手段を前記敷設管に対して固定・固定
解除自在な固定装置44等の固定手段を設け、前記移動
手段に回転装置48等の管路支持装置回転手段を設け、
前記管路支持装置回転手段は、前記敷設管内の前記管路
支持装置に対して接続され得る先端部47a、47a等
の回転力作用部及び、該回転力作用部を介して前記管路
支持装置を前記敷設管の周方向に沿って回転駆動自在な
ウインチユニット46A、46B等の作用部駆動装置を
有して構成されるので、管路のねじれを修正する作業を
本発明によるねじれ修正装置で行うには、固定手段を介
して移動手段を敷設管に対して固定し、作用部駆動装置
により、回転力作用部を介して管路支持装置を敷設管の
周方向に沿って回転させ、これにより、該管路支持装置
に支持された管路をねじれの方向とは反対方向にねじり
回転させるようにする。従って、本発明によるねじれ修
正装置を用いると、管路のねじれを、敷設管側のガイド
手段などを用いることなく修正できる。また本発明によ
るねじれ修正装置を用いると、管路の敷設においても、
敷設管にはガイド手段を設置しなくてもよく(なぜな
ら、管路のねじれがねじれ修正装置で修正できるか
ら)、従ってこのようなガイド手段の取付のためのアン
カーボルト等の取付手段を敷設管に取り付けないで済む
ので、これにより該敷設管を傷つけずに済み都合がよ
い。
明による管路の敷設方法において、前記管路をねじり回
転させる形で修正をする際に使用するねじれ修正装置で
あって、前記敷設管内で該敷設管の伸延方向に移動自在
な台車41等の移動手段を有し、前記移動手段に、前記
敷設管内で該移動手段を前記敷設管に対して固定・固定
解除自在な固定装置44等の固定手段を設け、前記移動
手段に回転装置48等の管路支持装置回転手段を設け、
前記管路支持装置回転手段は、前記敷設管内の前記管路
支持装置に対して接続され得る先端部47a、47a等
の回転力作用部及び、該回転力作用部を介して前記管路
支持装置を前記敷設管の周方向に沿って回転駆動自在な
ウインチユニット46A、46B等の作用部駆動装置を
有して構成されるので、管路のねじれを修正する作業を
本発明によるねじれ修正装置で行うには、固定手段を介
して移動手段を敷設管に対して固定し、作用部駆動装置
により、回転力作用部を介して管路支持装置を敷設管の
周方向に沿って回転させ、これにより、該管路支持装置
に支持された管路をねじれの方向とは反対方向にねじり
回転させるようにする。従って、本発明によるねじれ修
正装置を用いると、管路のねじれを、敷設管側のガイド
手段などを用いることなく修正できる。また本発明によ
るねじれ修正装置を用いると、管路の敷設においても、
敷設管にはガイド手段を設置しなくてもよく(なぜな
ら、管路のねじれがねじれ修正装置で修正できるか
ら)、従ってこのようなガイド手段の取付のためのアン
カーボルト等の取付手段を敷設管に取り付けないで済む
ので、これにより該敷設管を傷つけずに済み都合がよ
い。
【0050】また本発明のうち第5の発明は、第4の発
明によるねじれ修正装置において、前記管路支持装置
の、前記敷設管内における該敷設管の周方向での傾斜方
向QH1等の傾斜方向を検知し得る傾斜計55、傾斜検
出部62等の傾斜方向検知手段を、前記管路支持装置に
設置し得る形で有し、前記傾斜方向検知手段により検知
された前記傾斜方向に基づいて、前記敷設管の周方向に
おける前記管路支持装置の前記傾斜方向とは反対方向で
ある修正方向QH2等の修正回転方向を検出する修正方
向検出部63等の修正回転方向検出部を設け、前記修正
回転方向検出部により検出された前記修正回転方向に基
づいて、前記作用部駆動装置を駆動させる第1ウインチ
制御部65、第2ウインチ制御部66、判定部67等の
駆動装置制御部を設けて構成されるので、第4の発明に
よる効果に加えて、傾斜方向検知手段により管路支持装
置の傾斜方向を検知し、この傾斜方向に基づいて修正回
転方向を検出し、この修正回転方向に基づいて作用部駆
動装置を駆動させるので、管路のねじれ修正における管
路支持装置の回転を、該管路支持装置の傾斜方向に基づ
いて正確に行えるので、管路のねじれ修正は正確に行え
る。
明によるねじれ修正装置において、前記管路支持装置
の、前記敷設管内における該敷設管の周方向での傾斜方
向QH1等の傾斜方向を検知し得る傾斜計55、傾斜検
出部62等の傾斜方向検知手段を、前記管路支持装置に
設置し得る形で有し、前記傾斜方向検知手段により検知
された前記傾斜方向に基づいて、前記敷設管の周方向に
おける前記管路支持装置の前記傾斜方向とは反対方向で
ある修正方向QH2等の修正回転方向を検出する修正方
向検出部63等の修正回転方向検出部を設け、前記修正
回転方向検出部により検出された前記修正回転方向に基
づいて、前記作用部駆動装置を駆動させる第1ウインチ
制御部65、第2ウインチ制御部66、判定部67等の
駆動装置制御部を設けて構成されるので、第4の発明に
よる効果に加えて、傾斜方向検知手段により管路支持装
置の傾斜方向を検知し、この傾斜方向に基づいて修正回
転方向を検出し、この修正回転方向に基づいて作用部駆
動装置を駆動させるので、管路のねじれ修正における管
路支持装置の回転を、該管路支持装置の傾斜方向に基づ
いて正確に行えるので、管路のねじれ修正は正確に行え
る。
【図1】図1は、本発明による管路の敷設方法を適用し
て管路の敷設を行っている様子を示した断面図である。
て管路の敷設を行っている様子を示した断面図である。
【図2】図2は、図1における修正装置40付近を示し
た拡大図である。
た拡大図である。
【図3】図3は、図2のX1−Y1線断面図である。
【図4】図4は、図2のX2−Y2線断面図である。
【図5】図5は、図2のX3−Y3線断面図である。
【図6】図6は、制御装置の内容を示したブロック図で
ある。
ある。
7……敷設管 7b……内周面(内表面) 9……管路 16……支持フレーム(フレーム) 18……スライド手段 15……管路支持装置 16e……外周部 40……ねじれ修正装置 41……移動手段(台車) 44……固定手段(固定装置) 46A……作用部駆動装置(ウインチユニット) 46B……作用部駆動装置(ウインチユニット) 47a……回転力作用部(先端部) 48……管路支持装置回転手段(回転装置) 55……傾斜方向検知手段(傾斜計) 62……傾斜方向検知手段(傾斜検出部) 63……修正回転方向検出部(修正方向検出部) 65……駆動装置制御部(第1ウインチ制御部) 66……駆動装置制御部(第2ウインチ制御部) 67……駆動装置制御部(判定部) QH1……傾斜方向 QH2……修正回転方向(修正方向)
Claims (5)
- 【請求項1】敷設管内の所定の敷設位置に管路を敷設す
る際に、 前記敷設管内で前記管路を支持し得る支持フレーム及
び、該支持フレームに設けられた、前記敷設管内で該敷
設管の内周面上を該敷設管の伸延方向に前記支持フレー
ムをスライド移動自在に、かつ前記敷設管の周方向に回
動自在に支持するスライド手段を有する管路支持装置
を、前記敷設管内に、該敷設管の伸延方向に複数配設す
ると共に、これら管路支持装置により、前記管路を前記
敷設管の伸延方向に支持させ、 前記複数の管路支持装置を前記敷設管内で該敷設管の伸
延方向にスライド移動させることにより、これら管路支
持装置により支持された前記管路を前記所定の敷設位置
に移動させて配置すると共に、該管路に生じた前記敷設
管の周方向におけるねじれを、前記複数の管路支持装置
のうち少なくとも1つの管路支持装置を前記周方向にお
いて回転させることにより、該管路支持装置に支持され
た前記管路を、前記ねじれの方向とは反対方向にねじり
回転させる形で修正するようにして構成した管路の敷設
方法。 - 【請求項2】前記管路は可撓性を有した管路であること
を特徴とする請求項1記載の管路の敷設方法。 - 【請求項3】請求項1記載の管路の敷設方法で使用する
前記管路支持装置において、 前記スライド手段は、前記支持フレームの外周部に設け
られており、 前記スライド手段は、前記敷設管の内周面上を、前記支
持フレームを該敷設管の伸延方向にスライド移動自在
に、かつ該敷設管の周方向に回動自在に支持しているこ
とを特徴として構成した管路支持装置。 - 【請求項4】請求項1記載の管路の敷設方法において、
前記管路をねじり回転させる形で修正をする際に使用す
るねじれ修正装置であって、 前記敷設管内で該敷設管の伸延方向に移動自在な移動手
段を有し、 前記移動手段に、前記敷設管内で該移動手段を前記敷設
管に対して固定・固定解除自在な固定手段を設け、 前記移動手段に管路支持装置回転手段を設け、 前記管路支持装置回転手段は、前記敷設管内の前記管路
支持装置に対して接続され得る回転力作用部及び、該回
転力作用部を介して前記管路支持装置を前記敷設管の周
方向に沿って回転駆動自在な作用部駆動装置を有して構
成したねじれ修正装置。 - 【請求項5】前記管路支持装置の、前記敷設管内におけ
る該敷設管の周方向での傾斜方向を検知し得る傾斜方向
検知手段を、前記管路支持装置に設置し得る形で有し、 前記傾斜方向検知手段により検知された前記傾斜方向に
基づいて、前記敷設管の周方向における前記管路支持装
置の前記傾斜方向とは反対方向である修正回転方向を検
出する修正回転方向検出部を設け、 前記修正回転方向検出部により検出された前記修正回転
方向に基づいて、前記作用部駆動装置を駆動させる駆動
装置制御部を設けて構成した請求項4記載のねじれ修正
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9155819A JPH10332044A (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 管路の敷設方法及び、管路支持装置及び、ねじれ修正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9155819A JPH10332044A (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 管路の敷設方法及び、管路支持装置及び、ねじれ修正装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10332044A true JPH10332044A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15614184
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9155819A Pending JPH10332044A (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 管路の敷設方法及び、管路支持装置及び、ねじれ修正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10332044A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024143198A1 (ja) * | 2022-12-27 | 2024-07-04 | 株式会社クボタ | 管搬送装置及び配管方法 |
-
1997
- 1997-05-29 JP JP9155819A patent/JPH10332044A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024143198A1 (ja) * | 2022-12-27 | 2024-07-04 | 株式会社クボタ | 管搬送装置及び配管方法 |
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