JPH10332043A - 配管工法並びに配管構造及びそれに用いられるチーズ - Google Patents

配管工法並びに配管構造及びそれに用いられるチーズ

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JPH10332043A
JPH10332043A JP9139617A JP13961797A JPH10332043A JP H10332043 A JPH10332043 A JP H10332043A JP 9139617 A JP9139617 A JP 9139617A JP 13961797 A JP13961797 A JP 13961797A JP H10332043 A JPH10332043 A JP H10332043A
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JP
Japan
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eccentric
connection port
piping
ceiling
cheese
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JP9139617A
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Hironobu Nakamura
裕信 中村
Hajime Morishima
一 森島
Takeshi Kobayashi
健 小林
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Hochiki Corp
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Hochiki Corp
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば、天井裏等にスプリンクラー設備の配
管系を配設するにあたって、天井裏高さを可及的に低く
することができるとともに、配設コスト及び工数の低減
を効果的に図ることのできる配管工法並び配管構造及び
それに用いられるチーズを提供する。 【解決手段】 一方の接続口21,23の中心線Caに
対して他方の接続口25の中心線Oが偏心しているチー
ズ、ソケット等の偏芯継手を用いて複数本の導管11〜
15を接着接合により接続するとともに、前記導管11
〜15、偏芯継手20等からなる配管系1を天井スラブ
面5aに沿わせるように実質的に当接させてサドル60
により固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、建物の天
井内隠蔽部分(天井裏)等にスプリンクラー設備の配管
系等を配設するのに好適な配管工法並びに配管構造及び
それに用いられるチーズに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の天井裏に配設されるスプリ
ンクラー設備の配管系は、通常、図8に例示される如く
の配管構造が採用されている。図示の配管系2を簡単に
説明すると、適宜の長さに切断された炭素鋼等からなる
鋼管(導管)211、213、215、…が所要本使用
されており、通常は、それらをねじ込み式のチーズ22
0、240やソケット(図示せず)等の継手を用いて接
続するとともに、前記導管211、213、215、…
のうちの適宜のものを吊りボルト265、吊りバンド2
60等の吊持具を用いて、天井スラブ5の室内側下面5
a(以下、天井スラブ面5aと称する)から或る程度の
距離(Lx)をあけて吊持する配管工法が採用されてい
る。
【0003】より詳細には、従来の配管系2において
は、両端にネジ部3a,3b,3c,3d、3eが形成
された導管211、213、215、…をチーズ22
0、240の左右の接続口221、222、241、2
42やエルボ270に螺合させて接続するようになって
いる。ここでは、前記チーズ220,240の左右の接
続口221、222と241、242は共通の中心線C
を持ち、また、導管211と導管213の口径が異なる
ため、チーズ220の接続口221、222の口径は異
なっているが、該接続口221、222とそれに直交す
る接続口225の中心線C,Oは同一平面上に位置する
ようになっている。
【0004】そして、前記天井スラブ面5aから所定の
距離La(天井裏高さ)をあけて前記配管系2の下側に
天井ボード7が水平に配設され、図の右端(配管系2の
終端)に位置するエルボ270にはスプリンクラーヘッ
ド80が取り付けられている。このスプリンクラーヘッ
ド80は、前記天井ボード7から下側(室内側)に大き
く突出しないように前記天井ボード7に形成された開口
部7aにシーリングプレート85を介して配設されてい
る。言い換えれば、前記天井ボード7は、前記スプリン
クラーヘッド80の高さ方向の位置に合わせて配設され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た如くの従来の配管工法、配管構造においては、導管と
チーズやソケット等の継手との接続が螺合式(ねじ込み
式)であるため、配管系を吊り込みながら作業するに
は、天井スラブ面と配管系との間にパイプレンチ等の工
具が入るスペース(かかり代)が必要となり、天井スラ
ブ面に対して配管系を或る程度離して配設せざるを得な
い。このようにスプリンクラー設備の配管系を天井スラ
ブ面から或る程度離して配設すると、必然的に天井裏高
さ(前記La)が高くなり、相対的に天井ボードの高さ
位置が低くなってしまう。
【0006】ここで、特に、スプリンクラー設備の設置
が義務付けられている高層の共同住宅にあっては、建物
の高さが不必要に高くなることを抑えるため、天井裏の
高さをできるだけ低く設定することが強く望まれるが、
上記のような従来の配管工法、配管構造ではかかる要望
に応えられない。
【0007】なお、天井裏の高さを低くすべく、予め所
要本の導管を継手に螺合させて接続しておき、それらを
サドルを用いて天井スラブ面に沿わせるように実質的に
当接させて配設することも考えられないことはないが、
この場合は、導管の口径が異なると、配管系全体を天井
スラブ面に沿わせることができず、したがって、サドル
で配管系を固定することには無理があり、また、全体の
配管長が長くなるとともに継手の数も増えるので、一度
に配管系全体を天井スラブ面に組み付けることは難し
い。さらに、幾つかの部分に分けてサドルで固定するに
しても、あるいは、収まりを微調整するにしても、どこ
かでフランジ接続が必要であり、フランジ接続のために
或る程度の天井裏高さが必要となるとともに、配設コス
ト及び工数が増大してしまう。
【0008】本発明は、上述の如くの問題に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、例えば、天井裏
等にスプリンクラー設備の配管系を配設するにあたっ
て、天井裏高さを可及的に低くすることができるととも
に、配設コスト及び工数の低減を効果的に図ることので
きる配管工法並び配管構造及びそれに用いられるチーズ
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係る配管工法は、基本的には、一方の接続
口の中心線に対して他方の接続口の中心線が偏心してい
るチーズ、ソケット等の偏芯継手を用いて複数本の導管
を接続するとともに、前記導管、偏芯継手等からなる配
管系を天井スラブ面等の壁面に沿わせるように実質的に
当接させて配設することを特徴としている。
【0010】かかる本発明の配管工法の好ましい態様と
しては、前記偏芯継手と前記導管とを合成樹脂で成形
し、該両者を接着剤により接合すること、前記配管系を
サドルにより前記天井スラブ面等の壁面に固定するこ
と、前記偏芯継手を異径継手とすること等が挙げられ
る。また、本発明に係る配管構造は、一方の接続口の中
心線に対して他方の接続口の中心線が偏心している合成
樹脂製のソケット、チーズ等の偏芯継手を介して合成樹
脂製の複数本の導管が接着接合により接続され、前記導
管、偏芯継手等からなる配管系が天井スラブ面等の壁面
に沿うように実質的に当接せしめられるとともに、前記
配管系がサドルにより前記天井スラブ面等の壁面に固定
されていることを特徴としている。
【0011】さらに、本発明に係るチーズは、上記配管
工法及び配管構造に用いるのに好適なもので、左右に位
置する第1及び第2の接続口に対して直交する第3の接
続口の中心線が前記第1及び第2の接続口の中心線のう
ちの少なくとも一方に対して偏心していることを特徴と
しいる。
【0012】本発明のチーズの好ましい態様としては、
前記第1及び第2の接続口の口径と前記第3の接続口の
口径とが異なる、前記第1の接続口の口径と第2の接続
口の口径とが異なる、前記第1、第2、及び第3の接続
口の中心線が相互に偏心しているもの等が挙げられる。
【0013】上述の如くの構成とされた本発明に係る配
管工法及び配管構造の好ましい態様においては、例え
ば、上記した如くの偏芯異径チーズ、偏芯異径ソケット
等の偏芯異径継手を用いて複数本の導管を接着剤により
接合して接続する。このため、導管を継手にねじ込むこ
とを要しないで差し込むだけで接続することができ、そ
のため、従来のもののように、天井スラブ面と配管系と
の間にパイプレンチ等の工具が入るスペース(かかり
代)を必要とせず、また、異径の導管が用いられる場合
でも、偏芯異径継手を用いることにより、天井スラブ面
等の壁面に配管系を沿わせるように実質的に当接させて
配設することが可能となる。これにより、サドルで配管
系を固定することができ、その結果、例えば、スプリン
クラーヘッドの有効取付寸法を確保しながら、天井裏高
さ(前記La)を可及的に低くすることができる。
【0014】また、フランジ接続等の他の接続態様は不
要であるので、この面からも天井裏高さを低くすること
ができるとともに、配設コスト及び工数の低減を効果的
に図ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は本発明に係る配管工
法、配管構造、及びチーズの一実施形態が採用されたス
プリンクラー設備の配管系1を示している。
【0016】図示の配管系1は、前述した図8に示され
る従来例と同様に、建物の天井裏に配設されているもの
で、適宜の長さに切断された合成樹脂製の導管11、1
2、13、14、15…が所要本使用されており、それ
らを合成樹脂製のチーズ20、40やソケット30、5
0等の継手の接続口(後述)に差し込んで接着剤により
接合して接続するとともに、前記導管11〜15のうち
の適宜のものを天井スラブ面5aに、図5に示される如
くに、サドル60と固定ボルト65,65とを用いて締
め付け固定し、前記導管11〜15、チーズ20、4
0、ソケット30、50等からなる配管系1全体を天井
スラブ面5aに沿わせるように実質的に当接させて配設
したものである。なお、66は、固定ボルト65と螺合
されるインサートである。より詳細には、上記配管系1
においては、チーズとして図2及び図4に示される如く
の偏芯異径チーズ20、40と、ソケットとして図3に
示される如くの偏芯異径ソケット30及び50とが用い
られている。
【0017】前記図2に示される偏芯異径チーズ20
は、前記導管11が差し込まれて接着接合される第1の
接続口21と、それより小径の中間部22と、前記導管
12が差し込まれて接着接合される第2の接続口23
と、前記左右に位置する第1及び第2の接続口21、2
3に対して直交するように前記中間部22に突設された
第3の接続口25と、を有し、前記第1及び第2の接続
口21、23は、その口径(内径Da、外径Dg)が同
一であり、かつ、共通の中心線Caを持つが、前記第3
の接続口25は、その口径(外径Dm)が前記第1及び
第2の接続口21、23のそれより小とされており、か
つ、その中心線Oが前記第1及び第2の接続口21、2
3の共通の中心線Caに対して距離(偏心量)εだけ偏
心しており、それらとは異なる平面上に位置している。
この場合、前記第1及び第2の接続口21、23の外周
面(図1において最上端部)と前記第3の接続口25の
外周面(図1において最上端部)とが同一平面(前記天
井スラブ面5a)に同時に接するように各部の寸法が設
定されている。
【0018】また、前記図3に示される偏芯異径ソケッ
ト30は、前記導管12が差し込まれて接着接合される
第1の接続口31と、それより小径の中間部32と、前
記導管13が差し込まれて接着接合される第2の接続口
33と、を有し、前記第1の接続口31の口径(内径D
a、外径Dg)より第2の接続口33の口径(内径D
b、外径Dh)の方が小とされており、かつ、第1の接
続口31の中心線Ca(前記偏芯異径チーズ20の第1
及び第2の接続口21、23の中心線と共通)に対して
第2の接続口33の中心線Cbが距離(偏心量)αだけ
偏心しており、前記第1の接続口31の外周面(図1に
おいて最上端部)と前記第2の接続口33の外周面(図
1において最上端部)とが同一平面(前記天井スラブ面
5a)に同時に接するように各部の寸法が設定されてい
る。
【0019】また、前記図4に示される偏芯異径チーズ
40も、前記した偏芯異径チーズ20とは左右の接続口
の口径が異なるが基本的には同様に、前記導管13が差
し込まれて接着接合される第1の接続口41と、それよ
り小径の中間部42と、前記導管14が差し込まれて接
着接合される第2の接続口43と、前記左右に位置する
第1及び第2の接続口41、43に対して直交するよう
に前記中間部42に突設された第3の接続口45と、を
有し、前記第1及び第2の接続口41、43は、その口
径(内径Db、外径Dh)が同一であり、かつ、共通の
中心線Cb(前記偏芯異径ソケット30の第2の接続口
33の中心線と共通)を持つが、前記第3の接続口45
は、その口径(外径Dm)が前記第1及び第2の接続口
41、43のそれより小とされており、かつ、その中心
線Oが前記第1及び第2の接続口41、43の共通の中
心線Cbに対して距離(偏心量)ε' だけ偏心してお
り、それらとは異なる平面上に位置している。この場合
も、前記第1及び第2の接続口41、43の外周面(図
1において最上端部)と前記第3の接続口45の外周面
(図1において最上端部)とが同一平面(前記天井スラ
ブ面5a)に同時に接するように各部の寸法が設定され
ている。
【0020】また、上記偏芯異径チーズ40の右側の偏
芯異径ソケット50も、前記した偏芯異径ソケット30
より左右の接続口の口径が小とされているが基本的には
同様な構成となっている。
【0021】したがって、上記した説明から理解されよ
うが、前記導管11、12の外径は前記偏芯異径チーズ
20の第1及び第2の接続口21、23の内径(Da)
及び前記偏芯異径ソケット30の第1の接続口31の内
径(Da)と同じ、前記導管13、14の外径が前記偏
芯異径ソケット30の第2の接続口33、前記偏芯異径
チーズ40の第1及び第2の接続口41,43、及び前
記偏芯異径ソケット50の第1の接続口51の内径(D
b)と同じであり、前記導管15の外径が前記偏芯異径
ソケット50の第2の接続口53及びエルボ70の内径
と同じ、となっており、前記導管11、12、前記偏芯
異径チーズ20の第1及び第2の接続口21、23、及
び前記偏芯異径ソケット30の第1の接続口31の中心
線Caに対して、前記導管13、14、前記偏芯異径ソ
ケット30の第2の接続口33、前記偏芯異径チーズ4
0の第1及び第2の接続口41,43、及び前記偏芯異
径ソケット50の第1の接続口51の中心線Cbが上方
にαだけ偏心しており、また、前記中心線Cbに対し
て、前記偏芯異径ソケット50の第2の接続口53、、
前記導管15、及び前記エルボ70の上側の接続口の中
心線Ccが上方にβだけ偏心していて、前記偏芯異径チ
ーズ20、40、偏芯異径ソケット30、50の各接続
口21、23、25、31、33、41、43、45、
51、53とエルボ70の上側接続口とは、天井スラブ
面5aに当接せしめられている。
【0022】そして、上記に加え、前記天井スラブ面5
aから、従来例(図8)の距離Laよりは大幅に短い距
離Ls(天井裏高さ)をあけて前記配管系2の下側に天
井ボード7が水平に配設され、図1の右端(配管系2の
終端)に位置するエルボ70の下側接続口にはスプリン
クラーヘッド80が取り付けられている。このスプリン
クラーヘッド80は、前記天井ボード7から下側(室内
側)に大きく突出しないように前記天井ボード7に形成
された開口部7aにシーリングプレート85を介して配
設されている。言い換えれば、前記天井ボード7は、前
記スプリンクラーヘッド80の高さ方向の位置に合わせ
て配設されている。
【0023】なお、前記した配管系1を構成する導管1
1〜15、偏芯異径チーズ20、40、及び偏芯異径ソ
ケット30、50は、合成樹脂製とされているが、その
材質は、消防法、具体的には消防予第33号に合格する
樹脂であればいかなるものを使用してもかまわないが、
耐熱性や難燃性、施工性を考慮すると、例えば耐熱性硬
質塩化ビニルを使用することが好ましい。
【0024】上述の如くの構成とされた本実施形態の配
管工法及び配管構造においては、上記した如くの偏芯異
径チーズ20、40、偏芯異径ソケット30、50の偏
芯異径継手を用いて複数本の導管11〜15を接着剤に
より接合して接続する。このため、導管11〜15を継
手にねじ込むことを要しないで差し込むだけで接続する
ことができ、そのため、従来のもののように、天井スラ
ブ面5aと配管系との間にパイプレンチ等の工具が入る
スペース(かかり代)を必要とせず、また、異径の導管
11〜15が用いられる場合でも、前記偏芯異径チーズ
20、40、偏芯異径ソケット30、50の偏芯異径継
手を用いたことにより、天井スラブ面5aに配管系2を
沿わせるように実質的に当接させて配設することが可能
となる。
【0025】これにより、サドル60で配管系1を固定
することでき、その結果、スプリンクラーヘッド80の
有効取付寸法を確保しながら、天井裏高さ(前記La)
を可及的に低くすることができる。また、フランジ接続
等の他の接続態様は不要であるので、この面からも天井
裏高さを低くすることができるとともに、配設コスト及
び工数の低減を効果的に図ることができる。
【0026】なお、前記実施形態においては別体とされ
ているチーズ20とソケット30、あるいはチーズ40
とソケット50とを一体にした別の偏芯異径チーズを用
いてもよく、かかる偏芯異径チーズを用いた例を図6に
示す。図6に示される偏芯異径チーズ100は、導管1
1が差し込まれて接着接合される大径(外径Dg)の第
1の接続口101と、それより小径の中間部102と、
前記導管13が差し込まれて接着接合される前記第1の
接続口101より小径(外径Dh)の第2の接続口10
3と、前記左右に位置する第1及び第2の接続口10
1、103に対して直交するように前記中間部102に
突設された第3の接続口105と、を有し、前記第1の
接続口101の中心線Caに対して第2の接続口103
の中心線Cbが所定の距離(前記α)だけ上側に偏心す
るとともに、第3の接続口105の中心線Oが前記第1
及び第2の接続口101、103の中心線Ca、Cbに
対して所定の距離だけ上側に偏心しており、それらの中
心線Ca、Cb、及びOは異なる平面上に位置してい
る。この場合、前記第1及び第2の接続口101、10
3の外周面(図1において最上端部)と前記第3の接続
口105の外周面(図1において最上端部)とが同一平
面(前記天井スラブ面5a)に同時に接するように各部
の寸法が設定されている。
【0027】また、前記実施形態においては偏芯異径チ
ーズ20、40、及び100において、第1及び第2の
接続口の口径よりそれに直交する第3の接続口の口径の
方が小とされているがこれに限られる訳ではなく、例え
ば図7に示される如くに構成してもよい。すなわち、図
7に示される偏芯異径チーズ90は、例えば導管15が
差し込まれて接着接合される第1及び第2の接続口9
1、93と、それより小径の中間部92と、前記左右に
位置する第1及び第2の接続口91、93に対して直交
するように前記中間部22に突設された第3の接続口9
5と、を有し、前記第1及び第2の接続口91、93
は、その口径(内径Dc、外径Di)が同一であり、か
つ、共通の中心線Ccを持つが、前記第3の接続口95
は、その口径(外径Dn)が前記第1及び第2の接続口
91、93のそれより大とされており、かつ、その中心
線Oが前記第1及び第2の接続口91、93の共通の中
心線Ccに対して距離(偏心量)ε''だけ偏心してお
り、それらとは異なる平面上に位置している。この場
合、前記第1及び第2の接続口91、93の外周面(図
1において最上端部)と前記第3の接続口95の外周面
(図1において最上端部)とが同一平面(前記天井スラ
ブ面5a)に同時に接するように各部の寸法が設定され
る。
【0028】以上、本発明の実施形態について詳述した
が、本発明は、前記実施形態に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された発明の精神を逸脱しな
い範囲で、設計において、種々の変更ができるものであ
る。例えば、前記実施形態においては、偏芯継手と導管
とを接続して配管することについて説明したが、配管途
中で同径の導管を接続する場合には、同芯同径のチー
ズ、ソケット等の管継手を使用して配管できるものであ
ることは当然のことであり、かつ、場合によっては同芯
異径の管継手を配管途中に部分的に使用できることも勿
論のことである。また、前記実施形態においては、スプ
リンクラー設備の配管系を天井スラブ面(天井裏)に配
設した例を示したが、本発明の配管工法並びに配管構造
及びチーズは、前記天井裏に配設する場合に限られる訳
ではなく、例えば、配管系を床下や地下等に配設する場
合でも同様に適用できるものである。さらに、配設対象
とされる配管系も前記スプリンクラー設備に限られず、
例えばガス供給設備の配管系を配設する場合でも同様に
適用できる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明に係る偏芯チーズ、偏芯ソケット等の偏芯継手を用い
た配管工法及び配管構造によれば、導管を継手にねじ込
むことを要しないで差し込むだけで接続することがで
き、そのため、従来のもののように、天井スラブ面と配
管系との間にパイプレンチ等の工具が入るスペース(か
かり代)を必要とせず、また、異径の導管が用いられる
場合でも、偏心異径継手を用いることにより、天井スラ
ブ面等の壁面に配管系を沿わせるように実質的に当接さ
せて配設することが可能となるので、サドルで配管系を
天井スラブ面に固定することでき、その結果、例えば、
スプリンクラーヘッドの有効取付寸法を確保しながら、
天井裏高さ(前記La)を可及的に低くすることがで
き、さらに、フランジ接続等の他の接続態様は不要であ
るので、この面からも天井裏高さを低くすることができ
るとともに、配設コスト及び工数の低減を効果的に図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る配管工法、配管構造、及びチーズ
を用いたスプリンクラー設備の配管系を天井裏に配設し
た状態を示す図。
【図2】図1に示される配管系のチーズの一形態を示
し、(A)は部分切欠平面図、(B)は(A)のX−X
矢視断面図。
【図3】図1に示される配管系のソケットの一形態を示
し、(A)は縦断面図、(B)は(A)の右側面図。
【図4】図1に示される配管系のチーズの他の形態を示
し、(A)は部分切欠平面図、(B)は(A)のY−Y
矢視断面図。
【図5】図1のV−V矢視断面図。
【図6】図1に示されるチーズとソケットとを一体化し
た偏芯異径チーズを示す図。
【図7】図1に示される配管系に用いられる他の態様の
チーズを示し、(A)は部分切欠平面図、(B)は
(A)のZ−Z矢視断面図。
【図8】従来の配管工法、配管構造、及びチーズを用い
たスプリンクラー設備の配管系を天井裏に配設した状態
を示す図。
【符号の説明】
1 配管系 5a 天井スラブ面 7 天井ボード 11〜15 導管 20、40、100 偏芯異径チーズ 30、50 偏芯異径ソケット 60 サドル 70 エルボ 80 スプリンクラーヘッド Ca、Cb、Cc、O 中心線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16L 25/00 F16L 3/12 B 41/02 41/02 Z (72)発明者 小林 健 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホー チキ株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の接続口の中心線に対して他方の接
    続口の中心線が偏心しているチーズ、ソケット等の偏芯
    継手を用いて複数本の導管を接続するとともに、前記導
    管、偏芯継手等からなる配管系を天井スラブ面等の壁面
    に沿わせるように実質的に当接させて配設することを特
    徴とする配管工法。
  2. 【請求項2】 前記偏芯継手と前記導管とを合成樹脂で
    成形し、該両者を接着剤により接合することを特徴とす
    る請求項1に記載の配管工法。
  3. 【請求項3】 前記配管系をサドルにより前記天井スラ
    ブ面等の壁面に固定することを特徴とする請求項1又は
    2に記載の配管工法。
  4. 【請求項4】 前記偏芯継手は異径継手であることを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の配管
    工法。
  5. 【請求項5】 一方の接続口の中心線に対して他方の接
    続口の中心線が偏心している合成樹脂製のソケット、チ
    ーズ等の偏芯継手を介して合成樹脂製の複数本の導管が
    接着接合により接続され、前記導管、偏芯継手等からな
    る配管系が天井スラブ面等の壁面に沿うように実質的に
    当接せしめられるとともに、前記配管系がサドルにより
    前記天井スラブ面等の壁面に固定されていることを特徴
    とする配管構造。
  6. 【請求項6】 左右に位置する第1及び第2の接続口に
    対して直交する第3の接続口の中心線が前記第1及び第
    2の接続口の中心線のうちの少なくとも一方に対して偏
    心していることを特徴とするチーズ。
  7. 【請求項7】 前記第1及び第2の接続口の口径と前記
    第3の接続口の口径とが異なっていることを特徴とする
    請求項6に記載のチーズ。
  8. 【請求項8】 前記第1の接続口の口径と第2の接続口
    の口径とが異なっていることを特徴とする請求項6又は
    7に記載のチーズ。
  9. 【請求項9】 前記第1、第2、及び第3の接続口の中
    心線が相互に偏心していることを特徴とする請求項6な
    いし8のいずれか一項に記載のチーズ。
  10. 【請求項10】 前記第1、第2、及び第3の接続口が
    接着接合面を備えていることを特徴とする請求項6ない
    し9のいずれか一項に記載のチーズ。
JP9139617A 1997-05-29 1997-05-29 配管工法並びに配管構造及びそれに用いられるチーズ Pending JPH10332043A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011084858A (ja) * 2009-10-13 2011-04-28 Aron Kasei Co Ltd 給水給湯配管システム

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