JPH10332016A - 空気弁 - Google Patents

空気弁

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Publication number
JPH10332016A
JPH10332016A JP13732997A JP13732997A JPH10332016A JP H10332016 A JPH10332016 A JP H10332016A JP 13732997 A JP13732997 A JP 13732997A JP 13732997 A JP13732997 A JP 13732997A JP H10332016 A JPH10332016 A JP H10332016A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
float
valve seat
point
air
valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13732997A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiichi Yanase
啓一 柳瀬
Kazumi Tajiri
和美 田尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP13732997A priority Critical patent/JPH10332016A/ja
Publication of JPH10332016A publication Critical patent/JPH10332016A/ja
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  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気弁のフロートに傾きが生じた場合にも、
このフロートと弁座との開きを最小化できるようにす
る。 【解決手段】 ガイド部5に沿って浮力により上昇する
フロート2を有し、このフロート2の上昇により空気口
11の弁座10を閉じるようにした空気弁である。フロ
ート2における空気口11の弁座10を閉じる座面28
を、このフロート2の上部がガイド部5に接触する点2
1とフロート2の下部がガイド部5に接触する点22と
を結ぶ線分23の中点24を通る水平線25と、弁座1
0の中心を通る垂直線26とが交わる点27を中心とす
る球面にて形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気弁に関する。
【0002】
【従来の技術】空気弁は、図3に示すように、ケーシン
グ1の内部に、概円柱状や円錐台状に形成されたフロー
ト2が設けられて、このフロート2が、下部より連通孔
3を通ってケーシング1の内部に導入される水4から受
ける浮力により上昇するように構成されている。ケーシ
ング1の内部には、フロート2の昇降を案内するための
ガイド部5が設けられている。図示のガイド部5は、フ
ロート2の周囲を囲む筒状に形成されており、その内部
に水4を導入するための穴部6が形成されている。ケー
シング1の頂部は蓋体7にて閉じられており、この蓋体
7には大空気口8が貫通状態で形成されている。この大
空気口8は、ケーシング1の内部すなわちガイド部5の
内部において、閉塞板9にて閉じられている。閉塞板9
の下部には弁座10が突出状態で形成されており、この
閉塞板9と弁座10とをともに貫通して、小空気口11
が形成されている。すなわち、ケーシング1におけるガ
イド部5の内部とケーシング外とは、小空気口11と大
空気口8とによって互いに連通されている。
【0003】このような構成において、ケーシング1す
なわちガイド部5の内部に水4が導入された場合には、
フロート2はガイド部5に沿って浮力により上昇し、こ
の浮力の作用によってその頂部が弁座10をシール状態
で閉じる。したがって、ケーシング1内の水4が外部に
漏出することが防止される。
【0004】水4の中に空気が混入していると、この空
気は水4よりも軽いことからケーシング1すなわちガイ
ド部5の上部に溜まる。するとフロート2が水4から受
ける浮力が減少し、その位置が下がる。その結果、フロ
ート2の頂部が弁座10から離れ、この弁座10すなわ
ち空気口11(圧力が小さいときは空気口8)が開口し
て、溜まっていた空気が外部へ排出される。
【0005】この空気の排出によってケーシング1内の
水位が上昇すると、それに伴って再びフロート2が上昇
し、弁座10が閉じられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の空気弁では、フロート2が円滑に昇降できる
ようにガイド部5とフロート2との間にはある程度の隙
間12が形成されており、このためにフロート2が傾い
て、弁座10とフロート2との間に図4に示すような開
き13が生じ、そのシール性が低下するという問題点が
ある。
【0007】そこで本発明は、このような問題点を解決
して、フロートに傾きが生じた場合にも、このフロート
と弁座との開きを最小化できるようにすることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、ガイド部に沿って浮力により上昇するフロー
トを有し、このフロートの上昇により空気口の弁座を閉
じるようにした空気弁において、前記フロートにおける
空気口の弁座を閉じる部分を、このフロートの上部がガ
イド部に接触する点とフロートの下部がガイド部に接触
する点とを結ぶ線分の中点を通る水平線と、弁座の中心
を通る垂直線とが交わる点を中心とする球面にて形成し
たものである。
【0009】このように構成することで、フロートの上
部と下部とがガイド部に接触する程度にこのフロートが
傾いた場合でも、フロートの傾きに対してこのフロート
と弁座との開きが最も小さくなる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の形態を示
す。ここで、2は円柱状のフロート、10は弁座、11
は小空気口で、これらは図4に示したものと同様の構成
である。5はガイド部で、たとえば図3に示したものと
同様にフロート2の周囲を囲む筒状に形成されている。
フロート2とガイド部5との間には、このフロート2が
円滑に昇降できるように隙間12が形成されている。
【0011】したがって、フロート2は、図示のように
ガイド部5の内部で傾くことがある。そして、このよう
に傾くと、フロート2の上部が接触点21でガイド部5
に接し、またその下部が接触点22でガイド部5に接す
る。このとき、図示のようにフロート2は傾いているの
で、接触点21と接触点22は、円柱状のフロート2の
周方向に沿って180度離れた位置に存在することにな
る。
【0012】いま、接触点21、22を結ぶ線分23を
考えるとともに、この線分23の中点24を考え、さら
にこの中点24を通る水平線25を考える。すると、各
接触点21、22からこの水平線までの上下方向すなわ
ち垂直方向の距離は、互いに等しくなる。ここでは、こ
の距離をAとする。26は弁座10の中心を通る上下方
向の垂直線であるが、この垂直線26と上述の水平線2
5とが交わる点27を考える。図示の場合は点27は線
分23の中点24に一致する。
【0013】そして、フロート2における弁座10を閉
じるべき座面28を、この点27を中心とする球面で形
成する。Rはこの球面の半径を示す。このように構成す
れば、フロート2は点27を中心とする回転変位にもと
づいて傾いているとみなすことができるため、座面28
をこの点27を中心とする球面で形成することで、フロ
ート2が傾斜したときにこのフロート2と弁座10との
開きを最小すなわちほとんどゼロにすることができ、し
たがって弁座10の止水性を向上させることができる。
また、座面28を球面としたため、フロート2が傾斜し
ていない場合や、その傾斜の程度が低い場合にも、同様
にフロート2と弁座10との開きを最小にすることがで
きる。
【0014】図2は、本発明の他の実施の形態を示す。
ここでは、フロート2における中心部以外の位置に垂直
方向の貫通孔30が貫通状態で形成され、この貫通孔3
0に棒状のガイド部5が通された構成となっている。貫
通孔30は大径部31と小径部32とを有し、小径部3
2に、ガイド部5との接触点21、22が存在する。そ
して同様に中点24を通る水平線25と垂直線26とが
交わる点27が求められる。この場合は点27は中点2
4とは別の位置となり、この点27を中心とする半径R
の球面によって、弁座10を閉じるべき座面28が形成
される。
【0015】この場合も、同様にフロート2の傾斜時に
おけるこのフロート2と弁座10との開きを最小にする
ことができる。なお、フロート2の中心部の位置に貫通
孔が形成されてガイド部が通されたものでも、同様の構
成とすることができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によると、空気弁の
フロートにおける空気口の弁座を閉じる部分を、このフ
ロートの上部がガイド部に接触する点とフロートの下部
がガイド部に接触する点とを結ぶ線分の中点を通る水平
線と、弁座の中心を通る垂直線とが交わる点を中心とす
る球面にて形成したため、フロートの上部と下部とがガ
イド部に接触する程度にこのフロートが傾いた場合に、
フロートの傾きに対してこのフロートと弁座との開きを
最も小さくすることができ、したがって弁座の止水性を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の空気弁の要部の概略構成
を示す図である。
【図2】本発明の他の実施の形態の空気弁の要部の概略
構成を示す図である。
【図3】従来の空気弁の構造を示す断面図である。
【図4】図3の空気弁におけるフロートと弁座との開き
を説明するための図である。
【符号の説明】
2 フロート 5 ガイド部 10 弁座 21 接触点 22 接触点 23 線分 24 中点 25 水平線 26 垂直線 27 点 28 座面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガイド部に沿って浮力により上昇するフ
    ロートを有し、このフロートの上昇により空気口の弁座
    を閉じるようにした空気弁であって、前記フロートにお
    ける空気口の弁座を閉じる部分を、このフロートの上部
    がガイド部に接触する点とフロートの下部がガイド部に
    接触する点とを結ぶ線分の中点を通る水平線と、弁座の
    中心を通る垂直線とが交わる点を中心とする球面にて形
    成したことを特徴とする空気弁。
JP13732997A 1997-05-28 1997-05-28 空気弁 Pending JPH10332016A (ja)

Priority Applications (1)

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JP13732997A JPH10332016A (ja) 1997-05-28 1997-05-28 空気弁

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JP13732997A JPH10332016A (ja) 1997-05-28 1997-05-28 空気弁

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JPH10332016A true JPH10332016A (ja) 1998-12-15

Family

ID=15196129

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JP13732997A Pending JPH10332016A (ja) 1997-05-28 1997-05-28 空気弁

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006342718A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Toyota Industries Corp 容量可変型圧縮機の容量制御弁

Cited By (3)

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JP2006342718A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Toyota Industries Corp 容量可変型圧縮機の容量制御弁
JP4516892B2 (ja) * 2005-06-08 2010-08-04 イーグル工業株式会社 容量可変型圧縮機の容量制御弁
US7806666B2 (en) 2005-06-08 2010-10-05 Eagle Industry Co. Ltd. Displacement control valve of variable displacement compressor

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