JPH10331407A - 床 材 - Google Patents
床 材Info
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- JPH10331407A JPH10331407A JP7601698A JP7601698A JPH10331407A JP H10331407 A JPH10331407 A JP H10331407A JP 7601698 A JP7601698 A JP 7601698A JP 7601698 A JP7601698 A JP 7601698A JP H10331407 A JPH10331407 A JP H10331407A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 滑り防止、排水性、歩行感の全てに優れた床
材を提供する。 【解決手段】 平面視が長方形状であって、その長手方
向に沿う一方の長側面2の幅方向の両端部にそれぞれ係
合突起4,4が形成され、長手方向に沿う他方の長側面
5の幅方向の両端部にそれぞれ係合孔7,7が形成され
た床部材1を、幅方向に複数個配設するとともに、隣接
する床部材1,1同士は、一方の床部材1の係合突起4
が他方の床部材1の係合孔7に嵌合係止されて連接され
ている。また、床部材1の表面8に、この表面8より若
干隆起した状態で多数の小隆起部9,9・・・が形成さ
れ、各小隆起部9,9・・・の周囲に沿ってスリット状
の排水溝部10,10・・・が形成されている。
材を提供する。 【解決手段】 平面視が長方形状であって、その長手方
向に沿う一方の長側面2の幅方向の両端部にそれぞれ係
合突起4,4が形成され、長手方向に沿う他方の長側面
5の幅方向の両端部にそれぞれ係合孔7,7が形成され
た床部材1を、幅方向に複数個配設するとともに、隣接
する床部材1,1同士は、一方の床部材1の係合突起4
が他方の床部材1の係合孔7に嵌合係止されて連接され
ている。また、床部材1の表面8に、この表面8より若
干隆起した状態で多数の小隆起部9,9・・・が形成さ
れ、各小隆起部9,9・・・の周囲に沿ってスリット状
の排水溝部10,10・・・が形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一定形状に形成さ
れた床材を並べて床面に敷きつめる形式の樹脂製の床材
に関するものである。
れた床材を並べて床面に敷きつめる形式の樹脂製の床材
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プールサイドなどでは、滑らないように
するために、また滑って転倒しても危険度を少なくする
ために、また夏場に高温とならず素足でも歩行できるよ
うにするために、樹脂製の床材を敷きつめることが多
い。樹脂製の床材は、モルタルなどに比較して硬度が低
く、無機系の表層材に比較して高温になりにくいといっ
た特徴を有する。
するために、また滑って転倒しても危険度を少なくする
ために、また夏場に高温とならず素足でも歩行できるよ
うにするために、樹脂製の床材を敷きつめることが多
い。樹脂製の床材は、モルタルなどに比較して硬度が低
く、無機系の表層材に比較して高温になりにくいといっ
た特徴を有する。
【0003】このような樹脂製の床材は、従来より種々
の形状のものが提案されているが、特にプールサイドの
ように水が付着しやすい場所での使用では、滑って怪我
をしないようにするために、その表面を凹凸形状にして
いる。
の形状のものが提案されているが、特にプールサイドの
ように水が付着しやすい場所での使用では、滑って怪我
をしないようにするために、その表面を凹凸形状にして
いる。
【0004】図15及び図18は、このような樹脂製の
タイル状床材の従来構造の一例を示している。
タイル状床材の従来構造の一例を示している。
【0005】図15に示す床材は、表面に滑り止め用の
突起81,81・・・を形成した方形状の小枠体82
(図16参照)を1単位として、1個の小枠体82の各
角部にそれぞれ小枠体82,82・・・を配置した5個
1組の中枠体84を形成し(図17参照)、かつ各角部
に配置した小枠体82,82・・・が、それぞれ隣接す
る中枠体84の一つの角部を形成(共有)するようにし
て、上下左右に必要個数連続的に形成した構造となって
いる。また、床材としての強度を得るために、隣接する
4個の小枠体82,82・・・間をクロス状の補強杆8
5によって連結している。
突起81,81・・・を形成した方形状の小枠体82
(図16参照)を1単位として、1個の小枠体82の各
角部にそれぞれ小枠体82,82・・・を配置した5個
1組の中枠体84を形成し(図17参照)、かつ各角部
に配置した小枠体82,82・・・が、それぞれ隣接す
る中枠体84の一つの角部を形成(共有)するようにし
て、上下左右に必要個数連続的に形成した構造となって
いる。また、床材としての強度を得るために、隣接する
4個の小枠体82,82・・・間をクロス状の補強杆8
5によって連結している。
【0006】また、図18に示す床材は、表面に筋条の
溝91,91・・・を多数形成した長尺状の床部材92
を、横方向に一定の間隔を存して多数個並べ、これら床
部材92,92・・・を横方向に配置した連結杆93,
93・・・によって一体的に連結した構造となってい
る。
溝91,91・・・を多数形成した長尺状の床部材92
を、横方向に一定の間隔を存して多数個並べ、これら床
部材92,92・・・を横方向に配置した連結杆93,
93・・・によって一体的に連結した構造となってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
に示す床材は、その構造上、滑り防止と排水性には優れ
ているが、表面が粗くかつ突起があることから、足裏の
接触面積が小さく、素足で歩いた場合に足の裏が痛く感
じる場合があるといった問題があった。また、痛く感じ
ないまでも、歩行感が悪いといった問題があった。
に示す床材は、その構造上、滑り防止と排水性には優れ
ているが、表面が粗くかつ突起があることから、足裏の
接触面積が小さく、素足で歩いた場合に足の裏が痛く感
じる場合があるといった問題があった。また、痛く感じ
ないまでも、歩行感が悪いといった問題があった。
【0008】また、図18に示す床材は、溝91,91
・・・が一方向にのみ形成されているため、溝91に直
交する方向には滑り止め効果が得られるが、溝91に沿
う方向には滑りやすいといった問題があった。
・・・が一方向にのみ形成されているため、溝91に直
交する方向には滑り止め効果が得られるが、溝91に沿
う方向には滑りやすいといった問題があった。
【0009】本発明はこのような問題点を解決すべく創
案されたもので、その目的は、滑り防止、排水性、歩行
感の全てに優れた床材を提供することにある。
案されたもので、その目的は、滑り防止、排水性、歩行
感の全てに優れた床材を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載の床材は、床材表面に、こ
の床材表面より若干隆起した状態で多数の小隆起部が形
成され、各小隆起部の周囲に沿ってスリット状の排水溝
部が形成されたものである。
め、本発明の請求項1に記載の床材は、床材表面に、こ
の床材表面より若干隆起した状態で多数の小隆起部が形
成され、各小隆起部の周囲に沿ってスリット状の排水溝
部が形成されたものである。
【0011】すなわち、小隆起部を床材表面より若干隆
起させることによって滑り防止効果が得られ、各小隆起
部の周囲に沿ってスリット状の排水溝部を形成すること
によって、十分な排水効果が得られ、かつ多数の小隆起
部が足裏に当たることによって、足裏の接触面積が大き
くなるので、歩行感も良好なものとなる。
起させることによって滑り防止効果が得られ、各小隆起
部の周囲に沿ってスリット状の排水溝部を形成すること
によって、十分な排水効果が得られ、かつ多数の小隆起
部が足裏に当たることによって、足裏の接触面積が大き
くなるので、歩行感も良好なものとなる。
【0012】また、本発明の請求項2に記載の床材は、
請求項1に記載のものにおいて、前記小隆起部は前記床
材又は前記床部材の表面のほぼ全体にわたって形成され
るとともに、前記排水溝部は前記小隆起部の全周にわた
って形成され、前記小隆起部と前記床材又は前記床部材
とは、裏面側に形成されたリブ片によって一体的に連接
されてたものである。
請求項1に記載のものにおいて、前記小隆起部は前記床
材又は前記床部材の表面のほぼ全体にわたって形成され
るとともに、前記排水溝部は前記小隆起部の全周にわた
って形成され、前記小隆起部と前記床材又は前記床部材
とは、裏面側に形成されたリブ片によって一体的に連接
されてたものである。
【0013】すなわち、小隆起部を床材又は床部材の表
面のほぼ全体にわたって密に形成することにより、足裏
の接触面積が大きくなるので、歩行感が良好なものとな
る。また、このような多数の小隆起部の全周にわたって
排水溝部を形成することにより、床材のほぼ全体に排水
溝部が形成されるので、溝の面積部分が小さくても、良
好な排水性が得られるものである。
面のほぼ全体にわたって密に形成することにより、足裏
の接触面積が大きくなるので、歩行感が良好なものとな
る。また、このような多数の小隆起部の全周にわたって
排水溝部を形成することにより、床材のほぼ全体に排水
溝部が形成されるので、溝の面積部分が小さくても、良
好な排水性が得られるものである。
【0014】また、本発明の請求項3に記載の床材は、
請求項2に記載のものにおいて、前記リブ片のうち脚部
となるリブ片が、縦方向又は横方向のいずれか一方向に
のみ形成されてなるものである。これにより、髪の毛等
のゴミの絡みつきがなくなり、清掃しやすくなる。ま
た、デッキブラシ等で清掃する場合に、デッキブラシの
櫛の通りがよくなり清掃しやすくなる。
請求項2に記載のものにおいて、前記リブ片のうち脚部
となるリブ片が、縦方向又は横方向のいずれか一方向に
のみ形成されてなるものである。これにより、髪の毛等
のゴミの絡みつきがなくなり、清掃しやすくなる。ま
た、デッキブラシ等で清掃する場合に、デッキブラシの
櫛の通りがよくなり清掃しやすくなる。
【0015】また、本発明の請求項4に記載の床材は、
床材表面が、2次元方向に連続して配設された多数個の
ブロック片によって形成されるとともに、これらブロッ
ク片は隣接するブロック片同士の高さが異なるように形
成され、かつこれらブロック片の周囲に沿って排水溝部
が形成されたものである。すなわち、隣接するブロック
片に高低差があるので、見る角度によってブロック片に
よる模様が変化し、見栄えのよいものとなる。
床材表面が、2次元方向に連続して配設された多数個の
ブロック片によって形成されるとともに、これらブロッ
ク片は隣接するブロック片同士の高さが異なるように形
成され、かつこれらブロック片の周囲に沿って排水溝部
が形成されたものである。すなわち、隣接するブロック
片に高低差があるので、見る角度によってブロック片に
よる模様が変化し、見栄えのよいものとなる。
【0016】また、本発明の請求項5に記載の床材は、
請求項4に記載のものにおいて、前記床材の裏面側に、
脚部となるリブ片が縦方向又は横方向のいずれか一方向
にのみ形成されてなるものである。
請求項4に記載のものにおいて、前記床材の裏面側に、
脚部となるリブ片が縦方向又は横方向のいずれか一方向
にのみ形成されてなるものである。
【0017】これにより、髪の毛等のゴミの絡みつきが
なくなり、清掃しやすくなる。また、デッキブラシ等で
清掃する場合に、デッキブラシの櫛の通りがよくなり清
掃しやすくなる。
なくなり、清掃しやすくなる。また、デッキブラシ等で
清掃する場合に、デッキブラシの櫛の通りがよくなり清
掃しやすくなる。
【0018】また、本発明の請求項6に記載の床材は、
請求項1、2、3、4又は5に記載のものにおいて、前
記小隆起部又は前記ブロック片の表面が平坦面又は上方
に膨出した大径の湾曲面に形成されてなるものである。
請求項1、2、3、4又は5に記載のものにおいて、前
記小隆起部又は前記ブロック片の表面が平坦面又は上方
に膨出した大径の湾曲面に形成されてなるものである。
【0019】すわなち、小隆起部の表面を平坦面又は大
径の湾曲面に形成することによって、足裏の接触面積が
大きくなるので、歩行感が良好なものとなる。
径の湾曲面に形成することによって、足裏の接触面積が
大きくなるので、歩行感が良好なものとなる。
【0020】また、本発明の請求項7に記載の床材は、
請求項1、2、3、4、5又は6に記載のものにおい
て、前記床材は、平面視が長方形状であって、その長手
方向に沿う一方の長側面の幅方向の両端部にそれぞれ係
合突起が形成され、長手方向に沿う他方の長側面の幅方
向の両端部にそれぞれ係合孔が形成された床部材を、幅
方向に複数個配設するとともに、隣接する床部材同士
は、一方の床部材の係合突起が他方の床部材の係合孔に
係止されて連接されることにより、この係合突起を回転
軸として、連接された床部材が順次巻取り可能に構成さ
れたものである。
請求項1、2、3、4、5又は6に記載のものにおい
て、前記床材は、平面視が長方形状であって、その長手
方向に沿う一方の長側面の幅方向の両端部にそれぞれ係
合突起が形成され、長手方向に沿う他方の長側面の幅方
向の両端部にそれぞれ係合孔が形成された床部材を、幅
方向に複数個配設するとともに、隣接する床部材同士
は、一方の床部材の係合突起が他方の床部材の係合孔に
係止されて連接されることにより、この係合突起を回転
軸として、連接された床部材が順次巻取り可能に構成さ
れたものである。
【0021】すなわち、小隆起部を床材表面より若干隆
起させることによって滑り防止効果が得られ、各小隆起
部の周囲に沿ってスリット状の排水溝部を形成すること
によって、十分な排水効果が得られ、かつ多数の小隆起
部が足裏に当たることによって、足裏の接触面積が大き
くなるので、歩行感も良好なものとなる。また、使用し
ないときには巻取って収納できるので、保管に際し嵩張
ることがない。
起させることによって滑り防止効果が得られ、各小隆起
部の周囲に沿ってスリット状の排水溝部を形成すること
によって、十分な排水効果が得られ、かつ多数の小隆起
部が足裏に当たることによって、足裏の接触面積が大き
くなるので、歩行感も良好なものとなる。また、使用し
ないときには巻取って収納できるので、保管に際し嵩張
ることがない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【0023】図1は本発明の床材を巻取り式床材に適用
した例を示す平面図、図2は底面図、図3は図1に示す
x−x線に沿う断面図、図4は図1に示すy−y線に沿
う断面図、図5は図1に示す巻取り式床材の斜視図、図
6は図1に示す巻取り式床材を反対方向から見た斜視
図、図7は巻取り式床材を構成する床部材の斜視図であ
る。
した例を示す平面図、図2は底面図、図3は図1に示す
x−x線に沿う断面図、図4は図1に示すy−y線に沿
う断面図、図5は図1に示す巻取り式床材の斜視図、図
6は図1に示す巻取り式床材を反対方向から見た斜視
図、図7は巻取り式床材を構成する床部材の斜視図であ
る。
【0024】本実施形態の巻取り式床材Aは、平面視が
長方形状であって、縦断面が下向きコ字状に形成された
硬質樹脂製の床部材1を、その幅方向に複数個連接した
ものである。
長方形状であって、縦断面が下向きコ字状に形成された
硬質樹脂製の床部材1を、その幅方向に複数個連接した
ものである。
【0025】すなわち、床部材1は、その長手方向に沿
う一方の長側面2の幅方向の両端部がそれぞれL字状に
切り欠かれており、長側面2に直交する各切欠面3,3
に、それぞれ係合突起4,4が形成されている。また、
床部材1の長手方向に沿う他方の長側面5の幅方向の両
端部には、対向するようにして方形状の突出片6,6が
それぞれ設けられており、この突出片6,6にそれぞれ
係合孔7,7が形成されている。
う一方の長側面2の幅方向の両端部がそれぞれL字状に
切り欠かれており、長側面2に直交する各切欠面3,3
に、それぞれ係合突起4,4が形成されている。また、
床部材1の長手方向に沿う他方の長側面5の幅方向の両
端部には、対向するようにして方形状の突出片6,6が
それぞれ設けられており、この突出片6,6にそれぞれ
係合孔7,7が形成されている。
【0026】そして、隣接する床部材1,1同士は、一
方の床部材1の各係合突起4,4が、他方の床部材1の
各係合孔7,7にそれぞれ嵌合係止されて連接されてい
る。
方の床部材1の各係合突起4,4が、他方の床部材1の
各係合孔7,7にそれぞれ嵌合係止されて連接されてい
る。
【0027】また、隣接する床部材1,1の対向側面
2,5間は、連接された床部材1,1・・・が巻取れる
ように、所定の隙間(クリアランス)Pを存して形成さ
れている。これにより、係合突起4,4を回転軸とし
て、連接された床部材1,1・・・が順次内側に巻取り
可能な構造となっている。
2,5間は、連接された床部材1,1・・・が巻取れる
ように、所定の隙間(クリアランス)Pを存して形成さ
れている。これにより、係合突起4,4を回転軸とし
て、連接された床部材1,1・・・が順次内側に巻取り
可能な構造となっている。
【0028】また、各床部材1の表面8には、この表面
8より若干隆起した状態で、楕円又は長円形状の小隆起
部9,9・・・が、長手方向に沿って一定の間隔で多数
個形成されており、各小隆起部9,9・・・の周囲に
は、裏面側に貫通するスリット状の排水溝部10,10
・・・が形成されている。つまり、排水溝部10は、小
隆起部9の周囲に沿って環状に形成されている。
8より若干隆起した状態で、楕円又は長円形状の小隆起
部9,9・・・が、長手方向に沿って一定の間隔で多数
個形成されており、各小隆起部9,9・・・の周囲に
は、裏面側に貫通するスリット状の排水溝部10,10
・・・が形成されている。つまり、排水溝部10は、小
隆起部9の周囲に沿って環状に形成されている。
【0029】また、排水溝部10によって床部材1から
分離された状態の小隆起部9は、裏面側に形成された格
子状のリブ片11によって床部材1に一体的に連接され
ている。リブ片11は、床部材1の長手方向(縦方向)
に2本、幅方向(横方向)に8本設けられている。つま
り、1個の小隆起部9について見れば、縦方向に2本、
横方向に1本設けられた構造となっている(図2参
照)。このリブ片11は、床部材1の各側面の下端縁と
ともに、これを敷きつめたときの脚部となる。
分離された状態の小隆起部9は、裏面側に形成された格
子状のリブ片11によって床部材1に一体的に連接され
ている。リブ片11は、床部材1の長手方向(縦方向)
に2本、幅方向(横方向)に8本設けられている。つま
り、1個の小隆起部9について見れば、縦方向に2本、
横方向に1本設けられた構造となっている(図2参
照)。このリブ片11は、床部材1の各側面の下端縁と
ともに、これを敷きつめたときの脚部となる。
【0030】ただし、リブ片11の形状については、図
8に示す形状とすることができる。すなわち、縦方向の
リブ片11a,11aのみのを床部材1の各側面1a,
1aと同じ高さ(例えば、10mm)として、脚部とし
ての機能を持たせ、横方向のリブ片11b,11b・・
・については、その高さを2〜3mm程度とし、あくま
で補強用としての機能のみ持たせてもよい。このよう
に、一方向(本実施形態では縦方向)にのみ脚部となる
リブ片11a,11aを設けることにより、髪の毛等の
ゴミの絡みつきが少なくなって、清掃しやすくなる。ま
た、デッキブラシ等で清掃する場合に、デッキブラシの
櫛の通りがよくなり清掃しやすくなる。この場合、縦方
向のリブ片11a,11aの下端縁及び床部材1の各側
面1a,1aの下端縁に、一定の間隔を存して多数の切
り欠き部21,21・・・を設けておけば、排水性も向
上する。
8に示す形状とすることができる。すなわち、縦方向の
リブ片11a,11aのみのを床部材1の各側面1a,
1aと同じ高さ(例えば、10mm)として、脚部とし
ての機能を持たせ、横方向のリブ片11b,11b・・
・については、その高さを2〜3mm程度とし、あくま
で補強用としての機能のみ持たせてもよい。このよう
に、一方向(本実施形態では縦方向)にのみ脚部となる
リブ片11a,11aを設けることにより、髪の毛等の
ゴミの絡みつきが少なくなって、清掃しやすくなる。ま
た、デッキブラシ等で清掃する場合に、デッキブラシの
櫛の通りがよくなり清掃しやすくなる。この場合、縦方
向のリブ片11a,11aの下端縁及び床部材1の各側
面1a,1aの下端縁に、一定の間隔を存して多数の切
り欠き部21,21・・・を設けておけば、排水性も向
上する。
【0031】床部材1の大きさは、本実施形態では約6
0mm×300mmであり、これを5個連接して、約3
00mm×300mmの大きさの巻取り式床材Aを構成
している。また、排水溝部10の幅は、歩行感を考慮し
て約2mmとし、滑り性については、小隆起部9を床部
材1の表面8より約1〜2mm高くすることによって、
滑り止め効果を得るようにしている。
0mm×300mmであり、これを5個連接して、約3
00mm×300mmの大きさの巻取り式床材Aを構成
している。また、排水溝部10の幅は、歩行感を考慮し
て約2mmとし、滑り性については、小隆起部9を床部
材1の表面8より約1〜2mm高くすることによって、
滑り止め効果を得るようにしている。
【0032】なお、小隆起部9の形状については、本実
施形態では楕円形状又は長円形状としているが、これら
に限定されるものではなく、例えば円形状や、正方形又
は長方形といった矩形状とすることが可能である。ま
た、小隆起部9の表面は、平坦面又は上方に膨出した大
径の湾曲面に形成されている。
施形態では楕円形状又は長円形状としているが、これら
に限定されるものではなく、例えば円形状や、正方形又
は長方形といった矩形状とすることが可能である。ま
た、小隆起部9の表面は、平坦面又は上方に膨出した大
径の湾曲面に形成されている。
【0033】また、係合孔7と係合突起4とからなる連
結部は回転可能な構造となっているが、回転のためのク
リアランスPは、3.5mm以下とする。また、回転角
を大きくするために、回転のためのクリアランスPを、
回転軸(係合突起)4の軸芯から約5mm程度ずらした
構造としている。
結部は回転可能な構造となっているが、回転のためのク
リアランスPは、3.5mm以下とする。また、回転角
を大きくするために、回転のためのクリアランスPを、
回転軸(係合突起)4の軸芯から約5mm程度ずらした
構造としている。
【0034】このように、本実施形態の床部材1は、小
隆起部9を床部材1の表面8より若干隆起させることに
よって滑り防止効果を得るものである。また、小隆起部
9を床部材1の表面8のほぼ全体にわたって密に形成す
るとともに、小隆起部9の表面を平坦面又湾曲面に形成
したので、多数の小隆起部9,9・・・が足裏に当たる
ことによって、足裏の接触面積が大きくなるので、歩行
感が良好なものとなる。また、小隆起部9の周囲に沿っ
てスリット状の排水溝部10を形成することによって、
床部材1のほぼ全体に排水溝10が形成されるので、排
水溝10の総面積が小さくても、良好な排水性が得られ
るものである。
隆起部9を床部材1の表面8より若干隆起させることに
よって滑り防止効果を得るものである。また、小隆起部
9を床部材1の表面8のほぼ全体にわたって密に形成す
るとともに、小隆起部9の表面を平坦面又湾曲面に形成
したので、多数の小隆起部9,9・・・が足裏に当たる
ことによって、足裏の接触面積が大きくなるので、歩行
感が良好なものとなる。また、小隆起部9の周囲に沿っ
てスリット状の排水溝部10を形成することによって、
床部材1のほぼ全体に排水溝10が形成されるので、排
水溝10の総面積が小さくても、良好な排水性が得られ
るものである。
【0035】また、各床部材1,1・・・には、幅方向
に沿う一方の短側面12に外付けする形でコ字型の嵌合
凹部15が形成され、他方の短側面13の下端縁の2箇
所から所定幅の切り欠き溝16,16が形成されること
によって、その中央部に嵌合突起部14が形成されてい
る。つまり、本発明の巻取り式床材Aを幅方向に複数個
配設し、隣接する一方の巻取り式床材Aの各床部材1,
1・・・の短側面12に形成された嵌合凹部15に、隣
接する他方の巻取り式床材Aの各床部材1,1・・・の
短側面13に形成された嵌合突起部14を嵌め合わせる
ことによって、巻取り式床材Aを幅方向に順次連接可能
な構造となっている。
に沿う一方の短側面12に外付けする形でコ字型の嵌合
凹部15が形成され、他方の短側面13の下端縁の2箇
所から所定幅の切り欠き溝16,16が形成されること
によって、その中央部に嵌合突起部14が形成されてい
る。つまり、本発明の巻取り式床材Aを幅方向に複数個
配設し、隣接する一方の巻取り式床材Aの各床部材1,
1・・・の短側面12に形成された嵌合凹部15に、隣
接する他方の巻取り式床材Aの各床部材1,1・・・の
短側面13に形成された嵌合突起部14を嵌め合わせる
ことによって、巻取り式床材Aを幅方向に順次連接可能
な構造となっている。
【0036】このような構造とすれば、嵌合突起部14
は短側面13と面一となることから、搬送時や巻取り時
又は展開時に切欠状突起が何かに当たって折れるといっ
た心配が少ない。また、嵌合凹部15は短側面12に突
出状に形成されるが、その形状は横断面コ字状であっ
て、十分な強度が得られる形状である。従って、嵌合凹
部15についても、搬送時や巻取り時又は展開時に何か
に当たって割れるといった心配は殆どない。
は短側面13と面一となることから、搬送時や巻取り時
又は展開時に切欠状突起が何かに当たって折れるといっ
た心配が少ない。また、嵌合凹部15は短側面12に突
出状に形成されるが、その形状は横断面コ字状であっ
て、十分な強度が得られる形状である。従って、嵌合凹
部15についても、搬送時や巻取り時又は展開時に何か
に当たって割れるといった心配は殆どない。
【0037】なお、巻取り式床材Aを長手方向に連接す
る場合には、図9に示すように、次に連接する巻取り式
床材Aの一方の端の床部材1を両手で若干湾曲させ、係
合突起4,4を内側に撓ませて、連接すべき巻取り式床
材Aの最後の床部材1の係合孔7,7にそれぞれ嵌合す
ればよい。床部材1は硬質樹脂で形成されているが、そ
の形状は断面下向きコ字状の比較的曲げやすい形状であ
ることから、この程度に湾曲させることは可能である。
る場合には、図9に示すように、次に連接する巻取り式
床材Aの一方の端の床部材1を両手で若干湾曲させ、係
合突起4,4を内側に撓ませて、連接すべき巻取り式床
材Aの最後の床部材1の係合孔7,7にそれぞれ嵌合す
ればよい。床部材1は硬質樹脂で形成されているが、そ
の形状は断面下向きコ字状の比較的曲げやすい形状であ
ることから、この程度に湾曲させることは可能である。
【0038】図10は、本発明の床材をタイル状の床材
に適用した例を示す平面図である。すなわち、図1に示
した巻取り式床材Aの連接部分(係合突起4及び係合孔
7等)を無くて一体的に形成している他は、巻取り式床
材Aの構造と全く同様であるので、同部材には同符号を
付すこととし、ここでは詳細な説明を省略する。
に適用した例を示す平面図である。すなわち、図1に示
した巻取り式床材Aの連接部分(係合突起4及び係合孔
7等)を無くて一体的に形成している他は、巻取り式床
材Aの構造と全く同様であるので、同部材には同符号を
付すこととし、ここでは詳細な説明を省略する。
【0039】図11は、本発明の床材を巻き取り式床材
に適用した他の例を示す平面図、図12は底面図、図1
3は斜視図、図14は図11に示すz−z線に沿う断面
図である。
に適用した他の例を示す平面図、図12は底面図、図1
3は斜視図、図14は図11に示すz−z線に沿う断面
図である。
【0040】本実施形態の巻取り式床材Bは、各床部材
1,1・・・の表面が、2次元方向(縦方向及び横方
向)に多数個配設された方形状(正方形状又は長方形
状)のブロック片31a・・・,31b・・・によって
形成されており、これらブロック片31a・・・,31
b・・・は、互いに隣接するブロック片31a,31b
同士の高さが異なるように形成されている。すなわち、
本実施形態では、高さの高いブロック片31a・・・と
高さの低いブロック片31b・・・との2種類のブロッ
ク片によって形成されており、この2種類のブロック片
31a・・・,31b・・・が縦方向及び横方向に交互
に連続して配設された構造となっている。
1,1・・・の表面が、2次元方向(縦方向及び横方
向)に多数個配設された方形状(正方形状又は長方形
状)のブロック片31a・・・,31b・・・によって
形成されており、これらブロック片31a・・・,31
b・・・は、互いに隣接するブロック片31a,31b
同士の高さが異なるように形成されている。すなわち、
本実施形態では、高さの高いブロック片31a・・・と
高さの低いブロック片31b・・・との2種類のブロッ
ク片によって形成されており、この2種類のブロック片
31a・・・,31b・・・が縦方向及び横方向に交互
に連続して配設された構造となっている。
【0041】また、互いに隣接するブロック片31a,
31b間には排水溝部32が形成されている。つまり、
各ブロック片31a・・・,31b・・・が、縦方向及
び横方向に交差する碁盤目状の排水溝部32によって区
切られた形となっており、1個のブロック片31a(又
は31b)について見れば、その周囲に沿って排水溝部
32が形成された構造となっている。また、この排水溝
部32には、互いに隣接するブロック片31a,31b
間の排水溝部32に1個の割合で、裏面側まで貫通する
排水孔33が形成されている。つまり、排水孔33は、
1個のブロック片31a(又は31b)について見れ
ば、その周囲4箇所に設けられている。ただし、床部材
1の周縁部に位置するブロック片31a(又は31b)
については、排水溝部32との関係上、排水孔33の個
数は2個又は3個である。
31b間には排水溝部32が形成されている。つまり、
各ブロック片31a・・・,31b・・・が、縦方向及
び横方向に交差する碁盤目状の排水溝部32によって区
切られた形となっており、1個のブロック片31a(又
は31b)について見れば、その周囲に沿って排水溝部
32が形成された構造となっている。また、この排水溝
部32には、互いに隣接するブロック片31a,31b
間の排水溝部32に1個の割合で、裏面側まで貫通する
排水孔33が形成されている。つまり、排水孔33は、
1個のブロック片31a(又は31b)について見れ
ば、その周囲4箇所に設けられている。ただし、床部材
1の周縁部に位置するブロック片31a(又は31b)
については、排水溝部32との関係上、排水孔33の個
数は2個又は3個である。
【0042】また、排水溝部32の幅は、歩行感と清掃
性とを考慮して約2〜3mmとし、ブロック片31aと
ブロック片31bとの高低差は約1〜2mmとしてい
る。
性とを考慮して約2〜3mmとし、ブロック片31aと
ブロック片31bとの高低差は約1〜2mmとしてい
る。
【0043】このように、床材表面を、高さの異なる2
種類のブロック片31a・・・,31b・・・を交互に
連続して配設した構造とすることにより、上方から見た
ときにはブロック片31a・・・,31b・・・が単に
碁盤目状に並んでいるように見えるが、横斜め上方から
見たときにはブロック片31a・・・とブロック片31
b・・・との高低差によって凹凸模様となるため、外観
的にも見る角度によって床材表面の模様が変化する良好
なものとなる。
種類のブロック片31a・・・,31b・・・を交互に
連続して配設した構造とすることにより、上方から見た
ときにはブロック片31a・・・,31b・・・が単に
碁盤目状に並んでいるように見えるが、横斜め上方から
見たときにはブロック片31a・・・とブロック片31
b・・・との高低差によって凹凸模様となるため、外観
的にも見る角度によって床材表面の模様が変化する良好
なものとなる。
【0044】その他の構造は、図1ないし図8に示した
巻取り式床材Aの構造と同様であるので、ここでは同部
材に同符号を付すこととし、詳細な説明は省略する。
巻取り式床材Aの構造と同様であるので、ここでは同部
材に同符号を付すこととし、詳細な説明は省略する。
【0045】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の床材は、床材表
面に、この床材表面より若干隆起した状態で多数の小隆
起部を形成するとともに、各小隆起部の周囲に沿ってス
リット状の排水溝部を形成している。すなわち、小隆起
部を床材表面より若干隆起させることによって滑り防止
効果が得られ、各小隆起部の周囲に沿ってスリット状の
排水溝部を形成することによって、十分な排水効果が得
られ、かつ多数の小隆起部が足裏に当たることによっ
て、足裏の接触面積が大きくなるので、歩行感も良好な
ものとなる。
面に、この床材表面より若干隆起した状態で多数の小隆
起部を形成するとともに、各小隆起部の周囲に沿ってス
リット状の排水溝部を形成している。すなわち、小隆起
部を床材表面より若干隆起させることによって滑り防止
効果が得られ、各小隆起部の周囲に沿ってスリット状の
排水溝部を形成することによって、十分な排水効果が得
られ、かつ多数の小隆起部が足裏に当たることによっ
て、足裏の接触面積が大きくなるので、歩行感も良好な
ものとなる。
【0046】また、本発明の請求項2に記載の床材は、
請求項1に記載のものにおいて、小隆起部を床材又は床
部材の表面のほぼ全体にわたって形成するとともに、排
水溝部を小隆起部の全周にわたって形成し、小隆起部と
床材又は床部材とを、裏面側に形成されたリブ片によっ
て一体的に連接したものである。すなわち、小隆起部を
床材又は床部材の表面のほぼ全体にわたって密に形成す
ることにより、足裏の接触面積が大きくなるので、歩行
感が良好なものとなる。また、このような多数の小隆起
部の全周にわたって排水溝部を形成することにより、床
材のほぼ全体に排水溝部が形成されるので、溝の面積部
分が小さくても、良好な排水性が得られるものである。
請求項1に記載のものにおいて、小隆起部を床材又は床
部材の表面のほぼ全体にわたって形成するとともに、排
水溝部を小隆起部の全周にわたって形成し、小隆起部と
床材又は床部材とを、裏面側に形成されたリブ片によっ
て一体的に連接したものである。すなわち、小隆起部を
床材又は床部材の表面のほぼ全体にわたって密に形成す
ることにより、足裏の接触面積が大きくなるので、歩行
感が良好なものとなる。また、このような多数の小隆起
部の全周にわたって排水溝部を形成することにより、床
材のほぼ全体に排水溝部が形成されるので、溝の面積部
分が小さくても、良好な排水性が得られるものである。
【0047】また、本発明の請求項3に記載の床材は、
請求項2に記載のものにおいて、リブ片のうち脚部とな
るリブ片を、縦方向又は横方向のいずれか一方向にのみ
形成したものである。これにより、髪の毛等のゴミの絡
みつきがなくなり、清掃しやすくなる。また、デッキブ
ラシ等で清掃する場合に、デッキブラシの櫛の通りがよ
くなり清掃しやすくなる。
請求項2に記載のものにおいて、リブ片のうち脚部とな
るリブ片を、縦方向又は横方向のいずれか一方向にのみ
形成したものである。これにより、髪の毛等のゴミの絡
みつきがなくなり、清掃しやすくなる。また、デッキブ
ラシ等で清掃する場合に、デッキブラシの櫛の通りがよ
くなり清掃しやすくなる。
【0048】また、本発明の請求項4に記載の床材は、
床材表面を、2次元方向に連続して配設された多数個の
ブロック片によって形成するとともに、これらブロック
片は隣接するブロック片同士の高さが異なるように形成
し、かつこれらブロック片の周囲に沿って排水溝部を形
成したものである。すなわち、隣接するブロック片に高
低差があるので、見る角度によってブロック片による模
様が変化し、外観的にも見栄えのよいものとなる。
床材表面を、2次元方向に連続して配設された多数個の
ブロック片によって形成するとともに、これらブロック
片は隣接するブロック片同士の高さが異なるように形成
し、かつこれらブロック片の周囲に沿って排水溝部を形
成したものである。すなわち、隣接するブロック片に高
低差があるので、見る角度によってブロック片による模
様が変化し、外観的にも見栄えのよいものとなる。
【0049】また、本発明の請求項5に記載の床材は、
請求項4に記載のものにおいて、床材の裏面側に、脚部
となるリブ片を縦方向又は横方向のいずれか一方向にの
み形成したものである。これにより、髪の毛等のゴミの
絡みつきがなくなり、清掃しやすくなる。また、デッキ
ブラシ等で清掃する場合に、デッキブラシの櫛の通りが
よくなり清掃しやすくなる。
請求項4に記載のものにおいて、床材の裏面側に、脚部
となるリブ片を縦方向又は横方向のいずれか一方向にの
み形成したものである。これにより、髪の毛等のゴミの
絡みつきがなくなり、清掃しやすくなる。また、デッキ
ブラシ等で清掃する場合に、デッキブラシの櫛の通りが
よくなり清掃しやすくなる。
【0050】また、本発明の請求項6に記載の床材は、
請求項1、2、3、4又は5に記載のものにおいて、小
隆起部又はブロック片の表面を平坦面又は上方に膨出し
た大径の湾曲面に形成したものである。すわなち、小隆
起部の表面を平坦面又は大径の湾曲面に形成することに
よって、足裏の接触面積が大きくなるので、歩行感が良
好なものとなる。
請求項1、2、3、4又は5に記載のものにおいて、小
隆起部又はブロック片の表面を平坦面又は上方に膨出し
た大径の湾曲面に形成したものである。すわなち、小隆
起部の表面を平坦面又は大径の湾曲面に形成することに
よって、足裏の接触面積が大きくなるので、歩行感が良
好なものとなる。
【0051】また、本発明の請求項7に記載の床材は、
請求項1、2、3、4、5又は6に記載のものにおい
て、平面視が長方形状であって、その長手方向に沿う一
方の長側面の幅方向の両端部にそれぞれ係合突起を形成
し、長手方向に沿う他方の長側面の幅方向の両端部にそ
れぞれ係合孔を形成した床部材を、幅方向に複数個配設
するとともに、隣接する床部材同士は、一方の床部材の
係合突起を他方の床部材の係合孔に係止して連接するこ
とにより、この係合突起を回転軸として、連接した床部
材を順次巻取り可能に構成したものである。すなわち、
小隆起部を床材表面より若干隆起させることによって滑
り防止効果が得られ、各小隆起部の周囲に沿ってスリッ
ト状の排水溝部を形成することによって、十分な排水効
果が得られ、かつ多数の小隆起部が足裏に当たることに
よって、足裏の接触面積が大きくなるので、歩行感も良
好なものとなる。また、使用しないときには巻取って収
納できるので、保管に際し嵩張ることがない。
請求項1、2、3、4、5又は6に記載のものにおい
て、平面視が長方形状であって、その長手方向に沿う一
方の長側面の幅方向の両端部にそれぞれ係合突起を形成
し、長手方向に沿う他方の長側面の幅方向の両端部にそ
れぞれ係合孔を形成した床部材を、幅方向に複数個配設
するとともに、隣接する床部材同士は、一方の床部材の
係合突起を他方の床部材の係合孔に係止して連接するこ
とにより、この係合突起を回転軸として、連接した床部
材を順次巻取り可能に構成したものである。すなわち、
小隆起部を床材表面より若干隆起させることによって滑
り防止効果が得られ、各小隆起部の周囲に沿ってスリッ
ト状の排水溝部を形成することによって、十分な排水効
果が得られ、かつ多数の小隆起部が足裏に当たることに
よって、足裏の接触面積が大きくなるので、歩行感も良
好なものとなる。また、使用しないときには巻取って収
納できるので、保管に際し嵩張ることがない。
【図1】本発明の床材を巻取り式床材に適用した例を示
す平面図である。
す平面図である。
【図2】本発明の床材を巻取り式床材の底面図である。
【図3】図1に示すx−x線に沿う断面図である。
【図4】図1に示すy−y線に沿う断面図である。
【図5】図1に示す巻取り式床材の斜視図である。
【図6】図1に示す巻取り式床材を反対方向から見た斜
視図である。
視図である。
【図7】巻取り式床材を構成する床部材の斜視図であ
る。
る。
【図8】床材裏面に形成したリブ片の他の形状を示す斜
視図である。
視図である。
【図9】本発明の巻取り式床材において各床部材を長手
方向に連接する場合の手順を説明するための斜視図であ
る。
方向に連接する場合の手順を説明するための斜視図であ
る。
【図10】本発明の床材をタイル状の床材に適用した例
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図11】本発明の床材を巻き取り式床材に適用した他
の例を示す平面図である。
の例を示す平面図である。
【図12】本発明の床材を巻き取り式床材に適用した他
の例を示す底面図である。
の例を示す底面図である。
【図13】本発明の床材を巻き取り式床材に適用した他
の例を示す斜視図である。
の例を示す斜視図である。
【図14】図11に示すz−z線に沿う断面図である。
【図15】従来の床材の構造の一例を示す平面図であ
る。
る。
【図16】図15に示す床材を構成する1単位の小枠体
を示す図である。
を示す図である。
【図17】図16に示す小枠体を5個1組として構成し
た中枠体を示す図である。
た中枠体を示す図である。
【図18】従来の床材の構造の一例を示す平面図であ
る。
る。
1 床部材 4 係合突起 7 係合孔 8 表面 9 小隆起部 10、32 排水溝部 11(11a、11b) リブ片 31(31a、31b) ブロック片 33 排水孔
Claims (7)
- 【請求項1】床材表面に、この床材表面より若干隆起し
た状態で多数の小隆起部が形成され、各小隆起部の周囲
に沿ってスリット状の排水溝部が形成されたことを特徴
とする床材。 - 【請求項2】前記小隆起部は前記床材又は前記床部材の
表面のほぼ全体にわたって形成されるとともに、前記排
水溝部は前記小隆起部の全周にわたって形成され、前記
小隆起部と前記床材又は前記床部材とは、裏面側に形成
されたリブ片によって一体的に連接されてなる請求項1
に記載の床材。 - 【請求項3】前記リブ片のうち脚部となるリブ片が、縦
方向又は横方向のいずれか一方向にのみ形成されてなる
請求項2に記載の床材。 - 【請求項4】床材表面が、2次元方向に連続して配設さ
れた多数個のブロック片によって形成されるとともに、
これらブロック片は隣接するブロック片同士の高さが異
なるように形成され、かつこれらブロック片の周囲に沿
って排水溝部が形成されたことを特徴とする床材。 - 【請求項5】前記床材の裏面側に、脚部となるリブ片が
縦方向又は横方向のいずれか一方向にのみ形成されてな
る請求項4に記載の床材。 - 【請求項6】前記小隆起部又は前記ブロック片の表面が
平坦面又は上方に膨出した大径の湾曲面に形成されてな
る請求項1、2、3、4又は5に記載の床材。 - 【請求項7】前記床材は、平面視が長方形状であって、
その長手方向に沿う一方の長側面の幅方向の両端部にそ
れぞれ係合突起が形成され、長手方向に沿う他方の長側
面の幅方向の両端部にそれぞれ係合孔が形成された床部
材を、幅方向に複数個配設するとともに、隣接する床部
材同士は、一方の床部材の係合突起が他方の床部材の係
合孔に係止されて連接されることにより、この係合突起
を回転軸として、連接された床部材が順次巻取り可能に
構成されたものである請求項1、2、3、4、5又は6
に記載の床材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7601698A JPH10331407A (ja) | 1997-04-03 | 1998-03-24 | 床 材 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-85025 | 1997-04-03 | ||
JP8502597 | 1997-04-03 | ||
JP7601698A JPH10331407A (ja) | 1997-04-03 | 1998-03-24 | 床 材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10331407A true JPH10331407A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=26417171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7601698A Withdrawn JPH10331407A (ja) | 1997-04-03 | 1998-03-24 | 床 材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10331407A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007321336A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Takiron Co Ltd | 防滑性床材 |
KR101050715B1 (ko) * | 2011-01-18 | 2011-07-21 | (주)이레이앤엘 | 타공형 친환경 데크 |
-
1998
- 1998-03-24 JP JP7601698A patent/JPH10331407A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007321336A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Takiron Co Ltd | 防滑性床材 |
KR101050715B1 (ko) * | 2011-01-18 | 2011-07-21 | (주)이레이앤엘 | 타공형 친환경 데크 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060628 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20060904 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |