JPH10328518A - 集塵方法及び集塵装置 - Google Patents
集塵方法及び集塵装置Info
- Publication number
- JPH10328518A JPH10328518A JP14498597A JP14498597A JPH10328518A JP H10328518 A JPH10328518 A JP H10328518A JP 14498597 A JP14498597 A JP 14498597A JP 14498597 A JP14498597 A JP 14498597A JP H10328518 A JPH10328518 A JP H10328518A
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- Japan
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- gas
- water
- packed bed
- chambers
- partitioned
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- Pending
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- Separation Of Particles Using Liquids (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 通常の性能の集塵装置では捕集不能な微細な
粒子も捕集可能とする集塵方法及び集塵装置を提供す
る。 【解決手段】 高温ガスG−1を前段の液接触装置
(1)で循環する水と接触させてほぼ飽和状態にして、
後段の液接触装置(3)に流入させ、後段の液接触装置
(3)は2室に仕切った充填層(4、5)を備え、飽和
状態のガスG−2を該2室に仕切った充填層(4、5)
の下方から上方へ流して各充填層(4、5)で循環する
水と接触させて洗浄し、2室に仕切った充填層の一方を
流れる循環水を冷却器(8)で冷却し、2室に仕切った
充填層(4、5)の上方に混合室(9)を設け、各充填
層(4、5)からの温度の異なる2種類の飽和したガス
を該混合槽(9)で混合して、ガス中の微粒子を包み込
む水滴とし、混合室(9)の下流に設けた水滴捕集機で
該水滴を捕集する。
粒子も捕集可能とする集塵方法及び集塵装置を提供す
る。 【解決手段】 高温ガスG−1を前段の液接触装置
(1)で循環する水と接触させてほぼ飽和状態にして、
後段の液接触装置(3)に流入させ、後段の液接触装置
(3)は2室に仕切った充填層(4、5)を備え、飽和
状態のガスG−2を該2室に仕切った充填層(4、5)
の下方から上方へ流して各充填層(4、5)で循環する
水と接触させて洗浄し、2室に仕切った充填層の一方を
流れる循環水を冷却器(8)で冷却し、2室に仕切った
充填層(4、5)の上方に混合室(9)を設け、各充填
層(4、5)からの温度の異なる2種類の飽和したガス
を該混合槽(9)で混合して、ガス中の微粒子を包み込
む水滴とし、混合室(9)の下流に設けた水滴捕集機で
該水滴を捕集する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集塵方法及び集塵
装置に関し、特に、通常の集塵装置では捕集不能な微細
な粒子も捕集可能とした集塵方法及び集塵装置に関す
る。
装置に関し、特に、通常の集塵装置では捕集不能な微細
な粒子も捕集可能とした集塵方法及び集塵装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】集塵装置としては、電気集塵装置、サイ
クロン式集塵機として知られる遠心力集塵装置、バグフ
ィルタとして知られる濾過式集塵装置、更に、洗浄集塵
装置があり、洗浄集塵装置は、洗浄液と含塵ガスを接触
させることによって、含塵ガス中の粒子を捕集するもの
である。
クロン式集塵機として知られる遠心力集塵装置、バグフ
ィルタとして知られる濾過式集塵装置、更に、洗浄集塵
装置があり、洗浄集塵装置は、洗浄液と含塵ガスを接触
させることによって、含塵ガス中の粒子を捕集するもの
である。
【0003】本発明は、洗浄集塵装置に属すものである
が、通常の洗浄集塵装置では、その構造上捕集できる粒
子径に限界があり、数ミクロン以下の微細な粒子の捕集
は困難である。
が、通常の洗浄集塵装置では、その構造上捕集できる粒
子径に限界があり、数ミクロン以下の微細な粒子の捕集
は困難である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】湿度の高い状態で飽和
しているガスに微細な粉塵が含まれているとき、そのガ
スを強制的に冷却して水滴(いわゆる白煙)を発生させ
ると、その水滴が微粒子を包み込むように大きな直径の
水滴に成長する。
しているガスに微細な粉塵が含まれているとき、そのガ
スを強制的に冷却して水滴(いわゆる白煙)を発生させ
ると、その水滴が微粒子を包み込むように大きな直径の
水滴に成長する。
【0005】本発明は、この性質を利用して、通常の性
能の集塵装置では捕集不能な微細な粒子も捕集可能とす
る集塵方法及び集塵装置を提供することを目的とするも
である。
能の集塵装置では捕集不能な微細な粒子も捕集可能とす
る集塵方法及び集塵装置を提供することを目的とするも
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、高温ガ
スを前段の液接触装置で循環する水と接触させてほぼ飽
和状態にして、後段の液接触装置に流入させ、後段の液
接触装置は2室に仕切った充填層を備え、飽和状態のガ
スを該2室に仕切った充填層の下方から上方へ流して各
充填層で循環する水と接触させて洗浄し、2室に仕切っ
た充填層の一方を流れる循環水を冷却器で冷却し、2室
に仕切った充填層の上方に混合室を設け、各充填層から
の温度の異なる2種類の飽和したガスを該混合室で混合
して、ガス中の微粒子を包み込む水滴とし、混合室の下
流に設けた水滴捕集機で該水滴を捕集する。
スを前段の液接触装置で循環する水と接触させてほぼ飽
和状態にして、後段の液接触装置に流入させ、後段の液
接触装置は2室に仕切った充填層を備え、飽和状態のガ
スを該2室に仕切った充填層の下方から上方へ流して各
充填層で循環する水と接触させて洗浄し、2室に仕切っ
た充填層の一方を流れる循環水を冷却器で冷却し、2室
に仕切った充填層の上方に混合室を設け、各充填層から
の温度の異なる2種類の飽和したガスを該混合室で混合
して、ガス中の微粒子を包み込む水滴とし、混合室の下
流に設けた水滴捕集機で該水滴を捕集する。
【0007】本発明の実施に際しては、2室に仕切った
充填層から混合室に流れる温度の異なる2種類の飽和ガ
スの低い温度のガス1に対する高い温度のガス量を、乾
きガスで換算して0.25〜0.5とするのが好まし
い。
充填層から混合室に流れる温度の異なる2種類の飽和ガ
スの低い温度のガス1に対する高い温度のガス量を、乾
きガスで換算して0.25〜0.5とするのが好まし
い。
【0008】冷却されない循環水と接触するガスと、冷
却された循環水と接触するガスが混合して、激しく白煙
を発生してガス中の微粒子を包み込む水滴となり、通常
の性能の集塵装置では捕集不能な微細な粒子も捕集出来
る。
却された循環水と接触するガスが混合して、激しく白煙
を発生してガス中の微粒子を包み込む水滴となり、通常
の性能の集塵装置では捕集不能な微細な粒子も捕集出来
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。
施例を説明する。
【0010】図1において、高温ガスG−1は前段の液
接触装置1に流入し、ポンプ2で循環する水と接触して
飽和状態になり、後段の液接触装置3に流入する。
接触装置1に流入し、ポンプ2で循環する水と接触して
飽和状態になり、後段の液接触装置3に流入する。
【0011】前段の液接触装置1は、主たる目的が高温
度ガスの温度を下げて、以後の操作を容易にするための
ものであり、集塵の機能については完全なものではな
い。
度ガスの温度を下げて、以後の操作を容易にするための
ものであり、集塵の機能については完全なものではな
い。
【0012】そのため、後段でもう一度洗浄して、前段
の不足を補う。本発明においては、その後段の液接触装
置で、先に述べた白煙発生も同時に行うものである。
の不足を補う。本発明においては、その後段の液接触装
置で、先に述べた白煙発生も同時に行うものである。
【0013】後段の液接触装置3には、ガスの流れ方向
に2室に仕切った充填層4と充填層5を備え、各々の室
4、5の下方から飽和状態のガスG−2が流入して充填
層4と充填層5を各々別に上方へ流れ、ポンプ6とポン
プ7によって送られ循環水と接触して洗浄される。
に2室に仕切った充填層4と充填層5を備え、各々の室
4、5の下方から飽和状態のガスG−2が流入して充填
層4と充填層5を各々別に上方へ流れ、ポンプ6とポン
プ7によって送られ循環水と接触して洗浄される。
【0014】そして、循環水が送られる際に、一方だけ
がその途中に設けた冷却器8で冷却されるようになって
いる。
がその途中に設けた冷却器8で冷却されるようになって
いる。
【0015】冷却されない方の循環水と接触するガスは
その湿球温度で飽和するが、冷却された方の循環水と接
触するガスは、それより低温になる。
その湿球温度で飽和するが、冷却された方の循環水と接
触するガスは、それより低温になる。
【0016】これが、2室に仕切った充填層4、5の上
方に設けた混合室9で混合すると激しく白煙が発生して
ガス中の微粒子を包み込む水滴となり、ライン10の下
流にある水滴捕集機(図示せず)でその水滴を捕集す
る。
方に設けた混合室9で混合すると激しく白煙が発生して
ガス中の微粒子を包み込む水滴となり、ライン10の下
流にある水滴捕集機(図示せず)でその水滴を捕集す
る。
【0017】白煙の発生には、温度の高いガスと低いガ
スの混合比率に最適点があり、通常では、低い温度のガ
ス1に対し高い温度のガス量を、乾きガスで換算して
0.25〜0.5程度にするのが好ましい。
スの混合比率に最適点があり、通常では、低い温度のガ
ス1に対し高い温度のガス量を、乾きガスで換算して
0.25〜0.5程度にするのが好ましい。
【0018】
【発明の効果】本発明は、温度の高いガスを水に接触さ
せて、湿式で集塵するに際し、そのガスが高い温度で飽
和していることを利用して、それを強制的に冷却して水
滴(いわゆる白煙)を発生させると、その水滴が微粒子
を包み込むように大きな直径の水滴に成長し、その水滴
を捕集するものであるので、通常では捕集不能な微細な
粒子も捕集可能になるものである。
せて、湿式で集塵するに際し、そのガスが高い温度で飽
和していることを利用して、それを強制的に冷却して水
滴(いわゆる白煙)を発生させると、その水滴が微粒子
を包み込むように大きな直径の水滴に成長し、その水滴
を捕集するものであるので、通常では捕集不能な微細な
粒子も捕集可能になるものである。
【図1】本発明の実施例に係る集塵装置の配管図。
・・・前段液接触装置 2・・・ポンプ 3・・・後段液接触装置 4・・・充填層 5・・・充填層 6・・・ポンプ 7・・・ポンプ 8・・・冷却器 9・・・混合室
Claims (3)
- 【請求項1】 高温ガスを前段の液接触装置で循環する
水と接触させてほぼ飽和状態にして、後段の液接触装置
に流入させ、後段の液接触装置は2室に仕切った充填層
を備え、飽和状態のガスを該2室に仕切った充填層の下
方から上方へ流して各充填層で循環する水と接触させて
洗浄し、2室に仕切った充填層の一方を流れる循環水を
冷却器で冷却し、2室に仕切った充填層の上方に混合室
を設け、各充填層からの温度の異なる2種類の飽和した
ガスを該混合室で混合して、ガス中の微粒子を包み込む
水滴とし、混合室の下流に設けた水滴捕集機で該水滴を
捕集することを特徴とする集塵方法。 - 【請求項2】 2室に仕切った充填層から混合室に流れ
る温度の異なる2種類の飽和ガスの低い温度のガス1に
対する高い温度のガス量が、乾きガスで換算して0.2
5〜0.5であることを特徴とする請求項1に記載の集
塵方法。 - 【請求項3】 高温度のガスが流入し、該ガスと接触さ
せる水を循環するポンプを備えた前段の液接触装置と、
該前段の液接触装置から飽和状態のガスが流入する後段
の液接触装置とから成り、前記後段の液接触装置は、前
記前段の液接触装置からの飽和状態のガスが下方から上
方へ流れる2室に仕切った充填層と、各充填層に該充填
層内を流れる飽和状態のガスと接触させて洗浄する水を
循環するポンプと、2室に仕切った充填層の一方を流れ
る循環水を冷却する冷却器と、2室に仕切った充填層の
上方に設けられ、各充填層からの温度の異なる2種類の
飽和したガスを混合して、ガス中の微粒子を包み込む水
滴とする混合室を備え、該混合室の下流に該水滴を捕集
する水滴捕集機を設けて成ることを特徴とする集塵装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14498597A JPH10328518A (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 集塵方法及び集塵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14498597A JPH10328518A (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 集塵方法及び集塵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10328518A true JPH10328518A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15374805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14498597A Pending JPH10328518A (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 集塵方法及び集塵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10328518A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019166868A (ja) * | 2018-03-22 | 2019-10-03 | 株式会社デンソー | フィルタユニット |
US10744452B2 (en) | 2015-01-23 | 2020-08-18 | Beijing Boyuan Hengsheng High-Technology Co., Ltd. | Method for waste gas dedusting and dedusting agent |
-
1997
- 1997-06-03 JP JP14498597A patent/JPH10328518A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10744452B2 (en) | 2015-01-23 | 2020-08-18 | Beijing Boyuan Hengsheng High-Technology Co., Ltd. | Method for waste gas dedusting and dedusting agent |
JP2019166868A (ja) * | 2018-03-22 | 2019-10-03 | 株式会社デンソー | フィルタユニット |
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