JPH1032831A - 中間画像生成装置 - Google Patents

中間画像生成装置

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JPH1032831A
JPH1032831A JP20660396A JP20660396A JPH1032831A JP H1032831 A JPH1032831 A JP H1032831A JP 20660396 A JP20660396 A JP 20660396A JP 20660396 A JP20660396 A JP 20660396A JP H1032831 A JPH1032831 A JP H1032831A
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JP
Japan
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image data
image
data
moving
frame
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Pending
Application number
JP20660396A
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English (en)
Inventor
Hisataka Nakajima
久貴 中嶋
Eiji Yokogawa
英二 横川
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理対象となる画像データ量を抑えつつも、
当該画像データに基づいて再生される画像の情報量を増
加させることができる中間画像生成装置を提供する。 【解決手段】 記憶手段により参照画像データとして記
憶された画像データ20及び23内で移動している物体
像を特定手段が移動体画像部21として特定し、位置検
出手段により検出された移動体画像部21の位置に基づ
いて中間位置決定手段が中間位置を決定する。次に、削
除手段が画像データ20をベースとして同画像データか
ら移動体画像部21を削除し、移動体画像部挿入手段が
削除後の画像データ25に削除した移動体画像部21を
中間位置に挿入して画像データ26とする。そして、背
景画像部検出手段により検出された背景画像部24を背
景画像部挿入手段が画像データ26の対応する位置に挿
入して中間画像データ27を生成する。更に、処理手段
が中間画像データ27の構成画像部に画像の濃度を平滑
化するフィルタ処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレーム間相関を
有する複数フレームの画像データを処理する装置に関
し、特に、これらフレーム間にフレーム間相関を有する
新たな中間画像データを生成して挿入する中間画像生成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、フレーム間相関を有する複数フ
レームの画像データを伝送するシステムとしては動画像
伝送システムが知られるが、このような動画像伝送シス
テムによる画像伝送の一例を図面を参照して説明する。
【0003】図8には、画像伝送システムの全体構成を
示してあり、同図に示した画像伝送システムにより実施
される動画像伝送を説明する。なお、各構成装置におけ
る各種処理は制御装置10により制御される。まず、送
信側装置では、画像入力装置1から例えばアナログ画像
データが入力され、入力されたアナログ画像データにA
/D変換等の処理が施された後、変換されたデジタル画
像データが符号化装置3へ出力される。
【0004】次に、符号化装置3では、画像入力装置1
から入力されたデジタル画像データが例えばMPEG圧
縮方式により符号化され、符号化された圧縮画像データ
が送信装置4へ出力される。次いで、送信装置4では、
符号化装置3から入力された圧縮画像データが変調又は
符号変換された後にアンテナ又は伝送路5を介して他の
画像伝送システムへ送信出力される。
【0005】一方、受信側装置では、他の画像伝送シス
テムから送信されてきた圧縮画像データが受信装置6に
よりアンテナ又は伝送路5を介して受信され、受信され
た圧縮画像データに対して送信側装置に対応した復調又
は符号逆変換処理が施された後、復調又は符号逆変換さ
れた圧縮画像データが復号化装置7へ出力される。
【0006】次に、復号化装置7では、受信装置6から
入力された圧縮画像データが送信側装置に対応した伸長
方式により復号化され、復号化されたデジタル画像デー
タが画像出力装置9へ出力される。次いで、画像出力装
置9では、復号化装置7から入力されたデジタル画像デ
ータが例えば液晶ディスプレイ上に表示出力される。
【0007】上記画像伝送システムを用いて連続した動
画像を伝送する場合には、例えば、1枚目の画像デー
タ、2枚目の画像データ、3枚目の画像データ、・・・
という順序で画像データを伝送する。図9に、そのよう
な順序で伝送された連続する4枚の画像データ30、3
1、32、及び33を示す。
【0008】これら連続する4枚の画像データ30、3
1、32、及び33中においては、物体34のみが移動
中の物体であり、画像データ30中ではフレームの左側
に位置している物体34が画像データ31、32、33
の順に次第にフレームの右側へと移動している。また、
画像データ30中では物体36が、画像データ33中で
は物体35がそれぞれ画像データ中に現れていないが、
これは、それらの物体が移動中の物体34の背後に隠れ
ているためである。
【0009】上記のようにして伝送された動画像を再生
する場合には、例えば移動中の物体34について、連続
して再生される画像データ30、31間や31、32間
や、また、32、33間での物体34の位置変位量が小
さいため、物体34の動きがなめらかで見やすい画像を
再生することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように動画像をそのまま伝送する場合にあっては、画像
データを伝送前に圧縮してもなお伝送しなければならな
い符号量が膨大であるため、伝送時間として長時間を要
してしまうことや、また、長時間にわたり伝送を行う必
要があるため画像データ中にエラーが発生する確率が高
くなってしまう等といった不具合があった。
【0011】また、上記のように動画像を伝送するので
はなく例えばテレビ電話のように駒落した動画像(準動
画像)を伝送する場合にあっては、例えば図9に示すよ
うに、動画像伝送ならば4枚の画像データ30、31、
32、33を伝送するところを1フレームおきに駒落し
して2枚の画像データ30、32に減らして伝送するた
め、動画像を伝送する場合よりも伝送する符号量を減少
させることができるが、この場合には、伝送された画像
データの駒数が少ないために画像データを再生する際に
再生された画像の動きが見づらい等といった不具合があ
った。
【0012】また、画像伝送という分野からは離れる
が、画像データをメモリ等に蓄積しておき、後に再生さ
せる場合にあっても、動画像データの蓄積に要するメモ
リ量が膨大となってしまうといった不具合があった。
【0013】以上説明したように、動画像や準動画像等
の画像データについては、再生の際に多くの画像情報量
を表示出力させようとすれば、それだけ多くのデータ量
を伝送若しくは蓄積等する必要があるため、画像伝送や
画像データ蓄積等を効率よく行うことができないという
不具合があった。
【0014】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、処理対象となる画像データ量
を抑えつつも、当該画像データに基づいて再生される画
像の情報量を増加させることができる中間画像生成装置
を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る中間画像生成装置では、フレーム間相
関を有する複数の画像データに基づいて当該フレーム間
相関を保存する新たな画像データを生成するに際して、
記憶手段が入力された複数フレームの画像データを参照
画像データとして記憶し、特定手段が記憶保持された参
照画像データに基づいて各フレーム内の移動している物
体像を移動体画像部として特定する。そして、位置検出
手段が特定された各移動体画像部のフレーム内での位置
を検出し、中間位置決定手段が検出された各移動体画像
部の位置に基づいてこれら移動体画像部の中間位置を決
定する。また、削除手段が参照画像データ中のいずれか
のフレームから特定された移動体画像部を削除し、移動
体画像部挿入手段が移動体画像部が削除されたフレーム
に削除した移動体画像部を前記決定された中間位置に挿
入して中間画像データを生成する。
【0016】すなわち、本発明の中間画像生成装置で
は、例えば、フレーム間相関を有する複数の参照画像デ
ータとして第1フレームと第2フレームとの2枚のフレ
ームが用いられた場合には、例えば第1フレーム中から
移動体画像部を削除し、削除した移動体画像部を同フレ
ーム中でフレーム間相関を保存する中間位置に挿入す
る。このため、元の2枚のフレームが有していたフレー
ム間相関を保存する新たな中間画像データを生成して挿
入することができ、画像データのフレーム数、すなわ
ち、画像データの情報量を増加させることができる。
【0017】また、本発明に係る中間画像生成装置は更
に背景画像部検出手段と、背景画像部挿入手段とを備え
ていてもよく、この場合には、背景画像部検出手段が前
記特定手段により特定された移動体画像部の背後に隠れ
た背景画像部を前記参照画像データ中から検出し、背景
画像部挿入手段が検出された背景画像部を参照画像デー
タ中から抽出して中間画像データの対応する位置に挿入
する。
【0018】すなわち、本発明の中間画像生成装置に更
に上記の手段を備えた場合には、中間画像データを生成
する際に本来あるべき背景画像部を参照画像データ中か
ら検出及び抽出して挿入するため、更にフレーム間相関
の高い中間画像データを生成することができる。
【0019】また、本発明に係る中間画像生成装置は更
に処理手段を備えていてもよく、この場合には、処理手
段が中間画像データを構成する構成部に画像の濃度を平
滑化するフィルタ処理を行う。
【0020】すなわち、本発明の中間画像生成装置に更
に上記の手段を備えた場合には、中間画像データを構成
する画像構成部間のつながりや、各構成部間の濃度、色
合い等を平滑化することにより参照画像データに対して
更に相関の高い中間画像データを生成することができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明に係る中間画像生成装置を
適用した画像伝送システムの一例を図面を参照して説明
する。図1には、画像伝送システムの全体構成を示して
あり、この画像伝送システムには、アンテナ又は伝送路
5を介して他の画像伝送システムへ画像データを送信出
力する送信側装置と、アンテナ又は伝送路5を介して他
の画像伝送システムから送信された画像データを受信す
る受信側装置とが備えられている。
【0022】送信側装置として、画像入力装置1と、駒
割装置2と、符号化装置3と、送信装置4とが備えられ
ており、受信側装置として、受信装置6と、復号化装置
7と、中間画像生成装置8と、画像出力装置9とが備え
られている。また、この画像伝送システムには、制御装
置10が備えられており、上記各装置における各種処理
を統括制御する。この制御装置10は各種演算等の処理
を行うCPU、プログラム等を格納したROM、及びデ
ータ処理や画像データ等の格納領域として使用されるR
AM等を備えており、上記各装置に対して各種制御を行
う。
【0023】なお、上記の装置のうち、駒割装置2及び
中間画像生成装置8以外の各装置は図8に示した従来の
画像伝送システムに備えられた装置と同様の装置が用い
られるため、それらの装置には図1と図8において同一
の符号を付けて示した。また、本実施例では、送信側装
置において、動画像データを入力し、入力された動画像
データを1フレームおきに駒落しして準動画像データと
して送信出力する例を、また、受信側装置において、送
信されてきた準動画像データを受信し、受信した準動画
像データのフレーム間に新たな中間画像データを生成し
て駒落しされる前の元の動画像データに近い画像データ
を表示出力する例を説明する。
【0024】送信側装置では、まず、画像入力装置1が
例えばビデオカメラやCCDカメラ等から成る画像入力
手段により動画像データを入力し、例えばアナログ画像
データが入力された場合には、入力されたアナログ画像
データにA/D変換、シェージング等の各種補正、及び
画像サイズ変換等の処理を施し、それらの処理により得
られたデジタル画像データを駒割装置2へ出力する。
【0025】なお、画像入力装置1にデジタル画像デー
タが入力される場合には、画像入力装置1はA/D変換
処理を行う機能を有していなくてもよく、入力されたデ
ジタル画像データにシェージング等の各種補正、及び画
像サイズ変換等の処理を施した後、それらの処理が施さ
れたデジタル画像データを駒割装置2へ出力する。
【0026】次に、駒割装置2が画像入力装置1から入
力された動画像データを駒落しして準動画像データとし
た後、駒落しにより得られた準動画像データを符号化装
置3へ出力する。ここで、本実施例では1フレームおき
に駒落しするが、本発明では動画像データに対して施さ
れる駒落しの仕方としては特に限定はなく、駒落しによ
り得られる準動画像データがフレーム間相関を損なわな
い程度で適切に施されればよい。
【0027】次いで、符号化装置3が駒割装置2から入
力された準動画像データをモーションJPEGやH.2
61、また、MPEG等の圧縮方式により符号化し、符
号化された圧縮準動画像データを送信装置4へ出力す
る。なお、上記圧縮方式による符号化について詳しく
は、「最新MPEG教科書 藤原洋監修 アスキー社」
に記載されている。
【0028】そして、送信装置4が符号化装置3から入
力された圧縮準動画像データを変調又は符号変換し、ア
ンテナ又は伝送路5を送信制御して変調又は符号変換さ
れた圧縮準動画像データを他の画像伝送システムへ送信
出力する。ここで、アンテナ又は伝送路5としては、伝
送手段が無線伝送の場合にはアンテナが、また、伝送手
段が有線伝送の場合には伝送路が用いられる。
【0029】上記のように、送信側装置において、動画
像データでなく準動画像データを圧縮して伝送するた
め、伝送する画像データ量が動画像データよりも少なく
なり、画像伝送を効率よく行うことができる。
【0030】一方、受信側装置では、まず、受信装置6
がアンテナ又は伝送路5を介して他の画像伝送システム
から送信されてきた圧縮準動画像データを受信し、受信
した圧縮準動画像データに対して送信側装置に対応した
復調又は符号逆変換処理を施した後、復調又は符号逆変
換された圧縮準動画像データを復号化装置7へ出力す
る。
【0031】次に、復号化装置7が受信装置6から入力
された圧縮準動画像データを送信側装置に対応した伸長
方式により復号化し、復号化された準動画像データを中
間画像生成装置8へ出力する。
【0032】次いで、中間画像生成装置8が復号化装置
7から入力された準動画像データに対してそのフレーム
間に新たな中間画像データを生成した後、中間画像デー
タ生成によりフレーム数の増加した画像データを画像出
力装置9へ出力する。
【0033】ここで、本実施例に係る中間画像生成装置
8には、記憶手段と、特定手段と、位置検出手段と、中
間位置決定手段と、削除手段と、移動体画像部挿入手段
と、背景画像部検出手段と、背景画像部挿入手段とを備
えており、これらの手段により行われる中間画像データ
生成処理の流れの一例を図2に示したフローチャートを
参照して説明する。また、本例では、図3に示すよう
に、参照画像データとして2枚の画像データ20及び2
3を用い、それら2枚の画像データ20、23間に1枚
の中間画像データ27を生成する例を示す。
【0034】まず、記憶手段により例えば復号化装置7
から順次入力される準動画像データ中のn枚目の画像デ
ータ20及びn+1枚目の画像データ23が参照画像デ
ータとして記憶される(ステップs1)。ここで、上記
記憶手段は少なくとも2フレーム分の画像データを記憶
保持することができるフレームメモリである。
【0035】また、記憶手段が準動画像データを順次記
憶する処理タイミングとしては、記憶手段により保持さ
れた参照画像データ間に新たな中間画像データが生成さ
れていくタイミングに対応したものであり、既に前後の
フレームとの間に中間画像データが生成された参照画像
データのフレームは記憶手段のフレームメモリ中から消
去され、それに応じて後続する新たなフレームが参照画
像データとして記憶手段により記憶される。
【0036】次に、特定手段により記憶手段に保持され
た画像データ20及び23に基づいて各フレーム内の移
動している物体像が移動体画像部21として特定され
(ステップs2)、位置検出手段により前記特定された
移動体画像部21の画像データ20及び23のフレーム
内での位置が検出される(ステップs3)。ここで、移
動体画像部21を構成する物体像は、n枚目の画像デー
タ20ではフレームの左側に位置しているが、n+1枚
目の画像データ23ではフレームの右側へ移動してい
る。また、本例では、画像データ20及び23中では移
動体画像部21を構成する物体像のみが移動している物
体像であり、背景画像部22や24等の画像部分は静止
しているとする。
【0037】次いで、中間位置決定手段により前記検出
された移動体画像部21の画像データ20及び23のフ
レーム内での位置に基づいて、中間画像データ27のフ
レーム中における移動体画像21の位置が決定される
(ステップs4)。この移動体画像21の位置として
は、本例では画像データ20及び23における移動体画
像部21の位置の中点として、移動体画像部21の中間
位置が決定される。そして、画像データ20及び23の
うちの、例えば画像データ20のフレームを中間画像デ
ータ27のベースとし、このフレームから削除手段によ
り特定された移動体画像部21が削除される(ステップ
s5)。図3には、画像データ20のフレームから移動
体画像部21が削除された後の画像データ25が示され
ている。
【0038】次に、図3に示すように、移動体画像部挿
入手段により前記削除した移動体画像部21が画像デー
タ25のフレーム中の前記決定された中点位置に挿入さ
れ、画像データ26が生成される(ステップs6)。
【0039】次いで、背景画像部検出手段により前記ベ
ースとした画像データ20のフレーム内で移動体画像部
21の背後に隠れた背景画像部、すなわち画像データ2
3中の背景画像部24が検出され(ステップs7)、背
景画像部挿入手段により前記検出された背景画像部24
が画像データ23中から抽出されて画像データ26のフ
レーム内の対応する位置に挿入されて、中間画像データ
27が生成される(ステップs8)。
【0040】そして、上記のようにして画像データ20
と23との間に挿入された中間画像データ27が画像デ
ータ20及び23と共に画像出力装置9へ出力される
(ステップs9)。この後においては、n枚目の画像デ
ータ20が記憶手段のフレームメモリ中から消去され、
それに応じてn+2枚目の画像データが記憶手段に入力
及び保持されて、上記と同様にしてn+1枚目及びn+
2枚目の画像データ間での中間画像データ生成処理が行
われる。
【0041】ここで、更に上記生成された中間画像デー
タ27を構成する画像部に画像の濃度を平滑化するフィ
ルタ処理が行われてもよく、この場合には、移動体画像
部21や背景画像部24、また、ステップs5において
移動体画像部21が削除された後の画像データ25等に
フィルタ処理が施されればよい。このようなフィルタ処
理を行うために、中間画像生成装置8にはフィルタ処理
手段が備えられており、これら中間画像データ27を構
成する画像部にフィルタ処理手段でフィルタ処理を施す
ことにより、各画像部の明暗の違い等を平滑化して生成
された中間画像データ27の違和感を減少させることが
できる。
【0042】図4〜図7に、図2で示した中間画像デー
タ生成処理に加えてフィルタ処理を行う場合のフローチ
ャートの例を示す。ここで、図4には画像データ25に
フィルタ処理(ステップs10)が行われる場合の例
を、図5には移動体画像部21にフィルタ処理(ステッ
プs11)が行われる場合の例を、図6には上記ステッ
プs10及びs11におけるフィルタ処理が併用される
場合の例を、そして、図7には上記ステップs10及び
s11におけるフィルタ処理と更に背景画像部24にフ
ィルタ処理(ステップs12)が行われる場合の例をそ
れぞれ示してある。
【0043】以上の処理により、復号化装置7から中間
画像生成装置8に入力された準動画像データのフレーム
間に新たに生成された中間画像データが挿入され、これ
によって元の動画像データが再現されて画像出力装置9
へ出力される。
【0044】そして、画像出力装置9が例えばCRTや
液晶ディスプレイ等から成る画像出力手段により中間画
像生成装置8から入力されたデジタル動画像データを表
示出力する。なお、画像出力装置9に備えられている画
像出力手段がアナログ画像データにより画像を表示出力
する場合には、画像出力装置9はD/A変換処理を行う
機能を有している必要があり、中間画像生成装置8から
入力されたデジタル画像データをD/A変換してから変
換されたアナログ画像データを表示出力する。
【0045】上記のように、受信側装置において、受信
した準動画像データのフレーム間に新たな中間画像デー
タを生成することにより、駒落しされる前の元の動画像
データに近い画像データを表示出力することができる。
【0046】ここで、上記実施例では、送信側装置にお
いて動画像データを駒落しすることにより得られた準動
画像データを伝送し、受信側装置において伝送された準
動画像データに対して中間画像データを生成する例を示
したが、互いに相関を有した複数フレームの静止画像デ
ータを更に駒落しして伝送するようにしてもよい。ま
た、画像データとしては、フレーム間相関を有する画像
データであれば必ずしもビデオカメラやCCDカメラ等
から入力された画像データでなくとも、各種インタフェ
ース等を介して入力された画像データやメモリに格納さ
れた画像データ等が用いられてもよい。
【0047】また、上記実施例では、2枚の画像データ
から成る参照画像データにより1枚の中間画像データを
生成したが、生成に用いられる参照画像データのフレー
ム数としては2以上であれば特に限定はなく、また、生
成される中間画像データのフレーム数についても特に限
定はない。
【0048】また、上記実施例では、移動している物体
像として参照画像データ中から1つの移動体画像部を特
定したが、移動体画像部としては複数の画像部が特定さ
れてもよく、この場合には、特定されたすべての移動体
画像部に対して上記したと同様にして削除及び挿入等の
処理が施されればよい。また、参照画像データから移動
体画像部を特定する方法としては特に限定はなく、例え
ばフレーム間方向で画像データを微分処理することによ
り構成画像部の変位を検出する等の方法が用いられる。
【0049】また、中間位置決定手段により決定される
中間位置としては、例えば上記実施例のように2枚の画
像データから成る参照画像データに対して1枚の中間画
像データが生成される場合には、参照画像データを構成
する2枚の画像データのフレーム内における移動体画像
部のそれぞれの位置の中点位置とすればよい。また、参
照画像データとして3枚以上のフレームが用いられる場
合には、これら3枚以上のフレームから移動体画像部の
加速度を検出することができるため、検出された移動体
画像部の加速度に基づいて移動体画像部を挿入する中間
位置を決定することもできる。
【0050】また、移動体画像部のフレーム内での位置
及びそれらから決定される中間位置は例えばベクトル量
で表され、それらを検出及び決定する際には直交座標系
や極座標系等の任意の座標系が用いられればよい。ま
た、移動体画像部のフレーム内での位置の検出として
は、移動体画像部を構成するある画素ブロックの位置を
移動体画像部の位置として検出してもよく、また、移動
体画像部を構成する画素ブロックの全体についてそれら
の位置を平均化することにより移動体画像部の位置を検
出してもよく、どのような方法で移動体画像部の位置を
検出してもよい。
【0051】また、上記実施例では、参照画像データを
構成する前後2枚のフレームのうち、前のフレームをベ
ースとして移動体画像部の削除及び挿入処理を行って中
間画像データを生成したが、後のフレームをベースとし
て中間画像データが生成されてもよく、また、参照画像
データとして3枚以上のフレームが用いられる場合に
は、中間画像データ生成に際してそれらのどのフレーム
がベースとして用いられてもよく、要は、中間画像デー
タが挿入される前後のフレームの内のフレーム間相関を
有するものが用いられればよい。
【0052】また、上記実施例では、中間画像データを
構成する画像部に施すフィルタ処理として、移動体画像
部、背景画像部及び移動体画像部が削除された後の画像
データにフィルタ処理を施す例を示したが、フィルタ処
理を施す中間画像データの構成画像部としては特に限定
はなく、例えば中間画像データの一部分や、中間画像デ
ータの全体部分にフィルタ処理が施されてもよい。
【0053】また、上記実施例では、本発明に係る中間
画像生成装置を画像伝送システムに適用し、画像伝送シ
ステム間での画像伝送について説明したが、本発明に係
る中間画像生成装置は、例えば画像データをメモリに蓄
積しておき、後に当該蓄積された画像データを再生する
システムや、準動画像データを動画像化するシステムに
も用いることができ、画像データの処理を行う種々なシ
ステムにも適用されるものである。
【0054】また、上記実施例では、処理対象の画像デ
ータに圧縮処理を施したが、本発明では、この圧縮処理
は必須ではなく、フレーム間相関を有する複数のフレー
ム中から任意の数のフレームを駒落しして処理対象のデ
ータ量を減少させ、この画像データを再生する場合には
駒落ししたフレームを復元させることに主要な特徴を有
している。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る中間
画像生成装置によると、処理対象となる画像データ量を
抑えつつも、画像データ処理後に当該画像データ間にフ
レーム間相関を保存する新たな中間画像データを生成す
ることができるため、画像データを再生する際に再生さ
れる画像の情報量を増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る中間画像生成装置を適
用した画像伝送システムの構成図である。
【図2】本発明の一実施例に係る中間画像データ生成処
理の流れの一例を説明するための図である。
【図3】本発明の一実施例に係る中間画像データ生成処
理を説明するための図である。
【図4】本発明の一実施例に係る中間画像データ生成処
理の流れの一例を説明するための図である。
【図5】本発明の一実施例に係る中間画像データ生成処
理の流れの一例を説明するための図である。
【図6】本発明の一実施例に係る中間画像データ生成処
理の流れの一例を説明するための図である。
【図7】本発明の一実施例に係る中間画像データ生成処
理の流れの一例を説明するための図である。
【図8】従来の画像伝送システムの構成図である。
【図9】従来の画像伝送システムによる動画像及び準動
画像伝送を説明するための図である。
【符号の説明】
1・・画像入力装置、 2・・駒割装置、 3・・符号
化装置、4・・送信装置、 5・・アンテナ又は伝送
路、 6・・受信装置、7・・復号化装置、 8・・中
間画像生成装置、 9・・画像出力装置、10・・制御
装置、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム間相関を有する複数の画像デー
    タに基づいて、当該フレーム間相関を保存する新たな画
    像データを生成する中間画像生成装置において、 外部から入力された複数フレーム分の画像データを参照
    画像データとして記憶する記憶手段と、 前記参照画像データに基づいて各フレーム内の移動して
    いる物体像を移動体画像部として特定する特定手段と、 前記各移動体画像部のフレーム内での位置を検出する位
    置検出手段と、 前記検出された各移動体画像部の位置に基づいてこれら
    移動体画像部の中間位置を決定する中間位置決定手段
    と、 前記参照画像データ中のいずれかのフレームから前記特
    定された移動体画像部を削除する削除手段と、 前記移動体画像部が削除されたフレームに対して、削除
    した移動体画像部を前記中間位置に挿入して中間画像デ
    ータを生成する移動体画像部挿入手段と、 を備えたことを特徴とする中間画像生成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の中間画像生成装置にお
    いて、 前記特定手段により特定された移動体画像部の背後に隠
    れた背景画像部を前記参照画像データ中から検出する背
    景画像部検出手段と、 前記検出された背景画像部を前記参照画像データ中から
    抽出して中間画像データの対応する位置に挿入する背景
    画像部挿入手段と、 を更に備えたことを特徴とする中間画像生成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の中間画像
    生成装置において、 中間画像データを構成する画像部に画像の濃度を平滑化
    するフィルタ処理を行う処理手段を、 更に備えたことを特徴とする中間画像生成装置。
JP20660396A 1996-07-17 1996-07-17 中間画像生成装置 Pending JPH1032831A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100455768B1 (ko) * 2001-12-29 2004-11-06 엘지전자 주식회사 이동통신 단말기의 에니메이션 제공 방법

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