JPH10327840A - 酒類等の品質安定化装置およびそのための機器ユニット - Google Patents
酒類等の品質安定化装置およびそのための機器ユニットInfo
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- JPH10327840A JPH10327840A JP9160518A JP16051897A JPH10327840A JP H10327840 A JPH10327840 A JP H10327840A JP 9160518 A JP9160518 A JP 9160518A JP 16051897 A JP16051897 A JP 16051897A JP H10327840 A JPH10327840 A JP H10327840A
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- Japan
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- pressure
- valve
- storage tank
- pressure sensor
- inert gas
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- Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 酒類等の貯蔵中の品質(味、香り、色等)の
劣化の防止。 【解決手段】 酒類等を貯蔵するに当たり、その貯蔵タ
ンク内の空間部を不活性ガスで置換し、タンク内圧を自
動的に加圧状態に調整して、空気の侵入を防ぐことを特
徴とする酒類等の品質安定化装置、およびそれぞれ配管
を介して外界から密閉式に連結された不活性ガス供給装
置と貯蔵タンクとその中間に位置する圧力調整機器類と
からなる酒類等の品質安定化装置であって、該圧力調整
機器類が該不活性ガス供給装置から該貯蔵タンクに向っ
て順に、それぞれ配管を介して外界から密閉式に連結、
配列されている二次減圧弁、電磁弁、圧力センサーおよ
び二次圧力計よりなり、一次減圧弁で適当な圧力に下
げ、二次減圧弁でさらに圧力を下げ、圧力センサーを目
的とする貯蔵タンク内圧力に設定し、圧力センサーと連
動させた電磁弁により該設定圧力となるよう調整した酒
類等の品質安定化装置、およびその圧力調整機器類を分
離独立させたユニット。
劣化の防止。 【解決手段】 酒類等を貯蔵するに当たり、その貯蔵タ
ンク内の空間部を不活性ガスで置換し、タンク内圧を自
動的に加圧状態に調整して、空気の侵入を防ぐことを特
徴とする酒類等の品質安定化装置、およびそれぞれ配管
を介して外界から密閉式に連結された不活性ガス供給装
置と貯蔵タンクとその中間に位置する圧力調整機器類と
からなる酒類等の品質安定化装置であって、該圧力調整
機器類が該不活性ガス供給装置から該貯蔵タンクに向っ
て順に、それぞれ配管を介して外界から密閉式に連結、
配列されている二次減圧弁、電磁弁、圧力センサーおよ
び二次圧力計よりなり、一次減圧弁で適当な圧力に下
げ、二次減圧弁でさらに圧力を下げ、圧力センサーを目
的とする貯蔵タンク内圧力に設定し、圧力センサーと連
動させた電磁弁により該設定圧力となるよう調整した酒
類等の品質安定化装置、およびその圧力調整機器類を分
離独立させたユニット。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、清酒をはじめとす
る酒類等の貯蔵時に、貯蔵タンク内への空気、とりわけ
酸素の侵入を防止し、酒類等中の溶存酸素を増加させる
ことなく、長期貯蔵においても安定した品質を維持し得
る酒類等の品質安定化装置および、その一部としての酒
類等の貯蔵タンクのための不活性ガス内圧調整用機器ユ
ニットに関する。
る酒類等の貯蔵時に、貯蔵タンク内への空気、とりわけ
酸素の侵入を防止し、酒類等中の溶存酸素を増加させる
ことなく、長期貯蔵においても安定した品質を維持し得
る酒類等の品質安定化装置および、その一部としての酒
類等の貯蔵タンクのための不活性ガス内圧調整用機器ユ
ニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、清酒の貯蔵は、生酒あるいは熱殺
菌した清酒をタンクに入れて蓋をした後、上部の通気口
にフィルターを設置し、タンク内に火落ち菌などの有害
微生物の侵入を防ぐと共に、熱殺菌後や貯蔵タンク内の
清酒の一部払い出しの際にタンク内が減圧状態となっ
て、タンクが破損するのを防ぐ目的で通気口より空気が
自然にタンク内に入るようになっている。タンク内に取
り込まれた空気、とりわけ酸素が清酒に溶け込むと、清
酒中の有機物などと反応して清酒の香りや味が変化して
清酒の商品価値を低下させるため、その対策が望まれて
いた。特に近年、生酒の貯蔵において生じる生老ね香や
清酒の貯蔵時に生じる老ね香は、消費者に嫌われてお
り、清酒業界ではこれらの除去のために大量の活性炭と
多くの労力を費やしている。
菌した清酒をタンクに入れて蓋をした後、上部の通気口
にフィルターを設置し、タンク内に火落ち菌などの有害
微生物の侵入を防ぐと共に、熱殺菌後や貯蔵タンク内の
清酒の一部払い出しの際にタンク内が減圧状態となっ
て、タンクが破損するのを防ぐ目的で通気口より空気が
自然にタンク内に入るようになっている。タンク内に取
り込まれた空気、とりわけ酸素が清酒に溶け込むと、清
酒中の有機物などと反応して清酒の香りや味が変化して
清酒の商品価値を低下させるため、その対策が望まれて
いた。特に近年、生酒の貯蔵において生じる生老ね香や
清酒の貯蔵時に生じる老ね香は、消費者に嫌われてお
り、清酒業界ではこれらの除去のために大量の活性炭と
多くの労力を費やしている。
【0003】清酒業界では、その対策として貯蔵タンク
上部の空間を窒素ガスやアルゴンガスなどの不活性ガス
で満たすことを検討している。しかしながら、この方法
では単に貯蔵している場合はともかくとして、清酒の一
部払い出しの際の空気流入は避けられず、残ったいわゆ
る端桶(はおけ)の清酒の品質低下が問題となり、一部
払い出し毎に不活性ガス充満を行うのも煩雑である。ま
た、最初の貯蔵の際にも、通気口を開放にしておくとす
れば空気との入れ替えが進行し、閉じておくとすると払
い出しの際に開く手間が生じ、開くのを忘れて操作する
とタンクの破損の危険が生じる。
上部の空間を窒素ガスやアルゴンガスなどの不活性ガス
で満たすことを検討している。しかしながら、この方法
では単に貯蔵している場合はともかくとして、清酒の一
部払い出しの際の空気流入は避けられず、残ったいわゆ
る端桶(はおけ)の清酒の品質低下が問題となり、一部
払い出し毎に不活性ガス充満を行うのも煩雑である。ま
た、最初の貯蔵の際にも、通気口を開放にしておくとす
れば空気との入れ替えが進行し、閉じておくとすると払
い出しの際に開く手間が生じ、開くのを忘れて操作する
とタンクの破損の危険が生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は清酒をはじめ
とする酒類等の貯蔵時、一部払い出し時およびその後の
貯蔵時を通じて、貯蔵容器内への空気、とりわけ酸素の
侵入を防止し、酒類等中の溶存酸素を増加させることな
く、長期貯蔵においても安定した品質を維持し得る酒類
等の品質安定化装置および、その一部としての酒類等の
貯蔵タンクのための不活性ガス内圧調整用機器ユニット
を提供することを目的とする。
とする酒類等の貯蔵時、一部払い出し時およびその後の
貯蔵時を通じて、貯蔵容器内への空気、とりわけ酸素の
侵入を防止し、酒類等中の溶存酸素を増加させることな
く、長期貯蔵においても安定した品質を維持し得る酒類
等の品質安定化装置および、その一部としての酒類等の
貯蔵タンクのための不活性ガス内圧調整用機器ユニット
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)酒類等
を貯蔵するに当たり、その貯蔵タンク内の空間部を不活
性ガスで置換し、タンク内圧を自動的に加圧状態に調整
して、空気の侵入を防ぐことを特徴とする酒類等の品質
安定化装置に関する。
を貯蔵するに当たり、その貯蔵タンク内の空間部を不活
性ガスで置換し、タンク内圧を自動的に加圧状態に調整
して、空気の侵入を防ぐことを特徴とする酒類等の品質
安定化装置に関する。
【0006】また本発明は、(1)を具現化する態様と
して、(2)それぞれ配管を介して外界から密閉式に連
結された不活性ガス供給装置(減圧弁(以下、一次減圧
弁という)および吐出圧を示す圧力計(以下、一次圧力
計という)を備えているものとする)と酒類等の貯蔵タ
ンク(頂部にストップ弁および開閉自在に取り付けられ
た仕込口および下部に呑口を有しているものとする)と
その中間に位置する圧力調整機器類とからなる酒類等の
品質安定化装置であって、該圧力調整機器類が該不活性
ガス供給装置から該貯蔵タンクに向って順に、それぞれ
配管を介して外界から密閉式に連結、配列されている二
次減圧弁、電磁弁、圧力センサー(13)および二次圧
力計(ただし、圧力センサーおよび二次圧力計の相互間
の順序は問わない)よりなり、一次減圧弁で適当な圧力
に下げ、二次減圧弁でさらに圧力を下げ、圧力センサー
を目的とする貯蔵タンク内圧力に設定し、圧力センサー
と連動させた電磁弁により該設定圧力となるよう調整し
た酒類等の品質安定化装置に関する。
して、(2)それぞれ配管を介して外界から密閉式に連
結された不活性ガス供給装置(減圧弁(以下、一次減圧
弁という)および吐出圧を示す圧力計(以下、一次圧力
計という)を備えているものとする)と酒類等の貯蔵タ
ンク(頂部にストップ弁および開閉自在に取り付けられ
た仕込口および下部に呑口を有しているものとする)と
その中間に位置する圧力調整機器類とからなる酒類等の
品質安定化装置であって、該圧力調整機器類が該不活性
ガス供給装置から該貯蔵タンクに向って順に、それぞれ
配管を介して外界から密閉式に連結、配列されている二
次減圧弁、電磁弁、圧力センサー(13)および二次圧
力計(ただし、圧力センサーおよび二次圧力計の相互間
の順序は問わない)よりなり、一次減圧弁で適当な圧力
に下げ、二次減圧弁でさらに圧力を下げ、圧力センサー
を目的とする貯蔵タンク内圧力に設定し、圧力センサー
と連動させた電磁弁により該設定圧力となるよう調整し
た酒類等の品質安定化装置に関する。
【0007】さらに上記(2)の好ましい態様として、
本発明は、(3)それぞれ配管を介して外界から密閉式
に連結された不活性ガス供給装置(減圧弁(以下、一次
減圧弁という)および吐出圧を示す圧力計(以下、一次
圧力計という)を備えているものとする)と酒類等の貯
蔵タンク(頂部にストップ弁および開閉自在に取り付け
られた仕込口および下部に呑口を有しているものとす
る)とその中間に位置する圧力調整機器類とからなる酒
類等の品質安定化装置であって、該圧力調整機器類が該
不活性ガス供給装置から該貯蔵タンクに向って順に、そ
れぞれ配管を介して外界から密閉式に連結、配列されて
いる、一次圧力センサー(6)、二次減圧弁、電磁弁、
逆止弁、安全弁、二次圧力センサー(13)、二次圧力
計(ただし、逆止弁、安全弁、二次圧力センサーおよび
二次圧力計の相互間の順序は問わない)、オイルフィル
ターおよびミクロフィルター(ただし、オイルフィルタ
ーおよびミクロフィルター相互間の順序は問わない)よ
りなり、一次減圧弁で適当な圧力に下げ、二次減圧弁で
さらに圧力を下げ、二次圧力センサーを目的とする貯蔵
タンク内圧力に設定し、二次圧力センサーと連動させた
電磁弁により該設定圧力となるよう調整し、一次圧力セ
ンサーを適当な吐出圧に設定し、この設定圧力を下回る
場合には該供給装置内の不活性ガス残量不足を知らせる
警報装置もしくは警報灯が作動するよう設定した酒類等
の品質安定化装置に関する。
本発明は、(3)それぞれ配管を介して外界から密閉式
に連結された不活性ガス供給装置(減圧弁(以下、一次
減圧弁という)および吐出圧を示す圧力計(以下、一次
圧力計という)を備えているものとする)と酒類等の貯
蔵タンク(頂部にストップ弁および開閉自在に取り付け
られた仕込口および下部に呑口を有しているものとす
る)とその中間に位置する圧力調整機器類とからなる酒
類等の品質安定化装置であって、該圧力調整機器類が該
不活性ガス供給装置から該貯蔵タンクに向って順に、そ
れぞれ配管を介して外界から密閉式に連結、配列されて
いる、一次圧力センサー(6)、二次減圧弁、電磁弁、
逆止弁、安全弁、二次圧力センサー(13)、二次圧力
計(ただし、逆止弁、安全弁、二次圧力センサーおよび
二次圧力計の相互間の順序は問わない)、オイルフィル
ターおよびミクロフィルター(ただし、オイルフィルタ
ーおよびミクロフィルター相互間の順序は問わない)よ
りなり、一次減圧弁で適当な圧力に下げ、二次減圧弁で
さらに圧力を下げ、二次圧力センサーを目的とする貯蔵
タンク内圧力に設定し、二次圧力センサーと連動させた
電磁弁により該設定圧力となるよう調整し、一次圧力セ
ンサーを適当な吐出圧に設定し、この設定圧力を下回る
場合には該供給装置内の不活性ガス残量不足を知らせる
警報装置もしくは警報灯が作動するよう設定した酒類等
の品質安定化装置に関する。
【0008】本発明はまた、上記(3)の酒類等の品質
安定化装置の、圧力調整機器類部分を、不活性ガス供給
装置および酒類等の貯蔵タンクと接続可能に、分離独立
させたユニット、すなわち(4)それぞれ配管を介して
順に、外界から密閉式に連結、配列されている一次圧力
センサー(6)、二次減圧弁、電磁弁、逆止弁、安全
弁、二次圧力センサー(13)、二次圧力計(ただし、
逆止弁、安全弁、二次圧力センサー(13)および二次
圧力計の相互間の順序は問わない)、オイルフィルター
およびミクロフィルター(ただし、オイルフィルターお
よびミクロフィルター相互間の順序は問わない)よりな
る酒類等の貯蔵タンクのための不活性ガス内圧調整用機
器ユニットに関する。
安定化装置の、圧力調整機器類部分を、不活性ガス供給
装置および酒類等の貯蔵タンクと接続可能に、分離独立
させたユニット、すなわち(4)それぞれ配管を介して
順に、外界から密閉式に連結、配列されている一次圧力
センサー(6)、二次減圧弁、電磁弁、逆止弁、安全
弁、二次圧力センサー(13)、二次圧力計(ただし、
逆止弁、安全弁、二次圧力センサー(13)および二次
圧力計の相互間の順序は問わない)、オイルフィルター
およびミクロフィルター(ただし、オイルフィルターお
よびミクロフィルター相互間の順序は問わない)よりな
る酒類等の貯蔵タンクのための不活性ガス内圧調整用機
器ユニットに関する。
【0009】本発明はまた、上記(4)の好ましい態様
としての(5)一次圧力センサーの前にストップ弁(5
a)を配し、オイルフィルターおよびミクロフィルター
の後にストップ弁(5d)を配し、ストップ弁(5a)
と二次減圧弁との間に圧力計(7)を配し(ただし、一
次圧力センサーおよび圧力計(7)の相互間の順序は問
わない)、ストップ弁(5a)からオイルフィルターお
よびミクロフィルターの前までのいずれかの箇所にスト
ップ弁(5c)を配し、かつその直前の配管にブロー用
ストップ弁(5b)を配した上記4記載の不活性ガス内
圧調整用機器ユニットに関する。
としての(5)一次圧力センサーの前にストップ弁(5
a)を配し、オイルフィルターおよびミクロフィルター
の後にストップ弁(5d)を配し、ストップ弁(5a)
と二次減圧弁との間に圧力計(7)を配し(ただし、一
次圧力センサーおよび圧力計(7)の相互間の順序は問
わない)、ストップ弁(5a)からオイルフィルターお
よびミクロフィルターの前までのいずれかの箇所にスト
ップ弁(5c)を配し、かつその直前の配管にブロー用
ストップ弁(5b)を配した上記4記載の不活性ガス内
圧調整用機器ユニットに関する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
本発明において酒類等は代表的には清酒を指すが、それ
に限らず、他の酒類、例えば合成清酒、焼酎、みりん、
果実酒(ワイン等)、ウイスキー、スピリッツ、リキュ
ール、雑酒も包含し、さらに醤油および酢をも包含す
る。本発明の(1)の態様は主たる態様であって、この
態様は具体的には例えば、本発明の(2)の態様によっ
て具現化される。本発明の(2)の態様は本発明の
(1)の態様の「酒類等の貯蔵タンク」の内圧を自動的
に加圧状態に調整するために必要な構成を示している。
この構成によって、一応本発明の(1)の態様を具現化
し得る。しかしながら、本発明の酒類等の品質安定化装
置は、好ましくは、上記(3)の構成よりなる。
本発明において酒類等は代表的には清酒を指すが、それ
に限らず、他の酒類、例えば合成清酒、焼酎、みりん、
果実酒(ワイン等)、ウイスキー、スピリッツ、リキュ
ール、雑酒も包含し、さらに醤油および酢をも包含す
る。本発明の(1)の態様は主たる態様であって、この
態様は具体的には例えば、本発明の(2)の態様によっ
て具現化される。本発明の(2)の態様は本発明の
(1)の態様の「酒類等の貯蔵タンク」の内圧を自動的
に加圧状態に調整するために必要な構成を示している。
この構成によって、一応本発明の(1)の態様を具現化
し得る。しかしながら、本発明の酒類等の品質安定化装
置は、好ましくは、上記(3)の構成よりなる。
【0011】以下、まず、この(3)の態様について詳
細に説明する。(3)の説明は同時に(1)および
(2)の態様の説明にもなっている。(3)の態様をこ
れを具現化した一例である図1に沿って酒類等として清
酒を用いた場合について説明する。下記の操作等は、他
の酒類等を用いる場合にも、必要に応じ当業者にとって
自明な多少の修飾を加えて、同様に適用可能である。本
発明に使用し得る不活性ガスは、窒素ガス、アルゴンガ
ス、ヘリウムガス、炭酸ガス等であるが、経済性を考慮
すると窒素ガスが最も一般的である。不活性ガス供給装
置1に圧力計2および4を配設した減圧弁3を取り付け
る。不活性ガス供給装置としては市販の不活性ガス入り
ボンベ(例えば窒素ガスボンベ)、市販の窒素ガス発生
装置等が挙げられる。例えば1に窒素ガスボンベを使用
した場合、最高150kg/cmの圧力を示し、使用す
るにつれて圧力は低下する。圧力計(一次圧力計)4は
吐出圧を示し、減圧弁(一次減圧弁)3で6kg/cm
程度に調整する。この減圧された窒素ガスは減圧弁(二
次減圧弁)8で例えば1kg/cm程度に減圧し、逆止
弁10、オイルフィルター14およびミクロフィルター
15を経て、貯蔵タンク17の内部に供給される。
細に説明する。(3)の説明は同時に(1)および
(2)の態様の説明にもなっている。(3)の態様をこ
れを具現化した一例である図1に沿って酒類等として清
酒を用いた場合について説明する。下記の操作等は、他
の酒類等を用いる場合にも、必要に応じ当業者にとって
自明な多少の修飾を加えて、同様に適用可能である。本
発明に使用し得る不活性ガスは、窒素ガス、アルゴンガ
ス、ヘリウムガス、炭酸ガス等であるが、経済性を考慮
すると窒素ガスが最も一般的である。不活性ガス供給装
置1に圧力計2および4を配設した減圧弁3を取り付け
る。不活性ガス供給装置としては市販の不活性ガス入り
ボンベ(例えば窒素ガスボンベ)、市販の窒素ガス発生
装置等が挙げられる。例えば1に窒素ガスボンベを使用
した場合、最高150kg/cmの圧力を示し、使用す
るにつれて圧力は低下する。圧力計(一次圧力計)4は
吐出圧を示し、減圧弁(一次減圧弁)3で6kg/cm
程度に調整する。この減圧された窒素ガスは減圧弁(二
次減圧弁)8で例えば1kg/cm程度に減圧し、逆止
弁10、オイルフィルター14およびミクロフィルター
15を経て、貯蔵タンク17の内部に供給される。
【0012】圧力センサー(二次圧力センサー)13は
0.2kg/cm程度に設定し、窒素ガスの圧力がそれ
以下のときには電磁弁9を開放させ、窒素ガスを貯蔵タ
ンク17の内部に供給させる。このとき貯蔵タンク17
の内部に存在する空気はストップ弁16を開いて外部に
排出する(なおストップ弁16は通常用いられるピーコ
ック等も含む意味で使用するものである)。貯蔵タンク
内が窒素ガスで置換され、圧力計(二次圧力計)11で
貯蔵タンク内圧力を確認した後、ストップ弁16を閉じ
る。なお、安全弁12は万一貯蔵タンク内が、例えば
0.3kg/cmを超える圧力になったときに作動し、
内部のガスを逃がして貯蔵タンク本体を保護する。ま
た、圧力センサー(一次圧力センサー)6の圧力が例え
ば3kg/cm以下になると、ボンベ内のガス残量不足
を知らせる警報灯を点滅させる(または警報を鳴らせ
る)よう連動させる。この警報灯を点滅時(または警報
作動時)には、圧力計(一次圧力計)4でそのときの圧
力を確認する。
0.2kg/cm程度に設定し、窒素ガスの圧力がそれ
以下のときには電磁弁9を開放させ、窒素ガスを貯蔵タ
ンク17の内部に供給させる。このとき貯蔵タンク17
の内部に存在する空気はストップ弁16を開いて外部に
排出する(なおストップ弁16は通常用いられるピーコ
ック等も含む意味で使用するものである)。貯蔵タンク
内が窒素ガスで置換され、圧力計(二次圧力計)11で
貯蔵タンク内圧力を確認した後、ストップ弁16を閉じ
る。なお、安全弁12は万一貯蔵タンク内が、例えば
0.3kg/cmを超える圧力になったときに作動し、
内部のガスを逃がして貯蔵タンク本体を保護する。ま
た、圧力センサー(一次圧力センサー)6の圧力が例え
ば3kg/cm以下になると、ボンベ内のガス残量不足
を知らせる警報灯を点滅させる(または警報を鳴らせ
る)よう連動させる。この警報灯を点滅時(または警報
作動時)には、圧力計(一次圧力計)4でそのときの圧
力を確認する。
【0013】なお、安全弁12の設定圧力について付言
すると、例えば0.3kg/cmに設定しておくと、貯
蔵時に問題はないとしても、清酒の取り出し時に貯蔵タ
ンクの上部空間の圧力が急激に減少するので、急激な窒
素ガスの流入によって、一時的に安全弁付近の圧力が
0.3kg/cmを超えて安全弁が作動する可能性が考
えられる。かかる事態を避ける場合には、清酒の取り出
し時に安全弁の設定圧力を例えば二次減圧弁の設定地よ
り10%程度高めに、例えば1.1kg/cmに設定
し、ついで上部空間の圧力が0.2kg/cmに落ち着
いてから、安全弁の設定圧力を再度0.3kg/cmに
設定し直すことが考えられる。また、安全弁の作動圧力
を常時例えば1.1kg/cmに設定しておくことも考
えられる(1.1kg/cm程度の圧力が貯蔵タンクに
加わっても通常問題ない)。
すると、例えば0.3kg/cmに設定しておくと、貯
蔵時に問題はないとしても、清酒の取り出し時に貯蔵タ
ンクの上部空間の圧力が急激に減少するので、急激な窒
素ガスの流入によって、一時的に安全弁付近の圧力が
0.3kg/cmを超えて安全弁が作動する可能性が考
えられる。かかる事態を避ける場合には、清酒の取り出
し時に安全弁の設定圧力を例えば二次減圧弁の設定地よ
り10%程度高めに、例えば1.1kg/cmに設定
し、ついで上部空間の圧力が0.2kg/cmに落ち着
いてから、安全弁の設定圧力を再度0.3kg/cmに
設定し直すことが考えられる。また、安全弁の作動圧力
を常時例えば1.1kg/cmに設定しておくことも考
えられる(1.1kg/cm程度の圧力が貯蔵タンクに
加わっても通常問題ない)。
【0014】逆止弁10は、貯蔵タンク17内の清酒が
不活性ガスの制御ラインに入って、電磁弁や計器等の作
動不良を引き起こす恐れがあるため、配設している。オ
イルフィルター14は、制御系内部の計器や電磁弁等に
使用する潤滑油が貯蔵タンク17内に入らないようにす
るため設置するものであり、また、ミクロフィルター1
5は、ごみ、ほこりおよび火落菌などの有害微生物の貯
蔵タンク内への侵入を防止するために設置しており、目
の細かいフィルターを使用する。
不活性ガスの制御ラインに入って、電磁弁や計器等の作
動不良を引き起こす恐れがあるため、配設している。オ
イルフィルター14は、制御系内部の計器や電磁弁等に
使用する潤滑油が貯蔵タンク17内に入らないようにす
るため設置するものであり、また、ミクロフィルター1
5は、ごみ、ほこりおよび火落菌などの有害微生物の貯
蔵タンク内への侵入を防止するために設置しており、目
の細かいフィルターを使用する。
【0015】貯蔵タンク17内の不活性ガス圧は、0.
1kg/cm以上であれば、万一貯蔵タンク上部の気密
性が保たれていなかった場合でも、外の空気の侵入を防
ぐことができるが、実用的には0.2kg/cm前後で
使用される。本発明の場合、貯蔵時には前述した0.2
kg/前後の圧力で保持するが、貯蔵タンク17内の清
酒の一部または全部を取り出すときは、清酒の吐出量に
伴って自動的に不活性ガスを供給できる機構になってい
る。したがって、仮に端桶状態になっても貯蔵タンク内
の空間部はすべて不活性ガスで置換されており、また貯
蔵タンクの破損の恐れもない。不活性ガスの必要量は、
貯蔵タンク容量および貯蔵タンクの呑口からの清酒吐出
量から算出され、設備能力(何本のボンベが必要か等)
が決定される。不活性ガスボンベを2本以上使用する場
合や不活性ガス供給装置と一次センサー6との距離が長
い場合は、一次圧力センサーの直前または直後に圧力計
をもう一つ(圧力計7)設置して、この圧力計7に上記
した一次圧力計としての機能をもたせることができる。
1kg/cm以上であれば、万一貯蔵タンク上部の気密
性が保たれていなかった場合でも、外の空気の侵入を防
ぐことができるが、実用的には0.2kg/cm前後で
使用される。本発明の場合、貯蔵時には前述した0.2
kg/前後の圧力で保持するが、貯蔵タンク17内の清
酒の一部または全部を取り出すときは、清酒の吐出量に
伴って自動的に不活性ガスを供給できる機構になってい
る。したがって、仮に端桶状態になっても貯蔵タンク内
の空間部はすべて不活性ガスで置換されており、また貯
蔵タンクの破損の恐れもない。不活性ガスの必要量は、
貯蔵タンク容量および貯蔵タンクの呑口からの清酒吐出
量から算出され、設備能力(何本のボンベが必要か等)
が決定される。不活性ガスボンベを2本以上使用する場
合や不活性ガス供給装置と一次センサー6との距離が長
い場合は、一次圧力センサーの直前または直後に圧力計
をもう一つ(圧力計7)設置して、この圧力計7に上記
した一次圧力計としての機能をもたせることができる。
【0016】ストップ弁類の使用はさらに任意的であ
る。ストップバルブ5bは、使用初期においてごみやほ
こり等を除去するために、ストップバルブ5cを閉じ
て、ストップバルブ5bから管内のガスを排出するとき
に使用するが、何らかの理由で系内の不活性ガス圧力が
高くなり過ぎた場合の緊急避難用としても使用し得る。
ストップバルブ5a、5dおよび5eについては後述す
る。
る。ストップバルブ5bは、使用初期においてごみやほ
こり等を除去するために、ストップバルブ5cを閉じ
て、ストップバルブ5bから管内のガスを排出するとき
に使用するが、何らかの理由で系内の不活性ガス圧力が
高くなり過ぎた場合の緊急避難用としても使用し得る。
ストップバルブ5a、5dおよび5eについては後述す
る。
【0017】なお、圧力センサー13の代りに酸素濃度
計を配置して貯蔵タンク内の酸素濃度を測定し、この値
を一定値以下に制御して貯蔵タンク内を常に不活性ガス
によって保持することも可能である。
計を配置して貯蔵タンク内の酸素濃度を測定し、この値
を一定値以下に制御して貯蔵タンク内を常に不活性ガス
によって保持することも可能である。
【0018】貯蔵タンクの材質については特に制限はな
く、通常使用されるものを用いることができる。例えば
清酒の場合、貯蔵タンクは鋼鉄にホーロー処理や樹脂ラ
イニングを施すことによって構成されていたり、ステン
レス製であったりするが、いずれであってもよい。チタ
ン製は高価であるが、清酒の品質保持上からは特に好ま
しく、また衝撃に強く、軽い。中間部の圧力調整機器類
および配管の材質についても特に制限はなく、通常使用
するものを使用し得るが、ステンレス鋼は好ましい材質
である。
く、通常使用されるものを用いることができる。例えば
清酒の場合、貯蔵タンクは鋼鉄にホーロー処理や樹脂ラ
イニングを施すことによって構成されていたり、ステン
レス製であったりするが、いずれであってもよい。チタ
ン製は高価であるが、清酒の品質保持上からは特に好ま
しく、また衝撃に強く、軽い。中間部の圧力調整機器類
および配管の材質についても特に制限はなく、通常使用
するものを使用し得るが、ステンレス鋼は好ましい材質
である。
【0019】次に本発明の、酒類等の貯蔵タンクのため
の不活性ガス内圧調整用機器ユニットについて説明す
る。かかるユニットの一例を図2に示す。このユニット
は本発明の上記(3)の態様における一次圧力センサー
6からミクロフィルター15までを分離独立させたもの
である。したがって個々の機器類の設置目的、設置順序
等は上記(3)の態様におけると同様である。ただユニ
ット化に伴って、圧力計7をストップ弁5aと二次減圧
弁との間に設置しており(一次圧力センサー6と圧力計
7との前後は問わない)、またユニット配列の一番前と
一番後ろにそれぞれストップ弁5aおよびストップ弁5
dを設けるのが好ましい。圧力計7は、上述のごとく、
例えば不活性ガスボンベを2本以上設置したり、不活性
ガス供給装置と一次圧力センサー6との距離が長い場合
に、一次圧力センサーの近傍の実際の圧力を、容易に、
確認するために設置するものであり、またストップ弁5
aおよびストップ弁5dはユニットを不使用時にこれら
を閉じて、ほこり等が入らないようにするためのもので
ある。
の不活性ガス内圧調整用機器ユニットについて説明す
る。かかるユニットの一例を図2に示す。このユニット
は本発明の上記(3)の態様における一次圧力センサー
6からミクロフィルター15までを分離独立させたもの
である。したがって個々の機器類の設置目的、設置順序
等は上記(3)の態様におけると同様である。ただユニ
ット化に伴って、圧力計7をストップ弁5aと二次減圧
弁との間に設置しており(一次圧力センサー6と圧力計
7との前後は問わない)、またユニット配列の一番前と
一番後ろにそれぞれストップ弁5aおよびストップ弁5
dを設けるのが好ましい。圧力計7は、上述のごとく、
例えば不活性ガスボンベを2本以上設置したり、不活性
ガス供給装置と一次圧力センサー6との距離が長い場合
に、一次圧力センサーの近傍の実際の圧力を、容易に、
確認するために設置するものであり、またストップ弁5
aおよびストップ弁5dはユニットを不使用時にこれら
を閉じて、ほこり等が入らないようにするためのもので
ある。
【0020】本不活性ガス内圧調整用機器ユニットは、
必要に応じ、そこで使用する機器類を、電源コンセン
ト、不活性ガス残量警告装置、電源スイッチ等を一部に
配したボード(制御盤)上に設置し、さらにユニット全
体を移動可能とすることができる。本ユニットと不活性
ガス供給装置または貯蔵タンクとの接続は、ワンタッチ
カプラー、耐圧ゴムホース等を用いて行うことができ
る。なお、本ユニットと接続する貯蔵タンクにはストッ
プ弁5e(貯蔵タンク不使用時閉じてほこり等の入るの
を防ぐ)を配して、その先で本ユニットとの接続を行う
のが良い。
必要に応じ、そこで使用する機器類を、電源コンセン
ト、不活性ガス残量警告装置、電源スイッチ等を一部に
配したボード(制御盤)上に設置し、さらにユニット全
体を移動可能とすることができる。本ユニットと不活性
ガス供給装置または貯蔵タンクとの接続は、ワンタッチ
カプラー、耐圧ゴムホース等を用いて行うことができ
る。なお、本ユニットと接続する貯蔵タンクにはストッ
プ弁5e(貯蔵タンク不使用時閉じてほこり等の入るの
を防ぐ)を配して、その先で本ユニットとの接続を行う
のが良い。
【0021】
実施例1 図1に示す配列の本発明の品質安定化装置を用いて清酒
を貯蔵した場合と従来の通気口を有する貯蔵タンクで清
酒を貯蔵した場合とについて、清酒の品質を比較した。
すなわち、表1に示した普通酒を用い、表2の貯蔵条件
で実施した。
を貯蔵した場合と従来の通気口を有する貯蔵タンクで清
酒を貯蔵した場合とについて、清酒の品質を比較した。
すなわち、表1に示した普通酒を用い、表2の貯蔵条件
で実施した。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】
【発明の効果】本発明の酒類等の品質安定化装置または
そのためのユニットを使用して酒類等を貯蔵する場合に
は、酒類等の味、香り、色等の変化(劣化)を最小限に
押さえることができる。
そのためのユニットを使用して酒類等を貯蔵する場合に
は、酒類等の味、香り、色等の変化(劣化)を最小限に
押さえることができる。
【図1】本発明の酒類等の品質安定化装置の一例を示す
系統図である。
系統図である。
【図2】本発明の酒類等の貯蔵タンクのための不活性ガ
ス内圧調整用機器ユニットの一例(中央部分)を示す。
ス内圧調整用機器ユニットの一例(中央部分)を示す。
1、1´…不活性ガス供給装置 2、2´…圧力計 3、3´…減圧弁(一次減圧弁) 4、4´…圧力計(一次圧力計) 5a、5b、5c、5dおよび5e…ストップ弁 6…圧力センサー(一次圧力センサー) 7…圧力計 8…減圧弁(二次減圧弁) 9…電磁弁 10…逆止弁 11…圧力計(二次圧力計) 12…安全弁 13…圧力センサー(二次圧力センサー) 14…オイルフィルター 15…ミクロフィルター 16…ストップ弁 17…貯蔵タンク
Claims (5)
- 【請求項1】 酒類等を貯蔵するに当たり、その貯蔵タ
ンク内の空間部を不活性ガスで置換し、タンク内圧を自
動的に加圧状態に調整して、空気の侵入を防ぐことを特
徴とする酒類等の品質安定化装置。 - 【請求項2】 それぞれ配管を介して外界から密閉式に
連結された不活性ガス供給装置(減圧弁(以下、一次減
圧弁という)および吐出圧を示す圧力計(以下、一次圧
力計という)を備えているものとする)と酒類等の貯蔵
タンク(頂部にストップ弁および開閉自在に取り付けら
れた仕込口および下部に呑口を有しているものとする)
とその中間に位置する圧力調整機器類とからなる酒類等
の品質安定化装置であって、該圧力調整機器類が該不活
性ガス供給装置から該貯蔵タンクに向って順に、それぞ
れ配管を介して外界から密閉式に連結、配列されている
二次減圧弁、電磁弁、圧力センサー(13)および二次
圧力計(ただし、圧力センサーおよび二次圧力計の相互
間の順序は問わない)よりなり、一次減圧弁で適当な圧
力に下げ、二次減圧弁でさらに圧力を下げ、圧力センサ
ーを目的とする貯蔵タンク内圧力に設定し、圧力センサ
ーと連動させた電磁弁により該設定圧力となるよう調整
した酒類等の品質安定化装置。 - 【請求項3】 それぞれ配管を介して外界から密閉式に
連結された不活性ガス供給装置(減圧弁(以下、一次減
圧弁という)および吐出圧を示す圧力計(以下、一次圧
力計という)を備えているものとする)と酒類等の貯蔵
タンク(頂部にストップ弁および開閉自在に取り付けら
れた仕込口および下部に呑口を有しているものとする)
とその中間に位置する圧力調整機器類とからなる酒類等
の品質安定化装置であって、該圧力調整機器類が該不活
性ガス供給装置から該貯蔵タンクに向って順に、それぞ
れ配管を介して外界から密閉式に連結、配列されてい
る、一次圧力センサー(6)、二次減圧弁、電磁弁、逆
止弁、安全弁、二次圧力センサー(13)、二次圧力計
(ただし、逆止弁、安全弁、二次圧力センサーおよび二
次圧力計の相互間の順序は問わない)、オイルフィルタ
ーおよびミクロフィルター(ただし、オイルフィルター
およびミクロフィルター相互間の順序は問わない)より
なり、一次減圧弁で適当な圧力に下げ、二次減圧弁でさ
らに圧力を下げ、二次圧力センサーを目的とする貯蔵タ
ンク内圧力に設定し、二次圧力センサーと連動させた電
磁弁により該設定圧力となるよう調整し、一次圧力セン
サーを適当な吐出圧に設定し、この設定圧力を下回る場
合には該供給装置内の不活性ガス残量不足を知らせる警
報装置もしくは警報灯が作動するよう設定した酒類等の
品質安定化装置。 - 【請求項4】 それぞれ配管を介して順に、外界から密
閉式に連結、配列されている一次圧力センサー(6)、
二次減圧弁、電磁弁、逆止弁、安全弁、二次圧力センサ
ー(13)、二次圧力計(ただし、逆止弁、安全弁、二
次圧力センサー(13)および二次圧力計の相互間の順
序は問わない)、オイルフィルターおよびミクロフィル
ター(ただし、オイルフィルターおよびミクロフィルタ
ー相互間の順序は問わない)よりなる酒類等の貯蔵タン
クのための不活性ガス内圧調整用機器ユニット。 - 【請求項5】 一次圧力センサーの前にストップ弁(5
a)を配し、オイルフィルターおよびミクロフィルター
の後にストップ弁(5d)を配し、ストップ弁(5a)
と二次減圧弁との間に圧力計(7)を配し(ただし、一
次圧力センサーおよび圧力計(7)の相互間の順序は問
わない)、ストップ弁(5a)からオイルフィルターお
よびミクロフィルターの前までのいずれかの箇所にスト
ップ弁(5c)を配し、かつその直前の配管にブロー用
ストップ弁(5b)を配した請求項4記載の不活性ガス
内圧調整用機器ユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9160518A JPH10327840A (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 酒類等の品質安定化装置およびそのための機器ユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9160518A JPH10327840A (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 酒類等の品質安定化装置およびそのための機器ユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10327840A true JPH10327840A (ja) | 1998-12-15 |
Family
ID=15716698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9160518A Pending JPH10327840A (ja) | 1997-06-03 | 1997-06-03 | 酒類等の品質安定化装置およびそのための機器ユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10327840A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100605016B1 (ko) | 2004-07-16 | 2006-07-31 | 한국항공우주연구원 | 위성체 추진시스템 가압 장치 및 가압 방법 |
CN102925312A (zh) * | 2012-10-22 | 2013-02-13 | 江苏张家港酿酒有限公司 | 一种纯生黄酒的陈酿方法 |
CN115215004A (zh) * | 2022-07-29 | 2022-10-21 | 武汉松石科技股份有限公司 | 一种高纯无水烷基磺酸内酯的保存取用方法 |
CN115384958A (zh) * | 2022-07-18 | 2022-11-25 | 镇江高鹏药业有限公司 | 一种工业水杨酸制备用恒压密封制备及其恒压方法 |
-
1997
- 1997-06-03 JP JP9160518A patent/JPH10327840A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100605016B1 (ko) | 2004-07-16 | 2006-07-31 | 한국항공우주연구원 | 위성체 추진시스템 가압 장치 및 가압 방법 |
CN102925312A (zh) * | 2012-10-22 | 2013-02-13 | 江苏张家港酿酒有限公司 | 一种纯生黄酒的陈酿方法 |
CN115384958A (zh) * | 2022-07-18 | 2022-11-25 | 镇江高鹏药业有限公司 | 一种工业水杨酸制备用恒压密封制备及其恒压方法 |
CN115215004A (zh) * | 2022-07-29 | 2022-10-21 | 武汉松石科技股份有限公司 | 一种高纯无水烷基磺酸内酯的保存取用方法 |
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