JPH10327164A - Atm通信装置 - Google Patents

Atm通信装置

Info

Publication number
JPH10327164A
JPH10327164A JP13549997A JP13549997A JPH10327164A JP H10327164 A JPH10327164 A JP H10327164A JP 13549997 A JP13549997 A JP 13549997A JP 13549997 A JP13549997 A JP 13549997A JP H10327164 A JPH10327164 A JP H10327164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
circuit
atm
cell
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP13549997A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Uchizono
雅士 内苑
禎弥 ▲高▼橋
Sadaya Takahashi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP13549997A priority Critical patent/JPH10327164A/ja
Publication of JPH10327164A publication Critical patent/JPH10327164A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATMネットワークを有効利用するATM通
信装置を提供する。 【解決手段】 データ回線受信回路11でデータのビッ
ト列S11が生成される。クロック抽出回路12で抽出
したクロックS12が分周回路13でクロックS13に
なる。ビット列S11はクロックS13に同期してシフ
トレジスタ14に入力し、1セル分のデータ列S14b
が格納される。シフトレジスタ14のビット列S14a
はシフトレジスタ15にクロックS13に同期して入力
し、1セル分のデータ列S15が格納される。データ列
S14b,S15は比較器16で比較され、同一ならア
イドルパターン判定信号S16aがアクティブになり、
同一でないなら有効データ判定信号S16bがアクティ
ブになる。有効データ判定信号がアクティブの時、デー
タ列S14bはセル化回路17でフォーマットが付加さ
れ、ATMセルとしてATM回線送信回路18からAT
M回線LAへ送出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(Asynchro
nous Transfer Mode、非同期転送モード)ネットワーク
の通信装置、例えば、ITU(国際電気通信連合)の
V,Xシリーズにおけるデジタル伝送に関する勧告に準
拠するデータ通信を、ATM回線を介して行うATM通
信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、データ通信の伝送方式には非同
期方式(又は、調歩同期方式ともいう)と同期方式とが
ある。非同期方式は、一定長のデータの前後にスタート
ビットとストップビットとを付加し、事前に決められた
データ伝送速度で通信する方式である。同期方式は、デ
ータのビット毎に同期をとる方式であり、有効データブ
ロックの区切りはキャラクタ同期方式又はフラグ同期方
式で認識するのが普通である。キャラクタ同期方式及び
フラグ同期方式は、特定のキャラクタやフラグパターン
を有効データブロックの先頭に付けて同期をとる方式で
あるが、プロトコルやシステムによって使用されるコー
ドが異なるため、伝送装置のハードウェア、ファームウ
ェア、及びソフトウェアは、有効データの位置を識別す
るために、使用されるコードやプロトコルをシステム毎
に認識できるものでなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の伝送方式では、
次のような課題があった。上記のような伝送方式のデー
タ通信をATM方式で行う場合、データをATMセルに
変換する装置は、そのプロトコルを終端して有効データ
のみをセル化して伝送する構成か、又は、プロトコルを
終端せず、有効データと非有効データとを区別せずに全
てのデータをセル化して伝送する構成になっていた。A
TM回線の帯域を有効利用するためには、有効データの
みを伝送することが望ましい。ところが、前者のプロト
コルを終端する方法では、全てのコード及びプロトコル
を同一のハードウェア、ファームウェア、及びソフトウ
ェアで網羅すると、装置が非常に大掛かりになり、実現
不可能である。又、後者のプロトコルを終端しない方法
では、常にセルを送出するため、回線の伝送効率が低下
し、ATMの利便を活かしていないという課題があっ
た。本発明は、コードやプロトコルによらず、繰り返し
パターンによって非有効データを識別することにより、
全てのコード及びプロトコルを同一のハードウェアで網
羅し、非有効データをセル化しない構成の装置であり、
これによってATM回線の帯域を有効に利用するもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、データ回線を介して伝送されたディジタ
ルのデータを取込んでATMセルを生成し、該ATMセ
ルをATM回線を介して対向装置へ送出する送信部と、
前記ATM回線を介して前記対向装置から送出されたA
TMセルを取込んでディジタルのデータを生成し、該デ
ータを前記データ回線へ送出する受信部とを備え、前記
ATM回線を介して相互にデータ通信を行うATM通信
装置において、次のような手段を設けている。前記送信
部は、前記データ回線を介して伝送されたディジタルの
データを取込み、該データのビット列を生成するデータ
回線受信回路と、前記データのビット列から第1のクロ
ックを抽出するクロック抽出回路と、前記第1のクロッ
クを所定値に分周して第2のクロックを生成する分周回
路と、前記データ回線受信回路から出力された前記デー
タのビット列を前記第2のクロックに同期してシリアル
に入力して該データのビット列から前記ATMセル1セ
ル分のデータ列を格納する第1のシフトレジスタと、前
記第1のシフトレジスタに格納された前記データのビッ
ト列を前記第2のクロックに同期してシリアルに入力し
て該データのビット列から前記ATMセル1セル分のデ
ータ列を格納し、動作開始時からアイドルパターン受信
通知セル受信までの間に所定の回数連続でアイドルパタ
ーン判定信号がアクティブになった時、該データのビッ
ト列を保持する第2のシフトレジスタと、前記第1のシ
フトレジスタに格納されたデータ列と前記第2のシフト
レジスタに格納されたデータ列とをそれぞれパラレルに
入力して前記第2のクロックに同期して比較し、同一な
ら前記アイドルパターン判定信号をアクティブにし、同
一でないなら有効データ判定信号をアクティブにする比
較器と、前記有効データ判定信号がアクティブの時、前
記第1のシフトレジスタに格納されたデータ列に所定の
フォーマットを付加して前記ATMセルを生成するセル
化回路と、前記セル化回路で生成された前記ATMセル
を前記ATM回線へ送出するATM回線送信回路とを、
備えている。
【0005】前記受信部には、次のような手段が設けら
れている。前記ATM回線を介して前記対向装置から送
出されたATMセルを取込み、該ATMセルからペイロ
ードデータを取出すATM回線受信回路と、前記ペイロ
ードデータに対してCRC検査を行い、該CRC検査の
結果が異常であれば該ペイロードデータを廃棄し、正常
であればデータと前記所定のフォーマットとを分離して
取出し、該所定のフォーマットに基づいて該データがア
イドルパターンであるか有効データであるかを判定する
ペイロード受信バッファと、前記ペイロード受信バッフ
ァから出力された前記データがアイドルパターンの場合
に第1の出力端子から該アイドルパターンを出力し、該
データが有効データの場合に第2の出力端子から該有効
データを出力する切替え手段と、前記切替え手段から出
力された前記アイドルパターンを格納し、格納したアイ
ドルパターンをタイミング信号に同期して出力するアイ
ドルパターン格納回路と、前記切替え手段から出力され
た前記有効データを格納し、格納したデータを前記タイ
ミング信号に同期して出力するデータ読出し回路と、A
TMセルの1セル分のデータを送り出す時間幅を有する
前記タイミング信号を生成するタイミング回路と、前記
ペイロード受信バッファから出力された前記データがア
イドルパターンの場合に前記アイドルパターン格納回路
で生成されたアイドルパターンを選択し、該データが有
効データの場合に前記データ読出し回路から出力される
有効データを選択する選択手段と、前記選択手段で選択
された前記アイドルパターン又は前記有効データを前記
データ回線へ送出するデータ回線送信回路とが、設けら
れている。
【0006】本発明によれば、以上のようにATM通信
装置を構成したので、送信部において、データ回線を介
して伝送されたディジタルのデータがデータ回線受信回
路に取込まれ、該データのビット列が生成される。更
に、クロック抽出回路で前記データのビット列から第1
のクロックが抽出される。第1のクロックは分周回路で
所定値に分周され、第2のクロックが生成される。一
方、前記データ回線受信回路から出力された前記データ
のビット列は、第1のシフトレジスタに第2のクロック
に同期してシリアルに入力され、ATMセル1セル分の
データ列として格納される。更に、前記第1のシフトレ
ジスタに格納された前記データのビット列は、第2のシ
フトレジスタに前記第2のクロックに同期してシリアル
に入力され、前記ATMセル1セル分のデータ列として
格納される。そして、動作開始時からアイドルパターン
受信通知セル受信までの間に所定の回数連続でアイドル
パターン判定信号がアクティブになった時、第2のシフ
トレジスタにこのデータ列が保持される。第1のシフト
レジスタに格納されたデータ列及び前記第2のシフトレ
ジスタに格納されたデータ列は、比較器で第2のクロッ
クに同期して比較され、この比較結果が同一なら前記ア
イドルパターン判定信号がアクティブになり、同一でな
いなら有効データ判定信号がアクティブになる。有効デ
ータ判定信号がアクティブの時、第1のシフトレジスタ
に格納されたデータ列は、セル化回路で所定のフォーマ
ットが付加されてATMセルとして生成され、該ATM
セルがATM回線送信回路を経てATM回線へ送出され
る。
【0007】受信部において、ATM回線を介して対向
装置から送出されたATMセルはATM回線受信回路に
取込まれ、該ATMセルからペイロードデータが取出さ
れる。このペイロードデータはペイロード受信バッファ
でCRC検査が行われ、該CRC検査の結果が異常であ
れば該ペイロードデータが廃棄され、正常であればデー
タと所定のフォーマットとが分離され、該所定のフォー
マットに基づいて該データがアイドルパターンであるか
有効データであるかが判定される。この判定結果に基づ
き、アイドルパターンと有効データとが切替え手段から
別個に出力される。切替え手段から出力されたアイドル
パターンはアイドルパターン格納回路に格納され、タイ
ミング回路で生成されたタイミング信号に同期して出力
される。又、切替え手段から出力された有効データはデ
ータ読出し回路に格納され、タイミング信号に同期して
出力される。ペイロード受信バッファから出力されたデ
ータがアイドルパターンの場合、アイドルパターン格納
回路で生成されたアイドルパターンが選択手段で選択さ
れ、データ回線送信回路を経てデータ回線へ送出され
る。又、ペイロード受信バッファから出力されたデータ
が有効データの場合、データ読出し回路から出力された
有効データが選択手段で選択され、データ回線送信回路
を経てデータ回線へ送出される。従って、前記課題を解
決できるのである。
【0008】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示すATM通信装置
の構成図である。このATM通信装置は、送信部10及
び受信部20を備えている。送信部10は、データ回線
(例えば、電話線や同軸ケーブル等の物理媒体の通信回
線)LDが接続されたデータ回線受信回路11を有して
いる。データ回線受信回路11は、データ回線LDを介
して伝送されたディジタルのデータを取込み、電気的条
件、機械的条件及び物理条件を管理し、該データのビッ
ト列の伝送を行う回路である。データ回線受信回路11
の出力側は、クロック抽出回路である回線CLK12に
接続されている。回線CLK12は、データ回線LDを
介して伝送されたデータから第1のクロックS12を抽
出する機能を有している。回線CLK12の出力側は、
クロックS12を352分周して第2のクロックS13
を出力する分周回路13の入力側に接続されている。
又、データ回線受信回路11の出力側は352ビット
(即ち、44オクテット)のシフトレジスタ14のデー
タ入力端子に接続され、該シフトレジスタ14のクロッ
ク入力端子CKには分周回路13の出力側が接続されて
いる。シフトレジスタ14は、データ回線受信回路11
の出力信号S11を分周クロックS13に同期してシリ
アルに入力してデータをATMセルの1セル分格納する
機能を有している。シフトレジスタ14の出力側は35
2ビットのシフトレジスタ15のデータ入力端子に接続
され、該シフトレジスタ15のクロック入力端子CKに
は分周回路13の出力側が接続されている。そして、シ
フトレジスタ14を構成する352ビットのフリップフ
ロップの各出力端子は、比較器16の入力端子群Aに3
52ビットでパラレルに接続されている。シフトレジス
タ15を構成する352ビットのフリップフロップの各
出力端子は、比較器16の入力端子群Bに352ビット
でパラレルに接続されている。
【0009】又、分周回路13の出力側は、比較器16
に接続されている。比較器16は、クロックS13に同
期してシフトレジスタ14,15の各データ列S14
b,S15を比較し、同一なら出力端子(A=B)の出
力信号S16a(即ち、アイドルパターン判定信号)を
アクティブにし、同一でないなら出力端子(A≠B)の
出力信号S16b(即ち、有効データ判定信号)をアク
ティブにする機能を有している。比較器16の出力端子
(A=B)は、シフトレジスタ15のホールド(HOL
D)端子に接続されている。シフトレジスタ15は、シ
フトレジスタ14の出力信号S14aをクロックS13
に同期してシリアルに入力してデータをATMセルの1
セル分格納し、電源投入後にアイドルパターン受信通知
セル受信までの間にn回連続で比較器16の出力信号S
16aがアクティブになった時、その格納したデータを
保持する機能を有している。比較器16の出力端子(A
≠B)はセル化回路17に接続され、出力端子(A=
B)がATM回線送信回路18に接続されている。又、
シフトレジスタ14を構成する352ビットのフリップ
フロップの各出力端子は、セル化回路17に接続されて
いる。セル化回路17は、アイドルパターン受信通知セ
ルパターン生成回路17a、カウンタリセット用セルパ
ターン生成回路17b、及びシーケンス番号付与カウン
タ17cを備えている。セル化回路17の出力側は、A
TM回線送信回路18に接続されている。ATM回線送
信回路18は、ATMセル流を運ぶための転送フレーム
ヘセル流をマッピングさせるための回路等を備え、AT
Mコネクション設定、ATMヘッダの付与、及びITU
−T(電気通信標準化会議)で定めるアイドルセルの送
信やスクランブル等の機能を有している。ATM回線送
信回路18の出力側は、ATM回線LAに接続されてい
る。
【0010】受信部20は、ATM回線LAが接続され
たATM回線受信回路21を有している。ATM回線受
信回路21は、ATM回線LAから回線クロックの抽
出、セル同期の確立、誤り訂正、スクランブル解除、I
TU−Tで定めるアイドルセルの廃棄、及び設定された
コネクションのセルからペイロ−ド部分のデータS21
の分離を行う回路である。ATM回線受信回路21の出
力側は、ペイロード受信バッファ22に接続されてい
る。ペイロード受信バッファ22は、ATM回線受信回
路21によって廃棄されずに残された正常なセルのペイ
ロード部分のデータS21を受信し、該ペイロード全体
のCRC検査を行う。そして、ペイロード受信バッファ
22は、CRC検査の結果が異常であればそのデータを
廃棄し、正常であればデータ31とトレイラ32とを分
離してデータバッファ22a及びトレイラバッファ22
bにそれぞれ格納し、データ識別子33、セグメント識
別子34、及びシーケンス番号35を取り出す機能を有
している。そして、ペイロード受信バッファ22は、デ
ータ識別子33が“00”、且つシーケンス番号35が
“n+1”の時にアイドルパターンデータを受信したと
判断し、該ペイロード受信バッファ22中のシーケンス
番号保持回路22cにシーケンス番号“n+1”を書込
み、スイッチ23をアイドルパターン生成回路24側に
接続し、アイドルパターンデータを送出する。nはシー
ケンス番号保持回路22cが保持している値であり、初
期値は“0”である。又、ペイロード受信バッファ22
は、シーケンス番号35が“n+1”でないとき、セル
損失が発生したと判断し、そのデータを廃棄すると共
に、シーケンス番号保持回路22cが保持している値を
“0”にして送信部10中のセル化回路17に対してカ
ウンタリセット用セルの送出を通知するようになってい
る。
【0011】更に、ペイロード受信バッファ22は、デ
ータ識別子33が“11”、且つシーケンス番号25が
“n+1”の時に有効データを受信したと判断し、シー
ケンス番号保持回路22cにシーケンス番号35(“n
+1”)を書込み、スイッチ23をデータ読出し回路2
5側に接続し、有効デ一タを送出する機能を有してい
る。又、ペイロード受信バッファ22は、シーケンス番
号35が“n+1”でないとき、セル損失が発生したと
判断し、そのデータを廃棄すると共に、シーケンス番号
保持回路22cが保持している値を“0”にして送信回
路のセル化回路17に対してカウンタリセット用セルの
送出を通知するようになっている。又、ペイロード受信
バッファ22には、アイドルパターン受信通知セルの受
信履歴を保持するアイドルパターン受信通知セル受信履
歴保持回路22dが設けられている。ペイロード受信バ
ッファ22の主信号(即ち、出力信号S22A)出力端
子はスイッチ23の端子comに接続され、制御信号S
22Bの出力端子がスイッチ23の制御端子contに
接続されている。スイッチ23の端子noはアイドルパ
ターン生成回路24に接続され、該スイッチ23の端子
ncがデータ読出し回路25に接続されている。スイッ
チ23は、ペイロード受信バッファ22から出力された
データ(即ち、出力信号S22A)をアイドルパターン
生成回路24又はデータ読出し回路25へ振り分けるス
イッチである。又、ペイロード受信バッファ22の出力
信号S22Cの出力端子は、データ読出し回路25中の
制御回路25bに接続されている。又、ペイロード受信
バッファ22は、送信部10中のセル化回路17に接続
されている。
【0012】アイドルパターン生成回路24及びデータ
読出し回路25には、ATMセルの1セル分のデータを
送り出すタイミング信号S26を生成するタイミング回
路26が接続されている。アイドルパターン生成回路2
4の出力端子はセレクタ27の端子noに接続され、デ
ータ読出し回路25の出力端子がセレクタ27の端子n
cに接続されている。データ読出し回路25の制御信号
S25Bの出力端子は、セレクタ27の制御端子con
tに接続されている。セレクタ27の端子comは、デ
ータ回線送信回路28に接続されている。アイドルパタ
ーン生成回路24は、アイドルパターンを格納バッファ
24aを有し、格納されたアイドルパターンをタイミン
グ26に同期してデータ回線送信回路28へ出力する回
路である。データ読出し回路25は、入力されたデータ
を(n+m)セル分格納するバッファ25aを有し、貯
えられたバッファのデータをタイミング信号S26に同
期して出力する回路である。このデータ読出し回路25
は、nセル分のデータを蓄積すると、セレクタ27を該
データ読出し回路25側に接続し、データを受信順に送
出する機能を有している。但し、nは、受信したデータ
を連続して出力するために必要最低限の自然数であり、
ATM回線のセルディレイバリエーションとデータ回線
LDの許容する絶対データ遅延量の関係から決定される
ものである。mは、ATM回線のコネクションのデータ
転送能力とデータ回線LDのデータ転送能力の比から決
定される自然数である。データ回線送信回路28は、デ
ータ回線(例えば電話線、同軸ケーブル等の物理媒体の
通信回線)LDに接続され、電気的条件、機械的条件及
び物理条件を管理し、ビット列の伝送を行う回路であ
る。
【0013】図2は、ATMセルのフォーマットを示す
図である。このATMセルは、5オクテットのATMセ
ルヘッダ30、ペイロードとして44オクテットのデー
タ31、及び4オクテットのトレイラ32で構成されて
いる。トレイラ32は、以下の各タグ(a)〜(e)で
構成されている。 (a) データ識別子33 ペイロードに格納されているデータ31が有効データで
あるか、又はアイドルパターンであるかを識別するため
のタグであり、次のようになっている。 “00”;アイドルパターン “01”;アイドルパターン受信通知 “10”;カウンタリセット “11”;有効データ (b) セグメント識別子34 有効データをATMセル化する時に生成されるセルが複
数に亘る場合、連続した有効データの最終部分のセルを
示すタグであり、次のようになっている。 “0”;最終でなく、連続 “1”;最終であり、単独 (c) シーケンス番号35 セル損失を検出するための一連番号である。
【0014】(d) CRC36 ペイロード全体のCRC検査を示す。ITU−Tでは、
16次の生成多項式 x16+x12+x5+1 を勧告している。 (e) ユーザ制御情報37 ユーザ定義により使用可能である。ここで、セル化回路
17は、アイドルパターン受信通知を表す“01”のデ
ータ識別子33を有するセルを受信する前では、シフト
レジスタ15のデータ列S15がアイドルパターンであ
ることが確定し(即ち、比較器16の出力信号S16a
(A=B)がアクティブになっている)、ATM回線L
Aのコネクション設定が完了すると、シフトレジスタ1
4から出力されたデータ列S14bにトレイラ32を付
与し、ATM回線送信回路18へ送出するようになって
いる。付与するトレイラ32のデータ識別子33は“0
0”(即ち、アイドルパターン)、セグメント識別子3
4が“1”(即ち、最終であり、単独)である。シーケ
ンス番号35は、セル化回路17が有している1セル送
出毎に1カウントアップするカウンタ値、CRC36は
データ31及びトレイラ32のCRC演算結果である。
又、セル化回路17は、“01”のデータ識別子33を
有するセルを受信した後では、比較器16の出力信号S
16b(A≠B)がアクティブになったとき、シフトレ
ジスタ14のデータ列S14bにトレイラ32を付与
し、ATM回線送信回路18へ送出するようになってい
る。付与するトレイラ32のデータ識別子33は有効デ
ータを表す“11”、セグメント識別子34は、次のタ
イミングの比較器16の出力信号S16b(A≠B)が
アクティブであれば“0”(即ち、最終でなく、連
続)、非アクティブであれば“1”(即ち、最終であ
り、単独)である。又、シーケンス番号35、CRC3
6は上記と同様である。
【0015】図3は、図1中のアイドルパターン受信通
知セルパターンの一例を示す図である。このアイドルパ
ターン受信通知セルパターンは、5オクテットのATM
セルヘッダ41、44オクテットのデータ42、及び4
オクテットのトレイラ43で構成されている。図4は、
図1中のカウンタリセット用セルパターンの一例を示す
図である。このカウンタリセット用セルパターンは、5
オクテットのATMセルヘッダ51、44オクテットの
データ52、及び4オクテットのトレイラ53で構成さ
れている。図5は、アイドルパターンの送受信を説明す
るフローチャートである。この図と図3とを参照しつ
つ、図1のATM通信装置におけるアイドルパターンの
送受信を説明する。このATM通信装置の電源投入から
最初の通信が行われるまでの間、データ回線LDにはア
イドルパターンのみが流れている。対向装置のアイドル
パターン受信通知セル受信履歴保持回路22dは、セッ
トされていない。ステップS60において、アイドルパ
ターン受信通知セル受信履歴保持回路22dがアイドル
パターン受信通知セルを受信していないことを示してい
る時、比較器16の出力信号S16a(A=B)がn回
連続でアクティブになると、シフトレジスタ15は、デ
ータ回線LDに流れているデータをアイドルパターンと
判断して保持する。ステップS61において、ATM回
線LAにおけるコネクションの設定を行う。ステップS
62において、シフトレジスタ15がデータを保持する
と、送信部10は、データ回線LDから取込んだアイド
ルパターンのデータをATMセル化し、ATM回線LA
を介して接続されている対向装置に対して送出を開始す
る。
【0016】ステップS65において、対向装置のAT
M回線受信回路21では、ATMコネクションの設定が
完了する。ステップS66において、対向装置のATM
回線受信回路21は自装置宛のコネクションのATMセ
ルを受信し、ペイロード受信バッファ22にデータS2
1を送出する。ステップS67において、対向装置のペ
イロード受信バッファ22は、データS21に対してC
RC検査及びシーケンス番号の検査を行い、検査結果が
異常であればステップS68においてデータを廃棄し、
検査結果が正常であればステップS69へ進む。ステッ
プS69において、対向装置のペイロード受信バッファ
22は、データ識別子33がアイドルパターン(即ち、
データ識別子33が“00”)を示したATMセルを受
信すると、スイッチ23をno側に接続し、そのデータ
をアイドルパターン格納バッファ24aに格納し、同時
にステップS70において、自装置のセル化回路17に
対してアイドルパターンセル受信通知用セルを送出する
ように通知する。又、対向装置のアイドルパターン生成
回路24は、アイドルパターン格納バッファ24aに格
納されたアイドルパターンをデータ回線LDに送出し始
める。又、対向装置のペイロード受信バッファ22は、
データ識別子23がアイドルパターンを示していない
(即ち、データ識別子33が“00”以外のもの)セル
データは廃棄する。
【0017】ステップS63において、受信部20が対
向装置からアイドルパターン受信通知セルを受信する
と、ステップS64において、ペイロード受信バッファ
22は、送信部10中のセル化回路17に対してアイド
ルパターンセルの送出停止を通知する。以降、ATM回
線送信回路18は、セル化回路17からデータの送出が
ない時は、有効データセル送出までの間、ITU−Tで
定めるアイドルセルを送出する。同様の動作を対向装置
側でも行うことにより、それぞれの対向装置側のデータ
回線LD上のアイドルパターンを取込み、その後のデー
タ回線LDのアイドル時間のセルをATM回線LAに流
す必要がない。図6は、有効データの送信について説明
するフローチャートである。データ回線受信回路11か
ら出力されたデータS11は、シフトレジスタ14に入
力されて1セル分のデータが貯えられる。シフトレジス
タ14の出力側はシフトレジスタ15の入力側に接続さ
れているので、該シフトレジスタ15でも、1セル分の
データが貯えられる。但し、ステップS81において、
シフトレジスタ15は、自装置のアイドルパターン受信
通知セル受信履歴回路22dがセットされているとき、
既にアイドルパターンデータを保持している。ステップ
S82において、シフトレジスタ14,15のデータ列
S14b,S15は比較器16によって常に比較され、
分周回路13の分周クロックS13によってシフトレジ
スタ14,15が全て書換わる時間(即ち、データ回線
受信回路11が1セルのデータ量を送出する時間)毎に
比較器16の出力信号S16a,S16bが更新され
る。そして、出力信号S16bが非アクティブの時(即
ち、アイドルパターン受信継続の時)、ステップS83
において、セル化回路17は、シフトレジスタ14から
出力されたデータ列S14bをアイドルパターンと判断
して廃棄する。又、データ列S14b,S15が同じで
ない時、比較器16は出力信号S16bをアクティブに
することにより、データ列S14bをATMセル化する
ようにセル化回路17に通知する。
【0018】ステップS84において、セル化回路17
は、出力信号S16bがアクティブの時にデータ列S1
4bを取込み、ステップS85において、セル化回路1
7は、次のデータ列S14b,S15に対する比較器1
6の出力信号S16bがアクティブであれば、ステップ
S86において、セグメント識別子“0”(即ち、最終
でなく、連続)のトレイラ32を付与し、ステップS8
5において、比較器16の出力信号S16bが非アクテ
ィブであれば、ステップS87において、セグメント識
別子“1”(即ち、最終であり、単独)のトレイラ32
を付与し、ステップS88において、ATM回線送信回
路18ヘデータを送出する。又、セル化回路17は、受
信部20のペイロード受信バッファ22からカウンタリ
セット用セルの受信通知を受けた時、シーケンス番号付
与カウンタ17cをリセットする。カウンタの初期値は
“0”である。セル化回路17は、常にシフトレジスタ
14から出力されたデータS14bを受信しているが、
実際にATM回線送信回路18にデータS17の送出を
継続するのは、比較器16の出力信号S16bがアクテ
ィブになった時(即ち、各シフトレジスタ14,15の
データ列S14b,S15が等しくない時)のみであ
る。ATM回線送信回路18は、セル化回路17からデ
ータS17の送出がなく、送信すべきデータがない場
合、ITU−Tで定められたアイドルセルを送信する。
【0019】図7は、有効データの受信について説明す
るフローチャートである。ステップS91において、ア
イドルパターン受信通知セル受信履歴保持回路22dが
セットされている時、ATM回線LAを介して送られて
きたセルは、ATM回線受信回路21によって取込ま
れ、ペイロード受信バッファ22でペイロード部分が取
出される。ステップS92において、ペイロード受信バ
ッファ22は、先ずペイロード全体についてトレイラ3
2内のCRC16を用いてビット誤りの検出を行い、ビ
ット誤りを検出した場合、ステップS93において、そ
のデータを廃棄する。次に、ペイロード受信バッファ2
2はシーケンス番号35の検査を行い、シーケンス番号
35が“シーケンス番号保持回路22cに保持された値
+1”でなければ、ステップS93においてそのデータ
を廃棄し、送信部10のセル化回路17に通知する。ス
テップS94において、ペイロード受信バッファ22
は、ペイロード内のトレイラ32のデータ識別子33に
基づき、有効データか又はアイドルパターンかを判別
し、この判別結果でスイッチ23を制御する。ペイロー
ド受信バッファ22は、アイドルパターンが到着したこ
とを認識した場合、ステップS95においてそのデータ
を廃棄し、有効データが到着したことを認識した場合、
ステップS96へ進む。
【0020】ステップS96において、スイッチ23は
nc側に接続され、データS22Aはデータ読出し回路
25中のデータ格納バッファ25aに格納される。ステ
ップS97において、ペイロード受信バッファ22は、
送出データが複数セルに亘るものなのか、単独のものな
のかをセグメント識別子34に基づいて判断し、データ
読出し回路25内の制御回路25bに通知する。データ
格納バッファ25aに蓄えられたデータが単独のデータ
である場合、データ読出し回路25はセレクタ27をn
c側(即ち、データ読出し回路25側)に接続してデー
タS25Aをデータ回線送信回路28へ送出する。デー
タ格納バッファ25aに蓄えられたデータが連続した複
数のデータである場合、ステップS98において、該デ
ータ格納バッファ25aのバッファ量である(n+m)
セル分のうちnセル分蓄積されるか、或いは、ペイロー
ド受信バッファ22からセグメント識別子“1”(即
ち、最終であり、単独)を持ったセル受信の通知がある
か、いずれか一方の条件が整うまで、データ回線送信回
路28に対するデータの送出を行わず、データ格納バッ
ファ25aにデータを蓄積しておく。そして、いずれか
一方の条件が整った時、ステップS99において、デー
タ読出し回路25はセレクタ27をnc側に接続し、デ
ータ格納バッファ25aに蓄えられたデータを読出して
連続で送信する。この時、タイミング回路26は、アイ
ドルパターン格納バッファ24a及びデータ格納バッフ
ァ25a内に352ビットのデータがそれぞれ貯えられ
る時間毎に出力信号S26を送出する。そのため、セレ
クタ27は、1セル分のデータの切れ目で切り替わるの
で、データ格納バッファ25aにデータが入力された時
は、1セル分のアイドルセルの切れ目から続いて有効デ
ータS25Aが出力される。又、有効データS25Aが
データ格納バッファ25aから出力されない時は、デー
タ読出し回路25の制御信号S25Bによるセレクタ2
7の切替えにより、1セル分のアイドルセルの切れ目の
直後から、アイドルセルS24が出力される。そして、
これらのアイドルセルS24及び有効データS25A
は、データ回線送信回路28を経てデータ回線LDへ出
力される。この時、ATM回線で連続してアイドルパタ
ーンのセルを送出しなくても、完全に送信部10で受信
されたデータと同一のデータがデータ回線LDに出力さ
れる。
【0021】次に、ATMネットワーク上でセルを紛失
した場合について説明する。ATMネットワーク上でセ
ルを紛失した場合、受信部20のペイロード受信バッフ
ァ22はシーケンス番号をチェックすることによってこ
れを検出し、シーケンス番号保持回路22cをリセット
して送信部10中のセル化回路17に通知する。セル化
回路17は、ATM回線送信回路18へ送出すべきデー
タが無い時にカウンタリセット用セルパターン生成回路
17bから図4に示すカウンタリセット用セルパターン
のデータをATM回線送信回路18へ送出する。ATM
回線送信回路18は、ATM回線LAヘカウンタリセッ
ト用セルを送出する。対向装置からカウンタリセット用
セルを受信した時、セル化回路17はシーケンス番号付
与カウンタ17cをリセットする。これにより、セル化
回路17は次の送出データから初期値“0”の新しいシ
ーケンス番号を付与する。この一連の流れによって、対
向装置の送信部10及び受信部20のシーケンス番号は
再び一致し、正常に通信できるようになる。図8は、図
1の動作の一連の流れ(101)〜(106)を説明す
る図である。
【0022】(101) 回線データ データ回線LDに有効データが流れていない場合、アイ
ドルパターンが繰り返し流れている。有効データが発生
した時、アイドルパターンの合間に該有効データが挿入
される。 (102) 処理 送信部10では、データ回線LDから352ビット間隔
で受信したデータのセル化及び廃棄が行われる。 (103) ATM回線 有効データがシフトレジスタ14に入力されると、比較
器16は該シフトレジスタ14のデータ列S14bとシ
フトレジスタ15に保持されているデータ列S15とを
比較し、この比較結果に基づいて有効データをセル化し
て送出するようにセル化回路17に指示する。そのた
め、有効データを載せたセルのみがATM回線LAに送
出され、該ATM回線LAの帯域が有効に利用される。
送出されたセルでは、データ識別子は全て有効データを
表す“11”,“11”,“11”になり、セグメント
識別子が最終でなく連続を表す“0”,“0”の後、最
終であり単独を表す“1”になっている。又、各データ
のシーケンス番号は、それぞれ“n”、“n+1”、及
び“n+2”になっている。
【0023】(104) ATM回線 ATM回線LAに送出された有効セルは、対向装置の受
信部20に到着し、各シーケンス番号は、それぞれ
“n”、“n+1”、及び“n+2”になっている。 (105) 処理 各セルには、トレイラ32にデータ識別子33が付いて
いるので、有効データか否かが認識される。更に、シー
ケンス番号35によってセルの順番が認識され、セル損
失も検出される。そして、ペイロード受信バッファ22
は、このデータ識別子33を検出し、この検出結果に基
づいてスイッチ23を切り替え、アイドルパターン格納
バッファ24a又はデータ格納バッファ25aにデータ
を格納する。これらのアイドルパターン格納バッファ2
4a又はデータ格納バッファ25aからデータ回線送信
回路28にデータを送出するタイミングは、送信部10
のセル化のタイミング(即ち、前記処理(102))と
同様のタイミングで構成される。
【0024】(106) 回線データ タイミング回路26のタイミング信号S26により、有
効データは送出時と同様のデータとして組立てられ、そ
の前後に、アイドルパターンが付与されるので、送信部
10のデータ回線LDと同様のデータが対向装置の受信
部20のデータ回線LDに流れることになる。ここで、
セルの分解組立て及びデータの分解組立てについて説明
する。データのセル化を行う際、処理(102)に示す
間隔でデータを分解してセルの組立てを行うが、アイド
ルパターンが有効データと一緒にセル化されることがあ
る。この時、キャラクタ同期方式のように、特定のキャ
ラクタが有効データの先頭に付いている場合では、セル
化時にキャラクタコードのビット列が切れてしまい、有
効データの位置を認識できなくなる。ところが、本実施
形態のATM通信装置では、繰り返しパターン(即ち、
8ビットのアイドルパターン)を用い、コードやプロト
コルに依存しないので、キャラクタコードのビット列が
切れても有効データの位置を認識でき、プロトコルを終
端させる必要がない。次に、キャラクタコードのビット
列が切れた場合、この切れたビット列を修正する方法を
説明する。
【0025】セル化の処理間隔は352ビット幅である
が、この352ビットは8の倍数なので、送信部10の
内部では擬似的にシフトされたアイドルパターンの1セ
ル分がシフトレジスタ15に保持されることになり、こ
の保持された情報は、対向装置の受信部20に報告され
ている。そして、このシフトは、アイドルパターンの1
部をセル化する時に8ビット毎のアイドルパターンを切
ってしまい、有効データと一緒にセル化した際にずれた
ものであるから、セルを分解する際にこの擬似的なアイ
ドルパターンを付加すれば、本来のアイドルパターンに
戻るわけである。以上の動作により、データ回線LDか
ら入力された入力データは、有効データのみがセル化さ
れ、ATM回線LAを経て他のデータ回線LDに送出さ
れる経路をとっても、あたかも、データ回線LDのみを
通り抜けてきたように、完全な元の状態で送信でき、回
線使用状態も有効データとアイドルパターンの一部とを
送信するのみでよい。以上のように、この第1の実施形
態では、コードやプロトコルによらず、繰り返しパター
ンを判別して非有効データを識別することにより、全て
のコードプロトコルを同一のハードウェアで網羅し、非
有効データをセル化しないようにしたので、ATM回線
LAの帯域を有効に利用できる。
【0026】第2の実施形態 第1の実施形態では、制御キャラクタを用いたキャラク
タ同期方式を用いた場合を中心に説明を加えたが、この
第2の実施形態では、或る1つのフラグパターンによっ
て制御するHDLC手順(High-level Data Link Contro
l Procedure)を用いた場合について説明を行う。ATM
通信機は、第1の実施形態と同様の構成である。フラグ
同期方式では、有効データの前に2つ以上のフラグパタ
ーン“01111110”を付けることによって同期をとり、有
効データを識別するようにしている。このフラグパター
ンの数は2つ以上であればよく、データ回線LDがアイ
ドルの状態では、このフラグパターンを連続して送信し
ている。このフラグパターンも、或る一定の8ビット連
続パターンとみなすことができる。従って、送信部10
中のシフトレジスタ14,15は第1の実施形態と同様
に擬似アイドルパターンを生成するので、有効データの
み(但し、先頭セルと最後尾のセルにはフラグパターン
の数ビットが含まれることがある)をセル化でき、第1
の実施形態と同様の動作を行う。以上のように、この第
2の実施形態では、1セルに含まれるデータのビット数
の約数のビット数を有するフラグパターンが連続して送
出されるのであれば、第1の実施形態と同様の動作を行
うので、第1の実施形態と同様の利点がある。
【0027】第3の実施形態 第1及び第2の実施形態では、同期方式を用いた場合の
説明をしたが、この第3の実施形態では、非同期方式
(調歩方式)を用いた場合について説明を行う。ATM
通信機は、第1の実施形態と同様の構成である。通常、
非同期方式では、有効データは1ビットのスペース(こ
れをスタートビットという)で始まり、データ、データ
に対するパリティビット、及び1〜2ビットのマーク
(これを、ストップビットという)というビット列を構
成して伝送が行われる。有効データ(文字)と次の有効
データとの間隔は自由であり、有効データ以外の時はオ
フマークである。データ回線受信回路11は、入力デー
タに対して事前に決められた伝送速度の約4倍のサンプ
リングを行ってデータ化し、第1の実施形態と同等にセ
ル化及びデセル化を行う。これにより、ATM回線LA
では、データ回線LDのデータ伝送速度の4倍で伝送が
行われる。以上のように、この第3の実施形態では、比
較器16は、非同期伝送の場合でも、シフトレジスタ1
4,15から出力される有効データと無効データとの区
別を同様に判別することができる。従って、第1の実施
形態と同様の動作を行い、第1の実施形態と同様の利点
がある。
【0028】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、コードやプロトコルによらず、繰り返しパターン
を判別して非有効データを識別することにより、全ての
コードプロトコルを同一のハードウェアで網羅し、非有
効データをセル化しないようにしたので、ATM回線の
帯域を有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のATM通信装置の構
成図である。
【図2】ATMセルのフォーマットを示す図である。
【図3】図1中のアイドルパターン受信通知セルパター
ンを示す図である。
【図4】図1中のカウンタリセット用セルパターンを示
す図である。
【図5】アイドルパターンの送受信を説明するフローチ
ャートである。
【図6】有効データの送信を説明するフローチャートで
ある。
【図7】有効データの受信を説明するフローチャートで
ある。
【図8】図1の動作の一連の流れを説明する図である。
【符号の説明】
10 送信部 11 データ回線受信回路 12 回線CLK(クロッ
ク抽出回路) 13 分周回路 14,15 シフトレジスタ 16 比較器 17 セル化回路 18 ATM回線送信回路 20 受信部 21 ATM回線受信回路 22 ペイロード受信バッ
ファ 23 スイッチ(切替え手
段) 24 アイドルパターン格
納回路 25 データ読出し回路 26 タイミング回路 27 セレクタ(選択手
段) 28 データ回線送信回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ回線を介して伝送されたディジタ
    ルのデータを取込んでATMセルを生成し、該ATMセ
    ルをATM回線を介して対向装置へ送出する送信部と、
    前記ATM回線を介して前記対向装置から送出されたA
    TMセルを取込んでディジタルのデータを生成し、該デ
    ータを前記データ回線へ送出する受信部とを備え、前記
    ATM回線を介して相互にデータ通信を行うATM通信
    装置において、 前記送信部は、 前記データ回線を介して伝送されたディジタルのデータ
    を取込み、該データのビット列を生成するデータ回線受
    信回路と、 前記データのビット列から第1のクロックを抽出するク
    ロック抽出回路と、 前記第1のクロックを所定値に分周して第2のクロック
    を生成する分周回路と、 前記データ回線受信回路から出力された前記データのビ
    ット列を前記第2のクロックに同期してシリアルに入力
    して該データのビット列から前記ATMセル1セル分の
    データ列を格納する第1のシフトレジスタと、 前記第1のシフトレジスタに格納された前記データのビ
    ット列を前記第2のクロックに同期してシリアルに入力
    して該データのビット列から前記ATMセル1セル分の
    データ列を格納し、動作開始時からアイドルパターン受
    信通知セル受信までの間に所定の回数連続でアイドルパ
    ターン判定信号がアクティブになった時、該データのビ
    ット列を保持する第2のシフトレジスタと、 前記第1のシフトレジスタに格納されたデータ列と前記
    第2のシフトレジスタに格納されたデータ列とをそれぞ
    れパラレルに入力して前記第2のクロックに同期して比
    較し、同一なら前記アイドルパターン判定信号をアクテ
    ィブにし、同一でないなら有効データ判定信号をアクテ
    ィブにする比較器と、 前記有効データ判定信号がアクティブの時、前記第1の
    シフトレジスタに格納されたデータ列に所定のフォーマ
    ットを付加して前記ATMセルを生成するセル化回路
    と、 前記セル化回路で生成された前記ATMセルを前記AT
    M回線へ送出するATM回線送信回路とを備え、 前記受信部は、 前記ATM回線を介して前記対向装置から送出されたA
    TMセルを取込み、該ATMセルからペイロードデータ
    を取出すATM回線受信回路と、 前記ペイロードデータに対してCRC検査を行い、該C
    RC検査の結果が異常であれば該ペイロードデータを廃
    棄し、正常であればデータと前記所定のフォーマットと
    を分離して取出し、該所定のフォーマットに基づいて該
    データがアイドルパターンであるか有効データであるか
    を判定するペイロード受信バッファと、 前記ペイロード受信バッファから出力された前記データ
    がアイドルパターンの場合に第1の出力端子から該アイ
    ドルパターンを出力し、該データが有効データの場合に
    第2の出力端子から該有効データを出力する切替え手段
    と、 前記切替え手段から出力された前記アイドルパターンを
    格納し、格納したアイドルパターンをタイミング信号に
    同期して出力するアイドルパターン格納回路と、 前記切替え手段から出力された前記有効データを格納
    し、格納したデータを前記タイミング信号に同期して出
    力するデータ読出し回路と、 ATMセルの1セル分のデータを送り出す時間幅を有す
    る前記タイミング信号を生成するタイミング回路と、 前記ペイロード受信バッファから出力された前記データ
    がアイドルパターンの場合に前記アイドルパターン格納
    回路で生成されたアイドルパターンを選択し、該データ
    が有効データの場合に前記データ読出し回路から出力さ
    れる有効データを選択する選択手段と、 前記選択手段で選択された前記アイドルパターン又は前
    記有効データを前記データ回線へ送出するデータ回線送
    信回路とを、 備えたことを特徴とするATM通信装置。
JP13549997A 1997-05-26 1997-05-26 Atm通信装置 Withdrawn JPH10327164A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13549997A JPH10327164A (ja) 1997-05-26 1997-05-26 Atm通信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13549997A JPH10327164A (ja) 1997-05-26 1997-05-26 Atm通信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10327164A true JPH10327164A (ja) 1998-12-08

Family

ID=15153187

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13549997A Withdrawn JPH10327164A (ja) 1997-05-26 1997-05-26 Atm通信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10327164A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5072449A (en) Packet framing using cyclic redundancy checking
EP0381515B1 (en) Integrated communications system for HDLC variable-length data packets and fixed-length voice/video packets
KR100330335B1 (ko) 2방향링크를통한데이터전송을동기화하는방법및시스템
EP0203971B1 (en) Idle period signalling in a packet switching system
US4700341A (en) Stochastic time division multiplexing
US4413337A (en) Time division switching system for circuit mode and packet mode lines
EP0530680B1 (en) ATM cell assembling and disassembling system and method
EP0503667B1 (en) A CRC operating method and an HEC synchronizing unit in the ATM switching method
US5703880A (en) Data communication method for communicating data having different frame formats and format conversion unit used for such a data communication method
US5343462A (en) Fault notifying system for asynchronous transfer mode communication system
US7630399B2 (en) Apparatus and method for recognizing frame check sequence in generic framing procedure encapsulation mode
US7287176B2 (en) Apparatus, method and storage medium for carrying out deskew among multiple lanes for use in division transmission of large-capacity data
JPH04229743A (ja) 同期デジタル階層システムの同期方法及び異なるデータ構造を識別する方法及びその回路
JP2001103091A (ja) 伝送方法およびネットワーク・システム
JPH02226943A (ja) ハイレベルデータリンク制御手順フレームを解析し且つ処理するためのシステム
JPH03102939A (ja) セル同期方式
US5606558A (en) Method of and devices for transmitting in ATM cells information supplied in the form of a series of distinct entities for a given application
US5046074A (en) Synchronization method and synchronization recovery devices for half-duplex communication
CA2190069C (en) Serialising-parallelising circuit for high speed digital signals
US6208654B1 (en) Cell multiplexing device for synchronous digital interface and method thereof
JPH10327164A (ja) Atm通信装置
US5636222A (en) Broadcast method and system with cell tag information for multiple self-routing
US6836482B1 (en) Method of transmission and transmission system
JP3356696B2 (ja) 時分割多重伝送システム及びそれに用いるチャネル識別方式
JPH04249447A (ja) Atm伝送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040803