JPH103270A - タッチ入力装置を一体化した画像表示装置並びにこれに使用するゴム組成物及び硬化性組成物 - Google Patents

タッチ入力装置を一体化した画像表示装置並びにこれに使用するゴム組成物及び硬化性組成物

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JPH103270A
JPH103270A JP15588596A JP15588596A JPH103270A JP H103270 A JPH103270 A JP H103270A JP 15588596 A JP15588596 A JP 15588596A JP 15588596 A JP15588596 A JP 15588596A JP H103270 A JPH103270 A JP H103270A
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JP15588596A
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English (en)
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Kazuyoshi Mimura
和義 三村
Keizo Asaoka
圭三 浅岡
Yoshihisa Owada
善久 太和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示面に歪みが発生せず、且つ屈折率の
差に起因するコントラストの低下もない、タッチ入力装
置を一体化した画像表示装置を提案せんとする。 【解決手段】 液晶表示装置(2)の前面に、それを通
して前記表示装置を透視しながら表面に触れることによ
り入力を行うタッチ入力装置(1)を一体化した画像表
示装置において、液晶表示装置(2)の前面側に透明ゴ
ムシート(5)を積層したことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置(以
下、LCDと称す)の前面に、タッチ式の入力装置を一
体的に設けた画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のパソコン、現金自動支払機等の普
及にともなって、タッチ人力装置を備えたディスプレイ
(画像表示装置)が急成長を遂げている。この画像表示
装置は表示面の前面に配置されたパネル状のタッチ入力
装置を透してLCDの表示内容を見ながら表示されてい
る選択項目を入力したり、図形や文字を入力することが
できる。そしてこの種の多くのものが図2及び図3で示
すようにタッチ入力装置と液晶表示装置とを一体化した
構成となっている。
【0003】この画像表示装置としては、図2に示すよ
うにLCD2の前面にタッチ入力装置1を接触させて積
層したものと図3に示すようにLCD2とタッチ入力装
置1とを数百ミクロンのエアーギャップ3をあけて配置
したものとがある。タッチ入力装置1は図4に示すよう
にガラス製又はポリエチレンテレフタレート(PET)
製の2枚の透明板1a,1aの内側にスパッタリング等
の手段で導電性薄膜1bとしてのインジウムとスズの酸
化物(ITO)等の薄膜を形成し、これら透明板1a,
1aどうしを微小間隙4を開けて非接触状態で対面配置
した構成である。そして、透明板1a表面の該当箇所を
押圧することにより対面する導電性薄膜の特定箇所が接
触し、これによりタッチ入力装置上の座標を特定したう
え、例えば、この座標上のデータを入力するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな画像表示装置には問題があった。先ず、タッチ入力
装置1がLCD2の表示面に密着したもの(図2参照)
では、タッチ入力装置1の表面を押圧したときに、加圧
力が液晶表面にまで及ぶため表示を歪ませるという問題
がある。一方、このような歪みの問題解消を目的として
提案されたエアーギャップ3を設けたもの(図3参照)
では前記歪みの問題は発生しないものの、タッチ入力装
置1とエアーギャップ3内の空気との屈折率の差が大き
いことから、表示画面のコントラストの低下を招いた
り、LCD2の表示面上の座標とタッチ入力装置1上の
座標とが作業者の眼の位置によってずれるという問題が
あった。本発明はこのような状況に鑑みてなされたもの
であり、液晶表面の歪みが発生しないとともに、コント
ラストの低下や座標のずれも発生しない、タッチ入力装
置を一体化した画像表示装置を提案せんとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】上記課題を解
決すべく本発明者は検討した結果、柔軟で且つ、その屈
折率が空気よりも大きな透明ゴムシートを積層すること
を着想した。このような着想に基づいてなされた本発明
は、液晶表示装置の前面に、それを通して前記表示装置
を透視しながら表面に触れることにより入力を行うタッ
チ入力装置を一体的に設けた画像表示装置において、液
晶表示装置の前面側に透明ゴムシートを積層してなるこ
とを特徴としている。このような画像表示装置は、デー
タ入力に際してタッチ入力装置表面に加わる圧力を透明
ゴムシートが緩和するため液晶表示面が歪むことはな
い。またゴムシートはその屈折率が空気よりも大きく、
しかもタッチ入力装置に接触して積層されているため、
液晶表示装置表面からタッチ入力装置にいたる光路にお
ける屈折率の変化が少なく、コントラストの低下や座標
ずれの発生が少ない。
【0006】透明ゴムシートの積層位置は、液晶表示装
置表面とタッチ入力装置との間とすることが好ましい。
【0007】透明ゴムシートはJIS A硬度で30°
以下に設定することが望まれる。硬度が30°を越える
と、硬すぎてタッチ入力装置に加わった圧力を緩和する
効果が薄く、液晶表示面の歪みを防止できない。硬度が
30°以下であれば、液晶表示装置の歪みを防止でき
る。
【0008】ゴムシート表面の粘着性は、JIS Zの
0237に準ずるボールタック試験において、傾斜角が
30°、温度が23℃の条件下で2以上となることが好
ましい。粘着性がこの範囲であれば、液晶表示装置及び
タッチ入力装置との積層固定に際し、接着剤の塗布を要
しない。
【0009】ゴム組成物としては、その主成分が、
(A)分子中に少なくとも2個のヒドロシリル基を有す
る硬化剤(B)分子中に少なくとも1個のアルケニル基
を有し、主鎖を構成する繰り返し単位が飽和炭化水素単
位またはオキシアルキレン単位からなる重合体および
(C)ヒドロシリル化触媒よりなるものが挙げられる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明の画像表示装置の積
層構造の1例を示す模式図であり、LCD2とタッチ入
力装置1との間に両部材に接触させた状態で透明ゴムシ
ート5を積層している。ここで重要なことは、透明ゴム
シート5はLCD2及びタッチ入力装置1の双方に密着
しているということであり、また透明ゴムシート5の素
材が軟らかく且つ屈折率が空気よりも大きいということ
である。透明ゴムシート5の屈折率はタッチ入力装置1
の基板である透明板と屈折率が近い方が好ましいが、通
常のゴムシートであっても屈折率は空気に比べれば十分
大きい。ゴムシートの厚さは数百ミクロンであるが、圧
力を緩和する目的でゴムシートを使用している限り、構
造、ゴム使用部位、ゴムサイズに特に制限はない。
【0011】またゴムシートの硬度としてはJIS A
硬度で30°以下のものが好ましい。硬度が30°を越
えると、硬くなりすぎて圧力を緩和する機能を十分はた
すことができない。硬度が30°以下のゴム材料として
は、シリコーン、ポリウレタン、EPDM等が挙げられ
る。
【0012】また、ゴムシート表面の粘着性としては、
JIS Zの0237に準ずるボールタック試験におい
て、傾斜角が30°、温度が23℃の条件下で2以上と
なるものを用いることが望まれる。粘着性が2以上であ
ればこの粘着性を利用してゴムシートをLCD及びタッ
チ入力装置に積層固定できるため、積層固定に際し接着
剤を必要としない。
【0013】次にこのような硬度及び粘着性を共に満足
する硬化性ゴム材料の具体例について述べる。上記硬度
及び粘着性を満たす硬化性ゴム材料としては、主成分
が、(A)分子中に少なくとも2個のヒドロシリル基を
有する硬化剤(B)分子中に少なくとも1個のアルケニ
ル基を有し、主鎖を構成する繰り返し単位が飽和炭化水
素単位またはオキシアルキレン単位からなる重合体およ
び(C)ヒドロシリル化触媒であるものが挙げられる。
【0014】(A)成分である分子中に少なくとも2個
のヒドロシリル基を有する硬化剤は、(B)成分である
分子中に少なくとも1個のアルケニル基を有し、主鎖を
構成する繰返し単位が飽和炭化水素単位またはオキシア
ルキレン単位である重合体の硬化剤として作用する成分
である.
【0015】(A)成分が分子中に少なくとも2個、好
ましくは2〜50個、より好ましくは2〜20個、さら
には2〜15個、とくには3〜12個のヒドロシリル基
を有するため、それぞれのヒドロシリル基が(B)成分
の分子中に存在するアルケニル基と反応して硬化する。
前記ヒドロシリル基の個数が2個より少ないと、本発明
の組成物をヒドロシリル化反応により硬化させるばあい
の硬化速度が遅くなり、硬化不良を起こすばあいが多く
なる。また、該ヒドロシリル基の個数が50個より多く
なると、(A)成分である硬化剤の安定性、したがって
本発明の組成物の安定性がわるくなり、そのうえ硬化後
も多量のヒドロシリル基が硬化物中に残存しやすくな
り、ボイドやクラックの原因となりやすくなる。
【0016】前記ヒドロシリル基を1個有するとはSi
Hを1個有することをいい、SiH 2 のばあいにはヒド
ロシリル基を2個有することになるが、Siに結合する
Hは、異なるSiに結合する方が硬化性がよく、また、
ゴム弾性の点からも好ましい。
【0017】(A)成分の分子量は、要すれは使用され
る後述する(D)成分の分散性やローラー加工性などの
点から数平均分子量(Mn)で30,000以下である
のが好ましく、さらには20,000以下、とくには1
5,000以下が好ましい.(B)成分との反応性や相
溶性まで考慮すると300〜10,000がより好まし
い。
【0018】前記のごとき(C)成分の構造についてと
くに制限はないが、たとえば一般式(1): R1 a (1) (式中、Xは少なくとも1個のヒドロシリル基を含む
基、R1 は炭素数2〜150の1〜4価の炭化水素基、
aは1〜4から選ばれる整数、ただし、Xに1個のヒド
ロシリル基しか含まれない場合、aは2以上である)で
示され、平均分子量が30,000以下である、ヒドロ
シリル基を含有する炭化水素系硬化剤が具体例として挙
げられる。
【0019】ー般式(1)中、Xは少なくとも1個のヒ
ドロシリル基を含む基を表わすが、その具体例として
は、たとえば−SiHn (CH3 3-n (ただしn=1
〜3)、−SiHn (C2 5 3-n (ただしn=1〜
3)、−SiHn (C6 5 3-n (ただしn=1〜
3)、−SiH2 (C6 13)などのケイ素原子を1個
だけ含有するヒドロシリル基、
【0020】
【化1】
【0021】などのケイ素原子を2個以上含むヒドロシ
リル基、
【0022】
【化2】
【0023】
【化3】
【0024】
【化4】
【0025】などで示される鎖状、技分かれ状、環状の
各種の多価ハイドロジエンシロキサンより誘導されたヒ
ドロシリル基などが挙げられる。なお、式中、m個の単
位とp個の単位、n個の単位とq個の単位、n個の単位
とp個の単位とx個の単位、n個の単位とq個の単位と
y個の単位、m個の単位とn個の単位、さらにはm個の
単位とn個の単位とp個の単位とq個の単位がブロック
結合で結合しているように記載されているが、これらは
ブロック結合でもランダム結合でもよい。以下の記載に
おいても同様である。
【0026】前述の各種のヒドロシリル基のうち、
(A)成分であるヒドロシリル基含有炭化水素系硬化剤
が他の有機重合体との相溶性を損うおそれが少ないとい
う点から、ヒドロシリル基を構成する部分の分子量が5
00以下であることが好ましく、さらにヒドロシリル基
の反応性も考慮すれば、下記のものが好ましい。
【0027】
【化5】
【0028】なお、以下、これらの基を「(化5)で示
される基」と記す。
【0029】また、一般式(1)中、R1 は炭素数2〜
150の1〜4価の炭化水素基を表わし、重合体からな
る基であってもよい。具体例としては、
【0030】
【化6】
【0031】
【化7】
【0032】など(これらは特開平3−95266号公
報などに記載されている)、またR 1 が重合体からなる
基の具体例としては、エチレン、プロピレン、1−ブテ
ン、イソブチレンなどのような炭素数2〜6のオレフィ
ン系化合物を主モノマーとして重合させたもので、結合
手を1〜4個有するもの、ブタジエン、イソプレンなど
のようなジエン系化合物を単独重合させたり、前記オレ
フィン系化合物とジエン系化合物とを共重合させたりし
たのち水素添加したもので、結合手を1〜4個有するも
のなどが挙げられる。
【0033】前記のごときR1 およびXを有する一般式
(1)で表わされる炭化水素系硬化剤の中でも、R1
炭素数5〜20の炭化水素基で、Xが前記(化5)で示
される基の場合の組み合わせが、反応性を上げる点と、
(B)成分との相溶性の点から好ましい。
【0034】これらの中でも、R1 の炭素数が5〜12
の炭化水素基であることが、原料が容易に入手できる点
から好ましく、Xが前記(化5)で示される基の中でも
環状ポリシロキサン化合物であることが、(B)成分と
の相溶性がよりよくなる点から好ましい。この組み合わ
せによって得られる化合物が、炭化水素系硬化剤として
は好ましい。その具体例としては、たとえば、
【0035】
【化8】
【0036】などが挙げられる。
【0037】(A)成分であるヒドロシリル基含有炭化
水素系硬化剤の製法についてはとくに制限はなく、任意
の方法で製造すればよい。
【0038】たとえば、(1)分子内にSiCl基をも
つ炭化水素系硬化剤をLiAlH4、NaBE4 などの
還元剤で処理して該硬化剤中のSiCl基をSiH基に
還元する方法、(2)分子内にある官能基X1 をもつ炭
化水素系化合物と分子内に前記官能基X1 と反応する官
能基Y1 およびヒドロシリル基の両者を有する化合物と
を反応させる方法、(3)アルケニル基を含有する炭化
水素系化合物に対して少なくとも2個のヒドロシリル基
をもつポリヒドロシラン化合物を選択ヒドロシリル化す
ることにより、反応後もヒドロシリル基を該炭化水素系
化合物の分子中に残存させる方法などが例示される。
【0039】また、(A)成分としてポリシロキサン系
硬化剤も使用することができる。具体例としては、下記
のごとき鎖状、環状のポリオルガノハイドロジエンシロ
キサン(ポリオキシアルキレン変性体、スチレン類変性
体、オレフィン変性体などを含む)が挙げられる。
【0040】
【化9】
【0041】(m、nは整数、10≦m+n≦50、2
≦m、0≦n、Rはメチル基、分子量が100〜10,
000のポリオキシアルキレン基または炭素数2〜20
の炭化水素基で1個以上のフェニル基を含有してもよ
い。Rが複数個含まれる場合、これらは同じである必要
はない。)
【0042】
【化10】
【0043】(m、nは整数、10≦m+n≦50、2
≦m、0≦n、Rはメチル基、分子量か100〜10,
000のポリオキシアルキレン基または炭素数2〜20
の炭化水素基で1個以上のフェニル基を含有していても
よい。Rが複数個含まれる場合、これらは同じである必
要はない。)
【0044】
【化11】
【0045】(m、nは整数、3≦m+n≦20、2≦
m≦19、0≦n≦18、Rはメチル基、分子量が10
0〜10,000のポリオキシアルキレン基または炭素
数2〜20の炭化水素基で1個以上のフェニル基を含有
していてもよい。Rが複数個含まれる場合、これらは同
じである必要はない。)
【0046】(B)成分との相溶性をよりよくするため
には、前記Rがフェニル基を含有しているものが好まし
い。さらに、入手のしやすさから、−CH2 −CH2
65 、−CH2 −CH(CH3 )−C6 5 が、ま
た、貯蔵安定性の点から−CH2 −CH(CH3 )−C
6 5 が好ましい。
【0047】本発明においては、前記(A)成分ととも
に(B)成分である分子中に少なくとも1個のアルケニ
ル基を有し、主鎖を構成する繰返し単位が飽和炭化水素
単位またはオキシアルキレン単位である重合体が使用さ
れる。
【0048】(B)成分は、(A)成分とヒドロシリル
化反応して硬化する成分であり、分子中に少なくとも1
個のアルケニル基を有するため、ヒドロシリル化反応が
起こって高分子状となり、硬化する。
【0049】(B)成分に含まれるアルケニル基の数は
(A)成分とヒドロシリル化反応するという点から少な
くとも1個必要であるが、ゴム弾性の点からは分子の両
末端にアルケニル基が存在するのが好ましい。
【0050】(B)成分の主鎖を構成する繰返し単位は
飽和炭化水素単位またはオキシアルキレン単位である
が、飽和炭化水素単位のばあいには、えられる組成物か
らの吸水量が極めて小さい低硬度硬化物がえられ、オキ
シアルキレン単位のばあいには、低粘度で成形が容易な
組成物が得られる。
【0051】前記のごとき(B)成分の分子量として
は、主鎖を構成する繰返し単位が飽和炭化水素単位から
なるばあい、取扱いやすいなどの点から数平均分子鼻で
500〜50,000程度、さらには1,000〜1
5,000程度の液状物等の流動性を有するものである
のが好ましい。
【0052】前記(B)成分のうち、主鎖を構成する繰
返し単位が飽和炭化水素単位のばあい、主鎖は、(1)
エチレン、プロピレン、1−ブテン、イソブチレンなど
のような炭素数2〜6のオレフィン系化合物を主モノマ
ーとして重合させる、(2)ブタジエン、イソプレンな
どのようなジエン系化合物を単独重合させたり、前記オ
レフイン系化合物とジエン系化合物とを共重合させたり
したのち水素添加する、などの方法によりうることかで
きるが、末端に官能基を導入しやすい、分子量を制御し
やすい、末端官能基の数を多くすることができるなどの
点から、イソブチレン系重合体や水添ポリブタジエン系
重合体あるいは水添ポリイソプレン系重合体であるのが
好ましい。
【0053】なお、本明細書にいう飽和炭化水素系重合
体(イソブチレン系重合体など)とは、芳香環以外の炭
素−炭素不飽和結合を実質的に含有しない重合体を意味
する概念である。
【0054】前記イソブチレン系重合体は、単量体単位
のすべてがイソブチレン単位から形成されていてもよ
く、イソブチレンと共重合性を有する単量体単位をイソ
ブチレン系重合体中の好ましくは50%(重量%、以下
同様)以下、さらに好ましくは30%以下、とくに好ま
しくは10%以下の範囲で含有してもよい。
【0055】前記イソブチレンと共重合性を有する単量
体成分としては、たとえば炭素数4〜12のオレフィ
ン、ビニルエーテル、芳香族ビニル化合物、ビニルシラ
ン類、アリルシラン類などがあげられる。このような共
重合成分の具体例としては、たとえば1−ブテン、2−
ブテン、2−メチルー1−ブテン、3−メチルー1−ブ
テン、ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、ヘキセ
ン、ビニルシクロヘキサン、メチルビニルエーテル、エ
チルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、スチ
レン、α−メチルスチレン、ジメチルスチレン、モノク
ロロスチレン、ジクロロスチレン、β−ピネン、インデ
ン、ビニルトリクロロシラン、ビニルメチルジクロロシ
ラン、ビニルジメチルクロロシラン、ビニルメチルメト
キシシラン、ビニルトリメチルシラン、ジビニルジクロ
ロシラン、ジビニルジメトキシシラン、ジビニルジメチ
ルシラン、1,3−ジビニル−1,1,3,3−テトラ
メチルジシロキサン、トリビニルメチルシラン、テトラ
ビニルシラン、アリルトリクロロシラン、アリルメチル
ジクロロシラン、アリルジメチルクロロシラン、アリル
ジメチルメトキシシラン、アリルトリメチルシラン、ジ
アリルジクロロシラン、ジアリルジメトキシシラン、ジ
アリルジメチルシラン、γ−メタクリロイルオキシプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプ
ロピルメチルジメトキシシランなどがあげられる。前記
の中でも、アルコキシシリル基を含まない化合物は、共
重合が容易であり、好ましい。
【0056】前記水添ポリブタジエン系重合体や水添ポ
リイソプレン系重合体などの他の飽和炭化水素系重合体
においても、前記イソブチレン系重合体のばあいと同様
に、主成分となる単量体単位の他に、前記のごとき他の
単量体単位を含有させてもよい。
【0057】また、(B)成分として用いる飽和炭化水
素系重合体には、本究明の目的が達成される範囲でブタ
ジエン、イソプレンのようなポリエン化合物のごとき重
合後2重結合の残るような単量体単位を少量、好ましく
は10%以下、さらに好ましくは5%以下、とくに好ま
しくは1%以下の範囲で含有させてもよい。
【0058】アルケニル基を(B)成分の主鎖となる飽
和炭化水素系重合体に導入する方法については、種々提
案されている方法を用いることができるが、重合後にア
ルケニル基を導入する方法と重合中にアルケニル基を導
入する方法に大別することができる。
【0059】重合後にアルケニル基を導入する方法とし
ては、たとえば、末端、主鎖または側鎖の水酸基を−O
Naや−OKなどの基にしたのち一般式(2): CR2 =CE−R2 −Y (2) (式中、Yは塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子などのハ
ロゲン原子、R2 は一R3 −、−R3 −OCO−または
−R3 −CO−(R3 は炭素数1〜20の2価の炭化水
素基で、好ましい具体例としてはアルキレン基、シクロ
アルキレン基、アリーレン基、アラルキレン基があげら
れる)で示される2価の有機基で、
【0060】
【化12】
【0061】(R4 は炭素赦1〜10の炭化水素基)よ
り選ばれた2価の基がとくに好ましい)で示される有様
ハロゲン化合物を反応させることにより、末端、主鎖ま
たは側鎖にアルケニル基を有する飽和炭化水素系重合体
が製造される。
【0062】前記分子中に少なくとも1個のアルケニル
基を有し、主鎖を構成する繰返し単位が飽和炭化水素単
位である重合体の好ましい具体例としては、両末端にア
ルケニル基を2個有する直鎖状の敷平均分子量(Mn)
が2,000〜15,000でMw/Mnが1.1〜
1.2程度のポリイソブチレン、水添ポリブタジエン、
水添ポリイソプレン系重合体などがあげられる。
【0063】本発明に用いる(B)成分の主鎖を構成す
る繰返し単位はオキシアルキレン単位であってもよい。
【0064】主鎖を構成する繰返し単位がオキシアルキ
レン単位であるばあい、主鎖は、出発物質として活性水
素を2個以上有する化合物、たとえばエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ビスフエノール系化合物、
グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスト
ルなどを用い、C2 〜C4 のアルキレンオキシドを重合
させることにより製造される。このようにして製造され
る主鎖を構成する重合体の具体例としては、たとえばポ
リエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、ポリブ
チレンオキシド、エチレンオキシド、プロピレンオキシ
ドおよびプチレンオキシドの2種以上のランダムまたは
ブロック共重合体などがあげられ、飽和炭化水素系のば
あいと同様にアルケニル基が末端に導入される方が好ま
しい。
【0065】前記分子中に少なくとも1個のアルケニル
基を有し、主鎖を構成する繰り返し単位がオキシアルキ
レン単位である重合体の好ましい具体例としては、硬化
物の低硬度化の点から主鎖の繰返し単位がオキシプロピ
レン単位のものが好ましく、吸水性を必要とするような
はあいには、オキシプロピレン単位の一部をオキシエチ
レン単位に変更した共重合体が好ましい。
【0066】主鎖を構成する繰返し単位がオキシアルキ
レン単位であるばあいの(B)成分の分子量としては、
反応性および低硬度化のバランスの点から数平均分子量
(Mn)で500〜50,000、さらには1,000
〜20,000が好ましく、分子末端にアルケニル基が
存在することが好ましい。
【0067】本発明においては前記(A)成分、(B)
成分とともに(C)成分であるヒドロシリル化触媒が使
用される。
【0068】(C)成分であるヒドロシリル化触媒につ
いてはとくに制限はなく、その具体例としては、たとえ
ば白金、アルミナやシリカ、カーボンブラックなどの担
体に固体白金を担持させたもの、塩化白金酸、塩化白金
酸とアルコール、アルデヒド、ケトンなどの錯体、白金
/オレフイン錯体、白金/ホスファイト錯体などがあげ
られる。
【0069】本発明の組成物は、前記(A)〜(C)成
分から調製される。
【0070】(A)成分および(B)成分の使用割合
は、(B)成分中のアルケニル基1モル当り(A)成分
中のヒドロシリル基が0.2〜5.0モル、さらには
0.4〜2.5モルになるように使用するのがゴム弾性
の点から好ましい。
【0071】また、(C)成分であるヒドロシリル化触
媒の使用量は、(B)成分中のアルヶニル基1モルに対
して10-1〜10-6モルの範囲で用いられる。前記のご
とき本発明の組成物には、要すれば導電性を付与するた
めのカーボンブラックや金属微粉末、さらには策4級ア
ンモニウム塩基、カルボン酸基、スルホン酸基、硫酸エ
ステル基、リン酸エステル基などを含有する有機化合物
もしくは重合体、エーテルエステルアミドもしくはエー
テルアミドイミド重合体、エチレンオキサイド−エピハ
ロヒドリン共重合体、メトキシポリエチレングリコール
アクリレート重合体などで代表される導電性ユニットを
有する化合物または高分子化合物などの有機帯電防止剤
などの導電性を付与する化合物や、加工性やコストを改
善するための充填剤、保存安定剤、可塑剤、紫外線吸収
剤、滑剤、顔料などが添加される。前記のごとき(A)
〜(C)成分からなる本発明の組成物、さらに要すれば
使用される(D)成分などの成分を加えた組成物の代表
例としては、(B)成分として数平均分子量(Mn)
2,000〜15,000の端末に2個のアルケニル基
を含有するポリイソブチレン、水添ポリブタジエン、水
添ポリイソプレン、ポリオキシプロピレンまたはポリオ
キシエチレンのアルケニル基1モルに対して、(A)成
分である両末端に環状ハイドロジエンポリシロキサンを
有する炭化水素系硬化剤または鎖状もしくは環状のポリ
オルガノハイドロジエンシロキサン(一部スチレン類で
変性されていてもよい)のSiH基が0.7〜1.4モ
ル、(C)成分のヒドロシリル化触媒として、塩化白金
酸(H2 PtCl2 )または塩化白金酸のアルコール溶
液を(B)成分のアルケニル基1モルに対して10-3
10-6モル含有する硬化性組成物などがあげられる。前
記、硬化性組成物は、樹脂温度が50℃〜200℃、好
ましくは80℃〜150℃で硬化する。成型法に特に規
定はないが、低粘度時は液状射出成型、高粘度時は液状
押出成型が好ましい。
【0072】
【実施例】本発明の効果を確かめるために、タッチ入力
装置とLCDとの間に透明ゴムシートを介在させた本発
明実施例1,2,3と透明ゴムシートを介在させない比
較例1,2の画像表示装置を組み上げて比較試験を行っ
た。本発明実施例のものは、厚さ約400μmの透明ゴ
ムシートを成型し、これをタッチ入力装置とLCDの表
示面との間の部位に両部材に密着させて設置した。(液
状射出成型で100℃の温度で30分硬化) これら各画像表示装置について、「硬度」及び「画面の
歪」を測定したうえ、「画面の歪」、「コントラス
ト」、「書き味」について評価した。結果を表1に示
す。「画面の歪」、「コントラスト」は目視評価に依
り、「書き味」は触感評価に依った。また「備考」の記
載は100000回タッチ使用した後に分解して内部点
検した。実施例1,2,3に用いたゴムシートの素材と
比較例2に用いたシートの素材は次のとおりである。
【0073】(実施例1) 硬化剤(A−1、SiH価0.97モル/100g、硬化剤100g中には ジメチルマレート0.5gが加えられている。A−1の構造式を「化13」で示 す) 1.3重量部 ビニル末端イソブチレン重合体(Mn=10000) 100重量部 PS−32(出光興産製プロセスオイル) 70重量部 塩化白金酸の10%IPA溶液 0.06重量部
【0074】
【化13】
【0075】(実施例2) 硬化剤(A−2、SiH価0.37モル/100g、硬化剤100g中には ジメチルマレート0.3gが加えられている。A−2の構造式を「化14」で示 す) 6.6重量部 アリル末端オキシプロピレン重合体(Mn=8000) 100重量部 塩化白金酸の10%IPA溶液 0.06重量部
【0076】
【化14】
【0077】(実施例3) 4、4′−メチレン−ビス−2クロロアニリン 13重量部 C−4190(日本ポリウレタン製) 100重量部 DOP(フタル酸ジ−2−エチルヘキシル) 100重量部
【0078】(比較例1)空気(シートは使用しない)
【0079】 (比較例2)エピコート828(ビスフェノールAタイプ、油化シェルエポキシ 製) 100重量部 硬化剤トーマインド#296(富士化成製) 20重量部 ステアリン酸亜鉛 2重量部
【0080】
【表1】
【0081】表1に示すように、硬度が30°以下のゴ
ムシートを介在させた本発明実施例1,2,3はいずれ
も「画面の歪」はなく、「コントラスト」も良好であっ
た。また「書き味」も良好であった。これに対してゴム
シートを介在させずエアーギャップを設けた比較例1は
「画面の歪」はなかったものの「コントラスト」の低下
や「書き味」の低下が見られた。また高硬度の樹脂シー
トを介在させた比較例2は「コントラスト」は良好では
あるものの「画面の歪」が発生し、「書き味も悪かっ
た。またゴムシートの表面粘着性が1である実施例3で
はゴムシートの積層に際して接着剤が必要であったが表
面粘着性が2以上である実施例1,2ではゴムシート自
身が持つ粘着性を利用して積層固定することができた。
【0082】
【発明の効果】本発明の画像表示装置は、透明ゴムシー
トを積層してタッチ入力装置を画像表示装置と一体化す
ることにより、データ入力に際してタッチ入力装置表面
に加わる圧力を透明ゴムシートによって緩和することと
したから、タッチ入力装置への入力動作時に液晶表示画
面が歪むことはない。しかもゴムシートはその屈折率が
空気よりも大きく、且つタッチ入力装置に密着して積層
されているため、コントラストの低下やタッチ入力装置
とLCDとの座標ズレの発生も少ない。
【0083】また、透明ゴムシートの粘着性をJIS
Zの0237に準ずるボールタック試験において、傾斜
角が30°、温度が23℃の条件下で2以上となしたと
きには、液晶表示装置及びタッチ入力装置との積層固定
に際し、接着剤の塗布を必要とせず組み立てが容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像表示装置の積層構造の一例を示
す模式図
【図2】 従来の画像表示装置の積層構造を示す模式図
【図3】 従来の画像表示装置の積層構造を示す模式図
【図4】 タッチ入力装置の構造を示す模式図
【符号の説明】
1 タッチ入力装置 1a 透明板 1b 導電膜 2 液晶表示装置 3 エアーギャッ
プ 4 エアーギャップ 5 透明ゴムシー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示装置の前面に、それを通して前
    記表示装置を透視しながら表面に触れることにより入力
    を行うタッチ入力装置を一体的に設けた画像表示装置に
    おいて、液晶表示装置の前面側に透明ゴムシートを積層
    したことを特徴とするタッチ入力装置を一体化した画像
    表示装置。
  2. 【請求項2】 透明ゴムシートの積層位置が、液晶表示
    装置表面とタッチ入力装置との間である請求項1記載の
    タッチ入力装置を一体化した画像表示装置。
  3. 【請求項3】 画像表示装置に用いるゴム組成物の硬度
    がJIS A硬度で30°以下である請求項1又は2記
    載のタッチ入力装置を一体化した画像表示装置。
  4. 【請求項4】 透明ゴムシートの表面の粘着性が、JI
    S Zの0237に準ずるボールタック試験において、
    傾斜角が30°、温度が23℃の条件下で2以上となる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    タッチ入力装置を一体化した画像表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4に記載の画像表示装置に用
    いるゴム組成物であって、その主成分が、 (A)分子中に少なくとも2個のヒドロシリル基を有す
    る硬化剤(B)分子中に少なくとも1個のアルケニル基
    を有し、主鎖を構成する繰り返し単位が飽和炭化水素単
    位またはオキシアルキレン単位からなる重合体および
    (C)ヒドロシリル化触媒であるタッチ入力装置を一体
    化した画像表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項3で規定されるゴム組成物。
  7. 【請求項7】 請求項4で規定されるゴム組成物。
  8. 【請求項8】 請求項5で規定される透明ゴムシートの
    硬化性組成物。
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