JPH10326233A - 分散ネットワークコンピューティングシステム、同システムに用いられる情報交換装置、情報交換方法、及び記憶媒体 - Google Patents

分散ネットワークコンピューティングシステム、同システムに用いられる情報交換装置、情報交換方法、及び記憶媒体

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JPH10326233A
JPH10326233A JP10050747A JP5074798A JPH10326233A JP H10326233 A JPH10326233 A JP H10326233A JP 10050747 A JP10050747 A JP 10050747A JP 5074798 A JP5074798 A JP 5074798A JP H10326233 A JPH10326233 A JP H10326233A
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communication
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terminal device
terminal
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JP10050747A
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English (en)
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Masaki Uchiumi
正樹 内海
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、各種端末が存在するネットワーク環
境下で、大型のサーバ計算機を必要とせずに、端末の処
理能力や複数の通信インフラが混在する場合でもその通
信能力に応じたサービス提供し且つグループ毎に表示内
容/体裁を変えてサービス提供を行うシステムを提供す
ることを課題とする。 【解決手段】応用サービス部20を有するサーバ計算機
1aとは別の各サーバ計算機1b〜1eに情報交換装置
としての各機能を分散する。サーバ計算機1aは各サー
バ1b〜1e中から情報交換に要する機能を有するもの
を検索し、該機能を利用してサービス情報を特定形式に
変換して送る。これにより、処理能力が高くない複数サ
ーバを組合せて高度な情報交換処理機能を実現でき、端
末の処理能力や通信インフラの通信能力に応じたサービ
ス提供ができる。また、グループ毎に表示内容/体裁を
変えてサービス提供を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の端末機器を
結ぶ分散ネットワークコンピューティングシステムに係
り、特に公衆網や有線LAN(Local Area Network)、
無線LANなどの複数種類の通信網が混在し、これらの
通信網に接続される携帯情報端末、パーソナルコンピュ
ータ(PC)、携帯PCなどの処理能力の異なる各種端
末機器に対して、在庫管理サービスなどの各種アプリケ
ーションソフトウェアの応用サービスを提供する分散ネ
ットワークコンピューティングシステム、及び情報交換
方法、及びこの方法を格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンピュータによる情報の処理
は、1つのメインとなるコンピュータに複数の端末を接
続して利用する集中処理システムが主流であった。これ
に対して、複数のコンピュータがネットワークなどで接
続され、それぞれのコンピュータが所有している資源を
共有し、効率の良い処理ができるように構成されたのが
分散処理システムであり、異機種間で各種アプリケーシ
ョンソフトウェアを分散処理するための環境を分散コン
ピューティング環境と呼ぶ。
【0003】分散コンピューティングを実現したネット
ワーク環境では、ユーザはプログラムやデータが特別ど
こにあるかを意識する必要がない。論理的には、ネット
ワーク全体があたかも1台のコンピュータであるかのよ
うに様相を呈するため、ユーザは自分の操作環境から必
要な情報や機能を利用することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うなネットワーク環境において、例えば在庫管理サービ
スなどのアプリケーションソフトウェアである応用サー
ビスを各端末機器に提供するシステムを考えた場合、ユ
ーザが利用する端末機器には、それぞれに処理能力(こ
れを端末属性と呼び、CPUの能力をはじめ、表示画面
サイズやメモリ容量等を含む)に差があり、その差を吸
収/調整するためには、端末側ないしはサーバ側で人為
的な情報操作が必要となる。
【0005】さらに、各端末機器は、例えば公衆網に接
続されていたり、有線や無線のLAN(Local Area Net
work)に接続されているなど、それぞれに利用している
通信網が異なる。したがって、各通信網毎に通信インフ
ラ(通信インフラストラクチャ;通信環境設備)として
のデータ伝送速度、伝送量、品質等の相対的な差も存在
する。
【0006】一般に、汎用機器としてのパーソナルコン
ピュータ(PC)の処理能力を上のレベルとすると、携
帯情報端末は中のレベル、それ以外の端末機器は下のレ
ベルとなる。また、通信インフラとして、有線或いは無
線のLANは伝送量、品質共に上のレベルであるが、I
SDN(integrated services digital network :総合
ディジタル通信網)は中のレベル、アナログ有線、アナ
ログ或いはデジタルの無線は下のレベルとなる。
【0007】ネットワーク環境には、このような各端末
機器毎の処理能力の差、そして、通信インフラとしての
通信能力の差がある。したがって、このような環境下
で、各種端末機器に応用サービスを共通に提供するのは
非常に困難を要する問題があった。
【0008】さらに、このような各端末機器毎の処理能
力の差や、通信インフラとしての通信能力の差を吸収し
てサービス提供を行うためには、繁雑な処理を必要とす
ることから、それ相応の能力を持つ大型のサーバコンピ
ュータが必要となる問題があった。
【0009】また、会社、工場などの事業所では、構内
の内線電話機相互間および内線電話機と加入者伝回線
(局線)の交換接続を行うための交換器を設置する必要
がある。一般に構内交換機或いは構内交換設備をPBX
(Private Branch Exchange )と称しており、特にデジ
タル方式の構内交換機をデジタルPBXと呼んでいる。
デジタルPBXは、音声信号をデジタル信号に変換して
処理するので、構内で使用されているパーソナルコンピ
ュータ、ワードプロセッサ、計算機などのOA機器をデ
ジタルPBXに接続し、これらのデータと音声を1元的
に、且つ効率的に処理することが可能である。さらに、
デジタルPBXに各種ネットワーク機能を付加すること
により、オフィス内通信ネットワークから広域ネットワ
ークを構築することができる。
【0010】また、はじめてLANを構築するときは、
多くの場合、1本のEthernetケーブル(同軸ケ
ーブル)に数題のコンピュータ機器が接続されている。
しかし、ネットワーク化が進み、接続機器が増加してい
くと、ケーブルの物理的な長さの限界につき当たる。こ
の制約を越えてネットワークを物理的にも論理的にも拡
張する道具として、ルータなどがある。
【0011】ルータは、閉ループを持つようなネットワ
ークを構成でき、必要なパケットだけを最適な道筋を決
定して(ルーティング)通過させる。ルータは、インタ
ネット・プロトコル(ネットワーク層)にあるネットワ
ーク番号により判定し、次にノード番号により判定を行
い、最終到達地を決定する。
【0012】ネットワーク層にあるインタネットプロト
コルは、TCP/IP、OSIなどのプロトコルによっ
て定義の方法が異なるので、ルータは基本的に1種類の
プロトコルをサポートすることになる。換言すれば、複
数のプロトコルが混在するバックボーン・ネットワーク
から特定のプロトコルのネットワークだけを選択するこ
とができ、Ethernetから回線へとスピードによ
る負荷率低下が必要なところでは効果的である。
【0013】しかしながら、このような交換機やルータ
のようなネットワーク接続装置上で、上述したような各
端末機器毎の処理能力の差や、通信インフラとしての通
信能力の差を吸収してサービス提供を行うようなシステ
ムは従来には提案されていなかった。
【0014】さらに、また、システム内で利用される端
末機器は、システム設計時にその属性が決定され、その
属性に合わせて応用サービスが提供されるのが一般的で
ある。このため、新しい属性を持った端末機器が開発さ
れても容易にはシステム内に導入して利用することはで
きない、といった大きな問題があった。そして、ネット
ワークコンピューティング環境下では、オリジナルデー
タを管理するサーバの該オリジナルデータの変更が成さ
れることは多々ある。このような場合、サーバに接続さ
れる端末機器側では、人為的な情報操作によらなけれ
ば、上記変更の事実は分からず、対応できず極めて不便
であった。
【0015】そして、上述のようなネットワークコンピ
ューティング環境下では、個人の作業の効率化ととも
に、グループ作業の効率化も支援する必要がある。例え
ば、ある文書を利用する場合に、タイトルを含め文書中
の全てが必要なグループもあれば、タイトルのみを必要
なグループもある。そこで、サーバ側では、利用者がど
のグループに属しているかといったことを管理し、その
グループ毎に表示内容/表示体裁を変えてサービス提供
を行う必要がある。
【0016】そこで、本発明は上記事情を考慮して成さ
れたものであり、各端末機器が存在するネットワーク環
境において、大型のサーバコンピュータを必要とせず
に、各端末機器の処理能力に応じた応用サービスの提供
を可能とし、さらに、複数の通信インフラが混在する場
合でも、その通信インフラの通信能力に応じた応用サー
ビスの提供を可能として、しかもグループ毎に表示内容
/表示体裁を変えてサービス提供を行うことのできる分
散ネットワークコンピューティングシステム、及び情報
交換方法、及びこの方法を格納した記憶媒体を提供する
ことを目的とする。
【0017】さらに、本発明は、各端末機器が存在する
ネットワーク環境において、交換機やルータのようなネ
ットワーク接続装置上で、各端末機器毎の処理能力の差
や、通信インフラとしての通信能力の差を吸収/調整し
てサービス提供を行え、グループ毎に表示内容/表示体
裁を変えてサービス提供を行うことのできる分散ネット
ワークコンピューティングシステム、及び情報交換方
法、及びこの方法を格納した記憶媒体を提供することを
目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明は、各種アプリケーションソフトウェア等
の応用サービスを提供する情報処理装置と、この情報処
理装置から応用サービスの提供を受ける端末機器と、上
記情報処理装置と上記端末機器とを接続する通信網とか
らなる分散ネットワークコンピューティングシステムに
おいて、上記情報処理装置に情報交換装置を設けたもの
である。
【0019】この情報交換装置は、上記端末機器を使用
する利用者が属するグループを判断し、そのグループに
対応するサービス情報を選択するグループ化処理手段
と、上記端末機器の処理能力を示す端末属性情報を管理
する端末属性情報管理手段と、この端末属性情報管理手
段から通信相手となる端末機器の端末属性情報を取得
し、上記グループ化処理手段によって選択された上記サ
ービス情報を上記端末属性情報に基づいて特定の形式に
変換する変換手段と、この変換手段によって変換された
上記サービス情報を上記通信網を介して送信する通信手
段と具備して構成される。
【0020】このような構成によれば、ネットワーク上
に複数種類の端末機器が存在する場合において、情報処
理装置によって提供されるサービス情報が各端末機器の
処理能力に応じて情報交換される。この場合の情報交換
とは、通信相手となる端末機器の処理能力に合わせて、
ある情報の形式を変えることである。例えば画像情報
(イメージ)を送る際に、その相手の端末機器に画像処
理能力がなければ、当該画像情報をシンボル情報に変換
して送る。
【0021】これにより、携帯性に優れているが、情報
処理能力(演算能力)や画面表示/ユーザインタフェー
ス提供能力が他の端末機器(PCなど)と比較して相対
的に劣っている端末機器(PDA(presonal digital a
ssistants )など)を用いて分散ネットワークコンピュ
ーティングシステムを構築することができ、端末側で
は、形式は変わっても、他の端末機器と同じようなサー
ビスを受けることができるようになる。
【0022】さらに、利用者が属するグループを判断
し、そのグループに対応するサービス情報を選択的に送
ることで、グループ毎に表示内容/表示体裁を変えてサ
ービス提供を行うことができる。
【0023】(2)本発明は、各種アプリケーションソ
フトウェア等の応用サービスを提供する情報処理装置
と、この情報処理装置から応用サービスの提供を受ける
端末機器と、上記情報処理装置と上記端末機器とを接続
する通信網とからなる分散ネットワークコンピューティ
ングシステムにおいて、上記情報処理装置に情報交換装
置を設けたものである。
【0024】この情報交換装置は、上記端末機器を使用
する利用者が属するグループを判断し、そのグループに
対応するサービス情報を選択するグループ化処理手段
と、上記通信網の通信能力を示す通信インフラ情報を管
理する通信インフラ情報管理手段と、この通信インフラ
情報管理手段から通信相手となる端末機器が接続されて
いる通信網の通信インフラ情報を取得し、上記グループ
化処理手段によって選択された上記サービス情報を上記
通信インフラ情報に基づいて特定の形式に変換する変換
手段と、この変換手段によって変換された上記サービス
情報を上記通信網を介して送信する通信手段とを具備し
て構成される。
【0025】このような構成によれば、ネットワーク上
に複数種類の通信網が混在する場合において、情報処理
装置によって提供されるサービス情報が各通信網の通信
能力に応じた形式に情報交換される。この場合の情報交
換とは、通信相手となる端末機器が接続されている通信
網の通信能力に合わせて、ある情報の形式を変えること
である。例えば通信網のデータ伝送能力が高ければ、デ
ータの暗号化を行って送り、データ伝送能力が低けれ
ば、バイナリデータをテキストデータに変換したり、セ
ンタリングなどの書式情報を空白文字に変えたり、フォ
ント情報の無視するなどして送信データサイズを変更し
てから送る。なお、データ伝送能力が低い場合に、端末
側に適当な演算能力があれば、データを圧縮して送って
も良い。
【0026】これにより、各種の通信インフラが混在す
るシステムであっても、通信インフラのデータ伝送速度
/量/品質等の相対的な差を吸収することができ、端末
側では、形式は変わっても、他の端末機器と同じような
サービスを受けることができる。
【0027】さらに、利用者が属するグループを判断
し、そのグループに対応するサービス情報を選択的に送
ることで、グループ毎に表示内容/表示体裁を変えてサ
ービス提供を行うことができる。
【0028】(3)本発明は、各種アプリケーションソ
フトウェア等の応用サービスを提供する情報処理装置
と、この情報処理装置から応用サービスの提供を受ける
端末機器と、上記情報処理装置と上記端末機器とを接続
する通信網とからなる分散ネットワークコンピューティ
ングシステムにおいて、上記情報処理装置に情報交換装
置を設けたものである。
【0029】この情報交換装置は、上記端末機器を使用
する利用者が属するグループを判断し、そのグループに
対応するサービス情報を選択するグループ化処理手段
と、上記端末機器の処理能力を示す端末属性情報を管理
する端末属性情報管理手段と、上記通信網の通信能力を
示す通信インフラ情報を管理する通信インフラ情報管理
手段と、上記端末属性情報管理手段から通信相手となる
端末機器の端末属性情報を取得するとともに、上記通信
インフラ情報管理手段から同端末機器が接続されている
通信網の通信インフラ情報を取得し、上記グループ化処
理手段によって選択された上記サービス情報を特定の形
式に変換する変換手段と、この変換手段によって変換さ
れた上記サービス情報を上記通信網を介して送信する通
信手段とを具備して構成される。
【0030】このような構成によれば、ネットワーク上
に複数種類の端末機器および複数種類の通信網が存在す
る場合において、情報処理装置によって提供されるサー
ビス情報が各端末機器の処理能力および各通信網に応じ
た形式に情報交換される。この場合の情報交換とは、通
信相手となる端末機器の処理能力と同端末機器が接続さ
れている通信網の通信能力に合わせて、ある情報の形式
を変えることである。
【0031】これにより、携帯性に優れているが、情報
処理能力(計算能力)や画面表示/ユーザインタフェー
ス提供能力が他の端末機器(PCなど)と比較して相対
的に劣っている端末機器(PDAなど)を用いて分散ネ
ットワークコンピューティングシステムを構築すること
ができ、端末側では、形式は変わっても、他の端末機器
と同じようなサービスを受けることができるようにな
る。さらに、各種の通信インフラが混在するシステムで
あっても、通信インフラのデータ伝送速度/量/品質等
の相対的な差を吸収することができ、端末側では、形式
は変わっても、他の端末機器と同じようなサービスを受
けることができるようになる。
【0032】さらに、利用者が属するグループを判断
し、そのグループに対応するサービス情報を選択的に送
ることで、グループ毎に表示内容/表示体裁を変えてサ
ービス提供を行うことができる。
【0033】(4)本発明は、各種アプリケーションソ
フトウェア等の応用サービスを提供する情報処理装置
と、この情報処理装置から応用サービスの提供を受ける
端末機器と、上記情報処理装置と上記端末機器とを接続
する通信網とからなる分散ネットワークコンピューティ
ングシステムにおいて、ネットワークを相互接続するた
めのネットワーク接続手段に情報交換装置を設けたもの
である。
【0034】この情報交換装置は、上記端末機器を使用
する利用者が属するグループを判断し、そのグループに
対応するサービス情報を選択するグループ化処理手段
と、上記端末機器の処理能力を示す端末属性情報を管理
する端末属性情報管理手段と、この端末属性情報管理手
段から通信相手となる端末機器の端末属性情報を取得
し、上記グループ化処理手段によって選択された上記サ
ービス情報を上記端末属性情報に基づいて特定の形式に
変換する変換手段と、この変換手段によって変換された
上記サービス情報を上記通信網を介して送信する通信手
段とを具備して構成される。
【0035】このような構成によれば、ネットワーク上
に複数種類の端末機器が存在する場合において、情報処
理装置によって提供されるサービス情報が各端末機器の
処理能力に応じて情報交換される。この場合の情報交換
とは、通信相手となる端末機器の処理能力に合わせて、
ある情報の形式を変えることである。例えば画像情報
(イメージ)を送る際に、その相手の端末機器に画像処
理能力がなければ、当該画像情報をシンボル情報に変換
して送る。
【0036】これにより、携帯性に優れているが、情報
処理能力(演算能力)や画面表示/ユーザインタフェー
ス提供能力が他の端末機器(PCなど)と比較して相対
的に劣っている端末機器を用いて分散ネットワークコン
ピューティングシステムを構築することができ、端末側
では、形式は変わっても、他の端末機器と同じようなサ
ービスを受けることができるようになる。
【0037】特に、このような情報交換をネットワーク
接続手段(回線交換機やルータなど)で行うことによ
り、利用者の端末機器に近いところで最終的な形式に情
報交換することができる。つまり、各サブネットワーク
からネットワークができる場合に、そのサブネットワー
クに適した形式に情報交換を行うことができる。しか
も、利用者が属するグループを判断し、そのグループに
対応するサービス情報を選択的に送ることで、グループ
毎に表示内容/表示体裁を変えてサービス提供を行うこ
とができる。
【0038】(5)本発明は、各種アプリケーションソ
フトウェア等の応用サービスを提供する情報処理装置
と、この情報処理装置から応用サービスの提供を受ける
端末機器と、上記情報処理装置と上記端末機器とを接続
する通信網とからなる分散ネットワークコンピューティ
ングシステムにおいて、ネットワークを相互接続するた
めのネットワーク接続手段に情報交換装置を設けたもの
である。
【0039】この情報交換装置は、上記端末機器を使用
する利用者が属するグループを判断し、そのグループに
対応するサービス情報を選択するグループ化処理手段
と、上記通信網の通信能力を示す通信インフラ情報を管
理する通信インフラ情報管理手段と、この通信インフラ
情報管理手段から通信相手となる端末機器が接続されて
いる通信網の通信インフラ情報を取得し、上記グループ
化処理手段によって選択された上記サービス情報を上記
端末属性情報に基づいて特定の形式に変換する変換手段
と、この変換手段によって変換された上記サービス情報
を上記通信網を介して送信する通信手段とを具備して構
成される。
【0040】このような構成によれば、ネットワーク上
に複数種類の通信網が混在する場合において、情報処理
装置によって提供されるサービス情報が各通信網の通信
能力に応じた形式に情報交換される。この場合の情報交
換とは、通信相手となる端末機器が接続されている通信
網の通信能力に合わせて、ある情報の形式を変えること
である。例えば通信網のデータ伝送能力が高ければ、デ
ータの暗号化を行って送り、データ伝送能力が低けれ
ば、バイナリデータをテキストデータに変換したり、セ
ンタリングなどの書式情報を空白文字に変えたり、フォ
ント情報の無視するなどして送信データサイズを変更し
てから送る。なお、データ伝送能力が低い場合に、端末
側に適当な演算能力があれば、データを圧縮して送って
も良い。
【0041】これにより、各種の通信インフラが混在す
るシステムであっても、通信インフラのデータ伝送速度
/量/品質等の相対的な差を吸収することができ、端末
側では、形式は変わっても、他の端末機器と同じような
サービスを受けることができる。
【0042】特に、このような情報交換をネットワーク
接続手段(回線交換機やルータなど)で行うことによ
り、利用者の端末機器に近いところで最終的な形式に情
報交換することができる。つまり、各サプネットワーク
からネットワークができる場合に、そのサブネットワー
クに適した形式に情報交換を行うことができる。しか
も、利用者が属するグループを判断し、そのグループに
対応するサービス情報を選択的に送ることで、グループ
毎に表示内容/表示体裁を変えてサービス提供を行うこ
とができる。
【0043】(6)本発明は、各種アプリケーシaンソ
フトウェア等の応用サービスを提供する情報処理装置
と、この情報処理装置から応用サービスの提供を受ける
端末機器と、上記情報処理装置と上記端末機器とを接続
する通信網とからなる分散ネットワークコンピューティ
ングシステムにおいて、ネットワークを相互接続するた
めのネットワーク接続手段に情報交換装置を設けたもの
である。
【0044】この情報交換装置は、上記端末機器を使用
する利用者が属するグループを判断し、そのグループに
対応するサービス情報を選択するグループ化処理手段
と、上記端末機器の処理能力を示す端末属性情報を管理
する端末属性情報管理手段と、上記通信網の通信能力を
示す通信インフラ情報を管理する通信インフラ情報管理
手段と、上記端末属性情報管理手段から通信相手となる
端末機器の端末属性情報を取得するとともに、上記通信
インフラ情報管理手段から同端末機器が接続されている
通信網の通信インフラ情報を取得し、上記グループ化処
理手段によって選択された上記サービス情報を上記端末
属性情報および上記通信インフラ情報に基づいて特定の
形式に変換する変換手段と、この変換手段によって変換
された上記サービス情報を上記通信網を介して送信する
通信手段とを具備して構成される。
【0045】このような構成によれば、ネットワーク上
に複数種類の端末機器および複数種類の通信網が存在す
る場合において、情報処理装置によって提供されるサー
ビス情報が各端末機器の処理能力および各通信網に応じ
た形式に情報交換される。この場合の情報交換とは、通
信相手となる端末機器の処理能力と同端末機器が接続さ
れている通信網の通信能力に合わせて、ある情報の形式
を変えることである。
【0046】これにより、携帯性に優れているが、情報
処理能力(計算能力)や画面表示/ユーザインタフェー
ス提供能力が他の端末機器(PCなど)と比較して相対
的に劣っている端末機器(PDAなど)を用いて分散ネ
ットワークコンピューティングシステムを構築すること
ができ、端末側では、形式は変わっても、他の端末機器
と同じようなサービスを受けることができるようにな
る。さらに、各種の通信インフラが混在するシステムで
あっても、通信インフラのデータ伝送速度/量/品質等
の相対的な差を吸収することができ、端末側では、形式
は変わっても、他の端末機器と同じようなサービスを受
けることができるようになる。
【0047】特に、このような情報交換をネットワーク
接続手段(回線交換機やルータなど)で行うことによ
り、利用者の端末機器に近いところで最終的な形式に情
報交換することができる。つまり、各サブネットワーク
からネットワークができる場合に、そのサブネットワー
クに適した形式に情報交換を行うことができる。しか
も、利用者が属するグループを判断し、そのグループに
対応するサービス情報を選択的に送ることで、グループ
毎に表示内容/表示体裁を変えてサービス提供を行うこ
とができる。
【0048】(7)本発明は、応用サービスを提供する
第1の情報処理装置と、この第1の情報処理装置から応
用サービスの提供を受ける端末機器と、上記第1の情報
処理装置と上記端末機器とを接続する通信網とからなる
分散ネットワークコンピューティングシステムにおい
て、上記第1の情報処理装置とは別に上記通信網に接続
される第2の情報処理装置に、上記端末機器の処理能力
を示す端末属性情報を管理する端末属性情報管理手段を
設けたものである。
【0049】上記第1の情報処理装置は、上記端末機器
を使用する利用者が属するグループを判断し、そのグル
ープに対応するサービス情報を選択するグループ化処理
手段と、上記端末機器の処理能力を示す端末属性情報を
管理する端末属性情報管理手段と、1つ又は複数の第2
の情報処理装置の中から上記端末属性情報管理手段を有
する第2の情報処理装置を検索する検索手段と、この検
索手段によって検索された上記第2の情報処理装置を対
象として、上記端末属性情報管理手段から通信相手とな
る端末機器の端末属性情報を取得し、上記グループ化処
理手段によって選択された上記サービス情報を上記端末
属性情報に基づいて特定の形式に変換する変換手段と、
この変換手段によって変換された上記サービス情報を上
記通信網を介して送信する通信手段とを具備して構成さ
れる。
【0050】このような構成によれば、ネットワーク上
に複数種類の端末機器が存在する場合において、第1の
情報処理装置(応用サービスを行うメインのサーバコン
ピュータ)によって提供されるサービス情報が各端末機
器の処理能力に応じて情報交換される。この場合の情報
交換とは、通信相手となる端末機器の処理能力に合わせ
て、ある情報の形式を変えることである。例えば画像情
報(イメージ)を送る際に、その相手の端末機器に画像
処理能力がなければ、当該画像情報をシンボル情報に変
換して送る。
【0051】これにより、携帯性に優れているが、情報
処理能力(演算能力)や画面表示/ユーザインタフェー
ス提供能力が他の端末機器(PCなど)と比較して相対
的に劣っている端末機器(PDA(personal
digital assistants)など)を用い
て分散ネットワークコンピューティングシステムを構築
することができ、端末側では、形式は変わっても、他の
端末機器と同じようなサービスを受けることができるよ
うになる。
【0052】さらに、情報交換に必要な端末属性情報の
管理機能を第2の情報処理装置(サブのサーバコンピュ
ータ)に分散して持たすことで、第1の情報処理装置の
処理負担を軽減することができ、障害にも強いシステム
を実現することができる。しかも、利用者が属するグル
ープを判断し、そのグループに対応するサービス情報を
選択的に送ることで、グループ毎に表示内容/表示体裁
を変えてサービス提供を行うことができる。
【0053】(8)本発明は、応用サービスを提供する
第1の情報処理装置と、この第1の情報処理装置から応
用サービスの提供を受ける端末機器と、上記第1の情報
処理装置と上記端末機器とを接続する通信網とからなる
分散ネットワークコンピューティングシステムにおい
て、上記第1の情報処理装置とは別に上記通信網に接続
される第2の情報処理装置に、上記通信網の通信能力を
示す通信インフラ情報を管理する通信インフラ情報管理
手段を設けたものである。
【0054】上記第1の情報処理装置は、上記端末機器
を使用する利用者が属するグループを判断し、そのグル
ープに対応するサービス情報を選択するグループ化処理
手段と、1つ又は複数の第2の情報処理装置の中から上
記通信インフラ情報管理手段を有する第2の情報処理装
置を検索する検索手段と、この検索手段によって検索さ
れた上記第2の情報処理装置を対象として、上記通信イ
ンフラ情報管理手段から通信相手となる端末機器の通信
インフラ情報を取得し、上記グループ化処理手段によっ
て選択された上記サービス情報を上記通信インフラ情報
に基づいて特定の形式に変換する変換手段と、この変換
手段によって変換された上記サービス情報を上記通信網
を介して送信する通信手段とを具備して構成される。
【0055】このような構成によれば、ネットワーク上
に複数種類の通信網が混在する場合において、第1の情
報処理装置(応用サービスを行うメインのサーバコンピ
ュータ)によって提供されるサービス情報が各通信網の
通信能力に応じた形式に情報交換される。この場合の情
報交換とは、通信相手となる端末機器が接続されている
通信網の通信能力に合わせて、ある情報の形式を変える
ことである。例えば通信網のデータ伝送能力が高けれ
ば、データの圧縮化や暗号化を行って送り、データ伝送
能力が低ければ、バイナリデータをテキストデータに変
換したり、センタリングなどの書式情報を空白文字に変
えたり、フォント情報の無視するなどして送信データサ
イズを変更してから送る。尚、データ伝送能力が低い場
合に、端末側に適当な演算能力があれば、データを圧縮
して送っても良い。
【0056】これにより、各種の通信インフラが混在す
るシステムであっても、通信インフラのデータ伝送速度
/量/品質等の相対的な差を吸収することができ、端末
側では、形式は変わっても、他の端末機器と同じような
サービスを受けることができる。
【0057】さらに、情報交換に必要な通信インフラ情
報の管理機能を第2の情報処理装置(サブのサーバコン
ピュータ)に分散して持たすことで、第1の情報処理装
置の処理負担を軽減することができ、障害にも強いシス
テムを実現することができる。しかも、利用者が属する
グループを判断し、そのグループに対応するサービス情
報を選択的に送ることで、グループ毎に表示内容/表示
体裁を変えてサービス提供を行うことができる。
【0058】(9)本発明は、応用サービスを提供する
第1の情報処理装置と、この第1の情報処理装置から応
用サービスの提供を受ける端末機器と、上記第1の情報
処理装置と上記端末機器とを接続する通信網とからなる
分散ネットワークコンピューティングシステムにおい
て、上記第1の情報処理装置とは別に上記通信網に接続
される第2の情報処理装置に、上記端末機器の処理能力
を示す端末属性情報を管理する端末属性情報管理手段お
よび上記通信網の通信能力を示す通信インフラ情報を管
理する通信インフラ情報管理手段を設けたものである。
【0059】上記第1の情報処理装置は、上記端末機器
を使用する利用者が属するグループを判断し、そのグル
ープに対応するサービス情報を選択するグループ化処理
手段と、1つ又は複数の第2の情報処理装置の中から上
記端末属性情報管理手段および上記通信インフラ情報管
理手段を有する第2の情報処理装置を検索する検索手段
と、この検索手段によって検索された上記第2の情報処
理装置を対象として、上記端末属性情報管理手段から通
信相手となる端末機器の端末属性情報を取得するととも
に、上記通信インフラ情報管理手段から通信相手となる
端末機器の通信インフラ情報を取得し、上記グループ化
処理手段によって選択された上記サービス情報を上記端
末属性情報および上記通信インフラ情報に基づいて特定
の形式に変換する変換手段と、この変換手段によって変
換された上記サービス情報を上記通信網を介して送信す
る通信手段とを具備して構成される。
【0060】このような構成によれば、ネットワーク上
に複数種類の端末機器および複数種類の通信網が存在す
る場合において、情報処理装置(応用サービスを行うメ
インのサーバコンピュータ)によって提供されるサービ
ス情報が各端末機器の処理能力および各通信網に応じた
形式に情報交換される。この場合の情報交換とは、通信
相手となる端末機器の処理能力と同端末機器が接続され
ている通信網の通信能力に合わせて、ある情報の形式を
変えることである。
【0061】これにより、携帯性に優れているが、情報
処理能力(演算能力)や画面表示/ユーザインタフェー
ス提供能力が他の端末機器(PCなど)と比較して相対
的に劣っている端末機器(PDAなど)を用いて分散ネ
ットワークコンピューティングシステムを構築すること
ができ、端末側では、形式は変わっても、他の端末機器
と同じようなサービスを受けることができるようにな
る。さらに、各種の通信インフラが混在するシステムで
あっても、通信インフラのデータ伝送速度/量/品質等
の相対的な差を吸収することができ、端末側では、形式
は変わっても、他の端末機器と同じようなサービスを受
けることができるようになる。
【0062】さらに、情報交換に必要な端末属性情報の
管理機能や通信インフラ情報の管理機能を第2の情報処
理装置(サブのサーバコンピュータ)に分散して持たす
ことで、第1の情報処理装置の処理負担を軽減すること
ができ、障害にも強いシステムを実現することができ
る。しかも、利用者が属するグループを判断し、そのグ
ループに対応するサービス情報を選択的に送ることで、
グループ毎に表示内容/表示体裁を変えてサービス提供
を行うことができる
【0063】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。
【0064】(第1の実施形態)図1は本発明の一実施
形態に係る分散ネットワークコンピューティングシステ
ムの構成を示すブロック図である。図1に於いて、1は
サーバ計算機であり、処理能力の高い汎用コンピュータ
からなる。
【0065】このサーバ計算機1は、オフィス内に設置
され、応用サービス部20を有し、在庫管理サービスな
どの各種応用サービス(アプリケーションソフト)を各
端末機器に提供する。この応用サービス部20によって
提供されるサービスは、後述するイメージリーダ43や
プリンタ42を入出力機器として利用することができ
る。
【0066】サーバ計算機1には、公衆網30、有線L
AN(Local Area Network)40、
無線LAN50といった通信能力の異なる3種類の通信
網(以下、通信インフラと称す)が接続されている。
【0067】公衆網30には、携帯情報端末31、携帯
電話32、ポケットベル機器(ポケベル:ページャ)3
3、ファクシミリ装置(FAX)34が接続されてい
る。公衆網30にはアナログ通信網とデジタル通信網が
あり、アナログ通信網はデジタル通信網と比較するとデ
ータ伝送量並びに信頼性は一般に低い。
【0068】また、携帯情報端末31は、公衆網30に
包含される移動体通信網にてサーバ計算機1と接続され
ている。
【0069】移動体通信については、データ伝送量の低
さのみならず、移動という特性に伴う回線切断やデータ
伝送時のエラー発生などの品質の悪さを持っている。
【0070】本実施形態において、この携帯情報端末3
1は携帯性を重視した情報機器であり、画面サイズ/制
御機能は低く、テキスト情報のみが使用できるものとす
る。また、CPUの処理能力はパーソナルコンピュータ
(PC)と比較すると低く、外部記憶装置も保持してい
ないものとする。
【0071】有線LAN40には、パーソナルコンピュ
ータ(PC)41、プリンタ42、イメージリーダ43
が接続されている。有線LAN40は、一般に携帯電話
サービスなどの無線通信と比較した場合、伝送データ量
は多く、また、回線品質も安定している。現時点での一
般のオフィス向けの分散ネットワーク応用サービスに
は、この有線LAN40を対象として設計されることが
多い。
【0072】プリンタ42とイメージリーダ43はオフ
ィスビル内の出力機器/入力機器として設置されてい
る。例えば在庫管理サービスでは、イメージリーダ43
にて在庫伝票を読み取り、そのデータを有線LAN40
を介してサーバ計算機1に送り、その集計結果をプリン
タ42で出力するといった利用となる。
【0073】無線LAN50には、携帯用PC51が接
続されている。無線LAN50と有線LAN40の通信
能力は同程度であるが、この無線LAN50に接続され
た携帯用PC51の処理能力は有線LAN40に接続さ
れたPC41の処理能力よりは劣る。
【0074】さらに、図示はしないが、上記ネットワー
ク環境には、サーバ計算機1とは別のサーバ計算機も接
続されているものである。
【0075】このように、ネットワーク環境には、各端
末機器の処理能力の差、そして、通信インフラの通信能
力の差が存在する。
【0076】そこで、本実施形態では、サーバ計算機1
に情報交換装置10を設け、ネットワーク上に存在する
各種端末機器や通信インフラの属性(情報処理能力の
差、通信能力の差)を吸収/調整するようにしている。
【0077】この情報交換装置10は、情報交換プロセ
ス部11、端末情報管理部12、応用サービスのユーザ
インタフェース情報管理部13、利用者情報管理部1
4、通信インフラ情報管理部15から成る。
【0078】以下、図2乃至図8を参照して情報交換装
置10の各部の構成を説明する。
【0079】図2は情報交換プロセス部11の内部構成
を示すブロック図である。情報交換プロセス部11は、
応用サービスとしての情報を各端末機器や通信インフラ
の属性に合わせて他の情報に形式交換するための一連の
処理を担うところである。この情報交換プロセス部11
は、情報交換装置内部通信インタフェース部111、端
末種別判断部112、情報交換実行部113、サーバ内
利用者データ情報管理部114、圧縮/暗号処理部11
5、情報交換装置外部通信インタフェース部116、グ
ループ化処理部117、そして図示しないがデータ変更
管理部、データ更新管理部、再送管理部、優先度管理
部、端末監視部とから成る。
【0080】情報交換装置内部通信インタフェース部1
11は、情報交換装置10内の他の構成要素と通信を行
うためのインタフェースである。端末種別判断部112
は、利用者の端末機器がどのような種類(例えば大画面
デスクトップPC、携帯用小画面サブノート型PC、携
帯情報端末等)のものなのかを判断する。
【0081】情報交換実行部113は、実際の情報交換
処理(情報の分解、検索、抽出、再加工)を実行する。
サーバ内利用者データ情報管理部114は、サーバ計算
機1内に登録されている利用者データの情報を管理す
る。圧縮/暗号処理部115は、情報交換装置10内か
ら外部に対して通信を行う場合に、必要に応じてその通
信データの圧縮化や暗号化の処理を行う。
【0082】情報交換装置外部通信インタフェース部1
16は、情報交換装置10から外部に対して通信を行う
ためのインタフェースである。グループ化処理部117
は、端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
し、そのグループに対応するサービス情報を選択するた
めの処理を行う。なお、利用者が属するグループは、後
述する利用者情報管理部14内の利用者情報テーブル管
理部142で管理されている。
【0083】また、図示しないデータ変更管理部は、サ
ーバ計算機1に管理格納されているデータに変更があっ
た場合に、当該データに関係する端末機器にデータ変更
があった旨を通知し、変更データに対応する措置を講じ
る機能を司るところである。このデータ更新管理部は、
情報交換装置内部通信インタフェース部111と圧縮/
暗号処理部115に接続され、サーバ計算機1内にて構
造化言語を用いて管理格納された文書データ/ユーザデ
ータなどのデータ更新情報やイメージデータのシンボル
情報への置換えデータ並びに前記データの外部への転送
処理を制御処理を行う。
【0084】また、図示しない再送管理部は、後述する
再送処理/回線切断対応部153とともに、端末へのデ
ータ転送/伝送に失敗した場合にデータの再送制御を行
う。即ち、この再送管理部は、送信先端末が回線使用中
(通信中)の場合は、再送間隔を数分後に制御したり、
パケット通信によるパケット落ちなどによる再送処理の
場合は、情報交換実行部113や圧縮/暗号処理部11
5による制御のもとで情報交換(再加工など)/データ
圧縮によりデータサイズを小さくしてデータ転送時間を
短縮するよう構成されている。
【0085】また、優先度管理部は、通信データの優先
度/緊急度を判断し当該判断結果に基づく通信データの
伝送方法を管理制御する。さらに、情報交換プロセス部
11には、端末の状態を監視することにより端末側に不
都合が生じた場合であっても、サービスの継続提供が可
能となるよう対処する機能を有する端末監視部110が
設けられている。
【0086】図3は端末情報管理部12の内部構成を示
すブロック図である。
【0087】端末情報管理部12は、サーバ計算機1に
接続される各種端末機器毎の例えばCPU能力、表示能
力、メモリ容量といった処理能力を示す属性情報を管理
する。この端末情報管理部12は、情報交換装置内部通
信インタフェース部121、端末属性交渉部122、端
末属性情報管理実行部123とから成る。
【0088】情報交換装置内部通信インタフェース部1
21は、情報交換装置10内の他の構成要素と通信を行
うためのインタフェースである。端末属性交渉部122
は、端末情報管理部12が端末機器と端末属性について
の各種やりとり/交渉を行うときのインタフェースであ
る。端末属性情報管理実行部123は、各端末機器毎の
端末属性情報が登録された端末属性テーブルを管理/操
作するインターフェースである。
【0089】図4はユーザインタフェース情報管理部1
3の内部構成を示すブロック図である。利用者が応用サ
ービスを利用する場合に、端末機器上でアイコンを操作
したり、ボタンを操作したり、コマンドを入力するな
ど、その操作方法は端末機器毎に異なってくる。ユーザ
インタフェース情報管理部13は、このような応用サー
ビスを行う際の各端末機器毎に固有の操作方法を示すユ
ーザインタフェース情報を管理する。このユーザインタ
フェース情報管理部13は、情報交換装置内部通信イン
タフェース部131と応用サービスインタフェーステー
ブル管理部132から成る。
【0090】情報交換装置内部通信インタフェース部1
31は、情報交換装置10内の他の構成要素と通信を行
うためのインタフェースである。応用サービスインタフ
ェーステーブル管理部132は、各応用サービス毎のユ
ーザインタフェースに関する情報を管理している。
【0091】図5は利用者情報管理部14の内部構成を
示すブロック図である。例えば画面表示を例にすると、
利用者が応用サービスを利用する場合に、端末機器上で
グラフなどの表示物は見易い位置に任意に移動させるな
ど、利用者によって色々な好みがある。利用者情報管理
部14は、このような応用サービスを利用する際の画面
表示嗜好を含む利用者毎に固有の操作方法を示す利用者
情報を管理する。この利用者情報管理部14は、情報交
換装置内部通信インタフェース部141、利用者情報テ
ーブル管理部142、利用者認証部143から成る。
【0092】情報交換装置内部通信インタフェース部1
41は、情報交換装置10内の他の構成要素と通信を行
うためのインタフェースである。利用者情報テーブル管
理部142は、利用者名や、利用者と端末名/アドレス
/通信インフラ種別等の関連情報を管理する。利用者認
証部143は、情報交換装置10において利用者認証を
必要とする場合に動作する。
【0093】図6は通信インフラ情報管理部15の内部
構成を示すブロック図である。通信インフラ情報管理部
15は、データ伝送速度、伝送量、品質といった各通信
網毎の通信能力を示す属性情報を管理する。この通信イ
ンフラ情報管理部15は、情報交換装置内部通信インタ
フェース部151、通信インフラ特徴管理部152、再
送処理/回線切断対応管理部153から成る。
【0094】情報交換装置内部通信インタフェース部1
51は、情報交換装置10内の他の構成要素と通信を行
うためのインタフェースである。通信インフラ特徴管理
部152は、通信インフラとしての伝送品質や伝送速度
などの特徴情報を管理している。再送処理/回線切断対
応管理部153は、利用者が使用している通信インフラ
に応じて再送処理や回線切断時の処理機能を実装してい
る。
【0095】次に、同実施形態の動作を説明する。
【0096】まず、情報交換装置10を用いない場合の
一般的な応用サービスの処理動作について、在庫管理サ
ービスを例にして説明する。
【0097】図7は一般的な応用サービスの処理動作を
示すフローチャートである。サーバ計算機1は、有線L
AN40を介してイメージリーダ43からの入力を受け
付け、在庫伝票などの情報を応用サービス部20に引き
渡す(ステップA11)。
【0098】サーバ計算機1において、応用サービス部
20はイメージリーダ43によって読み取った伝票情報
の中から必要とされる在庫量を抽出し、例えばPC41
を使用している利用者に対してその内容をPC41の表
示画面に表示出力する(ステップA12)。
【0099】この表示により、利用者はサーバ計算機1
に接続されたPC41を用いて、在庫量を最新情報に更
新するなどの情報加工を行う(ステップA13)。利用
者からの修正情報を受けた応用サービス部20は、その
結果を反映させた新規の在庫伝票をプリンタ42に出力
する(ステップA14)。これにより、利用者はプリン
タ42の出力結果から新規の在庫伝票を得ることができ
る。
【0100】このような一般的な応用サービスでは、利
用者がPC41、プリンタ42、イメージリーダ43を
身近で利用できることが前提である。図1の例では、P
C41、プリンタ42、イメージリーダ43はオフィス
内にてサーバ計算機1と有線LAN40を介して接続さ
れている。
【0101】次に、オフィス外で携帯情報端末31や携
帯用PC51を使用する利用者に対して、応用サービス
を提供する場合を説明する。
【0102】図8は情報交換装置10を用いた場合の応
用サービスの処理動作を示すフローチャートである。
尚、情報交換装置10は、サーバ計算機1内にて応用サ
ービス部20の外部インタフェース先に設置されてい
る。
【0103】まず、情報交換装置10は、応用サービス
部20から送信対象となる端末機器の情報を受信する
(ステップB11)。その際、送信先の端末機器がオフ
ィス内のPC41の場合には、情報交換装置10を必要
としないため(ステップB12の「利用しない」へ)、
サーバ計算機1は図7で説明した通常の処理を実行する
ことになる(ステップB13)。
【0104】一方、送信先がオフィス外の携帯情報端末
31或いは携帯用PC51の場合には、情報交換装置1
0による情報交換処理を実行するルーチンに入る(ステ
ップB12の「利用する」へ)。
【0105】情報交換装置10は、当該端末機器の端末
属性情報を端末情報管理部12から取得し(ステップB
14)、応用サービス部20から渡された情報をその端
末属性情報に基づいて情報交換(情報交換処理、端末属
性吸収処理)する(ステップB15,B16)。この場
合の情報交換とは、その端末機器の処理能力に合わせ
て、ある情報の形式を変えて、端末属性を吸収/調整す
ることである。
【0106】例えば画像情報(イメージ)を送る際に、
その相手の端末機器に画像処理能力がなければ、当該画
像情報をシンボル情報に変換して送る。これにより、端
末側では、形式は変わっても、他の端末機器と同じよう
なサービスを受けることができる。このようにして、端
末属性に応じた情報交換が行われると、情報交換装置1
0はその変換後の情報をサービス情報として当該端末機
器に対して送る(ステップB17)。
【0107】ここで、端末属性情報管理部12からの端
末属性の読み取りについて説明する。尚、端末属性に
は、例えば画面サイズ、画面制御情報、画面に表示可能
なデータの種類などが含まれる。
【0108】端末属性の読み取りには、 (A)端末属性テーブルを端末情報管理部12内に持つ (B)端末機器から端末属性情報を入手する という2つの方法が考えられる。
【0109】本実施形態において、前者(A)の方法
は、端末機器が携帯情報端末31の場合に利用する。ま
た、後者(B)の方法は、端末機器が携帯PC51の場
合に利用する。(A)/(B)の選択は、利用者情報管
理部14において、利用者名と端末アドレスと通信イン
フラとの対応を利用者情報テーブル管理部142から得
て端末属性管理実行部123が判断する。端末側のCP
U能力が十分にあり、通信回線の品質が高い場合には、
端末側と端末属性の交渉を行う後者(B)の方法が採用
される。
【0110】(B)の方法については、端末とサーバ
(情報交換装置10)との間で端末属性を決定するプロ
トコルが決められている。プロトコルシーケンスの概念
を図9に示す。このプロトコルシーケンスに示すよう
に、端末側の制御コード系(改行コード、タブなど)
や、ビットマップ、画面サイズ、利用可能なフォント種
別(対応言語を含む)などを、端末とサーバ(情報交換
装置10)間で確認し合う。
【0111】次に、情報交換の方法について説明する。
【0112】情報交換は、端末側で表示能力がない場合
や、通信インフラの情報の伝送能力が乏しく、サーバで
情報の量的/質的変換が必要な場合などに実行される。
【0113】情報交換としては、具体的には、「バイナ
リデータからテキストデータへの変換」、「画像情報か
らシンボル情報への変換」、「アイコンデータからシン
ボル情報への変換」、「音声情報からテキスト情報への
変換」、「カラー画像からモノクロ画像への変換」など
がある。
【0114】このうちのバイナリデータからテキストデ
ータへの変換について説明すると、例えばPCなどで利
用されている文書作成用アプリケーションソフト、即ち
ワープロソフトでは、作成された文書データはバイナリ
データにて保存されることが多い。これは、テキストデ
ータだけではなく、文書の書式やフォントなどの種々の
付属情報も保存する必要があるためである。
【0115】ところが、一般にこのバイナリデータは、
単純なテキストデータに比べてデータサイズが大きい。
また、そのバイナリデータを表示させるためには、端末
側にはテキスト表示能力のみならず、各種の画像表示能
力が必要である。さらに、端末側の画面サイズは携帯性
を重視して小さく設計されることが多いため、サーバ側
での文書データを加工してから表示する必要があること
が多い。
【0116】このような問題を処理するために、情報交
換が有効となる。即ち、バイナリデータをテキストデー
タに変換して端末機器に送る。これにより、端末側で
は、自身の処理能力に応じた処理を行い得るようにな
る。
【0117】このときの情報交換の処理動作を図10に
示す。
【0118】図10は端末属性に応じた情報交換の処理
動作を示すフローチャートである。
【0119】図10に於いて、応用サービスとしてワー
ドプロセッサソフトウェア(ワープロソフト)を例にと
ると、情報交換装置10は、まず、文書データの所在を
サーバ内利用者データ情報管理部114にて検索し、そ
の文書データがどのような形式で保存されているのかを
調べる(ステップC11)。
【0120】その結果、文書データがバイナリデータで
あれば(ステップC12のYes)、情報交換装置10
は情報交換実行部113にて当該バイナリ文書データを
テキスト、書式、フォントなどの各要素毎に部品展開
(文書分解)する(ステップC13)。
【0121】そして、その各部品要素から必要な情報を
検索、抽出することにより(ステップC14、C1
5)、その情報を端末画面に合わせた情報フォーマット
に再加工する(ステップC16)。
【0122】再加工された情報つまり端末に合わせて情
報交換されたワープロソフトのサービス情報は、情報交
換装置外部通信インタフェース部116にて当該端末機
器に提供される。
【0123】また、その他の情報交換についても同様で
あり、例えば端末側に画像処理能力がなければ、その画
像部分をシンボルテキスト情報に変換したり、アイコン
をシンボルテキスト情報に変換する。さらに、端末側に
音声処理能力がなければ、音声情報をテキスト情報に変
換して送ることで、それぞれの処理能力に応じたサービ
スの提供が可能となる。
【0124】このように、ネットワーク上に複数種類の
端末機器が存在する場合において、応用サービスとして
提供されるサービス情報を各端末機器の処理能力に合致
させた形式に情報交換して送ることで、携帯性に優れて
いるが、情報処理能力(演算能力)や画面表示/ユーザ
インタフェース提供能力が他の端末機器(PCなど)と
比較して相対的に劣っている端末機器(PDAなど)を
用いて分散ネットワークコンピューティングシステムを
構築することができ、端末側では形式は変わっても、他
の端末機器と同じようなサービスを受けることができる
ようになる。
【0125】尚、このような情報交換は、端末機器その
ものの処理能力とは別に、各端末機器毎の操作方法に応
じて実施するようにしても良い。
【0126】即ち、利用者が応用サービスを利用する場
合に、端末機器上でアイコンを操作したり、ボタンを操
作したり、コマンドを入力するなど、その操作方法は端
末機器毎に異なってくる。
【0127】このような各端末機器毎の操作方法をユー
ザインタフェース情報としてユーザインタフェース情報
管理部13に予め登録しておき、各端末機器毎に上記ユ
ーザインタフェース情報に基づいて情報交換を行うよう
にすれば、常に各端末機器に応じた操作方法でサービス
の提供を受けることができる。
【0128】また、その端末機器を扱う利用者の好みに
応じて情報交換を実施するようにしても良い。
【0129】即ち、利用者が応用サービスを利用する場
合に、端末機器上でグラフ関係は中央に移動させて見た
り、テキストはそのままの位置で見るなど、利用者によ
って表示位置の好みが異なってくる。
【0130】このような画面表示の好み(画面表示嗜好
情報)を利用者情報として利用者情報管理部14に予め
登録しておき、各利用者毎に上記利用者情報に基づいて
情報交換を行うようにすれば、常に利用者の好みに応じ
た表示位置でサービスの提供を受けることができる。
【0131】次に、通信インフラに応じて情報交換する
場合について説明する。
【0132】情報交換装置10は、通信インフラ情報管
理部15の中の通信インフラ特徴管理部152や、利用
者情報管理部14内の利用者情報テーブル管理部142
によって端末利用者が使用している通信インフラに関す
る情報を把握している。また、これらの情報に基づいて
データの再送処理制御も実施する。
【0133】このときの情報交換の処理動作を図11に
示す。
【0134】図11は通信インフラに応じた情報交換の
処理動作を示すフローチャートである。例えば利用者が
携帯用PC51を使用している場合には、端末機器とし
てのCPU能力は高いと判断できる(ステップD11の
No)。
【0135】このとき、通信インフラとしてのデータ伝
送能力が高ければ(ステップD16のNo)、情報交換
装置10の情報交換プロセス11では、必要に応じて圧
縮/暗号処理部115を用いてデータの圧縮化や暗号化
を行って(ステップD17)データを送信する。
【0136】また、通信インフラとしてのデータ伝送能
力が低ければ(ステップD16のYes)、例えばバイ
ナリデータをテキストデータに変換したり、センタリン
グなどの書式情報を空白文字に変えたり、フォント情報
の無視するなどの情報交換処理を行って(ステップD1
8)、送信データサイズを削減してからデータを送信す
る。
【0137】一方、CPU能力の低い携帯情報端末31
を使用している場合には(ステップD11のYes)、
通信インフラに関係なく、図10で説明したのと同様に
情報交換処理を行うことになる(ステップD12〜D1
5)。
【0138】このように、まず、端末機器の処理能力を
見て、その能力が高ければ、次に通信インフラの通信能
力を見て、その通信能力に応じた情報交換を行う。一
方、端末機器の処理能力が低い場合には、通信インフラ
の通信能力がいくら高くとも、端末機器の方が対応でき
ないので、その端末機器の処理能力に応じた情報交換を
行う。
【0139】これにより、各種の通信インフラが混在す
るシステムにおいても、通信インフラのデータ伝送速度
/量/品質等の相対的な差を吸収/調整することがで
き、端末側では、形式は変わっても、他の端末機器と同
じようなサービスを受けることができる。
【0140】尚、本実施形態では、端末機器として、P
Cや携帯用PC、携帯情報端末、ポケベル、FAX、携
帯電話、プリンタなどを想定して説明しているが、ネッ
トワーク接続される他のサーバ計算機であっても良い。
さらに、上述情報交換の方法は、当該処理方法が記載さ
れたプログラム情報を、サーバ計算機1にて動作する記
憶媒体に格納してもよい。
【0141】次に、データの暗号化を行う場合について
説明する。
【0142】オフィス外にて応用サービスを利用する場
合には、その応用サービスのセキュリティを確保するた
め、データを暗号化して送ることが重要となる。この場
合、端末側には暗号化データを解読する能力が必要であ
るため、全ての端末機器に暗号化データを送るわけには
いかない。また、データを暗号化すると、通常、データ
量が増えるため、通信インフラのデータ伝送能力も高く
なくてはいけない。
【0143】このときの処理動作を図12に示す。
【0144】図12はデータの暗号化を行う場合の処理
動作を示すフローチャートである。
【0145】図12に於いて、応用サービス部20によ
るアプリケーションソフトの応用サービスの提供に際
し、情報交換装置10は、まず、端末情報管理部12か
ら通信相手となる端末機器の属性情報を取得し(ステッ
プE11)、その属性情報に基づいて端末機器の処理能
力を判断する(ステップE12)。
【0146】その結果、処理能力が高く、暗号化データ
を解読する能力があることが判明すると(ステップE1
2のYes)、情報交換装置10は、次に通信インフラ
情報管理部15から同端末機器が接続されている通信イ
ンフラ情報を取得し(ステップE13)、その通信イン
フラ情報に基づいて通信能力を判断する(ステップE1
4)。
【0147】そして、通信能力が高い場合には(ステッ
プE14のYes)、情報交換装置10は、情報交換プ
ロセス部11にて当該応用サービスの情報に暗号化を施
した後(ステップE15)、その暗号化されたサービス
情報を端末機器に送信する(ステップE16)。これに
より、端末側では、暗号化データを解読してからサービ
スを利用することになる。
【0148】一方、端末機器の処理能力が低く、暗号化
データを解読する能力がない場合には(ステップE12
のNo)、情報交換装置10は当該応用サービスの情報
に暗号化を施すことなく(ステップE17)、そのまま
送信する(ステップE16)。
【0149】その際、暗号化していない旨のメッセージ
をユーザに通知するようにしても良い。或いは、暗号化
データを解読する能力がない場合は(ステップE12の
No)、上述のようにそのまま送信する前に、送信して
も良いか否かの判断を端末機器側利用者に求め、この回
答結果によって送信処理を行うようにしても良い。
【0150】また、端末機器に処理能力があっても、そ
の端末機器が接続されている通信網の通信能力が低い場
合にも(ステップE14のNo)、情報交換装置10は
当該応用サービスの情報に暗号化を施すことなく(ステ
ップE17)、そのまま送信する(ステップE16)。
或いは、通信網の通信能力が低い場合に(ステップE1
4のNo)、前述同様そのまま送信する前に、送信して
も良いか否かの判断を端末機器側利用者に求め、この回
答結果によって送信処理を行うようにしても良い。
【0151】尚、暗号化処理に当っては、端末機器側が
暗号処理に対応できるレベルの能力があったとしても、
暗号化の要否が利用者により選択可能としても良いもの
である。
【0152】さらに、データの暗号化には、単にスクラ
ンブルをかけるだけのものから高度な暗号処理を施すも
のまで様々なレベルがあり、それぞれに端末機器や通信
インフラにかかる負担も変わってくる。そこで、端末機
器の処理能力や通信インフラの通信能力に応じて暗号化
のレベルを適宜変更することもできる。
【0153】このように、データ暗号化の機能を持たせ
ることで、オフィス外で応用サービスを受ける場合で
も、そのセキュリティを確保することができる。この場
合、端末属性や通信インフラの属性から、どのような種
類の暗号化が可能か、どのような暗号化データ量なら
ば、使用している通信インフラで送信可能かを判断し
て、適正な暗号化を行うことができる。
【0154】次に、データの圧縮化を行う場合について
説明する。
【0155】データの圧縮化は、画像データなどのデー
タ量の多い情報を送る場合に有効な手段となる。この場
合も、上述したデータの暗号化と同様、端末側には圧縮
化データを伸張して処理する能力が必要となる。尚、通
信インフラについては、時間さえかければ、圧縮化デー
タを送ることができるため、ここでは通信インフラの通
信能力は問わないものとする。
【0156】このときの処理動作を図13に示す。
【0157】図13はデータの圧縮化を行う場合の処理
動作を示すフローチャートである。応用サービス部20
による応用サービスの提供に際し、情報交換装置10
は、まず、端末情報管理部12から通信相手となる端末
機器の属性情報を取得し(ステップF11)、その属性
情報に基づいて端末機器の処理能力を判断する(ステッ
プF12)。
【0158】その結果、処理能力が高く、圧縮化データ
を解読する能力があることが判明すると(ステップF1
2のYes)、情報交換装置10は、情報交換プロセス
部11にて当該応用サービスの情報に圧縮化を施した後
(ステップF13)、その圧縮化されたサービス情報を
端末機器に送信する(ステップF14)。これにより、
端末側では、圧縮化データを伸張してからサービスを利
用することになる。
【0159】一方、端末機器の処理能力が低く、圧縮化
データを伸張する能力がない場合には(ステップF12
のNo)、情報交換装置10は当該応用サービスの情報
に圧縮化を施すことなく(ステップF15)、そのまま
送信する(ステップF14)。その際、圧縮化していな
い旨のメッセージをユーザに通知するようにしても良
い。
【0160】このように、データ圧縮化の機能を持たせ
ることで、データの送信を効率良く行うことができる。
この場合、端末属性から、どのような種類のデータ圧縮
化が可能かを判断して、適正な圧縮化を行うことができ
る。
【0161】尚、図13の例では、端末機器の処理能力
だけでデータ圧縮化が可能か否かを判断したが、その端
末機器が接続されている通信網の通信能力を含めてデー
タ圧縮化が可能か否かを判断するにしても良い。
【0162】さらに、端末機器の処理能力や通信インフ
ラの通信能力に応じて圧縮化のレベルを適宜変更するこ
ともできる。
【0163】次に、入出力機器を用いて応用サービスを
利用する場合について説明する。
【0164】ここで言う入出力機器とは、計算機以外の
ものを指し、図1の例では、携帯電話32、ポケットベ
ル(ページャ)33、FAX34、プリンタ42、イメ
ージリーダ43である。
【0165】図14は入出力機器を用いて応用サービス
を利用する場合の処理動作を示すフローチャートであ
る。利用者から応用サービスの利用を受ける旨の信号を
受信すると(ステップG11)、情報交換装置10は、
利用者情報管理部14を通じて利用者のユーザ認証を行
った後(ステップG12)、その利用者が使用している
機器の種類を判断する(ステップG13)。
【0166】ここで、利用者が入出力機器を使用してい
れば(ステップG13のYes)、情報交換装置10は
その入出力機器に応じた情報交換処理を行い(ステップ
G14)、その情報交換後のサービス情報を送信する
(ステップG15)。
【0167】具体的には、入出力機器が携帯電話32で
あれば、情報交換装置10は、音声処理機能を利用し、
例えばテキストデータを音声データに変え、ボイスメッ
セージとしてサービスの提供を行うことになる。
【0168】また、ポケットベル33であれば、所定文
字数分のメッセージデータに変えて送信したり、FAX
34であれば、テキストデータをイメージデータに変え
て送信するなど、それぞれの入出力機器に応じた特定の
制限範囲内でサービスの提供を行うようにする。
【0169】一方、利用者が使用しているものが入出力
機器ではなく、CPU処理能力を持つ端末機器であれば
(ステップG13のNo)、情報交換装置10は通常の
応用サービスを実行する(ステップG16)。即ち、各
端末機器毎にそれぞれの処理能力に応じた情報交換を行
ってサービスの提供を行う。
【0170】このように、入出力機器に応じた情報交換
を行うことで、例えば利用者がFAXなどを使用してい
る場合でも、それに応じた応用サービスの提供を行うこ
とができる。
【0171】尚、入出力機器と属性と通信インフラの属
性を合わせて、サーバからのサービス情報を情報交換す
ることも可能である。
【0172】以下、応用サービスとして提供されるサー
ビス情報がHTML(hyper text markup language)や
SGML(Standard Generalized Markup Language)な
どの構造化言語で記述されている場合について説明す
る。尚、HTMLは、現在、インターネット上で広く普
及しているWWW(world wide web)で使用されている
構造化言語(タグ言語)である。また、SGMLは、C
ALS(Continuous Acquisition and Lifecycle Suppo
rt)の普及に伴って今後普及すると考えられる構造化言
語である。
【0173】一般に、マルチメディアデータを含む文書
データの管理の1つとして、構造化文書による手法が考
えられている。この場合、文書データを構成する各部品
(テキストデータ、イメージデータ、動画データ、プロ
グラム等)はタグによって管理されており、閲覧用の装
置(ブラウザ)はこのタグを元に画面上に文書データを
表示することになる。
【0174】したがって、構造化文書形式で記述された
サービス情報を提供する際に、サーバ側でタグを分析す
れば、サービス情報として提供される文書データの持つ
部品がどのような種類のものかを知ることができる。
【0175】そこで、実際にデータを転送処理する前
に、構造化文書をタグ情報に基づいて解析し、各部品の
データサイズや付加情報などの属性情報(タグ情報のみ
では表示できない情報)を把握するとともに、端末機器
や通信インフラ等の属性に対応する形式を把握する情報
交換装置をサーバ側に実装する。この場合、情報交換装
置から生成される構造化文書には情報交換用のタグが挿
入される。
【0176】このように、構造化文書形式でデータ管理
を行うことにより、データの管理が容易となり、また、
情報交換作業でも文書部品の解析が容易となる。また、
HTMLなどの広く普及している構造化言語規約をベー
スとして情報交換装置を構築すれば、普及しているWW
Wシステムへの変更や影響を最小限にすることができ
る。
【0177】図15は構造化文書を想定した場合の応用
サービスを含めたシステム全体の構成を示す概念図であ
る。図中、61は構造化文書管理部であり、各種アプリ
ケーションソフトウェア等の応用サービスとして提供さ
れるサービス情報を構造化文書形式で管理する。この構
造化文書管理部61は、図1の応用サービス部20に設
けられる。尚、ここでは応用サービス部20が予め構造
化文書形式で記述されたサービス情報を管理している場
合を示したが、後述するように、そのサービス情報が非
構造化文書形式であっても良い(図20参照)。
【0178】62は情報交換部であり、端末属性や通信
インフラの属性等に応じて情報交換を行う。この情報交
換部62は、図1の情報交換装置10に相当する。63
はネットワーク部であり、サーバと端末とを結ぶ各種通
信網を示す。このネットワーク部63は、図1の公衆網
30、有線LAN40、無線LAN50等に相当する。
【0179】64a〜64cはサーバからサービスの提
供を受ける端末機器であり、例えばPC(personal com
puter )、NC(network computer)、PDA(person
al digital assistants )である。これらの端末機器6
4a〜64cは、それぞれに通信インフラが異なり、ま
た、処理能力も異なる。図1では、携帯情報端末31や
PC41、携帯用PC51等に相当する。
【0180】このような構成において、各種アプリケー
ションソフトウェア等の応用サービスは構造化文書形式
(例えばHTML文書)で構造化文書管理部61に管理
されている。ここで、構造化文書の一例を図16に示
す。
【0181】図16において、タグ66はそれ以降から
テキストデータがくることを示している。また、タグ6
7は文書書式情報を示しており、ここではセンタリング
(中央揃)を定義している。タグ68はフォント情報を
示しており、ここではサイズの大きいフォントを定義し
ている。タグ69は画像情報を示している。
【0182】情報交換部62は、この構造化文書を解析
し、その文書中に挿入されているタグ情報に基づいて当
該文書を構成する各部品の種類とそのデータサイズ等を
調べる。そして、各部品データを送信するに際し、端末
機器の処理能力や通信インフラの通信能力を調べ、その
能力に応じて情報交換を行う。
【0183】例えば、通信インフラのデータ伝送能力が
低いと判断された場合には、データ量が多い文書部品に
ついては情報交換(あるいはデータ圧縮)によって伝送
データの削減を図る。
【0184】また、端末属性により、通信相手となる端
末機器に文書表示能力がないと判断される場合には(ブ
ラウザを搭載していない端末の場合)、端末側で表示で
きるような形式に情報交換してデータ送信を行うように
する。
【0185】さらに、情報交換の際に、利用者の嗜好に
応じて文書の表示体裁を合致させるようにデータの変更
を行う(利用者情報に基づく情報交換処理)。
【0186】次に、具体的な処理動作を説明する。
【0187】尚、ここでは、構造化文書形式のサービス
情報を応用サービス部20で管理している場合の動作に
ついて説明するが、非構造化文書形式のサービス情報を
応用サービス部20で管理している場合については、図
20を用いて後述するものとする。
【0188】まず、端末属性に応じた処理について説明
する。
【0189】図17は構造化文書を用いた場合の端末属
性に応じた処理動作を示すフローチャートである。図1
において、サーバ計算機1内の応用サービス部20には
構造化文書形式で記述されたサービス情報が管理されて
いる。
【0190】ある端末機器からサーバ計算機1に対して
文書要求指示(サービス要求指示)があると、構造化文
書形式で記述されたサービス情報が応用サービス部20
から情報交換装置10に渡される。これにより、情報交
換装置10は次のような情報交換処理を実行する。
【0191】即ち、情報交換装置10は、まず、当該サ
ービス情報を構成している構造化文書の解析を行う(ス
テップH11)。この場合、構造化文書ではタグ情報を
はじめとして規定されている構文によって各部品が定義
されており、情報交換装置10はこのタグ情報に基づい
て、当該文書を構成する各部品の種類とそのデータサイ
ズを調べる(ステップH12)。これは、例えば画像情
報がどこにどの程度あるのとか、プログラムがどこにど
の程度あるのかといったことを調べることである。
【0192】尚、このような文書解析による部品の分
解、検索、抽出、そして後述する情報交換といった一連
の処理は、情報交換プロセス部11内の情報交換実行部
113(図2)で行われる。
【0193】構造化文書の解析後、情報交換装置10は
端末情報管理部12から通信相手となる端末機器の属性
情報を取得し、その処理能力を調べる(ステップH1
3)。その結果、端末側の処理能力が低く、構造化文書
を表示する能力がないと判断された場合には、情報交換
装置10は当該構造化文書の各部品データをその端末が
表示できるような形式に変換する(ステップH14)。
【0194】即ち、画面制御機能が低い端末機器の場合
(ブラウザ機能を持たない端末)には、例えばサービス
情報として提供される情報が画像情報、特に動画情報の
とき、これをシンボル情報(当該画像を何らかの形で簡
略的に示したもの)に変えて送る。
【0195】また、文書の書式情報の場合には、それを
空白文字あるいは改行に変えて送り、文字種の場合に
は、端末が扱えないので無視する。さらに、“Jav
a”や“ActiveX”のようなクライアント(端
末)側で動作するプログラムについては、端末が扱えな
いので無視し、その際にプログラムが扱えない旨のメッ
セージを通知する。
【0196】このようにして、端末機器の処理能力に応
じた情報交換が行われると、情報交換装置10はその情
報交換後のサービス情報を端末機器が接続されている通
信網を介して送信する(ステップH15)。
【0197】これにより、例えば構造化文書を表示する
能力がない端末機器を使用しているときでも、その端末
にあった形式でサービス情報の提供を受けることができ
るようになる。
【0198】次に、通信インフラの属性に応じた処理に
ついて説明する。
【0199】尚、通信インフラの属性による情報交換
は、各部品のデータサイズのみが重要となる。
【0200】図18は構造化文書を用いた場合の通信イ
ンフラの属性に応じた処理動作を示すフローチャートで
ある。図1において、サーバ計算機1内の応用サービス
部20には構造化文書形式で記述されたサービス情報が
管理されている。
【0201】ある端末機器からサーバ計算機1に対して
文書要求指示(サービス要求指示)があると、構造化文
書形式で記述されたサービス情報が応用サービス部20
から情報交換装置10に渡される。これにより、情報交
換装置10は次のような情報交換処理を実行する。
【0202】即ち、情報交換装置10は、まず、当該サ
ービス情報を構成している構造化文書の解析を行う(ス
テップI11)。
【0203】この場合、構造化文書ではタグ情報をはじ
めとして規定されている構文によって各部品が定義され
ており、情報交換装置10はこのタグ情報に基づいて、
当該文書を構成する各部品の種類とそのデータサイズを
調べる(ステップI12)。これは、例えば画像情報が
どこにどの程度あるのとか、プログラムがどこにどの程
度あるのかといったことを調べることである。
【0204】尚、このような文書解析による部品の分
解、検索、抽出、そして後述する情報交換といった一連
の処理は、情報交換プロセス部11内の情報交換実行部
113(図2)で行われる。
【0205】構造化文書の解析後、情報交換装置10は
通信インフラ情報管理部15から通信相手となる端末機
器が接続されている通信インフラの属性情報を取得し、
その通信能力を調べる(ステップI13)。
【0206】その結果、通信インフラのデータ伝送能力
が低いと判断された場合には、情報交換装置10は当該
構造化文書の各部品データをその通信インフラのデータ
伝送能力に合わせた形式に変換する(ステップH1
4)。
【0207】即ち、例えばPHS(personal handyphon
e system)データ通信網など、データ伝送能力の低い通
信インフラの場合には、例えばサービス情報として提供
される情報が画像情報、特に動画情報のとき、これをコ
マ落しするなどして、情報量を削減した形にして送る。
【0208】このようにして、通信インフラのデータ伝
送能力に応じた情報交換が行われると、情報交換装置1
0はその情報交換後のサービス情報を端末機器が接続さ
れている通信網を介して送信する(ステップI15)。
これにより、例えばデータ伝送能力の低い通信インフラ
を使用しているときでも、その通信インフラにあった形
式でサービス情報の提供を受けることができるようにな
る。
【0209】次に、端末属性と通信インフラの属性に応
じた処理について説明する。
【0210】図19は構造化文書を用いた場合の端末属
性と通信インフラの属性に応じた処理動作を示すフロー
チャートである。図1において、サーバ計算機1内の応
用サービス部20には構造化文書形式で記述されたサー
ビス情報が管理されている。
【0211】ある端末機器からサーバ計算機1に対して
文書要求指示(サービス要求指示)があると、構造化文
書形式で記述されたサービス情報が応用サービス部20
から情報交換装置10に渡される。これにより、情報交
換装置10は次のような情報交換処理を実行する。
【0212】即ち、情報交換装置10は、まず、当該サ
ービス情報を構成している構造化文書の解析を行う(ス
テップJ11)。
【0213】この場合、構造化文書ではタグ情報をはじ
めとして規定されている構文によって各部品が定義され
ており、情報交換装置10はこのタグ情報に基づいて、
当該文書を構成する各部品の種類とそのデータサイズを
調べる(ステップJ12)。これは、例えば画像情報が
どこにどの程度あるのとか、プログラムがどこにどの程
度あるのかといったことを調べることである。
【0214】尚、このような文書解析による部品の分
解、検索、抽出、そして後述する情報交換といった一連
の処理は、情報交換プロセス部11内の情報交換実行部
113(図2)で行われる。
【0215】構造化文書の解析後、情報交換装置10は
端末情報管理部12から通信相手となる端末機器の属性
情報を取得し、その処理能力を調べる(ステップJ1
3)。その結果、端末側の処理能力が低く、構造化文書
を表示する能力がないと判断された場合には(ステップ
J14のYes)、情報交換装置10は当該構造化文書
の各部品データをその端末が表示できるような形式に変
換した後(ステップJ14)、その情報交換後のサービ
ス情報を端末機器が接続されている通信網を介して送信
する(ステップJ16)。
【0216】一方、端末側の処理能力が高く、構造化文
書を表示する能力があると判断された場合には(ステッ
プJ14のNo)、情報交換装置10は通信インフラ情
報管理部15から通信相手となる端末機器が接続されて
いる通信インフラの属性情報を取得する(ステップJ1
7)。
【0217】そして、情報交換装置10はその属性情報
に基づいて通信インフラの通信能力に応じた情報交換を
行い(ステップJ18)、その情報交換後のサービス情
報を端末機器が接続されている通信網を介して送信する
(ステップJ16)。
【0218】このように、構造化文書形式で記述された
サービス情報を提供する場合でも、端末属性や通信イン
フラの属性に応じて情報交換を行うことにより、端末機
器の処理能力や、通信インフラの通信能力に合ったサー
ビス提供を行うことができるようになる。
【0219】尚、このような端末属性や通信インフラの
属性だけでなく、例えば図1のユーザインタフェース情
報管理部13を用いることにより、端末機器毎に固有の
操作方法を示すユーザインタフェース情報に基づいて情
報交換を行ったり、利用者情報管理部14を用いること
により、利用者毎に固有の操作方法を示す利用者情報に
基づいて情報交換を行うことも可能である。
【0220】さらに、データの暗号化や、データの圧縮
化を行ったり、FAXなどの入出力機器を使用している
場合にその入出力機器に応じた情報交換を行うなど、構
造化文書形式で記述されたサービス情報の提供に際し、
上述した全ての手法を適用することができるものであ
る。
【0221】また、上記の例では、予め構造化文書形式
で記述されているサービス情報を提供する場合について
説明したが、本発明はこれに限るものではなく、構造化
文書形式とは異なる形式(バイナリデータ)で記述され
たサービス情報であっても、本手法を適用することがで
きるものである。このときの処理動作を図20に示す。
【0222】図20は構造化文書形式以外のサービス情
報を対象とした場合の処理動作を示すフローチャートで
ある。尚、ここでは、端末属性に応じた情報交換する場
合について説明するが、通信インフラの属性や、さらに
ユーザインタフェース情報、利用者情報などに基づいて
情報交換する場合も同様である。
【0223】上記図17の処理と異なる点は、ステップ
K11、K12で示される構造化文書変換処理が追加さ
れている点である。これは、例えばバイナリ形式の情報
をHTMLなどの構造化文書形式に変換するための処理
である。この構造化文書変換処理も、情報交換プロセス
部11内の情報交換実行部113(図2)で行われる。
この場合、図1において、サーバ計算機1内の応用サー
ビス部20には非構造化文書形式で記述されたサービス
情報が管理されており、これを情報交換装置10で構造
化文書形式に変換することになる。
【0224】ある端末機器からサーバ計算機1に対して
文書要求指示(サービス要求指示)があると、構造化文
書形式とは異なる形式で記述されたサービス情報が応用
サービス部20から情報交換装置10に渡される。これ
により、情報交換装置10は次のような情報交換処理を
実行する。
【0225】即ち、情報交換装置10は、まず、そのサ
ービス情報を構成する部品を切り出す(ステップK1
1)。この場合、例えばバイナリーデータの文書情報で
は、トークンによって、例えば本分、フォント、書式、
その他の属性(日付、著者名等)などが管理されてい
る。
【0226】したがって、トークンを調べることによ
り、各部品を切り出すことができる。各部品を切り出す
と、情報交換装置10はこれらの部品をHTMLなどの
構造化言語で表現した構造化文書を作成する(ステップ
K12)。
【0227】このようにして、構造化文書を作成した後
は、その構造化文書を対象として図17で説明したよう
な処理を行う。
【0228】即ち、情報交換装置10はその構造化文書
の解析を行い(ステップK13)、当該文書を構成する
各部品の種類とそのデータサイズを調べる(ステップK
14)。
【0229】そして、情報交換装置10は端末情報管理
部12から通信相手となる端末機器の属性情報を取得し
(ステップK15)、その属性情報に基づいて各部品デ
ータを情報交換する(ステップK16)。情報交換装置
10はその情報交換後のサービス情報を端末機器が接続
されている通信網を介して送信する(ステップK1
7)。
【0230】このように、非構造化文書形式で記述され
たサービス情報を対象とした場合でも、そのサービス情
報を構造化文書形式に変換する処理を加えることで、上
記同様の効果が得られるものである。
【0231】尚、上記では、HAMLなどの構造化文書
を例にしたが、例えばOLE(object linking and emb
edding)など、各部品データで形成された文書であれば
全てに適用可能である。
【0232】次に、グループ管理について説明する。
【0233】現在の情報処理システムでは、個人の作業
の効率化とともに、グループ作業の効率化も支援する必
要がある。情報交換処理を実行する場合においても、グ
ループ毎で情報交換手法を共通化することでグループ作
業を効率化できる。
【0234】情報交換装置10内には利用者情報管理部
14が設けられており、この利用者情報管理部14のサ
ーバ内利用者データ情報管理部114では、利用者がど
のグループに属しているのかという情報も管理してい
る。
【0235】このグループ管理の仕組みを利用する例と
して、表示項目の選択システムがある。この表示項目の
選択システムを実現するためには、応用サービスを提供
するときに、あるグループに対する表示内容/表示体裁
と、別のグループに対する表示内容/表示体裁を区別す
る必要がある。すなわち、特定の項目を利用グループ毎
に管理し、業務によって表示形式を制御する必要があ
る。
【0236】そこで、本実施形態では、HTMLなどの
構造化文書中にグループ毎の属性を示すローカルタグを
挿入することによって、このグループ管理機能を実現す
る。図21にこの様子を示す。
【0237】図21はグループ管理機能を説明するため
の図である。タイトル、要約、本文といった3つの部品
(項目)からなる構造化文書を応用サービスとして提供
する場合を想定する。
【0238】今、例えばこの文書の全てが必要なグルー
プをグループA、タイトルのみ必要なグループをグルー
プBとする。グループAには利用者284a、284
b、グループBには利用者284c、284dが属す
る。グループAの利用者284aは端末機器285aを
使用し、利用者284bは端末機器285bを使用す
る。グループBの利用者284cは端末機器285cを
使用し、利用者284dは端末機器285dを使用す
る。端末機器285a〜285dは通信インフラ286
a〜286dにそれぞれ接続されている。
【0239】このような場合に、構造化文書中にグルー
プ管理用のタグ281、282、283が挿入される。
タグ281は当該文書がグループ管理されていることを
示す。タグ282はグループAとしての範囲、タグ28
3はグループBとしての範囲を示すものである。
【0240】ここで、例えば利用者284aにサービス
提供を行う場合には、まず、利用者284aが属するグ
ループを判断する。この場合、利用者284aはグルー
プAに属する。したがって、グループAの範囲を示すタ
グ282を用いて、当該構造化文書の中からサービス情
報を選択的に抽出し、これを送信することになる。
【0241】その際、利用者284aが使用している端
末機器285aや、その端末機器285aが接続されて
いる通信インフラ286aの属性に応じて情報交換を行
うことは既に述べた通りである。
【0242】次に、グループ管理された応用サービスを
提供する場合の処理動作を説明する。
【0243】図22はグループ管理された応用サービス
を提供する場合の処理動作を示すフローチャートであ
る。ここでは、応用サービスとして提供されるサービス
情報が構造化文書形式で記述されているものとする。こ
の場合、構造化文書形式のサービス情報は図1に示す応
用サービス部20に管理されている。
【0244】なお、上述したように、応用サービス部2
0には非構造化文書形式(バイナリデータ)のサービス
情報が管理されている場合には、これを情報交換装置1
0で構造化文書形式に変換してから処理することも可能
である。
【0245】また、ここでは、端末属性に応じた情報交
換する場合について説明するが、通信インフラの属性
や、さらにユーザインタフェース情報、利用者情報など
に基づいて情報交換する場合も同様である。
【0246】ここで、サービス情報としての該構造化文
書中には、予めグループ毎の属性を示すグループ管理用
のタグ(図21のタグ281〜283)が挿入されてい
る。また、利用者の属するグループは、利用者情報管理
部14のサーバ内利用者データ情報管理部114で管理
されている。
【0247】図22に示すように、ある利用者に応用サ
ービスを提供する場合において、情報交換装置10は、
まず、利用者情報管理部14から利用者情報を取得し
(ステップL11)、その利用者情報に基づいて当該利
用者が属するグループを判断する(ステップL12)。
【0248】続いて、情報交換装置10は、文書中に挿
入されたグループ管理用タグを検索する(ステップL1
3)。
【0249】その結果、このグループ管理用タグを検索
できた場合には(ステップL14のYes)、情報交換
装置10は次のようなグループサービス処理を行う。
【0250】即ち、情報交換装置10は、当該構造化文
書の中から、利用者が属するグループに対応するサービ
ス情報を選択する(ステップL15)。
【0251】具体的には、図21に示すようなグループ
毎の範囲を示すタグ282あるいはタグ283を用い
て、利用者が属するグループに対応するサービス情報の
抽出を行う。
【0252】例えば、図21に示す利用者284aであ
れば、グループAのタグ282を用いてタイトル、要
約、本分といった各部分の情報を抽出することになる。
また、図21に示す利用者284cであれば、グループ
Bのタグ283を用いてタイトル部分のみの情報を抽出
することになる。
【0253】このようにしてサービス情報が選択される
と、情報交換装置10は端末情報管理部12から利用者
が使用している端末機器の属性情報を取得することによ
り(ステップL16)、その属性情報に基づいて上記選
択されたサービス情報を情報交換する(ステップL1
7)。
【0254】この場合、通信相手が画面制御機能が低い
端末機器(ブラウザ機能を持たない端末)であれば、例
えばサービス情報として提供される情報が画像情報、特
に動画情報のときには、これをシンボル情報(当該画像
を何らかの形で簡略的に示したもの)に変えるなどし
て、端末機器の処理能力に応じた形式に情報交換する。
情報交換装置10はその情報交換後のサービス情報を端
末機器が接続されている通信網を介して送信する(ステ
ップL18)。
【0255】一方、当該文書中からグループ管理用タグ
を検索できなかった場合には(ステップL14のN
o)、情報交換装置10は通常の応用サービスを実行す
る(ステップL19)。
【0256】即ち、利用者が属するグループに関係な
く、当該文書に記述されている全てのサービス情報を対
象とし、そのサービス情報を端末機器の処理能力に応じ
て情報交換して送る。
【0257】このように、利用者が属するグループを判
断し、そのグループに対応するサービス情報を選択的に
送ることで、グループ毎に表示内容/表示体裁を変えて
サービス提供を行うことができるようになる。
【0258】この場合、HTMLなどの構造化文書中に
グループ毎の属性を示すローカルタグを挿入することで
グループ管理機能を実現しているため、各グループ毎に
個々のサービス情報を持つ必要がない。つまり、グルー
プが増加しても、サーバ側で管理するサービス情報を増
やす必要がない。
【0259】尚、上記では、HAMLなどの構造化文書
を例にしたが、例えばOLE(object linking and emb
edding)など、各部品データで形成された文書であれば
全てに適用可能である。
【0260】また、各端末機器はサーバコンピュータと
して動作するものであっても良い。
【0261】また、上述した各実施形態において記載し
た手法は、コンピュータに実行させることのできるプロ
グラムとして、例えば図1に示すように、磁気ディスク
(フロッピーディスク、ハードディスク等)、光ディス
ク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記
録媒体、又はPCカードなどのデバイスが持つ記憶装置
に書き込んで各種装置に適用したり、通信媒体により伝
送して各種装置に適用することも可能である。本装置を
実現するコンピュータ(サーバ計算機1)は、記録媒体
に記録されたプログラムを読み込み、このプログラムに
よって動作が制御されることにより、上述した処理を実
行する。
【0262】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について説明する。
【0263】上記第1の実施形態では、サービス提供を
行うサーバコンピュータ内に情報交換装置を設けた場合
について説明したが、第2の実施形態では、情報交換に
必要な機能(処理)を別のサーバコンピュータに分散し
て持たす場合について説明する。
【0264】図23は本発明の第2の実施形態に係る分
散ネットワークコンピューティングシステムの構成を示
すブロック図である。尚、図1と同一部分には同一符号
を付して、その説明を省略する。
【0265】図23において、図1と異なる点はネット
ワーク上に複数のサーバ計算機1a〜1eが存在するこ
とである。ここでは、サーバ計算機1a〜1eがオフィ
ス内にて有線LAN2を介して相互に接続されている。
【0266】このうち、サーバ計算機1aはサービス提
供を行うメインのサーバコンピュータであり、応用サー
ビス部20を有する。このサーバ計算機1aには情報交
換プロセス部11が実装されており、情報交換全体の処
理を司る情報交換制御サーバとして動作する。
【0267】また、その他のサーバ計算機1b〜1eは
サブのサーバコンピュータである。サーバ計算機1bに
は、端末属性情報を管理するための端末情報管理部12
が実装されており、サーバ計算機1aの制御の下で端末
情報管理サーバとして動作する。
【0268】サーバ計算機1cには、ユーザインタフェ
ース情報を管理するためのユーザインタフェース情報管
理部13が実装されており、サーバ計算機1aの制御の
下でユーザインタフェース情報管理サーバとして動作す
る。
【0269】サーバ計算機1dには利用者情報管理部1
4が実装されており、サーバ計算機1aの制御の下で利
用者情報管理サーバとして動作する。また、サーバ計算
機1eには通信インフラ情報管理部15が実装されてお
り、サーバ計算機1aの制御の下で通信インフラ情報管
理サーバとして動作する。
【0270】これらのサーバ計算機1a〜1eには、各
種通信網(公衆網30、有線LAN40、無線LAN5
0等)を介して各種端末機器(携帯情報端末31、PC
41、携帯用PC51等)が接続されている。
【0271】即ち、第2の実施形態では、端末情報管理
部12、ユーザインタフェース情報管理部13、利用者
情報管理部14、通信インフラ情報管理部15をそれぞ
れ別のサーバ計算機1b〜1eに実装させて分散処理シ
ステムを構築しており、情報交換プロセス部11を実装
したサーバ計算機1aが各種処理を制御することで、全
体として統一された情報交換処理機能を実現している。
【0272】尚、その際には、図2に示す情報交換装置
内部通信インタフェース111は各サーバ間の通信制御
を司り、情報交換装置外部通信インタフェース部116
は応用サービスや他の各種端末機器との通信処理を司
る。
【0273】また、図23の例では、情報交換に必要な
各機能の1つ1つをサーバ計算機1b〜1eのそれぞれ
に分散して持たせているが、2つ以上の機能を1つのサ
ーバ計算機に持たせたり、或いは、同じ機能を複数のサ
ーバ計算機に持たせることもようにしても良い。
【0274】次に、第2の実施形態の動作を説明する。
【0275】図24は第2の実施形態における分散処理
によるサービス提供処理動作を示すフローチャートであ
る。ある端末機器に応用サービスを提供する際に、サー
バ計算機1aは、まず、情報交換に必要な機能を調べる
(ステップX11)。この場合の情報交換に必要な機能
とは、端末属性情報や通信インフラ情報の管理機能であ
ったり、ユーザインタフェース情報や利用者情報の管理
機能である。
【0276】ここで、例えば端末属性に応じて情報交換
を行う場合には、端末属性情報の管理機能が必要であ
り、サーバ計算機1aは他のサーバ計算機1b〜1eの
それぞれをアクセスして、当該管理機能を有するサーバ
計算機を調べる(ステップX12)。その際、複数のサ
ーバ計算機に同一機能を持たせている場合があるので、
サーバ計算機1aは、該当するサーバ計算機の1つ1つ
に確認を取り、当該機能を使用可能なサーバ計算機を選
択する(ステップX13、X14)。
【0277】図23の例では、サーバ計算機1bが該当
する。この場合、端末属性情報の管理機能を持っている
のはサーバ計算機1bの1つだけであるため、サーバ計
算機1aはサーバ計算機1bと交信し、サーバ計算機1
bからの使用許可を待つことになる。
【0278】サーバ計算機1bから使用許可があると
(ステップX14のYes)、サーバ計算機1aはサー
バ計算機1bが持つ端末情報管理部12から、通信相手
となる端末機器の端末属性情報を取得することにより、
上記第1の実施形態で説明したような情報交換によるサ
ービス提供処理を実行する(ステップX15)。
【0279】即ち、サーバ計算機1aは、情報交換プロ
セス部11にて、応用サービスとして提供されるサービ
ス情報を上記端末属性情報に基づいて特定の形式に変換
し、その変換後のサービス情報を当該端末機器が接続さ
れる通信網を介して送信する。この場合の情報交換と
は、通信相手となる端末機器の処理能力に合わせて、あ
る情報の形式を変えることである。
【0280】以上は端末属性に応じた情報交換を行う場
合の例であるが、上記同様に、例えば通信インフラの属
性に応じて情報交換を行う場合には、サーバ計算機1b
〜1eのそれぞれをアクセスして、通信インフラ情報の
管理機能を有するサーバ計算機を調べる。
【0281】その結果、該当するサーバ計算機1eが持
つ通信インフラ情報管理部15から、通信相手となる端
末機器の通信インフラ情報を取得することにより、第1
の実施形態で説明したような情報交換によるサービス提
供処理を実行する。この場合の情報交換とは、通信相手
となる端末機器が接続されている通信網の通信能力に合
わせて、ある情報の形式を変えることである。
【0282】さらに、ユーザインタフェースの属性に応
じて情報交換を行う場合には、サーバ計算機1b〜1e
のそれぞれをアクセスして、ユーザインタフェース情報
の管理機能を有するサーバ計算機を調べる。
【0283】その結果、該当するサーバ計算機1cがつ
ユーザインタフェース情報管理部13から、通信相手と
なる端末機器に対応するユーザインタフェース情報を取
得することにより、上記第1の実施形態で説明したよう
な情報交換によるサービス提供処理を実行する。
【0284】この場合の情報交換とは、通信相手となる
端末機器の操作方法(アイコン、ボタン、コマンドなど
の応用サービスを受けるときの操作方法)に合わせて、
ある情報の形式を変えることである。
【0285】また、利用者の属性に応じて情報交換を行
う場合には、サーバ計算機1b〜1eのそれぞれをアク
セスして、利用者情報の管理機能を有するサーバ計算機
を調べる。
【0286】その結果、該当するサーバ計算機1dが持
つ利用者情報管理部14から、通信相手となる端末機器
に対応する利用者情報を取得することにより、上記第1
の実施形態で説明したような情報交換によるサービス提
供処理を実行する。
【0287】この場合の情報交換とは、通信相手となる
端末機器を使用する利用者の操作方法(画面表示嗜好な
どの利用者の好みの操作方法)に合わせて、ある情報の
形式を変えることである。
【0288】このように、情報交換装置としての各機能
を分散化することでも、上記第1の実施形態と同様の効
果が得られるものである。さらには、各機能の分散化に
より、処理能力が相対的に高くない複数のサーバを組み
合せて、高度な情報交換処理機能を実現することができ
る。
【0289】この場合、分散処理により、サービス提供
を行うサーバ(図23のサーバ計算機1a)としての処
理負担が軽威されるため、小型化のコンピュータでも対
応できるようになる。また、複数のサーバを組み合わせ
て実現されるため、集中型のシステムと比較するとシス
テム障害があったときの対処に柔軟になり、信頼性の向
上が図れる。
【0290】尚、上記第2の実施形態では、オフィス内
の有線LΛN2に共通に接続された複数のサーバを対象
として分散化を行うようにしたが、例えば公衆網30な
どの各種通信網に接続された複数のサーバを対象として
分散化を行うことも可能である。
【0291】また、所望の機能を有するサーバを見付け
る場合に、上記第2の実施形態では、各サーバのそれぞ
れと連絡/交信を取り合うようにしたが、本発明はこれ
に限るものではない。例えば各サーバがどのような機能
を保持しているのかを示すテーブルを参照して、該当す
るサーバを見付けるようにしても良い。
【0292】また、データの暗号化を行う機能や、デー
タの圧縮化を行う機能を他のサーバに分散して持たすこ
とも可能である。この場合、データの暗号化であれば、
その機能を有すサーバ側で端末属性情報や通信インフラ
情報に基づいてデータの暗号化が可能か否かを判断し、
データの暗号化が可能である場合に、応用サービスとし
て提供されるサービス情報を暗号化する。応用サービス
を行うサーバは、その暗号化されたサービス情報を受け
て、これを通信相手となる端末機器に送る。
【0293】同様に、データの圧縮化であれば、その機
能を有すサーバ側で端末属性情報や通信インフラ情報に
基づいてデータの圧縮化が可能か否かを判断し、データ
の圧縮化が可能である場合に、応用サービスとして提供
されるサービス情報を圧縮化する。応用サービスを行う
サーバは、その圧縮化されたサービス情報を受けて、こ
れを通信相手となる端末機器に送る。
【0294】さらに、第1の実施形態にて詳述した図1
5乃至図22に示す機能についても、同様に本実施の形
態に適用できることは勿論である。例えば、第1の実施
形態にて詳述したように、利用者が属するグループを判
断し、そのグループに対応するサービス情報を選択的に
送ることで、グループ毎に表示内容/表示体裁を変えて
サービス提供を行える機能についても、本第2の実施形
態にも適用できるものである。
【0295】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態を説明する。
【0296】第3の実施形態では、情報交換装置を交換
機上で実現した場合について説明する。
【0297】図25は第3の実施形態における情報交換
装置を交換機上で実現した場合の統合サーバ70の構成
を示すブロック図である。ここでは、この回線交換機と
サーバコンピュータとを統合した装置のことを統合サー
バと呼ぶことにする。
【0298】図25に示すように、この統合サーバ70
には、情報交換装置71が設けられている。情報交換装
置71は、端末機器や通信インフラの属性等に応じて情
報交換を行うものであり、具体的な構成は図1の情報交
換装置10と同様であるため、ここではその説明を省略
するものとする。
【0299】また、統合サーバ70には、サーバコンピ
ュータとしてのオフィス系応用サービス部72aが設け
られている。応用サービス部72aは、在庫管理サービ
スなどのオフィス系の各種応用サービス(アプリケーシ
ョンソフトウェア)を行う。現状では、この応用サービ
ス部72aをリアルタイムオペレーティングシステム
(以下、リアルタイムOSと称す)77上に変更なしで
直接載せることができないので、ここでは仮想計算機7
4を介在させている。リアルタイムOS77は、実時間
処理用のOSであり、一般のOS(例えばUNIXやM
S−DOS)と異なり、応答の速さを重視するものであ
る。
【0300】尚、リアルタイムOS77上で起動可能な
オフィス系応用サービス部72bであれば、仮想計算機
74を介さずにリアルタイムOS77上に直接載せるこ
とができる。仮想計算機74は、仮想的に作り出したコ
ンピュータであり、機能的には実際の1台のコンピュー
タ(実計算機)と同等なものであって、1つの仮想計算
機上で1つのOSを稼働させることができる。本実施形
態では、仮想計算機74は回線交換機73内に組み込ま
れている。
【0301】回線交換機73は、仮想計算機74、リア
ルタイム系応用サービス部75、交換機機能部76から
なる。リアルタイム系応用サービス部75は、例えば代
行受信(留守番)、メッセージ転送(ポケットベル)と
いった一般の電話系のサービスを行う。交換機機能部7
6は、回線接続や電話番号管理などの交換機としての機
能を有するものである。図26にその構成を示す。
【0302】図26に示すように、交換機機能部76
は、端末制御部761、サービス制御部762、保守運
用部763からなる。端末制御部761は、端末機器か
らの信号を受信し、それを次のところに渡すなどの制御
を行う。サービス制御部762は、信号に応じて、どの
ようなサービスを行うかの判断を行う。保守運用部76
3は、回線のエラー情報の他、ここには電話番号情報な
ども含まれる。
【0303】また、ハードウェア68は、例えばCP
U、回線回路等の物理的な回路部分を示す。
【0304】このような構成により、電話通信網上に存
在する回線交換機と情報交換装置を兼ね備えた装置を実
現することができる。この場合、この統合サーバを実施
することで、利用者の端末機器に近いところで最終的な
形式に情報交換することができる。つまり、各サブネッ
トワークからネットワークができる場合に、そのサブネ
ットワークに適した形式に情報交換を行うことができ
る。
【0305】また、末端の統合サーバにデータを蓄積す
ることで、最終的にはその統合サーバをキャッシュとし
て利用し、通信相手となる端末機器には簡略化されたデ
ータ送信のみ、つまり、キャッシュにデータが登録され
た旨を通知する。これにより、データ量の損失を最小限
にし、また、サブネットワーク毎の特性を補うことがで
きる。
【0306】さらに、交換機を配置すれば、オフィスサ
ーバとしても利用することができる。この場合、交換機
はネットワーク上に多数配置されることが多いため、上
記第2の実施形態で説明したような分散処理が有効とな
る。
【0307】尚、図25の例では、サーバコンピュー
タ、交換機を一体化した統合サーバに情報交換装置を組
み込んだ構成を示したが、本発明はこれに限るものでは
なく、例えば情報交換装置を統合サーバ(サーバコンピ
ュータ+交換機)とは独立して設け、統合サーバから提
供される応用サービスを情報交換装置で所定の形式に変
換して送るようにしても良い。また、情報交換装置とし
ての各機能を複数の交換機に分散化して設けるようにし
ても良い。要するに、本発明はその要旨を逸脱しない範
囲で種々変更して実施することができる。
【0308】以下では、交換機に情報交換装置を設けた
場合について説明する。
【0309】図27は第3の実施形態に係る分散ネット
ワークコンピューティングシステムの構成を示すブロッ
ク図である。
【0310】今、オフィス81内に、PC82、PC8
3と、これらのPC82、PC83に有線LAN84を
介して接続される統合サーバ85が設けられているもの
とする。
【0311】統合サーバ85は、サーバコンピュータと
PBX(構内交換機)とを一体化させたコンピュータで
あり、交換機として動作するとともにサーバコンピュー
タとして応用サービスの提供を行う。
【0312】一方、オフィス91内には、PC92とこ
のPC92に有線LAN84を介して接続される統合サ
ーバ94が設けられているものとする。統合サーバ94
は、統合サーバ85と同様にサーバコンピュータとPB
X(構内交換機)とを一体化させたコンピュータであ
る。
【0313】尚、100は公衆網、101は公衆網上に
存在する構外交換機である。また、102はサービスの
提供を受ける携帯端末機器である。この携帯端末機器1
02は、オフィス91内にて構内無線95で統合サーバ
94と接続される。
【0314】このような構成において、オフィス81内
の統合サーバ85から提供される応用サービスは同じオ
フィス内に設置された端末機器(PC82、PC83)
で利用でき、また、他のオフィス91内に設置された端
末機器(PC92、携帯端末機器102)でも利用する
ことができる。
【0315】ここで、統合サーバ85のPBX85aに
情報交換機能を設けた場合には、図28(a)に示すよ
うに、統合サーバ85から提供されるサービス情報はP
BX85a、公衆網100を介して統合サーバ94に送
られる。このとき、ユーザが携帯端末機器102を使用
していれば、統合サーバ94から構内無線95を介して
サービス情報の提供を受けることになる。ただし、情報
量が多すぎるなどして携帯端末機器102でそのサービ
ス情報を受けることができないような場合には、統合サ
ーバ85のPBX85aで情報交換してから当該サービ
ス情報を再送してもらう必要がある。
【0316】一方、統合サーバ85のPBX85aと統
合サーバ94のPBX94aに情報交換機能を分散して
設けることもできる。この場合、図28(b)に示すよ
うに、PBX85aはユーザがどのような端末機器を使
用しているのかだけを判断し、サービス情報をそのまま
の形で末端の統合サーバ94に送ることができる。この
ときのサービス情報はPBX85a、公衆網100を介
して統合サーバ94に送られる。
【0317】統合サーバ94のPBX94aでは、ユー
ザが使用している端末機器の通信インフラを判断し、そ
の通信インフラのデータ伝送能力に応じて当該サービス
情報を情報交換して送る。
【0318】その際、当該サービス情報の情報量が多
く、しかも、ユーザが携帯端末機器102を使用してい
る場合には、携帯端末機器102にサービス提供の通知
のみを行い、当該サービス情報をそのままの形でPC9
2にダウンロードすれば、統合サーバ85から改めてサ
ービス情報を再送してもらわなくとも、ユーザがPC9
2を直接見に行くか、携帯端末機器102を有線LAN
93に接続することにより、サービスの提供を受けるこ
とができるようになる。
【0319】即ち、サービスの提供を受ける端末機器が
接続される末端の統合サーバをキャッシュとして利用す
ることができ、その結果、無駄な時間を節約できるとと
もに回線使用料も節約することができる。
【0320】このように、情報交換機能を回線交換機に
持たせることで、利用者の端末機器に近いところで最終
的な形式に情報交換することができる。つまり、各サブ
ネットワークからネットワークができる場合に、そのサ
ブネットワークに適した形式に情報交換を行うことがで
きる。
【0321】尚、第1の実施形態にて詳述した暗号化/
圧縮化機能や図15乃至図22に示す機能についても、
同様に本実施の形態に適用できることは勿論である。例
えば、第1の実施形態にて詳述したように、利用者が属
するグループを判断し、そのグループに対応するサービ
ス情報を選択的に送ることで、グループ毎に表示内容/
表示体裁を変えてサービス提供を行える機能について
も、本第3の実施形態にも適用できるものである。
【0322】また、上記第3の実施形態では、回線交換
機を対象として説明したが、本発明はこれに限るもので
はなく、例えばLAN同志を相互に接続するためのル―
夕であっても良い。要は、ネットワーク(回線交換機で
は公衆網、ルータではLAN)を相互接続するためのネ
ットワーク接続装置であれば、そのネットワーク接続装
置に情報交換装置を実装することで上記同様の効果を得
ることができるものである。
【0323】また、上記各実施形態において、応用サー
ビスの提供を受ける端末機器はサーバコンピュータとし
て動作するものであっても良い。
【0324】また、上述した実施形態において記載した
手法は、コンピュータに実行させることのできるプログ
ラムとして、例えば図1に示すように、磁気ディスク
(フロッピーディスク、ハ―ドディスク等)、光ディス
ク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記
録媒体、又はPCカードなどのデバイスが持つ記憶装置
に書き込んで各種装置に適用したり、通信媒体により伝
送して各種装置に適用することも可能である。本装置を
実現するコンピュータ(サーバ計算機1)は、記録媒体
に記録されたプログラムを読み込み、このプログラムに
よって動作が制御されることにより、上述した処理を実
行する。
【0325】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、情報交換
装置としての各機能を分散化することにより、処理能力
が相対的に高くない複数のサーバを組み合せて、高度な
情報交換処理機能を実現することができる。これによ
り、各種端末機器が存在するネットワーク環境におい
て、大型のサーバコンピュータを必要とせずに、各端末
機器の処理能力に応じた応用サービスの提供が可能とな
り、さらに、複数の通信インフラが混在する場合でも、
その通信インフラの通信能力に応じた応用サービスの提
供が可能となる。
【0326】その上、本発明によれば、従来のように機
能が局所集中しているためにサーバがダウンしたり、通
信網が使用不可ならばシステム全体が利用できなくな
る、といったような事態を解消でき、障害に強い応用サ
ービスの提供が可能となる。
【0327】また、本発明によれば、ネットワーク上に
複数種類の端末機器が存在する場合において、応用サー
ビスとして提供されるサービス情報を各端末機器の処理
能力に応じた形式に情報交換して送ることで、携帯性に
優れているが、情報処理能力(運算能力)や画面表示/
ユーザインタフェース提供能力が他の端末機器(PCな
ど)と比較して相対的に劣っている端末機器(PDAな
ど)を用いて分散ネットワークコンピューティングシス
テムを構築することができ、端末側では、形式は変わっ
ても、他の端末機器と同じようなサービスを受けること
ができるようになる。
【0328】さらに、複数種類の通信網が混在する場合
に、応用サービスとして提供されるサービス情報を各通
信網の通信能力に応じた形式に情報交換して送ること
で、通信インフラのデータ伝送速度/量/品質等の相対
的な差を吸収することができ、端末側では、形式は変わ
っても、他の端末機器と同じようなサービスを受けるこ
とができるようになる。
【0329】特に、このような情報交換機能を回線交換
機やルータに持たせることで、利用者の端末機器に近い
ところで最終的な形式に情報交換することができる。つ
まり、各サブネットワークからネットワークができる場
合に、そのサブネットワークに適した形式に情報交換を
行うことができる。
【0330】さらに、キャッシュとして利用することが
でき、例えば通信相手となる端末機器には簡略化された
データ送信のみ、つまり、キャッシュにデータが登録さ
れた旨を通知することで、データ量の損失を最小限に
し、また、サブネットワーク毎の特性を補うことができ
る。
【0331】また、情報交換機能を交換機/ルータ毎に
分散させることで、個々の負担を軽減することができ
る。
【0332】しかも、本発明によれば、利用者が属する
グループを判断し、そのグループに対応するサービス情
報を選択的に送るようにしたため、グループ毎に表示内
容/表示体裁を変えてサービス提供を行うことができる
ので有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る分散ネットワークコ
ンピューティングシステムの構成を示すブロック図。
【図2】情報交換装置における情報交換プロセス部の内
部構成を示すブロック図。
【図3】情報交換装置における端末情報管理部の内部構
成を示すブロック図。
【図4】情報交換装置におけるユーザインタフェース情
報管理部の内部構成を示すブロック図。
【図5】情報交換装置における利用者情報管理部の内部
構成を示すブロック図。
【図6】情報交換装置における通信インフラ情報管理部
の内部構成を示すブロック図。
【図7】一般的な応用サービスの処理動作を示すフロー
チャート。
【図8】情報交換装置を用いた場合の応用サービスの処
理動作を示すフローチャート。
【図9】端末属性を決定するプロトコルシーケンスを示
す図。
【図10】端末属性に応じた情報交換の処理動作を示す
フローチャート。
【図11】通信インフラに応じた情報交換の処理動作を
示すフローチャート。
【図12】データの暗号化を行う場合の処理動作を示す
フローチャート。
【図13】データの圧縮化を行う場合の処理動作を示す
フローチャート。
【図14】入出力機器を用いて応用サービスを利用する
場合の処理動作を示すフローチャート。
【図15】構造化文書を想定した場合の応用サービスを
含めたシステム全体の構成を示す概念図。
【図16】構造化文書の一例を示す図。
【図17】構造化文書を用いた場合の端末属性に応じた
処理動作を示すフローチャート。
【図18】構造化文書を用いた場合の通信インフラの属
性に応じた処理動作を示すフローチャート。
【図19】構造化文書を用いた場合の端末属性と通信イ
ンフラの属性に応じた処理動作を示すフローチャート。
【図20】構造化文書形式以外のサービス情報を対象と
した場合の処理動作を示すフローチャート。
【図21】グループ管理機能を説明するための図。
【図22】グループ管理された応用サービスを提供する
場合の処理動作を示すフローチャート。
【図23】本発明の第2の実施形態に係る分散ネットワ
ークコンピューティングシステムの構成を示すブロック
図。
【図24】第2の実施形態における分散処理によるサー
ビス提供処理動作を示すフローチャート。
【図25】第3の実施形態における情報交換装置を交換
機上で実現した場合の統合サーバの構成を示すブロック
図。
【図26】第3の実施形態における回線交換機の交換機
能部の構成を示すブロック図。
【図27】第3の実施形態に係る分散ネットワークコン
ピューティングシステムの構成を示すブロック図。
【図28】第3の実施形態におけるPBXに情報交換機
能を搭載した場合の処理動作を説明するための図。
【符号の説明】
1…サーバ計算機 10…情報交換装置 11…情報交換プロセス部 12…端末情報管理部 13…ユーザインタフェース情報管理部 14…利用者情報管理部 15…通信インフラ情報管理部 20…応用サービス部 30…公衆網 31…携帯情報端末 32…携帯電話 33…ポケットベル 34…FAX 40…有線LAN 41…PC 42…プリンタ 43…イメージリーダ 50…無線LAN 51…携帯用PC 117…グループ化処理部 1a…サーバ計算機(情報交換制御サーバ) 1b…サーバ計算機(端末情報管理サーバ) 1c…サーバ計算機(ユーザインタフェース情報管理サ
ーバ) 1d…サーバ計算機(利用者情報管理サーバ) 1e…サーバ計算機(通信インフラ情報管理サーバ) 2…有線LAN 70…統合サーバ 71…情報交換装置、 72a,72b…オフィス系応用サービス部 73…回線交換機 74…仮想計算機 75…応用サービス部 76…交換機機能部 77…リアルタイムOS 78…ハードウェア

Claims (85)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アプリケーションソフトウェア等の応用
    サービスを提供する情報処理装置と、この情報処理装置
    から応用サービスの提供を受ける端末機器と、上記情報
    処理装置と上記端末機器とを接続する通信網とからなる
    分散ネットワークコンピューティングシステムに於い
    て、 上記情報処理装置に情報交換装置を設け、当該情報交換
    装置に、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択するグ
    ループ化処理手段と、 上記端末機器の処理能力を示す端末属性情報を管理する
    端末属性情報管理手段と、 この端末属性情報管理手段から通信相手となる端末機器
    の端末属性情報を取得し、上記グループ化処理手段によ
    って選択された上記サービス情報を上記端末属性情報に
    基づいて特定の形式に変換する変換手段と、 この変換手段によって変換された上記サービス情報を上
    記通信網を介して送信する通信手段とを具備してなるこ
    とを特徴とする分散ネットワークコンピューティングシ
    ステム。
  2. 【請求項2】 アプリケーションソフトウェア等の応用
    サービスを提供する情報処理装置と、この情報処理装置
    から応用サービスの提供を受ける端末機器と、上記情報
    処理装置と上記端末機器とを接続する通信網とからなる
    分散ネットワークコンピューティングシステムに於い
    て、 上記情報処理装置に情報交換装置を設け、当該情報交換
    装置に、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択するグ
    ループ化処理手段と、 上記通信網の通信能力を示す通信インフラ情報を管理す
    る通信インフラ情報管理手段と、 この通信インフラ情報管理手段から通信相手となる端末
    機器が接続されている通信網の通信インフラ情報を取得
    し、上記グループ化処理手段によって選択された上記サ
    ービス情報を上記通信インフラ情報に基づいて特定の形
    式に変換する変換手段と、 この変換手段によって変換された上記サービス情報を上
    記通信網を介して送信する通信手段とを具備してなるこ
    とを特徴とする分散ネットワークコンピューティングシ
    ステム。
  3. 【請求項3】 アプリケーションソフトウェア等の応用
    サービスを提供する情報処理装置と、この情報処理装置
    から応用サービスの提供を受ける端末機器と、上記情報
    処理装置と上記端末機器とを接続する通信網とからなる
    分散ネットワークコンピューティングシステムに於い
    て、 上記情報処理装置に情報交換装置を設け、当該情報交換
    装置に、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択するグ
    ループ化処理手段と、 上記端末機器の処理能力を示す端末属性情報を管理する
    端末属性情報管理手段と、 上記通信網の通信能力を示す通信インフラ情報を管理す
    る通信インフラ情報管理手段と、 上記端末属性情報管理手段から通信相手となる端末機器
    の端末属性情報を取得するとともに、上記通信インフラ
    情報管理手段から同端末機器が接続されている通信網の
    通信インフラ情報を取得し、上記グループ化処理手段に
    よって選択された上記サービス情報を特定の形式に変換
    する変換手段と、 この変換手段によって変換された上記サービス情報を上
    記通信網を介して送信する通信手段とを具備してなるこ
    とを特徴とする分散ネットワークコンピューティングシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 上記端末機器および上記通信網のうち、
    少なくともいずれかがネットワーク上に複数存在するこ
    とを特徴とする請求項1、又は2、又は3記載の分散ネ
    ットワークコンピューティングシステム。
  5. 【請求項5】 上記端末機器は、ネットワーク上に複数
    種存在することを特徴とする請求項1、又は2、又は3
    記載の分散ネットワークコンピューティングシステム。
  6. 【請求項6】 上記通信網は、ネットワーク上に複数種
    存在することを特徴とする請求項1、又は2、又は3記
    載の分散ネットワークコンピューティングシステム。
  7. 【請求項7】 上記サービス情報は、構造化文書形式等
    の部品データ形式で記述されていることを特徴とする請
    求項1、又は2、又は3記載の分散ネットワークコンピ
    ューティングシステム。
  8. 【請求項8】 上記情報交換装置は、上記端末機器毎に
    固有の操作方法を示すユーザインタフェース情報を管理
    するユーザインタフェース情報管理手段を有し、上記変
    換手段は、このユーザインタフェース情報管理手段から
    通信相手となる端末機器に対応するユーザインタフェー
    ス情報を取得し、上記解析手段によって解析された上記
    サービス情報を上記ユーザインタフェース情報に基づい
    て特定の形式に変換することを特徴とする請求項1、又
    は2、又は3記載の分散ネットワークコンピューティン
    グシステム。
  9. 【請求項9】 上記情報交換装置は、利用者毎に固有の
    操作方法を示す利用者情報を管理する利用者情報管理手
    段を有し、上記変換手段は、この利用者情報管理手段か
    ら通信相手となる端末機器に対応する利用者情報を取得
    し、上記解析手段によって解析された上記サービス情報
    を上記利用者情報に基づいて特定の形式に変換すること
    を特徴とする請求項1、又は2、又は3記載の分散ネッ
    トワークコンピューティングシステム。
  10. 【請求項10】 上記情報交換装置は、上記端末属性情
    報に基づいてデータの暗号化が可能か否かを判断する暗
    号化判断手段と、この暗号化判断手段によってデータの
    暗号化が可能であると判断された場合に上記サービス情
    報を暗号化する暗号化手段とを具備したことを特徴とす
    る請求項1記載の分散ネットワークコンピューティング
    システム。
  11. 【請求項11】 上記暗号化手段は、上記端末機器の処
    理能力に応じて暗号化のレベルを変更することを特徴と
    する請求項10記載の分散ネットワークコンピューティ
    ングシステム。
  12. 【請求項12】 上記情報交換装置は、上記通信インフ
    ラ情報に基づいてデータの暗号化が可能か否かを判断す
    る暗号化判断手段と、この暗号化判断手段によってデー
    タの暗号化が可能であると判断された場合に上記サービ
    ス情報を暗号化する暗号化手段とを具備したことを特徴
    とする請求項2記載の分散ネットワークコンピューティ
    ングシステム。
  13. 【請求項13】 上記暗号化手段は、上記通信網の通信
    能力に応じて暗号化のレベルを変更することを特徴とす
    る請求項12記載の分散ネットワークコンピューティン
    グシステム。
  14. 【請求項14】 上記情報交換装置は、上記端末属性情
    報および上記通信インフラ情報に基づいてデータの暗号
    化が可能か否かを判断する暗号化判断手段と、この暗号
    化判断手段によってデータの暗号化が可能であると判断
    された場合に上記サービス情報を暗号化する暗号化手段
    とを具備したことを特徴とする請求項3記載の分散ネッ
    トワークコンピューティングシステム。
  15. 【請求項15】 上記暗号化手段は、上記端末機器の処
    理能力および上記通信網の通信能力に応じて暗号化のレ
    ベルを変更することを特徴とする請求項14記載の分散
    ネットワークコンピューティングシステム。
  16. 【請求項16】 上記情報交換装置は、上記端末属性情
    報に基づいてデータの圧縮化が可能か否かを判断する圧
    縮化判断手段と、この圧縮化判断手段によってデータの
    圧縮化が可能であると判断された場合に上記サービス情
    報を圧縮化する圧縮化手段とを具備したことを特徴とす
    る請求項1記載の分散ネットワークコンピューティング
    システム。
  17. 【請求項17】 上記圧縮化手段は、上記端末機器の処
    理能力に応じて圧縮化のレベルを変更することを特徴と
    する請求項16記載の分散ネットワークコンピューティ
    ングシステム。
  18. 【請求項18】 上記情報交換装置は、上記通信インフ
    ラ情報に基づいてデータの圧縮化が可能か否かを判断す
    る圧縮化判断手段と、この圧縮化判断手段によってデー
    タの圧縮化が可能であると判断された場合に上記サービ
    ス情報を圧縮化する圧縮化手段とを具備したことを特徴
    とする請求項2記載の分散ネットワークコンピューティ
    ングシステム。
  19. 【請求項19】 上記圧縮化手段は、上記通信網の通信
    能力に応じて圧縮化のレベルを変更することを特徴とす
    る請求項18記載の分散ネットワークコンピューティン
    グシステム。
  20. 【請求項20】 上記情報交換装置は、上記端末属性情
    報および上記通信インフラ情報に基づいてデータの圧縮
    化が可能か否かを判断する圧縮化判断手段と、この圧縮
    化判断手段によってデータの圧縮化が可能であると判断
    された場合に上記サービス情報を圧縮化する圧縮化手段
    とを具備したことを特徴とする請求項3記載の分散ネッ
    トワークコンピューティングシステム。
  21. 【請求項21】 上記圧縮化手段は、上記端末機器の処
    理能力および上記通信網の通信能力に応じて圧縮化のレ
    ベルを変更することを特徴とする請求項20記載の分散
    ネットワークコンピューティングシステム。
  22. 【請求項22】 通信網を介して接続された端末機器に
    応用サービスを提供する情報処理装置に設けられる情報
    交換装置であって、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択するグ
    ループ化処理手段と、 上記端末機器の処理能力を示す端末属性情報を管理する
    端末属性情報管理手段と、 この端末属性情報管理手段から通信相手となる端末機器
    の端末属性情報を取得し、上記グループ化処理手段によ
    って選択された上記サービス情報を上記端末属性情報に
    基づいて特定の形式に変換する変換手段と、 この変換手段によって変換された上記サービス情報を上
    記通信網を介して送信する通信手段とを具備したことを
    特徴とする情報交換装置。
  23. 【請求項23】 通信網を介して接続された端末機器に
    応用サービスを提供する情報処理装置に設けられる情報
    交換装置であって、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択するグ
    ループ化処理手段と、 上記通信網の通信能力を示す通信インフラ情報を管理す
    る通信インフラ情報管理手段と、 この通信インフラ情報管理手段から通信相手となる端末
    機器が接続されている通信網の通信インフラ情報を取得
    し、上記グループ化処理手段によって選択された上記サ
    ービス情報を上記通信インフラ情報に基づいて特定の形
    式に変換する変換手段と、 この変換手段によって変換された上記サービス情報を上
    記通信網を介して送信する通信手段とを具備したことを
    特徴とする情報交換装置。
  24. 【請求項24】 通信網を介して接続された端末機器に
    応用サービスを提供する情報処理装置に設けられる情報
    交換装置であって、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択するグ
    ループ化処理手段と、 上記端末機器の処理能力を示す端末属性情報を管理する
    端末属性情報管理手段と、 上記通信網の通信能力を示す通信インフラ情報を管理す
    る通信インフラ情報管理手段と、 上記端末属性情報管理手段から通信相手となる端末機器
    の端末属性情報を取得するとともに、上記通信インフラ
    情報管理手段から同端末機器が接続されている通信網の
    通信インフラ情報を取得し、上記グループ化処理手段に
    よって選択された上記サービス情報を上記端末属性情報
    および上記通信インフラ情報に基づいて特定の形式に変
    換する変換手段と、 この変換手段によって変換された上記サービス情報を上
    記通信網を介して送信する通信手段とを具備したことを
    特徴とする情報交換装置。
  25. 【請求項25】 上記サービス情報は、構造化文書形式
    等の部品データ形式で記述されていることを特徴とする
    請求項22、又は23、又は24記載の情報交換装置。
  26. 【請求項26】 通信網を介して接続された端末機器に
    応用サービスを提供する情報処理装置に設けられる情報
    交換方法であって、 上記端末機器の処理能力を示す端末属性情報を端末属性
    情報管理部に登録しておき、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択し、 上記端末属性情報管理部から通信相手となる端末機器の
    端末属性情報を取得し、 上記選択されたサービス情報を上記端末属性情報に基づ
    いて特定の形式に変換し、 この変換後のサービス情報を上記通信網を介して送信す
    るようにしたことを特徴とする情報交換方法。
  27. 【請求項27】 通信網を介して接続された端末機器に
    応用サービスを提供する情報処理装置に設けられる情報
    交換方法であって、 上記通信網の通信能力を示す通信インフラ情報を通信イ
    ンフラ情報管理部に登録しておき、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択し、 上記通信インフラ情報管理部から通信相手となる端末機
    器が接続されている通信網の通信インフラ情報を取得
    し、 上記選択されたサービス情報を上記通信インフラ情報に
    基づいて特定の形式に変換し、 この変換後のサービス情報を上記通信網を介して送信す
    るようにしたことを特徴とする情報交換方法。
  28. 【請求項28】 通信網を介して接続された端末機器に
    応用サービスを提供する情報処理装置に設けられる情報
    交換方法であって、 上記端末機器の処理能力を示す端末属性情報を端末属性
    情報管理部に登録し、上記通信網の通信能力を示す通信
    インフラ情報を通信インフラ情報管理部に登録してお
    き、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択し、 上記端末属性情報管理部から通信相手となる端末機器の
    端末属性情報を取得するとともに、上記通信インフラ情
    報管理部から同端末機器が接続されている通信網の通信
    インフラ情報を取得し、 上記選択されたサービス情報を上記端末属性情報および
    上記通信インフラ情報に基づいて特定の形式に変換し、 この変換後のサービス情報を上記通信網を介して送信す
    るようにしたことを特徴とする情報交換方法。
  29. 【請求項29】 端末機器を使用する利用者が属するグ
    ループを判断し、そのグループに対応するサービス情報
    を選択し、 端末機器の処理能力を調べ、 上記端末機器の処理能力が高ければ、上記選択されたサ
    ービス情報を通信インフラの通信能力に応じて所定の形
    式に情報交換し、 上記端末機器の処理能力が低ければ、上記選択されたサ
    ービス情報を上記端末機器の処理能力に応じて所定の形
    式に情報交換するようにしたことを特徴とする情報交換
    方法。
  30. 【請求項30】 アプリケーションソフトウェア等の応
    用サービスを提供する情報処理装置と、この情報処理装
    置から応用サービスの提供を受ける種々の端末機器と、
    上記情報処理装置と上記端末機器とを接続する通信網と
    からなる分散ネットワークコンピューティングシステム
    であって、 ネットワークを相互接続するためのネットワーク接続手
    段、及び当該ネットワーク接続手段に設けられる情報交
    換装置を有し、 上記情報交換装置に、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択するグ
    ループ化処理手段と、 上記端末機器の処理能力を示す端末属性情報を管理する
    端末属性情報管理手段と、 この端末属性情報管理手段から通信相手となる端末機器
    の端末属性情報を取得し、上記グループ化処理手段によ
    って選択された上記サービス情報を上記端末属性情報に
    基づいて特定の形式に変換する変換手段と、 この変換手段によって変換された上記サービス情報を上
    記通信網を介して送信する通信手段とを具備してなるこ
    とを特徴とする分散ネットワークコンピューティングシ
    ステム。
  31. 【請求項31】 アプリケーションソフトウェア等の応
    用サービスを提供する情報処理装置と、この情報処理装
    置から応用サービスの提供を受ける端末機器と、上記情
    報処理装置と上記端末機器とを接続する通信網とからな
    る分散ネットワークコンピューティングシステムであっ
    て、 ネットワークを相互接続するためのネットワーク接続手
    段、及び当該ネットワーク接続手段に設けられる情報交
    換装置を有し、 上記情報交換装置に、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択するグ
    ループ化処理手段と、 上記通信網の通信能力を示す通信インフラ情報を管理す
    る通信インフラ情報管理手段と、 この通信インフラ情報管理手段から通信相手となる端末
    機器が接続されている通信網の通信インフラ情報を取得
    し、上記グループ化処理手段によって選択された上記サ
    ービス情報を上記通信インフラ情報に基づいて特定の形
    式に変換する変換手段と、 この変換手段によって変換された上記サービス情報を上
    記通信網を介して送信する通信手段とを具備してなるこ
    とを特徴とする分散ネットワークコンピューティングシ
    ステム。
  32. 【請求項32】 アプリケーションソフトウェア等の応
    用サービスを提供する情報処理装置と、この情報処理装
    置から応用サービスの提供を受ける端末機器と、上記情
    報処理装置と上記端末機器とを接続する通信網とからな
    る分散ネットワークコンピューティングシステムであっ
    て、 ネットワークを相互接続するためのネットワーク接続手
    段、及び当該ネットワーク接続手段に設けられる情報交
    換装置を有し、 上記情報交換装置に、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択するグ
    ループ化処理手段と、 上記端末機器の処理能力を示す端末属性情報を管理する
    端末属性情報管理手段と、 上記通信網の通信能力を示す通信インフラ情報を管理す
    る通信インフラ情報管理手段と、 上記端末属性情報管理手段から通信相手となる端末機器
    の端末属性情報を取得するとともに、上記通信インフラ
    情報管理手段から同端末機器が接続されている通信網の
    通信インフラ情報を取得し、上記グループ化処理手段に
    よって選択された上記サービス情報を特定の形式に変換
    する変換手段と、 この変換手段によって変換された上記サービス情報を上
    記通信網を介して送信する通信手段とを具備してなるこ
    とを特徴とする分散ネットワークコンピューティングシ
    ステム。
  33. 【請求項33】 アプリケーションソフトウェア等の応
    用サービスを提供する第1の情報処理装置と、この第1
    の情報処理装置から応用サービスの提供を受ける種々の
    端末機器と、上記第1の情報処理装置と上記端末機器と
    を接続する通信網とからなる分散ネットワークコンピュ
    ーティングシステムであって、 上記第1の情報処理装置とは別に上記通信網に接続され
    る第2の情報処理装置に、上記端末機器の処理能力を示
    す端末属性情報を管理する端末属性情報管理手段を設
    け、 上記第1の情報処理装置に、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択するグ
    ループ化処理手段と、 上記端末属性情報管理手段を有する第2の情報処理装置
    を検索する検索手段と、 この検索手段により検索された上記第2の情報処理装置
    を対象として、上記端末属性情報管理手段から通信相手
    となる端末機器の端末属性情報を取得し、上記グループ
    化処理手段によって選択された上記サービス情報を上記
    端末属性情報に基づいて特定の形式に変換する変換手段
    と、 この変換手段によって変換された上記サービス情報を上
    記通信網を介して送信する通信手段とを具備してなるこ
    とを特徴とする分散ネットワークコンピューティングシ
    ステム。
  34. 【請求項34】 アプリケーションソフトウェア等の応
    用サービスを提供する第1の情報処理装置と、この第1
    の情報処理装置から応用サービスの提供を受ける端末機
    器と、上記第1の情報処理装置と上記端末機器とを接続
    する通信網とからなる分散ネットワークコンピューティ
    ングシステムにあって、 上記第1の情報処理装置とは別に上記通信網に接続され
    る第2の情報処理装置に、上記通信網の処理能力を示す
    通信インフラ情報を管理する通信インフラ情報管理手段
    を設け、 上記第1の情報処理装置に、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択するグ
    ループ化処理手段と、 上記通信インフラ情報管理手段を有する第2の情報処理
    装置を検索する検索手段と、 この検索手段により検索された上記第2の情報処理装置
    を対象として、上記通信インフラ情報管理手段から通信
    相手となる端末機器の通信インフラ情報を取得し、上記
    グループ化処理手段によって選択された上記サービス情
    報を上記通信インフラ情報に基づいて特定の形式に変換
    する変換手段と、 この変換手段によって変換された上記サービス情報を上
    記通信網を介して送信する通信手段とを具備してなるこ
    とを特徴とする分散ネットワークコンピューティングシ
    ステム。
  35. 【請求項35】 アプリケーションソフトウェア等の応
    用サービスを提供する第1の情報処理装置と、この第1
    の情報処理装置から応用サービスの提供を受ける端末機
    器と、上記第1の情報処理装置と上記端末機器とを接続
    する通信網とからなる分散ネットワークコンピューティ
    ングシステムであって、 上記第1の情報処理装置とは別に上記通信網に接続され
    る第2の情報処理装置に、上記端末機器の処理能力を示
    す端末属性情報を管理する端末属性情報管理手段および
    上記通信網の処理能力を示す通信インフラ情報を管理す
    る通信インフラ情報管理手段を設け、 上記第1の情報処理装置に、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択するグ
    ループ化処理手段と、 上記端末属性情報管理手段および上記通信インフラ情報
    管理手段を有する第2の情報処理装置を検索する検索手
    段と、 この検索手段により検索された上記第2の情報処理装置
    を対象として、上記端末属性情報管理手段から通信相手
    となる端末機器の端末属性情報を取得すると共に、上記
    通信インフラ情報管理手段から通信相手となる端末機器
    の通信インフラ情報を取得し、上記グループ化処理手段
    によって選択された上記サービス情報を上記端末属性情
    報に基づいて特定の形式に変換する変換手段と、 この変換手段によって変換された上記サービス情報を上
    記通信網を介して送信する通信手段とを具備してなるこ
    とを特徴とする分散ネットワークコンピューティングシ
    ステム。
  36. 【請求項36】 上記端末機器、および上記通信網のう
    ち、少なくともいずれかがネットワーク上に複数存在す
    ることを特徴とする請求項30、又は31、又は32、
    又は33、又は34、又は35記載の分散ネットワーク
    コンピューティングシステム。
  37. 【請求項37】 上記端末機器は、ネットワーク上に複
    数種存在することを特徴とする請求項30、又は31、
    又は32、又は33、又は34、又は35、又は36記
    載の分散ネットワークコンピューティングシステム。
  38. 【請求項38】 上記通信網は、ネットワーク上に複数
    種存在することを特徴とする請求項30、又は31、又
    は32、又は33、又は34、又は35、又は36記載
    の分散ネットワークコンピューティングシステム。
  39. 【請求項39】 上記端末機器は、サーバコンピュータ
    として機能することを特徴とする請求項30、又は3
    1、又は32、又は33、又は34、又は35記載の分
    散ネットワークコンピューティングシステム。
  40. 【請求項40】 上記ネットワーク接続手段は、ネット
    ワーク上に複数存在し、これらのネットワーク接続手段
    に上記情報交換装置としての各機能を分散化して設けた
    ことを特徴とする請求項30、又は31、又は32記載
    の分散ネットワークコンピューティングシステム。
  41. 【請求項41】 上記ネットワーク接続手段は、上記情
    報処理装置に一体に設けられ、上記情報処理装置ととも
    に統合サーバを構成することを特徴とする請求項30、
    又は31、又は32記載の分散ネットワークコンピュー
    ティングシステム。
  42. 【請求項42】 上記情報交換装置は、上記情報処理装
    置および上記ネットワーク接続手段とは独立してネット
    ワーク上に設けられることを特徴とする請求項30、又
    は31、又は32記載の分散ネットワークコンピューテ
    ィングシステム。
  43. 【請求項43】 上記情報交換装置は、上記端末機器毎
    に固有の操作方法を示すユーザインタフェース情報を管
    理するユーザインタフェース情報管理手段を有し、上記
    変換手段は、このユーザインタフェース情報管理手段か
    ら通信相手となる端末機器に対応するユーザインタフェ
    ース情報を取得し、応用サービスとして提供されるサー
    ビス情報を上記ユーザインタフェース情報に基づいて特
    定の形式に変換することを特徴とする請求項30、又は
    31、又は32記載の分散ネットワークコンピューティ
    ングシステム。
  44. 【請求項44】 上記情報交換装置は、利用者毎に固有
    の操作方法を示す利用者情報を管理する利用者情報管理
    手段を有し、上記変換手段は、この利用者情報管理手段
    から通信相手となる端末機器に対応する利用者情報を取
    得し、応用サービスとして提供されるサービス情報を上
    記利用者情報に基づいて特定の形式に変換することを特
    徴とする請求項1、又は2、又は3記載の分散ネットワ
    ークコンピューティングシステム。
  45. 【請求項45】 上記情報交換装置は、上記端末属性情
    報に基づいてデータの暗号化が可能か否かを判断する暗
    号化判断手段と、この暗号化判断手段によってデータの
    暗号化が可能であると判断された場合に、応用サービス
    として提供されるサービス情報を暗号化する暗号化手段
    とを具備したことを特徴とする請求項1記載の分散ネッ
    トワークコンピューティングシステム。
  46. 【請求項46】 上記第2の情報処理装置は、上記端末
    機器毎に固有の操作方法を示すユーザインタフェース情
    報を管理するユーザインタフェース情報管理手段を有
    し、上記検索手段は、上記ユーザインタフェース情報管
    理手段を有する第2の情報処理装置を検索し、上記変換
    手段は、この検索手段により検索された上記第2の情報
    処理装置を対象として、上記ユーザインタフェース情報
    管理手段から通信相手となる端末機器に対応するユーザ
    インタフェース情報を取得し、応用サービスとして提供
    されるサービス情報を上記ユーザインタフェース情報に
    基づいて特定の形式に変換することを特徴とする請求項
    4、又は5、又は6記載の分散ネットワークコンピュー
    ティングシステム。
  47. 【請求項47】 上記第2の情報処理装置は、利用者毎
    に固有の操作方法を示す利用者情報を管理する利用者情
    報管理手段を有し、上記検索手段は、上記利用者情報管
    理手段からを有する第2の情報処理装置を検索し、上記
    変換手段は、この検索手段により検索された上記第2の
    情報処理装置を対象として、上記利用者情報管理手段か
    ら通信相手となる端末機器に対応する利用者情報を取得
    し、応用サービスとして提供されるサービス情報を上記
    利用者情報に基づいて特定の形式に変換することを特徴
    とする請求項33、又は34、又は35記載の分散ネッ
    トワークコンピューティングシステム。
  48. 【請求項48】 上記第2の情報処理装置は、上記端末
    属性情報に基づいてデータの暗号化が可能か否かを判断
    する暗号化判断手段と、この暗号化判断手段によってデ
    ータの暗号化が可能であると判断された場合に、応用サ
    ービスとして提供されるサービス情報を暗号化する暗号
    化手段とを具備したことを特徴とする請求項33記載の
    分散ネットワークコンピューティングシステム。
  49. 【請求項49】 上記暗号化手段は、上記端末機器の処
    理能力に応じて暗号化のレベルを変更することを特徴と
    する請求項45、又は48記載の分散ネットワークコン
    ピューティングシステム。
  50. 【請求項50】 上記情報交換装置は、 上記通信インフラ情報に基づいてデータの暗号化が可能
    か否かを判断する暗号化判断手段と、 この暗号化判断手段によってデータの暗号化が可能であ
    ると判断された場合に、応用サービスとして提供される
    サービス情報を暗号化する暗号化手段とを具備したこと
    を特徴とする請求項31記載の分散ネットワークコンピ
    ューティングシステム。
  51. 【請求項51】 上記第2の情報処理装置は、上記通信
    インフラ情報に基づいてデータの暗号化が可能か否かを
    判断する暗号化判断手段と、この暗号化判断手段によっ
    てデータの暗号化が可能であると判断された場合に、応
    用サービスとして提供されるサービス情報を暗号化する
    暗号化手段とを具備したことを特徴とする請求項34記
    載の分散ネットワークコンピューティングシステム。
  52. 【請求項52】 上記暗号化手段は、上記通信網の通信
    能力に応じて暗号化のレベルを変更することを特徴とす
    る請求項50、又は51記載の分散ネットワークコンピ
    ューティングシステム。
  53. 【請求項53】 上記情報交換装置は、上記端末属性情
    報および上記通信インフラ情報に基づいてデータの暗号
    化が可能か否かを判断する暗号化判断手段と、この暗号
    化判断手段によってデータの暗号化が可能であると判断
    された場合に、応用サービスとして提供されるサービス
    情報を暗号化する暗号化手段とを具備したことを特徴と
    する請求項32記載の分散ネットワークコンピューティ
    ングシステム。
  54. 【請求項54】 上記第2の情報処理装置は、上記端末
    属性情報および上記通信インフラ情報に基づいてデータ
    の暗号化が可能か否かを判断する暗号化判断手段と、こ
    の暗号化判断手段によってデータの暗号化が可能である
    と判断された場合に、応用サービスとして提供されるサ
    ービス情報を暗号化する暗号化手段とを具備したことを
    特徴とする請求項33記載の分散ネットワークコンピュ
    ーティングシステム。
  55. 【請求項55】 上記暗号化手段は、上記端末機器の処
    理能力および上記通信網の通信能力に応じて暗号化のレ
    ベルを変更することを特徴とする請求項53、又は54
    記載の分散ネットワークコンピューティングシステム。
  56. 【請求項56】 上記情報交換装置は、 上記端末属性情報に基づいてデータの圧縮化が可能か否
    かを判断する圧縮化判断手段と、この圧縮化判断手段に
    よってデータの圧縮化が可能であると判断された場合
    に、応用サービスとして提供されるサービス情報を圧縮
    化する圧縮化手段とを具備したことを特徴とする請求項
    30記載の分散ネットワークコンピューティングシステ
    ム。
  57. 【請求項57】 上記第2の情報処理装置は、上記端末
    属性情報に基づいてデータの圧縮化が可能か否かを判断
    する圧縮化判断手段と、この圧縮化判断手段によってデ
    ータの圧縮化が可能であると判断された場合に、応用サ
    ービスとして提供されるサービス情報を圧縮化する圧縮
    化手段とを具備したことを特徴とする請求項33記載の
    分散ネットワークコンピューティングシステム。
  58. 【請求項58】 上記圧縮化手段は、上記端末機器の処
    理能力に応じて圧縮化のレベルを変更することを特徴と
    する請求項56、又は57記載の分散ネットワークコン
    ピューティングシステム。
  59. 【請求項59】 上記情報交換装置は、上記通信インフ
    ラ情報に基づいてデータの圧縮化が可能か否かを判断す
    る圧縮化判断手段と、この圧縮化判断手段によってデー
    タの圧縮化が可能であると判断された場合に、応用サー
    ビスとして提供されるサービス情報を圧縮化する圧縮化
    手段とを具備したことを特徴とする請求項31記載の分
    散ネットワークコンピューティングシステム。
  60. 【請求項60】 上記第2の情報処理装置は、上記通信
    インフラ情報に基づいてデータの圧縮化が可能か否かを
    判断する圧縮化判断手段と、この圧縮化判断手段によっ
    てデータの圧縮化が可能であると判断された場合に、応
    用サービスとして提供されるサービス情報を圧縮化する
    圧縮化手段とを具備したことを特徴とする請求項34記
    載の分散ネットワークコンピューティングシステム。
  61. 【請求項61】 上記圧縮化手段は、上記通信網の通信
    能力に応じて圧縮化のレベルを変更することを特徴とす
    る請求項59、又は60記載の分散ネットワークコンピ
    ューティングシステム。
  62. 【請求項62】 上記情報交換装置は、上記端末属性情
    報および上記通信インフラ情報に基づいてデータの圧縮
    化が可能か否かを判断する圧縮化判断手段と、この圧縮
    化判断手段によってデータの圧縮化が可能であると判断
    された場合に、応用サービスとして提供されるサービス
    情報を圧縮化する圧縮化手段とを具備したことを特徴と
    する請求項32記載の分散ネットワークコンピューティ
    ングシステム。
  63. 【請求項63】 上記第2の情報処理装置は、上記端末
    属性情報および上記通信インフラ情報に基づいてデータ
    の圧縮化が可能か否かを判断する圧縮化判断手段と、こ
    の圧縮化判断手段によってデータの圧縮化が可能である
    と判断された場合に、応用サービスとして提供されるサ
    ービス情報を圧縮化する圧縮化手段とを具備したことを
    特徴とする請求項35記載の分散ネットワークコンピュ
    ーティングシステム。
  64. 【請求項64】 上記圧縮化手段は、上記端末機器の処
    理能力および上記通信網の通信能力に応じて圧縮化のレ
    ベルを変更することを特徴とする請求項62、又は63
    記載の分散ネットワークコンピューティングシステム。
  65. 【請求項65】 ネットワークを相互接続するためのネ
    ットワーク接続装置に情報交換機能を設け、 情報処理装置から応用サービスとして提供されるサービ
    ス情報を端末機器に送信する際に、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択し、 上記ネットワーク接続装置側で当該端末機器の処理能力
    を判断し、 上記選択されたサービス情報を上記処理能力に応じて上
    記サービス情報を特定の形式に変換するようにしたこと
    を特徴とする情報交換方法。
  66. 【請求項66】 ネットワークを相互接続するためのネ
    ットワーク接続装置に情報交換機能を設け、 情報処理装置から応用サービスとして提供されるサービ
    ス情報を端末機器に送信する際に、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択し、 上記ネットワーク接続装置側で当該端末機器が接続され
    た通信網の通信能力を判断し、 その通信能力に応じて上記選択されたサービス情報を特
    定の形式に変換し、この変換後のサービス情報を上記通
    信網を介して送信するようにしたことを特徴とする情報
    交換方法。
  67. 【請求項67】 ネットワークを相互接続するためのネ
    ットワーク接続装置に情報交換機能を設け、 情報処理装置から応用サービスとして提供されるサービ
    ス情報を端末機器に送信する際に、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択し、 上記ネットワーク接続装置側で当該端末機器の処理能力
    および当該端末機器が接続された通信網の通信能力を判
    断し、 その処理能力および通信能力に応じて上記選択されたサ
    ービス情報を特定の形式に変換し、 この変換後のサービス情報を上記通信網を介して送信す
    るようにしたことを特徴とする情報交換方法。
  68. 【請求項68】 通信網を介して接続された端末機器に
    応用サービスを提供する第1の情報処理装置に設けられ
    る情報交換方法であって、 上記第1の情報処理装置とは別に上記通信網に接続され
    る第2の情報処理装置に端末属性情報管理部を設け、上
    記端末機器の処理能力を示す端末属性情報を上記端末属
    性情報管理部に登録しておき、 上記端末属性情報管理部を有する第2の情報処理装置を
    検索し、 この第2の情報処理装置を対象として、上記端末属性情
    報管理部から通信相手となる端末機器の端末属性情報を
    取得し、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択し、 応用サービスとして提供される上記選択されたサービス
    情報を上記端末属性情報に基づいて特定の形式に変換
    し、 この変換された上記サービス情報を上記通信網を介して
    送信するようにしたことを特徴とする情報交換方法。
  69. 【請求項69】 通信網を介して接続された端末機器に
    応用サービスを提供する第1の情報処理装置に設けられ
    る情報交換方法であって、 上記第1の情報処理装置とは別に上記通信網に接続され
    る第2の情報処理装置に通信インフラ情報管理部を設
    け、上記通信網の通信能力を示す通信インフラ情報を上
    記通信インフラ情報管理部に登録しておき、 上記通信インフラ情報管理部を有する第2の情報処理装
    置を検索し、 この第2の情報処理装置を対象として、上記通信インフ
    ラ情報管理部から通信相手となる端末機器が接続されて
    いる通信網の通信インフラ情報を取得し、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択し、 応用サービスとして提供される上記選択されたサービス
    情報を上記通信インフラ情報に基づいて特定の形式に変
    換し、 この変換された上記サービス情報を上記通信網を介して
    送信するようにしたことを特徴とする情報交換方法。
  70. 【請求項70】 通信網を介して接続された端末機器に
    応用サービスを提供する第1の情報処理装置に設けられ
    る情報交換方法であって、 上記第1の情報処理装置とは別に上記通信網に接続され
    る第2の情報処理装置に端末属性情報管理部および通信
    インフラ情報管理部を設け、 上記端末機器の処理能力を示す端末属性情報を上記端末
    属性情報管理部に登録し、 上記通信網の通信能力を示す通信インフラ情報を上記通
    信インフラ情報管理部に登録しておき、 上記端末属性情報管理部および通信インフラ情報管理部
    を有する第2の情報処理装置を検索し、 この第2の情報処理装置を対象として、上記端末属性情
    報管理部から通信相手となる端末機器の端末属性情報を
    取得すると共に、上記通信インフラ情報管理部から同端
    末機器が接続されている通信網の通信インフラ情報を取
    得し、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択し、 応用サービスとして提供される上記選択されたサービス
    情報を上記端末属性情報および上記通信インフラ情報に
    基づいて特定の形式に変換し、 この変換された上記サービス情報を上記通信網を介して
    送信するようにしたことを特徴とする情報交換方法。
  71. 【請求項71】 通信網を介して接続された端末機器に
    応用サービスを提供するコンピュータに用いられる記録
    媒体であって、 上記端末機器の処理能力を示す端末属性情報を端末属性
    情報管理部に登録する機能と、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択する機
    能と、 上記端末属性情報管理部から通信相手となる端末機器の
    端末属性情報を取得する機能と、 上記選択されたサービス情報を上記端末属性情報に基づ
    いて特定の形式に変換する機能と、 この変換後のサービス情報を上記通信網を介して送信す
    る機能とを実現させるための情報交換制御プログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  72. 【請求項72】 通信網を介して接続された端末機器に
    応用サービスを提供するコンピュータに用いられる記録
    媒体であって、 上記通信網の通信能力を示す通信インフラ情報を通信イ
    ンフラ情報管理部に登録する機能と、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択する機
    能と、 上記通信インフラ情報管理部から通信相手となる端末機
    器が接続されている通信網の通信インフラ情報を取得す
    る機能と、 上記選択されたサービス情報を上記通信インフラ情報に
    基づいて特定の形式に変換する機能と、 この変換後のサービス情報を上記通信網を介して送信す
    る機能とを実現させるための情報交換制御プログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  73. 【請求項73】 通信網を介して接続された端末機器に
    応用サービスを提供するコンピュータに用いられる記録
    媒体であって、 上記端末機器の処理能力を示す端末属性情報を端末属性
    情報管理部に登録する機能と、 上記通信網の通信能力を示す通信インフラ情報を通信イ
    ンフラ情報管理部に登録する機能と、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択する機
    能と、 上記端末属性情報管理部から通信相手となる端末機器の
    端末属性情報を取得するとともに、上記通信インフラ情
    報管理部から同端末機器が接続されている通信網の通信
    インフラ情報を取得する機能と、 上記選択されたサービス情報を上記端末属性情報および
    上記通信インフラ情報に基づいて特定の形式に変換する
    機能と、 この変換後のサービス情報を上記通信網を介して送信す
    る機能とを実現させるための情報交換制御プログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  74. 【請求項74】 通信網を介して接続された端末機器に
    応用サービス情報を提供する情報処理装置に用いられる
    記録媒体であって、 上記端末機器の処理能力を示す端末属性情報を端末属性
    情報管理部に登録する機能と、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択する機
    能と、 上記端末属性情報管理部から通信相手となる端末機器の
    端末属性情報を取得する機能と、 上記選択されたサービス情報を上記端末属性情報に基づ
    いて特定の形式に変換する機能と、 この変換後のサービス情報を上記通信網を介して送信す
    るする機能とを実現させるための情報交換プログラムを
    記録したコンピュータ読取り可能な記憶媒体。
  75. 【請求項75】 通信網を介して接続された端末機器に
    応用サービス情報を提供する情報処理装置に用いられる
    記録媒体であって、 上記通信網の通信能力を示す通信インフラ情報を通信イ
    ンフラ情報管理部に登録する機能と、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択する機
    能と、 上記通信インフラ情報管理部から通信相手となる端末機
    器が接続されている通信網の通信インフラ情報を取得す
    る機能と、 上記選択されたサービス情報を上記通信インフラ情報に
    基づいて特定の形式に変換する機能と、 この変換後のサービス情報を上記通信網を介して送信す
    るする機能とを実現させるための情報交換プログラムを
    記録したコンピュータ読取り可能な記憶媒体。
  76. 【請求項76】 通信網を介して接続された端末機器に
    応用サービス情報を提供する情報処理装置に用いられる
    記録媒体であって、 上記端末機器の処理能力を示す端末属性情報を端末属性
    情報管理部に登録する機能と、 上記通信網の通信能力を示す通信インフラ情報を通信イ
    ンフラ情報管理部に登録する機能と、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択する機
    能と、 上記端末属性情報管理部から通信相手となる端末機器の
    端末属性情報を取得するとともに、上記通信インフラ情
    報管理部から同端末機器が接続されている通信網の通信
    インフラ情報を取得する機能と、 上記選択されたサービス情報を上記端末属性情報および
    上記通信インフラ情報に基づいて特定の形式に変換する
    機能と、 この変換後のサービス情報を上記通信網を介して送信す
    るする機能とを実現させるための情報交換プログラムを
    記録したコンピュータ読取り可能な記憶媒体。
  77. 【請求項77】 通信網を介して接続された端末機器に
    応用サービス情報を提供する情報処理装置に用いられる
    記録媒体であって、 端末機器を使用する利用者が属するグループを判断し、
    そのグループに対応するサービス情報を選択する機能
    と、 端末機器の処理能力を調べ、上記端末機器の処理能力が
    高ければ、上記選択されたサービス情報を通信インフラ
    の通信能力に応じて所定の形式に情報交換し、上記端末
    機器の処理能力が低ければ、上記選択されたサービス情
    報を上記端末機器の処理能力に応じて所定の形式に情報
    交換する機能とを実現させるための情報交換プログラム
    を記録したコンピュータ読取り可能な記憶媒体。
  78. 【請求項78】 請求項8、又は9、又は10、又は1
    2、又は14、又は16、又は18、又は22、又は2
    3、又は24記載の機能を実現させるための情報交換制
    御プログラムを記録し情報交換装置を動作させるコンピ
    ュータ読み取り可能な記録媒体。
  79. 【請求項79】 ネットワークを相互接続するためのネ
    ットワーク接続装置に情報交換機能を設け、上記ネット
    ワークを経由して情報処理装置から応用サービスとして
    提供されるサービス情報を端末機器に送信するシステム
    に適用される記録媒体であって、 情報処理装置から応用サービスとして提供されるサービ
    ス情報を端末機器に送信する際に、上記端末機器を使用
    する利用者が属するグループを判断し、そのグループに
    対応するサービス情報を選択する機能と、 上記ネットワーク接続装置側で当該端末機器の処理能力
    を判断する機能と、 上記選択されたサービス情報を上記処理能力に応じて上
    記サービス情報を特定の形式に変換する機能とを実現さ
    せるための情報交換制御プログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
  80. 【請求項80】 ネットワークを相互接続するためのネ
    ットワーク接続装置に情報交換機能を設け、上記ネット
    ワークを経由して情報処理装置から応用サービスとして
    提供されるサービス情報を端末機器に送信するシステム
    に適用される記録媒体であって、 情報処理装置から応用サービスとして提供されるサービ
    ス情報を端末機器に送信する際に、上記端末機器を使用
    する利用者が属するグループを判断し、そのグループに
    対応するサービス情報を選択する機能と、 上記ネットワーク接続装置側で当該端末機器が接続され
    た通信網の通信能力を判断する機能と、 その通信能力に応じて上記選択されたサービス情報を特
    定の形式に変換する機能と、 この変換後のサービス情報を上記通信網を介して送信機
    能とを実現させるための情報交換制御プログラムを記録
    したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  81. 【請求項81】 ネットワークを相互接続するためのネ
    ットワーク接続装置に情報交換機能を設け、上記ネット
    ワークを経由して情報処理装置から応用サービスとして
    提供されるサービス情報を端末機器に送信するシステム
    に適用される記録媒体であって、 情報処理装置から応用サービスとして提供されるサービ
    ス情報を端末機器に送信する際に、上記端末機器を使用
    する利用者が属するグループを判断し、そのグループに
    対応するサービス情報を選択する機能と、 上記ネットワーク接続装置側で当該端末機器の処理能力
    および当該端末機器が接続された通信網の通信能力を判
    断する機能と、 その処理能力および通信能力に応じて上記選択されたサ
    ービス情報を特定の形式に変換する機能と、 この変換後のサービス情報を上記通信網を介して送信す
    る機能とを実現させるための情報交換制御プログラムを
    記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  82. 【請求項82】 ネットワークを相互接続するためのネ
    ットワーク接続装置に情報交換機能を設け、上記ネット
    ワークを経由して情報処理装置から応用サービスとして
    提供されるサービス情報を端末機器に送信するシステム
    に適用される記録媒体であって、 上記第1の情報処理装置とは別に上記通信網に接続され
    る第2の情報処理装置に端末属性情報管理部を設け、上
    記端末機器の処理能力を示す端末属性情報を上記端末属
    性情報管理部に登録しておき、上記第1の情報処理装置
    に、 上記端末属性情報管理部を有する第2の情報処理装置を
    検索する機能と、 この第2の情報処理装置を対象として、上記端末属性情
    報管理部から通信相手となる端末機器の端末属性情報を
    取得する機能と、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択する機
    能と、 応用サービスとして提供される上記選択されたサービス
    情報を上記端末属性情報に基づいて特定の形式に変換す
    る機能と、 この変換された上記サービス情報を上記通信網を介して
    送信する機能とを実現させるための情報交換制御プログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  83. 【請求項83】 ネットワークを相互接続するためのネ
    ットワーク接続装置に情報交換機能を設け、上記ネット
    ワークを経由して情報処理装置から応用サービスとして
    提供されるサービス情報を端末機器に送信するシステム
    に適用される記録媒体であって、 上記第1の情報処理装置とは別に上記通信網に接続され
    る第2の情報処理装置に通信インフラ情報管理部を設
    け、上記通信網の通信能力を示す通信インフラ情報を上
    記通信インフラ情報管理部に登録しておき、 上記第1の情報処理装置に、 上記通信インフラ情報管理部を有する第2の情報処理装
    置を検索する機能と、 この第2の情報処理装置を対象として、上記通信インフ
    ラ情報管理部から通信相手となる端末機器が接続されて
    いる通信網の通信インフラ情報を取得する機能と、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択する機
    能と、 応用サービスとして提供される上記選択されたサービス
    情報を上記通信インフラ情報に基づいて特定の形式に変
    換する機能と、 この変換された上記サービス情報を上記通信網を介して
    送信する機能とを実現させるための情報交換制御プログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  84. 【請求項84】 ネットワークを相互接続するためのネ
    ットワーク接続装置に情報交換機能を設け、上記ネット
    ワークを経由して情報処理装置から応用サービスとして
    提供されるサービス情報を端末機器に送信するシステム
    に適用される記録媒体であって、 上記第1の情報処理装置とは別に上記通信網に接続され
    る第2の情報処理装置に端末属性情報管理部および通信
    インフラ情報管理部を設け、 上記第1の情報処理装置に、 上記端末機器の処理能力を示す端末属性情報を上記端末
    属性情報管理部に登録する機能と、 上記通信網の通信能力を示す通信インフラ情報を上記通
    信インフラ情報管理部に登録する機能と、 上記端末属性情報管理部および通信インフラ情報管理部
    を有する第2の情報処理装置を検索する機能と、 この第2の情報処理装置を対象として、上記端末属性情
    報管理部から通信相手となる端末機器の端末属性情報を
    取得するとともに、上記通信インフラ情報管理部から同
    端末機器が接続されている通信網の通信インフラ情報を
    取得する機能と、 上記端末機器を使用する利用者が属するグループを判断
    し、そのグループに対応するサービス情報を選択する機
    能と、 応用サービスとして提供される上記選択されたサービス
    情報を上記端末属性情報および上記通信インフラ情報に
    基づいて特定の形式に変換する機能と、 この変換された上記サービス情報を上記通信網を介して
    送信する機能とを実現させるための情報交換制御プログ
    ラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  85. 【請求項85】 請求項43、又は44、又は45、又
    は50、又は53、又は56、又は59、又は62記載
    の情報交換装置のプログラム情報を格納し、情報処理装
    置に搭載されて動作することを特徴とするコンピュータ
    読み取り可能な記録媒体。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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