JPH1032584A - 再送制御機能を有するデータ転送装置 - Google Patents

再送制御機能を有するデータ転送装置

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JPH1032584A
JPH1032584A JP18716396A JP18716396A JPH1032584A JP H1032584 A JPH1032584 A JP H1032584A JP 18716396 A JP18716396 A JP 18716396A JP 18716396 A JP18716396 A JP 18716396A JP H1032584 A JPH1032584 A JP H1032584A
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JP18716396A
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Kiyomi Isaka
清美 井坂
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ATM網に接続しデータ転送を行うデータ転
送装置において、再送制御機能を用いても、ビデオデー
タなどのリアルタイム性の高いデータを転送するための
十分なパフォーマンスを得られるデータ転送装置を提供
する。 【解決手段】 VCごとに論理コネクションを設定する
コネクション設定部と、論理コネクション上で選択再送
手順を有するプロトコル処理を実行するプロトコル処理
部と、プロトコル処理に必要なプロトコルパラメータを
管理するパラメータ管理部とを備え、パラメータ管理部
において、データ転送に適した値にプロトコルパラメー
タを設定する手段を設ける。プロトコルパラメータの1
つである送達確認パケットの送出間隔を適切な値に制御
することにより、スループットの向上を図り、また送信
バッファの解放遅延を小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM通信網に接
続するデータ転送装置において、回線上のエラーによる
データパケットの紛失を保証するため、再送制御プロト
コルを実装したデータ転送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ATM網では、データパケットを53バ
イトの固定長のセルに分割して転送する。回線上でのビ
ット誤りや交換機での輻輳などが発生すると、セルは廃
棄され、データが失われてしまう。ビデオデータなどの
リアルタイム性の高いデータを転送するためには、失わ
れたデータを保証し、なおかつ十分なスループットを提
供することが必要である。失われたデータを保証するた
めには、ATM上に再送制御機能を有するプロトコルを実
装するなどの方策が、従来とられている。再送制御機能
を有するプロトコルとしては、TCP/IPを実装する方式が
一般に採用されているが、十分なスループットを得られ
ないという問題があった(「広帯域・高遅延ネットワー
ク上でのTCPスループット特性の測定」信学技報IN
95−9)。
【0003】一方、ATM網では、シグナリングメッセー
ジの再送制御機能として、国際電気通信連合電気通信標
準化部門(ITU-TS)において、SSCOP(Service Sp
ecific Connection Oriented Protocol)が勧告化され
ている。SSCOPは選択再送方式を採用しているた
め、再送が発生した場合も十分なスループットを維持
し、また再送のためのデータパケットの到着遅延を小さ
くすることができる。しかし、ITU-T勧告でのSSCO
Pの規定は、シグナリングのために使用することを前提
としているので、大量のデータを転送することは前提と
されていない。
【0004】SSCOPを用いたデータ転送を、図7を
用いて説明する。SSCOPでは、転送要求されたデー
タパケットごとにシーケンス番号を付加し、SDと呼ば
れるプロトコルデータユニット(以降、PDUと呼ぶ)
を生成し、接続先の装置へと送信する。
【0005】SSCOPを用いてデータ転送を行う場
合、まずデータリンクを設定する。データリンクの設定
はBGNと呼ばれるPDUを接続先の装置へ転送するこ
とによって行われる。BGNを受信した装置では、BG
AKと呼ばれるPDUを生成、送出し、データリンク設
定を受け付ける。このBGAKには、受信できないSD
のシーケンス番号の最初の値(以降、NMRと呼ぶ)を
付加する。NMRは、たとえば、受信側で受信可能なS
Dの個数が8個である場合8となる。送信側は、このN
MRを越えない範囲でSDを送出することができる。
【0006】データリンクの設定が完了すると、データ
パケットの転送が可能になる。データ転送要求を受け付
けるとSDを生成し、回線へ送出する。このときのシー
ケンス番号を0とすると、図7のSD(0)が送出され
る。送出したSDのためのデータ領域は、送信側で保持
する。同様にして、SD(1)〜SD(5)を送出す
る。その後、送信側からPOLLと呼ばれるPDUを生
成、送出する。POLLには次に送信するSDのシーケ
ンス番号(以降、NSと呼ぶ)、この場合は6が付加さ
れる。受信側では、POLLを受け取ると、受信すべき
データに抜けはないかを確認した上で、STATと呼ば
れるPDUを生成する。STATには、受信できなかっ
たSDのシーケンス番号、連続して受信したSDの次の
シーケンス番号(以降、NRと呼ぶ)と、NMRを付加
する。この場合は、受信すべきデータSD(0)〜SD
(5)は受信しているので、NR=6と、NMRのみを
付加する。NMRは、この時点で受信側で受信可能なS
Dの個数が8個である場合14となる。この、NMRと
NRとの差分が、送信側でのウィンドウサイズとなる。
送信側ではSTATを受信すると、受信できなかったS
Dを再送し、受信側で連続受信されたSDのためのデー
タ領域を解放する。この場合は、SD(0)〜SD
(5)のためのデータ領域を開放する。
【0007】送信側でPOLLが送出されるのには、以
下の2つの場合がある。1つ目は、決められた個数のS
Dを送出した後である。この個数はプロトコルパラメー
タであり、MaxPDと呼ぶ。2つ目はPOLLの送出
間隔を監視するタイマのタイムアウト時である。このタ
イマをTimer_POLLと呼び、このタイマのタイ
ムアウト値もプロトコルパラメータである。いずれかの
条件が整った時点でPOLLが生成、送出される。この
とき、MaxPDと比較するための連続転送したSD数
のカウントはクリアされ、またTimer_POLLも
再起動される。図7はMaxPDが6の時の例である。
SDを6つ以上連続して送信すると、POLLがすぐに
送出されるが、SDの送出間隔がまばらであると、Ti
mer_POLLのタイマ値だけの時間が経過しないと
POLLが送出されない。POLLの送出が遅れると、
STATの受信も遅れるため、ウィンドウサイズの更新
や、送信側で保持されているデータ領域の開放が遅れる
ことになる。
【0008】以上のように、データパケットの転送間隔
とプロトコルパラメータの値によってデータ転送のパフ
ォーマンスが変化するが、ITU-T勧告ではシグナリング
用としてプロトコルパラメータの値が固定的に決められ
ていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、SSC
OPを用いれば、ATM網上で再送制御手順を実行し、
なおかつ高いパフォーマンスを得ることができる。しか
し、シグナリング用に規定されたパラメータを用いてデ
ータ転送を行うと、十分な転送能力を得ることができな
い。また、プロトコルパラメータが固定であるために、
様々なデータ転送のパターンに対応することができない
という問題があった。従って、SSCOPを用いてデー
タ転送を行うためには、データ転送に適した構成を考え
ることが必要である。具体的には、SSCOP処理で必
要とする各種のプロトコルパラメータを、データパケッ
トの転送に適した値に設定することのできる構成を必要
とする。
【0010】本発明は上記問題点に鑑み、SSCOPを
用い、なおかつビデオデータなどのリアルタイムデータ
の転送を可能とするデータ転送装置を提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のデータ転送装置は、ATM網に接続し、
データ通信を行う通信装置において、VCごとに論理コ
ネクションを設定するコネクション設定部と、論理コネ
クション上で選択再送手順を有するプロトコル処理を実
行するプロトコル処理部と、プロトコル処理に必要なプ
ロトコルパラメータを管理するパラメータ管理部とを備
えたものである。前記プロトコル処理部においては、S
SCOP処理を実行し、前記パラメータ管理部において
プロトコルパラメータを変更する手段を有することを特
徴とする。
【0012】また、転送データの選択再送手順としてS
SCOPを実装したデータ転送装置において、あらかじ
め設定された、一度に転送されるデータパケットの数を
送達確認パケットの送出間隔としてプロトコルパラメー
タに設定する手段を有するパラメータ管理部を備えたも
のである。
【0013】もしくは、前記のパラメータ管理部の機能
の代わりに、転送されるデータパケットの間隔を監視す
るデータ転送監視部と、前記データ転送監視部によって
監視されたデータパケット転送間隔から送達確認パケッ
トを送出する間隔を算出する判断部と、判断部によって
算出された送達確認パケットの送出間隔をプロトコルパ
ラメータに設定する手段を有するパラメータ管理部を備
えたものである。前記判断部においては、送達確認パケ
ット送出を監視するタイマ時間に送出されるパケット数
を算出するする手段と、前記判断部で算出されたパケッ
ト数よりも小さい値を送達確認パケットの送出間隔とす
る手段を有することを特徴とする。
【0014】もしくは、パラメータ管理部の機能とし
て、割り当てられたクレジットを管理するクレジット管
理部と、前記クレジット管理部で管理されるクレジット
から送達確認間隔を判断し、パラメータ管理部に設定す
る手段を有するパラメータ管理部とを備えたものであ
る。前記判断部においては、クレジット値と送達確認済
みのシーケンス番号との差分を算出する手段と、前記判
断部で算出された差分よりも小さい値を送達確認パケッ
トの送出間隔とする手段を有することを特徴とする。
【0015】さらに、論理コネクションごとのプロトコ
ルのパラメータを管理するパラメータ管理部と、論理コ
ネクションごとにプロトコルのパラメータを変更するパ
ラメータ管理部を備えたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
【0017】図1は第1の実施の形態におけるデータ転
送装置を示すブロック図である。図中、プロトコル処理
部11は、パラメータ管理部12に保存されるプロトコ
ルパラメータを参照しながら、再送制御機能を有するS
SCOP処理を行う。パラメータ管理部12は、プロト
コル処理部11でのSSCOP処理を行う上で必要とな
るプロトコルパラメータを保持する。コネクション設定
部13はATM網を介した先のデータ転送装置との間に
論理チャネルを設定し、データ転送を可能にする。デー
タ転送アプリケーション14は、コネクション設定部1
3に指示して、データ転送先の装置との間の論理チャネ
ルの設定し、その後、転送したいデータをパケットに
し、プロトコル処理部11に要求する。通信制御部15
は、コネクション設定部13から渡された、論理チャネ
ル設定のための制御データ、またはプロトコル処理部1
1から渡されたパケットデータを、ATM網17に対し
て送出するための処理を行う。
【0018】前述のように構成されたデータ転送装置に
ついて、以下図1、図2、図3を用いて動作を説明す
る。
【0019】図2は、本実施の形態における、プロトコ
ルパラメータの格納されるテーブルである。このテーブ
ルには、MaxPDをはじめとした、ITU-T勧告で規定
されているSSCOPの必要とするプロトコルパラメー
タが格納され、パラメータ管理部12で管理される。
【0020】図3は、本実施の形態における、装置間で
のデータ転送シーケンスである。本実施の形態では、デ
ータ転送アプリケーションが複数個数のSDをまとめて
要求する場合を考える。これには、データ転送アプリケ
ーション14の扱うデータのサイズが大きく、転送時に
はいくつかのパケットに分割して送る場合等が考えられ
る。この分割数が、データ転送アプリケーション14か
ら一度に転送されるデータパケット数になる。この値
を、あらかじめ図2のMaxPDに設定する。図2中の
他のパラメータについては、デフォルトの値を設定して
あるものとする。
【0021】次に、データ転送アプリケーション14は
データパケットを送信する相手先の装置との間で論理コ
ネクションの接続を行う。このため、データ転送アプリ
ケーション14は接続先のアドレスを指定したコネクシ
ョン設定をコネクション設定部13に要求する。コネク
ション設定部13では所定のコネクション設定処理を行
い、接続先との通信を開始できる状態にする。このとき
のコネクション設定処理としては、SVC(Switched V
irtual Channel)を設定する場合は、シグナリングプロ
トコルを用いて交換機との間でプロトコル処理を行い、
割り当てられた論理チャネルIDやQoS(Quality of
Service)を通信制御部15に設定する。また、PVC
(Permanent Virtual Channel)を設定する場合は、あ
らかじめ割り当てられた論理チャネルIDやQoSを通
信制御部15に設定する。論理チャネル設定動作の詳細
については、本発明の主眼ではないので省略する。
【0022】コネクション設定部13による論理コネク
ションの設定が完了すると、データ転送アプリケーショ
ン14は接続先の装置に対して、データリンクの設定を
行う。データリンクの設定は、プロトコル処理部11に
おいて、従来通りの手順で行われる。詳細手順に関して
は、本発明の主眼ではないので省略する。データリンク
設定後、データパケットを転送する。データ転送アプリ
ケーション14は、一度に4つのパケットを生成し、そ
れぞれのデータパケットごとにプロトコル処理部11に
転送要求を発行する。プロトコル処理部11では、要求
されたパケットからSDを生成し、通信制御部15を介
してATM網15に送出する。1つ目のSDをSD
(0)とすると、図3に示すようにSD(3)までの、
4つのPDUが送出される。SD(3)が送出される
と、SDの送信数が4となり、パラメータ管理部12に
保存されているMaxPD値以上となるため、NS=4
のPOLLが生成、送出される。受信側では、POLL
を受信し、NR=4、NMR=NR+(受信できるSD
数)のSTATを作成、送出する。送信側では、STA
Tを受信し、SD(0)〜SD(3)のためのデータ領
域を開放する。
【0023】以上のように、一度に転送要求されるデー
タパケット数をMaxPD値として設定することによっ
て、連続して送出されるSDの直後にPOLLが送出さ
れるため、データの送達確認を速やかにとることがで
き、送信側で保持していたデータ領域を開放することが
できる。よって、データ領域を効率的に使用することが
できる。また、データ転送後すぐにウィンドウサイズの
更新も行われるので、送達確認がとれないことによって
ウィンドウサイズの更新がなされない状況を回避するこ
とができる。
【0024】図4は第2の実施の形態におけるデータ転
送装置を示すブロック図である。図中、データ転送監視
部41は通信制御部15を介して送信されるデータパケ
ットを間隔を監視する。判断部42は、データ転送監視
部41で監視されたデータパケットの送信間隔と、パラ
メータ管理部12で管理されるプロトコルパラメータと
からMaxPDの値を算出する。プロトコル処理部1
1、パラメータ管理部12、コネクション設定部13、
データ転送アプリケーション14、通信制御部15につ
いては、図1と同じものである。
【0025】前述のように構成されたデータ転送装置に
ついて、以下、図4、図2を用いて動作を説明する。
【0026】図2のプロトコルパラメータには、あらか
じめ決められたデフォルト値を設定しておく。図2中の
MaxPDは、ウィンドウサイズのためにSDの送出が
止まらないよう、十分に小さい値に設定しておく。ここ
では、デフォルトのMaxPDを1とする。
【0027】データ転送アプリケーション14は、第1
の実施の形態と同様の手順を用いて、論理コネクション
の接続とデータリンクの設定を行い、パラメータ管理部
12で管理されているデフォルトのプロトコルパラメー
タ値を参照し、データ転送を行う。
【0028】データ転送監視部41では、プロトコル処
理部11から通信制御部15に渡されるSDを監視し、
平均送信間隔を算出する。判断部42では、データ転送
監視部41で算出された平均送出間隔から、パラメータ
管理部12で管理されている図2中のTimer_PO
LL時間に送出されるSDの数を算出する。平均転送間
隔を10msec、Timer_POLLのタイマ値を
400msecとすると、Timer_POLL時間に
送出されるSDは40になる。判断部42では、この4
0よりも小さな値、たとえば1/2の20をMaxPD
としてパラメータ管理部12に設定する。パラメータ管
理部12では図2中のMaxPDの値を1から20に書
き換える。
【0029】以降、プロトコル処理部11から参照され
るMaxPDの値が20に変化するので、SDを20個
送出するごとにPOLLが送出されるようになる。
【0030】なお、本実施の形態では、データ転送監視
部において、SDの平均送出間隔を監視していたが、単
位時間内の最大送出間隔を監視し、それを元に判断部で
判断することもできる。また、判断部では、平均送出間
隔の1/2の値をMaxPDとしたが、平均送出間隔以
下であれば、他の値を用いることも可能である。
【0031】以上のように、MaxPDを設定すること
によって、Timer_POLLがタイムアウトするよ
りも短い間隔でPOLLが送出されるようになり、デー
タ転送の効率を落とすことのないプロトコルパラメータ
を選択、設定することができる。また、実際のデータ送
信状況を監視することによって、そのときの最良の値を
選択することができる。
【0032】図5は第3の実施の形態におけるデータ転
送装置を示すブロック図である。図中、判断部51は、
プロトコル処理部で受け取ったNRとNMRの値とから
MaxPDの値を算出する。プロトコル処理部11、パ
ラメータ管理部12、コネクション設定部13、データ
転送アプリケーション14、通信制御部15について
は、図1と同じものである。
【0033】前述のように構成されたデータ転送装置に
ついて、以下図5、図2を用いて動作を説明する。
【0034】データ転送アプリケーション14は、第1
の実施の形態と同様の手順を用いて、論理コネクション
の接続とデータリンクの設定を行う。プロトコル処理部
11は、このとき受信したNMR値を判断部51に通知
する。通知されたNMRが8である時、判断部51で
は、この8よりも小さな値、たとえば1/2の4をMa
xPDとしてパラメータ管理部12に設定する。パラメ
ータ管理部12では図2中ののMaxPDのに4を設定
する。その後、第1の実施の形態と同様の手順を用いて
データ転送が行われる。
【0035】データ転送処理中、プロトコル処理部11
では、STAT受信時に受信側の装置からNRとNMR
を通知されると、このNRとNMRを判断部51に通知
する。このとき通知されたNRとNMRをそれぞれ6と
14とすると、判断部51ではその差分であるウィンド
ウサイズ、8を算出し、この8よりも小さな値、たとえ
ば1/2の4をMaxPDとしてパラメータ管理部12
に設定する。パラメータ管理部12では図2中ののMa
xPDのに4を設定する。プロトコル処理部11では、
以後、このMaxPD値を参照してデータ転送を行う。
【0036】なお、本実施の形態では、判断部では、ウ
ィンドウサイズの1/2の値をMaxPDとしたが、ウ
ィンドウサイズ以下であれば、他の値を用いることも可
能である。
【0037】以上のように、MaxPDを設定すること
によって、受信側の装置から与えられたウィンドウサイ
ズが小さい場合でも、ウィンドウサイズによってSD送
出が停止することなくデータ転送を行うことができる。
また、実際のデータ送信状況を監視することによって、
そのときの最良の値を選択することができる。
【0038】次に、本発明の第4の実施の形態につい
て、図1、図6を用いて説明する。図6は、本実施の形
態における、プロトコルパラメータの格納されるテーブ
ルである。61にはVC1のためのプロトコルパラメー
タを、62にはVC2のためのプロトコルパラメータを
格納する。
【0039】本実施の形態では、論理コネクションを複
数設定して、それぞれ別のデータ転送を行う場合を考え
る。このときの2つの論理コネクションを、VC1、V
C2とし、VC1の接続先を装置1、VC2の接続先を
装置2とする。VC1の一度に転送するデータパケット
数を61のMaxPDに、VC2の一度に転送されるデ
ータパケット数を62のMaxPDにあらかじめ設定す
る。図6中の他のパラメータについては、デフォルトの
値を設定してあるものとする。
【0040】次に、データ転送アプリケーション14
は、VC1、VC2のための論理コネクションの接続を
行うため、それぞれの接続先のアドレス指定したコネク
ション設定をコネクション設定部13に要求する。
【0041】コネクション設定部13による論理コネク
ションの設定が完了すると、データ転送アプリケーショ
ン14はVC1上に装置1との間でデータリンクを設定
する。同様に、VC2上に装置2との間でデータリンク
を設定する。それぞれのデータリンク設定が完了する
と、データ転送を開始する。
【0042】SSCOP処理は論理コネクションごとに
別々にプロトコル処理を行う。従って、データパケット
にはVCごとに別々のシーケンス番号が割り当てられ
る。
【0043】データ転送アプリケーション14から装置
1宛のデータ要求を受けると、プロトコル処理部11で
は装置1用のシーケンス番号を付加したSDを生成し、
装置1宛に送信する。このときVC1のSD連続転送数
を+1し、61に設定されているMaxPD値と比較
し、MaxPD値以上であればPOLLを送出する。次
に、データ転送アプリケーション14から装置2宛のデ
ータ要求を受けると、プロトコル処理部11では装置2
用のシーケンス番号を付加したSDを生成し、装置2宛
に送信する。このときVC2のSD連続転送数を+1
し、62に設定されているMaxPD値と比較し、Ma
xPD値以上であればPOLLを送出する。
【0044】なお、本実施の形態では、論理チャネルの
多重する2としたが、パラメータ管理部で多重する論理
チャネル数分のプロトコルパラメータを管理することに
よって、3以上の論理チャネルを多重することも可能で
ある。
【0045】また、本実施の形態では、MaxPD値の
設定の方法として、一度に転送するデータパケットの数
をあらかじめ設定する方法を採ったが、SDの送信間隔
から判断する方法や、受信装置から指定されたNMRか
ら算出する方法を採ることもできる。この場合、データ
転送監視部での監視処理、判断部での判断処理をともに
VCごとに行うことが必要となる。
【0046】以上のように、複数の論理チャネルを用い
てデータ転送を行う場合も、プロトコルパラメータを論
理チャネルごとに別々に管理することによって、それぞ
れの論理チャネルごとに最適な状態で転送を行うことが
できる。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明は、データパケット
送信後の送達確認パケットを適切なタイミングで送出す
ることができるような値にプロトコルパラメータを設定
することによって、送信データの保存領域の解放を遅ら
せることなく、効率的に使用することができる。また、
ウィンドウサイズの更新も行われるため、ウィンドウサ
イズの制限によるデータパケット送出の停止を回避する
ことができる。また、論理チャネルごとにプロトコルパ
ラメータを管理することによって、複数の転送データが
混在する場合にも、それぞれの論理チャネルごとに最適
なデータ転送を行うこととができる。
【0048】以上のような処理をすることによって、ビ
デオデータなどのリアルタイム性の高いデータの転送に
対しても、十分なデータ転送性能を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるデータ転送
装置を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態におけるプロトコルパラメ
ータの格納されるテーブルの構成図
【図3】本発明の実施の形態における装置間でのデータ
転送シーケンス図
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるデータ転送
装置を示すブロック図
【図5】本発明の第3の実施の形態におけるデータ転送
装置を示すブロック図
【図6】本発明の第4の実施の形態におけるプロトコル
パラメータの格納されるテーブルの構成図
【図7】従来例における装置間でのデータ転送シーケン
ス図
【符号の説明】
11 プロトコル処理部 12 パラメータ管理部 13 コネクション設定部 14 データ転送アプリケーション 15 通信制御部 41 データ転送監視部 42 判断部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ATM網に接続し、データ通信を行う通信
    装置において、 VCごとに論理コネクションを設定するコネクション設
    定部と、論理コネクション上で選択再送手順を有するプ
    ロトコル処理を実行するプロトコル処理部と、プロトコ
    ル処理に必要なプロトコルパラメータを管理するパラメ
    ータ管理部とを備えたことを特徴とするデータ転送装
    置。
  2. 【請求項2】前記プロトコル処理部においてSSCOP
    処理を実行し、前記パラメータ管理部においてプロトコ
    ルパラメータを変更する手段を有することを特徴とする
    請求項1記載のデータ転送方式。
  3. 【請求項3】転送データの選択再送手順としてSSCO
    Pを実装したデータ転送装置において、 あらかじめ設定された、一度に転送されるデータパケッ
    トの数を送達確認パケットの送出間隔としてプロトコル
    パラメータに設定する手段を有するパラメータ管理部を
    備えたことを特徴とするデータ転送装置。
  4. 【請求項4】転送データの選択再送手順としてSSCO
    Pを実装したデータ転送装置において、 転送されるデータパケットの間隔を監視するデータ転送
    監視部と、前記データ転送監視部によって監視されたデ
    ータパケット転送間隔から送達確認パケットを送出する
    間隔を算出する判断部と、判断部によって算出された送
    達確認パケットの送出間隔をプロトコルパラメータに設
    定する手段を有するパラメータ管理部を備えたことを特
    徴とするデータ転送装置。
  5. 【請求項5】前記判断部において、送達確認パケット送
    出を監視するタイマ時間に送出されるパケット数を算出
    するする手段と、前記判断部で算出されたパケット数よ
    りも小さい値を送達確認パケットの送出間隔とする手段
    を有することを特徴とする請求項4記載のデータ転送装
    置。
  6. 【請求項6】転送データの選択再送手順としてSSCO
    Pを実装したデータ転送装置において、 割り当てられたクレジットを管理するクレジット管理部
    と、前記クレジット管理部で管理されるクレジットから
    送達確認間隔を判断し、パラメータ管理部に設定する手
    段を有するパラメータ管理部とを備えたことを特徴とす
    るデータ転送装置。
  7. 【請求項7】前記判断部において、クレジット値と送達
    確認済みのシーケンス番号との差分を算出する手段と、
    前記判断部で算出された差分よりも小さい値を送達確認
    パケットの送出間隔とする手段を有することを特徴とす
    る請求項6記載のデータ転送装置。
  8. 【請求項8】転送データの選択再送手順としてSSCO
    Pを実装したデータ転送装置において、 論理コネクションごとのプロトコルのパラメータを管理
    するパラメータ管理部と、論理コネクションごとにプロ
    トコルのパラメータを変更するパラメータ管理部を備え
    たことを特徴とするデータ転送装置。
  9. 【請求項9】転送データの選択再送手順としてSSCO
    Pを実装したデータ転送装置において、 SSCOPの有する再送制御機能によるデータ保証手段
    を用いて、リアルタイム性の高いデータを転送すること
    を特徴とするデータ転送装置。
JP18716396A 1996-07-17 1996-07-17 再送制御機能を有するデータ転送装置 Pending JPH1032584A (ja)

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