JPH10324561A - 灰溶融炉用耐火物 - Google Patents
灰溶融炉用耐火物Info
- Publication number
- JPH10324561A JPH10324561A JP9148526A JP14852697A JPH10324561A JP H10324561 A JPH10324561 A JP H10324561A JP 9148526 A JP9148526 A JP 9148526A JP 14852697 A JP14852697 A JP 14852697A JP H10324561 A JPH10324561 A JP H10324561A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slag
- melting furnace
- silicon carbide
- ash melting
- ash
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 カーボン質れんがは酸化しやすく、スラグ界
面、天井、樋には用いられない。また目地溶損も大き
い。さらに炭化けい素質れんがは目地溶損が大きく酸化
しやすい。なおハイアルミナ質れんがは耐食性に劣り、
目地部溶損も大きい。それに炭化けい素質キャスタブル
は添加水分が多く強度が低いために摩耗等による損傷が
著しい。 【解決手段】 灰溶融炉において炭化けい素５〜９０重
量％、アルミナ５〜９０重量％からなる材質のプレキャ
ストブロックであることを特徴とする灰溶融炉用耐火物
を提供するにある。 【効果】 溶融スラグと反応してスラグの粘性を上げ
て、耐火物中へのスラグ浸透を止める効果がある炭化け
い素と中高温強度を出すためのアルミナとを組合わせて
炭化けい素５〜９０重量％、アルミナ５〜９０重量％か
らなる材質のプレキャストブロックを灰溶融炉用耐火物
として用いることにより、長寿命で安定した操業を可能
にした。
面、天井、樋には用いられない。また目地溶損も大き
い。さらに炭化けい素質れんがは目地溶損が大きく酸化
しやすい。なおハイアルミナ質れんがは耐食性に劣り、
目地部溶損も大きい。それに炭化けい素質キャスタブル
は添加水分が多く強度が低いために摩耗等による損傷が
著しい。 【解決手段】 灰溶融炉において炭化けい素５〜９０重
量％、アルミナ５〜９０重量％からなる材質のプレキャ
ストブロックであることを特徴とする灰溶融炉用耐火物
を提供するにある。 【効果】 溶融スラグと反応してスラグの粘性を上げ
て、耐火物中へのスラグ浸透を止める効果がある炭化け
い素と中高温強度を出すためのアルミナとを組合わせて
炭化けい素５〜９０重量％、アルミナ５〜９０重量％か
らなる材質のプレキャストブロックを灰溶融炉用耐火物
として用いることにより、長寿命で安定した操業を可能
にした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばゴミ焼却炉
から排出される、焼却灰および飛灰の体積を減らすため
にさらにプラズマ等の熱をかけて溶融スラグにする際に
もちいられる灰溶融炉の炉底または側壁等の内張り、羽
口、樋、天井などに用いられる灰溶融炉用耐火物に関す
るものである。
から排出される、焼却灰および飛灰の体積を減らすため
にさらにプラズマ等の熱をかけて溶融スラグにする際に
もちいられる灰溶融炉の炉底または側壁等の内張り、羽
口、樋、天井などに用いられる灰溶融炉用耐火物に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、灰溶融炉用耐火物としては、カー
ボン質、炭化けい素質およびハイアルミナ質等のれんが
を配設したものや炭化けい素質キャスタブルを現地で流
し込む方法がもちいられている。
ボン質、炭化けい素質およびハイアルミナ質等のれんが
を配設したものや炭化けい素質キャスタブルを現地で流
し込む方法がもちいられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の灰溶融炉用耐火
物にはそれぞれ以下のような問題点がある。即ちカーボ
ン質れんがは、酸化しやすく、スラグ界面、天井、樋に
は用いられない。また目地溶損も大きい。
物にはそれぞれ以下のような問題点がある。即ちカーボ
ン質れんがは、酸化しやすく、スラグ界面、天井、樋に
は用いられない。また目地溶損も大きい。
【０００４】さらに炭化けい素質れんがは目地溶損が大
きく、酸化しやすい。なおハイアルミナ質れんがは耐食
性に劣り、目地部溶損も大きい。
きく、酸化しやすい。なおハイアルミナ質れんがは耐食
性に劣り、目地部溶損も大きい。
【０００５】それに炭化けい素質キャスタブルは現地施
工のため、添加水分が多く、強度が低いために、摩耗等
による損傷が著しいものである。
工のため、添加水分が多く、強度が低いために、摩耗等
による損傷が著しいものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者等は種々研究を
重ねた結果、灰溶融炉用耐火物として炭化けい素５〜９
０重量％、アルミナ５〜９０重量％からなる材質のプレ
キャストブロックを灰溶融炉の側壁の内張り等に配設す
ることにより、長寿命で安定した操業を可能にした。
重ねた結果、灰溶融炉用耐火物として炭化けい素５〜９
０重量％、アルミナ５〜９０重量％からなる材質のプレ
キャストブロックを灰溶融炉の側壁の内張り等に配設す
ることにより、長寿命で安定した操業を可能にした。
【０００７】（炭化けい素の添加量限定理由）炭化けい
素は溶融スラグと反応してスラグの粘性を上げて、耐火
物中へのスラグ浸透を止める効果がある。５重量％以下
ではスラグ粘性を上げるのには充分でない。９０重量％
以上では空気中の酸素と反応してＳｉＣ＋２Ｏ2→Ｓｉ
Ｏ2＋ＣＯ2のようにシリカになってしまい、スラグ粘性
を上げる効果がなくなってしまう。よって添加量は５〜
９０重量％が好ましい。
素は溶融スラグと反応してスラグの粘性を上げて、耐火
物中へのスラグ浸透を止める効果がある。５重量％以下
ではスラグ粘性を上げるのには充分でない。９０重量％
以上では空気中の酸素と反応してＳｉＣ＋２Ｏ2→Ｓｉ
Ｏ2＋ＣＯ2のようにシリカになってしまい、スラグ粘性
を上げる効果がなくなってしまう。よって添加量は５〜
９０重量％が好ましい。
【０００８】（アルミナの添加量限定理由）アルミナは
中高温強度を出すために焼結材として機能する。１０重
量％以下では焼結機能が充分発揮せず、中高温での強度
が低い。アルミナは耐熱スポーリング性に劣り、９０重
量％以上ではこの傾向が顕著に現われる。よって、添加
量は５〜９０重量％が好ましい。
中高温強度を出すために焼結材として機能する。１０重
量％以下では焼結機能が充分発揮せず、中高温での強度
が低い。アルミナは耐熱スポーリング性に劣り、９０重
量％以上ではこの傾向が顕著に現われる。よって、添加
量は５〜９０重量％が好ましい。
【０００９】（作用）溶融スラグと反応してスラグの粘
性を上げて、耐火物中へのスラグ浸透を止める効果があ
る炭化けい素と中高温強度を出すためのアルミナとを組
合わせて、プレキャストブロック化することにより、現
地鋳込みによる施工不良をなくして、灰溶融炉の長寿命
で安定した操業を可能にした。
性を上げて、耐火物中へのスラグ浸透を止める効果があ
る炭化けい素と中高温強度を出すためのアルミナとを組
合わせて、プレキャストブロック化することにより、現
地鋳込みによる施工不良をなくして、灰溶融炉の長寿命
で安定した操業を可能にした。
【００１０】
【実施例１】表１に示す配合に所定の水分を添加して混
練後、型枠に振動をかけながら流し込み成形を行った。
２４時間後脱枠して、１１０℃×２４時間乾燥後、１５
００℃における熱間曲げ試験、１５００℃×１０時間の
耐酸化試験を行った。回転ドラム法により１２時間浸食
試験を行ったのち空冷−加熱を２０サイクルおこない、
スポーリング試験とした。結果とともに表１に示す。
練後、型枠に振動をかけながら流し込み成形を行った。
２４時間後脱枠して、１１０℃×２４時間乾燥後、１５
００℃における熱間曲げ試験、１５００℃×１０時間の
耐酸化試験を行った。回転ドラム法により１２時間浸食
試験を行ったのち空冷−加熱を２０サイクルおこない、
スポーリング試験とした。結果とともに表１に示す。
【表１】
【００１１】
【実施例２】５トン処理能力のプラズマ式灰溶融炉の本
体内張り用として配合２および配合３を用いてコップ状
のプレキャストブロックを製作して側壁の内張りとして
配設した。３カ月スラグ溶融稼働させたのち、内張り側
壁の状況を観察した。また比較例として配合２で現地に
て型枠を組んで流し込みにて施工したものも、同じ条件
で操業した。それぞれの材質特性、添加水分および結果
を表２に示す。
体内張り用として配合２および配合３を用いてコップ状
のプレキャストブロックを製作して側壁の内張りとして
配設した。３カ月スラグ溶融稼働させたのち、内張り側
壁の状況を観察した。また比較例として配合２で現地に
て型枠を組んで流し込みにて施工したものも、同じ条件
で操業した。それぞれの材質特性、添加水分および結果
を表２に示す。
【表２】
【００１２】
【発明の効果】本発明は、溶融スラグと反応してスラグ
の粘性を上げて、耐火物中へのスラグ浸透を止める効果
がある炭化けい素と中高温強度を出すためのアルミナと
を組み合わせて、炭化けい素５〜９０重量％、アルミナ
５〜９０重量％からなる材質のプレキャストブロックを
灰溶融炉用耐火物として用いることにより、長寿命で安
定した操業を可能にした。
の粘性を上げて、耐火物中へのスラグ浸透を止める効果
がある炭化けい素と中高温強度を出すためのアルミナと
を組み合わせて、炭化けい素５〜９０重量％、アルミナ
５〜９０重量％からなる材質のプレキャストブロックを
灰溶融炉用耐火物として用いることにより、長寿命で安
定した操業を可能にした。
Claims (1)
- 【請求項１】 炭化けい素５〜９０重量％、アルミナ５
〜９０重量％からなる材質のプレキャストブロックであ
ることを特徴とする灰溶融炉用耐火物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9148526A JPH10324561A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 灰溶融炉用耐火物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9148526A JPH10324561A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 灰溶融炉用耐火物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10324561A true JPH10324561A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15454761
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9148526A Pending JPH10324561A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 灰溶融炉用耐火物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10324561A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113248267A (zh) * | 2021-03-29 | 2021-08-13 | 宜兴市海科窑炉工程有限公司 | 一种垃圾焚烧炉用高强度碳化硅复合耐火砖及其制备方法 |
-
1997
- 1997-05-21 JP JP9148526A patent/JPH10324561A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113248267A (zh) * | 2021-03-29 | 2021-08-13 | 宜兴市海科窑炉工程有限公司 | 一种垃圾焚烧炉用高强度碳化硅复合耐火砖及其制备方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040519 |
|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20040519 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061211 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061215 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070213 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070403 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070821 |