JPH10324542A - 無機繊維 - Google Patents
無機繊維Info
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- JPH10324542A JPH10324542A JP30808197A JP30808197A JPH10324542A JP H10324542 A JPH10324542 A JP H10324542A JP 30808197 A JP30808197 A JP 30808197A JP 30808197 A JP30808197 A JP 30808197A JP H10324542 A JPH10324542 A JP H10324542A
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Abstract
が低く、しかも従来のロックウールの水準をこえる高度
の耐熱性を有する非晶質無機繊維を提供する。 【解決手段】 KI値を40以上とするのに十分な量の
CaOを含有するケイ酸カルシウム質非晶質無機繊維に
対し、0.5〜7重量%のP2O5を添加する。
Description
にすぐれた非晶質無機繊維に関するものである。
質原料の混合物にケイ石、ドロマイト等を成分比率調整
材として加えたものをキュポラまたは電気炉で加熱して
溶融させ、得られた溶融物を圧縮空気で吹き飛ばす方法
(ブローイング法)、高速回転体に衝突させる方法(ロ
ーター法)等で繊維化することにより得られるガラス質
の無機繊維である。その組成は、一般にSiO2 35〜
50%(重量%;以下同じ)、Al2O3 10〜20%、
CaO 30〜40%、MgO 3〜6%、FeO+Fe2O3
0.1〜3%であり、ほかに、原料に由来する不純物と
してTiO2、MnO、Cr2O3、BaO、Na2O、K2O、
S等を、合計量で5%程度含むものが多い。
ルは、耐火被覆材や高温用断熱材としてバルク繊維の状
態で、またブランケット、マット、フェルト、ボード等
の形態の断熱材として、広く利用されている。しかしな
がら、従来の一般的なロックウール製品はせいぜい75
0℃が使用可能温度の上限であって、それ以上の高温で
は軟化しさらには溶融して、著しい収縮、変形を起こ
す。
ることを要求される用途ではシリカ−アルミナ系など各
種セラミック繊維を使用せざるを得ないのが現状である
が、セラミック繊維はロックウールに比べるとはるかに
高価である。
入されて肺内に蓄積すると各種呼吸器疾患を起こす可能
性があることがわかったため、耐火被覆材等にセラミッ
ク繊維を利用することには一定の規制が加えられるよう
になった。
ロックウールにも適用されるようになりつつある。
あり解明されていない部分が多いが、その多くは、肺に
吸入された無機繊維が短期間で体液に溶けて吸収されて
しまえば解消すると考えられている。
と、無機繊維の体液への溶解性を高めることによりたと
え粉塵化した無機繊維が肺に吸入されても蓄積せず有害
作用を発揮しないようにすることが望ましい。このよう
な観点から、無機繊維の体液中への溶解性が重要視され
るようになり、体液の代わりに生理学的塩類溶液(たと
えば生理食塩水)を用いて行われる溶解性試験における
溶解性のよいものが求められるようになった。
かえて化学組成から計算されるKI値と呼ばれる指標値
を、体液溶解性ひいては安全性の判断基準として採用し
ている。すなわち、無機繊維についてその組成中ナトリ
ウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、バリウ
ム、およびホウ素の各酸化物の含有率(重量%)の総和
から酸化アルミニウムの含有率の2倍を差し引いた値を
発癌性指数・KI値とし、それが小さいものほど危険性
が高いが40以上であるものは発癌性のおそれなしとす
る扱いをしている。
ト系のセラミック繊維は1000〜1300℃の高温に
も耐えるが構成成分がAl2O350%(重量%,以下同
じ)、SiO250%前後のものであるから、KI値は−
100にも達する。化学的に安定で、生理学的塩類溶液
に対する抵抗はすこぶる大きい。また、1000℃以上
の高温にさらされると遊離ケイ酸の一種であるクリスト
バライトを生成し、該遊離ケイ酸を生じた繊維は珪肺等
の呼吸器疾患の原因にもなる。したがって、このセラミ
ック繊維は人体に有害な繊維であるとの認識が強くなっ
てきており、IARC(International Agency for Res
erch on Cancer:国際癌研究機関)は、「恐らく人に対
して発癌性がある物質である」と格付けしている。
のKI値はセラミック繊維と比べるとはるかに大きい
が、それでも40には達せず、5〜18程度となる。生
理学的塩類溶液溶解性もセラミック繊維のそれと大差は
ない。したがって、ロックウールが体内に蓄積したとき
の有害性について、IARCは、セラミック繊維と同様
に「恐らく人に対して発癌性のある物質である」と格付
けしている。
についても体液溶解性向上の試みがなされており、たと
えば特公平7−42139号の発明は、0.1〜30%
のMgO、0〜10%のAl2O3および残部がSiO2およ
びCaOからなる組成とすることにより、生理学的塩類
溶液に対する溶解性のよいアルカリ土類金属ケイ酸塩系
繊維を得ている。この発明による繊維は、実施例につい
てKI値を計算してみると約20〜50の範囲にあり、
溶解性に関しては一般的なロックウールよりも改善され
てはいるが、十分ではないものも多いように思われる。
その耐熱性については約743℃〜815℃の範囲で連
続使用可能であることが強調されているが、実施例を見
るとそれほどの耐熱性を有しないと認められるものも含
まれているので、従前のロックウールと同等またはそれ
よりも若干優れている程度と認められる。
SiO240〜67%、CaO20〜45%を必須の成分
とする生物分解性の無機繊維が開示されていて、KI値
については記載がないが、実施例についてそれを計算し
てみると40以上のものである。しかしながら、その耐
熱限界は700℃程度と認められ、従来のロックウール
のそれを超えるものではない。
は、SiO237〜58%、CaO7〜40%、MgO4〜
16%、P2O51〜10%、Al2O34〜14%、Fe2
O34〜14%を必須成分とする無機繊維が開示されて
いて、この無機繊維は生理媒体と接触すると分解すると
説明されているが、実施例のKI値はすべて40に達し
ない。しかも、その耐熱性は従来のロックウールなみの
ものである。
な安全性判断基準として普及しつつある。したがって、
ロックウールの耐熱性向上を考える場合にもKI値を無
視することはもはや許されない状況になっている。しか
しながら、ロックウールにせよセラミック繊維にせよ、
1000℃をこえる高温に耐える高度の耐熱性と40以
上のKI値とを両立させることに成功した例はまだなか
った。
クウールと同様に安価かつ容易に製造できる非晶質無機
繊維でありながらセラミック繊維に匹敵する高度の耐熱
性を有し、しかもKI値が40以上の、人体内蓄積性が
低い無機繊維を提供しようとするものである。
新規な無機繊維は、SiO2およびCaOを主成分としK
I値が40以上である非晶質無機繊維に、耐熱性向上の
ための必須の少量成分としてP2O5を、1000℃・3
時間の加熱に耐える耐熱性を獲得するのに必要な量だけ
含有させたことを特徴とするものである。
る耐熱性」とは、後記実施例の欄に記載した耐熱性試験
法による1000℃・3時間の加熱試験で収縮率が5%
を超えないことを意味する。
学組成は、CaOが約40〜43重量%、CaOとSiO2
の合計量が少なくとも85重量%、好ましくは90重量
%以上であり、必須の第三成分であるP2O5が約0.5
〜10重量%、好ましくは約1〜7重量%である。
分であっても上記3成分以外のものは、本発明において
は極力少なくすることが望まれる。原料として鉱物を使
用する限り多くの不要成分が混入することは避けられな
いが、Al2O3は約0.3重量%以下、MgOは約3重量
%以下、その他の金属酸化物は合計量で約2重量%以下
とすることが望ましい。
Oを主成分とする基本組成を採用しそこに耐熱性向上成
分として少量のP2O5を含有させたものであるが、これ
は、本発明の目的達成を可能にする組成を検討する過程
において得られた次のような知見に基づく。
を再検討した結果、 Al2O3はKI値を小さくする成分であるだけでな
く実測される生理食塩水溶解性も顕著に低下させる。し
たがって、Al2O3は極力少なくすることが必要であ
り、理想的にはゼロにすることが望ましい; MgOはKI値を大きくする観点からは有利な成分
であり、少なくとも制限される成分ではないが、実測さ
れる生理食塩水溶解性は悪化させる傾向がある(後記表
4参照)。したがって、これもできるだけ少なくするこ
とが望ましい; CaOは従来の通常のロックウールでも主要成分の
一つであるが、KI値と生理食塩水溶解性のいずれをも
大きくする;などを確認した。
の観点から好ましい組成の繊維として、SiO2およびC
aOを主成分とするケイ酸カルシウム質の繊維が考えら
れた。この組成においてKI値を40以上とするには、
CaOを約40重量%以上とする必要がある。
したSiO2−CaO系の繊維は耐熱性が悪く、約750
℃までの使用にしか耐えない。
ると耐熱性が飛躍的に向上して1000℃・3時間の加
熱にも耐える繊維となり、組成的にも安定になることが
確認された。これは、高温に加熱された繊維中でSiO2
とCaOからウォラストナイトを生じるときP2O5が核
になって安定なウォラストナイトを速やかに生じさせ、
それによりシリカの遊離を防止すると同時に繊維の収縮
や崩壊を防ぐためと考えられる。
それによる耐熱性悪化が顕著になるので、P2O5を含有
させても十分な耐熱性を達成することは困難になる。
あり、また実測される生理食塩水溶解率も若干低下させ
るがその影響は僅かなので(後記表3参照)、人体内蓄
積性が低い無機繊維を得るための耐熱性向上成分として
使用することができる。
機繊維の耐熱性に及ぼすCaO含有率およびP2O5添加
の影響を示すグラフである。1000℃・3時間の加熱
による収縮率が5%以下となる高度の耐熱性(判定○お
よび◎)は、CaO含有率が約40〜43重量%のもの
にP2O5を含有させたとき達成されることがわかる(耐
熱性試験法は後記実施例におけるものと同じ。データは
後記実施例、比較例、および市販品を含むその他の試料
についての試験結果より抜粋された)。
通には40以上約42迄の)、優れた生理食塩水溶解性
と高度の耐熱性とを兼備する本発明の非晶質無機繊維が
完成されたのである。
合、耐熱性向上のための成分であるP2O5は、繊維重量
に対して約0.5〜7重量%を含有させることが望まし
い。特に好ましいP2O5含有率は、約1〜6重量%であ
る。P2O5をこれよりも多くすると(特に10重量%以
上にすると)、目標とするKI値を維持しながら耐熱性
も向上させることは困難になる。また製造技術上も、原
料混合物の溶融と繊維化に困難を来すようになる。
KI値を40以上にするのに必要な量として計算するこ
とができる。SiO2は残余成分の大部分すなわち約51
〜58重量%になる。SiO2が58重量%以上ではKI
値が40以上のものを得られにくくなり、また51重量
%以下では耐熱性を持つものが得られにくくなる。
も多くの金属酸化物の混入が避けられないが、それらは
なるべく少ないことが望ましい。中でもAl2O3は、多
くても0.5重量%程度、好ましくは0.3重量%以下で
あることが望ましく、それよりも多いと、KI値および
生理食塩水溶解性に関する目標値を達成することが困難
になる。MgOも、前述のように生理食塩水溶解性を悪
化させるので、3重量%以下にすることが望ましい。そ
の他、Na2O、K2O、BaO、B2O3等は、多いと耐熱
性を悪化させるので、個別には約0.5重量%、合計量
で2重量%をこえないようにすることが望ましい。
の範囲になるように原料とその配合比を選ぶことを除け
ば従来のロックウールとまったく同様にして製造するこ
とができる。原料として適当なものは、ケイ石(石
英)、ウォラストナイト、生石灰、消石灰、炭酸カルシ
ウム、ドロマイト、酸化マグネシウム、炭酸マグネシウ
ム、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属のリン酸
塩、ピロリン酸カルシウム等である。これらの原料を適
宜配合し、電気炉またはキュポラ炉で加熱して溶融さ
せ、ブロー方式、ローター方式等ロックウール製造に採
用されている周知の方式で繊維化すればよい。
バインダー付与・硬化処理するなどしてボードその他の
形状に成形し、断熱材等の用途に提供することができ
る。
ロリン酸カルシウムを用い、表1に記載した組成になる
ようにこれらの原料を混合したのち電気炉で加熱して溶
融させ、ブロー方式で繊維化後、集綿した。
食塩水溶解性及び耐熱性を調べた。 〔生理食塩水溶解性〕200メッシュの篩を通過するま
で粉砕した試料約1gを精秤し、それを300mlの活栓
付き三角フラスコに移す。そこに生理食塩水150mlを
加え、温度40℃のインキュベーターに設置して、毎分
120回の割合で50時間、水平振盪する。その後、濾
過、乾燥し、不溶解分を精秤して溶解による減量を求
め、処理による重量減少率(重量%)を生理食塩水溶解
率とする。
(粒状物)を取り除いた試料1.5gを圧縮することな
く磁製坩堝(サイズ:B−1)に入れて表面を平らにす
る。110℃で乾燥後、上部より写真を撮る。この坩堝
を、あらかじめ温度を700℃にしておいた電気炉に入
れ、700℃で3時間加熱する。その後、坩堝を電気炉
から取り出し、室温まで冷却後、上部より写真を撮影す
る。次に、あらかじめ800℃に昇温しておいた電気炉
に坩堝を入れ、3時間加熱する。電気炉から坩堝を取り
出し、室温まで冷却後、写真撮影を行う。引き続き、上
記手順で900℃、1000℃および1100℃での加
熱を行う。
について坩堝の内径と坩堝内繊維塊の径をノギスで測定
し、収縮率を算出して下記基準により耐熱性を判定す
る。 ◎ 収縮率1%以下 ○ 収縮率1%超5%以下 △ 収縮率5%超10%以下 × 収縮率が10%を超え、外観からも大きく収縮した
ことが明らか。または焼結されたように変化。
試験を行なった。 比較例1:P2O5を含まないほかは実施例1と同様組成
のもの 比較例2:P2O5を含まないほかは実施例4と同様組成
のもの 比較例3:P2O5を含まないほかは実施例6と同様組成
のもの 比較例4:従来の標準的なロックウール 比較例5:アルミナシリケート質セラミック繊維 比較例6:生理学的塩類溶液溶解性がよい繊維として市
販されている無機繊維 結果を表1および表2に示す。
値に等しい)が約42のロックウールにP2O5を含有さ
せた場合に生理食塩水溶解率がどのように変化するかを
調べた。その結果を表3に示す。P2O5を含有させると
生理食塩水溶解率は若干低下したが、その影響は僅かで
ある。
響(化学組成はいずれも重量%) SiO2 CaO MgO P2O5 その他 生理食塩水溶解率 試料A1 58.0 42.0 0 0 0.1 6.2% A2 53.5 42.9 0 3.2 0.4 5.7 A3 51.9 42.4 0 5.6 0.1 5.4
とMgOの合計量に等しい)が約42〜48のロックウ
ールにおけるMgOの含有率を変えた場合に生理食塩水
溶解性がどのような影響を受けるかを調べた。その結果
は表4のとおりで、MgO含有率が高くなるにつれて生
理食塩水溶解性が悪化する。
響(化学組成はいずれも重量%) SiO2 CaO MgO P2O5 その他 生理食塩水溶解率 試料B1 58.0 42.0 0 0 0.1 6.2% B2 55.4 44.3 0 0 0.3 5.9 B3 51.2 44.8 3.0 0 1.0 6.1 B4 52.2 41.2 5.0 0 1.6 5.2 B5 53.6 37.3 8.0 0 1.1 5.0 B6 51.2 36.7 11.0 0 1.1 4.4 B7 52.3 27.4 17.3 2.9 0.1 2.6 B8 57.1 11.1 31.7 0 0.1 0.9 B9 54.1 11.2 31.6 2.9 0.2 0.0
ドイツ危険物規制において望ましいとされている発癌性
指数KI値が40以上の組成を有し、生理食塩水溶解性
も優れており、しかも、従来のロックウールと同様に安
価に製造可能でありながら従来のロックウールの常識を
こえる高度の耐熱性を備えている。
及ぼすCaO含有率およびP2O5添加の影響を示すグラ
フである。
Claims (4)
- 【請求項1】 SiO2およびCaOを主成分としKI値
が40以上である非晶質無機繊維であって1000℃・
3時間の加熱に耐える耐熱性を獲得するのに必要な量の
P2O5を含有することを特徴とする無機繊維。 - 【請求項2】 90重量%以上がSiO2およびCaOか
らなるKI値が40以上の非晶質無機繊維であって0.
5〜7重量%のP2O5を含有し1000℃・3時間の加
熱に耐える耐熱性を有することを特徴とする無機繊維。 - 【請求項3】 KI値を40以上とするのに十分な量の
CaOを含有し0.5〜7重量%のP2O5が添加されてい
ることを特徴とするケイ酸カルシウム質非晶質無機繊
維。 - 【請求項4】 SiO2が51〜58重量%、CaOが4
0〜43重量%、P2O5が0.5〜7重量%の化学組成
を有し、KI値が40以上であり、且つ1000℃・3
時間の加熱に耐える耐熱性を有することを特徴とする非
晶質無機繊維。
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