JPH10324460A - 巻線機 - Google Patents
巻線機Info
- Publication number
- JPH10324460A JPH10324460A JP13471297A JP13471297A JPH10324460A JP H10324460 A JPH10324460 A JP H10324460A JP 13471297 A JP13471297 A JP 13471297A JP 13471297 A JP13471297 A JP 13471297A JP H10324460 A JPH10324460 A JP H10324460A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bobbin
- wire
- winding
- electric wire
- winding machine
- Prior art date
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- Pending
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- Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 巻線機の電線供給チューブが、巻線機のボビ
ン回転軸に装着したボビンの巻始め端子に電線を連結し
た後、その電線を巻始め端子の手前で切断しない限り、
巻線機の運転を停止し、絶縁不良の電磁コイルが製造さ
れるのを防止する。 【解決手段】 電磁コイルのボビン20を支持して回転
し、このボビン上に移動可能な電線供給チューブ13か
ら電線14を引き出して巻回し、電磁コイルを製作する
巻線機において、電線供給チューブ13から出る電線1
4を假止めする假止め部材12と、前記ボビンの電線の
巻始め端子21との間に電線の切断の有無を検出する検
出部材25を設ける。
ン回転軸に装着したボビンの巻始め端子に電線を連結し
た後、その電線を巻始め端子の手前で切断しない限り、
巻線機の運転を停止し、絶縁不良の電磁コイルが製造さ
れるのを防止する。 【解決手段】 電磁コイルのボビン20を支持して回転
し、このボビン上に移動可能な電線供給チューブ13か
ら電線14を引き出して巻回し、電磁コイルを製作する
巻線機において、電線供給チューブ13から出る電線1
4を假止めする假止め部材12と、前記ボビンの電線の
巻始め端子21との間に電線の切断の有無を検出する検
出部材25を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電磁コイルのボ
ビンを支持して回転し、このボビン上に移動可能な電線
供給チューブから電線を引き出して巻回し、電磁コイル
を製作する巻線機に関する。
ビンを支持して回転し、このボビン上に移動可能な電線
供給チューブから電線を引き出して巻回し、電磁コイル
を製作する巻線機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記した巻線機は従来から公知であり、
電磁コイルのボビン上への電線の巻回を、電線を通して
出口から出す移動可能な電線供給チューブを使用して自
動的に行うようになっている。つまり、巻線機のボビン
回転軸に、巻始め端子と巻終り端子とを有するボビン
を、上記両端子を所定の向きにして嵌め、巻線機の運転
を開始すると、前記ボビン回転軸の近くに位置して設け
られた假止め部材に、出口から出た電線の先端部を巻付
けるなどして取付けた前記電線供給チューブは巻始め端
子の位置に電線を出口から出しながら移動し、出口から
出た電線を巻始め端子に巻付けるなどして連結したの
ち、該チューブに取付けてあるカッター又は別のカッタ
ーで假止め部材から延びる電線を巻始め端子の直前で切
断し、その後ボビン回転軸はボビンを回転させ、ボビン
の回転中、電線供給チューブは電線を出しながらボビン
の軸方向に往復移動してボビンに電線を巻回し、ボビン
に電線が所要巻数巻付いたらボビン回転軸は回転を停止
し、電線供給チューブは電線を出口から出しながらボビ
ンの巻終り端子の位置に移動して電線を巻終り端子に巻
付けるなどして連結し、次いで再び出口から電線を出し
ながら前記假止め部材の位置に移動して假止め部材に電
線を巻付けるなどして取付けて待機し、他のカッターが
巻終り端子から假止め部材に向かって延びる電線を巻終
り端子の直後で切断すると共に、チューブに付属したカ
ッター又は別のカッターが假止め部材の直前で電線を切
断するか、又は巻終り端子から仮止め部材に向かって延
びる電線を途中の所定の位置で別のカッターが切断す
る。それから完成した電磁コイルをボビン回転軸から外
し、上述の操作を繰返す。
電磁コイルのボビン上への電線の巻回を、電線を通して
出口から出す移動可能な電線供給チューブを使用して自
動的に行うようになっている。つまり、巻線機のボビン
回転軸に、巻始め端子と巻終り端子とを有するボビン
を、上記両端子を所定の向きにして嵌め、巻線機の運転
を開始すると、前記ボビン回転軸の近くに位置して設け
られた假止め部材に、出口から出た電線の先端部を巻付
けるなどして取付けた前記電線供給チューブは巻始め端
子の位置に電線を出口から出しながら移動し、出口から
出た電線を巻始め端子に巻付けるなどして連結したの
ち、該チューブに取付けてあるカッター又は別のカッタ
ーで假止め部材から延びる電線を巻始め端子の直前で切
断し、その後ボビン回転軸はボビンを回転させ、ボビン
の回転中、電線供給チューブは電線を出しながらボビン
の軸方向に往復移動してボビンに電線を巻回し、ボビン
に電線が所要巻数巻付いたらボビン回転軸は回転を停止
し、電線供給チューブは電線を出口から出しながらボビ
ンの巻終り端子の位置に移動して電線を巻終り端子に巻
付けるなどして連結し、次いで再び出口から電線を出し
ながら前記假止め部材の位置に移動して假止め部材に電
線を巻付けるなどして取付けて待機し、他のカッターが
巻終り端子から假止め部材に向かって延びる電線を巻終
り端子の直後で切断すると共に、チューブに付属したカ
ッター又は別のカッターが假止め部材の直前で電線を切
断するか、又は巻終り端子から仮止め部材に向かって延
びる電線を途中の所定の位置で別のカッターが切断す
る。それから完成した電磁コイルをボビン回転軸から外
し、上述の操作を繰返す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の巻線機で
は、電線供給チューブが假止め部材の位置から移動して
電線をボビンの巻始め端子に巻付けるなどして連結し、
假止め部材から延びる電線を巻始め端子の手前で切断す
るタイミングを見計らってボビン回転軸を回転させるよ
うになっている。このため、巻始め端子の手前での電線
の切断が行えなかった場合でもボビン回転軸は回転を開
始する。そうすると、ボビン回転軸と一体にボビンは回
転し、電線を連結されたボビンの巻始め端子は假止め部
材に取付けられた電線を引張って電線を不特定の位置で
引き千切り、巻始め端子には長さが不定の余剰電線が残
る。この状態でボビンに電線を巻回して電磁コイルを製
作すると、余剰の電線がボビンに巻回したコイルの巻線
部に接触したり、巻線部内に巻込まれると、電磁コイル
に絶縁不良が発生する。殊に余剰電線が巻線部内に巻込
まれた場合は、巻込まれているか、否かは目視による検
査が不可能で、正常な電磁コイルと区別がつかないた
め、余剰電線が巻込まれた電磁コイルを使用して例えば
点火コイルを組立てると、その点火コイルは欠陥製品に
なる。又、余剰電線が電磁コイルの巻線部以外の他の部
品に接触した場合は、その電磁コイルと他の部品とで構
成される製品に、同様に絶縁不良が発生する。
は、電線供給チューブが假止め部材の位置から移動して
電線をボビンの巻始め端子に巻付けるなどして連結し、
假止め部材から延びる電線を巻始め端子の手前で切断す
るタイミングを見計らってボビン回転軸を回転させるよ
うになっている。このため、巻始め端子の手前での電線
の切断が行えなかった場合でもボビン回転軸は回転を開
始する。そうすると、ボビン回転軸と一体にボビンは回
転し、電線を連結されたボビンの巻始め端子は假止め部
材に取付けられた電線を引張って電線を不特定の位置で
引き千切り、巻始め端子には長さが不定の余剰電線が残
る。この状態でボビンに電線を巻回して電磁コイルを製
作すると、余剰の電線がボビンに巻回したコイルの巻線
部に接触したり、巻線部内に巻込まれると、電磁コイル
に絶縁不良が発生する。殊に余剰電線が巻線部内に巻込
まれた場合は、巻込まれているか、否かは目視による検
査が不可能で、正常な電磁コイルと区別がつかないた
め、余剰電線が巻込まれた電磁コイルを使用して例えば
点火コイルを組立てると、その点火コイルは欠陥製品に
なる。又、余剰電線が電磁コイルの巻線部以外の他の部
品に接触した場合は、その電磁コイルと他の部品とで構
成される製品に、同様に絶縁不良が発生する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の巻
線機により発生する致命的な問題を解消するために開発
されたもので、電磁コイルのボビンを支持して回転し、
このボビン上に移動可能な電線供給チューブから電線を
引き出して巻回し、電磁コイルを製作する巻線機におい
て、電線供給チューブから出る電線を假止めする假止め
部材と、前記ボビンの電線の巻始め端子との間に電線の
切断の有無を検出する検出部材を設けたことを特徴とす
る。
線機により発生する致命的な問題を解消するために開発
されたもので、電磁コイルのボビンを支持して回転し、
このボビン上に移動可能な電線供給チューブから電線を
引き出して巻回し、電磁コイルを製作する巻線機におい
て、電線供給チューブから出る電線を假止めする假止め
部材と、前記ボビンの電線の巻始め端子との間に電線の
切断の有無を検出する検出部材を設けたことを特徴とす
る。
【0005】
【実施例】図示の各実施例において、10は巻線機の回
転盤、11は上記回転盤の中心から突出したボビン回転
軸、12はボビン回転軸の近くに位置して設けられた假
止め部材、13は電線14を通して出口から出す移動可
能な電線供給チューブ、20は巻始め端子21と、巻終
り端子22を有し、前記ボビン回転軸11に嵌められて
電線14を鍔23,24の間の外周に巻回する電磁コイ
ルのボビンを示す。ボビン20をボビン回転軸と一体に
回転させるため、ボビン回転軸の断面形状は多角形、図
では正方形、ボビンの内周はこれに対応した多角形にな
っている。
転盤、11は上記回転盤の中心から突出したボビン回転
軸、12はボビン回転軸の近くに位置して設けられた假
止め部材、13は電線14を通して出口から出す移動可
能な電線供給チューブ、20は巻始め端子21と、巻終
り端子22を有し、前記ボビン回転軸11に嵌められて
電線14を鍔23,24の間の外周に巻回する電磁コイ
ルのボビンを示す。ボビン20をボビン回転軸と一体に
回転させるため、ボビン回転軸の断面形状は多角形、図
では正方形、ボビンの内周はこれに対応した多角形にな
っている。
【0006】電線供給チューブ13は出口から出た電線
14の先端部を假止め部材12に巻付けるなどして取付
けて待機し、巻始め端子21と、巻終り端子22を所定
の方向に向けてボビン20をボビン回転軸11に嵌め、
巻線機の運転を開始すると、電線供給チューブ13は電
線14を出口から出しながら回転を停止しているボビン
の巻始め端子21の位置に移動し、出口から出た電線を
巻始め端子21に巻付けるなどして連結し、これにより
電線14は假止め部材12と、ボビンの巻始め端子21
との間に一直線状に張られる。次いで、電線供給チュー
ブ13に付属したカッター、又は別のカッター15が巻
始め端子21の直前で電線14を切断し、それからボビ
ン回転軸12が回転し、ボビンの外周への電線の巻回が
開始する。
14の先端部を假止め部材12に巻付けるなどして取付
けて待機し、巻始め端子21と、巻終り端子22を所定
の方向に向けてボビン20をボビン回転軸11に嵌め、
巻線機の運転を開始すると、電線供給チューブ13は電
線14を出口から出しながら回転を停止しているボビン
の巻始め端子21の位置に移動し、出口から出た電線を
巻始め端子21に巻付けるなどして連結し、これにより
電線14は假止め部材12と、ボビンの巻始め端子21
との間に一直線状に張られる。次いで、電線供給チュー
ブ13に付属したカッター、又は別のカッター15が巻
始め端子21の直前で電線14を切断し、それからボビ
ン回転軸12が回転し、ボビンの外周への電線の巻回が
開始する。
【0007】図1,図2の実施例では、假止め部材12
と、ボビン回転軸に嵌められ、所定の方向に向いている
ボビンの巻始め端子21との間に一直線状に張られる電
線14の系路上に電線の切断の有無を検出する検出部材
25としてマイクロスイッチ26を配置する。これによ
り、待機していた電線供給チューブ13が出口から電線
を出しながらボビンの巻始め端子21の位置に移動する
と、チューブの出口から出た電線14はマイクロスイッ
チ26のアクチュエータ26′を押込むことによりマイ
クロスイッチはONになる。そして、電線供給チューブ
がボビンの巻始め端子21に電線を巻付けて連結してい
る間もマイクロスイッチのONは続き、チューブに付属
のカッター、又は別のカッター15が巻始め端子の直前
で電線を切断すると、一直線状に張られた電線は假止め
部材から垂れ下がるため、マイクロスイッチ26のアク
チュエータは付勢力で復帰し、マイクロスイッチはOF
Fに戻る。又、カッターの作動ミスで巻始め端子の直前
での電線の切断が行われなかった場合はマイクロスイッ
チはONのまゝになる。
と、ボビン回転軸に嵌められ、所定の方向に向いている
ボビンの巻始め端子21との間に一直線状に張られる電
線14の系路上に電線の切断の有無を検出する検出部材
25としてマイクロスイッチ26を配置する。これによ
り、待機していた電線供給チューブ13が出口から電線
を出しながらボビンの巻始め端子21の位置に移動する
と、チューブの出口から出た電線14はマイクロスイッ
チ26のアクチュエータ26′を押込むことによりマイ
クロスイッチはONになる。そして、電線供給チューブ
がボビンの巻始め端子21に電線を巻付けて連結してい
る間もマイクロスイッチのONは続き、チューブに付属
のカッター、又は別のカッター15が巻始め端子の直前
で電線を切断すると、一直線状に張られた電線は假止め
部材から垂れ下がるため、マイクロスイッチ26のアク
チュエータは付勢力で復帰し、マイクロスイッチはOF
Fに戻る。又、カッターの作動ミスで巻始め端子の直前
での電線の切断が行われなかった場合はマイクロスイッ
チはONのまゝになる。
【0008】従って、巻線機には、假止め部材12に電
線を巻付けて待機していた電線供給チューブがボビンの
巻始め端子の位置に移動を開始して電線を巻始め端子に
連結している間に途中でマイクロスイッチ26がONに
なり、その後、カッターが作動してマイクロスイッチ2
6がOFFに復帰したら正常と判断し、ボビン回転軸に
回転を行わせ、カッターが作動してもマイクロスイッチ
がONの状態を維持しているときは異常と判断し、警報
を発して巻線機の運転を停止し、ボビン回転軸に回転を
行わせない制御装置を設けておく。
線を巻付けて待機していた電線供給チューブがボビンの
巻始め端子の位置に移動を開始して電線を巻始め端子に
連結している間に途中でマイクロスイッチ26がONに
なり、その後、カッターが作動してマイクロスイッチ2
6がOFFに復帰したら正常と判断し、ボビン回転軸に
回転を行わせ、カッターが作動してもマイクロスイッチ
がONの状態を維持しているときは異常と判断し、警報
を発して巻線機の運転を停止し、ボビン回転軸に回転を
行わせない制御装置を設けておく。
【0009】図1の実施例では、支柱などの支持部材2
7により、假止め部材12と、ボビンの巻始め端子21
との間に一直線状に張られる電線の系路上に、マイクロ
スイッチ26を固定的に位置させた場合のものであり、
巻線機が電線を巻くボビンが一定寸法であればこれでよ
い。これに対し、巻線機が電線を巻くボビンの寸法が変
わり、假止め部材とボビンの巻き始め端子との間に一直
線状に張られる電線の系路が種々に変化する場合は、図
2の実施例のようにマイクロスイッチを上下方向(Z方
向)、前後方向(X方向)、左右方向(Y方向)に移動
可能なロボット28に取付け、このロボットにより種々
に変化する電線の系路にマイクロスイッチを位置させる
ことができるようにすればよい。
7により、假止め部材12と、ボビンの巻始め端子21
との間に一直線状に張られる電線の系路上に、マイクロ
スイッチ26を固定的に位置させた場合のものであり、
巻線機が電線を巻くボビンが一定寸法であればこれでよ
い。これに対し、巻線機が電線を巻くボビンの寸法が変
わり、假止め部材とボビンの巻き始め端子との間に一直
線状に張られる電線の系路が種々に変化する場合は、図
2の実施例のようにマイクロスイッチを上下方向(Z方
向)、前後方向(X方向)、左右方向(Y方向)に移動
可能なロボット28に取付け、このロボットにより種々
に変化する電線の系路にマイクロスイッチを位置させる
ことができるようにすればよい。
【0010】図3の実施例は、検出部材25として投光
素子29aと、受光素子29bとからなる光電管センサ
ーを使用し、投光素子29aが受光素子29bに投光す
る光束が、假止め部材12と、ボビン回転軸に嵌めら
れ、所定の方向に向いているボビンの巻始め端子21と
の間に一直線状に張られる電線14の系路上を横切るよ
うに両素子29a,29bを配置する。これにより、待
機していた電線供給チューブ13が出口から電線を出し
ながらボビンの巻始め端子21の位置に移動すると、チ
ューブの出口から出た電線14が投光素子29aからの
光束29を遮ることにより光電管センサーはONにな
る。そして、電線供給チューブがボビンの巻始め端子2
1に電線を巻付けて連結している間も光電管センサーの
ONは続き、チューブに付属のカッター、又は別のカッ
ター15が巻始め端子の直前で電線を切断すると、一直
線状に張られた電線は假止め部材から垂れ下がるため、
受光素子29bは投光素子からの光束29を受光し、光
電管センサーはOFFに戻る。又、カッターの作動ミス
で巻始め端子の直前での電線の切断が行われなかった場
合は光電管センサーはONのまゝになる。
素子29aと、受光素子29bとからなる光電管センサ
ーを使用し、投光素子29aが受光素子29bに投光す
る光束が、假止め部材12と、ボビン回転軸に嵌めら
れ、所定の方向に向いているボビンの巻始め端子21と
の間に一直線状に張られる電線14の系路上を横切るよ
うに両素子29a,29bを配置する。これにより、待
機していた電線供給チューブ13が出口から電線を出し
ながらボビンの巻始め端子21の位置に移動すると、チ
ューブの出口から出た電線14が投光素子29aからの
光束29を遮ることにより光電管センサーはONにな
る。そして、電線供給チューブがボビンの巻始め端子2
1に電線を巻付けて連結している間も光電管センサーの
ONは続き、チューブに付属のカッター、又は別のカッ
ター15が巻始め端子の直前で電線を切断すると、一直
線状に張られた電線は假止め部材から垂れ下がるため、
受光素子29bは投光素子からの光束29を受光し、光
電管センサーはOFFに戻る。又、カッターの作動ミス
で巻始め端子の直前での電線の切断が行われなかった場
合は光電管センサーはONのまゝになる。
【0011】従って、巻線機には、假止め部材12に電
線を巻付けて待機していた電線供給チューブがボビンの
巻始め端子の位置に移動を開始して電線を巻始め端子に
連結している間に途中で光電管センサーがONになり、
その後、カッターが作動して光電管センサーがOFFに
復帰したら正常と判断し、ボビン回転軸に回転を行わ
せ、カッターが作動しても光電管センサーがONの状態
を維持しているときは異常と判断し、警報を発して巻線
機の運転を停止し、ボビン回転軸に回転を行わせない制
御装置を設けておく。
線を巻付けて待機していた電線供給チューブがボビンの
巻始め端子の位置に移動を開始して電線を巻始め端子に
連結している間に途中で光電管センサーがONになり、
その後、カッターが作動して光電管センサーがOFFに
復帰したら正常と判断し、ボビン回転軸に回転を行わ
せ、カッターが作動しても光電管センサーがONの状態
を維持しているときは異常と判断し、警報を発して巻線
機の運転を停止し、ボビン回転軸に回転を行わせない制
御装置を設けておく。
【0012】図3の実施例では、假止め部材12と、ボ
ビンの巻始め端子21との間に一直線状に張られる電線
の系路を光束29が横切るように光電管センサーの投光
素子29aと受光素子29bを固定的に配置してあり、
巻線機が電線を巻くボビンが一定寸法であればこれでよ
い。これに対し、巻線機が電線を巻くボビンの寸法が変
わり、假止め部材とボビンの巻き始め端子との間に一直
線状に張られる電線の系路が種々に変化する場合は、図
2の実施例と同様に光電管センサーを上下方向(Z方
向)、前後方向(X方向)、左右方向(Y方向)に移動
可能なロボットに取付け、このロボットにより種々に変
化する電線の系路を光電管センサーの光束29が横切る
ことができるようにすればよい。
ビンの巻始め端子21との間に一直線状に張られる電線
の系路を光束29が横切るように光電管センサーの投光
素子29aと受光素子29bを固定的に配置してあり、
巻線機が電線を巻くボビンが一定寸法であればこれでよ
い。これに対し、巻線機が電線を巻くボビンの寸法が変
わり、假止め部材とボビンの巻き始め端子との間に一直
線状に張られる電線の系路が種々に変化する場合は、図
2の実施例と同様に光電管センサーを上下方向(Z方
向)、前後方向(X方向)、左右方向(Y方向)に移動
可能なロボットに取付け、このロボットにより種々に変
化する電線の系路を光電管センサーの光束29が横切る
ことができるようにすればよい。
【0013】
【発明の効果】以上で明らかなように、本発明によれ
ば、ボビン回転軸に装着したボビンの巻始め端子の手前
での電線の切断がカッターの誤作動などで行われなかっ
たときは、警報を発して巻線機の運転を停止させること
ができるため、絶縁不良の電磁コイルを製造する余地を
確実に防止できる。
ば、ボビン回転軸に装着したボビンの巻始め端子の手前
での電線の切断がカッターの誤作動などで行われなかっ
たときは、警報を発して巻線機の運転を停止させること
ができるため、絶縁不良の電磁コイルを製造する余地を
確実に防止できる。
【図1】この発明の第1実施例の説明図である。
【図2】この発明の第2実施例の説明図である。
【図3】この発明の第3実施例の説明図である。
【符号の説明】 10 巻線機の回転盤 11 巻線機のボビン回転軸 12 假止め部材 13 電線供給チューブ 14 電線 15 カッター 20 ボビン 21 ボビンの巻始め端子 22 ボビンの巻終り端子 25 検出部材 26 マイクロスイッチ 28 ロボット 29a 光電管センサーの投光素子 29b 光電管センサーの受光素子
Claims (1)
- 【請求項1】 電磁コイルのボビンを支持して回転し、
このボビン上に移動可能な電線供給チューブから電線を
引き出して巻回し、電磁コイルを製作する巻線機におい
て、電線供給チューブから出る電線を假止めする假止め
部材と、前記ボビンの電線の巻始め端子との間に電線の
切断の有無を検出する検出部材を設けたことを特徴とす
る電線機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13471297A JPH10324460A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 巻線機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13471297A JPH10324460A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 巻線機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10324460A true JPH10324460A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15134843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13471297A Pending JPH10324460A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 巻線機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10324460A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102417124A (zh) * | 2011-11-23 | 2012-04-18 | 浙江海森纺机科技有限公司 | 一种绳编无结网绕线机上的送纱管摇臂 |
CN110303104A (zh) * | 2019-07-09 | 2019-10-08 | 厦门恰骉灯具有限公司 | 一种用于不同长度电线自动剪裁机械手 |
-
1997
- 1997-05-26 JP JP13471297A patent/JPH10324460A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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