JPH1032436A - 光受信回路及び光伝送システム - Google Patents

光受信回路及び光伝送システム

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JPH1032436A
JPH1032436A JP8187237A JP18723796A JPH1032436A JP H1032436 A JPH1032436 A JP H1032436A JP 8187237 A JP8187237 A JP 8187237A JP 18723796 A JP18723796 A JP 18723796A JP H1032436 A JPH1032436 A JP H1032436A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的は、受光ダイナミックレンジの広
い光受信回路を提供することにある。 【解決手段】受光素子10により検出された電流信号
は、前置増幅回路20により電圧信号に変換される。前
置増幅回路20の出力は、受信光レベル変換回路100
に入力する。受信光レベル変換回路100は、前置増幅
回路20の出力信号が所定レベルより小さい場合には、
前置増幅回路20の出力信号を増幅する機能を有し、前
置増幅回路20の出力信号が所定レベルより大きい場合
には、前置増幅回路20の出力信号を増幅するととも
に、レベルシフトする機能を有している。受信光レベル
変換回路100の出力は、主増幅回路30により増幅さ
れるが、前置増幅回路20の出力信号が所定レベルより
大きい場合には、受信光レベル変換回路100の出力に
より、主増幅回路30をバイポーラ動作させる。主増幅
回路30の出力信号を所定のしきい値に基づいて比較回
路40によって、波形成形される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル光信号を
電気信号に変換する光受信回路及びこの光受信回路を用
いた光伝送システムに係り、特に、バ−スト伝送に用い
るに好適な光受信回路及び光伝送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光受信回路においては、受光素子
によって変換された電気信号を主増幅器によって増幅
し、主増幅器の出力信号を、”1”レベルと”0”レベ
ルの中点電圧をしきい値として波形整形して、デジタル
電気信号を出力している。ここで、”1”レベルの電圧
は、入力する光信号の信号強度によって変化するた
め、”1”レベルの電圧の変化に応じてしきい値の電圧
も変化させる必要があり、自動しきい値調整回路(AT
C)を使用している。自動しきい値調整回路は、”1”
レベルの電圧に相当する値として、主増幅器の出力電圧
のピーク値を検出し、このピーク値と”0”レベルに相
当する基準電圧値との中点の電圧をしきい値とすること
により、自動的にしきい値を調整するようにしていた。
この自動的に調整されたしきい値を比較器の一方の入力
信号とし、比較器の他方の入力端子に主増幅器の出力信
号を入力することにより、このしきい値により波形成形
して、デジタル電気信号を出力することができる。
【0003】自動しきい値調整回路としては、例えば、
特開昭60−214128号公報に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光受信回路においては、受光ダイナミックレンジが狭い
という問題があった。即ち、従来の光受信回路において
は、受光ダイナミックレンジは、例えば、主増幅器の線
形動作範囲で支配されており、主増幅器の線形動作範囲
以上の受光レベルの信号に対しては、主増幅器は、本来
の”1”レベルの信号を出力できないことになる。その
結果、しきい値調整回路で生成した”1”レベルと”
0”レベルの中点電圧が、本来のしきい値レベルと相違
するため、比較器の出力には、パルス幅歪みが発生す
る。従って、従来は、主増幅器の線形動作範囲で主増幅
器が動作するような受光レベルに制限されるため、受光
ダイナミックレンジが狭いという問題があった。なお、
受光ダイナミックレンジを制限するファクタとしては、
主増幅器以外にも、ピーク検出回路等がある。
【0005】また、光受信回路の受光ダイナミックレン
ジが狭い場合には、光受信回路と光送信器を個々に光フ
ァイバーで接続して光伝送システムを構築する必要があ
るため、光伝送システムが高価になるという問題があっ
た。
【0006】本発明の目的は、受光ダイナミックレンジ
の広い光受信回路を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、安価に構成できる光
伝送システムを提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、受光素子と、この受光素子により検出さ
れた電流信号を電圧信号に変換する前置増幅回路と、こ
の前置増幅回路の出力信号を増幅する主増幅回路と、こ
の主増幅回路の出力信号を所定のしきい値に基づいて波
形成形する比較回路とを有する光受信回路において、上
記前置増幅回路と上記主増幅回路の間に配置され、上記
前置増幅回路の出力信号が所定レベルより小さい場合に
は、上記前置増幅回路の出力信号を増幅する機能を有
し、上記前置増幅回路の出力信号が所定レベルより大き
い場合には、上記前置増幅回路の出力信号を増幅すると
ともに、レベルシフトする機能を有する受信光レベル変
換回路を備え、上記前置増幅回路の出力信号が所定レベ
ルより大きい場合には、上記受信光レベル変換回路の出
力により、上記主増幅回路をバイポーラ動作させるよう
にしたものであり、かかる構成により、光受信回路の受
光ダイナミックレンジを広くし得るものである。
【0009】上記光受信回路において、好ましくは、上
記受信光レベル変換回路は、上記前置増幅回路の出力に
接続され、上記前置増幅回路の出力信号が所定レベルよ
り小さい場合には、その出力を0とし、上記前置増幅回
路の出力信号が所定レベルより大きい場合には、上記前
置増幅回路の出力信号のピーク値をレベルをシフトして
出力する選択シフト回路と、上記前置増幅回路の出力及
び上記選択シフト回路の出力を2つの入力とする2入力
増幅回路から構成するようにしたものである。
【0010】上記光受信回路において、好ましくは、上
記所定レベルは、入力した電気信号に対して線形動作範
囲を有する回路素子の線形動作範囲の上限値に相当する
電圧としたものであり、かかる構成により、線形動作範
囲内では、回路素子を線形動作させ、線形動作範囲以外
では、バイポーラ動作させ得るものとなる。
【0011】上記光受信回路において、好ましくは、上
記前置増幅回路の出力信号に対する上記2入力増幅回路
の増幅率をK1とし、上記選択シフト回路の出力信号に
対する上記2入力増幅回路の増幅率をK2とするとき、
上記選択シフト回路におけるシフト量は、上記所定レベ
ルに(K2/K1)を乗じた量とするものである。
【0012】上記光受信回路において、好ましくは、上
記選択シフト回路は、上記前置増幅回路の出力信号のピ
ーク値を検出するピーク検出回路を備えるともに、この
ピーク検出回路は所定のタイミングでリセット可能とし
たものであり、かかる構成により、小さな光受信レベル
から大きな光受信レベルまで瞬時に受信し得るものとな
る。
【0013】上記光受信回路において、好ましくは、上
記比較回路に入力するしきい値を出力するしきい値回路
を備え、上記しきい値回路は、”1”レベルに相当する
上記主増幅回路の出力信号のピーク値を検出するピーク
検出回路と、”0”レベルに相当する基準電圧を発生す
る基準電圧発生回路とから構成され、上記ピーク検出回
路と上記基準電圧発生回路の出力の中点電圧をしきい値
として出力するようにしたものであり、かかる構成によ
り、”1”レベルの変動に応じて適した波形成形をし得
るものとなる。
【0014】上記光受信回路において、好ましくは、上
記ピーク検出回路は所定のタイミングでリセット可能と
したものであり、かかる構成により、小さな光受信レベ
ルから大きな光受信レベルまで瞬時に受信し得るものと
なる。
【0015】上記光受信回路において、好ましくは、上
記しきい値回路は、無受光時には、ノイズレベルに相当
するしきい値を出力するようにしたものであり、かかる
構成により、ノイズによる誤動作を防止し得るものとな
る。
【0016】上記光受信回路において、好ましくは、上
記主増幅回路の出力信号のボトム値を検出するととも
に、このボトム値が”0”レベルに相当する電圧となる
ように主増幅回路の出力を補正するボトム補正回路を備
えるようにしたものであり、かかる構成により、雑音成
分の影響を除去し得るものとなる。
【0017】上記他の目的を達成するために、本発明
は、光受信回路を有する局と光送信回路を有する加入者
との間を光ファイバーにより接続して、上記加入者から
上記局にデータを伝送する光伝送システムにおいて、上
記光受信回路は、受光素子と、この受光素子により検出
された電流信号を電圧信号に変換する前置増幅回路と、
この前置増幅回路の出力信号を増幅する主増幅回路と、
この主増幅回路の出力信号を所定のしきい値に基づいて
波形成形する比較回路と、上記前置増幅回路と上記主増
幅回路の間に配置され、上記前置増幅回路の出力信号が
所定レベルより小さい場合には、上記前置増幅回路の出
力信号を増幅する機能を有し、上記前置増幅回路の出力
信号が所定レベルより大きい場合には、上記前置増幅回
路の出力信号を増幅するとともに、レベルシフトする機
能を有する受信光レベル変換回路とから構成するように
したものであり、かかる構成により、光伝送システムを
安価に構成し得るものとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図1,図2及び図3を用い
て、本発明の一実施形態による光受信回路について説明
する。図1は、本発明の一実施形態による光受信回路の
ブロック図である。
【0019】受光素子10は、入力した光信号を電気信
号に変換する。受光素子10が出力する電流信号は、前
置増幅回路20によって、電圧信号に変換される。前置
増幅回路20の出力信号は、受信光レベル変換回路10
0に入力する。受信光レベル変換回路100は、2入力
増幅回路200と選択シフト回路300によって構成さ
れている。
【0020】2入力増幅回路200は、反転増幅器20
2と、反転増幅器202の第1の入力端子と前置増幅回
路20の間に接続される抵抗値Rの入力抵抗204と、
反転増幅器202の第2の入力端子と選択シフト回路3
00の間に接続される抵抗値2Rの入力抵抗206と、
反転増幅器202の出力端子と入力端子間に接続される
抵抗値2Rの帰還抵抗208によって構成されている。
従って、前置増幅回路20の出力信号は、2入力増幅回
路200によって増幅率が2倍で反転増幅され、選択シ
フト回路300の出力信号は、2入力増幅回路200に
よって等倍で反転増幅される。
【0021】ここで、受信光レベル変換回路100の詳
細な構成及び動作については、後述するが、受信光レベ
ル変換回路100への入力信号Vinが小さい時,即ち、
受信光レベルが小さい時、選択シフト回路300からの
信号は零であるため、前置増幅回路20の出力信号のみ
が2倍に反転増幅される。受信光レベル変換回路100
への入力信号Vinが所定値より大きい時,即ち、受信光
レベルが大きい時については、後述するが、本実施形態
においては、受信光レベル変換回路100を備えること
により、受信光レベルが大きい時にもパルス幅歪みが発
生しないようになり、受光ダイナミックレンジを広げら
れるものである。
【0022】受信光レベル変換回路100の出力信号V
out1は、主増幅回路30によって増幅される。ここ
で、主増幅回路30の増幅率を,例えば、5倍としてお
り、2入力増幅回路200における増幅率の2倍と併せ
て、10倍の増幅率を得るようにしている。これは、本
実施形態における増幅回路の増幅率を、従来の主増幅回
路の増幅率(10倍)に合わせるようにしているためで
ある。
【0023】主増幅回路30の出力信号は、比較回路4
0の一方の入力端子及びしきい値回路400に入力す
る。しきい値回路400は、第1ピーク検出回路410
と、第1基準電圧回路420と、抵抗430,432か
ら構成されている。
【0024】第1ピーク検出回路410は、主増幅回路
30の出力信号のピーク値を検出し、ホールドするもの
であり、主増幅回路30の出力信号の中で”1”レベル
の信号に相当する電圧VHをホールドする。第1基準電
圧回路420は、所定の基準電圧を発生する回路であ
り、主増幅回路30の出力信号の中で”0”レベルの信
号に相当する電圧VL1を出力する。基準電圧VL1として
は、例えば、0Vとしてある。
【0025】第1ピーク検出回路410の出力と、第1
基準電圧回路420の出力は、抵抗430,432を介
して接続されている。ここで、抵抗430,432の抵
抗値を等しくすると、抵抗430と抵抗432の接続点
には、”1”レベルに相当する電圧VHと”0”レベル
に相当する電圧VL1の中点電圧Vth=((VH+VL1)
/2)が出力される。
【0026】この中点電圧Vthは、波形成形のためのし
きい値となり、比較器40の第2の入力端子に入力され
る。比較器40は、しきい値回路400が出力する中点
電圧Vthをしきい値として、主増幅回路30の出力信号
を波形成形して、デジタル電気信号VDを出力する。
【0027】次に、選択シフト回路300の構成につい
て説明する。前置増幅回路20の出力信号は、選択シフ
ト回路300の中の1倍反転増幅回路310に入力す
る。1倍反転増幅回路310は、反転増幅器312と、
抵抗値Rの入力抵抗314と、抵抗値Rの帰還抵抗31
6によって構成されており、入力信号を増幅率が1倍
で、反転増幅する。従って、受信光レベル変換回路10
0の入力信号Vinが、”1”レベルの受信光に相当する
電圧が−Vhであり、”0”レベルの受信光に相当する
電圧が0とすると、1倍反転増幅回路310の出力電圧
は、”1”レベルの受信光に対してVhとなり、”0”
レベルの受信光に対して0となる。1倍反転増幅回路3
10の出力信号は、第2ピーク検出回路320に入力す
る。なお、無受光時にも、ノイズに相当する電圧が流れ
るため、”0”レベルの受信光に相当する電圧は、実際
には、0ではないが、ここでは、説明の都合上、0とし
てある。
【0028】第2ピーク検出回路320は、入力信号の
ピーク値を検出し、ホールドする。従って、第2ピーク
検出回路320の出力電圧は、Vhとなる。第2ピーク
検出回路320の出力信号は、第1レベルシフト回路3
30に入力する。
【0029】第1レベルシフト回路330は、入力信号
に対して、(−ΔV)だけ信号レベルをシフトするもの
である。従って、第1レベルシフト回路330の出力電
圧は、(Vh−ΔV)となる。第1レベルシフト回路3
30の出力信号は、最大値選択回路350に入力する。
【0030】最大値選択回路350は、第1レベルシフ
ト回路330の出力と、第2基準電圧回路350の出力
の内、大きい方を出力する。第2基準電圧回路350
は、”0”レベルに相当する電圧VL2を出力する回路で
あり、ここでは、VL2=0としてある。即ち、最大値選
択回路350は、第1レベルシフト回路330の出力
(Vh−ΔV)と、第2基準電圧回路350の出力(VL
2=0)を比較して、(Vh−ΔV)が(VL2=0)より
小さい第1の状態では、(VL2=0)を出力し、(Vh
−ΔV)が(VL2=0)より大きい第2の状態では、
(Vh−ΔV)を出力する。
【0031】次に、図1に示した光受信回路の動作につ
いて、図2,図3とともに説明する。図2には、本発明
の一実施形態による光受信回路の受信光レベル変換回路
の入力信号と出力信号の関係を説明する波形図であり、
図3は、本発明の一実施形態による受信光レベル変換回
路の入力信号と出力信号の関係、及び光受信回路の比較
回路の入力信号を説明する図である。
【0032】ここで、受信光レベルが小さい第1の場合
と、受信光レベルが大きい第2の場合について、分けて
説明する。受信光レベル変換回路100の入力信号Vin
が、図2(A)に示すように、受信光が”1”レベルの
時、−Vhとし、受信光が”0”レベルの時、0とし、
第1レベルシフト回路330のシフト電圧を−ΔVとす
るとき、受信光レベルが小さい第1の場合とは、Vh<
ΔVの場合であり、受信光レベルが大きい第2の場合と
は、Vh>ΔVの場合である。これは、例えば、受信光
が”1”レベルの時の入力信号−Vhとするとき、Vh
が0.1V(=100mV)以下の時が第1の場合であ
り、Vhが0.1V以上の時が第2の場合である。Vh
が0.1V以内であれば、主増幅回路30は、線形動作
範囲内で動作させることができるものとする。
【0033】なお、ピーク検出回路410の線形動作範
囲は、主増幅回路30の線形動作範囲と同等若しくはそ
れ以下のものとする。ピーク検出回路410の線形動作
範囲が、主増幅回路30の線形動作範囲よりも狭い場合
には、Vhは、ピーク検出回路の線形動作範囲に基づい
て設定されるものである。
【0034】最初に、受信光レベルが小さい第1の場合
について説明する。この場合には、入力増幅回路200
の中の第1レベルシフト回路330の出力電圧(Vh−
ΔV)と、第2基準電圧回路350の出力電圧VL2(=
0)とを、最大値選択回路340により比較すると、第
2基準電圧回路350の出力電圧VL2(=0)の方が大
きいため、最大値選択回路340の出力電圧は、0とな
る。従って、2入力増幅回路200の2入力の内、入力
抵抗206から入力する電圧は、0であるため、入力抵
抗204から入力する前置増幅回路20の出力電圧Vin
を、そのまま、増幅率が2倍で、反転増幅する。
【0035】即ち、図2(A)に示す入力信号Vinは、
図2(B)に示すように、”1”レベルの信号の電圧が
2Vhであり、”0”レベルの信号の電圧が0である出
力信号Vout1となる。
【0036】その結果、図3(A)に示すように、入力
信号Vinが−ΔV以下では、”1”レベルの信号は、そ
のままリニアに増幅され、”0”レベルの信号は、0の
ままとなる。
【0037】主増幅回路30の出力電圧Vout2は、”
1”レベルに対応する電圧は10・Vhとなり、しきい
値回路400のピーク検出回路410によって、ピーク
値VHとして、10・Vhが検出される。第1基準電圧
回路420が発生する基準電圧VL1を0とすると、しき
い値Vthは、5・Vhとなる。従って、比較回路50に
よって、従来同様に、パルス波形歪みが発生しない状態
で波形成形を行い、デジタル電気信号に変換することが
できる。
【0038】次に、受信光レベルが大きい第2の場合に
ついて説明する。この場合には、入力増幅回路200の
中の第1レベルシフト回路330の出力電圧(Vh−Δ
V)と、第2基準電圧回路350の出力電圧VL2(=
0)とを、最大値選択回路340により比較すると、第
1レベルシフト回路330の出力電圧(Vh−ΔV)の
方が大きいため、最大値選択回路340の出力電圧は、
(Vh−ΔV)となる。従って、2入力増幅回路200
の2入力の内、入力抵抗206から入力する電圧は、
(Vh−ΔV)であるため、この電圧は、増幅率が1倍
で反転増幅されて、−(Vh−ΔV)となり、入力抵抗
204から入力する前置増幅回路20の出力電圧Vin
は、増幅率が2倍で、反転増幅されて、−2Vinとな
る。即ち、2入力増幅回路200の出力電圧Vout1
は、−2Vin−(Vh−ΔV)となる。
【0039】ここで、入力信号Vinは、受信光が”1”
レベルの時、−Vhであり、受信光が”0”レベルの
時、0であるので、2入力増幅回路200の出力電圧V
out1は、図2(C)に示すように、受信光が”1”レ
ベルの時、ΔV+Vhとなり、受信光が”0”レベルの
時、ΔV−Vhとなる。即ち、本来は、1極性の受信光
の信号を、デユーテイ50%の2極性(バイポーラ)の
信号に変換することになる。
【0040】その結果、図3(A)に示すように、入力
信号Vinが−ΔV以上では、”1”レベル及び”0”レ
ベルの信号は、レベルシフトされて、増幅されることに
なる。なお、ここで、レベルシフト量ΔVは、0.1V
としてある。これは、受信光レベル変換回路100の出
力電圧Vout1,即ち、主増幅回路30の入力電圧が
0.2Vの時が、主増幅回路30の線形動作範囲の上限
値とすると、この電圧の1/2をレベルシフト量ΔVと
している。これにより、図3(A)に示すように、”
1”レベルに対する出力電圧Vout1が、段付きなく直
線的に増加する特性とすることができる。
【0041】なお、レベルシフト量ΔVは、前置増幅回
路20の出力に対する2入力増幅回路200の増幅率を
K1とし、選択シフト回路300の出力に対する2入力
増幅回路200の増幅率をK2とするとき、主増幅回路
30の線形動作範囲の上限値となる主増幅回路30の入
力電圧の(K2/K1)倍としている。
【0042】次に、図3(B)を用いて、主増幅回路3
0の出力電圧Vout2としきい値回路400が出力する
中点電圧Vthとの関係について説明する。入力信号Vin
が−0.1Vよりも絶対値が小さい時は、”1”レベル
の信号も”0”レベルの信号も、それぞれ、5倍にリニ
アに増幅される。しかしながら、主増幅回路30の線形
動作範囲を、出力電圧レベルで1Vとすると、入力信号
Vinが−0.1Vよりも絶対値が大きい時は、”1”レ
ベルの信号は、1Vで飽和することになる。
【0043】この時、しきい値回路400が出力する中
点電圧Vthは、図3(B)中に破線で示すように、入力
信号Vinが−0.1Vよりも絶対値が小さい時は、”
1”レベルの信号と0の中点の電圧であり、入力信号の
増加とともに増加する。しかしながら、入力信号Vinが
−0.1Vよりも絶対値が大きくなると、”1”レベル
の信号は飽和するため、中点電圧Vthは、一定となる。
【0044】ここで、比較回路40における波形成形動
作について見ると、入力電圧Vinが0.1V以下では、
主増幅回路30の線形動作範囲内であるため、パルス幅
歪みが発生することはない。また、入力電圧Vinが0.
1V以上の領域においては、主増幅回路30の入力信号
は、レベルシフトされてバイポーラの信号となっている
ため、しきい値は、本来のしきい値と一致するものであ
るため、パルス幅歪みが発生することはない。即ち、受
光レベルVinにおいて、従来の受光ダイナミックレンジ
を、従来は、0.01V〜0.1Vとすると、本実施形
態においては、0.01V〜1Vの範囲に拡大すること
ができる。
【0045】従って、主増幅回路が線形動作する範囲だ
けでなく、線形動作する範囲以外においても、パルス歪
みが発生することなく、広い範囲の受信光を電気信号に
変換することができるため、受光ダイナミックレンジを
広くすることができる。
【0046】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、光受信回路における受光ダイナミックレンジを広く
することができる。
【0047】次に、図4及び図5を用いて、上述した光
受信回路を用いた光加入者伝送システムについて説明す
る。図4は、本発明の一実施形態による光受信回路を用
いた光加入者伝送システムのブロック構成図である。
【0048】局1000は、光ファイバー3000及び
スターカプラーを介して、複数の加入者2000A,2
000B,2000Cと接続されている。局1000内
には、光伝送の制御をする伝送装置1100が備えられ
ており、伝送装置1100内には、光ファイバー300
0を通して加入者から送信されてくるデジタル光信号を
受信する光受信回路1200が備えられている。光受信
回路1200の構成は、図1において説明したようにな
っている。
【0049】また、加入者2000A内には、局100
0との光伝送を制御する終端装置2100Aが備えられ
ており、終端装置2100A内には、デジタル信号を光
信号に変換して送信する光送信器2200Aが備えられ
ている。他の加入者2000B,2000Cも、加入者
2000Aと同様の構成となっている。
【0050】加入者2000Aの光送信器2200Aか
ら送信された光信号は、スターカプラ4000及び光フ
ァイバー3000を介して、局1000の光受信回路1
200によって受信される。
【0051】なお、図4においては、1方向の伝送系を
示しているが、実際には、局1000側には、光送信回
路が備えられ、加入者2000側には、光受信器が備え
られることにより、双方向の伝送系が構成されている。
【0052】加入者2000A,2000B,2000
Cからのデジタル光信号の送信は、図5に示すように、
時分割で行われる。即ち、加入者2000Aからの情報
は、時間幅T1の間にバーストデータとして送信され、
続いて、加入者2000Bからの情報が、同様にして、
時間幅T1の間に送信される。全員の加入者2000か
らの送信が終了すると、時間T2後には、引き続いて、
最初の加入者2000Aからの送信が行われ、以降、加
入者2000B,加入者2000Cと繰り返される。
【0053】ここで、光受信回路1200としては、図
1において説明したように、受光ダイナミックレンジの
広い光受信回路を用いることができる。従って、局10
00と加入者2000Aとの通信距離L1が例えば短
く、局1000と加入者2000Bとの通信距離L2が
長いように、加入者との距離に応じて、光受信回路12
00で受信する受光レベルが大きく異なるような場合に
も、精度よく加入者からの光情報を検出することができ
る。
【0054】光受信回路のダイナミックレンジが狭い場
合には、局の中に複数の光受信回路を備え、それぞれの
光受信回路と複数の加入者間をそれぞれ独立した複数の
光ファイバーで接続する必要があるのに対して、上述し
たように、受光ダイナミックレンジの広い光受信回路を
用いることにより、光受信回路を1個で済み、また、光
ファイバーも1本で済むため、光伝送システムを安価に
構成することができるものである。
【0055】次に、図6を用いて、本発明の他の実施形
態による光受信回路について説明する。図6は、本発明
の他の実施形態による光受信回路の構成を示すブロック
図である。
【0056】なお、図1と同一符号は、同一部分を示し
ているため、共通部分の説明は省略するとともに、本実
施形態における特徴点について主として説明する。本実
施形態の特徴は、次の3点にある。
【0057】第1の特徴は、選択シフト回路300’に
ある。選択シフト回路300’の中の第2ピーク検出回
路325は、図1に示した第2ピーク検出回路320と
は異なり、リセット付第2ピーク検出回路によって構成
している。
【0058】リセット付第2ピーク検出回路325は、
リセット信号が入力すると、内部にホールドされている
電圧が初期化され、再度、ピーク検出動作を実行する。
ここで、リセット信号は、例えば、図4に示す伝送装置
1100から所定のタイミングで出力される。図4に示
した光受信回路1200は、各加入者2000A,20
00B,2000Cから、図5に示すように、時分割さ
れたバーストデータを受信するものであり、そのぞれの
受信光信号の”1”レベルは、各加入者2000A,2
000B,2000Cと光受信回路1200間の距離に
よって異なる。そこで、各加入者2000A,2000
B,2000Cから送信されてくるバーストデータの終
了後のデータ非伝送期間に、伝送装置1100は、リセ
ット信号を光受信回路1200に出力する。このリセッ
トパルスが、図6に示したリセット付第2ピーク検出回
路325に入力する。
【0059】また、しきい値回路400’の中の第1の
ピーク検出回路415も、図1に示した第1ピーク検出
回路410とは異なり、リセット付第1ピーク検出回路
によって構成している。リセット付第1ピーク検出回路
415は、リセット信号が入力すると、内部にホールド
されている電圧が初期化され、再度、ピーク検出動作を
実行する。ここで、リセット信号は、上述したように、
図4に示す伝送装置1100から所定のタイミングで出
力される。
【0060】この構成によって、それぞれのピーク検出
回路325,415は、バーストデータの時分割伝送に
併せてリセットされ、小さな光受信レベルから大きな光
受信レベルまで瞬時に受信可能となる。
【0061】第2の特徴は、ボトム補正回路500を備
えるとともに、主増幅回路30’を差動増幅回路32に
より構成したことにある。ボトム補正回路500は、ボ
トム検出回路510と、差動増幅回路520から構成さ
れている。
【0062】ボトム検出回路510は、主増幅回路3
0’の出力信号の内、”0”レベルの信号に相当するボ
トム信号値を検出する。ボトム検出回路510の出力
は、差動増幅回路520の正入力端子に入力する。ま
た、ボトム検出回路510の反転入力端子には、第1基
準電圧回路420が出力する”0”レベルに相当する電
圧が入力する。本来は、差動増幅回路520の2入力
は、共に、”0”レベルに相当する電圧であり、同じ値
を示す訳であるが、主増幅回路30’の出力信号の中
の”0”レベルに含まれる雑音電圧によって、レベルア
ップする場合がある。
【0063】差動増幅回路520は、無受光時の”0”
レベルに含まれる雑音電圧成分を検出し、この電圧成分
を、主増幅回路30’の差動増幅回路32の反転入力端
子に入力ことにより、キャンセルすることができる。
【0064】従って、雑音成分の影響をキャンセルする
ことができ、主増幅回路の雑音電圧で支配される小さな
光受信レベルまで受信することが可能となり、ダイナミ
ックレンジを広げることができる。
【0065】第3の特徴は、しきい値回路400’の中
に、さらに、第2レベルシフト回路440及び第2最大
値選択回路450を備えたことにある。
【0066】通常の光受信時には、第2最大値選択回路
450は、第1ピーク検出回路415が検出した”1”
レベルに相当する電圧を選択し、出力する。そして、し
きい値回路400’が出力するしきい値電圧Vthは、第
1ピーク検出回路415の出力VHと、第1の基準電圧
回路420が出力する”0”レベルに相当する電圧VL1
の中点電圧となっている。
【0067】それに対して、無受光時に、第2レベルシ
フト回路440が機能する。即ち、第2レベルシフト回
路440は、第1基準電圧回路の出力電圧VL1を、ノイ
ズレベルの2倍程度の電圧ΔVNだけレベルシフトする
ようにしている。即ち、第2レベルシフト回路440の
出力電圧は、VL1+ΔVNとなっている。一方、第1ピ
ーク検出回路415の出力は、無受光時には、ノイズレ
ベル程度の電圧となっており、これは、例えば、ΔVN
/2よりも小さい電圧である。従って、第2最大値選択
回路450は、第2レベルシフト回路440の出力電圧
VL1+ΔVNを出力する。この時、しきい値回路40
0’が出力するしきい値Vthは、ΔVN/2(=((VL
1+ΔVN)−VL1)/2)となる。この電圧は、ノイズ
レベル程度の電圧であるため、無受光時の比較回路40
の出力を”0”レベルに保つことができる。
【0068】以上のような構成をとらない時は、しきい
値Vthは、ノイズレベルの半分のレベルとなるため、比
較回路40は、ノイズをこのしきい値で波形成形するこ
とになり、無受光時であるにも拘らず、”0”,”1”
の疑似的なデータが出力されることになる。それに対し
て、第2レベルシフト回路440及び第2最大値選択回
路450を備えることにより、ノイズによる誤動作を防
止することができるようになる。
【0069】以上の説明は、図1に示した実施形態と異
なる点についてのみであるが、それ以外の点について
は、図1に示したように動作するため、光受信回路にお
ける受光ダイナミックレンジを広くすることができる。
【0070】本実施形態によれば、光受信回路における
受光ダイナミックレンジを広くすることができる。
【0071】また、小さな光受信レベルから大きな光受
信レベルまで瞬時に受信可能となる。
【0072】さらに、雑音成分の影響をキャンセルする
ことができる。
【0073】また、ノイズによる誤動作を防止すること
ができるようになる。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、光受信回路における受
光ダイナミックレンジを広くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による光受信回路のブロッ
ク図である。
【図2】本発明の一実施形態による光受信回路の受信光
レベル変換回路の入力信号と出力信号の関係を説明する
波形図である。
【図3】本発明の一実施形態による受信光レベル変換回
路の入力信号と出力信号の関係、及び光受信回路の比較
回路の入力信号を説明する図である。
【図4】本発明の一実施形態による光受信回路を用いた
光加入者伝送システムのブロック構成図である。
【図5】光加入者伝送システムにおけるデータ伝送の説
明図である。
【図6】本発明の他の実施形態による光受信回路の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
10…受光素子 20…前置増幅回路 30,30’…主増幅回路 32,520…差動増幅回路 40…比較回路 100…受信光レベル変換回路 200…2入力増幅回路 202,312…反転増幅器 300…選択シフト回路 310…1倍反転増幅回路 320…第2ピ−ク検出回路 325…リセット機能付き第2ピ−ク検出回路 330…第1レベルシフト回路 340…第1最大値選択回路 350…第2基準電圧回路 400…しきい値回路 410…第1ピ−ク検出回路 415…リセット機能付き第1ピ−ク検出回路 420…第1基準電圧回路 430,432…抵抗 440…第2レベルシフト回路 450…第2最大値選択回路 500…ボトム補正回路 510…ボトム検出回路 1000…局 1200…光受信回路 2000…加入者 3000…光ファイバー 4000…スターカプラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/04 10/06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光素子と、 この受光素子により検出された電流信号を電圧信号に変
    換する前置増幅回路と、 この前置増幅回路の出力信号を増幅する主増幅回路と、 この主増幅回路の出力信号を所定のしきい値に基づいて
    波形成形する比較回路とを有する光受信回路において、 上記前置増幅回路と上記主増幅回路の間に配置され、上
    記前置増幅回路の出力信号が所定レベルより小さい場合
    には、上記前置増幅回路の出力信号を増幅する機能を有
    し、上記前置増幅回路の出力信号が所定レベルより大き
    い場合には、上記前置増幅回路の出力信号を増幅すると
    ともに、レベルシフトする機能を有する受信光レベル変
    換回路を備え、 上記前置増幅回路の出力信号が所定レベルより大きい場
    合には、上記受信光レベル変換回路の出力により、上記
    主増幅回路をバイポーラ動作させることを特徴とする光
    受信回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光受信回路において、 上記受信光レベル変換回路は、 上記前置増幅回路の出力に接続され、上記前置増幅回路
    の出力信号が所定レベルより小さい場合には、その出力
    を0とし、上記前置増幅回路の出力信号が所定レベルよ
    り大きい場合には、上記前置増幅回路の出力信号のピー
    ク値をレベルをシフトして出力する選択シフト回路と、 上記前置増幅回路の出力及び上記選択シフト回路の出力
    を2つの入力とする2入力増幅回路から構成されること
    を特徴とする光受信回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光受信回路において、 上記所定レベルは、入力した電気信号に対して線形動作
    範囲を有する回路素子の線形動作範囲の上限値に相当す
    る電圧としたことを特徴とする光受信回路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の光受信回路において、 上記前置増幅回路の出力信号に対する上記2入力増幅回
    路の増幅率をK1とし、上記選択シフト回路の出力信号
    に対する上記2入力増幅回路の増幅率をK2とすると
    き、上記選択シフト回路におけるシフト量は、上記所定
    レベルに(K2/K1)を乗じた量であることを特徴と
    する光受信回路。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の光受信回路において、 上記選択シフト回路は、上記前置増幅回路の出力信号の
    ピーク値を検出するピーク検出回路を備えるともに、こ
    のピーク検出回路は所定のタイミングでリセット可能で
    あることを特徴とする光受信回路。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の光受信回路において、 上記比較回路に入力するしきい値を出力するしきい値回
    路を備え、 上記しきい値回路は、”1”レベルに相当する上記主増
    幅回路の出力信号のピーク値を検出するピーク検出回路
    と、”0”レベルに相当する基準電圧を発生する基準電
    圧発生回路とから構成され、上記ピーク検出回路と上記
    基準電圧発生回路の出力の中点電圧をしきい値として出
    力することを特徴とする光受信回路。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の光受信回路において、 上記ピーク検出回路は所定のタイミングでリセット可能
    であることを特徴とする光受信回路。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の光受信回路において、 上記しきい値回路は、無受光時には、ノイズレベルに相
    当するしきい値を出力することを特徴とする光受信回
    路。
  9. 【請求項9】 請求項1記載の光受信回路において、 上記主増幅回路の出力信号のボトム値を検出するととも
    に、このボトム値が”0”レベルに相当する電圧となる
    ように主増幅回路の出力を補正するボトム補正回路を備
    えたことを特徴とする光受信回路。
  10. 【請求項10】 光受信回路を有する局と光送信回路を
    有する加入者との間を光ファイバーにより接続して、上
    記加入者から上記局にデータを伝送する光伝送システム
    において、 上記光受信回路は、 受光素子と、 この受光素子により検出された電流信号を電圧信号に変
    換する前置増幅回路と、 この前置増幅回路の出力信号を増幅する主増幅回路と、 この主増幅回路の出力信号を所定のしきい値に基づいて
    波形成形する比較回路と、 上記前置増幅回路と上記主増幅回路の間に配置され、上
    記前置増幅回路の出力信号が所定レベルより小さい場合
    には、上記前置増幅回路の出力信号を増幅する機能を有
    し、上記前置増幅回路の出力信号が所定レベルより大き
    い場合には、上記前置増幅回路の出力信号を増幅すると
    ともに、レベルシフトする機能を有する受信光レベル変
    換回路とから構成されることを特徴とする光伝送システ
    ム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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