JPH10324268A - 車両用フロントシャシフレーム - Google Patents

車両用フロントシャシフレーム

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Publication number
JPH10324268A
JPH10324268A JP15034997A JP15034997A JPH10324268A JP H10324268 A JPH10324268 A JP H10324268A JP 15034997 A JP15034997 A JP 15034997A JP 15034997 A JP15034997 A JP 15034997A JP H10324268 A JPH10324268 A JP H10324268A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cross member
chassis frame
front cross
vehicle
engine mount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15034997A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Shimura
勉 志村
Toshiyuki Chikamoto
敏行 近本
Harumichi Shiraishi
晴通 白石
Taikichi Akamatsu
泰吉 赤松
Fumikazu Taguchi
文和 田口
Junji Ishii
淳二 石井
Mitsuyoshi Souda
光順 操田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Hiruta Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Hiruta Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Hiruta Kogyo Co Ltd filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP15034997A priority Critical patent/JPH10324268A/ja
Publication of JPH10324268A publication Critical patent/JPH10324268A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両のフロントシャシフレームにおけるフロ
ントクロスメンバを安価に製造できるようにする。 【解決手段】 車両のパイプ製井桁状フロントシャシフ
レームにおけるフロントクロスメンバ21を角パイプ標
準材により構成し、その平坦な上面25にフランジ付孔
26が形成されて、フランジ付孔26に嵌め込まれたゴ
ムブッシュ40にラジエータ42の下端ピン43が上方
から挿入されることにより、ラジエータ42がフロント
クロスメンバ上面25に取り付けられるようになってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のフロントシ
ャシフレーム、とくに、井桁状に形成されたフロントシ
ャシフレームに関する。
【0002】
【従来の技術】車両の井桁状フロントシャシフレームに
おいて、断面ハット形の2枚の曲げ板を最中合わせして
閉断面構造とすることにより、フロントクロスメンバ等
の各メンバをそれぞれ形成するようにし、通常はこれら
のメンバ上面にラジエータやエンジンマウント等が取り
付けられているが、この場合には、車体側からの荷重や
路面負荷に応じて曲げ板の合わせフランジ部に応力が集
中すると共に、フランジ部の存在によりフロントクロス
メンバの重量が増加する不具合があるので、井桁状フロ
ントシャシフレーム全体を丸パイプにより構成して、応
力集中の排除と軽量化を図ることが考えられる。
【0003】しかしながら、この場合には、フロントク
ロスメンバの表面が円弧状のままであって、ラジエータ
等の取付けが困難であるため、図5〜図8に例示されて
いるように、フロントクロスメンバ1をその全長にわた
り断面円形から断面略D字状に成形しなおした後、平坦
な上面にフランジ付孔2を設けると共に、その平坦な上
面に略箱形ブラケット3を被せて、ブラケット3の周囲
をフロントクロスメンバ1の表面に溶接し、フロントク
ロスメンバ1の両端をそれぞれ連結ブラケット4を介し
て左右のサイドメンバ5に連結し、また、リヤクロスメ
ンバ6の両端をそれぞれ左右のサイドメンバ5に連結す
ることにより、井桁状フロントシャシフレーム7が構成
される。
【0004】さらに、フランジ付孔2へゴムブッシュ8
を介してラジエータ9のピン10を挿通させることによ
り、ラジエータ9をフロントクロスメンバ1上に取り付
け、また、ブラケット3の内面に設けられていた2個の
ウェルドナット11を利用してエンジンマウント12を
ブラケット3の上面へボルト止めする必要がある。
【0005】従って、フロントクロスメンバ1として丸
パイプから断面略D状に成形しなおさなければならない
一方、ブラケット3を別個に溶着する必要があるため、
加工工数や部品点数の増加を招いて、フロントシャシフ
レーム7のコスト上昇につながる欠点があり、また、ブ
ラケット3の上面でのみエンジンマウント12を連結し
ているため、車両前後方向における両ウェルドナット1
1間のピッチが比較的小さくならざるをえないので、エ
ンジンマウント12に作用するモーメント等を強固に支
持しにくい不具合がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、車両
のフロントシャシフレームにおけるフロントクロスメン
バを安価に製造できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
る車両用フロントシャシフレームは、パイプ部材により
井桁状に形成されたフロントシャシフレームにおいて、
フロントクロスメンバを角パイプにより構成し、同角パ
イプの平坦面にエンジンマウント等の部品を取り付ける
ようにされている。
【0008】すなわち、フロントシャシフレームにおけ
るフロントクロスメンバが角パイプにより構成されてい
るので、その平坦面に孔部を容易に形成することが可能
であり、また、必要に応じてその孔部の内側にウェルド
ナットを設けることも比較的容易であるため、エンジン
トランスミッション等のような重量の大きい部品等を、
エンジンマウント等を介してフロントクロスメンバの平
坦面へ簡単に取り付けることができ、さらには、フロン
トクロスメンバにおける上面及び縦面の2方向の平坦面
にまたがって部品を取り付けることも容易であるので、
その取付け精度及び取付け強度を高めることが可能とな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例につい
て説明する。図1〜図4において、車両のフロントシャ
シフレーム20は車幅方向に配置されるフロントクロス
メンバ21と、それぞれ車両前後方向に配置される左右
の丸パイプ製サイドメンバ22と、車幅方向に配置され
る丸パイプ製リヤクロスメンバ23とにより形成され、
フロントクロスメンバ21は角パイプ標準材により構成
されて、その左右端部がそれぞれ連結ブラケット24を
介して左右のサイドメンバ22の前端に連結されると共
に、リヤクロスメンバ23の左右端部がそれぞれ左右の
サイドメンバ22の後部に連結されて、フロントシャシ
フレーム20が井桁状に形成されており、図示しない車
体側へ適宜連結されて、その車体側に支持されている。
【0010】また、フロントクロスメンバ21は、平坦
な上面25にフランジ付孔26及びボルト孔27が形成
され、平坦な下面28に水抜き孔29とボルト孔27に
対向する取付け孔30とが設けられていると共に、車両
前方側である平坦な前面31にボルト孔32が形成さ
れ、平坦な後面33にボルト孔32と対向する取付け孔
34が形成され、さらに、ボルト孔32の平坦な内面側
にウェルドナット35が設けられている。
【0011】フランジ付孔26にはゴムブッシュ40が
嵌め込まれ、ゴムブッシュ40の中央孔41内にラジエ
ータ42の下端ピン43が上方から挿入されて、フロン
トクロスメンバ上面25にラジエータ42が取り付けら
れ、また、エンジンマウント50の断面略L字状シート
51がフロントクロスメンバ21の上面25及び前面3
1にまたがって被せられ、フロントクロスメンバ下面2
8の取付け孔30からフロントクロスメンバ上面25の
ボルト孔27を挿通したボルト52が、シート51上面
のウェルドナット53にねじ込まれると共に、車両前方
からシート51及びフロントクロスメンバ前面31のボ
ルト孔32を挿通したボルト54が、フロントクロスメ
ンバ前面31内側のウェルドナット35にねじ込まれ
て、エンジンマウント50がフロントクロスメンバ21
に取り付けられ、その結果、重量物であるエンジントラ
ンスミッション55がエンジンマウント50を介してフ
ロントクロスメンバ21により強固に支持されている。
【0012】この場合、フロントクロスメンバ21は角
パイプ標準材により構成されているため素材のコストア
ップを簡単に抑制することができ、他方、ラジエータ4
2を取り付けるためのフランジ付孔26は元々平坦なフ
ロントクロスメンバ上面25に形成されているので、そ
の加工とラジエータ42の取付けは比較的容易であり、
また、エンジンマウント50を取り付けるためのボルト
孔27、32及びウェルドナット35が、それぞれ元々
平坦なフロントクロスメンバ上面25、前面31及び前
面31内側にそれぞれ形成もしくは設置されているの
で、それらの工作もそれぞれそのまま容易に行うことが
可能であり、かつ、フロントクロスメンバ21に対する
エンジンマウント50の取付けに際しては、エンジンマ
ウント50の断面略L字状シート51をフロントクロス
メンバ21の上面25及び前面31に当てがえば、エン
ジンマウント50の仮位置決めが簡単にできるため、エ
ンジンの搭載作業も容易となる利点がある。
【0013】従って、前記のようにエンジンマウント取
付けブラケット3を別個に準備しておき、これをフロン
トクロスメンバ21に溶着するような工数は全く不要で
あるため、フロントクロスメンバ21を軽量としたまま
でその製造コスト、ひいては、井桁状フロントシャシフ
レーム20の製造コストを簡単に低減することができ
て、実用上の効果がすこぶる大きい。
【0014】また、ボルト孔27が形成されたフロント
クロスメンバ上面25と、ボルト孔32の内面側にウェ
ルドナット35が設けられたフロントクロスメンバ前面
31との直交する2面にまたがって、エンジンマウント
50がフロントクロスメンバ21に取り付けられ、か
つ、それにより車両前後方向の取付けピッチも大きく設
定できるため、エンジンマウント50に作用するモーメ
ント等に対して、エンジンマウント50の取付け強度を
容易に高めることができるので、エンジンマウント50
を介してエンジントランスミッション55をフロントク
ロスメンバ21で強固に支持させることができる利点が
ある。
【0015】
【発明の効果】本発明にかかる車両用フロントシャシフ
レームにおいては、フロントクロスメンバが角パイプに
より構成されていて、その平坦面に孔部を容易に形成す
ることが可能であり、また、必要に応じてその孔部の内
側にウェルドナットを設けることも比較的容易であっ
て、エンジンマウント等の部品をフロントクロスメンバ
の平坦面上へ簡単に取り付けることができるので、軽量
のフロントクロスメンバを安価に製造することができ、
また、フロントクロスメンバにおける2方向の平坦面に
またがって部品を取り付けることも容易であるので、そ
の取付け強度を簡単に高めることが可能となり、このフ
ロントクロスメンバを構成要素とするフロントシャシフ
レームとして、すぐれた機能を発揮できる長所がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例における概略上面図。
【図2】上記実施形態例の要部上面拡大図。
【図3】図2の III−III 縦断面拡大図。
【図4】図2のIV−IV縦断面拡大図。
【図5】既案装置の概略上面図。
【図6】上記既案装置の要部上面拡大図。
【図7】図6の VII−VII 縦断面拡大図。
【図8】図6のVIII−VIII縦断面拡大図。
【符号の説明】
20 フロントシャシフレーム 21 フロントクロスメンバ 22 サイドメンバ 23 リヤクロスメンバ 26 フランジ付孔 27、32 ボルト孔 35 ウェルドナット 40 ゴムブッシュ 42 ラジエータ 43 下端ピン 50 エンジンマウント 51 シート 52、54 ボルト 55 エンジントランスミッション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白石 晴通 岡山県笠岡市茂平1410番地 ヒルタ工業株 式会社内 (72)発明者 赤松 泰吉 岡山県笠岡市茂平1410番地 ヒルタ工業株 式会社内 (72)発明者 田口 文和 岡山県笠岡市茂平1410番地 ヒルタ工業株 式会社内 (72)発明者 石井 淳二 岡山県笠岡市茂平1410番地 ヒルタ工業株 式会社内 (72)発明者 操田 光順 岡山県笠岡市茂平1410番地 ヒルタ工業株 式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ部材により井桁状に形成されたフ
    ロントシャシフレームにおいて、フロントクロスメンバ
    を角パイプにより構成し、同角パイプの平坦面にエンジ
    ンマウント等の部品を取り付けるようにされた車両用フ
    ロントシャシフレーム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記角パイプの平坦
    な上面及び縦面に跨がって上記部品を取り付けるように
    構成されたフロントシャシフレーム。
JP15034997A 1997-05-23 1997-05-23 車両用フロントシャシフレーム Pending JPH10324268A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15034997A JPH10324268A (ja) 1997-05-23 1997-05-23 車両用フロントシャシフレーム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15034997A JPH10324268A (ja) 1997-05-23 1997-05-23 車両用フロントシャシフレーム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10324268A true JPH10324268A (ja) 1998-12-08

Family

ID=15495057

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15034997A Pending JPH10324268A (ja) 1997-05-23 1997-05-23 車両用フロントシャシフレーム

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JP (1) JPH10324268A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6269902B1 (en) * 1999-02-22 2001-08-07 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Construction for mounting subframe to vehicle body
JP2018020700A (ja) * 2016-08-04 2018-02-08 トヨタ自動車株式会社 サスペンションメンバ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6269902B1 (en) * 1999-02-22 2001-08-07 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Construction for mounting subframe to vehicle body
JP2018020700A (ja) * 2016-08-04 2018-02-08 トヨタ自動車株式会社 サスペンションメンバ
US10322751B2 (en) 2016-08-04 2019-06-18 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Suspension member

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011225