JPH10323814A - ボードの乾燥方法 - Google Patents
ボードの乾燥方法Info
- Publication number
- JPH10323814A JPH10323814A JP13503297A JP13503297A JPH10323814A JP H10323814 A JPH10323814 A JP H10323814A JP 13503297 A JP13503297 A JP 13503297A JP 13503297 A JP13503297 A JP 13503297A JP H10323814 A JPH10323814 A JP H10323814A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 端部でのクラックや変形の発生を抑え、省エ
ネルギーで乾燥を行う。 【解決手段】 セメント系無機質材からなるボード
(2)に対して加熱空気を向流吹きつけして乾燥する際
に、ボード(2)の端部では、遮蔽板(4)の介在等に
よって、加熱空気との接触をボード(2)の中央部より
も少なく抑えるようにする。
ネルギーで乾燥を行う。 【解決手段】 セメント系無機質材からなるボード
(2)に対して加熱空気を向流吹きつけして乾燥する際
に、ボード(2)の端部では、遮蔽板(4)の介在等に
よって、加熱空気との接触をボード(2)の中央部より
も少なく抑えるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、ボードの
乾燥方法に関するものである。さらに詳しくは、この出
願の発明は、瓦、外装材等として利用されるセメント系
無機質材からなるボードを、その端部でのクラックの発
生や変形を防止し、しかも省エネルギーで乾燥すること
のできる、改善された乾燥方法に関するものである。
乾燥方法に関するものである。さらに詳しくは、この出
願の発明は、瓦、外装材等として利用されるセメント系
無機質材からなるボードを、その端部でのクラックの発
生や変形を防止し、しかも省エネルギーで乾燥すること
のできる、改善された乾燥方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、瓦や外装材等として用いられ
るセメント系無機質材からなるボードは、セメントと骨
材を主成分とするスラリーの抄造によりグリーンシート
を形成し、次いでこのものをプレス並びに養生した後
に、加熱空気を吹きつけて乾燥する方法によって製造す
ることが知られている。
るセメント系無機質材からなるボードは、セメントと骨
材を主成分とするスラリーの抄造によりグリーンシート
を形成し、次いでこのものをプレス並びに養生した後
に、加熱空気を吹きつけて乾燥する方法によって製造す
ることが知られている。
【0003】このようなボードの製造工程における乾燥
については、その方式において、回分式と連続式とがあ
る。また、連続式には、ボードに対して加熱空気を並流
で吹きつける方法と、ボードに対して向流で吹きつける
方法があることも知られている。回分式、並びに連続式
には、各々、特徴があり、回分式の場合には、乾燥速度
が初めは恒率的でその後減率となる。一方、連続式の場
合には、ボードに対して加熱空気を並流で吹きつける方
法と、向流で吹きつける方法とでは特徴が相違するが、
いずれの場合にも、乾燥速度は回分式の場合とは同様で
なく、また、連続乾燥方式の場合は、板状のボードの表
面水分がまず乾燥除去され、次いでその内部の水分が蒸
発されるという過程を経ている。
については、その方式において、回分式と連続式とがあ
る。また、連続式には、ボードに対して加熱空気を並流
で吹きつける方法と、ボードに対して向流で吹きつける
方法があることも知られている。回分式、並びに連続式
には、各々、特徴があり、回分式の場合には、乾燥速度
が初めは恒率的でその後減率となる。一方、連続式の場
合には、ボードに対して加熱空気を並流で吹きつける方
法と、向流で吹きつける方法とでは特徴が相違するが、
いずれの場合にも、乾燥速度は回分式の場合とは同様で
なく、また、連続乾燥方式の場合は、板状のボードの表
面水分がまず乾燥除去され、次いでその内部の水分が蒸
発されるという過程を経ている。
【0004】そして、この連続式乾燥は、多数のボード
を連続的に処理することができ、また、前記の乾燥の過
程に合わせて加熱空気の温度や処理時間が設定されるこ
とからも、生産性の高い方法であると考えられている。
を連続的に処理することができ、また、前記の乾燥の過
程に合わせて加熱空気の温度や処理時間が設定されるこ
とからも、生産性の高い方法であると考えられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、連続式
乾燥の方法においては、前記のとおり、まずボードの表
面水分が蒸発され、その後内部の水分が蒸発乾燥される
という過程をたどるため、ボードの端部では、その端面
の存在によって実質的な表面積が大きいことから、ボー
ドの中央部よりも乾燥が進みやすく、含水率の低下も大
きなものとなる。
乾燥の方法においては、前記のとおり、まずボードの表
面水分が蒸発され、その後内部の水分が蒸発乾燥される
という過程をたどるため、ボードの端部では、その端面
の存在によって実質的な表面積が大きいことから、ボー
ドの中央部よりも乾燥が進みやすく、含水率の低下も大
きなものとなる。
【0006】このようなことから、従来の連続乾燥方式
の場合には、前記の含水率低下のボード端部と中央部で
の差異にともなって、ボード端部では、その収縮により
クラックや変形が発生しやすいという問題があった。そ
して、ボード端部での不必要な、好ましくない含水率低
下のために加熱空気が作用していることから、この点に
おいてエネルギーの利用効率が低いという問題があっ
た。
の場合には、前記の含水率低下のボード端部と中央部で
の差異にともなって、ボード端部では、その収縮により
クラックや変形が発生しやすいという問題があった。そ
して、ボード端部での不必要な、好ましくない含水率低
下のために加熱空気が作用していることから、この点に
おいてエネルギーの利用効率が低いという問題があっ
た。
【0007】そこで、この出願の発明は、以上のとおり
の従来の連続乾燥方法の欠点を解消し、高い生産性で、
ボード端部でのクラックや変形の発生を防止し、しか
も、省エネルギーでボード乾燥を可能とすることのでき
る、改善された新しい方法を提供することを目的として
いる。
の従来の連続乾燥方法の欠点を解消し、高い生産性で、
ボード端部でのクラックや変形の発生を防止し、しか
も、省エネルギーでボード乾燥を可能とすることのでき
る、改善された新しい方法を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、前記
の課題を解決するものとして、セメント系無機質材から
なるボードへの加熱空気の向流吹きつけによる乾燥方法
であって、ボード端部では、加熱空気との接触をボード
中央部よりも少なく抑えることを特徴とするボードの乾
燥方法を提供する。
の課題を解決するものとして、セメント系無機質材から
なるボードへの加熱空気の向流吹きつけによる乾燥方法
であって、ボード端部では、加熱空気との接触をボード
中央部よりも少なく抑えることを特徴とするボードの乾
燥方法を提供する。
【0009】また、この出願の発明は、前記方法におい
て、ボードの上下面に対して加熱空気を向流吹きつけす
る際に、加熱空気との接触を少なく抑えることや、加熱
空気の吹き出しノズルとボード端部の対向面との間に遮
蔽板を介在させて加熱空気との接触を少なく抑えるこ
と、加熱空気の吹き出しノズルの配置数を減らすか、ま
たはノズルの吹き出し風流をしぼって加熱空気との接触
を少なく抑えること、ボード端部が板幅の約10〜20
%であるとすること、ボード端部の含水率が1%以下と
ならないように加熱空気との接触を少なく抑えること等
をもその態様として提供する。
て、ボードの上下面に対して加熱空気を向流吹きつけす
る際に、加熱空気との接触を少なく抑えることや、加熱
空気の吹き出しノズルとボード端部の対向面との間に遮
蔽板を介在させて加熱空気との接触を少なく抑えるこ
と、加熱空気の吹き出しノズルの配置数を減らすか、ま
たはノズルの吹き出し風流をしぼって加熱空気との接触
を少なく抑えること、ボード端部が板幅の約10〜20
%であるとすること、ボード端部の含水率が1%以下と
ならないように加熱空気との接触を少なく抑えること等
をもその態様として提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】この出願の発明は前記のとおりの
特徴を持つものであるが、添付した図面に沿って、その
実施の形態について以下に説明する。すなわち、まず、
図1および図2は、この発明の連続式乾燥方法の概要
を、乾燥機の例示とともに示したものである。図1は、
乾燥機における位置断面を、図2は、連続プロセスの概
要を示している。
特徴を持つものであるが、添付した図面に沿って、その
実施の形態について以下に説明する。すなわち、まず、
図1および図2は、この発明の連続式乾燥方法の概要
を、乾燥機の例示とともに示したものである。図1は、
乾燥機における位置断面を、図2は、連続プロセスの概
要を示している。
【0011】この発明の対象物としてのボードは、たと
えばセメントと骨材、さらには補強繊維配合のスラリー
からの抄造により形成されたグリーンシートがプレスも
しくはプレスと養生の処理後のものであり、残存水分を
含有しているものである。もちろん、素材としての組
成、配合については特に限定はなく、セメント系無機質
材によって構成される水分含有のボード一般であってよ
い。
えばセメントと骨材、さらには補強繊維配合のスラリー
からの抄造により形成されたグリーンシートがプレスも
しくはプレスと養生の処理後のものであり、残存水分を
含有しているものである。もちろん、素材としての組
成、配合については特に限定はなく、セメント系無機質
材によって構成される水分含有のボード一般であってよ
い。
【0012】このようなボードは、たとえば図1および
図2に例示したように、熱源としてのLPGやヒータ等
で加熱した空気を、熱風循環ダクト(1)内において、
熱風循環ファン(11)、給気ダクト(12)および給
気チャンバー(13)を通じて吹出しノズル(14)よ
り、ボード(2)に向って向流方式で吹きつけられるこ
とによって乾燥される。
図2に例示したように、熱源としてのLPGやヒータ等
で加熱した空気を、熱風循環ダクト(1)内において、
熱風循環ファン(11)、給気ダクト(12)および給
気チャンバー(13)を通じて吹出しノズル(14)よ
り、ボード(2)に向って向流方式で吹きつけられるこ
とによって乾燥される。
【0013】ボード(2)から蒸発した水分は、排気フ
ァンで乾燥機外へ排気する。そして、ボード(2)は、
たとえばコンベアロール(3)によって連続的に乾燥機
本体内の熱風循環ダクト(1)内を移行する。図1およ
び図2の例のように、好ましくは、加熱空気は、ボード
(2)の上下平面に対して各々向流で吹きつけられるよ
うにする。
ァンで乾燥機外へ排気する。そして、ボード(2)は、
たとえばコンベアロール(3)によって連続的に乾燥機
本体内の熱風循環ダクト(1)内を移行する。図1およ
び図2の例のように、好ましくは、加熱空気は、ボード
(2)の上下平面に対して各々向流で吹きつけられるよ
うにする。
【0014】たとえば以上の乾燥の工程において、この
発明の方法では、ボード(2)の端部では、加熱空気と
の接触をボード中央部よりも少なく抑えることを特徴と
している。接触を少なく抑えるための手段としては各種
のものであってよく、たとえば、図1にも例示したよう
に、加熱空気の吹出しノズル(14)とボード(2)の
端部の対向面との間に遮蔽板(4)を介在させて、ボー
ド(2)の端部では、加熱空気との直接接触を少なく抑
えるようにすることができる。その他、これに限られる
ことなく、たとえば、加熱空気の吹出しノズル(14)
のボード(2)端部への対向域では吹出しノズル(1
4)の配置数がボード(2)の中央部よりも減らされて
いるようにしたり、吹出しノズル(14)では、弁等に
よって加熱空気の吹出し風量がしぼられているようにす
ること等の各種の手段であってよい。
発明の方法では、ボード(2)の端部では、加熱空気と
の接触をボード中央部よりも少なく抑えることを特徴と
している。接触を少なく抑えるための手段としては各種
のものであってよく、たとえば、図1にも例示したよう
に、加熱空気の吹出しノズル(14)とボード(2)の
端部の対向面との間に遮蔽板(4)を介在させて、ボー
ド(2)の端部では、加熱空気との直接接触を少なく抑
えるようにすることができる。その他、これに限られる
ことなく、たとえば、加熱空気の吹出しノズル(14)
のボード(2)端部への対向域では吹出しノズル(1
4)の配置数がボード(2)の中央部よりも減らされて
いるようにしたり、吹出しノズル(14)では、弁等に
よって加熱空気の吹出し風量がしぼられているようにす
ること等の各種の手段であってよい。
【0015】これらの各種手段によって、この発明の方
法では、ボード(2)の端部では、加熱空気との接触を
少くするように抑えることで、端部での蒸発乾燥がボー
ド(2)の中央部よりも早く進み、含水率の望ましくな
い低下にともなってクラックや変形が発生することを防
止する。そして、望ましくない含水率レベルとする加熱
空気の吹き出しは必要がなくなるので、この発明の方法
によって、省エネルギーでの乾燥が可能になる。
法では、ボード(2)の端部では、加熱空気との接触を
少くするように抑えることで、端部での蒸発乾燥がボー
ド(2)の中央部よりも早く進み、含水率の望ましくな
い低下にともなってクラックや変形が発生することを防
止する。そして、望ましくない含水率レベルとする加熱
空気の吹き出しは必要がなくなるので、この発明の方法
によって、省エネルギーでの乾燥が可能になる。
【0016】なお、システム全体としての加熱空気の温
度や吹出し風量等は、ボード(2)の厚みと、連続方式
にともなうボード(2)の移動速度と、加熱空気との接
触時間等を考慮して決められるものである。一般的に
は、目安として、100〜300℃程度の温度の加熱空
気を吹出すようにして、最終的に、ボード(2)の含水
率が、平均で、1%以上10%以下、より好ましくは2
〜7%程度になるように乾燥する。もちろん、これは限
定的ではない。そして、対象としてのボード(2)は、
その板厚として8〜30mm程度のものが考慮され、こ
の発明の方法が具体的に加熱空気との接触を少なく抑え
ようとしているボード(2)の端部は、たとえば図1お
よび図2の連続方式の乾燥機においては、板幅の約10
〜20%であるとすることができる。そして、このよう
な端部においては、含水率が1%以下とならないように
することが望ましい。
度や吹出し風量等は、ボード(2)の厚みと、連続方式
にともなうボード(2)の移動速度と、加熱空気との接
触時間等を考慮して決められるものである。一般的に
は、目安として、100〜300℃程度の温度の加熱空
気を吹出すようにして、最終的に、ボード(2)の含水
率が、平均で、1%以上10%以下、より好ましくは2
〜7%程度になるように乾燥する。もちろん、これは限
定的ではない。そして、対象としてのボード(2)は、
その板厚として8〜30mm程度のものが考慮され、こ
の発明の方法が具体的に加熱空気との接触を少なく抑え
ようとしているボード(2)の端部は、たとえば図1お
よび図2の連続方式の乾燥機においては、板幅の約10
〜20%であるとすることができる。そして、このよう
な端部においては、含水率が1%以下とならないように
することが望ましい。
【0017】以下、実施例を示し、さらに詳しくこの発
明の方法について説明する。もちろん、この発明は以下
の例に限定されることはない。
明の方法について説明する。もちろん、この発明は以下
の例に限定されることはない。
【0018】
【実施例】セメント系無機質材からなるボードとして、
幅465mm、長さ1000mm、厚み21mmを用
い、幅465mmの一端部75mmに対して、図1のよ
うに幅方向に150mm幅の遮蔽板(4)を、ボード
(2)の表裏両面側に配置した。遮蔽板(4)とボード
(2)との距離は80mmとした。
幅465mm、長さ1000mm、厚み21mmを用
い、幅465mmの一端部75mmに対して、図1のよ
うに幅方向に150mm幅の遮蔽板(4)を、ボード
(2)の表裏両面側に配置した。遮蔽板(4)とボード
(2)との距離は80mmとした。
【0019】吹出しノズル(14)より、235℃の温
度の加熱空気を23分間吹出してボード(2)の乾燥を
行った。前記75mm幅の端部には、遮蔽板(4)の介
在によって、加熱空気は直接接触することはなかった。
なお、吹出しノズル(14)からの加熱空気は、約22
〜28m/sec程度で吹出すようにした。
度の加熱空気を23分間吹出してボード(2)の乾燥を
行った。前記75mm幅の端部には、遮蔽板(4)の介
在によって、加熱空気は直接接触することはなかった。
なお、吹出しノズル(14)からの加熱空気は、約22
〜28m/sec程度で吹出すようにした。
【0020】乾燥後、平均含水率約5%のボードを得
た。この乾燥について、端部の遮蔽板(4)の有無によ
る効果を評価した。表1はその結果を示したものであ
る。
た。この乾燥について、端部の遮蔽板(4)の有無によ
る効果を評価した。表1はその結果を示したものであ
る。
【0021】
【表1】
【0022】表1より明らかなように、遮蔽板(4)を
設けたこの発明の方法の場合には、端部1cm位置での
含水率は1.7%と1%を下まわることはなく、クラッ
クの平均長さは5mmで、その本数も3本と実際上、全
く問題とならない程度のものであった。一方、遮蔽板
(4)を設けない場合には、端部1cm位置の含水率は
0.8%と低く、クラック長さ25mm、本数20本
と、製品としての品質を損うものであった。
設けたこの発明の方法の場合には、端部1cm位置での
含水率は1.7%と1%を下まわることはなく、クラッ
クの平均長さは5mmで、その本数も3本と実際上、全
く問題とならない程度のものであった。一方、遮蔽板
(4)を設けない場合には、端部1cm位置の含水率は
0.8%と低く、クラック長さ25mm、本数20本
と、製品としての品質を損うものであった。
【0023】さらに、前記のこの発明の方法でのLPG
消費比率は、0.97と、遮蔽板を用いない場合に比べ
て省エネルギーであることも確認された。なお、図1の
例では、ボード(2)の片側端部に対してのみ遮蔽板
(4)を介在させているが、ボード(2)の必要とされ
る寸法に応じて、両側端部に介在させてもよいし、ま
た、乾燥機の様式は、図1および図2のものに限られな
いことも言うまでもない。
消費比率は、0.97と、遮蔽板を用いない場合に比べ
て省エネルギーであることも確認された。なお、図1の
例では、ボード(2)の片側端部に対してのみ遮蔽板
(4)を介在させているが、ボード(2)の必要とされ
る寸法に応じて、両側端部に介在させてもよいし、ま
た、乾燥機の様式は、図1および図2のものに限られな
いことも言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】以上詳しく説明したとおり、この出願の
発明によって、セメント系無機質材ボードの端部でのク
ラックや変形の発生を防止し、省エネルギーで、高い生
産性でのボード乾燥が可能となる。
発明によって、セメント系無機質材ボードの端部でのク
ラックや変形の発生を防止し、省エネルギーで、高い生
産性でのボード乾燥が可能となる。
【図1】この発明の方法と乾燥機とを例示した概略断面
図である。
図である。
【図2】この発明の連続乾燥方法の工程を例示した概要
図である。
図である。
1 熱風循環ダクト 11 熱風循環ファン 12 給気ダクト 13 給気チャンバー 14 吹出しノズル 2 ボード 3 コンベアロール 4 遮蔽板
Claims (6)
- 【請求項1】 セメント系無機質材からなるボードへの
加熱空気の向流吹きつけによる乾燥方法であって、ボー
ド端部では、加熱空気との接触をボード中央部よりも少
なく抑えることを特徴とするボードの乾燥方法。 - 【請求項2】 ボードの上下面に対して加熱空気を向流
吹きつけする際に、加熱空気との接触を少なく抑える請
求項1の乾燥方法。 - 【請求項3】 加熱空気の吹き出しノズルとボード端部
の対向面との間に遮蔽板を介在させて加熱空気との接触
を少なく抑える請求項1の乾燥方法。 - 【請求項4】 加熱空気の吹き出しノズルの配置数を減
らすか、または吹き出し風流をしぼって加熱空気との接
触を少なく抑える請求項1の乾燥方法。 - 【請求項5】 ボード端部が板幅の約10〜20%であ
るとする請求項1の乾燥方法。 - 【請求項6】 ボード端部の含水率が1%以下とならな
いように加熱空気との接触を少なく抑える請求項1の乾
燥方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13503297A JPH10323814A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | ボードの乾燥方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13503297A JPH10323814A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | ボードの乾燥方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10323814A true JPH10323814A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15142358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13503297A Pending JPH10323814A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | ボードの乾燥方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10323814A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013535401A (ja) * | 2010-08-11 | 2013-09-12 | グレンツェバッハ ベーエスハー ゲーエムベーハー | 石膏プラスターの安定化、冷却、除湿のための方法及び装置 |
-
1997
- 1997-05-26 JP JP13503297A patent/JPH10323814A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013535401A (ja) * | 2010-08-11 | 2013-09-12 | グレンツェバッハ ベーエスハー ゲーエムベーハー | 石膏プラスターの安定化、冷却、除湿のための方法及び装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20040115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040120 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20040329 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040706 |