JPH10323796A - 機械プレスのスライド駆動装置 - Google Patents
機械プレスのスライド駆動装置Info
- Publication number
- JPH10323796A JPH10323796A JP15455497A JP15455497A JPH10323796A JP H10323796 A JPH10323796 A JP H10323796A JP 15455497 A JP15455497 A JP 15455497A JP 15455497 A JP15455497 A JP 15455497A JP H10323796 A JPH10323796 A JP H10323796A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slide
- lever
- driving side
- arm
- length
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B1/00—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
- B30B1/10—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by toggle mechanism
- B30B1/14—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by toggle mechanism operated by cams, eccentrics, or cranks
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Press Drives And Press Lines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】下死点近傍の広範囲においてスライドの下降速
度を極力遅くした機械プレスの駆動装置を提供する。 【解決手段】クランク機構にトッグルリンクを連結した
機構でプレス機械のスライドを駆動する。この場合、レ
バーの駆動側のアームの長さを従動側のアームの長さを
より大とし、クランク機構に係わる連杆比を３以下にす
る。
度を極力遅くした機械プレスの駆動装置を提供する。 【解決手段】クランク機構にトッグルリンクを連結した
機構でプレス機械のスライドを駆動する。この場合、レ
バーの駆動側のアームの長さを従動側のアームの長さを
より大とし、クランク機構に係わる連杆比を３以下にす
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械プレスのスラ
イド駆動装置に関するものである。
イド駆動装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、機械プレスの駆動装置としては、
クランク機構にギヤやレバーを組み込んだ所謂リンク機
構を用いたものが多数存在する。これら従来のリンク機
構によるものは、下死点上比較的高い位置においてスラ
イドの下降速度を遅くし、深絞り加工を可能にすること
を目的としている。
クランク機構にギヤやレバーを組み込んだ所謂リンク機
構を用いたものが多数存在する。これら従来のリンク機
構によるものは、下死点上比較的高い位置においてスラ
イドの下降速度を遅くし、深絞り加工を可能にすること
を目的としている。
【０００３】最近リードフレームのプレス加工において
は、製品精度向上の点で下死点近傍の広範囲においてス
ライド下降速度が遅いものが有利とされている。さら
に、厚板の打ち抜き加工・プログレシブ加工において
も、振動、騒音、製品精度向上の点で同様の事が言われ
ている。
は、製品精度向上の点で下死点近傍の広範囲においてス
ライド下降速度が遅いものが有利とされている。さら
に、厚板の打ち抜き加工・プログレシブ加工において
も、振動、騒音、製品精度向上の点で同様の事が言われ
ている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記要望に
応えるために、下死点近傍の広範囲においてスライドの
下降速度を極力遅くした機械プレスの駆動装置を提供す
ることにある。
応えるために、下死点近傍の広範囲においてスライドの
下降速度を極力遅くした機械プレスの駆動装置を提供す
ることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明においては、クラ
ンク機構にトッグルリンクを連結した機構でプレス機械
のスライドを駆動する。この場合、レバーの駆動側のア
ームの長さを従動側のアームの長さをより大とし、クラ
ンク機構に係わる連杆比を３以下にする。
ンク機構にトッグルリンクを連結した機構でプレス機械
のスライドを駆動する。この場合、レバーの駆動側のア
ームの長さを従動側のアームの長さをより大とし、クラ
ンク機構に係わる連杆比を３以下にする。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１において、プレス機械のフレ
ーム１に、クランクシャフト５が回転自在に設けられて
いる。クランクシャフト５は、メインモータ４の動力で
フライホイール３４、クラッチ・ブレーキを介してＯ点
を中心に回転する。クランクシャフト５の偏心部にコネ
クチングロッド６の大径部が連結され、クランクシャフ
ト５とコネクチングロッド６はクランク機構を構成して
いる。
ーム１に、クランクシャフト５が回転自在に設けられて
いる。クランクシャフト５は、メインモータ４の動力で
フライホイール３４、クラッチ・ブレーキを介してＯ点
を中心に回転する。クランクシャフト５の偏心部にコネ
クチングロッド６の大径部が連結され、クランクシャフ
ト５とコネクチングロッド６はクランク機構を構成して
いる。
【０００７】一方、フレーム１にレバー７が支点Ａを中
心にして回動自在に装着され、レバー７の上側のアー
ム、すなわち駆動側のアームは、前記コネクチングロッ
ド６の小径部に点Ｂにおいて連結されている。レバー７
の下側のアーム、すなわち動側のアームは、点Ｅでリン
ク８の上端部に連結されている。前記レバー７の従動側
アームはトッグルリンクの上側のリンクを、リンク８は
トッグルリンクの下側のリンクをそれぞれ構成してい
る。本実施例においては、前記レバー７の駆動側のアー
ムの長さは従動側のアームの長さより大である。そし
て、コネクチングロッド６の大径部から小径部迄の距離
（図１においてＣＢの長さ）は、クランクシャフト５の
偏心部の半径（図１においてＯＣの長さ）の３倍以下に
なっている。すなわち、前記クランク機構に係わる連杆
比は３以下になっている。
心にして回動自在に装着され、レバー７の上側のアー
ム、すなわち駆動側のアームは、前記コネクチングロッ
ド６の小径部に点Ｂにおいて連結されている。レバー７
の下側のアーム、すなわち動側のアームは、点Ｅでリン
ク８の上端部に連結されている。前記レバー７の従動側
アームはトッグルリンクの上側のリンクを、リンク８は
トッグルリンクの下側のリンクをそれぞれ構成してい
る。本実施例においては、前記レバー７の駆動側のアー
ムの長さは従動側のアームの長さより大である。そし
て、コネクチングロッド６の大径部から小径部迄の距離
（図１においてＣＢの長さ）は、クランクシャフト５の
偏心部の半径（図１においてＯＣの長さ）の３倍以下に
なっている。すなわち、前記クランク機構に係わる連杆
比は３以下になっている。
【０００８】一方、プランジャガイド１０は、フレーム
１に固定されている。前記リンク８の下端部に連結され
たプランジャ９は、このプランジャガイド１０で案内さ
れて昇降自在に設けられている。
１に固定されている。前記リンク８の下端部に連結され
たプランジャ９は、このプランジャガイド１０で案内さ
れて昇降自在に設けられている。
【０００９】プランジャ９の下端部は、スライド２に接
続されている。スライド２に対向させてボルスタ３がフ
レーム１に固定されている。メインモータ４の動力は、
フライホイール３４、クラッチ・ブレーキ、クランク機
構及びトッグルリンクを介してスライド２に伝達され、
スライド２とボルスタ３に装着された上下の型によって
プレス加工が行われる。
続されている。スライド２に対向させてボルスタ３がフ
レーム１に固定されている。メインモータ４の動力は、
フライホイール３４、クラッチ・ブレーキ、クランク機
構及びトッグルリンクを介してスライド２に伝達され、
スライド２とボルスタ３に装着された上下の型によって
プレス加工が行われる。
【００１０】図２は、図１に示した装置を図式化したも
の、すなわち機構図である。クランクシャフト５が０度
から９０度、１８０度、２７０度を経て１回転すると、
プランジャ９の下端部のＦ点は最上位置Ｆ１から最下位
置Ｆ２を経て再度最上位置Ｆ１にもどる。上記Ｆ点の昇
降運動はスライド２の昇降運動になる。
の、すなわち機構図である。クランクシャフト５が０度
から９０度、１８０度、２７０度を経て１回転すると、
プランジャ９の下端部のＦ点は最上位置Ｆ１から最下位
置Ｆ２を経て再度最上位置Ｆ１にもどる。上記Ｆ点の昇
降運動はスライド２の昇降運動になる。
【００１１】図３は、図２におけるＦの昇降運動、すな
わちスライド２の昇降運動を、クランクシャフト５のク
ランク角度を基準にして表示したもので、所謂クランク
機構を用いた機械プレスのスライド２の変位が近似的な
サインカーブになるのに対して、本発明におけるスライ
ド２の運動は、下死点近傍の広範囲において昇降速度が
遅いものになっている。
わちスライド２の昇降運動を、クランクシャフト５のク
ランク角度を基準にして表示したもので、所謂クランク
機構を用いた機械プレスのスライド２の変位が近似的な
サインカーブになるのに対して、本発明におけるスライ
ド２の運動は、下死点近傍の広範囲において昇降速度が
遅いものになっている。
【００１２】図４、図５は、図２、図３において、クラ
ンクシャフト５の位置を右にオフセットさせたもの、す
なわちＯ点を右に変位させたものである。この場合、下
死点位置がクランク角度２０５度となり、スライド２の
下降に要する時間が上昇に要する時間よりも長くなり、
プログレ加工に有利なスライド２の運動が得られる。
ンクシャフト５の位置を右にオフセットさせたもの、す
なわちＯ点を右に変位させたものである。この場合、下
死点位置がクランク角度２０５度となり、スライド２の
下降に要する時間が上昇に要する時間よりも長くなり、
プログレ加工に有利なスライド２の運動が得られる。
【００１３】図６は、図１に示す装置の正面の縦断面図
である。
である。
【００１４】図７、図８は、上記構成を２つ組み合わせ
て所謂２ポイントの機械プレスとしたものである。図
７、図８において、フレーム２１にメインモータ２４が
設けられ、ピニオン３１はフライホイール３４、クラッ
チ・ブレーキを介してメインモータ２４の動力で駆動さ
れる。ピニオン３１とギヤ３２が噛み合い、ギヤ３２と
ギヤ３３が噛み合っている。これ以降の構造は左右対称
になっているので、右半分の構造のみを説明する。
て所謂２ポイントの機械プレスとしたものである。図
７、図８において、フレーム２１にメインモータ２４が
設けられ、ピニオン３１はフライホイール３４、クラッ
チ・ブレーキを介してメインモータ２４の動力で駆動さ
れる。ピニオン３１とギヤ３２が噛み合い、ギヤ３２と
ギヤ３３が噛み合っている。これ以降の構造は左右対称
になっているので、右半分の構造のみを説明する。
【００１５】ギヤ３３は、クランクシャフト２５に固定
されていて、ギヤ３３が回転するとクランクシャフト２
５もこれに伴って回転する。クランクシャフト２５の偏
心部にコネクチングロッド２６の大径部が連結されてい
る。
されていて、ギヤ３３が回転するとクランクシャフト２
５もこれに伴って回転する。クランクシャフト２５の偏
心部にコネクチングロッド２６の大径部が連結されてい
る。
【００１６】一方フレーム２１にレバー２７が回動自在
に装着され、当該レバー２７の駆動側のアームが前記コ
ネクチングロッド２６の小径部に連結されている。同様
にして、レバー２７の縦動側のアームがリンク２８の上
端部に連結されている。
に装着され、当該レバー２７の駆動側のアームが前記コ
ネクチングロッド２６の小径部に連結されている。同様
にして、レバー２７の縦動側のアームがリンク２８の上
端部に連結されている。
【００１７】フレーム２１にプランジャガイド３０が固
定され、プランジャガイド３０に案内されてプランジャ
２９が昇降自在に設けられている。プランジャ２９の上
端部は、前記リンク２８の下端部に連結され、プランジ
ャ２９の下端部は、スライド２２に接続されている。
定され、プランジャガイド３０に案内されてプランジャ
２９が昇降自在に設けられている。プランジャ２９の上
端部は、前記リンク２８の下端部に連結され、プランジ
ャ２９の下端部は、スライド２２に接続されている。
【００１８】スライド２は、メインモータ２４の動力に
よって、フライホイール３４、クラッチ・ブレーキ、ピ
ニオン３１、ギヤ３２、ギヤ３３、クランク機構、及び
トッグルリンクの作用によって昇降する。
よって、フライホイール３４、クラッチ・ブレーキ、ピ
ニオン３１、ギヤ３２、ギヤ３３、クランク機構、及び
トッグルリンクの作用によって昇降する。
【００１９】
【発明の効果】本発明によれば、下死点近傍の広範囲に
おいてスライドの下降速度を極力遅くすることが出来、
プレス加工の加工精度を向上することが出来る。クラン
ク機構に係わる連杆比が３以下のため、スライド駆動装
置がコンパクトになる。
おいてスライドの下降速度を極力遅くすることが出来、
プレス加工の加工精度を向上することが出来る。クラン
ク機構に係わる連杆比が３以下のため、スライド駆動装
置がコンパクトになる。
【図１】機械プレスの全体図
【図２】図１の機構図
【図３】図２に対するスライド２の行程図
【図４】図２においてクランクシャフトをオフセットさ
せた場合の機構図
せた場合の機構図
【図５】図４におけるスライド２の行程図
【図６】図１における側面の縦断面図
【図７】２ポイントの機械プレスの実施例における正面
縦断面図
縦断面図
【図８】図７における動力伝達説明のための展開図
１はフレーム、２はスライド、３はボルスタ、４はメイ
ンモータ、５はクランクシャフト、６はコネクチングロ
ッド、７はレバー、８はリンク、９はプランジャ、１０
はプランジャガイド、２１はフレーム、２２はスライ
ド、２３はボルスタ、２４はメインモータ、２５はクラ
ンクシャフト、２６はコネクチングロッド、２７はレバ
ー、２８はリンク、２９はプランジャ、３０はプランジ
ャガイド、３１はピニオン、３２はギヤ、３３はギヤ、
３４はフライホイール、である。
ンモータ、５はクランクシャフト、６はコネクチングロ
ッド、７はレバー、８はリンク、９はプランジャ、１０
はプランジャガイド、２１はフレーム、２２はスライ
ド、２３はボルスタ、２４はメインモータ、２５はクラ
ンクシャフト、２６はコネクチングロッド、２７はレバ
ー、２８はリンク、２９はプランジャ、３０はプランジ
ャガイド、３１はピニオン、３２はギヤ、３３はギヤ、
３４はフライホイール、である。
Claims (1)
- 【請求項１】機械プレスのスライド駆動装置において、
前記スライドを、クランク機構にトッグルリンクを連結
した機構を用いて駆動する構成として、トッグルリンク
を構成する上リンクは、機械プレスのフレームに回動自
在に装着されたレバー（７）の従動側のアームとし、前
記レバー（７）の駆動側のアームをクランク機構を構成
するコネクチングロッドの小径部と連結させ、さらに前
記レバー（７）の駆動側のアームの長さを従動側のアー
ムの長さより大とするとともに、前記クランク機構の連
杆比を３以下としたことを特徴とした機械プレスのスラ
イド駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15455497A JPH10323796A (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 機械プレスのスライド駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15455497A JPH10323796A (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 機械プレスのスライド駆動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10323796A true JPH10323796A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15586797
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15455497A Pending JPH10323796A (ja) | 1997-05-28 | 1997-05-28 | 機械プレスのスライド駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10323796A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109501351A (zh) * | 2018-10-31 | 2019-03-22 | 穆崇虎 | 一种豆片压制机 |
| CN116901512A (zh) * | 2023-09-11 | 2023-10-20 | 江苏辰亿汽车零部件制造有限公司 | 一种开式曲柄压力机 |
-
1997
- 1997-05-28 JP JP15455497A patent/JPH10323796A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109501351A (zh) * | 2018-10-31 | 2019-03-22 | 穆崇虎 | 一种豆片压制机 |
| CN109501351B (zh) * | 2018-10-31 | 2020-10-23 | 穆崇虎 | 一种豆片压制机 |
| CN116901512A (zh) * | 2023-09-11 | 2023-10-20 | 江苏辰亿汽车零部件制造有限公司 | 一种开式曲柄压力机 |
| CN116901512B (zh) * | 2023-09-11 | 2023-12-15 | 江苏辰亿汽车零部件制造有限公司 | 一种开式曲柄压力机 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040322 |