JPH10323223A - 口紅等の収納容器 - Google Patents

口紅等の収納容器

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JPH10323223A
JPH10323223A JP15281497A JP15281497A JPH10323223A JP H10323223 A JPH10323223 A JP H10323223A JP 15281497 A JP15281497 A JP 15281497A JP 15281497 A JP15281497 A JP 15281497A JP H10323223 A JPH10323223 A JP H10323223A
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inner cylinder
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hakama
lipstick
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Shigehiro Okada
誠弘 岡田
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Takeuchi Industry Co Ltd.
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Takeuchi Industry Co Ltd.
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ハカマ部材と内筒部材の嵌合固定状態を解除
して分離でき、容易にリサイクルすることができる口紅
等の収納容器を提供する。 【解決手段】 ハカマ部材1と外筒部材14とを持って
回動させると、従来の容器と同様に皿部材16の係合ピ
ン19が切欠部10によってガイドされ上下方向に移動
し、内筒部材の上端部から皿部材に支持された口紅が出
没する。容器をリサイクルする場合は、ハカマ部材と外
筒部材を回動し、皿部材を最下部に位置させた後、さら
に下方へ皿部材が移動するよう回動させる。皿部材の係
合ピンが係止突片13を通過し、取外し用切欠部12内
に入り込み、下降する。これにより、皿部材の下端部の
押し圧圧片20がハカマ部材の内底面を押し付け、ハカ
マ部材と内筒部材の嵌合固定状態を解除して取り外すこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は口紅、リップクリー
ム、スチックアイシャドウ、スチックファンデーション
等の棒状化粧品を収納する口紅等の収納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の口紅収納容器はハカマ部材に内筒
部材の下端部を接着剤や強嵌合固定により固定的に取付
けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の口紅収納容器を
リサイクルする場合、ハカマ部材から内筒部材を取り外
すことが困難で、リサイクルすることができないという
欠点があった。
【0004】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、
口紅等を最下部に収納した状態からさらに下方へ皿部材
を下降させる操作を力を加えて行なうことにより、ハカ
マ部材と内筒部材の嵌合固定状態を解除して分離でき、
容易にリサイクルすることができる口紅等の収納容器を
提供することを目的としている。
【0005】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読む
と、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面は
もっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範
囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は上部外周部にキャップ嵌合部が形成され、
内底寄りの内壁面に嵌合部が形成されたハカマ部材と、
このハカマ部材内に押し込むことにより該ハカマ部材の
嵌合部と下端部が嵌合固定される内筒部材と、この内筒
部材の外周部を回動可能に覆う下端部が前記ハカマ部材
内に位置する外筒部材と、この外筒部材の内壁面に形成
された螺旋溝と、この螺旋溝の下部位置を除く部位と対
応する部位の前記内筒部材に形成された軸心方向の切欠
部と、この切欠部および前記外筒部材の螺旋溝と係合す
る係合ピンを有する前記内筒部材内を上下移動する口紅
等を支持する皿部材と、前記内筒部材の切欠部の下端部
と連通するように下方へ突出するように形成された前記
皿部材の下端部で前記ハカマ部材を下方へ押し圧するよ
うに前記係合ピンを下方へガイドすることができる取り
外し用切欠部とで口紅等の収納容器を構成している。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り、本発明を詳細に説明する。
【0008】図1ないし図8に示す本発明の第1の実施
の形態において、1は図3に示すように金属材製のハカ
マ部材で、このハカマ部材1の上部外周部にはキャップ
嵌合部2が形成され、内底寄りの内壁面には嵌合部3が
形成されている。
【0009】4は図4に示すように前記ハカマ部材1内
に押し込むことにより嵌合固定される合成樹脂材製の内
筒部材で、この内筒部材4は内筒部材本体5と、この内
筒部材本体5の下端部に一体成形された前記ハカマ部材
1の嵌合部3と嵌合固定される筒状の嵌合部材6と、前
記内筒部材本体5の上端部と一体成形された外方へ突出
するストッパー片7と、前記内筒部材本体5の下部寄り
の部位を除く部位に形成された上下部に周方向のストッ
パー用切欠部8、9を有する軸心方向の切欠部10と、
前記上部のストッパー用切欠部8と連通するように前記
ストッパー片7部位に形成された挿入用の切欠部11
と、前記下部のストッパー用切欠部9の終端部と連通す
る下方へ突出するように前記内筒部材本体5に形成され
た取り外し用切欠部12と、この取り外し用切欠部12
と前記下部のストッパー用切欠部9との間に形成された
係止突片13とで構成されている。
【0010】14は図5に示すように前記内筒部材4の
内筒部材本体5の外周部を回動可能に覆う合成樹脂材製
の外筒部材で、この外筒部材4の内壁面には上下部が開
口する螺旋溝15が形成されている。
【0011】16は図6に示すように前記内筒部材4内
に上下移動可能に取付けられた皿部材で、この皿部材1
6は口紅17を支持する皿部材本体18と、この皿部材
本体18の外周部に形成された前記内筒部材4の切欠部
10および前記外筒部材14の螺旋溝15と係合する係
合ピン19と、この係合ピン19が前記取り外し用切欠
部12にガイドされた場合に、前記ハカマ部材1の内底
部を取り外し方向に押し圧できるように前記皿部材本体
18の下部に一体成形された下端部としての押し圧片2
0とで構成されている。
【0012】21は前記外筒部材14の外周部を覆う前
記ハカマ部材1のキャップ嵌合部2に着脱可能に取付け
られるキャップである。
【0013】上記構成の口紅収納容器22は、内筒部材
4内に皿部材16を挿入するとともに、該内筒部材4の
内筒部材本体5の外周部に外筒部材14を組み付ける。
しかる後、この組み付けられたものをハカマ部材1内に
押し込み、ハカマ部材1の嵌合部3と内筒部材4の嵌合
部材6を嵌合固定させ、皿部材16に口紅17を充填す
る。なお、皿部材16は内筒部材4とハカマ部材1とを
嵌合固定させた後に、内筒部材4内に組み付けてもよ
い。
【0014】上記のように組み付けられた口紅収納容器
22は、ハカマ部材1と外筒部材14とを持って回動さ
せることにより、従来の口紅収納容器と同様に皿部材1
6の係合ピン19が切欠部10によってガイドされ上下
方向に移動し、内筒部材4の上端部より皿部材16に支
持され口紅17が出没される。
【0015】口紅収納容器22をリサイクルする場合、
ハカマ部材1と外筒部材14を回動し、皿部材16を図
7に示すように最下部に位置させた後、さらに下方へ皿
部材16を移動させるように回動させることにより、図
8に示すように皿部材16の係合ピン19が係止突片1
3を通過し、取り外し用切欠部12内に入り込み、下降
する。この下降により、皿部材16の下端部の押し圧片
20がハカマ部材1の内底面を押し付け、ハカマ部材1
と内筒部材4の嵌合固定状態を解除して取り外すことが
できる。
【0016】
【発明の異なる実施の形態】次に、図9ないし図19に
示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。なお、
これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当って、前
記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には同一符
号を付して重複する説明を省略する。
【0017】図9ないし図11に示す本発明の第2の実
施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主
に異なる点は、内筒部材4の外周部を螺旋溝15が形成
された螺旋部材23と、この螺旋部材23の外周部を覆
う外筒部材14Aとで覆った点で、このように形成され
た口紅収納容器22Aにしても、前記本発明の第1の実
施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0018】図12ないし図16に示す本発明の第3の
実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と
主に異なる点は、内底ほぼ中央部に突出するリベット形
状の係合部24を形成したハカマ部材1Aと、下端部に
前記係合部24と係合するリング状に配置された複数個
の係合片25が形成された内筒部材4Aと、下端部に係
合状態の前記複数個の係合片25を係合解除できるよう
に回動させることができる係合解除片26が形成された
皿部材16Aを用いた点で、このように形成された口紅
収納容器22Bにしても、前記本発明の第1の実施の形
態と同様な作用効果が得られる。
【0019】図17ないし図19に示す本発明の第4の
実施の形態において、前記本発明の第3の実施の形態と
主に異なる点は、内筒部材4Aの内筒部材本体5の外周
部に螺旋溝15が形成された螺旋部材23と外筒部材1
4Aとで覆った点で、このように構成された口紅収納容
器22Cにしても、前記本発明の第3の実施の形態と同
様な作用効果が得られる。
【0020】なお、前記本発明の各実施の形態では皿部
材16、16Aに口紅17を支持させた口紅収納容器に
ついて説明したが、本発明はこれに限らず、皿部材にリ
ップクリーム、スチッアイシャドウ、スチックファンデ
ーション等の棒状化粧品を支持させても同様に使用する
ことができる。また、前記本発明の各実施の形態では金
属材製のハカマ部材や合成樹脂材製の内筒部材を用いる
ものに付いて説明したが、本発明はこれに限らず、金属
材製や合成樹脂材製の部品が混在しているものや、成分
の異なる合成樹脂材製の部品が混在している場合にでも
同様に実施することができる。
【0021】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0022】(1)上部外周部にキャップ嵌合部が形成
され、内底寄りの内壁面に嵌合部が形成されたハカマ部
材と、このハカマ部材内に押し込むことにより該ハカマ
部材の嵌合部と下端部が嵌合固定される内筒部材と、こ
の内筒部材の外周部を回動可能に覆う下端部が前記ハカ
マ部材内に位置する外筒部材と、この外筒部材の内壁面
に形成された螺旋溝と、この螺旋溝の下部位置を除く部
位と対応する部位の前記内筒部材に形成された軸心方向
の切欠部と、この切欠部および前記外筒部材の螺旋溝と
係合する係合ピンを有する前記内筒部材内を上下移動す
る口紅等を支持する皿部材と、前記内筒部材の切欠部の
下端部と連通するように下方へ突出するように形成され
た前記皿部材の下端部で前記ハカマ部材を下方へ押し圧
するように前記係合ピンを下方へガイドすることができ
る取り外し用切欠部とで構成されているので、従来と同
様に口紅等を出没させて使用することができるととも
に、リサイクルする場合には皿部材を最下部に位置させ
た後、通常操作の時よりも大きな力で皿部材を降下させ
る操作を行なうことにより、皿部材が下降し皿部材の下
端部でハカマ部材を下方へ押し圧して外すことができ
る。したがって、ハカマ部材と内筒部材を特殊な工具を
用いることなく取り外すことができる。
【0023】(2)前記(1)によって、内筒部材に切
欠部と連通する取り外し用切欠部を形成するとともに、
皿部材の下端部でハカマ部材の内底部を押し圧できるよ
うに構成するだけでよいので、加工が容易で、組み付け
も従来と同様に実施することができる。したがって、従
来と同様な製造コストで製造することができる。
【0024】(3)前記(1)によって、ハカマ部材と
内筒部材とを容易に取り外すことができるので、製造時
の不良品は分解して再使用することが容易にできるとと
もに、材質ごとに分別して再利用することができ、リサ
イクルを容易に実施することができる。
【0025】(4)請求項2、3も前記(1)〜(3)
と同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の断面図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の分解断面図。
【図3】本発明の第1の実施の形態のハカマ部材の説明
図。
【図4】本発明の第1の実施の形態の内筒部材の説明
図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の外筒部材の説明
図。
【図6】本発明の第1の実施の形態の皿部材の説明図。
【図7】皿部材が最下部に位置した状態の係合ピンの説
明図。
【図8】係合ピンが取り外し用切欠部内に位置した状態
の説明図。
【図9】本発明の第2の実施の形態の断面図。
【図10】本発明の第2の実施の形態の分解断面図。
【図11】係合ピンが取り外し用切欠部内に位置した状
態の説明図。
【図12】本発明の第3の実施の形態の断面図。
【図13】本発明の第3の実施の形態のハカマ部材の説
明図。
【図14】本発明の第3の実施の形態の内筒部材の説明
図。
【図15】本発明の第3の実施の形態の皿部材の説明
図。
【図16】係合ピンが取り外し用切欠部内に位置した状
態の説明図。
【図17】本発明の第4の実施の形態の断面図。
【図18】本発明の第4の実施の形態の分解断面図。
【図19】係合ピンが取り外し用切欠部内に位置した状
態の説明図。
【符号の説明】
1、1A:ハカマ部材、 2:キャップ嵌合部、 3:嵌合部、 4、4A:内筒部材、 5:内筒部材本体、 6:嵌合部材、 7:ストッパー片、 8:上部のストッパー用切欠部、 9:下部のストッパー用切欠部、 10:切欠部、 11:挿入用の切欠部、 12:取り外し用切欠部、 13:係止突片、 14、14A:外筒部材、 15:螺旋溝、 16、16A:皿部材、 17:口紅、 18:皿部材本体、 19:係合ピン、 20:押し圧片、 21:キャップ、 22、22A、22B、22C:口紅収納容器、 23:螺旋部材、 24:係合部、 25:係合片、 26:係合解除片。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部外周部にキャップ嵌合部が形成さ
    れ、内底寄りの内壁面に嵌合部が形成されたハカマ部材
    と、このハカマ部材内に押し込むことにより該ハカマ部
    材の嵌合部と下端部が嵌合固定される内筒部材と、この
    内筒部材の外周部を回動可能に覆う下端部が前記ハカマ
    部材内に位置する外筒部材と、この外筒部材の内壁面に
    形成された螺旋溝と、この螺旋溝の下部位置を除く部位
    と対応する部位の前記内筒部材に形成された軸心方向の
    切欠部と、この切欠部および前記外筒部材の螺旋溝と係
    合する係合ピンを有する前記内筒部材内を上下移動する
    口紅等を支持する皿部材と、前記内筒部材の切欠部の下
    端部と連通するように下方へ突出するように形成された
    前記皿部材の下端部で前記ハカマ部材を下方へ押し圧す
    るように前記係合ピンを下方へガイドすることができる
    取り外し用切欠部とからなることを特徴とする口紅等の
    収納容器。
  2. 【請求項2】 上部外周部にキャップ嵌合部が形成さ
    れ、内底寄りの内壁面に嵌合部が形成されたハカマ部材
    と、このハカマ部材内に押し込むことにより該ハカマ部
    材の嵌合部と下端部が嵌合固定される内筒部材と、この
    内筒部材の外周部を回動可能に覆う螺旋溝が形成された
    螺旋部材と、この螺旋部材の外周部を覆う下端部が前記
    ハカマ部材内に位置する外筒部材と、前記螺旋部材の螺
    旋溝の下部位置を除く部位と対応する部位の前記内筒部
    材に形成された軸心方向の切欠部と、この切欠部および
    前記螺旋部材の螺旋溝と係合する係合ピンを有する前記
    内筒部材内を上下移動する口紅等を支持する皿部材と、
    前記内筒部材の切欠部の下端部と連通するように下方へ
    突出するように形成された前記皿部材の下端部で前記ハ
    カマ部材を下方へ押し圧するように前記係合ピンを下方
    へガイドすることができる取り外し用切欠部とからなる
    ことを特徴とする口紅等の収納容器。
  3. 【請求項3】 上部外周部にキャップ嵌合部が、内壁面
    に嵌合部が形成され、内底中央部に突出する係合部が形
    成されたハカマ部材と、このハカマ部材内に押し込むこ
    とにより下端部に形成された複数個の係合片が該ハカマ
    部材の係合部と係合固定され、かつ嵌合部と回動不能に
    嵌合する内筒部材と、この内筒部材の外周部を回動可能
    に覆う下端部が前記ハカマ部材内に位置する外筒部材
    と、この外筒部材の内壁面に形成された螺旋溝あるいは
    螺旋溝が形成された螺旋部材と、この螺旋溝の下部位置
    を除く部位と対応する部位の前記内筒部材に形成された
    軸心方向の切欠部と、この切欠部および前記外筒部材の
    螺旋溝と係合する係合ピンを有する前記内筒部材内を上
    下移動する口紅等を支持する皿部材と、前記内筒部材の
    切欠部の下端部と連通するように下方へ突出するように
    形成された前記皿部材の下部で前記係合部に係合してい
    る複数個の係合片を係合解除できるように前記係合ピン
    を下方へガイドすることができる取り外し用切欠部とか
    らなることを特徴とする口紅等の収納容器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013517017A (ja) * 2010-01-12 2013-05-16 ロレアル 化粧品スティックを展開させる機構、関連する装置および方法

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