JPH10322865A - ガス絶縁機器 - Google Patents
ガス絶縁機器Info
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- JPH10322865A JPH10322865A JP9131931A JP13193197A JPH10322865A JP H10322865 A JPH10322865 A JP H10322865A JP 9131931 A JP9131931 A JP 9131931A JP 13193197 A JP13193197 A JP 13193197A JP H10322865 A JPH10322865 A JP H10322865A
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G5/00—Installations of bus-bars
- H02G5/06—Totally-enclosed installations, e.g. in metal casings
- H02G5/063—Totally-enclosed installations, e.g. in metal casings filled with oil or gas
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02B—BOARDS, SUBSTATIONS OR SWITCHING ARRANGEMENTS FOR THE SUPPLY OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02B13/00—Arrangement of switchgear in which switches are enclosed in, or structurally associated with, a casing, e.g. cubicle
- H02B13/02—Arrangement of switchgear in which switches are enclosed in, or structurally associated with, a casing, e.g. cubicle with metal casing
- H02B13/035—Gas-insulated switchgear
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
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- H02G5/00—Installations of bus-bars
- H02G5/06—Totally-enclosed installations, e.g. in metal casings
- H02G5/08—Connection boxes therefor
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- Power Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Installation Of Bus-Bars (AREA)
- Gas-Insulated Switchgears (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】負極性の直流電圧が印加されるものであって
も、導電性異物を確実に捕獲して無害化し、絶縁耐力を
向上させることのできるガス絶縁機器を提供する。 【解決手段】接地タンク１と、この接地タンク内に配置
された通電用導体３と、この導体を接地タンク内に支持
固定する絶縁スペーサ２とを備え、前記絶縁スペーサが
導体の長手方向に所定の間隔をおいて配置され、かつ前
記接地タンク内に絶縁性のガスが封入されているガス絶
縁機器において、前記導体３に、絶縁スペーサから離れ
るに従い徐々にその径が細くなる部材５を設けるととも
に、この部材の径が細くなる方向の下流側の導体上に、
凹部若しくは凸部６を設けた。
も、導電性異物を確実に捕獲して無害化し、絶縁耐力を
向上させることのできるガス絶縁機器を提供する。 【解決手段】接地タンク１と、この接地タンク内に配置
された通電用導体３と、この導体を接地タンク内に支持
固定する絶縁スペーサ２とを備え、前記絶縁スペーサが
導体の長手方向に所定の間隔をおいて配置され、かつ前
記接地タンク内に絶縁性のガスが封入されているガス絶
縁機器において、前記導体３に、絶縁スペーサから離れ
るに従い徐々にその径が細くなる部材５を設けるととも
に、この部材の径が細くなる方向の下流側の導体上に、
凹部若しくは凸部６を設けた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はガス絶縁機器の改良
にかかり、特に直流送電用のガス絶縁機器に関するもの
である。
にかかり、特に直流送電用のガス絶縁機器に関するもの
である。
【０００２】
【従来の技術】従来一般に採用されている直流送電用ガ
ス絶縁機器における絶縁上の大きな問題点は、絶縁機器
内部に混入した導電性の異物による絶縁性能の低下であ
る。直流電圧下において、絶縁機器内部の導電性異物は
電界により一旦浮上するとそのまま高電圧導体まで到達
する。この結果、スペーサの高電界部に導電性異物が付
着したり、導体近傍を浮遊し続け絶縁性能を脅かすこと
になる。
ス絶縁機器における絶縁上の大きな問題点は、絶縁機器
内部に混入した導電性の異物による絶縁性能の低下であ
る。直流電圧下において、絶縁機器内部の導電性異物は
電界により一旦浮上するとそのまま高電圧導体まで到達
する。この結果、スペーサの高電界部に導電性異物が付
着したり、導体近傍を浮遊し続け絶縁性能を脅かすこと
になる。
【０００３】この導電性異物の浮上による絶縁性能の低
下を防止するため、従来においては例えば電気学会技術
報告（Ｔ部）第３９７号『ガス絶縁開閉装置の直流絶
縁』（１９９１年１２月）の１１頁に記載されているよ
うに、接地タンクを傾斜させ導電性異物除去する。すな
わち、接地タンクを傾斜させることにより導電性異物
は、電界下で上下動するうちに下流方向に移動してい
き、パーティクルトラップに捕獲されるようにしたもの
がある。
下を防止するため、従来においては例えば電気学会技術
報告（Ｔ部）第３９７号『ガス絶縁開閉装置の直流絶
縁』（１９９１年１２月）の１１頁に記載されているよ
うに、接地タンクを傾斜させ導電性異物除去する。すな
わち、接地タンクを傾斜させることにより導電性異物
は、電界下で上下動するうちに下流方向に移動してい
き、パーティクルトラップに捕獲されるようにしたもの
がある。
【０００４】また、特開平６−２３７５１７号公報に記
載されているように、導体を絶縁スペーサから離れるに
従い順次細くする（傾斜面を設ける）形状となし、導電
性異物を絶縁スペーサから遠ざけるとともに、パーティ
クルトラップに捕獲するようにしたものがある。
載されているように、導体を絶縁スペーサから離れるに
従い順次細くする（傾斜面を設ける）形状となし、導電
性異物を絶縁スペーサから遠ざけるとともに、パーティ
クルトラップに捕獲するようにしたものがある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】たしかにこのように形
成された絶縁機器でも正極性直流電圧印加時において
は、導電性異物をほぼ満足できる程度捕獲することが可
能であるが、しかしながら、これが負極性直流電圧印加
時においては、充分捕獲されない恐れがある。すなわ
ち、負極性の直流課電状況下において、導電性異物は浮
上と同時に高電圧導体に到達し、導体の表面近傍に長時
間漂うことになる。この挙動は導電性異物から発生する
部分放電によるものであり、ファイヤフライ現象として
実験的に確認されている。このため、パーティクルトラ
ップがタンク底面に設けられていても、このパーティク
ルトラップに導電性異物が捕獲されず、導電性異物を無
害化できない嫌いがあった。
成された絶縁機器でも正極性直流電圧印加時において
は、導電性異物をほぼ満足できる程度捕獲することが可
能であるが、しかしながら、これが負極性直流電圧印加
時においては、充分捕獲されない恐れがある。すなわ
ち、負極性の直流課電状況下において、導電性異物は浮
上と同時に高電圧導体に到達し、導体の表面近傍に長時
間漂うことになる。この挙動は導電性異物から発生する
部分放電によるものであり、ファイヤフライ現象として
実験的に確認されている。このため、パーティクルトラ
ップがタンク底面に設けられていても、このパーティク
ルトラップに導電性異物が捕獲されず、導電性異物を無
害化できない嫌いがあった。
【０００６】本発明はこれに鑑みなされたもので、その
目的とするところは、たとえ負極性の直流電圧が印加さ
れるものであっても、導電性異物を確実にパーティクル
トラップに捕獲して無害化し、絶縁耐力を向上させるこ
とのできるガス絶縁機器を提供するにある。
目的とするところは、たとえ負極性の直流電圧が印加さ
れるものであっても、導電性異物を確実にパーティクル
トラップに捕獲して無害化し、絶縁耐力を向上させるこ
とのできるガス絶縁機器を提供するにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、接地
タンクと、この接地タンク内に配置された通電用導体
と、この導体を接地タンク内に支持固定する絶縁スペー
サとを備え、前記絶縁スペーサが導体の長手方向に所定
の間隔をおいて配置され、かつ前記接地タンク内に絶縁
性のガスが封入されているガス絶縁機器において、前記
導体上に、絶縁スペーサから離れるに従い徐々にその径
が細くなる部材を設けるとともに、この部材の径が細く
なる方向の下流側の導体上に、凹部もしくは凸部を設
け、その周囲の電界よりも電界が低い部分を形成し所期
の目的を達成するようにしたものである。
タンクと、この接地タンク内に配置された通電用導体
と、この導体を接地タンク内に支持固定する絶縁スペー
サとを備え、前記絶縁スペーサが導体の長手方向に所定
の間隔をおいて配置され、かつ前記接地タンク内に絶縁
性のガスが封入されているガス絶縁機器において、前記
導体上に、絶縁スペーサから離れるに従い徐々にその径
が細くなる部材を設けるとともに、この部材の径が細く
なる方向の下流側の導体上に、凹部もしくは凸部を設
け、その周囲の電界よりも電界が低い部分を形成し所期
の目的を達成するようにしたものである。
【０００８】すなわちこのように形成されたガス絶縁機
器であると、機器内に混入した導電性の異物は、負極性
の直流電界により浮上し導体の表面近傍を漂いながら、
導体との衝突を何度も繰り返す。このとき、導体に直径
が前記絶縁スペーサから離れるに従い徐々に細くなる部
材が装着されているため、導電性異物はその傾斜面と衝
突する際に直径が細くなる方向に反発力を受けるため、
スペーサから離れる方向へ移動していき、凹部もしくは
凸部の部分に達する。この凹部もしくは凸部近傍は他の
部分よりも電界が低くなっており、導電性異物がこの部
分に接触すると電荷が急減し、静電気力が小さくなるた
め接地タンク底面に落ちる。
器であると、機器内に混入した導電性の異物は、負極性
の直流電界により浮上し導体の表面近傍を漂いながら、
導体との衝突を何度も繰り返す。このとき、導体に直径
が前記絶縁スペーサから離れるに従い徐々に細くなる部
材が装着されているため、導電性異物はその傾斜面と衝
突する際に直径が細くなる方向に反発力を受けるため、
スペーサから離れる方向へ移動していき、凹部もしくは
凸部の部分に達する。この凹部もしくは凸部近傍は他の
部分よりも電界が低くなっており、導電性異物がこの部
分に接触すると電荷が急減し、静電気力が小さくなるた
め接地タンク底面に落ちる。
【０００９】さらに、凹部もしくは凸部部の下の接地タ
ンク底面にパーティクルトラップを設けておけば、この
導電性異物はトラップに捕獲されガス空間を浮遊するこ
とがなくなるので、機器の信頼性を向上させることがで
きるのである。
ンク底面にパーティクルトラップを設けておけば、この
導電性異物はトラップに捕獲されガス空間を浮遊するこ
とがなくなるので、機器の信頼性を向上させることがで
きるのである。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下図示した実施例に基づいて本
発明を詳細に説明する。図１にはそのガス絶縁機器が断
面で示されている。符号１が接地タンクであり、この接
地タンク内に高電圧の導体３が配置されている。導体３
は絶縁スペーサ２により絶縁支持されている。また、こ
の絶縁スペーサ２は導体の長手方向に所定の間隔をおい
て配置されている。
発明を詳細に説明する。図１にはそのガス絶縁機器が断
面で示されている。符号１が接地タンクであり、この接
地タンク内に高電圧の導体３が配置されている。導体３
は絶縁スペーサ２により絶縁支持されている。また、こ
の絶縁スペーサ２は導体の長手方向に所定の間隔をおい
て配置されている。
【００１１】このような構成のガス絶縁機器において、
導体３上に導電性の部材５が絶縁スペーサ２に隣接また
は少し間をあけて装着されている。導電性の部材５の直
径は絶縁スペーサから離れるに従い徐々に細くなってい
る。そして部材５の直径が徐々に細くなる部分、すなわ
ち、図１の場合には２つの部材５の間の導体３に、リン
グ（突起）６が設けられている。
導体３上に導電性の部材５が絶縁スペーサ２に隣接また
は少し間をあけて装着されている。導電性の部材５の直
径は絶縁スペーサから離れるに従い徐々に細くなってい
る。そして部材５の直径が徐々に細くなる部分、すなわ
ち、図１の場合には２つの部材５の間の導体３に、リン
グ（突起）６が設けられている。
【００１２】なお、接地タンク内の絶縁性ガスとして一
般的にＳＦ６が用いられ、また、Ｃ３Ｆ８、ｃ−Ｃ４Ｆ
８などのフロンガス、またはこれらとＳＦ６ガスの混合
ガスも絶縁耐力が高く、適用可能である。
般的にＳＦ６が用いられ、また、Ｃ３Ｆ８、ｃ−Ｃ４Ｆ
８などのフロンガス、またはこれらとＳＦ６ガスの混合
ガスも絶縁耐力が高く、適用可能である。
【００１３】本発明のポイントは傾斜面を持った部材５
とリング６とを組み合わせた構造により、導電性異物を
無害化することである。また、リング６の下にパーティ
クルトラップ７を設けることにより、より確実に導電性
異物を無害化することができ機器の絶縁信頼性を向上さ
せことができる。詳細な理由を以下に述べる。
とリング６とを組み合わせた構造により、導電性異物を
無害化することである。また、リング６の下にパーティ
クルトラップ７を設けることにより、より確実に導電性
異物を無害化することができ機器の絶縁信頼性を向上さ
せことができる。詳細な理由を以下に述べる。
【００１４】図２は、導体３に正極性の直流電圧を印加
した時の導電性異物の挙動を実験的に求めたものの一例
である。導電性異物は接地タンク１と導体３の間の往復
運動を繰り返すうちに、導体との衝突による反発力と静
電気力の水平分力のために導体に設けられた部材５の直
径が細くなる方向に駆動される。この挙動形態は静電気
力と重力と反発力から計算した結果と一致する。この計
算における静電気力としては、導電性異物８が部材５や
接地タンク１に接触する時に注入される電荷が、電界か
ら受ける力を考慮している。
した時の導電性異物の挙動を実験的に求めたものの一例
である。導電性異物は接地タンク１と導体３の間の往復
運動を繰り返すうちに、導体との衝突による反発力と静
電気力の水平分力のために導体に設けられた部材５の直
径が細くなる方向に駆動される。この挙動形態は静電気
力と重力と反発力から計算した結果と一致する。この計
算における静電気力としては、導電性異物８が部材５や
接地タンク１に接触する時に注入される電荷が、電界か
ら受ける力を考慮している。
【００１５】一方、図３は負極性の直流電圧印加時の導
電性異物の挙動である。導電性異物の挙動は正極性印加
時と異なり、高圧導体近傍を漂うファイヤフライ現象と
なる。これは導電性異物から部分放電が発生することが
原因である。この場合も正極性と同様に導体との衝突に
よる反発力と静電気力の分力を受け導電性異物は導体に
設けられた部材５の直径が細くなる方向に駆動される。
電性異物の挙動である。導電性異物の挙動は正極性印加
時と異なり、高圧導体近傍を漂うファイヤフライ現象と
なる。これは導電性異物から部分放電が発生することが
原因である。この場合も正極性と同様に導体との衝突に
よる反発力と静電気力の分力を受け導電性異物は導体に
設けられた部材５の直径が細くなる方向に駆動される。
【００１６】図４は導体にリングがある場合の負極性直
流電圧印加時の導電性異物の挙動である。導電性異物は
導体近傍を漂いながら動き回り、リング近傍の局所的に
電界が低い部分に来ると電荷を失い、リングの下に落ち
る。
流電圧印加時の導電性異物の挙動である。導電性異物は
導体近傍を漂いながら動き回り、リング近傍の局所的に
電界が低い部分に来ると電荷を失い、リングの下に落ち
る。
【００１７】この挙動形態も実験で確認されており、異
物の長さが１０ｍｍの場合、リングの高さを２０ｍｍに
すれば浮上した導電性異物の８０％を落すことができ
る。しかも、リング形状と導電性異物を落す割合の間と
リング形状と絶縁耐力の間には図５に示すような関係が
ある。異物を落す割合が５０％以上であり、ＳＦ６ガス
の破壊電界の最低値よりもリング先端の電界値の方が低
い範囲にあるリング形状は１／２≦Ｈ／Ｗ≦３である。
物の長さが１０ｍｍの場合、リングの高さを２０ｍｍに
すれば浮上した導電性異物の８０％を落すことができ
る。しかも、リング形状と導電性異物を落す割合の間と
リング形状と絶縁耐力の間には図５に示すような関係が
ある。異物を落す割合が５０％以上であり、ＳＦ６ガス
の破壊電界の最低値よりもリング先端の電界値の方が低
い範囲にあるリング形状は１／２≦Ｈ／Ｗ≦３である。
【００１８】したがって、この条件内のリングを導体に
設けることにより機器の絶縁耐力を低下させることなく
効率よく導電性異物を接地タンク底面に落すことができ
る。以上の理由により、印加されている直流電圧が正極
性の場合でも、負極性の場合でもガス絶縁機器内に混入
した導電性異物は部材５の傾斜面に衝突しながら、図１
の中央部へと集められる。正極性の直流電圧が印加され
ている場合には接地タンク１との衝突も繰り返すので、
中央部にパーティクルトラップがあると挙動中にその中
に入り捕獲される。また、負極性の場合にはリング６に
より下に落されパーティクルトラップ７に捕獲される。
設けることにより機器の絶縁耐力を低下させることなく
効率よく導電性異物を接地タンク底面に落すことができ
る。以上の理由により、印加されている直流電圧が正極
性の場合でも、負極性の場合でもガス絶縁機器内に混入
した導電性異物は部材５の傾斜面に衝突しながら、図１
の中央部へと集められる。正極性の直流電圧が印加され
ている場合には接地タンク１との衝突も繰り返すので、
中央部にパーティクルトラップがあると挙動中にその中
に入り捕獲される。また、負極性の場合にはリング６に
より下に落されパーティクルトラップ７に捕獲される。
【００１９】以上のように、導体にスペーサから離れる
に従い徐々に直径が細くなる部材５と前記部材５の直径
が細くなる方向の導体上にリング６を設けることで、ガ
ス絶縁機器内に混入した導電性異物を絶縁スペーサから
遠ざけ、なおかつ導体近傍に漂っている導電性異物を効
率良く接地タンクに落とし無害化できる。さらに、リン
グの下に図１のようにパーティクルトラップを設けるこ
とにより、異物の再浮上を確実に防止でき機器の絶縁信
頼性がより向上する。
に従い徐々に直径が細くなる部材５と前記部材５の直径
が細くなる方向の導体上にリング６を設けることで、ガ
ス絶縁機器内に混入した導電性異物を絶縁スペーサから
遠ざけ、なおかつ導体近傍に漂っている導電性異物を効
率良く接地タンクに落とし無害化できる。さらに、リン
グの下に図１のようにパーティクルトラップを設けるこ
とにより、異物の再浮上を確実に防止でき機器の絶縁信
頼性がより向上する。
【００２０】ただし、このようにリングで落した場合に
は、タンクが絶縁コーティングされていれば再浮上する
ことが少ないことも確認されており、コスト低減のため
にパーティクルトラップを省く場合もある。
は、タンクが絶縁コーティングされていれば再浮上する
ことが少ないことも確認されており、コスト低減のため
にパーティクルトラップを省く場合もある。
【００２１】図６は本発明の他の実施例を示すものであ
る。導体３に取付けられた絶縁スペーサから離れるに従
い直径が徐々に細くなる部材５の傾斜面の途中にリング
６を設けたガス絶縁機器である。導電性異物は部材５の
傾斜面内においてまだ水平方向にあまり加速されていな
いので水平方向の速度成分が小さくリング近傍の局所的
に電界が低い部分を通過する確率が高くなり、より効率
的に導電性異物を無害化することができる。また、スペ
ーサ付近の異物を速やかに接地タンク底面に落とすこと
ができるので、異物のスペーサ付着による絶縁耐力低下
を防止できる。
る。導体３に取付けられた絶縁スペーサから離れるに従
い直径が徐々に細くなる部材５の傾斜面の途中にリング
６を設けたガス絶縁機器である。導電性異物は部材５の
傾斜面内においてまだ水平方向にあまり加速されていな
いので水平方向の速度成分が小さくリング近傍の局所的
に電界が低い部分を通過する確率が高くなり、より効率
的に導電性異物を無害化することができる。また、スペ
ーサ付近の異物を速やかに接地タンク底面に落とすこと
ができるので、異物のスペーサ付着による絶縁耐力低下
を防止できる。
【００２２】図７は、本発明のさらに他の実施例を示す
ものである。導体３にリング６を２つ設けることにより
リング間の電界は１つの場合に比べより大きく弱められ
導電性異物が接地タンクに落ちやすくなる。しかも、導
電性異物が落ちずに動くとき、２つのリングを越えなけ
ればならず、導電性異物が接地タンクに落ちる確率はリ
ングが１つの場合に比べさらに高くなる。
ものである。導体３にリング６を２つ設けることにより
リング間の電界は１つの場合に比べより大きく弱められ
導電性異物が接地タンクに落ちやすくなる。しかも、導
電性異物が落ちずに動くとき、２つのリングを越えなけ
ればならず、導電性異物が接地タンクに落ちる確率はリ
ングが１つの場合に比べさらに高くなる。
【００２３】このため、図８に示すようにリングを２つ
にすると導電性異物を落す割合をほぼ１００％にするこ
とができる。導電性異物をより確実に接地タンクに落と
すためには、さらにリングを増やすことも考えられる
が、現状の電界では２つで充分である。
にすると導電性異物を落す割合をほぼ１００％にするこ
とができる。導電性異物をより確実に接地タンクに落と
すためには、さらにリングを増やすことも考えられる
が、現状の電界では２つで充分である。
【００２４】図９は、本発明のさらに他の実施例を示す
ものである。導体上に設けた部材５の傾斜面を２分割す
ることにより凹みを設けた１例である。凹みの両端に適
切な曲率を与えると導体表面の電界よりも低くなる部分
をつくることができ、かつ、導体に取り付けた部材５の
表面の電界の最大値を小さくすることができる。
ものである。導体上に設けた部材５の傾斜面を２分割す
ることにより凹みを設けた１例である。凹みの両端に適
切な曲率を与えると導体表面の電界よりも低くなる部分
をつくることができ、かつ、導体に取り付けた部材５の
表面の電界の最大値を小さくすることができる。
【００２５】図１０は、さらに他の実施例を示すもので
ある。導体上に設けた部材５の傾斜面および導体のリン
グ６は導体全周である必要はなく、導電性異物が主に運
動する導体の下側半分でも前記と同等の効果が得られ、
同じ絶縁距離のまま機器を小型化できコストを抑えるこ
とができる。
ある。導体上に設けた部材５の傾斜面および導体のリン
グ６は導体全周である必要はなく、導電性異物が主に運
動する導体の下側半分でも前記と同等の効果が得られ、
同じ絶縁距離のまま機器を小型化できコストを抑えるこ
とができる。
【００２６】図１１も他の実施例を示すもので、この図
においては接地タンク１内に高電圧の導体３があり、導
体３は２つの絶縁スペーサ２により絶縁支持されてい
る。このような構成のガス絶縁機器において、接地タン
ク１と導体３を一体として傾け、上部を絶縁スペーサの
凹面側、下部絶縁スペーサの凸面側とし図に示すように
その傾けた下側の導体にリングが設けられている。
においては接地タンク１内に高電圧の導体３があり、導
体３は２つの絶縁スペーサ２により絶縁支持されてい
る。このような構成のガス絶縁機器において、接地タン
ク１と導体３を一体として傾け、上部を絶縁スペーサの
凹面側、下部絶縁スペーサの凸面側とし図に示すように
その傾けた下側の導体にリングが設けられている。
【００２７】接地タンクと導体３を一体として傾けた
時、導電性異物は図１２に示すように接地タンク１と導
体３との衝突による反発力の水平分力により傾斜下方へ
移動する。この挙動も実験で確認されている。このた
め、絶縁的に厳しい絶縁スペーサの凹面側を導電性異物
から守ることができる。正極性印加時は前述のように接
地タンク底面にパーティクルトラップ７を設けることに
より導電性異物を捕獲することができる。
時、導電性異物は図１２に示すように接地タンク１と導
体３との衝突による反発力の水平分力により傾斜下方へ
移動する。この挙動も実験で確認されている。このた
め、絶縁的に厳しい絶縁スペーサの凹面側を導電性異物
から守ることができる。正極性印加時は前述のように接
地タンク底面にパーティクルトラップ７を設けることに
より導電性異物を捕獲することができる。
【００２８】また、負極性印加時は導体３に設けたリン
グ６により前述と同様に導電性異物を無害化することが
できる。しかも、導体３に部材５を設置する必要がな
く、コストを抑えることができる。ただし、このように
リングで落した場合には、タンクが絶縁コーティングさ
れていれば再浮上することが少ないことも確認されてお
り、パーティクルトラップを省きさらにコスト低減を図
る場合もある。
グ６により前述と同様に導電性異物を無害化することが
できる。しかも、導体３に部材５を設置する必要がな
く、コストを抑えることができる。ただし、このように
リングで落した場合には、タンクが絶縁コーティングさ
れていれば再浮上することが少ないことも確認されてお
り、パーティクルトラップを省きさらにコスト低減を図
る場合もある。
【００２９】図１３および図１４は本発明を三相一括ガ
ス絶縁機器に応用した一実施例である。配置上最も下側
になる導体３に前記部材５を装着しすることにより上述
したように導電性異物を無害化することができ、さら
に、他の２本の導体３はそのままであるので接地タンク
との絶縁距離は変わらないため、機器の寸法をそのまま
に絶縁信頼性を向上させることができる。
ス絶縁機器に応用した一実施例である。配置上最も下側
になる導体３に前記部材５を装着しすることにより上述
したように導電性異物を無害化することができ、さら
に、他の２本の導体３はそのままであるので接地タンク
との絶縁距離は変わらないため、機器の寸法をそのまま
に絶縁信頼性を向上させることができる。
【００３０】以上説明してきたようにこのガス絶縁機器
によれば、絶縁機器内に混入した導電性異物を効果的に
除去して無害化できる。例えば上記の構成において、導
体の凸部をリングとした場合、異物の挙動を観測する
と、負極性直流電圧印加時においても約８０％の導電性
異物をパーティクルトラップに捕獲できた。以上から、
ガス絶縁機器内に混入した導電性異物を効果的に無害化
することができ、ガス絶縁機器の信頼性を保つことがで
きる。
によれば、絶縁機器内に混入した導電性異物を効果的に
除去して無害化できる。例えば上記の構成において、導
体の凸部をリングとした場合、異物の挙動を観測する
と、負極性直流電圧印加時においても約８０％の導電性
異物をパーティクルトラップに捕獲できた。以上から、
ガス絶縁機器内に混入した導電性異物を効果的に無害化
することができ、ガス絶縁機器の信頼性を保つことがで
きる。
【００３１】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、たとえ負極性の直流電圧が印加されるものであって
も、導電性異物を確実に捕獲して無害化し、絶縁耐力を
向上させることのできるガス絶縁機器を得ることができ
る。
ば、たとえ負極性の直流電圧が印加されるものであって
も、導電性異物を確実に捕獲して無害化し、絶縁耐力を
向上させることのできるガス絶縁機器を得ることができ
る。
【図１】本発明のガス絶縁機器の一実施例を示す縦断側
面図である。
面図である。
【図２】正極性電圧印加時の導電性異物の挙動の一例を
示す線図である。
示す線図である。
【図３】負極性電圧印加時の導電性異物の挙動の一例を
示す線図である。
示す線図である。
【図４】導体にリング（突起）を付けたときの導電性異
物の挙動の一例を示す線図である。
物の挙動の一例を示す線図である。
【図５】本発明に用いたリング形状による絶縁耐力特性
とリング形状による導電性異物を落す割合の特性図であ
る。
とリング形状による導電性異物を落す割合の特性図であ
る。
【図６】本発明のガス絶縁機器の他の実施例を示す縦断
側面図である。
側面図である。
【図７】本発明のガス絶縁機器の他の実施例を示す縦断
側面図である。
側面図である。
【図８】リングの数と導電性異物を落す割合の関係図で
ある。
ある。
【図９】本発明のガス絶縁機器の他の実施例を示す縦断
側面図である。
側面図である。
【図１０】本発明のガス絶縁機器の他の実施例を示す縦
断側面図である。
断側面図である。
【図１１】本発明のガス絶縁機器の他の実施例を示す縦
断側面図である。
断側面図である。
【図１２】接地タンクと導体を一体として傾けた場合の
導電性異物の挙動の一例を示す図である。
導電性異物の挙動の一例を示す図である。
【図１３】本発明の他の実施例を示す三相一括ガス絶縁
機器の縦断側面図である。
機器の縦断側面図である。
【図１４】図１３のＡ−Ａ線に沿う断面図である。
１…接地タンク、２…絶縁スペーサ、３…導体、４…導
体接続部、５…部材、６…リング、６ａ…局部的に電界
が低くなる部分、６ｂ…リング先端の電界、７…パーテ
ィクルトラップ、８…導電性異物。
体接続部、５…部材、６…リング、６ａ…局部的に電界
が低くなる部分、６ｂ…リング先端の電界、７…パーテ
ィクルトラップ、８…導電性異物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 六戸 敏昭 茨城県日立市大みか町七丁目１番１号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 遠藤 奎将 茨城県日立市大みか町七丁目１番１号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 山極 時生 茨城県日立市国分町一丁目１番１号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 安納 憲次 茨城県日立市国分町一丁目１番１号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 田中 誠 大阪市北区中之島三丁目３番22号 関西電 力株式会社内 (72)発明者 山地 幸司 高松市丸の内２番５号 四国電力株式会社 内 (72)発明者 畑野 雅幸 東京都中央区銀座六丁目15番１号 電源開 発株式会社内
Claims (8)
- 【請求項１】 接地タンクと、この接地タンク内に配置
された通電用導体と、この導体を接地タンク内に支持固
定する絶縁スペーサとを備え、前記絶縁スペーサが導体
の長手方向に所定の間隔をおいて配置され、かつ前記接
地タンク内に絶縁性のガスが封入されているガス絶縁機
器において、 前記導体上に、絶縁スペーサから離れるに従い徐々にそ
の径が細くなる部材を設けるとともに、この部材の径が
細くなる方向の下流側の導体上に、凹部もしくは凸部を
設けたことを特徴とするガス絶縁機器。 - 【請求項２】 接地タンクと、この接地タンク内に配置
された略円筒状の通電用導体と、この導体を接地タンク
内に支持固定する絶縁スペーサとを備え、前記絶縁スペ
ーサが導体の長手方向に所定の間隔をおいて配置され、
かつ前記接地タンク内に絶縁性のガスが封入されている
ガス絶縁機器において、 前記導体上に、絶縁スペーサから離れるに従い徐々にそ
の径が細くなる部材を装着するとともに、この部材の径
が細くなる方向の下流側近傍に凹部もしくは凸部を設け
たことを特徴とするガス絶縁機器。 - 【請求項３】 接地タンクと、この接地タンク内に配置
された略円筒状の通電用導体と、この導体を接地タンク
内に支持固定する絶縁スペーサとを備え、前記絶縁スペ
ーサが導体の長手方向に所定の間隔をおいて配置され、
かつ前記接地タンク内に絶縁性のガスが封入されている
ガス絶縁機器において、 前記導体上に、絶縁スペーサから離れるに従い徐々にそ
の径が細くなる部材を装着するとともに、この部材の径
が細くなる方向の下流側近傍に凹部もしくは凸部を設
け、かつこの凹部もしくは凸部に対向する接地タンク部
に、導電性異物を捕獲するパーティクルトラップを設け
たことを特徴とするガス絶縁機器。 - 【請求項４】 接地タンクと、この接地タンク内に配置
された略円筒状の通電用導体と、この導体を接地タンク
内に支持固定する絶縁スペーサとを備え、前記絶縁スペ
ーサが導体の長手方向に所定の間隔をおいて配置され、
かつ前記接地タンク内に絶縁性のガスが封入されている
ガス絶縁機器において、 前記導体上に、絶縁スペーサから離れるに従い徐々にそ
の径が細くなる部材を装着するとともに、この部材の径
が細くなる方向の下流側もしくはその近傍にリング状の
突起を設けたことを特徴とするガス絶縁機器。 - 【請求項５】 前記リング状の突起は、その先端に曲率
を持つとともに、そのリングの太さＷと高さＨの関係が
１／２≦Ｈ／Ｗ≦３の範囲にある請求項４記載のガス絶
縁機器。 - 【請求項６】 接地タンクと、この接地タンク内に配置
された三相の通電用導体と、この三相の導体を接地タン
ク内に支持固定する絶縁スペーサとを備え、前記絶縁ス
ペーサが導体の長手方向に所定の間隔をおいて配置さ
れ、かつ前記接地タンク内に絶縁性のガスが封入されて
いるガス絶縁機器において、 前記三相導体の最下部に位置する導体に、絶縁スペーサ
から離れるに従い徐々にその径が細くなる部材を装着す
るとともに、この部材の径が細くなる方向の下流側近傍
に凹部もしくは凸部を設けたことを特徴とするガス絶縁
機器。 - 【請求項７】 接地タンク内に通電用の略円筒状の導体
およびこれを絶縁支持あるいは固定するための絶縁スペ
ーサを配置し、前記接地タンク内に絶縁性ガスを封入し
てなるガス絶縁機器において、 前記接地タンクおよび前記導体を一体として傾け、前記
接地タンクが下がる方の導体に凹部もしくは凸部を設け
たことを特徴とするガス絶縁機器。 - 【請求項８】 前記の凹部もしくは凸部の下にパーティ
クルトラップを設けてなる請求項７記載のガス絶縁機
器。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09131931A JP3143077B2 (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | ガス絶縁機器 |
| CN98108335A CN1075906C (zh) | 1997-05-22 | 1998-05-21 | 气体绝缘装置 |
| KR1019980018282A KR100341715B1 (ko) | 1997-05-22 | 1998-05-21 | 가스절연기기 |
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| HK99101733A HK1018854A1 (en) | 1997-05-22 | 1999-04-21 | A gas insulated apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09131931A JP3143077B2 (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | ガス絶縁機器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10322865A true JPH10322865A (ja) | 1998-12-04 |
| JP3143077B2 JP3143077B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=15069566
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09131931A Expired - Fee Related JP3143077B2 (ja) | 1997-05-22 | 1997-05-22 | ガス絶縁機器 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3143077B2 (ja) |
| KR (1) | KR100341715B1 (ja) |
| CN (1) | CN1075906C (ja) |
| HK (1) | HK1018854A1 (ja) |
| TW (1) | TW370731B (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105784569A (zh) * | 2016-04-12 | 2016-07-20 | 西安交通大学 | 一种研究gis内自由导电微粒运动的可视化实验平台 |
| WO2018042690A1 (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 株式会社東芝 | ガス絶縁開閉装置およびガス絶縁開閉装置内の金属異物捕獲方法 |
| CN113189454A (zh) * | 2021-04-02 | 2021-07-30 | 西安交通大学 | 超声信号碰撞次数归一化的gis金属微粒识别方法 |
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| CN107552361A (zh) * | 2017-08-07 | 2018-01-09 | 中国电力科学研究院 | 气体绝缘输电线路罐体及抑制其内微粒运动的方法 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4029890A (en) * | 1976-04-19 | 1977-06-14 | General Electric Company | Particle trapping elbow joint for enclosed high voltage electric bus apparatus |
| JPS59204413A (ja) * | 1983-05-06 | 1984-11-19 | 株式会社日立製作所 | 直流ガス母線 |
| JP3178141B2 (ja) * | 1993-02-10 | 2001-06-18 | 株式会社日立製作所 | 密閉導体装置 |
-
1997
- 1997-05-22 JP JP09131931A patent/JP3143077B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-05-21 CN CN98108335A patent/CN1075906C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1998-05-21 KR KR1019980018282A patent/KR100341715B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1998-06-02 TW TW087107839A patent/TW370731B/zh active
-
1999
- 1999-04-21 HK HK99101733A patent/HK1018854A1/xx not_active IP Right Cessation
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105784569A (zh) * | 2016-04-12 | 2016-07-20 | 西安交通大学 | 一种研究gis内自由导电微粒运动的可视化实验平台 |
| WO2018042690A1 (ja) * | 2016-08-31 | 2018-03-08 | 株式会社東芝 | ガス絶縁開閉装置およびガス絶縁開閉装置内の金属異物捕獲方法 |
| CN113189454A (zh) * | 2021-04-02 | 2021-07-30 | 西安交通大学 | 超声信号碰撞次数归一化的gis金属微粒识别方法 |
| CN113189454B (zh) * | 2021-04-02 | 2022-10-28 | 西安交通大学 | 超声信号碰撞次数归一化的gis金属微粒识别方法 |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
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| JP3143077B2 (ja) | 2001-03-07 |
| HK1018854A1 (en) | 2000-01-07 |
| TW370731B (en) | 1999-09-21 |
| CN1075906C (zh) | 2001-12-05 |
| KR19980087243A (ko) | 1998-12-05 |
| CN1200586A (zh) | 1998-12-02 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |