JPH10322308A - データ通信システム - Google Patents

データ通信システム

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JPH10322308A
JPH10322308A JP13005297A JP13005297A JPH10322308A JP H10322308 A JPH10322308 A JP H10322308A JP 13005297 A JP13005297 A JP 13005297A JP 13005297 A JP13005297 A JP 13005297A JP H10322308 A JPH10322308 A JP H10322308A
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    • H04B2201/70715Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general relating to direct sequence modulation with application-specific features
    • HELECTRICITY
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    • H04J14/005Optical Code Multiplex

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光通信等の分野においてCDMA方式のコー
ド変調によるデータ送受信を実行するデータ通信システ
ムに関し、簡単な回路構成で通信速度毎にデータのパケ
ットの長さを調整したり変更したりできるようにするこ
とを目的とする。 【解決手段】 データのビットクロックよりも速い伝送
速度の送信クロックに基づき拡散コード等の第1の変調
コードを生成し、データの各ビットに第1の変調コード
を乗算してコード変調信号を生成するコード変調手段1
と、受信したコード変調信号からビットクロックと同じ
伝送速度の受信クロックを抽出するクロック抽出部2
と、受信クロックに基づき第1の変調コードと同等の第
2の変調コードを生成し、上記コード変調信号に第2の
変調コードを乗算してデータを復元するコード復調手段
3と、復元後のデータと第2の変調コードとの同期がと
れた受信データを出力するための受信データ同期部4と
を備えるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光を利用した光通
信等の分野において、ディジタル形式のデータの各ビッ
トに対しCDMA(Code Division Multiple Access :
符号分割多元接続)技術によるコード変調を行って上記
データの送信および受信を実行するデータ通信システム
に関する。
【0002】送信の対象となるディジタル形式のデータ
列の1ビット毎に擬似ランダム信号等の充分に長い周期
を持った拡散コード(すなわち、分散コード)を乗じた
信号によって中間周波信号(IF信号)もしくは搬送波
信号(キャリア)を変調する通信方式は、CDMAによ
る直接スペクトル拡散方式として無線通信等の分野で広
く使用されている。この直接スペクトル拡散方式におい
ては、一般に、送信側で上記拡散コードを用いて元の伝
送データにPSK(Phase Shift Keying)等の変調を行
うことにより上記伝送データを電波として送信し、受信
側でPSK復調を行い上記伝送データの各信号(各ビッ
ト)の送信に使った拡散コードと同期および相関をとる
ことにより元の伝送データを得るようにしている。
【0003】本発明は、光を利用した光通信等において
は無線通信に比べて占有帯域幅をはるかに自由に設定す
ることができることを利用し、上記のCDMAの場合と
同様のコード拡散技術を多角的に応用することでマルチ
メディア、オンデマンド(On-demand )通信およびマル
チプロトコル通信におけるさまざまな問題点に対処する
ための方策について言及するものである。
【0004】
【従来の技術】図17は、光を利用した従来のデータ通
信システムの概略的構成を示す回路ブロック図である。
ただし、ここでは、光ファイバによる光通信を行ってデ
ータを伝送するためのデータ通信システムの従来例とし
て、複数本の光ファイバから構成される種々の階層のリ
ンク(例えば、低速リンク、中速リンクおよび高速リン
ク)を中央交換局から分岐した構成の電話交換システム
を例示することとする。
【0005】図17に示す電話交換システムにおいて
は、複数の階層のリンクに接続された全ての通信装置を
統括的に制御するための一つの中央交換局90が、上記
電話交換システムのセンタの部分に設けられている。こ
の中央交換局90には、比較的高速にてシリアル形式の
データを伝送するための複数の中速リンクMLや高速リ
ンクHLが上記中央交換局90から分岐した形態にて接
続されている。さらに、複数の他の階層のリンク、例え
ば、低速リンクLLが、上記の中速リンクMLや高速リ
ンクHLの各々から分岐している。各々の低速リンクL
Lには、個々の加入者用の電話機等の通信機器を備えた
複数の加入者用通信装置(例えば、第1および第2の加
入者用通信装置92−1、92−2)が接続されてい
る。
【0006】このような構成の電話交換システムにおい
ては、一般に、ある階層のリンクにおけるシリアル形式
のデータのビット列の長さと、他の階層のリンクにおけ
るシリアル形式のデータのビット列の長さとは異なって
いる。このため、ある階層のリンク(例えば、中速リン
クML)から他の階層のリンク(例えば、低速リンクL
L)へデータを転送する場合、ある階層のリンクと他の
階層のリンクとの間に位置する分岐点の各々にて、ビッ
ト列の単位、すなわち、パケット単位でデータの交換を
行うことが必要であった。例えば、図17に示す電話交
換システムでは、上記の各分岐点の位置に、異なる階層
のリンク間でデータのパケットの長さを調整するための
第1および第2のATM(Asynchronous Transfer Mod
e:非同期転送モード)スイッチ91−1、91−2等
の複数のATMスイッチからなるATM交換機が設ける
ようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のとおり、光を利
用した従来のデータ通信システム、例えば、高速リンク
から低速リンクまでの種々の階層のリンクが分岐した構
成の電話交換システムにおいては、異なる階層のリンク
間の各分岐点の位置に、これらの異なる階層のリンク間
でデータのパケットの長さを調整するための複数のスイ
ッチからなるATM交換機を設けることが必要であっ
た。
【0008】これらのATM交換機の内部では、高速リ
ンクから構成される高速通信用のネットワーク(通信
網)や低速リンクから構成される低速通信用のネットワ
ーク等の通信タイプ毎にデータのパケットの長さが異な
るために、上記通信タイプ別にデータ転送の優先度を定
めたり、上記データに対する一定の実時間(リアル・タ
イム)性を保証したりする等の複雑な管理を行わなけれ
ばならず、このような管理機能を遂行するための複数の
スイッチを含む回路構成や同スイッチの制御手順も複雑
になるという問題が生じてくる。さらに、ATM交換機
内でデータのパケットの長さを一度調整した後は、デー
タの通信速度が変化した場合でもデータのパケットの長
さを変更することが難しいので、電話交換システム内の
さまざまな通信機器からの通信要求に対し柔軟な対応を
とることが困難であった。
【0009】特に、データを受信すべき地点が遠隔地に
ある場合、その地点までデータを伝送するために複雑な
回路構成のATM交換機を数多く使用することが必要に
なってくる。それゆえに、従来の電話交換システムにお
いては、ATM交換機の占有面積が大きくなるという問
題も生じてくる。また一方で、実時間性を保証するとい
う観点からすれば、ATM交換機の内部に一時的に送信
データを保持してパケットの衝突を防止するために高速
の記憶装置を設けることが必要であり、ATM交換機の
回路構成がますます複雑になる。さらに、遠隔地の地点
までデータが到達するまで多数のATM交換機にて度重
なり待たされるパケットにおいては、不定時間のデータ
遅延を回避することは難しくなる。
【0010】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、従来よりも簡単な回路構成でもって高速通信用
のネットワークや低速通信用のネットワーク等の通信タ
イプ毎にデータのパケットの長さを調整したり、さまざ
まな通信機器からの通信速度の変更要求等に対しデータ
のパケットの長さを変更して柔軟な対応をとったりする
ことが容易に行えるデータ通信システムを提供すること
を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理構
成を示すブロック図である。ただし、ここでは、本発明
の原理を説明し易くするために、データ通信システム5
の構成を簡略化して示す。上記問題点を解決するため
に、本発明のデータ通信システム5は、図1に示すよう
に、送信の対象とするデータのビットクロックよりも速
い伝送速度を有する送信クロックに基づき第1の変調コ
ードを生成し、上記データの各ビットに上記第1の変調
コードを乗算してコード変調信号Smを生成するコード
変調手段1と、このコード変調手段1より送信されるコ
ード変調信号Smを受信し、このようにして受信したコ
ード変調信号Smから上記ビットクロックと同じ伝送速
度を有する受信クロックを抽出するクロック抽出部2
と、このクロック抽出部2から抽出された受信クロック
に基づき上記第1の変調コードと同等の第2の変調コー
ドを生成し、上記の受信したコード変調信号Smに上記
第2の変調コードを乗算して上記データを復元するコー
ド復調手段3とを具備する。
【0012】好ましくは、本発明のデータ通信システム
において、コード変調手段1は、上記第1の変調コード
として、上記送信クロックに基づき周波数帯域が拡散さ
れた第1の拡散コードを生成する第1の拡散コード生成
部10と、上記データの各ビットに上記第1の拡散コー
ドを乗算して上記データの周波数スペクトラム拡散を行
うための第1の乗算部11とを有する。
【0013】さらに、好ましくは、本発明のデータ通信
システムにおいて、コード復調手段3は、上記第2の変
調コードとして、上記クロック抽出部2から抽出された
受信クロックに基づき上記第1の拡散コードと同等の第
2の拡散コードを生成する第2の拡散コード生成部30
と、上記の受信したコード変調信号Smにこの第2の拡
散コードを乗算して上記データを復元するための第2の
乗算部31とを有する。
【0014】さらに、好ましくは、本発明のデータ通信
システムは、さらに、上記コード復調手段3により復元
されるデータと上記第2の変調コードとの同期化を行
い、上記データとのコード同期がとれた受信データを出
力するための受信データ同期部4を具備する。さらに、
本発明の第1の実施態様において、本発明のデータ通信
システムは、送信の対象とするデータのビットクロック
の任意の整数倍の伝送速度を有する送信クロックに基づ
き、周波数帯域が拡散された疑似ランダムパルスからな
る送信用の周期的コードを生成する送信用疑似ランダム
パルス発生器と、上記データの各ビットに上記送信用の
周期的コードを乗算してコード変調信号を生成するため
の送信用乗算器と、上記コード変調信号を受信し、上記
の受信したコード変調信号から上記ビットクロックと同
じ伝送速度を有する受信クロックを抽出する受信クロッ
ク抽出回路部と、この受信クロック抽出回路部から抽出
される受信クロックに基づき、上記送信用の周期的コー
ドと同等の疑似ランダムパルスからなる受信用の周期的
コードを生成する受信用疑似ランダムパルス発生器と、
上記の受信したコード変調信号に上記受信用の周期的コ
ードを乗算して上記データを復元するための受信用乗算
器と、上記の復元されたデータと上記受信用の周期的コ
ードとの同期化を行い、上記データとのコード同期がと
れた受信データを出力するための受信データ同期回路部
とを具備する。
【0015】さらに、本発明の第2の実施態様におい
て、本発明のデータ通信システムは、送信の対象とする
データのビットクロックよりも速い伝送速度を有する送
信クロックに基づき、周波数帯域が拡散された疑似ラン
ダムパルスからなる送信用の周期的コードを生成する送
信用疑似ランダムパルス発生器と、上記データの各ビッ
トに上記送信用の周期的コードを乗算してコード変調信
号を生成するための送信用乗算器と、上記コード変調信
号を受信し、上記の受信したコード変調信号から上記ビ
ットクロックと同じ伝送速度を有する受信クロックを抽
出する受信クロック抽出回路部と、この受信クロック抽
出回路部から抽出される受信クロックに基づき、上記送
信用の周期的コードと同等の疑似ランダムパルスからな
る受信用の周期的コードを生成する受信用疑似ランダム
パルス発生器と、上記の受信したコード変調信号に上記
受信用の周期的コードを乗算して上記データを復元する
ための受信用乗算器と、上記の復元されたデータと上記
受信用の周期的コードとの同期化を行い、上記データと
のコード同期がとれた受信データを出力するための受信
データ同期回路部とを具備する。
【0016】さらに、本発明の第3の実施態様におい
て、本発明のデータ通信システムは、送信の対象とする
データのビットクロックよりも速い伝送速度を有する送
信クロックに基づき、周波数帯域が拡散された疑似ラン
ダムパルスからなる送信用の周期的コードを生成する送
信用疑似ランダムパルス発生器と、上記データの複数ビ
ット毎に上記送信用の周期的コードを乗算してコード変
調信号を生成するための送信用乗算器と、上記コード変
調信号を受信し、上記の受信したコード変調信号から上
記ビットクロックと同じ伝送速度を有する受信クロック
を抽出する受信クロック抽出回路部と、この受信クロッ
ク抽出回路部から抽出される受信クロックに基づき、上
記送信用の周期的コードと同等の疑似ランダムパルスか
らなる受信用の周期的コードを生成する受信用疑似ラン
ダムパルス発生器と、上記の受信したコード変調信号に
上記受信用の周期的コードを乗算して上記データを復元
するための受信用乗算器と、上記の復元されたデータと
上記受信用の周期的コードとの同期化を行い、上記デー
タとのコード同期がとれた受信データを出力するための
受信データ同期回路部とを具備する。
【0017】さらに、本発明の第4の実施態様におい
て、本発明のデータ通信システムは、送信の対象とする
データのビットクロックの任意の整数倍の伝送速度を有
する送信クロックに基づき、周波数帯域が拡散された送
信用の非周期的コードを生成する送信用コード発生器
と、上記データの各ビットに上記送信用の非周期的コー
ドを乗算してコード変調信号を生成するための送信用乗
算器と、上記コード変調信号を受信し、上記の受信した
コード変調信号から上記ビットクロックと同じ伝送速度
を有する受信クロックを抽出する受信クロック抽出回路
部と、この受信クロック抽出回路部から抽出される受信
クロックに基づき、上記送信用の非周期的コードと同等
の受信用の非周期的コードを生成する受信用コード発生
器と、上記の受信したコード変調信号に上記受信用の非
周期的コードを乗算して上記データを復元するための受
信用乗算器と、上記の復元されたデータと上記受信用の
非周期的コードとの同期化を行い、上記データとのコー
ド同期がとれた受信データを出力するための受信データ
同期回路部とを具備する。
【0018】また一方で、本発明の第4の他の実施態様
において、本発明のデータ通信システムは、送信の対象
とするデータのビットクロックよりも速い伝送速度を有
する送信クロックに基づき、周波数帯域が拡散された送
信用の非周期的コードを生成する送信用コード発生器
と、上記データの複数ビット毎に上記送信用の非周期的
コードを乗算してコード変調信号を生成するための送信
用乗算器と、上記コード変調信号を受信し、上記の受信
したコード変調信号から上記ビットクロックと同じ伝送
速度を有する受信クロックを抽出する受信クロック抽出
回路部と、上記受信クロック抽出回路部から抽出される
受信クロックに基づき、上記送信用の周期的コードと同
等の受信用の非周期的コードを生成する受信用コード発
生器と、上記の受信したコード変調信号に上記受信用の
非周期的コードを乗算して上記データを復元するための
受信用乗算器と、上記の復元されたデータと上記受信用
の非周期的コードとの同期化を行い、上記データとのコ
ード同期がとれた受信データを出力するための受信デー
タ同期回路部とを具備する。
【0019】さらに、本発明の第5の実施態様におい
て、本発明のデータ通信システムは、送信の対象とする
複数種のデータにそれぞれ対応する複数種のビットクロ
ックの任意の整数倍の伝送速度を有する複数種の送信ク
ロックに基づき、周波数帯域が拡散された疑似ランダム
パルスからなる複数種の送信用の周期的コードをそれぞ
れ生成する複数種の送信用疑似ランダムパルス発生器
と、上記複数種のデータの各ビットに上記複数種の送信
用の周期的コードをそれぞれ乗算して複数種のコード変
調信号を生成するための複数種の送信用乗算器と、上記
複数種のコード変調信号を受信し、上記の受信した複数
種のコード変調信号の各々から、上記複数種のビットク
ロックの各々と同じ伝送速度を有する受信クロックを抽
出する受信クロック抽出回路部と、この受信クロック抽
出回路部から抽出される受信クロックに基づき、上記複
数種の送信用の各々の周期的コードと同等の疑似ランダ
ムパルスからなる受信用の周期的コードを生成する受信
用疑似ランダムパルス発生器と、上記の受信した複数種
のコード変調信号の各々に上記受信用の周期的コードを
乗算して上記複数種のデータの各々を復元するための受
信用乗算器と、上記の復元された上記複数種のデータの
各々と上記受信用の周期的コードとの同期化を行い、上
記複数種のデータの各々とのコード同期がとれた受信デ
ータを出力するための受信データ同期回路部とを具備
し、上記複数種のビットクロック、および上記複数種の
送信クロックの同期をとることなく、上記複数種のコー
ド変調信号を重ねて送信するように構成される。
【0020】さらにまた、上記の第5の実施態様による
データ通信システムは、複数種の送信クロックの伝送速
度が、送信の対象とするデータのビットクロックよりも
速くかつ上記ビットクロックの任意の整数倍の伝送速度
を有していない場合にも適用される。さらにまた、上記
の第5の実施態様によるデータ通信システムは、上記の
周期的コードの代わりに非周期的コードを使用して複数
種のデータの変調や復調を行う場合にも適用される。
【0021】さらに、本発明の第6の実施態様におい
て、本発明のデータ通信システムは、送信の対象とする
複数種のデータにそれぞれ対応する複数種のビットクロ
ックの任意の整数倍の伝送速度を有する複数種の送信ク
ロックに基づき、周波数帯域が拡散された疑似ランダム
パルスからなる複数種の送信用の周期的コードをそれぞ
れ生成する複数種の送信用疑似ランダムパルス発生器
と、上記複数種のデータの各ビットに上記複数種の送信
用の周期的コードをそれぞれ乗算して複数種のコード変
調信号を生成するための複数種の送信用乗算器と、上記
複数種のコード変調信号を受信し、上記の受信した複数
種のコード変調信号の各々から、上記複数種のビットク
ロックの各々と同じ伝送速度を有する受信クロックを抽
出する受信クロック抽出回路部と、この受信クロック抽
出回路部から抽出される受信クロックに基づき、上記複
数種の送信用の各々の周期的コードと同等の疑似ランダ
ムパルスからなる受信用の周期的コードを生成する受信
用疑似ランダムパルス発生器と、上記の受信した複数種
のコード変調信号の各々に上記受信用の周期的コードを
乗算して上記複数種のデータの各々を復元するための受
信用乗算器と、上記の復元された複数種のデータの各々
と上記受信用の周期的コードとの同期化を行い、上記複
数種のデータの各々とのコード同期がとれた受信データ
を出力するための受信データ同期回路部とを具備し、上
記複数種のビットクロック、および上記複数種の送信ク
ロックの少なくとも一方の各々の位相を他の位相から所
定の値だけずらすことにより、上記複数種のコード変調
信号を重ねて送信するように構成される。
【0022】さらにまた、上記の第6の実施態様による
データ通信システムは、複数種の送信クロックの伝送速
度が、送信の対象とするデータのビットクロックよりも
速くかつ上記ビットクロックの任意の整数倍の伝送速度
を有していない場合にも適用される。さらにまた、上記
の第6の実施態様によるデータ通信システムは、上記の
周期的コードの代わりに非周期的コードを使用して複数
種のデータの変調や復調を行う場合にも適用される。
【0023】さらに、本発明の第7の実施態様におい
て、本発明のデータ通信システムは、複数の階層からな
るネットワークにおける任意の一つの階層に属する上記
送信用疑似ランダムパルス発生器および上記送信用乗算
器(これらの構成要素は前述の第6の実施態様に代表さ
れる)から、他の階層に属する上記受信クロック抽出回
路部、上記受信用疑似ランダムパルス発生器および上記
受信用乗算器(これらの構成要素も前述の第6の実施態
様に代表される)へ上記複数種のコード変調信号を伝送
するように構成される。
【0024】さらに、本発明の第7の他の実施態様にお
いて、本発明のデータ通信システムは、複数の階層から
なるネットワークにおける任意の一つの階層に属する上
記送信用コード発生器および上記送信用乗算器(これら
の構成要素も前述の第6の実施態様に代表される)か
ら、他の階層に属する上記受信クロック抽出回路部、上
記受信用コード発生器および上記受信用乗算器(これら
の構成要素も前述の第6の実施態様に代表される)へ上
記複数種のコード変調信号を伝送するように構成され
る。
【0025】さらに、本発明の第8の実施態様によるデ
ータ通信システムでは、ネットワークを構成する複数の
分岐点において、送信の対象とする複数種のデータにそ
れぞれ対応する複数種のビットクロックの任意の整数倍
の伝送速度を有する複数種の送信クロックに基づき、周
波数帯域が拡散された疑似ランダムパルスからなる複数
種の送信用の周期的コードをそれぞれ生成する複数種の
送信用疑似ランダムパルス発生器と、上記複数種のデー
タの各ビットに上記複数種の送信用の周期的コードをそ
れぞれ乗算して複数種のコード変調信号を生成するため
の複数種の送信用乗算器と、上記複数種のコード変調信
号を受信し、上記の受信した複数種のコード変調信号の
各々から、上記複数種のビットクロックの各々と同じ伝
送速度を有する受信クロックを抽出する受信クロック抽
出回路部と、この受信クロック抽出回路部から抽出され
る受信クロックに基づき、上記複数種の送信用の各々の
周期的コードと同等の疑似ランダムパルスからなる受信
用の周期的コードを生成する受信用疑似ランダムパルス
発生器と、上記の受信した複数種のコード変調信号の各
々に上記受信用の周期的コードを乗算して上記複数種の
データの各々を復元するための受信用乗算器と、上記の
復元された複数種のデータの各々と上記受信用の周期的
コードとの同期化を行い、上記複数種のデータの各々と
のコード同期がとれた受信データを出力するための受信
データ同期回路部とが設けられており、上記複数の分岐
点に対し上記複数種の送信用の周期的コードをそれぞれ
割り当て、上記分岐点毎に対応する上記周期的コードの
内容および位相を予め変えておくように構成される。
【0026】さらにまた、上記の第8の実施態様による
データ通信システムは、複数種の送信クロックの伝送速
度が、送信の対象とするデータのビットクロックよりも
速くかつ上記ビットクロックの任意の整数倍の伝送速度
を有していない場合にも適用される。さらにまた、上記
の第8の実施態様によるデータ通信システムは、上記の
周期的コードの代わりに非周期的コードを使用して複数
種のデータの変調や復調を行う場合にも適用される。
【0027】さらに、本発明の第9の実施態様によるデ
ータ通信システムでは、ネットワークを構成する複数の
分岐点において、送信の対象とする複数種のデータにそ
れぞれ対応する複数種のビットクロックの任意の整数倍
の伝送速度を有する複数種の送信クロックに基づき、周
波数帯域が拡散された疑似ランダムパルスからなる複数
種の送信用の周期的コードをそれぞれ生成する複数種の
送信用疑似ランダムパルス発生器と、上記複数種のデー
タの各ビットに上記複数種の送信用の周期的コードをそ
れぞれ乗算して複数種のコード変調信号を生成するため
の複数種の送信用乗算器と、上記複数種のコード変調信
号を受信し、上記の受信した複数種のコード変調信号の
各々から、上記複数種のビットクロックの各々と同じ伝
送速度を有する受信クロックを抽出する受信クロック抽
出回路部と、この受信クロック抽出回路部から抽出され
る受信クロックに基づき、上記複数種の送信用の各々の
周期的コードと同等の疑似ランダムパルスからなる受信
用の周期的コードを生成する受信用疑似ランダムパルス
発生器と、上記の受信した複数種のコード変調信号の各
々に上記受信用の周期的コードを乗算して上記複数種の
データの各々を復元するための受信用乗算器と、上記の
復元された複数種のデータの各々と上記受信用の周期的
コードとの同期化を行い、上記複数種のデータの各々と
のコード同期がとれた受信データを出力するための受信
データ同期回路部とが設けられており、上記複数の分岐
点中の全ての分岐点または多くの分岐点を通過する共通
の周期的コードを割り当てるように構成される。
【0028】さらにまた、上記の第9の実施態様による
データ通信システムは、複数種の送信クロックの伝送速
度が、送信の対象とするデータのビットクロックよりも
速くかつ上記ビットクロックの任意の整数倍の伝送速度
を有していない場合にも適用される。さらにまた、上記
の第9の実施態様によるデータ通信システムは、上記の
周期的コードの代わりに非周期的コードを使用して複数
種のデータの変調や復調を行う場合にも適用される。
【0029】さらに、本発明の第10の実施態様による
データ通信システムは、ネットワークを構成する複数の
分岐点に接続され、かつ、相互に複数種のデータの送信
および受信を行う複数のデータ通信部と、上記複数のデ
ータ通信局の各々を制御する一つの中央制御部とを有し
ている。
【0030】上記の複数のデータ通信部の各々は、送信
の対象とする上記複数種のデータにそれぞれ対応する複
数種のビットクロックの任意の整数倍の伝送速度を有す
る複数種の送信クロックに基づき、周波数帯域が拡散さ
れた疑似ランダムパルスからなる複数種の送信用の周期
的コードをそれぞれ生成する複数種の送信用疑似ランダ
ムパルス発生器と、上記複数種のデータの各ビットに上
記複数種の送信用の周期的コードをそれぞれ乗算して複
数種のコード変調信号を生成するための複数種の送信用
乗算器と、上記複数種のコード変調信号を受信し、上記
の受信した複数種のコード変調信号の各々から、上記複
数種のビットクロックの各々と同じ伝送速度を有する受
信クロックを抽出する受信クロック抽出回路部と、この
受信クロック抽出回路部から抽出される受信クロックに
基づき、上記複数種の送信用の各々の周期的コードと同
等の疑似ランダムパルスからなる受信用の周期的コード
を生成する受信用疑似ランダムパルス発生器と、上記の
受信した複数種のコード変調信号の各々に上記受信用の
周期的コードを乗算して上記複数種のデータの各々を復
元するための受信用乗算器と、上記の復元された複数種
のデータの各々と上記受信用の周期的コードとの同期化
を行い、上記複数種のデータの各々とのコード同期がと
れた受信データを出力するための受信データ同期回路部
とを具備しており、上記複数の分岐点に対し上記複数種
の送信用の周期的コードをそれぞれ割り当て、上記分岐
点毎に対応する上記周期的コードの内容および位相を予
め変えておき、上記中央制御部から目的のアドレスを上
記複数の分岐点に送付し、上記アドレスと一致したアド
レスを有する上記周期的コードが割り当てられた分岐点
に接続されるデータ通信部によって、上記データの送信
および受信が行われるようになっている。
【0031】好ましくは、本発明の第10の実施態様に
よるデータ通信システムにおいては、上記複数の分岐点
の各々は、上記周期的コードの候補を何通りか予め持っ
ており、上記データ通信部によって所定の周期的コード
が選択されるようになっている。さらに、好ましくは、
本発明の第10の実施態様によるデータ通信システムに
おいては、上記複数種の送信用の周期的コードの一部ま
たは全部が、上記中央制御部から送信されるようになっ
ている。
【0032】さらに、好ましくは、本発明の第10の実
施態様によるデータ通信システムにおいては、上記複数
のデータ通信部と上記中央制御部とを接続する伝送線路
が、複線にて構成される。さらに、好ましくは、本発明
の第10の実施態様によるデータ通信システムにおいて
は、上記のように複線からなる伝送線路の全部または一
部が、双方向に上記複数種のデータを伝送するように構
成される。
【0033】さらに、好ましくは、本発明の第10の実
施態様によるデータ通信システムにおいては、低速にて
伝送される形式の複数種のデータの通信を行う場合は、
長いビット長の周期的コードを用い、高速にて伝送され
る形式の上記複数種のデータの通信を行う場合は、短い
ビット長の周期的コードを用いるようになっている。さ
らに、好ましくは、本発明の第10の実施態様によるデ
ータ通信システムにおいては、上記の短いビット長の周
期的コードと、上記の長いビット長の周期的コードの一
部であって上記短いビット長の周期的コードのパターン
と不一致であり、かつ、上記短いビット長の周期的コー
ドのコード長に等しい部分のコードとのハミング距離の
最小値が大きくとれるようになっている。
【0034】さらに、好ましくは、本発明の第10の実
施態様によるデータ通信システムにおいては、上記ネッ
トワーク内の同じレベルの周期的コードの調停を行う場
合、任意のデータ通信部が現在使用している周期的コー
ドまたは当該周期的コードの認識番号を上記ネットワー
ク内の他の全てのデータ通信部に通知するようになって
いる。
【0035】さらに、好ましくは、本発明の第10の実
施態様によるデータ通信システムにおいては、上記ネッ
トワーク内の同じレベルの周期的コードの調停を行う場
合、任意のデータ通信部が現在使用している周期的コー
ドまたは当該周期的コードの認識番号を上記ネットワー
ク内の他の全てのデータ通信部に通知すると共に、今後
使用する予定の周期的コードまたは当該周期的コードの
認識番号を他の全てのデータ通信部に順次送り込み、上
記他の全てのデータ通信部にて承認されたことをもって
上記複数種のデータの送信を開始するようになってい
る。
【0036】さらに、好ましくは、本発明の第10の実
施態様によるデータ通信システムにおいては、上記任意
のデータ通信部が使用すべき周期的コードを決定するに
際し、他のレベルの周期的コードを使用している他のデ
ータ通信部の指示または選択を許容するようになってい
る。さらに、好ましくは、本発明の第10の実施態様に
よるデータ通信システムにおいては、上記複数種の送信
クロックを互いに同期させることによって上記複数種の
コード変調信号を多重化するようになっている。
【0037】さらに、好ましくは、本発明の第10の実
施態様によるデータ通信システムにおいては、全ての周
期的コードのコード長が同じであるか、または使用され
る周期的コードのコード長が全て所定の長さの約数にな
っている場合、上記複数種のデータのビットクロックの
同期をとるか、または上記ビットクロックの位相を上記
送信クロック単位でずらすようになっている。
【0038】さらに、好ましくは、本発明の第10の実
施態様によるデータ通信システムにおいては、上記複数
種のデータのビットクロック、および上記複数種の送信
クロックの同期をとることなく上記複数種のコード変調
信号を多重化するようになっている。さらにまた、上記
の第10の実施態様によるデータ通信システムは、複数
種の送信クロックの伝送速度が、送信の対象とするデー
タのビットクロックよりも速くかつ上記ビットクロック
の任意の整数倍の伝送速度を有していない場合にも適用
される。
【0039】さらにまた、上記の第10の実施態様によ
るデータ通信システムは、上記の周期的コードの代わり
に非周期的コードを使用して複数種のデータの変調や復
調を行う場合にも適用される。さらに、本発明の第10
の他の実施態様によるデータ通信システムは、ネットワ
ークを構成する複数の分岐点に接続され、かつ、相互に
複数種のデータの送信および受信を行う複数のデータ通
信部と、上記複数のデータ通信局の各々を制御する一つ
の中央制御部とを有している。
【0040】上記の複数のデータ通信部の各々は、送信
の対象とする上記複数種のデータにそれぞれ対応する複
数種のビットクロックの任意の整数倍の伝送速度を有す
る複数種の送信クロックに基づき、周波数帯域が拡散さ
れた疑似ランダムパルスからなる複数種の送信用の周期
的コードをそれぞれ生成する複数種の送信用疑似ランダ
ムパルス発生器と、上記複数種のデータの各ビットに上
記複数種の送信用の周期的コードをそれぞれ乗算して複
数種のコード変調信号を生成するための複数種の送信用
乗算器と、上記複数種のコード変調信号を受信し、上記
の受信した複数種のコード変調信号の各々から、上記複
数種のビットクロックの各々と同じ伝送速度を有する受
信クロックを抽出する受信クロック抽出回路部と、この
受信クロック抽出回路部から抽出される受信クロックに
基づき、上記複数種の送信用の各々の周期的コードと同
等の疑似ランダムパルスからなる受信用の周期的コード
を生成する受信用疑似ランダムパルス発生器と、上記の
受信した複数種のコード変調信号の各々に上記受信用の
周期的コードを乗算して上記複数種のデータの各々を復
元するための受信用乗算器と、上記の復元された複数種
のデータの各々と上記受信用の周期的コードとの同期化
を行い、上記複数種のデータの各々とのコード同期がと
れた受信データを出力するための受信データ同期回路部
とを具備しており、上記複数の分岐点中の全ての分岐点
または多くの分岐点を通過する共通の周期的コードを割
り当て、上記中央制御部から目的のアドレスを上記複数
の分岐点に送付し、上記アドレスと一致したアドレスを
有する上記共通の周期的コードが割り当てられた分岐点
に接続されるデータ通信部によって、上記データの送信
および受信が行われるようになっている。
【0041】さらにまた、上記の第10の他の実施態様
によるデータ通信システムは、複数種の送信クロックの
伝送速度が、送信の対象とするデータのビットクロック
よりも速くかつ上記ビットクロックの任意の整数倍の伝
送速度を有していない場合にも適用される。さらにま
た、上記の第10の他の実施態様によるデータ通信シス
テムは、上記の周期的コードの代わりに非周期的コード
を使用して複数種のデータの変調や復調を行う場合にも
適用される。
【0042】要約すれば、本発明のデータ通信システム
では、無線通信におけるCDMA等によるスペクトル拡
散方式と同様にコード変調方式を組み込んでおり、異な
る通信速度を有するネットワーク間の分岐点や同ネット
ワークの末端部において変調コード(例えば、拡散コー
ド)とデータ(例えば、コード変調信号)との相関をと
ることにより、通信速度の速いネットワーク(例えば、
高速通信用のネットワーク)から通信速度の遅いネット
ワーク(例えば、低速通信用のネットワーク)への分岐
や、末端部へのデータの選択と取り込みが可能になる。
ある末端部より送信の対象となるデータは、変調コード
を掛けることにより広帯域化され、他の末端部からのデ
ータが存在する場合には、これらの他の末端部からのデ
ータと共に通信速度の速いネットワークからの分岐点ま
で送られる。ここで、必要ならばさらに変調コードを掛
けてデータを広帯域化することにより高速通信用のネッ
トワークに送り出す。このような手法により、高速通信
用のデータから低速通信用のデータまでのさまざまなデ
ータが含まれるようなデータ通信をスムーズに行いなが
ら、これらのさまざまなデータをデータ通信システム内
で混在させることが可能になる。
【0043】さらに詳しく説明すると、本発明のデータ
通信システムでは、ネットワークの少なくとも一部にて
変調コードによる広帯域化と多重化を利用することによ
って、データが伝送される通信経路内のATM交換機を
できる限り少なくするか、または無くすることができ
る。この場合、低速通信用のネットワークにおいては、
同軸ケーブルや撚線対(Twisted Pair)を使用した電気
通信網を設け、高速通信用のネットワークにおいては、
光を利用した光通信網を使うこともある。一つの例とし
て、ある室内を撚線対による低速電気通信網(低速通信
用のネットワーク)とし、別の室内を拡散コード方式に
よる低速または中速の光通信網(低速通信用または中速
通信用のネットワーク)とし、屋内を同軸ケーブルによ
る中速通信網(中速通信用のネットワーク)とし、屋外
を光ファイバによる高速通信網(高速通信用のネットワ
ーク)とし、そして、基幹網としてさらに高速の光ファ
イバによる高速通信網(さらに高速通信用のネットワー
ク)とするような階層構造をとる。
【0044】このような階層構造を有するネットワーク
において、拡散コード等の変調コードを利用した通信網
とATM交換機等を利用した通信網とが混在する場合に
ついて考察する。第1に、上記ネットワークの末端部に
近い低速通信網側でのみ拡散コード等の変調コードによ
るデータの多重化を行うときは、これらの多重化された
データを一定の周波数の送信クロックに同期して伝送す
るのが便利である。この場合、上記データを高速通信用
のATM交換機を有するパケット通信網に上記データを
乗せる所では、従来どおりアドレスおよび管理情報を含
むヘッダを加えたパケットを作成するだけでよい。また
一方で、高速通信用のパケット通信網から低速通信用の
変調コードを含む通信網へ上記データを下ろす所では、
一定の送信クロックで途切れなく低速通信網側に信号を
送り出さなければならないので、通常はバッファメモリ
が必要になる。ただし、変調コードを含む低速通信網側
で送信データのパケット通信への対応を行う場合にはこ
の限りではない。例えば、末端部や低速通信網の分岐点
で上記データをパケットにより構成した後に、パケット
単位でコード同期用のプリアンブルを先頭に付加して送
る場合が考えられる。この場合、低速通信網では、パケ
ット通信のためのオーバーヘッドを併せもつことにな
る。
【0045】第2に、高速通信網側でのみ変調コードに
よるデータの多重化を行うときは、高速通信網からAT
M交換機を有するパケット通信網への分岐点にて拡散コ
ード等の変調コードを利用したコード変調およびコード
復調を行うようにしている。これに対し、ネットワーク
内の全ての部分が、拡散コード等の変調コードを利用し
た通信網のみで構成される場合、ネットワークの末端部
にてコード変調およびコード復調を行うようにしてい
る。さらに、比較的大きな規模のネットワークにおいて
は、高速通信網と低速通信網網の間でもコード変調およ
びコード復調を行うようにしている。
【0046】本発明のデータ通信システムにおいては、
送信の対象とするデータがデータ通信部内のコード変調
機等のコード変調手段に送られ、このコード変調手段に
よって、周波数帯域が拡散された拡散コード等の第1の
変調コードと上記データとの積が算出される。すなわ
ち、上記の送信の対象とするデータは、同データのビッ
トクロックよりも速い伝送速度を有する送信クロックに
基づき、ビット数倍分のビットレートを有する信号に変
換され、コード変調信号として送信される。
【0047】さらに、このようにして送信されたコード
変調信号は、他のデータ通信部から送信された信号と共
に、コード復調機等のコード復調手段により受信され
る。こコード復調手段において、上記第1の変調コード
と同等の第2の変調コードと同期を保ちながら、同第2
の変調コードと上記の受信したコード変調信号との積が
算出され、上記データが容易に復元される。
【0048】上記のように、本発明のデータ通信システ
ムによれば、拡散コード等の変調コードを利用したコー
ド変調を行ってネットワーク内のデータ通信を統一的に
管理することができるので、複数のATMスイッチの複
雑な制御を必要とするATM交換機をできる限り少なく
するか、または無くすることが可能になり、従来よりも
簡単な回路構成でもって高速通信用のネットワークや低
速通信用のネットワーク等の通信タイプ毎にデータのパ
ケットの長さを調整したり、データの通信速度の変更要
求等に対しデータのパケットの長さを変更したりするこ
とが容易に行えるようになる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、図2〜図16を参照しなが
ら、本発明の好ましい実施の形態(以下、実施例と称す
る)を説明する。図2は、本発明の第1の実施例の構成
を示す回路ブロック図である。ただし、ここでは、デー
タ通信システム内の本発明に関係する部分を重点的に示
すこととする。なお、これ以降、前述した構成要素と同
様のものについては、同一の参照番号を付して表すこと
とする。
【0050】前述の図1の原理図に示したように、本発
明の一構成要件であるコード変調手段1は、第1の変調
コードとして、送信の対象とするデータのビットクロッ
クよりも速い伝送速度を有する送信クロックに基づき第
1の拡散コードを生成する第1の拡散コード生成部10
と、上記データの各ビットに上記第1の拡散コードを乗
算して上記データの周波数スペクトラム拡散を行うため
の第1の乗算部11とを備えている。
【0051】さらに、前述の図1の原理図に示したよう
に、本発明の一構成要件であるコード復調手段3は、上
記第1の変調コードと同等の第2の変調コードとして、
クロック抽出部2から抽出された受信クロックに基づき
上記第1の拡散コードと同等の第2の拡散コードを生成
する第2の拡散コード生成部30と、上記の受信したコ
ード変調信号Smに上記第2の拡散コードを乗算して上
記データを復元するための第2の乗算部31とを備えて
いる。
【0052】図2に示す第1の実施例においては、送信
の対象とするデータDATAを送信する側に配置される
コード変調機(コード変調手段)等の送信部は、送信の
対象とするデータのビットクロックCLKの整数倍(例
えば、N倍:Nは任意の正の整数)の伝送速度を有する
送信クロック(すなわち、ビットクロックCLKのN倍
の周波数を有する送信クロック)に基づき、周波数帯域
が拡散された疑似ランダムパルスからなる送信用の周期
的コードを生成する送信用疑似ランダムパルス発生器
(疑似ランダムパルス発生器は、通常、PRPGと略記
される)12と、上記データの各ビットに上記送信用の
周期的コードを乗算してコード変調信号Smを生成する
ための送信用乗算器13とを備えている。
【0053】この場合、送信の対象とするデータDAT
Aは、D型フリップフロップ(D−FF)等からなるデ
ータ保持部6により一時的に保持される。また一方で、
1/N分周部7において、データDATAのビットクロ
ックCLKのN倍の伝送速度を有する送信クロックが生
成される。さらに、データ保持部6に保持されたデータ
DATAは、この送信クロックに基づきN倍の伝送速度
にて送信用乗算器13に入力される。この送信用乗算器
13においては、入力されたデータの各ビットと上記送
信用の周期的コードとの積をとることによりコード変調
信号Smが生成される。
【0054】好ましくは、上記の送信用疑似ランダムパ
ルス発生器12として、一般に知られているような帰還
経路を持つシフトレジスタにて構成されるM系列擬似ラ
ンダムパターン発生器や、複数のM系列擬似ランダムパ
ターン発生器を組み合わせたGOLD符合発生器を使用
することができる。さらに、図2に示す第1の実施例に
おいて、コード変調信号Smを受信する側に配置される
コード復調機(コード復調手段)等の受信部は、受信し
たコード変調信号Smから上記ビットクロックCLKと
同じ伝送速度を有する受信クロックを抽出する受信クロ
ック抽出回路部20と、この受信クロック抽出回路部2
0から抽出される受信クロックに基づき、上記送信用の
周期的コードと同等の疑似ランダムパルスからなる受信
用の周期的コードを生成する受信用疑似ランダムパルス
発生器32と、上記の受信したコード変調信号Smに上
記受信用の周期的コードを乗算して上記データを復元す
るための受信用乗算器33とを備えている。
【0055】好ましくは、本発明の一構成要件である受
信データ同期部4(図1)として、受信用乗算器33に
より復元されたデータと上記受信用の周期的コードとの
同期化を行い、上記データとのコード同期がとれた受信
データR−DATAを出力するための受信データ同期回
路部40が設けられている。上記受信用疑似ランダムパ
ルス発生器32においては、受信クロック抽出回路部2
0から出力された受信クロックに基づき、送信用の周期
的コードと同等の疑似ランダムパルスからなる受信用の
周期的コードが生成される。また一方で、コード復調機
により受信したコード変調信号Smは、受信用乗算器3
3に入力される。この受信用乗算器33によりコード変
調信号Smと上記受信用の周期的コードとの積をとるこ
とによってデータを復元すると共に、受信データ同期回
路部40により復元後のデータと上記受信用の周期的コ
ードとの同期化を行い、元の送信時のデータDATAと
同等の受信データR−DATAを出力することが可能に
なる。
【0056】図3は、本発明の第2の実施例の構成を示
す回路ブロック図である。ここでも、データ通信システ
ム内の本発明に関係する部分を重点的に示すこととす
る。図3に示す第2の実施例は、送信用の周期的コード
を生成するための送信クロックの周波数が、送信の対象
とするデータDATAのビットクロックCLKのビット
レートを表す周波数の整数倍とはなっていない場合のデ
ータ通信システムの構成を示すものである。
【0057】さらに詳しく説明すると、図3において、
送信の対象とするデータDATAを送信する側に配置さ
れるコード変調機等の送信部は、上記データDATAの
ビットクロックCLKよりも速い伝送速度を有する送信
クロック(ただし、データDATAのビットクロックC
LKの伝送速度と整数倍の関係にない)に基づき、周波
数帯域が拡散された疑似ランダムパルスからなる送信用
の周期的コードを生成する送信用疑似ランダムパルス発
生器12と、上記データの各ビットに上記送信用の周期
的コードを乗算してコード変調信号を生成するための送
信用乗算器13とを備えている。
【0058】ただし、上記第2の実施例では、前述の第
1の実施例の場合と異なり、送信の対象とするデータD
ATAは、送信用乗算器13に直接入力される。さら
に、データDATAのビットクロックCLKに対し1/
N分周を行うための分周回路も設けられていない。ここ
では、コード変調を行っても充分きれいな波形が維持さ
れるようなSN比の良好なデータがコード変調機に入力
されることを前提としている。
【0059】上記第2の実施例におけるコード復調機等
の受信部の構成は、前述の第1の実施例の構成と同じな
ので、その詳細な説明は省略する。図4は、本発明の第
3の実施例の構成を示す回路ブロック図である。ここで
も、データ通信システム内の本発明に関係する部分を重
点的に示すこととする。図4に示す第3の実施例は、送
信用の周期的コードを生成するための送信クロックの周
波数が、送信の対象とするデータDATAのビットクロ
ックCLKの周波数の整数倍(例えば、N倍)になって
いると共に、拡散コードの一周期より短い時間(例え
ば、1/M周期:Mは任意の正の整数)でデータDAT
Aが変化する場合のデータ通信システムの構成を示すも
のである。
【0060】さらに詳しく説明すると、図4において、
送信の対象とするデータDATAを送信する側に配置さ
れるコード変調機等の送信部は、上記データDATAの
ビットクロックCLKよりも速い伝送速度を有する送信
クロックに基づき、周波数帯域が拡散された疑似ランダ
ムパルスからなる送信用の周期的コードを生成する送信
用疑似ランダムパルス発生器12と、上記データの複数
ビット毎に上記送信用の周期的コードを乗算してコード
変調信号を生成するための送信用乗算器13とを備えて
いる。
【0061】上記第3の実施例では、拡散コードの一周
期より短い時間でデータDATAが変化するために、ビ
ット数の短いコードを用いることによりコード変調が比
較的短時間で行われる場合と類似した効果が得られる。
ただし、ここでは、短時間でデータと周期的コードとの
同期がとれるようにするために、上記周期的コードのコ
ード長に等しい周期で変化するデータをプリアンブルの
部分に付加して送信することが望ましい。
【0062】上記第3の実施例におけるコード復調機等
の受信部の構成は、前述の第1の実施例や第2の実施例
の構成と同じなので、その詳細な説明は省略する。図5
は、本発明の第4の実施例の構成を示す回路ブロック図
である。ここでも、データ通信システム内の本発明に関
係する部分を重点的に示すこととする。図5に示す第4
の実施例は、送信用の周期的コードの代わりに周期性の
ない非周期的コードを使用してコード変調およびコード
復調を行う場合のデータ通信システムの構成を示すもの
である。
【0063】さらに詳しく説明すると、図5において、
送信の対象とするデータDATAを送信する側に配置さ
れるコード変調機等の送信部は、上記データのビットク
ロックの任意の整数倍の伝送速度を有する送信クロック
に基づき、周波数帯域が拡散された送信用の非周期的コ
ードを生成する送信用コード発生器14と、上記データ
の各ビット毎に上記送信用の非周期的コードを乗算して
コード変調信号Smを生成するための送信用乗算器13
とを備えている。
【0064】この場合、送信の対象とするデータDAT
Aは、前述の第1の実施例の場合と同様に、D型フリッ
プフロップ等からなるデータ保持部6により一時的に保
持される。また一方で、1/N分周部7において、デー
タDATAのビットクロックCLKのN倍の伝送速度を
有する送信クロックが生成される。さらに、送信用乗算
器13において、データ保持部6から送出されるデータ
の各ビットと上記送信用の周期的コードとの積をとるこ
とによりコード変調信号Smが生成される。
【0065】ここでは、周期性をもたない非周期的コー
ドを拡散コードとして使用する場合のデータ通信システ
ムの構成を示しているが、M系列やGold符合等の周
期的なコードを頻繁に切替えて実質的に非周期的なコー
ドを作成してコード変調に使用する場合も含まれること
に注意すべきである。さらに、上記第4の実施例は、送
信用の周期的コードを生成するための送信クロックの周
波数が、送信の対象とするデータDATAのビットクロ
ックCLKの周波数の整数倍になっていると共に、拡散
コードの一周期より短い時間でデータDATAが変化す
る場合のデータ通信システム(前述の第3の実施例)と
組み合わせて構成することも可能である。この場合に
は、上記の1/N分周部の代わりにM/N分周部が使用
される。
【0066】さらに、図5に示す第4の実施例におい
て、コード変調信号Smを受信する側に配置されるコー
ド復調機等の受信部は、受信したコード変調信号Smか
ら上記ビットクロックCLKと同じ伝送速度を有する受
信クロックを抽出する受信クロック抽出回路部20と、
この受信クロック抽出回路部20から抽出される受信ク
ロックに基づき、上記送信用の非周期的コードと同等の
受信用の非周期的コードを生成する受信用コード発生器
34と、上記の受信したコード変調信号Smに上記受信
用の非周期的コードを乗算して上記データを復元するた
めの受信用乗算器33とを備えている。
【0067】上記受信用コード発生器34においては、
受信クロック抽出回路部20から出力された受信クロッ
クに基づき、送信用の非周期的コードと同等の非周期的
コードが生成される。また一方で、受信用乗算器33に
よりコード変調信号Smと上記受信用の非周期的コード
との積をとることによってデータを復元すると共に、受
信データ同期回路部40により復元後のデータと上記受
信用の非周期的コードとの同期化を行い、元の送信時の
データDATAと同等の受信データR−DATAを出力
することが可能になる。
【0068】図6は、本発明の第5の実施例の構成を示
す回路ブロック図である。ここでは、伝送線路を共有す
るコード送信機の全部またはその一部が、送信クロック
の同期をとらずに複数種のコード変調信号を出力する場
合のデータ通信システムの構成が例示されている。図6
に示す第5の実施例において、送信の対象とする複数種
のデータDATA−1〜DATA−n(nは2以上の任
意の正の整数)を送信する側に配置されるコード変調機
等の送信部は、送信の対象とする複数種のデータDAT
A−1〜DATA−nにそれぞれ対応する複数種のビッ
トクロックCLK−1〜CLK−nのN倍(Nは任意の
正の整数)の伝送速度を有する複数種の送信クロックに
基づき、周波数帯域が拡散された疑似ランダムパルスか
らなる複数種の送信用の周期的コードをそれぞれ生成す
る第1〜第nの送信用疑似ランダムパルス発生器(第1
〜第nのPRPG)12−1〜12−nと、上記複数種
のデータの各ビットに上記複数種の送信用の周期的コー
ドをそれぞれ乗算して複数種のコード変調信号を生成す
るための第1〜第nの送信用乗算器13−1〜13−n
とを備えている。
【0069】この場合、送信の対象とする複数種のデー
タDATA−1〜DATA−nは、それぞれ、D型フリ
ップフロップ(D−FF)等からなる第1〜第nのデー
タ保持部6−1〜6−nにより一時的に保持される。ま
た一方で、第1〜第nの1/N分周部70−1〜70−
nにおいて、複数種のデータDATA−1〜DATA−
nにそれぞれ対応する複数種のビットクロックCLK−
1〜CLK−nのN倍の伝送速度を有する複数種の送信
クロックが、それぞれ生成される。さらに、第1〜第n
のデータ保持部6−1〜6−nにそれぞれ保持された複
数種のデータDATA−1〜DATA−nは、上記複数
種の送信クロックに基づきN倍の伝送速度にて第1〜第
nの送信用乗算器13−1〜13−nにそれぞれ入力さ
れる。これらの第1〜第nの送信用乗算器13−1〜1
3−nにおいては、入力された複数種のデータDATA
−1〜DATA−nの各ビットと上記複数種の送信用の
周期的コードとの積をとることにより複数種のコード変
調信号がそれぞれ生成される。
【0070】さらに、図6に示す第5の実施例において
は、複数種のコード変調信号を受信する側に配置される
コード復調機等の受信部は、前述の第1の実施例の場合
と同じように、受信した複数種のコード変調信号から上
記複数種のビットクロックCLK−1〜CLK−nの各
々と同じ伝送速度を有する受信クロックを抽出する受信
クロック抽出回路部20と、この受信クロック抽出回路
部20から抽出される受信クロックに基づき、上記複数
種の送信用の各々の周期的コードと同等の疑似ランダム
パルスからなる受信用の周期的コードを生成する受信用
疑似ランダムパルス発生器32と、上記の受信した複数
種のコード変調信号の各々に上記受信用の周期的コード
を乗算して上記複数種のデータDATA−1〜DATA
−nを復元するための受信用乗算器33とを備えてい
る。
【0071】好ましくは、本発明の一構成要件である受
信データ同期部4(図1)として、受信用乗算器33に
より復元された複数種のデータDATA−1〜DATA
−nと上記受信用の周期的コードとの同期化を行い、上
記複数種のデータDATA−1〜DATA−nとのコー
ド同期がとれた複数種の受信データR−DATA−1〜
R−DATA−nを出力するための受信データ同期回路
部40が設けられている。
【0072】上記受信用擬似ランダムパルス発生器32
においては、受信クロック抽出回路部20から出力され
た受信クロックに基づき、複数種の送信用の各々の周期
的コードと同等の疑似ランダムパルスからなる受信用の
周期的コードが生成される。また一方で、コード復調機
により受信した複数種のコード変調信号は、受信用乗算
器33に入力される。この受信用乗算器33により複数
種のコード変調信号の各々と上記受信用の周期的コード
との積をとることによって複数種のデータDATA−1
〜DATA−nを復元すると共に、受信データ同期回路
部40により復元後の複数種のデータの各々と上記受信
用の周期的コードとの同期化を行い、元の送信時の複数
種のデータDATA−1〜DATA−nと同等の複数種
の受信データR−DATA−1〜R−DATA−nを出
力することが可能になる。
【0073】上記第5の実施例においては、複数種のデ
ータDATA−1〜DATA−nの各ビットと上記複数
種の送信用の周期的コードとの積をとることにより得ら
れる複数種のコード変調信号を、同じタイミングでは互
いに異なるデータパターンを含むようにしているので、
上記複数種のコード変調信号が重なっても同コード変調
信号を明確にすることができる。それゆえに、上記第5
の実施例によれば、上記複数種のビットクロック、およ
び上記複数種の送信クロックの同期をとらなくとも、上
記複数種のコード変調信号を互いに重ねて送信すること
が可能になる。
【0074】さらに、上記第5の実施例に示すような構
成のデータ通信システムは、複数種の送信クロックの伝
送速度が、それぞれ、送信の対象とする複数種のデータ
のビットクロックよりも速くかつ上記ビットクロックの
任意の整数倍の伝送速度を有していない場合にも適用さ
れ得る。この場合には、前述の第1〜第nのデータ保持
部および第1〜第nの1/N分周部は不要となる。
【0075】さらにまた、上記第5の実施例に示すよう
な構成のデータ通信システムは、上記の周期的コードの
代わりに非周期的コードを使用して複数種のデータの変
調や復調を行う場合にも適用される。この場合には、前
述の第1〜第nの送信用擬似ランダムパルス発生器の代
わりに、周期性をもたない非周期的コードを生成する第
1〜第nの送信用コード発生器が使用される。
【0076】第7図は、本発明の第6の実施例の構成を
示す回路ブロック図である。ここでは、送信中の複数種
のコード変調信号を常に監視することにより、複数種の
データのある一つの送信クロックの位相を、他の任意の
データの送信クロックの位相からずらした状態で複数種
のコード変調信号を送信する場合のデータ通信システム
の構成が例示されている。
【0077】図7に示す第6の実施例において、前述の
第5の実施例の場合と同じように、送信の対象とする複
数種のデータDATA−1〜DATA−nを送信する側
に配置されるコード変調機等の送信部は、送信の対象と
する複数種のデータDATA−1〜DATA−nにそれ
ぞれ対応する複数種のビットクロックCLK−1〜CL
K−nのN倍の伝送速度を有する複数種の送信クロック
に基づき、周波数帯域が拡散された疑似ランダムパルス
からなる複数種の送信用の周期的コードをそれぞれ生成
する第1〜第nのメイン送信用疑似ランダムパルス発生
器(第1〜第nのメインPRPG)12′−1〜12′
−nと、上記複数種のデータの各ビットに上記複数種の
送信用の周期的コードをそれぞれ乗算して複数種のコー
ド変調信号を生成するための第1〜第nの送信用乗算器
13−1〜13−nとを備えている。
【0078】この場合、送信の対象とする複数種のデー
タDATA−1〜DATA−nは、それぞれ、D型フリ
ップフロップ等からなる第1〜第nのデータ保持部6−
1〜6−nにより一時的に保持される。また一方で、第
1〜第nの1/N分周部70−1〜70−nにおいて、
複数種のデータDATA−1〜DATA−nにそれぞれ
対応する複数種のビットクロックCLK−1〜CLK−
nのN倍の伝送速度を有する複数種の送信クロックが、
それぞれ生成される。さらに、第1〜第nのデータ保持
部6−1〜6−nにそれぞれ保持された複数種のデータ
DATA−1〜DATA−nは、上記複数種の送信クロ
ックに基づきN倍の伝送速度にて第1〜第nの送信用乗
算器13−1〜13−nにそれぞれ入力される。これら
の第1〜第nの送信用乗算器13−1〜13−nにおい
ては、入力された複数種のデータDATA−1〜DAT
A−nの各ビットと上記複数種の送信用の周期的コード
との積をとることにより複数種のコード変調信号がそれ
ぞれ生成される。
【0079】さらに、図7に示す第6の実施例において
は、このようにして生成された複数種のコード変調信号
を常に監視して同コード変調信号の各位相に所定の遅延
を付与する目的で、送信中の複数種のコード変調信号か
ら上記複数種の送信クロックをそれぞれ抽出する第1〜
第nの送信クロック抽出回路部14−1〜14−nと、
これらの第1〜第nの送信クロック抽出回路部からそれ
ぞれ抽出される複数種の送信クロックに基づき、上記複
数種の送信用の各々の周期的コードと同等の疑似ランダ
ムパルスからなる位相遅延用の周期的コードを生成する
ために上記メイン第1〜第nのメインPRPGにそれぞ
れ対応して設けられる第1〜第nのサブ受信用疑似ラン
ダムパルス発生器(第1〜第nのサブPRPG)15−
1〜15−nと、これらの第1〜第nのサブPRPGか
ら出力される位相遅延用の周期的コードを上記複数種の
DATA−1〜DATA−nの各ビットに乗算する第1
〜第nの位相遅延用乗算器17−1〜17−nとが、上
記コード送信機内に設けられている。
【0080】さらにまた、上記第1〜第nの位相遅延用
乗算器から出力される位相遅延対象の複数種のコード変
調信号と、上記位相遅延用の周期的コードとの同期化を
行い、上記複数種のデータDATA−1〜DATA−n
とのコード同期がとれた位相遅延対象の複数種のコード
変調信号をそれぞれ出力するための第1〜第nの送信デ
ータ同期回路部16−1〜16−nが設けられている。
【0081】さらにまた、上記第1〜第nの位相遅延用
乗算器から出力される位相遅延対象の複数種のコード変
調信号の各々を位相遅延前の元のコード変調信号の位相
とずらすために、上記位相遅延対象の複数種のコード変
調信号にそれぞれ所定の遅延量を付与する第1〜第nの
遅延回路部18−1〜18−nが設けられている。さら
に、図7に示す第6の実施例においては、互いに位相が
ずれた状態の複数種のコード変調信号を受信する側に配
置されるコード復調機等の受信部は、前述の第5の実施
例の場合と同じように、受信した複数種のコード変調信
号から上記複数種のビットクロックCLK−1〜CLK
−nの各々と同じ伝送速度を有する受信クロックを抽出
する受信クロック抽出回路部20と、この受信クロック
抽出回路部20から抽出される受信クロックに基づき、
上記複数種の送信用の各々の周期的コードと同等の疑似
ランダムパルスからなる受信用の周期的コードを生成す
る受信用疑似ランダムパルス発生器32と、上記の受信
した複数種のコード変調信号の各々に上記受信用の周期
的コードを乗算して上記複数種のデータDATA−1〜
DATA−nを復元するための受信用乗算器33とを備
えている。
【0082】好ましくは、本発明の一構成要件である受
信データ同期部4(図1)として、受信用乗算器33に
より復元された複数種のデータDATA−1〜DATA
−nと上記受信用の周期的コードとの同期化を行い、上
記複数種のデータDATA−1〜DATA−nとのコー
ド同期がとれた複数種の受信データR−DATA−1〜
R−DATA−nを出力するための受信データ同期回路
部40が設けられている。
【0083】上記受信用擬似ランダムパルス発生器32
においては、受信クロック抽出回路部20から出力され
た受信クロックに基づき、複数種の送信用の各々の周期
的コードと同等の疑似ランダムパルスからなる受信用の
周期的コードが生成される。また一方で、コード復調機
により受信した互いに位相がずれた状態の複数種のコー
ド変調信号は、受信用乗算器33に入力される。この受
信用乗算器33により上記複数種のコード変調信号の各
々と上記受信用の周期的コードとの積をとることによっ
て複数種のデータDATA−1〜DATA−nを復元す
ると共に、受信データ同期回路部40により復元後の複
数種のデータの各々と上記受信用の周期的コードとの同
期化を行い、元の送信時の複数種のデータDATA−1
〜DATA−nと同等の複数種の受信データR−DAT
A−1〜R−DATA−nを出力することが可能にな
る。
【0084】上記第6の実施例においては、コード送信
機内に設けられた第1〜第nのサブPRPG15−1〜
15−n、第1〜第nの位相遅延用乗算器17−1〜1
7−n、および第1〜第nの遅延回路部18−1〜18
−n等により、複数種のデータの各々に対する送信クロ
ックの位相を同時に送信中の他のデータの位相からずら
しておくことができるので、周期的コード等の変調コー
ドの再利用が可能になる。このような変調コードの再利
用が図れるという利点は、複数種の高速のデータを一度
に送信する場合に特に有効に作用する。また一方で、複
数種の送信クロックの位相を互いにずらすことにより、
変調コード信号を受信する側でのコード同期がとりやす
くなる。
【0085】さらに、上記第6の実施例に示すような構
成のデータ通信システムは、複数種の送信クロックの伝
送速度が、それぞれ、送信の対象とする複数種のデータ
のビットクロックよりも速くかつ上記ビットクロックの
任意の整数倍の伝送速度を有していない場合にも適用さ
れ得る。この場合には、前述の第1〜第nのデータ保持
部および第1〜第nの1/N分周部は不要となる。
【0086】さらにまた、上記第6の実施例に示すよう
な構成のデータ通信システムは、上記の周期的コードの
代わりに非周期的コードを使用して複数種のデータの変
調や復調を行う場合にも適用される。この場合には、前
述の第1〜第nのメインPRPGおよび第1〜第nのサ
ブPRPGの代わりに、周期性をもたない非周期的コー
ドを生成する第1〜第nのメイン送信用コード発生器お
よび第1〜第nのサブ送信用コード発生器が使用され
る。
【0087】図8は、本発明の実施例における送信部の
具体例を示す回路ブロック図、図9は、本発明の実施例
における受信部の具体例を示す回路ブロック図、およ
び、図10は、図8および図9の各部の電圧波形(すな
わち、時間tに対するディジタル電圧レベルの変化)を
示すタイミングチャートである。図8では、代表的に、
前述の第1の実施例(図2)にて使用される送信部の具
体例を論理回路図により例示しているが、このような受
信部の具体的構成は上記第1の実施例のみに限定される
べきものではない。さらに、図9でも、代表的に、前述
の第1の実施例(図2)にて使用される受信部の具体例
を論理回路図により例示しているが、このような受信部
の具体的構成は上記第1の実施例のみに限定されるべき
ものではない。
【0088】図8に示す送信部においては、送信の対象
とするデータDATAを一時的に保持するためのデータ
保持部の機能を有するD型フリップフロップ(D−F
F)62と、上記データDATAのビットクロックCL
KのN倍の伝送速度を有する送信クロックを生成するた
めの1/N分周部の機能を有する1/Nカウンタ72と
が設けられている。
【0089】さらに、図8に示す送信部において、上記
送信クロック(すなわち、ビットクロックCLKのクロ
ック周波数fcのN倍の周波数を有する送信クロック)
に基づき、周波数帯域が拡散された疑似ランダムパルス
からなる送信用の周期的コードを生成する送信用疑似ラ
ンダムパルス発生器12(図2)は、上記周期的コード
等の拡散コードを予め保持するためのROM(読出専用
メモリ)またはレジスタからなる拡散コード保持部12
aと、上記1/Nカウンタ72のカウンタ出力に応じて
周期的コードCODEが周期的にロードされる複数のD
型フリップフロップからなるシフトレジスタ12bとを
備えている。
【0090】さらに、図8に示す送信部において、デー
タDATAの各ビットに上記周期的コードCODEを乗
算する送信用乗算器13(図2)は、上記D型フリップ
フロップ62から送出される保持データD−DATA
と、上記シフトレジスタ12bから送出される周期的コ
ードCODEとを論理的に掛け合わせるための否定的排
他論理和ゲート(ENORゲート)13aと、この否定
的排他論理和ゲート13aから出力されるコード変調信
号と上記送信クロックとの同期をとりながら送信データ
TXを生成するための送信データ保持用D型フリップフ
ロップ(D−FF)13bとを備えている。
【0091】上記のような論理回路から構成される送信
部では、図10のタイミングチャートに示すように、1
/Nカウンタ72において、送信の対象とするデータD
ATAのビットクロックCLK(図10の(a)部)の
N倍の伝送速度を有する送信クロックが、カウンタ出力
として生成される(図10の(b)部)。さらに、周期
的コードCODE等の拡散コードが、拡散コード保持部
12aからシフトレジスタ12bへ周期的にロードされ
る(図10の(c)部)。さらに、この周期的コードC
ODEと、D型フリップフロップ62から出力される保
持データD−DATA(図10の(d)部)とを掛け合
わせることにより、元のデータDATAのN倍の伝送速
度を有するコード変調信号を含む送信データTXが生成
される(図10の(e)部))。
【0092】図9に示す受信部においては、前述の図2
に示したような受信クロック抽出回路部20として、送
信部からのコード変調信号を受信して得られる受信信号
RXの位相を調整して元のデータDATAのビットクロ
ックCLKと同じ伝送速度を有する受信クロックRXC
を抽出するPLL回路部(PLL:Phase Locked Loop
)21を設けている。
【0093】さらに、図9に示す受信部においては、上
記受信信号RXを一時的に保持するためのD型フリップ
フロップ(D−FF)22と、上記PLL回路部21に
より抽出された受信クロックRXCに基づき上記ビット
クロックCLKのN倍の伝送速度を有するコード復調用
クロックRC(すなわち、ビットクロックCLKのクロ
ック周波数fcのN倍の周波数を有するコード復調用ク
ロックRC)を生成するための1/N分周部の機能を有
する1/Nカウンタ24とが設けられている。
【0094】さらに、図9に示す受信部において、上記
PLL回路部21から抽出される受信クロックRXCに
基づき、上記送信部の周期的コードCODEと同等の受
信用の周期的コードR−CODEを生成する受信用疑似
ランダムパルス発生器32(図2)は、上記受信用の周
期的コード等の拡散コードを予め保持するためのROM
またはレジスタからなる拡散コード保持部32aと、上
記1/Nカウンタ24のカウンタ出力に応じて受信用の
周期的コードR−CODEが周期的にロードされる複数
のD型フリップフロップからなるシフトレジスタ32b
とを備えている。
【0095】さらに、図9に示す受信部において、上記
受信信号RXに上記受信用の周期的コードR−CODE
を乗算して元のデータDATAを復元するための受信用
乗算器33(図2)は、上記D型フリップフロップ22
から送出される保持受信データR−DATAと、上記シ
フトレジスタ32bから送出される周期的コードR−C
ODEとを論理的に掛け合わせるための否定的排他論理
和ゲート(ENORゲート)33aとを備えている。
【0096】さらに、図9に示す受信部において、前述
の図2に示したような受信データ同期回路部40は、上
記否定的排他論理和ゲート33aから出力される受信デ
ータR−DATAと上記受信クロックRXCとの同期を
とるための受信データ保持用D型フリップフロップ(D
−FF)41と、受信データ保持用D型フリップフロッ
プ41からの出力信号と上記受信データR−DATAと
の不一致を検出するための出力信号排他論理和ゲート
(EORゲート)42と、上記受信クロックRXCに基
づいて上記排他論理和ゲート42による検出結果を蓄積
するアキュムレータ43と、このアキュムレータ43に
よる蓄積結果に基づいて受信データR−DATAと受信
クロックRXCとの同期がとれない回数と予め定められ
た許容値とを比較するマグニチュード・コンパレータ
(MC:Magnitude Comparator)等の振幅比較部44と
を備えている。
【0097】この振幅比較部44は、上記振幅比較部4
4の受信データR−DATAと受信クロックRXCとの
同期がとれない回数が、予め定められた許容値を越えた
ときに、そのことを示すコード同期信号*SYNCを生
成してANDゲート46に入力する。また一方で、受信
データ遅延用D型フリップフロップ45により受信クロ
ックRXCの1クロックサイクル(1周期)分だけコー
ド復調用クロックRCを遅延させてANDゲート46に
入力する。このANDゲート46からの出力信号は、1
/Nカウンタ24のカウンタ出力をリセットするための
クリア信号CLEARとして同1/Nカウンタ24に入
力される。
【0098】さらに詳しく説明すると、図10のタイミ
ングチャートに示すように、上記受信部における受信信
号RX(図10の(f)部)は、PLL回路部21によ
り再生された受信クロックRXC(図10の(g)部)
に基づき、拡散コード等の周期的コードに対し次のよう
にしてトラッキングがなされる。受信信号RXの受信開
始の時点では、通常は周期的コードと受信信号RXとの
同期がとれていないので、非同期のままで1/Nカウン
タ24は既知のコード長で受信クロックRXC(図10
の(h)部)を計数してシフトレジスタ32bに供給す
る。この結果、前述の送信部と同様の受信用の周期的コ
ードR−CODE(図10の(i)部)がシフトレジス
タ32bから出力される。この受信用の周期的コードR
−CODEと受信信号RXとの掛け算を否定的排他論理
和ゲート33aにて実行すると、コード相関がとれて受
信データR−DATAが得られる(すなわち、コード復
調がなされる)。受信データR−DATAと受信用の周
期的コードR−CODEとのコード同期がとれていない
間は、あるタイミングの受信データR−DATAと当該
受信データから受信クロックRXCの1周期分だけ遅れ
た受信データR−DATAとが、上記受信クロックRX
Cの1周期の間に何度か不一致を起こすので、この不一
致を検出した結果を排他論理和ゲート42から出力して
アキュムレータ43内に蓄積することができる。さら
に、振幅比較部44において、上記受信クロックRXC
の1周期の間で受信データR−DATA同士が不一致を
起こした回数が予め定められた許容値を越えた場合、ア
キュムレータ43から出力されるコード同期信号*SY
NCのレベルが“L(Low)”から“H(High)”にな
り、クリア信号CLEARを発生して1/Nカウンタ2
4をクリアの状態にする(図10の(j)部)。このよ
うに、1/Nカウンタ24をクリアして受信用の周期的
コードを受信クロックRXCの1クロックサイクルだけ
ずらすことにより、最大受信クロックRXCのN*(N
−1)クロックサイクルでコード同期をとることが可能
になる。
【0099】図11は、本発明の実施例において多重化
された信号を送信するための具体例を示す回路図であ
り、図12は、本発明の実施例において多重化された信
号を受信するための具体例を示す回路図である。ここで
は、例えば、前述の第5の実施例(図6)に示すような
多重化された複数種の信号を共有の伝送線路にて送信し
たり受信したりする場合の送信部および受信部の主要部
の構成を例示している。
【0100】図11に示す送信部においては、多重化さ
れたデータに対応する多重入力信号INPUT(すなわ
ち、入力多値信号)を論理的に加算するための加算部1
9が設けられている。この場合、上記多重入力信号以外
の信号であって、拡散コードによりコード変調がなされ
たコード変調信号である加入者用送信信号もまた、上記
の多重入力信号INPUTと共に加算されて加算部19
から送信することが可能である。
【0101】出力値の範囲は、ある期間の出力の最大値
または最小値に適宜マージンを加えて設定することがで
きる。万一加算した結果がこの設定値を越える場合に
は、設定値(正または負の限界値)を出力する。加入者
入力は1ビットの場合もあるし、複数ビットの場合もあ
る。ここでの加算は直線スケールでの加算が簡単だが、
より有効に通信媒体を利用するには古くから用いられる
コンパンダー・エクスパンダー方式を用いることができ
る。これをディジタル線路に用いるためには振幅を圧縮
した信号、すなわち、コンパンドした信号を上記出力値
の範囲で量子化して出力することになる。
【0102】図12に示す受信部においては、受信した
多ビットの多重入力信号INPUTは、受信用の周期的
コード等の拡散コードを生成する擬似ランダムパルス発
生器80の出力に応じて上記多重入力信号の各ビットの
符号を調整するための符号反転部82と、上記多重入力
信号を受信クロックの1周期の間加算するためのアキュ
ムレータ83とが設けられている。このアキュムレータ
83では、上記多重入力信号を受信クロックの1周期に
わたって加算することにより、拡散コードとの相関がと
られる。このようにして、拡散コードとの相関処理がな
された多重入力信号は、1/N分周部81により生成さ
れる受信クロックに基づき、同期回路部84にて拡散コ
ードとのコード同期をとりながら加算器85に入力さ
れ、元の多重化されたデータが復元される。
【0103】図13は、本発明の第7の実施例の構成を
示す回路ブロック図である。ここでは、高速リンクから
低速リンクにわたる複数の階層のリンク間で複数種のコ
ード変調信号の変換を行う場合のデータ通信システムの
概略的構成が例示されている。図13に示す第7の実施
例においては、低速リンクLLから構成される低速ネッ
トワークLNと、高速リンクHLから構成される低速ネ
ットワークHNとの間に、コード変調/復調回路部50
を設けている。このコード変調/復調回路部50は、前
述の第6の実施例に代表的されるような低速リンクLN
に属するメイン送信用疑似ランダムパルス発生器(また
はメイン送信用コード発生器)および送信用乗算器を含
むと共に、同第6の実施例に代表的されるような他の高
速リンクHLに属する受信クロック抽出回路部、受信用
疑似ランダムパルス発生器(または送信用コード発生
器)および受信用乗算器を含む。低速リンク側でデータ
と送信クロックとのコード同期がとれている場合、低速
ネットワークLNから高速ネットワークHNへのコード
変調信号の変換は、低速ネットワークLNからのコード
変調信号を入力としたコード変調/復調回路部50によ
り行われる。また一方で、低速リンク側でデータと送信
クロックとのコード同期がとれていない場合、コード同
期をとるための同期器(図示していない)等によりコー
ド同期化を行なった後にコード変調信号の変換を行うよ
うにしている。
【0104】図14は、本発明の第8の実施例の構成を
示す回路ブロック図である。ここでは、一つのネットワ
ークを構成する複数の分岐点でユニークな周期的コード
または非周期的コード(Unique Code )をそれぞれ割り
当て、上記分岐点毎に個々の加入者に対し上記のユニー
クなコードをもたせる場合のデータ通信システムの概略
的構成が例示されている。
【0105】図12に示す第8の実施例においては、一
つのネットワークNを構成する複数の分岐点に対し、第
1〜第3の加入者用データ通信部50−1〜50−3等
の複数の加入者用データ通信部がそれぞれ設けられてい
る。これらの複数の加入者用データ通信部の各々は、前
述の第5の実施例に代表されるような複数種の送信用の
周期的コードを生成する複数種の送信用疑似ランダムパ
ルス発生器と、複数種のデータの各ビットに上記複数種
の送信用の周期的コードをそれぞれ乗算する複数種の送
信用乗算器と、複数種のデータのビットクロックと同じ
伝送速度を有する受信クロックを抽出する受信クロック
抽出回路部と、この受信クロックに基づき、上記複数種
の送信用の周期的コードと同等の受信用の周期的コード
を生成する受信用疑似ランダムパルス発生器と、受信し
た複数種のコード変調信号の各々に上記受信用の周期的
コードを乗算して複数種のデータを復元するための受信
用乗算器と、このようにして復元された複数種のデータ
の各々と上記受信用の周期的コードとの同期化を行う受
信データ同期回路部とを備えている。
【0106】さらに、図12に示す第8の実施例におい
ては、上記複数の分岐点に対し上記複数種の送信用の周
期的コードをそれぞれ割り当て、上記分岐点毎に対応す
る上記周期的コードの内容および位相を予め変えておく
ように構成される。このような構成にすれば、個々の加
入者に対しユニークな周期的コードをもたせることが可
能になる。
【0107】さらにまた、上記の第8の実施例によるデ
ータ通信システムは、複数種の送信クロックの伝送速度
が、送信の対象とするデータのビットクロックよりも速
くかつ上記ビットクロックの任意の整数倍の伝送速度を
有していない場合にも適用される。さらにまた、上記の
第8の実施例によるデータ通信システムは、上記の周期
的コードの代わりに非周期的コードを使用して複数種の
データの変調や復調を行う場合にも適用される。
【0108】図15は、本発明の第9の実施例の構成を
示す回路ブロック図である。ここでは、一つのメインネ
ットワークおよび複数のサブネットワークを構成する全
ての分岐点または多くの分岐点が共通のコードを有して
いる場合のデータ通信システムの概略的構成が例示され
ている。図15に示す第9の実施例においては、一つの
メインネットワークMLおよび複数のサブネットワーク
(例えば、第1〜第4のサブネットワークSN−1〜S
N−4)を構成する複数の分岐点に対し、第1〜第4の
ゲートウェイ52−1〜52−4等の複数のゲートウェ
イがそれぞれ設けられている。
【0109】これらの複数のゲートウェイの各々は、前
述の第5の実施例に代表されるような複数種の送信用の
周期的コードを生成する複数種の送信用疑似ランダムパ
ルス発生器と、複数種のデータの各ビットに上記複数種
の送信用の周期的コードをそれぞれ乗算する複数種の送
信用乗算器と、複数種のデータのビットクロックと同じ
伝送速度を有する受信クロックを抽出する受信クロック
抽出回路部と、この受信クロックに基づき、上記複数種
の送信用の周期的コードと同等の受信用の周期的コード
を生成する受信用疑似ランダムパルス発生器と、受信し
た複数種のコード変調信号の各々に上記受信用の周期的
コードを乗算して複数種のデータを復元するための受信
用乗算器と、このようにして復元された複数種のデータ
の各々と上記受信用の周期的コードとの同期化を行う受
信データ同期回路部とを備えている。
【0110】さらに、図15に示す第9の実施例におい
ては、上記複数の分岐点中の全ての分岐点または多くの
分岐点を通過する共通の周期的コードが割り当てられて
いる。それゆえに、上記第9の実施例によれば、共通の
周期的コードでもってコード変調がなされたコード変調
信号を同時に受信することが可能になる。このような結
果は、必ずしも無条件のブロードキャストが可能になる
ことを意味するものではなく、上記の共通のコードで復
調したデータに含まれるアドレス等を個々に判定して選
択的に受信する可能性もあることを意味するものであ
る。
【0111】さらにまた、上記の第9の実施例によるデ
ータ通信システムは、複数種の送信クロックの伝送速度
が、送信の対象とするデータのビットクロックよりも速
くかつ上記ビットクロックの任意の整数倍の伝送速度を
有していない場合にも適用される。さらにまた、上記の
第9の実施例によるデータ通信システムは、上記の周期
的コードの代わりに非周期的コードを使用して複数種の
データの変調や復調を行う場合にも適用される。
【0112】図16は、本発明の第10の実施例の構成
を示す回路ブロック図である。ここでは、中央制御部で
あるハブ局もしくは発信元から目的のアドレスを送付
し、アドレスの一致した加入者用データ通信部(例え
ば、局)が変調コードを分岐点に設定して高速のATM
交換機を不要とする場合のデータ通信システムの概略的
構成が例示されている。
【0113】図16に示す第10の実施例においては、
一つのネットワークを構成する複数の分岐点に接続さ
れ、かつ、個々の加入者が相互に複数種のデータの送信
および受信を行う第1および第2の加入者用データ通信
部56−1、56−2等の複数の加入者用データ通信部
と、上記複数のデータ通信部の各々を制御するハブ局9
等の一つの中央制御部とが設けられている。さらに、上
記複数の分岐点に対し、第1および第2のゲートウェイ
54−1、54−2等の複数のゲートウェイがそれぞれ
設けられている。なお、上記複数の加入者用データ通信
部の構成は、前述の第8の実施例に示した加入者用デー
タ通信部の構成とほぼ同じであり、上記複数のゲートウ
ェイの構成は、前述の第9の実施例に示した複数のゲー
トウェイの構成とほぼ同じである。
【0114】さらに、図16の第10の実施例における
中央制御部には、比較的高速にてデータを伝送するため
の複数の中速リンクMLや高速リンクHLが上記中央制
御部から分岐した形態にて接続されている。さらに、複
数の他の階層のリンク、例えば、低速リンクLLが、上
記の中速リンクMLや高速リンクHLの各々から分岐し
ている。上記の複数の加入者用データ通信部は、通常、
低速リンクLLに接続される。さらに、図16の第10
の実施例においては、比較的高速にて上記複数の分岐点
に対し複数種の送信用の周期的コードをそれぞれ割り当
て、上記分岐点毎に対応する上記周期的コードの内容お
よび位相を予め変えておき、上記中央制御部から目的の
アドレスを上記複数の分岐点に送付し、上記アドレスと
一致したアドレスを有する上記周期的コードが割り当て
られた分岐点に接続されるデータ通信部によって、上記
データの送信および受信が行われるようになっている。
【0115】すなわち、上記第10の実施例では、中速
リンクMLから低速リンクHLへデータを転送する場
合、中央制御部から目的のアドレスを送付し、アドレス
の一致した加入者用データ通信部が変調コードを分岐点
に設定することによって、複雑な回路構成のATM交換
機をわざわざ設けなくとも、異なる階層のリンク間での
データの送信および受信が容易に可能になる。
【0116】好ましくは、上記第10の実施例によれ
ば、上記複数の分岐点の各々は、上記周期的コードの候
補を何通りか予め持っており、上記加入者用データ通信
部によって所定の周期的コードが選択されるようになっ
ている。さらに、好ましくは、本発明の第10の実施例
によれば、上記複数種の送信用の周期的コードの一部ま
たは全部が、上記中央制御部から送信されるようになっ
ている。
【0117】さらに、好ましくは、本発明の第10の実
施例によれば、上記複数の加入者用データ通信部と上記
中央制御部とを接続する伝送線路が、複線にて構成され
る。さらに、好ましくは、本発明の第10の実施例によ
れば、複線からなる伝送線路の全部または一部が、双方
向にデータを伝送するように構成される。さらに、好ま
しくは、本発明の第10の実施例によれば、低速にて伝
送される形式のデータの通信を行う場合は、長いビット
長の周期的コードを用い、高速にて伝送される形式のデ
ータの通信を行う場合は、短いビット長の周期的コード
を用いるようになっている。
【0118】さらに、好ましくは、本発明の第10の実
施例によれば、上記の短いビット長の周期的コードと、
上記の長いビット長の周期的コードの一部であって上記
短いビット長の周期的コードのパターンと不一致であ
り、かつ、上記短いビット長の周期的コードのコード長
に等しい部分のコードとのハミング距離の最小値が大き
くとれるようになっている。
【0119】さらに、好ましくは、本発明の第10の実
施例によれば、ネットワーク内の同じレベルの周期的コ
ードの調停を行う場合、任意の加入者用データ通信部が
現在使用している周期的コードまたは当該周期的コード
の認識番号を上記ネットワーク内の他の全ての加入者用
データ通信部に通知するようになっている。さらに、好
ましくは、本発明の第10の実施例によれば、上記ネッ
トワーク内の同じレベルの周期的コードの調停を行う場
合、任意の加入者用データ通信部が現在使用している周
期的コードまたは当該周期的コードの認識番号を上記ネ
ットワーク内の他の全ての加入者用データ通信部に通知
すると共に、今後使用する予定の周期的コードまたは当
該周期的コードの認識番号を他の全ての加入者用データ
通信部に順次送り込み、上記他の全ての加入者用データ
通信部にて承認されたことをもってデータの送信を開始
するようになっている。
【0120】さらに、好ましくは、本発明の第10の実
施例によれば、任意の加入者用データ通信部が使用すべ
き周期的コードを決定するに際し、他のレベルの周期的
コードを使用している他の加入者用データ通信部の指示
または選択を許容するようになっている。さらに、好ま
しくは、本発明の第10の実施例によれば、複数種の送
信クロックを互いに同期させることによって複数種のコ
ード変調信号を多重化するようになっている。
【0121】さらに、好ましくは、本発明の第10の実
施例によれば、全ての周期的コードのコード長が同じで
あるか、または使用される周期的コードのコード長が全
て所定の長さの約数になっている場合、データのビット
クロックの同期をとるか、または上記ビットクロックの
位相を送信クロック単位でずらすようになっている。さ
らに、好ましくは、本発明の第10の実施例によれば、
データのビットクロック、および複数種の送信クロック
の同期をとることなく複数種のコード変調信号を多重化
するようになっている。
【0122】さらに、好ましくは、本発明の第10の実
施例によれば、これまで述べたような高速キャリアを用
いないCDMA方式によるデータ通信システムにおいて
は、他のデータに衝突したビット、すなわち、同一レベ
ルの2つ以上の局から同時に送信されたマークが1ビッ
トの期間もしくは部分ビットの期間重なった場合に、そ
のまま伝送線路の持つ多値数によりデータがクリップさ
れるようになっている。
【0123】さらに、好ましくは、本発明の第10の実
施例によれば、上記の衝突したデータに関する衝突情報
をデータ送信時に検知して別途送信し、必要に応じてデ
ータ受信時に同衝突情報を使用することが可能になる。
ここで「別途送信」とは、文字通り付加的な通信路を設
けることにより上記衝突情報を送信すること、または、
時分割方式により、すなわち、送信中のデータに上記衝
突情報を付加したり後で回線が空いたときに、上記衝突
情報を送信したりことを指して言う。
【0124】さらに、好ましくは、本発明の第10の実
施例によれば、データ通信の信頼性を上げるために、上
記衝突情報を、生の受信データと共にデコードするよう
になっている。さらに、好ましくは、本発明の第10の
実施例によれば、低速リンクと高速リンクとの接点にな
る分岐点において、衝突される側の被衝突情報と共に上
記衝突情報をデコードすることによって、当該衝突情報
を衝突していない情報として伝えることが可能になる。
【0125】さらにまた、上記の第10の実施例によれ
ば、複数種の送信クロックの伝送速度が、送信の対象と
するデータのビットクロックよりも速くかつ上記ビット
クロックの任意の整数倍の伝送速度を有していない場合
にも適用される。さらにまた、上記の第10の実施例に
よるデータ通信システムは、上記の周期的コードの代わ
りに非周期的コードを使用してデータの変調や復調を行
う場合にも適用される。
【0126】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のデータ通
信システムによれば、第1に、送信と対象とするデータ
のビットクロックよりも速い伝送速度を有する送信クロ
ックに基づき生成される拡散コード等の変調コードを利
用したコード変調を行ってネットワーク内のデータ通信
を統一的に管理することができるので、複数のATMス
イッチの複雑な制御を必要とするATM交換機を設ける
ことなく、従来よりも簡単な回路構成でもって高速通信
用のネットワークや低速通信用のネットワーク毎にデー
タのパケットの長さを調整したり、データの通信速度の
変更要求等に対しデータのパケットの長さを変更したり
することが容易に行えるようになる。
【0127】さらに、本発明のデータ通信システムによ
れば、第2に、送信の対象とするデータのビットクロッ
クの任意の整数倍の伝送速度を有する送信クロックに基
づき、周波数帯域が拡散された疑似ランダムパルスから
なる送信用の周期的コードを生成し、このような周期的
コードを利用したCDMA方式によるコード変調を行っ
てデータの占有帯域幅を自由に設定することにより、ネ
ットワーク内のデータ通信を統一的に管理することが可
能になり、従来のATM交換機を必要としない簡単な回
路構成でもって高速通信用のネットワークや低速通信用
のネットワーク毎にデータのパケットの長さを調整した
り、データの通信速度の変更要求等に対しデータのパケ
ットの長さを変更したりすることが容易に行えるように
なる。
【0128】さらに、本発明のデータ通信システムによ
れば、第3に、送信の対象とするデータのビットクロッ
クよりも速くかつ上記ビットクロックの任意の整数倍の
伝送速度を有していない送信クロックに基づき、周波数
帯域が拡散された疑似ランダムパルスからなる送信用の
周期的コードを生成し、このような周期的コードを利用
したCDMA方式によるコード変調を行ってデータの占
有帯域幅を自由に設定することにより、ネットワーク内
のデータ通信を統一的に管理することが可能になり、従
来のATM交換機を必要としない簡単な回路構成でもっ
て高速通信用のネットワークや低速通信用のネットワー
ク毎にデータのパケットの長さを調整したり、データの
通信速度の変更要求等に対しデータのパケットの長さを
変更したりすることが容易に行えるようになる。
【0129】さらに、本発明のデータ通信システムによ
れば、第4に、送信の対象とするデータのビットクロッ
クよりも速くかつ上記ビットクロックの任意の整数倍の
伝送速度を有していない送信クロックに基づき、周波数
帯域が拡散された疑似ランダムパルスからなる送信用の
周期的コードを生成し、しかも、この周期的コードの一
周期より短い期間で多重化されたデータを変化させるよ
うなCDMA方式によるコード変調を行ってデータの占
有帯域幅を自由に設定することにより、データ通信の効
率を比較的高くした状態でネットワーク内のデータ通信
を統一的に管理することが可能になり、従来のATM交
換機を必要としない簡単な回路構成でもって高速通信用
のネットワークや低速通信用のネットワーク毎に多重化
されたデータのパケットの長さを調整したり、上記デー
タの通信速度の変更要求等に対し同データのパケットの
長さを変更したりすることが容易に行えるようになる。
【0130】さらに、本発明のデータ通信システムによ
れば、第5に、送信の対象とするデータのビットクロッ
クの任意の整数倍の伝送速度を有する送信クロックに基
づき、周波数帯域が拡散された疑似ランダムパルスから
なる送信用の非周期的コードを生成し、このような非周
期的コードを利用したCDMA方式によるコード変調を
行ってデータの占有帯域幅を自由に設定することによ
り、非周期的コードを使用した場合でもネットワーク内
のデータ通信を統一的に管理することが可能になり、従
来のATM交換機を必要としない簡単な回路構成でもっ
て高速通信用のネットワークや低速通信用のネットワー
ク毎にデータのパケットの長さを調整したり、データの
通信速度の変更要求等に対しデータのパケットの長さを
変更したりすることが容易に行えるようになる。
【0131】さらに、本発明のデータ通信システムによ
れば、第6に、送信の対象とする複数種のデータにそれ
ぞれ対応する複数種のビットクロックの任意の整数倍の
伝送速度を有する複数種の送信クロックに基づき、周波
数帯域が拡散された疑似ランダムパルスからなる複数種
の送信用の周期的コードをそれぞれ生成し、このような
複数種の周期的コードを利用したCDMA方式によるコ
ード変調を行う場合に、複数種のビットクロックおよび
複数種の送信クロックの同期をとらずに複数種のコード
変調信号を重ねて送信するようにしているので、従来の
ATM交換機を必要としない簡単な回路構成でもって高
速通信用のデータから低速通信用のデータまでのさまざ
まなデータが含まれるようなデータ送信をスムーズに行
うことが可能になる。
【0132】さらに、本発明のデータ通信システムによ
れば、第7に、送信の対象とする複数種のデータにそれ
ぞれ対応する複数種のビットクロックの任意の整数倍の
伝送速度を有する複数種の送信クロックに基づき、周波
数帯域が拡散された疑似ランダムパルスからなる複数種
の送信用の周期的コードをそれぞれ生成し、このような
複数種の周期的コードを利用したCDMA方式によるコ
ード変調を行う場合に、複数種のビットクロックおよび
上記複数種の送信クロックの少なくとも一方の各々の位
相を他の位相から所定の値だけずらすことにより、上記
複数種のコード変調信号を重ねて送信するようにしてい
るので、従来のATM交換機を必要としない簡単な回路
構成でもって高速通信用のデータから低速通信用のデー
タまでのさまざまなデータが含まれるようなデータ受信
を誤りなく行うことが可能になる。
【0133】さらに、本発明のデータ通信システムによ
れば、第8に、複数の階層からなるネットワークにおけ
る任意の一つの階層に属する送信用疑似ランダムパルス
発生器および送信用乗算器から、他の階層に属する受信
クロック抽出回路部、受信用疑似ランダムパルス発生器
および受信用乗算器へ複数種のコード変調信号を伝送す
ることができるので、従来のATM交換機を必要としな
い簡単な回路構成でもって高速通信用のネットワークか
ら低速通信用のネットワークへのコード変調信号のパケ
ット変換を容易に行うことが可能になる。
【0134】さらに、本発明のデータ通信システムによ
れば、第9に、ネットワークを構成する複数の分岐点に
おいて、送信の対象とする複数種のデータにそれぞれ対
応する複数種のビットクロックの任意の整数倍の伝送速
度を有する複数種の送信クロックに基づき、周波数帯域
が拡散された疑似ランダムパルスからなる複数種の送信
用の周期的コードをそれぞれ生成し、このような複数種
の周期的コードを利用したCDMA方式によるコード変
調を行う場合に、上記複数の分岐点に対し上記複数種の
送信用の周期的コードをそれぞれ割り当て、上記分岐点
毎に対応する上記周期的コードの内容および位相を予め
変えておくようにしているので、従来のATM交換機を
必要としない簡単な回路構成でもって上記分岐点でのコ
ード変調信号のパケット変換を容易に行うことが可能に
なる。
【0135】さらに、本発明のデータ通信システムによ
れば、第10に、ネットワークを構成する複数の分岐点
において、送信の対象とする複数種のデータにそれぞれ
対応する複数種のビットクロックの任意の整数倍の伝送
速度を有する複数種の送信クロックに基づき、周波数帯
域が拡散された疑似ランダムパルスからなる複数種の送
信用の周期的コードをそれぞれ生成し、このような複数
種の周期的コードを利用したCDMA方式によるコード
変調およびコード復調を行う場合に、上記複数の分岐点
中の全ての分岐点または多くの分岐点を通過する共通の
周期的コードを割り当てるようにしているので、従来の
ATM交換機を必要としない簡単な回路構成でもって高
速通信用のデータから低速通信用のデータまでのさまざ
まなデータが含まれるようなコード変調およびコード復
調を短時間でかつ誤りなく行うことが可能になる。
【0136】さらに、本発明のデータ通信システムによ
れば、第11に、複数の分岐点に接続される複数のデー
タ通信部が一つの中央制御部により制御されるようなネ
ットワークにおいて、上記データ通信部の各々が、送信
の対象とする上記複数種のデータにそれぞれ対応する複
数種のビットクロックの任意の整数倍の伝送速度を有す
る複数種の送信クロックに基づき複数種の送信用の周期
的コードを生成し、このような周期的コードを利用した
CDMA方式によるコード変調およびコード復調を行う
場合に、上記中央制御部から目的のアドレスを上記複数
の分岐点に送付し、上記アドレスと一致したデータ通信
部によりデータの送受信を行うようにしているので、上
記周期的コード等の変調コードは、適宜または通信途中
であっても変更することができると共に、コード長を変
更することによって通信速度を変更することもでき、さ
まざまな通信機器からの通信要求に対し柔軟な対応が可
能になる。この場合、短い変調コードが、同時に通信中
の長い変調コードの一部分に類似しないようにように選
定することでデータ送受信間の同期を短時間で行い、そ
の後の同期の保持を確実なものにすることが可能にな
る。さらに、この場合、変調コードとして、容易に解読
することができない暗号化コードを用いることも可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例の構成を示す回路ブロッ
ク図である。
【図3】本発明の第2の実施例の構成を示す回路ブロッ
ク図である。
【図4】本発明の第3の実施例の構成を示す回路ブロッ
ク図である。
【図5】本発明の第4の実施例の構成を示す回路ブロッ
ク図である。
【図6】本発明の第5の実施例の構成を示す回路ブロッ
ク図である。
【図7】本発明の第6の実施例の構成を示す回路ブロッ
ク図である。
【図8】本発明の実施例における送信部の具体例を示す
回路ブロック図である。
【図9】本発明の実施例における受信部の具体例を示す
回路ブロック図である。
【図10】図8および図9の各部の電圧波形を示すタイ
ミングチャートである。
【図11】本発明の実施例において多重化された信号を
送信するための具体例を示す回路図である。
【図12】本発明の実施例において多重化された信号を
受信するための具体例を示す回路図である。
【図13】本発明の第7の実施例の構成を示す回路ブロ
ック図である。
【図14】本発明の第8の実施例の構成を示す回路ブロ
ック図である。
【図15】本発明の第9の実施例の構成を示す回路ブロ
ック図である。
【図16】本発明の第10の実施例の構成を示す回路ブ
ロック図である。
【図17】光を利用した従来のデータ通信システムの概
略的構成を示す回路ブロック図である。
【符号の説明】
1…コード変調手段 2…クロック抽出部 3…コード復調手段 4…受信データ同期部 5…データ通信システム 6…データ保持部 7…1/N分周部 9…ハブ局 10…第1の拡散コード生成部 11…第1の乗算部 12…送信用擬似ランダムパルス発生器(PRPG) 12a…拡散コード保持部 12b…シフトレジスタ 13…送信用乗算器 13a…否定的排他論理和ゲート(ENORゲート) 13b…送信データ保持用D型フリップフロップ(D−
FF) 14…送信用コード発生器 19…加算部 20…受信クロック抽出回路部 21…PLL回路部 22…D型フリップフロップ 24…1/Nカウンタ 30…第2の拡散コード生成部 31…第2の乗算部 32…受信用擬似ランダムパルス発生器 32a…拡散コード保持部 32b…シフトレジスタ 33…受信用乗算器 33a…否定的排他論理和ゲート 34…受信用コード発生器 40…受信データ同期回路部 41…受信データ保持用D型フリップフロップ 42…排他論理和ゲート(EORゲート) 43…アキュムレータ 44…振幅比較部 45…受信データ遅延用D型フリップフロップ 46…ANDゲート 50…コード変調/復調回路部 50−1〜50−3…第1〜第3の加入者用データ通信
部 52−1〜52−4…第1〜第4のゲートウェイ 62…D型フリップフロップ 70…M/N分周部 72…1/Nカウンタ 80…擬似ランダムパルス発生器 81…1/N分周部 82…符号反転部 83…アキュムレータ 84…同期回路部 85…加算器 90…中央交換局 91−1、91−2…第1および第2のATMスイッチ 92−1、92−2…第1および第2の加入者用通信装

Claims (80)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信の対象とするデータのビットクロッ
    クよりも速い伝送速度を有する送信クロックに基づき第
    1の変調コードを生成し、該データの各ビットに該第1
    の変調コードを乗算してコード変調信号を生成するコー
    ド変調手段と、 該コード変調手段より送信されるコード変調信号を受信
    し、該受信したコード変調信号から前記ビットクロック
    と同じ伝送速度を有する受信クロックを抽出するクロッ
    ク抽出部と、 該クロック抽出部から抽出された受信クロックに基づき
    前記第1の変調コードと同等の第2の変調コードを生成
    し、前記の受信したコード変調信号に該第2の変調コー
    ドを乗算して前記データを復元するコード復調手段とを
    備えることを特徴とするデータ通信システム。
  2. 【請求項2】 前記コード変調手段が、前記第1の変調
    コードとして、前記送信クロックに基づき周波数帯域が
    拡散された第1の拡散コードを生成する第1の拡散コー
    ド生成部と、該データの各ビットに該第1の拡散コード
    を乗算して前記データの周波数スペクトラム拡散を行う
    ための第1の乗算部とを有する請求項1記載のデータ通
    信システム。
  3. 【請求項3】 前記コード復調手段が、前記第2の変調
    コードとして、前記クロック抽出部から抽出された受信
    クロックに基づき前記第1の拡散コードと同等の第2の
    拡散コードを生成する第2の拡散コード生成部と、前記
    の受信したコード変調信号に該第2の拡散コードを乗算
    して前記データを復元するための第2の乗算部とを有す
    る請求項1記載のデータ通信システム。
  4. 【請求項4】 前記データ通信システムが、さらに、前
    記コード復調手段により復元されるデータと前記第2の
    変調コードとの同期化を行い、該データとのコード同期
    がとれた受信データを出力するための受信データ同期部
    を備える請求項1記載のデータ通信システム。
  5. 【請求項5】 送信の対象とするデータのビットクロッ
    クの任意の整数倍の伝送速度を有する送信クロックに基
    づき、周波数帯域が拡散された疑似ランダムパルスから
    なる送信用の周期的コードを生成する送信用疑似ランダ
    ムパルス発生器と、 該データの各ビットに該送信用の周期的コードを乗算し
    てコード変調信号を生成するための送信用乗算器と、 該コード変調信号を受信し、該受信したコード変調信号
    から前記ビットクロックと同じ伝送速度を有する受信ク
    ロックを抽出する受信クロック抽出回路部と、 該受信クロック抽出回路部から抽出される受信クロック
    に基づき、前記送信用の周期的コードと同等の疑似ラン
    ダムパルスからなる受信用の周期的コードを生成する受
    信用疑似ランダムパルス発生器と、 前記の受信したコード変調信号に該受信用の周期的コー
    ドを乗算して前記データを復元するための受信用乗算器
    とを備えることを特徴とするデータ通信システム。
  6. 【請求項6】 前記データ通信システムが、さらに、前
    記の復元されたデータと前記受信用の周期的コードとの
    同期化を行い、該データとのコード同期がとれた受信デ
    ータを出力するための受信データ同期回路部を備える請
    求項5記載のデータ通信システム。
  7. 【請求項7】 送信の対象とするデータのビットクロッ
    クよりも速い伝送速度を有する送信クロックに基づき、
    周波数帯域が拡散された疑似ランダムパルスからなる送
    信用の周期的コードを生成する送信用疑似ランダムパル
    ス発生器と、 該データの各ビットに該送信用の周期的コードを乗算し
    てコード変調信号を生成するための送信用乗算器と、 該コード変調信号を受信し、該受信したコード変調信号
    から前記ビットクロックと同じ伝送速度を有する受信ク
    ロックを抽出する受信クロック抽出回路部と、 該受信クロック抽出回路部から抽出される受信クロック
    に基づき、前記送信用の周期的コードと同等の疑似ラン
    ダムパルスからなる受信用の周期的コードを生成する受
    信用疑似ランダムパルス発生器と、 前記の受信したコード変調信号に該受信用の周期的コー
    ドを乗算して前記データを復元するための受信用乗算器
    とを備えることを特徴とするデータ通信システム。
  8. 【請求項8】 前記データ通信システムが、さらに、前
    記の復元されたデータと前記受信用の周期的コードとの
    同期化を行い、該データとのコード同期がとれた受信デ
    ータを出力するための受信データ同期回路部を備える請
    求項7記載のデータ通信システム。
  9. 【請求項9】 送信の対象とするデータのビットクロッ
    クよりも速い伝送速度を有する送信クロックに基づき、
    周波数帯域が拡散された疑似ランダムパルスからなる送
    信用の周期的コードを生成する送信用疑似ランダムパル
    ス発生器と、 該データの複数ビット毎に該送信用の周期的コードを乗
    算してコード変調信号を生成するための送信用乗算器
    と、 該コード変調信号を受信し、該受信したコード変調信号
    から前記ビットクロックと同じ伝送速度を有する受信ク
    ロックを抽出する受信クロック抽出回路部と、 該受信クロック抽出回路部から抽出される受信クロック
    に基づき、前記送信用の周期的コードと同等の疑似ラン
    ダムパルスからなる受信用の周期的コードを生成する受
    信用疑似ランダムパルス発生器と、 前記の受信したコード変調信号に該受信用の周期的コー
    ドを乗算して前記データを復元するための受信用乗算器
    とを備えることを特徴とするデータ通信システム。
  10. 【請求項10】 前記データ通信システムが、さらに、
    前記の復元されたデータと前記受信用の周期的コードと
    の同期化を行い、該データとのコード同期がとれた受信
    データを出力するための受信データ同期回路部を備える
    請求項9記載のデータ通信システム。
  11. 【請求項11】 送信の対象とするデータのビットクロ
    ックの任意の整数倍の伝送速度を有する送信クロックに
    基づき、周波数帯域が拡散された送信用の非周期的コー
    ドを生成する送信用コード発生器と、 該データの各ビットに該送信用の非周期的コードを乗算
    してコード変調信号を生成するための送信用乗算器と、 該コード変調信号を受信し、該受信したコード変調信号
    から前記ビットクロックと同じ伝送速度を有する受信ク
    ロックを抽出する受信クロック抽出回路部と、 該受信クロック抽出回路部から抽出される受信クロック
    に基づき、前記送信用の非周期的コードと同等の受信用
    の非周期的コードを生成する受信用コード発生器と、 前記の受信したコード変調信号に該受信用の非周期的コ
    ードを乗算して前記データを復元するための受信用乗算
    器とを備えることを特徴とするデータ通信システム。
  12. 【請求項12】 前記データ通信システムが、さらに、
    前記の復元されたデータと前記受信用の非周期的コード
    との同期化を行い、該データとのコード同期がとれた受
    信データを出力するための受信データ同期回路部を備え
    る請求項11記載のデータ通信システム。
  13. 【請求項13】 送信の対象とするデータのビットクロ
    ックよりも速い伝送速度を有する送信クロックに基づ
    き、周波数帯域が拡散された送信用の非周期的コードを
    生成する送信用コード発生器と、 該データの複数ビット毎に該送信用の非周期的コードを
    乗算してコード変調信号を生成するための送信用乗算器
    と、 該コード変調信号を受信し、該受信したコード変調信号
    から前記ビットクロックと同じ伝送速度を有する受信ク
    ロックを抽出する受信クロック抽出回路部と、 該受信クロック抽出回路部から抽出される受信クロック
    に基づき、前記送信用の周期的コードと同等の受信用の
    非周期的コードを生成する受信用コード発生器と、 前記の受信したコード変調信号に該受信用の非周期的コ
    ードを乗算して前記データを復元するための受信用乗算
    器とを備えることを特徴とするデータ通信システム。
  14. 【請求項14】 前記データ通信システムが、さらに、
    前記の復元されたデータと前記受信用の非周期的コード
    との同期化を行い、該データとのコード同期がとれた受
    信データを出力するための受信データ同期回路部を備え
    る請求項13記載のデータ通信システム。
  15. 【請求項15】 送信の対象とする複数種のデータにそ
    れぞれ対応する複数種のビットクロックの任意の整数倍
    の伝送速度を有する複数種の送信クロックに基づき、周
    波数帯域が拡散された疑似ランダムパルスからなる複数
    種の送信用の周期的コードをそれぞれ生成する複数種の
    送信用疑似ランダムパルス発生器と、 該複数種のデータの各ビットに該複数種の送信用の周期
    的コードをそれぞれ乗算して複数種のコード変調信号を
    生成するための複数種の送信用乗算器と、 該複数種のコード変調信号を受信し、該受信した複数種
    のコード変調信号の各々から、前記複数種のビットクロ
    ックの各々と同じ伝送速度を有する受信クロックを抽出
    する受信クロック抽出回路部と、 該受信クロック抽出回路部から抽出される受信クロック
    に基づき、前記複数種の送信用の各々の周期的コードと
    同等の疑似ランダムパルスからなる受信用の周期的コー
    ドを生成する受信用疑似ランダムパルス発生器と、 前記の受信した複数種のコード変調信号の各々に該受信
    用の周期的コードを乗算して前記複数種のデータの各々
    を復元するための受信用乗算器とを備え、 前記複数種のビットクロック、および前記複数種の送信
    クロックの同期をとることなく、前記複数種のコード変
    調信号を重ねて送信することを特徴とするデータ通信シ
    ステム。
  16. 【請求項16】 前記データ通信システムが、さらに、
    前記の復元された複数種のデータの各々と前記受信用の
    周期的コードとの同期化を行い、該複数種のデータの各
    々とのコード同期がとれた受信データを出力するための
    受信データ同期回路部を備える請求項15記載のデータ
    通信システム。
  17. 【請求項17】 複数の階層からなるネットワークにお
    ける任意の一つの階層に属する前記送信用疑似ランダム
    パルス発生器および前記送信用乗算器から、他の階層に
    属する前記受信クロック抽出回路部、前記受信用疑似ラ
    ンダムパルス発生器および前記受信用乗算器へ前記複数
    種のコード変調信号を伝送するように構成される請求項
    15記載のデータ通信システム。
  18. 【請求項18】 送信の対象とする複数種のデータにそ
    れぞれ対応する複数種のビットクロックよりも速い伝送
    速度を有する複数種の送信クロックに基づき、周波数帯
    域が拡散された疑似ランダムパルスからなる複数種の送
    信用の周期的コードをそれぞれ生成する複数種の送信用
    疑似ランダムパルス発生器と、 該複数種のデータの各ビットに該複数種の送信用の周期
    的コードをそれぞれ乗算して複数種のコード変調信号を
    生成するための複数種の送信用乗算器と、 該複数種のコード変調信号を受信し、該受信した複数種
    のコード変調信号の各々から、前記複数種のビットクロ
    ックの各々と同じ伝送速度を有する受信クロックを抽出
    する受信クロック抽出回路部と、 該受信クロック抽出回路部から抽出される受信クロック
    に基づき、前記複数種の送信用の各々の周期的コードと
    同等の疑似ランダムパルスからなる受信用の周期的コー
    ドを生成する受信用疑似ランダムパルス発生器と、 前記の受信した複数種のコード変調信号の各々に該受信
    用の周期的コードを乗算して前記複数種のデータの各々
    を復元するための受信用乗算器とを備え、 前記複数種のビットクロック、および前記複数種の送信
    クロックの同期をとることなく、前記複数種のコード変
    調信号を重ねて送信することを特徴とするデータ通信シ
    ステム。
  19. 【請求項19】 前記データ通信システムが、さらに、
    前記の復元された複数種のデータの各々と前記受信用の
    周期的コードとの同期化を行い、該複数種のデータの各
    々とのコード同期がとれた受信データを出力するための
    受信データ同期回路部を備える請求項18記載のデータ
    通信システム。
  20. 【請求項20】 複数の階層からなるネットワークにお
    ける任意の一つの階層に属する前記送信用疑似ランダム
    パルス発生器および前記送信用乗算器から、他の階層に
    属する前記受信クロック抽出回路部、前記受信用疑似ラ
    ンダムパルス発生器および前記受信用乗算器へ前記複数
    種のコード変調信号を伝送するように構成される請求項
    18記載のデータ通信システム。
  21. 【請求項21】 送信の対象とする複数種のデータにそ
    れぞれ対応する複数種のビットクロックよりも速い伝送
    速度を有する複数種の送信クロックに基づき、周波数帯
    域が拡散された複数種の送信用の非周期的コードをそれ
    ぞれ生成する複数種の送信用コード発生器と、 該複数種のデータの各ビットに該複数種の送信用の非周
    期的コードをそれぞれ乗算して複数種のコード変調信号
    を生成するための複数種の送信用乗算器と、 該複数種のコード変調信号を受信し、該受信した複数種
    のコード変調信号の各々から、前記複数種のビットクロ
    ックの各々と同じ伝送速度を有する受信クロックを抽出
    する受信クロック抽出回路部と、 該受信クロック抽出回路部から抽出される受信クロック
    に基づき、前記複数種の送信用の各々の非周期的コード
    と同等の受信用の非周期的コードを生成する受信用コー
    ド発生器と、 前記の受信した複数種のコード変調信号の各々に該受信
    用の非周期的コードを乗算して前記複数種のデータの各
    々を復元するための受信用乗算器とを備え、 前記複数種のビットクロック、および前記複数種の送信
    クロックの同期をとることなく、前記複数種のコード変
    調信号を重ねて送信することを特徴とするデータ通信シ
    ステム。
  22. 【請求項22】 前記データ通信システムが、さらに、
    前記の復元されたデータと前記受信用の非周期的コード
    との同期化を行い、該データとのコード同期がとれた受
    信データを出力するための受信データ同期回路部を備え
    る請求項21記載のデータ通信システム。
  23. 【請求項23】 複数の階層からなるネットワークにお
    ける任意の一つの階層に属する前記送信用コード発生器
    および前記送信用乗算器から、他の階層に属する前記受
    信クロック抽出回路部、前記受信用コード発生器および
    前記受信用乗算器へ前記複数種のコード変調信号を伝送
    するように構成される請求項21記載のデータ通信シス
    テム。
  24. 【請求項24】 送信の対象とする複数種のデータにそ
    れぞれ対応する複数種のビットクロックの任意の整数倍
    の伝送速度を有する複数種の送信クロックに基づき、周
    波数帯域が拡散された疑似ランダムパルスからなる複数
    種の送信用の周期的コードをそれぞれ生成する複数種の
    送信用疑似ランダムパルス発生器と、該複数種のデータ
    の各ビットに該複数種の送信用の周期的コードをそれぞ
    れ乗算して複数種のコード変調信号を生成するための複
    数種の送信用乗算器と、 該複数種のコード変調信号を受信し、該受信した複数種
    のコード変調信号の各々から、前記複数種のビットクロ
    ックの各々と同じ伝送速度を有する受信クロックを抽出
    する受信クロック抽出回路部と、 該受信クロック抽出回路部から抽出される受信クロック
    に基づき、前記複数種の送信用の各々の周期的コードと
    同等の疑似ランダムパルスからなる受信用の周期的コー
    ドを生成する受信用疑似ランダムパルス発生器と、 前記の受信した複数種のコード変調信号の各々に該受信
    用の周期的コードを乗算して前記複数種のデータの各々
    を復元するための受信用乗算器とを備え、 前記複数種のビットクロック、および前記複数種の送信
    クロックの少なくとも一方の各々の位相を他の位相から
    所定の値だけずらすことにより、前記複数種のコード変
    調信号を重ねて送信することを特徴とするデータ通信シ
    ステム。
  25. 【請求項25】 前記データ通信システムが、さらに、
    前記の復元された複数種のデータの各々と前記受信用の
    周期的コードとの同期化を行い、該複数種のデータの各
    々とのコード同期がとれた受信データを出力するための
    受信データ同期回路部を備える請求項24記載のデータ
    通信システム。
  26. 【請求項26】 複数の階層からなるネットワークにお
    ける任意の一つの階層に属する前記送信用疑似ランダム
    パルス発生器および前記送信用乗算器から、他の階層に
    属する前記受信クロック抽出回路部、前記受信用疑似ラ
    ンダムパルス発生器および前記受信用乗算器へ前記複数
    種のコード変調信号を伝送するように構成される請求項
    24記載のデータ通信システム。
  27. 【請求項27】 送信の対象とする複数種のデータにそ
    れぞれ対応する複数種のビットクロックよりも速い伝送
    速度を有する複数種の送信クロックに基づき、周波数帯
    域が拡散された疑似ランダムパルスからなる複数種の送
    信用の周期的コードをそれぞれ生成する複数種の送信用
    疑似ランダムパルス発生器と、 該複数種のデータの各ビットに該複数種の送信用の周期
    的コードをそれぞれ乗算して複数種のコード変調信号を
    生成するための複数種の送信用乗算器と、 該複数種のコード変調信号を受信し、該受信した複数種
    のコード変調信号の各々から、前記複数種のビットクロ
    ックの各々と同じ伝送速度を有する受信クロックを抽出
    する受信クロック抽出回路部と、 該受信クロック抽出回路部から抽出される受信クロック
    に基づき、前記複数種の送信用の各々の周期的コードと
    同等の疑似ランダムパルスからなる受信用の周期的コー
    ドを生成する受信用疑似ランダムパルス発生器と、 前記の受信した複数種のコード変調信号の各々に該受信
    用の周期的コードを乗算して前記複数種のデータの各々
    を復元するための受信用乗算器とを備え、 前記複数種のビットクロック、および前記複数種の送信
    クロックの少なくとも一方の各々の位相を他の位相から
    所定の値だけずらすことにより、前記複数種のコード変
    調信号を重ねて送信することを特徴とするデータ通信シ
    ステム。
  28. 【請求項28】 前記データ通信システムが、さらに、
    前記の復元された複数種のデータの各々と前記受信用の
    周期的コードとの同期化を行い、該複数種のデータの各
    々とのコード同期がとれた受信データを出力するための
    受信データ同期回路部を備える請求項27記載のデータ
    通信システム。
  29. 【請求項29】 複数の階層からなるネットワークにお
    ける任意の一つの階層に属する前記送信用疑似ランダム
    パルス発生器および前記送信用乗算器から、他の階層に
    属する前記受信クロック抽出回路部、前記受信用疑似ラ
    ンダムパルス発生器および前記受信用乗算器へ前記複数
    種のコード変調信号を伝送するように構成される請求項
    27記載のデータ通信システム。
  30. 【請求項30】 送信の対象とする複数種のデータにそ
    れぞれ対応する複数種のビットクロックよりも速い伝送
    速度を有する複数種の送信クロックに基づき、周波数帯
    域が拡散された複数種の送信用の非周期的コードをそれ
    ぞれ生成する複数種の送信用コード発生器と、 該複数種のデータの各ビットに該複数種の送信用の非周
    期的コードをそれぞれ乗算して複数種のコード変調信号
    を生成するための複数種の送信用乗算器と、 該複数種のコード変調信号を受信し、該受信した複数種
    のコード変調信号の各々から、前記複数種のビットクロ
    ックの各々と同じ伝送速度を有する受信クロックを抽出
    する受信クロック抽出回路部と、 該受信クロック抽出回路部から抽出される受信クロック
    に基づき、前記複数種の送信用の各々の非周期的コード
    と同等の受信用の非周期的コードを生成する受信用コー
    ド発生器と、 前記の受信した複数種のコード変調信号の各々に該受信
    用の非周期的コードを乗算して前記複数種のデータの各
    々を復元するための受信用乗算器とを備え、 前記複数種のビットクロック、および前記複数種の送信
    クロックの少なくとも一方の各々の位相を他の位相から
    所定の値だけずらすことにより、前記複数種のコード変
    調信号を重ねて送信することを特徴とするデータ通信シ
    ステム。
  31. 【請求項31】 前記データ通信システムが、さらに、
    前記の復元されたデータと前記受信用の非周期的コード
    との同期化を行い、該データとのコード同期がとれた受
    信データを出力するための受信データ同期回路部を備え
    る請求項30記載のデータ通信システム。
  32. 【請求項32】 複数の階層からなるネットワークにお
    ける任意の一つの階層に属する前記送信用コード発生器
    および前記送信用乗算器から、他の階層に属する前記受
    信クロック抽出回路部、前記受信用コード発生器および
    前記受信用乗算器へ前記複数種のコード変調信号を伝送
    するように構成される請求項30記載のデータ通信シス
    テム。
  33. 【請求項33】 ネットワークを構成する複数の分岐点
    において、 送信の対象とする複数種のデータにそれぞれ対応する複
    数種のビットクロックの任意の整数倍の伝送速度を有す
    る複数種の送信クロックに基づき、周波数帯域が拡散さ
    れた疑似ランダムパルスからなる複数種の送信用の周期
    的コードをそれぞれ生成する複数種の送信用疑似ランダ
    ムパルス発生器と、 該複数種のデータの各ビットに該複数種の送信用の周期
    的コードをそれぞれ乗算して複数種のコード変調信号を
    生成するための複数種の送信用乗算器と、 該複数種のコード変調信号を受信し、該受信した複数種
    のコード変調信号の各々から、前記複数種のビットクロ
    ックの各々と同じ伝送速度を有する受信クロックを抽出
    する受信クロック抽出回路部と、 該受信クロック抽出回路部から抽出される受信クロック
    に基づき、前記複数種の送信用の各々の周期的コードと
    同等の疑似ランダムパルスからなる受信用の周期的コー
    ドを生成する受信用疑似ランダムパルス発生器と、 前記の受信した複数種のコード変調信号の各々に該受信
    用の周期的コードを乗算して前記複数種のデータの各々
    を復元するための受信用乗算器とが設けられ、 前記複数の分岐点に対し前記複数種の送信用の周期的コ
    ードをそれぞれ割り当て、該分岐点毎に対応する前記周
    期的コードの内容および位相を予め変えておくことを特
    徴とするデータ通信システム。
  34. 【請求項34】 前記データ通信システムが、さらに、
    前記の復元された複数種のデータの各々と前記受信用の
    周期的コードとの同期化を行い、該複数種のデータの各
    々とのコード同期がとれた受信データを出力するための
    受信データ同期回路部を備える請求項33記載のデータ
    通信システム。
  35. 【請求項35】 ネットワークを構成する複数の分岐点
    において、 送信の対象とする複数種のデータにそれぞれ対応する複
    数種のビットクロックよりも速い伝送速度を有する複数
    種の送信クロックに基づき、周波数帯域が拡散された疑
    似ランダムパルスからなる複数種の送信用の周期的コー
    ドをそれぞれ生成する複数種の送信用疑似ランダムパル
    ス発生器と、 該複数種のデータの各ビットに該複数種の送信用の周期
    的コードをそれぞれ乗算して複数種のコード変調信号を
    生成するための複数種の送信用乗算器と、 該複数種のコード変調信号を受信し、該受信した複数種
    のコード変調信号の各々から、前記複数種のビットクロ
    ックの各々と同じ伝送速度を有する受信クロックを抽出
    する受信クロック抽出回路部と、 該受信クロック抽出回路部から抽出される受信クロック
    に基づき、前記複数種の送信用の各々の周期的コードと
    同等の受信用の非周期的コードを生成する受信用コード
    発生器と、 前記の受信した複数種のコード変調信号の各々に該受信
    用の周期的コードを乗算して前記複数種のデータの各々
    を復元するための受信用乗算器とが設けられ、 前記複数の分岐点に対し前記複数種の送信用の周期的コ
    ードをそれぞれ割り当て、該分岐点毎に対応する前記周
    期的コードの内容および位相を予め変えておくことを特
    徴とするデータ通信システム。
  36. 【請求項36】 前記データ通信システムが、さらに、
    前記の復元された複数種のデータの各々と前記受信用の
    周期的コードとの同期化を行い、該複数種のデータの各
    々とのコード同期がとれた受信データを出力するための
    受信データ同期回路部を備える請求項35記載のデータ
    通信システム。
  37. 【請求項37】 ネットワークを構成する複数の分岐点
    において、 送信の対象とする複数種のデータにそれぞれ対応する複
    数種のビットクロックよりも速い伝送速度を有する複数
    種の送信クロックに基づき、周波数帯域が拡散された複
    数種の送信用の非周期的コードをそれぞれ生成する複数
    種の送信用コード発生器と、 該複数種のデータの各ビットに該複数種の送信用の非周
    期的コードをそれぞれ乗算して複数種のコード変調信号
    を生成するための複数種の送信用乗算器と、 該複数種のコード変調信号を受信し、該受信した複数種
    のコード変調信号の各々から、前記複数種のビットクロ
    ックの各々と同じ伝送速度を有する受信クロックを抽出
    する受信クロック抽出回路部と、 該受信クロック抽出回路部から抽出される受信クロック
    に基づき、前記複数種の送信用の各々の非周期的コード
    と同等の受信用の非周期的コードを生成する受信用コー
    ド発生器と、 前記の受信した複数種のコード変調信号の各々に該受信
    用の非周期的コードを乗算して前記複数種のデータの各
    々を復元するための受信用乗算器とが設けられ、 前記複数の分岐点に対し前記複数種の送信用の非周期的
    コードをそれぞれ割り当て、該分岐点毎に対応する前記
    非周期的コードの内容および位相を予め変えておくこと
    を特徴とするデータ通信システム。
  38. 【請求項38】 前記データ通信システムが、さらに、
    前記の復元された複数種のデータの各々と前記受信用の
    非周期的コードとの同期化を行い、該複数種のデータの
    各々とのコード同期がとれた受信データを出力するため
    の受信データ同期回路部を備える請求項37記載のデー
    タ通信システム。
  39. 【請求項39】 ネットワークを構成する複数の分岐点
    において、 送信の対象とする複数種のデータにそれぞれ対応する複
    数種のビットクロックの任意の整数倍の伝送速度を有す
    る複数種の送信クロックに基づき、周波数帯域が拡散さ
    れた疑似ランダムパルスからなる複数種の送信用の周期
    的コードをそれぞれ生成する複数種の送信用疑似ランダ
    ムパルス発生器と、 該複数種のデータの各ビットに該複数種の送信用の周期
    的コードをそれぞれ乗算して複数種のコード変調信号を
    生成するための複数種の送信用乗算器と、 該複数種のコード変調信号を受信し、該受信した複数種
    のコード変調信号の各々から、前記複数種のビットクロ
    ックの各々と同じ伝送速度を有する受信クロックを抽出
    する受信クロック抽出回路部と、 該受信クロック抽出回路部から抽出される受信クロック
    に基づき、前記複数種の送信用の各々の周期的コードと
    同等の疑似ランダムパルスからなる受信用の周期的コー
    ドを生成する受信用疑似ランダムパルス発生器と、 前記の受信した複数種のコード変調信号の各々に該受信
    用の周期的コードを乗算して前記複数種のデータの各々
    を復元するための受信用乗算器とが設けられ、 前記複数の分岐点中の全ての分岐点または多くの分岐点
    を通過する共通の周期的コードを割り当てることを特徴
    とするデータ通信システム。
  40. 【請求項40】 前記データ通信システムが、さらに、
    前記の復元された複数種のデータの各々と前記受信用の
    周期的コードとの同期化を行い、該複数種のデータの各
    々とのコード同期がとれた受信データを出力するための
    受信データ同期回路部を備える請求項39記載のデータ
    通信システム。
  41. 【請求項41】 ネットワークを構成する複数の分岐点
    において、 送信の対象とする送信の対象とする複数種のデータにそ
    れぞれ対応する複数種のビットクロックよりも速い伝送
    速度を有する複数種の送信クロックに基づき、周波数帯
    域が拡散された疑似ランダムパルスからなる複数種の送
    信用の周期的コードをそれぞれ生成する複数種の送信用
    疑似ランダムパルス発生器と、 該複数種のデータの各ビットに該複数種の送信用の周期
    的コードをそれぞれ乗算して複数種のコード変調信号を
    生成するための複数種の送信用乗算器と、 該複数種のコード変調信号を受信し、該受信した複数種
    のコード変調信号の各々から、前記複数種のビットクロ
    ックの各々と同じ伝送速度を有する受信クロックを抽出
    する受信クロック抽出回路部と、 該受信クロック抽出回路部から抽出される受信クロック
    に基づき、前記複数種の送信用の各々の周期的コードと
    同等の疑似ランダムパルスからなる受信用の周期的コー
    ドを生成する受信用疑似ランダムパルス発生器と、 前記の受信した複数種のコード変調信号の各々に該受信
    用の周期的コードを乗算して前記複数種のデータの各々
    を復元するための受信用乗算器とが設けられ、 前記複数の分岐点中の全ての分岐点または多くの分岐点
    を通過する共通の周期的コードを割り当てることを特徴
    とするデータ通信システム。
  42. 【請求項42】 前記データ通信システムが、さらに、
    前記の復元された複数種のデータの各々と前記受信用の
    周期的コードとの同期化を行い、該複数種のデータの各
    々とのコード同期がとれた受信データを出力するための
    受信データ同期回路部を備える請求項41記載のデータ
    通信システム。
  43. 【請求項43】 ネットワークを構成する複数の分岐点
    において、 送信の対象とする複数種のデータにそれぞれ対応する複
    数種のビットクロックよりも速い伝送速度を有する複数
    種の送信クロックに基づき、周波数帯域が拡散された複
    数種の送信用の非周期的コードをそれぞれ生成する複数
    種の送信用コード発生器と、 該複数種のデータの各ビットに該複数種の送信用の非周
    期的コードをそれぞれ乗算して複数種のコード変調信号
    を生成するための複数種の送信用乗算器と、 該複数種のコード変調信号を受信し、該受信した複数種
    のコード変調信号の各々から、前記複数種のビットクロ
    ックの各々と同じ伝送速度を有する受信クロックを抽出
    する受信クロック抽出回路部と、 該受信クロック抽出回路部から抽出される受信クロック
    に基づき、前記複数種の送信用の各々の非周期的コード
    と同等の受信用の非周期的コードを生成する受信用コー
    ド発生器と、 前記の受信した複数種のコード変調信号の各々に該受信
    用の非周期的コードを乗算して前記複数種のデータの各
    々を復元するための受信用乗算器とが設けられ、 前記複数の分岐点中の全ての分岐点または多くの分岐点
    を通過する共通の非周期的コードを割り当てることを特
    徴とするデータ通信システム。
  44. 【請求項44】 前記データ通信システムが、さらに、
    前記の復元された複数種のデータの各々と前記受信用の
    非周期的コードとの同期化を行い、該複数種のデータの
    各々とのコード同期がとれた受信データを出力するため
    の受信データ同期回路部を備える請求項43記載のデー
    タ通信システム。
  45. 【請求項45】 ネットワークを構成する複数の分岐点
    に接続され、かつ、相互に複数種のデータの送信および
    受信を行う複数のデータ通信部と、該複数のデータ通信
    部の各々を制御する一つの中央制御部とを有するデータ
    通信システムにおいて、 該複数のデータ通信部の各々は、 送信の対象とする該複数種のデータにそれぞれ対応する
    複数種のビットクロックの任意の整数倍の伝送速度を有
    する複数種の送信クロックに基づき、周波数帯域が拡散
    された疑似ランダムパルスからなる複数種の送信用の周
    期的コードをそれぞれ生成する複数種の送信用疑似ラン
    ダムパルス発生器と、 該複数種のデータの各ビットに該複数種の送信用の周期
    的コードをそれぞれ乗算して複数種のコード変調信号を
    生成するための複数種の送信用乗算器と、 該複数種のコード変調信号を受信し、該受信した複数種
    のコード変調信号の各々から、前記複数種のビットクロ
    ックの各々と同じ伝送速度を有する受信クロックを抽出
    する受信クロック抽出回路部と、 該受信クロック抽出回路部から抽出される受信クロック
    に基づき、前記複数種の送信用の各々の周期的コードと
    同等の疑似ランダムパルスからなる受信用の周期的コー
    ドを生成する受信用疑似ランダムパルス発生器と、 前記の受信した複数種のコード変調信号の各々に該受信
    用の周期的コードを乗算して前記複数種のデータの各々
    を復元するための受信用乗算器とを備え、 前記複数の分岐点に対し前記複数種の送信用の周期的コ
    ードをそれぞれ割り当て、該分岐点毎に対応する前記周
    期的コードの内容および位相を予め変えておき、 前記中央制御部から目的のアドレスを前記複数の分岐点
    に送付し、該アドレスと一致したアドレスを有する前記
    周期的コードが割り当てられた分岐点に接続されるデー
    タ通信部によって、前記データの送信および受信が行わ
    れることを特徴とするデータ通信システム。
  46. 【請求項46】 前記データ通信システムが、さらに、
    前記の復元された複数種のデータの各々と前記受信用の
    周期的コードとの同期化を行い、該複数種のデータの各
    々とのコード同期がとれた受信データを出力するための
    受信データ同期回路部を備える請求項45記載のデータ
    通信システム。
  47. 【請求項47】 前記複数の分岐点の各々が、前記周期
    的コードの候補を何通りか予め持っており、前記データ
    通信部によって所定の周期的コードが選択される請求項
    45記載のデータ通信システム。
  48. 【請求項48】 前記複数種の送信用の周期的コードの
    一部または全部が、前記中央制御部から送信される請求
    項45記載のデータ通信システム。
  49. 【請求項49】 前記複数のデータ通信部と前記中央制
    御部とを接続する伝送線路が、複線にて構成される請求
    項45記載のデータ通信システム。
  50. 【請求項50】 前記複線からなる伝送線路の全部また
    は一部が、双方向に前記複数種のデータを伝送するよう
    に構成される請求項49記載のデータ通信システム。
  51. 【請求項51】 低速にて伝送される形式の前記複数種
    のデータの通信を行う場合は、長いビット長の前記周期
    的コードを用い、高速にて伝送される形式の前記複数種
    のデータの通信を行う場合は、短いビット長の前記周期
    的コードを用いる請求項45記載のデータ通信システ
    ム。
  52. 【請求項52】 前記の短いビット長の周期的コード
    と、前記の長いビット長の周期的コードの一部であって
    該短いビット長の周期的コードのパターンと不一致であ
    り、かつ、該短いビット長の周期的コードのコード長に
    等しい部分のコードとのハミング距離の最小値が大きく
    とれる請求項50記載のデータ通信システム。
  53. 【請求項53】 前記ネットワーク内の同じレベルの前
    記周期的コードの調停を行う場合、任意のデータ通信部
    が現在使用している周期的コードまたは当該周期的コー
    ドの認識番号を前記ネットワーク内の他の全てのデータ
    通信部に通知する請求項45記載のデータ通信システ
    ム。
  54. 【請求項54】 前記ネットワーク内の同じレベルの前
    記周期的コードの調停を行う場合、任意のデータ通信部
    が現在使用している周期的コードまたは当該周期的コー
    ドの認識番号を前記ネットワーク内の他の全てのデータ
    通信部に通知すると共に、今後使用する予定の周期的コ
    ードまたは当該周期的コードの認識番号を他の全てのデ
    ータ通信部に順次送り込み、該他の全てのデータ通信部
    にて承認されたことをもって前記複数種のデータの送信
    を開始する請求項45記載のデータ通信システム。
  55. 【請求項55】 前記任意のデータ通信部が使用すべき
    周期的コードを決定するに際し、他のレベルの周期的コ
    ードを使用している他のデータ通信部の指示または選択
    を許容する請求項53記載のデータ通信システム。
  56. 【請求項56】 前記複数種の送信クロックを互いに同
    期させることによって前記複数種のコード変調信号を多
    重化する請求項45記載のデータ通信システム。
  57. 【請求項57】 全ての前記周期的コードのコード長が
    同じであるか、または使用される前記周期的コードのコ
    ード長が全て所定の長さの約数になっている場合、前記
    複数種のデータのビットクロックの同期をとるか、また
    は該ビットクロックの位相を前記送信クロック単位でず
    らす請求項45記載のデータ通信システム。
  58. 【請求項58】 前記複数種のデータのビットクロッ
    ク、および前記複数種の送信クロックの同期をとること
    なく前記複数種のコード変調信号を多重化する請求項4
    5記載のデータ通信システム。
  59. 【請求項59】 ネットワークを構成する複数の分岐点
    に接続され、かつ、相互に複数種のデータの送信および
    受信を行う複数のデータ通信部と、該複数のデータ通信
    部の各々を制御する一つの中央制御部とを有するデータ
    通信システムにおいて、 該複数のデータ通信部の各々は、 送信の対象とする該複数種のデータにそれぞれ対応する
    複数種のビットクロックよりも速い伝送速度を有する複
    数種の送信クロックに基づき、周波数帯域が拡散された
    疑似ランダムパルスからなる複数種の送信用の周期的コ
    ードをそれぞれ生成する複数種の送信用疑似ランダムパ
    ルス発生器と、 該複数種のデータの各ビットに該複数種の送信用の周期
    的コードをそれぞれ乗算して複数種のコード変調信号を
    生成するための複数種の送信用乗算器と、 該複数種のコード変調信号を受信し、該受信した複数種
    のコード変調信号の各々から、前記複数種のビットクロ
    ックの各々と同じ伝送速度を有する受信クロックを抽出
    する受信クロック抽出回路部と、 該受信クロック抽出回路部から抽出される受信クロック
    に基づき、前記複数種の送信用の各々の周期的コードと
    同等の疑似ランダムパルスからなる受信用の周期的コー
    ドを生成する受信用疑似ランダムパルス発生器と、 前記の受信した複数種のコード変調信号の各々に該受信
    用の周期的コードを乗算して前記複数種のデータの各々
    を復元するための受信用乗算器とを備え、 前記複数の分岐点に対し前記複数種の送信用の周期的コ
    ードをそれぞれ割り当て、該分岐点毎に対応する前記周
    期的コードの内容および位相を予め変えておき、 前記中央制御部から目的のアドレスを前記複数の分岐点
    に送付し、該アドレスと一致したアドレスを有する前記
    周期的コードが割り当てられた分岐点に接続されるデー
    タ通信部によって、前記データの送信および受信が行わ
    れることを特徴とするデータ通信システム。
  60. 【請求項60】 前記データ通信システムが、さらに、
    前記の復元された複数種のデータの各々と前記受信用の
    周期的コードとの同期化を行い、該複数種のデータの各
    々とのコード同期がとれた受信データを出力するための
    受信データ同期回路部を備える請求項59記載のデータ
    通信システム。
  61. 【請求項61】 ネットワークを構成する複数の分岐点
    に接続され、かつ、相互に複数種のデータの送信および
    受信を行う複数のデータ通信部と、該複数のデータ通信
    部の各々を制御する一つの中央制御部とを有するデータ
    通信システムにおいて、 該複数のデータ通信部の各々は、 送信の対象とする該複数種のデータにそれぞれ対応する
    複数種のビットクロックよりも速い伝送速度を有する複
    数種の送信クロックに基づき、周波数帯域が拡散された
    複数種の送信用の非周期的コードをそれぞれ生成する複
    数種の送信用コード発生器と、 該複数種のデータの各ビットに該複数種の送信用の非周
    期的コードをそれぞれ乗算して複数種のコード変調信号
    を生成するための複数種の送信用乗算器と、 該複数種のコード変調信号を受信し、該受信した複数種
    のコード変調信号の各々から、前記複数種のビットクロ
    ックの各々と同じ伝送速度を有する受信クロックを抽出
    する受信クロック抽出回路部と、 該受信クロック抽出回路部から抽出される受信クロック
    に基づき、前記複数種の送信用の各々の非周期的コード
    と同等の受信用の非周期的コードを生成する受信用コー
    ド発生器と、 前記の受信した複数種のコード変調信号の各々に該受信
    用の非周期的コードを乗算して前記複数種のデータの各
    々を復元するための受信用乗算器とを備え、 前記複数の分岐点に対し前記複数種の送信用の非周期的
    コードをそれぞれ割り当て、該分岐点毎に対応する前記
    非周期的コードの内容および位相を予め変えておき、 前記中央制御部から目的のアドレスを前記複数の分岐点
    に送付し、該アドレスと一致したアドレスを有する前記
    非周期的コードが割り当てられた分岐点に接続されるデ
    ータ通信部によって、前記データの送信および受信が行
    われることを特徴とするデータ通信システム。
  62. 【請求項62】 前記データ通信システムが、さらに、
    前記の復元された複数種のデータの各々と前記受信用の
    非周期的コードとの同期化を行い、該複数種のデータの
    各々とのコード同期がとれた受信データを出力するため
    の受信データ同期回路部を備える請求項61記載のデー
    タ通信システム。
  63. 【請求項63】 ネットワークを構成する複数の分岐点
    に接続され、かつ、相互に複数種のデータの送信および
    受信を行う複数のデータ通信部と、該複数のデータ通信
    部の各々を制御する一つの中央制御部とを有するデータ
    通信システムにおいて、 該複数のデータ通信部の各々は、 送信の対象とする該複数種のデータにそれぞれ対応する
    複数種のビットクロックの任意の整数倍の伝送速度を有
    する複数種の送信クロックに基づき、周波数帯域が拡散
    された疑似ランダムパルスからなる複数種の送信用の周
    期的コードをそれぞれ生成する複数種の送信用疑似ラン
    ダムパルス発生器と、 該複数種のデータの各ビットに該複数種の送信用の周期
    的コードをそれぞれ乗算して複数種のコード変調信号を
    生成するための複数種の送信用乗算器と、 該複数種のコード変調信号を受信し、該受信した複数種
    のコード変調信号の各々から、前記複数種のビットクロ
    ックの各々と同じ伝送速度を有する受信クロックを抽出
    する受信クロック抽出回路部と、 該受信クロック抽出回路部から抽出される受信クロック
    に基づき、前記複数種の送信用の各々の周期的コードと
    同等の疑似ランダムパルスからなる受信用の周期的コー
    ドを生成する受信用疑似ランダムパルス発生器と、 前記の受信した複数種のコード変調信号の各々に該受信
    用の周期的コードを乗算して前記複数種のデータの各々
    を復元するための受信用乗算器とを備え、 前記複数の分岐点中の全ての分岐点または多くの分岐点
    を通過する共通の周期的コードを割り当て、 前記中央制御部から目的のアドレスを前記複数の分岐点
    に送付し、該アドレスと一致したアドレスを有する前記
    共通の周期的コードが割り当てられた分岐点に接続され
    るデータ通信部によって、前記データの送信および受信
    が行われることを特徴とするデータ通信システム。
  64. 【請求項64】 前記データ通信システムが、さらに、
    前記の復元された複数種のデータの各々と前記受信用の
    周期的コードとの同期化を行い、該複数種のデータの各
    々とのコード同期がとれた受信データを出力するための
    受信データ同期回路部を備える請求項63記載のデータ
    通信システム。
  65. 【請求項65】 前記複数の分岐点の各々が、前記共通
    の周期的コードの候補を何通りか予め持っており、前記
    データ通信部によって所定の周期的コードが選択される
    請求項63記載のデータ通信システム。
  66. 【請求項66】 前記複数種の送信用の周期的コードの
    一部または全部が、前記中央制御部から送信される請求
    項63記載のデータ通信システム。
  67. 【請求項67】 前記複数のデータ通信部と前記中央制
    御部とを接続する伝送線路が、複線にて構成される請求
    項63記載のデータ通信システム。
  68. 【請求項68】 前記複線からなる伝送線路の全部また
    は一部が、双方向に前記複数種のデータを伝送するよう
    に構成される請求項67記載のデータ通信システム。
  69. 【請求項69】 低速にて伝送される形式の前記複数種
    のデータの通信を行う場合は、長いビット長の前記周期
    的コードを用い、高速にて伝送される形式の前記複数種
    のデータの通信を行う場合は、短いビット長の前記周期
    的コードを用いる請求項63記載のデータ通信システ
    ム。
  70. 【請求項70】 前記の短いビット長の周期的コード
    と、前記の長いビット長の周期的コードの一部であって
    該短いビット長の周期的コードのパターンと不一致であ
    り、かつ、該短いビット長の周期的コードのコード長に
    等しい部分のコードとのハミング距離の最小値が大きく
    とれる請求項68記載のデータ通信シシステム。
  71. 【請求項71】 前記ネットワーク内の同じレベルの前
    記周期的コードの調停を行う場合、任意のデータ通信部
    が現在使用している周期的コードまたは当該周期的コー
    ドの認識番号を前記ネットワーク内の他の全てのデータ
    通信部に通知する請求項63記載のデータ通信システ
    ム。
  72. 【請求項72】 前記ネットワーク内の同じレベルの前
    記周期的コードの調停を行う場合、任意のデータ通信部
    が現在使用している周期的コードまたは当該周期的コー
    ドの認識番号を前記ネットワーク内の他の全てのデータ
    通信部に通知すると共に、今後使用する予定の周期的コ
    ードまたは当該周期的コードの認識番号を他の全てのデ
    ータ通信部に順次送り込み、該他の全てのデータ通信部
    にて承認されたことをもって前記複数種のデータの送信
    を開始する請求項63記載のデータ通信システム。
  73. 【請求項73】 前記任意のデータ通信部が使用すべき
    周期的コードを決定するに際し、他のレベルの周期的コ
    ードを使用している他のデータ通信部の指示または選択
    を許容する請求項71記載のデータ通信システム。
  74. 【請求項74】 前記複数種の送信クロックを互いに同
    期させることによって前記複数種のコード変調信号を多
    重化する請求項63記載のデータ通信システム。
  75. 【請求項75】 全ての前記周期的コードのコード長が
    同じであるか、または使用される前記周期的コードのコ
    ード長が全て所定の長さの約数になっている場合、前記
    複数種のデータのビットクロックの同期をとるか、また
    は該ビットクロックの位相を前記送信クロック単位でず
    らす請求項63記載のデータ通信システム。
  76. 【請求項76】 前記複数種のデータのビットクロッ
    ク、および前記複数種の送信クロックの同期をとること
    なく前記複数種のコード変調信号を多重化する請求項6
    3記載のデータ通信システム。
  77. 【請求項77】 ネットワークを構成する複数の分岐点
    に接続され、かつ、相互に複数種のデータの送信および
    受信を行う複数のデータ通信部と、該複数のデータ通信
    部の各々を制御する一つの中央制御部とを有するデータ
    通信システムにおいて、 該複数のデータ通信部の各々は、 送信の対象とする該複数種のデータにそれぞれ対応する
    複数種のビットクロックよりも速い伝送速度を有する複
    数種の送信クロックに基づき、周波数帯域が拡散された
    疑似ランダムパルスからなる複数種の送信用の周期的コ
    ードをそれぞれ生成する複数種の送信用疑似ランダムパ
    ルス発生器と、 該複数種のデータの各ビットに該複数種の送信用の周期
    的コードをそれぞれ乗算して複数種のコード変調信号を
    生成するための複数種の送信用乗算器と、 該複数種のコード変調信号を受信し、該受信した複数種
    のコード変調信号の各々から、前記複数種のビットクロ
    ックの各々と同じ伝送速度を有する受信クロックを抽出
    する受信クロック抽出回路部と、 該受信クロック抽出回路部から抽出される受信クロック
    に基づき、前記複数種の送信用の各々の周期的コードと
    同等の疑似ランダムパルスからなる受信用の周期的コー
    ドを生成する受信用疑似ランダムパルス発生器と、 前記の受信した複数種のコード変調信号の各々に該受信
    用の周期的コードを乗算して前記複数種のデータの各々
    を復元するための受信用乗算器とを備え、 前記複数の分岐点中の全ての分岐点または多くの分岐点
    を通過する共通の周期的コードを割り当て、 前記中央制御部から目的のアドレスを前記複数の分岐点
    に送付し、該アドレスと一致したアドレスを有する前記
    共通の周期的コードが割り当てられた分岐点に接続され
    るデータ通信部によって、前記データの送信および受信
    が行われることを特徴とするデータ通信システム。
  78. 【請求項78】 前記データ通信システムが、さらに、
    前記の復元された複数種のデータの各々と前記受信用の
    周期的コードとの同期化を行い、該複数種のデータの各
    々とのコード同期がとれた受信データを出力するための
    受信データ同期回路部を備える請求項77記載のデータ
    通信システム。
  79. 【請求項79】 ネットワークを構成する複数の分岐点
    に接続され、かつ、相互に複数種のデータの送信および
    受信を行う複数のデータ通信部と、該複数のデータ通信
    部の各々を制御する一つの中央制御部とを有するデータ
    通信システムにおいて、 該複数のデータ通信部の各々は、 送信の対象とする該複数種のデータにそれぞれ対応する
    複数種のビットクロックよりも速い伝送速度を有する複
    数種の送信クロックに基づき、周波数帯域が拡散された
    複数種の送信用の非周期的コードをそれぞれ生成する複
    数種の送信用コード発生器と、 該複数種のデータの各ビットに該複数種の送信用の非周
    期的コードをそれぞれ乗算して複数種のコード変調信号
    を生成するための複数種の送信用乗算器と、 該複数種のコード変調信号を受信し、該受信した複数種
    のコード変調信号の各々から、前記複数種のビットクロ
    ックの各々と同じ伝送速度を有する受信クロックを抽出
    する受信クロック抽出回路部と、 該受信クロック抽出回路部から抽出される受信クロック
    に基づき、前記複数種の送信用の各々の非周期的コード
    と同等の受信用の非周期的コードを生成する受信用コー
    ド発生器と、 前記の受信した複数種のコード変調信号の各々に該受信
    用の非周期的コードを乗算して前記複数種のデータの各
    々を復元するための受信用乗算器とを備え、 前記複数の分岐点中の全ての分岐点または多くの分岐点
    を通過する共通の非周期的コードを割り当て、 前記中央制御部から目的のアドレスを前記複数の分岐点
    に送付し、該アドレスと一致したアドレスを有する前記
    非周期的コードが割り当てられた分岐点に接続されるデ
    ータ通信部によって、前記データの送信および受信が行
    われることを特徴とするデータ通信システム。
  80. 【請求項80】 前記データ通信システムが、さらに、
    前記の復元された複数種のデータの各々と前記受信用の
    非周期的コードとの同期化を行い、該複数種のデータの
    各々とのコード同期がとれた受信データを出力するため
    の受信データ同期回路部を備える請求項79記載のデー
    タ通信システム。
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