JPH10320922A - データ処理装置及びディスク状記憶媒体の記憶データ再生装置 - Google Patents

データ処理装置及びディスク状記憶媒体の記憶データ再生装置

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JPH10320922A
JPH10320922A JP13229097A JP13229097A JPH10320922A JP H10320922 A JPH10320922 A JP H10320922A JP 13229097 A JP13229097 A JP 13229097A JP 13229097 A JP13229097 A JP 13229097A JP H10320922 A JPH10320922 A JP H10320922A
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JP
Japan
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data
audio
decoder
coefficient
bit stream
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Application number
JP13229097A
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English (en)
Inventor
Kazuo Odai
一生 小田井
Katsuhisa Tachikawa
勝久 立川
Hideki Niwayama
英樹 庭山
Tadashi Saito
規 斉藤
Toshiro Aizawa
俊郎 相澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮されたデータを伸張して所定の情報を有
するデータに分離する処理をソフトウエアにより行い、
分離されたデータ等に基づいて所定の演算処理をハード
ウェアにより行うようにされたデータ処理装置を提供す
る。 【解決手段】 システムデコーダ(CPU)130によ
り、MPEGビットストリームをVIDEOビットスト
リームとAUDIOビットストリームに分離してAUD
IOビットストリームのアンパッキング処理を行い、A
UDIOデコーダ134により、逆量子化処理とサブバ
ンド合成処理を行うようにした。システムデコーダ(C
PU)130からAUDIOデコーダ134に、係数
C、係数D及びスケールファクタに対応するアドレス情
報を送り、AUDIOデコーダ134では、そのアドレ
ス情報に対応する係数C、係数D及びスケールファクタ
をAUDIOデコーダ134内のテーブル71,73か
ら取得するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理装置さ
らにはMPEG(Motion PictureExp
erts Group)等の規格に基づいて圧縮された
ディジタル音声データの復号に適用して特に有効な技術
に関し、例えばCD−ROM(Compact Dis
c Read Only Memory)等に記憶され
た音声データの再生に利用して有用な装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、パーソナルコンピュータの普及に
伴い、CD−ROM等の記憶媒体に画像データ及び音声
データを圧縮して記憶させる画像音声圧縮技術が開発さ
れ、その圧縮技術を利用した製品、例えば動画映像等と
音声とをデジタルデータで記録してなる所謂ビデオCD
と呼ばれるCD−ROMが市販されている。
【0003】そのようなビデオCD等に採用されている
画像音声圧縮技術の一つとして、MPEGの規格があ
る。このMPEGは、さらにMPEG1(MPEG P
hase1)、MPEG2(MPEG Phase2)
等の規格に分類されている。
【0004】MPEGに基づいて圧縮されたデータ(以
下、MPEGビットストリームと称す)は、まず音声
(AUDIO)情報を圧縮したデータ(以下、AUDI
Oビットストリームと称す)と画像(VIDEO)情報
を圧縮したデータ(以下、VIDEOビットストリーム
と称す)とに分離される。そして、それらAUDIOビ
ットストリームとVIDEOビットストリームは、それ
ぞれ専用のデコーダにより復号化(デコード)される。
【0005】通常、MPEGビットストリームをAUD
IOビットストリームとVIDEOビットストリームと
に分離するデコーダとして、CPU(Central
Processing Unit)が用いられている。
【0006】AUDIOの符号化には、音質及び圧縮率
の違いに基づいて、レイヤI、レイヤII及びレイヤIII
という符号化アルゴリズムのクラスわけがある。レイヤ
I、レイヤII、レイヤIII の順に高音質となるが、レイ
ヤIII は符号化アルゴリズムが複雑であるため、現在、
殆ど使用されていない。
【0007】MPEGの音声圧縮においては、音声の原
信号を、32個の周波数帯域に分割している。各サブバ
ンドの信号はそれぞれ圧縮されており、ビットアロケー
ション、スケールファクタ及びサンプルデータというデ
ータフォーマットにより表されている。従って、AUD
IOビットストリーム中には、32個の各サブバンドに
それぞれ対応するビットアロケーション、スケールファ
クタ及びサンプルデータが含まれていることになる。
【0008】図8には、レイヤIIにおけるAUDIOビ
ットストリームの、復号化(デコード)の基本単位とな
る1フレームのフォーマットが示されている。
【0009】レイヤIIでは、AUDIOビットストリー
ムの1フレームは、ヘッダ18、エラーチェックコード
19、ビットアロケーション情報20、スケールファク
タ選択情報21、スケールファクタ情報22及びサブバ
ンドサンプルデータ情報23により構成されている。
【0010】ヘッダ18は、12ビットの固定情報であ
る同期ワード24と、AUDIOビットストリームが該
当するレイヤを規定するレイヤ、ビットレート及びサン
プリング周波数(Fs)等の情報を含むヘッダ情報25
とから構成されている。
【0011】エラーチェックコード19は、オプション
で含まれるデータであり、転送経路のデータエラーをチ
ェックするCRC(Cyclic Redundanc
yCheck:巡回冗長検査)コード等である。
【0012】ビットアロケーション情報20は、32個
のサブバンド単位に分離されたビットアロケーション2
6により構成されている。
【0013】スケールファクタ選択情報21は、レイヤ
IIにおいて、サブバンドサンプルデータ情報23に、ど
のスケールファクタ情報22(F0 ,F1 ,F2 )を割
り当てるかを決定する情報である。つまり、レイヤIIで
は、36個のサブバンドサンプルデータ0〜35(又
は、28)を3つのグループに分け、更にそれらのグル
ープをデータ圧縮している。従って、スケールファクタ
情報22が3組存在することになり、36個のサブバン
ドサンプルデータ0〜35とスケールファクタ情報22
とを対応させる必要がある。
【0014】上記3組のスケールファクタ情報22の各
々は、32個のサブバンド単位に分離されたスケールフ
ァクタ27により構成されている。
【0015】上記サブバンドサンプルデータ情報23
は、レイヤIIにおいて、36個のサブバンドサンプルデ
ータ0〜35により構成され、上記サブバンドサンプル
データの各々は、32個のサブバンド単位に分離された
サブバンド(S0,0 〜S0,31)より構成されている。
【0016】レイヤIでは、1フレームのビットストリ
ームに、12個のサブバンドサンプルデータと1組のス
ケールファクタが含まれる。従って、レイヤIでは、ス
ケールファクタ選択情報21は設けられていない。
【0017】図9には、MPEGにより圧縮された画像
及び音声のディジタルデータを復号化(デコード)する
のに使用され、本発明者等が本発明に先立ち検討したデ
ィジタルデータ再生装置の例が示されている。
【0018】この再生装置は、MPEGを用いたビデオ
CDを再生する装置であり、ディスク1を回転させるデ
ィスクモータ2、ディスク1に記録された圧縮データを
読み出すピックアップ3、ディスクモータ2及びピック
アップ3の駆動制御を行う制御回路4、ピックアップ3
により読み出されたデータを増幅するプリアンプ5、プ
リアンプ5により増幅されたデータをディジタルデータ
に変換するデータストローブ回路6、データストローブ
回路6により変換されたディジタルデータを処理するデ
ィジタル信号処理回路7、ディジタル信号処理回路7に
より処理されたディジタルデータについてCD−ROM
特有のデータ処理を行ってMPEGビットストリームを
抽出するCD−ROMデコーダ8、CD−ROMデコー
ダ8により抽出されたMPEGビットストリームをAU
DIOビットストリームとVIDEOビットストリーム
に分離するMPEGシステムデコーダ(CPU)9、M
PEGシステムデコーダ(CPU)9により分離された
AUDIOビットストリームをPCM(Pulse C
ode Modulation)データに復号化(デコ
ード)するAUDIOデコーダ10、AUDIOデコー
ダ10により復号化されたPCMデータをアナログデー
タに変換するディジタルアナログコンバータ(以下、D
ACと称す)11、DAC11により変換されたアナロ
グデータを出力するAUDIO出力端子12、MPEG
システムデコーダ(CPU)9により分離されたVID
EOビットストリームを復号化(デコード)するVID
EOデコーダ13、VIDEOデコーダ13により復号
化されたデータをNTSC(National Tel
evision Systems Committe
e)方式またはPAL(Phase Alternat
ion Line)方式の信号に変換し、それをアナロ
グデータに変換するエンコーダ/DAC14、及びエン
コーダ/DAC14により変換されたVIDEOデータ
を出力するVIDEO出力端子15で構成されている。
【0019】図9に示す構成のディジタルデータ再生装
置の作用は以下の通りである。まず、制御回路4により
それぞれ駆動制御されたディスクモータ2及びピックア
ップ3により、ディスク1が回転され、そのディスク1
からMPEGで圧縮されたデータが読み出される。読み
出されたデータは、プリアンプ5により増幅され、デー
タストローブ回路6により波形等化された後に2値化さ
れて、ディジタルデータに変換される。
【0020】データストローブ回路6により変換された
ディジタルデータに対して、ディジタル信号処理回路7
によりエラー訂正等のディジタル信号処理が行われ、さ
らにCD−ROMデコーダ8によりCD−ROMヘッダ
検出等のCD−ROMに特有のデータ処理が行われる。
そのデータ処理により、MPEGビットストリームが抽
出され、その抽出されたMPEGビットストリームはM
PEGシステムデコーダ9に送られる。
【0021】MPEGシステムデコーダ9に送られたM
PEGビットストリームは、MPEGシステムデコーダ
9によりAUDIOビットストリームとVIDEOビッ
トストリームに分離される。そして、AUDIOビット
ストリームはAUDIOデコーダ10に転送され、一
方、VIDEOビットストリームはVIDEOデコーダ
13に転送される。
【0022】AUDIOデコーダ10に送られてきたA
UDIOビットストリームは、AUDIOデコーダ10
によりPCMデータに復号化(デコード)され、DAC
11に転送される。DAC11に送られてきたPCMデ
ータは、DAC11においてアナログデータに変換さ
れ、AUDIO出力端子12を介して外部に出力され
る。
【0023】VIDEOデコーダ13に送られてきたV
IDEOビットストリームは、VIDEOデコーダ13
により復号化(デコード)され、さらにエンコーダ/D
AC14によりNTSC信号またはPAL信号に変換さ
れて、VIDEO出力端子15を介して外部に出力され
る。
【0024】図10には、AUDIOデコーダ10のブ
ロック構成が示されている。このAUDIOデコーダ1
0は、MPEGシステムデコーダ9(図9参照)により
MPEGビットストリームから分離されたAUDIOビ
ットストリームが入力されるAUDIOビットストリー
ム入力端子40、AUDIOビットストリーム入力端子
40から入力されたAUDIOビットストリームの同期
ワード24を検出して、アンパッキング(圧縮データの
伸張化)処理を開始する同期ワード検出回路41、ヘッ
ダ情報25に含まれるレイヤ、ビットレート及びサンプ
リング周波数Fsの分離を行うヘッダ情報分離回路(ヘ
ッダ検出回路)42、ヘッダ情報分離回路42により分
離されたレイヤ、ビットレート及びサンプリング周波数
Fsに基づいて各サブバンド毎にビットアロケーション
26を抽出するとともに、後の演算に使用される係数C
及び係数Dを決定するビットアロケーション分離回路4
3、レイヤIの係数Cテーブルを格納したメモリ44、
レイヤIの係数Dテーブルを格納したメモリ45、レイ
ヤIIの係数Cテーブルを格納したメモリ46、レイヤII
の係数Dテーブルを格納したメモリ47、ヘッダ18を
除くビットストリームからスケールファクタ情報22を
抽出して、各サブバンド毎のスケールファクタ(F)2
7を決定するスケールファクタ分離回路48、スケール
ファクタテーブルを格納したメモリ49、ビットアロケ
ーション26に基づいて各サブバンド毎のサブバンドサ
ンプルデータ(S)28を抽出するサブバンドサンプル
データ分離回路50、ビットアロケーション分離回路4
3により決定された係数C、D、スケールファクタ分離
回路48により決定されたスケールファクタ(F)2
7、及びサブバンドサンプルデータ分離回路50により
抽出されたサブバンドサンプルデータ(S)28に基づ
いて、所定の演算を行ってサブバンドサンプルデータ
(S)28の逆量子化を行う逆量子化回路51、逆量子
化回路51により逆量子化されたデータをサブバンド合
成してPCMデータに変換するサブバンド合成回路(フ
ィルタリング回路)52、及びサブバンド合成回路(フ
ィルタリング回路)52により変換されたPCMデータ
をDAC11(図9参照)に出力するPCM出力端子5
3で構成されている。
【0025】逆量子化回路51においては、サブバンド
サンプルデータ(S)28の逆量子化にあたって、次の
(1)式に示す演算が行われる。 S0=F×(C×D+C×S) ・・・・(1) ただし、C及びDはビットアロケーション分離回路43
により決定された係数、Fはスケールファクタ分離回路
48により決定されたスケールファクタ、Sはサブバン
ドサンプルデータ、S0は逆量子化された値である。
【0026】ビットアロケーション分離回路43により
決定される係数C,Dは、レイヤIとレイヤIIとで異な
る部分があるため、レイヤIの係数Cテーブルとレイヤ
Iの係数DテーブルとレイヤIIの係数Cテーブルとレイ
ヤIIの係数Dテーブルの4つのテーブルが必要である。
【0027】図11には、AUDIOビットストリーム
の復号化(デコード)処理の流れが示されている。同図
に示すように、AUDIOデコーダ10(図9参照)に
より行われるAUDIOビットストリームの復号化(デ
コード)処理は、アンパッキング(ステップS1〜ステ
ップS5)、逆量子化(ステップS6)及びサブバンド
合成(ステップS7)の3つのステップに大別される。
【0028】以下の説明においては、ビデオCDで採用
されているレイヤIIのビットストリームを復号化(デコ
ード)する場合を例にして説明する。
【0029】AUDIOビットストリームの復号化(デ
コード)処理が開始されると、まずアンパッキング処理
が開始される。アンパッキング処理は、ヘッダ18に含
まれる同期ワード24が検出されることにより開始され
る(ステップS1)。同期ワード24の検出に続いて、
レイヤ、ビットレート及びサンプリング周波数Fs等
の、復号化(デコード)に必要な情報が含まれるヘッダ
情報25が全て分離される(ステップS2)。次いで、
分離されたヘッダ情報のうち、レイヤ、ビットレート及
びサンプリング周波数Fsの情報に基づいてビットアロ
ケーション情報20が分離され、ビットアロケーション
26が抽出される(ステップS3)。次いで、スケール
ファクタ選択情報21が分離され、その分離されたスケ
ールファクタ選択情報21に基づいてスケールファクタ
情報22が分離され、さらにスケールファクタ27が抽
出される(ステップS4)。次いで、サブバンドサンプ
ルデータ情報23が分離され、サブバンドサンプルデー
タ28が抽出される(ステップS5)。ここまでで、ア
ンパッキング処理が終了する。
【0030】次に、アンパッキングされたデータに基づ
いて、上記(1)式の演算が行われて逆量子化が行われ
る(ステップS6)。
【0031】最後に、逆量子化されたデータがサブバン
ド合成され(ステップS7)、AUDIOビットストリ
ームの復号化(デコード)が終了する。
【0032】図11に示したアンパッキング処理の詳細
について、図12及び図13を参照しながら説明する。
図12には、アンパッキング処理の流れの詳細が示され
ている。また、図13には、1フレームのAUDIOビ
ットストリーム(図8参照)について、アンパッキング
処理により分離され抽出された情報(ヘッダ18及びエ
ラーチェック19を除く)の構成要素、すなわち32個
のサブバンド単位に分離されたビットアロケーション情
報30、スケールファクタ情報31,32,33、サブ
バンドサンプルデータ34が示されている。
【0033】図12に示すように、ヘッダ18に含まれ
る同期ワード24が検出されてアンパッキング処理が開
始されると、ヘッダ情報25からレイヤ、ビットレート
及びサンプリング周波数Fs等が分離される(ステップ
S10)。次いで、レイヤ、ビットレート及びサンプリ
ング周波数Fsに基づいて、MPEGにより規格化され
たビットアロケーションテーブルが検索され(ステップ
S11)、各サブバンド毎のビットアロケーションが取
得される(ステップS12)。このビットアロケーショ
ンは、ビットストリーム中のサブバンドサンプルデータ
から各サブバンドごとに、何ビットのサンプルデータを
抽出するかを表す情報であり、図13の32個のサブバ
ンド単位に分離されたビットアロケーション情報(A0
〜A31)30に相当する。
【0034】また、このビットアロケーション情報30
に基づいて、アンパッキング処理後に行なわれる逆量子
化の演算(上記(1)式)に使用される係数C及び係数
Dが決定される(ステップS13)。これらの係数C及
び係数Dは、MPEGにより規格化された定数であり、
規格値のテーブルを検索することにより、各サブバンド
毎に決定される。
【0035】次いで、初めに取得されたビットアロケー
ションが0でないことの判別が行われる(ステップS1
4)。その際、ビットアロケーションが0でなければ、
続いてレイヤの判断が行われる(ステップS15)。ス
テップS15で、レイヤIIの場合には、スケールファク
タ選択情報が復号化(デコード)され(ステップS1
6)、32個のサブバンド単位に分離されたスケールフ
ァクタ情報が3組取得されることになる(ステップS1
7)。これらの取得されたスケールファクタ情報は、図
13の32個のサブバンド単位に分離されたスケールフ
ァクタ情報(F0,0〜F0,31)31、スケールフ
ァクタ情報(F1,0〜F1,31)32及びスケール
ファクタ情報(F2,0〜F2,31)33である。な
お、スケールファクタとは、上記(1)式で表される逆
量子化において、データのレベルを決定する情報のこと
である。
【0036】最後に、取得された32個のサブバンド単
位に分離されたビットアロケーション情報(A0〜A3
1)30に基づいて、ビットストリーム中のサブバンド
サンプルデータから各サブバンド毎にサンプルデータが
抽出され、図13の32個のサブバンド単位に分離され
たサブバンドサンプルデータ34が得られる(ステップ
S18)。
【0037】ステップS15で、レイヤIの場合には、
ステップS17ヘ進み、スケールファクタ情報から各サ
ブバンドごとにスケールファクタが抽出される。そし
て、32個のサブバンド単位に分離されたスケールファ
クタ情報(F0,0〜F0,31)31が決定され、続
くステップS18において、32個のサブバンド単位に
分離されたサブバンドサンプルデータ34が得られる。
【0038】レイヤIの場合には、32個のサブバンド
単位に分離されたスケールファクタ情報は1組取得され
る。また、レイヤIの場合には、図13において、32
個のサブバンド単位に分離されたサブバンドサンプルデ
ータの数を表すNは11であり、12組の32個のサブ
バンド単位に分離されたサブバンドサンプルデータ(S
0,0〜S11,31)が抽出される。レイヤIIの場合
には、Nは35であり、36組の32個のサブバンド単
位に分離されたサブバンドサンプルデータ(S0,0〜
S35,31)が抽出されることになる。
【0039】また、ステップS14で、初めに取得され
たビットアロケーションが0である場合には、ステップ
S19ヘ進み、スケールファクタは0であるとして、ス
テップS18ヘ進む。
【0040】以上のようにして取得された係数C、係数
D、スケールファクタF及びサブバンドサンプルデータ
Sは、その後に行なわれる逆量子化の演算において利用
される。
【0041】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たAUDIOビットストリームの復号化(デコード)処
理を全てハードウエアで行っていたため、逆量子化の演
算時に用いられる係数テーブルが各レイヤ毎に必要であ
り、AUDIOデコーダの回路規模が増大し、システム
デコーダ及びVIDEOデコーダを含む全体システムの
回路規模を低減することは不可能であるという問題点が
ある。
【0042】また、AUDIOビットストリームの復号
化(デコード)処理を全てソフトウエアにより行うこと
も考えられるが、極めて高速な処理能力を有するCPU
が必要であり、現状ではMPEGの規格に定められた演
算精度を実現するのは困難である。
【0043】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、圧縮されたデータを伸張して所定の情報を有するデ
ータに分離する処理をソフトウエアにより行い、分離さ
れたデータ等に基づいて所定の演算処理をハードウェア
により行うことによって、圧縮データの復号化(デコー
ド)処理を行い、それによって回路規模の低減が可能で
あるとともに、高速かつ高精度の演算を行うことができ
るデータ処理装置を提供することを主たる目的としてい
る。
【0044】また、本発明の他の目的は、圧縮されたデ
ータを伸張して所定の情報を有するデータに分離する処
理をソフトウエアにより行い、分離されたデータ等に基
づいて所定の演算処理をハードウェアにより行うように
されたデータ処理装置を用いることにより、CD−RO
M等のディスク状記憶媒体に記憶された圧縮データを再
生する、より小型化された再生装置を提供することであ
る。
【0045】この発明の前記ならびにそのほかの目的と
新規な特徴については、本明細書の記述及び添付図面か
ら明らかになるであろう。
【0046】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のと
おりである。
【0047】すなわち、本発明は、圧縮されたデータを
伸張して所定の情報を有するデータに分離する処理をソ
フトウエアにより行い、分離されたデータ等に基づいて
所定の演算処理をハードウェア(デコーダ回路)により
行うことによって、圧縮データの復号化(デコード)処
理を行うようにしたものである。
【0048】このようにすることによって、デコーダ内
に圧縮データのアンパッキング処理を行う回路を設けず
に済み、積和演算を行う回路のみでデコーダを構成する
ことができるので、デコーダの回路規模を縮小すること
ができる。また、一般に、ハードウエアは積和演算を行
うのに適しているため、積和演算処理をソフトウエアで
行う場合と比べて、演算速度の高速化が可能であるとと
もに、より高精度の演算が可能となる。
【0049】具体的には、例えばMPEGビットストリ
ームからAUDIOビットストリームを分離し、その分
離されたAUDIOビットストリームを復号化(デコー
ド)してPCMデータに変換する装置の場合には、CP
Uにより、MPEGビットストリームをVIDEOビッ
トストリームとAUDIOビットストリームに分離し、
その分離されたAUDIOビットストリームのアンパッ
キング処理を行い、AUDIOデコーダにより、逆量子
化処理とサブバンド合成処理を行う構成とする。
【0050】また、AUDIOデコーダ内に、係数C、
係数D及びスケールファクタのテーブルを設け、CPU
からAUDIOデコーダに、係数C、係数D及びスケー
ルファクタに対応するアドレス情報を送り、AUDIO
デコーダでは、送られてきたアドレス情報に対応する係
数C、係数D及びスケールファクタをAUDIOデコー
ダ内のテーブルから取得する構成とする。
【0051】このようにすることによって、AUDIO
デコーダ内にアンパッキング回路を設けずに済み、AU
DIOデコーダの回路規模を縮小できるとともに、AU
DIOビットストリームのレイヤの違いから生じる復号
化(デコード)処理の違いをCPUで吸収することがで
きる。従って、AUDIOデコーダを、主に上記(1)
式で示す積和演算を行うだけの単純化された回路で構成
することができる。また、ハードウエアは積和演算を行
うのに適しているため、積和演算処理をソフトウエアで
行う場合と比べて、演算速度の高速化が可能であるとと
もに、より高精度の演算が可能となる。
【0052】また、CPUからAUDIOデコーダへの
データ受け渡しにおいて、係数C、係数D及びスケール
ファクタFについては、レイヤの違いをCPUで吸収し
てなるアドレス情報として転送するため、AUDIOデ
コーダ内部に、各レイヤ毎の係数Cテーブル及び係数D
テーブルを設けずに済み、AUDIOデコーダの回路規
模の縮小化が可能となる。
【0053】
【発明の実施の形態】本発明に係るデータ処理装置を、
MPEGを用いたビデオCDを再生する装置に適用した
場合について説明する。
【0054】図1には、本発明に係るデータ処理装置の
一例が示されている。このデータ処理装置は、外部より
ディジタルデータが入力されるディジタルデータ入力端
子138、その入力されたディジタルデータに対してC
D−ROM特有のデータ処理を行ってMPEGビットス
トリームを抽出するCD−ROMデコーダ133、CD
−ROMデコーダ133により抽出されたMPEGビッ
トストリームをAUDIOビットストリームとVIDE
Oビットストリームに分離し、さらにAUDIOビット
ストリームのアンパッキング処理を行って係数CDアド
レス情報ACDとスケールファクタFアドレス情報AF
とサブバンドサンプルデータSを抽出するシステムデコ
ーダ(CPU:中央処理装置)130、そのCPUによ
り実行されるアンパッキング処理のプログラムが格納さ
れた記憶装置であるROM(Read Only Me
mory)131、アンパッキング処理のプログラム実
行時に作業領域として使用されるとともに、抽出された
係数CDアドレス情報ACDとスケールファクタFアド
レス情報AFとサブバンドサンプルデータS及び分離さ
れたVIDEOビットストリームが格納されるRAM
(Random Access Memory)13
2、係数CDアドレス情報ACDとスケールファクタF
アドレス情報AFとサブバンドサンプルデータSに基づ
いてPCMデータに復号化(デコード)するデコーダ回
路であるAUDIOデコーダ134、AUDIOデコー
ダ134により復号化されたPCMデータをアナログデ
ータに変換するディジタルアナログ変換器DAC13
5、DAC135により変換されたアナログデータを出
力するAUDIO出力端子140、VIDEOビットス
トリームを復号化(デコード)するVIDEOデコーダ
136、VIDEOデコーダ136により復号化された
データをNTSC方式またはPAL方式の信号に変換
し、それをアナログデータに変換するエンコーダ/DA
C137、エンコーダ/DAC137により変換された
VIDEOデータを出力するVIDEO出力端子141
を備えている。
【0055】CD−ROMデコーダ133、システムデ
コーダ(CPU)130、ROM131、RAM13
2、AUDIOデコーダ134及びVIDEOデコーダ
136は、データバス139を介して相互に接続されて
いる。このデータバス139を介して行われるCD−R
OMデコーダ133、システムデコーダ(CPU)13
0、ROM131、RAM132、AUDIOデコーダ
134及びVIDEOデコーダ136間相互のデータ転
送は、例えばダイレクトメモリアクセス(DMA:Di
rect Memory Access、直接メモリ書
込み方式)によって行われる。
【0056】また、特に限定しないが、例えばCD−R
OMデコーダ133、システムデコーダ(CPU)13
0、ROM131、RAM132、AUDIOデコーダ
134及びVIDEOデコーダ136は、同一の半導体
チップ上に形成されている。
【0057】図2には、システムデコーダ(CPU)1
30により実行される処理機能の一例が、データの流れ
に沿って示されているとともに、AUDIOデコーダ1
34のブロック構成が示されている。
【0058】システムデコーダ(CPU)130は、C
D−ROMデコーダ133(図1参照)により抽出され
たMPEGビットストリームが入力されるMPEGビッ
トストリーム入力端子60、その入力されたMPEGビ
ットストリームをAUDIOビットストリームとVID
EOビットストリームに分離するシステムデコード処理
機能61、システムデコード処理機能61により分離さ
れたAUDIOビットストリームの同期ワードを検出し
てアンパッキング処理を開始する同期ワード検出処理機
能65、システムデコード処理機能61により分離され
たAUDIOビットストリームのヘッダ情報を分離する
ヘッダ情報分離処理機能66、ヘッダ情報分離処理機能
66により分離されたヘッダ情報のうちレイヤ、ビット
レート及びサンプリング周波数Fsの情報に基づき、ビ
ットアロケーション情報を分離して係数C情報及び係数
D情報を抽出するビットアロケーション分離処理機能6
7、AUDIOビットストリームのうちヘッダ以外のビ
ットストリームからスケールファクタF情報を抽出する
スケールファクタ分離処理機能68、ビットアロケーシ
ョン分離処理機能67により抽出された係数C情報と係
数D情報を係数CDアドレス情報ACDに変換するとと
もに、スケールファクタ分離処理機能68により分離さ
れたスケールファクタF情報をスケールファクタFアド
レス情報AFに変換するフォーマット変換処理機能7
0、AUDIOビットストリームのうちヘッダ以外のビ
ットストリームからサンプルデータS[15:0]を抽
出するサンプルデータ分離処理機能69を実行し得るよ
うになっている。
【0059】そして、システムデコーダ(CPU)13
0は、フォーマット変換処理機能70によりフォーマッ
ト変換された係数CDアドレス情報ACD及びスケール
ファクタFアドレス情報AF、並びにサンプルデータ分
離処理機能69により抽出されたサンプルデータS[1
5:0]をAUDIOデコーダ134に送るようになっ
ている。
【0060】また、システムデコーダ(CPU)130
は、CD−ROMデコーダ133、システムデコーダ
(CPU)130、ROM131、RAM132、AU
DIOデコーダ134及びVIDEOデコーダ136
(図1参照)間相互のデータ転送をDMA(Direc
t Memory Access:直接メモリ書込み方
式)により行うためのメモリアクセス制御機能部(DM
AC:DMA Controller)200を有して
いる。
【0061】AUDIOデコーダ134は、システムデ
コーダ(CPU)130から送られてくる係数CDアド
レス情報ACDと係数C及び係数Dとを対応させたデー
タテーブルである係数CDテーブル71、システムデコ
ーダ(CPU)130から送られてくるスケールファク
タFアドレス情報AFとスケールファクタFとを対応さ
せたデータテーブルであるスケールファクタFテーブル
73、係数CDテーブル71及びスケールファクタFテ
ーブル73から転送されてきた係数C、係数D及びスケ
ールファクタFの値とサンプルデータに基づいて、上記
(1)式での演算を行うことによりサンプルデータの逆
量子化を行う逆量子化回路74、その逆量子化されたデ
ータをサブバンド合成してPCMデータに変換するサブ
バンド合成回路75を有している。
【0062】サブバンド合成回路75により変換された
PCMデータは、DAC135によりアナログ信号に変
換される。そのアナログ変換されたAUDIOデータは
AUDIO出力端子140を介して外部に出力される。
【0063】係数CDテーブル71では、システムデコ
ーダ(CPU)130から転送されてきた係数CDアド
レス情報ACDと該テーブル内のアドレスが比較され、
一致したアドレスに対応する係数C及び係数Dの値が抽
出される。同様に、スケールファクタFテーブル73で
は、システムデコーダ(CPU)130から転送されて
きたスケールファクタFアドレス情報AFと該テーブル
内のアドレスが比較され、一致したアドレスに対応する
スケールファクタFの値が抽出される。
【0064】一方、システムデコード処理61により分
離されたVIDEOビットストリームは、VIDEOデ
コーダ136に転送され、VIDEOデコーダ136、
エンコーダ/DAC137及びVIDEO出力端子14
1を介して外部に出力される。
【0065】図3には、システムデコーダ(CPU)と
AUDIOデコーダ間のデータ転送の様子が示されてい
る。
【0066】システムデコーダ(CPU)130、RA
M132、ROM131、RAM132から転送されて
くる係数CDアドレス情報ACDとスケールファクタF
アドレス情報AFを格納するRAM−A84、及びRA
M132から転送されてくるサンプルデータS[15:
0]を格納するRAM−B85は、16ビットデータバ
ス95により相互に接続されている。
【0067】RAM132、ROM131、及びRAM
−A84へのデータ書き込み信号WE0とRAM−B8
5へのデータ書き込み信号WE1を生成するデータ書き
込み信号生成回路83は、アドレスバス91を介して、
システムデコーダ(CPU)130に接続されている。
【0068】係数CDテーブル71及びスケールファク
タFテーブル73は、それぞれ、係数CDアドレス情報
ACD及びスケールファクタFアドレス情報AFが転送
される11ビットデータバス96を介して、RAM−A
84に接続されている。
【0069】逆量子化回路74は、サンプルデータS
[15:0]が転送される16ビットデータバス97を
介して、RAM−B85に接続されている。また、この
RAM−B85と逆量子化回路74とを接続する16ビ
ットデータバス97には、AUDIOビットストリーム
内のエラーチェックコードに基づいてエラーチェックを
行うエラーチェック回路210も接続されている。
【0070】エラーチェック回路210は、システムデ
コーダ(CPU)130に信号線211を介して接続さ
れており、エラーチェックコードを復号化(デコード)
してエラーを確認した場合にシステムデコーダ(CP
U)130に割り込み信号を送って知らせるようになっ
ている。なお、AUDIOビットストリーム中にエラー
チェックコードがある場合には、そのエラーチェックコ
ードはシステムデコーダ(CPU)130からRAM−
B85に転送され、さらにRAM−B85からエラーチ
ェック回路210に転送される。
【0071】システムデコーダ(CPU)130は、信
号線92を介して、RAM132またはROM131に
選択信号CSを出力するとともに、データ書き込み信号
生成回路83にRAM−A84またはRAM−B85を
選択する信号CSを出力するようになっている。
【0072】システムデコーダ(CPU)130は、信
号線93を介して、RAM132に、16ビットデータ
バス95を介して転送されるデータを書き込むためのデ
ータ書き込み信号WRを出力するとともに、データ書き
込み信号生成回路83に、16ビットデータバス95を
介して転送されるデータをRAM−A84またはRAM
−B85に書き込むためのデータ書き込み信号WRを出
力するようになっている。
【0073】システムデコーダ(CPU)130は、信
号線94を介して、16ビットデータバス95を介して
RAM132またはROM131からデータを読み込む
ためのデータ読みだし信号RDを出力するとともに、デ
ータ書き込み信号生成回路83に、16ビットデータバ
ス95を介してRAM−A84またはRAM−B85か
ら読み込むためのデータ読みだし信号RDを出力するよ
うになっている。
【0074】また、RAM−A84、RAM−B85及
び逆量子化回路74には、それらの制御を行う制御回路
90が接続されている。
【0075】なお、図3中、符号99はPCMデータ出
力端子であり、上記ディジタルアナログ変換器DAC1
35の入力端子に結合される。
【0076】図3に示す構成におけるデータの流れにつ
いて説明する。システムデコーダ(CPU)130は、
各サブバンド毎に係数CDアドレス情報ACD、スケー
ルファクタFアドレス情報AF及びサンプルデータS
[15:0]を抽出し、これらのデータをRAM132
に格納する。
【0077】そして、システムデコーダ(CPU)13
0は、RAM−A84にデータを書き込むために、アド
レスバス91を介して送られるアドレスと選択信号CS
とデータ書き込み信号WRをデータ書き込み信号生成回
路83に送る。
【0078】データ書き込み信号生成回路83は、送ら
れてきた信号を復号化(デコード)してデータ書き込み
信号WE0を生成し、RAM−A84に送る。それによ
って、RAM−A84には、16ビットデータバス95
を介してRAM132から転送されてきたサブバンド0
の5ビットの係数CDアドレス情報ACDと6ビットの
スケールファクタFアドレス情報AFが格納される。こ
の5ビット係数CDアドレス情報ACDと6ビットスケ
ールファクタFアドレス情報AFの格納をサブバンド3
1まで繰り返す。
【0079】次いで、システムデコーダ(CPU)13
0は、RAM−B85にデータを書き込むために、アド
レスバス91を介して送られるアドレスと選択信号CS
とデータ書き込み信号WRをデータ書き込み信号生成回
路83に送る。
【0080】データ書き込み信号生成回路83は、送ら
れてきた信号を復号化(デコード)してデータ書き込み
信号WE1を生成し、RAM−B85に送る。それによ
って、RAM−B85には、16ビットデータバス95
を介してRAM132から転送されてきたサブバンド0
からサブバンド31までのサンプルデータが格納され
る。
【0081】RAM−A84及びRAM−B85に、そ
れぞれ、32個のサブバンドの係数CDアドレス情報A
CDとスケールファクタFアドレス情報AF、及びサン
プルデータSが格納されると、制御回路90の制御によ
り、RAM−A84に格納されているサブバンド0の係
数CDアドレス情報ACD及びスケールファクタFアド
レス情報AFが11ビットデータバス96を介して読み
出され、それぞれ係数CDテーブル71及びスケールフ
ァクタFテーブル73に転送される。
【0082】係数CDテーブル71は、転送されてきた
係数CDアドレス情報ACDに対応する係数C及び係数
Dを抽出して、それらを逆量子化回路74に送る。
【0083】スケールファクタFテーブル73は、転送
されてきたスケールファクタFアドレス情報AFに対応
するスケールファクタFを抽出して、スケールファクタ
Fを逆量子化回路74に送る。
【0084】次いで、制御回路90の制御により、RA
M−B85に格納されているサブバンド0のサンプルデ
ータS[15:0]が読み出されて逆量子化回路74に
送られる。
【0085】逆量子化回路74は、送られてきた係数
C、係数D、スケールファクタF及びサンプルデータS
[15:0]を受け取り、上記(1)式の演算を実行し
てサブバンド0における逆量子化済のデータS0を出力
する。この逆量子化の演算を、サブバンド31まで繰り
返す。
【0086】サブバンド合成回路75に逆量子化済の上
記サブバンド0〜31に対応するデータS0〜31が入
力されると、サブバンド合成回路75は、サブバンド合
成を行い、PCMデータをPCM出力端子99から出力
する。
【0087】図4に、RAM132からRAM−A84
またはRAM−B85に転送される係数CDアドレス情
報ACD、スケールファクタFアドレス情報AF及びサ
ンプルデータS[15:0]の転送フォーマットの一例
を示す。同図において、符号110は32個のサブバン
ドの係数CDアドレス情報ACD、符号111はスケー
ルファクタFアドレス情報AF、符号112はサンプル
データS[15:0]、符号115(71)は係数CD
アドレスと係数C及び係数Dを対応させた係数CDテー
ブル、符号116(73)はスケールファクタFアドレ
スとスケールファクタを対応させたスケールファクタF
テーブルを表している。
【0088】上述したようにシステムデコーダ(CP
U)130は、MPEGビットストリームをAUDIO
ビットストリームとVIDEOビットストリームに分離
し、更にAUDIOビットストリームをアンパッキング
処理して、サブバンドサンプルデータを抽出するととも
に、アンパッキング処理過程で得られた係数C情報、係
数D情報及びスケールファクタF情報をそれぞれ係数C
アドレス情報、係数Dアドレス情報及びスケールファク
タFアドレス情報にフォーマット変換する。
【0089】係数CDテーブル115は19組の係数C
Dを有しているため、それぞれの係数CDにアドレスを
割り当てると全ての係数CDは5ビットで表現される。
従って、係数CDアドレス情報ACD110へのフォー
マット変換は、抽出する係数CDに対応する5ビットの
アドレスに変換することになる。また、係数CDアドレ
ス情報ACD110は、サブバンド毎に行なわれるビッ
トアロケーション分離で抽出されるので、0から31ま
での各サブバンド毎に変換されることになる。
【0090】ここで、係数CDテーブル115が19組
の係数CDを有しているのは、以下の理由による。すな
わち、レイヤIでは、係数C及び係数Dの組合わせは1
6組あり、一方、レイヤIIでは、係数C及び係数Dの組
合わせは19組ある。それらのうち、レイヤIの16組
のデータは、レイヤIIの19組中の16組のデータと共
通であり、レイヤIIの19組中の3組のみがレイヤIIに
固有のものである。従って、レイヤにかかわらず、19
組の係数CDを用意すればよいことになる。
【0091】また、スケールファクタ分離で抽出される
スケールファクタは、レイヤが異なっても同じであり、
64種類の値をとり得るため、全てのスケールファクタ
は6ビットで表現される。従って、スケールファクタF
アドレス情報AF111へのフォーマット変換は、抽出
するスケールファクタに対応する6ビットのアドレスに
変換することになる。スケールファクタも各サブバンド
毎に抽出されるため、スケールファクタFアドレス情報
AFも0から31の各サブバンド毎に変換されることに
なる。
【0092】また、アンパッキング処理により抽出され
るサンプルデータ112は、各サブバンドのビットアロ
ケーションにより規定されたビット数をビットストリー
ムから抽出したものである。ビットアロケーションは、
最大4ビットであるため、サンプルデータは最大でも1
6ビットのデータである。また、サンプルデータの抽出
において、もしビットアロケーションが0、つまりサン
プルデータのビット長が0ならば、サンプルデータは1
6ビットの0詰めのデータとなる。
【0093】図5に、1フレームのAUDIOビットス
トリームを復号化(デコード)する場合の、RAM13
2からRAM−A84及びRAM−B85へのデータ転
送順序の一例を示す。符号120はエラーチェックがあ
る場合のエラーチェック用データ及びCRCコード、符
号121は左右のAUDIO出力のうち左側のチャンネ
ル(以下、Lchと記す)のサブバンド0〜31(S0,
0 〜S0,31 )の係数CDアドレス情報ACD及びスケ
ールファクタFアドレス情報AF、122はLchのサ
ブバンド0〜31(S0,0 〜S0,31 )のサブバンドサ
ンプルデータS、123は左右のAUDIO出力のうち
右側のチャンネル(以下、Rchと記す)のサブバンド
0〜31の係数CDアドレス情報ACD及びスケールフ
ァクタFアドレス情報AF、124はRchのサブバン
ド0〜31のサブバンドサンプルデータS、125はR
chのサブバンド35のサブバンドサンプルデータであ
る。
【0094】まず、エラーチェックコードがない場合に
ついて説明する。この場合には、エラーチェック用デー
タ及びCRCコード120の転送が省略され、最初にL
chのサブバンド0〜31の係数CDアドレス情報AC
D及びスケールファクタFアドレス情報AF121がR
AM−A84(図3参照)に転送される。続いて、Lc
hのサブバンド0〜31のサンプルデータS122がR
AM−B85(図3参照)に転送される。それによっ
て、Lchのサブバンドサンプルデータ0の復号化(デ
コード)が行われる。
【0095】次いで、Rchのサブバンド0〜31の係
数CDアドレス情報ACD及びスケールファクタFアド
レス情報AF123がRAM−A84(図3参照)に転
送される。続いて、Rchのサブバンド0〜31のサブ
バンドサンプルデータS124がRAM−B85(図3
参照)に転送される。それによって、Rchのサブバン
ドサンプルデータ0の復号化(デコード)が行われる。
【0096】以降、Lchのサブバンドサンプルデータ
1、Rchのサブバンドサンプルデータ1、Lchのサ
ブバンドサンプルデータ2、Rchのサブバンドサンプ
ルデータ2、Lchのサブバンドサンプルデータ3、R
chのサブバンドサンプルデータ3、‥‥、Lchのサ
ブバンドサンプルデータ34、Rchのサブバンドサン
プルデータ34、Lchのサブバンドサンプルデータ3
5、Rchのサブバンドサンプルデータ35の順で転送
され、1フレームのAUDIOビットストリームのデー
タ転送が終了する。
【0097】一方、エラーチェックコードがある場合に
は、エラーチェック用データを16ビットずつ32回転
送することにより、上述したエラーチェックコードがな
い場合と同様にデータ転送が行われる。これは、エラー
チェック用データ及びCRCコード120が、16ビッ
ト×32よりもデータ数が少ないからである。
【0098】図6には、上述したデータ処理装置を、M
PEGにより圧縮された画像及び音声のディジタルデー
タを復号化(デコード)するのに使用されるディジタル
データ再生装置に適用した一例が示されている。
【0099】この再生装置は、例えばMPEGを用いた
ビデオCDを再生する装置であり、ディスク1を回転さ
せるディスクモータ2、ディスク1に記録された圧縮デ
ータを読み出すピックアップ3、ディスクモータ2及び
ピックアップ3の駆動制御を行う制御回路4、ピックア
ップ3により読み出されたデータを増幅するプリアンプ
5、プリアンプ5により増幅されたデータをディジタル
データに変換するデータストローブ回路6、データスト
ローブ回路6により変換されたディジタルデータを処理
するディジタル信号処理回路7、データ処理装置300
とDAC135とAUDIO出力端子140とエンコー
ダ/DAC137とVIDEO出力端子141を備えた
図1に示す装置と同様の構成のデータ処理装置300と
で構成されている。
【0100】データ処理装置300は、ディジタルデー
タ入力端子138を介してディジタル信号処理回路7よ
り入力されたディジタルデータに対して、CD−ROM
デコーダ133によりCD−ROM特有のデータ処理を
行ってMPEGビットストリームを抽出する。そして、
システムデコーダ(CPU)130は、ROM131か
らアンパッキング処理のプログラムを読み出し、それに
基づいて、CD−ROMデコーダ133により抽出され
たMPEGビットストリームを、AUDIOビットスト
リームとVIDEOビットストリームに分離し、さらに
AUDIOビットストリームのアンパッキング処理を行
って係数CDアドレス情報ACDとスケールファクタF
アドレス情報AFとサンプルデータSを抽出する。
【0101】それら抽出された係数CDアドレス情報A
CDとスケールファクタFアドレス情報AFとサンプル
データS及び分離されたVIDEOビットストリームは
RAM132に格納される。
【0102】AUDIOデコーダ134は、係数CDア
ドレス情報ACDとスケールファクタFアドレス情報A
FとサンプルデータSに基づいてPCMデータに復号化
(デコード)する。その復号化されたPCMデータは、
DAC135によりアナログデータに変換され、AUD
IO出力端子140を介して外部に出力される。
【0103】VIDEOデコーダ136は、MPEGビ
ットストリームから分離されたVIDEOビットストリ
ームを復号化(デコード)する。その復号化されたデー
タは、エンコーダ/DAC137によりNTSC方式ま
たはPAL方式の信号に変換され、VIDEO出力端子
141を介して外部に出力される。
【0104】以上、詳述したように、上記実施形態によ
れば、システムデコーダ(CPU)130により、MP
EGビットストリームをVIDEOビットストリームと
AUDIOビットストリームに分離し、その分離された
AUDIOビットストリームのアンパッキング処理を行
い、AUDIOデコーダ134により、逆量子化処理と
サブバンド合成処理を行うようにしたため、従来のよう
にAUDIOデコーダ内にアンパッキング回路を設けず
に済み、AUDIOデコーダの回路規模を縮小できると
ともに、AUDIOビットストリームのレイヤの違いか
ら生じる復号化(デコード)処理の違いをシステムデコ
ーダ(CPU)130で吸収することができるので、A
UDIOデコーダ134を、主に上記(1)式で示す積
和演算を行うだけの単純化された回路で構成することが
できる。また、ハードウエアは積和演算を行うのに適し
ているため、積和演算処理をソフトウエアで行う場合と
比べて、演算速度の高速化が可能であるとともに、より
高精度の演算が可能となる。
【0105】また、上記実施形態によれば、AUDIO
デコーダ134内に、係数C、係数D及びスケールファ
クタのテーブル71,73を設け、システムデコーダ
(CPU)130からAUDIOデコーダ134に、係
数C、係数D及びスケールファクタに対応するアドレス
情報を送り、AUDIOデコーダ134では、送られて
きたアドレス情報に対応する係数C、係数D及びスケー
ルファクタをAUDIOデコーダ134内のテーブル7
1,73から取得するようにしたため、システムデコー
ダ(CPU)130からAUDIOデコーダ134への
データ受け渡しにおいて、係数C、係数D及びスケール
ファクタFについては、レイヤの違いがシステムデコー
ダ(CPU)130により吸収されるので、AUDIO
デコーダ内に、各レイヤ毎の係数Cテーブル及び係数D
テーブルを設けずに済み、AUDIOデコーダの回路規
模の縮小化が可能となる。
【0106】また、上記実施形態によれば、システムデ
コーダ(CPU)130からAUDIOデコーダ134
に転送するスケールファクタFアドレス情報AFを意図
的に他のスケールファクタFアドレス情報AFに置き換
えることが可能であるため、例えば図7に示す周波数特
性のように、スケールファクタFアドレス情報AFを他
の情報に置き換えて出力周波数レベルを変化させたりす
ることができる。符号150は、通常の復号化(デコー
ド)を行った場合の周波数特性であり、符号151は、
周波数レベルの変化(イコライズ)を行った場合の周波
数特性である。イコライズを行った場合の周波数特性1
51は、サブバンド0からサブバンド5までの周波数帯
域について、ビットストリームから抽出されるスケール
ファクタよりも大きな値となるスケールファクタを抽出
するように、システムデコーダ(CPU)130により
各サブバンドのスケールファクタFアドレス情報AFを
置き換えて、サブバンド0からサブバンド5までの周波
数帯域のレベルを増加させ、低域協調を図ったものであ
る。このようなイコライズについては、システムデコー
ダ(CPU)130で0から31までの任意サブバンド
のスケールファクタを置き換えることにより、任意の帯
域をイコライズすることができるため、イコライズ回路
を内蔵せずに済み、回路規模を増大することなくイコラ
イズが可能となる。
【0107】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0108】例えば、上記実施形態では、データバス9
5のバス幅が16ビットであるため、RAM−A84に
5ビットの係数CDアドレス情報ACDと6ビットのス
ケールファクタFアドレス情報AFを転送してから、R
AM−B85に16ビットのサンプルデータSを転送す
るようにしたが、これら全てのデータ(27ビット)を
同時に転送可能な広いバス幅を有する例えば32ビット
データバスを用いて、係数CDアドレス情報ACDとス
ケールファクタFアドレス情報AFとサンプルデータS
を、システムデコーダ(CPU)130からAUDIO
デコーダ134に一度に転送するようにしてもよい。そ
うすれば、より一層、データの転送効率が向上する。
【0109】また、上記実施形態では、DMAによりデ
ータ転送を行うとしたが、DMAによらなくてもよいの
はいうまでもない。
【0110】さらに、上記実施形態では、エラーチェッ
ク回路210によりエラーチェックを行うとしたが、エ
ラーチェックをCPUで行うようにしてもよい。
【0111】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるMPE
Gによる圧縮データの復号化に適用した場合について説
明したが、この発明はそれに限定されるものではなく、
他の規格による圧縮データの復号化にも利用することが
できる。
【0112】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
のとおりである。
【0113】すなわち、デコーダの回路規模を縮小する
ことができるとともに、デコーダ回路において行われる
所定の演算の高速化が可能であるとともに、より高精度
の演算が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデータ処理装置の一例の概略を示
すブロック図である。
【図2】本発明に係るデータ処理装置の一例を示すブロ
ック図である。
【図3】本発明に係るデータ処理装置おけるCPUとA
UDIOデコーダ間のデータ転送の様子を示すブロック
図である。
【図4】本発明に係るデータ処理装置おける転送データ
のフォーマットの一例を示す図である。
【図5】本発明に係るデータ処理装置おけるデータ転送
順序の一例を示す図である。
【図6】本発明に係るディスク状記憶媒体の記憶データ
再生装置の一例を示すブロック図である。
【図7】本発明に係るデータ処理装置が有するイコライ
ズ効果を示す周波数特性図である。
【図8】AUDIOビットストリームの1フレームのフ
ォーマットを示す図である。
【図9】本発明者等が本発明に先立ち検討したビデオC
D再生装置の構成を示すブロック図である。
【図10】AUDIOビットストリームの復号化処理を
行うハードウエアの構成を示すブロック図である。
【図11】AUDIOビットストリームの複合化のアル
ゴリズムを示すフローチャートである。
【図12】AUDIOビットストリームのアンパッキン
グ処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】アンパッキング処理されてなる、1フレーム
のAUDIOビットストリームのヘッダを除く情報の構
成要素を示す図である。
【符号の説明】
1 ディスク状記憶媒体 2 モータ 3 ピックアップ 71 係数CDテーブル(データテーブル) 73 スケールファクタFテーブル(データテーブル) 96,97 データバス 130 システムデコーダ(中央処理装置) 131 ROM(記憶装置) 134 AUDIOデコーダ(デコーダ回路) 300 データ処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斉藤 規 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内 (72)発明者 相澤 俊郎 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体事業部内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮されたデータを伸張し、それを復号
    化して元のデータを再生するデータ処理装置において、
    所定のプログラムに従って、圧縮されたデータを伸張し
    て所定の情報を有するデータに分離する処理を行う中央
    処理装置と、前記プログラムが記憶された記憶装置と、
    前記処理装置により分離されたデータに基づいて所定の
    積和演算を行うデコーダ回路とを備えたことを特徴とす
    るデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも、前記中央処理装置と前記デ
    コーダ回路と前記記憶装置は、同一半導体チップ上に形
    成されていることを特徴とする請求項1記載のデータ処
    理装置。
  3. 【請求項3】 圧縮されたAUDIOデータを伸張し、
    それを復号化して元のAUDIOデータを再生するデー
    タ処理装置において、所定のプログラムに従って、圧縮
    されたAUDIOデータを伸張して所定の情報を有する
    データに分離する処理を行う中央処理装置と、前記プロ
    グラムが記憶された記憶装置と、前記処理装置により分
    離されたデータに基づいて所定の積和演算を行うデコー
    ダ回路と、所定の情報が格納されてなるデータテーブル
    とを備え、前記中央処理装置は、圧縮されたAUDIO
    データで構成されたデータ列から同期データを検出する
    とともに、圧縮されたAUDIOデータで構成された前
    記データ列から所定の情報を分離し、その分離された所
    定の情報を該情報に対応する他の規定データに変換する
    処理を行うようになっており、一方、前記デコーダ回路
    は、前記中央処理装置により変換された前記規定データ
    に対応する情報を前記データテーブルから抽出して複合
    化のための積和演算を行うようになっていることを特徴
    とするデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 前記中央処理装置により変換された前記
    規定データは、ダイレクトメモリアクセスにより、前記
    デコーダ回路に送られるようになっていることを特徴と
    する請求項3記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】 圧縮されたAUDIOデータで構成され
    た前記データ列は、左右のチャンネルを有しており、前
    記規定データをチャンネル毎に所定の単位で交互に転送
    するようになっていることを特徴とする請求項3または
    4記載のデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 圧縮されたAUDIOデータで構成され
    た前記データ列は、MPEG規格に準拠して圧縮された
    データ列であることを特徴とする請求項3、4または5
    記載のデータ処理装置。
  7. 【請求項7】 前記中央処理装置は、前記記憶装置に記
    憶されたプログラムに従って、圧縮されたAUDIOデ
    ータ及びVIDEOデータで構成されたMPEGのデー
    タ列から、圧縮されたAUDIOデータで構成されたデ
    ータ列と圧縮されたVIDEOデータで構成されたデー
    タ列とに分離するようになっていることを特徴とする請
    求項6記載のデータ処理装置。
  8. 【請求項8】 前記規定データは同一のデータバスを介
    して時分割多重されて転送されることを特徴とする請求
    項3、4、5、6または7記載のデータ処理装置。
  9. 【請求項9】 圧縮されたデータが記録されたディスク
    状記憶媒体を回転させるモータと、前記記憶媒体に記録
    された圧縮データを読み出すピックアップと、該ピック
    アップにより読み出された圧縮データを伸張し、それを
    復号化して元のデータを再生する請求項3、4、5、
    6、7または8の何れかに記載のデータ処理装置とを具
    備することを特徴とするディスク状記憶媒体の記憶デー
    タ再生装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7728851B2 (en) 2005-01-04 2010-06-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Reproducing apparatus capable of reproducing picture data
US7936360B2 (en) 2005-01-04 2011-05-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Reproducing apparatus capable of reproducing picture data
US8385726B2 (en) 2006-03-22 2013-02-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Playback apparatus and playback method using the playback apparatus

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