JPH10320560A - 画像測定装置 - Google Patents

画像測定装置

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JPH10320560A
JPH10320560A JP9147064A JP14706497A JPH10320560A JP H10320560 A JPH10320560 A JP H10320560A JP 9147064 A JP9147064 A JP 9147064A JP 14706497 A JP14706497 A JP 14706497A JP H10320560 A JPH10320560 A JP H10320560A
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Masumori Senda
益護 千田
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忠之 伊藤
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    • G06T7/00Image analysis
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    • G06T7/55Depth or shape recovery from multiple images
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    • GPHYSICS
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    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10004Still image; Photographic image
    • G06T2207/10012Stereo images
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N2013/0074Stereoscopic image analysis
    • H04N2013/0081Depth or disparity estimation from stereoscopic image signals

Abstract

(57)【要約】 【課題】 相関計算法の成功率を向上させる。 【解決手段】 一対のステレオ画像に基準画像と捜索画
像を定め、基準画像に基準データブロックを設定し、捜
索画像に捜索データブロックを設けるデータ設定部と、
基準データブロックと捜索データブロックとの対応関係
を判別する対応判別部と、上記基準データブロックのデ
ータの画像倍率を、捜索画像中の捜索データの画像倍率
に応じて変更するデータ倍率変更部と、対応判別部の出
力に応じて画像測定を行う画像測定部とからなり、上記
対応判別部は、倍率変更部で倍率変更された基準データ
ブロックと捜索データブロックとを用いて対応関係を判
別するように構成したことを特徴とする画像測定装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の画像を用いた
ステレオ画像測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数のディジタル画像を用いたステレオ
画像測定装置において、一組の画像から対応点を捜索す
る場合、基準画像の定点を含むデータブロックと捜索画
像内の移動可能なデータブロックとの相互相関係数をコ
ンピュータで計算し、それらの相関の高さから対応点を
決定している。
【0003】しかし、画像間の相関係数を計算する方法
では、撮影された画像間の特性の違いから、対応づけに
失敗することがあった。その場合には、例えばコンピュ
ータのマウス等を用いた手作業を介して対応点を求めな
ければならず、多大な手間と時間がかかっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者達は、相関係
数計算によって対応づけを行う方法において、対応づけ
が失敗する原因を探るべく鋭意研究を行った。そして、
異なるカメラ位置から別の角度で撮影された一組の画像
においては、画像中の物体の局所的な倍率が画像間で相
違する点に着目した。
【0005】すなわち、従来技術においては、別の角度
から撮影した画像間における、被写物体の局所倍率の相
違により、相互相関法によるマッチングが不正確となる
原因の一つとなっていた。
【0006】以下、この点を具体的に説明する。ステレ
オ写真の撮影において、図1に示すような傾いた面41
を持つ物体40を撮影する場合を考える。この例では、
ステレオ写真は左右2枚の画像である。従来は、左画像
の面41上の定点Mに対応する点を右画像の中から検出
する際に、定点Mの近傍のデータを、左右同じ大きさの
データブロックに切り出して比較していた。
【0007】しかし、左右の画像には、図3(A)と
(B)に示すように、同じ面41が異なる幅で撮影され
る。従って、相関法によって対応する点を検出しようと
しても、左右の画像でテクスチャーの横倍率が異なるた
め、物体の同じ1点の画像であるにも拘らず相関がかか
りにくくなっていたのである。
【0008】すなわち、図4のように、物体上の同じ面
41の対応部分は、左画像(A)では長さL1に、右画
像(B)では長さL2に撮影される。同じ物体が左画像
(A)と右画像(B)でL1:L2の比で撮影されてい
るので、点M付近の模様の幅も、右画像では左画像のL
2/L1となっている。このため、両画像をデータ相関
計算を用いて比較すると、本来同一の点に関するデータ
であっても、相関係数が低く算出されていたのである。
【0009】本発明者達は、以上のような考察に基づい
て本発明を完成するに至った。
【0010】すなわち、本発明は、データブロック間で
相関をとる前に、データの倍率を変更して、対応するデ
ータブロック内に写し込まれた物体の倍率がほぼ同一に
なるように倍率補正を行うことによって、相関計算法の
成功確率を向上させようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願第1発明は、一対の
ステレオ画像に基準画像と捜索画像を定め、基準画像に
基準データブロックを設定し、捜索画像に捜索データブ
ロックを設けるデータ設定部と、基準データブロックと
捜索データブロックとの対応関係を判別する対応判別部
と、上記基準データブロックのデータの画像倍率を、捜
索画像中の捜索データの画像倍率に応じて変更するデー
タ倍率変更部と、対応判別部の出力に応じて画像測定を
行う画像測定部とからなり、上記対応判別部は、倍率変
更部で倍率変更された基準データブロックと捜索データ
ブロックとを用いて対応関係を判別するように構成した
ことを特徴とする画像測定装置を要旨としている。
【0012】本願第2発明は、一対のステレオ画像に基
準画像と捜索画像を定め、基準画像に基準データブロッ
クを設定し、捜索画像に捜索データブロックを設けるデ
ータ設定部と、基準データブロックと捜索データブロッ
クとの対応関係を判別する対応判別部と、上記捜索デー
タブロックの画像倍率を、基準画像中の基準データの画
像倍率に応じてほぼ一定となるように変更するデータ倍
率変更部と、対応判別部の出力に応じて画像測定を行う
画像測定部とからなり、上記対応判別部は、基準データ
ブロックと倍率変更部で倍率変更された捜索データブロ
ックとを用いて対応関係を判別するように構成したこと
を特徴とする画像測定装置を要旨としている。
【0013】
【発明の実施の形態】本願第1発明の画像測定装置は、
一対のステレオ画像に基準画像と捜索画像を定め、基準
画像に基準データブロックを設定し、捜索画像に捜索デ
ータブロックを設けるデータ設定部と、基準データブロ
ックと捜索データブロックとの対応関係を判別する対応
判別部と、上記基準データブロックのデータの画像倍率
を、捜索画像中の捜索データの画像倍率に応じて変更す
るデータ倍率変更部と、対応判別部の出力に応じて画像
測定を行う画像測定部とからなり、上記対応判別部は、
倍率変更部で倍率変更された基準データブロックと捜索
データブロックとを用いて対応関係を判別するように構
成したことを特徴とする。
【0014】上記ステレオ画像中には、あらかじめ位置
関係がわかっている指標が含まれており、その捜索画像
中の基準点の位置から捜索データブロックの倍率を決定
するデータ倍率決定部を有する構成にできる。
【0015】前記データ設定部は、その捜索領域中を移
動可能とされる捜索データブロックを設けるように構成
することができる。
【0016】上記画像測定部は、倍率変更部で変更した
基準データの座標値を変更前の座標値に補正して画像測
定を行うように構成することができる。
【0017】本願第2発明は、一対のステレオ画像に基
準画像と捜索画像を定め、基準画像に基準データブロッ
クを設定し、捜索画像に捜索データブロックを設けるデ
ータ設定部と、基準データブロックと捜索データブロッ
クとの対応関係を判別する対応判別部と、上記捜索デー
タブロックの画像倍率を、基準画像中の基準データの画
像倍率に応じてほぼ一定となるように変更するデータ倍
率変更部と、対応判別部の出力に応じて画像測定を行う
画像測定部とからなり、上記対応判別部は、基準データ
ブロックと倍率変更部で倍率変更された捜索データブロ
ックとを用いて対応関係を判別するように構成したこと
を特徴とする。
【0018】上記ステレオ画像中には、あらかじめ位置
関係がわかっている指標が含まれており、その捜索画像
中の基準点の位置から基準データブロックの倍率を決定
するデータ倍率決定部を有する構成にできる。
【0019】前記データ設定部は、その捜索領域中を移
動可能とされる捜索データブロックを設けるように構成
することができる。
【0020】上記画像測定部は、倍率変更部で変更した
捜索データの座標値を変更前の座標値に補正して画像測
定を行うように構成することができる。
【0021】上記対応判別部は、テンプレートマッチン
グ又は相関処理を行うように構成することができる。
【0022】
【実施例】実施例1 (基準データを補正する場合) この例では、左右二枚のステレオ画像を用い、倍率変更
は横方向のみに行うものとする。
【0023】図2は、画像測定装置全体の概略を示すブ
ロック図である。以下の説明では、図2のブロック図の
うち、データ設定部22、及び、演算処理部23のみを
取り上げる。それ以外の部分は、通常の装置と同様に構
成することができる。
【0024】(指標を含む画像の形成)まず、図5に示
すような指標板を用い、投影機等により被写物体に投影
してステレオ撮影を行う。この指標板は、格子点31が
白抜きの透過部分となり、他の部分が遮光部分となる。
図5は、指標板のパターンの一部を表している。全体
は、このパターンの連続で例えば64ヶ×48ヶなどの
丸から成る。
【0025】(対象画像の決定)パターン投影物体を撮
影したステレオ画像の組の中から、基準となる画像を1
枚決める。この例では、左画像43Aを基準画像とす
る。次に、基準画像43Aの中に、対応点捜索を必要と
している1点Mを考える。点Mの位置を、対応する他の
画像、この例では右画像43B、の中から探し出すこと
が目的である。ステレオ画像は、例えば3072×20
48画素のものを用いることができるが、他のものでも
良い。
【0026】画像43A内に写し込まれた格子点31の
うちで、上で考えている点Mに最も近い横方向に並んだ
二つの格子点31aと31bをとる。その間隔を測定
し、当該画像内の、現在考えている点M近傍の局所的長
さをL1とする。この例では、倍率変更は横方向のみに
行うので、横に並んだ格子点二つ31aと31bを用い
る。L1は、写り方や投影する格子によって違うが、点
M付近の局所長さだから、基準データブロックサイズよ
り狭くなるように投影する。
【0027】基準画像43Aと組になっているもう一枚
の画像を捜索画像43Bと呼ぶ。捜索画像43B内に、
適当な大きさの捜索領域51を設定し、この中に、移動
可能な一定面積の小データ領域52を考える。捜索領域
51とデータブロック52の例を図6に示す。検索デー
タブロックは、通常は奇数×奇数の正方形である。この
捜索データブロック52の横幅Lsは、例えば、9,2
5,49,81などとする。このブロック52の大きさ
は基準画像のテクスチャの荒さによって異なる。
【0028】基準画像43Aに写っている対象物は、基
線長及び両画像の視差によって、捜索画像43B上で現
れる位置が変化する。捜索領域51の適当な大きさは、
少なくとも基準画像に写っている対象物が、捜索画像4
3B上で現れるような範囲とすることが望ましい。ブロ
ックが49×49の時には捜索領域(x×y)は、例え
ば128×256,100×200,64×128等と
することができるが、例えば125×256程度とれば
何が写っているか大体わかる。このように、捜索領域は
縦yより横xを長くし、ブロックの大きさ(Ls×L
s)よりも大きくする。
【0029】ここで、捜索領域51を広く取りすぎる
と、相関の処理時間がその分だけ長くなる。
【0030】(倍率の補正)倍率の補正は、画像中に写
し込まれている投影格子点の間隔に基づいて、基準点付
近のデータの倍率を、捜索データの倍率とほぼ等しくな
るように変更する処理である。
【0031】以下の処理は、捜索領域の中で捜索データ
ブロックを、例えば1ピクセルずつ順次移動しながら行
う。
【0032】捜索データブロックの中心に最も近い二つ
の投影格子点31cと31dを用いて、このデータブロ
ックの局所的な長さを求め、これをL2とする。L2
と、先に求めたL1とを用いて、基準画像内の点M付近
のデータの倍率を変更する。
【0033】この倍率変更によって、基準点付近のデー
タを、捜索データの倍率とほぼ等しくなるように変更で
きる。倍率変更の際、ピクセル位置の濃度値を求めるた
めには補間法を用いる。このとき、作成した基準点位置
のデータ領域(ここではこれを基準データブロックと呼
ぶ)の大きさは、捜索データブロックの大きさと実質的
に同等になるようにする。そのためには、捜索データの
幅Lsを使って、点Mを中心に、長さL’=(L1/L
2)×Lsだけの幅のデータをとり、そのデータを点M
又は任意の点をを中心に、(L2/L1)倍だけ縮小或
いは拡大する。その結果、倍率を変更した後のデータの
幅を、捜索データ幅と同じLsにすることができる。
【0034】(相関処理)相関処理は、2つの画像の比
較を行うことにより対応関係を求めるテンプレートマッ
チングの一種である。
【0035】そして、考えている1つの捜索データブロ
ックに対して、上で作成した基準データブロックとの面
積相関係数を求める。
【0036】以上の処理をひと区切りとし、捜索領域の
中で捜索データブロックを移動させながら、同じ処理を
繰り返す。その都度基準データの倍率を変えることは言
うまでもない。捜索データブロックの捜索領域の画素を
全て終了したら、面積相関係数の最も高い捜索データブ
ロックを探す。基準データブロックは点Mを中心に構成
されているから、面積相関の最も高い捜索データブロッ
クの中心が求める対応点である。
【0037】この例では、投影格子点の検出に失敗した
場合は、変更倍率は1とする。また投影する格子点の間
隔は、基準データブロックサイズの半分程度になるよう
に調節する。
【0038】実際の処理の流れを、図8のフローチャー
トと図2のブロック図に則して説明する。ここでは簡略
化のため、基準画像内のある1点の対応点を求める手順
を述べるが、実際にはマッチングをとりたい面内の必要
な点全てに対して同じ処理を繰り返すことになる。
【0039】まず、図6のフローチャートにおいて、
(1)は始め。(2)で捜索対象点近傍での局所長さL
1を決定する。この処理は図2のブロック図で言えば、
データ倍率決定部24に属する。(3)では捜索画像内
に捜索領域を設定する。(4)では捜索領域において1
つの捜索データブロックを設定する。(3)と(4)の
処理は、図2のブロック図で言えばデータ設定部22に
相当する。(5)では捜索データブロックの局所長さL
2を決定する。そして基準データブロックの倍率パラメ
ターBを求める。この処理は図2のブロック図で言え
ば、データ倍率決定部24に属する。(6)では(2)
と(5)で求めたL1とL2を用いて倍率パラメターB
を決定し、(7)では基準画像からL’の幅でデータを
切り出し、(8)では倍率パラメターBを用いて、倍率
を変更して基準データブロックを得る。(9)では
(8)で求めた基準データブロックと、(4)で設定し
た捜索データとの面積相関係数を計算し記録する。
(6)、(7)、(8)および(9)の処理は、図2の
ブロック図で言えば、演算処理部23に相当する。(1
0)で捜索領域内で必要な点全てにおいて相関処理が終
了したか調べる。終了していれば(11)へ、そうでな
ければ、(4)へ行く。(11)では相関の最も高かっ
た所を求め、座標値を求める。
【0040】このように、捜索領域内で処理が全て終っ
た後で、相関係数の最も高い捜索データを見つける。そ
の基準画像のデータが、データ左端を基準にしてB倍に
倍率変更されている場合には、対応点の座標をもとの基
準画像上の座標系で正しく求めるために、基準画像の左
端を基準として倍率1/Bとすることによってもとの座
標値に換算する必要がある。
【0041】但し、基準データブロックのデータをその
中心である点Mを基準に縮小又は拡大した場合には、基
準画像内の基準点の対応点は、捜索画像内のデータブロ
ックの中心であり、その座標はそのまま用いることがで
き、対応点の座標の逆算を省略することができる。
【0042】以上の手順によって、視差を正確に求める
ことができ、正確な視差に基づいて既知の演算により対
象物の形状や座標を精度よく求めることができる。
【0043】なお、投影格子点の検出に失敗した場合
は、変更倍率1とする。
【0044】(12)は終りである。
【0045】実施例2(捜索データを補正する場合) この例でも、ステレオ画像は左右の二枚とし、倍率変更
は横方向のみに行うものとする。被写物体には、図5の
(d)の格子点パターン30が投影されている。また、
装置全体のブロック図は、実施例1と同じく、図2によ
って示される。
【0046】(指標を含む画像の形成)ステレオ画像対
の中で左画像を基準画像43Aと決める。基準画像43
Aの中に、捜索対象点Mを考える。画像内に写し込まれ
た格子点のうちで、点Mに最も近い二つ31aと31b
をとり、それらの間隔L1を測定する。また点Mを中心
として、所定の大きさの基準データを設定する。基準デ
ータは、対象物のテクスチャの大きさによって異なり、
通常奇数×奇数の正方形とする。
【0047】捜索画像43B内で基準データよりも広い
捜索領域を設定する。捜索領域内に移動可能な捜索デー
タブロックを設定する。
【0048】(倍率の補正)倍率の補正は、画像中に写
し込まれている投影格子点の間隔に基づいて、捜索デー
タブロックのデータの倍率を、基準データの倍率とほぼ
等しくなるように変更する処理である。
【0049】以下の処理は、捜索領域内で順に得たデー
タブロック一つについて行う。捜索データブロックの中
央付近で、投影された格子間隔から、局所長さL2を求
める。そして、このL2と先ほど得たL1を用いて捜索
データブロックのデータの倍率を基準データとほぼ同じ
になるように変更する。この際、例えば捜索データブロ
ックの一方の端の位置を固定して倍率を変更する。この
例では、データブロックの左端を固定する。倍率変更後
の捜索データブロックの大きさが、基準データブロック
の大きさと等しくなるように、倍率変更前のデータの幅
を、右に(L2/L1−1)×Ltだけ広くとる。ここ
でLtは基準データブロックの幅である。その結果、倍
率変更後のデータの長さを、基準データブロックの幅L
tに等しくすることができる。ここで使用した変更倍率
Bは記録しておき、対応点の座標を求める際に使用す
る。
【0050】(相関処理)ここで作成した捜索データブ
ロックと、基準データブロックとの面積相関係数を求
め、記録する。
【0051】以上の処理を、捜索領域内で捜索データブ
ロックを移動しながら繰り返す。
【0052】実際の処理の流れを、図9のフローチャー
ト及び図2のブロック図を参照して説明する。ここで
は、簡略化のため、基準画像内のある1点の対応点を求
める手順を述べるが、実際にはマッチングをとりたい点
全てに対して同じ処理を繰り返す。
【0053】まず、(101)は始め。(102)で基
準点近傍での局所長さL1を決定する。この処理は図5
のブロック図ではデータ倍率決定部24に属する。(1
03)で基準データブロックを得る。(104)では捜
索画像内に捜索領域を設定する。(105)では捜索領
域において捜索データブロックを得る。(103)から
(105)の処理は、図5のブロック図では、データ設
定部22にて行われる。(106)では局所長さL2を
決定する。そして(107)で探索データの倍率パラメ
ターBを求める。この処理は図5のブロック図ではデー
タ倍率決定部24で行われる。(108)では(10
2)と(107)で求めた倍率パラメターBを使って、
捜索領域のデータ倍率を変更する。(109)では、
(103)で求めた基準データブロックと、(108)
で作成した捜索データブロックとの面積相関係数を計算
し記録する。(107)(108)および(109)の
処理は、図5のブロック図で言えば、演算処理部23に
て行われる。(110)で捜索領域内で必要な点全てに
おいて相関処理が終了したか調べる。終了していれば
(111)へ、そうでなければ、(105)へ行く。
(111)では相関の最も高かった点を選び出し、もと
の座標を逆算する。
【0054】捜索領域内で処理が全て終った後で、相関
係数の最も高い捜索データを見つける。その捜索領域の
データがB倍に倍率変更されている場合には、対応点の
座標をもとの捜索画像上の座標系で正しく求めるため
に、倍率1/Bによってもとの座標値に換算する必要が
ある。
【0055】但し、捜索ブロックのデータをその中心の
点を基準として縮小又は拡大した場合には、対応点の座
標の逆算を省略することができる。
【0056】そして、視差が正確に求まり、この正確な
視差に基づき既知の演算により対象物の形状や座標を精
度よく求めることができる。
【0057】(12)は終りである。
【0058】以下、本発明の変形例を簡単に説明する。
【0059】変形例1 上記実施例1、および2において、格子点を投影する代
わりに、指標となるターゲットを物体に貼り付けて、局
所長さL1,およびL2を得ることが可能である。
【0060】変形例2 上記実施例2で捜索領域内は局所倍率一定として、捜索
領域内を一括して倍率変更してから、マッチングをとる
ことが可能である。
【0061】変形例3 上記実施例1と2及び応用例1と2に於いて、撮影画像
枚数を3枚以上としたステレオ写真を用いて計測するこ
とができる。
【0062】変形例4 上記実施例1と2に於いて、データブロックの倍率変更
を、横方向のみだけでなく、縦方向にも行うようにする
ことができる。
【0063】本発明により、ステレオ写真の左右画像の
視差によるマッチングの掛りにくさが改善される。複数
の画像間で被写物体の局所倍率が問題になるのは撮影基
線長が大きい時である。本発明によりマッチングの掛り
やすさが向上すると、撮影時に大きな基線長をとること
が出来る。基線長を大きくすると、ステレオ計測のz座
標の計測精度を向上することができる。
【0064】
【発明の効果】本発明により、ステレオ写真の左右画像
を実質的に同じ倍率の画像として比較することができ、
マッチングの精度を向上することが可能となる。
【0065】また、本発明によれば、基線長を大きくと
って得られた画像でも測定することが可能となり、ステ
レオ計測のz座標の計測精度を向上することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例で用いる被写物体を示す図。
【図2】本発明の画像測定装置を概念的に示すブロック
図。
【図3】図1の被写物体をステレオ撮影した画像を示す
図で、(A)は左画像(B)は右画像。
【図4】パターンを投影した被写物体をステレオ撮影し
た画像を示す図で、(A)は左画像(B)は右画像。
【図5】パターンを示す平面図。
【図6】捜索画像とデータブロックを示す説明図。
【図7】データブロックの倍率補正を示す説明図。
【図8】実施例1における処理の流れを示すフローチャ
ート。
【図9】実施例2における処理の流れを示すフローチャ
ート。
【符号の説明】
21 画像入力部 22 データ設定部 23 演算処理部 24 データ倍率決定部 25 結果表示部 30 パターン 31 格子点 40 被写物体 41 面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 忠之 東京都板橋区蓮沼町75番1号 株式会社ト プコン内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のステレオ画像に基準画像と捜索画
    像を定め、基準画像に基準データブロックを設定し、捜
    索画像に捜索データブロックを設けるデータ設定部と、 基準データブロックと捜索データブロックとの対応関係
    を判別する対応判別部と、 上記基準データブロックのデータの画像倍率を、捜索画
    像中の捜索データの画像倍率に応じて変更するデータ倍
    率変更部と、 対応判別部の出力に応じて画像測定を行う画像測定部と
    からなり、 上記対応判別部は、倍率変更部で倍率変更された基準デ
    ータブロックと捜索データブロックとを用いて対応関係
    を判別するように構成したことを特徴とする画像測定装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像測定装置において、
    上記ステレオ画像中には、あらかじめ位置関係がわかっ
    ている指標が含まれており、その捜索画像中の基準点の
    位置から捜索データブロックの倍率を決定するデータ倍
    率決定部を有することを特徴とする画像測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の画像測定装置にお
    いて、前記データ設定部は、その捜索領域中を移動可能
    とされる捜索データブロックを設けるように構成されて
    いることを特徴とする画像測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の画像測定装置にお
    いて、上記画像測定部は、倍率変更部で変更した基準デ
    ータの座標値を変更前の座標値に補正して画像測定を行
    うように構成されていることを特徴とする画像測定装
    置。
  5. 【請求項5】 一対のステレオ画像に基準画像と捜索画
    像を定め、基準画像に基準データブロックを設定し、捜
    索画像に捜索データブロックを設けるデータ設定部と、 基準データブロックと捜索データブロックとの対応関係
    を判別する対応判別部と、 上記捜索データブロックの画像倍率を、基準画像中の基
    準データの画像倍率に応じてほぼ一定となるように変更
    するデータ倍率変更部と、 対応判別部の出力に応じて画像測定を行う画像測定部と
    からなり、 上記対応判別部は、基準データブロックと倍率変更部で
    倍率変更された捜索データブロックとを用いて対応関係
    を判別するように構成したことを特徴とする画像測定装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像測定装置において、
    上記ステレオ画像中には、あらかじめ位置関係がわかっ
    ている指標が含まれており、その捜索画像中の基準点の
    位置から基準データブロックの倍率を決定するデータ倍
    率決定部を有することを特徴とする画像測定装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の画像測定装置にお
    いて、前記データ設定部は、その捜索領域中を移動可能
    とされる捜索データブロックを設けるように構成されて
    いることを特徴とする画像測定装置。
  8. 【請求項8】 請求項5又は6記載の画像測定装置にお
    いて、上記画像測定部は、倍率変更部で変更した捜索デ
    ータの座標値を変更前の座標値に補正して画像測定を行
    うように構成されていることを特徴とする画像測定装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1又は5記載の画像測定装置にお
    いて、上記対応判別部は、テンプレートマッチング又は
    相関処理を行うように構成されていることを特徴とする
    画像測定装置。
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