JPH10320119A - タッチパネル、タッチパネルシステム及びこれを取り付けた携帯用パソコン - Google Patents

タッチパネル、タッチパネルシステム及びこれを取り付けた携帯用パソコン

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JPH10320119A
JPH10320119A JP9132294A JP13229497A JPH10320119A JP H10320119 A JPH10320119 A JP H10320119A JP 9132294 A JP9132294 A JP 9132294A JP 13229497 A JP13229497 A JP 13229497A JP H10320119 A JPH10320119 A JP H10320119A
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touch panel
personal computer
sensor film
portable personal
sensor
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JP9132294A
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Susumu Orii
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タッチパネルを後付けした携帯用パソコンの
携帯性を向上させる。 【解決手段】 後付けタイプのタッチパネル10におけ
るセンサーフィルム12を、上側センサーフィルム12
aと下側センサーフィルム12bとの重ね合わせ構造で
構成する。この重ね合わせ構造により、タッチパネルシ
ステム1に必要な強度を確保して、周囲のフレームを不
要にする。これにより、携帯用パソコン40に後付けし
た場合でも、このタッチパネルシステム1を取り付けた
まま、蓋体50と基体60とを折り畳んで収納すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタッチパネル、タッ
チパネルシステム及びこれを取り付けた携帯用パソコン
に関するものであり、特に、タッチパネルを後付けした
状態でも、携帯用パソコンの蓋体と基体とを折り畳んで
持ち運びすることができるようにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】表示画面にタッチパネルを取り付けるこ
とは、従来からなされており、例えば、タッチパネルを
パソコン製造時に組み入れる、あるいは、液晶パネルが
設けられた蓋体に製造時に取り付ける等されていた。一
方、パソコン利用者はパソコン購入後にタッチパネルを
パソコンに組み入れる場合は、パソコンを分解、改造し
て組み入れる、あるいは、液晶パネルが設けられた蓋体
に外付けするなどの方法を用いていた。しかし、分解、
改造して組み入れる場合はパソコンの製造者または、修
理業者にその作業を依頼するか、自分自身でその作業を
行わなくてはならず、大変手間がかかっていた。また、
蓋体に外付けする場合は、取り付け作業は容易となる
が、蓋体と基体とを折り畳んで収納する携帯用パソコン
であっては、従来のタッチパネルでは構造的に、タッチ
パネルを構成しているフレームがあるため、取り付けた
タッチパネルを取り外さなければならず、その運用性、
携帯性に支障をきたしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたところから
わかるように、従来は以下のような課題があった。すな
わち、タッチパネルを後付けする場合に、パソコンを分
解、改造して組み込むには、パソコンの製造者や修理業
者に依頼するか、または、自分自身でこの作業を行うし
かなかった。このため、大変な手間を必要としていた。
【0004】一方、液晶パネルが設けられた蓋体に外付
けするのは、取り付け作業自体は比較的容易であるが、
取り付け後に構造的にかさばるという問題があった。す
なわち、タッチパネルの周囲にフレームを設けてタッチ
パネルを支持するとともに、このフレームにパソコンに
取り付けるための挟持部を設ける必要があった。そし
て、この挟持部でパソコンの液晶パネル周囲部分等を挟
むことにより、取り付けなければならなかった。このよ
うな構造であるため、タッチパネルにはフレームが必須
であり、このフレームが体積的にかさばるものとなって
いた。特に、近年さかんに使用されるようになってきた
ノート型パソコンなどの携帯用パソコンに用いようとし
た場合、このかさばる点が大きな問題となっていた。す
なわち、このフレームが障害となり、携帯用パソコンの
蓋体と基体とを折り畳んで収納できないという問題があ
った。つまり、一般的な携帯用パソコンは、液晶パネル
が設けられた蓋体と、キーボードが設けられた基体と
を、折り畳んで閉じて持ち運ぶ必要があったが、それが
できなかった。このため、タッチパネルを使用する都
度、このタッチパネル自体を取り外さなければならなか
った。したがって、その運用性、携帯性に支障をきたし
ていた。
【0005】さらに、携帯用パソコンは、その携帯性や
省スペース化を図ることに重点が置かれているため、デ
ィスクトップパソコンと比べて画面表示サイズが小さか
った。このため、マウスを使用しようとすると、画面選
択等における操作性が非常に悪いという問題があった。
そのうえ、マウスを外付けして使う場合でも、そのマウ
スの操作のためのスペースがない場合もあった。すなわ
ち、携帯用パソコンは様々なところに持ち運んで使用す
るので、必ずしも広いスペースがあるとは限られなかっ
た。このため、携帯用パソコンを使用しようとしたとこ
ろがせまいスペースしかない場合もあり、この場合に外
付けのマウスを使用するのは極めて困難であった。この
ような使用の特殊性により、特に、携帯用パソコンにタ
ッチパネルを取り付けることに関する要求が高まってい
た。
【0006】そこで本発明は、容易に携帯用パソコンに
後付けすることができるタッチパネルを提供することを
目的とする。しかも、タッチパネルを後付けした場合で
あっても、携帯用パソコンの運用性、携帯性が損なわれ
ないようにすることを目的とする。すなわち、タッチパ
ネルを後付けした状態であっても、携帯用パソコンの蓋
体と基体とを折り畳んで閉じられるようにすることを目
的とする。つまり、携帯性、運用性が飛躍的に向上した
タッチパネルを提供することを目的とする。さらにま
た、タッチパネルを取り付けることにより、画面選択等
の操作性の向上を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るタッチパネルは、押圧された位置の電
気的な属性が変化するセンサーフィルムであって、基体
と蓋体とを有する携帯用パソコンの前記蓋体に設けられ
た液晶パネルに重ねた状態で取り付けられ、この取り付
けた状態で前記蓋体と前記基体とが折り畳み可能な、セ
ンサーフィルムと、このセンサーフィルムの周囲に設け
られ、前記センサーフィルムの電気的な属性の変化点を
縦軸と横軸とによる座標に置き換えて検知する、センサ
ー電極と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明は、後付けタイプのタッチ
パネルにおいて、センサーフィルムを上側センサーフィ
ルムと下側センサーフィルムとを重ね合わせて構成する
ことにより、タッチパネルに必要な強度を確保して、周
囲のフレームを不要にしたものである。そして、このフ
レームがなくなったことにより、携帯用パソコンに後付
けした場合でも、このタッチパネルを取り付けたまま、
蓋体と基体とを折り畳んで収納することができるように
したものである。さらに、本発明は、これら上側センサ
ーフィルムと下側センサーフィルムとに、それぞれ、上
側センサー電極と、下側センサー電極とを設けて、これ
ら上側センサー電極と下側センサー電極とでセンサー電
極を構成することにより、センサー電極の多重化を図っ
たものである。そして、このセンサー電極の多重化を図
ることにより、どちらか一方のセンサー電極が不良とな
った場合でも正常な動作をすることができるようにし
て、信頼性の向上を図ったものである。以下に、本発明
の一実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
【0009】図1は本実施形態におけるタッチパネルシ
ステムを平面的に示した図であり、図2は図1における
II-II 線断面を示した図であり、図3は図1におけるII
I −III 線断面を示した図であり、図4はこのタッチパ
ネルシステムを携帯用パソコンに取り付ける状態を分解
して説明する側面図である。
【0010】図1からわかるように、タッチパネルシス
テム1はタッチパネル10と接続部20とを備えてい
る。タッチパネル10は、人が指で押圧した位置、すな
わち、タッチした位置を検知するためのものであり、接
続部20はタッチパネル10と携帯用パソコン本体とを
電気的に接続して、検知した位置を携帯用パソコン本体
側に信号として伝達するためのものである。
【0011】このタッチパネル10には、センサーフィ
ルム12とセンサー電極14とが備えられている。セン
サーフィルム12は、人が指でタッチした位置に応じ
て、その位置の電気的な属性が変化をする透明なフィル
ムである。具体的には、人が指でタッチするとその位置
の抵抗が上がるという、圧力センサータイプのフィルム
である。これ以外にも、人に帯電している静電気を利用
して、その位置を検知するという静電気タイプのフィル
ムや、中に格子状に光を張り巡らせて人が指でタッチし
た位置の光が遮られることによりその位置を検知する光
タイプのフィルムなどがある。センサーフィルムとし
て、これら静電気タイプや光タイプのフィルムを用いる
ことは可能であるが、静電気タイプでは、ペンで入力し
た場合にその位置を検知することができないという欠点
があり、光タイプでは、装置が大型化するという欠点が
ある。このため、本実施形態では、圧力センサータイプ
を用いている。前述のセンサー電極14はセンサーフィ
ルム12の周囲に設けられている。このセンサー電極1
4はセンサーフィルム12の電気的な属性の変化点を座
標に置き換えて検知するための電極である。すなわち、
人が指でタッチした位置における抵抗の変化を、横軸電
極14x、14xと縦軸電極14y、14yとで検知す
る電極である。この横軸電極14x、14xで、タッチ
した位置の横軸方向における位置を検知し、縦軸電極1
4y、14yで、タッチした位置の縦軸方向における位
置を検知する。センサー電極14は後述する図中右下の
接続部20へ繋がっている。このセンサー電極14が設
けられているセンサーフィルム12の周囲部分には、縁
取り16が施されている。この縁取り16の色は、携帯
用パソコン本体の色と同一にすると、このタッチパネル
システム1を後付けした場合でも違和感がない。例え
ば、携帯用パソコン本体が黒色であれば縁取り16も黒
色であり、携帯パソコン本体がえんじ色であれば、縁取
り16もえんじ色である。この縁取り16により、セン
サー電極14を視覚的に被って外観視されないようにな
っている。センサーフィルム12の裏面側には、両面テ
ープ18が設けられている。この両面テープ18も縁取
り16により、視覚的に被われて外観視されないように
なっている。センサーフィルム12における縁取り16
で囲われた内側部分は、透明なフィルムのままであり、
このセンサーフィルム12を液晶パネル重ねた状態でに
取り付けた場合に、液晶パネルの表示がよく見えるよう
になっている。
【0012】接続部20は、コントローラ用接続ケーブ
ル22とコントローラ24と携帯用パソコン本体用接続
ケーブル26とプラグ28とを備えている。コントロー
ラ用接続ケーブル22は、前述のセンサー電極14が延
出して形成される。このコントローラ用接続ケーブル2
2の先端には、コントローラ24が設けられている。こ
のコントローラ24は、タッチパネル10を駆動、制御
するための装置である。すなわち、タッチパネル10に
電源を供給したり、センサー電極14からのタッチ位置
に関するアナログの座標信号をデジタル信号に変換した
りする。このコントローラ24の裏面側、つまり携帯用
パソコン本体に取り付けられる側の面には、両面テープ
25が取り付けられている。コントローラ24には、パ
ソコン本体用接続ケーブル26が接続されている。この
パソコン本体用接続ケーブル26の先端には、プラグ2
8が設けられている。このプラグ28によって、携帯用
パソコン本体に設けられているマウスポートに接続する
ことができるようになっている。このように構成された
接続部20によって、タッチパネル10と携帯用パソコ
ン本体との間で信号のやりとりをしたり、タッチパネル
10に携帯用パソコン本体から電源を供給したりするよ
うになっている。
【0013】図4からわかるように、タッチパネル10
の後ろ側には、スペーサパネル30が設けられている。
このスペーサパネル30はアクリル樹脂で形成されてお
り、全体の軽量化が図られている。このスペーサパネル
30は、携帯用パソコン本体における液晶パネル部分に
はめ込まれるものである。
【0014】図2及び図3からわかるように、センサー
フィルム12は、上側センサーフィルム12aと下側セ
ンサーフィルム12bとから構成されている。つまり、
2枚のフィルムを重ね合わせた構造として形成されてい
る。本実施形態においては、この2枚のフィルムを重ね
合わせた状態で、およそ0.4mm程度の厚さになってい
る。上側センサーフィルム12aの表面側、つまり人が
このセンサーフィルム12をタッチする側には、上述し
たように縁取り16が施されている。上側センサーフィ
ルム12aと下側センサーフィルム12bとの間には、
上側センサー電極14aと下側センサー電極14bとか
らなるセンサー電極14が設けられている。上側センサ
ー電極14aは、上側センサーフィルム12aにおける
指でタッチされた位置を検知し、下側センサー電極14
bは下側センサーフィルム12bにおける指でタッチさ
れた位置を検知する。下側フィルムセンサー12bの裏
面側、つまり、携帯用パソコン本体に取り付けられる側
には、上述のように両面テープ18が取り付けられてい
る。この両面テープ18により、このセンサーフィルム
12は携帯用パソコン本体に取り付けられるようになっ
ている。なお、図2及び図3においては、タッチパネル
10の構造の説明をわかりやくするために模式的に示し
た図であり、実際には、上側センサーフィルム12aと
下側センサーフィルム12bとの間は、接着剤等で密着
的に重ね合わされている。
【0015】次に、図5乃至図7に基づいて、このタッ
チパネルシステム1の後付けの仕方を説明する。図5は
このタッチパネルシステム1を取り付ける前の状態の携
帯用パソコン40を示す図、図6はタッチパネルシステ
ム1を取り付けた状態の携帯用パソコン40の斜視図、
図7はその側面を一部切り欠いた断面として示す図であ
る。
【0016】図5は、一般的な携帯用パソコン40を示
す図である。この携帯用パソコン40は、蓋体50と基
体60とから構成されている。蓋体50は、液晶ディス
プレイからなる液晶パネル52と、この液晶パネル52
を支える支持枠54とを備えている。基体60は、文字
等を携帯用パソコン40に入力するためのキーボード6
2を備えている。蓋体50と基体60との間は、ジャン
クション64により開閉可能に連結されている。すなわ
ち、蓋体50と基体60とは折り畳んで閉じることがで
きるようになっている。基体60の背面側には、マウス
ポート66が設けられている。このマウスポート66
は、一般的なマウスを接続するためのポートである。基
体60におけるキーボード62が設けられている面に
は、ポインティングデバイス68が設けられている。こ
のポインティングデバイス68は、ポインティング用ス
ティック68aと、右クリック用ボタン68bと、左ク
リック用ボタン68cとから構成されている。このポイ
ンティングデバイス68はこれらの構成により、マウス
と同様の働きをする。
【0017】図6からわかるように、タッチパネルシス
テム1は、携帯用パソコン40に密着的に張り付けられ
る。すなわち、センサーフィルム12が両面テープ18
により支持枠54に張り付けられ、コントローラ24が
両面テープ25により蓋体50における液晶パネル52
の反対側の面に張り付けられる。これらセンサーフィル
ム12とコントローラ24とが両面テープ18、25で
張り付けられることにより、タッチパネルシステム1は
密着的に、携帯用パソコン40に取り付けられる。セン
サーフィルム12の両面テープ18は、蓋体50におけ
る液晶パネル52の周囲全体を囲うように形成されてお
り、液晶パネル52の視認性に悪影響が生じないように
なっている。
【0018】図7からわかるように、センサーフィルム
12と蓋体50との間には、スペーサパネル30が挟ま
れている。このスペーサパネル30は、蓋体50におけ
る液晶パネル52にはめ込まれる。すなわち、スペーサ
パネル30は液晶パネル52とほぼ同一の大きさに形成
されており、支持枠54と液晶パネル52とで形成され
る凹部に容易に離脱しないように密接的にはめ込まれ
る。このスペーサパネル30の厚さは液晶パネル52部
分の凹部の深さと同程度の厚さであり、このスペーサパ
ネル30を取り付けることにより、支持枠54とスペー
サパネル30との表面は、フラットになるようになって
いる。なお、スペーサパネル30には、接着剤等は塗布
されていないので、センサーフィルム12を剥がして、
外力を加えることにより取り外すことができる。このス
ペーサパネル30とセンサーフィルム12は、いずれも
光透過率の良いものを使用しているので、液晶パネル5
2の画面イメージを損なわないようになっている。セン
サーフィルム12とコントローラ24の間にあるコント
ローラ用接続ケーブル22は、蓋体50の側面を迂回す
る形で、両者を接続している。コントローラ24から延
びているパソコン本体用接続ケーブル26は、携帯用パ
ソコン40に接続されている。すなわち、パソコン本体
用接続ケーブル26の先端に設けられたプラグ28が、
携帯用パソコン40のマウスポート66に挿入されてい
る。
【0019】この携帯用パソコン40には、このタッチ
パネルシステム1を駆動、制御するためのソフトウェア
がインストールされている。すなわち、人が指でこのタ
ッチパネルシステム1にタッチした場合に、そのタッチ
した位置に対応するメニューのソフトを起動したり、表
計算をしたりする画面選択用のソフトウエアがインスト
ールされている。また、このソフトウェアは、このタッ
チパネルシステム1を取り付けた状態で、他のポインテ
ィングデバイスを使用することができるようにしてい
る。すなわち、タッチパネルシステム1を取り付けた状
態で、ポインティングデバイス68による入力もできる
ようにして、操作性の向上を図っている。
【0020】以上のように、本実施形態は、図1からわ
かるように、センサーフィルム12でタッチパネル10
を構成して、フレーム省略した。このため、このタッチ
パネル10を携帯用パソコン40に後付けした場合で
も、携帯用パソコンの蓋体50と基体60とを折り畳ん
で収納することができる。すなわち、従来であればセン
サーフィルム12の周囲にこれを支持するフレームがあ
ったが、このフレームは携帯用パソコン40に後付けし
た場合、このフレームの厚みの分だけ蓋体50から突出
してしまっていた。このため、蓋体50と基体60とを
折り畳んで収納することができなかった。これに対し
て、本実施形態によれば、このフレームを省略したの
で、携帯用パソコン40にタッチパネル10を後付けし
た場合でも、蓋体50から突出する部分がない。このた
め、蓋体50と基体60とを折り畳んで収納することが
できる。つまり、タッチパネル10を後付けした場合で
も、携帯用パソコンの携帯性、運用性を損なわないよう
にすることができる。
【0021】図2及び図3からわかるように、本実施形
態のタッチパネル10は、センサーフィルム12を上側
センサーフィルム12aと下側センサーフィルム12b
とを重ね合わせて構成した。このため、周囲のフレーム
を省略したにもかかわらず、この重ね合わせ構造によ
り、必要な強度を確保することができる。
【0022】さらに、本実施形態のタッチパネル10
は、上側センサーフィルム12aと下側センサーフィル
ム12bとに、それぞれ、上側センサー電極14aと、
下側センサー電極14bとを設けた。そして、これら上
側センサー電極14aと下側センサー電極14bとでセ
ンサー電極14を構成した。つまり、センサー電極の多
重化を図った。このため、上側センサー電極14aと下
側センサー電極14bのうち、どちらか一方が不良とな
った場合でも正常な動作をするようにすることができ
る。これにより、故障に対する信頼性の向上を図ること
ができる。
【0023】図4からわかるように、本実施形態におけ
るタッチパネル10は、スペーサパネル30をさらに備
えて構成した。このため、図7からわかるように、この
スペーサパネル30で支持枠54と液晶パネル52とで
形成される凹部を埋めることができる。これにより、セ
ンサーフィルム12と液晶パネル52との間に隙間が生
じて、人がタッチした際におけるセンサーフィルム12
と液晶パネル52とに与えるダメージを防止することが
できる。なぜなら、このスペーサパネル30がないと、
人がタッチした際にセンサーフィルム12がたわんでし
まい、センサーフィルム12に悪影響を与えてしまう。
また、このスペーサパネル30がないと、人がタッチし
た際に、液晶パネル52の液晶にも力が加わり、液晶に
ダメージを与えてしまう。これらのダメージをスペーサ
パネル30で回避することができる。
【0024】図1からわかるように、本実施形態におけ
るタッチパネルシステム1は、センサーフィルム12を
両面テープ18で携帯用パソコン40に張り付けるとと
もに、コントローラ24を両面テープ25で携帯用パソ
コン40に張り付けることとした。このように両面テー
プ18、25で携帯用パソコン40に取り付けるので、
このタッチパネルが不要になった場合には容易に取り外
すことができる。さらにこの両面テープ18、25を用
いて、この取り外したタッチパネルシステム1を他のパ
ソコン等に取り付けることもできる。つまり、タッチパ
ネルシステム1を着脱自在に取り付けることができる。
そのうえ、これら両面テープ18、25で取り付けるこ
ととしたので、従来のようにタッチパネルシステム1を
取り付けるための挟持部を設ける必要がなくなる。この
ため、従来における挟持部が邪魔をして蓋体50と基体
60とを折り畳んで収納することができないという問題
を、回避することができる。
【0025】なお、本発明は上記実施形態に限定されず
種々に変形可能である。例えば、センサーフィルム12
を2枚のフィルムの重ね合わせ構造でなく、3枚、4枚
…の重ね合わせ構造にすることができる。また、コント
ローラ24から延びるパソコン本体用接続ケーブル26
はマウスポート66を介して、携帯用パソコン40に接
続したが、他のポートにより接続することもできる。例
えば、シリアルポート、RS232Cポート等に接続す
るようにすることもできる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、タッチパネルにおける
周囲のフレームを省略したので、タッチパネルを後付け
した状態でも、携帯用パソコンの蓋体と基体とを折り畳
んで収納することができる。このため、タッチパネルに
よる画面選択等の操作性を向上させつつ、携帯性、運用
性を損なわないようにすることができる。これにより、
業務効率を飛躍的に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるタッチパネルシス
テムを平面的に示す図。
【図2】図1にけるII-II 線断面図。
【図3】図1におけるIII-III 線断面図。
【図4】このタッチパネルシステムの取り付け状態を分
解して示す図。
【図5】このタッチパネルシステムが取り付けられる前
の状態の携帯用パソコンの斜視図。
【図6】このタッチパネルシステムが取り付けられた状
態における携帯用パソコンの斜視図。
【図7】このタッチパネルシステムが取り付けられた状
態における携帯用パソコンの側面を一部切り欠いて示す
図。
【符号の説明】
1 タッチパネルシステム 10 タッチパネル 12 センサーフィルム 12a 上側センサーフィルム 12b 下側センサーフィルム 14 センサー電極 14a 上側センサー電極 14b 下側センサー電極 16 縁取り 18 両面テープ 20 接続部 24 コントローラ 25 両面テープ 40 携帯用パソコン 50 蓋体 60 基体

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】押圧された位置の電気的な属性が変化する
    センサーフィルムであって、基体と蓋体とを有する携帯
    用パソコンの前記蓋体に設けられた液晶パネルに重ねた
    状態で取り付けられ、この取り付けた状態で前記蓋体と
    前記基体とが折り畳み可能な、センサーフィルムと、 このセンサーフィルムの周囲に設けられ、前記センサー
    フィルムの電気的な属性の変化点を縦軸と横軸とによる
    座標に置き換えて検知する、センサー電極と、 を備えたことを特徴とするタッチパネル。
  2. 【請求項2】前記センサーフィルムは、上側センサーフ
    ィルムと下側センサーフィルムとを重ね合わせたものと
    して構成され、 前記センサー電極は、前記上側センサーフィルム用の上
    側センサー電極と、前記下側センサーフィルム用の下側
    センサー電極とを備えるものとして構成される、 ことを特徴とする請求項1に記載のタッチパネル。
  3. 【請求項3】前記上側センサー電極と前記下側センサー
    電極とは、前記上側センサーフィルムと前記下側センサ
    ーフィルムとの間に位置することを特徴とする請求項2
    に記載のタッチパネル。
  4. 【請求項4】前記携帯用パソコンにおける前記液晶パネ
    ルとこの液晶パネルの支持枠とによって形成される凹部
    にはめ込まれるスペーサパネルをさらに備え、このスペ
    ーサパネルにより、前記凹部を埋めることを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のタッチパネ
    ル。
  5. 【請求項5】前記スペーサパネルは、アクリル樹脂で形
    成することにより、全体の軽量化を図ったことを特徴と
    する請求項4に記載のタッチパネル。
  6. 【請求項6】前記センサーフィルムの周囲における前記
    液晶パネル側には両面テープが設けられており、この両
    面テープで前記携帯用パソコンの前記蓋体に着脱可能に
    取り付けられることを特徴とする請求項1乃至請求項5
    のいずれかに記載のタッチパネル。
  7. 【請求項7】前記センサーフィルムの周囲には、前記セ
    ンサー電極を視覚的に被う縁取りが施されていることを
    特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のタ
    ッチパネル。
  8. 【請求項8】請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の
    タッチパネルにおいて、さらに、前記タッチパネルと前
    記携帯用パソコンとを接続する接続部を備えるととも
    に、 前記接続部は、 前記タッチパネルを駆動して、制御するための、コント
    ローラと、 前記携帯用パソコンから前記タッチパネルと前記コント
    ローラとに電源を供給し、信号を前記携帯用パソコンに
    伝達するとともに、前記携帯用パソコンのマウスポート
    に接続される、プラグと、 を備えることを特徴とするタッチパネルシステム。
  9. 【請求項9】前記コントローラには両面テープが設けら
    れており、この両面テープで前記携帯用パソコンの蓋体
    に、着脱可能に取り付けられることを特徴とする請求項
    8に記載のタッチパネルシステム。
  10. 【請求項10】前記請求項8又は請求項9に記載のタッ
    チパネルシステムが取り付けられた携帯用パソコンであ
    って、 前記タッチパネルシステムを駆動するためのソフトウエ
    アをインストールするとともに、このソフトウエアによ
    り前記タッチパネルシステムを接続した状態で、他のポ
    インティングデバイスを使用することができるようにし
    たことを特徴とする携帯用パソコン。
JP9132294A 1997-05-22 1997-05-22 タッチパネル、タッチパネルシステム及びこれを取り付けた携帯用パソコン Pending JPH10320119A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001125502A (ja) * 1999-10-26 2001-05-11 Okamura Corp 情報表示装置
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