JPH10319946A - 電子弦楽器の演奏情報表示装置 - Google Patents

電子弦楽器の演奏情報表示装置

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JPH10319946A
JPH10319946A JP9128296A JP12829697A JPH10319946A JP H10319946 A JPH10319946 A JP H10319946A JP 9128296 A JP9128296 A JP 9128296A JP 12829697 A JP12829697 A JP 12829697A JP H10319946 A JPH10319946 A JP H10319946A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 指定されたコードに対応する各弦のフレット
押下位置を表示するとともに、演奏ミスをユーザーに知
らせることで、練習のサポートを行えるようにすること
である。 【解決手段】 ユーザーが指定したコードに対応する、
コードネーム、各弦のフレット押下位置、発音すべき開
放弦、ミュートすべき開放弦、コードのルート位置等を
表示装置に表示する(S501)。ユーザーの各弦の押
下フレット位置を検出し(S502)、正誤表示モード
ならば、表示装置に表示された押下位置以外の位置に誤
って弦を押下すると誤押下としてその押下位置を点滅表
示し、また、ユーザーの演奏入力表示モードならば、ユ
ーザーの演奏よりコードを判別し、コードネーム、各弦
の押下位置、コードのルート位置を表示する(S50
3)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子弦楽器に係わ
り、特に電子弦楽器の演奏に必要な情報を表示する演奏
情報表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコード演奏のナビゲーション機能
を有する電子弦楽器として、エレクトリックギターのネ
ック部の各フレットの間に各弦に対応させてLEDをマ
トリクス状に埋設し、各弦のフレット位置を発光させて
各弦のフレット押下位置を報知らせるものがある。
【0003】ユーザーは、LEDが発光しているフレッ
ト位置に対応する弦を押下することにより、コード演奏
が行える。特に、コードフォームを憶えていない初心者
は、ナビゲーションにしたがってコード演奏を行うこと
で、コードフォームを憶えることができる。
【0004】ところで、初心者がコードフォームを憶え
る方法としては、コードブック等の教本を見て学習する
方法があるが、従来のナビゲーションのシステムは、電
子弦楽器のネック部に設けられたLEDの点灯により報
知されるコードフォームを見て演奏を行うだけであり、
演奏しているコードフォームの名称を知るためには、コ
ードブック等の教本を見て学習する方法しかなかった。
【0005】また、憶えたコードフォームが、実際に教
本通りに演奏できるか確認するには、弾いて確認するし
かなかった。更に、ネックの各フレットの位置に各弦に
対応してLEDが埋設されているために、ユーザーから
LEDが発光している押下すべきフレット位置が見えに
くかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の電子弦楽器のコード演奏のナビゲーションは、電子弦
楽器のネックの各フレットの間に各弦に対応して埋設さ
れたLEDを見て演奏を行うだけであり、実際に、自分
がどのようなコード進行を行なっているのかを知ること
はできなかった。
【0007】したがって、初心者が1人で練習を行う時
は、各コードフォームがどのようなコードに対応してい
るかを調べるためには、コードブック等の教本を調べな
ければならなかった。
【0008】本発明の課題は、ユーザーがわかりやすい
表示方法でナビゲートを行い、演奏能力の低い初心者で
もスムーズな演奏を可能にするとともに、演奏ミスをし
た場合、誤ったことをユーザーに知らせることで、練習
のサポートを行えるようにすることである。また、各コ
ードフォームのコードネームを容易に修得できるように
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題を解決
するための手段は次の通りである。演奏情報記憶手段
は、電子弦楽器の演奏に必要な演奏情報を複数記憶して
いる。
【0010】演奏情報指定手段は、前記演奏情報記憶手
段に記憶されている複数の演奏情報の中から所望の演奏
情報を指定する。弦押下位置検出手段は、各弦の押下位
置を検出する。
【0011】表示指示手段は、前記演奏情報指定手段に
よって指定された前記演奏情報記憶手段に記憶されてい
る前記演奏情報、或いは前記弦押下位置検出手段によっ
て検出された各弦のフレット押下操作と同じフレット押
下操作の演奏情報を前記演奏情報記憶手段より読み出
し、該読み出した演奏情報に基づき電子弦楽器の演奏に
必要な情報の表示を指示する。
【0012】正誤押下位置判定手段は、前記弦押下位置
検出手段によって検出された各弦の押下位置と前記演奏
情報指定手段によって指定された前記演奏情報記憶手段
に記憶されている前記演奏情報とを比較し、各弦の押下
位置の正誤を判定する。
【0013】表示手段は、前記表示指示手段及び前記正
誤押下位置判定手段の判定結果に従い電子弦楽器の演奏
に必要な前記演奏情報及び各弦の誤押下位置を表示す
る。本発明の作用は次の通りである。
【0014】演奏情報記憶手段によって、電子弦楽器の
演奏に必要な演奏情報が複数記憶される。演奏情報指定
手段によって、前記演奏情報記憶手段に記憶されている
複数の演奏情報の中から所望の演奏情報が指定される。
【0015】また、弦押下位置検出手段によって、各弦
の押下位置が検出される。表示指示手段によって、前記
演奏情報指定手段によって指定された前記演奏情報記憶
手段に記憶されている前記演奏情報、或いは前記弦押下
位置検出手段によって検出された各弦のフレット押下操
作と同じフレット押下操作の演奏情報を前記演奏情報記
憶手段より読み出し、該読み出した演奏情報に基づき電
子弦楽器の演奏に必要な情報の表示が指示される。
【0016】正誤押下位置判定手段によって、前記弦押
下位置検出手段によって検出された各弦の押下位置と前
記演奏情報指定手段によって指定された前記演奏情報記
憶手段に記憶されている前記演奏情報とを比較し、各弦
の押下位置の正誤が判定される。
【0017】表示手段によって、前記表示指示手段及び
前記正誤押下位置判定手段の判定結果に従い電子弦楽器
の演奏に必要な前記演奏情報及び各弦の誤押下位置が表
示される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。図1は、本発明を適用し
た電子弦楽器102を背面から見た外観図である。
【0019】該電子弦楽器102においては、コードフ
ォーム等のナビゲート情報などを表示する表示装置10
1がユーザーが演奏時に見やすいボディ103の側面に
配設されている。図1では、表示装置101が液晶ディ
スプレイ(以下、LCDという)になっているが、LE
D等その他の表示デバイスを用いてもよく、また、NT
SCコンバータを設け、外部のテレビを表示装置として
利用するようにしてもよい。
【0020】また、特に図示していないが、ネックの上
部には1弦〜6弦の6本の金属弦が張られ、ネックの各
フィンガーボード(指板)の下には、各弦の押下位置を
検出するためのセンサがスイッチマトリクス状に埋設さ
れている。
【0021】また、表示モードの切り換えを行う後述す
るスイッチパネル200は、電子弦楽器102のボディ
103の表側等の演奏時に操作しやすい位置に設けら
れ、弾弦や撥弦を検出する特に図示していない弾弦検出
部と撥弦検出部は、電子弦楽器102のボディ103の
表側の特に図示していないピックアップに取り付けられ
ている。
【0022】上記スイッチパネル200について説明す
る。図2は、スイッチパネル200の外観の一例を示す
図である。モードスイッチ201は、通常の伴奏キーボ
ードに設けられているのと同様な、通常モードと伴奏モ
ードを切り換えるためのスイッチである。
【0023】コードスイッチ202は、「コード辞書の
表示モード」の開始/終了を切り換えるためのスイッチ
である。このコードスイッチ202の操作によって「コ
ード辞書の表示モード」の開始に切り換えた後、ルート
スイッチ206及びタイプスイッチ207の操作によ
り、ユーザーがコード(和音)のルート(根音)及びタ
イプ(種類)を指定すると、そのコードネーム、各弦の
押下すべきフレット位置、コードのルート位置、発音す
べき開放弦、発音すべき開放弦でかつルート音高、ミュ
ートすべき開放弦、及びフレット位置等の情報が表示装
置101に表示される。
【0024】トーンスイッチ203は、音色の選択を可
能とするスイッチであり、トーンスイッチ203を押し
て音色選択可能となると、番号1〜8のスイッチ205
が操作待機状態となり、番号1〜8のスイッチ205を
押すことによって所望の音色を選択できる。
【0025】リズムスイッチ204は、リズムの選択を
可能とするスイッチであり、リズムスイッチ204を押
してリズム選択可能となると、番号1〜8のスイッチ2
05を押すことによって所望のリズムを選択できるよう
になる。
【0026】また、番号1〜8のスイッチ205は、伴
奏モードにおいて伴奏の選択を行うときにも使用され
る。ルートスイッチ206は、ルート音高(根音の音
高)を設定するスイッチであり、UPスイッチ206U
とDOWNスイッチ206Dから成る。そして、これら
UPスイッチ206UとDOWNスイッチ206Dを押
すことによってルート音高を双方向にサイクリックに変
更することができ、変更終了後のルート音高がナビゲー
ションのときの指定ルート音高となる。
【0027】タイプスイッチ207は、コードのタイプ
(種類)を設定するスイッチであり、UPスイッチ20
7UとDOWNスイッチ207Dから成る。そして、こ
れらUPスイッチ207UとDOWNスイッチ207D
を押すことによってコードの種類を双方向にサイクリッ
クに変更することができ、変更終了後のコードの種類が
これから行なうナビゲーションのときのコードの種類と
なる。
【0028】フレットスイッチ208は、UPスイッチ
208UとDOWNスイッチ208Dから成る。そし
て、これらUPスイッチ208UとDOWNスイッチ2
08Dを押すことによって表示装置101に表示される
フレットの位置をサイクリックに双方向に変更するもの
であり、演奏情報を入力するときなどに使用する。
【0029】録音再生スイッチ209は、メモリ機能を
使用する際に用い、ユーザーの演奏を記録/再生すると
きに使用される。RECボタン209aを押すと録音が
開始され、PLAYボタン209bを押すと録音されて
いる内容の再生が開始され、STOPボタン209cを
押すと録音或いは再生が停止する。
【0030】リズムスタート/ストップスイッチ210
は、リズムのスタート及びストップに用いられる。次
に、表示装置101について説明する。
【0031】図3(a)、(b)は、表示装置101の
表示状態の一例である。図3(a)は、CMaj7(C
メジャーセブンス)のコード押下フォームの表示の一例
であり、図3(b)は、G♯7(G♯マイナーセブン
ス)のコード押下フォームの表示の一例である。
【0032】表示装置101には、6本のギターの擬似
フレット309及び1弦〜6弦までの全6本の擬似弦3
01が、それぞれ、縦方向及び横方向に予め印刷されて
おり、更に、トーンナンバ302、リズムナンバ30
3、及びコードネーム304が表示される。
【0033】0フレットが表示される時は、図3(a)
のように、0フレットの左端の太い線305が表示され
て、ユーザーは、左端のフレットが0フレットの位置で
あることを確認できる。0フレットの左端の太い線30
5は、LCDセグメントであり、点灯/消灯が可能にな
っている。以後、この太い線305をLCDセグメント
305と記述する。
【0034】また、左端のフレットが0フレットでない
場合には、図3(b)のように、向かって左から1番目
のフレットと2番目のフレットの間の1弦の上部に、該
2番目のフレットが本来、ネック上の何番目のフレット
に該当するかを示す番号(基準フレット番号)が表示さ
れる(図3(b)の場合、左から2番目のフレットが4
フレットであることを示すために、「4」が表示されて
いる)。
【0035】更に、図3(a)、(b)のように、擬似
弦301の押下位置306あるいはユーザーの擬似弦3
01の押下位置306、及びコードのルート位置307
が、対応する擬似弦301の押下位置に表示され、発音
すべき開放弦308は、図3(a)のように、左端のフ
レットの左側に表示される。また、図3(a)、(b)
には図示されていないが、発音すべき開放弦かつルート
音高及びミュートすべき開放弦も左端のフレットの左側
に表示される。
【0036】次に、本発明のシステム全体の回路構成に
ついて説明する。図4は、本発明のシステム全体の回路
構成を示すブロック図である。電源がONとなって、ス
イッチパネル200が操作されると、スイッチ検出部4
04がスイッチマトリクスをスキャンすることで各スイ
ッチ201〜210の状態を検出する。
【0037】CPU401は、スイッチ検出部404に
より検出された各スイッチ201〜210の状態に基づ
き、ROM405に予め記憶されたプログラムや、RA
M406に一時的に記憶されたデータに基づき、この電
子弦楽器102において必要な処理を行う。
【0038】弾弦検出部402は、特に図示していない
ピックアップに設けられ、弾弦により発生した擬似弦3
01の振動を検出して、その検出信号をCPU401に
出力する。
【0039】撥弦検出部403は、特に図示していない
ピックアップに設けられ、撥弦したときの擬似弦301
の振動を検出し、その検出信号をCPU401に出力す
る。表示装置101は、CPU401が、スイッチ検出
部404から入力されるスイッチパネル200の各スイ
ッチ201〜210の状態と前述した特に図示していな
いネックの各フレット間のフィンガーボード(指板)の
下に各弦に対応して、マトリックス状に埋設されたセン
サ、例えば、圧力センサ等によって検出したユーザーの
各弦の押下位置、ROM405に予め記憶されたプログ
ラム、及びRAM406に一時的に記憶されたデータ等
に基づき処理した結果を表示データとして表示装置10
1に出力すると、該表示データに基づき表示を行う。
【0040】楽音発生回路407は、CPU401が、
弾弦検出部402及び撥弦検出部403が検出した検出
信号より生成したディジタルの楽音データをアナログの
楽音データに変換する。そして、そのアナログの楽音デ
ータは、アンプ408を通して増幅され、スピーカー4
09より放音される。
【0041】次に、本発明の実施形態の動作について説
明する。図5は、本発明の全体動作を示すフローチャー
トである。本発明の全体動作は、CPU401が、スイ
ッチ検出部404がスイッチマトリクスをスキャンする
ことで読み取ったスイッチパネル200の各スイッチ2
01〜210の状態に基づき、ROM405に予め記憶
されたプログラムや、RAM406に一時的に記憶され
たデータに基づき処理を行なうことで実現される。
【0042】ユーザーがスイッチパネル200より設定
した各スイッチ201〜210の状態を、スイッチ検出
部404がスイッチマトリクスをスキャンすることで検
出し、CPU401はその検出されたスイッチ状態に基
づきコード表示処理等のスイッチ状態検出処理を行なう
(S501)。
【0043】ここで、ステップS501のスイッチ状態
検出処理について説明する。図6は、図5のステップS
501のスイッチ状態検出処理のフローチャートであ
る。
【0044】CPU401は、スイッチ検出部404か
ら入力されるスイッチパネル200の各スイッチ201
〜210のスイッチ状態をRAM406等の記憶装置に
一時的に記憶する。
【0045】CPU401は、コードスイッチ202の
状態を基に、コード辞書の表示モードか否かを判断する
(S601)。コード辞書の表示モードならば、“YE
S”となりステップS602に進む。コード辞書の表示
モードでないならば、“NO”となりステップS607
に進み、他のスイッチ処理を行ない、処理を終了する。
【0046】ステップS602において、スイッチ検出
部404がスイッチマトリクスをスキャンすることで読
み取ったスイッチ状態のデータより、ルートスイッチ2
06がオンか否かを判断する。ルートスイッチ206が
オンと判断したならば、“YES”となりステップS6
03に進み、番号1〜8のスイッチ205の操作によっ
て選択された所望のコードルートへの変更処理を行なう
(S603)。
【0047】ステップS602においてルートスイッチ
206がオンでないと判断したならば、“NO”となり
ステップS604に進み、スイッチ検出部404がスイ
ッチマトリクスをスキャンすることで読み取ったスイッ
チ状態のデータより、タイプスイッチ207がオンか否
かを判断する。
【0048】ステップS604においてタイプスイッチ
207がオンならば、“YES”となりステップS60
5に進み、番号1〜8のスイッチ205の操作によって
選択された所望のコードタイプへの変更処理を行ない、
タイプスイッチ207がオフならば、“NO”となりス
テップS607に進み、他のスイッチ処理を行い、処理
を終了する。
【0049】ステップS604においてタイプスイッチ
207がオンでないと判断されたならば、“NO”とな
りステップS607に進み、他のスイッチ処理を行い、
処理を終了する。
【0050】ステップS603或いはステップS605
の処理が終了したら、ステップS606に進み、コード
表示処理を行ない、続いて、ステップS607に進み、
他のスイッチ処理を行い、処理を終了する。
【0051】ここで、上記ステップS606のコード表
示処理について説明する。図7は、ステップS606の
コード表示処理を説明するフローチャートである。
【0052】CPU401は、ステップS603におい
て決定したコードルートとステップS605において決
定したコードタイプに基づき、ユーザーによって指定さ
れた表示すべきコードを得て、そのコードに対応するコ
ードネーム304の表示指示を表示装置101へ出力し
(S701)、コードネーム304を変更する。
【0053】CPU401は、上記ステップS701に
よって得られた上記表示すべきコードに対する表示デー
タテーブルをROM405より読み込む(S702)。
ここで、表示データテーブルのデータ構成の一例につい
て説明する。
【0054】図9(a)、(b)、(c)、及び(d)
は、表示データテーブルのデータ構成を示す図である。
図9(a)は、ROM405内に設けられた表示データ
テーブル格納部901の構成を示す図である。
【0055】表示データテーブル格納部901は、図9
(a)に示すように、D7−1、D7−2などの各コー
ドの表示データテーブル902を格納しており、コード
表示データテーブル902は、図9(b)、(c)に示
すように、基準フレット番号表示データ903及び1弦
〜6弦の各弦毎の表示データ904から成っている。な
お、図9(b)、(c)は、それぞれ、D7−1、D7
−2の各コードの表示データテーブル902である。
【0056】各弦毎の表示データ904は、図9(d)
に示すように8ビットであり、ルートフラグ(ビット
7)、ミュートフラグ(ビット6)、及びフレット番号
(ビット0〜5)から成っている。
【0057】各弦毎の表示データ904のルートフラグ
は、その擬似弦301がルートとなる場合にフラグが立
つ。ミュートフラグは、その擬似弦301がミュートす
べき開放弦のときにフラグが立つ。
【0058】また、フレット番号は、その擬似弦301
の押下すべきフレットのフレット番号を6ビットのデー
タで表現して記憶する。なお、フレット番号が“0”で
ある場合、開放弦を表わす。基準フレット番号表示デー
タ903は、図3(b)に示すように表示装置101に
おいて左端から1番目のフレットと2番目のフレットの
間の1弦の上部に表示される基準フレット番号を記憶す
る。
【0059】基準フレット番号表示データ903及び各
弦毎の表示データ904のフレット番号は、電子弦楽器
102の各フレットを示す番号である。図9(b)、
(c)においては、16進表示によって“01”から
“16”もしくは“17”を押下位置として、電子弦楽
器102の1フレットから22フレットもしくは23フ
レットまで順に1対1で対応させており、“40”をミ
ュートすべき開放弦、“80”を発音すべき開放弦かつ
ルート音高、そして、“81”以上をコードのルート位
置307として、電子弦楽器102の1フレットから順
に1対1で対応させている。
【0060】図10(a)は、図9(b)のコード表示
データテーブル902に基づいて表示装置101に表示
させたときの画面を示す図である。基準フレット番号表
示データ903は、“01”なので0フレットから表示
され、0フレットであることを示すLCDセグメント3
05が表示される。1弦用表示データ904は“02”
なので1フレットと2フレットとの間のフィンガーボー
ド(指板)上に押下位置306を表わす“●”が表示さ
れ、2弦用表示データ904は“01”なので1フレッ
トと2フレットとの間のフィンガーボード(指板)上に
押下位置306を表わす“●”が表示され、3弦用表示
データ904は“02”なので1フレットと2フレット
との間のフィンガーボード(指板)上に押下位置306
を表わす“●”が表示され、4弦用表示データ904は
“80”なので発音すべき開放弦かつルート音高100
1を表わす“◎”が、0フレットの左側の4弦に対応す
る位置に表示され、5弦用表示データ904は“00”
なので発音すべき開放弦308を表わす“○”が0フレ
ットの左側の5弦に対応する位置に表示され、6弦用表
示データ904は、“40”なのでミュートすべき開放
弦1002を表わす“×”が0フレットの左側の6弦に
対応する位置に表示される。
【0061】図10(b)は、図9(c)のコード表示
データテーブル902に基づいて表示装置101に表示
させたときの画面を示す図である。基準フレット番号表
示データ903は、“03”なので2フレットから表示
され、1弦用表示データ904は“40”なのでミュー
トすべき開放弦1002を表わす“×”が左端に表示さ
れている2フレットの左側の1弦に対応する位置に表示
され、2弦用表示データ904は“83”なのでコード
のルート位置307を表わす“◆”が2フレットと3フ
レットとの間のフィンガーボード(指板)上に表示さ
れ、3弦用表示データ904は“05”なので4フレッ
トと5フレットとの間のフィンガーボード(指板)上に
押下位置306を表わす“●”が表示され、4弦用表示
データ904は“04”なので3フレットと4フレット
との間のフィンガーボード(指板)上に押下位置306
を表わす“●”が表示され、5弦用表示データ904は
“85”なのでコードのルート位置307を表わす
“◆”が4フレットと5フレットとの間のフィンガーボ
ード(指板)上に表示され、6弦用表示データ904は
“40”なのでミュートすべき開放弦1002を表わす
“×”が左端に表示されている2フレットの左側の6弦
に対応する位置に表示される。
【0062】図7のコード表示処理のフローチャートの
説明に戻る。コード表示データテーブル902の基準フ
レット番号表示データ903が“01”であるか否かを
判定し(S703)、基準フレット番号表示データ90
3が“01”であれば、“YES”となりステップS7
06に進み、表示装置101の0フレットの左端のLC
Dセグメント305を表示させ(S706)、基準フレ
ット番号を非表示とする(S707)。
【0063】基準フレット番号表示データ903が“0
1”でないならば、“NO”となりステップS704に
進み、0フレットの左端のLCDセグメント305を非
表示とし(S704)、基準フレット番号表示データ9
03の示す値、すなわち、基準フレット番号を左から1
番目のフレットと2番目のフレットの間の1弦の上部に
表示する(S705)。
【0064】ステップS705或いはステップS707
の終了後、ステップS708において、弦ナンバ(コー
ド表示処理中の弦番号)を“1”にセットする。弦ナン
バ“1”より、1弦用表示データ904のフレット番号
(ビット0〜5の示す値)に基づき、押下位置306を
表わす“●”の表示位置、発音すべき開放弦308を表
わす“○”の表示、または発音すべき開放弦かつルート
音高1001を表わす“◎”の表示(以下、点灯フレッ
トという)を決定し、その決定結果に基づき、表示装置
101に表示指示する(S709)。
【0065】点灯フレットが0の場合(すなわち、ビッ
ト0〜5の値が0の場合)、1弦用表示データ904の
ミュートフラグ(ビット6)に基づき、ミュートフラグ
が“1”の場合はミュートすべき開放弦1002を表わ
す“×”を一番左のフレットの左に表示し、ミュートフ
ラグが“0”の場合は非表示として、ミュート表示変更
を行なう(S710)。
【0066】更に、1弦用表示データ904のルートフ
ラグ(ビット7)に基づき、ルートフラグが“1”の場
合はコードのルート位置307を表わす“◆”を一番左
のフレットの左に表示し、ルートフラグが“0”の場合
は非表示として、ルート表示変更を行ない(S71
1)、ステップS712に進む。
【0067】ステップS712において、弦ナンバ+1
が6より大きいか(弦ナンバ+1>6か)否かを判断す
る。弦ナンバ+1>6ならば、“YES”となり処理を
終了する。弦ナンバ+1>6でないならば、“NO”と
なりステップS713に進み、弦ナンバを“1”だけイ
ンクリメントし、ステップS709に戻り、ステップS
709からステップS711を繰り返す。
【0068】ステップS709からステップS713を
繰り返すことによって、1弦〜6弦までの押下位置30
6、ミュートすべき開放弦1002、及びコードのルー
ト位置307の表示が行なえる。
【0069】図5の全体処理のフローチャートの説明に
戻る。ユーザーが演奏を開始すると、特に図示していな
いネックの各フレット間(フィンガーボード下部)に各
弦に対応して埋設されたセンサ、例えば、圧力センサー
等によってユーザーの各弦の押下フレット位置を検出す
ると(S502)、撥弦検出処理を実行する(S50
3)。
【0070】ここで、ステップS503の撥弦検出処理
について説明する。図8は、ステップS503の撥弦検
出処理のフローチャートである。まず、撥弦を検出した
か否かを判断する(S801)。撥弦を検出したなら
ば、“YES”となりステップS802に進む。撥弦を
検出していないならば、処理を終了する。
【0071】ステップS802において、自動演奏中か
否かを判断する(S802)。、自動演奏中であれば、
“YES”となりステップS804に進み、コード表示
処理(図7の処理)を行う。自動演奏中でなければ、
“NO”となりステップS803に進む。
【0072】ステップS803において、コード辞書の
表示モードであるか否かを判断する。コード辞書の表示
モードであれば、“YES”となりステップS810に
進み、ステップS810からステップS814におい
て、正誤表示モードの処理が行われ、コード辞書の表示
モードでなければ、“NO”となりステップS805に
進み、ステップS805からステップS809におい
て、ユーザー演奏入力のみの表示モードの処理が行われ
る。
【0073】ステップS810からステップS814に
おいて処理される正誤表示モードの処理について説明す
る。正誤表示モードとは、ユーザーが選択したコードに
対して、正しい弦の押下が行われているかを監視し、誤
った押下が行われた場合には、該誤押下を表示によりユ
ーザーに知らせるものである。
【0074】なお、自動演奏中においても、ステップS
802において、自動演奏中と判断されると“YES”
となりステップS804に進み、コード表示処理を行
い、そして、ステップS810に進み、正誤の表示モー
ドの処理に移る。
【0075】ステップS810において、CPU401
は現在表示中のコード表示データテーブル902をRO
M405或いはRAM406から読み込み(S81
0)、弦ナンバを“1”にセットする(S811)。
【0076】ステップS812において、弦ナンバ
“1”に対応する1弦用表示データ904のビット0〜
5の値と図5のフローチャートのステップS502でR
AM406に一時的に記憶されたユーザーが1弦を押下
したフレットのフレット番号(押下フレット番号)とが
一致しているか否かを判断する(S812)。
【0077】1弦用表示データ904のビット0〜5の
値とユーザーの押下フレット番号が一致していれば、
“YES”となりステップS814に進む。1弦用表示
データ904のビット0〜5の値とユーザーの押下フレ
ット番号が一致していないならば、“NO”となりステ
ップS813に進み、弦を誤押下したフレット位置に対
して誤押下を行なったとして誤押下位置を点滅させるた
めの点滅指示データを表示装置101に出力し、表示装
置101は、誤押下したフィンガーボード位置を点滅表
示し、ステップS814に進む。
【0078】ステップS814において、「弦ナンバ+
1」が6より大きいか(「弦ナンバ+1」>6か)否か
を判断する。「弦ナンバ+1」>6ならば、“YES”
となり、処理を終了する。「弦ナンバ+1」>6でない
ならば、“NO”となりステップS815に進み、弦ナ
ンバを“1”だけインクリメントし、ステップS812
に戻り、ステップS812からステップS814を繰り
返す。
【0079】ステップS812からステップS815を
繰り返すことによって、1弦〜6弦までの各表示データ
904のビット0〜5の値とユーザーの押下フレット番
号との比較を行ない、ユーザーの弦の押下フレット位置
が誤っていれば、誤押下として誤押下したフィンガーボ
ード位置を点滅表示させることができる。
【0080】ユーザーが、誤った押下を行った時の表示
例を図11に示す。図11は、1弦と6弦がミュートす
べき開放弦1002で、2弦は3フレットがコードのル
ート位置307で、3弦は5フレットが押下位置306
で、4弦は4フレットが押下位置306で、5弦は5フ
レットがコードのルート位置307のときに、2弦の5
フレットを押下してしまい、2弦の4フレットと5フレ
ット間のフィンガーボードが点滅している状態を示して
いる。
【0081】なお、誤った時の押下フレット位置110
1は、正しい押下位置306とは色を変えて表示するよ
うにしてもよい。次に、ユーザー演奏入力のみの表示モ
ードの処理について説明する。
【0082】ユーザー演奏入力のみの表示モードは、ユ
ーザーの演奏よりコードを判別し、コードネーム30
4、各弦の押下フレット、及びルートを表示装置101
に表示するものである。
【0083】RAM406に一時的に記憶されたユーザ
ーの演奏情報(1弦〜6弦の押下フレット位置情報)よ
りユーザーの押下したコードを判定し(S805)、該
判定結果に基づいてコードネーム304の表示をユーザ
ーの押下したコードに変更する(S806)。
【0084】次に、RAM406に一時的に記憶された
ユーザーの演奏情報より押下フレットの中で最小フレッ
トを求め、該最小フレットのフレット番号を基準フレッ
ト番号として表示し(S807)、ステップS805の
判定結果に基づいて、各擬似弦301の押下すべきフレ
ットを表示する(S808)。
【0085】更に、ステップS805の判定結果に基づ
いて、ルートの表示を該判定されたコードのルートに変
更し(S809)、処理を終了する。再び、図5の全体
動作のフローチャートの説明に戻る。
【0086】弾弦検出部402、撥弦検出部403によ
って検出されたユーザーの演奏情報情報に基づいて、発
音処理がなされる(S504)。更に、伴奏モードの時
は、自動伴奏データを基に、自動伴奏が制御される(S
505)。
【0087】上述したように、スイッチパネル200の
操作によって、表示すべきコードタイプ及びコードルー
トを設定すると、設定されたコードネーム304を表示
装置101に表示するとともに、ROM405から、設
定したコードに対応するコード表示データテーブル90
2を読み込む。そして、そのコード表示データテーブル
902に基づき、基準フレット番号の表示或いは0フレ
ットの左のLCDセグメント305の表示と各弦毎のユ
ーザーの押下位置306、コードのルート位置307、
発音すべき開放弦308、発音すべき開放弦かつルート
音高1001、及びミュートすべき開放弦1002を表
示装置101に表示する。
【0088】なお、表示する内容は、メジャースケー
ル、ペンタトニックスケール、定石のフレーズ、または
定石のコード進行等他の演奏内容でもよい。表示装置1
01は、電子弦楽器102のユーザーが演奏時に見やす
い位置に取り付け、同じく電子弦楽器102に取り付け
らたスイッチパネル200のスイッチを操作することに
よって、モード、コード、トーン等を設定でき、その設
定に基づき1弦〜6弦の各弦の押下位置306、開放弦
等を表示することができる。
【0089】コード辞書モードの表示モードを選択した
場合、スイッチパネル200のスイッチを操作すること
によって、コードのルート並びにタイプ、及びトーンの
設定が可能であり、コードのルート並びにタイプ、及び
トーンを設定すると、その設定に基づいて表示データテ
ーブル格納部901よりユーザーの指定したコードに対
応するコード表示データテーブル902を読み出し、基
準フレット番号あるいは0フレットの左のLCDセグメ
ント305、1弦〜6弦の各弦の押下位置306、ミュ
ートすべき開放弦1002、発音すべき開放弦308、
発音すべき開放弦かつルート音高1001、及びコード
のルート位置307の表示が行なわれる。
【0090】また、コードを設定しない場合でも、ユー
ザーの演奏情報よりコードを判定し、そのコードのコー
ドネーム304を表示装置101に表示し、更に、ユー
ザーの演奏情報より押下された最小フレットを基準フレ
ット番号として表示するとともに、各弦の押下フレット
位置を表示し、判定したコードを基にルート箇所の表示
を行なうことができる。
【0091】ユーザーが表示装置101に表示されてい
る基準フレット番号あるいは0フレットの左端のLCD
セグメント305、1弦〜6弦の各弦の押下位置30
6、ミュートすべき開放弦1002、発音すべき開放弦
308、発音すべき開放弦かつルート音高1001、及
びコードのルート位置307を見ながら演奏を行ない、
誤った演奏を行なうと、誤った弦の押下位置が点滅する
ので、ユーザーは、間違った弦の押下を行なったことを
即座に知ることができる。
【0092】また、ユーザーがスイッチパネルを介し
て、所望のコードを指定すると、該コードに対応するコ
ード表示データテーブル902に基づき、表示装置10
1に基準フレット番号あるいは0フレットの左端のLC
Dセグメント305、押下位置306、ミュートすべき
開放弦1002、発音すべき開放弦308、発音すべき
開放弦かつルート音高1001、及びコードのルート位
置307が表示されるので、ユーザーは、表示装置10
1に示された内容に従い演奏を行えばよく、教本のコー
ドフォーム見なくても、または指導者がいなくても、初
心者が1人で手軽にコードを練習・習得することができ
る。
【0093】また、メモリ再生のコード進行にそって各
コードにおける各弦の押下位置が表示されるので、ユー
ザーが演奏途中で不意にコードフォームを忘れた時で
も、表示装置101を見れば各弦の押下位置306がわ
かるので、演奏ガイドになる。
【0094】また、コードのルート位置307が表示さ
れるので、フレット位置と音高との対応を学習できる。
上記実施例では、何れかの弦の撥弦を検出した時に、フ
レット押下位置の正誤押下表示を行なうようにしている
が、コードの指定後、各弦のフレット押下検出後直ち
に、フレット押下位置の正誤押下表示を行なうようにし
てもよい。このような構成にすることにより、ユーザー
は、より早く押下を誤った弦を知ることができる。
【0095】また、更に、上記実施例では、コード表示
としているが、メジャースケールやペンタトニックスケ
ール、または定石フレーズの弦の押下位置表示に適用す
るようにしてもよい。
【0096】また、上記実施例では、各弦のフレット押
下位置をネック内部にマトリックス状に埋設したセンサ
ーによって検出するようにしているが、弾弦検出部40
2または撥弦検出部403により、弾弦または撥弦され
た各弦の振動波形の音高を検出することにより、各弦の
フレット押下位置を検出するようにしてもよい。
【0097】
【発明の効果】本発明によれば、演奏情報として、例え
ば、基準となるフレット番号のデータである基準フレッ
ト番号表示データと各弦毎のフレット押下位置等を示す
表示データから成るコード表示データテーブルを記憶し
ている。
【0098】そして、ユーザーの演奏を基に判定したコ
ードに対応する前記演奏情報或いはユーザーが指定した
前記演奏情報に基づきコードネーム、各弦のフレット押
下位置、基準フレット番号、及びコードのルート音高を
表示装置に表示し、ユーザーの行なった弦のフレット押
下位置と前記表示手段に表示されている前記演奏情報の
各弦のフレット押下位置とを比較し、フレット押下位置
が誤っている弦については、誤フレット押下位置を表示
によりユーザーに報知する。
【0099】このように、演奏ガイド機能を付与したこ
とにより、初心者でも演奏ガイドを見ながら手軽にコー
ド学習ができ、また、表示されたコードのルート位置に
より、フレット押下位置と音高との対応を学習すること
ができる。
【0100】また、誤押下を行なうと誤押下位置が表示
されるので、すぐに誤押下を行なったことがわかる。更
に、ある程度演奏技術がある人でも、コード進行に沿っ
てコード押下表示されるので、コードフォームを忘れた
場合の演奏ガイドとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の外観図である。
【図2】スイッチパネルの外観図である。
【図3】表示装置の表示例である。
【図4】本実施形態のシステム全体の回路構成を示すブ
ロック図である。
【図5】本実施形態の全体処理を示すフローチャートで
ある。
【図6】スイッチ状態検出処理のフローチャートであ
る。
【図7】コード表示処理のフローチャートである。
【図8】撥弦検出処理フローチャートである。
【図9】(a)は表示データテーブル格納部の構成を示
す図であり、(b)はコード表示データテーブルのデー
タ構成を示す図であり、(c)はコード表示データテー
ブルの他のデータ構成を示す図であり、(d)は、各弦
毎の表示データのデータ構成を示す図である。
【図10】図9(b)、(c)に示した表示データテー
ブルの表示例である。
【図11】誤った弦の押下を行った時の表示例である。
【符号の説明】
101 表示装置 102 電子弦楽器 103 ボディ 200 スイッチパネル 201 モードスイッチ 202 コードスイッチ 203 トーンスイッチ 204 リズムスイッチ 205 番号1〜8のスイッチ 206 ルートスイッチ 206D DOWNスイッチ 206U UPスイッチ 207 タイプスイッチ 207D DOWNスイッチ 207U UPスイッチ 208 フレットスイッチ 208D DOWNスイッチ 208U UPスイッチ 209 録音再生スイッチ 209a RECボタン 209b PLAYボタン 209c STOPボタン 210 リズムスタート/ストップスイッチ 301 擬似弦 302 トーンナンバ 303 リズムナンバ 304 コードネーム 305 LCDセグメント 306 押下位置 307 コードのルート位置 308 発音すべき開放弦 309 擬似フレット 401 CPU 402 弾弦検出部 403 撥弦検出部 404 スイッチ検出部 405 ROM 406 RAM 407 楽音発生回路 408 アンプ 409 スピーカ 901 表示データテーブル格納部 902 コード表示データテーブル 903 基準フレット番号表示データ 904 各弦毎の表示データ 1001 発音すべき開放弦かつルート音高 1002 ミュートすべき開放弦 1101 誤った弦の押下位置

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子弦楽器の演奏に必要な演奏情報を複
    数記憶している演奏情報記憶手段と、 該演奏情報記憶手段に記憶されている複数の演奏情報の
    中から所望の演奏情報を指定する演奏情報指定手段と、 該演奏情報指定手段によって指定された前記演奏情報記
    憶手段に記憶されている前記演奏情報に基づき電子弦楽
    器の演奏に必要な情報の表示を指示する表示指示手段
    と、 該表示指示手段の指示に従い電子弦楽器の演奏に必要な
    演奏情報を表示する表示手段と、 を具備することを特徴とする電子弦楽器の演奏情報表示
    装置。
  2. 【請求項2】 前記表示手段は各弦の押下位置、コード
    のルート位置、発音すべき開放弦、発音すべき開放弦且
    つルート音高、ミュートすべき開放弦、及び基準フレッ
    ト番号もしくは0フレットを表わす表示を行なうことを
    特徴とする特徴とする請求項1の電子弦楽器の演奏情報
    表示装置。
  3. 【請求項3】 前記表示指示手段は基準フレット番号が
    1フレットの場合は0フレットの位置の左に0フレット
    を表わす表示指示を行ない、基準フレット番号が1フレ
    ット以外の場合は左端の弦の上部近傍に対応するフレッ
    ト番号の表示指示を行なうことを特徴とする特徴とする
    請求項2の電子弦楽器の演奏情報表示装置。
  4. 【請求項4】 電子弦楽器の演奏に必要な演奏情報を複
    数記憶している演奏情報記憶手段と、 該演奏情報記憶手段に記憶されている複数の演奏情報の
    中から所望の演奏情報を指定する演奏情報指定手段と、 各弦の押下位置を検出する弦押下位置検出手段と、 前記演奏情報指定手段によって指定された前記演奏情報
    記憶手段に記憶されている前記演奏情報に基づき電子弦
    楽器の演奏に必要な情報の表示を指示する表示指示手段
    と、 前記弦押下位置検出手段によって検出された各弦の押下
    位置と前記演奏情報指定手段によって指定された前記演
    奏情報記憶手段に記憶されている前記演奏情報とを比較
    し、各弦の押下位置の正誤を判定する正誤押下位置判定
    手段と、 前記表示指示手段及び前記正誤押下位置判定手段の判定
    結果に従い電子弦楽器の演奏に必要な前記演奏情報及び
    各弦の誤押下位置を表示する表示手段と、 を具備することを特徴とする電子弦楽器の演奏情報表示
    装置。
  5. 【請求項5】 前記表示手段は各弦の押下位置、コード
    のルート位置、発音すべき開放弦、発音すべき開放弦且
    つルート音高、ミュートすべき開放弦、フレット番号、
    0フレットを表わす及び各弦の誤押下位置の表示を行な
    うことを特徴とする特徴とする請求項4の電子弦楽器の
    演奏情報表示装置。
  6. 【請求項6】 前記表示指示手段は基準フレット番号が
    1フレットの場合は0フレットの位置の左に0フレット
    を表わす表示指示を行ない、基準フレット番号が1フレ
    ット以外の場合は左端の弦の上部近傍に対応するフレッ
    ト番号の表示指示を行なうことを特徴とする特徴とする
    請求項5の電子弦楽器の演奏情報表示装置。
  7. 【請求項7】 電子弦楽器の演奏に必要な演奏情報を複
    数記憶している演奏情報記憶手段と、 各弦のフレット押下位置を検出する弦押下位置検出手段
    と、 該弦押下位置検出手段によって検出された各弦のフレッ
    ト押下操作と同じフレット押下操作の演奏情報を前記演
    奏情報記憶手段より読み出し、該読み出した演奏情報に
    基づき電子弦楽器の演奏に必要な情報の表示を指示する
    表示指示手段と、 該表示指示手段の指示に従い電子弦楽器の演奏に必要な
    演奏情報を表示する表示手段と、 を具備することを特徴とする電子弦楽器の演奏情報表示
    装置。
  8. 【請求項8】 前記表示手段は各弦の押下位置、コード
    のルート位置、発音すべき開放弦、発音すべき開放弦且
    つルート音高、ミュートすべき開放弦、及び基準フレッ
    ト番号もしくは0フレットを表わす表示を行なうことを
    特徴とする特徴とする請求項7の電子弦楽器の演奏情報
    表示装置。
  9. 【請求項9】 前記表示指示手段は基準フレット番号が
    1フレットの場合は0フレットの位置の左に0フレット
    を表わす表示指示を行ない、基準フレット番号が1フレ
    ット以外の場合は左端の弦の上部近傍に対応するフレッ
    ト番号の表示指示を行なうことを特徴とする特徴とする
    請求項8の電子弦楽器の演奏情報表示装置。
  10. 【請求項10】 計算機において用いられたとき、 電子弦楽器の演奏に必要な演奏情報を複数記憶する機能
    と、 前記記憶されている複数の演奏情報の中から所望の演奏
    情報を指定する機能と、 前記指定された演奏情報に基づき電子弦楽器の演奏に必
    要な情報の表示を指示する機能と、 前記表示指示に従い電子弦楽器の演奏に必要な演奏情報
    を表示する機能と、 を前記計算機に行わさせるためのプログラムコードが前
    記計算機が読取り可能な形式で記憶された記憶媒体。
  11. 【請求項11】 計算機において用いられたとき、 電子弦楽器の演奏に必要な演奏情報を複数記憶する機能
    と、 前記記憶されている複数の演奏情報の中から所望の演奏
    情報を指定する機能と、 各弦のフレット押下位置を検出する機能と、 前記指定された演奏情報に基づき電子弦楽器の演奏に必
    要な情報の表示を指示する機能と、 検出された各弦のフレット押下位置と指定された前記演
    奏情報とを比較し、各弦のフレット押下位置の正誤を判
    定する機能と、 前記表示指示及び各弦のフレット押下位置の正誤の判定
    結果に基づき、電子弦楽器の演奏に必要な演奏情報及び
    各弦の誤った押下位置を表示する機能と、 を前記計算機に行わさせるためのプログラムコードが前
    記計算機が読取り可能な形式で記憶された記憶媒体。
  12. 【請求項12】 計算機において用いられたとき、 電子弦楽器の演奏に必要な演奏情報を複数記憶する機能
    と、 各弦のフレット押下位置を検出する機能と、 前記検出された各弦のフレット押下操作と同じフレット
    押下操作の演奏情報を読み出し、該読み出した演奏情報
    に基づき電子弦楽器の演奏に必要な情報の表示を指示す
    る機能と、 前記表示指示に従い電子弦楽器の演奏に必要な演奏情報
    を表示する機能と、 を前記計算機に行わさせるためのプログラムコードが前
    記計算機が読取り可能な形式で記憶された記憶媒体。
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