JP3700324B2 - 電子弦楽器の演奏情報表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子弦楽器に係わり、特に電子弦楽器の演奏に必要な情報を表示する演奏情報表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のコード演奏のナビゲーション機能を有する電子弦楽器として、エレクトリックギターのネック部の各フレットの間に各弦に対応させてLEDをマトリクス状に埋設し、各弦のフレット位置を発光させて各弦のフレット押下位置を報知するものがある。
【0003】
ユーザーは、LEDが発光しているフレット位置に対応する弦を押下することにより、コード演奏が行える。
特に、コードフォームを憶えていない初心者は、ナビゲーションにしたがってコード演奏を行うことで、コードフォームを憶えることができる。
【0004】
ところで、初心者がコードフォームを憶える方法としては、コードブック等の教本を見て学習する方法があるが、従来のナビゲーションのシステムは、電子弦楽器のネック部に設けられたLEDの点灯により報知されるコードフォームを見て演奏を行うだけであり、演奏しているコードフォームの名称を知るためには、コードブック等の教本を見て学習する方法しかなかった。
【0005】
また、憶えたコードフォームが、実際に教本通りに演奏できるか確認するには、弾いて確認するしかなかった。
更に、ネックの各フレットの位置に各弦に対応してLEDが埋設されているために、ユーザーからLEDが発光している押下すべきフレット位置が見えにくかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来の電子弦楽器のコード演奏のナビゲーションは、電子弦楽器のネックの各フレットの間に各弦に対応して埋設されたLEDを見て演奏を行うだけであり、実際に、自分がどのようなコード進行を行なっているのかを知ることはできなかった。
【0007】
したがって、初心者が1人で練習を行う時は、各コードフォームがどのようなコードに対応しているかを調べるためには、コードブック等の教本を調べなければならなかった。
【0008】
本発明の課題は、ユーザーがわかりやすい表示方法でナビゲートを行い、演奏能力の低い初心者でもスムーズな演奏を可能にするとともに、演奏ミスをした場合、誤ったことをユーザーに知らせることで、練習のサポートを行えるようにすることである。また、各コードフォームのコードネームを容易に修得できるようにすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記課題を解決するための手段は次の通りである。
演奏情報記憶手段は、電子弦楽器の演奏に必要な演奏情報としてルート情報を含むコード情報を複数記憶している。
【0010】
演奏情報指定手段は、前記演奏情報記憶手段に記憶されている複数の演奏情報の中から所望の演奏情報を指定する。
弦押下位置検出手段は、各弦の押下位置を検出する。
【0011】
表示指示手段は、前記演奏情報指定手段によって指定された前記演奏情報記憶手段に記憶されている前記演奏情報基づき電子弦楽器の演奏に必要な情報の表示を指示する。
【0012】
正誤押下位置判定手段は、撥弦を検出した場合に、前記弦押下位置検出手段によって検出された各弦の押下位置と前記演奏情報指定手段によって指定された前記演奏情報記憶手段に記憶されている前記演奏情報とを比較し、各弦の押下位置の正誤を判定する。
【0013】
表示手段は、前記表示指示手段及び前記正誤押下位置判定手段の判定結果に従い電子弦楽器の演奏に必要な前記演奏情報について、前記ルート情報を他の情報と異なる態様で表示するとともに、各弦の誤押下位置を表示する。
本発明の作用は次の通りである。
【0014】
演奏情報記憶手段によって、電子弦楽器の演奏に必要な演奏情報としてルート情報を含むコード情報が複数記憶される。
演奏情報指定手段によって、前記演奏情報記憶手段に記憶されている複数の演奏情報の中から所望の演奏情報が指定される。
【0015】
また、弦押下位置検出手段によって、各弦の押下位置が検出される。
表示指示手段によって、前記演奏情報指定手段によって指定された前記演奏情報記憶手段に記憶されている前記演奏情報基づき電子弦楽器の演奏に必要な情報の表示が指示される。
【0016】
正誤押下位置判定手段によって、撥弦が検出された場合に、前記弦押下位置検出手段によって検出された各弦の押下位置と前記演奏情報指定手段によって指定された前記演奏情報記憶手段に記憶されている前記演奏情報とを比較し、各弦の押下位置の正誤が判定される。
【0017】
表示手段によって、前記表示指示手段及び前記正誤押下位置判定手段の判定結果に従い電子弦楽器の演奏に必要な前記演奏情報について、前記ルート情報が他の情報と異なる態様で表示されるとともに、各弦の誤押下位置が表示される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明を適用した電子弦楽器102を背面から見た外観図である。
【0019】
該電子弦楽器102においては、コードフォーム等のナビゲート情報などを表示する表示装置101がユーザーが演奏時に見やすいボディ103の側面に配設されている。図1では、表示装置101が液晶ディスプレイ(以下、LCDという)になっているが、LED等その他の表示デバイスを用いてもよく、また、NTSCコンバータを設け、外部のテレビを表示装置として利用するようにしてもよい。
【0020】
また、特に図示していないが、ネックの上部には1弦〜6弦の6本の金属弦が張られ、ネックの各フィンガーボード(指板)の下には、各弦の押下位置を検出するためのセンサがスイッチマトリクス状に埋設されている。
【0021】
また、表示モードの切り換えを行う後述するスイッチパネル200は、電子弦楽器102のボディ103の表側等の演奏時に操作しやすい位置に設けられ、弾弦や撥弦を検出する特に図示していない弾弦検出部と撥弦検出部は、電子弦楽器102のボディ103の表側の特に図示していないピックアップに取り付けられている。
【0022】
上記スイッチパネル200について説明する。
図2は、スイッチパネル200の外観の一例を示す図である。
モードスイッチ201は、通常の伴奏キーボードに設けられているのと同様な、通常モードと伴奏モードを切り換えるためのスイッチである。
【0023】
コードスイッチ202は、「コード辞書の表示モード」の開始/終了を切り換えるためのスイッチである。このコードスイッチ202の操作によって「コード辞書の表示モード」の開始に切り換えた後、ルートスイッチ206及びタイプスイッチ207の操作により、ユーザーがコード(和音)のルート(根音)及びタイプ(種類)を指定すると、そのコードネーム、各弦の押下すべきフレット位置、コードのルート位置、発音すべき開放弦、発音すべき開放弦でかつルート音高、ミュートすべき開放弦、及びフレット位置等の情報が表示装置101に表示される。
【0024】
トーンスイッチ203は、音色の選択を可能とするスイッチであり、トーンスイッチ203を押して音色選択可能となると、番号1〜8のスイッチ205が操作待機状態となり、番号1〜8のスイッチ205を押すことによって所望の音色を選択できる。
【0025】
リズムスイッチ204は、リズムの選択を可能とするスイッチであり、リズムスイッチ204を押してリズム選択可能となると、番号1〜8のスイッチ205を押すことによって所望のリズムを選択できるようになる。
【0026】
また、番号1〜8のスイッチ205は、伴奏モードにおいて伴奏の選択を行うときにも使用される。
ルートスイッチ206は、ルート音高(根音の音高)を設定するスイッチであり、UPスイッチ206UとDOWNスイッチ206Dから成る。そして、これらUPスイッチ206UとDOWNスイッチ206Dを押すことによってルート音高を双方向にサイクリックに変更することができ、変更終了後のルート音高がナビゲーションのときの指定ルート音高となる。
【0027】
タイプスイッチ207は、コードのタイプ(種類)を設定するスイッチであり、UPスイッチ207UとDOWNスイッチ207Dから成る。そして、これらUPスイッチ207UとDOWNスイッチ207Dを押すことによってコードの種類を双方向にサイクリックに変更することができ、変更終了後のコードの種類がこれから行なうナビゲーションのときのコードの種類となる。
【0028】
フレットスイッチ208は、UPスイッチ208UとDOWNスイッチ208Dから成る。そして、これらUPスイッチ208UとDOWNスイッチ208Dを押すことによって表示装置101に表示されるフレットの位置をサイクリックに双方向に変更するものであり、演奏情報を入力するときなどに使用する。
【0029】
録音再生スイッチ209は、メモリ機能を使用する際に用い、ユーザーの演奏を記録/再生するときに使用される。RECボタン209aを押すと録音が開始され、PLAYボタン209bを押すと録音されている内容の再生が開始され、STOPボタン209cを押すと録音或いは再生が停止する。
【0030】
リズムスタート/ストップスイッチ210は、リズムのスタート及びストップに用いられる。
次に、表示装置101について説明する。
【0031】
図3(a)、(b)は、表示装置101の表示状態の一例である。
図3(a)は、CMaj7(Cメジャーセブンス)のコード押下フォームの表示の一例であり、図3(b)は、G♯7(G♯マイナーセブンス)のコード押下フォームの表示の一例である。
【0032】
表示装置101には、6本のギターの擬似フレット309及び1弦〜6弦までの全6本の擬似弦301が、それぞれ、縦方向及び横方向に予め印刷されており、更に、トーンナンバ302、リズムナンバ303、及びコードネーム304が表示される。
【0033】
0フレットが表示される時は、図3(a)のように、0フレットの左端の太い線305が表示されて、ユーザーは、左端のフレットが0フレットの位置であることを確認できる。0フレットの左端の太い線305は、LCDセグメントであり、点灯/消灯が可能になっている。以後、この太い線305をLCDセグメント305と記述する。
【0034】
また、左端のフレットが0フレットでない場合には、図3(b)のように、向かって左から1番目のフレットと2番目のフレットの間の1弦の上部に、該2番目のフレットが本来、ネック上の何番目のフレットに該当するかを示す番号(基準フレット番号)が表示される(図3(b)の場合、左から2番目のフレットが4フレットであることを示すために、「4」が表示されている)。
【0035】
更に、図3(a)、(b)のように、擬似弦301の押下位置306あるいはユーザーの擬似弦301の押下位置306、及びコードのルート位置307が、対応する擬似弦301の押下位置に表示され、発音すべき開放弦308は、図3(a)のように、左端のフレットの左側に表示される。また、図3(a)、(b)には図示されていないが、発音すべき開放弦かつルート音高及びミュートすべき開放弦も左端のフレットの左側に表示される。
【0036】
次に、本発明のシステム全体の回路構成について説明する。
図4は、本発明のシステム全体の回路構成を示すブロック図である。
電源がONとなって、スイッチパネル200が操作されると、スイッチ検出部404がスイッチマトリクスをスキャンすることで各スイッチ201〜210の状態を検出する。
【0037】
CPU401は、スイッチ検出部404により検出された各スイッチ201〜210の状態に基づき、ROM405に予め記憶されたプログラムや、RAM406に一時的に記憶されたデータに基づき、この電子弦楽器102において必要な処理を行う。
【0038】
弾弦検出部402は、特に図示していないピックアップに設けられ、弾弦により発生した擬似弦301の振動を検出して、その検出信号をCPU401に出力する。
【0039】
撥弦検出部403は、特に図示していないピックアップに設けられ、撥弦したときの擬似弦301の振動を検出し、その検出信号をCPU401に出力する。
表示装置101は、CPU401が、スイッチ検出部404から入力されるスイッチパネル200の各スイッチ201〜210の状態と前述した特に図示していないネックの各フレット間のフィンガーボード(指板)の下に各弦に対応して、マトリックス状に埋設されたセンサ、例えば、圧力センサ等によって検出したユーザーの各弦の押下位置、ROM405に予め記憶されたプログラム、及びRAM406に一時的に記憶されたデータ等に基づき処理した結果を表示データとして表示装置101に出力すると、該表示データに基づき表示を行う。
【0040】
楽音発生回路407は、CPU401が、弾弦検出部402及び撥弦検出部403が検出した検出信号より生成したディジタルの楽音データをアナログの楽音データに変換する。そして、そのアナログの楽音データは、アンプ408を通して増幅され、スピーカー409より放音される。
【0041】
次に、本発明の実施形態の動作について説明する。
図5は、本発明の全体動作を示すフローチャートである。
本発明の全体動作は、CPU401が、スイッチ検出部404がスイッチマトリクスをスキャンすることで読み取ったスイッチパネル200の各スイッチ201〜210の状態に基づき、ROM405に予め記憶されたプログラムや、RAM406に一時的に記憶されたデータに基づき処理を行なうことで実現される。
【0042】
ユーザーがスイッチパネル200より設定した各スイッチ201〜210の状態を、スイッチ検出部404がスイッチマトリクスをスキャンすることで検出し、CPU401はその検出されたスイッチ状態に基づきコード表示処理等のスイッチ状態検出処理を行なう(S501)。
【0043】
ここで、ステップS501のスイッチ状態検出処理について説明する。
図6は、図5のステップS501のスイッチ状態検出処理のフローチャートである。
【0044】
CPU401は、スイッチ検出部404から入力されるスイッチパネル200の各スイッチ201〜210のスイッチ状態をRAM406等の記憶装置に一時的に記憶する。
【0045】
CPU401は、コードスイッチ202の状態を基に、コード辞書の表示モードか否かを判断する(S601)。
コード辞書の表示モードならば、“YES”となりステップS602に進む。
コード辞書の表示モードでないならば、“NO”となりステップS607に進み、他のスイッチ処理を行ない、処理を終了する。
【0046】
ステップS602において、スイッチ検出部404がスイッチマトリクスをスキャンすることで読み取ったスイッチ状態のデータより、ルートスイッチ206がオンか否かを判断する。ルートスイッチ206がオンと判断したならば、“YES”となりステップS603に進み、UPスイッチ206UまたはDOWNスイッチ206Dの操作によって選択された所望のコードルートへの変更処理を行なう(S603)。
【0047】
ステップS602においてルートスイッチ206がオンでないと判断したならば、“NO”となりステップS604に進み、スイッチ検出部404がスイッチマトリクスをスキャンすることで読み取ったスイッチ状態のデータより、タイプスイッチ207がオンか否かを判断する。
【0048】
ステップS604においてタイプスイッチ207がオンならば、“YES”となりステップS605に進み、UPスイッチ207UまたはDOWNスイッチ207Dの操作によって選択された所望のコードタイプへの変更処理を行ない、タイプスイッチ207がオフならば、“NO”となりステップS607に進み、他のスイッチ処理を行い、処理を終了する。
【0049】
ステップS604においてタイプスイッチ207がオンでないと判断されたならば、“NO”となりステップS607に進み、他のスイッチ処理を行い、処理を終了する。
【0050】
ステップS603或いはステップS605の処理が終了したら、ステップS606に進み、コード表示処理を行ない、続いて、ステップS607に進み、他のスイッチ処理を行い、処理を終了する。
【0051】
ここで、上記ステップS606のコード表示処理について説明する。
図7は、ステップS606のコード表示処理を説明するフローチャートである。
【0052】
CPU401は、ステップS603において決定したコードルートとステップS605において決定したコードタイプに基づき、ユーザーによって指定された表示すべきコードを得て、そのコードに対応するコードネーム304の表示指示を表示装置101へ出力し(S701)、コードネーム304を変更する。
【0053】
CPU401は、上記ステップS701によって得られた上記表示すべきコードに対する表示データテーブルをROM405より読み込む(S702)。
ここで、表示データテーブルのデータ構成の一例について説明する。
【0054】
図9(a)、(b)、(c)、及び(d)は、表示データテーブルのデータ構成を示す図である。
図9(a)は、ROM405内に設けられた表示データテーブル格納部901の構成を示す図である。
【0055】
表示データテーブル格納部901は、図9(a)に示すように、D7−1、D7−2などの各コードの表示データテーブル902を格納しており、コード表示データテーブル902は、図9(b)、(c)に示すように、基準フレット番号表示データ903及び1弦〜6弦の各弦毎の表示データ904から成っている。
なお、図9(b)、(c)は、それぞれ、D7−1、D7−2の各コードの表示データテーブル902である。
【0056】
各弦毎の表示データ904は、図9(d)に示すように8ビットであり、ルートフラグ(ビット7)、ミュートフラグ(ビット6)、及びフレット番号(ビット0〜5)から成っている。
【0057】
各弦毎の表示データ904のルートフラグは、その擬似弦301がルートとなる場合にフラグが立つ。ミュートフラグは、その擬似弦301がミュートすべき開放弦のときにフラグが立つ。
【0058】
また、フレット番号は、その擬似弦301の押下すべきフレットのフレット番号を6ビットのデータで表現して記憶する。なお、フレット番号が“0”である場合、開放弦を表わす。基準フレット番号表示データ903は、図3(b)に示すように表示装置101において左端から1番目のフレットと2番目のフレットの間の1弦の上部に表示される基準フレット番号を記憶する。
【0059】
基準フレット番号表示データ903及び各弦毎の表示データ904のフレット番号は、電子弦楽器102の各フレットを示す番号である。図9(b)、(c)においては、16進表示によって“01”から“16”もしくは“17”を押下位置として、電子弦楽器102の1フレットから22フレットもしくは23フレットまで順に1対1で対応させており、“40”をミュートすべき開放弦、“80”を発音すべき開放弦かつルート音高、そして、“81”以上をコードのルート位置307として、電子弦楽器102の1フレットから順に1対1で対応させている。
【0060】
図10(a)は、図9(b)のコード表示データテーブル902に基づいて表示装置101に表示させたときの画面を示す図である。
基準フレット番号表示データ903は、“01”なので0フレットから表示され、0フレットであることを示すLCDセグメント305が表示される。1弦用表示データ904は“02”なので1フレットと2フレットとの間のフィンガーボード(指板)上に押下位置306を表わす“●”が表示され、2弦用表示データ904は“01”なのでフレットとフレットとの間のフィンガーボード(指板)上に押下位置306を表わす“●”が表示され、3弦用表示データ904は“02”なので1フレットと2フレットとの間のフィンガーボード(指板)上に押下位置306を表わす“●”が表示され、4弦用表示データ904は“80”なので発音すべき開放弦かつルート音高1001を表わす“◎”が、0フレットの左側の4弦に対応する位置に表示され、5弦用表示データ904は“00”なので発音すべき開放弦308を表わす“○”が0フレットの左側の5弦に対応する位置に表示され、6弦用表示データ904は、“40”なのでミュートすべき開放弦1002を表わす“×”が0フレットの左側の6弦に対応する位置に表示される。
【0061】
図10(b)は、図9(c)のコード表示データテーブル902に基づいて表示装置101に表示させたときの画面を示す図である。
基準フレット番号表示データ903は、“03”なので2フレットから表示され、1弦用表示データ904は“40”なのでミュートすべき開放弦1002を表わす“×”が左端に表示されている2フレットの左側の1弦に対応する位置に表示され、2弦用表示データ904は“83”なのでコードのルート位置307を表わす“◆”が2フレットと3フレットとの間のフィンガーボード(指板)上に表示され、3弦用表示データ904は“05”なので4フレットと5フレットとの間のフィンガーボード(指板)上に押下位置306を表わす“●”が表示され、4弦用表示データ904は“04”なので3フレットと4フレットとの間のフィンガーボード(指板)上に押下位置306を表わす“●”が表示され、5弦用表示データ904は“85”なのでコードのルート位置307を表わす“◆”が4フレットと5フレットとの間のフィンガーボード(指板)上に表示され、6弦用表示データ904は“40”なのでミュートすべき開放弦1002を表わす“×”が左端に表示されている2フレットの左側の6弦に対応する位置に表示される。
【0062】
図7のコード表示処理のフローチャートの説明に戻る。
コード表示データテーブル902の基準フレット番号表示データ903が“01”であるか否かを判定し(S703)、基準フレット番号表示データ903が“01”であれば、“YES”となりステップS706に進み、表示装置101の0フレットの左端のLCDセグメント305を表示させ(S706)、基準フレット番号を非表示とする(S707)。
【0063】
基準フレット番号表示データ903が“01”でないならば、“NO”となりステップS704に進み、0フレットの左端のLCDセグメント305を非表示とし(S704)、基準フレット番号表示データ903の示す値、すなわち、基準フレット番号を左から1番目のフレットと2番目のフレットの間の1弦の上部に表示する(S705)。
【0064】
ステップS705或いはステップS707の終了後、ステップS708において、弦ナンバ(コード表示処理中の弦番号)を“1”にセットする。
弦ナンバ“1”より、1弦用表示データ904のフレット番号(ビット0〜5の示す値)に基づき、押下位置306を表わす“●”の表示位置、または発音すべき開放弦308を表わす“○”の表示(以下、点灯フレットという)を決定し、その決定結果に基づき、表示装置101に表示指示する(S709)。
【0065】
点灯フレットが0の場合(すなわち、ビット0〜5の値が0の場合)、1弦用表示データ904のミュートフラグ(ビット6)に基づき、ミュートフラグが“1”の場合はミュートすべき開放弦1002を表わす“×”を一番左のフレットの左に表示し、ミュートフラグが“0”の場合は非表示として、ミュート表示変更を行なう(S710)。
【0066】
更に、1弦用表示データ904のルートフラグ(ビット7)に基づき、ルートフラグが“1”の場合について、フレット番号が“0”ならば発音すべき開放弦かつルート音高1001を表わす“◎”を一番左のフレットの左に表示し、フレット番号が“0”でないならばフレット番号に対応する押下位置にコードのルート位置307を表わす“◆”を表示するように、ルート表示変更を行ない(S711)、ステップS712に進む。
【0067】
ステップS712において、弦ナンバ+1が6より大きいか(弦ナンバ+1>6か)否かを判断する。弦ナンバ+1>6ならば、“YES”となり処理を終了する。弦ナンバ+1>6でないならば、“NO”となりステップS713に進み、弦ナンバを“1”だけインクリメントし、ステップS709に戻り、ステップS709からステップS711を繰り返す。
【0068】
ステップS709からステップS713を繰り返すことによって、1弦〜6弦までの押下位置306、ミュートすべき開放弦1002、及びコードのルート位置307の表示が行なえる。
【0069】
図5の全体処理のフローチャートの説明に戻る。
ユーザーが演奏を開始すると、特に図示していないネックの各フレット間(フィンガーボード下部)に各弦に対応して埋設されたセンサ、例えば、圧力センサー等によってユーザーの各弦の押下フレット位置を検出すると(S502)、撥弦検出処理を実行する(S503)。
【0070】
ここで、ステップS503の撥弦検出処理について説明する。
図8は、ステップS503の撥弦検出処理のフローチャートである。
まず、撥弦を検出したか否かを判断する(S801)。撥弦を検出したならば、“YES”となりステップS802に進む。撥弦を検出していないならば、処理を終了する。
【0071】
ステップS802において、自動演奏中か否かを判断する(S802)自動演奏中であれば、“YES”となりステップS804に進み、コード表示処理(図7の処理)を行う。自動演奏中でなければ、“NO”となりステップS803に進む。
【0072】
ステップS803において、コード辞書の表示モードであるか否かを判断する。コード辞書の表示モードであれば、“YES”となりステップS810に進み、ステップS810からステップS814において、正誤表示モードの処理が行われ、コード辞書の表示モードでなければ、“NO”となりステップS805に進み、ステップS805からステップS809において、ユーザー演奏入力のみの表示モードの処理が行われる。
【0073】
ステップS810からステップS814において処理される正誤表示モードの処理について説明する。
正誤表示モードとは、ユーザーが選択したコードに対して、正しい弦の押下が行われているかを監視し、誤った押下が行われた場合には、該誤押下を表示によりユーザーに知らせるものである。
【0074】
なお、自動演奏中においても、ステップS802において、自動演奏中と判断されると“YES”となりステップS804に進み、コード表示処理を行い、そして、ステップS810に進み、正誤の表示モードの処理に移る。
【0075】
ステップS810において、CPU401は現在表示中のコード表示データテーブル902をROM405或いはRAM406から読み込み(S810)、弦ナンバを“1”にセットする(S811)。
【0076】
ステップS812において、弦ナンバ“1”に対応する1弦用表示データ904のビット0〜5の値と図5のフローチャートのステップS502でRAM406に一時的に記憶されたユーザーが1弦を押下したフレットのフレット番号(押下フレット番号)とが一致しているか否かを判断する(S812)。
【0077】
1弦用表示データ904のビット0〜5の値とユーザーの押下フレット番号が一致していれば、“YES”となりステップS814に進む。1弦用表示データ904のビット0〜5の値とユーザーの押下フレット番号が一致していないならば、“NO”となりステップS813に進み、弦を誤押下したフレット位置に対して誤押下を行なったとして誤押下位置を点滅させるための点滅指示データを表示装置101に出力し、表示装置101は、誤押下したフィンガーボード位置を点滅表示し、ステップS814に進む。
【0078】
ステップS814において、「弦ナンバ+1」が6より大きいか(「弦ナンバ+1」>6か)否かを判断する。
「弦ナンバ+1」>6ならば、“YES”となり、処理を終了する。「弦ナンバ+1」>6でないならば、“NO”となりステップS815に進み、弦ナンバを“1”だけインクリメントし、ステップS812に戻り、ステップS812からステップS814を繰り返す。
【0079】
ステップS812からステップS815を繰り返すことによって、1弦〜6弦までの各表示データ904のビット0〜5の値とユーザーの押下フレット番号との比較を行ない、ユーザーの弦の押下フレット位置が誤っていれば、誤押下として誤押下したフィンガーボード位置を点滅表示させることができる。
【0080】
ユーザーが、誤った押下を行った時の表示例を図11に示す。
図11は、1弦と6弦がミュートすべき開放弦1002で、2弦は3フレットがコードのルート位置307で、3弦は5フレットが押下位置306で、4弦は4フレットが押下位置306で、5弦は5フレットがコードのルート位置307のときに、2弦の5フレットを押下してしまい、2弦の4フレットと5フレット間のフィンガーボードが点滅している状態を示している。
【0081】
なお、誤った時の押下フレット位置1101は、正しい押下位置306とは色を変えて表示するようにしてもよい。
次に、ユーザー演奏入力のみの表示モードの処理について説明する。
【0082】
ユーザー演奏入力のみの表示モードは、ユーザーの演奏よりコードを判別し、コードネーム304、各弦の押下フレット、及びルートを表示装置101に表示するものである。
【0083】
RAM406に一時的に記憶されたユーザーの演奏情報(1弦〜6弦の押下フレット位置情報)よりユーザーの押下したコードを判定し(S805)、該判定結果に基づいてコードネーム304の表示をユーザーの押下したコードに変更する(S806)。
【0084】
次に、RAM406に一時的に記憶されたユーザーの演奏情報より押下フレットの中で最小フレットを求め、該最小フレットのフレット番号を基準フレット番号として表示し(S807)、ステップS805の判定結果に基づいて、各擬似弦301の押下すべきフレットを表示する(S808)。
【0085】
更に、ステップS805の判定結果に基づいて、ルートの表示を該判定されたコードのルートに変更し(S809)、処理を終了する。
再び、図5の全体動作のフローチャートの説明に戻る。
【0086】
弾弦検出部402、撥弦検出部403によって検出されたユーザーの演奏情報情報に基づいて、発音処理がなされる(S504)。
更に、伴奏モードの時は、自動伴奏データを基に、自動伴奏が制御される(S505)。
【0087】
上述したように、スイッチパネル200の操作によって、表示すべきコードタイプ及びコードルートを設定すると、設定されたコードネーム304を表示装置101に表示するとともに、ROM405から、設定したコードに対応するコード表示データテーブル902を読み込む。そして、そのコード表示データテーブル902に基づき、基準フレット番号の表示或いは0フレットの左のLCDセグメント305の表示と各弦毎のユーザーの押下位置306、コードのルート位置307、発音すべき開放弦308、発音すべき開放弦かつルート音高1001、及びミュートすべき開放弦1002を表示装置101に表示する。
【0088】
なお、表示する内容は、メジャースケール、ペンタトニックスケール、定石のフレーズ、または定石のコード進行等他の演奏内容でもよい。
表示装置101は、電子弦楽器102のユーザーが演奏時に見やすい位置に取り付け、同じく電子弦楽器102に取り付けらたスイッチパネル200のスイッチを操作することによって、モード、コード、トーン等を設定でき、その設定に基づき1弦〜6弦の各弦の押下位置306、開放弦等を表示することができる。
【0089】
コード辞書モードの表示モードを選択した場合、スイッチパネル200のスイッチを操作することによって、コードのルート並びにタイプ、及びトーンの設定が可能であり、コードのルート並びにタイプ、及びトーンを設定すると、その設定に基づいて表示データテーブル格納部901よりユーザーの指定したコードに対応するコード表示データテーブル902を読み出し、基準フレット番号あるいは0フレットの左のLCDセグメント305、1弦〜6弦の各弦の押下位置306、ミュートすべき開放弦1002、発音すべき開放弦308、発音すべき開放弦かつルート音高1001、及びコードのルート位置307の表示が行なわれる。
【0090】
また、コードを設定しない場合でも、ユーザーの演奏情報よりコードを判定し、そのコードのコードネーム304を表示装置101に表示し、更に、ユーザーの演奏情報より押下された最小フレットを基準フレット番号として表示するとともに、各弦の押下フレット位置を表示し、判定したコードを基にルート箇所の表示を行なうことができる。
【0091】
ユーザーが表示装置101に表示されている基準フレット番号あるいは0フレットの左端のLCDセグメント305、1弦〜6弦の各弦の押下位置306、ミュートすべき開放弦1002、発音すべき開放弦308、発音すべき開放弦かつルート音高1001、及びコードのルート位置307を見ながら演奏を行ない、誤った演奏を行なうと、誤った弦の押下位置が点滅するので、ユーザーは、間違った弦の押下を行なったことを即座に知ることができる。
【0092】
また、ユーザーがスイッチパネルを介して、所望のコードを指定すると、該コードに対応するコード表示データテーブル902に基づき、表示装置101に基準フレット番号あるいは0フレットの左端のLCDセグメント305、押下位置306、ミュートすべき開放弦1002、発音すべき開放弦308、発音すべき開放弦かつルート音高1001、及びコードのルート位置307が表示されるので、ユーザーは、表示装置101に示された内容に従い演奏を行えばよく、教本のコードフォーム見なくても、または指導者がいなくても、初心者が1人で手軽にコードを練習・習得することができる。
【0093】
また、メモリ再生のコード進行にそって各コードにおける各弦の押下位置が表示されるので、ユーザーが演奏途中で不意にコードフォームを忘れた時でも、表示装置101を見れば各弦の押下位置306がわかるので、演奏ガイドになる。
【0094】
また、コードのルート位置307が表示されるので、フレット位置と音高との対応を学習できる。
上記実施例では、何れかの弦の撥弦を検出した時に、フレット押下位置の正誤押下表示を行なうようにしているが、コードの指定後、各弦のフレット押下検出後直ちに、フレット押下位置の正誤押下表示を行なうようにしてもよい。このような構成にすることにより、ユーザーは、より早く押下を誤った弦を知ることができる。
【0095】
また、更に、上記実施例では、コード表示としているが、メジャースケールやペンタトニックスケール、または定石フレーズの弦の押下位置表示に適用するようにしてもよい。
【0096】
また、上記実施例では、各弦のフレット押下位置をネック内部にマトリックス状に埋設したセンサーによって検出するようにしているが、弾弦検出部402または撥弦検出部403により、弾弦または撥弦された各弦の振動波形の音高を検出することにより、各弦のフレット押下位置を検出するようにしてもよい。
【0097】
【発明の効果】
本発明によれば、演奏情報として、例えば、基準となるフレット番号のデータである基準フレット番号表示データと各弦毎のフレット押下位置等を示す表示データから成るコード表示データテーブルを記憶している。
【0098】
そして、ユーザーの演奏を基に判定したコードに対応する前記演奏情報或いはユーザーが指定した前記演奏情報に基づきコードネーム、各弦のフレット押下位置、基準フレット番号、及びコードのルート音高を表示装置に表示し、ユーザーの行なった弦のフレット押下位置と前記表示手段に表示されている前記演奏情報の各弦のフレット押下位置とを比較し、フレット押下位置が誤っている弦については、誤フレット押下位置を表示によりユーザーに報知する。
【0099】
このように、演奏ガイド機能を付与したことにより、初心者でも演奏ガイドを見ながら手軽にコード学習ができ、また、表示されたコードのルート位置により、フレット押下位置と音高との対応を学習することができる。
【0100】
また、誤押下を行なうと誤押下位置が表示されるので、すぐに誤押下を行なったことがわかる。
更に、ある程度演奏技術がある人でも、コード進行に沿ってコード押下表示されるので、コードフォームを忘れた場合の演奏ガイドとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の外観図である。
【図2】スイッチパネルの外観図である。
【図3】表示装置の表示例である。
【図4】本実施形態のシステム全体の回路構成を示すブロック図である。
【図5】本実施形態の全体処理を示すフローチャートである。
【図6】スイッチ状態検出処理のフローチャートである。
【図7】コード表示処理のフローチャートである。
【図8】撥弦検出処理フローチャートである。
【図9】(a)は表示データテーブル格納部の構成を示す図であり、(b)はコード表示データテーブルのデータ構成を示す図であり、(c)はコード表示データテーブルの他のデータ構成を示す図であり、(d)は、各弦毎の表示データのデータ構成を示す図である。
【図10】図9(b)、(c)に示した表示データテーブルの表示例である。
【図11】誤った弦の押下を行った時の表示例である。
【符号の説明】
101 表示装置
102 電子弦楽器
103 ボディ
200 スイッチパネル
201 モードスイッチ
202 コードスイッチ
203 トーンスイッチ
204 リズムスイッチ
205 番号1〜8のスイッチ
206 ルートスイッチ
206D DOWNスイッチ
206U UPスイッチ
207 タイプスイッチ
207D DOWNスイッチ
207U UPスイッチ
208 フレットスイッチ
208D DOWNスイッチ
208U UPスイッチ
209 録音再生スイッチ
209a RECボタン
209b PLAYボタン
209c STOPボタン
210 リズムスタート/ストップスイッチ
301 擬似弦
302 トーンナンバ
303 リズムナンバ
304 コードネーム
305 LCDセグメント
306 押下位置
307 コードのルート位置
308 発音すべき開放弦
309 擬似フレット
401 CPU
402 弾弦検出部
403 撥弦検出部
404 スイッチ検出部
405 ROM
406 RAM
407 楽音発生回路
408 アンプ
409 スピーカ
901 表示データテーブル格納部
902 コード表示データテーブル
903 基準フレット番号表示データ
904 各弦毎の表示データ
1001 発音すべき開放弦かつルート音高
1002 ミュートすべき開放弦
1101 誤った弦の押下位置

Claims (4)

  1. 電子弦楽器の演奏に必要な演奏情報としてルート情報を含むコード情報を複数記憶している演奏情報記憶手段と、
    該演奏情報記憶手段に記憶されている複数の演奏情報の中から所望の演奏情報を指定する演奏情報指定手段と、
    各弦の押下位置を検出する弦押下位置検出手段と、
    前記演奏情報指定手段によって指定された前記演奏情報記憶手段に記憶されている前記演奏情報に基づき電子弦楽器の演奏に必要な情報の表示を指示する表示指示手段と、
    撥弦を検出した場合に、前記弦押下位置検出手段によって検出された各弦の押下位置と前記演奏情報指定手段によって指定された前記演奏情報記憶手段に記憶されている前記演奏情報とを比較し、各弦の押下位置の正誤を判定する正誤押下位置判定手段と、
    前記表示指示手段及び前記正誤押下位置判定手段の判定結果に従い電子弦楽器の演奏に必要な前記演奏情報について、前記ルート情報を他の情報と異なる態様で表示するとともに、各弦の誤押下位置を表示する表示手段と、
    を具備することを特徴とする電子弦楽器の演奏情報表示装置。
  2. 前記表示手段は各弦の押下位置、コードのルート位置、発音すべき開放弦、発音すべき開放弦且つルート音高、ミュートすべき開放弦、基準フレット番号もしくは0フレットを表わす表示、及び各弦の誤押下位置の表示を行なうことを特徴とする請求項1の電子弦楽器の演奏情報表示装置。
  3. 前記表示指示手段は基準フレット番号が1フレットの場合は0フレットの位置の左に0フレットを表わす表示指示を行ない、基準フレット番号が1フレット以外の場合は左端の弦の上部近傍に対応するフレット番号の表示指示を行なうことを特徴とする請求項2の電子弦楽器の演奏情報表示装置。
  4. 計算機において用いられたとき、
    電子弦楽器の演奏に必要な演奏情報としてルート情報を含むコード情報を複数記憶する機能と、
    前記記憶されている複数の演奏情報の中から所望の演奏情報を指定する機能と、
    各弦の押下位置を検出する機能と、
    前記指定された演奏情報に基づき電子弦楽器の演奏に必要な情報の表示を指示する機能と、
    撥弦を検出した場合に、検出された各弦の押下位置と指定された前記演奏情報とを比較し、各弦の押下位置の正誤を判定する機能と、
    前記表示指示及び各弦の押下位置の正誤の判定結果に基づき、電子弦楽器の演奏に必要な演奏情報について、前記ルート情報を他の情報と異なる態様で表示するとともに、各弦の誤った押下位置を表示する機能と、
    を前記計算機に行わさせるためのプログラムコードが前記計算機が読取り可能な形式で記憶された記憶媒体。
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