JPH10319377A - 液晶光学素子とその製造方法 - Google Patents

液晶光学素子とその製造方法

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JPH10319377A
JPH10319377A JP12876097A JP12876097A JPH10319377A JP H10319377 A JPH10319377 A JP H10319377A JP 12876097 A JP12876097 A JP 12876097A JP 12876097 A JP12876097 A JP 12876097A JP H10319377 A JPH10319377 A JP H10319377A
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悟郎 齋藤
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正春 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電圧印加または無印加状態で長時間持続して
も電気光学特性の劣化しないスメティック液晶光学素子
を提供する。 【解決手段】 少なくとも一方が透明な2枚の電極付き
基板間に、液晶層の光学軸が印加電圧に対して連続的に
変化するスメクティック液晶材料100重量部と高分子
樹脂0.01ないし10重量部とからなる調光層が挟持
されていることを特徴とする液晶光学素子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、文字、図形等を表
示する表示装置、入射光の透過量が変化する調光装置、
光シャッター等に利用される液晶光学素子に関する。詳
しくはスメクティック液晶材料と高分子樹脂とからなる
調光層を有する液晶光学素子に関する。
【0002】
【従来の技術】広視野角、高速応答が期待できる液晶デ
ィスプレイとして、N.A.Clark,S.T.La
gerwallにより強誘電性液晶材料の光スィッチン
グ現象を用いた光学素子が提案されている(App.P
hys.Lett.,Vol.36,p.899(19
80))。表面安定化強誘電性液晶(SSFLC)光学
素子は、光学応答が高速(1ミリ秒以下)かつ視野角が
広いという特徴を有している。ただし、SSFLCは双
安定性であり、SSFLC光学素子の電気光学応答は明
状態と暗状態の2つの状態のスイッチングに限定され
る。したがって、電圧を制御することにより中間調の表
示を行うことが困難であるという課題がある。また、液
晶層がシェブロン構造を形成しやすく、このためコント
ラストが低くなること、機械的衝撃で層構造が乱れやす
く、一度乱れた配向の回復が困難であるという問題も有
している。
【0003】別の光学素子として、Chandaniら
により反強誘電性相を有する液晶材料(反強誘電性液晶
材料)が報告され(Jpn.J.Appl.Phy
s.,28(1989),L1265)、さらに反強誘
電性液晶材料を利用した表示素子が提案されている(J
pn.J.Appl.Phys.,29(1990)1
757)。反強誘電性液晶材料は反強誘電相と強誘電相
との相転移に基づく三安定性を有し、これらをバイアス
電圧印加下においてスイッチングさせることにより、電
圧制御で中間調表示が可能な光学素子を作製することが
できる。しかしながら、中間調表示にバイアス電圧が必
要であることや、高精細かつ走査線の多い光学素子で
は、駆動波形が複雑となる等の問題を有している。
【0004】一方、乾ら、及び、田中らにより液晶層の
光学軸が印加電圧に対して連続的に変化するスメクティ
ック液晶材料(以下、無しきいスメクティック液晶材料
と呼ぶ)が報告されている(第21回液晶討論会講演予
稿集2CO4,p.222(1995),及びp.25
0(1995))。この材料を用いた無しきいスメクテ
ィック液晶光学素子は、印加電圧による相転移に明確な
しきい値を有さず、また、ヒステリシス特性が小さいと
いう特徴を有する。この無しきいスメクティック液晶光
学素子をMIM、薄層トランジスタ(TFT)などの能
動マトリクス電極と組み合わせることより、中間調表示
が可能で、かつ高速応答のディスプレイを得ることがで
きる。
【0005】特開平6−289372公報には、反強誘
電性を発現するスメクティック液晶材料と高分子樹脂と
で構成される調光層を有する液晶光学素子が記載されて
いる。この素子は、PDLCあるいはNCAP素子に代
表される光散乱モードに属するものであり、この素子中
に分散される高分子樹脂は、液晶材料との屈折率差を発
現させる役割を担うものである。この場合調光層中の液
晶材料と樹脂との割合は4:6かた8:2すなわち液晶
材料100重量部に対し25重量部ないし150重量部
の樹脂を使用する。
【0006】また、第21回液晶討論会講演予稿集2A
18,p.180(1995)では、強誘電性液晶材料
中に高分子樹脂を形成分散させた液晶光学素子が記載さ
れている。しかし、この素子に用いられている液晶材料
は双安定性を有する強誘電性液晶材料であり、電気光学
応答は明状態と暗状態との2つの状態のスイッチングに
限定されるものである。また、液晶層に分散された高分
子樹脂は、液晶層の構造を疑似ブックシェルフ構造を得
る役目を担うものである。したがって、本発明の液晶光
学素子とは液晶材料、液晶材料の電気光学応答及び高分
子樹脂の役割が異なるものである。
【0007】別の報告として、16th Intern
ational Liquid Crystal Co
nference E2,005(1996)では、強
誘電性液晶材料中に高分子樹脂を分散した液晶光学素子
が記載されている。しかし、この素子は、液晶材料が双
安定性を有する強誘電性液晶材料であること、及び液晶
層に分散された高分子樹脂は液晶層の基板面回転現象を
防止する役割を担うことにより、本発明の光学素子とは
異なるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】無しきいスメクティッ
ク液晶光学素子では、電圧印加した状態を長時間持続し
た場合、光透過率が最小となる印加電圧の値が0V(電
圧無印加状態)からずれる、また、昇圧側と降圧側の電
圧に対する光透過率の曲線が一致しない、さらに、電圧
無印加の状態を長時間持続した場合、液晶の配向が乱れ
るという課題があった。これら3つの課題は、ディスプ
レイでは、チラツキおよびコントラスト低下という現象
で現れ、表示画像の品位を著しく低下させる。本発明の
目的は、これらの課題を解決する液晶光学素子を提供し
ようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前述の課
題を解決するために鋭意研究した結果、無しきいスメク
ティック液晶材料に高分子樹脂を分散すると、電圧印
加、または、無印加状態を長時間持続しても表示画像品
位の低下しない液晶光学素子が得られることを見い出し
た。すなわち、本発明の次のようである。 1 少なくとも一方が透明な2枚の電極付き基板間に、
液晶層の光学軸が印加電圧に対して連続的に変化するス
メクティック液晶材料100重量部と、高分子樹脂0.
01ないし10重量部とからなる調光層が挟持されてい
るとを特徴とする液晶光学素子。 2 前記スメクティック液晶材料が少なくとも1種の反
強誘電性液晶材料からなる液晶材料から構成されている
ことを特徴とする上記1に記載の液晶光学素子。 3 前記スメクティック液晶材料が、反強誘電性液晶材
料とスメクティックC相を有する液晶材料から構成され
ていることを特徴とする上記1または2に記載の液晶光
学素子。 4 前記高分子樹脂が前記スメクティック液晶材料中に
三次元状に存在することを特徴とする上記1、2または
3に記載の液晶光学素子。 5 電極付き基板に能動素子を有することを特徴とする
上記1、2、3または4に記載の液晶光学素子。 6 少なくとも一方が透明な2枚の電極付き基板間に、
液晶層の光学軸が印加電圧に対して連続的に変化するス
メクティック液晶材料100重量部と高分子樹脂0.0
1ないし10重量部とからなる調光層を挟持してなる液
晶光学素子の製造方法において、スメクティック液晶材
料100重量部と前記高分子樹脂の常温常圧で液体また
は液晶相を示す前駆体0.01ないし10重量部とを混
合し、前記基板間に挟持した後その高分子樹脂前駆体を
重合することを特徴とする製造方法。 7 前記高分子樹脂前駆体の重合が光重合であることを
特徴とする上記6に記載の製造方法。 8 前記高分子樹脂前駆体の光重合時における前記スメ
クティック液晶材料の相が、光学軸が印加電圧に対して
連続的に変化する相と等方相との間に存在するいずれか
の相であることを特徴とする上記6、または7に記載の
製造方法。 9 前記高分子樹脂前駆体の光重合時に、前記スメクテ
ィック液晶材料の相がスメクティックA相であることを
特徴とする上記6、7または8に記載の製造方法。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のスメクティック液晶材料
は液晶層の光学軸が印加電圧に対して連続的に変化する
スメクティック液晶材料であればいずれの材料でも構わ
ないが、特に、室温近傍で液晶層の光学軸が印加電圧に
対して連続的に変化するものが望ましい。さらに詳しく
は、本発明のスメクティック液晶材料は、反強誘電性液
晶材料と、スメクティックC相を有する液晶材料との混
合により形成されるものが望ましい。前記の混合により
得られる液晶材料では、自発分極を低く抑えることが可
能であるため、駆動の際に大きな電荷を必要とせず、T
FT等の能動素子に負担をかけることなく駆動させるこ
とが可能となる。
【0011】本発明の反強誘電性液晶材料としては、反
強誘電相を相系列の何れかに有している液晶材料であれ
ばよい。また、反強誘電性液晶材料は、単成分でも構わ
ないし、2種以上の化合物の混合材料であっても構わな
い。
【0012】本発明の反強誘電性液晶材料と混合するス
メクティックC相を有する液晶材料としては、スメクテ
ィックC相を相系列中に有している液晶材料であれば構
わない。また、スメクティックC相を有する液晶材料
は、単成分でも構わないし、2種以上の化合物の混合材
料であっても構わない。しかし、スメクティックC相を
有する液晶材料の相系列は、低温側よりクリスタル相−
スメクティックC相−ネマティック相−アイソトロピッ
ク相であることが望ましい。単成分では前記の相系列と
は異なる相系列を示す化合物であっても、2種以上の化
合物の混合材料とした際に前記の相系列を示すものであ
れば構わない。
【0013】さらに、本発明は反強誘電性液晶材料の代
わりにフェリ誘電相を有する液晶材料を用いても実現す
ることができる。すなわち、前記スメクティック液晶材
料が前記項目3の発明において、フェリ誘電相を有する
液晶材料とスメクティックC相を有する液晶材料から構
成されてもよい。
【0014】本発明において液晶層の光学軸とは、個々
の液晶分子の光学軸ではなく液晶層全体の示す屈折率が
最大の方向であり、液晶では光学軸方向とほぼ垂直な二
つの方向に光学軸方向の屈折率より小さな屈折率を有す
る。この結果、液晶層全体は複屈折性を有し、この光学
軸の方向が電界の印加によって変化することにより、電
気光学的な効果を得る。
【0015】本発明の液晶光学素子の調光層に用いられ
る高分子樹脂は、以下に示す高分子樹脂前駆体の一種類
のみを単独で重合させて得たものでもよいし、二種類以
上の化合物の共重合体であっても構わない。他の高分子
樹脂前駆体としては、アクリロイル基、ビニル基等の通
常の重合性基を有する高分子前駆体であればいずれも使
用できる。本発明で使用される高分子樹脂前駆体として
は、2−エチルヘキシルアクリレート、ブチルエチルア
クリレート、ブトキシエチルアクリレート、2−シアノ
エチルアクリレート、ベンジルアクリレート、シクロヘ
キシルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレ
ート、2−エトキシエチルアクリレート、N,N−ジエ
チルアミノエチルアクリレート、N,N−ジメチルアミ
ノエチルアクリレート、ジシクロペンタニルアクリレー
ト、ジシクロペンテニルアクリレート、グリシジルアク
リレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、イソ
アミルアクリレート、イソボルニルアクリレート、イソ
デシルアクリレート、ラウリルアクリレート、モルホリ
ンアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、フェ
ノキシジエチレングリコールアクリレート、イソアミル
アクリレート、テトラフルオロフルフリルアクリレー
ト、2,2,2−トリフルオロエチルアクリレート、
2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルアクリレ
ート、2−(パーフルオロブチル)エチルアクリレー
ト、2−(パーフルオロデシル)エチルアクリレート等
の単官能アクリレート化合物、2−エチルヘキシルメタ
クリレート、ブチルエチルメタクリレート、ブトキシエ
チルメタクリレート、2−シアノエチルメタクリレー
ト、ベンジルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリ
レート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、2−
エトキシエチルアクリレート、N,N−ジエチルアミノ
エチルメタクリレート、N,N−ジメチルアミノエチル
メタクリレート、ジシクロペンタニルメタクリレート、
ジシクロペンテニルメタクリレート、グリシジルメタク
リレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、イ
ソボルニルメタクリレート、イソデシルメタクリレー
ト、ラウリルメタクリレート、モルホリンメタクリレー
ト、フェノキシエチルメタクリレート、フェノキシジエ
チレングリコールメタクリレート、2,2,2−トリフ
ルオロエチルメタクリレート、2,2,3,3,3−ペ
ンタフルオロプロピルメタクリレート、2−(パーフル
オロブチル)エチルメタクリレート、2−(パーフルオ
ロヘキシル)エチルメタクリレート、2−(パーフルオ
ロデシル)エチルメタクリレート等の単官能メタクリレ
ート化合物、ジチレングリコールジアクリレート、1,
4−ブタンジオールジアクリレート、1,3−ブチレン
グリコールジアクリレート、ジシクロペンタニルジアク
リレート、グリセロールジアクリレート、1,6−ヘキ
サンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコール
ジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレ
ート、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペン
タエリスリトールテトラアクリレート、ペンタエリスリ
トールトリアクリレート、ジトリメチロールプロパンテ
トラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアク
リレート、ジペンタエリスリトールモノヒドロキシペン
タアクリレート、ウレタンアクリレートオリゴマー、ジ
メチロールトリシクロデカンジアクリレート、4,4’
−ビフェノールビスアクリレート、1,4−ジヒドロキ
シベンゼンビスアクリレート、4,4’−ジヒドロキシ
ジフェニルエーテルビスアクリレート、4,4’−ジヒ
ドロキシジフェニルメタンビスアクリレート、2,2−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンビスアクリレ
ート、メソ−ヘキセストロールビスアクリレート、α,
α’−ビス[4−ヒドロキシフェニル]−1,4−ジイ
プロピルベンゼンビスアクリレート、2,3,5,6−
テトラフルオロフェニレン−1,4’―ジオールジアク
リレート、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘ
キサフルオロプロパンビスアクリレート、2,2’,
3,3’,5,5’,6,6’―オクタフルオロー4,
4’−ビフェノールビスアクリレート、4,4’―ジア
クリロイルオキシスチルベン、4,4’−ジアクリロイ
ルオキシジエチルスチルベン、4,4’−ジアクリロイ
ルオキシジプロピルスチルベン、4,4’−ジアクリロ
イルオキシジブチルスチルベン、2,2,3,3,4,
4−ヘキサフルオロ1,5−ペンタンジオールジアクリ
レート、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフル
オロ1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、ベンゼ
ン−1,3,5−トリオールトリアクリレート、1,
1,1−トリス[4−ヒドロキシフェニル]エタントリ
アクリレート等の多官能アクリレート化合物、ジエチレ
ングリコールジメタクリレート、1,4−ブタンジオー
ルジメタクリレート、1,3−ブチレングリコールジメ
タクリレート、ジシクロペンタニルジメタクリレート、
グリセロールジメタクリレート、1,6−ヘキサンジオ
ールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタ
クリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレー
ト、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペン
タエリスリトールテトラメタクリレート、ペンタエリス
リトールトリメタクリレート、ジトリメチロールプロパ
ンテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキ
サメタクリレート、ジペンタエリスリトールモノヒドロ
キシペンタメタクリレート、ウレタンメタクリレートオ
リゴマー、ジメチロールトリシクロデカンジメタクリレ
ート、4,4’−ビフェノールビスメタクリレート、
1,4−ジヒドロキシベンゼンビスメタクリレート、
4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテルビスメタク
リレート、4,4’−ジヒドロキシジフェニルメタンビ
スメタクリレート、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパンビスメタクリレート、メソ−ヘキセスト
ロールビスメタクリレート、α,α’−ビス[4−ヒド
ロキシフェニル]−1,4−ジイプロピルベンゼンビス
メタクリレート、2,3,5,6−テトラフルオロフェ
ニレン−1,4’−ジオールジメタクリレート、2,2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフルオロプロ
パンビスメタクリレート、2,2’,3,3’,5,
5’,6,6’−オクタフルオロ−4,4’−ビフェノ
ールビスメタクリレート、、4,4’−ジメタクリロイ
ルオキシスチルベン、4,4’−ジメタクリロイルオキ
シジエチルスチルベン、4,4’−ジメタクリロイルオ
キシジプロピルスチルベン、4,4’−ジメタクリロイ
ルオキシジブチルスチルベン、2,2,3,3,4,4
−ヘキサフルオロ1,5−ペンタンジオールジメタクリ
レート、2,2,3,3,4,4,5,5−オクタフル
オロ1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート等の多
官能メタクリレート化合物、スチレン、アミノスチレ
ン、酢酸ビニル等があるがこれに限定されるものではな
い。
【0016】高分子樹脂は、液晶材料100重量部に対
し0.01重量部以上10.0重量部以下含有されてい
ることが必要である。好ましくは0.1重量部以上、5
重量部以下であり、より好ましくは1重量部以上、3重
量部以下である。少なすぎると電気光学特性の経時変化
を抑える効果が減少し、多すぎると液晶材料の電場応答
を妨げることによる応答速度低下や、液晶材料の配向を
著しく乱すことによるコントラスト低下が確認される。
また、ヒステリシスの増大すなわち印加電圧に対する光
透過率の曲線が昇圧側と降圧側とで大きくずれたり、メ
モリー性等が発現する。
【0017】高分子樹脂前駆体は、常温常圧で液体また
は液晶相を示し、かつ、室温で液晶材料と相分離しない
ものが望ましいが、スメクティック液晶材料が等方相に
なる温度で液晶材料に均一に混合しており、かつ、重合
温度で液晶材料と相分離しないものであっても構わな
い。
【0018】高分子樹脂前駆体の重合方法としては、光
重合法、加熱重合法等が挙げられるが、光重合法が好ま
しい。高分子樹脂前駆体の光重合法に用いられる光源と
しては電子線や紫外線を用いることができる。紫外線に
よる光重合を行う際には反応促進のために光重合開始剤
を添加することが望ましい。
【0019】光重合開始剤としては、2,2−ジエトキ
シアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−
フェニル−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニ
ル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オ
ン、1−(4−ドデシルフェニル)−2−ヒドロキシ−
2−メチルプロパン−1−オン、2−メチル−1−[4
−(メチルチオ)フェニル]―2−モルホリノプロパン
−1等のアセトフェノン系、ベンゾインメチルエーテ
ル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピ
ルエーテル、ベンジルジメチルケタール等のベンゾイン
系、ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、4−フェニ
ルベンゾフェノン、3,3−ジメチル−4−メトキシベ
ンゾフェノン等のベンゾフェノン系、チオキサンソン,
2−メチルチオキサンソン等のチオキサンソン系、ジア
ゾニウム塩系、スルホニウム塩系、ヨードニウム塩系、
セレニウム塩系等の公知のものが使用できる。
【0020】光重合開始剤は固体でも液体でも構わない
が素子の均一性の点から液晶中に溶解または相溶するも
のが望ましい。開始剤濃度は高分子前駆体の30重量%
以下が好ましい。また必要に応じてメチルジエタノール
アミン、4−ジメチルアミノ安息香酸等の光重合開始助
剤を添加しても構わない。
【0021】高分子樹脂前駆体の光重合は、液晶層の光
学軸が印加電圧に対して連続的に変化する相より高温
側、かつ、等方相より低温側で行うことが望ましい。ま
た、スメクティック液晶材料の相系列にスメクティック
A相を有する液晶材料では、スメクティックA相で光重
合を行うことが望ましい。等方相や液晶層の光学軸が印
加電圧に対して連続的に変化する相で高分子樹脂前駆体
を光重合した場合は、液晶材料の配向状態が乱れやすく
なり、液晶光学素子のコントラストが低下したり、昇圧
側と降圧側の電圧に対する光透過率の曲線が一致しなく
なるので好ましくない。
【0022】本発明の液晶光学素子は、間隔の定まった
基板間に、無しきいスメクティック液晶材料および高分
子樹脂前駆体の混合物を挟持した後、光を照射して製造
する。この際、混合物の注入は、減圧下でも常圧下でも
構わない。また必要であれば、加温を行っても構わな
い。
【0023】本発明に用いられる基板の材質は、ガラ
ス、プラスチック、金属等が使用できる。またカラーフ
ィルターを有する基板を用いたり、顔料や色素等を基板
中に分散させることによって、カラー化することができ
る。
【0024】基板は電極が調光層側になるように設置す
る。電極としてはITO等の材質のものが利用できる
が、使用する基板自体が導電性を有している場合は、基
板を電極としても利用することもできる。電極は調光層
と密着した状態で設置する。
【0025】これらの電極付き基板は液晶が配向するよ
うに処理されていることが望ましい。この際、2枚の基
板ともホモジニアス配向であることが望ましいが、用途
に応じて、他の配向状態であっても構わない。この配向
処理には、TN液晶、STN液晶等に用いられるポリイ
ミド等の通常の配向膜が利用できるが特に低いプレティ
ルト角を有するものが望ましい。
【0026】ポリイミド等の配向膜は、ポリイミド等が
溶剤に溶けこんでいる可溶性タイプでもよいし、焼成す
ることによってポリイミド化する焼成タイプであっても
構わない。またラビング等の配向処理を行うことが望ま
しい。
【0027】基板の間隔設定には、通常の液晶デバイス
に用いられるガラスまたは高分子樹脂等から成るロッド
状、球状等のスペーサーを使用することができ、その間
隔は1μm〜4μm程度が望ましい。
【0028】本液晶化合物の駆動方法としては、電極に
能動素子を組み込んだアクティブマトリックス駆動が望
ましいが、用途に応じて単純マトリックス駆動させても
よい。能動素子としては、薄層トランジスタ(TFT)
素子、メタル−インシュレーター−メタル(MIM)素
子などがあげられるが、これに限定されない。
【0029】本発明の液晶光学素子は、調光層を電極を
有する2枚の透明な基板間に挟持した構造である光透過
型のみならず一方の基板が不透明な光反射型にも適用で
きる。例えば調光層を電極を有する透明な基板と電極を
有する光反射板間に挟持した素子構造、電極を有する透
明な基板と電極を有する光吸収板間に挟持した素子構造
等がある。
【0030】光反射板は光を反射する材料で構成されて
いれば無機材料でも有機材料でも構わない。また反射強
度または反射波長は目的とする素子特性により任意に変
更できる。その構造は光反射材料が光反射板全体を形成
しているものであってもよいし、光反射材料がガラス等
の別の材質が基板上にコーティングされていてもよい。
光反射材料をコーティングした場合、光反射材料が調光
層側にある必要はない。また光反射材料をコーティング
する基板は光反射材料が調光層側に位置していない場合
は必ずしも透明である必要はない。
【0031】光吸収板は光を吸収する材料で構成されて
いれば無機材料でも有機材料でも構わない。吸収強度ま
たは吸収波長は目的とする素子特性により任意に変更で
きる。その構造は光吸収材料が光吸収板全体を形成して
いるものであってもよいし、光吸収材料がガラス等の別
の材質が基板上にコーティングされていてもよい。光吸
収材料をコーティングした揚合、光吸収材料が調光層側
にある必要はない。また光吸収材料をコーティングする
基板は光吸収材料が調光層側に位置していない場合は必
ずしも透明である必要はない。光反射材料または光吸収
材料が導電性を有している場合はこれらを電極としても
利用することもできる。
【0032】本発明の液晶光学素子の用途としては、窓
や間仕切り等の建築材料や文字や図形を表示する表示装
置がある。
【0033】
【実施例】以下、本発明を実施例を用いて詳細に説明す
るが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実施例に
限定されるものではない。
【0034】実施例中に記載されている駆動電圧、コン
トラスト、応答速度は以下のように定義する。
【0035】駆動電圧:印加電圧−光透過率の曲線にお
いて最も低い光透過率を0%(最小透過率)、電圧印加
により飽和した光透過率を100%(最大透過率)とし
た時、素子の光透過率が90%となる電圧とする。
【0036】コントラスト:電圧印加により飽和した光
透過率(最大透過率)を最小透過率で割った値とする。
【0037】応答速度:電圧無印加状態から光透過率が
飽和する電圧を印加した際、光透過率が0%から90%
に変化するまでに要する時間と、光透過率が90%から
0%に変化するまでに要する時間の和とする。
【0038】実施例1 以下に示す反強誘電性液晶材料(1)30重量部に、化
合物(II)と(III)の混合物(((II):(I
II)=34:66(重量割合))からなるスメクティ
ックC相を有する液晶材料(IV)70重量部を添加
し、スメクティック液晶材料(A)を得た。
【0039】
【化1】 スメクティック液晶材料(A)99重量部、高分子樹脂
前駆体として下記式(V)で表されるジメチロールトリ
シクロデカンジアクリレート
【0040】
【化2】 と重合開始剤として2,2−ジエトキシアセトフェノン
との混合物1重量部(重合開始剤は高分子樹脂前駆体に
対して5重量%)の混合物を90℃まで加熱し、充分攪
拌した後、あらかじめ90℃に加熱しておいた二枚のホ
モジニアス配向処理済みの電極層付きガラス基板からな
るギャップ2μmの液晶セルに注入した。この液晶セル
を毎分1℃の速度で65℃まで徐冷し、その温度を保ち
つつ0.05mW/cm2の紫外線(波長365nm)
を360分照射し、高分子樹脂前駆体を重合させた。そ
の後、液晶セルをノーマリーブラックモードになるよう
に配置した二枚の直交した偏光板で挟み込み、液晶光学
素子を得た。
【0041】作製した液晶光学素子は、直ちに(初
期)、±6V、0.1Hzの三角波を8時間印加した後
(8時間印加)および無印加で10日間静置した後(1
0日間静置)にその電気光学特性を測定し表1に示し
た。電気光学特性は、光源としてヘリウム−ネオンレー
ザー、検出器としてフォトダイオードを用いて0.1H
zの三角波を印加して25℃で測定した。
【0042】
【表1】 なお、実施例1および次に述べる比較例1の液晶光学素
子の調製初期、8時間印加、10日間静置における印加
電圧と光透過率の関係を表すグラフをそれぞれ図4、5
および6に示した。
【0043】比較例1 高分子樹脂前駆体と重合開始剤との添加をしなかった以
外は実施例1と同様にして液晶光学素子を作製し、実施
例1と同様の特性を測定し、結果を表2に示した。
【0044】
【表2】 実施例2 高分子樹脂前駆体として下記式(VI)で表わされる
2,2,3,3,4,4−ヘキサフルオロ−1,5−ペ
ンタジオールジアクリレートを用いた以外は、実施例1
と同等な条件で液晶光学素子を作製し評価し、結果を表
3に示してある。
【0045】
【化3】
【0046】
【表3】 実施例3 実施例1で用いた反強誘電性液晶材料(I)に、以下に
示す液晶材料(VII)及び(VIII)を(I):
(VII):(VIII)=40:40:20(重量割
合)となるよう添加し、スメクティック液晶材料(B)
を得た。
【0047】
【化4】 スメクティック液晶材料(A)の替わりにスメクティッ
ク液晶材料(B)を用いた以外は実施例1と同様な条件
で液晶光学素子を作製し、評価し、結果を表4に示し
た。
【0048】
【表4】 実施例4 実施例3で用いた反強誘電性液晶材料(VII)20重
量部に、実施例1で用いたスメクティックC相を有する
液晶材料(IV)80重量部を添加し、スメクティック
液晶材料(C)を得た。
【0049】スメクティック液晶材料(C)98重量
部、高分子樹脂前駆体として下記式(IX)
【0050】
【化5】 で表される1,4−フェニレンビス{4−[6−(アク
リロイルオキシ)ヘキシルオキシ]ベンゾエート}と重
合開始剤としてベンゾインメチルエーテルとの混合物2
重量部(重合開始剤は高分子樹脂前駆体にたいして5重
量部)の混合物を100℃まで加熱し、充分攪拌した
後、あらかじめ100℃に加熱しておいた二枚のホモジ
ニアス配向処理済みの電極層付きガラス基板からなるギ
ャップ2μmの液晶セルに注入した。この液晶セルを毎
分0.5℃の速度で60℃まで除冷し、その温度を保ち
つつ0.05mW/cm2の紫外線(波長365nm)
を240分照射し、高分子樹脂前駆体を重合させた。そ
の後、液晶セルをノーマリーブラックモードになるよう
に配置した二枚の直交した偏光板で挟み込み、液晶光学
素子を得た。
【0051】作製した液晶光学素子は、実施例1と同様
の特性を測定し、結果を表5に示した。
【0052】
【表5】 実施例5 実施例4で用いたスメクティック液晶材料(C)97重
量部と、高分子樹脂前駆体として下記式(X)で表され
る4,4−ジアクリロイルオキシジエチルスチルベン
【0053】
【化6】 と重合開始剤としてベンゾインメチルエーテルとの混合
物3重量部(重合開始剤は高分子樹脂前駆体にたいして
5重量部)の混合物を用いた以外は実施例4と同様な条
件で液晶光学素子を作製し評価し、結果を表6に示し
た。
【0054】
【表6】
【0055】
【発明の効果】本発明の液晶光学素子は、電圧印加状態
を長時間持続するか、電圧無印加状態で長時間静置して
も電気光学特性の劣化はほとんどなく、したがって例え
ば表示装置に組み込んだ場合表示画像の品位を長く良好
に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶光学素子の構造の一例を模式的に
示す断面図である。
【図2】従来の液晶光学素子の構造の一例を模式的に示
す断面図である。
【図3】本発明の製法における、高分子樹脂前駆体の重
合前の液晶光学素子の構造の一例を示す模式的断面図で
ある。
【図4】本発明および従来の液晶光学素子の調製初期に
おける印加電圧と光透過率との関係の一例を示すグラフ
である。
【図5】本発明および従来の液晶光学素子の8時間電圧
印加後の印加電圧と光透過率の関係の一例を示すグラフ
である。
【図6】本発明および従来の液晶光学素子の10日間静
置後の印加電圧と光透過率の関係の一例を示すグラフで
ある。
【符号の説明】
1 基板 2 電極 3 配向膜 4 スメクティック液晶材料 5 高分子樹脂 6 調光層 7 偏光板 8 高分子樹脂前駆体
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 正春 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内 (72)発明者 大西 康晴 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方が透明な2枚の電極付き
    基板間に、液晶層の光学軸が印加電圧に対して連続的に
    変化するスメクティック液晶材料100重量部と、高分
    子樹脂0.01ないし10重量部とからなる調光層が挟
    持されているとを特徴とする液晶光学素子。
  2. 【請求項2】 前記スメクティック液晶材料が少なくと
    も1種の反強誘電性液晶材料からなる液晶材料から構成
    されていることを特徴とする請求項1記載の液晶光学素
    子。
  3. 【請求項3】 前記スメクティック液晶材料が、反強誘
    電性液晶材料とスメクティックC相を有する液晶材料か
    ら構成されていることを特徴とする請求項1または2記
    載の液晶光学素子。
  4. 【請求項4】 前記高分子樹脂が前記スメクティック液
    晶材料中に三次元状に存在することを特徴とする請求項
    1記載の液晶光学素子。
  5. 【請求項5】 電極付き基板に能動素子を有することを
    特徴とする請求項1、2、3または4記載の液晶光学素
    子。
  6. 【請求項6】 少なくとも一方が透明な2枚の電極付き
    基板間に、液晶層の光学軸が印加電圧に対して連続的に
    変化するスメクティック液晶材料100重量部と高分子
    樹脂0.01ないし10重量部とからなる調光層を挟持
    してなる液晶光学素子の製造方法において、スメクティ
    ック液晶材料100重量部と前記高分子樹脂の常温常圧
    で液体または液晶相を示す前駆体0.01ないし10重
    量部とを混合し、前記基板間に挟持した後その高分子樹
    脂前駆体を重合することを特徴とする製造方法。
  7. 【請求項7】 前記高分子樹脂前駆体の重合が光重合で
    あることを特徴とする請求項6記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記高分子樹脂前駆体の光重合時におけ
    る前記スメクティック液晶材料の相が、光学軸が印加電
    圧に対して連続的に変化する相と等方相との間に存在す
    るいずれかの相であることを特徴とする請求項6または
    7記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記高分子樹脂前駆体の光重合時に、前
    記スメクティック液晶材料の相がスメクティックA相で
    あることを特徴とする請求項6、7または8記載の製造
    方法。
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