JPH10319175A - 使用済み核燃料集合体または高レベル放射性廃棄物のための多目的密閉キャニスタの気密閉鎖機構 - Google Patents
使用済み核燃料集合体または高レベル放射性廃棄物のための多目的密閉キャニスタの気密閉鎖機構Info
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- JPH10319175A JPH10319175A JP10135945A JP13594598A JPH10319175A JP H10319175 A JPH10319175 A JP H10319175A JP 10135945 A JP10135945 A JP 10135945A JP 13594598 A JP13594598 A JP 13594598A JP H10319175 A JPH10319175 A JP H10319175A
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- wall
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- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21F—PROTECTION AGAINST X-RADIATION, GAMMA RADIATION, CORPUSCULAR RADIATION OR PARTICLE BOMBARDMENT; TREATING RADIOACTIVELY CONTAMINATED MATERIAL; DECONTAMINATION ARRANGEMENTS THEREFOR
- G21F5/00—Transportable or portable shielded containers
- G21F5/06—Details of, or accessories to, the containers
- G21F5/12—Closures for containers; Sealing arrangements
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- High Energy & Nuclear Physics (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
- Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 縦位置での外装へのキャニスタの挿入、又は
外装からのキャニスタの下方向への抜き取り操作が可能
となり、かかる荷役作業が軽減される手段を提供する。 【解決手段】 管状本体と、底部の閉塞された下端と、
開放された上端によって構成され、外装内に含まれる、
使用済み核燃料集合体のための多目的密閉キャニスタに
おける、取り外し可能な気密閉鎖機構において、前記管
状本体の内部に位置づけられた取り外し可能な少なくと
も2つのディスクであって、管状本体の上端の周縁で管
状本体の内壁内に配置された肩部に直接、あるいは当接
ディスクまたはクラウンを介して当接し、前記ディスク
のそれぞれが管状本体の内壁の垂直部分と協同するその
周縁に位置づけられた気密手段を有する。
外装からのキャニスタの下方向への抜き取り操作が可能
となり、かかる荷役作業が軽減される手段を提供する。 【解決手段】 管状本体と、底部の閉塞された下端と、
開放された上端によって構成され、外装内に含まれる、
使用済み核燃料集合体のための多目的密閉キャニスタに
おける、取り外し可能な気密閉鎖機構において、前記管
状本体の内部に位置づけられた取り外し可能な少なくと
も2つのディスクであって、管状本体の上端の周縁で管
状本体の内壁内に配置された肩部に直接、あるいは当接
ディスクまたはクラウンを介して当接し、前記ディスク
のそれぞれが管状本体の内壁の垂直部分と協同するその
周縁に位置づけられた気密手段を有する。
Description
【0001】
【0002】本発明は、使用済み核燃料集合体または高
レベル放射性廃棄物のための、多目的密閉キャニスタの
気密閉鎖機構に関するものである。
レベル放射性廃棄物のための、多目的密閉キャニスタの
気密閉鎖機構に関するものである。
【0003】
【0004】使用済み核燃料集合体輸送保管技術は現在
開発中である。この技術の概要は以下の通りである。 ・壁が薄く、その一端が完全に開く金属キャニスタを、
密閉可能な肉厚壁金属外装内に挿入する。前記キャニス
タは十分な機械的強度を保ちながら放射性物質の密閉を
保証することを可能にする。肉厚の外装は、十分な放射
能の遮蔽と、このように外装と、密閉キャニスタと、そ
の中に置かれる予定の放射性物質の内容物で構成される
パッケージ全体が輸送可能になる、すなわち重大事故
(例えば、落下)の場合に規定を満たすことができるよ
うに機械的強度の必須条件を確保する。 ・容器全体、すなわち外装とキャニスタを、輸送される
使用済み核燃料集合体が保管されるプール内に挿入す
る。 ・前記使用済み核燃料集合体をキャニスタ内に装填す
る。 ・放射性物質の密閉を確保するようにキャニスタの蓋を
設置する。 ・必要ならばプールの外でキャニスタの空洞を乾燥さ
せ、その結果として得られるパッケージを密閉する。
開発中である。この技術の概要は以下の通りである。 ・壁が薄く、その一端が完全に開く金属キャニスタを、
密閉可能な肉厚壁金属外装内に挿入する。前記キャニス
タは十分な機械的強度を保ちながら放射性物質の密閉を
保証することを可能にする。肉厚の外装は、十分な放射
能の遮蔽と、このように外装と、密閉キャニスタと、そ
の中に置かれる予定の放射性物質の内容物で構成される
パッケージ全体が輸送可能になる、すなわち重大事故
(例えば、落下)の場合に規定を満たすことができるよ
うに機械的強度の必須条件を確保する。 ・容器全体、すなわち外装とキャニスタを、輸送される
使用済み核燃料集合体が保管されるプール内に挿入す
る。 ・前記使用済み核燃料集合体をキャニスタ内に装填す
る。 ・放射性物質の密閉を確保するようにキャニスタの蓋を
設置する。 ・必要ならばプールの外でキャニスタの空洞を乾燥さ
せ、その結果として得られるパッケージを密閉する。
【0005】これで前記パッケージを全く安全に輸送
し、目的地に届けることができる。
し、目的地に届けることができる。
【0006】つぎに密閉キャニスタを外装から取り出し
て所望の場所に保管される。
て所望の場所に保管される。
【0007】多目的密閉キャニスタは英語で<Mult
i−Purpose Canister>(MPC)、
外装は<Over−Pack>(OP)とも呼ばれてい
る。
i−Purpose Canister>(MPC)、
外装は<Over−Pack>(OP)とも呼ばれてい
る。
【0008】通常、キャニスタの開放端は溶接蓋によっ
て、あるいは可逆的に、蓋と前記キャニスタの開放端に
固定されたフランジの間に挟まれたシール材によって密
閉閉鎖される。
て、あるいは可逆的に、蓋と前記キャニスタの開放端に
固定されたフランジの間に挟まれたシール材によって密
閉閉鎖される。
【0009】図2は従来のキャニスタの気密閉鎖機構に
関し、シール材によるかかる可逆的閉鎖装置を示してい
る。
関し、シール材によるかかる可逆的閉鎖装置を示してい
る。
【0010】図2において、(1)は多目的密閉キャニ
スタ(MPC)の薄い壁、(2)は使用済み核燃料集合
体が挿入されるキャニスタ内部空洞、(3)はキャニス
タの開放上端に固定されたフランジ、(4)はボルト
(6)によって閉鎖した後の気密を確保し、そのくぼみ
の中に、2つのシール材(5)を備えた蓋である。
スタ(MPC)の薄い壁、(2)は使用済み核燃料集合
体が挿入されるキャニスタ内部空洞、(3)はキャニス
タの開放上端に固定されたフランジ、(4)はボルト
(6)によって閉鎖した後の気密を確保し、そのくぼみ
の中に、2つのシール材(5)を備えた蓋である。
【0011】かかる閉鎖装置によって、キャニスタを外
装内に挿入した後、フランジ(3)は外装(7)(O
P)の上端に置かれる。
装内に挿入した後、フランジ(3)は外装(7)(O
P)の上端に置かれる。
【0012】したがって、外装の内外への、可逆式気密
閉鎖式キャニスタの挿入と抜き取りは、外装の前記上端
を通じてしか行われない。それにはキャニスタ(MP
C)が持たない放射線防護を備えるために、遮蔽された
セルまたは装置の使用、あるいはプール内での作業が前
提となる。
閉鎖式キャニスタの挿入と抜き取りは、外装の前記上端
を通じてしか行われない。それにはキャニスタ(MP
C)が持たない放射線防護を備えるために、遮蔽された
セルまたは装置の使用、あるいはプール内での作業が前
提となる。
【0013】縦位置での外装のこの挿入・抜き取り操作
を容易にし、外装(OP)と所望の保管場所の間でのか
かる中間遮蔽装置の使用をさけるために、上端のみなら
ず、下端にも開放を有する外装を使用することが有利で
ある。そうすれば、外装の底を取り外し、パッケージを
保管場所の上に直接持ってきた後、互いに摺動させるこ
とによって前記外装の下端から使用済み核燃料集合体が
装填されたキャニスタを抜き取ることができる。
を容易にし、外装(OP)と所望の保管場所の間でのか
かる中間遮蔽装置の使用をさけるために、上端のみなら
ず、下端にも開放を有する外装を使用することが有利で
ある。そうすれば、外装の底を取り外し、パッケージを
保管場所の上に直接持ってきた後、互いに摺動させるこ
とによって前記外装の下端から使用済み核燃料集合体が
装填されたキャニスタを抜き取ることができる。
【0014】キャニスタの上にフランジが存在すると、
キャニスタが上端から外装内に挿入され、その下端から
抜き取られるタイプの荷役作業はできないことは、明ら
かである。
キャニスタが上端から外装内に挿入され、その下端から
抜き取られるタイプの荷役作業はできないことは、明ら
かである。
【0015】したがって、かかる荷役作業を容易にする
ためには平滑な、とくにフランジのない外壁を有するキ
ャニスタを備えることが必須である。したがって、出願
人は気密で信頼性のある可逆的閉鎖であると同時に、実
現または製作が容易で、キャニスタの外側の円筒状の壁
から突出する要素のない閉鎖を有するキャニスタを開発
しようとした。
ためには平滑な、とくにフランジのない外壁を有するキ
ャニスタを備えることが必須である。したがって、出願
人は気密で信頼性のある可逆的閉鎖であると同時に、実
現または製作が容易で、キャニスタの外側の円筒状の壁
から突出する要素のない閉鎖を有するキャニスタを開発
しようとした。
【0016】
【0017】垂直な長軸を有し、全体が円筒で平滑で、
その全長に渡って凹凸のない外壁を備えている管状本体
と、底部によって閉塞された下端と、開放された上端に
よって構成され、外装内に含まれる、使用済み核燃料集
合体のための多目的密閉キャニスタにおける、取り外し
可能な気密閉鎖機構において、前記管状本体の内部に位
置づけられた取り外し可能なディスクであって、管状本
体の上端の近傍で、その周縁の全部または一部にわたっ
て管状本体の内壁内に配置された肩部に直接、あるいは
当接ディスクまたはクラウンを介して当接し、前記ディ
スクのそれぞれが管状本体の内壁の垂直部分と協同する
その周縁に位置づけられた気密手段を有する気密閉鎖機
構である。
その全長に渡って凹凸のない外壁を備えている管状本体
と、底部によって閉塞された下端と、開放された上端に
よって構成され、外装内に含まれる、使用済み核燃料集
合体のための多目的密閉キャニスタにおける、取り外し
可能な気密閉鎖機構において、前記管状本体の内部に位
置づけられた取り外し可能なディスクであって、管状本
体の上端の近傍で、その周縁の全部または一部にわたっ
て管状本体の内壁内に配置された肩部に直接、あるいは
当接ディスクまたはクラウンを介して当接し、前記ディ
スクのそれぞれが管状本体の内壁の垂直部分と協同する
その周縁に位置づけられた気密手段を有する気密閉鎖機
構である。
【0018】ディスクは上下に積み重ねられ、以下に詳
細に説明するごとく気密性は金属製ディスクの周縁に位
置づけられた気密手段と管状本体の垂直壁の間にとくに
実現される。
細に説明するごとく気密性は金属製ディスクの周縁に位
置づけられた気密手段と管状本体の垂直壁の間にとくに
実現される。
【0019】当接ディスクはクラウンとすることもでき
る。さらに気密手段を有する一番下のディスクは当接デ
ィスクまたはクラウンを介することなく前記肩部に直接
当接することもできる。
る。さらに気密手段を有する一番下のディスクは当接デ
ィスクまたはクラウンを介することなく前記肩部に直接
当接することもできる。
【0020】一般的に、また以下に詳細に見るごとく、
気密手段は周知のタイプのものとすることのできる締め
付け装置によって圧迫されるOリングを備えている。
気密手段は周知のタイプのものとすることのできる締め
付け装置によって圧迫されるOリングを備えている。
【0021】キャニスタ(MPC)の管状本体の厚みは
薄く、一般的に1cmと10cmの間に、しかし、たい
ていの場合は2cmから5cmの間に含まれるが、それ
にもかかわらず本発明による装置は経時的にキャニスタ
の気密性を保証することができる。これに対して外装
(OP)の肉厚の壁は一般的に10cmから30cmの
間、たいていの場合は15cmから25cmの間であ
る。他方、キャニスタ(MPC)の直径の大きさの程度
は0.5mと2.5mの間(たいていの場合は1.5m
と2mの間)に位置づけられ、密閉される燃料集合体の
長さに応じて、その長さは3mと5mの間で変動するこ
とができる。
薄く、一般的に1cmと10cmの間に、しかし、たい
ていの場合は2cmから5cmの間に含まれるが、それ
にもかかわらず本発明による装置は経時的にキャニスタ
の気密性を保証することができる。これに対して外装
(OP)の肉厚の壁は一般的に10cmから30cmの
間、たいていの場合は15cmから25cmの間であ
る。他方、キャニスタ(MPC)の直径の大きさの程度
は0.5mと2.5mの間(たいていの場合は1.5m
と2mの間)に位置づけられ、密閉される燃料集合体の
長さに応じて、その長さは3mと5mの間で変動するこ
とができる。
【0022】ディスクと当接ディスクまたはクラウンは
一般的にシール材の厚みに結びつけられた少なくとも1
5mmの厚みを有し、気密を確保する締め付けの際のい
っさいの変形のおそれを防止する。その厚みは、容器に
有害ないっさいの重量増加を防止するために、あるいは
空洞内により多くの空間を残すために通常50mm未満
である。
一般的にシール材の厚みに結びつけられた少なくとも1
5mmの厚みを有し、気密を確保する締め付けの際のい
っさいの変形のおそれを防止する。その厚みは、容器に
有害ないっさいの重量増加を防止するために、あるいは
空洞内により多くの空間を残すために通常50mm未満
である。
【0023】本発明による閉鎖機構はさらに気密試験を
行う装置を備えることもできる。この点に関して、本発
明は気密保持手段とともに少なくとも2つの金属製ディ
スクを使用することで前記気密性を制御し、保証するこ
とを可能にする。
行う装置を備えることもできる。この点に関して、本発
明は気密保持手段とともに少なくとも2つの金属製ディ
スクを使用することで前記気密性を制御し、保証するこ
とを可能にする。
【0024】少なくとも2つの要素(すなわち金属製の
ディスクと締め付け装置)で構成されたかかる閉鎖機構
は、例えば、気密を制御できる2つのシール材を含む固
有の気密システムを備えた貫通穴を有することができ
る。
ディスクと締め付け装置)で構成されたかかる閉鎖機構
は、例えば、気密を制御できる2つのシール材を含む固
有の気密システムを備えた貫通穴を有することができ
る。
【0025】
【0026】図1は本発明の多目的密閉キャニスタの気
密閉鎖機構の要部の縦断面図である。それは実現または
製作がとくに容易であることがわかる、または容器全体
は円筒状で、平滑でその全長にわたって凹凸がない外壁
を備えている。
密閉鎖機構の要部の縦断面図である。それは実現または
製作がとくに容易であることがわかる、または容器全体
は円筒状で、平滑でその全長にわたって凹凸がない外壁
を備えている。
【0027】図1において、(1)は多目的密閉キャニ
スタ(MPC)の管状本体の薄い壁であり、(2)は適
切なバスケット内に配置された使用済み核燃料集合体を
収納するための内部空洞である。管状本体の先端部分で
ある上端(10)は本体と同じ厚みとすることができる
が、ここで上端は溶接によって付加され、前記管状本体
の内部に向かってわずかに肉厚になり、管状本体と同様
に、円形の横断面を有するが、場所によっては、先に述
べるごとく、当接肩部(11)が管状本体の内壁の周縁
全体を占めていない場合は例外である。管状本体と場合
によっては付加された上端(10)に対してここでは垂
直な外壁は、障害となるような外側への突出部分がない
ように形成されている。他方、内部に向かった厚みはキ
ャニスタの上端(10)により大きな剛性をもたらすの
で、本発明による装置の気密性保証は前記キャニスタの
内容積を減らすことなしに向上する。
スタ(MPC)の管状本体の薄い壁であり、(2)は適
切なバスケット内に配置された使用済み核燃料集合体を
収納するための内部空洞である。管状本体の先端部分で
ある上端(10)は本体と同じ厚みとすることができる
が、ここで上端は溶接によって付加され、前記管状本体
の内部に向かってわずかに肉厚になり、管状本体と同様
に、円形の横断面を有するが、場所によっては、先に述
べるごとく、当接肩部(11)が管状本体の内壁の周縁
全体を占めていない場合は例外である。管状本体と場合
によっては付加された上端(10)に対してここでは垂
直な外壁は、障害となるような外側への突出部分がない
ように形成されている。他方、内部に向かった厚みはキ
ャニスタの上端(10)により大きな剛性をもたらすの
で、本発明による装置の気密性保証は前記キャニスタの
内容積を減らすことなしに向上する。
【0028】上端(10)は内壁内に設けられた肩部
(11)を備えている。この肩部は前記内壁の周縁の全
体または一部にだけ設けることができる。このようにし
て、当接ディスクまたはクラウン(12)がその上に安
定して載置されるようになっている。当接ディスクまた
はクラウンは円形で、上面、下面と円筒状の側壁を有す
る。
(11)を備えている。この肩部は前記内壁の周縁の全
体または一部にだけ設けることができる。このようにし
て、当接ディスクまたはクラウン(12)がその上に安
定して載置されるようになっている。当接ディスクまた
はクラウンは円形で、上面、下面と円筒状の側壁を有す
る。
【0029】円形の当接ディスクまたはクラウン(1
2)の上面の上に第一の円形のディスク(13)が置か
れ、そのディスク(13)は、その下側周縁に設けられ
た面取り(14)と前記面取り(14)によって形成さ
れた空間に位置するたいていは金属製のOリングである
シール材(15)を有する気密手段をその周縁上に備え
ている。金属製のシール材はHelicoflex(登
録商標)型、あるいは同様な特性を有するその他いっさ
いの金属製シール材とすることができる。
2)の上面の上に第一の円形のディスク(13)が置か
れ、そのディスク(13)は、その下側周縁に設けられ
た面取り(14)と前記面取り(14)によって形成さ
れた空間に位置するたいていは金属製のOリングである
シール材(15)を有する気密手段をその周縁上に備え
ている。金属製のシール材はHelicoflex(登
録商標)型、あるいは同様な特性を有するその他いっさ
いの金属製シール材とすることができる。
【0030】別の実施態様では下部ディスク(13)が
肩部(11)に直接当接する。
肩部(11)に直接当接する。
【0031】気密は上端(10)[あるいは特に付加さ
れた上端がないときは、管状本体(1)の先端]の円形
断面の円筒状垂直内壁と当接ディスクの面取り表面ある
いは水平な上面のいずれか一方の間のシール材(15)
によって確保される。
れた上端がないときは、管状本体(1)の先端]の円形
断面の円筒状垂直内壁と当接ディスクの面取り表面ある
いは水平な上面のいずれか一方の間のシール材(15)
によって確保される。
【0032】当接ディスクを備えたこの実施態様は特に
有利であるが、それはシール材(15)の圧縮が可能で
あり、とくに前記気密性が少なくとも部分的に前記シー
ル材が内壁の垂直部分に当接することによって得られる
ことによって、肩部(11)が内壁の周縁全体に実現さ
れていないときに気密性を保証できるからである。
有利であるが、それはシール材(15)の圧縮が可能で
あり、とくに前記気密性が少なくとも部分的に前記シー
ル材が内壁の垂直部分に当接することによって得られる
ことによって、肩部(11)が内壁の周縁全体に実現さ
れていないときに気密性を保証できるからである。
【0033】より高い気密性を有し、それをよりよく制
御できるように、その面取り(14’)とその金属シー
ル材(15’)を備えた、ディスク(13)と同一の第
二のディスク(13’)がディスク(13)の上面に配
置され、シール材(15’)はそれが載置されている下
部のディスク(13)の上面に対する反作用によって同
様に圧迫されている。
御できるように、その面取り(14’)とその金属シー
ル材(15’)を備えた、ディスク(13)と同一の第
二のディスク(13’)がディスク(13)の上面に配
置され、シール材(15’)はそれが載置されている下
部のディスク(13)の上面に対する反作用によって同
様に圧迫されている。
【0034】図示されていない、締め付け装置は先端部
品(10)[または場合によっては管状本体(1)]の
内部に位置づけられている。一般的にそれは周知のタイ
プのものであり、上部ディスクに垂直に力を加えてシー
ル材(15,15’)を圧縮することによって、キャニ
スタの閉鎖の気密性を得ることを可能にする内壁と協同
する締め付け手段を備えている。
品(10)[または場合によっては管状本体(1)]の
内部に位置づけられている。一般的にそれは周知のタイ
プのものであり、上部ディスクに垂直に力を加えてシー
ル材(15,15’)を圧縮することによって、キャニ
スタの閉鎖の気密性を得ることを可能にする内壁と協同
する締め付け手段を備えている。
【0035】締め付けることによって、シール材(1
5,15’)が圧縮されて、ディスク(13)と(1
3’)の面取りと先端部品(10)[または場合によっ
ては管状本体(1)]の内壁の間に気密が得られること
がわかる。
5,15’)が圧縮されて、ディスク(13)と(1
3’)の面取りと先端部品(10)[または場合によっ
ては管状本体(1)]の内壁の間に気密が得られること
がわかる。
【0036】気密性の保証の程度をさらに上げるために
必要に応じてディスクの数は簡単にモジュール式に増や
すことができる。
必要に応じてディスクの数は簡単にモジュール式に増や
すことができる。
【0037】本発明による可逆式の閉鎖装置は実現が容
易で、端から端まで外装(OP)を貫通してキャニスタ
(MPC)の全体を通過させることが可能であり、高い
気密性と安全規定の要求事項を満たす機械的強度を同時
に達成することができる。
易で、端から端まで外装(OP)を貫通してキャニスタ
(MPC)の全体を通過させることが可能であり、高い
気密性と安全規定の要求事項を満たす機械的強度を同時
に達成することができる。
【0038】
【0039】本発明は、外装において上端のみならず下
端にも解放させる。更にフランジの存在しない、平滑な
外壁を有するものである。その結果、縦位置での外装へ
のキャニスタの挿入、又は外装からのキャニスタの下方
向への抜き取り操作が可能となり、かかる荷役作業が軽
減されるようになった。
端にも解放させる。更にフランジの存在しない、平滑な
外壁を有するものである。その結果、縦位置での外装へ
のキャニスタの挿入、又は外装からのキャニスタの下方
向への抜き取り操作が可能となり、かかる荷役作業が軽
減されるようになった。
【図1】本発明のキャニスタの気密閉鎖機構の縦断面図
【図2】従来のキャニスタの気密閉鎖機構の縦断面図
10 キャニスタの上端 11 肩部 13 ディスク 14 面取り 15 シール材
Claims (4)
- 【請求項1】 垂直な長軸を有する管状本体と、底部に
よって閉塞された下端と、完全に開放された上端によっ
て構成され、外装内に含まれる、使用済み核燃料集合体
のための多目的密閉キャニスタにおける、取り外し可能
な気密閉鎖機構において、前記管状本体の内部に位置づ
けられた取り外し可能な少なくとも2つのディスクであ
って、管状本体の上端の近傍で、その周縁の全部または
一部にわたって管状本体の内壁内に配置された肩部に直
接、あるいは当接ディスクまたはクラウンを介して当接
し、前記ディスクのそれぞれが管状本体の内壁の垂直部
分と協同するその周縁に位置づけられた気密手段を有す
る気密閉鎖機構。 - 【請求項2】 垂直な長軸を有し、全体が円筒で平滑
で、その全長に渡って凹凸のない外壁を備えている管状
本体と、底部によって閉塞された下端と、完全に開放さ
れた上端によって構成され、外装内に含まれる、使用済
み核燃料集合体のための多目的密閉キャニスタにおけ
る、取り外し可能な気密閉鎖機構において、前記管状本
体の内部に位置づけられた取り外し可能な少なくとも2
つのディスクであって、管状本体の上端の近傍で、その
周縁の全部または一部にわたって管状本体の内壁内に配
置された肩部に直接、あるいは当接ディスクまたはクラ
ウンを介して当接し、前記ディスクのそれぞれが管状本
体の内壁の垂直部分と協同するその周縁に位置づけられ
た気密手段を有し、ディスクの上方に管状本体の内部に
位置する締め付け手段を有する気密閉鎖機構。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の気密閉鎖機構に
おいて、管状本体の厚みが1cmと10cmの間、管状
本体の直径が0.5mと2.5mの間、ディスクの厚み
が少なくとも15mmであることを特徴とする気密閉鎖
機構。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一つに記載の気
密閉鎖機構において、ディスクの周縁の気密手段がそれ
ぞれ前記ディスクの内側周縁稜の位置に設けられた面取
りと肩部または中間の当接ディスクまたはクラウンの上
面によって構成されるディスクの周縁に位置するくぼみ
と、前記面取りと、前記上面と、管状本体の垂直内壁に
当接するOリングを有することを特徴とする気密閉鎖機
構。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR97/05861 | 1997-05-06 | ||
FR9705861A FR2763170B1 (fr) | 1997-05-06 | 1997-05-06 | Dispositif de fermeture etanche d'un boitier de confinement a usages multiples pour assemblages combustibles nucleaires irradies ou dechets a haute activite |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10319175A true JPH10319175A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=9506837
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