JPH10318647A - 液体冷却装置 - Google Patents

液体冷却装置

Info

Publication number
JPH10318647A
JPH10318647A JP12832197A JP12832197A JPH10318647A JP H10318647 A JPH10318647 A JP H10318647A JP 12832197 A JP12832197 A JP 12832197A JP 12832197 A JP12832197 A JP 12832197A JP H10318647 A JPH10318647 A JP H10318647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
coolant
cooling liquid
pump
cooler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12832197A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Imafuku
明男 今福
Nobuyuki Kobayashi
信幸 小林
Masaya Seki
雅也 関
Shinya Maruyama
真也 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orion Machinery Co Ltd
Original Assignee
Orion Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Orion Machinery Co Ltd filed Critical Orion Machinery Co Ltd
Priority to JP12832197A priority Critical patent/JPH10318647A/ja
Publication of JPH10318647A publication Critical patent/JPH10318647A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却液圧送のためのポンプの運転音が小さく
でき、従来の装置に比べて大幅に小型化され、設置スペ
ースが小さくて済む液体冷却装置を開示する。 【構成】 冷凍機の冷媒蒸発器と冷却液流路とが熱交換
自在に設けられている液体冷却器と、該液体冷却器によ
って冷却された冷却液を貯留する冷却液貯留槽と、前記
冷却液貯留槽から被冷却体に冷却液を圧送・回収する冷
却液圧送回路とを備えた冷却液供給装置において、前記
液体冷却器をプレート式熱交換器によって構成するとと
もに、循環ポンプと液体循環流路を備えて、前記冷却液
貯留槽と前記液体冷却器間で冷却液を循環しながら冷却
液の温度を維持する冷却液温度調節手段を冷却液圧送回
路とは別に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種工作機械や電子装
置などへ冷却液を供給する液体冷却装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の液体冷却装置を示すもの
で、該液体冷却装置1は、図示しない冷凍機の冷媒蒸発
器と冷却液流路とが熱交換自在に設けられた液体冷却器
4と、冷却液貯留槽3とを備えている。さらに、工作機
械等の被冷却体2と冷却液貯留槽3とは、圧送ポンプP
が介設されている送出管8、液体冷却器4が介設されて
いる戻り管9とにより連結されて冷却液圧送流路7が形
成され、送出管8と戻り管9との間にバイパス11を介
設し、冷却液圧送回路5を構成している。
【0003】圧送ポンプの運転性能はおおよそ高揚程時
には小流量となり、低揚程時には大流量となる。そして
最小流量付近及び最大流量付近に偏って運転するほど効
率が悪くなり、特に最小流量付近ではポンプの翼車入口
及び出口における衝突損失が大きくなり、それに伴いポ
ンプ運転音が大きくなる。
【0004】図2は、冷却液圧送流路の流量と圧力損失
の関係、及びポンプの流量と揚程の関係を表したもので
ある。従来の液体冷却装置は、冷却液圧送流路7中に液
体冷却器4が介設されているために比較的圧力損失が大
きく、被冷却体2に必要な冷却液を供給するためには、
大揚程が必要になりポンプ運転音が大きく、又、能力の
大きなポンプが要求された。
【0005】流量と圧力損失が実線Bで表される冷却液
圧送流路7にQ1の流量を圧送する場合に必要な揚程
は、実線Bと破線Q1との交点bの位置で表され、Hb
である。 そこで流量と揚程が破線Pで表されるポンプ
Pを使用し、バイパス弁11aを調節してQb−Q1即
ちQbd流量バイパスさせることにより冷却液圧送回路
5の圧力損失が破線B’となり、破線Pとの交点b’上
でポンプPを運転し、揚程Hb、流量Q1を得ていた。
【0006】被冷却体を冷却するためには所定の流量を
確保することが必要であるが、ポンプの能力との兼ね合
いで、液体冷却器には圧力損失が小さいことが要求され
る。そこで液体冷却器には、冷媒蒸発管をコイル状に巻
き、コイルの周囲にシェルにより冷却液流路を形成した
シェルアンドコイル型熱交換器を用いていた。シェルア
ンドコイル型熱交換器は熱交換効率は若干劣るものの比
較的圧力損失が小さくできる等の特徴がある。
【0007】しかしながら、冷却能力を確保するために
液体冷却器の容積を大きくしなければならず、装置の小
型化の障害となっていた。また液体冷却器にプレート式
熱交換器を採用することにより小型化が可能であるがプ
レート式熱交換器の圧力損失は比較的大きく、冷却液圧
送回路全体としての圧力損失も大きくなり、流量を確保
するため更に大きな能力の圧送ポンプが必要になってい
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、冷却液圧送のためのポンプの運転音が小さい液体冷
却装置を開示することにある。本発明の第2の目的は、
従来の装置に比べて、大幅に小型化され、設置スペース
が小さくて済む液体冷却装置を開示することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、冷凍機
の冷媒蒸発器と冷却液流路とが熱交換自在に設けられて
いる液体冷却器と、該液体冷却器によって冷却された冷
却液を貯留する冷却液貯留槽と、前記冷却液貯留槽から
被冷却体に冷却液を圧送・回収する冷却液圧送回路とを
備えた冷却液供給装置において、前記液体冷却器をプレ
ート式熱交換器によって構成するとともに、循環ポンプ
と液体循環流路を備えて、前記冷却液貯留槽と前記液体
冷却器間で冷却液を循環しながら冷却液の温度を維持す
る冷却液温度調節手段を冷却液圧送回路とは別に設けた
ことを特徴とする液体冷却装置にある。
【0010】被冷却体に冷却液を圧送する圧送ポンプ
は、従来と同じ容量のポンプあるいは、流量が確保され
る範囲でより小型のポンプが使用できる。
【0011】プレート式熱交換器としては、ヘリンボー
ンプレートやコルゲートプレートに代表される熱交換プ
レートを、流体流路を囲むように配設されたガスケット
を介して、重ね合わせて、これを、前後一対のフレーム
板(正面板と端面板)の間に挟んで、ボルトナット等で
締付固定するタイプのものや、熱交換プレートをシェル
に収納するタイプのもの、或いは、前記ガスケットによ
って、熱交換プレートをシールする代わりに、接合部を
ろう付け(ブレージング)により一体接合して流路を形
成するタイプのものなどが使用できる。
【0012】液体冷却器に冷却液を循環する循環ポンプ
は、負担する圧力損失が液体冷却器の分だけであるの
で、比較的揚程を必要とせず、熱交換量を大きくするた
めに大流量のポンプを用いる。
【0013】
【作用】循環ポンプにより、冷却液は液体貯留槽内から
プレート式熱交換器からなる液体冷却器に送られ、冷却
液は所望の温度に冷却され、液体貯留槽に循環される。
【0014】液体冷却器は独立した液体循環流路に設け
ているため、圧力損失は循環ポンプが受け持つことにな
り、圧送ポンプが受け持つ冷却液圧送流路の圧力損失が
小さくなって必要とする揚程が低くなり、圧送ポンプの
運転音が小さくなる。以下に図2を用いて説明する。
【0015】流量と圧力損失が実線Aで表される冷却液
圧送流路にQ1の流量を圧送する場合に必要な揚程は、
実線Aと破線Q1との交点aで表され、少なくともHa
以上は必要である。そこで流量と揚程が破線Pで表され
るポンプP1を使用した場合、バイパス弁11aを調節
してQa−Q1即ちQad流量バイパスさせることによ
り冷却液圧送回路5の圧力損失が破線A’となり、破線
Pと破線A’の交点a’上でポンプを運転し、揚程H
a、流量Q1を得る。
【0016】圧送ポンプP1は、低揚程で運転すること
となり運転音が小さくなる。
【0017】冷却液温度調節手段の循環ポンプの運転音
は低揚程のため問題にならない程度に小さいため、装置
全体としても運転音が小さくなる。プレート式熱交換器
は、熱交換効率が高いので、シェルアンドコイル式熱交
換器と同じ能力を得るにもはるかに小さな容積で済み、
液体冷却器が小型化されるとともに、装置全体が小型化
される。
【0018】
【発明の実施形態】図1は本発明に係る液体冷却装置の
一実施形態を示すものである。尚図3に示した従来装置
と同じ機能を有する部材には、同一の符号を付して、説
明を省略する。液体冷却器4は、プレート式熱交換器か
ら成り、多数の熱交換プレートを重ねたものからなる。
熱交換プレートは多数のヘリンボーン状突起をプレス成
形して設けた波板の周縁部付近の4ヵ所に開口を設けた
ものからなる。
【0019】液体冷却器4は、このような熱交換プレー
トがヘリンボーン模様の方向を、重なり合う隣どうし
で、互い違いになる状態で重接し、硬ろう付け(ブレー
ジング)されることにより、互いに隣り合う熱交換プレ
ート間に、熱交換流路が形成される。隣り合う熱交換流
路は交互に夫々冷媒と冷却液を流通させることによっ
て、冷媒と冷却液を熱交換せしめている。内熱交換流路
によって連通する2対の開口の、夫々一方を冷媒の入口
と出口とし、他方を冷却液の入口と出口としている。
【0020】冷却液温度調節手段6は、液体冷却器4及
びマグネットポンプからなる循環ポンプP2とを介し
て、液体循環流路10によって構成され、冷却液貯留槽
に環状に接続されている。
【0021】冷却液圧送回路5は、冷却液貯留槽3と被
冷却体2の間を環状に接続した液体供給管8及び液体戻
り管9とによって構成される冷却液圧送流路7と、圧送
ポンプP1、及びバイパス弁11aを介したバイパス1
1とによって構成している。
【0022】また揚程Ha及び流量Q1を満足する破線
Psで能力が表される小型のポンプを、ポンプP1とし
て使用することも可能である。
【0023】
【効果】冷却液圧送流路の圧力損失を小さくできること
によって、圧送ポンプを揚程差Hdだけ低く運転するこ
とができ、圧送ポンプの運転音が大幅に下がり、装置全
体の運転音も小さくできる。さらに、圧送ポンプは、よ
り小さな容量の物が使用できるため、より小型で運転音
の小さな物が使用できる。
【0024】また、プレート式熱交換器を使用すること
ができたため、装置全体の小型化が可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態を示す図である。
【図2】ポンプの能力と圧力損失を表す図である。
【図3】従来の液体冷却装置を示す図である。
【符号の説明】
1 液体冷却装置 2 被冷却体 3 冷却液貯留槽 5 液体圧送回路 P1 圧送ポンプ 6 冷却液温度調節手段 P2 循環ポンプ 7 冷却液圧送流路 8 送出管 9 戻り管 10 冷却液循環流路 11 バイパス 11a バイパス弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸山 真也 長野県須坂市大字幸高246番地オリオン機 械株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍機の冷媒蒸発器と冷却液流路とが熱
    交換自在に設けられている液体冷却器と、該液体冷却器
    によって冷却された冷却液を貯留する冷却液貯留槽と、
    前記冷却液貯留槽から被冷却体に冷却液を圧送・回収す
    る冷却液圧送回路とを備えた冷却液供給装置において、
    前記液体冷却器をプレート式熱交換器によって構成する
    とともに、循環ポンプと液体循環流路を備えて、前記冷
    却液貯留槽と前記液体冷却器間で冷却液を循環しながら
    冷却液の温度を維持する冷却液温度調節手段を冷却液圧
    送回路とは別に設けたことを特徴とする液体冷却装置。
JP12832197A 1997-05-19 1997-05-19 液体冷却装置 Pending JPH10318647A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12832197A JPH10318647A (ja) 1997-05-19 1997-05-19 液体冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12832197A JPH10318647A (ja) 1997-05-19 1997-05-19 液体冷却装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10318647A true JPH10318647A (ja) 1998-12-04

Family

ID=14981893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12832197A Pending JPH10318647A (ja) 1997-05-19 1997-05-19 液体冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10318647A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013113509A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Taiyo Nippon Sanso Corp 熱媒冷却装置及び熱媒冷却装置の運転方法
CN103208315A (zh) * 2013-01-22 2013-07-17 江苏大学 一种可调流量式进出液同侧水冷板
JP5632065B1 (ja) * 2013-12-27 2014-11-26 伸和コントロールズ株式会社 冷却水素供給ステーション及び水素冷却装置
CN105352244A (zh) * 2014-08-19 2016-02-24 姚小兵 一种吸热系统
JP2021053597A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 月島機械株式会社 熱媒体利用機器への熱媒体供給方法及び熱媒体利用設備

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013113509A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Taiyo Nippon Sanso Corp 熱媒冷却装置及び熱媒冷却装置の運転方法
CN103208315A (zh) * 2013-01-22 2013-07-17 江苏大学 一种可调流量式进出液同侧水冷板
JP5632065B1 (ja) * 2013-12-27 2014-11-26 伸和コントロールズ株式会社 冷却水素供給ステーション及び水素冷却装置
WO2015098158A1 (ja) * 2013-12-27 2015-07-02 伸和コントロールズ株式会社 冷却水素供給ステーション及び水素冷却装置
US9574709B2 (en) 2013-12-27 2017-02-21 Shinwa Controls Co., Ltd. Cooled-hydrogen supply station and hydrogen cooling apparatus
CN105352244A (zh) * 2014-08-19 2016-02-24 姚小兵 一种吸热系统
CN105352244B (zh) * 2014-08-19 2017-10-13 志丹洁能高科石油技术服务有限责任公司 一种吸热系统
JP2021053597A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 月島機械株式会社 熱媒体利用機器への熱媒体供給方法及び熱媒体利用設備
WO2021065600A1 (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 月島機械株式会社 熱媒体利用機器への熱媒体供給方法及び熱媒体利用設備

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3786758A1 (en) Vehicle-mounted computing device in smart automobile, and smart automobile
JP2001059420A (ja) 熱交換器
US6591896B1 (en) Method and system for providing a transmission fluid heat exchanger in-line with respect to an engine cooling system
JP2008180485A (ja) 熱交換器
EP2792988B1 (en) Integrated heat exchanger for a vehicle
US11520219B2 (en) Heat dissipating module and projection device
JP2008267724A (ja) ヒートポンプ装置
JPH10318647A (ja) 液体冷却装置
TWM627038U (zh) 串聯式水冷散熱結構
JPH05264139A (ja) 冷媒供給システム
JP2001108331A (ja) 受液器一体型凝縮器
JP2008258340A (ja) 冷却装置、およびそれを備えた電子機器
EP3546257B1 (en) Air conditioning system for buses
JP2018063097A (ja) 空冷チラー
JP2020133991A (ja) 複合型熱交換器
JP2004262330A (ja) 車両用マルチタイプ熱交換器
JPH0650675A (ja) 熱交換器
JPH10277678A (ja) 熱交換器
CN113593616A (zh) 一种存储器用散热装置
JP2000266001A (ja) 水冷式作動油タンク及びそれを用いた建設機械の冷却装置
JP4226347B2 (ja) 冷却システムおよび電子機器
JP2010090785A (ja) 排気冷却システム
JP2005257104A (ja) 一体型熱交換器
JP2009002539A (ja) 排熱駆動型吸収式冷凍装置
CN217532548U (zh) 用于电动搅拌车的冷却装置及电动搅拌车