JPH10317960A - 自動車用回転電動装置 - Google Patents

自動車用回転電動装置

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JPH10317960A
JPH10317960A JP12968297A JP12968297A JPH10317960A JP H10317960 A JPH10317960 A JP H10317960A JP 12968297 A JP12968297 A JP 12968297A JP 12968297 A JP12968297 A JP 12968297A JP H10317960 A JPH10317960 A JP H10317960A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
rotation
shaft
rotary electric
engine
Prior art date
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Pending
Application number
JP12968297A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Iwami
隆広 岩見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Equos Research Co Ltd
Original Assignee
Equos Research Co Ltd
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Publication date
Application filed by Equos Research Co Ltd filed Critical Equos Research Co Ltd
Priority to JP12968297A priority Critical patent/JPH10317960A/ja
Publication of JPH10317960A publication Critical patent/JPH10317960A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】回転電動機を十分に冷却することができ、小型
化することができるようにする。 【解決手段】エンジンとトランスミッションとの間に配
設され、前記エンジンを駆動することによって発生させ
られた回転を受けて回転させられるシャフト16と、該
シャフト16の回転に伴って回転させられる空気循環手
段と、該空気循環手段の径方向外方に配設され、ロータ
44が前記空気循環手段に固定された回転電動機34と
を有する。そして、前記空気循環手段は、回転に伴って
吸引力を発生させ、該吸引力によって外部から空気を導
入し、該空気によって前記回転電動機34を冷却した
後、前記空気を外部に排出する。シャフト16の回転に
伴って空気循環手段によって吸引力が発生させられるの
で、外部から導入された空気によって前記回転電動機3
4が十分に冷却される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用回転電動
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両においては、エンジンを駆動
することによって発生させられた回転を回転電動機、例
えば、発電機に伝達して駆動し、該発電機によって得ら
れた電流をバッテリに送って充電することができるよう
になっている。この場合、前記発電機における発電効率
を向上させるためには、エンジンを駆動することによっ
て発生させられた回転を効率良く発電機に伝達すること
が好ましい。そこで、前記エンジンの出力軸上における
エンジンの近傍、例えば、エンジンと変速装置との間に
前記発電機を配設するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の自動車用回転電動装置においては、エンジンの近傍
は温度環境が悪く、エンジンから放出される熱、回転に
伴う発電機自体の熱等によって発電機の温度が上昇させ
られ、発電機の永久磁石を劣化させてしまう。そこで、
発電機のケースの外側に冷却フィンを形成し、該冷却フ
ィンによる放熱によって発電機を冷却することが考えら
れるが、放熱量が少ないので十分に発電機を冷却するこ
とができない。
【0004】また、発電機のステータに向けて油を噴射
し、該油によって発電機を冷却することも考えられる
が、ステータを冷却することによって温度が上昇させら
れた油が発電機のケース内の下部に溜(た)まるように
なっているので、前記ケースの外側に油の熱を放出する
ための冷却放熱板を別途配設したり、前記ケース内の下
部に溜まった油をラジエータに送り、該ラジエータによ
って油を冷却したりする必要が生じる。したがって、前
記冷却放熱板、ラジエータ等の分だけ自動車用回転電動
装置が大型化してしまう。
【0005】本発明は、前記従来の自動車用回転電動装
置の問題点を解決して、回転電動機を十分に冷却するこ
とができ、小型化することができる自動車用回転電動装
置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の自
動車用回転電動装置においては、エンジンとトランスミ
ッションとの間に配設され、前記エンジンを駆動するこ
とによって発生させられた回転を受けて回転させられる
シャフトと、該シャフトの回転に伴って回転させられる
空気循環手段と、該空気循環手段の径方向外方に配設さ
れ、ロータが前記空気循環手段に固定された回転電動機
とを有する。
【0007】そして、前記空気循環手段は、回転に伴っ
て吸引力を発生させ、該吸引力によって外部から空気を
導入し、該空気によって前記回転電動機を冷却した後、
前記空気を外部に排出する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図2は本発明の
実施の形態における車両の概念図である。図において、
11はエンジン、12は係脱自在に配設され、前記エン
ジン11を駆動することによって発生させられた回転を
選択的に伝達するクラッチ、13は図示しないギヤユニ
ットを備え、前記クラッチ12を介して伝達された回転
を変速し、図示しない駆動輪に伝達するトランスミッシ
ョンとしての変速装置、14は自動車用回転電動装置で
ある。該自動車用回転電動装置14は図示しない回転電
動機を備え、該回転電動機は、発電機として使用され、
前記エンジン11を駆動することによって発生させられ
た回転を受けて駆動され、図示しないバッテリを充電す
るための電流を発生させる。また、前記回転電動機は、
バッテリから供給された電流によって駆動され、モータ
としても使用することができる。そして、15は前記バ
ッテリから供給された電流によって駆動され、エンジン
11を始動するスタータモータである。
【0009】次に、前記自動車用回転電動装置14につ
いて説明する。図1は本発明の実施の形態における自動
車用回転電動装置の概念図、図3は本発明の実施の形態
における軸流ファンの正面図、図4は本発明の実施の形
態におけるドライブプレートの配設状態図である。図に
おいて、14は自動車用回転電動装置、16はエンジン
11(図2)とクラッチ12との間に配設され、前記エ
ンジン11を駆動することによって発生させられた回転
を受けてクラッチ12に伝達するシャフトであり、該シ
ャフト16はベアリング21、22によってケーシング
23に対して回転自在に支持される。なお、前記シャフ
ト16の図1における左端に前記エンジン11が、右端
に前記クラッチ12が接続される。
【0010】そして、前記シャフト16の左端の近傍に
は大径部24が形成され、該大径部24にボルトb1に
よってドライブプレート25が固定される。該ドライブ
プレート25の外周にはドライブギヤ26が固定され、
スタータモータ15の回転をドライブギヤ26を介して
前記シャフト16に伝達することができるようになって
いる。また、前記ドライブプレート25は、前記大径部
24に取り付けられた環状ボス部27、前記ドライブギ
ヤ26が固定された環状エッジ部28、及び円周方向に
おける複数箇所で前記環状ボス部27と環状エッジ部2
8とを連結し、回転に伴って吸引力を発生させるフィン
31を備え、該フィン31間に空気流路32が形成され
る。該空気流路32は、ドライブプレート25の後端
(図1における右端) に形成された空気入口K1からド
ライブプレート25の外周縁に形成された空気出口K2
にかけて斜めに延びる。また、前記ケーシング23に
は、前記空気出口K2より径方向外方に空気排出口M1
が形成される。
【0011】したがって、前記シャフト16の回転に伴
ってドライブプレート25が回転させられると、後方
(図1における右方) から軸方向に送られてきた空気
は、空気入口K1から吸引され、流れ方向が変えられ、
空気出口K2から径方向外方に向けて吐出させられる。
そして、前記ドライブプレート25より後方のシャフト
16の外周縁には、空気循環手段としての軸流ファン3
3が固定され、該軸流ファン33の外周縁には回転電動
機34が配設される。
【0012】前記軸流ファン33は、前記シャフト16
にスプライン係合させられた環状ボス部35、該環状ボ
ス部35より径方向外方に配設された環状エッジ部3
6、及び円周方向における複数箇所で前記環状ボス部3
5と環状エッジ部36とを連結し、回転に伴って吸引力
を発生させるフィン37を備え、該フィン37間に空気
流路38が形成される。該空気流路38は軸流ファン3
3の後端に形成された空気入口K3から前端に形成され
た空気出口K4にかけて軸方向に延びる。
【0013】また、前記回転電動機34は、前記環状エ
ッジ部36の外周面に取り付けられたロータ44、該ロ
ータ44の径方向外方において前記ケーシング23に取
り付けられたステータ45、及び該ステータ45に巻装
されたステータコイル46から成り、前記ロータ44に
は、外周縁の円周方向における複数箇所に永久磁石47
が配設される。
【0014】したがって、前記シャフト16の回転に伴
ってロータ44が回転させられると、ステータコイル4
6に電流が発生させられ、発電が行われる。そこで、前
記電流を図示しないバッテリに送り、該バッテリを充電
することができる。そして、前記シャフト16の回転に
伴って回転電動機34による発電が行われている間、軸
流ファン33が回転させられ、後方から送られてきた空
気は、空気入口K3から吸引され、空気出口K4から外
部に排出される。
【0015】このとき、前記回転電動機34の駆動に伴
ってロータ44に熱が発生させられるが、前記フィン3
7内を軸方向に流れる空気によってロータ44が冷却さ
れる。また、前記ドライブプレート25及び軸流ファン
33の回転に伴って、フィン31、37によって吸引力
が発生させられる。そこで、該吸引力を利用して空気の
流れを形成し、ステータ45を併せて冷却するようにし
ている。そのために、前記ケーシング23の筒状部分5
1の径方向外方に所定の間隔をおいて筒状のカバー52
を取り付け、前記筒状部分51とカバー52との間に軸
方向に延びる環状の第1の空気供給路53を形成すると
ともに、該第1の空気供給路53に軸方向に延びる複数
の整流・放熱板54を配設するようにしている。そし
て、前記第1の通気供給路53の前端に外部から空気を
導入するための空気導入口M2が形成される。なお、前
記整流・放熱板54は第1の空気供給路53を流れる空
気を整流するとともに、筒状部分51から伝達された熱
を放出する。
【0016】また、前記第1の空気供給路53の後端か
ら径方向内方に向けて第2の空気供給路55を形成する
とともに、該第2の空気供給路55に径方向に延びる複
数の整流板56を配設するようにしている。なお、該整
流板56は、第2の空気供給路55を流れる空気を整流
する。したがって、前記空気導入口M2と空気排出口M
1との間には、第1の空気供給路53、第2の空気供給
路55、軸流ファン33内の空気流路38及びドライブ
プレート25内の空気流路32によって空冷用循環通路
が形成され、該空冷用循環通路内においてシャフト16
を回転させ、ドライブプレート25及び軸流ファン33
を回転させると吸引力が発生させられ、空気の流れが形
成される。
【0017】そして、空気導入口M2から導入され、第
1の空気供給路53を流れる空気によってステータ45
を外方から冷却することができるとともに、空気流路3
8を流れる空気によってロータ44を内方から冷却する
ことができる。また、回転電動機34を冷却することに
よって温度が上昇した空気は、空気排出口M1から排出
される。なお、前記回転電動機34はケース43によっ
て包囲され、前記環状エッジ部36の両端とケース43
との間に一対のオイルシール41、42が配設される。
したがって、空冷用循環通路を流れる空気中の図示しな
いダスト等がケース43内に進入するのを防止すること
ができる。
【0018】このように、ステータ45を外方から、ロ
ータ44を内方から冷却することができるので、回転電
動機34を十分に冷却することができる。したがって、
永久磁石47が劣化するのを防止することができる。ま
た、自動車用回転電動装置14の外部に特別な冷却装置
を配設することがなくなるので、自動車用回転電動装置
14を小型化することができるとともに、冷却系の構造
を簡素化することができる。
【0019】そして、軸流ファン33をロータ44の支
持部材として使用することができるので部品点数を少な
くすることができ、自動車用回転電動装置14のコスト
を低くすることができる。さらに、軸流ファン33を軸
方向に長く設計することができるので、ロータ44に安
定した回転を伝達することができ、ロータ44とステー
タ45との間の間隙(げき)を精度良く一定に保つこと
ができる。
【0020】なお、本実施の形態においては、空気の流
れを図1における右方から左方に向けて形成している
が、ドライブプレート25の前端(図1における左端)
を開放し、フィン31、37を逆方向に向けて形成する
と、空気の流れを左方から右方に向けて形成することも
できる。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、自動車用回転電動装置においては、エンジンとト
ランスミッションとの間に配設され、前記エンジンを駆
動することによって発生させられた回転を受けて回転さ
せられるシャフトと、該シャフトの回転に伴って回転さ
せられる空気循環手段と、該空気循環手段の径方向外方
に配設され、ロータが前記空気循環手段に固定された回
転電動機とを有する。
【0022】そして、前記空気循環手段は、回転に伴っ
て吸引力を発生させ、該吸引力によって外部から空気を
導入し、該空気によって前記回転電動機を冷却した後、
前記空気を外部に排出する。この場合、前記エンジンを
駆動して回転を発生させると、シャフトが回転させら
れ、該シャフトの回転に伴って空気循環手段によって吸
引力が発生させられる。
【0023】したがって、吸引力によって外部から空気
が導入され、該空気によって前記回転電動機が十分に冷
却される。その結果、永久磁石が劣化するのを防止する
ことができる。また、自動車用回転電動装置の外部に特
別な冷却装置を配設する必要がないので、自動車用回転
電動装置を小型化することができるとともに、冷却系の
構造を簡素化することができる。
【0024】そして、空気循環手段をロータの支持部材
として使用することができるので部品点数を少なくする
ことができ、自動車用回転電動装置のコストを低くする
ことができる。さらに、空気循環手段を軸方向に長く設
計することができるので、ロータに安定した回転を伝達
することができ、ロータとステータとの間の間隙を精度
良く一定に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における自動車用回転電動
装置の概念図である。
【図2】本発明の実施の形態における車両の概念図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態における軸流ファンの正面
図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるドライブプレート
の配設状態図である。
【符号の説明】
11 エンジン 13 変速装置 14 自動車用回転電動装置 16 シャフト 33 軸流ファン 34 回転電動機 44 ロータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンとトランスミッションとの間に
    配設され、前記エンジンを駆動することによって発生さ
    せられた回転を受けて回転させられるシャフトと、該シ
    ャフトの回転に伴って回転させられる空気循環手段と、
    該空気循環手段の径方向外方に配設され、ロータが前記
    空気循環手段に固定された回転電動機とを有するととも
    に、前記空気循環手段は、回転に伴って吸引力を発生さ
    せ、該吸引力によって外部から空気を導入し、該空気に
    よって前記回転電動機を冷却した後、前記空気を外部に
    排出することを特徴とする自動車用回転電動装置。
JP12968297A 1997-05-20 1997-05-20 自動車用回転電動装置 Pending JPH10317960A (ja)

Priority Applications (1)

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JP12968297A JPH10317960A (ja) 1997-05-20 1997-05-20 自動車用回転電動装置

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JP12968297A JPH10317960A (ja) 1997-05-20 1997-05-20 自動車用回転電動装置

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JPH10317960A true JPH10317960A (ja) 1998-12-02

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ID=15015577

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JP12968297A Pending JPH10317960A (ja) 1997-05-20 1997-05-20 自動車用回転電動装置

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JP (1) JPH10317960A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007107133A1 (de) * 2006-03-20 2007-09-27 Temic Automotive Electric Motors Gmbh Elektromotor
CN102555779A (zh) * 2010-12-15 2012-07-11 光阳工业股份有限公司 车辆发动机的散热构造

Cited By (3)

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CN102555779A (zh) * 2010-12-15 2012-07-11 光阳工业股份有限公司 车辆发动机的散热构造
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