JPH10315122A - 化学機械的研磨パッド上に粒子が沈殿するのを防ぐ装置および方法 - Google Patents

化学機械的研磨パッド上に粒子が沈殿するのを防ぐ装置および方法

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JPH10315122A
JPH10315122A JP10926798A JP10926798A JPH10315122A JP H10315122 A JPH10315122 A JP H10315122A JP 10926798 A JP10926798 A JP 10926798A JP 10926798 A JP10926798 A JP 10926798A JP H10315122 A JPH10315122 A JP H10315122A
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layer
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vibration
platen
transport medium
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JP10926798A
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Francis Landers William
ウィリアム・フランシス・ランダーズ
Frances Lofaro Michael
マイケル・フランシス・ロファロ
Dan Chickner Adam
アダム・ダン・チックナー
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    • B24B37/22Lapping pads for working plane surfaces characterised by a multi-layered structure

Abstract

(57)【要約】 【課題】 研磨パッドと化学機械的研磨装置のプラテン
との間に配置され、研磨パッド上に粒子が沈殿するのを
防ぐ装置を提供すること。 【解決手段】 この装置は、プラテン55に相互接続す
る第1の層120と、前記第1の層上に形成され、その
中に組み込まれた少なくとも1つの振動モジュール20
を有する第2の層130と、前記第2の層上に形成さ
れ、パッドに対向し、かつエネルギー輸送媒体を有する
第3の層140とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学機械的研磨パ
ッド上に粒子が沈殿するのを防ぐ装置および方法に関
し、より詳細には、半導体デバイスの製造中に使用され
た、化学機械的研磨装置の研磨パッドとプラテンとの間
に配置される装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造中、導電線や単一
の層または複数の層を形成するステップなど、多数の製
造プロセスのために不規則な上面がもたらされる。半導
体ウエハ製造の様々な段階中、ウエハの不規則な上面
は、平滑な表面を得るために平坦化あるいは平面化され
る。平坦化された表面は、ウエハ上に形成された集積回
路の性能および収量を改善する。
【0003】化学機械的研磨(CMP)はウエハ表面を
平坦化する1つの方法である。CMPプロセスでは、ウ
エハは研磨パッドで摩擦される。摩擦は、ウエハまたは
研磨パッドを互いに押し付け、それぞれに対して相対的
に、それらの一方または両方を相互に回転することによ
って行わる。スラリーを使用すれば、ウエハ表面が化学
的/機械的に侵襲され、また回転する研磨パッドによっ
て与えられる機械的摩耗によってその除去が容易にな
る。
【0004】粒子は、ウエハの摩耗(すなわち、研磨中
のウエハ表面の機械的摩耗)、スラリーの凝塊(すなわ
ち、結合するスラリー粒子。このスラリー粒子のサイズ
は約0.05ミクロンである)、および研磨パッドの崩
壊によって生じるパッド破片から生じる。これらの粒子
は、研磨パッド組織中に入り込むかまたは沈殿し、研磨
プロセス中に突出して、ウエハの傷、欠陥および不適切
な平坦化をもたらす。
【0005】さらに、入り込んだ粒子は研磨パッドの表
面構造を変化させ、その結果プロセスが不安定になり、
また反復可能度が低下し、研磨速度または除去速度が低
下する。極端な場合、研磨速度または除去速度の低下に
より材料の除去が不完全になり、その結果研磨均一さが
劣化する。研磨均一さは、粒子がパッド上に不均一な形
で入り込むためにさらに劣化する。例えば、パッドの特
定の領域中に入り込んだ粒子の数が他の領域中に入り込
んだ粒子の数よりも多くなることがある粒はより多い。
この不均一さは、ウエハ表面が、異なる速度で除去また
は研磨される、異なる材料の領域を含む場合にさらに大
きくなる。
【0006】入り込んだ粒子はまた、パッドの有効寿命
を短縮し、したがって研磨パッドを頻繁に交換する必要
がある。パッドのコストの他に、パッドの交換は、ウエ
ハ製造プロセスを中断し、効率および収量を低下させ
る。さらに、この場合、使用前にパッドを調整する、す
なわち使用前にパッドを平坦化する必要がある。
【0007】粒子が研磨パッド中に入り込むのを防ぐた
めに、超音波トランスデューサをスラリー中に配置し
て、スラリーを振動させるか、または攪拌していた。超
音波トランスデューサは、スラリー中に懸架されるか、
または研磨パッド上に配置される。あるいは、超音波ト
ランスデューサは、研磨中のウエハに接触して配置され
るか、または研磨パッドがその上に取り付けられるプラ
テン・ディスクの下に、プラテンの、パッド研磨面に対
向する面上に配置される。しかしながら、超音波トラン
スデューサを使用した従来の装置は、特にパッドの所望
の領域に向けられる振動を与えるフレキシビリティを与
えない。このため研磨されたウエハ表面上に局所的欠陥
が生じ、研磨パッドを頻繁に交換する必要がある。
【0008】スラリー振動の他に、大部分のCMP装置
も振動し、CMP装置の性能を劣化させる不適当な摩耗
および雑音が生じる。その結果、研磨速度が遅くなり、
ウエハ研磨が不完全になる。したがって、特定の所望の
位置において粒子が研磨パッド中に入り込むのを防ぐこ
とを可変的に制御し、かつ望ましくない振動によって悪
影響を受けるCMP装置の各部分の振動を低減する汎用
性の高いCMP装置が必要である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
のCMP装置および方法の問題なくす化学機械的研磨
(CMP)に使用される化学機械的研磨パッド上に粒子
が沈殿するのを防ぐ装置および方法を提供することであ
る。
【0010】本発明の他の目的は、CMP装置中で使用
される研磨パッドの有効寿命を延長することである。
【0011】本発明の他の目的は、ウエハの研磨された
表面の欠陥を低減することである。
【0012】本発明の他の目的は、ウエハ表面の迅速か
つ均一な研磨速度を維持することである。
【0013】本発明の他の目的は、研磨パッドの所望の
位置において制御された振動を送り、同時にCMP装置
の他の部分における振動を低減することである。
【0014】本発明の上記その他の目的は、プラテン上
に形成され、プラテンに相互接続する、プラテン相互接
続層とも呼ばれる第1の層、第1の層上に形成され、そ
の中に組み込まれた少なくとも1つの振動モジュールを
有する、活性層とも呼ばれる第2の層、および第2の層
上に形成され、パッドに対向し、かつエネルギー輸送媒
体を有する、エネルギー輸送層とも呼ばれる第3の層を
含む、化学機械的研磨装置の研磨パッドとプラテンとの
間に配置され、研磨パッド上に粒子が沈殿するのを防ぐ
装置によって達成される。
【0015】
【課題を解決するための手段】活性層は、エネルギー輸
送層の領域を選択的に振動させ、エネルギー輸送層は振
動をエネルギー輸送層上に配置されたパッドに選択的に
伝達する。
【0016】振動モジュールは、エネルギー輸送層に対
向する面に強勢振動を与え、その残りの面に減衰振動を
与える。これは、例えば、振動モジュールの、エネルギ
ー輸送層に接触する面を除くすべての面上を減衰材料に
よって囲むことによって実施される。図面では、振動モ
ジュールは、圧電アクチュエータまたは機械的アクチュ
エータである。あるいは、振動モジュールは、メガソニ
ック・トランスデューサまたは超音波トランスデューサ
である。電力線および信号線は、プラテン相互接続層中
に組み込まれ、振動モジュールに接続される。
【0017】エネルギー輸送媒体は、活性層から研磨パ
ッドへの選択的エネルギー伝達を実施するように構成さ
れる。選択的エネルギー伝達を実施するために、エネル
ギー輸送媒体のエネルギー伝達特性は、その異なる領域
上で変化する。例えば、エネルギー輸送媒体の密度また
は厚さは、その異なる領域上で変化する。図面では、エ
ネルギー輸送媒体は、バルク材料中に埋め込まれる金属
ワイヤ・メッシュなどのメッシュである。
【0018】エネルギー輸送媒体のエネルギー伝達特性
はまた、組み込まれたメッシュの編み方およびワイヤの
厚さまたは密度を変化させることによってその異なる領
域上で選択的に変化させることができる。
【0019】一実施形態では、3つの層が互いの上に取
外し可能に形成される。他の実施形態では、プラテン層
は、例えば接着剤によってプラテンに付着される。3つ
の層は、同じバルク材料、例えばポリマーなどから形成
される。バルク材料は、研磨パッドのそれと同じもので
よい。活性層のバルク材料は、振動モジュールを受容す
るためにその中に形成された穴を有する。
【0020】他の実施形態は、活性層中に組み込まれた
少なくとも1つの振動モジュールを選択的に振動させる
ステップ、およびその振動を、活性層上に形成されたエ
ネルギー輸送層を介してエネルギー輸送層上に配置され
た研磨パッドに選択的に伝達するステップを含む、化学
機械的研磨装置の研磨パッド上に粒子が沈殿するのを防
ぐ方法を含む。
【0021】他の実施形態は、化学機械的研磨装置のプ
ラテンに相互接続するプラテン相互接続層を形成するス
テップ、プラテン相互接続層上に活性層を形成するステ
ップ、および活性層上にパッドに対向するエネルギー輸
送層を形成するステップを含む、化学機械的研磨装置の
研磨パッド上に粒子が沈殿するのを防ぐ装置を作成する
方法である。活性層形成ステップでは、エネルギー輸送
層の領域を選択的に振動させる活性層を形成し、エネル
ギー輸送層形成ステップでは、その振動をエネルギー輸
送層上に配置された研磨パッドに選択的に伝達するエネ
ルギー輸送層を形成する。
【0022】例えば、エネルギー輸送層形成ステップで
は、エネルギー輸送層の異なる領域上で変化するエネル
ギー伝達特性を有するエネルギー輸送層を形成する。活
性層形成ステップでは、バルク材料を形成するステッ
プ、バルク材料中に穴を形成するステップ、穴中に振動
減衰材料を形成するステップ、および振動モジュールの
上面が振動エネルギーをエネルギー輸送層に送り、かつ
振動モジュールの側面および底面が振動エネルギーを振
動減衰材料に送るように振動モジュールを振動減衰材料
中に配置するステップを含む。
【0023】研磨パッドの選択された領域を個々に制御
された振動モジュールによって振動させる本発明の装置
および方法は、研磨パッド上に粒子が沈殿するのを防
ぎ、その有効寿命を延長し、かつ例えば使用前に研磨パ
ッドを調整する必要および頻度を低減する。さらに、本
発明の装置および方法は、ウエハの研磨された表面の欠
陥を少なくする。さらに、本発明の装置および方法は、
速い速度におけるウエハの均一な研磨を可能にし、それ
により収量を改善する。
【0024】さらに、本発明の装置および方法は、制御
された選択的な振動を研磨パッドおよびスラリーに送る
間、CMP装置の各部分の望ましくない振動を低減する
ことによってCMP装置の摩耗を低減する。
【発明の実施の形態】
【0025】図1に、本発明によるデバイス10の正面
図を示す。デバイス10の様々な要素を含むバルク材料
は省略されている。図1には、振動モジュール20上に
形成されたワイヤ・フレーム・メッシュなどのメッシュ
15が示されている。図面では、ワイヤ・メシュ15お
よび振動モジュール20は、それぞれ図3に示されるバ
ルク材料155、160中に組み込まれる。図1には、
8つの振動モジュール20が示されている。しかしなが
ら、デバイス10上に配置された研磨パッド70(図
2)に送達すべき所望の振動の量および場所に応じて、
ただ1つのモジュール含む任意の数のモジュール20も
使用できる。さらに、各振動モジュール20は、デバイ
ス10の粒子領域に所望のレベルの振動を選択的に与え
るか、または振動を与えないように別々に制御できる。
【0026】各振動モジュール20は、図2および図3
により明らかに示されているように、ワイヤ・メッシュ
15に対向する上面を除くすべて面上を振動減衰材料2
5によって囲まれる。これは、振動を強勢し、ワイヤ・
メッシュ15に送り、各振動モジュール20の側部およ
び底部から来る振動を減衰する。
【0027】図2に、図1の線2-2’に沿ったデバイ
ス10の断面を示す。図2において、デバイス10は、
化学機械的研磨(CMP)装置50上の、CMP装置5
0のプラテン55と研磨パッド70との間に装着され
る。デバイス10は、回転可能であり、かつモータ(図
示せず)に接続されたシャフト60を有するプラテン5
5上に装着される。研磨パッド70は、デバイス10上
に装着される。矢印75によって示されるようにシャフ
ト60が回転すると、プラテン55、デバイス10、お
よびパッド70も回転する。スラリー80がパッド70
上に導入される。スラリー80は、例えばプラテン55
の隆起リム85内に含まれる。キャリヤ95に取り付け
られたウエハ90は、パッド70に対向するウエハ表面
100を平坦化するために、回転する研磨パッド70に
押し付けられる。ウエハ90は、キャリヤ95に接続さ
れたモータ(図示せず)によって回転させることもでき
る。
【0028】電力線および信号線105は、振動モジュ
ール20を個々に、集合的または選択的に制御し、振動
させるコントローラ110に振動モジュール20を接続
する。図面では、線105は、デバイス10の相互接続
層120中に組み込まれ、振動モジュール20に相互接
続するコンタクト・リード115を有する。さらに、線
105はまた、シャフト60上に配置され、コントロー
ラ110に相互接続するシャフト・コンタクト・リード
線125を有する。
【0029】動作に際して、デバイス10は、プラテン
55に取り付けられ、モータ(図示せず)によってプラ
テン55のシャフト60を回転させることによって回転
する。コントローラ110は、個々のモジュールを所望
の周波数および強度において選択的に振動させるために
適切な信号を振動モジュール20に送る。各モジュール
20の周波数および/または強度は、集合的にまたは個
々に制御される。各モジュール20が個々に制御される
場合、異なる量の振動が異なる領域上に与えられる。例
えば、1つまたは複数のモジュール20を他のモジュー
ルと異なる強度および周波数において振動させることが
できる。
【0030】これもデバイス10の異なる領域上で変化
する、ワイヤ・メッシュのエネルギー伝達特性に応じ
て、研磨パッド70の特定の領域に所望の振動が伝達さ
れる。振動パッド70はまた、スラリー80を振動さ
せ、粒子をスラリー中に懸濁させておき、粒子がパッド
70上またはパッド70の孔内に沈殿するのを防ぐ。し
たがって、研磨パッド70に押し付けられたウエハ表面
100を迅速かつ適切に研磨することができる。
【0031】図3に、デバイス10の断面の一部をより
詳細に示す。第1の層120の他に、デバイス10はま
た、第2の層130および第3の層140を含む。プラ
テン相互接続層とも呼ばれる第1の層120は、プラテ
ン55(図2)に相互接続し、ポリマーまたは他の適切
な鋳造材料などバルク材料145から形成される。電力
線および信号線105は、相互接続層120のポリマー
中に組み込まれ、振動モジュール20をこれも相互接続
層120中に組み込まれたコンタクト・リード線115
に電気的に接続する。コンタクト・リード線115は、
プラテン55中の線に相互接続する。
【0032】活性層とも呼ばれる第2の層130は、相
互接続層120上に形成され、その中に組み込まれた少
なくとも1つの振動モジュール20を含む。図面では、
振動モジュール20は、米国マサチューセッツ州ケンブ
リッジのActive Control eXperts社(ACX)が市販
しているものなど、圧電アクチュエータまたは機械的ア
クチュエータである。あるいは、振動モジュール20
は、通常半導体産業においてウエハ洗浄デバイス用に使
用されるものなど、従来のメガソニック・トランスデュ
ーサ、超音波トランスデューサまたは他の適切な周波数
トランスデューサである。プロセス条件に応じて異なる
周波数が使用される。
【0033】図1に関して上述したように、各振動モジ
ュール20は、振動モジュール20の、第3の層140
に対向する上面150を除くすべての面上を囲む振動減
衰材料25を有するセル中に包装される。振動モジュー
ル20のこの上面150は、第3の層140中に組み込
まれたワイヤ・メッシュ15に接触する。
【0034】振動減衰材料25は、振動がプラテン55
(図2)に伝達されず、したがってツールまたはCMP
装置50(図2)の物理構成要素に伝達されないように
する。振動減衰材料25がない場合、ツールの不適当な
振動により摩耗が加速され、ツール構成要素動作仕様を
超過する。さらに、不適当な振動により追加の容認でき
ない雑音レベルがもたらされる。
【0035】各振動モジュール20は、ワイヤ・メッシ
ュ15を含む同じバルク材料160など、バルク材料1
55中に組み込まれる。図面では、第1ないし第3の層
120、130、140の3つのすべてのバルク材料1
45、155、160は、研磨パッド70(図2)のバ
ルク材料と同じタイプのものなど、同じタイプのもので
ある。
【0036】エネルギー輸送層とも呼ばれる第3の層1
40は、活性層130上に形成され、その中に組み込ま
れたエネルギー輸送媒体を有する。図面では、エネルギ
ー輸送媒体はワイヤ・メッシュ15である。ワイヤ・メ
ッシュ15は、振動エネルギーを伝達または伝導する非
常に様々な材料から製造される。その高い加工性および
耐久性のために密度の高い金属が好ましい。
【0037】ワイヤの厚さ、密度およびワイヤ・メッシ
ュの織り方など、ワイヤ・メッシュ15の物理的属性
は、例えば、研磨パッドのタイプおよび厚さに応じて、
様々な効果をもたらすように自由に調整できる。図面で
は、硬い研磨パッドに対しては、軟らかい研磨パッド用
に使用されるワイヤよりも、より大きな断面積を有する
より厚いワイヤが使用される。さらに、ワイヤ材料の密
度は、振動エネルギーがワイヤ中に分配され、研磨パッ
ド70(図2)に伝達される速度に影響を及ぼす。ワイ
ヤ・メッシュの上記その他の物理的属性は、個々の状況
に対して最大の性能が得られるように調整される。
【0038】ワイヤ・メッシュ15またはエネルギー輸
送層140の1つまたは複数の物理的属性または特性
は、デバイス10の活性層130から研磨パッド70
(図2)への選択的エネルギー伝達を実施するためにそ
の異なる領域上で変化させることができる。例えば、ス
ラリー粒子、凝塊または残留物の堆積が研磨パッド70
の周縁部において最大になることが分かった場合、デバ
イス10の周縁部に近い領域におけるワイヤ・メッシュ
15の編み方は、デバイス周縁部から離れたメッシュの
領域における編み方よりも密である。あるいは、または
さらに、デバイス周縁部の近くの密度と厚さをデバイス
周縁部から離れた位置にあるワイヤ密度/厚さと異なら
せ、それに対応してデバイス周縁部の近くでより多い量
の振動を発生させることができる。
【0039】3つの層120、130、140は一体ユ
ニットである。あるいは、3つの層120、130、1
40はそれぞれ、重ね合わされた別々の構成要素であ
る。これは、層を交換する際、特に活性層130および
エネルギー輸送層140を、異なる所望の特性を有する
同じ層と交換する際にフレキシビリティを与えるので望
ましい。例えば、使用した特定の活性層130が所望の
位置において所望の数の振動モジュールを有する場合、
異なる活性層130が異なる条件下で使用できる。同様
に、エネルギー輸送層140は、ワイヤ・メッシュ15
の所望の厚さ、密度および編み方を有する他のエネルギ
ー輸送層と交換できる。
【0040】図面では、相互接続層120は、例えば接
着剤によってプラテン55に半永久的に付着される。こ
れにより、研磨中プラテン55が回転した際に相互接続
層120が滑動または移動するのを防ぐ。2つの上部
層、すなわち活性層130およびエネルギー輸送層14
0は互いに取外し可能に付着され、また活性層130は
相互接続層に取外し可能に付着される。これにより、上
述のように、所望の特性を有する他の活性層およびエネ
ルギー輸送層との交換が可能になる。さらに、活性層1
30は、振動モジュール20のアクチュエータまたはト
ランスデューサの調整または交換のために取り外され
る。
【0041】エネルギー相互接続層140は、ワイヤ・
メッシュ15を鋳型または型の中に配置し、ポリマーを
注入して型を充填することによって形成される。活性層
130も同様な形で形成される。あるいは、活性層13
0は、まずポリマーを型中に注入することによって形成
される。注入したポリマーが硬化した後、1つまたは所
要の数の穴を所望の位置において形成する、例えば穿孔
する。次に、その穴の中に減衰材料25、振動モジュー
ル20および必要なワイヤリングを配置する。穴のサイ
ズは、減衰材料25および振動モジュール20のサイズ
によって様々である。
【0042】図2および図3を参照すると、他の実施形
態は、化学機械的研磨装置50の研磨パッド70上に粒
子が沈殿するのを防ぐ方法を含む。この方法は、活性層
130中に組み込まれた少なくとも1つの振動モジュー
ルを選択的に振動させるステップ、その振動を、活性層
130上に形成されたエネルギー輸送層140を介して
エネルギー輸送層140上に配置された研磨パッド70
に選択的に伝達するステップを含む。
【0043】他の実施形態は、研磨パッド70上に粒子
が沈殿するのを防ぐデバイス10を形成する方法であ
る。この方法は、化学機械的研磨装置50のプラテン5
5に相互接続するプラテン相互接続層120を形成する
ステップ、プラテン相互接続層120上に活性層130
を形成するステップ、およびパッド70に対向する活性
層上にエネルギー輸送層140を形成するステップを含
む。活性層形成ステップでは、エネルギー輸送層130
の領域を選択的に振動させる活性層130を形成し、エ
ネルギー輸送層形成ステップでは、振動をエネルギー輸
送層130上に配置された研磨パッド70に選択的に伝
達するエネルギー輸送層140を形成する。
【0044】例えば、エネルギー輸送層形成ステップで
は、その異なる領域上で変化するエネルギー伝達特性を
有するエネルギー輸送層140を形成する。活性層形成
ステップは、バルク材料を形成するステップ、バルク材
料中に穴を形成するステップ、および振動モジュール2
0の上面150が振動エネルギーをエネルギー輸送層1
40に送り、かつ振動モジュール20の各面および底面
が振動エネルギーを振動減衰材料25に送るように振動
減衰材料25中に振動モジュール20を配置するステッ
プを含む。
【0045】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0046】(1)プラテンに相互接続する第1の層
と、前記第1の層上に形成され、その中に組み込まれた
少なくとも1つの振動モジュールを有する第2の層と、
前記第2の層上に形成され、パッドに対向し、かつエネ
ルギー輸送媒体を有する第3の層とを含む、化学機械的
研磨装置の研磨パッドとプラテンとの間に配置され、研
磨パッド上に粒子が沈殿するのを防ぐ装置。 (2)前記少なくとも1つの振動モジュールが、前記第
3の層に接触する面を除くすべての面上を減衰材料によ
って囲まれた、上記(1)に記載の装置。 (3)前記少なくとも1つの振動モジュールの上面が振
動エネルギーを前記エネルギー輸送媒体に送り、かつ前
記少なくとも1つの振動モジュールの各面および底面が
振動エネルギーを前記減衰材料に送る上記(2)に記載
の装置。 (4)前記少なくとも1つの振動モジュールが、前記第
3の層に対向した面に強勢振動を与え、かつその残りの
面に減衰振動を与える、上記(1)に記載の装置。 (5)前記少なくとも1つの振動モジュールが、圧電ア
クチュエータおよび機械的アクチュエータの一方であ
る、上記(1)に記載の装置。 (6)前記少なくとも1つの振動モジュールが、メガソ
ニック・トランスデューサおよび超音波トランスデュー
サの一方である、上記(1)に記載の装置。 (7)前記第1の層中に組み込まれ、かつ前記少なくと
も1つの振動モジュールに接続された電力線および信号
線をさらに含む、上記(1)に記載の装置。 (8)前記エネルギー輸送媒体が、前記第2の層から前
記研磨パッドへの選択的エネルギー伝達を実施するよう
に構成された、上記(1)に記載の装置。 (9)前記エネルギー輸送媒体のエネルギー伝達特性が
その異なる領域上で変化する、上記(1)に記載の装
置。 (10)前記エネルギー輸送媒体の密度がその異なる領
域上で変化する、上記(1)に記載の装置。 (11)前記エネルギー輸送媒体の厚みがその異なる領
域上で変化する、上記(1)に記載の装置。 (12)前記エネルギー輸送媒体が、バルク材料中に組
み込まれたメッシュである、上記(1)に記載の装置。 (13)組み込まれたメッシュの編み方がその異なる領
域上で変化する、上記(12)に記載の装置 (14)前記エネルギー輸送媒体がワイヤ・メッシュで
ある、上記(1)に記載の装置。 (15)ワイヤが金属である、上記(14)に記載の装
置。 (16)前記第1、第2および第3の層が同じバルク材
料から形成された、上記(1)に記載の装置。 (17)前記バルク材料がポリマーである、上記(1
6)に記載の装置。 (18)前記第1、第2および第3の層がパッドのバル
ク材料から形成される、上記(1)に記載の装置。 (19)前記第1、第2および第3の層が互いの上に取
外し可能に形成された、上記(1)に記載の装置。 (20)前記第1の層がプラテンに付着される、上記
(1)に記載の装置。 (21)前記第1の層が接着剤によってプラテンに付着
される、上記(1)に記載の装置。 (22)前記第2の層が前記少なくとも1つの振動モジ
ュールを受容する少なくとも1つの穴を有する、上記
(1)に記載の装置。 (23)プラテン上に形成されたプラテン相互接続層
と、前記相互接続層上に形成された活性層と、前記活性
層上に形成され、パッドに対向するエネルギー輸送層と
を含み、前記活性層が前記エネルギー輸送層の領域を選
択的に振動させ、かつ前記エネルギー輸送層が振動を前
記エネルギー輸送層上に配置されたパッドに選択的に伝
達する、化学機械的研磨装置のパッドとプラテンとの間
に配置される装置。 (24)活性層中に組み込まれ少なくとも1つの振動モ
ジュールを選択的に振動させるステップと、前記活性層
上に形成されたエネルギー輸送層を介して振動を前記エ
ネルギー輸送層上に配置された研磨パッドに選択的に伝
達するステップとを含む、化学機械的研磨装置の研磨パ
ッド上に粒子が沈殿するのを防ぐ方法。 (25)前記エネルギー輸送層に接触するその面を除い
て前記少なくとも1つの振動モジュールのすべての面か
らの振動を減衰させるステップをさらに含む、上記(2
4の)に記載の方法。 (26)選択的振動ステップが、前記エネルギー輸送層
に対向する前記少なくとも1つの振動モジュールの面に
強勢振動を与え、かつその残りの面に減衰振動を与え
る、上記(24)に記載の方法。 (27)選択的振動ステップが、圧電アクチュエータお
よび機械的アクチュエータの一方を振動させる、上記
(24)に記載の方法。 (28)選択的振動ステップが、メガソニック・トラン
スデューサおよび超音波トランスデューサの一方を振動
させる、上記(24)に記載の方法。 (29)前記エネルギー輸送媒体のエネルギー伝達特性
をその異なる領域上で変化させるステップをさらに含
む、上記(24)に記載の方法。 (30)前記エネルギー輸送媒体の密度および厚さの一
方をその異なる領域上で変化させる、上記(24)に記
載の方法。 (31)前記エネルギー輸送媒体中に組み込まれたメッ
シュの編み方をその異なる領域上で変化させるステップ
をさらに含む、上記(24)に記載の方法。 (32)回転可能なプラテンと、工作物を研磨するため
に前記プラテン上に配置された研磨パッドと、前記研磨
パッドと前記プラテンとの間に配置され、前記研磨パッ
ド上に粒子が沈殿するのを防ぐデバイスとを含み、前記
デバイスが、プラテンに相互接続する第1の層と、前記
第1の層上に形成され、その中に組み込まれた少なくと
も1つの振動モジュールを有する第2の層と、前記第2
の層上に形成され、パッドに対向し、かつエネルギー輸
送媒体を有する第3の層とを含む、化学機械的研磨装
置。 (33)前記少なくとも1つの振動モジュールが、前記
第3の層に接触する面を除くすべての面上を減衰材料に
よって囲まれる、上記(32)に記載の装置。 (34)前記少なくとも1つの振動モジュールが、前記
第3の層に対向する面に強勢振動を与え、かつその残り
の面に減衰振動を与える、上記(32)に記載の装置。 (35)前記少なくとも1つの振動モジュールが、圧電
アクチュエータおよび機械的アクチュエータの一方であ
る、上記(32)に記載の装置。 (36)前記少なくとも1つの振動モジュールが、メガ
ソニック・トランスデューサおよび超音波トランスデュ
ーサの一方である、上記(32)に記載の装置。 (37)前記第1の層中に組み込まれ、かつ前記少なく
とも1つの振動モジュールに接続された電力線パワーお
よび信号線をさらに含む、上記(32)に記載の装置。 (38)前記エネルギー輸送媒体が前記第2の層から前
記研磨パッドへの選択的エネルギー伝達を実施するよう
に構成された、上記(32)に記載の装置。 (39)前記エネルギー輸送媒体のエネルギー伝達特性
がその異なる領域上で変化する、上記(32)に記載の
装置。 (40)前記エネルギー輸送媒体の密度がその異なる領
域上で変化する、上記(32)に記載の装置。 (41)前記エネルギー輸送媒体の厚さがその異なる領
域上で変化する、上記(32)に記載の装置。 (42)前記エネルギー輸送媒体がバルク材料中に組み
込まれたメッシュである、上記(32)に記載の装置。 (43)組み込まれたメッシュの編み方がその異なる領
域上で変化する、上記(42)に記載の装置。 (44)エネルギー輸送媒体がワイヤ・メッシュであ
る、上記(32)に記載の装置。 (45)ワイヤが金属である、上記(44)に記載の装
置。 (46)前記第1、第2およに第3の層が同じバルク材
料から形成された、上記(32)に記載の装置。 (47)前記バルク材料がポリマーである、上記(4
6)に記載の装置。 (48)前記第1、第2および第3の層がパッドのバル
ク材料から形成される、上記(32)に記載の装置。 (49)前記第1、第2および第3の層が互いの上に取
外し可能に形成された、上記(32)に記載の装置。 (50)前記第1の層がプラテンに付着された、上記
(32)に記載の装置。 (51)前記第1の層が接着剤によってプラテンに付着
された、上記(32)に記載の装置。 (52)前記第2の層が前記少なくとも1つの振動モジ
ュールを受容する少なくとも1つの穴を有する、上記
(32)に記載の装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置の正面図である。
【図2】本発明による線2-2’に沿った図1の装置の
断面図である。
【図3】本発明による図1の装置の断面の拡大部分を示
す図である。
【符号の説明】
10 デバイス 15 ワイヤ・メッシュ 20 振動モジュール 25 振動減衰材料 50 化学機械的研磨(CMP)装置 55 プラテン 60 シャフト 70 研磨パッド 80 スラリー 85 リム 90 ウエハ 95 キャリヤ 100 ウエハ表面 105 線 110 コントローラ 115 コンタクト・リード線 120 第1の層 130 第2の層 140 第3の層 145 バルク材料 150 上面 155 バルク材料 160 バルク材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル・フランシス・ロファロ アメリカ合衆国12547 ニューヨーク州ミ ルトン ウィロー・ツリー・ロード 441 (72)発明者 アダム・ダン・チックナー アメリカ合衆国12590 ニューヨーク州ワ ッピンガーズ・フォールズ ノース・ロー ド 751

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラテンに相互接続する第1の層と、 前記第1の層上に形成され、その中に組み込まれた少な
    くとも1つの振動モジュールを有する第2の層と、 前記第2の層上に形成され、パッドに対向し、かつエネ
    ルギー輸送媒体を有する第3の層とを含む、化学機械的
    研磨装置の研磨パッドとプラテンとの間に配置され、研
    磨パッド上に粒子が沈殿するのを防ぐ装置。
  2. 【請求項2】前記少なくとも1つの振動モジュールが、
    前記第3の層に接触する面を除くすべての面上を減衰材
    料によって囲まれた、請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】前記少なくとも1つの振動モジュールの上
    面が振動エネルギーを前記エネルギー輸送媒体に送り、
    かつ前記少なくとも1つの振動モジュールの各面および
    底面が振動エネルギーを前記減衰材料に送る請求項2に
    記載の装置。
  4. 【請求項4】前記少なくとも1つの振動モジュールが、
    前記第3の層に対向した面に強勢振動を与え、かつその
    残りの面に減衰振動を与える、請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】前記少なくとも1つの振動モジュールが、
    圧電アクチュエータおよび機械的アクチュエータの一方
    である、請求項1に記載の装置。
  6. 【請求項6】前記少なくとも1つの振動モジュールが、
    メガソニック・トランスデューサおよび超音波トランス
    デューサの一方である、請求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】前記第1の層中に組み込まれ、かつ前記少
    なくとも1つの振動モジュールに接続された電力線およ
    び信号線をさらに含む、請求項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】前記エネルギー輸送媒体が、前記第2の層
    から前記研磨パッドへの選択的エネルギー伝達を実施す
    るように構成された、請求項1に記載の装置。
  9. 【請求項9】前記エネルギー輸送媒体のエネルギー伝達
    特性がその異なる領域上で変化する、請求項1に記載の
    装置。
  10. 【請求項10】前記エネルギー輸送媒体の密度がその異
    なる領域上で変化する、請求項1に記載の装置。
  11. 【請求項11】前記エネルギー輸送媒体の厚みがその異
    なる領域上で変化する、請求項1に記載の装置。
  12. 【請求項12】前記エネルギー輸送媒体が、バルク材料
    中に組み込まれたメッシュである、請求項1に記載の装
    置。
  13. 【請求項13】組み込まれたメッシュの編み方がその異
    なる領域上で変化する、請求項12に記載の装置
  14. 【請求項14】前記エネルギー輸送媒体がワイヤ・メッ
    シュである、請求項1に記載の装置。
  15. 【請求項15】ワイヤが金属である、請求項14に記載
    の装置。
  16. 【請求項16】前記第1、第2および第3の層が同じバ
    ルク材料から形成された、請求項1に記載の装置。
  17. 【請求項17】前記バルク材料がポリマーである、請求
    項16に記載の装置。
  18. 【請求項18】前記第1、第2および第3の層がパッド
    のバルク材料から形成される、請求項1に記載の装置。
  19. 【請求項19】前記第1、第2および第3の層が互いの
    上に取外し可能に形成された、請求項1に記載の装置。
  20. 【請求項20】前記第1の層がプラテンに付着される、
    請求項1に記載の装置。
  21. 【請求項21】前記第1の層が接着剤によってプラテン
    に付着される、請求項1に記載の装置。
  22. 【請求項22】前記第2の層が前記少なくとも1つの振
    動モジュールを受容する少なくとも1つの穴を有する、
    請求項1に記載の装置。
  23. 【請求項23】プラテン上に形成されたプラテン相互接
    続層と、 前記相互接続層上に形成された活性層と、 前記活性層上に形成され、パッドに対向するエネルギー
    輸送層とを含み、前記活性層が前記エネルギー輸送層の
    領域を選択的に振動させ、かつ前記エネルギー輸送層が
    振動を前記エネルギー輸送層上に配置されたパッドに選
    択的に伝達する、化学機械的研磨装置のパッドとプラテ
    ンとの間に配置される装置。
  24. 【請求項24】活性層中に組み込まれ少なくとも1つの
    振動モジュールを選択的に振動させるステップと、 前記活性層上に形成されたエネルギー輸送層を介して振
    動を前記エネルギー輸送層上に配置された研磨パッドに
    選択的に伝達するステップとを含む、化学機械的研磨装
    置の研磨パッド上に粒子が沈殿するのを防ぐ方法。
  25. 【請求項25】前記エネルギー輸送層に接触するその面
    を除いて前記少なくとも1つの振動モジュールのすべて
    の面からの振動を減衰させるステップをさらに含む、請
    求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】選択的振動ステップが、前記エネルギー
    輸送層に対向する前記少なくとも1つの振動モジュール
    の面に強勢振動を与え、かつその残りの面に減衰振動を
    与える、請求項24に記載の方法。
  27. 【請求項27】選択的振動ステップが、圧電アクチュエ
    ータおよび機械的アクチュエータの一方を振動させる、
    請求項24に記載の方法。
  28. 【請求項28】選択的振動ステップが、メガソニック・
    トランスデューサおよび超音波トランスデューサの一方
    を振動させる、請求項24に記載の方法。
  29. 【請求項29】前記エネルギー輸送媒体のエネルギー伝
    達特性をその異なる領域上で変化させるステップをさら
    に含む、請求項24に記載の方法。
  30. 【請求項30】前記エネルギー輸送媒体の密度および厚
    さの一方をその異なる領域上で変化させる、請求項24
    に記載の方法。
  31. 【請求項31】前記エネルギー輸送媒体中に組み込まれ
    たメッシュの編み方をその異なる領域上で変化させるス
    テップをさらに含む、請求項24に記載の方法。
  32. 【請求項32】回転可能なプラテンと、 工作物を研磨するために前記プラテン上に配置された研
    磨パッドと、 前記研磨パッドと前記プラテンとの間に配置され、前記
    研磨パッド上に粒子が沈殿するのを防ぐデバイスとを含
    み、前記デバイスが、 プラテンに相互接続する第1の層と、 前記第1の層上に形成され、その中に組み込まれた少な
    くとも1つの振動モジュールを有する第2の層と、 前記第2の層上に形成され、パッドに対向し、かつエネ
    ルギー輸送媒体を有する第3の層とを含む、化学機械的
    研磨装置。
  33. 【請求項33】前記少なくとも1つの振動モジュール
    が、前記第3の層に接触する面を除くすべての面上を減
    衰材料によって囲まれる、請求項32に記載の装置。
  34. 【請求項34】前記少なくとも1つの振動モジュール
    が、前記第3の層に対向する面に強勢振動を与え、かつ
    その残りの面に減衰振動を与える、請求項32に記載の
    装置。
  35. 【請求項35】前記少なくとも1つの振動モジュール
    が、圧電アクチュエータおよび機械的アクチュエータの
    一方である、請求項32に記載の装置。
  36. 【請求項36】前記少なくとも1つの振動モジュール
    が、メガソニック・トランスデューサおよび超音波トラ
    ンスデューサの一方である、請求項32に記載の装置。
  37. 【請求項37】前記第1の層中に組み込まれ、かつ前記
    少なくとも1つの振動モジュールに接続された電力線パ
    ワーおよび信号線をさらに含む、請求項32に記載の装
    置。
  38. 【請求項38】前記エネルギー輸送媒体が前記第2の層
    から前記研磨パッドへの選択的エネルギー伝達を実施す
    るように構成された、請求項32に記載の装置。
  39. 【請求項39】前記エネルギー輸送媒体のエネルギー伝
    達特性がその異なる領域上で変化する、請求項32に記
    載の装置。
  40. 【請求項40】前記エネルギー輸送媒体の密度がその異
    なる領域上で変化する、請求項32に記載の装置。
  41. 【請求項41】前記エネルギー輸送媒体の厚さがその異
    なる領域上で変化する、請求項32に記載の装置。
  42. 【請求項42】前記エネルギー輸送媒体がバルク材料中
    に組み込まれたメッシュである、請求項32に記載の装
    置。
  43. 【請求項43】組み込まれたメッシュの編み方がその異
    なる領域上で変化する、請求項42に記載の装置。
  44. 【請求項44】エネルギー輸送媒体がワイヤ・メッシュ
    である、請求項32に記載の装置。
  45. 【請求項45】ワイヤが金属である、請求項44に記載
    の装置。
  46. 【請求項46】前記第1、第2およに第3の層が同じバ
    ルク材料から形成された、請求項32に記載の装置。
  47. 【請求項47】前記バルク材料がポリマーである、請求
    項46に記載の装置。
  48. 【請求項48】前記第1、第2および第3の層がパッド
    のバルク材料から形成される、請求項32に記載の装
    置。
  49. 【請求項49】前記第1、第2および第3の層が互いの
    上に取外し可能に形成された、請求項32に記載の装
    置。
  50. 【請求項50】前記第1の層がプラテンに付着された、
    請求項32に記載の装置。
  51. 【請求項51】前記第1の層が接着剤によってプラテン
    に付着された、請求項32に記載の装置。
  52. 【請求項52】前記第2の層が前記少なくとも1つの振
    動モジュールを受容する少なくとも1つの穴を有する、
    請求項32に記載の装置。
JP10926798A 1997-05-06 1998-04-20 化学機械的研磨パッド上に粒子が沈殿するのを防ぐ装置および方法 Pending JPH10315122A (ja)

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