JPH10314198A - 義 手 - Google Patents

義 手

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JPH10314198A
JPH10314198A JP3436797A JP3436797A JPH10314198A JP H10314198 A JPH10314198 A JP H10314198A JP 3436797 A JP3436797 A JP 3436797A JP 3436797 A JP3436797 A JP 3436797A JP H10314198 A JPH10314198 A JP H10314198A
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JP
Japan
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gear
shaft
upper frame
finger
lower frame
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Withdrawn
Application number
JP3436797A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Takao
利幸 高尾
Sumihiro Ushio
純裕 牛尾
Takumi Fukuda
卓美 福田
Ichiro Kitayama
一郎 北山
Mikio Yuki
幹雄 幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HYOGO PREF GOV SHAKAI FUKUSHI
HYOGO PREF GOV SHAKAI FUKUSHI JIGYODAN
Fukushin Electric Co Ltd
Original Assignee
HYOGO PREF GOV SHAKAI FUKUSHI
HYOGO PREF GOV SHAKAI FUKUSHI JIGYODAN
Fukushin Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動手段及び動力伝達機構を義手本体の内部
に組付けることができる義手の提供。 【解決手段】 アッパフレーム2とロワフレーム3とを
有する義手本体1を備える。アッパフレーム2に人差し
指4,中指5を設ける。ロワフレーム3に親指8を設け
る。義手本体1の内部に駆動手段M及び動力伝達機構9
を配設する。駆動手段Mを駆動することにより、動力伝
達機構9が駆動手段Mの動力を人差し指4,中指5及び
親指8に伝達する。人差し指4,中指5が義手本体1の
アッパフレーム2に対して回動し、親指8が義手本体1
のロワフレーム3に対して回動し、人差し指4,中指5
及び親指8が物体を把持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駆動手段を有する
義手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、延長部及び箱部を一体に形成した
側面が略L字状のブロックを有し、ブロックに電気モー
タを固定すると共に、その出力軸を箱部内に突出させ、
また、箱部内に出力軸に固着した歯車,中間歯車及び歯
車よりなる減速器を配設し、歯車をブロックの延長部と
平行に配設した駆動軸に固着し、さらに、駆動軸のネジ
部に移動部材を螺合し、移動部材と作動指とをリンク部
を介して連結した電動義手が特開昭55−99248号
公報として提案されている。
【0003】ところが、特開昭55−99248号公報
記載のものは、電気モータ及び電気モータの動力を作動
指に伝達する動力伝達機構を組付けるための多数の組付
け部品や組付け部品を覆うための弾性を有する合成樹脂
製のインナーグローブを必要とするので、組付け部品の
点数が多くなり、組付け部品のコストがアップし、総重
量の軽量化を図れないものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
する問題点に対処して、駆動手段を駆動することによ
り、動力伝達機構が駆動手段の動力を指に伝達すると共
に、指が義手本体のアッパフレーム及びロワフレームの
少なくとも一方に対して回動し、物体を指により把持
し、駆動手段及び動力伝達機構を2つに分割した合成樹
脂製のアッパフレーム及びロワフレームの義手本体の内
部に直接に組付け、従来のように駆動手段及び動力伝達
機構を組付けるための多数の組付け部品や組付け部品を
覆うためのインナーグローブを必要とせず、組付け部品
の点数が削減し、コストを低減させ、義手本体のアッパ
フレーム及びロワフレームを合成樹脂製とし、総重量の
軽量化を図ることが可能な義手を提供することにある。
【0005】本発明の別の目的は、駆動手段が所定出力
未満までは、第1の歯車をクラッチを介して主動軸と共
に回転させ、第2の歯車を第3の歯車により主動軸に対
して空転させ、従動軸に第1の歯車及び第3の歯車によ
り第1次把持力を発生させ、駆動手段が所定出力以上時
に、第2の歯車をクラッチを介して主動軸と共に回転さ
せ、第1の歯車を第3の歯車により主動軸に対して空転
させ、従動軸に第2の歯車及び第3の歯車により第1次
把持力よりも大きな第2次把持力を発生させ、動力伝達
機構の従動軸に発生する把持力が増大し、従来よりも低
出力の駆動手段を使用し、義手本体の総重量の軽量化及
びコンパクト化を図れ、使用者に対する義手本体による
重量的な負担を軽減することが可能な義手を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の義手は、合成樹
脂製の甲形のアッパフレームと、前記アッパフレームの
下部に配設した合成樹脂製の掌形のロワフレームとを有
する義手本体を備え、前記アッパフレーム及びロワフレ
ームの少なくとも一方に指を設け、前記義手本体の内部
に駆動手段及び前記駆動手段の動力を前記指に伝達する
動力伝達機構を配設したことを特徴とする構成を有する
ものである。
【0007】駆動手段を駆動すると、動力伝達機構が駆
動手段の動力を指に伝達し、指が義手本体のアッパフレ
ーム及びロワフレームの少なくとも一方に対して回動
し、物体を指により把持する。
【0008】前記動力伝達機構は、互いに平行な回動自
在の主動軸及び従動軸を有し、前記主動軸に第1の歯車
及び第2の歯車をそれぞれ回動自在に設け、前記従動軸
に前記第1の歯車と前記第2の歯車がそれぞれ噛合う歯
部を有する第3の歯車を固設し、前記主動軸に上記駆動
手段を連絡し、前記第2の歯車の内部に、前記駆動手段
が所定出力未満までは前記主動軸の回転を前記第1の歯
車に伝達し、前記主動軸の回転を前記第2の歯車に非伝
達とすると共に、前記駆動手段が所定出力以上時に前記
主動軸の回転を前記第2の歯車に伝達し、前記主動軸の
回転を前記第1の歯車に非伝達とするようにしたクラッ
チを設ける。
【0009】駆動手段を駆動すると、動力伝達機構の主
動軸が駆動手段の駆動に伴いながら回動し、主動軸の回
転をクラッチにより第1の歯車あるいは第2の歯車のい
ずれか一方に伝達し、第3の歯車が第1の歯車あるいは
第2の歯車の一方と噛合いながら回転し、動力伝達機構
の従動軸が第3の歯車の回転に伴いながら主動軸と反対
方向に回動し、動力伝達機構が駆動手段の動力を指に伝
達し、指が義手本体のアッパフレーム及びロワフレーム
の少なくとも一方に対して回動し、物体を指により把持
する。
【0010】また、駆動手段が所定出力未満までは、ク
ラッチが主動軸の回転を第1の歯車に伝達すると共に、
主動軸の回転を第2の歯車に非伝達とし、第1の歯車が
クラッチを介して主動軸と共に回転し、第3の歯車が第
1の歯車と噛合いながら回転し、第2の歯車が第3の歯
車により主動軸に対して空転し、第1の歯車が第3の歯
車の歯部と噛合いながら主動軸の回転を従動軸に伝達
し、従動軸に第1の歯車及び第3の歯車により第1次把
持力が発生する。
【0011】さらに、駆動手段が所定出力以上時に、ク
ラッチが主動軸の回転を第2の歯車に伝達すると共に、
主動軸の回転を第1の歯車に非伝達とし、第2の歯車が
クラッチを介して主動軸と共に回転し、第3の歯車が第
2の歯車と噛合いながら回転し、第1の歯車が第3の歯
車により主動軸に対して空転し、第2の歯車が第3の歯
車の歯部と噛合いながら主動軸の回転を従動軸に伝達
し、従動軸に第2の歯車及び第3の歯車により第1次把
持力よりも大きな第2次把持力が発生する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0013】図1において、1は義手本体であり、義手
本体1の合成樹脂製の甲形のアッパフレーム2の下部に
は合成樹脂製の掌形のロワフレーム3が配設され、アッ
パフレーム2には、図2に示すように、人差し指4,中
指5,薬指6及び小指7がそれぞれ回動自在に設けられ
ると共に、ロワフレーム3には、図3に示すように、人
差し指4及び中指5と連動する親指8が回動自在に設け
られている。
【0014】義手本体1は、図1に示すように、アッパ
フレーム2とロワフレーム3とからなる。
【0015】義手本体1の内部には、図4及び図5に示
すように、駆動手段として電動モータM及び電動モータ
Mの動力を人差し指4,中指5,薬指6及び小指7に伝
達する動力伝達機構9がそれぞれ配設され、動力伝達機
構9は互いに平行な回動自在の主動軸10及び従動軸1
1を有している。
【0016】主動軸10には、図6に示すように、大径
歯部となる外歯12を有する第1の歯車としてギア13
及び小径歯部となる外歯14を有する第2の歯車として
ギア15がそれぞれ回動自在に設けられ、従動軸11に
はギア13の外歯12及びギア15の外歯14とそれぞ
れ噛合う小径歯部となる外歯16及び大径歯部となる外
歯17を有する第3の歯車としてギア18が固設され、
主動軸10には駆動手段として電動モータMが連絡され
ている。
【0017】ギア15の内部には、図6に示すように、
クラッチ19が設けられ、クラッチ19は電動モータM
が所定出力未満までは主動軸10の回転をギア13に伝
達し、主動軸10の回転をギア15に非伝達とすると共
に、電動モータMが所定出力以上時に主動軸10の回転
をギア15に伝達し、主動軸10の回転をギア13に非
伝達とするようになっている。
【0018】アッパフレーム2は、図4及び図5に示す
ように、動力伝達機構9の主動軸10及び従動軸11を
回動自在に軸支する支持壁20,21,22と、人差し
指4,中指5,薬指6,小指7の支持軸23,24を軸
止する保持片25,26と、電動モータMを取付けるた
めの取付部となる複数の中空突起27とが一体成型され
てなる。
【0019】ロワフレーム3は、図3及び図7に示すよ
うに、親指8の支持軸28を軸止する保持片29,29
と、アッパフレーム2の支持壁20を係止する受片3
0,30と、アッパフレーム2の支持壁21を係止する
受片31,31とが一体成型されてなる。
【0020】クラッチ19は、図6に示すように、主動
軸10に固設されたクラッチロータ32と、電動モータ
Mが所定出力未満までは主動軸10の回転をギア13に
伝達し、電動モータMが所定出力以上時に主動軸10の
回転をギア13に非伝達とするクラッチロータ32と係
脱自在のクラッチプレート33と、電動モータMが所定
出力未満までは主動軸10の回転をギア15に非伝達と
し、電動モータMが所定出力以上時に主動軸10の回転
をギア15に伝達する2つのローラ34,34と、クラ
ッチプレート33をクラッチロータ32に向って付勢す
る付勢手段である圧縮コイルバネ35とからなる。
【0021】アッパフレーム2は、図8に示すように、
合成樹脂製の基材36の表面に弾性を有する樹脂層37
が被着されると共に、弾性を有する樹脂層37の表面に
塩化ビニール等の合成樹脂層38が浸漬して被着されて
いる。
【0022】また、アッパフレーム2の基材36の表面
上には、図9に示すように、植毛層184が被着されて
いる。
【0023】ロワフレーム3は、図10に示すように、
合成樹脂製の基材39の表面に弾性を有する樹脂層40
が被着されると共に、弾性を有する樹脂層40の表面に
塩化ビニール等の合成樹脂層41が浸漬して被着されて
いる。
【0024】また、ロワフレーム3の基材39の表面上
には、図11に示すように、植毛層185が被着されて
いる。
【0025】なお、アッパフレーム2の弾性を有する樹
脂層37及びロワフレーム3の弾性を有する樹脂層40
は人体の皮膚の色に着色されている。
【0026】義手本体1のアッパフレーム2及びロワフ
レーム3の内部には、図4に示すように、主動軸10が
回動自在に配設されると共に、主動軸10の近傍には、
図5に示すように、これと平行な従動軸11が回動自在
に配設されている。
【0027】アッパフレーム2の先端寄りの一側縁に
は、図12及び図13に示すように、凹部42が形成さ
れると共に、アッパフレーム2の一側縁の中央付近には
半円形の係合凹部43が形成されている。
【0028】アッパフレーム2の他側縁の先端寄りに
は、図14に示すように、半円形の係合突片44が形成
されると共に、アッパフレーム2の他側縁の中央付近に
は半円形の係合凹部45が形成されている。
【0029】アッパフレーム2の一側縁寄りの内面に
は、図14に示すように、長手方向に沿って支持壁20
が形成され、アッパフレーム2の支持壁20には、図1
5に示すように、嵌合孔46及び嵌合孔47がそれぞれ
設けられている。
【0030】アッパフレーム2の中央と他側縁との間の
内面には、図14に示すように、長手方向に沿って支持
壁20と平行な支持壁21が形成され、アッパフレーム
2の支持壁21には、図16に示すように、支持壁20
の嵌合孔46と同一中心軸線上に嵌合孔48が設けられ
ている。
【0031】アッパフレーム2の一側縁と他側縁との中
央付近の内面には、図14に示すように、長手方向に沿
って支持壁20と平行な支持壁22が形成され、アッパ
フレーム2の支持壁22には、図17に示すように、支
持壁20の嵌合孔47と同一中心軸線上に嵌合孔49が
設けられている。
【0032】アッパフレーム2の先端寄りの凹部42に
臨んだ内面には、図12及び図14に示すように、保持
片25が形成され、アッパフレーム2の保持片25に
は、図15に示すように、通孔50が設けられている。
【0033】アッパフレーム2の先端寄りの中央付近の
内面には、図14に示すように、保持片25と平行な保
持片26が形成され、アッパフレーム2の保持片26に
は、図17に示すように、保持片25の通孔50と同一
中心軸線上に通孔51が設けられている。
【0034】アッパフレーム2の基端には、図12及び
図14に示すように、円形のベース壁52が形成され、
アッパフレーム2のベース壁52の中央には、図17に
示すように、貫通孔53が設けられている。
【0035】アッパフレーム2のベース壁52の一面の
中央には、図12及び図13に示すように、貫通孔53
の中心軸線上に沿って中空軸54が突設され、中空軸5
4の先端寄りの外周面には、図14及び図15に示すよ
うに、環状凹溝55が形成されている。
【0036】アッパフレーム2の基端寄りの一側縁と他
側縁との中央付近の内面には、図13及び図14に示す
ように、4つの中空突起27がそれぞれ形成され、アッ
パフレーム2の中空突起27の端壁には、図16及び図
17に示すように、通孔56が設けられている。
【0037】アッパフレーム2の先端の中央と他側縁と
の間の内面には、図14及び図16に示すように、支え
片57,57がそれぞれ形成されると共に、アッパフレ
ーム2の先端寄りの中央と他側縁との間の内面には支え
片57,57と平行な支え片58,58がそれぞれ形成
されている。
【0038】アッパフレーム2の基端寄りの一側縁と中
央との間の内面には、図13及び図14に示すように、
2つの中空突起59,59がそれぞれ形成され、アッパ
フレーム2の中空突起59の端壁には通孔60が設けら
れている。
【0039】アッパフレーム2の両側縁の先端寄り,中
央付近及び基端寄りの適宜な箇所の内面には、図13及
び図14に示すように、複数の中空突起61がそれぞれ
形成され、アッパフレーム2の中空突起61の端壁に
は、図15に示すように、通孔62が設けられている。
【0040】アッパフレーム2の先端と基端との間の適
宜な箇所の内面には、図14に示すように、補強用の複
数のリブ63がそれぞれ形成されている。
【0041】アッパフレーム2の下部には、図1に示す
ように、ロワフレーム3が配置され、ロワフレーム3の
先端寄りの一側縁には、図18及び図19に示すよう
に、アッパフレーム2の保持片25に相当する箇所に半
円形の凹部64が形成されると共に、ロワフレーム3の
一側縁の中央付近にはアッパフレーム2の係合凹部43
に相当する箇所に半円形の係合突片65が形成されてい
る。
【0042】ロワフレーム3の先端寄りの一側縁と中央
との間には、図19に示すように、開口66が形成され
ると共に、ロワフレーム3の開口66の両側には、図2
0に示すように、互いに平行な保持片29,29がそれ
ぞれ形成され、ロワフレーム3の保持片29,29に
は、図18及び図21に示すように、同一中心軸線上に
沿って通孔67,67がそれぞれ設けられ、ロワフレー
ム3の開口66には親指8の基端寄りが挿入されてい
る。
【0043】ロワフレーム3の他側縁の先端寄りには、
図21に示すように、アッパフレーム2の係合突片44
に相当する箇所に半円形の係合凹部68が形成されると
共に、ロワフレーム3の他側縁の中央付近にはアッパフ
レーム2の係合凹部45に相当する箇所に半円形の係合
突片69が形成されている。
【0044】ロワフレーム3の一側縁寄りの中央付近の
内面には、図19に示すように、アッパフレーム2の支
持壁20の両側に相当する箇所に受片30,30がそれ
ぞれ形成されると共に、ロワフレーム3の受片30,3
0の間には、図22に示すように、スリット70が形成
され、ロワフレーム3の受片30,30の先端寄りの内
側にはテーパー面71,71がそれぞれ形成されてい
る。
【0045】ロワフレーム3の他側縁寄りの中央付近の
内面には、図19に示すように、アッパフレーム2の支
持壁21の両側に相当する箇所に受片31,31がそれ
ぞれ形成されると共に、ロワフレーム3の受片31,3
1の間には、図22に示すように、スリット72が形成
され、ロワフレーム3の受片31,31の先端寄りの内
側にはテーパー面73,73がそれぞれ形成されてい
る。
【0046】ロワフレーム3の基端には、図18及び図
19に示すように、半円形の端壁74が形成されると共
に、ロワフレーム3の端壁74の一縁の中央には、図2
2に示すように、アッパフレーム2のベース壁52の貫
通孔53に臨んで半円形の切欠凹部75が形成されてい
る。
【0047】ロワフレーム3の両側縁の先端寄り,中央
付近及び基端寄りの適宜な箇所の内面には、図19に示
すように、アッパフレーム2の複数の中空突起61に相
当する箇所に複数の円柱状の突起76がそれぞれ形成さ
れ、ロワフレーム3の突起76には、図23に示すよう
に、中心軸線上に沿ってアッパフレーム2の中空突起6
1の端壁の通孔62と連通するねじ穴77が設けられて
いる。
【0048】ロワフレーム3の先端と基端との間の適宜
な箇所の内面には、図19に示すように、補強用の複数
のリブ78がそれぞれ形成されている。
【0049】アッパフレーム2の基端寄りの中央付近の
内側には、図4に示すように、モータブラケット79が
配設され、モータブラケット79のベース80の一端に
は、図24に示すように、折曲片81が形成され、モー
タブラケット79のベース80にはアッパフレーム2の
中空突起27の端壁の通孔56と連通する複数のねじ孔
82がそれぞれ設けられている。
【0050】モータブラケット79のベース80の内側
には、図24に示すように、電動モータMが配設され、
電動モータMの軸83の先端寄りにはベベルギア84が
固設され、ベベルギア84は電動モータMの軸83に2
本のセットスクリュー85,85により固定され、電動
モータMは表面に弾性を有する樹脂層186が被着され
ると共に、弾性を有する樹脂層186の表面に塩化ビニ
ール等の合成樹脂層187が被着されている。
【0051】アッパフレーム2の支持壁20と支持壁2
1との間には、図5及び図6に示すように、動力伝達機
構9の主動軸10が横架され、アッパフレーム2の支持
壁20の嵌合孔46には、図25に示すように、ボール
ベアリング86が嵌合されると共に、アッパフレーム2
の支持壁21の嵌合孔48にはボールベアリング87が
嵌合され、アッパフレーム2の支持壁20にはボールベ
アリング86を介して主動軸10の一端部が回動自在に
支持され、アッパフレーム2の支持壁21にはボールベ
アリング87を介して主動軸10の他端部が回動自在に
支持されている。
【0052】主動軸10の一端部の外周面には、図25
に示すように、環状凹溝88が形成されると共に、主動
軸10の他端部の外周面には環状凹溝89が形成され、
主動軸10の中央には中心軸線と直交する方向に貫通し
た挿通孔90が設けられ、主動軸10の中央付近の外周
面には環状凹溝91が形成され、主動軸10の中央と他
端との間の外周面には一部を切欠いた平坦部92が形成
されている。
【0053】主動軸10の環状凹溝88には、図6及び
図25に示すように、止め輪93が嵌合され、主動軸1
0の一端部が止め輪93によりボールベアリング86に
係止されている。
【0054】主動軸10の環状凹溝89には、図6及び
図25に示すように、止め輪94が嵌合されると共に、
主動軸10の他端部の外側にはボールベアリング87と
止め輪94との間にリング状のワッシャ95が嵌合さ
れ、主動軸10の他端部が止め輪94及びワッシャ95
によりボールベアリング87に係止されている。
【0055】主動軸10の中央と他端との間には、図6
に示すように、ベベルギア84と噛合うベベルギア96
が固設され、図25に示すように、ベベルギア96は主
動軸10の平坦部92に1本のセットスクリュー97に
より固定されている。
【0056】主動軸10には、図6に示すように、ベベ
ルギア96及びベベルギア84を介して電動モータMが
連絡されている。
【0057】主動軸10の中央付近には、図6に示すよ
うに、ギア15が回動自在に設けられ、ギア15の筒状
壁98の外周には、図25に示すように、外歯14が形
成されると共に、ギア15の筒状壁98の一端にはフラ
ンジ99が形成され、ギア15のフランジ99の外周縁
には、図26に示すように、環状壁100が形成されて
いる。
【0058】主動軸10の中央には、図6及び図25に
示すように、ギア15の筒状壁98の内部に臨んでクラ
ッチ19のクラッチロータ32が固設され、クラッチロ
ータ32の円筒状のハブ101には、図27に示すよう
に、中心軸線と直交する方向に主動軸10の挿通孔90
と連通する透孔102,102がそれぞれ設けられ、ク
ラッチロータ32のハブ101の一端にはフランジ10
3が形成されると共に、クラッチロータ32のフランジ
103には、図28に示すように、互いに平行な平面部
104,104がそれぞれ形成され、クラッチロータ3
2のフランジ103の端面には、図29に示すように、
係合凸部105が形成されている。
【0059】クラッチ19のクラッチロータ32のハブ
101の透孔102,102及び主動軸10の挿通孔9
0には、図25に示すように、スプリングピン106が
挿通され、クラッチロータ32は1本のスプリングピン
106により主動軸10に固定されている。
【0060】主動軸10の環状凹溝91には、図25に
示すように、止め輪107が嵌合され、ギア15はクラ
ッチロータ32のフランジ103及び止め輪107によ
り主動軸10に係止されている。
【0061】主動軸10の一端と中央との間には、図6
及び図25に示すように、ギア13が回動且つ移動自在
に設けられ、ギア13の円筒状のハブ108の外周に
は、図30及び図31に示すように、小径歯部となる外
歯109が形成されると共に、ギア13のハブ108の
一端にはフランジ110が形成され、ギア13のフラン
ジ110の外周縁寄りには、図32に示すように、円弧
状の複数の係合突部111がそれぞれ形成され、ギア1
3のフランジ110の外周縁には環状壁112が形成さ
れ、ギア13の環状壁112の外周には外歯12が形成
されている。
【0062】主動軸10のクラッチロータ32のフラン
ジ103とギア13のフランジ110との間には、図6
及び図25に示すように、円形のクラッチプレート33
が回動且つ移動自在に設けられ、クラッチプレート33
のクラッチロータ32のフランジ103に対向する一面
には、図33に示すように、係合凹部113が形成され
ると共に、クラッチプレート33の一面の外周縁寄りに
は、図34に示すように、凹部114,114がそれぞ
れ形成され、クラッチプレート33の他面の外周縁寄り
には、図35に示すように、ギア13のフランジ110
の係合突部111と噛合う円弧状の係合突部115,1
15がそれぞれ形成され、クラッチプレート33の係合
突部115はギア13のフランジ110の係合突部11
1,111の間に入り込んだ状態となっている。
【0063】ギア15の環状壁100の内周面とクラッ
チロータ32のフランジ103の平面部104,104
との間には、図25及び図26に示すように、ローラ3
4,34がそれぞれ設けられ、ローラ34,34の一部
がクラッチプレート33の凹部114,114にそれぞ
れ嵌り込んでいる。
【0064】主動軸10の一端寄りの周囲には、図6及
び図25に示すように、ボールベアリング86とギア1
3のハブ108の他端との間に圧縮コイルバネ35が配
設され、ギア13は圧縮コイルバネ35によりギア15
に向って付勢され、クラッチプレート33はギア13を
介して圧縮コイルバネ35の付勢力によりクラッチロー
タ32のフランジ103に向って押付けられ、クラッチ
ロータ32のフランジ103の係合凸部105はクラッ
チプレート33の係合凹部113に入り込み、図26に
示すように、ギア15とクラッチロータ32とはアンロ
ック状態となっている。
【0065】アッパフレーム2の支持壁20と支持壁2
2との間には、図5及び図6に示すように、主動軸10
と平行な動力伝達機構9の従動軸11が横架され、アッ
パフレーム2の支持壁20の嵌合孔47には、図36に
示すように、ボールベアリング116が嵌合されると共
に、アッパフレーム2の支持壁22の嵌合孔49にはボ
ールベアリング117が嵌合され、アッパフレーム2の
支持壁20にはボールベアリング116を介して従動軸
11の一端部が回動自在に支持され、アッパフレーム2
の支持壁22にはボールベアリング117を介して従動
軸11の他端部が回動自在に支持されている。
【0066】従動軸11の一端部の外周面には、図36
に示すように、環状凹溝118が形成されると共に、従
動軸11の他端部の外周面には環状凹溝119が形成さ
れ、従動軸11の中央付近の外周面には一部を切欠いた
平坦部120が形成されている。
【0067】従動軸11の環状凹溝118には、図6及
び図36に示すように、止め輪121が嵌合され、従動
軸11の一端部が止め輪121によりボールベアリング
116に係止されている。
【0068】従動軸11の環状凹溝119には、図6及
び図36に示すように、止め輪122が嵌合されると共
に、従動軸11の他端部の外側にはボールベアリング1
17と止め輪122との間にリング状のワッシャ123
が嵌合され、従動軸11の他端部が止め輪122及びワ
ッシャ123によりボールベアリング117に係止され
ている。
【0069】従動軸11の中央と他端との間には、図6
に示すように、ギア18が固設され、ギア18の円筒状
のハブ124の外周には、図36に示すように、ギア1
3の外歯12と噛合う外歯16が形成されると共に、ギ
ア18のハブ124の一端にはフランジ125が形成さ
れ、ギア18のフランジ125の外周にはギア15の外
歯14と噛合う外歯17が形成されている。
【0070】従動軸11の中央付近には、図6に示すよ
うに、ギア13の外歯109と噛合う大径歯部となる外
歯126を有するギア127が固設され、図36に示す
ように、ギア127は1本のセットスクリュー128に
より従動軸11の平坦部120に固定されている。
【0071】従動軸11の一端寄りには、図6及び図3
6に示すように、スプールギア129が固設されてい
る。
【0072】従動軸11の他端寄りの外側には、図6及
び図36に示すように、ギア18のフランジ125とボ
ールベアリング117との間にリング状のスペーサ13
0が嵌合して設けられている。
【0073】アッパフレーム2の保持片25と保持片2
6との間には、図5に示すように、従動軸11と平行な
人差し指4及び中指5の支持軸23が横架され、支持軸
23には、図37に示すように、中心軸線上に沿ってア
ッパフレーム2の保持片25の通孔50及び保持片26
の通孔51と連通する貫通孔131が設けられ、支持軸
23の貫通孔131の一端寄りの内周にはめねじ部13
2が形成されると共に、支持軸23の貫通孔131の他
端寄りの内周にはめねじ部133が形成されている。
【0074】支持軸23の外側には、図37に示すよう
に、アッパフレーム2の保持片25と保持片26との間
にパイプ134が嵌合して設けられている。
【0075】アッパフレーム2の支え片57,57と支
え片58,58との間には、図37に示すように、支持
軸23と同一中心軸線上に沿って薬指6及び小指7の支
持軸24が設けられ、支持軸24の一端には中心軸線上
に沿って小径のねじ部135が形成されると共に、支持
軸24の他端寄りには中心軸線上に沿ってねじ穴136
が形成されている。
【0076】アッパフレーム2の保持片25の通孔50
には、図37に示すように、ねじ137が挿通され、支
持軸23のめねじ部132にはねじ137の先端寄りが
螺合され、アッパフレーム2の保持片25にはねじ13
7により支持軸23の一端が固定されている。
【0077】義手本体1のアッパフレーム2の保持片2
6の通孔51には、図37に示すように、支持軸24の
ねじ部135が挿通され、支持軸23のめねじ部133
には支持軸24のねじ部135の先端寄りが螺合され、
アッパフレーム2の保持片26には支持軸24のねじ部
135により支持軸23の他端が固定されると共に、支
持軸24の一端は支持軸23のめねじ部133によりア
ッパフレーム2の保持片26の通孔51に対して固定さ
れ、支持軸24はアッパフレーム2の支え片57,57
及び支え片58,58の間に支持軸23と同一中心軸線
上に沿って支持されている。
【0078】支持軸23の一端寄りには、図37に示す
ように、人差し指4の基端部が回動自在に支持されると
共に、支持軸23の他端寄りには中指5の基端部が回動
自在に支持されている。
【0079】人差し指4の基端寄りの側部には、図37
に示すように、スプールギア129と噛合う扇形のセク
タギア138が配設され、セクタギア138の基端部に
は通孔139が設けられ、人差し指4の基端寄りにはセ
クタギア138の基端部が2本のねじ140,140に
より固定され、セクタギア138は支持軸23に回動自
在に支持されている。
【0080】パイプ134の中央付近の外側には、図3
7に示すように、中指5の基端部とセクタギア138と
の間に円筒状のスペーサ141が嵌合して設けられると
共に、パイプ134の他端部の外側にはアッパフレーム
2の保持片26と中指5の基端部との間にリング状のス
ペーサ142が嵌合して設けられている。
【0081】支持軸24の一端と中央との間には、図3
7に示すように、薬指6の基端部が回動自在に支持され
ると共に、支持軸24の他端部には小指7の基端部が回
動自在に支持されている。
【0082】支持軸24のねじ穴136には、図37に
示すように、ねじ143が螺合され、小指7の基端部が
ねじ143の頭部144により支持軸24の他端より抜
け外れないようになっている。
【0083】人差し指4の基端寄りの一側面には、図3
7に示すように、セクタギア138の通孔139に臨ん
で嵌合凹部145が形成されている。
【0084】中指5の基端寄りの一側面及び他側面に
は、図37に示すように、嵌合凹部146及び嵌合凹部
147がそれぞれ形成され、中指5の嵌合凹部146の
内端と嵌合凹部147の内端との間にはセクタギア13
8の通孔139と同一中心軸線上に貫通孔148が設け
られている。
【0085】人差し指4の基端寄りと中指5の基端寄り
との間には、図37に示すように、支持軸23と平行な
連結軸149が設けられ、セクタギア138の通孔13
9には連結軸149の一端寄りが挿通され、人差し指4
の嵌合凹部145には連結軸149の一端部が嵌入され
ると共に、中指5の嵌合凹部146には連結軸149の
他端部が嵌入されている。
【0086】連結軸149には、図37に示すように、
中心軸線上に沿って貫通孔150が設けられ、連結軸1
49の貫通孔150の他端寄りの内周にはめねじ部15
1が形成されている。
【0087】中指5の基端寄りの他側部には、図37に
示すように、ジョイント152が設けられ、ジョイント
152の一端には小径のねじ部153が形成されると共
に、ジョイント152には中心軸線上に沿って通穴15
4が形成され、ジョイント152の通穴154の他端寄
りの内周にはめねじ部155が形成されている。
【0088】中指5の嵌合凹部147には、図37に示
すように、ジョイント152の一端部が嵌入され、中指
5の貫通孔148にはジョイント152のねじ部153
が挿通され、連結軸149のめねじ部151にはジョイ
ント152のねじ部153の先端寄りが螺合され、ジョ
イント152は中指5の嵌合凹部147に対して固定さ
れている。
【0089】薬指6の基端寄りと小指7の基端寄りとの
間には、図37に示すように、連結軸149の中心軸線
上に沿って支持軸24と平行な連結杆156が貫通して
設けられ、連結杆156の一端寄りの外周にはおねじ部
157が形成されている。
【0090】ジョイント152のめねじ部155には、
図37に示すように、連結杆156のおねじ部157が
螺合され、連結杆156はジョイント152を介して連
結軸149に連結されている。
【0091】アッパフレーム2の基端寄りの一側縁と中
央との間の内側には、図5に示すように、ブラケット1
58が配設され、ブラケット158のベース159に
は、図38に示すように、アッパフレーム2の中空突起
59,59の端壁の通孔60,60と連通するねじ孔1
60,160がそれぞれ設けられ、ブラケット158の
ベース159の一側縁には折曲した取付片161,16
1がそれぞれ形成され、ブラケット158の取付片16
1,161にはねじ孔162,162がそれぞれ設けら
れている。
【0092】ブラケット158の取付片161,161
の側部には、図5に示すように、基板163が配設さ
れ、基板163には、図38に示すように、ブラケット
158の取付片161,161のねじ孔162,162
と連通する通孔164,164がそれぞれ設けられてい
る。
【0093】基板163の通孔164,164には、図
38に示すように、ねじ165,165がそれぞれ挿通
され、ブラケット158の取付片161,161のねじ
孔162,162にはねじ165,165の先端寄りが
それぞれ螺合され、図5に示すように、基板163はブ
ラケット158の取付片161,161に2本のねじ1
65,165により固定されている。
【0094】中空軸54の外側には、図1及び図4に示
すように、円筒状のスライドベース166が嵌合して設
けられ、スライドベース166の一端の外周には、図5
に示すように、フランジ167が形成され、スライドベ
ース166のフランジ167の外周縁寄りには、図2に
示すように、複数の通孔168がそれぞれ設けられ、ス
ライドベース166のフランジ167の通孔168に
は、図3に示すように、プレスフィットプランジャ16
9が嵌入されている。
【0095】中空軸54の環状凹溝55には、図1及び
図2に示すように、止め輪170が嵌合されると共に、
中空軸54の先端寄りの外側には、図3に示すように、
スライドベース166の他端と止め輪170との間にリ
ング状のスペーサ171が嵌合され、スライドベース1
66は中空軸54に対して止め輪170及びスペーサ1
71により係止されている。
【0096】ロワフレーム3の保持片29,29の間に
は、図3に示すように、親指8の支持軸28が横架さ
れ、支持軸28には、図39に示すように、中心軸線上
に沿ってロワフレーム3の保持片29,29の通孔6
7,67と連通する貫通孔172が設けられ、支持軸2
8の貫通孔172の両端寄りの内周にはめねじ部17
3,173がそれぞれ形成されている。
【0097】ロワフレーム3の保持片29,29の通孔
67,67には、図39に示すように、ねじ174,1
74がそれぞれ挿通され、支持軸28のめねじ部17
3,173にはねじ174,174の先端寄りがそれぞ
れ螺合され、ロワフレーム3の保持片29,29にはね
じ174,174により支持軸28の両端がそれぞれ固
定されている。
【0098】支持軸28には、図39に示すように、親
指8の基端寄りが円筒状のカラー175を介して回動自
在に支持されている。
【0099】支持軸28の一端寄りの外側には、図39
に示すように、ロワフレーム3の保持片29と親指8の
基端寄りとの間にリング状のスペーサ176が嵌合して
設けられている。
【0100】連結軸149と親指8の基端部との間に
は、図1及び図4に示すように、リンク177が設けら
れ、連結軸149には、図37に示すように、リンク1
77の一端部が回動自在に支持され、親指8の基端部に
は、図39に示すように、連結ピン178を介してリン
ク177の他端部が回動自在に連結されている。
【0101】連結軸149の一端と中央との間の外側に
は、図37に示すように、セクタギア138の基端寄り
とリンク177の一端部との間にリング状のスペーサ1
79が嵌合して設けられると共に、連結軸149の他端
寄りの外側には中指5の基端寄りとリンク177の一端
部との間に円筒状のスペーサ180が嵌合して設けられ
ている。
【0102】電動モータMのアッパフレーム2の4つの
中空突起27に対する取付けは、まず、モータブラケッ
ト79のベース80をアッパフレーム2の中空突起2
7,27の端壁に当接した後、図24に示すように、ア
ッパフレーム2の中空突起27,27の端壁の通孔5
6,56にねじ181,181を挿通し、モータブラケ
ット79のベース80のねじ孔82,82にねじ18
1,181の先端寄りを螺合することにより、図4に示
すように、モータブラケット79を4本のねじ181に
よりアッパフレーム2の4つの中空突起27に固定し、
電動モータMがモータブラケット79と共にアッパフレ
ーム2の4つの中空突起27に対して取付けられる。
【0103】基板163のアッパフレーム2の2つの中
空突起59に対する取付けは、まず、ブラケット158
のベース159をアッパフレーム2の中空突起59,5
9の端壁に当接した後、図38に示すように、アッパフ
レーム2の中空突起59,59の端壁の通孔60,60
にねじ182,182を挿通し、ブラケット158のベ
ース159のねじ孔160,160にねじ182,18
2の先端寄りを螺合することにより、図5に示すよう
に、ブラケット158を2本のねじ182によりアッパ
フレーム2の2つの中空突起59に固定し、基板163
がブラケット158と共にアッパフレーム2の2つの中
空突起59に対して取付けられる。
【0104】アッパフレーム2のロワフレーム3に対す
る取付けは、まず、アッパフレーム2の保持片25をロ
ワフレーム3の凹部64に嵌め込むと共に、アッパフレ
ーム2の係合突片44をロワフレーム3の係合凹部68
に嵌め込み、ロワフレーム3の係合突片65をアッパフ
レーム2の係合凹部43に嵌め込み、ロワフレーム3の
係合突片69をアッパフレーム2の係合凹部45に嵌め
込んだ後、図7に示すように、アッパフレーム2の支持
壁20をロワフレーム3の受片30,30の間のスリッ
ト70に挿入し、アッパフレーム2の支持壁21をロワ
フレーム3の受片31,31の間のスリット72に挿入
する。
【0105】その後、アッパフレーム2の6つの中空突
起61の端壁をロワフレーム3の6つの突起76の先端
に当接し、図40に示すように、アッパフレーム2の中
空突起61,61の端壁の通孔62,62にねじ18
3,183を挿通し、ロワフレーム3の突起76,76
のねじ穴77,77にねじ183,183の先端寄りを
螺合することにより、図2に示すように、アッパフレー
ム2の6つの中空突起61を6本のねじ183によりロ
ワフレーム3の6つの突起76に固定し、アッパフレー
ム2がロワフレーム3に対して取付けられる。
【0106】そして、ロワフレーム3の受片30,30
のテーパー面71,71がアッパフレーム2の支持壁2
0を受片30,30の間のスリット70に向って案内す
ると共に、ロワフレーム3の受片31,31のテーパー
面73,73がアッパフレーム2の支持壁21を受片3
1,31の間のスリット72に向って案内するので、ア
ッパフレーム2の支持壁20及び支持壁21のロワフレ
ーム3の受片30,30の間のスリット70及び受片3
1,31の間のスリット72に対する挿入をスムーズに
行うことができる。
【0107】動力伝達機構9は、図41に示すように、
肩動作等の人体の力源の動きを捕えて人差し指4,中指
5,薬指6及び小指7に伝達する手動伝達機構186を
有し、手動伝達機構186は従動軸11に固定されたプ
ーリ189を有し、このプーリ189に義手本体1のア
ッパフレーム2に設けた挿通孔187を通ってケーブル
188の一端が巻付けられ、ケーブル188の他端が人
体の力源によって移動する部材に取付けられている。
【0108】次に、この実施の形態の作用について説明
する。
【0109】まず、人差し指4,中指5,薬指6,小指
7及び親指8が図42に示すアッパフレーム2及びロワ
フレーム3に対して開いた状態から、電動モータMを駆
動すると、電動モータMの軸83が回動し、ベベルギア
84が電動モータMの軸83の回動に伴いながら回転す
る。
【0110】ベベルギア84の電動モータMの軸83の
回動に伴う回転により、ベベルギア96がベベルギア8
4と噛合いながら回転し、主動軸10がベベルギア96
の回転に伴いながらボールベアリング86及びボールベ
アリング87を支点として図42の時計方向に回動し、
クラッチ19のクラッチロータ32が主動軸10の回動
に伴いながら回転する。
【0111】電動モータMが所定出力未満までは、クラ
ッチ19の圧縮コイルバネ35がギア13をギア15に
向って付勢し、ギア13が圧縮コイルバネ35の付勢力
によりクラッチ19のクラッチプレート33をクラッチ
ロータ32のフランジ103に向って押付け、図6に示
すように、クラッチ19のクラッチロータ32のフラン
ジ103の係合凸部105がクラッチプレート33の係
合凹部113に入り込み、クラッチ19のクラッチロー
タ32及びクラッチプレート33が主動軸10の回転を
ギア13に伝達し、クラッチ19のローラ34,34が
主動軸10の回転をギア15に伝達せず、図26に示す
ように、ギア15とクラッチロータ32とはアンロック
状態となる。
【0112】クラッチ19のクラッチロータ32の主動
軸10の回動に伴う回転により、ギア13がクラッチ1
9のクラッチプレート33を介してクラッチロータ32
と共に図42の時計方向に回転すると同時に、ギア18
及びギア127がギア13と噛合いながら図42の反時
計方向に回転し、従動軸11がギア18の回転に伴いな
がらボールベアリング116及びボールベアリング11
7を支点として図42の反時計方向に回動し、ギア15
がギア18と噛合いながら主動軸10に対して空転す
る。
【0113】主動軸10の回転のクラッチ19のクラッ
チロータ32及びクラッチプレート33によるギア13
への伝達により、ギア13の大径の外歯12がギア18
の小径の外歯16と噛合いながら主動軸10の回転を従
動軸11に伝達し、従動軸11がギア13の外歯12及
びギア18の外歯16によりボールベアリング116及
びボールベアリング117を支点として主動軸10の回
転速度よりも速い回転速度で回動し、従動軸11にギア
13及びギア18により第1次把持力が発生する。
【0114】従動軸11のギア18の回転に伴うボール
ベアリング116及びボールベアリング117を支点と
した回動により、スプールギア129が従動軸11の回
動に伴いながら図42の反時計方向に回転する。
【0115】スプールギア129の従動軸11の回動に
伴う回転により、セクタギア138がスプールギア12
9と噛合いながら支持軸23を支点として図42の時計
方向に回転し、人差し指4がセクタギア138の回転に
伴いながら支持軸23を支点として図42の時計方向に
回動し、連結軸149が人差し指4の回動に伴いながら
図42の時計方向に移動し、中指5が連結軸149の移
動に伴いながら支持軸23を支点として回動する。
【0116】中指5の連結軸149の移動に伴う支持軸
23を支点とした回動により、連結杆156が中指5の
回動に伴いながら移動し、薬指6及び小指7が連結杆1
56の移動に伴いながら支持軸24を支点として回動す
る。
【0117】連結軸149の人差し指4の回動に伴う移
動により、リンク177が連結軸149と共に親指8の
基端部を押すように移動し、親指8がリンク177の移
動に伴いながら支持軸28を支点として図42の反時計
方向に回動する。
【0118】人差し指4,中指5,薬指6,小指7及び
親指8の支持軸23,28及び支持軸28を支点とした
回動により、人差し指4,中指5,薬指6,小指7及び
親指8が物体(図示せず)を第1次把持力で把持する。
【0119】また、物体の人差し指4,中指5,薬指
6,小指7及び親指8による把持に際し、電動モータM
が所定出力以上時に、クラッチ19のクラッチロータ3
2のフランジ103とクラッチプレート33との間にす
べりを生じ、クラッチ19のクラッチプレート33が圧
縮コイルバネ35の付勢力に抗しながら主動軸10に沿
ってクラッチロータ32のフランジ103と離脱する方
向に僅かに移動すると共に、ギア13がクラッチプレー
ト33と共に圧縮コイルバネ35の付勢力に抗しながら
主動軸10に沿ってギア15と離脱する方向に僅かに移
動し、図43に示すように、クラッチ19のクラッチロ
ータ32のフランジ103の係合凸部105がクラッチ
プレート33の係合凹部113より抜け外れ、クラッチ
19のクラッチロータ32及びローラ34,34が主動
軸10の回転をギア15に伝達し、クラッチ19のクラ
ッチプレート33が主動軸10の回転をギア13に伝達
せず、図44に示すように、ギア15とクラッチロータ
32とはローラ34,34によりロック状態となる。
【0120】クラッチ19のクラッチロータ32の主動
軸10の回動に伴う回転により、ギア15がクラッチ1
9のローラ34,34を介してクラッチロータ32と共
に回転し、ギア18がギア15と噛合いながら回転し、
従動軸11がギア18の回転に伴いながらボールベアリ
ング116及びボールベアリング117を支点として図
42の反時計方向に回動し、ギア127及びスプールギ
ア129が従動軸11の回動に伴いながら図42の反時
計方向に回転し、ギア13がギア18及びギア127と
噛合いながら主動軸10に対して空転する。
【0121】主動軸10の回転のクラッチ19のクラッ
チロータ32及びローラ34,34によるギア15への
伝達により、ギア15の小径の外歯14がギア18の大
径の外歯17と噛合いながら主動軸10の回転を従動軸
11に伝達し、従動軸11がギア15の外歯14及びギ
ア18の外歯17によりボールベアリング116及びボ
ールベアリング117を支点として主動軸10の回転速
度よりも遅い回転速度で回動し、従動軸11にギア15
及びギア18により第1次把持力よりも大きな第2次把
持力が発生する。
【0122】スプールギア129の従動軸11の回動に
伴う回転により、セクタギア138がスプールギア12
9と噛合いながら支持軸23を支点として図42の時計
方向に回転し、人差し指4がセクタギア138の回転に
伴いながら支持軸23を支点として図42の時計方向に
回動し、連結軸149が人差し指4の回動に伴いながら
図42の時計方向に移動し、中指5が連結軸149の移
動に伴いながら支持軸23を支点として回動する。
【0123】中指5の連結軸149の移動に伴う支持軸
23を支点とした回動により、連結杆156が中指5の
回動に伴いながら移動し、薬指6及び小指7が連結杆1
56の移動に伴いながら支持軸24を支点として回動す
る。
【0124】連結軸149の人差し指4の回動に伴う移
動により、リンク177が連結軸149と共に親指8の
基端部を押すように移動し、親指8がリンク177の移
動に伴いながら支持軸28を支点として図42の反時計
方向に回動する。
【0125】人差し指4,中指5,薬指6,小指7及び
親指8の支持軸23,28及び支持軸28を支点とした
回動により、人差し指4,中指5,薬指6,小指7及び
親指8が物体を第1次把持力よりも大きな第2次把持力
で把持する。
【0126】また、人が力を入れることによる力源の動
きにより、ケーブル188が引張られてプーリ189が
回転することによって、従動軸11を回動できる。
【0127】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の義手によ
れば、駆動手段を駆動することにより、動力伝達機構が
駆動手段の動力を指に伝達すると共に、指が義手本体の
アッパフレーム及びロワフレームの少なくとも一方に対
して回動するので、物体を指により把持することができ
る。
【0128】また、駆動手段及び動力伝達機構を2つに
分割した合成樹脂製のアッパフレーム及びロワフレーム
の義手本体の内部に直接に組付けるので、従来のように
駆動手段及び動力伝達機構を組付けるための多数の組付
け部品や組付け部品を覆うためのインナーグローブを必
要とせず、組付け部品の点数が削減するので、コストを
低減させることができ、義手本体のアッパフレーム及び
ロワフレームを合成樹脂製としたので、総重量の軽量化
を図ることができる。
【0129】請求項2記載のものでは、手動伝達機構が
肩動作等の人体の力源の動きを捕えて指に伝達するの
で、指を手動伝達機構により義手本体のアッパフレーム
及びロワフレームの少なくとも一方に対して確実に回動
させることができる。
【0130】請求項3記載のものでは、人差し指,中指
をアッパフレーム及びロワフレームの一方に配すると共
に、親指をアッパフレーム及びロワフレームの他方に配
したので、義手全体を自然な外観とすることができる。
【0131】請求項4記載のものでは、親指が人差し
指,中指の少なくとも一方の動きに対して従動するの
で、物体を人差し指,中指及び親指により確実に把持す
ることができる。
【0132】請求項5記載のものでは、動力伝達機構の
主動軸及び従動軸をアッパフレームの支持壁に組付ける
と共に、指の支持軸をアッパフレームの保持片に組付
け、駆動手段をアッパフレームの取付部に取付けるの
で、指,動力伝達機構及び駆動手段のアッパフレームに
対する組付けを容易に行うことができ、指の支持軸をロ
ワフレームの保持片に組付け、アッパフレームの支持壁
をロワフレームの受片に係止するので、アッパフレーム
及び指のロワフレームに対する組付けを容易に行うこと
ができ、組付け部品の点数の低減化を図れ、駆動手段及
び動力伝達機構がアッパフレーム及びロワフレームによ
り密閉されるので、駆動手段及び動力伝達機構の発する
音がアッパフレーム及びロワフレームの外部に漏れない
ようにすることができる。
【0133】請求項6記載のものでは、弾性を有する樹
脂層がアッパフレーム及びロワフレームの基材の表面を
覆うので、従来のように組付け部品に弾性を有する合成
樹脂製のインナーグローブを被せて使用する必要がな
く、アッパフレーム及びロワフレームの基材の表面を弾
性を有する樹脂層により保護することができ、アッパフ
レーム及びロワフレームの外観及び感触が人体の皮膚に
近いので、使用者に違和感を与えることがない。
【0134】請求項7記載のものでは、合成樹脂層が弾
性を有する樹脂層の表面を覆うので、弾性を有する樹脂
層の表面を合成樹脂層により保護することができる。
【0135】請求項8記載のものでは、駆動手段を駆動
することにより、動力伝達機構の主動軸が駆動手段の駆
動に伴いながら回動するので、主動軸の回転をクラッチ
により第1の歯車あるいは第2の歯車のいずれか一方に
伝達することができ、第3の歯車が第1の歯車あるいは
第2の歯車の一方と噛合いながら回転するので、動力伝
達機構の従動軸を第3の歯車の回転に伴いながら主動軸
と反対方向に回動することができ、動力伝達機構が駆動
手段の動力を指に伝達するので、指が義手本体のアッパ
フレーム及びロワフレームの少なくとも一方に対して回
動し、物体の指による把持を確実に行うことができる。
【0136】また、駆動手段が所定出力未満までは、ク
ラッチが主動軸の回転を第1の歯車に伝達すると共に、
主動軸の回転を第2の歯車に非伝達とするので、第1の
歯車をクラッチを介して主動軸と共に回転することがで
き、第3の歯車が第1の歯車と噛合いながら回転するの
で、第2の歯車を第3の歯車により主動軸に対して空転
させることができ、第1の歯車が第3の歯車の歯部と噛
合いながら主動軸の回転を従動軸に伝達するので、従動
軸に第1の歯車及び第3の歯車により第1次把持力を発
生させることができる。
【0137】さらに、駆動手段が所定出力以上時に、ク
ラッチが主動軸の回転を第2の歯車に伝達すると共に、
主動軸の回転を第1の歯車に非伝達とするので、第2の
歯車をクラッチを介して主動軸と共に回転することがで
き、第3の歯車が第2の歯車と噛合いながら回転するの
で、第1の歯車を第3の歯車により主動軸に対して空転
させることができ、第2の歯車が第3の歯車の歯部と噛
合いながら主動軸の回転を従動軸に伝達するので、従動
軸に第2の歯車及び第3の歯車により第1次把持力より
も大きな第2次把持力を発生させることができる。
【0138】また、動力伝達機構の従動軸に発生する把
持力が増大するので、従来よりも低出力の駆動手段を使
用することができ、従来のような高出力の駆動手段を必
要とせず、義手本体の総重量の軽量化及びコンパクト化
を図れるので、使用者に対する義手本体による重量的な
負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す義手の正面図
【図2】図1の平面図
【図3】図1の底面図
【図4】図1の要部正断面図
【図5】図4の要部切断底面図
【図6】図5の要部拡大断面図
【図7】図1の要部側断面図
【図8】図1のアッパフレームの要部拡大断面図
【図9】図8の要部断面図
【図10】図1のロワフレームの要部拡大断面図
【図11】図10の要部断面図
【図12】図1のアッパフレームの正面図
【図13】図12の平面図
【図14】図12の底面図
【図15】図12の要部正断面図
【図16】図12の要部正断面図
【図17】図12の要部正断面図
【図18】図1のロワフレームの正面図
【図19】図18の平面図
【図20】図18の底面図
【図21】図18の背面図
【図22】図18の要部側断面図
【図23】図18の要部側断面図
【図24】図4の要部拡大断面図
【図25】図6の要部拡大図
【図26】図25の要部側断面図
【図27】図6のクラッチロータの正面図
【図28】図27の右側面図
【図29】図27の左側面図
【図30】図6のギアの正断面図
【図31】図30の左側面図
【図32】図30の右側面図
【図33】図6のクラッチプレートの正面図
【図34】図33の右側面図
【図35】図33の左側面図
【図36】図6の要部拡大図
【図37】図5の要部拡大断面図
【図38】基板のアッパフレームに対する取付け状態を
示す要部拡大正断面図
【図39】図3の要部切断底面図
【図40】アッパフレームのロワフレームに対する取付
け状態を示す要部拡大側断面図
【図41】手動伝達機構を示す義手の正面図
【図42】人差し指,中指,薬指,小指及び親指が開い
た状態を示す要部切断正面図
【図43】電動モータが所定出力以上時の要部拡大断面
【図44】図43の要部側断面図
【符号の説明】
1 義手本体 2 アッパフレーム 3 ロワフレーム 4 人差し指 5 中指 6 薬指 7 小指 8 親指 9 動力伝達機構 10 主動軸 11 従動軸 12 外歯 13 ギア 14 外歯 15 ギア 16 外歯 17 外歯 18 ギア 19 クラッチ 20 支持壁 21 支持壁 22 支持壁 23 支持軸 24 支持軸 25 保持片 26 保持片 27 中空突起 28 支持軸 29 保持片 30 受片 31 受片 32 クラッチロータ 33 クラッチプレート 34 ローラ 35 圧縮コイルバネ 36 基材 37 弾性を有する樹脂層 38 合成樹脂層 39 基材 40 弾性を有する樹脂層 41 合成樹脂層 42 凹部 43 係合凹部 44 係合突片 45 係合凹部 46 嵌合孔 47 嵌合孔 48 嵌合孔 49 嵌合孔 50 通孔 51 通孔 52 ベース壁 53 貫通孔 54 中空軸 55 環状凹溝 56 通孔 57 支え片 58 支え片 59 中空突起 60 通孔 61 中空突起 62 通孔 63 リブ 64 凹部 65 係合突片 66 開口 67 通孔 68 係合凹部 69 係合突片 70 スリット 71 テーパー面 72 スリット 73 テーパー面 74 端壁 75 切欠凹部 76 突起 77 ねじ穴 78 リブ 79 モータブラケット 80 ベース 81 折曲片 82 ねじ孔 83 軸 84 ベベルギア 85 セットスクリュー 86 ボールベアリング 87 ボールベアリング 88 環状凹溝 89 環状凹溝 90 挿通孔 91 環状凹溝 92 平坦部 93 止め輪 94 止め輪 95 ワッシャ 96 ベベルギア 97 セットスクリュー 98 筒状壁 99 フランジ 100 環状壁 101 ハブ 102 透孔 103 フランジ 104 平面部 105 係合凸部 106 スプリングピン 107 止め輪 108 ハブ 109 外歯 110 フランジ 111 係合突部 112 環状壁 113 係合凹部 114 凹部 115 係合突部 116 ボールベアリング 117 ボールベアリング 118 環状凹溝 119 環状凹溝 120 平坦部 121 止め輪 122 止め輪 123 ワッシャ 124 ハブ 125 フランジ 126 外歯 127 ギア 128 セットスクリュー 129 スプールギア 130 スペーサ 131 貫通孔 132 めねじ部 133 めねじ部 134 パイプ 135 ねじ部 136 ねじ穴 137 ねじ 138 セクタギア 139 通孔 140 ねじ 141 スペーサ 142 スペーサ 143 ねじ 144 頭部 145 嵌合凹部 146 嵌合凹部 147 嵌合凹部 148 貫通孔 149 連結軸 150 貫通孔 151 めねじ部 152 ジョイント 153 ねじ部 154 通穴 155 めねじ部 156 連結杆 157 おねじ部 158 ブラケット 159 ベース 160 ねじ孔 161 取付片 162 ねじ孔 163 基板 164 通孔 165 ねじ 166 スライドベース 167 フランジ 168 通孔 169 プレスフィットプランジャ 170 止め輪 171 スペーサ 172 貫通孔 173 めねじ部 174 ねじ 175 カラー 176 スペーサ 177 リンク 178 連結ピン 179 スペーサ 180 スペーサ 181 ねじ 182 ねじ 183 ねじ 184 植毛層 185 植毛層 186 手動伝達機構 187 挿通孔 188 ケーブル 189 プーリ M 電動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 卓美 兵庫県神崎郡福崎町福田447−1 福伸電 機株式会社内 (72)発明者 北山 一郎 兵庫県神戸市西区曙町1070 兵庫県立福祉 のまちづくり工学研究所内 (72)発明者 幸 幹雄 兵庫県神戸市西区曙町1070 兵庫県立福祉 のまちづくり工学研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製の甲形のアッパフレームと、
    前記アッパフレームの下部に配設した合成樹脂製の掌形
    のロワフレームとを有する義手本体を備え、前記アッパ
    フレーム及びロワフレームの少なくとも一方に指を設
    け、前記義手本体の内部に駆動手段及び前記駆動手段の
    動力を前記指に伝達する動力伝達機構を配設したことを
    特徴とする義手。
  2. 【請求項2】 上記動力伝達機構は、肩動作等の人体の
    力源の動きを捕えて指に伝達する手動伝達機構を有する
    請求項1記載の義手。
  3. 【請求項3】 上記アッパフレーム及びロワフレームの
    少なくとも一方に人差し指,中指を配し、前記アッパフ
    レーム及びロワフレームの少なくとも他方に親指を配し
    た請求項1または請求項2記載の義手。
  4. 【請求項4】 上記人差し指,中指の少なくとも一方の
    動きに対して、上記親指を従動して回動自在に設けた請
    求項1乃至3のいずれかに記載の義手。
  5. 【請求項5】 上記アッパフレームが、上記動力伝達機
    構の主動軸及び従動軸を回動自在に軸支する支持壁と、
    上記指の支持軸を軸止する保持片と、上記駆動手段を取
    付ける取付部とを一体成型してなり、上記ロワフレーム
    が、上記指の支持軸を軸止する保持片と、前記アッパフ
    レームの支持壁を係止する受片とを一体成型してなる請
    求項1乃至4のいずれかに記載の義手。
  6. 【請求項6】 上記アッパフレーム及びロワフレーム
    が、合成樹脂製の基材の表面に弾性を有する樹脂層を被
    着した請求項1乃至5のいずれかに記載の義手。
  7. 【請求項7】 上記弾性を有する樹脂層の表面に、合成
    樹脂層を被着した請求項6記載の義手。
  8. 【請求項8】 上記動力伝達機構が、互いに平行な回動
    自在の主動軸及び従動軸を有し、前記主動軸に第1の歯
    車及び第2の歯車をそれぞれ回動自在に設け、前記従動
    軸に前記第1の歯車と前記第2の歯車がそれぞれ噛合う
    歯部を有する第3の歯車を固設し、前記主動軸に上記駆
    動手段を連絡し、前記第2の歯車の内部に、前記駆動手
    段が所定出力未満までは前記主動軸の回転を前記第1の
    歯車に伝達し、前記主動軸の回転を前記第2の歯車に非
    伝達とすると共に、前記駆動手段が所定出力以上時に前
    記主動軸の回転を前記第2の歯車に伝達し、前記主動軸
    の回転を前記第1の歯車に非伝達とするようにしたクラ
    ッチを設けた請求項1乃至7のいずれかに記載の義手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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