JPH10314164A - 上顎臼歯のx線撮影具および撮影方法 - Google Patents

上顎臼歯のx線撮影具および撮影方法

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JPH10314164A
JPH10314164A JP9163224A JP16322497A JPH10314164A JP H10314164 A JPH10314164 A JP H10314164A JP 9163224 A JP9163224 A JP 9163224A JP 16322497 A JP16322497 A JP 16322497A JP H10314164 A JPH10314164 A JP H10314164A
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JP
Japan
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ray
photoreceptor
mounting plate
ray tube
plate
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JP9163224A
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Ryosaku Sawada
良作 澤田
Kensaku Sawada
憲作 澤田
Kosaku Sawada
幸作 澤田
Sosaku Sawada
宗作 澤田
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HANSHIN GIJUTSU KENKYUSHO KK
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HANSHIN GIJUTSU KENKYUSHO KK
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/50Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment specially adapted for specific body parts; specially adapted for specific clinical applications
    • A61B6/51Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment specially adapted for specific body parts; specially adapted for specific clinical applications for dentistry
    • A61B6/512Intraoral means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
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    • A61B6/4429Constructional features of apparatus for radiation diagnosis related to the mounting of source units and detector units
    • A61B6/4435Constructional features of apparatus for radiation diagnosis related to the mounting of source units and detector units the source unit and the detector unit being coupled by a rigid structure

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Abstract

(57)【要約】 【課題】高さ寸法の足らないCCDセンサを用いる歯牙
のX線撮影において、根尖部から咬合部に至る広い範囲
の画像を得る方法と、再現性の良い画像を得るための撮
影具を提供する。 【解決手段】平板状保定基板1の一端部に受光体装着板
6を、保定基板1の垂直線に対して20乃至45度、好
ましくは25乃至35度の角度で設け、保定基板1の他
端部にはX線管案内盤9を受光体装着板6に対して平行
に対向させたX線撮影具を使用し、受光体装着板6にC
CDセンサを装着して、歯牙の上下方向の寸法を70乃
至90%に圧縮した画像を撮影することである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科医療分野にお
ける上顎臼歯のX線撮影具及びそれを用いる撮影法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般の歯科医療における歯牙のX線撮影
では、被検歯の内側にX線フィルムを保定し、そのX線
フィルムに対しX線管の照射方向を定めて撮影する。こ
の時被検歯の長さとX線画像上の歯の長さが同一、すな
わち等長になるのが理想的であり、平行撮影法やバイセ
クティング(二等分)撮影法と呼ばれる撮影技術が考案
されている。
【0003】等長画像を再現性良く得るために、種々の
X線撮影具(一般にインジケーターとよばれる)が考案
され、一部は市販されている。例えば本願発明者らによ
る出願(特願平8−167578号)は平行撮影法を口
蓋深度の浅い患者に対して適用するための提案であり、
また実願昭58−166366号は平行撮影法、実願平
2−102762号はバイセクティング撮影法に関する
ものである。
【0004】また、X線撮影に当たっては主となる被検
歯と共に隣接する歯牙と合せ3本程度のX線画像を得る
のが診断や治療の上で望ましく、通常大人の患者には高
さ30mm、幅40mmのX線写真フィルムが使用され
ている。
【0005】近年ではX線に感応する薄肉小型のCCD
(charge coupleddevice)イメー
ジセンサが開発され、X線写真フィルムと同様に被検歯
の内側に保定してX線照射し、このCCDイメージセン
サで受光したX線を画像処理するフィルムを用いないX
線撮影も行われるようになっている。X線写真フィルム
に比べてX線曝射量の軽減を図ることが出来る。
【0006】しかしながら、CCDイメージセンサのサ
イズは技術的に制約があり、実用化されているものの外
郭寸法は高さ24〜37mm、幅24〜40mm、厚さ
7〜12mmと比較的大きいが、有効な受光部寸法は高
さ17〜20mm、幅24〜30mmであって、通常用
いられるX線フィルム(高さ24mm,幅30mm)に
比べて小さく、特に高さが足らないために根尖部から咬
合部に渡る歯牙全体の等長撮影ができない。
【0007】更に加えて、CCDイメージセンサは肉厚
であり、また信号を取出すコードが付属しているために
従来のX線写真フィルム用のX線撮影具はCCDイメー
ジセンサには適さないという問題がある。、
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の解決すべき課
題は、高さ寸法の足らないCCDイメージセンサを用い
て被検歯のX線撮影を行なうに当たり、X線フィルム撮
影で得られるような根尖部から咬合部に至る広い範囲の
X線画像を得るための方法と、再現性の良いX線画像を
得るためにCCDイメージセンサに適したX線撮影具を
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るX線撮影
具が採用した手段の特徴は、平板状の保定部の一方の端
部に受光体装着板を、保定板の垂直線に対して20乃至
40度、好ましくは25乃至35度の角度で設け、保持
板の他方の端部には照射窓を設けたX線管案内盤を受光
体装着板に対して平行に対向させ、歯牙の上下方向の寸
法を圧縮する構造にしたことである。
【0010】請求項2に係るX線撮影法が採用した手段
の特徴は、前記のX線撮影具において受光体装着板にC
CDイメージセンサを装着して、歯牙の上下方向の寸法
を70乃至90%に圧縮した画像を撮影することであ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら説明する。図1は本発明のX線撮影具
の一つの実施の形態を示す図面であって、図1(a)は
上面図、図1(b)は図1(a)のA−A断面図、図1
(c)は正面図である。図2は本発明のX線撮影具の実
施の形態を摸式的に示す説明図であって、図2(a)は
受光体を装着したX線撮影具を被検者の口腔内に挿入し
た時の正面から見た断面摸式図であり、図2(b)は受
光体と歯牙とX線照射方向の関係を示す説明図である。
図3は従来のバイセクティング撮影法のX線撮影具の実
施の形態を摸式的に示す説明図であって、図3(a)は
受光体を装着したX線撮影具を被検者の口腔内に挿入し
た時の正面から見た断面摸式図であり、図3(b)は受
光体と歯牙とX線照射方向の関係を示す説明図である。
【0012】図1に示す保定基板1には人指で把持する
小円板状の把持部2と、この後方に連なる上保定部3と
を有する平板半円状のもので、その把持部1は口腔外に
置き、上保定部2を口腔内に挿入するものとしている。
また、口腔内に挿入する上保定部2は図1(a)図に点
線で示した人体の上顎歯弓列の上門歯(TFU)列から
被検臼歯(T)の反対側の臼歯弓列(TAU)の咬合面
に沿って湾曲する平面形状に形成している。
【0013】また、この保定基板1の上保定部2の前部
下面には、図1(b)に示すように下方に前後方向の垂
板状に所定の高さ(本例では20mm)でもって突出
し、その下面に凹凸を設けた下保定部4を設けている。
更に、上保定部2の前部上面には、上記歯弓列の咬合面
に沿って湾曲する浅い溝3aを設け、この溝3aと同じ
曲率で湾曲する平板状のシリコーンゴム製パット5を溝
3aに脱着自由に篏着させている。
【0014】保定基板1の後端縁部には受光体装着板6
が上保定部3の垂直線に対して所定の角度(本例では3
0度)でもって取付けている。また、受光体装着部6の
下縁には図2(b)に示す受光体(S)の下端を保持す
る保持凸部6aを設けている。なお、この受光体装着板
6の上保定部2に対する取付け高さは、標準的な口蓋深
さに対応させて設定しており、上保定部2上面に標準厚
さのパット5を取付けた基準状態では装着した受光体
(S)の上縁が被検者の口蓋面に当らないようにしてい
る。
【0015】X線管案内盤9は上保定部2の被検臼歯
(T)側の前側方に張出させた支持アーム7に中間アー
ム8を介して受光体装着板6と対向する側方に配された
円盤状のもので、受光体装着板6の反対側の面にX線照
射角基準面9aを設けると共に、中心部に貫通する窓状
開口部9bを設けている。
【0016】そして、このX線管案内盤9は,図1a及
び図1cに示すように受光体装着板6と所定の距離を隔
てて平行に対向し、X線照射角基準面9aからの窓状開
口部9bの中心点(P)を通るように垂直線が受光体装
着板6の前面の照射標点(p)、つまり装着した受光体
(S)の中心点を通るように配している。
【0017】本例のX線撮影具の使用法を説明する。受
光体(S)を受光体装着板6に固定し、上下保定部3、
4を被検者口腔内に挿入して上下顎の歯列で咬持さて、
受光体(S)を狙い定めた被検歯の内側に保定する。次
いで、X線管案内盤9のX線照射角基準面9aにX線管
のコーン端面を当てX線を放射する。X線撮影具により
受光体(S)と被検臼歯(T)とX線管の位置関係およ
び照射方向が自動的に定まり、鮮明なX線画像を確実
に、再現性良く得ることが出来る。
【0018】なお,本例のX線撮影具では、シリコーン
パットを除く各構成部に耐熱温度160℃以上のプラス
チックス(本例ではポリサルフォン)を用い、締結部に
はステンレス材を用いて、130℃の滅菌消毒が出来る
ようにしている。また、本例のX線処理具は左右対称に
製作された二個の対でもって、上顎の臼歯から犬歯部に
かけてのX線撮影に用いる。
【0019】
【実施例】撮影例を図4に示す。上記本発明のX線撮影
具を用いた圧縮撮影例を図4(a)に、また、従来のバ
イセクティング撮影法用のX線撮影具を用いた等長撮影
例を図4(b)に示す。撮影は以下の条件で行ったもの
である。X線撮影具の受光体装着板6に、外形寸法が高
さ28mm、幅36mm、厚さ6.5mm、有効受光部
の寸法が高さ18mm、幅24mmのCCDイメージセ
ンサ(s)を輪ゴムで固定し、上下保定部3、4を被検
者口腔内に挿入して上下顎の歯列で咬持さて、センサ
(s)を被検臼歯(T)の内側に保定する。次いで、X
線管案内盤9のX線照射角基準面9aにX線管のコーン
端面を当てる。これによりセンサ(s)と被検臼歯
(T)とX線管の位置関係と照射方向が自動的に定ま
り、図4(a)に示すように圧縮率約85%の根尖部か
ら咬合部にいたる臼歯の鮮明なX線画像を得ることが出
来る。
【0020】これに対し、従来のバイセクティング撮影
法用のX線撮影具を用いた等長撮影例を図4(b)に示
しているが、歯牙全体を撮影することができない。
【0021】なお、上記の例では受光体装着板6には保
持凸部6aを設けているが、必須のものではない。ま
た、センサ(s)を輪ゴムで受光体装着板6に固定した
が、例えば粘着テープで固定することが出来るので、上
記例によって本発明に係る技術思想の範囲が限定される
ものでなく、また、本発明の技術的思想を逸脱しない範
囲における設計変更等は自由自在である。更に圧縮して
得られた画像をデジタル的な画像処理技術でもって伸長
することなども可能である。
【0022】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明に係る上顎
臼歯のX線撮影具を用いれば、被検歯と受光体とX線の
位置関係および照射角度が一定となるために、圧縮率が
一定で再現性の良い鮮明なX線画像を容易に得ることが
できる。また、受光体を被検歯の後部に配置しやすいの
で、確実に被検歯の画像を捉えることが出来る。とりわ
け高さ寸法の足らないCCDイメージセンサを用いる場
合に、歯牙の上下が圧縮され、根尖部から咬合部にいた
る被検臼歯全体を写しだすことができ、確実な診断を行
なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のX線撮影具の一つの実施の形態を示す
図面であって、図1(a)は上面図、図1(b)は図1
(a)のA−A断面図、図1(c)は正面図である。
【図2】本発明のX線撮影具の実施の形態を摸式的に示
す説明図であって、図2(a)は受光体を装着したX線
撮影具を被検者の口腔内に挿入した時の正面から見た断
面摸式図であり、図2(b)は受光体と歯牙とX線照射
方向の関係を示す説明図である。
【図3】従来のバイセクティング撮影法のX線撮影具の
実施の形態を摸式的に示す説明図であって、図3(a)
は受光体を装着したX線撮影具を被検者の口腔内に挿入
した時の正面から見た断面摸式図であり、図3(b)は
受光体と歯牙とX線照射方向の関係を示す説明図であ
る。
【図4】受光体として、CCDイメージセンサを用いて
撮影した比較例であって、図4(a)は本発明のX線撮
影具を用いて得られた圧縮画像、図4(b)は従来のX
線撮影具を用いて得られた等長画像である。
【符号の説明】
1… 保定基板、 2…把持部、 3…
上保定部、3a…溝、 4…下保持部、
5…パット、6…受光体装着板、 6a…保持
凸部、 7…支持アーム、8… 中間アーム、
9…X線案内盤、 9a…X線照射角基準面 9b…窓状開口部 (P)…中心点 (S)…受光体、 (s)…
CCDイメージセンサ (T)…被検臼歯 (TAU)…臼歯弓列 (T
FU)…上門歯

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被験者の口腔内に装着されて上下歯で咬
    持されるべき保定板に取付けられた受光体装着板と、こ
    の保定板から口腔外に張出す支持アームに取付けられた
    中間アームを介して、受光体装着板と対向する位置に配
    されるX線管案内盤とを備え、板状のX線受光体を上顎
    の被検臼歯の内側に支持保定すると共にX線管の照射方
    向を案内するX線撮影具において、受光体装着板がX線
    管案内盤と平行であり、かつ受光体装着板の取付け角度
    が保定部の垂直線に対して20乃至45度で取付けられ
    たことを特徴とするX線撮影具。
  2. 【請求項2】 被験者の口腔内に装着されて上下歯で咬
    持されるべき保定板に取付けられた受光体装着板と、こ
    の保定板から口腔外に張出す支持アームに取付けられた
    中間アームを介して、受光体装着板と対向する位置に配
    されるX線管案内盤とを備え、板状のX線受光体を上顎
    の被検臼歯の内側に支持保定すると共にX線管の照射方
    向を案内するX線撮影具において、受光体装着板がX線
    管案内盤と平行であり、かつ受光体装着板の取付け角度
    が保定部の垂直線に対して20乃至40度で取付けられ
    たことを特徴とするX線撮影具を使用し、CCDイメー
    ジセンサを受光体装着板に装着し、被検臼歯の上下方向
    の寸法を70乃至90%に圧縮した画像を得るX線撮影
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4571697B1 (ja) * 2009-04-28 2010-10-27 株式会社Wes 歯科x線画像撮影用ccdセンサー装着用の専用センサーホルダー付き撮影具
JP2019528099A (ja) * 2016-07-26 2019-10-10 デンツプライ シロナ インコーポレイテッド 歯科x線センサホルダ

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